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技術 スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具と、この延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法。

出願人 東京電力ホールディングス株式会社
発明者 末原知洋清水孝史小林紀彦齋尾崇松本進一
出願日 2009年3月30日 (11年7ヶ月経過) 出願番号 2009-081543
公開日 2010年10月14日 (10年1ヶ月経過) 公開番号 2010-233434
状態 未査定
技術分野 ライトガイド一般及び応用 電線ケーブルの据付
主要キーワード 強制部材 ネジ止め機構 予備作業 集束リング 誘導具 分岐具 テーピング材 接続杆
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

スパイラルハンガー内における走行時の安定性を確保し、メッセンジャーワイヤー上の分岐具防護管等の障害物の有無ならびに通信ケーブルが存在する場合・存在しない場合のいずれにおいても、スパイラルハンガー内からの脱落を確実に防止した、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具と、この延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法を提供する。

解決手段

本発明は、通信ケーブルをスパイラルハンガーに沿って移動させるための通信ケーブル牽引用のリードワイヤーを、スパイラルハンガーに挿通させて電柱間張架するために用いる、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具であって、この延線用先導具は、後端部にリードワイヤーの接続部を備えている長尺棒状部材により形成され、棒状部材の上面には、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込む二股状のメッセンジャーガイド部を複数設けている。

概要

背景

従来において、この種の通信ケーブル延線用先導具として、種々の構造のものが提案されている。

例えば、特許文献1に開示されているような、ケーブル牽引ロープ挿通用の延線用先導具が存在する。

この延線用先導具は、図8に示すように、所定の長さの主体杆101に沿うようにして主体杆101の周囲に配置した適宜数の弾性107により、全体として長尺略楕円形状に形成されている。

具体的には、主体杆101の先端に設けた拡開強制部材104に螺子杆突設し、この螺子杆を、主体部と支承部から成る支承片105の主体部を通じて、先細状の先導材109に設けた螺子穴螺合して、支承片105を介して先導材109を拡開強制部材104に接続して構成されている。

そして、支承片105の支承部には、拡開強制部材104の周面に接して互いに離開する、適宜数の弾性杆107の先端部を、主体杆101の軸線に沿う方向に回動可能に止着している。また、主体杆101の基端部には、後側接続杆103が設けられている。

この後側接続杆103は、金属製の棒杆体であり、この後側接続杆103に弾性杆107の基端部を宛がっている状態を、集束リング110により維持している。

また、後側接続杆103は、規制リング111を有する重り杆112を接続している。この重り杆112は、基端部にリードワイヤーWを接続する接続ジャック114を備えている。

この延線用先導具の使用に際しては、図9・図10に示すように、メッセンジャーワイヤーMを介して電柱D,D間に架設しているスパイラルハンガーSの内側に延線用先導具を配置する。

そして、延線用先導具の基端部に位置している後側接続杆103の接続ジャック114にリードワイヤーWを接続して、リードワイヤーWを押し(送り)出す。

このリードワイヤーWの押し(送り)出し力により、延線用先導具は、メッセンジャーワイヤーMに沿ってスパイラルハンガーSの内側において一方の電柱D側から他方の電柱D側へ移動し、リードワイヤーWが電柱D,D間に張架される。

その後、延線用先導具の接続ジャック114からリードワイヤーWを外して、
延線用先導具をスパイラルハンガーSから取り外す。次に、リードワイヤーWの先端部に牽引ロープを接続して、リードワイヤーWを元の位置側に引き戻すと、牽引ロープが電柱D,D間に架設されることになる。

そして、牽引ロープの端部に通信ケーブルの先端部を接続してから、牽引ロープを牽引することにより、牽引ロープの端部に接続している通信ケーブルが一方の電柱D側から他方の電柱D側へと移動して、電柱D,D間に通信ケーブルが吊架される。

また、リードワイヤーWの基端部に牽引ロープを接続しておけば、リードワイヤーWを電柱D,D間に張架した後、他方の電柱D側からリードワイヤーWを牽引することにより、牽引ロープが電柱D,D間に架設されることになる。

この状態で、牽引ロープの端部に通信ケーブルの先端部を接続してから、牽引ロープを牽引することにより、牽引ロープの端部に接続している通信ケーブルが一方の電柱D側から他方の電柱D側へと移動して、電柱D,D間に通信ケーブルが吊架される。

延線用先導具は、以上のような通信ケーブルの架設作業における、所謂予備作業として、前記の通りに用いるものである。

この他、特許文献2に開示されているような、通信ケーブルの架設において、効率的且つ安全に作業を行えるケーブル架設方法およびケーブル架設装置なる技術も存在する。

この技術は、誘導具の開口部が上方に向くように把持部把持させて、操作棒を操作して誘導具を動かし、誘導具を支持線に被せる。そして、誘導具に接続された推進ワイヤまたは通線ロッドを地上から繰り出して、誘導具を前進させる。誘導具は把持部から離脱し、支持線を抱き込んでいる。

