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技術 SVGシーンの少なくとも一部に対する複雑性ベクターを生成するための方法および装置、ならびに、装置におけるSVGシーンの少なくとも一部の再生適性をテストするための方法およびテスト装置

出願人 シーメンスアクチエンゲゼルシヤフト
発明者 トーマスリーゲルミハエルエバーハート
出願日 2008年6月6日 (11年3ヶ月経過) 出願番号 2010-516438
公開日 2010年10月21日 (8年11ヶ月経過) 公開番号 2010-533467
状態 特許登録済
技術分野 FAXの帯域、冗長度の圧縮
主要キーワード 移動式装置 ラスターグラフィックス エリアユニット 色勾配 グラフィックシーン 二次元グラフィックス 機能範囲 拡張形態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年10月21日)のものです。
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図面 (3)

課題・解決手段

本発明は、SVGシーンの少なくとも一部の複雑性を表す複雑性ベクターを生成するための方法に関し、前記SVGシーンのDOMツリーの少なくとも1つの要素について、該要素にそれぞれ所属する複雑性変数が検出され、該複雑性変数の少なくとも1つによって、複雑性ベクターが生成される。本発明はさらに、装置のための、SVGシーンの少なくとも一部の再生適性テストするための方法に関し、ここではテストの際に、SVGシーンの複雑性ベクターの複雑性変数が、要素につき、前記装置の装置複雑性ベクターの装置複雑性変数のうちのそれぞれ所属する装置複雑性変数と同じかそれよりよりも小さい場合に、前記装置におけるSVGシーンの再生適性が与えられ、前記複雑性変数によってSVGシーンのDOMツリーの要素の最大複雑性が表され、前記装置複雑性変数によって、前記装置において最大限実施可能な要素の複雑性が表される。

概要

背景

概要

本発明は、SVGシーンの少なくとも一部の複雑性を表す複雑性ベクターを生成するための方法に関し、前記SVGシーンのDOMツリーの少なくとも1つの要素について、該要素にそれぞれ所属する複雑性変数が検出され、該複雑性変数の少なくとも1つによって、複雑性ベクターが生成される。本発明はさらに、装置のための、SVGシーンの少なくとも一部の再生適性テストするための方法に関し、ここではテストの際に、SVGシーンの複雑性ベクターの複雑性変数が、要素につき、前記装置の装置複雑性ベクターの装置複雑性変数のうちのそれぞれ所属する装置複雑性変数と同じかそれよりよりも小さい場合に、前記装置におけるSVGシーンの再生適性が与えられ、前記複雑性変数によってSVGシーンのDOMツリーの要素の最大複雑性が表され、前記装置複雑性変数によって、前記装置において最大限実施可能な要素の複雑性が表される。

目的

本発明の課題は、装置にとって不適当であるSVGシーンの少なくとも一部の伝送ならびに再生を回避することができる方法および装置を提供する

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請求項1

SVGシーンSVG_G)の少なくとも一部の複雑性を表す複雑性ベクター(KV)を生成するための方法において、SVGシーン(SVG_G)のDOMツリーDOM)の少なくとも1つの要素(E1,E2,E3)について、該要素にそれぞれ所属する複雑性変数(G1,G2,G3)が検出され、該複雑性変数(G1,G2,G3)の少なくとも1つによって、複雑性ベクター(KV)が生成される、ことを特徴とする方法。

請求項2

時間によって変化するSVGシーン(SVG_G)のために、前記複雑性ベクター(KV)が以下のようにして生成される、すなわち、DOMツリー(DOM)の各一時的インスタンス(TI_1,TI_2,TI_3)において、要素(E2)のそれぞれの複雑性変数(G2_1,G2_2,G2_3)が検出され、かつ検出された前記要素(E2)の複雑性変数(G2_1,G2_2,G2_3)から最も大きい値が前記複雑性ベクター(KV)に割り当てられることによって生成される、ことを特徴とする請求項1記載の方法。

