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技術 罫線形成用溝部材

出願人 日本ダイスチール株式会社
発明者 竹内孝之
出願日 2009年6月11日 (11年8ヶ月経過) 出願番号 2009-139987
公開日 2010年12月24日 (10年1ヶ月経過) 公開番号 2010-284864
状態 拒絶査定
技術分野 紙容器等紙製品の製造
主要キーワード 折曲位置 両側対 打抜作業 溝部材 側面上端 ロータリーダイカッタ 幅方向中心線 デッドプレート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年12月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

罫線形成用溝部材の改良により、段ボール等のシート材を所定の位置で正確に折り曲げられる罫線を入れる。

解決手段

押罫部材23に対向して凹溝2を形成し、押罫部材23との接近に伴い、押罫部材23に押圧された段ボール51を凹溝2で受けて、段ボール51に罫線52を入れる罫線形成用溝部材において、前記凹溝2の底部に、押罫部材23の先端部へ向けて突条3を形成し、凹溝2の側面に平行する突条3の上端角部に面取り3aを形成し、突条3と押罫部材23により罫線52の幅方向中間部で段ボール51を挟圧して押し潰す。罫線52が断面W字状に湾曲し、その中央部分が押し潰されるので、段目53の影響を受けることなく、段ボール51を折り曲げることができる。

概要

背景

段ボール打ち抜いて罫線を入れ、罫線に沿って折り曲げて箱を形成する場合、段ボールが罫線に沿って正確に折れ曲がらず、不良が発生するおそれがある。特に、段ボールのライナに挟まれた波状中芯段頂が延びる方向である段目方向の罫線に沿って段ボールを折り曲げる場合に、段目と折曲位置との位置関係や角度が一定せず、折曲位置が所定の位置からずれる可能性が高くなる。

その対策として、図5に示すように、上盤11及び下盤12を備えたダイカッタ等の加工機において、上盤11にチェース13を介して長い切刃22及び押罫部材23を備えた型体21を装着し、下盤12にデッドプレート14を介して長い凹溝32を有する溝部材としての金属製の面板31を装着して、これにより段ボール51の打抜及び罫入れ加工が行なわれている。

この場合、上盤11と下盤12の接近に伴い、型体21と面板31との間に挟み込んだ段ボール51を切刃22で打ち抜く際、図6に示すように、押罫部材23を段ボール51に押し付けて、段ボール51を凹溝32に押し込むことにより、段ボール51に深くて長い罫線52を段目53の方向に沿って形成する(下記特許文献1参照)。

また、図7及び図8に示すように、型体21に、折曲用の罫線を入れる長い押罫部材23に加えて、これに交差する押罫部材24を保持具25で保持して固定し、デッドプレート14に長い凹溝34を有する帯状プラスチック製の溝部材33を各罫線ごとに貼り付けて、罫入れ加工を行なうことも提案されている。

この場合、押罫部材23を段ボール51に押し付け、段ボール51を凹溝34に押し込んで、段ボール51に深くて長い罫線52を形成すると共に、押罫部材24により、罫線52に交差する浅い罫線52cを形成する。これにより、折曲時の応力が罫線52に集中して、段ボール51が罫線52に沿って折れ曲がり易くなる(下記特許文献2参照)。

概要

罫線形成用溝部材の改良により、段ボール等のシート材を所定の位置で正確に折り曲げられる罫線を入れる。押罫部材23に対向して凹溝2を形成し、押罫部材23との接近に伴い、押罫部材23に押圧された段ボール51を凹溝2で受けて、段ボール51に罫線52を入れる罫線形成用溝部材において、前記凹溝2の底部に、押罫部材23の先端部へ向けて突条3を形成し、凹溝2の側面に平行する突条3の上端角部に面取り3aを形成し、突条3と押罫部材23により罫線52の幅方向中間部で段ボール51を挟圧して押し潰す。罫線52が断面W字状に湾曲し、その中央部分が押し潰されるので、段目53の影響を受けることなく、段ボール51を折り曲げることができる。

目的

この発明は、罫線形成用溝部材の改良により、段ボールを所定の位置で正確に折り曲げられる罫線を入れることを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

押罫部材に対向して凹溝を形成し、押罫部材との接近に伴い、押罫部材に押圧された段ボールを凹溝で受けて、段ボールに罫線を入れる罫線形成用溝部材において、前記凹溝の底部に、押罫部材の先端部へ向けて突条を形成し、凹溝側面に平行する突条の上端角部に面取りを形成し、突条と押罫部材により罫線の幅方向中間部で段ボールを挟圧して押し潰すことを特徴とする罫線形成用溝部材。

請求項2

前記突条の高さ寸法を、凹溝の深さ寸法よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1に記載の罫線形成用溝部材。

技術分野

0001

この発明は、段ボールに、押罫部材による押圧に伴い、折曲用の罫線を入れる罫線形成用溝部材に関するものである。

背景技術

0002

段ボールを打ち抜いて罫線を入れ、罫線に沿って折り曲げて箱を形成する場合、段ボールが罫線に沿って正確に折れ曲がらず、不良が発生するおそれがある。特に、段ボールのライナに挟まれた波状中芯段頂が延びる方向である段目方向の罫線に沿って段ボールを折り曲げる場合に、段目と折曲位置との位置関係や角度が一定せず、折曲位置が所定の位置からずれる可能性が高くなる。

