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技術 オーディオ装置、方法及びプログラム

出願人 株式会社JVCケンウッド株式会社ケンウッド・エンジニアリング
発明者 杉本伸吾
出願日 2009年3月24日 (10年7ヶ月経過) 出願番号 2009-071735
公開日 2010年10月7日 (9年1ヶ月経過) 公開番号 2010-224239
状態 未査定
技術分野 他に分類されない音響(残響,カラオケ等) 可聴帯域変換器用回路 可聴帯域変換器の回路等
主要キーワード 出力率 回転式操作部材 付け間違い 分岐コード 操作ポイント トラックアップ 専用信号線 トラックダウン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年10月7日)のものです。
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図面 (11)

課題

ユーザが検査を意識することなく、また、ユーザ操作に対して左右識別音の正しい出力は左右、どちらであるかを直感的に把握できるようにして、ユーザがイヤフォン12の装着部18L,18Rをに左右、正しく装着しているかどうかを気付かせるようにする。

解決手段

ユーザ操作について、再生開始トラックアップ等、ユーザに前進イメージを抱かせるようなものと、再生停止トラックダウン等、ユーザに停止や後進イメージを抱かせるようなものとに分類し、前者は右、後者は左に対応付ける。検出したユーザ操作の分類を判定し(S38)、それが前者であれば、右チャンネルから操作効果音を出力し(S39)、後者であれば、左チャンネルから操作効果音を出力する(S40)。ユーザは、自分のした操作についてイメージする左右と異なる側から左右識別音が出力されれば、装着部18L,18Rを左右付け違えていると判断する。

概要

背景

特許文献1は左耳及び右耳専用となっている2つのイヤフォン再生装置を開示する(特許文献1の図1(b)及び(c))。両イヤフォン型再生装置は、相互に異なる断面形状のキーを有し(特許文献1の段落0016)、ユーザは、左耳用か右耳用かを該キーの断面形状に基づき判断して、左右のへの付け間違いを回避するようにしている(特許文献1の段落0060)。

特許文献2は、左右の耳に共用のイヤフォンを開示する(特許文献2の図2)。ユーザは、該イヤフォンを、左右を気にせずに左右の耳に装着し、その後、再生キーを操作する(特許文献2の段落0020)。これに伴い、一方のイヤフォンから「右」という音声メッセージが出力され(特許文献2の段落0021)、ユーザは、該音声メッセージに基づき左右イヤフォンの左右音声出力が正しいか否かを判断し、正しいと判断すれば、そのまま放置し、間違いと判断すれば、さらに、再生キーを連続2回操作して、ステレオ信号の左右を切替えるようにしている(特許文献2の段落0021〜0024及び図1のフローチャートのS2〜S4,S7)。

特許文献2は、また、左右の耳に共用のイヤフォンにおいて、スピーカ部を分岐コード固定部に対して回転させることにより左右音声信号を切替えることを開示する(特許文献2の図3(c))。この左右音声切替型の左右共用イヤフォンでは、スピーカ部の周部の一部を平面に形成し、該イヤフォンを耳に装着してから、該平面が前向きになるように、スピーカ部を分岐コード固定部に対して回転させれば、左右のイヤフォンから左右の音が出力されるように、左右音声信号が自動的に切替わるようになっている(特許文献2の段落0032及び図3(a)及び(b))。

特許文献2は、さらに、左右の音声識別用にテスト信号を2つのイヤフォンの内のいずれか1つへ供給することを開示する(特許文献2の段落0014)。

概要

ユーザが検査を意識することなく、また、ユーザ操作に対して左右識別音の正しい出力は左右、どちらであるかを直感的に把握できるようにして、ユーザがイヤフォン12の装着部18L,18Rを耳に左右、正しく装着しているかどうかを気付かせるようにする。ユーザ操作について、再生開始トラックアップ等、ユーザに前進イメージを抱かせるようなものと、再生停止トラックダウン等、ユーザに停止や後進イメージを抱かせるようなものとに分類し、前者は右、後者は左に対応付ける。検出したユーザ操作の分類を判定し(S38)、それが前者であれば、右チャンネルから操作効果音を出力し(S39)、後者であれば、左チャンネルから操作効果音を出力する(S40)。ユーザは、自分のした操作についてイメージする左右と異なる側から左右識別音が出力されれば、装着部18L,18Rを左右付け違えていると判断する。

目的

本発明の目的は、左右の放音器から左右の音声チャンネルの音声が正しく出力されているかを、ユーザが意識的に検査操作を行わなくても、ユーザに速やかに気付かせることができるオーディオ装置、方法及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

所定の複数のユーザ操作に対し、それらの各ユーザ操作を左右いずれかに対応付け左右対応付け手段、ユーザ操作を検出して該検出したユーザ操作を前記左右対応付け手段が左右どちらに対応付けているかを判定する判定手段、及び左右の音声チャンネルの内、前記判定手段がユーザ操作について対応付けていると判定した方の音声チャンネルの放音器から左右識別音が主出力されるように、左右の音声チャンネル信号を生成するチャンネル信号生成手段、を備えることを特徴とするオーディオ装置

請求項2

前記所定の複数のユーザ操作は、相互に反対の処理概念である2つのユーザ操作の対を含み、前記左右対応付け手段は、各対の一方及び他方をそれぞれ左及び右に対応付けることを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。