請求項3

時間によって変化するSVGシーン(SVG_G)のために、前記複雑性ベクター(KV)が以下のようにして生成される、すなわち、a)DOMツリー(DOM)の各一時的インスタンス(TI_1,TI_2,TI_3)において、要素(E2)のそれぞれの複雑性変数(G2_1,G2_2,G2_3)が検出され、b)各一時的インスタンス(TI_1,TI_2,TI_3)に対して、各インスタンスに所属する複雑性変数の重み付け加算によって、所属する一時的な複雑性ナンバー(KN1,KN2,KN3)が生成され、c)最も大きい複雑性ナンバーを有する一時的インスタンス(TI_1,TI_2,TI_3)の複雑性変数(G2_1,G2_2,G2_3)の少なくとも1つによって、複雑性ベクター(KV)が生成される、ことを特徴とする請求項1記載の方法。

請求項4

以下の要素(E1,E2,E3)の少なくとも1つ、および、これに所属する複雑性変数(G1,G2,G3)がそれぞれ分析される:a)DOMツリー(E1)のDOM記憶容量(G1);b)全てのグラフィックオブジェクト近似のために必要なラインセグメント(E2)のラインセグメント数(G2);c)とりわけ色、色勾配の数、または塗りつぶしパターンによって差異化される、塗りつぶされたグラフィックオブジェクト(E3)のエリア(G3);d)とりわけ使用された文字のサイズに応じて差異化される、テキストオブジェクトにおいて使用される文字(E4)の文字数(G4);e)とりわけ参照された外部データ(E5)のデータ内容および/または使用された符号化方式に応じて差異化される、参照された外部データ(E5)のデータ数(G51)および/またはデータ記憶容量(G52);f)とりわけ実施された各アニメーションを表す複雑性変数の指示を伴う、最大限同時に実施されるアニメーション(E6)のアニメーション数(G6);g)とりわけ各スクリプトにおいて参照されたSVGオブジェクトの指示を伴う、スクリプト(E7)のスクリプト数(G7)、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。

請求項5

装置(X)のための、SVGシーン(SVG_G)の少なくとも一部の再生適性テストするための方法において、テストの際に、SVGシーン(SVG_G)の複雑性ベクター(KV)の複雑性変数(G1,G2,G3)が、要素(E1,E2,E3)につき、前記装置(X)の装置複雑性ベクター(XKV)の装置複雑性変数(XG1,XG2,XG3)のうちのそれぞれ所属する装置複雑性変数と同じかそれよりよりも小さい場合に、前記装置(X)におけるSVGシーン(SVG_G)の再生適性が与えられ、前記複雑性変数(G1)によってSVGシーン(SVG_G)のDOMツリー(DOM)の要素(E1)の最大複雑性が表され、前記装置複雑性変数(XG1)によって、前記装置(X)において最大限実施可能な要素(E1)の複雑性が表される、ことを特徴とする方法。

請求項6

装置(X)のための、SVGシーン(SVG_G)の少なくとも一部の再生適性をテストするための方法において、a)少なくとも2つの複雑性ベクター(KV)の複雑性変数(G1,G2,G3)の重み付け加算によって、複雑性ナンバー(KNX)が検出され、この際、各複雑性変数(G1)は、SVGシーン(SVG_G)のDOMツリー(DOM)の所属する要素(E1)の複雑性を表しており;b)前記複雑性ナンバー(KNX)が、前記装置の装置複雑性ナンバー(XNX)と同じかそれよりも小さい場合に、前記装置(X)におけるSVGシーン(SVG_G)の再生適性が与えられ、この際、前記複雑性ベクター(KV)によって、SVGシーン(SVG_G)の最大複雑性が表され、前記装置複雑性ナンバー(XGX)によって、前記装置(X)において最大限実施可能な複雑性が表される、ことを特徴とする方法。

請求項7

前記テストの際に、以下の要素(E1,E2,E3)の少なくとも1つ、および、これに所属する複雑性変数(G1,G2,G3)がそれぞれ考慮される:a)DOMツリー(E1)のDOM記憶容量(G1);b)全てのグラフィックオブジェクトの近似のために必要なラインセグメント(E2)のラインセグメント数(G2);c)とりわけ色、色勾配の数、または塗りつぶしパターンによって差異化される、塗りつぶされたグラフィックオブジェクト(E3)のエリア(G3);d)とりわけ使用された文字のサイズに応じて差異化される、テキストオブジェクトにおいて使用される文字(E4)の文字数(G4);e)とりわけ参照された外部データ(E5)のデータ内容および/または使用された符号化方式に応じて差異化される、参照された外部データ(E5)のデータ数(G51)および/またはデータ記憶容量(G52);f)とりわけ実施された各アニメーションを表す複雑性変数の指示を伴う、最大限同時に実施されるアニメーション(E6)のアニメーション数(G6);g)とりわけ各スクリプトにおいて参照されたSVGオブジェクトの指示を伴う、スクリプト(E7)のスクリプト数(G7)、ことを特徴とする請求項5または6記載の方法。

