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技術 食品組成物

出願人 辻堂化学株式会社
発明者 山田友則
出願日 2010年10月19日 (9年6ヶ月経過) 出願番号 2010-234507
公開日 2011年1月20日 (9年3ヶ月経過) 公開番号 2011-010659
状態 未査定
技術分野 食品の着色及び栄養改善
主要キーワード 特定品種 メッシュ区分 いおう 植物体自身 ホタテ貝殻 コガネセンガン マイクロウェーブ処理 粉末化処理
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年1月20日)のものです。
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課題

コラーゲンは、動物体内に多く存在する繊維状のタンパク質一種であり、体内のコラーゲンの減少により、皮膚、骨、関節等に悪影響を及ぼすことが知られている。また、コラーゲンを摂取することにより、肌の張り潤い感覚が発現することは周知であり、数多くのコラーゲン含有食品が市販されている。しかし、体内でコラーゲンが分解されて生じるアミノ酸、特にコラーゲン合成に重要なプロリン消化吸収はわずかであり、単にコラーゲンを摂取しただけで優れた美容効果を期待することは困難である。本発明は、コラーゲン由来のアミノ酸の吸収を高め、コラーゲンの有する美容効果をさらに高めた食品組成物を提供することを課題とする。

解決手段

コラーゲンと甘藷茎葉加工物とを含む食品組成物。

概要

背景

コラーゲンは、動物体内に多く存在する繊維状のタンパク質一種である。体内のコラーゲンの減少により、皮膚、骨、関節等に悪影響を及ぼすことが知られている。
コラーゲンを含有する食品としては、例えば特許文献1、2等に開示されている。
また、コラーゲンを摂取することにより、肌の張り潤い感覚が発現することは周知であり、数多くのコラーゲン含有食品が市販されている。しかし、体内でコラーゲンが分解されて生じるアミノ酸、特にコラーゲン合成に重要なプロリン消化吸収はわずかであり、単にコラーゲンを摂取しただけで優れた美容効果を期待することは困難であることが知られている(特許文献3参照)。

概要

コラーゲンは、動物の体内に多く存在する繊維状のタンパク質の一種であり、体内のコラーゲンの減少により、皮膚、骨、関節等に悪影響を及ぼすことが知られている。また、コラーゲンを摂取することにより、肌の張り、潤い感覚が発現することは周知であり、数多くのコラーゲン含有食品が市販されている。しかし、体内でコラーゲンが分解されて生じるアミノ酸、特にコラーゲン合成に重要なプロリンの消化吸収はわずかであり、単にコラーゲンを摂取しただけで優れた美容効果を期待することは困難である。本発明は、コラーゲン由来のアミノ酸の吸収を高め、コラーゲンの有する美容効果をさらに高めた食品組成物を提供することを課題とする。 コラーゲンと甘藷茎葉加工物とを含む食品組成物。 なし

目的

本発明の目的は、コラーゲン由来のアミノ酸の吸収を高め、コラーゲンの有する美容効果をさらに高めた食品組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

請求項2

前記コラーゲンがコラーゲンペプチドである請求項1に記載の食品組成物。

技術分野

0001

本発明は、コラーゲンを含有する食品組成物に関し、更に詳しくはコラーゲンの高吸収性の食品組成物に関する。

背景技術

0002

コラーゲンは、動物体内に多く存在する繊維状のタンパク質一種である。体内のコラーゲンの減少により、皮膚、骨、関節等に悪影響を及ぼすことが知られている。
コラーゲンを含有する食品としては、例えば特許文献1、2等に開示されている。
また、コラーゲンを摂取することにより、肌の張り潤い感覚が発現することは周知であり、数多くのコラーゲン含有食品が市販されている。しかし、体内でコラーゲンが分解されて生じるアミノ酸、特にコラーゲン合成に重要なプロリン消化吸収はわずかであり、単にコラーゲンを摂取しただけで優れた美容効果を期待することは困難であることが知られている(特許文献3参照)。