請求項3

前記左右対応付け手段は、前進方向及び/又は増加方向の処理に係るユーザ操作に対しては右を対応付け、後退、減少方向及び/又は前進停止の処理に係るユーザ操作に対しては左を対応付けることを特徴とする請求項1又は2記載のオーディオ装置。

請求項4

前進方向及び/又は増加方向の処理は、再生開始トラックアップフォルダアップボリュームアップ、及び/又は早送りを含むことを特徴とする請求項3記載のオーディオ装置。

請求項5

後退、減少方向及び/又は前進停止の処理は、再生停止トラックダウン、フォルダダウンボリュームダウン及び/又は早戻しを含むことを特徴とする請求項3又は4記載のオーディオ装置。

請求項6

前記左右対応付け手段は、操作部材の操作方向が右方向又は時計方向になっているユーザ操作は右に対応付け、前記操作方向が左方向又は反時計方向になっているユーザ操作は左に対応付けることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のオーディオ装置。

請求項7

前記左右識別音は、ユーザ操作を受け付けたことをユーザに知らせる操作効果音、又は現在再生中若しくは再生開始しようとする再生対象再生音であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のオーディオ装置。

請求項8

前記左右識別音は、前記再生音に重畳した操作効果音であることを特徴とする請求項7記載のオーディオ装置。

請求項9

前記チャンネル信号生成手段は、前記判定手段が前記オーディオ装置の電源投入後に最初に検出したユーザ操作に対してのみ、左右識別音出力用の音声チャンネル信号を出力することを特徴とする請求項1〜8記載のオーディオ装置。

請求項10

所定の複数のユーザ操作に対し、それらの各ユーザ操作を左右いずれかに対応付ける左右対応付けステップ、ユーザ操作を検出して該検出したユーザ操作を前記左右対応付けステップにおいて左右どちらに対応付けているかを判定する判定ステップ、及び左右の音声チャンネルの内、前記判定ステップにおいてユーザ操作について対応付けていると判定した方の音声チャンネルの放音器から左右識別音が主出力されるように、左右の音声チャンネル信号を生成するチャンネル信号生成ステップ、を備えることを特徴とするオーディオ装置制御方法

請求項11

請求項1〜9のいずれかに記載のオーディオ装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、左右の音声チャンネル音声が放音器から左右、正しく出力されているかをユーザにが気付かせる左右識別音を出力する機能を装備するオーディオ装置、方法及びプログラムに関する。

背景技術

0002

特許文献1は左耳及び右耳専用となっている2つのイヤフォン再生装置を開示する(特許文献1の図1(b)及び(c))。両イヤフォン型再生装置は、相互に異なる断面形状のキーを有し(特許文献1の段落0016)、ユーザは、左耳用か右耳用かを該キーの断面形状に基づき判断して、左右のへの付け間違いを回避するようにしている(特許文献1の段落0060)。

0003

特許文献2は、左右の耳に共用のイヤフォンを開示する(特許文献2の図2)。ユーザは、該イヤフォンを、左右を気にせずに左右の耳に装着し、その後、再生キーを操作する(特許文献2の段落0020)。これに伴い、一方のイヤフォンから「右」という音声メッセージが出力され(特許文献2の段落0021)、ユーザは、該音声メッセージに基づき左右イヤフォンの左右音声出力が正しいか否かを判断し、正しいと判断すれば、そのまま放置し、間違いと判断すれば、さらに、再生キーを連続2回操作して、ステレオ信号の左右を切替えるようにしている(特許文献2の段落0021〜0024及び図1フローチャートのS2〜S4,S7)。

0004

特許文献2は、また、左右の耳に共用のイヤフォンにおいて、スピーカ部を分岐コード固定部に対して回転させることにより左右音声信号を切替えることを開示する(特許文献2の図3(c))。この左右音声切替型の左右共用イヤフォンでは、スピーカ部の周部の一部を平面に形成し、該イヤフォンを耳に装着してから、該平面が前向きになるように、スピーカ部を分岐コード固定部に対して回転させれば、左右のイヤフォンから左右の音が出力されるように、左右音声信号が自動的に切替わるようになっている(特許文献2の段落0032及び図3(a)及び(b))。

0005

特許文献2は、さらに、左右の音声識別用にテスト信号を2つのイヤフォンの内のいずれか1つへ供給することを開示する(特許文献2の段落0014)。

先行技術

0006

特開2000−333286号公報
特開2004−274540号公報

発明が解決しようとする課題

0007

左右のイヤフォンの形状を相互に異ならせたり、左右のイヤフォンに左右識別用の”R”や”L”の文字を付けたりして、ユーザが視覚触覚で左右のイヤフォンを識別する場合は、暗がりポケット内での操作では識別し難くい。また、急いでいる時には、十分な識別時間を確保することができず、左右のイヤフォンを付け違い易い。

0008

特許文献2のイヤフォンシステムは、2つのイヤフォンの一方へテスト信号や音声メッセージ信号送り、これにより、ユーザは左右の耳のイヤフォンからの音声が左右、正しく出力されているかを判断することができるが、下記の問題点がある。

0009

(a)再生キーの操作のみに対して、それに応動してテスト音を出力しているので、これを聞き逃すと、その後の再生期間中、左右の付け間違いに気付かずに、ずっと、再生音を、左右が間違ったまま聴き続けることが多い。

