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技術 情報検索システム、情報検索方法、及び端末

出願人 株式会社NTTドコモ
発明者 長谷川慎忍頂寺毅
出願日 2009年2月19日 (11年10ヶ月経過) 出願番号 2009-036959
公開日 2010年9月2日 (10年3ヶ月経過) 公開番号 2010-191813
状態 未査定
技術分野 検索装置
主要キーワード Y座標 特徴点パターン X座標 検索情報表示 自端末位置 端末姿勢 端末方向 中領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年9月2日)のものです。
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図面 (13)

課題

設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することができない。

解決手段

情報検索システム1は、検索情報を対応する該検索対象位置情報と関連付けて保持する検索情報保持部34と、端末位置算出部12が算出した端末10の位置、端末方向算出部19が算出した端末10の画面表示部20に基づいて定めされた方向、及び、端末姿勢算出部17が算出した端末10の姿勢に基づいて検索情報保持部34が保持している検索情報から端末10が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択部18と、検索情報表示選択部18によって選択された検索情報を端末10上に表示する画面表示部20と、を備える。

概要

背景

近年、移動端末による拡張現実(AR:Augmented Reality)を用いた検索サービスが提案されている(例えば特許文献1)。

これらは現実の位置、及びカメラが向いている方向の情報に基づいて検索結果を画面上に表示することができる。

概要

設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することができない。情報検索システム1は、検索情報を対応する該検索対象位置情報と関連付けて保持する検索情報保持部34と、端末位置算出部12が算出した端末10の位置、端末方向算出部19が算出した端末10の画面表示部20に基づいて定めされた方向、及び、端末姿勢算出部17が算出した端末10の姿勢に基づいて検索情報保持部34が保持している検索情報から端末10が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択部18と、検索情報表示選択部18によって選択された検索情報を端末10上に表示する画面表示部20と、を備える。

目的

本発明は、表示する検索情報を選択する場合に、ユーザによる設定を必要とせず直感的に選択することができる情報検索システム、情報検索方法、及び端末を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

検索対象に関する検索情報を表示する画面表示手段を有する端末を備える情報検索システムであって、検索情報を対応する前記検索対象の位置情報と関連付けて保持する検索情報保持手段と、前記端末の位置を算出する端末位置算出手段と、前記端末の前記画面表示手段に基づいて定められた方向を算出する端末方向算出手段と、前記端末の姿勢を算出する端末姿勢算出手段と、前記端末位置算出手段が算出した端末の位置、前記端末方向算出手段が算出した端末の画面表示手段に基づいて定められた方向、及び、前記端末姿勢算出手段が算出した端末の姿勢に基づいて前記検索情報保持手段が保持している検索情報から前記端末が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択手段と、を備え、前記画面表示手段は、前記検索情報表示選択手段によって選択された検索情報を表示することを特徴とする情報検索システム。

請求項2

前記検索情報表示選択手段は、前記端末姿勢算出手段が算出した端末の姿勢に基づいて前記画面表示手段の長手方向は垂直方向であるか或いは水平方向であるかを判断し、長手方向が垂直方向であると判断した場合には、前記端末の位置から相対的に遠い場所に位置する検索対象に関する検索情報を選択し、長手方向が水平方向であると判断した場合には、前記端末の位置から相対的に近い場所に位置する検索対象に関する検索情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の情報検索システム。

請求項3

前記検索情報表示選択手段は、前記端末姿勢算出手段が算出した端末の姿勢に基づいて前記画面表示手段の長手方向は垂直方向であるか或いは水平方向であるかを判断し、長手方向が垂直方向であると判断した場合には、検索対象の内部に位置する検索対象に関する検索情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の情報検索システム。

請求項4

前記端末は、画像を取得する画像取得手段を更に備え、前記検索情報表示選択手段は、前記画像取得手段が撮影した画像の中に含まれている検索対象の中から前記端末が表示すべき検索情報を選択する、ことを特徴とする請求項1〜3に記載の情報検索システム。

請求項5

前記検索情報表示選択手段は、前記画像取得手段が撮影した画像から、被写体の特徴点を検出し、該検出した特徴点と、前記検索情報保持手段が保持している特徴点パターンの情報と、に基づいて検索情報の表示位置を決定することを特徴とした請求項4に記載の情報検索システム。