先行技術

0003

特開2002−51734号公報
特開2006−204287号公報
特開2000−93121号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の目的は、コラーゲン由来のアミノ酸の吸収を高め、コラーゲンの有する美容効果をさらに高めた食品組成物を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

請求項1に記載の発明は、コラーゲンと甘藷茎葉加工物とを含む食品組成物である。
請求項2に記載の発明は、前記コラーゲンがコラーゲンペプチドである請求項1に記載の食品組成物である。

発明の効果

0006

本発明によれば、コラーゲン由来のアミノ酸の吸収を高め、コラーゲンの有する美容効果をさらに高めた食品組成物を提供することができる。

0007

(0:コラーゲン)
本発明において使用されるコラーゲンは、市販のものであることができ、あるいは、動物の骨、皮等を加熱して抽出したものを用いることもできる。
また、本発明において使用されるコラーゲンとしては、平均分子量が10万〜15万程度のゼラチンや、ゼラチンをさらに加水分解して得られたコラーゲンペプチドが挙げられる。本発明では、ゼラチンおよびコラーゲンペプチドが好ましく、コラーゲンペプチドがさらに好ましい。コラーゲンペプチドは、飲食品にしばしば使用される酸性多糖類タンニン類との反応、沈殿白濁を起こしにくく、また、アミノ酸の吸収効果、美容効果も高まる。コラーゲンペプチドは、ゼラチンを酵素や酸で加水分解して得られたもので、平均分子量700〜20000程度のものがよい。また、コラーゲンペプチドは、粉末状、液体状のいずれも使用可能である。

0008

本発明において使用される甘藷茎葉の加工物は、公知の物質であり、例えば特開2008−208030号公報に開示されている。
以下、本発明において使用される甘藷茎葉の加工物について、特開2008−208030号公報に記載の内容を引用する。

0009

(1:甘藷茎葉)
まず甘藷茎葉について簡単に説明する。本発明において、「甘藷茎葉」とは、「甘藷および甘藷の葉の少なくともいずれか」を指すものとする。もちろん、甘藷茎葉には、甘藷の茎と甘藷の葉との両方を含むものも含まれるものとする。

0010

本発明で用いる甘藷茎葉において、その甘藷の品種は、特に限定されない。例えば、ジョイホワイトコガネセンガンシロタカ、サツマスターチアヤムラサキ、すいおうなどの品種の甘藷茎葉を、本発明に用いることができる。そのうち、本発明では、特定品種である「すいおう」の甘藷茎葉を用いることが好ましい。特に「すいおう」は、ポリフェノール含有量が高く、一度茎葉収穫した後であっても、再度茎葉が再生するという特徴がある。さらに、すいおうは、再生した茎葉においても、ポリフェノール豊富に含んでいる。これらの理由により、本発明では、すいおうの甘藷茎葉を用いることが特に好ましい。

0011

本発明に用いる甘藷茎葉としては、甘藷栽培時に出る地上部の茎または葉を用いることが好ましい。特に、甘藷の茎が地中から外に出ている位置、すなわち地表から甘藷茎葉の先端までの長さを測定した場合に、その長さが10cm以上、好ましくは30cm以上、より好ましくは60cm以上の茎葉を用いるのがよい。また、緑色を保持している状態の茎葉を回収して用いることがさらに好ましい。このような甘藷茎葉および甘藷茎葉の若葉は、植物体自身がやわらかいため、加工が容易であり、そのまま乾燥粉末とした場合、舌触りのよい乾燥粉末を得ることができる。

0012

本発明に用いる甘藷茎葉は、若葉を含有しているが、その「甘藷茎葉の若葉」とは、緑色を保持している状態の茎葉のことである。なお、本発明における「甘藷茎葉の若葉」としては、甘藷茎葉の先端部から60cm以内の茎葉を用いることが好ましい。この「甘藷茎葉の先端部から60cm以内の茎葉」は、ポリフェノールを多く含有するため、好ましく用いられる。