0010

(b)再生キーを押してから、「右」という音声メッセージが流れ、その後、しばらくしてから、再生が開始されることになっており(特許文献2の図1のS5)、再生開始までに時間がかかる。

0011

(c)「右」という音声メッセージの場合には、右音声チャンネルの音声ということが直ちに理解できるが、一般的なテスト音である場合、ユーザは、ユーザ操作に対して、左右どちらの音声チャンネルからの出力かを直感的に理解できない。

0012

(d)例えば、ユーザは、携帯型オーディオ装置をポケットに入れて、楽曲を再生し、再生途中にトラックアップを行おうと、ポケットに手を入れてキーを操作したところ、間違って、トラックダウンキーを操作した場合に、その間違いに気付き難い。これは、ポケット内のユーザ操作だけでなく、暗がりや、急いでいるときのユーザ操作においても起こり易い。

0013

本発明の目的は、左右の放音器から左右の音声チャンネルの音声が正しく出力されているかを、ユーザが意識的に検査操作を行わなくても、ユーザに速やかに気付かせることができるオーディオ装置、方法及びプログラムを提供することである。

課題を解決するための手段

0014

本発明によれば、オーディオ装置に用意されている所定の複数のユーザ操作に対し、それらの各ユーザ操作を左右いずれかに対応付ける。そして、実施されたユーザ操作に対し、該ユーザ操作が左右どちらに対応付けられているかを判定し、左右の音声チャンネルの内、該ユーザ操作に対応付けられている左右と一致する方の音声チャンネルの放音器から左右識別音を主出力する。なお、主出力の定義については、後述のオーディオ装置70(図9)に関連して後述する。

0015

本発明のオーディオ装置は次の手段を備える。
所定の複数のユーザ操作に対し、それらの各ユーザ操作を左右いずれかに対応付ける左右対応付け手段、
ユーザ操作を検出して該検出したユーザ操作を前記左右対応付け手段が左右どちらに対応付けているかを判定する判定手段、及び
左右の音声チャンネルの内、前記判定手段がユーザ操作について対応付けていると判定した方の音声チャンネルの放音器から左右識別音が主出力されるように、左右の音声チャンネル信号を生成するチャンネル信号生成手段。

0016

本発明のオーディオ装置制御方法は次のステップを備える。
所定の複数のユーザ操作に対し、それらの各ユーザ操作を左右いずれかに対応付ける左右対応付けステップ
ユーザ操作を検出して該検出したユーザ操作を前記左右対応付けステップにおいて左右どちらに対応付けているかを判定する判定ステップ、及び
左右の音声チャンネルの内、前記判定ステップにおいてユーザ操作について対応付けていると判定した方の音声チャンネルの放音器から左右識別音が主出力されるように、左右の音声チャンネル信号を生成するチャンネル信号生成ステップ。

0017

本発明のプログラムは、本発明のオーディオ装置の各手段としてコンピュータを機能させる。

発明の効果

0018

本発明によれば、オーディオ装置に用意されている所定の複数のユーザ操作に対し、ユーザ操作の実施に伴い、左右の内、該ユーザ操作に対応付けられた方の放音器から左右識別音を主出力するので、ユーザは、意識的に左右識別音出力のための操作を行わなくても、左右の放音器から左右の音が正しく出力されているか否かを速やかに気付くことができる。

図面の簡単な説明

0019

AP外観図である。
DAPの概略ブロック図である。
左右チャンネル識別方法のフローチャートである。
イヤフォンの左右の装着部がユーザの左右の耳へ正しく装着されている場合の効果音力説明図である。
イヤフォンの左右の装着部がユーザの左右の耳へ間違って装着されている場合の効果音出力説明図である。
スライド式操作部材に対するユーザ操作と効果音の左右出力との関係についての説明図である。
回転式操作部材に対するユーザ操作と効果音の左右出力との関係についての説明図である。
増減式効果音出力方法のフローチャートである。
オーディオ装置のブロック図である。
オーディオ装置制御方法のフローチャートである。

実施例

0020

図1はDAP(Digital Audio Player)10の外観図である。DAP10は、本体11と、該本体11に着脱自在に接続されるイヤフォン12とを有している。本体11には操作部13及び表示部14が配備される。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスから成り、音楽処理に係る各種情報が表示される。

0021

操作部13はユーザにより操作され、ユーザは、操作部13を使ってDAP10に対するユーザ指示を出す。操作部13は、主要なキーとして、DAP10への電源の入切を行う電源キー15、楽曲(トラック)の再生と停止を指示する再生/停止キー20、トラックアップキー21U、トラックダウンキー21D、左移動キー22L及び右移動キー22Rを装備している。なお、操作部13は、DAP10等のオーディオ装置本体に装備されているものに加えて、オーディオ装置を操作するリモコンに装備される操作部でも可能である。

0022

イヤフォン12は、コード17と、コード17の先端側に結合してユーザの耳に装着する左右の装着部18L,18Rとを備えている。コード17の基端側にはプラグ(図示せず)が装備され、該プラグは本体11のジャック(図示せず)に着脱自在に装着される。ユーザは、DAP10のメモリ部23(図2)に再生データファイル形式で格納されている楽曲を聴くときは、イヤフォン12のプラグを本体11のジャックに差し込み、かつ装着部18L,18Rをそれぞれ左右の耳に付ける。装着部18L,18Rはそれぞれ左右の音声チャンネル専用である。

