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技術 イグニッションスイッチ装置

出願人 朝日電装株式会社
発明者 佐野博之
出願日 2009年2月24日 (11年10ヶ月経過) 出願番号 2009-040163
公開日 2010年9月9日 (10年3ヶ月経過) 公開番号 2010-195114
状態 特許登録済
技術分野 車両用盗難防止
主要キーワード 連動シャフト ピン状部材 ステアリングロック位置 イグニッションスイッチ装置 回動軸方向 トルクリミッタ機構 所定回路 連結シャフト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年9月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

正規IDコードが受信された場合に操作ノブ回動操作する際、当該操作ノブが誤って空回りしてしまうのを回避することができるとともに、強引に操作ノブを回動操作しようとして操作ノブが空回りした際、初期位置で再び押圧手段を凹部に嵌合させることができるイグニッションスイッチ装置を提供する。

解決手段

操作ノブ2をシャフト3に対して相対的に回動させて空回りさせる空回り手段を具備したイグニッションスイッチ装置において、空回り手段は、回動軸L方向に付勢するスプリング9a、9bと、スプリング9a、9bの付勢力で操作ノブ2の連結部2cを押圧するスチールボール10a、10bと、スチールボール10a、10bを嵌合状態にて収容する凹部2ca、2cbとを有し、凹部2ca、2cbは、操作ノブ2の回動軸Lに対して互いに異なる同心円Ra、Rb上に形成されたものである。

概要

背景

近年多発する車両の盗難防止を図るために、運転者携帯しつつ車両固有IDコード発信し得る発信手段と、そのIDコードを受信し得る受信手段とを備え、当該受信手段にて受信したIDコードが正規のものであることを条件として、エンジン始動を含む車両の各種操作を可能とした所謂スマートエントリーシステムが提案されている。例えば、二輪車におけるスマートエントリーシステムの場合、発信手段(電子キー)を携帯した運転者が車両に近づくと、その発信手段から発信されたIDコードを受信手段が受信し、予め登録した正規のものであるか否かが判定されるとともに、正規のものである場合に限りエンジン始動操作を可能としている。

然るに、上記の如きスマートエントリーシステムを具備した二輪車においては、従来、正規のIDコードを受信したと判定されたことを条件として回動操作可能な操作ノブを有し、当該操作ノブを回動操作することによりエンジン始動が可能とされたイグニッションスイッチ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかるイグニッションスイッチ装置は、正規のIDコードが受信されるまでは操作ノブの回動操作が規制されているとともに、その規制された状態で強引に回転操作しようとしたときに当該操作ノブを空回りさせるトルクリミッタ機構が配設されている。

このトルクリミッタ機構は、操作ノブに対して径方向(操作ノブの回動方向と直交する方向)に延設されたスプリング(ばね)と、該スプリングの付勢力により操作ノブを押圧するクリックボールと、操作ノブ側に形成されて当該クリックボールを嵌合状態にて収容する凹部とから構成されており、強引に操作ノブを回動操作しようとすると、凹部からクリックボールが外れ、操作ノブが空回りするようになっていた。これにより、不正にエンジン始動がなされてしまうのを防止することができる。

概要

正規のIDコードが受信された場合に操作ノブを回動操作する際、当該操作ノブが誤って空回りしてしまうのを回避することができるとともに、強引に操作ノブを回動操作しようとして操作ノブが空回りした際、初期位置で再び押圧手段を凹部に嵌合させることができるイグニッションスイッチ装置を提供する。操作ノブ2をシャフト3に対して相対的に回動させて空回りさせる空回り手段を具備したイグニッションスイッチ装置において、空回り手段は、回動軸L方向に付勢するスプリング9a、9bと、スプリング9a、9bの付勢力で操作ノブ2の連結部2cを押圧するスチールボール10a、10bと、スチールボール10a、10bを嵌合状態にて収容する凹部2ca、2cbとを有し、凹部2ca、2cbは、操作ノブ2の回動軸Lに対して互いに異なる同心円Ra、Rb上に形成されたものである。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、正規のIDコードが受信された場合に操作ノブを回動操作する際、当該操作ノブが誤って空回りしてしまうのを回避することができるとともに、強引に操作ノブを回動操作しようとして操作ノブが空回りした際、初期位置で再び押圧手段を凹部に嵌合させることができるイグニッションスイッチ装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