0013

本発明では、甘藷の茎が地中から外に出ている位置、すなわち地表から甘藷茎葉の先端までの長さを測定した場合に、その長さが300cm以内、好ましくは200cm以内、より好ましくは150cm以内である甘藷茎葉を用いることが好ましい。特に、150cmを超えると、甘藷茎葉の先端部が地面につきやすくなってしまい、害虫などの害を受けやすくなる結果、十分量の甘藷茎葉を収穫できなくなることがあるためである。

0014

上記のような甘藷茎葉は、好ましくは付着したなどを水で洗浄した後に、加工等が施される。

0015

(2:甘藷茎葉の加工物)
本発明の「甘藷茎葉の加工物」とは、何らかの加工が施された甘藷茎葉のことである。そのような「甘藷茎葉の加工物」としては、例えば、(a)洗浄処理された甘藷茎葉、(b)乾燥処理された甘藷茎葉、(c)粉末化処理された甘藷茎葉、(d)搾とされた甘藷茎葉、(e)抽出処理された甘藷茎葉抽出物、(f)加熱処理された甘藷茎葉などが挙げられる。以下に、甘藷茎葉の加工の例について説明する。

0016

(2−1:加熱処理)
甘藷茎葉を乾燥粉末やエキス末とする場合は、そのまま乾燥粉末またはエキス末としてもよい。しかし、好ましくはブランチング処理湯通し)、乾熱処理マイクロウェーブ処理赤外線遠赤外線処理、水蒸気処理等の加熱処理を行った後に、乾燥粉末またはエキス末を得る方が好ましい。加熱処理を施すことにより、甘藷茎葉中の酵素が失活して、品質を安定させることができるからである。また、甘藷茎葉の退色を防ぐこともできる。このような加熱処理を行う場合、甘藷茎葉は、処理工程の便宜上、必要に応じて長径が1mm〜30cm程度となるように裁断してもよい。

0017

ブランチング処理としては、通常、緑色植物色素であるクルロフィルの色が退色しないようにするために、当業者が用いる方法を用いればよい。そのようなブランチング処理の例としては、湯通しが挙げられる。なお、このブランチング処理は、用いる植物体によって、最適条件が大きく異なる。場合によっては、ブランチング処理によって、風味栄養素が損なわれ、有用成分の生理活性が失活することもある。そこで、本発明では、pHを5.4以上、好ましくはpH5.6〜8.4未満の熱水を使用することにより、有効成分(例えばポリフェノール)含有量が高い甘藷茎葉を得ることができる。すなわち、pH5.4以上、好ましくはpH5.6〜8.4、より好ましくはpH5.6〜8.0、最も好ましくはpH5.6〜7.6で加熱処理を行うことにより、抗酸化活性などの活性の高い甘藷茎葉と甘藷茎葉由来のポリフェノールとを、効率よく得ることができる。

0018

なお、ブランチング処理においては、風味を改善させる観点から、0.01〜5.0質量%、好ましくは0.2〜3.0質量%の食塩を添加してもよい。このように食塩を添加することにより、さらに緑色が鮮やかで風味がよい甘藷茎葉を得ることができる。

0019

また、乾熱処理やマイクロウェーブ処理、赤外線、遠赤外線処理、水蒸気処理を行う場合は、pHが調整された溶液を甘藷茎葉に噴霧するなどのpH調整処理を行ってから、加熱処理することが好ましい。このpH調整処理は、当業者が通常用いる方法でよく、塩基性条件下に調整する場合は、水酸化ナトリウム重曹炭酸カルシウム卵殻カルシウムホタテ貝殻カルシウムサンゴカルシウムなど)や、これらの炭酸カルシウムを焼成して得られる酸化カルシウムなどを用いて処理すればよい。もちろん、アルカリイオン水などを用いてもよい。pH焼成処理において、酸性条件下に調整するには、酢酸クエン酸アスコルビン酸酒石酸リンゴ酸フマル酸などの有機酸を用いればよい。これらのpH調整剤の量は、用いる調整剤によって適宜調整すればよい。