請求項8

SVGシーン(SVG_G)の少なくとも一部の複雑性を表す複雑性ベクター(KV)を生成するための装置(V)において、該装置(V)は、以下のように構成された手段(M1)、すなわちSVGシーン(SVG_G)のDOMツリー(DOM)の少なくとも1つの要素(E1,E2,E3)の複雑性変数(G1,G2,G3)を検出し、かつ前記複雑性変数(G1,G2,G3)の少なくとも1つによって複雑性ベクター(KV)を生成するように構成された手段(M1)を有する、ことを特徴とする装置(V)。

請求項9

前記手段(M1)はさらに、請求項2〜4のいずれか一項記載の方法ステップのうち少なくとも1つを実施するように構成されている、ことを特徴とする請求項8記載の装置(V)。

請求項10

装置(X)における、SVGシーン(SVG_G)の少なくとも一部の再生適性をテストするためのテスト装置(P)において、該テスト装置(P)は、請求項5または6記載の方法を実施するように構成されたテスト手段(MP)を有する、ことを特徴とするテスト装置(P)。

請求項11

前記テスト手段(MP)はさらに、請求項7記載の方法ステップを実施するように構成されている、ことを特徴とする請求項10記載のテスト装置(P)。

技術分野

0001

本発明は、請求項1ないし8の上位概念に記載の、SVGシーンの少なくとも一部の複雑性ベクターを生成するための方法および装置、ならびに、請求項5,6ないし10の上位概念に記載の、装置におけるSVGシーンの少なくとも一部の再生適性テストするための方法およびテスト装置に関する。

0002

SVG標準(SVG - Scalable Vector Graphics)は、二次元ベクターグラフィックスをXML構文(XML - Extensible Markup Language)において記述するための標準である。
SVGは3つの基本的に異なるタイプの要素をサポートする:
グラフィックスプリミティブから構成されたベクターグラフィックス;
・外部とリンク可能なラスターグラフィックス、すなわち通例のビットマップ画像
・予め設定可能な文字種類によるテキスト

0003

この際SVGシーンは、1つまたは複数のオブジェクトを記述する。これに加えて、SVGシーンは、外部情報との相互作用またはリンクを有することができる。SVGドキュメントはSVGシーンを記述し、前述したタイプのうちの1つ以上を含む。SVG標準のさらなる詳細は、例えば[1]を参照されたい。SVGのスケーラビリティおかげで、ベクターグラフィックスを、それぞれの装置、例えばPDA(携帯情報端末)または移動無線装置の状況に合わせることができ、ベクターグラフィックスがレンダリングされる。これに対してラスターグラフィックスは固定的な分解能を有しており、偏差が大きい場合には補間しなければならず、これにはクオリティ損失のみならず高い計算コストも伴う。例えば移動無線電話のような低出力端末の要求に特別に適合させるために、SVGは、サブセット、いわゆるSVGT(SVGT - SVG Tiny)、すなわちモバイルSVG標準の第1プロファイルに限定されている。文献[2]参照のこと。SVGTの機能範囲は低減されているにもかかわらず、端末のリソースを過剰に要求し得る要求の多いSVGTシーンが生成され得る。以下、SVGについて一般的に説明する。ここでSVGは、SVG標準そのもの、および、モバイルSVG標準のプロファイルの1つを意味すると解されたい。

0004

SVGの欠点は、第1には、端末がSVGシーンを、ユーザが許容できないクオリティで再現し得ること、例えば、個々のSVGオブジェクトの再生リアルタイムで実施されないことである。第2には、SVGドキュメントの伝送時の帯域幅消費されることであり、また移動式装置の場合には、SVGドキュメントにファイルされているSVGシーンが端末において完全には再生できないにもかかわらず、高い費用支払わなければならないことである。