次に、誘導具を所定位置まで前進させ、所定位置に達したら、推進ワイヤまたは通線ロッドから誘導具を取り外し、架設対象ケーブルまたは牽引用ロープを推進ワイヤまたは通線ロッドを取り付け、架設対象ケーブルまたは牽引用ロープを引き戻すものである。

さらに、特許文献3に開示されているような、作業効率が向上する架線工具なる技術も存在する。

この架線工具は、吊線に吊り下げられた既設ケーブルに加えて、新設ケーブルを配置する架線工具であって、長手方向を有し、長手方向に垂直な面で切断したときの断面形状が円弧状に形成されたガイド本体を備えている。また、ガイド本体の外側の表面には、延線ロッドをガイド本体に固定するためのインシュロックが配置されている。ガイド本体は、平面視したときに、長手方向の先端部がるように形成されている。

概要

スパイラルハンガー内における走行時の安定性を確保し、メッセンジャーワイヤー上の分岐具防護管等の障害物の有無ならびに通信ケーブルが存在する場合・存在しない場合のいずれにおいても、スパイラルハンガー内からの脱落を確実に防止した、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具と、この延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法を提供する。本発明は、通信ケーブルをスパイラルハンガーに沿って移動させるための通信ケーブル牽引用のリードワイヤーを、スパイラルハンガーに挿通させて電柱間に張架するために用いる、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具であって、この延線用先導具は、後端部にリードワイヤーの接続部を備えている長尺の棒状部材により形成され、棒状部材の上面には、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込む二股状のメッセンジャーガイド部を複数設けている。

目的

本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、スパイラルハンガー内における走行時の安定性を確保し、メッセンジャーワイヤー上の分岐具や防護管等の障害物の有無ならびに通信ケーブルが存在する場合・存在しない場合のいずれにおいても、スパイラルハンガー内からの脱落を確実に防止した、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具と、この延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

通信ケーブルスパイラルハンガーに沿って移動させるための通信ケーブル牽引用のリードワイヤーを、スパイラルハンガーに挿通させて電柱間張架するために用いる、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具であって、この延線用先導具は、後端部にリードワイヤーの接続部を備えている長尺棒状部材により形成され、棒状部材の上面には、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込む二股状のメッセンジャーガイド部を複数設けていることを特徴とするスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具。

請求項2

個々のメッセンジャーガイド部は、延線用先導具の進行方向における前後に撓曲可能に形成されている請求項1に記載のスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具。

請求項3

延線用先導具の先端部に、膨出形状カウリング部を備えている請求項1また2に記載のスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具。

請求項4

延線用先導具の後端部に備えているリードワイヤー接続部は、棒状部材の長手方向に沿った横向きの位置から上方を向くように、取り付け角度を変更できる構造としている請求項1乃至3のいずれかに記載のスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具。

請求項5

通信ケーブルの延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法であって、電柱間に架設したメッセンジャーワイヤーにスパイラルハンガーを吊設する工程と、延線用先導具の後端部に備えているリードワイヤー接続部に、リードワイヤーを接続する工程と、延線用先導具の上面に設けている複数のメッセンジャーガイドにより、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込ませる工程と、メッセンジャーワイヤーにより支持されている延線用先導具を、リードワイヤーの押し(送り)出し力によりスパイラルハンガー内を走行させ、このリードワイヤーを介して、通信ケーブルをスパイラルハンガーに挿通させて電柱間に張架する工程と、から成ることを特徴とする、通信ケーブルの延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法。

技術分野

0001

本発明は、電柱間架設したメッセンジャーワイヤーと称する吊線等に吊設しているスパイラルハンガー螺旋状ケーブル支持具)を介して、電柱間に通信ケーブルを架設する際に、通信ケーブルをスパイラルハンガーに沿って移動させるケーブル牽引用のリードワイヤーを、スパイラルハンガーに挿通させて電柱間に張架するために用いる、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具と、この延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法に関するものである。

背景技術

0002

従来において、この種の通信ケーブルの延線用先導具として、種々の構造のものが提案されている。

0003

例えば、特許文献1に開示されているような、ケーブル牽引ロープ挿通用の延線用先導具が存在する。

0004

この延線用先導具は、図8に示すように、所定の長さの主体杆101に沿うようにして主体杆101の周囲に配置した適宜数の弾性107により、全体として長尺略楕円形状に形成されている。

0005

具体的には、主体杆101の先端に設けた拡開強制部材104に螺子杆突設し、この螺子杆を、主体部と支承部から成る支承片105の主体部を通じて、先細状の先導材109に設けた螺子穴螺合して、支承片105を介して先導材109を拡開強制部材104に接続して構成されている。

