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技術 テレビ放送再送信装置

出願人 マスプロ電工株式会社
発明者 杉山和生
出願日 2009年3月31日 (10年11ヶ月経過) 出願番号 2009-087178
公開日 2010年10月21日 (9年4ヶ月経過) 公開番号 2010-239533
状態 拒絶査定
技術分野 放送分配方式 送信機 無線中継システム
主要キーワード 周期的動作 電圧可変発振器 チャンネル共通 レベル検出動作 最小チャンネル PF3 自動利得調整回路 可変減衰回路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年10月21日)のものです。
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図面 (3)

課題

テレビ放送信号増幅して、送信アンテナから再送信させるテレビ放送再送信装置において、テレビ放送信号の信号レベルチャンネル数が変化しても、送信アンテナから再送信させるテレビ放送信号の信号レベルを適正レベルに制御できるようにする。

解決手段

テレビ放送再送信装置においては、受信設備からの受信信号の中からテレビ放送信号をチャンネル毎に選局して信号レベルを検出し(S120、S130、S160、S170) 、その検出した信号レベルから、実際に放送が行われているチャンネルを識別して、そのチャンネルの信号レベルをメモリに記憶する(S140、S150)。 そして、その信号レベルの中から最大信号レベルを抽出して(S180)、最大信号レベルのテレビ放送信号の送信アンテナ4からの送信電力が、規定値を超えることのない範囲内で最大となるよう、AGC回路20を介して増幅器の利得を制御する(S200)。

概要

背景

この種のテレビ放送再送信装置において、送信アンテナからテレビ放送信号再送信させる際の送信電力は、電波法等で規定されている。このため、従来のテレビ放送再送信装置には、通常、再送信するテレビ放送信号を増幅する増幅器として、自動利得調整回路AGC回路)付きのものが使用されている。

つまり、従来のテレビ放送再送新装置においては、増幅器からの出力レベルが所定の一定レベルとなるよう、増幅器の利得を自動調整するAGC回路を設けることにより、送信アンテナからのテレビ放送信号の送信電力を、規定値を超えることのない適正レベルに制御するようにされている。

ところで、このようにAGC回路付き増幅器を用いて送信電力を制御する場合、テレビ放送信号を1チャンネル毎に増幅するようにすれば、テレビ放送信号の送信電力をチャンネル毎に適正レベルに制御することができるものの、AGC回路付き増幅器が、再送信するテレビ放送信号の全チャンネル分必要になるため、テレビ放送再送信装置のコストアップを招くという問題がある。

これに対し、放送周波数帯域全体をカバーする広帯域のAGC回路付き増幅器で、再送信するテレビ放送信号を全放送チャンネル分一括して増幅するようにすれば、AGC回路付き増幅器を1台だけ設ければよいので、テレビ放送再送信装置の装置構成を簡単にして、そのコストを低減することができる。

しかし、この場合、AGC回路は、通常、増幅器から出力される全放送チャンネル分のテレビ放送信号の信号レベル(換言すれば合成電力)を検出して、増幅器の利得を調整するように構成されるため、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数が変化すると、各チャンネルのテレビ放送信号の送信電力が変動し、場合によっては、その送信電力が規定値を超えることがある。

つまり、テレビ放送は、放送局側での機器メンテナンス等のために、一時的に中断されることがあるが、この場合、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数が正規の数よりも少なくなるため、増幅器から出力されるテレビ放送信号1チャンネル当たりの信号レベルが増加し、送信アンテナから再送信されるテレビ放送信号1チャンネル分の送信電力が規定値を超えてしまうことがある。

一方、この問題を防止するため、従来では、テレビ放送信号の受信設備側で、受信したテレビ放送信号のチャンネル数を検出し、そのチャンネル数に反比例したレベルを有するパイロット信号を生成して、テレビ放送信号と一緒にテレビ放送再送信装置まで伝送するようにし、テレビ放送再送信装置側では、そのパイロット信号が所定レベルとなるよう増幅器の利得を調整することが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。

この提案の装置によれば、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数が少ない程、パイロット信号の信号レベルが高くなるため、テレビ放送再送信装置側で調整される増幅器の
利得は小さくなる。

従って、この提案の装置において、チャンネル数に対するパイロット信号の信号レベルと増幅器の利得との関係を適正に設定しておけば、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数に関わらず、各チャンネルのテレビ放送信号の送信電力を規定値以下の適正レベルに自動調整することができるようになる。