0005

したがって本発明の課題は、装置にとって不適当であるSVGシーンの少なくとも一部の伝送ならびに再生を回避することができる方法および装置を提供することである。

0006

この課題は独立請求項に記載の本発明によって解決される。本発明の有利な実施形態は従属請求項に記載されている。

0007

本発明は、SVGシーンの少なくとも一部の複雑性(Komplexitaet)を表す複雑性ベクター(Komplexitaetsvektor)を生成するための方法に関し、この方法においては、SVGシーンのDOMツリーDOM -Document Object Model)の少なくとも1つの要素に対して、該要素に所属する複雑性変数がそれぞれ検出され、少なくとも1つの複雑性変数によって複雑性ベクターが生成される。

0008

この方法によれば、SVGシーンないしSVGシーンの一部の複雑性を、複雑性ベクターの形態で簡単に生成することができるようになる。この方法の特徴は、この方法が一度複雑性ベクターを生成するために実施されると、例えば所期のSVGシーンを呼び出す際に、装置によっていつでも再び使用することができることである。これに加えて複雑性ベクターによって、SVGシーンの複雑性を、記憶コストのより小さいコンパクトな形態で組織化することができる。

0009

時間によって変化するSVGシーンのための方法の有利な拡張形態においては、複雑性ベクターは以下のようにして生成される。すなわち、DOMツリーの各一時的インスタンスにおいて、要素の複雑性変数がそれぞれ検出され、検出された要素の複雑性変数から最も大きい値が複雑性ベクターに割り当てられることによって、複雑性ベクターが生成されるのである。

0010

この方法の拡張形態においては、SVGシーンの各要素の複雑性変数が、時間にわたって、すなわちDOMツリーの一時的インスタンスに基づいて変化し得るということが考慮される。この拡張形態によって、一時的インスタンスの要素の複雑性変数が検出され、互いに比較され、そして各要素について最も大きな複雑性変数が検出され、端末はこの最も大きな複雑性変数を、目下のSVGグラフィックシーンエラー無しに再生することができるために充足しなければならない。

0011

択一的実施形態においては、時間によって変化するSVGシーンのために、以下のようにして複雑性ベクターが生成される。
a)DOMツリーの各一時的インスタンスにおいて、要素の複雑性変数がそれぞれ検出される。
b)各一時的インスタンスについて、各インスタンスに所属する複雑性変数の重み付け加算によって、所属する一時的な複雑性ナンバーが生成される。
c)最も大きい複雑性ナンバーを有する一時的インスタンスの少なくとも1つの複雑性変数によって、複雑性ベクターが生成される。

0012

これによって複雑性変数の重み付けを行うことができ、したがってSVGシーンないしSVGシーンの一部の再生適性を正確に決定することが可能となる。

0013

本方法の有利な拡張形態においては、以下のような要素のうち少なくとも1つの要素、およびこの要素に所属する複雑性変数がそれぞれ分析される:
a)DOMツリーのDOM記憶容量;
b)全てのグラフィックオブジェクト近似のために必要なラインセグメントのラインセグメント数;
c)とりわけ色、色勾配の数、または塗りつぶしパターンによって差異化される、塗りつぶされたグラフィックオブジェクトのエリア
d)とりわけ使用される文字のサイズに応じて差異化される、テキストオブジェクトにおいて使用される文字の文字数
e)とりわけ参照された外部データのデータ内容および/または使用された符号化方式に応じて差異化される、参照された外部データのデータ数および/またはデータ記憶容量
f)とりわけ実施された各アニメーションを表す複雑性変数の指示を伴う、最大限同時に実施されるアニメーションのアニメーション数;
g)とりわけ各スクリプトにおいて参照されたSVGオブジェクトの指示を伴う、スクリプトのスクリプト数。

0014

列挙したこれらの要素の複雑性変数は、とりわけSVGシーンから簡単に検出できることを特徴としている。さらに、1つ以上の要素の複雑性変数を組み合わせることによって、SVGシーンの複雑性の粒状性を達成することができる。

0015

本発明は、SVGシーンの少なくとも一部の複雑性を表す複雑性ベクターを生成するための装置にも関し、該装置は、SVGシーンのDOMツリーの少なくとも1つの要素の複雑性変数を検出し、かつ少なくとも1つの複雑性変数によって複雑性ベクターを生成するように構成された手段を有する。択一的拡張形態においては、装置の第1手段を拡張して、さらに、DOMツリーの一時的インスタンスおよびSVGシーンの種々異なる複数の要素を処理するための少なくとも1つの方法ステップを実施するように構成することができる。このような装置によって、本発明による方法を具現化および実施することができる。