0020

加熱処理における加熱温度は、80℃より高い温度、好ましくは90℃以上の温度とするのがよい。また、加熱処理における加熱時間は、5分未満、好ましくは3分以下、最も好ましくは10秒〜3分間とするのがよい。

0021

加熱処理後の甘藷茎葉は、緑色および風味を維持する上で、直ちに冷却することが好ましい。冷却は、冷却水中に浸漬させる、冷風を当てて急冷するなど、当業者が通常用いる方法でよい。例えば、冷却水中に浸漬する場合、30℃以下の水、好ましくは20℃以下の水を用いればよい。冷却の温度が低い程、甘藷茎葉の緑色が映えるようになり、見た目に美しい。冷却時間は、甘藷茎葉の処理量に応じた任意の時間であるが、甘藷茎葉自身が冷却温度と同等の温度になることが好ましい。

0022

(2−2:乾燥処理および粉末化処理)
収穫した甘藷茎葉を洗浄した後に、長期保存のために、甘藷茎葉を乾燥させて、甘藷茎葉の乾燥物(例えば乾燥粉末)とすることがある。また、品質の劣化防止商品価値を高めるために、後述の加熱処理が施された甘藷茎葉を用いて、甘藷茎葉の乾燥物(乾燥粉末)を得ることもできる。乾燥方法は特に制限されていないが、例えば熱風乾燥機高圧蒸気乾燥機電磁波乾燥機、凍結乾燥機直火加熱機回転式通風乾燥機などを用いた方法が挙げられる。

0023

また、甘藷茎葉には、次に示すような粉末化処理を施してもよい。甘藷茎葉の粉末化は、熱風乾燥機、高圧蒸気乾燥機、電磁波乾燥機、凍結乾燥機、減圧濃縮機などの当業者が通常用いる任意の方法で行えばよい。もちろん、直火式加熱機や回転式通風乾燥機などで行ってもよい。

0024

そのうち、乾燥粉末を得るためには、製造上のコストや乾燥の効率の面からは、熱風乾燥機、直火式加熱機、回転式通風乾燥機を用いることが好ましい。エキス末を得る場合は、製造上のコストや乾燥の効率の面から、減圧濃縮機が好ましい。

0025

なお、乾燥にかける温度は、常圧下では、60〜150℃程度で行うことで、風味がよく、色鮮やかな甘藷茎葉の乾燥粉末を得ることができる。減圧下では、60℃以下、好ましくは甘藷茎葉またはそのペーストや搾汁が凍結する温度以上、60℃以下で行えば、栄養成分の損失を少なくしつつ、乾燥を行うことが可能である。

0026

甘藷茎葉の搾汁をエキス末とする場合、例えば、スプレードライヤーなどの噴霧乾燥機を用いて粉末化してもよい。噴霧乾燥機を用いる場合には、回収率を上げるために、必要に応じてデキストリンシクロデキストリンデンプンマルトースのような賦形剤を添加して行われる。好ましくはデキストリンが用いられ、搾汁とデキストリンの比は、デキストリン添加により粉末化を容易にするため、質量比で1:10〜5:1が好ましい。

0027

乾燥して得られた乾燥物またはエキス末の乾燥の程度は、乾燥物またはエキス末中の水分含有量が5質量%以下となるまで乾燥を行えばよい。

0028

なお、甘藷茎葉をそのまま乾燥する場合は、乾燥を2段階で行うのが好ましい。甘藷茎葉または甘藷茎葉の加工物の乾燥を2段階で行う場合は、まず水分含有量が25質量%以下となるまで、60〜80℃で一次乾燥する。次に、一次乾燥した甘藷茎葉の水分含有量が5質量%以下となるまで、一次乾燥時よりも高い温度で二次乾燥するのがよい。このとき、乾燥温度が60℃未満では、乾燥速度が遅くなるため、好ましくない。また、乾燥温度が100℃を超える場合は、焦げを生じることがあるため、好ましくない。この場合は、80℃前後で二次乾燥を行うことによって、ポリフェノール含有量が多く、色鮮やかな甘藷茎葉粉末を得ることができる。なお、例えば90℃で乾燥する場合は、一次乾燥と二次乾燥との好ましい温度差は、約5〜15℃であり、好ましくは約10℃とするのがよい。この2段階の乾燥工程を行うことにより、乾燥時間が短縮されると同時に、甘藷茎葉の緑色および風味が維持される。また、温度差を上記のように一定範囲に設定することにより、乾燥工程における甘藷茎葉の水分管理が容易となり、効率的に乾燥を行うことができる。