概要

テレビ放送信号を増幅して、送信アンテナから再送信させるテレビ放送再送信装置において、テレビ放送信号の信号レベルやチャンネル数が変化しても、送信アンテナから再送信させるテレビ放送信号の信号レベルを適正レベルに制御できるようにする。テレビ放送再送信装置においては、受信設備からの受信信号の中からテレビ放送信号をチャンネル毎に選局して信号レベルを検出し(S120、S130、S160、S170) 、その検出した信号レベルから、実際に放送が行われているチャンネルを識別して、そのチャンネルの信号レベルをメモリに記憶する(S140、S150)。 そして、その信号レベルの中から最大信号レベルを抽出して(S180)、最大信号レベルのテレビ放送信号の送信アンテナ4からの送信電力が、規定値を超えることのない範囲内で最大となるよう、AGC回路20を介して増幅器の利得を制御する(S200)。

目的

本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、受信設備から伝送されてきた多チャンネルのテレビ放送信号を各チャンネル共通の増幅器を用いて増幅し、送信アンテナから再送信させるテレビ放送再送信装置において、受信設備で受信されるテレビ放送信号の信号レベルやチャンネル数が変化しても、送信アンテナから再送信させるテレビ放送信号の信号レベルを適正レベルに制御できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

テレビ放送電波を受信する受信設備から伝送線を介して伝送されてくる受信信号を取り込み、該受信信号を増幅手段にて増幅して送信アンテナに出力することで、前記受信設備で受信されたテレビ放送信号を前記送信アンテナから再送信させるテレビ放送再送信装置であって、前記増幅手段の利得を目標利得に制御する利得調整手段と、前記受信信号に含まれるテレビ放送信号をチャンネル毎に順次選局し、その選局した各チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを検出するレベル検出手段と、該レベル検出手段にて検出された各チャンネルの信号レベルの中から、もっともレベルの高い信号レベルを選択し、その選択した信号レベルのテレビ放送信号が前記増幅手段にて所定レベルまで増幅されるよう、前記利得調整手段が前記増幅手段の利得を制御する際の目標利得を設定する目標利得設定手段と、を備え、前記レベル検出手段は、前記受信信号に含まれるテレビ放送信号の全チャンネル分の選局及びレベル検出動作周期的に行い、前記目標利得設定手段は、前記レベル検出手段の周期的動作によって、前記受信信号に含まれる全チャンネル分の信号レベルが検出される度に、その検出結果に基づき前記目標利得を設定することを特徴とすることを特徴とするテレビ放送再送信装置。

請求項2

前記目標利得設定手段は、前記レベル検出手段にて前記受信信号に含まれるテレビ放送信号が選局されず、テレビ放送が全チャンネル停波しているときには、前記目標利得を最小利得に設定することを特徴とする請求項1に記載のテレビ放送再送信装置。

技術分野

0001

本発明は、テレビ放送電波を受信する受信設備から伝送されてきた受信信号増幅して送信アンテナに出力することで、テレビ放送信号再送信させるテレビ放送再送信装置に関する。

背景技術

0002

この種のテレビ放送再送信装置において、送信アンテナからテレビ放送信号を再送信させる際の送信電力は、電波法等で規定されている。このため、従来のテレビ放送再送信装置には、通常、再送信するテレビ放送信号を増幅する増幅器として、自動利得調整回路AGC回路)付きのものが使用されている。

0003

つまり、従来のテレビ放送再送新装置においては、増幅器からの出力レベルが所定の一定レベルとなるよう、増幅器の利得を自動調整するAGC回路を設けることにより、送信アンテナからのテレビ放送信号の送信電力を、規定値を超えることのない適正レベルに制御するようにされている。

0004

ところで、このようにAGC回路付き増幅器を用いて送信電力を制御する場合、テレビ放送信号を1チャンネル毎に増幅するようにすれば、テレビ放送信号の送信電力をチャンネル毎に適正レベルに制御することができるものの、AGC回路付き増幅器が、再送信するテレビ放送信号の全チャンネル分必要になるため、テレビ放送再送信装置のコストアップを招くという問題がある。

0005

これに対し、放送周波数帯域全体をカバーする広帯域のAGC回路付き増幅器で、再送信するテレビ放送信号を全放送チャンネル分一括して増幅するようにすれば、AGC回路付き増幅器を1台だけ設ければよいので、テレビ放送再送信装置の装置構成を簡単にして、そのコストを低減することができる。

