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技術 ズボンおよびズボンの製作方法

出願人 株式会社オンワードホールディングス
発明者 古川裕信
出願日 2009年4月15日 (12年1ヶ月経過) 出願番号 2009-099267
公開日 2010年11月4日 (10年7ヶ月経過) 公開番号 2010-248657
状態 特許登録済
技術分野 ズボン、スカート
主要キーワード 股下寸法 基本線 ウエスト寸法 左右脚 仕立てる 人間工学 基本パターン 左身頃
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年11月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

足を開いた状態で身体を動かすようなゴルフ等のスポーツを行う際に着用するのに適したズボンを提供する。

解決手段

ズボンの前身1のパターン作図する際に、股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、渡り線12の中心点を通る前折り山線11を脇方向(S方向)に移動量1〜5cm平行移動するとともに、脇線18および内股線17を膝線13から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線および内股線は前記移動した膝線の位置の脇線132および内股線131と渡り線の位置における元の脇線16および内股線15とを繋ぐように描いて前身頃のパターンを作製し、ズボンの後身頃2のパターンにおいても、前身頃1のパターンと同様にして後身頃のパターンを作製し、前身頃および後身頃のパターンに基いて生地裁断し、縫製する。

概要

背景

従来のズボン真っ直ぐに立った状態に合せて形状、寸法が決定されている。そのため、日常生活おいて立った状態、或いは歩いている状態では何ら問題はない。

一方、最近では、レギュラーパンツ(筒状の股下部の幅が余り狭くないズボン)よりも身体にフィットするようなスリムなパンツゴルフ等を行う人には好まれる傾向がある。

しかるに、ゴルフのようなスポーツでは、アドレスの際に足を開いて立ちスイングする際も足を開いたまま身体を運動をする。この場合、下半身動きは内側への動きは小さく、外側への動きが大きくなる。人間工学的に見ても骨格や動きの基本は外側に動くようになっている。

このように足を開いた状態で大きな動作を行うと、レギュラーパンツを着用していてもパンツで動作が制約される感じがし、まして細身のスリムパンツでは窮屈感が生じる。

本願出願人は先にゴルフをする際に着用するのに適したズボンを特許文献1(特許第3481577号公報)において提案した。このズボンは曲げ易く、或いは前屈みの姿勢がとり易いようにしたズボンであり、ズボンの前身の膝付近の幅を広げたものである。

概要

足を開いた状態で身体を動かすようなゴルフ等のスポーツを行う際に着用するのに適したズボンを提供する。 ズボンの前身頃1のパターンを作する際に、股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、渡り線12の中心点を通る前折り山線11を脇方向(S方向)に移動量1〜5cm平行移動するとともに、脇線18および内股線17を膝線13から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線および内股線は前記移動した膝線の位置の脇線132および内股線131と渡り線の位置における元の脇線16および内股線15とを繋ぐように描いて前身頃のパターンを作製し、ズボンの後身頃2のパターンにおいても、前身頃1のパターンと同様にして後身頃のパターンを作製し、前身頃および後身頃のパターンに基いて生地裁断し、縫製する。

目的

本発明は、足を開いた状態で身体を動かすようなゴルフ等のスポーツを行う際に着用するのに適したズボンを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

ズボンの左右の各前身において、前身頃の裾幅の中心と股下長さの半分の位置における前身頃の幅の中心とを通る前折り山線が、股下十字の位置における前身頃の幅の中心から脇方向に移動量1〜5cm偏位しており、ズボンの左右の各後身頃において、後身頃の裾幅の中心と股下長さの半分の位置における後身頃の幅の中心とを通る後折り山線が、股下十字の位置における後身頃の幅の中心から脇方向に、前記移動量と同じ分量偏位していることを特徴とするズボン。

請求項2

前記移動量が1.5〜3.0cmであることを特徴とする請求項1記載のズボン。

請求項3

ズボンの前身頃のパターン作図する際に、股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、渡り線中心点を通るズボンの長さ方向の基線である前折り山線を脇方向に移動量1〜5cm平行移動するとともに、脇線および内股線膝線から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線および内股線は前記移動した膝線の位置の脇線および内股線と渡り線の位置における元の脇線および内股線とを繋ぐように描いて前身頃のパターンを作製し、ズボンの後身頃のパターンの作図においても同様に股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、後折り山線を脇方向に前記移動量と同じ分量平行移動するとともに、脇線および内股線を膝線から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線は前記移動した膝線の位置の脇線と渡り線の位置における元の脇線とを繋ぐように描き、膝線から上の内股線は前記移動した膝線の位置の内股線と元の内股線の上端とを繋ぐように描いて後身頃のパターンを作製し、該前身頃および後身頃のパターンに基いて生地裁断し、縫製することを特徴とするズボンの製作方法