0006

そして、支承片105の支承部には、拡開強制部材104の周面に接して互いに離開する、適宜数の弾性杆107の先端部を、主体杆101の軸線に沿う方向に回動可能に止着している。また、主体杆101の基端部には、後側接続杆103が設けられている。

0007

この後側接続杆103は、金属製の棒杆体であり、この後側接続杆103に弾性杆107の基端部を宛がっている状態を、集束リング110により維持している。

0008

また、後側接続杆103は、規制リング111を有する重り杆112を接続している。この重り杆112は、基端部にリードワイヤーWを接続する接続ジャック114を備えている。

0009

この延線用先導具の使用に際しては、図9図10に示すように、メッセンジャーワイヤーMを介して電柱D,D間に架設しているスパイラルハンガーSの内側に延線用先導具を配置する。

0010

そして、延線用先導具の基端部に位置している後側接続杆103の接続ジャック114にリードワイヤーWを接続して、リードワイヤーWを押し(送り)出す。

0011

このリードワイヤーWの押し(送り)出し力により、延線用先導具は、メッセンジャーワイヤーMに沿ってスパイラルハンガーSの内側において一方の電柱D側から他方の電柱D側へ移動し、リードワイヤーWが電柱D,D間に張架される。

0012

その後、延線用先導具の接続ジャック114からリードワイヤーWを外して、
延線用先導具をスパイラルハンガーSから取り外す。次に、リードワイヤーWの先端部に牽引ロープを接続して、リードワイヤーWを元の位置側に引き戻すと、牽引ロープが電柱D,D間に架設されることになる。

0013

そして、牽引ロープの端部に通信ケーブルの先端部を接続してから、牽引ロープを牽引することにより、牽引ロープの端部に接続している通信ケーブルが一方の電柱D側から他方の電柱D側へと移動して、電柱D,D間に通信ケーブルが吊架される。

0014

また、リードワイヤーWの基端部に牽引ロープを接続しておけば、リードワイヤーWを電柱D,D間に張架した後、他方の電柱D側からリードワイヤーWを牽引することにより、牽引ロープが電柱D,D間に架設されることになる。

0015

この状態で、牽引ロープの端部に通信ケーブルの先端部を接続してから、牽引ロープを牽引することにより、牽引ロープの端部に接続している通信ケーブルが一方の電柱D側から他方の電柱D側へと移動して、電柱D,D間に通信ケーブルが吊架される。

0016

延線用先導具は、以上のような通信ケーブルの架設作業における、所謂予備作業として、前記の通りに用いるものである。

0017

この他、特許文献2に開示されているような、通信ケーブルの架設において、効率的且つ安全に作業を行えるケーブル架設方法およびケーブル架設装置なる技術も存在する。

0018

この技術は、誘導具の開口部が上方に向くように把持部把持させて、操作棒を操作して誘導具を動かし、誘導具を支持線に被せる。そして、誘導具に接続された推進ワイヤまたは通線ロッドを地上から繰り出して、誘導具を前進させる。誘導具は把持部から離脱し、支持線を抱き込んでいる。

0019

次に、誘導具を所定位置まで前進させ、所定位置に達したら、推進ワイヤまたは通線ロッドから誘導具を取り外し、架設対象ケーブルまたは牽引用ロープを推進ワイヤまたは通線ロッドを取り付け、架設対象ケーブルまたは牽引用ロープを引き戻すものである。

0020

さらに、特許文献3に開示されているような、作業効率が向上する架線工具なる技術も存在する。

0021

この架線工具は、吊線に吊り下げられた既設ケーブルに加えて、新設ケーブルを配置する架線工具であって、長手方向を有し、長手方向に垂直な面で切断したときの断面形状が円弧状に形成されたガイド本体を備えている。また、ガイド本体の外側の表面には、延線ロッドをガイド本体に固定するためのインシュロックが配置されている。ガイド本体は、平面視したときに、長手方向の先端部がるように形成されている。

先行技術

0022

特開2003−87918号公報
特開2001−136617号公報
特開2006−340512号公報

発明が解決しようとする課題

0023

しかしながら、従来において、特許文献1に開示されている、全体として長尺な略楕円形状に形成されている延線用先導具を使用した場合、以下の理由により、図11(a)・(b)に示すように、延線用先導具がスパイラルハンガーSから脱落してしまう事態が生じている。

0024

例えば、スパイラルハンガーS内に位置している既設の通信ケーブルKに撚れや蛇行がある場合、延線用先導具における弾性杆107の張り出し部分が、通信ケーブルKの撚れや蛇行に沿って誘導されるように移動してしまうこととなる。