0016

本発明は、装置のための、SVGシーンの少なくとも一部の再生適性をテストする方法に関する。ここではテストの際に、SVGシーンの複雑性ベクターの複雑性変数のうちいずれも、装置の装置複雑性ベクターの装置複雑性変数のうちのそれぞれ所属する装置複雑性変数よりも大きくない場合に、装置におけるSVGシーンの再生適性が与えられている。この際、複雑性変数によってSVGシーンのDOMツリーの要素の最大複雑性が表され、装置複雑性変数によって、装置において最大限実施可能な要素の複雑性が表される。

0017

このテストのための方法によれば、SVGシーンの複雑性ベクターおよび装置複雑性ベクターを使用して、装置がSVGシーンをエラー無く再生するのに適当か否かを検出することができる。

0018

本発明の択一的発展形態においては、装置のための、SVGシーンの少なくとも一部の再生適性をテストするための方法を、以下のステップによって実施することができる。
a)少なくとも2つの複雑性ベクターの複雑性変数の重み付け加算によって、複雑性ナンバーを検出する。この際それぞれの複雑性変数は、SVGシーンのDOMツリーの所属する要素の複雑性を表している。
b)装置におけるSVGシーンの再現可能性は、前記複雑性ナンバーが装置の装置複雑性ナンバーと同じかそれよりも小さい場合に与えられている。この際、複雑性ベクターによって、SVGシーンの最大複雑性が表され、装置複雑性ナンバーによって、装置において最大限実施可能な複雑性が表される。

0019

これによって複雑性変数の重み付けを行うことができ、したがってとりわけ重み付けが装置の特有の特性を考慮する場合に、SVGシーンないしSVGシーンの一部の再生適性をより正確に決定することが可能となる。

0020

再現可能性をテストするための方法の有利な発展形態においては、以下のような要素の少なくとも1つ、およびこれに所属する各複雑性変数が考慮される:
a)DOMツリーのDOM記憶容量;
b)全てのグラフィックオブジェクトの近似のために必要なラインセグメントのラインセグメント数;
c)とりわけ色、色勾配の数、または塗りつぶしパターンによって差異化される、塗りつぶされたグラフィックオブジェクトのエリア;
d)とりわけ使用された文字のサイズに応じて差異化される、テキストオブジェクトにおいて使用される文字の文字数;
e)とりわけ参照された外部データのデータ内容および/または使用された符号化方式に応じて差異化される、参照された外部データのデータ数および/またはデータ記憶容量;
f)とりわけ実施された各アニメーションを表す複雑性変数の指示を伴う、最大限同時に実施されるアニメーションのアニメーション数;
g)とりわけ各スクリプトにおいて参照されたSVGオブジェクトの指示を伴う、スクリプトのスクリプト数。

0021

この拡張形態の利点は、一方では、再現適正のテストの信頼性を、多かれ少なかれテストすべき要素によってスケーリングすることができ、このスケーリングによってテストが迅速に行われるように、または長くかかるようにすることができることである。

0022

最後に本発明は、装置におけるSVGシーンの再現可能性をテストするためのテスト装置も含み、このテスト装置は、再現可能性をテストするための2つの方法のうちの1つを実施するように構成されたテスト手段を有する。テスト装置をさらに拡張し、該テスト手段が、1つ以上の要素およびこれに所属する各複雑性変数のテストを実施するように構成することができる。このような装置によって、本発明による方法を具現化および実施することができる。

0023

以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。

図面の簡単な説明

0024

図1は、SVGシーンのための複雑性ベクターを生成するための方法および装置の実施例を示す。
図2は、装置におけるSVGシーンの再生適性をテストするための方法を実施するための概略図を示す。

0025

図面において同一の機能および作用を有する要素には同一の参照記号が付されている。

0026

W3C(W3C -Worldwide Web Consortium, www.w3.org)は、SVGを、XMLにおける二次元グラフィックスのための言語として規定している。SVGにおけるグラフィックオブジェクトは、簡単なプリミティブ基礎としている。複雑なオブジェクトは、複数の簡単なオブジェクトから組み合わされている。パスは、SVGにおける本来の基本要素であり、2次ないし3次のベジエ曲線として示される。より簡単な生成のために、これにさらに円形楕円矩形、線(line)、折れ線(Polyline)、多角形(Polygon)のオブジェクトが加えられた。これ以外にもさらに、さらなるグラフィック要素としてテキストおよびラスタ画像がある。刊行物[1]、[2]参照。これらの要素の表示方式は、属性によって制御することができる。この際、例えば位置情報、幅、高さ、半径、塗りつぶし色、ストローク色ストロークの太さ、および、ストローク色および塗りつぶし色のカバレージ、ならびに塗りつぶしパターンを指示することができる。