請求項6

前記検索情報表示選択手段は、前記画像取得手段が撮影した画像から、被写体の特徴点を検出し、該検出した特徴点と、前記検索情報保持手段が保持している特徴点パターンの情報と、に基づいて前記画像に写っている検索対象を判別し、検索対象が前記画像に写っていない場合には該検索対象に関する検索情報を表示しないことを特徴とした請求項4に記載の情報検索システム。

請求項7

検索対象に関する検索情報を表示する画面表示手段を有する端末と、検索情報提供装置と、を含んで構成される情報検索システムであって、前記検索情報提供装置は、検索対象の位置情報と関連付けて該検索対象に関する検索情報を保持する検索情報保持手段を備え、前記端末は自端末の位置を算出する端末位置算出手段と、自端末の前記画面表示手段に基づいて定められた方向を算出する端末方向算出手段と、自端末の姿勢を算出する端末姿勢算出手段と、前記端末位置算出手段が算出した自端末の位置、前記端末方向算出手段が算出した自端末の画面表示手段に基づいて定められた方向、及び、前記端末姿勢算出手段が算出した自端末の姿勢、に基づいて前記検索情報保持手段が保持している検索情報から前記端末が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択手段と、を備え、前記画面表示手段は、前記検索情報表示選択手段によって選択された検索情報を表示する、ことを特徴とする情報検索システム。

請求項8

前記端末は前記検索情報保持手段に保持されている情報の一部分をキャッシュする検索情報キャッシュ手段を更に備え、前記検索情報キャッシュ手段は、前記端末位置算出手段が算出した自端末の位置から所定の距離に存在する検索対象に関する検索情報をキャッシュする、ことを特徴とする請求項7に記載の情報検索システム。

請求項9

検索対象に関する検索情報を端末の画面表示手段に表示させる情報検索方法であって、前記端末の位置を算出する端末位置算出ステップと、前記端末の画面表示手段に基づいて定められる方向を算出する端末方向算出ステップと、前記端末の姿勢を算出する端末姿勢算出ステップと、前記端末位置算出ステップにおいて算出された端末の位置、前記端末方向算出ステップにおいて算出された端末の画面表示手段に基づいて定められる方向、及び、前記端末姿勢算出ステップにおいて算出された端末の姿勢に基づいて前記端末が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択ステップと、前記検索情報表示選択ステップにおいて選択された検索情報を前記端末の画面表示手段に表示する画面表示ステップと、を含んで構成されることを特徴とする情報検索方法。

請求項10

検索対象に関する検索情報を表示する画面表示手段を備える端末であって、自端末の位置を算出する端末位置算出手段と、自端末の前記画面表示手段に基づいて定められた方向を算出する端末方向算出手段と、自端末の姿勢を算出する端末姿勢算出手段と、前記端末位置算出手段が算出した自端末の位置、前記端末方向算出手段が算出した自端末の画面表示手段に基づいて定められた方向、及び、前記端末姿勢算出手段が算出した自端末の姿勢に基づいて前記端末が表示すべき検索情報を外部サーバから選択する検索情報表示選択手段と、を備え、前記画面表示手段は、前記検索情報表示選択手段が選択した検索情報を表示する、ことを特徴とする端末。

技術分野

0001

本発明は、情報検索システム情報検索方法、及び端末に関する。

背景技術

0002

近年、移動端末による拡張現実(AR:Augmented Reality)を用いた検索サービスが提案されている(例えば特許文献1)。

0003

これらは現実の位置、及びカメラが向いている方向の情報に基づいて検索結果を画面上に表示することができる。

先行技術

0004

特開2008−250474号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1に記載された方法は、カメラで撮影した画像を元に、その撮影範囲内施設や場所などの詳細情報を画面に表示しており、検索範囲を設定するにはユーザによって設定(検索対象の種類をアイコンによって選択する。特許文献1の図8参照)する必要があり手間がかかるという問題があった。