0025

その為、延線用先導具の進路が、通信ケーブルKの撚れや蛇行により強制的に変更されてしまい、これにより、スパイラルハンガーSから延線用先導具が脱落してしまうのである。

0026

また、スパイラルハンガーSを支持するために電柱D,D間に架設したメッセンジャーワイヤーMの弛緩度が高い場合、延線用先導具の走路となるメッセンジャーワイヤーMが縦方向に撓んで、全体として弓形状となるため、スパイラルハンガーSにできる隙間から、延線用先導具が脱落してしまう事態が生じている。

0027

さらに、スパイラルハンガーSが蛇行している場合、延線用先導具の走路となるスパイラルハンガーSが横方向に蛇行することとなり、スパイラルハンガーSにできる隙間から、延線用先導具が脱落してしまう事態も生じている。

0028

この他、特許文献2に開示されている技術の場合、既設ケーブルの有無によって誘導具の使い分けが必要であったり、メッセンジャーワイヤーMに分岐があると誘導具が使用できなかったりする。また、スパイラルハンガーSのピッチは一様でないので、落下する可能性があったりする。このため、手戻りが生じる可能性が高く、作業効率が低下してしまう問題点があった。

0029

しかも、誘導具に接続された推進ワイヤまたは通線ロッドを、通常は地上から繰り出して、誘導具を前進させることから、より安定した走行性の確保が非常に難しくなっている。

0030

さらに、特許文献3に開示されている技術の場合、既設ケーブルの存在が前提となっていることに加え、ガイド本体は、平面視したときに長手方向の先端部が尖るように形成されているから、通信ケーブルの撚れに沿って移動した際に、先端部が通信ケーブルの隙間に刺さってしまうことがある。そして、通信ケーブルの隙間に、ガイド本体の先端部が刺さってしまったときは、ガイド本体を引き戻すという面倒な作業が必要となる。

0031

しかも、一度の引き戻しでは、完全には修復しないので、同じ場所において、数回の引き戻し作業が必要となる。

0032

このように、従来の用具・手法等においては、上記したような種々の理由により、作業時間が必要以上に長くなったり、多くの作業員を要することとなり、通信ケーブルを延線する際の作業効率が悪くなっていた。

0033

加えて、作業員の操作方法が好ましくない場合には、スパイラルハンガーSからの延線用先導具の脱落により、公衆請負災害を与えてしまう可能性もある。

0034

そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、スパイラルハンガー内における走行時の安定性を確保し、メッセンジャーワイヤー上の分岐具防護管等の障害物の有無ならびに通信ケーブルが存在する場合・存在しない場合のいずれにおいても、スパイラルハンガー内からの脱落を確実に防止した、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具と、この延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0035

本発明は、通信ケーブルをスパイラルハンガーに沿って移動させるための通信ケーブル牽引用のリードワイヤーを、スパイラルハンガーに挿通させて電柱間に張架するために用いる、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具であって、この延線用先導具は、後端部にリードワイヤーの接続部を備えている長尺の棒状部材により形成され、棒状部材の上面には、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込む二股状のメッセンジャーガイド部を複数設けていることで、上述した課題を解決した。

0036

また、個々のメッセンジャーガイド部は、延線用先導具の進行方向における前後に撓曲可能に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。

0037

さらに、延線用先導具の先端部に、膨出形状カウリング部を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。

0038

また、延線用先導具の後端部に備えているリードワイヤー接続部は、棒状部材の長手方向に沿った横向きの位置から上方を向くように、取り付け角度を変更できる構造としていることで、同じく上述した課題を解決した。

0039

この他、本発明は、通信ケーブルの延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法であって、電柱間に架設したメッセンジャーワイヤーにスパイラルハンガーを吊設する工程と、延線用先導具の後端部に備えているリードワイヤー接続部に、リードワイヤーを接続する工程と、延線用先導具の上面に設けている複数のメッセンジャーガイドにより、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込ませる工程と、メッセンジャーワイヤーにより支持されている延線用先導具を、リードワイヤーの押し(送り)出し力によりスパイラルハンガー内を走行させ、このリードワイヤーを介して、通信ケーブルをスパイラルハンガーに挿通させて電柱間に張架する工程と、から成ることで、同じく上述した課題を解決した。

0040

ことを特徴とする、通信ケーブルの延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法。

発明の効果

0041

本発明は、通信ケーブルをスパイラルハンガーに沿って移動させるための通信ケーブル牽引用のリードワイヤーを、スパイラルハンガーに挿通させて電柱間に張架するために用いる、スパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線用先導具であって、
この延線用先導具は、後端部にリードワイヤーの接続部を備えている長尺の棒状部材により形成され、棒状部材の上面には、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込む二股状のメッセンジャーガイド部を複数設けていることから、スパイラルハンガー内における走行時の安定性を確保し、通信ケーブルが存在する場合・存在しない場合のいずれにおいても、スパイラルハンガー内からの脱落を確実に防止することができる。