運転者携帯し得るとともに車両固有IDコード発信し得る発信手段と、該発信手段から発信されたIDコードを受信し得る受信手段と、該受信手段で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定する判定手段と、運転者が回動操作可能な操作ノブと、該操作ノブの回動操作に伴って回動し、車両のエンジン始動許可した状態とするシャフトと、該シャフトの回動を規制するとともに、前記判定手段により前記受信手段で受信したIDコードが正規のものと判定されたことを条件として当該シャフトの回動の規制を解除する規制手段と、該規制手段により前記シャフトの回動が規制された状態で、且つ、前記操作ノブに対して所定トルク以上の操作力で回動操作すると、当該操作ノブをシャフトに対して相対的に回動させて空回りさせる空回り手段と、を具備したイグニッションスイッチ装置において、前記空回り手段は、前記シャフトにおける前記操作ノブとの連結部に形成されて当該シャフトの回動軸方向付勢可能な付勢手段と、該付勢手段の付勢力で前記操作ノブにおける前記シャフトとの連結部を押圧する複数の押圧手段と、前記操作ノブに形成されて前記押圧手段をそれぞれ嵌合状態にて収容する凹部とを有するとともに、当該凹部は、前記操作ノブの回動軸に対して互いに異なる同心円上に形成されたことを特徴とするイグニッションスイッチ装置。

請求項2

前記操作ノブは、その外観が回動操作方向に対して非対称形状とされたことを特徴とする請求項1記載のイグニッションスイッチ装置。

請求項3

前記押圧手段及び凹部は、前記操作ノブ及びシャフトの径方向であって同一直線状に一対それぞれ形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイグニッションスイッチ装置。

技術分野

0001

本発明は、発信手段からのIDコードが予め登録された正規のものであると判別されることを条件としてエンジン始動許可するイグニッションスイッチ装置に関するものである。

背景技術

0002

近年多発する車両の盗難防止を図るために、運転者携帯しつつ車両固有のIDコードを発信し得る発信手段と、そのIDコードを受信し得る受信手段とを備え、当該受信手段にて受信したIDコードが正規のものであることを条件として、エンジン始動を含む車両の各種操作を可能とした所謂スマートエントリーシステムが提案されている。例えば、二輪車におけるスマートエントリーシステムの場合、発信手段(電子キー)を携帯した運転者が車両に近づくと、その発信手段から発信されたIDコードを受信手段が受信し、予め登録した正規のものであるか否かが判定されるとともに、正規のものである場合に限りエンジン始動操作を可能としている。

0003

然るに、上記の如きスマートエントリーシステムを具備した二輪車においては、従来、正規のIDコードを受信したと判定されたことを条件として回動操作可能な操作ノブを有し、当該操作ノブを回動操作することによりエンジンの始動が可能とされたイグニッションスイッチ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかるイグニッションスイッチ装置は、正規のIDコードが受信されるまでは操作ノブの回動操作が規制されているとともに、その規制された状態で強引に回転操作しようとしたときに当該操作ノブを空回りさせるトルクリミッタ機構が配設されている。

0004

このトルクリミッタ機構は、操作ノブに対して径方向(操作ノブの回動方向と直交する方向)に延設されたスプリング(ばね)と、該スプリングの付勢力により操作ノブを押圧するクリックボールと、操作ノブ側に形成されて当該クリックボールを嵌合状態にて収容する凹部とから構成されており、強引に操作ノブを回動操作しようとすると、凹部からクリックボールが外れ、操作ノブが空回りするようになっていた。これにより、不正にエンジン始動がなされてしまうのを防止することができる。

先行技術

0005

特開2005−112048号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記従来のイグニッションスイッチ装置においては、スプリングが操作ノブに対して径方向に延設されているので、操作ノブの中央に所定の構成要件を具備させようとした場合、径方向に亘って全長が長く付勢力が大きいスプリングを具備させるのは困難となることから、全長が短く付勢力が小さなスプリングでクリックボールを凹部に押圧することとなり、比較的小さなトルクでも操作ノブが空回りしてしまうのである。従って、正規のIDコードが受信された場合に操作ノブを回動操作しようとした場合でも操作ノブが誤って空回りしてしまう虞があった。