0023

図2はDAP10の概略ブロック図である。メモリ部23はフラッシュメモリハードディスク装置等の不揮発性メモリから成り、多数の音楽ファイルをMP3やWMAの圧縮ファイル形式で格納している。DSP(Digital Signal Processor)部24は、イコライザ等25を備え、制御マイコン28からの制御信号に基づき再生対象の音楽ファイルをメモリ部23から読み出して、オーディオデータを生成する。該オーディオデータはイコライザ等25の処理を経てアンプ部29へ出力される。

0024

アンプ部29は、デジタルアナログ変換器(DAC:Digital Analogue Converter)、音量調整部(Vol)、ヘッドフォンアンブ(HPAMP)を備えている。アンプ部29は、音量等に係る制御信号を制御マイコン28から受ける。アンプ部29は、アナログの左右音声信号をイヤフォン12へ供給する。

0025

制御マイコン28は、操作部13からユーザ操作に係る情報及びDSP部24から音楽ファイルのタグ情報等に係る情報を受けて、それら情報に基づき所定の処理を実施して、制御信号を表示部14、DSP部24及びアンプ部29へ送る。表示部14は、制御マイコン28から表示情報信号を受けて、表示情報を表示する。アンプ部29からの左右の音声チャンネルLch,Rchの音声信号は、コード17の別々の専用信号線を介して左右の装着部18L,18Rへ供給され、音声に変換される。

0026

図3は左右チャンネル識別方法35のフローチャートである。S36では、ユーザはイヤフォン12の装着部18L,18Rを耳に装着する。装着部18L,18Rからは、それぞれ左右の音声チャンネルの音が出力されるが、ユーザは、装着部18L,18Rを、その左右を間違えて、耳に装着することがある。

0027

S37では、ユーザは、DAP10を操作する。ユーザが装着部18L,18Rを自分の耳に装着してから最初に行う操作は、通常、電源キー15を押下してDAP10に電源を投入する操作であり、その後、所望の楽曲を選択して、再生/停止キー20を押下し、該楽曲を再生する。

0028

S38では、ユーザがS37で行ったユーザ操作の種別を判断する。DAP10におけるユーザ操作は、相互にほぼ反対の処理概念である2つのユーザ操作の対を構成するユーザ操作と、その他のユーザ操作とに分類される。相互にほぼ反対の処理概念である2つのユーザ操作の対には、例えば、再生開始と再生停止との対、トラックアップとトラックダウンとの対、フォルダアップとフォルダダウンとの対、ボリュームアップボリュームダウンとの対、及び早送りと早戻しとの対がある。すなわち、対を構成する一方のユーザ操作は、前進又は増加の概念で把握され、他方のユーザ操作は、後進、減少又は停止の概念で把握される。

0029

説明の便宜上、前進又は増加の概念を含むユーザ操作を第1の種類のユーザ操作と呼び、後進、減少又は停止の概念を含むユーザ操作を第2の種類のユーザ操作と呼び、その他のユーザ操作を第3の種類のユーザ操作と呼ぶことにする。前進及び増加はユーザに右のイメージを抱かさせる。後進、減少及び停止はユーザに左のイメージを抱かせる。図3では、第1の種類のユーザ操作の具体例として、再生開始、トラックアップ、フォルダアップ、ボリュームアップ及び早送りが挙げられている。第2の種類のユーザ操作の具体例として、再生停止、トラックダウン、フォルダダウン、ボリュームダウン及び早戻しが挙げられている。

0030

S37のユーザ操作に対し、S38における種別判定が第1の種類とされた場合は、S39へ進み、第2の種類とされた場合は、S40へ進み、第3の種類とされた場合は、S41へ進む。

0031

S39,S40,S41では、効果音をそれぞれ右音声チャンネル、左音声チャンネル及び左右両音声チャンネルから出力する。S41における左右両音声チャンネルからの効果音出力は、効果音ではなく、ユーザ操作の受付け音としての意味をもつ。効果音は、DAP10がユーザ操作を受付けたことを通知する操作効果音であり、具体例としては、所定時間継続するビープ音である。ビープ音は、連続音であってもよいし、一定間隔オンオフとを交互に繰り返す不連続音であってもよい。ユーザは効果音を装着部18L,18Rから聴取する。

0032

S42では、ユーザが装着部18L,18Rから聴取した効果音が、自分の意図どおりに聴こえるかをユーザ自身が判断する。ユーザが自分の左右の耳に装着部18L,18Rを正しく装着していた場合には、左右に関して今回のユーザ操作のイメージに対応する方の耳から効果音が聴こえることになり、装着部18L,18Rは、それぞれ左右の耳へ正しく装着されていることになる。これに対し、左右に関して今回のユーザ操作のイメージに対応する方とは逆の方の耳から効果音が聴こえれば、装着部18L,18Rは、左右逆の耳へ間違って装着されていることになり、直ちに又は折りを見て、左右、入れ替える。