0003

その対策として、図5に示すように、上盤11及び下盤12を備えたダイカッタ等の加工機において、上盤11にチェース13を介して長い切刃22及び押罫部材23を備えた型体21を装着し、下盤12にデッドプレート14を介して長い凹溝32を有する溝部材としての金属製の面板31を装着して、これにより段ボール51の打抜及び罫入れ加工が行なわれている。

0004

この場合、上盤11と下盤12の接近に伴い、型体21と面板31との間に挟み込んだ段ボール51を切刃22で打ち抜く際、図6に示すように、押罫部材23を段ボール51に押し付けて、段ボール51を凹溝32に押し込むことにより、段ボール51に深くて長い罫線52を段目53の方向に沿って形成する(下記特許文献1参照)。

0005

また、図7及び図8に示すように、型体21に、折曲用の罫線を入れる長い押罫部材23に加えて、これに交差する押罫部材24を保持具25で保持して固定し、デッドプレート14に長い凹溝34を有する帯状プラスチック製の溝部材33を各罫線ごとに貼り付けて、罫入れ加工を行なうことも提案されている。

0006

この場合、押罫部材23を段ボール51に押し付け、段ボール51を凹溝34に押し込んで、段ボール51に深くて長い罫線52を形成すると共に、押罫部材24により、罫線52に交差する浅い罫線52cを形成する。これにより、折曲時の応力が罫線52に集中して、段ボール51が罫線52に沿って折れ曲がり易くなる(下記特許文献2参照)。

先行技術

0007

特開2003−145492号公報
特開平9−70905号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、上記のように凹溝32を有する溝部材としての面板31を用いて罫線52を入れたとしても、段ボールの厚さや紙質等の条件によっては、罫線52が十分に深く鮮明に入らず、段ボールが湾曲するだけで厚さ方向に潰されないことから、罫線52に沿った折り曲げを誘導するという所期の効果を得られない場合がある。

0009

また、溝部材33を用いる場合、溝部材33の劣化に伴う交換が頻繁に必要となる等の手間を要し、打抜作業中に溝部材33がデッドプレート14から外れて、製品混入するおそれがあるほか、押罫部材24で入れられた罫線52cによって段ボール51の見栄えが悪くなるという問題もある。

0010

そこで、この発明は、罫線形成用溝部材の改良により、段ボールを所定の位置で正確に折り曲げられる罫線を入れることを課題とする。

課題を解決するための手段

0011

上記のような課題を解決するため、この発明では、押罫部材に対向して凹溝を形成し、押罫部材との接近に伴い、押罫部材に押圧された段ボールを凹溝で受けて、段ボールに罫線を入れる罫線形成用溝部材において、前記凹溝の底部に、押罫部材の先端部へ向けて突条を形成し、凹溝側面に平行する突条の上端角部に面取りを形成し、突条と押罫部材により罫線の幅方向中間部で段ボールを挟圧して押し潰すこととし、また、前記突条の高さ寸法を、凹溝の深さ寸法よりも小さく設定したのである。

発明の効果

0012

この発明に係る罫線形成用溝部材を使用すると、罫線が突条により断面W字状に湾曲して、突条と押罫部材とで挟まれる部分が押し潰されるので、段ボールの段目の影響を受けることなく、段ボールを罫線の押潰部分に沿って正確に折り曲げることができ、精度の高い箱を製造することができる。

0013

また、突条の高さ寸法を凹溝の深さ寸法よりも小さく設定したので、段ボールを凹溝の底面に接するまで凹溝に深く押し込むことができ、段ボールが鮮明なW字状に湾曲し、しかもその際に、段ボールが破れにくくなる。

図面の簡単な説明

0014

この発明に係る罫線形成用溝部材としての面板と押罫部材とを加工機へ装着した状態を示す断面図
同上の面板のデッドプレートへの取付状態を示す断面図
同上の面板と押罫部材の間に段ボールを供給した状態を示す断面図
同上の面板と押罫部材による罫入れ状態を示す断面図
従来の罫線形成用溝部材としての面板と押罫部材とを加工機へ装着した状態を示す断面図
同上の面板と押罫部材による罫入れ状態を示す断面図
従来の他の罫線形成用溝部材と押罫部材とを加工機へ装着した状態を示す断面図
同上の溝部材と押罫部材による罫入れ状態を示す断面図

実施例

0015

以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。

0016

図1に示す溝部材としての面板1は、ステンレス等の金属製とされ、上盤11及び下盤12を備えた平型ダイカッタである加工機の下盤12に、デッドプレート14を介して装着される。この加工機では、上盤11に対して下盤12が昇降し、若しくは下盤12に対して上盤11が昇降し、又は上盤11と下盤12の双方が昇降することにより、上盤11と下盤12とが相対的に接近離反する。