0007

また、空回り機構を構成するクリックボールを操作ノブにおける左右対称に形成した場合、強引に操作ノブを回動操作しようとして操作ノブが空回りした際、360°回転させる過程で、180°回転したとき、クリックボールが嵌合し、その位置で操作ノブが保持されることにより初期位置が所定位置と異なってしまう。然るに、操作ノブに操作方法を示す印字等がなされていたり、或いは回動軸方向に対して操作ノブが非対称形状とされている場合、操作方法が分かりにくくなってしまうという問題があった。

0008

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、正規のIDコードが受信された場合に操作ノブを回動操作する際、当該操作ノブが誤って空回りしてしまうのを回避することができるとともに、強引に操作ノブを回動操作しようとして操作ノブが空回りした際、初期位置で再び押圧手段を凹部に嵌合させることができるイグニッションスイッチ装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

請求項1記載の発明は、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信し得る発信手段と、該発信手段から発信されたIDコードを受信し得る受信手段と、該受信手段で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定する判定手段と、運転者が回動操作可能な操作ノブと、該操作ノブの回動操作に伴って回動し、車両のエンジンの始動を許可した状態とするシャフトと、該シャフトの回動を規制するとともに、前記判定手段により前記受信手段で受信したIDコードが正規のものと判定されたことを条件として当該シャフトの回動の規制を解除する規制手段と、該規制手段により前記シャフトの回動が規制された状態で、且つ、前記操作ノブに対して所定トルク以上の操作力で回動操作すると、当該操作ノブをシャフトに対して相対的に回動させて空回りさせる空回り手段とを具備したイグニッションスイッチ装置において、前記空回り手段は、前記シャフトにおける前記操作ノブとの連結部に形成されて当該シャフトの回動軸方向に付勢可能な付勢手段と、該付勢手段の付勢力で前記操作ノブにおける前記シャフトとの連結部を押圧する複数の押圧手段と、前記操作ノブに形成されて前記押圧手段をそれぞれ嵌合状態にて収容する凹部とを有するとともに、当該凹部は、前記操作ノブの回動軸に対して互いに異なる同心円上に形成されたことを特徴とするイグニッションスイッチ装置。

0010

請求項2記載の発明は、請求項1記載のイグニッションスイッチ装置において、前記操作ノブは、その外観が回動操作方向に対して非対称形状とされたことを特徴とする。

0011

請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のイグニッションスイッチ装置において、前記押圧手段及び凹部は、前記操作ノブ及びシャフトの径方向であって同一直線状に一対それぞれ形成されたことを特徴とする。

発明の効果

0012

請求項1の発明によれば、空回り手段は、シャフトにおける操作ノブとの連結部に形成されて当該シャフトの回動軸方向に付勢可能な付勢手段と、該付勢手段の付勢力で操作ノブにおけるシャフトとの連結部を押圧する複数の押圧手段と、操作ノブに形成されて押圧手段をそれぞれ嵌合状態にて収容する凹部とを有するので、正規のIDコードが受信された場合に操作ノブを回動操作する際、当該操作ノブが誤って空回りしてしまうのを回避することができる。更に、凹部は、操作ノブの回動軸に対して互いに異なる同心円上に形成されたので、強引に操作ノブを回動操作しようとして操作ノブが空回りした際、初期位置で再び押圧手段を凹部に嵌合させることができる。

0013

請求項2の発明によれば、操作ノブは、その外観が回動操作方向に対して非対称形状とされたので、操作ノブの取付位置等に応じて操作性を向上させた外観とすることができるとともに、強引に操作ノブを回動操作しようとして操作ノブが空回りした際、初期位置で再び嵌合させることができる。