0027

SVGは、グラフィックオブジェクトを動的に変化させることも可能である。これはアニメーション命令を指示することによって記述される。アニメーション命令によれば、変形、位置、視認性、色、およびサイズのような状態を時間によって変化させることが可能となる。択一的に、スクリプト言語(例えばJava-script、Pearl、PHP、JSP等)によってSVGグラフィックないしSVGシーンのDOM構造(DOM -Document Object Model)を操作し、相互作用を可能とする手段も存在する。このために操作のためのスクリプトは、SVGシーンを記述するSVGドキュメントに位置づけられるか、または外部データによって参照される。

0028

オーディオオブジェクトおよびビデオオブジェクトは、SVGにおいては外部データの参照によって実現され、外部データの再生は関連する属性によって制御される。

0029

図1を用いて、SVGシーンの少なくとも一部のために、少なくとも1つの複雑性変数を含む複雑性ベクターを生成するための方法および装置の実施例を詳細に説明する。以下、SVGシーンについて説明するが、ここでSVGシーンは、SVGシーンの一部を記述することもできる。

0030

図1は、複雑性ベクターKVを生成するための装置Vを示し、複雑性ベクターKVは、SVGシーンSVG_Gの少なくとも1つの複雑性変数G1,G2,G3を含む。S1によって示される第1ステップにおいて装置は、DOMツリーDOMの形態の、SVGシーンを規定しているSVG記述を読み込む。SVG記述は、SVGドキュメントSVG_Dによって提供される。さらに装置はステップS1において、このDOMツリーを、該DOMツリーの要素E1,E2,E3のうちの少なくとも1つに基づいて分析し、ここからこの要素に所属する複雑性変数G1,G2,G3を検出する。例えば以下の要素の数値が求められる。

0031

a)第1要素E1はDOMツリーであり、該DOMツリーにおいて、これに所属するDOM記憶容量が第1複雑性変数G1として例えばG1=162KByteというように検出される。

0032

b)SVGにおけるグラフィックオブジェクトの近似は、ラインセグメント、すなわちパスに基づいて実施される。ここでは第2要素E2が、必要とされるラインセグメントに基づいて規定され、これに所属する第2複雑性変数G2として、ラインセグメントの数、すなわちラインセグメント数が表される。

0033

c)第3複雑性変数G3として、塗りつぶされたグラフィックオブジェクトのエリアが使用され、この塗りつぶされたグラフィックオブジェクトは第3要素E3として表される。例えばSVGシーンは、塗りつぶされたグラフィックオブジェクトE3の合計G3=5エリアユニットを有する。第3要素ないしこれに所属する第3複雑性変数は、例えば色、色勾配の数、または塗りつぶしパターンに応じてさらに一層精密にすることができる。例えば、あるエリアG31は、2色で塗りつぶされたグラフィックオブジェクトE31において2エリアユニットを有し、さらにエリアG32は、4色で塗りつぶされたグラフィックオブジェクトE32の3エリアユニットを有する。

0034

d)第4複雑性変数G4として、テキストオブジェクトにおいて使用された文字の文字数が、例えばG4=10文字というように検出される。この際文字は、第4要素E4である。ここでは、使用される要素E4、およびこれに所属する複雑性変数G4をより精密にすることができる。例えば、使用された文字E41が12ポイントの高さを有し、かつ文字数G41=8文字を伴って、すなわちSVGシーンにおいて8個現れたり、また例えば、使用された文字E42が20ポイントの高さを有し、文字数G42=2文字を伴って表されたりというように、使用された文字のサイズに応じてさらに差異化することが可能である。

0035

e)図1によるSVGシーンSVG_Gは、外部データE5(第5要素E5)、実施例においてはオーディオデータAおよびビデオデータVを参照する。このことは図1において破線の矢印で示されている。ここでは、データ数という名の第5複雑性変数G51に関して、参照された外部データの数F5、すなわちこの実施例においてはデータ数G51=2が検出される。さらにデータ記憶容量G521も、参照された外部データに関する別の第5複雑性変数G52として検出することができる。データ記憶容量は、この外部のビデオおよびオーディオデータに関して例えばG52=899KByteである。付加的に、データ数G51および/またはデータ記憶容量G52は、外部データのデータ内容に応じて、例えばビデオかオーディオかに応じて差異化することも、使用されている符号化方法に応じて、例えば外部オーディオデータAに関してはMP3および外部ビデオデータVに関してはMPEG−2、に応じて差異化することも可能である。