請求項4

ズボンの前身頃のパターンを作図する際に、股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、渡り線の中心点を通るズボンの長さ方向の基線である前折り山線を脇方向に移動量1〜5cm平行移動するとともに、脇線および内股線を膝線から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線および内股線は前記移動した膝線の位置の脇線および内股線と渡り線の位置における元の脇線および内股線とを繋ぐように描いて前身頃の基本パターンを作製し、ズボンの後身頃のパターンの作図においても同様に股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、後折り山線を脇方向に前記移動量と同じ分量平行移動するとともに、脇線および内股線を膝線から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線は前記移動した膝線の位置の脇線と渡り線の位置における元の脇線とを繋ぐように描き、膝線から上の内股線は前記移動した膝線の位置の内股線と元の内股線の上端とを繋ぐように描いて後身頃の基本パターンを作製し、前記前身頃の基本パターンにおける脇線および内股線をそれぞれ前折り山線の方向に移動して股下部の幅を狭めるともに、前記後身頃の基本パターンにおける脇線および内股線をそれぞれ後折り山線の方向に移動して股下部の幅を狭め、該幅を狭めた前身頃および後身頃のパターンに基いて生地を裁断し、縫製することを特徴とするズボンの製作方法。

請求項5

前記移動量が1.5〜3.0cmであることを特徴とする請求項3または4記載のズボンの製作方法。

技術分野

0001

本発明はズボンおよびズボンの製作方法に関する。特に、足を開いた状態で身体を動かすようなゴルフ等のスポーツを行う際に着用するのに適したズボンに関するものである。

背景技術

0002

従来のズボンは真っ直ぐに立った状態に合せて形状、寸法が決定されている。そのため、日常生活おいて立った状態、或いは歩いている状態では何ら問題はない。

0003

一方、最近では、レギュラーパンツ(筒状の股下部の幅が余り狭くないズボン)よりも身体にフィットするようなスリムなパンツがゴルフ等を行う人には好まれる傾向がある。

0004

しかるに、ゴルフのようなスポーツでは、アドレスの際に足を開いて立ちスイングする際も足を開いたまま身体を運動をする。この場合、下半身動きは内側への動きは小さく、外側への動きが大きくなる。人間工学的に見ても骨格や動きの基本は外側に動くようになっている。

0005

このように足を開いた状態で大きな動作を行うと、レギュラーパンツを着用していてもパンツで動作が制約される感じがし、まして細身のスリムパンツでは窮屈感が生じる。

0006

本願出願人は先にゴルフをする際に着用するのに適したズボンを特許文献1(特許第3481577号公報)において提案した。このズボンは曲げ易く、或いは前屈みの姿勢がとり易いようにしたズボンであり、ズボンの前身の膝付近の幅を広げたものである。

先行技術

0007

特許第3481577号公報

発明が解決しようとする課題

0008

先行文献1の発明では膝の曲げ易さに着目しているが、足を開いて大きな動作することには配慮されていない。

0009

本発明は、足を開いた状態で身体を動かすようなゴルフ等のスポーツを行う際に着用するのに適したズボンを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、ズボンの左右の各前身頃において、前身頃の裾幅の中心と股下長さの半分の位置における前身頃の幅の中心とを通る前折り山線が、股下十字の位置における前身頃の幅の中心から脇方向に移動量1〜5cm偏位しており、ズボンの左右の各後身頃において、後身頃の裾幅の中心と股下長さの半分の位置における後身頃の幅の中心とを通る後折り山線が、股下十字の位置における後身頃の幅の中心から脇方向に、前記移動量と同じ分量偏位していることを特徴とするズボンにより前記目的を達成する。