0033

左右チャンネル識別方法35では、ユーザが電源キー15を押下して、DAP10の電源をオンにする操作は、第3の種類の操作に分類されて、S41が実行されるが、電源投入は、ユーザに処理の前進をイメージさせるので、第1の種類のユーザ操作に分類して、S39を実行するようにしてもよい。

0034

トラックアップやフォルダアップ等は、それと対立概念であるトラックダウンやフォルダダウン等と一緒になって対を構成し、各対では、一方及び他方がそれぞれ右及び左に対応付けられる。電源投入の対立概念的ユーザ操作は電源切であるが、電源切後は、DAP10は不作動状態になってしまうので、電源切のユーザ操作に対して装着部18L,18Rから効果音を流すことは困難である。電源入のように、対を構成しないが左又は右のイメージをユーザに抱かさせるユーザ操作に対し、左又は右を対応付けて、S40又はS39を実施するようにしてもよいとする。

0035

左右チャンネル識別方法35において、S36,S37及びS42のDAP10のユーザの行為であり、S38〜S41はDAP10の処理である。S37〜S41の範囲は、典型的には、DAP10の電源オン中、S36,S42の実施に関係なく、繰り返し実行されるか、DAP10の電源をオンにしてから、ユーザ操作が1以上の所定回数、実施されるまで、繰り返されてもよい。後者の場合には、ユーザが、装着部18L,18Rを装着して、その左右の付け間違いのないことを確認後も、ユーザ操作のたびに効果音が発生するのを抑制することができる。

0036

DAP10の電源オン中、S37〜S41の処理範囲だけ繰り返し実行する場合には、特に、楽曲の再生音出力中に、ユーザ操作が行われた場合の効果音の出力態様の例として、次の(a)〜(c)が挙げられる。

0037

(a)楽曲の再生を一時停止して、効果音のみを所定時間、出力し、該所定時間が終了してから、再生を再開する。この出力態様では、効果音が単独で出力される。

0038

(b)再生は継続するものの、再生音の出力をミュート状態に保持しつつ、効果音のみを所定時間、出力し、該所定時間が終了してから、ミュート解除する。この出力態様では、効果音の非出力側の音声チャンネルの再生音は、出力を維持してもよいし、ユーザに効果音の出力を聴こえ易くするために、効果音出力側の音声チャンネルと同じくミュートにしてもよい。

0039

(c)再生音と効果音とを混在させて、出力する。この出力態様では再生音と効果音との音量比を1:1以外に設定することができる。典型的には、再生音の方は小音量の背景音にして、効果音を大音量で流す。

0040

図4及び図5はイヤフォン12の左右の装着部18L,18Rがユーザの耳へ左右、正しく及び間違ってそれぞれ装着されている場合の効果音出力説明図である。この例では、ユーザ操作が早送り操作である場合を想定している。DAP10では、ユーザがトラックアップキー21U,トラックダウンキー21Dを短押しすると、トラックアップ及びトラックダウンの指示となり、ユーザがトラックアップキー21U及びトラックダウンキー21Dを押し続けると、その押し続けている間は、早送り及び早戻しの指示となる。ユーザが、DAP10のトラックアップキー21Uを押下し続けると、早送りが実施される。

0041

早送りという処理は、再生位置が前進するので、ユーザは前進、すなわち右のイメージを抱く。したがって、操作効果音は、右音声チャンネルから出力されるように、左右の音声チャンネルの信号が装着部18L,18Rへそれぞれ供給される。

0042

図4の場合では、装着部18L,18Rがユーザの耳に左右、正しく装着されているので、ユーザは、トラックアップキー21Uへの操作に伴う操作効果音を右耳から聴く。したがって、ユーザは、自分の左右イメージ合致しているので、違和感はなく、操作効果音に続けて流れる楽曲の再生音をそのまま聴く。

0043

これに対し、図5の場合では、装着部18L,18Rがユーザの耳に左右を間違って装着されているので、ユーザは、トラックアップキー21Uへの操作に伴う操作効果音を左耳から聴く。したがって、ユーザは、自分の左右イメージと相違しているので、違和感が生じ、装着部18L,18Rの装着が左右逆であったことに気付く。この場合は、ユーザは、直ちに又は適当な折りに装着部18L,18Rの左右を入れ替えることになる。

0044

図4及び図5では、早送りのユーザ操作について説明しているが、その他の第1の種類のユーザ操作についても同様である。また、早戻し等の第2の種類のユーザ操作では、装着部18L,18Rがユーザの耳に左右、正しく装着されている場合(図4)、ユーザは左耳から操作効果音を聴き、装着部18L,18Rがユーザの耳に左右を間違えて装着されている場合(図5)、ユーザは右耳から操作効果音を聴き、装着部18L,18Rの左右、付け違いに気付く。

0045

図6はスライド式操作部材50に対するユーザ操作と効果音の左右出力との関係についての説明図である。図1のDAP10には図示していないが、横長のスライド式操作部材50がDAP10に配備されていたと仮定する。スライド式操作部材50は、操作ポイント51と、操作ポイント51を左右方向へ案内する横長の案内溝52とを装備する。

0046

なお、図6のスライド式操作部材50は、再生音の音量を調整する音量調整用操作部材の例としており、操作ポイント51が右側へ移動するほど、装着部18L,18Rからの再生音の音量が増大するようになっている。操作ポイント51が案内溝52の左端位置にあるときの音量は0、右端位置にあるときの音量は最大になる。