0029

(2−3:微粉末化処理
甘藷茎葉をそのまま乾燥した場合などは、更に粒径を小さく、均一にするために粉砕して微粉末化することができる。甘藷茎葉は、茎部、葉部および葉柄部との異なる植物部を持つことから、粉砕の効率を上げる観点から、粗粉砕工程、微粉砕工程を経ることが好ましい。

0030

粗粉砕工程は、乾燥した甘藷茎葉をカッタースライサーダイサーなどの当業者に公知の任意の機械または道具により、乾燥した緑葉カットする工程である。カットされた緑葉の大きさは、長径が20mm以下であり、好ましくは0.1〜10mmである。なお、乾燥の前にペースト状に破砕している場合は、この工程を省略することができる。

0031

続いて、粗粉砕された甘藷茎葉(または甘藷茎葉加工物)は微粉砕することとなるが、均一に加熱して殺菌を要する場合は、微粉砕工程の前に加熱処理が施される。この加熱処理を施すことにより、粗粉砕された甘藷茎葉を均一に加熱することができ、緑葉の香味を良好にしつつ、効率の良い殺菌を行うことができる。この加熱処理は、110℃以上で行い、高圧殺菌機、加熱殺菌機、加圧蒸気殺菌機などを用いることができる。なお、この加熱処理は、甘藷茎葉より得られたエキス末を同様に処理することによっても同様の効果を得ることができるため、エキス末を加熱処理してもよい。

0032

例えば、加圧蒸気殺菌による加熱処理の場合、粗粉砕された甘藷茎葉は、例えば、0.5〜10kg/cm2の加圧下、110〜200℃の飽和水蒸気により、2〜10秒間加熱処理される。必要に応じて、飽和蒸気による加熱時に含んだ水分をさらに乾燥する。

0033

微粉砕の工程は、90重量%が200メッシュ区分を通過するように、微粉砕される。微粉砕は、例えば、クラッシャーミルブレンダー石臼などの当業者が通常用いる任意の機械または道具を用いて行われる。微粉砕することにより食感がよくなることは周知であり、好ましくは、粗粉砕、加熱、および微粉砕の工程を順に経ることにより、さらに食感がよくなるだけでなく、食品へ添加した場合に均一に混ざりやすくなる。

0034

また、エキス末とする前の搾汁の場合は、前記の乾燥をせずに、まず圧搾機などを用いて搾汁を作製し、液体のまま飲料などの食品に用いる場合は80℃〜130℃で加熱殺菌を行えばよい。

0035

(2−4:抽出処理)
甘藷茎葉の抽出物については、刈り取りをした甘藷茎葉の生葉または甘藷茎葉加工物(好ましくは甘藷茎葉の乾燥粉末)に溶媒を加え、4℃〜100℃の温度で10分〜48時間で抽出すればよい。なお、ここで用いることができる溶媒としては、例えば、水、熱水、含水有機溶媒(例えば含水エタノールなどの含水アルコール)、有機溶媒(特にエタノールメタノールなど極性有機溶媒)などが挙げられる。もちろん、このような抽出で得られた抽出物を、必要に応じて合成吸着剤ダイアイオンHP20やセファビースSP825、アンバーライトXAD4、MCIgelCHP20P等)やデキストラン樹脂セファデックスLH−20など)など、当業者が通常用いる天然のポリフェノールを分離方法で精製してもよい。