0042

具体的には、延線用先導具は、後端部にリードワイヤーの接続部を備えている長尺の棒状部材により形成され、棒状部材の上面には、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込む二股状のメッセンジャーガイド部を複数設けていることから、この複数のメッセンジャーガイド部によりメッセンジャーワイヤーを左右から挟み込んで、延線用先導具を、メッセンジャーワイヤーに沿って走行させることができる。

0043

その為、スパイラルハンガー内に位置している既設の通信ケーブルの撚れや蛇行の有無に拘わらず、延線用先導具の安定した走行が得られる。

0044

その結果、延線用先導具の進路が、通信ケーブルの撚れや蛇行により強制的に変更されてしまうこともなくなり、スパイラルハンガーから延線用先導具が脱落してしまう事態の発生を防止しているのである。

0045

また、延線用先導具の走路となるメッセンジャーワイヤーが、縦方向に撓んで全体として弓形状となっている場合においても、複数のメッセンジャーガイド部によりメッセンジャーワイヤーを左右から挟み込んでいるため、延線用先導具が撓んでいるメッセンジャーワイヤーに沿って走行することとなり、スパイラルハンガーにできる隙間から延線用先導具が脱落することがない。

0046

さらに、複数のメッセンジャーガイド部によりメッセンジャーワイヤーを左右から挟み込んでいるため、スパイラルハンガーが蛇行している場合においても、スパイラルハンガーにできる隙間から延線用先導具が脱落することがない。

0047

そして、個々のメッセンジャーガイド部は、延線用先導具の進行方向における前後に撓曲可能に形成されていることから、メッセンジャーワイヤーに巻回されているスパイラルハンガーに接触すると、メッセンジャーガイド部が進行方向と逆の方向に撓んで、接触しているスパイラルハンガーを擦り抜けていく。

0048

その為、メッセンジャーワイヤーに巻回されているスパイラルハンガー内において、延線用先導具を滑らかに走行させることができると共に、メッセンジャーワイヤー上の分岐具や防護管等の障害物の有無に拘わらず、延線用先導具の安定した走行が可能である。

0049

また、延線用先導具の先端部に、膨出形状のカウリング部を備えていることから、延線用先導具が、既設の通信ケーブルに潜り込んでしまう事態の発生を防止している。

0050

さらに、既設の通信ケーブルに撚れや蛇行がある場合であっても、膨出形状のカウリング部が通信ケーブルの上を滑りながら進行するため、延線用先導具が、通信ケーブルの撚れや蛇行に沿って誘導されることもない。加えて、膨出形状のカウリング部が通信ケーブルの上を滑りながら進行するため、追い張りする通信ケーブルが、既設の通信ケーブルに巻き込まれてしまうこともない。

0051

また、延線用先導具の後端部に備えているリードワイヤー接続部は、棒状部材の長手方向に沿った横向きの位置から上方を向くように、取り付け角度を変更できる構造としていることから、リードワイヤー接続部を上向きにした状態でリードワイヤーを接続したときには、リードワイヤーの押し(送り)出し力により延線用先導具の先端部が持ち上げられ、スパイラルハンガー内において、延線用先導具の先端部側が上方を向いている状態を常に維持することができる。

0052

その為、スパイラルハンガー内に通信ケーブルが存在しない場合であっても、スパイラルハンガーにできる下側の隙間から、延線用先導具が脱落することがない。

0053

延線用先導具は、リードワイヤーの押し(送り)出し力により走行するのであるが、スパイラルハンガー内に通信ケーブルが存在しない場合は、リードワイヤーを押し(送り)出すときに、延線用先導具の頭部の位置が上下左右に振られてしまう。この現象は、リードワイヤーが長くなる程、頻繁に生じ、また、振りの程度も大きくなる。

0054

その為、延線用先導具においては、複数のメッセンジャーガイド部によりメッセンジャーワイヤーを左右から挟み込んで、延線用先導具の頭部がなるべく静止するようにし、しかも、リードワイヤー接続部を上向きにして、延線用先導具の先端部が上方を向いている状態を常に維持することにより、スパイラルハンガーにできる下側の隙間から、延線用先導具が脱落する事態の発生を防止しているのである。