0006

そこで上述の課題を解決するために、本発明は、表示する検索情報を選択する場合に、ユーザによる設定を必要とせず直感的に選択することができる情報検索システム、情報検索方法、及び端末を提供すること目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明における情報検索システムは、検索対象に関する検索情報を表示する画面表示手段を有する端末を備える情報検索システムであって、検索情報を対応する検索対象の位置情報と関連付けて保持する検索情報保持手段と、端末の位置を算出する端末位置算出手段と、端末の画面表示手段に基づいて定められた方向を算出する端末方向算出手段と、端末の姿勢を算出する端末姿勢算出手段と、端末位置算出手段が算出した端末の位置、端末方向算出手段が算出した端末の画面表示手段に基づいて定められた方向、及び、端末姿勢算出手段が算出した端末の姿勢に基づいて検索情報保持手段が保持している検索情報から端末が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択手段と、を備え、画面表示手段は、検索情報表示選択手段によって選択された検索情報を表示することを特徴とする。

0008

これにより、ユーザは端末の姿勢を変えることによって、所望の検索情報を画面表示手段上に表示することができるようになり、設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

0009

また、本発明における情報検索システムは、検索情報表示選択手段は、端末姿勢算出手段が算出した端末の姿勢に基づいて画面表示手段の長手方向は垂直方向であるか或いは水平方向であるかを判断し、長手方向が垂直方向であると判断した場合には、端末の位置から相対的に遠い場所に位置する検索対象に関する検索情報を選択し、長手方向が水平方向であると判断した場合には、端末の位置から相対的に近い場所に位置する検索対象に関する検索情報を選択することが好適である。

0010

これにより、近くの情報を広範囲に検索する、或いは、遠くの情報を狭範囲に検索する、切り替えを行いたい場合に、端末の姿勢を変えることによって行うことができることとなる。また、画面の長手方向が垂直方向である場合に相対的に遠くにある検索対象に関する検索情報を表示し、画面の長手方向が水平方向である場合に相対的に近くにある検索対象に関する検索情報を表示することとなり切り替えが直感的である。そのため、ユーザは設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

0011

また、本発明における情報検索システムは、検索情報表示選択手段は、端末姿勢算出手段が算出した端末の姿勢に基づいて画面表示手段の長手方向は垂直方向であるか或いは水平方向であるかを判断し、長手方向が垂直方向であると判断した場合には、検索対象の内部に位置する検索対象に関する検索情報を選択することが好適である。

0012

これにより、建物などの背の高い検索対象の内部に位置する検索対象に関する検索情報を表示したい場合に、端末の姿勢を変えることによって表示を変更させることが可能となる。また、画面の長手方向が垂直方向である場合に背の高い検索対象の内部に位置する検索対象に関する検索情報を表示することとなり、変更が直感的である。そのため、ユーザは設定を変更せず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

0013

また、本発明における情報検索システムは、端末は、画像を取得する画像取得手段を更に備え、検索情報表示選択手段は、画像取得手段が撮影した画像の中に含まれている検索対象の中から端末が表示すべき検索情報を選択する、ことが好適である。

0014

これにより、画像取得手段で実際に撮影された画像の中に含まれている検索対象の中から表示させるべき検索情報が選択されることとなり、ユーザは更に簡易に検索対象を選択することが可能となる。

0015

また、本発明における情報検索システムは、検索情報表示選択手段は、画像取得手段が撮影した画像から、被写体の特徴点を検出し、該検出した特徴点と、検索情報保持手段が保持している特徴点パターンの情報と、に基づいて検索情報の表示位置を決定することが好適である。

0016

これにより、画像取得手段が実際に取得した画像に基づいて検索対象の表示位置を定めるため、より正確な表示位置に検索情報を表示することが可能となる。

0017

また、本発明における情報検索システムは、検索情報表示選択手段は、画像取得手段が撮影した画像から、被写体の特徴点を検出し、該検出した特徴点と、検索情報保持手段が保持している特徴点パターンの情報と、に基づいて検索情報の表示位置を決定し、検索対象が画像に写っていない場合には該検索対象に関する検索情報を表示しないことが好適である。

0018

これにより、画像取得手段が実際に取得した画像に写っていない検索対象に関する検索情報は表示しないため、画面に映っている検索対象に関する検索情報のみが表示されることとなる。