0006

しかし、この場合、AGC回路は、通常、増幅器から出力される全放送チャンネル分のテレビ放送信号の信号レベル(換言すれば合成電力)を検出して、増幅器の利得を調整するように構成されるため、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数が変化すると、各チャンネルのテレビ放送信号の送信電力が変動し、場合によっては、その送信電力が規定値を超えることがある。

0007

つまり、テレビ放送は、放送局側での機器メンテナンス等のために、一時的に中断されることがあるが、この場合、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数が正規の数よりも少なくなるため、増幅器から出力されるテレビ放送信号1チャンネル当たりの信号レベルが増加し、送信アンテナから再送信されるテレビ放送信号1チャンネル分の送信電力が規定値を超えてしまうことがある。

0008

一方、この問題を防止するため、従来では、テレビ放送信号の受信設備側で、受信したテレビ放送信号のチャンネル数を検出し、そのチャンネル数に反比例したレベルを有するパイロット信号を生成して、テレビ放送信号と一緒にテレビ放送再送信装置まで伝送するようにし、テレビ放送再送信装置側では、そのパイロット信号が所定レベルとなるよう増幅器の利得を調整することが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。

0009

この提案の装置によれば、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数が少ない程、パイロット信号の信号レベルが高くなるため、テレビ放送再送信装置側で調整される増幅器の
利得は小さくなる。

0010

従って、この提案の装置において、チャンネル数に対するパイロット信号の信号レベルと増幅器の利得との関係を適正に設定しておけば、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数に関わらず、各チャンネルのテレビ放送信号の送信電力を規定値以下の適正レベルに自動調整することができるようになる。

先行技術

0011

特開2005−354149号公報

発明が解決しようとする課題

0012

しかしながら、上記提案の装置においては、増幅器の利得を、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数に応じて信号レベルが変化するパイロット信号だけで制御するので、受信設備側でテレビ放送信号の受信レベルが変動すると、送信アンテナから再送信されるテレビ放送信号の送信電力も変動してしまい、テレビ放送信号を、規定値を超えることのない最適レベルで、安定して再送信することができないという問題があった。

0013

本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、受信設備から伝送されてきた多チャンネルのテレビ放送信号を各チャンネル共通の増幅器を用いて増幅し、送信アンテナから再送信させるテレビ放送再送信装置において、受信設備で受信されるテレビ放送信号の信号レベルやチャンネル数が変化しても、送信アンテナから再送信させるテレビ放送信号の信号レベルを適正レベルに制御できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0014

かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
テレビ放送電波を受信する受信設備から伝送線を介して伝送されてくる受信信号を取り込み、該受信信号を増幅手段にて増幅して送信アンテナに出力することで、前記受信設備で受信されたテレビ放送信号を前記送信アンテナから再送信させるテレビ放送再送信装置であって、
前記増幅手段の利得を目標利得に制御する利得調整手段と、
前記受信信号に含まれるテレビ放送信号をチャンネル毎に選局し、その選局した各チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを検出するレベル検出手段と、
該レベル検出手段にて検出された各チャンネルの信号レベルの中から、もっともレベルの高い信号レベルを選択し、その選択した信号レベルのテレビ放送信号が前記増幅手段にて所定レベルまで増幅されるよう、前記利得調整手段が前記増幅手段の利得を制御する際の目標利得を設定する目標利得設定手段と、
を備え、前記レベル検出手段は、前記受信信号に含まれるテレビ放送信号の全チャンネル分の選局及びレベル検出動作周期的に行い、
前記目標利得設定手段は、前記レベル検出手段の周期的動作によって、前記受信信号に含まれる全チャンネル分の信号レベルが検出される度に、その検出結果に基づき前記目標利得を設定することを特徴とする。

0015

また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のテレビ放送再送信装置において、前記目標利得設定手段は、前記レベル検出手段にて前記受信信号に含まれるテレビ放送信号が選局されず、テレビ放送が全チャンネル停波しているときには、前記目標利得を最小利得に設定することを特徴とする。

発明の効果

0016

請求項1に記載のテレビ放送再送信装置においては、レベル検出手段が、受信信号に含まれる放送信号をチャンネル毎に選局し、その選局した各チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを検出する。