0055

この他、本発明は、通信ケーブルの延線用先導具を用いたスパイラルハンガー内への通信ケーブルの延線方法であって、電柱間に架設したメッセンジャーワイヤーにスパイラルハンガーを吊設する工程と、延線用先導具の後端部に備えているリードワイヤー接続部に、リードワイヤーを接続する工程と、延線用先導具の上面に設けている複数のメッセンジャーガイドにより、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込ませる工程と、メッセンジャーワイヤーにより支持されている延線用先導具を、リードワイヤーの押し(送り)出し力によりスパイラルハンガー内を走行させ、このリードワイヤーを介して、通信ケーブルをスパイラルハンガーに挿通させて電柱間に張架する工程と、から成ることから、スパイラルハンガー内からの延線用先導具の脱落を防止しながら、通信ケーブルの延線作業を円滑に実行することができる。

0056

そのため、全体の作業時間が短くなり、また、作業員も少人数で足りることとなり、通信ケーブルを延線する際の作業効率を飛躍的に向上させることができる。

0057

加えて、スパイラルハンガー内からの延線用先導具の脱落を確実に防止することから、公衆や請負に災害を与えてしまうこともない。

0058

この他にも、延線用先導具を用いて架設した通信ケーブルには、撚れや蛇行がないことから、延線用先導具を用いたケーブル工事の後工程(新設、補修撤去等)においても、結果的に大幅な作業効率の向上が図られることとなる。

図面の簡単な説明

0059

延線用先導具の構成を示すもので、延線用先導具を上方側から見た状態の斜視図である。
延線用先導具の構成を示すもので、延線用先導具を下方側から見た状態の斜視図である。
延線用先導具の構成を示すもので、(a)はメッセンジャーガイド部が進行方向における前後に撓曲可能である状態を示す側面図、(b)は延線用先導具の平面図である。
通信ケーブルが存在しないスパイラルハンガー内において、延線用先導具の先端部が上方を向いている状態を維持しながら、延線用先導具が走行している状態を示す側面図である。
通信ケーブルが存在しないスパイラルハンガー内において、延線用先導具が走行している状態を示すもので、複数のメッセンジャーガイド部において、1個のメッセンジャーガイド部がスパイラルハンガーに接触して撓曲している状態を示す側面図である。
通信ケーブルが存在しているパイラハンガー内において、延線用先導具が通信ケーブルの上を走行している状態を示す側面図である。
スパイラルハンガー内における延線用先導具の走行状態を示すもので、(a)は通信ケーブルが存在しないスパイラルハンガー内における延線用先導具の走行状態の概要を示す正面図、(b)は通信ケーブルが存在しているスパイラルハンガー内における延線用先導具の走行状態の概要を示す正面図、(c)は撚れが生じている通信ケーブルが存在しているスパイラルハンガー内における延線用先導具の走行状態の概要を示す正面図である。
全体として長尺な略楕円形状に形成されている、従来のケーブル牽引ロープ挿通用の先導具の構成を示す側面図である。
全体として長尺な略楕円形状に形成されている、従来のケーブル牽引ロープ挿通用の先導具を、通信ケーブルが存在しないスパイラルハンガー内で走行させている状態を示す側面図である。
全体として長尺な略楕円形状に形成されている、従来のケーブル牽引ロープ挿通用の先導具について、リードワイヤーの押し(送り)出し力によりスパイラルハンガー内を走行させている状態を示す斜視図である。
全体として長尺な略楕円形状に形成されている、従来のケーブル牽引ロープ挿通用の先導具の使用状態を示すもので、(a)はスパイラルハンガー内を先導具が走行して、スパイラルハンガーにできた隙間から先導具が脱落しようとしている状態を示す側面図、(b)はスパイラルハンガーにできた隙間から先導具が脱落して、下方に落下している状態を示す側面図である。

実施例

0060

以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。

0061

本発明は、通信ケーブルKをスパイラルハンガーSに沿って移動させるためのケーブル牽引用のリードワイヤーWを、スパイラルハンガーSに挿通させて、電柱D,D間に張架するために用いる延線用先導具Aである。

0062

この延線用先導具Aは、図1図2に示すように、全体が長尺の棒状部材により形成されており、先端部に膨出形状のカウリング部2を備えている。また、棒状部材の後端部に、リードワイヤーWの接続部3を備えている。

0063

この延線用先導具Aを構成する棒状部材は、スパイラルハンガーSのスパイラルピッチ間隔に対して、例えば、約3倍程度の長さに形成されている。

0064

また、棒状部材の上面には、図1図2図3(b)に示すように、4個のメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dを、所定の間隔を開けて設けている。このメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dは、メッセンジャーワイヤーMを左右から挟み込むもので、図1図2に示すように、二股状の略V字状に形成されている。

0065

尚、メッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dの形状は、略V字状に限定されることはなく、例えば、略U字状である等、メッセンジャーワイヤーMを左右から挟み込むことのできる形状を全て含むものである。

0066

また、1番目に位置しているメッセンジャーガイド1aは、メッセンジャーワイヤーMからの離脱を防止するため、他のメッセンジャーガイド1b,1c,1dよりも、二股(V字)の幅間隔を狭くすると、より好ましいものとなる。