0047

ユーザが、操作ポイント51を現在の左右方向位置より右方へ移動する場合には、効果音を右音声チャンネル出力の装着部18Rから出力させる。逆に、操作ポイント51を現在の左右方向位置より左方へ移動する場合には、効果音を左音声チャンネル出力の装着部18Lから出力させる。

0048

操作ポイント51に対するユーザによる操作方向と効果音出力の音声チャンネルとの左右を一致させることにより、装着部18L,18Rがユーザの耳に左右を正しく装着されていれば、ユーザは、効果音の出力側と左右の操作方向との違和感が生じず、そのまま、聴取を継続する。これに対し、装着部18L,18Rがユーザの耳に左右を間違って装着されていれば、ユーザは、効果音の出力側と左右の操作方向との違和感を抱き、耳への装着部18L,18Rの装着が左右、間違っていることを気付く。

0049

図7は回転式操作部材57に対するユーザ操作と効果音の左右出力との関係についての説明図である。図1のDAP10には図示していないが、回転式操作部材57がDAP10に配備されていたと仮定する。回転式操作部材57は時計方向及び反時計方向へ所定回転数、回転自在になっている。

0050

なお、図7の回転式操作部材57は、再生音の音量を調整する音量調整用操作部材の例としており、回転式操作部材57を時計方向へ回転するに連れて、装着部18L,18Rからの再生音の音量が増大し、反時計方向へ回転するに連れて、音量が減少する。他の例としては、トラックアップ(時計回り)/ダウン(反時計回り)の機能であってもよい。

0051

ユーザが、回転式操作部材57を現在の回転位置に対して時計方向へ回転する場合には、効果音を右音声チャンネル出力の装着部18Rから出力させる。逆に、回転式操作部材57を現在の回転位置に対して反時計方向へ移動する場合には、効果音を左音声チャンネル出力の装着部18Lから出力させる。

0052

一般的に、ユーザは、時計方向の回転について前進又は増加のイメージを抱き、反時計方向の回転について後進又は減少のイメージをもつ。したがって、時計方向及び反時計方向の回転をそれぞれ右及び左に対応付けることにより、ユーザは、自分の行った回転操作に対し効果音出力の音声チャンネルの左右が合致する感覚をもつ。装着部18L,18Rがユーザの耳に左右、正しく装着されていれば、ユーザは、効果音の出力側と回転式操作部材57の回転操作方向との違和感が生じず、そのまま、聴取を継続する。これに対し、装着部18L,18Rがユーザの耳に左右、間違って装着されていれば、ユーザは、効果音の出力側と回転式操作部材57の回転方向との違和感を抱き、左右の耳への装着部18L,18Rの装着が間違っていることに気付く。

0053

図8は増減式効果音出力方法60のフローチャートである。なお、効果音が、ユーザ操作の左右イメージに左右、対応する方及び対応しない方の音声チャンネルをそれぞれ適宜、「対応のチャンネル」及び「非対応のチャンネル」と簡略化して呼ぶことにする。図3の左右チャンネル識別方法35のS39,S40では、対応のチャンネルのみから出力されるが、増減式効果音出力方法60では、効果音は、その出力期間において、対応のチャンネルでは、音量を0%から100%へ増大するようにし、すなわちズームインで変化させる。また、非対応のチャンネルでは、音量を50%から0%へ減少するように、すなわちズームアウトで変化させる。これにより、ユーザは、非対応のチャンネルから対応のチャンネルの方へ効果音の音像が移動するような印象を持つ。なお、非対応のチャンネルにおける効果音のズームアウト開始の音量を50%としているが、該50%は一例であり、0%<効果音のズームアウト開始の音量≦100%の範囲で設定することかができる。

0054

左右チャンネル識別方法35のS39及びS40の各々が増減式効果音出力方法60に代替される。増減式効果音出力方法60がS39に代替される場合には、対応及び非対応のチャンネルはそれぞれ右音声チャンネル及び左音声チャンネルとなる。増減式効果音出力方法60がS40に代替される場合には、対応及び非対応のチャンネルはそれぞれ左音声チャンネル及び右音声チャンネルとなる。

0055

S61では、効果音出力率Ea(%)に、50%×(効果音出力残存時間/効果音出力時間)を代入する。効果音出力時間とは、効果音を出力する期間の長さである。効果音の出力開始時刻をts、現時刻をtn、効果音出力時間をTとするならば、Ea=0.5×{(ts+T−tn)/T}×100となる。なお、Ea及び後述のS63におけるEbについて、Ea,Eb=100%に対応付ける音量は、例えば、ユーザ操作が音量調整(ボリューム)操作以外であるときは、音量調整部材の位置で決まる現在の音量又は予め決めた音量とし、また、ユーザ操作が音量調整操作であるときは、予め決めた音量とする。

0056

S62では、非対応のチャンネルに効果音波形をEaで出力する。効果音波形は例えばビープ音であり、ビープ音は例えば単一周波数正弦波である。

0057

S63では、効果音出力率Eb(%)に、100%×(効果音出力経過時間/効果音出力時間)を代入する。前述のts,tn,Tを当てはめると、Eb=1×{(tn−ts)/T}×100となる。