0036

なお、抽出溶媒としては、水または含水極性溶媒(含水エタノールまたは含水エタノール等)を用いることが、ポリフェノールを効率よく抽出できる点で好ましい。例えば、甘藷茎葉1質量部に対し、水またはエタノール含有量が90容量%以下の含水エタノールを、0.5質量部〜50質量部添加して、10℃〜100℃で30分〜48時間抽出することで抽出物を得ることができる。なお、抽出時間については、30分以下となると、十分な抽出効率が得られないが、甘藷茎葉中にポリフェノールが多く含まれることになるため、この場合は、甘藷茎葉を乾燥粉末としたりエキス末とすることが好ましい。

0037

(3.本発明の組成物
本発明の食品組成物は、下記の摂取量を満たすように、各成分を配合するのが好ましい。
コラーゲンの配合量については、成人一日あたりの摂取量が、100mg〜5g、好ましくは1g〜3gとなるように配合されるのがよい。
甘藷茎葉加工物の配合量については、成人一日あたりの摂取量が、ポリフェノールの合計量として、10〜3,000mg、好ましくは10〜1,000mgとなるように配合されるのがよい。なお、甘藷茎葉の乾燥粉末の場合は、0.1〜30g、好ましくは0.1〜10gとなるように配合されればよい。

0038

本発明の食品組成物には、ビタミンEを配合するのが好ましい。本発明でいうビタミンEとは、誘導体類も含むものであり、その例としては、α−トコフェロールβ−トコフェロールγ−トコフェロール、δ−トコフェロール、α−トコトリエノールβ−トコトリエノールγ−トコトリエノールδ−トコトリエノール酢酸トコフェロールニコチン酸トコフェロール等が挙げられ、中でもトコトリエノール類が、アミノ酸の吸収効果、美容効果をさらに高める効果があり好ましい。ビタミンEの1日あたりの摂取量は、通常10mg〜800mgである。

0039

本発明の食品組成物には、コエンザイムQ10を配合するのが好ましい。コエンザイムQ10は、別名、補酵素Q10、ビタミンQ、ユビキノン及びユビデカレノンとして知られ、商業的に入手可能な化合物である。酸化型還元型、いずれのコエンザイムQ10も利用できる。
コエンザイムQ10の1日あたりの摂取量は、通常1〜300mgの範囲、好ましくは10〜100mgである。

0040

また本発明の食品組成物には、その効果を損なわない限り、任意の所望成分を配合することができる。例えば、ビタミンC等のビタミン類ソフトカプセルを調製する時に通常配合される乳化剤緊張化剤(等張化剤)、緩衝剤溶解補助剤防腐剤安定化剤抗酸化剤等を適宜配合することができる。

0041

本発明の食品組成物は、様々な飲食品の形態をとることができる。例えば、果汁入り清涼飲料炭酸飲料茶飲料イオン飲料スポーツ飲料栄養補給用飲料等の飲料;洋菓子和菓子麺類魚肉練り製品畜肉製品調味類、乳製品粉末飲食品類等の各種食品等を挙げることができる。
また、本発明の組成物は、公知の方法によりマイクロカプセル、ソフトカプセル又はハードカプセル封入してカプセル化することもできる。

0042

以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明は下記例に限定されるものではない。

0043

特開2008−208030号公報に記載の方法にしたがって、以下のように甘藷茎葉の加工物を調製した。

0044

(参考例1:甘藷茎葉の乾燥粉末の製造)
すいおうの種芋植え込み、甘藷の茎が地中から外に出ている位置から甘藷茎葉の先端までの長さを測定した場合に、その長さが150cm程度となるまで栽培した。そして、その甘藷茎葉から、甘藷茎葉の先端部から60cmの部分を刈り取り、水で2回洗浄し、1kgの甘藷茎葉を得た。