0019

上記課題を解決するため、本発明における情報検索システムは、検索対象に関する検索情報を表示する画面表示手段を有する端末と、検索情報提供装置と、を含んで構成される情報検索システムであって、検索情報提供装置は、検索対象の位置情報と関連付けて該検索対象に関する検索情報を保持する検索情報保持手段を備え、端末は自端末の位置を算出する端末位置算出手段と、自端末の画面表示手段に基づいて定められた方向を算出する端末方向算出手段と、自端末の姿勢を算出する端末姿勢算出手段と、端末位置算出手段が算出した自端末の位置、端末方向算出手段が算出した自端末の画面表示手段に基づいて定められた方向、及び、端末姿勢算出手段が算出した自端末の姿勢、に基づいて検索情報保持手段が保持している検索情報から端末が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択手段と、を備え、画面表示手段は、検索情報表示選択手段によって選択された検索情報を表示する、ことを特徴とする。

0020

これにより、ユーザは端末の姿勢を変えることによって、所望の検索情報を端末上に表示することができるようになり、設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。更に、端末外に端末とは別に検索情報保持手段が存在するため、全ての検索情報を端末に保持する必要がなく、端末は、必要な一部の検索情報のみ保持すれば良いこととなる。通常、端末における記憶容量は多くないため、特に有効である。

0021

また、本発明における端末は、検索情報保持手段に保持されている情報の一部分をキャッシュする検索情報キャッシュ手段を更に備え、検索情報キャッシュ手段は、端末位置算出手段が算出した自端末の位置から所定の距離に存在する検索対象に関する検索情報をキャッシュする、ことが好適である。

0022

これにより、端末は、自端末から所定の距離に位置する検索対象に関する検索情報のみをキャッシュすることとなり、記憶容量を有効に使用することが可能となる。

0023

上記課題を解決するため、本発明における情報検索方法は、検索対象に関する検索情報を端末の画面表示手段に表示させる情報検索方法であって、端末の位置を算出する端末位置算出ステップと、端末の画面表示手段に基づいて定められる方向を算出する端末方向算出ステップと、端末の姿勢を算出する端末姿勢算出ステップと、端末位置算出ステップにおいて算出された端末の位置、端末方向算出ステップにおいて算出された端末の画面表示手段に基づいて定められる方向、及び、端末姿勢算出ステップにおいて算出された端末の姿勢に基づいて端末が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択ステップと、検索情報表示選択ステップにおいて選択された検索情報を端末の画面表示手段に表示する画面表示ステップと、を含んで構成されることを特徴とする。

0024

これにより、ユーザは端末の姿勢を変えることによって、所望の検索情報を端末上に表示することができることとなり、設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

0025

上記課題を解決するため、本発明における端末は、検索対象に関する検索情報を表示する画面表示手段を備える端末であって、自端末の位置を算出する端末位置算出手段と、自端末の画面表示手段に基づいて定められた方向を算出する端末方向算出手段と、自端末の姿勢を算出する端末姿勢算出手段と、端末位置算出手段が算出した自端末の位置、端末方向算出手段が算出した自端末の画面表示手段に基づいて定められた方向、及び、端末姿勢算出手段が算出した自端末の姿勢に基づいて端末が表示すべき検索情報を外部サーバから選択する検索情報表示選択手段と、を備え、画面表示手段は、検索情報表示選択手段が選択した検索情報を表示する、ことを特徴とする。

0026

これにより、ユーザは端末の姿勢を変えることによって、所望の検索情報を端末上に表示することができることとなり、設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

発明の効果

0027

本発明によれば、端末の姿勢に基づいて表示する検索情報を選択しているため、ユーザは端末の姿勢を変えることによって、所望の検索情報を端末上に表示することができることとなり、設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

図面の簡単な説明

0028

本発明における情報検索システムの機能構成を示す図である。
端末の姿勢について模式的に説明するための図である。
図1に示す検索情報キャッシュ部、及び検索情報保持部におけるデータ構造の例を示す図である。
本発明における端末のハードウェア構成を示す図である。
図1に示す検索情報表示選択部による検索情報を選択する方法を説明するための図である。
図1に示す検索情報表示選択部による検索情報を選択する方法を説明するための図である。
図1に示す検索情報表示選択部による検索情報を選択する方法を説明するための図である。
図1に示す端末及び情報検索システムにおける処理の流れを示す図である。
図8に示す端末の姿勢に応じた検索情報の選択の処理の流れを示す図である。
図9に示す抽出された検索対象が可視であるか否か判断する処理の流れを示す図である。
抽出された検索対象が可視であるか否かの判断方法を説明するための図である。
図8に示す選択された検索情報の表示の処理の流れを示す図である。