0017

そして、このレベル検出手段にて、受信信号に含まれるテレビ放送信号の全チャンネル分のレベル検出がなされると、目標利得設定手段が、その検出された各チャンネルの信号レベルの中から、もっともレベルの高い信号レベルを選択し、その選択した信号レベルのテレビ放送信号が増幅手段にて所定レベルまで増幅されるよう、利得調整手段が増幅手段の利得を制御する際の目標利得を設定する。

0018

また、レベル検出手段は、テレビ放送信号の全チャンネル分の選局及びレベル検出動作を周期的に行い、目標利得設定手段は、レベル検出手段の周期的動作によって受信信号に含まれる全チャンネル分の信号レベルが検出される度に、その検出結果に基づき目標利得を設定する。

0019

従って、本発明のテレビ放送再送信装置によれば、受信設備側でテレビ放送信号の受信レベルが変動しても、その受信レベルが最大となるチャンネルのテレビ放送信号の送信電力が、規定値を超えることのない最適レベルとなるよう、増幅手段の利得を自動調整することができる。

0020

このため、本発明のテレビ放送再送信装置によれば、受信設備で受信されたテレビ放送信号を、その送信電力が規定値を超えることのない範囲内で、最大の利得(=目標利得)で増幅して、送信アンテナから再送信させることができるようになる。

0021

また、増幅器の利得は、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数に関係なく、受信レベルが最大となるテレビ放送信号の信号レベルに基づき設定されるので、放送局からのテレビ放送の中断(所謂停波)等によって、再送信するチャンネル数が減っても、テレビ放送信号を適正な送信電力で再送信することができる。

0022

次に、請求項2に記載のテレビ放送再送信装置においては、レベル検出手段にて受信信号に含まれるテレビ放送信号が選局されず、テレビ放送が全チャンネル停波しているときには、目標利得設定手段が、増幅手段の目標利得を最小利得に設定する。

0023

このため、請求項2に記載のテレビ放送再送信装置によれば、例えば、テレビ放送が全チャンネル停波している状態で、特定のチャンネルでテレビ放送が再開され、その後、レベル検出手段、目標利得設定手段、及び利得調整手段の動作によって、増幅手段の利得が目標利得に制御される迄の間に、そのチャンネルのテレビ放送信号が高利得で増幅されて、送信アンテナからの送信電力が規定値を超えてしまう、といったことを防止することができる。

図面の簡単な説明

0024

実施形態のテレビ放送再送信装置の構成を表すブロック図である。
制御回路にて実行される目標利得設定処理を表すフローチャートである。

実施例

0025

以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用されたテレビ放送再送信装置の構成を表すブロック図である。
本実施形態のテレビ放送再送信装置10は、地上デジタル放送のテレビ放送電波を受信
する受信アンテナ単体、若しくは、その受信アンテナや増幅装置等から構成されるテレビ放送受信用の受信設備から、伝送線や分岐分波器等を介して伝送されてきた受信信号を、テレビ放送電波が届かない場所に再送信するためのものであり、図1に示すように構成されている。

0026

すなわち、テレビ放送再送信装置10は、例えば建造物の壁面等に設置されたテレビ端子2を介して、前記受信設備から伝送線等を介して伝送されてきた受信信号を取り込み、その受信信号を前後2段の増幅回路12、16からなる増幅器にて所定レベルまで増幅して、送信アンテナ4に出力することで、受信設備で受信されたテレビ放送信号を建造物内若しくは建造物周囲に再送信するようにされている。

0027

また、増幅器を構成する前後2段の増幅回路12、16の出力側には、可変減衰回路からなる利得調整回路GC回路)14、18が設けられており、これら各GC回路14,18の減衰量を、自動利得調整回路(AGC回路)20が調整することにより、AGC回路20が増幅器全体の利得を調整するようにされている。従って、本実施形態のテレビ放送再送信装置10は、AGC回路付き増幅器として機能することになる。

0028

また次に、テレビ放送再送信装置10において、テレビ端子2から初段の増幅回路12に至る受信信号の入力経路には、この経路を流れる受信信号の一部を分岐させる分岐回路22が設けられている。

0029

そして、この分岐回路22で分岐された受信信号は、増幅回路24にて増幅された後、周波数変換用ミキサ28に入力され、ミキサ28にて、局部発振器26が発生した高周波信号と混合されることにより、元の受信信号よりも周波数の低い受信信号に周波数変換される。