0011

前記移動量は1.5〜3.0cmであることが一層好ましい。

0012

また、本発明は、ズボンの前身頃のパターン作図する際に、股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、渡り線中心点を通るズボンの長さ方向の基線である前折り山線を脇方向に移動量1〜5cm平行移動するとともに、脇線および内股線膝線から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線および内股線は前記移動した膝線の位置の脇線および内股線と渡り線の位置における元の脇線および内股線とを繋ぐように描いて前身頃のパターンを作製し、ズボンの後身頃のパターンの作図においても同様に股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、後折り山線を脇方向に前記移動量と同じ分量平行移動するとともに、脇線および内股線を膝線から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線は前記移動した膝線の位置の脇線と渡り線の位置における元の脇線とを繋ぐように描き、膝線から上の内股線は前記移動した膝線の位置の内股線と元の内股線の上端とを繋ぐように描いて後身頃のパターンを作製し、該前身頃および後身頃のパターンに基いて生地裁断し、縫製することを特徴とするズボンの製作方法により前記目的を達成する。

0013

更に、本発明は、ズボンの前身頃のパターンを作図する際に、股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、渡り線の中心点を通るズボンの長さ方向の基線である前折り山線を脇方向に移動量1〜5cm平行移動するとともに、脇線および内股線を膝線から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線および内股線は前記移動した膝線の位置の脇線および内股線と渡り線の位置における元の脇線および内股線とを繋ぐように描いて前身頃の基本パターンを作製し、ズボンの後身頃のパターンの作図においても同様に股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、後折り山線を脇方向に前記移動量と同じ分量平行移動するとともに、脇線および内股線を膝線から下方は元の脇線および内股線に平行に脇方向に前記移動量と同じ分量移動し、膝線から上の脇線は前記移動した膝線の位置の脇線と渡り線の位置における元の脇線とを繋ぐように描き、膝線から上の内股線は前記移動した膝線の位置の内股線と元の内股線の上端とを繋ぐように描いて後身頃の基本パターンを作製し、前記前身頃の基本パターンにおける脇線および内股線をそれぞれ前折り山線の方向に移動して股下部の幅を狭めるともに、前記後身頃の基本パターンにおける脇線および内股線をそれぞれ後折り山線の方向に移動して股下部の幅を狭め、該幅を狭めた前身頃および後身頃のパターンに基いて生地を裁断し、縫製することを特徴とするズボンの製作方法により、前記目的を達成し、スリムなズボンを提供する。

0014

このズボンの製作方法において、前記移動量は1.5〜3.0cmであることが一層好ましい。

発明の効果

0015

本発明によれば、股上部は従来通りに作製されているが、股下部においては前後の折り山線を脇方向(身体の外側方向)に移動するとともに、前身頃および後身頃の脇線および内股線も脇方向に移動したので、股下部は足を開いた状態に仕立てられる。このため、本発明のズボンを着用して、足を開いた状態でゴルフのスイングのように大きな動作を行っても、動きを妨げず、着用感がよい。

0016

また、本発明によれば、スリムなフィット感のあるズボンであっても、基本パターンが足を開いた状態で着用するのに適したものであり、その基本パターンの脇線および内股線をそれぞれ折り山線の方向に移動して、股下部の幅を狭めてスリムなものとしているので、足を開いた状態で大きな動作を行っても、動きを妨げず、窮屈感がない。

0017

本発明のズボンは、従来のズボンと同様に、股下部における折り山線はズボンの前身頃および後身頃の幅の中央に位置しているので、外観上は従来のズボンと同じであり、また、本発明のズボンを着用して真っ直ぐに立ったり、歩いたりする場合も違和感がない。

図面の簡単な説明

0018

図1(a)は従来のレギュラーパンツの正面図であり、図1(b)は右脚部は従来のレギュラーパンツと同じものを実線で示し、左脚部は点線で従来のレギュラーパンツを示し、実線でズボンの股下部を細くした従来のスリムなパンツを示す正面図であり、図1(c)は図1(a)に示した従来のレギュラーパンツのパターンを示す平面図である。
図2(a)は本発明のズボンの一実施例の正面図であり、図中、前折り山線を実線で示し、従来の前折り山線を二点鎖線で示し、図2(b)は図2(a)に示したズボンのパターンを示す平面図であり、従来のパターンの折り山線および股下部の輪郭線(内股線と脇線)を二点鎖線で示す。
図3(a)は本発明のズボンの別の実施例の正面図であり、右脚部は本発明によるレギュラーパンツ、左脚部は本発明によるスリムなパンツを実線で示し、点線で本発明によるレギュラーパンツを示すものである。図3(b)は図3(a)に示したズボンのパターンを示す平面図であり、実線により本発明のスリムなズボンのパターンを示し、点線により図2(b)に示した本発明のレギュラーパンツのパターンを示し、二点鎖線で従来のレギュラーパンツのパターンを示す。