実施例

0029

本発明の実施形態に係る情報検索システム1について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。

0030

[機能構成について]
図1は、本発明にかかる情報検索システム1の機能構成の例を示す図である。図1で示すように、本発明にかかる情報検索システム1は、端末10及び検索情報提供装置30を含んで構成されている。なお、本実施形態においては特徴点のマッチング、並びに、方向、姿勢及び位置の算出は端末10が行っているが、検索情報提供装置30、或いは、その他のネットワーク側の機器で行っても良い。

0031

端末10は、ネットワークを通じて検索情報提供装置30と接続可能であり、具体的には、端末データ通信部11、端末位置算出部(端末位置算出手段)12、端末位置送信部13、検索情報取得部14、検索情報キャッシュ部15、センサ情報取得部16、端末姿勢算出部(端末姿勢算出手段)17、検索情報表示選択部(検索情報表示選択手段)18、端末方向算出部(端末方向算出手段)19、画面表示部(画面表示手段)20、及び画像取得部(画像取得手段)21を含んで構成される。

0032

本実施形態においては端末10の例として携帯電話を用いて説明している。但し、端末10は携帯電話に限らず、簡易型携帯電話機(PHS:PersonalHandy-phone System)、通信機能を有する携帯型情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、或いは、携帯可能なパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)等であっても良い。

0033

端末データ通信部11は、端末10と検索情報提供装置30との間のデータ通信機能を提供する。

0034

端末位置算出部12は、端末10の位置を算出する機能を有する。具体的には既知の技術であるGPS(Global Positioning System)を用いた測位方法、或いは基地局からの電波の強度等を利用した技術などが応用可能である。ただしこれらの技術に限定する意図はなく、端末10の現在位置を測定可能であるあらゆる技術を利用することが可能である。端末位置算出部12が算出するデータは、端末10の位置を経度緯度、及び高度で表示した情報を用いることができる。また、地表面をグリッドに分割し、端末10の位置をY座標X座標、及び高度で表示した情報でも良い。端末位置算出部12は算出した端末10の位置を検索情報表示選択部18へ出力する。

0035

端末位置送信部13は、端末位置算出部12が算出した端末10の位置を端末データ通信部11を介して検索情報提供装置30へ送信する機能を有する。

0036

検索情報取得部14は、端末データ通信部11を介して検索情報提供装置30から検索情報及び特徴点パターンを取得する機能を有する。具体的には、検索情報保持部34が保持している情報の全てあるいはその一部を転送コピー)する。検索情報取得部14は取得した検索情報を検索情報キャッシュ部15に出力する。

0037

検索情報キャッシュ部15は、検索情報取得部14から検索情報及び特徴点パターンを入力し、当該入力した検索情報及び特徴点パターンをキャッシュする機能を有する。本実施形態において、検索情報キャッシュ部15は、後述するように、端末10の位置を中心とした所定の半径の円内に位置する検索対象に関する検索情報及び特徴点パターンをキャッシュしている。一般に端末10の移動と比較して、端末10の画面表示部20に基づいて定められた方向、及び端末10の姿勢の変化は急激である(すなわち、それらの変化に応じて適切な検索情報の選択を変更する変更量が相対的に大きい)。本実施形態においては、検索情報キャッシュ部15が、端末10の位置に基づいて、周辺に存在する検索対象に関する検索情報を予めキャッシュしているため、端末10の画面表示部20に基づいて定められた方向、及び端末10の姿勢の変化に俊敏に対応して検索情報を選択すること、及び後述する特徴点パターンを対比することが可能となる。

0038

検索情報キャッシュ部15のデータ構造の例を図3に示す。なお、図3は後述する検索情報保持部34におけるデータ構造の例を示す図でもある。検索情報キャッシュ部15がキャッシュする情報は、検索情報保持部34と同一の属性を備えていても良い、または、検索情報保持部34の一部の属性のみ属性として備える情報をキャッシュしても良い。