0036

f)SVGは、オブジェクトを静的のみならず動的にも変更することができる。ここでは、アニメーション数という名の第6複雑性変数G6として、第6要素としてのアニメーションE6の同時に実施される最大数が示される。この際付加的に、実施される各アニメーションがどの複雑性変数を有するかを指示することもできる。例えばSVGグラフィックシーンに、同時に回転する2つのオブジェクトが表わされる場合には、アニメーション数G6=2である。実施されるそれぞれのアニメーションに対して、すなわちこの実施例ではこれらの回転するオブジェクトに対して、エリアG3や所属のラインセグメント数G2も指示することができる。

0037

g)さらなる複雑性変数として、第7要素E7としてのスクリプトE7の、第7複雑性変数G7としてのスクリプト数G7が指示され、とりわけそれぞれのスクリプトにおいて参照されたSVGオブジェクトの指示を伴う。

0038

SVGシーンSVG_Gの要素E1〜E7の複雑性変数G1〜G8の検出後、これらはステップS1から後続のステップS2に送られる。ステップS2においては、SVGシーンのために検出された複数の要素から、1つ以上の複雑性変数が選択され、これらの変数が複雑性ベクターKVを生成する。図1による実施例においては、生成された複雑性ベクターKVおよび従前のSVGドキュメントSVG_Dから、新しいSVGドキュメントSVG_D’が生成される。この際、複雑性ベクターKVは、例えば複雑性変数であるラインセグメント数G2およびエリアG3によって表される。それぞれの複雑性変数G1〜G7を直接示すことに加えて付加的に、複雑性ベクターKVにおいてさらに、複雑性ベクター内の複雑性変数がどの要素E1〜E7に対して定められているかを示すことができる。

0039

SVGシーンSVG_Gは、時間によって変化することができる。この場合には、SVGシーン全体は一度に分析されるのではなく、DOMツリーDOMのそれぞれの一時的インスタンスTI_1,TI_2,TI_3において分析される。第2複雑性変数、すなわちラインセグメントE2のラインセグメント数G2に関して例を挙げると、各一時的インスタンスに対して、それぞれラインセグメント数G2_1,G2_2,G2_3が、例えばTI_1に対してG2_1、TI_2に対してG2_2が生成される。これに続いて要素毎に一時的インスタンスの複雑性変数がテストされ、最も大きい値を有する、テストされる要素に所属する複雑性変数、例えば複雑性変数G2が、第2要素、すなわち一時的インスタンスの所要のラインセグメントE2に関して前もって検出された複雑性変数G2_1,G2_2,G3_3から、使用すべき第2複雑性変数G2として選択される。選択されたこの第2複雑性変数は、その後上に挙げた実施例と同じように、第2処理ステップに送られる。同様にして、別の要素および該要素に所属する複雑性変数(例えば一時的インスタンスTI_1,TI_2,TI_3につき使用される文字E4と、これに所属する文字数のような)も、検出および評価することができ、したがって第4複雑性変数、すなわち文字数G4は、第1処理ステップS1によって検出することができる。

0040

これとは択一的な実施形態においては、まず、それぞれの一時的インスタンスに対して、要素に所属する複雑性変数が検出される。その後、各一時的インスタンスに所属する複雑性変数は、例えば重み付け加算によって、各一時的インスタンスに所属する複雑性ナンバーKN1,KN2,KN3に結合される。重み付け加算は、結合された全ての複雑性ナンバーに同一の係数、例えば1/10を乗算することができるか、またはそれぞれの重み付けを以下のように考慮することができる。すなわち、ある複雑性変数のユニットが他の複雑性変数よりも高い複雑性、すなわち例えば計算能力を要求する場合に、各複雑性変数の複雑性が高くなればなるほど高くなるように重み付けされる、というように重み付けを考慮することができる。各一時的インスタンスに対して所属する複雑性ナンバーが検出された後、最も大きい値を有する複雑性ナンバーが決定される。これによって、最も高い複雑性を有する一時的インスタンスが決定されることとなる。最後に、複雑性ベクターが、決定された複雑性ナンバーを有する一時的インスタンスの1つ以上の複雑性変数によって生成される。