0067

さらに、1番目に位置しているメッセンジャーガイド1aを、他のメッセンジャーガイド1b,1c,1dよりも高く(長く)なるように形成しても良い。また、1番目と4番目に位置しているメッセンジャーガイド1a,1dを、他のメッセンジャーガイド1b,1cよりも高く(長く)なるように形成しても良い。

0068

尚、図に示す延線用先導具Aは、棒状部材の上面に4個のメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dを設けているが、これに限定されることはなく、2個乃至3個、また、5個以上のメッセンジャーガイド部を設けるものであっても良い。

0069

また、個々のメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dは、図3(b)に示すように、延線用先導具Aの進行方向における前後に撓曲可能に形成されている。

0070

このメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dは、所定の長さの、柔軟性を有する薄板部材により形成されている。この薄板部材は、例えば、プラスチック部材等を素材とするものである。

0071

尚、メッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dは、薄板部材に限定されることはなく、例えば、棒状部材を用いて形成しても良い。

0072

また、図に示すメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dは、棒状部材の上面に設けている穴(図面には示していない)に、薄板部材の端部を差し込んで固定しているが、固定の手法は、これに限定されることはない。例えば、薄板部材を、ゴム材バネ材テーピング材等を介して、棒状部材の上面に固定しても良い。

0073

延線用先導具Aを構成する棒状部材の先端部に設けている膨出形状のカウリング部2は、通信ケーブルKが存在しているスパイラルハンガーS内を延線用先導具Aが走行するときに、延線用先導具Aが既設の通信ケーブルKに潜り込んでしまう事態の発生を防止するものである。

0074

このカウリング部2は、図1図2に示すように、例えば、アクリル板湾曲させて、全体として下面部分を膨出させた形状となっている。そして、例えば、膨出形状の一端部に所定の接続孔を設け、この接続孔を介して、棒状部材の先端部に取り付けるのである。

0075

さらに、延線用先導具Aの後端部に備えているリードワイヤー接続部3は、棒状部材の長手方向に沿った横向きの位置から上方を向くように、取り付け角度を変更できる構造としている。

0076

この取り付け角度を変更できる構造として、例えば、リードワイヤー接続部3を形成する所定の筒状部材の端部を棒状部材の後端部に軸支して、筒状部材が、棒状部材の長手方向に沿った横向きの位置(棒状部材と水平の位置)から上方を向くことができるようにする。

0077

そして、筒状部材が、棒状部材の長手方向に沿った横向きの位置(棒状部材と水平の位置)と、上方を向いた所定の取り付け角度の位置を維持できる、所定のネジ止め機構等を採用している。

0078

尚、リードワイヤー接続部3における取り付け角度を変更できる構造は、前記したものに限定されることはなく、どのような構造のものであっても良い。

0079

以下に、通信ケーブルKの延線用先導具Aを用いた、スパイラルハンガーS内への通信ケーブルKの延線方法を説明する。

0080

(電柱間に架設したメッセンジャーワイヤーにスパイラルハンガーを吊設する工程)
まず、電柱D,D間に架設しているメッセンジャーワイヤーMに、スパイラルハンガーSを巻回し、メッセンジャーワイヤーMにスパイラルハンガーSを吊設する。

0081

(延線用先導具の後端部に備えているリードワイヤー接続部に、リードワイヤーを接続する工程)
次に、延線用先導具Aの後端部に備えているリードワイヤー接続部3に、リードワイヤーWを接続する。

0082

このとき、リードワイヤー接続部3は、図1図2に示すように、延線用先導具Aを形成する棒状部材に対して、若干上方を向くような取り付け角度を維持している。その為、このリードワイヤー接続部3に接続したリードワイヤーWの端部近傍部分においても、棒状部材に対して、若干上方を向くような取り付け角度を維持することとなる。

0083

(延線用先導具の上面に設けている複数のメッセンジャーガイドにより、メッセンジャーワイヤーを左右から挟み込ませる工程)
次に、スパイラルハンガーS内に、延線用先導具Aを収容する。

0084

このとき、図4図7(a)(b)(c)に示すように、延線用先導具Aの上面に設けている個々のメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dにより、メッセンジャーワイヤーMを左右から挟み込んだ状態にする。

0085

(メッセンジャーワイヤーにより支持されている延線用先導具を、リードワイヤーの押し(送り)出し力によりスパイラルハンガー内を走行させ、このリードワイヤーを介して、通信ケーブルをスパイラルハンガーに挿通させて電柱間に張架する工程)
そして、メッセンジャーワイヤーMにより支持されている延線用先導具Aを、リードワイヤーWの押し(送り)出し力によりスパイラルハンガーS内を走行させ、このリードワイヤーWを介して、通信ケーブルKをスパイラルハンガーSに挿通させて、通信ケーブルKを電柱D,D間に張架する。