0039

センサ情報取得部16は、端末10が物理的構成として備えている各種センサから情報を取得する機能を有する。センサ情報取得部16は当該取得した情報を端末位置算出部12、端末姿勢算出部17、及び端末方向算出部19に対して出力する。

0040

端末姿勢算出部17は、センサ情報取得部16から前後/左右/上下の3方向の加速度と、3軸の地磁気センサに関する情報を入力し、入力した情報から端末10の姿勢を算出する機能を有する。ここで端末10の姿勢とは、基準位置(例えば画面表示部20の長手方向が垂直方向となる位置)から水平方向へ端末10を傾けたときの端末10の傾きのことを示す。図2に模式的に示す角度A或いは角度Bをここでは端末10の姿勢と呼ぶ。図2の上下方向が垂直方向、図2の左右方向が水平方向とすると、図2のYで示した状態を本明細書において「画面表示部20の長手方向が垂直方向」と表現する。また、図2のXで示した状態を本明細書において「画面表示部20の長手方向が水平方向」と表現する。端末姿勢算出部17は算出した端末10の姿勢を検索情報表示選択部18へ出力する。

0041

検索情報表示選択部18は、端末姿勢算出部17から端末10の姿勢を入力し、当該入力した端末10の姿勢から画面表示部20の長手方向は垂直方向であるか或いは長手方向は水平方向であるかを判断し、当該判断、端末方向算出部19により算出された端末10の方向、及び検索情報キャッシュ部15に保持されている特徴点パターンに応じて検索情報キャッシュ部15がキャッシュしている検索情報から表示すべき検索情報を選択し、当該選択した検索情報を画面表示部20へ出力する機能を有する。再び図2戻り、例えば、角度Aが0度以上45度未満である場合に、検索情報表示選択部18は、画面表示部20の長手方向は垂直方向であると判断し、角度Bが45度以上90度以下である場合に、検索情報表示選択部18は、画面表示部20の長手方向は水平方向であると判断する。なお、これに限らず一般的に概ね水平または垂直と判断できる角度に基づいて判断するようにしても良い。

0042

端末方向算出部19は、画面表示部20に基づいて定められた方向を算出する機能を有する。具体的には画面表示部20が端末10に配置されている面の反対側の面が向いている方向を算出する。そのことによって端末10のユーザは端末10に配置されている画面表示部20を目視しながら端末10を検索したい検索対象の方向を向けることで画面表示部20にはユーザが端末10越しに見えている或いは見えるはずである検索対象に関する検索情報が表示されることとなる。

0043

なお、これは一例であり、その他に、端末10にカメラなどの画像取得部21が備えられている面が向いている方向を算出しても良い。

0044

画面表示部20は、検索情報表示選択部18によって選択された検索情報を表示する機能を有する。

0045

画像取得部21は、映像を撮影する機能を有する。具体的にはカメラである。画像取得部21は取得した映像を検索情報表示選択部18へ出力する。

0046

検索情報提供装置30は、端末10に対して検索情報を提供する装置であり、具体的にはデータ通信部31、端末位置管理部32、検索情報管理部33、検索情報保持部34、及び検索情報送信部35を含んで構成されている。

0047

データ通信部31は、端末10と検索情報提供装置30との間のデータ通信機能を提供する。

0048

端末位置管理部32は、端末10の位置を管理する機能を有する。具体的には、端末位置管理部32は、データ通信部31を介して端末10の位置を受信する。端末位置管理部32は、受信した端末10の位置を検索情報管理部33に出力する。

0049

検索情報管理部33は、端末位置管理部32から端末10の位置を入力し、検索情報保持部34が保持している検索情報から、端末10の位置から所定の距離にある検索対象に関する検索情報及び特徴点パターンを選択し、当該選択した検索情報及び特徴点パターンを検索情報送信部35に出力する機能を有する。所定の距離は例えば1キロメートルなど自由に設定できる。所定の距離を長くした場合には端末10の移動によって新たな検索情報を送信する回数を減らすことが可能となる。また、所定の距離を短くした場合には検索情報キャッシュ部15がキャッシュする情報量を少なくすることが可能となる。