0030

また、その周波数変換された受信信号は、通過周波数帯域がテレビ放送1チャンネル分の周波数帯域(6MHz)に設定されたバンドパスフィルタ(BPF)30を介して、増幅回路32に入力され、増幅回路32にて更に増幅された後、検波器34にて検波される。

0031

一方、局部発振器26は、発振周波数制御電圧により制御可能な電圧可変発振器(所謂VCO)にて構成されており、選局回路36からの制御電圧により発振周波数が調整される。

0032

また、選局回路36は、マイクロコンピュータを中心に構成された制御回路40からの選局指令に従い、局部発振器26の発振周波数を制御することで、地上デジタル放送で使用されるチャンネル13から62のテレビ放送信号の内、制御回路40から指令された任意の1チャンネル分(以下、このチャンネルを選局チャンネルという)の受信信号を、BPF30を通過可能な中間周波信号に周波数変換させるものである。

0033

次に、制御回路40には、検波器34からの検波電圧(つまり、BPF30を通過した選局チャンネルの受信信号の検波電圧)が入力される。つまり、制御回路40は、選局回路36を介して局部発振器26の発振周波数を制御することにより、選局チャンネルのテレビ放送信号を、BPF30を通過する周波数帯に周波数変換させ、BPF30を通過したテレビ放送信号の検波電圧を検波器34を介して取り込むことにより、そのテレビ放送信号の信号レベルを検出する。

0034

そして、制御回路40は、この動作を、地上デジタル放送の全チャンネルに対して行うことにより、受信信号に含まれるテレビ放送信号の信号レベルを全チャンネル分検出し、
その検出結果に基づき、AGC回路20が増幅器全体の利得を調整する際の目標利得(換言すればAGC回路20が各GC回路14、18の減衰量を調整する際の制御量)を設定する。

0035

以下、このように制御回路40にて実行される目標利得設定処理を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
この目標利得設定処理は、テレビ放送再送信装置に電源投入されて、制御回路(マイクロコンピュータ)40が起動した後、制御回路40にて繰り返し実行される処理であり、処理が開始されると、まずS110(Sはステップを表す)にて、AGC回路20の目標利得を、最小値(最小利得)、若しくは、電源が遮断される前に前回制御していた目標利得(前回値)に初期設定する。

0036

なお、この初期設定は、最小値及び前回値の目標利得の何れを設定するようにしてもよいが、目標利得の初期値として最小値を設定するようにした場合には、AGC回路20により、GC回路14、18の減衰量が最大に制御されて、送信アンテナ4から再送信されるテレビ放送信号の送信電力が最小になり、テレビ放送信号の送信電力が電波法等で規定された規定値を超えるのをより確実に防止できる。

0037

次に、S120では、選局回路36に対し指令する選局チャンネルを、地上デジタル放送の最小チャンネル:13(若しくは最大チャンネル:52)に初期設定することで、その選局チャンネルのテレビ放送信号を、BPF30を通過可能な中間周波信号に周波数変換させる。

0038

また次に、続くS130では、検波器34から検波電圧を取り込むことで、選局チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルを検出し、続く140にて、その検出した信号レベルが放送信号の有無を判定する判定レベルよりも高いか否かを判断することにより、現在、選局チャンネルでテレビ放送が行われているか否かを判断する。

0039

そして、S130にて検出された信号レベルが、判定レベルよりも高く、選局チャンネルでテレビ放送が行われている場合には、S150にて、その信号レベルを放送チャンネルに関連づけて、制御回路40内のメモリ(RAM等)に記憶した後、S160に移行し、逆に、S130にて検出された信号レベルが、判定レベル以下で、選局チャンネルではテレビ放送が行われていない場合には、そのままS160に移行する。

0040

S160では、上記S130〜S150の一連の処理が、地上デジタル放送の全チャンネル分実行されたか否かを判断し、地上デジタル放送の全チャンネル分実行されていなければ、S170にて、選局チャンネルの値を「+1」(若しくは「−1」)することにより選局チャンネルを変更し、S130に移行する。

0041

また逆に、S160にて、上記S130〜S150の一連の処理が、地上デジタル放送の全チャンネル分実行されたと判断された場合には、S180に移行し、上記S130〜S150の一連の処理を地上デジタル放送の全チャンネル分実行することによりメモリに記憶された、現在放送中(換言すれば再送信中)のテレビ放送信号の信号レベルの中から、信号レベルが最も高い最大信号レベルを抽出する。