0017

上盤11には、チェース13を介して、それぞれ線状に長さを有する切刃22及び押罫部材23を備えた型体21が装着される。

0018

面板1には、図2及び図3に示すように、押罫部材23の下部先端に対向する上面を切り込んで長い凹溝2が形成され、その底部の幅方向中間部に、凹溝2の側面に平行して長く延び、押罫部材23より幅が狭い突条3が押罫部材23の下部先端に向けて形成されている。この突条3の高さ寸法は、凹溝2の深さ寸法よりも小さく形成するのが好ましい。

0019

突条3の上端部両側の凹溝2の側面に平行する角部分には、面取り3aが形成されている。また、凹溝2の両側面上端部にも、面取り2aが形成されている。これらの面取り2a,3aは、傾斜した平面のほか、曲面であってもよい。

0020

このような面板1を、図1に示す加工機に装着する際には、凹溝2と押罫部材23の幅方向中心線が一致するように、型体21及び面板1を位置決めする。ここで、凹溝2の幅は、押罫部材23の幅よりも広くなっている。

0021

いま、箱形成用のブランクを製造するため、段ボール51を打ち抜くと共に罫線を入れるには、上盤11に対して下盤12が下降し、面板1と型体21とが離反した状態で、図3に示すように、面板1と押罫部材23の間に、面板1の上面に沿って平坦な状態で段ボール51を供給する。ここでは、押罫部材23として、先端が平坦になった角罫を使用した場合を例示する。

0022

次に、図1及び図3に示す状態から、突条3の上部先端と押罫部材23の下部先端との間隔が段ボール51を構成する紙(ライナと中芯)の総厚さ分の寸法近くになる程度まで両者を接近させるよう上盤11に対して下盤12を上昇させると、段ボール51が面板1と型体21とで挟まれて、切刃22で段ボール51が打ち抜かれ、箱のブランクの輪郭が形成される。この状態において、押罫部材23の下端部は、平坦な状態であった段ボール51の上面より下方に位置することとなる。

0023

そして、このとき、図4に示すように、剛性を有する段ボール51は、長い突条3と押罫部材23との前述の接近と、凹溝2と押罫部材23の幅方向の寸法差に起因して、押罫部材23の押圧に伴い、凹溝2の底部に接するまで押し込まれ、凹溝2の底部の突条3により、罫線52の幅方向中間部で凹溝2の底から突き上げられて、突条3と押罫部材23とで挟圧され、面取り2a,3aにより破れが防止されつつW字状に湾曲する。

0024

また、突条3の幅を押罫部材23の幅よりも狭く、突条3の高さ寸法を凹溝2の深さ寸法よりも小さく設定したので、段ボール51を凹溝2の底面に接するまで凹溝2に深く押し込むことができ、段ボール51が鮮明なW字状に湾曲し、しかもその際に、段ボール51が破れにくくなる。

0025

このように、罫線52は、幅方向の中心線に対し両側対称な断面W字状の形状に長く形成され、箱の裏面側となる段ボール51の上面に、下方へ窪んだ一対の溝状部52aを有し、箱の表面側となる段ボール51の下面に、溝状部52aに挟まれ、上方へ窪んだ溝状部52bを有するものとなり、溝状部52bに対応する部分で、段ボール51は、突条3と押罫部材23との挟圧により押し潰され、弱められる。

0026

このようなW字状の長い罫線52を入れると、段ボール51の中芯が罫線52の幅方向中心線の両側で均等に湾曲し、幅方向の中間部分で強く潰されて弱くなっているので、罫線52を段ボール51の段目53に平行な方向に入れる場合であっても、段ボールの段目の影響を受けることなく、段ボール51を罫線52の幅方向中心線に沿って正確に折り曲げることができ、精度の高い箱を製造することができる。

0027

また、複数本の罫線52に対応する凹溝2を一枚の面板1に直接形成することにより、加工機への装着の作業性を改善し、押罫部材23に対する凹溝2の位置精度も向上させることができ、デッドプレート14からの剥がれによる不良発生も防止できる。

0028

さらに、硬度の高い金属板を面板1の材料として、耐久性を向上させることにより、交換の手間も省くことができる。

0029

なお、上記実施形態では、加工機が平型ダイカッタである場合の溝部材としての面板について例示したが、ロータリーダイカッタに使用される湾曲した溝部材としての面板においても、凹溝2と突条3とを設けることにより、同様の罫入れ加工をすることができる。

0030

また、溝部材として、箱形成用のブランク全体に対応する金属製の面板について例示したが、溝部材は、図8に示すように、各罫線ごとにデッドプレート14に貼り付けて使用する帯状プラスチック製の溝部材33のようなものであってもよい。

0031

また、押罫部材23として、下部先端が平坦なものを例示したが、押罫部材23の下部先端に、凹溝2の突条3に対向する突部を形成して、この突部と突条3の間隔が段ボール51を構成する紙(ライナと中芯)の総厚さ分の寸法近くになる程度まで両者を接近させるようにしてもよい。

0032

1面板
2凹溝
2a面取り
3突条
3a 面取り
11上盤
12下盤
13チェース
14デッドプレート
21型体
22切刃
23押罫部材
51段ボール
52罫線
52a,52b 溝状部
53 段目

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