0050

検索情報保持部34は、検索対象に関する詳細情報としての検索情報及び特徴点パターンを、検索対象の位置情報と関連付けて保持する機能を有する。

0051

図3に検索情報保持部34が保持する情報の例を示す。図3に示すように、検索情報保持部34には、検索対象に関する詳細情報である検索情報として「ジャンル」、「名称」、「営業時間」、「住所」、「連絡先」、「建物」等の検索情報、並びに、「特徴点パターン」が、検索対象の位置情報(「経度」、「緯度」、及び「高さ」)と関連付けられて保持されている。

0052

ここで、「建物」とは、検索対象が入っている建物のことを指す。検索対象自体一つの建物である場合は、「建物」の値にはそのことを示す情報を入力する。図に示す例では「—」を記入している。「特徴点パターン」とは、検索対象の特徴的な部分のパターンを現したもので、例えばラスターデータのパターンなどを指す。

0053

検索情報送信部35は、検索情報管理部33から検索情報及び特徴点パターンを入力し、当該入力した検索情報及び特徴点パターンを、データ通信部31を介して端末10へ送信する機能を有する。

0054

[ハードウェア構成について]
次に、図4を用いて本実施形態における端末10のハードウェア構成について説明する。

0055

図4は、端末10のハードウェア構成を示す図である。図4に示すように端末10は物理的には、CPU(Central AccessMemory)等の制御装置101、RAM(Random Access Memory)といった揮発性半導体等のメモリ102、通信を制御する通信装置103、フラッシュメモリー、などの補助記憶部104、テンキー等の入力装置105、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイなどの出力装置106、6軸センサ107、カメラなどの画像入力装置108、及び、GPS受信機などの位置算出装置109を備える。

0056

上記ハードウェア構成と機能的構成との対応関係を以下に示す。端末10に関して、端末データ通信部11の有する機能は、物理的な構成要素としての通信装置103により実現される。端末位置送信部13と、検索情報取得部14と、検索情報キャッシュ部15と、センサ情報取得部16と、検索情報表示選択部18と、画面表示部20と、がそれぞれ有する機能は、制御装置101、メモリ102等のハードウェア上に所定のソフトウェアを読み込ませることにより、制御装置101の制御のもとで通信装置103、出力装置106、入力装置105を動作させると共に、メモリ102や補助記憶部104におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。

0057

端末位置算出部12の有する機能は、物理的な構成要素としての位置算出装置109により実現される。端末姿勢算出部17及び端末方向算出部19の有する機能は、物理的な構成要素としての6軸センサ107により実現される。画像取得部21の有する機能は、物理的な構成要素としての画像入力装置108により実現される。

0058

[検索情報の選択]
ここで、検索情報表示選択部18が、検索情報キャッシュ部15がキャッシュしている検索情報から表示すべき検索情報を選択する方法について説明する。

0059

本実施形態においては、検索情報キャッシュ部15が端末10の位置を中心とした所定の半径の円内に位置する検索対象に関する検索情報をキャッシュしている。検索情報表示選択部18は、画面表示部20の長手方向が垂直方向であるか或いは水平方向であるかに応じて検索情報キャッシュ部15がキャッシュしている検索情報の中から適切な検索情報を選択する。

0060

検索情報表示選択部18は、画面表示部20の長手方向が垂直方向である場合には幅が狭く、遠くに位置する検索対象に関する検索情報を選択する。検索対象の位置は図3に示す「位置情報(経度、緯度、高さ)」から得ることができる。

0061

一方、画面表示部20の長手方向が水平方向である場合には、検索情報表示選択部18は、幅が広く、近くに位置する検索対象に関する検索情報を選択する。

0062

この様子を図5及び図6に示す。今、端末10の検索情報キャッシュ部15には、端末10の位置を中心とした半径1キロメートルの円内に位置する検索対象に関する検索情報がキャッシュされているとする。端末10の画面表示部20に基づいて定められた方向が図5の上方向であるとする(すなわち端末10のユーザは図5の上方向を向いている)。画面表示部20の長手方向が垂直方向である場合、検索情報表示選択部18は、検索情報キャッシュ部15にキャッシュされている検索情報の中から図5中領域Aに位置する検索対象に関する検索情報を選択する。なお、領域Aの中心角は、領域Bの中心角よりも小さく(すなわち幅が狭い)、また、領域Aを構成する扇形の半径は、領域Bを構成する扇形の半径よりも大きく(すなわち、距離が遠く)なるように形成されている。