0014

請求項3の発明によれば、押圧手段及び凹部は、操作ノブ及びシャフトの径方向であって同一直線状に一対それぞれ形成されたので、操作ノブの保持状態を安定して行わせることができるとともに、操作ノブが所定トルク以上で強引に回動操作された際、一方の凹部に対する嵌合が外れた押圧手段は、他方の凹部に嵌合さず、操作ノブを更に360°回動させることにより元の凹部と嵌合することとなる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の実施形態に係るイグニッションスイッチ装置を示す全体断面模式図
同イグニッションスイッチ装置における操作ノブを示す平面図及び正面図
図2におけるIII−III線断面図
同イグニッションスイッチ装置のシャフトにおける操作ノブとの連結部を示す平面図
同イグニッションスイッチ装置の操作ノブにおけるシャフトとの連結部を示す裏面図
同イグニッションスイッチ装置の全体概略構成を示すブロック図

実施例

0016

以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るイグニッションスイッチ装置は、二輪車におけるエンジン始動及び停止を制御するためのものであり、図1〜5に示すように、シリンダボディから成るイグニッションスイッチ装置本体1と、その上部に形成された操作ノブ2とから主に外観が構成されている。このうち操作ノブ2は、エンジンEを始動させ得るオン位置、エンジンEを停止させるオフ位置ハンドルバーロックさせるステアリングロック位置の間で回動可能とされている。

0017

また、本実施形態に係るイグニッションスイッチ装置は、図6に示すように、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信し得る発信手段11と、車両側に配設されて発信手段11からのIDコードを受信し得る受信手段12と、該受信手段12で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定する判定手段13と、シャフト3の回動を規制するとともに、判定手段13により受信手段12で受信したIDコードが正規のものと判定されたことを条件として当該シャフト3の回動の規制を解除する規制手段14とを有している。

0018

発信手段11は、電波などにより常時IDコードを発信し得るもので、かかる発信手段11を携帯した運転者が車両に近づいて所定の認証操作を行うと、車両側のアンテナ等から成る受信手段12が当該IDコードを受信し得るよう構成されている。判定手段13は、予め登録されたIDコードと受信手段12にて受信したIDコードとを比較して、これらが合致していれば正規のIDコードを受信したと判定するものである。而して、判定手段13にて正規のIDコードを受信したと判定されると、規制手段14による規制が解除され、操作ノブ2の回動操作が可能とされる一方、正規のIDコードが受信されないと規制手段14にて操作ノブ2の回動が規制された状態とされる。

0019

操作ノブ2は、運転者が回動操作可能な摘み状の部材から成り、軸L(シャフト3の軸芯)を中心として回動自在とされている。シャフト3は、後述するトルクリミッタ手段を構成する付勢手段としてのスプリング9a、9b及び押圧手段としてのスチールボール10a、10bを介して操作ノブ2と連結され、当該操作ノブ2の回動操作に伴って軸芯Lを中心として回動し、車両のエンジンを始動させ得るものである。具体的には、シャフト3は、図1に示すように、その下端にて連結シャフト4と連結されており、当該連結シャフト4を介して可動部材6及びロックバーRを動作させ得るよう構成されている。

0020

そして、例えば、操作ノブ2をオフ位置から押圧操作しつつステアリングロック位置まで回動操作すると、ロックバーRが突出状態となって二輪車のハンドルバー(不図示)と係止して当該ハンドルバーをロックするとともに、操作ノブ2をオフ位置からオン位置まで回動操作すると、可動部材6の回動に伴って可動接点6aが動作し、固定接点7と接触、離間し得るようになっている。尚、図1中符号8は、操作ノブ2の押圧操作に伴ってシャフト3が同図中下方へ移動するのを検知するセンサを示している。

0021

可動部材6、可動接点6a及び固定接点7は、イグニッションスイッチ5を構成するものである。かかるイグニッションスイッチ5は、図6に示すように、エンジンE(具体的にはエンジンEを制御するECU)と電気的に接続されており、当該イグニッションスイッチ5にて所定回路が形成されると、エンジンEを始動させ得る状態となるよう構成されている。そして、エンジンEを始動させ得る状態にて、別個配設されたスタートタン(不図示)を押圧操作すれば、エンジンEが始動する。即ち、操作ノブ2を回動操作することにより、シャフト3及び連動シャフト4を回動させれば、イグニッションスイッチ5が電気的にオンして二輪車のエンジンを始動させ得る状態となるのである。