0041

前述のステップS1およびS2は、装置Vの手段M1によって実施される。

0042

変更されたSVGドキュメントSVG_D’が、装置X、例えば携帯電話の形態で構成された端末Xに送信される前に、例えばマルチメディアサーバが、この装置XがSVGシーンSVG_Gを再生することが可能か否かをテストする。このために装置複雑性ベクターXKVが使用され、この複雑性ベクターXKVは、装置Xに関して、いかなる最大複雑性を有するいかなるSVGシーンの要素E1〜E7を処理することができるかを示す。これは、図2による以下の実施例において、要素E1〜E7の装置複雑性変数XG1〜XG7として表される。以下の表は、要素E1〜E7について、各装置複雑性変数XG1〜XG7と、目下のSVGシーンSVG_Gの相応する複雑性変数G1〜G7とを表す。ここでは複雑性ベクターKVの複雑性変数G1〜G7を、変更されたSVGドキュメントSVG_D’から取り出すことができる。

0043

0044

各要素につき、所属の装置複雑性変数はそれぞれ目下のSVGシーンに所属する複雑性変数よりも大きいかまたは同じであるから、このSVGシーンは、装置Xによって完全かつ正確に再生することが可能である。もしもXG6=2であれば、XG6はG6よりも小さいので、目下のSVGグラフィックシーンを装置Xにおいて完全には再生することができない。この場合には例えば、同時に実施されるアニメーションの省略、すなわちG6=2への低減などといったSVGシーンの変更によって、装置XがSVGシーンをエラー無しに再生することが可能となるだろう。

0045

択一的実施形態においては、少なくとも2つの複雑性ベクターKVの複雑性変数の重み付け加算によって、複雑性ナンバーKNXが決定される。この重み付けは、複雑性変数の同一の重み付け以外にも、以下のような重み付けによって実施することができる。すなわち、より高い複雑性の要素を表す各複雑性変数が、より低い複雑性の要素を表す複雑性変数よりも高い重み付け係数を獲得するように、重み付けを実施することができる。この決定された複雑性ナンバーKNXは、装置複雑性ナンバーXNXと比較される。この決定された複雑性ナンバーKNXが、装置複雑性ナンバーXNXと同じかそれよりも小さい場合には、SVGシーンは装置において再生可能である。装置複雑性ナンバーは、装置において最大限再生可能な複雑性、例えばMIP(100万命令毎秒)における計算能力を表す。

0046

上に述べた、装置XがSVGシーンを再生するのに適当か否かをテストのためのプロシージャは、テスト手段MPを含むテスト装置Pによって実施される。

0047

手段M1もテスト手段MPも、ソフトウェアハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせにおいて実現および実施することができる。生成するための方法も装置も、例えばビデオサーバにおいて実施することができる。複雑性ベクターKVは、後から呼び出すために、SVGドキュメントSVG_Dとは別個サーバにファイルすることができる。さらにサーバは、再生適性をテストするための装置と同時に、テスト装置ないしテスト手段も有することができる。移動端末によってSVGドキュメントの伝送のためのリクエストがなされると、サーバは、リクエストされたSVGシーンの再生適性をテストする。図2の"J"によって示されるように再生適性が与えられている場合には、サーバは、SVGシーン、すなわちSVGドキュメントSVG_Dを、破線によって示されるように端末Xに伝送する。そうでない場合には端末に対して、このSVGシーンが端末によって再生されるのには適当ではなく、したがって伝送されない、ということを通知することができる。さらに、SVGシーンの伝送のためのリクエストの際、装置Xの装置タイプを付加的に伝送することができる。これによってテスト装置は、各装置専用に重み付けを実施することができ、リクエストしている装置に対する再生適性を一層向上させることができる。

0048

参考文献
[1]SVG - Scalable Vector Graphics, 1.1 Specification, W3C
Recommendation, 14. Januar 2003, http://www.w3.org/TR/2003/REC-SVGll-20030114/REC-SVGll- 20030114.pdf
[2] Mobile SVG Profiles: SVG Tiny and SVG Basic, W3C Recommendation 14 January 2003, http://www.w3.org/TR/SVGMobile/

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