0042

そして、続くS190では、S180にて、最大信号レベルが抽出できたか否か、詳しくは、メモリに現在放送中(換言すれば再送信中)のテレビ放送信号の信号レベルが一つでも記憶されていて、その中から最大信号レベルが抽出できたか否か、を判断する。

0043

S190にて、最大信号レベルが抽出できたと判断されると、S200に移行して、その最大受信レベルに基づき、AGC回路20の目標利得を設定する。具体的には、最大受信レベルのテレビ放送信号を送信アンテナ4から放射させた際に、その送信電力が、電波法等で規定された規定値を超えることのない範囲内で、最大となるよう、AGC回路20の目標利得を設定する。そして、その目標利得の設定後は、再度S120に移行し、上記一連の処理を再度実行する。

0044

一方、S190にて、最大信号レベルが抽出できなかったと判断されると、現在放送中(換言すれば再送信中)のテレビ放送信号がなく、地上デジタル放送が全チャンネル停波しているので、S210に移行して、AGC回路20の目標利得を最小値(最小利得)に設定し、再度S120に移行する。

0045

以上説明したように、本実施形態のテレビ放送再送信装置10においては、受信施設から伝送されてくる可能性のある地上デジタル放送の全チャンネルに渡って、テレビ放送信号の信号レベルを検出し(S120、S130、S160、S170)、その検出した信号レベルから、実際に放送が行われているチャンネルを識別して、そのチャンネルの信号レベルをメモリに記憶し(S140、S150)、その記憶した信号レベルの中から最もレベルの高い最大信号レベルを抽出して(S180)、その最大信号レベルのテレビ放送信号の送信アンテナ4からの送信電力が、規定値を超えることのない範囲内で最大となるよう、AGC回路20を介して増幅器の利得を制御する(S200)。

0046

このため、本実施形態のテレビ放送再送信装置10によれば、受信設備側でテレビ放送信号の受信レベルが変動しても、その受信レベルが最大となるチャンネルのテレビ放送信号の送信電力が、規定値を超えることのない最適レベルとなるよう、増幅器の利得を制御できることになり、送信アンテナ4から受信端末側には、各チャンネルの放送信号を、一つの増幅器で実現し得る最大の電力で配信することができるようになる。

0047

また、増幅器の利得(換言すれば増幅率)は、再送信するテレビ放送信号のチャンネル数に関係なく、受信レベルが最大となるテレビ放送信号の信号レベルに基づき設定されるので、放送局からのテレビ放送の中断(所謂停波)等によって、再送信するチャンネル数が減っても、テレビ放送信号を適正な送信電力で再送信することができる。

0048

また更に、本実施形態では、テレビ放送が全チャンネル停波しているときには、目標利得を最小値(最小利得)に設定する(S210)ことから、何れかのチャンネルでテレビ放送が再開され、その後、そのテレビ放送信号の信号レベルに基づき増幅器の利得が制御される迄の間に、テレビ放送信号が高利得で増幅されて、送信アンテナからの送信電力が規定値を超えてしまうのを防止することができる。

0049

なお、本実施形態においては、AGC回路20が本発明の利得調整手段に相当し、選局回路36、局部発振器26、ミキサ28、BPF30及び検波器34と、S120〜S170の処理とが、本発明のレベル検出手段に相当し、S180〜S210の処理が、本発明の目標利得設定手段に相当する。

0050

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、受信信号に含まれるテレビ放送信号の信号レベルをチャンネル毎に検出する際、受信設備から伝送されてくる可能性のある地上デジタル放送全チャンネル分に対し選局を行い、各チャンネルの信号レベルを検出するものとして説明したが、設置される地域が既知で、再送信対象となるテレビ放送信号のチャンネルが判明してい
る場合には、S120〜S170の処理で、そのチャンネルに対してのみ信号レベルの検出を行うようにしてもよい。

0051

2…テレビ端子、4…送信アンテナ、10…テレビ放送再送信装置、12,16…増幅回路、14,18…GC回路、20…AGC回路、22…分岐回路、24…増幅回路、26…局部発振器、28…ミキサ、30…BPF,32…増幅回路、34…検波器、36…選局回路、40…制御回路。

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