0045

得られた茎葉を5mm程度にカットした後に、pH8.0に調整した2Lの熱水(90℃)へ甘藷茎葉を1分間浸漬した。次いで、25℃の水で冷却した後に、冷却した甘藷茎葉を30秒間遠心分離してある程度まで脱水した後、水分量が約20質量%となるまで、乾燥機中70℃にて2時間温風乾燥(一次乾燥)した。次いで、最終水分量が3質量%となるように、80℃にて4時間温風乾燥(二次乾燥)した。次いで、150℃の飽和水気圧を用いて、3秒間加圧蒸気殺菌した。このとき、甘藷茎葉に含まれている水を乾燥した後、200メッシュ区分を90質量%が通過するようにハンマーミルを用いて微粉砕し、甘藷茎葉の乾燥粉末(80g)を得た(以下、加工物1という)。

0046

(参考例2:甘藷茎葉の抽出物の製造)
参考例1で得た甘藷茎葉の乾燥粉末3gに、80容量%のエタノール水溶液を100mL加えて、80℃で24時間かけて加熱還流を行った。その後、濾過をして、抽出液を得た。次いで、50℃で減圧濃縮を行い、抽出粉末(91mg)を得た(以下、加工物2という)。

0047

(参考例3:甘藷茎葉のエキス末の製造)
参考例1と同様にして得られた、甘藷茎葉の若葉を含有する甘藷茎葉3kgを、マスコロイダーでペースト状に破砕し、濾過して甘藷茎葉の搾汁を得た。この搾汁を40℃で減圧濃縮して乾固させ、55gの甘藷茎葉のエキス末を得た(以下、加工物3という)。

0048

実施例1
酸処理豚皮ゼラチン新田ゼラチン社製)1kgを75℃の温水4kgに溶解し、60℃に温度調整した。ここに、蛋白分解酵素としてパパインW−40(天野製薬社製)を0.5〜10.0g添加した。pH5.0〜6.0、温度45〜55℃で10〜180分間酵素処理を行ったあと、85℃で10分間加熱して酵素を失活させた。60℃に冷却し、精密濾過を行ったあと、噴霧乾燥による粉末化させて、コラーゲンペプチドの粉末を得た。コラーゲンペプチドの平均分子量は約3800であった。

0049

特許第4057163号公報に記載の実験例に従い、本発明の食品組成物のコラーゲン吸収促進効果を調べた。
実験は6週齢のWistar系雄性ラット(n=5)に、コラーゲンペプチドを50mg/kg体重となるように、あるいは、コラーゲンペプチドを50mg/kg体重および上記加工物1を150mg/kg体重となるように経口投与し、投与1時間後の血中プロリンを測定した。その結果、血中プロリン量はコラーゲンペプチドのみの飲料を投与した場合に比べて増加し、下記のようにコラーゲン吸収促進効果が認められた。
精製水のみの投与:血中プロリン平均量=約20μg/ml
コラーゲンペプチドを50mg/kg体重となるように経口投与:血中プロリン平均量=約24μg/ml
コラーゲンペプチドを50mg/kg体重および上記加工物1を150mg/kg体重となるように経口投与:血中プロリン平均量=約45μg/ml

0050

実施例2
実施例1において、コラーゲンペプチドを50mg/kg体重、上記加工物1を150mg/kg体重およびコエンザイムQ10を30mg/kg体重となるように経口投与したこと以外は、実施例1を繰り返した。その結果、血中プロリン平均量は約49μg/mlであった。

0051

実施例3
コラーゲンペプチド1gおよび上記加工物3の1gを公知の手段によりソフトカプセル化し、女性50人(30〜45)を対象に1日1回、1ヶ月間投与した。試験後、肌の張り、、肌のシミ、透明感およびくすみの改善に関するアンケート調査を行なった。結果を表1に示す。

0052

0053

比較例1
コラーゲンペプチド1gを実施例3と同様の手段によりソフトカプセル化し、女性50人(30〜45才)を対象に1日1回、1ヶ月間投与した。試験後、肌の張り、艶、肌のシミ、透明感およびくすみの改善に関するアンケート調査を行なった。結果を表2に示す。

0054

実施例

0055

なお、コラーゲンペプチド1gおよび上記加工物2の80mgを公知の手段によりソフトカプセル化したこと以外、実施例3を繰り返した結果、実施例3とほぼ同様の結果を得た。

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