0022

一方、規制手段14は、イグニッションスイッチ装置本体1内に配設され、判定手段13と電気的に接続されて成るものであり、例えば先端がシャフト3又は連動シャフト4に形成された切欠係合する位置と係合が解かれた位置との間で揺動するアームと、該アームの基端に接続されたプランジャを有するソレノイドとを有したものが挙げられる。そして、判定手段13により受信手段12にて受信したIDコードが正規のものであると判定されると、ソレノイドに対して通電がなされ、当該通電によりプランジャを吸引して移動させ、これにより、アームの基端も押し下げられ、当該アームが揺動して、その先端がシャフト3又は連動シャフト4の切欠から離間するので、シャフト3の回動操作に対するロックが解除される。この状態で、操作ノブ2をオン位置まで回動操作すれば、イグニッションスイッチ5がオンしてエンジンEが始動することとなる。

0023

ここで、本実施形態における操作ノブ2は、図2〜5に示すように、上部が左右非対称の凸状に形成された摘み部2aと、該摘み部2aの一部に形成された表示部2bと、シャフト3と連結すべく凹状に形成された連結部2cと、スプリング9a、9b、スチールボール10a、10b、及び凹部2ca、2cbから成る空回り手段とを具備している。尚、操作ノブ2は、シャフト3の連結部3aに対してスプリングピンにて連結固定されている。

0024

操作ノブ2の摘み部2aは、その上部の凸状が略直線状に延びて運転者が摘み易いよう形成されるとともに、その外観が回動操作方向(図中左右方向)に対して非対称形状とされている。また、操作ノブ2にはシャフト3との連結部2cbが形成されており、かかる連結部2cb及びシャフト3の操作ノブ2との連結部3aにトルクリミッタとしての空回り手段が形成されている。

0025

付勢手段としてのスプリング9a、9bは、シャフト3における操作ノブ2との連結部3aに形成されて当該シャフト3の回動軸L方向(図3における上方向)に付勢可能なものとされており、当該連結部3aに形成された収容穴部3aa、3abにそれぞれ収容されている。押圧手段としてのスチールボール10a、10bは、スプリング9a、9bの付勢力で操作ノブ2におけるシャフト3との連結部2cを押圧するもので、本実施形態においては2つ形成されている。

0026

凹部2ca、2cbは、操作ノブ2に形成されてスチールボール10a、10bをそれぞれ嵌合状態にて収容するためのものであり、具体的には、図5に示すように、操作ノブ2におけるシャフト3との連結部2cに形成された一対の凹形状から成る。然るに、規制手段14による規制が解かれた状態で操作ノブ2に対する回動操作が行われると、操作ノブ2と共にシャフト3を回動させ得るよう構成されている。

0027

また、規制手段14によりシャフト3の回動が規制された状態で、且つ、操作ノブ2に対して所定トルク以上の操作力で強引に回動操作すると、凹部2ca、2cbに対するスチールボール10a、10bの嵌合が外れて空回りするよう構成されている。即ち、所定トルク以上の操作力で強引に摘み部2aを回動操作すると、スチールボール10a、10bが凹部2ca、2cbを乗り上げ、当該スチールボール10a、10bの凹部2ca、2cbに対する嵌合力が解かれるので、操作ノブ2がシャフト3に対して相対的に回動し、空回りするのである。尚、図5中符号2cc、2cdは、凹部2ca、2cbと連続した凸条部を示している。

0028

従って、規制手段14でシャフト3の回動が規制された状態で所定トルク以上の操作力で強引に回動操作しようとした場合、操作ノブ2をシャフト3に対して相対的に回動させて空回りさせ、当該操作ノブ2に対する第三者による不正な回動操作を抑制することができるのである。また、操作ノブ2を強引に回動させることによる当該操作ノブ2やシャフト3等の破損を回避することができる。

0029

更に、本実施形態においては、空回り手段を構成するスプリング9a、9bが操作ノブ2の回動軸L方向(上下方向)に延設されているので、全長の長いスプリング9a、9bを用いることができ、スチールボール10a、10bに付与される付勢力をより大きく設定することができる。従って、正規のIDコードが受信された場合に操作ノブ2を回動操作する際、当該操作ノブ2が誤って空回りしてしまうのを回避することができる。