0086

延線用先導具Aが、スパイラルハンガーS内を走行するときは、リードワイヤー接続部3と、このリードワイヤー接続部3に接続したリードワイヤーWの端部近傍部分が若干上方を向くような取り付け角度を維持しているため、図4に示すように、リードワイヤーWの押し(送り)出し力により、延線用先導具Aの基端部分が下方に向けて押し付けられるような作用が生じる。

0087

その結果、図4に示すように、スパイラルハンガーS内において、延線用先導具Aの基端部分を支点として、延線用先導具Aの先端部側の先端部が持ち上げられ、スパイラルハンガーS内において、延線用先導具Aの先端部側が上方を向いている状態を常に維持することができる。

0088

また、スパイラルハンガーS内において、延線用先導具Aが走行するときは、延線用先導具Aの上面に設けている個々のメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dが、スパイラルハンガーSに衝突することになる。このとき、例えば、図5に示すように、スパイラルハンガーSに衝突したメッセンジャーガイド部1bが、延線用先導具Aの進行方向と逆の方向に撓んで、衝突しているスパイラルハンガーSを擦り抜けていくのである。

0089

また、スパイラルハンガーS内において、延線用先導具Aの先端部側が上方を向いている状態で延線用先導具Aが走行するときは、図4に示すように、4個のメッセンジャーガイド部1a,1b,1c,1dの全てが、メッセンジャーワイヤーMを挟み込んでいる状態となる。

0090

さらに、図7(a)に示すように、延線用先導具Aの両側面の一部がスパイラルハンガーSの内側面に接触した状態となる。

0091

このようにして、スパイラルハンガーS内において、延線用先導具Aが上下左右に振られてしまう現象をなるべく抑制して、延線用先導具の安定した走行を可能にしている。

0092

この他、既設の通信ケーブルKが存在するスパイラルハンガーS内において、延線用先導具Aが走行させるときは、図3(b)の実線部分・図6に示すように、リードワイヤー接続部3を、棒状部材の長手方向に沿った横向きの位置(棒状部材と水平の位置)に固定して、このリードワイヤー接続部3にリードワイヤーWの端部を接続する。

0093

このリードワイヤーWの接続状態でリードワイヤーWを押し(送り)出すと、
延線用先導具Aには、水平方向に移動させられる作用が生じる。そして、延線用先導具Aは、先端部にカウリング部2を備えていることから、スパイラルハンガーS内に既設の通信ケーブルKが存在するときは、図6に示すように、この通信ケーブルKの上をカウリング部2が接触して滑りながら進行して行く。

0094

また、図7(b)に示すように、延線用先導具Aのカウリング部2を除いた棒状部材の下面の一部も、通信ケーブルKに接触して滑りながら進行して行く。

0095

そして、図7(c)に示すように、既設の通信ケーブルKに撚れがあり、通信ケーブルKがスパイラルハンガーS内で偏っているときは、延線用先導具Aが一部の通信ケーブルKに接触して若干上方に浮いたような状態となる。

0096

このような場合においても、4個のメッセンジャーガイド1a,1b,1c,1dの全てがメッセンジャーワイヤーMを挟み込んでいる状態を維持して、延線用先導具Aの安定した走行を可能にしている。

0097

尚、万が一、メッセンジャーワイヤーMからメッセンジャーガイドが外れてしまった場合であっても、4個のメッセンジャーガイド1a,1b,1c,1dにおけるいずれか2個のメッセンジャーガイドがメッセンジャーワイヤーMを挟み込んでいる状態を維持していれば、延線用先導具Aの安定した直進性・走行性を保持でき、延線用先導具Aの性能に何等影響を与えるものではない。

0098

そして、延線用先導具Aを介して、リードワイヤーWを電柱D,D間に張架したときは、リードワイヤーWの基端部に通信ケーブルKの先端部を接続し、リードワイヤーWを牽引することにより、電柱D,D間に通信ケーブルKが張架されるのである。

0099

本発明は、スパイラルハンガーを介して種々の部材を延線する際に用いる延線用先導具として、幅広く利用することができる。

0100

A…延線用先導具
S…スパイラルハンガー
M…メッセンジャーワイヤー
W…リードワイヤー
D…電柱
1a…メッセンジャーガイド部
1b…メッセンジャーガイド部
1c…メッセンジャーガイド部
1d…メッセンジャーガイド部
2…カウリング部
3…接続ジャック
101…主体杆
103…後側接続杆
104…拡開強制部材
105…支承片
107…弾性杆
109…先導材
110…集束リング
111…規制リング
112…重り杆
114…接続ジャック

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