0058

S64では、対応のチャンネルに効果音波形をEbで出力する。Ebの効果音波形とS62におけるEaの効果音波形とは、典型的には周波数が同一であるが、異ならせてもよい。例えば、Ebの効果音は、Eaの効果音より高音にしたり、振幅を変動させたりして、ユーザへの印象を強める。

0059

図1図8の説明では、ユーザに自分の耳に装着部18L,18Rを左右、付け違えたか否かを知らせる用途として説明しているが、別の用途にも適用できる。例えば、ユーザは、装着部18L,18Rを自分の耳に左右、正しく装着したことを確認済みとする。その後、ユーザは、DAP10を衣服のポケットに入れたまま、DAP10をポケットから出さずに、手をポケットに入れて、ポケット内でトラックアップキー21Uやトラックダウンキー21Dを見当で操作することがある。また、暗がりや急ぎ時のように、操作部13を見ずに、で操作部13のトラックアップキー21Uやトラックダウンキー21Dを押下することもある。そのような場合、トラックアップキー21Uを押下したつもりが、トラックダウンキー21Dを押下したりする場合や、その逆の場合がある。

0060

ユーザは、例えば、トラックアップキー21Uを押下したつもりが、実際はトラックダウンキー21Dを操作した場合、効果音は左耳から流れる。したがって、ユーザは自分の誤操作に気付くことができる。ユーザがトラックダウンキー21Dを押下しようとして、トラックアップキー21Uを押下してしまった場合は、効果音は右耳から流れて、ユーザは自分の誤操作に気付く。フォルダアップとフォルダダウンの場合についても同様である。

0061

図1図8の説明では、ユーザ操作に対する左右の音声チャンネルの効果音出力について説明しているが、据置型のオーディオ装置にも適用可能である。ユーザが、アンプと左右スピーカとのケーブル接続を間違えた場合に、アンプ本体又はリモコンの操作部を操作して、効果音が逆側のスピーカから出力されたならば、ユーザは、左右の接続を間違えたことに気付く。

0062

図9はオーディオ装置70のブロック図である。オーディオ装置70の一例はDAP10である。オーディオ装置70は、携帯型に限定されない。据え置き型車載型であってもよい。また、携帯電話機パーソナルコンピュータ等、オーディオ装置とは異なる呼び名で呼ばれるものであっても、左右の音声チャンネルの出力機能を装備するものはオーディオ装置である。オーディオ装置70は、左右対応付け手段71、判定手段72及びチャンネル信号生成手段73を備える。

0063

左右対応付け手段71は、所定の複数のユーザ操作に対し、それらの各ユーザ操作を左右いずれかに対応付ける。判定手段72は、ユーザ操作を検出して、該検出したユーザ操作を左右対応付け手段71が左右どちらに対応付けているかを判定する。チャンネル信号生成手段73は、左右の音声チャンネルの内、判定手段72がユーザ操作について対応付けていると判定した方の音声チャンネルの放音器75から左右識別音が主出力されるように、左右の音声チャンネル信号を生成する。

0064

左右の音声チャンネルの内、該ユーザ操作に対応付けられている左右と一致する方の音声チャンネルの放音器を「一致側放音器」と呼び、一致しない音声チャンネルの放音器を「不一致側放音器」と呼ぶことにする。「主出力」とは、一致側放音器からの左右識別音の出力が不一致側放音器からの出力よりユーザに強く印象付けられるすべての左右出力態様の出力と定義する。

0065

例として、次のものが挙げられる。(a)左右識別音を一致側放音器のみから出力する(例:図3の左右チャンネル識別方法35のS39,S40)。(b)一致側放音器及び不一致側放音器の両方から左右識別音を出力するものの、その音量は一致側放音器の方を不一致側放音器より大とする。(c)左右識別音の音像が不一致側放音器から一致側放音器の方へ移動するように、左右識別音を両放音器から出力する。(d)左右識別音の音量が不一致側放音器ではズームアウトとし、一致側放音器ではズームインとする(例:図8の増減式左右識別音出力方法60)。

0066

放音器75は、典型的にはヘッドフォン(イヤフォンもヘッドフォンの一種と考える。)に限定されない。スピーカであってもよい。左右識別音は、例えばビープ音であるが、ビープ音の代わりに、再生中の楽曲の再生音を利用することもできる。この場合、例えば、該再生音を、左右識別音出力期間において、左右がユーザ操作に対応付けられている方の音声チャンネルのユーザ操作から主出力されるようにする。

0067

オーディオ装置70では、種々のユーザ操作に対し、それがユーザにより実施されるのに伴い、左右識別音が出力されるようになっているので、ユーザは、放音器の左右の付け違えを使用の早い段階で気付くことができるとともに、一度聞き逃しても、次の別のユーザ操作の実施に伴い、遅滞なく気付くことができる。

0068

放音器75の左右の付け違えには、イヤフォンの左右の装着部を左右の耳に逆に装着する場合だけでなく、アンプから左右のスピーカへの接続ケーブルを左右逆にして接続してしまった場合も含むものとする。

0069

左右識別音を出力するユーザ操作は、左右識別音出力専用に付加されたものではなく、本来のユーザ操作に合体させたものであるので、ユーザは左右識別音の出力を一々意識することなく、本来のユーザ操作を実施して、放音器75の左右、付け間違いに気付くことができる。