0030

また更に、本実施形態においては、凹部2ca、2cbは、図5に示すように、操作ノブ2の回動軸Lに対して互いに異なる2つの同心円(Ra、Rb)上にそれぞれ形成されている。これにより、凹部2ca、2cbは、操作ノブ2の回動軸Lに対して互いに異なる同心円(回動軸Lを中心とした仮想円であるRa、Rb)上に形成されたので、強引に操作ノブ2を回動操作しようとして操作ノブ2が空回りした際、操作ノブ2が180°回動してもスチールボール10aが凹部2cbに嵌合したり或いはスチールボール10bが凹部2caに嵌合することなく、360°回転した初期位置で再び嵌合させることができる。

0031

即ち、回動軸Lに対して1つの円上(仮想円上)に2つの(3つ以上の複数でも同様)スチールボール10a、10bを形成した場合、強引に操作ノブ2を回動操作しようとして操作ノブ2が空回りした際、操作ノブ2が180°回動すると、スチールボール10aが凹部2cbに嵌合し、及びスチールボール10bが凹部2caに嵌合するので、180°回動した状態が保持されることとなる。然るに、操作ノブ2の表示部2b等に操作方法や初期位置を示す印字等がなされていたり、或いは回動軸L方向に対して操作ノブ2が非対称形状とされている場合、操作方法が分かりにくくなってしまうという問題があったのに対し、本実施形態によれば当該不具合を解消できるのである。

0032

また更に、スチールボール10a、10b及び凹部2ca、2cbは、操作ノブ2及びシャフト3の径方向(図4、5における左右方向)であって同一直線状に一対それぞれ形成されている。これにより、操作ノブ2の保持状態を安定して行わせることができるとともに、操作ノブ2が所定トルク以上で強引に回動操作された際、一方の凹部に対する嵌合が外れたスチールボールは、他方の凹部に嵌合さず、操作ノブ2を更に360°回動させることにより元の凹部と嵌合することとなる。

0033

本実施形態によれば、操作ノブ2は、その外観が回動操作方向に対して非対称形状とされたので、操作ノブ2の取付位置等に応じて操作性を向上させた外観とすることができるとともに、強引に操作ノブ2を回動操作しようとして操作ノブ2が空回りした際、初期位置で再びスプリング10a、10bを凹部2ca、2cbにそれぞれ嵌合させることができる。

0034

以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばスプリング9a、9bに代え他の形態の付勢手段(例えば板バネ樹脂等)としてもよく、或いはスチールボール10a、10bに代え他の形態の押圧手段(ピン状部材等)としてもよい。また、本実施形態においては、押圧手段(スチールボール)と付勢手段(スプリング)がそれぞれ2つずつ形成されているが、3つ以上形成するよう構成してもよい。但し、その場合であっても、凹部は、操作ノブの回動軸に対して互いに異なる同心円上に形成される(1つの同心円上に複数の凹部が形成されていても、他の同心円上に更に凹部が形成されていれば足りる)必要がある。

0035

空回り手段は、シャフトにおける操作ノブとの連結部に形成されて当該シャフトの回動軸方向に付勢可能な付勢手段と、該付勢手段の付勢力で操作ノブにおけるシャフトとの連結部を押圧する複数の押圧手段と、操作ノブに形成されて押圧手段をそれぞれ嵌合状態にて収容する凹部とを有する空回り手段を具備するとともに、当該凹部は、操作ノブの回動軸に対して互いに異なる同心円上に形成されたイグニッションスイッチ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付与されたもの等にも適用できる。

0036

1イグニッションスイッチ装置本体
2操作ノブ
2c 連結部
2ca、2cb 凹部
3シャフト
3a 連結部
4連動シャフト
5イグニッションスイッチ
6可動部材
7固定接点
8センサ
9a、9bスプリング(付勢手段)
10a、10bスチールボール(押圧手段)
11発信手段
12 受信手段
13 判定手段
14規制手段
Eエンジン
L回動軸
Ra、Rb (仮想)同心円

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