実施例

0019

図1(a)に示すように、従来のレギュラーパンツは真っ直ぐに立った状態に合せて形状、寸法が決定されている。また、図1(b)の右脚部は図1(a)に示した従来のレギュラーパンツと同じものを実線で示し、左脚部は点線で従来のレギュラーパンツを示し、実線でズボンの股下部を細くしたものを示す。図1(b)の左脚部に示すようにスリムなパンツはレギュラーパンツの幅を狭めることによって製作している。

0020

図1(c)は従来のレギュラーパンツの左身頃用のパターンであり、前身頃1と後身頃2からなる(なお、右身頃用パターンはこれらと対称である)。ズボンのパターンの基本線は折り山線11、21と渡り線12、22である。渡り線12、22から上が股上部となり、下が股下部となる。膝線13、23はこの位置に膝小僧があるわけではなく、ズボンの筒状部にアクセント(例えば、直線から曲線切り替える)をつける位置であり、一般に股下線(裾線)14、24から股下寸法の1/2+4〜15cmの位置である。図1(c)では膝線13、23は股下線14、24から股下寸法の2/3の位置にとった。膝線13、23から裾までの長さが長い方が足長効果がでる。

0021

図1(c)に示すように、前身頃1においては渡り線12の位置で前折り山線11の左右に同寸法に点15、16をとる。点15は内股線17の上端となる。点16は脇線18が通る。渡り線12の長さはデザインゆとり等によっても異なるが、(囲寸法×1/4+小股幅)程度とするのが一般的である。

0022

点16は仕立てられたズボンにおいては股下十字(左右脚部の内股縫い目と尻縫い目が出会う股底の箇所)に位置する。

0023

膝線13の位置でも前折り山線11の左右に同寸法に点31、32をとり、膝幅(なお、膝幅はデザインの関係で裾口幅と同じでも、狭くても、広くてもよい)とする。図1(c)に示したパターンでは膝幅は裾口幅よりもやや広い。また、裾の股下線14の位置でも所望の裾口幅よりやや狭い寸法(前身頃の裾幅)を前折り山線11の左右に同寸法で振り分けて点33、34をとる。

0024

このように前折り山線11は股下部の幅方向の中心となる線である。

0025

内股線17は点15、31、33を結ぶ線であり、線分15−31(点15と点31を結ぶ線)はややカーブし、点33から上に向かって直角に10cm程度線を引き、その上端と点31を直線で結ぶ。

0026

脇線18は点34、32、16、35を結ぶ線であり、線分16−32はややカーブし、点34から上に向かって直角に10cm程度線を引き、その上端と点32を直線で結ぶ。

0027

なお、線分15−36は股上部の設計(股上寸法、小股幅、ウエスト寸法、ゆとり分、デザイン等)により決まり、小股および前中心となるものである。線分16−35は股上部の脇線であり、股上部の設計(股上寸法、ウエスト寸法、ゆとり分、デザイン等)により決まり、ややカーブしている。

0028

後身頃2においても、膝線23の位置で後折り山線21の左右に同寸法に点41、42をとり、膝幅とする。また、裾の股下線24の位置でも所望の裾口幅より広い寸法(後身頃の裾幅)を後折り山線21の左右に同寸法で振り分けて点43、44をとる。なお。通常、前身頃の膝幅(線分31−32の長さ)および裾幅(線分33−34の長さ)よりも後身頃の膝幅(線分41−42の長さ)および裾幅(線分43−44の長さ)の方が広い。