0070

オーディオ装置70では、左右識別音の出力は、ユーザがユーザ操作を行った時に実施されるので、放音器75からの左右識別音の出力は、ユーザに唐突の印象や、再生音阻害不快感を与えることなく、実施することができる。

0071

好ましくは、所定の複数のユーザ操作は、相互に反対の処理概念である2つのユーザ操作の対を含み、左右対応付け手段71は、各対の一方及び他方をそれぞれ左及び右に対応付ける。対立概念を左右の一方及び他方に対応付けることにより、ユーザは、ユーザ操作が左右のどちらに対応付けられているかを区別し易くなる。

0072

典型的には、左右対応付け手段71は、前進方向及び/又は増加方向の処理に係るユーザ操作に対しては右を対応付け、後退、減少方向及び/又は前進停止の処理に係るユーザ操作に対しては左を対応付ける。これにより、ユーザは、各ユーザ操作についてそれが左右どちらに対応付けられているかを一々覚えることなく、感覚で判断することができる。

0073

前進方向及び/又は増加方向の処理は、例えば、再生開始、トラックアップ、フォルダアップ、ボリュームアップ、及び/又は早送りを含む。後退、減少方向及び/又は前進停止の処理は、例えば、再生停止、トラックダウン、フォルダダウン、ボリュームダウン及び/又は早戻しを含む。

0074

好ましくは、左右対応付け手段71は、操作部材の操作方向が右方向又は時計方向になっているユーザ操作は右に対応付け、操作方向が左方向又は反時計方向になっているユーザ操作は左に対応付ける。ユーザ操作方向とユーザが該ユーザ操作方向に対して直感する左右方向とが整合することにより、ユーザは、左右識別音の主出力が左右、正しい方から行われているか否かを判断し易くなる。

0075

左右識別音は、例えば、ユーザ操作を受け付けたことをユーザに知らせる操作効果音、又は現在再生中若しくは再生開始しようとする再生対象の再生音である。左右識別音を、再生音に重畳した操作効果音とすることもできる。この場合、再生音を背景音にして、左右識別音がユーザに再生音より強く印象付けられるようにすることか好ましい。

0076

チャンネル信号生成手段73は、判定手段72がオーディオ装置の電源投入後に最初に検出したユーザ操作に対してのみ、左右識別音出力用の音声チャンネル信号を出力することが好ましい。この場合、ユーザが左右の音声が左右、正しく出力されていることを確認してからも、左右識別音が繰り返し出力されることを回避することができる。

0077

チャンネル信号生成手段73は、判定手段72がオーディオ装置の電源投入後に最初から所定回数内のユーザ操作に対してのみ、左右識別音出力用の音声チャンネル信号を出力することもできる。この場合、ユーザが左右の音声が左右、正しく出力されていることを確認してからも、左右識別音が繰り返し出力されることを適当に回避することができるとともに、左右識別音を聞き逃しても、左右の音声出力の確認を行うことができる。

0078

放音器75は例えばヘッドフォン又スピーカである。イヤフォンはヘッドフォンに含まれるものとする。放音器75がヘッドフォンの場合には、オーディオ装置70は、主に、放音器75の左右の取付けが正しいか間違っているかの検査に使用される。放音器75が据置き型スピーカの場合には、ユーザ操作は、オーディオ装置70のリモコンに装備されている操作部材に対するユーザ操作となる。また、この場合、オーディオ装置70は、主に、左右のスピーカへの音声ケーブルの接続が正しいか間違っているかの判断用に使用されることになる。

0079

図10はオーディオ装置制御方法80のフローチャートである。オーディオ装置制御方法80はオーディオ装置70に適用される。S81では、所定の複数のユーザ操作に対し、それらの各ユーザ操作を左右いずれかに対応付ける。S82では、ユーザ操作を検出する。S83では、該検出したユーザ操作をS81において左右どちらに対応付けているかを判定する。

0080

S84では、左右の音声チャンネルの内、S83においてユーザ操作について対応付けていると判定した方の音声チャンネルの放音器から左右識別音が主出力されるように、左右の音声チャンネル信号を生成する。

0081

S81,S84の処理はオーディオ装置70の左右対応付け手段71及びチャンネル信号生成手段73の機能にそれぞれ対応し、S82,S83の処理は判定手段72の機能に対応する。チャンネル信号生成手段73〜放音器75の機能について述べた具体的態様は、対応するS81〜S84の処理についての具体的態様としても適用可能である。

0082

本発明を適用したプログラムは、コンピュータをオーディオ装置70の各手段として機能させる。本発明を適用した別のプログラムは、オーディオ装置制御方法80の各ステップをコンピュータに実行させる。

0083

本明細書は様々な範囲及びレベルの発明を開示している。それら発明は、本明細書で説明した様々な技術的範囲及び具体的レベルの各装置及び各方法だけでなく、拡張ないし一般化の範囲で、各装置及び各方法から独立の作用、効果を奏する1つ又は複数の要素を抽出したものや、1つ又は複数の要素を拡張ないし一般化の範囲で変更したものや、さらに、各装置間及び各方法間で1つ又は複数の要素の組合せを入れ換えたものを含む。

0084

70:オーディオ装置、71:左右対応付け手段、72:判定手段、73:チャンネル信号生成手段、75:放音器、80:オーディオ装置制御方法。

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