0029

このように後折り山線21は股下部の幅方向の中心となる線である。

0030

内股線27は点25、41、43を結ぶ線であり、線分25−41はややカーブし、点43から上に向かって直角に10cm程度線を引き、その上端と点41を直線で結ぶ。

0031

脇線28は点44、42、26、45を結ぶ線であり、線分26−42はややカーブし、点44から上に向かって直角に10cm程度線を引き、その上端と点42を直線で結ぶ。

0032

なお、線分25−46は股上部の設計(股上寸法、小股幅、ウエスト寸法、ゆとり分、デザイン等)により決まり、尻ぐり線(後中心)29となるものである。線分26−45は股上部の脇線であり、股上部の設計(股上寸法、ウエスト寸法、ゆとり分、デザイン等)により決まり、ややカーブしている。

0033

このパターンに基いて裁断・縫製したズボンにおいて、前身頃1の内股線17と後身頃2の内股線27が縫合わされる。図1(c)に示したパターンにおいては、点25は渡り線22より下がっているが、縫製する際には前身頃1の点15と後身頃2の点25が出会うようにして縫合わされ、内股縫い目となる。前身頃1の脇線18と後身頃2の脇線28が縫合わされる。また、左右脚部の尻ぐり線29は縫合わされ、尻縫い目となる。

0034

このように、パターン上の点15、25は、仕立てられたズボンにおける股下十字の箇所となる。ズボンの左右の各前身頃において、前身頃の裾幅の中心と股下長さの半分の位置(膝線13より下である)における前身頃の幅の中心とを通る前折り山線が、股下十字の位置における前身頃の幅の中心に位置する。同様に、ズボンの左右の各後身頃において、後身頃の裾幅の中心と股下長さの半分の位置における後身頃の幅の中心とを通る後折り山線が、股下十字の位置における後身頃の幅の中心に位置する。

0035

図2に基き、本発明の一実施例を説明する。図2(b)に示した本発明のパターンについて説明する。先ず、従来の手法に従ってパターンを作図し、股上部および股下部の輪郭線を描く。図2(b)では従来のパターンの折り山線および股下部の輪郭線(内股線と脇線)を二点鎖線で示した。

0036

前身頃1において、渡り線12の中心点を通るズボンの長さ方向の基本線である前折り山線を脇方向(矢印Sで示した方向)に、すなわち脇線の方へ平行に移動する。この際、移動する分量(移動量)は1〜5cmであり、1.5〜3cmがより好ましく、例えば2cm移動する。移動後の前折り山線111を実線で示した。

0037

内股線を膝線13から下方は二点鎖線で示した元の内股線に平行に脇方向に移動する。移動する分量は前折り山線111の移動量と同じであり、例えば、前折り山線111を2cm移動した場合は、内股線も2cm移動する。移動後の内股線117を実線で示した。膝線13から上方は点131と渡り線12の位置の点15(元の内股線の上端)とを滑らかなカーブで繋ぐ。

0038

同様に、脇線を膝線13から下方は元の脇線に平行に脇方向に移動する。移動する分量は前折り山線111の移動量と同じであり、例えば、前折り山線111を2cm移動した場合は、脇線も2cm移動する。移動後の脇線118を実線で示した。膝線から上方は点132と点16(渡り線12の位置における元の脇線の点)とを滑らかなカーブで繋ぐ。

0039

ズボンの後身頃のパターンの作図においても同様に股上部および股下部の輪郭線を描いた後に、後折り山線を前折り山線111の移動量と同じ分量、脇方向(矢印Sで示した方向)に平行移動する。移動後の後折り山線121を実線で示した。内股線および脇線を膝線13から下方は元の内股線および脇線に平行に脇方向に前折り山線111の移動量と同じ分量移動する。移動後の内股線127および脇線128を実線で示した。膝線13から上方の内股線127は移動後の点141と点25(元の内股線の上端)とを滑らかなカーブで繋ぐ。膝線13から上方の脇線128は移動後の点142と点26(渡り線22の位置における元の脇線の点)とを滑らかなカーブで繋ぐ。

0040

このようにして、本発明のズボンの前身頃および後身頃のパターンを作製する。この前身頃および後身頃のパターンに基いて生地を裁断し、縫製して、本発明のズボンを仕立てる図2(a)は本発明のズボンの一実施例を示し、前折り山線を実線で示し、従来の前折り山線を点線で示し、矢印Sで脇方向に移動したことを表わした。また、矢印Mで下半身の動きが外側への動きが大きく、矢印Nで内側への動きが小さいことを示した。

0041

図1(c)に示したパターンと図2(b)に示したパターンを比較すると、前身頃おいては、図1(c)における点15(内股線の上端)と点34(脇線の下端)を結ぶ直線Aの長さよりも、図2(b)における点15(内股線の上端)と点134(脇線の下端)を結ぶ直線Bの長さの方が長い。後身頃においても、同様に図1(c)における点25(内股線の上端)と点44(脇線の下端)を結ぶ直線の長さよりも、図2(b)における点25(内股線の上端)と点144(脇線の下端)を結ぶ直線の長さの方が長い。このように、ズボンの股下部における幅が従来のものと同じであっても、内股線の上端と脇線の下端との間の長さが本発明のズボンの方が長いので、ゆとりが大きくなり、足を開いて立ち、ゴルフのスイングのように身体を動かしても窮屈感がない。

0042

本発明の別の実施例を図3に基き説明する。図3(a)は、右脚部は本発明によるレギュラーパンツ、左脚部は本発明によるスリムなパンツを実線で示し、点線で本発明によるレギュラーパンツを示すものである。図3(a)に示すように、本発明のスリムなパンツは本発明のレギュラーパンツを細くしたものであり、スリムにしても、従来のレギュラーパンツよりもゆとりがある。

0043

図3(b)に基いて、図3(a)のズボンのパターンの作図方法を説明する。図3(b)において、実線により本発明のスリムなズボンのパターンを示し、点線により図2(b)に示した本発明のレギュラーパンツのパターンを示し、二点鎖線で従来のレギュラーパンツのパターンを示した。先ず図2(b)に示したパターンを前身頃の基本パターンおよび後身頃の基本パターンとする。図3(b)に示した実施例では足長効果を高めるために、膝線13、23の位置を数cm高くして、前身頃の膝線13′と後身頃の膝線23′としているが、膝線の位置は変えなくてもよい。

0044

前身頃1の基本パターンにおける内股線117および脇線118をそれぞれ前折り山線111の方向に移動して、実線で示した内股線217および脇線218とし、股下部の幅を狭める。この際、膝線13を膝線13′に移動したので、この膝線13′の位置で直線からカーブに切り替える。

0045

同様に、後身頃2の基本パターンにおける内股線127および脇線128をそれぞれ後折り山線121の方向に移動して、実線で示した内股線227および脇線228とし、股下部の幅を狭める。この際、膝線23を膝線23′に移動したので、この膝線23′の位置で直線からカーブに切り替える。

0046

このように幅を狭めた前身頃および後身頃のパターンに基いて生地を裁断し、縫製すると、本発明のスリムなズボンが得られる。

0047

図3(b)の実線と二点鎖線のパターンを比較すると、前身頃1おいては、点15(内股線の上端)と点234(本発明の実施例の脇線の下端)を結ぶ直線の長さの方が、点15(内股線の上端)と点34(二点鎖線で示した従来の脇線の下端)を結ぶ直線の長さよりも長い。また、後身頃2においても、同様に点25(内股線の上端)と点244(本発明の実施例の脇線の下端)を結ぶ直線の長さの方が、点25(内股線の上端)と点44(二点鎖線で示した従来の脇線の下端)を結ぶ直線の長さよりも長い。このように、本発明によれば、ズボンの股下部における幅を細くしても、内股線の上端と脇線の下端との間の長さが、従来のレギュラーパンツよりも本発明のスリムなズボンの方が長く、従って、ゆとりが大きくなり、足を開いて身体を動かしても窮屈感がない。

0048

1前身頃
2後身頃
11 従来の前折り山線
21 従来の後折り山線
111 本発明の前折り山線
121 本発明の後折り山線
12、22渡り線
13、23膝線
13′、23′ 位置を数cm高くした膝線
15、25内股線の上端
16、26 渡り線の位置における脇線
17、27 従来の内股線
117、127、217、227 本発明の内股線
18、28 脇線
118、128、218、228 本発明の脇線
131、141 膝線の位置における本発明の内股線
132、142 膝線の位置における脇線
A 点15(内股線の上端)と点34(脇線の下端)を結ぶ直線
B 点15(内股線の上端)と点134(脇線の下端)を結ぶ直線
M下半身の外側への動き
N 下半身の内側への動き
S平行移動する方向(脇方向)

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