0063

具体的には図3に示す情報の「位置情報(経度、緯度、高さ)」と、端末位置算出部12が算出した端末10の位置を用いて、端末10から検索対象までの距離及び端末10の画面表示部20に基づいて定められた方向を基準にした検索対象への方向(画面表示部20に基づいて定められた方向からの角度)を算出する。これら算出した値が所定値以下であれば、検索情報表示選択部18は当該検索情報を選択する。

0064

一方、画面表示部20の長手方向が水平方向である場合、検索情報表示選択部18は、検索情報キャッシュ部15にキャッシュされている検索情報の中から図5中領域Bに位置する検索対象に関する検索情報を選択する。

0065

図6に、画面表示部20の表示例を模式的に示す。図6(A)に示すようにユーザが向いている方向に複数(この例では7個)の建物が存在するとする。それぞれの建物が本明細書における検索対象である。画面表示部20の長手方向が水平方向の場合における画面表示部20の表示例を図6(B)に示す。この場合、幅は広く、且つ端末10の近くに位置する検索対象に関する検索情報が画面表示部20上に表示される。図6(B)においては検索情報の表示を吹き出しでしめし、その内容は省略している。なお、吹き出しの付け根が検索情報に対応する検索対象であることを示している。

0066

画面表示部20の長手方向が垂直方向の場合における画面表示部20の表示例を図6(C)に示す。この場合、幅は狭く、且つ端末10の遠くに位置する検索対象に関する検索情報が画面表示部20上に表示される。

0067

次に、図7を用いて検索情報の選択方法の別の方法を説明する。この方法では、画面表示部20の長手方向が垂直方向である場合、検索情報表示選択部18は、検索情報キャッシュ部15にキャッシュされている検索情報の中からビルの内部に存在する検索情報を選択する。

0068

図7に、画面表示部20の表示例を模式的に示す。図7(A)に示すように、ユーザが向いている方向には3つの建物が存在するとする。画面表示部20の長手方向が水平方向である場合は、図7(B)に模式的に示すように実際に見えている(外観状の)検索対象に関する検索情報を表示し、画面表示部20の長手方向が垂直方向である場合は、図7(C)に模式的に示すように、フロア情報など、建物の内部に存在する検索対象に関する検索情報を表示する。

0069

具体的には、画面表示部20の長手方向が垂直方向であると判断した場合には、図3に示す「建物」にそれ自体が建物であることを示す情報(図3の例では「—」)が保持されている検索情報を表示する。

0070

画面表示部20の長手方向が垂直方向であると判断した場合には、図3に示す「建物」に建物名が保持されている検索情報を表示する。この場合、「建物」に保持されている建物名が示している検索対象が画面表示部20に表示されている表示位置に検索情報を表示する。

0071

なお、上記二つの方法は、必ずしも択一的なものではなく組み合わせることも可能である。つまり、画面表示部20の長手方向が垂直方向である場合、検索情報表示選択部18は、検索情報キャッシュ部15にキャッシュされている検索情報の中から遠く且つ狭くに位置する検索対象を選択し、フロア情報など実際には見えていない検索対象の内部に存在する検索対象に関する検索情報を選択してもよい。画面表示部20の長手方向が水平方向である場合、検索情報表示選択部18は、検索情報キャッシュ部15にキャッシュされている検索情報の中から近く且つ広角に位置する検索対象を選択し、実際に見えている(外観状の)検索対象に関する検索情報を選択してもよい。

0072

[処理の流れについて]
次に、図8図10を参照して本実施形態における情報検索システム1の処理の流れについて説明する。

0073

始めに、図8を用いて、全体の処理の流れについて説明する。端末10の画像取得部21の電源投入される(ステップS100)。端末位置送信部13は、端末位置算出部12が算出した端末10の位置を端末データ通信部11を介して検索情報提供装置30へ送信する(ステップS101)。端末位置算出部12が端末10の位置を算出する方法に関しては様々な方法を適用可能であるが、例えばGPSを用いた測位方法を適応可能である。実際に送信されるデータとしては、例えば端末10の位置を経度、緯度、及び高度で表示した情報を含めたデータであってもよい。

0074

検索情報提供装置30の端末位置管理部32は、端末10が送信した端末10の位置をデータ通信部31を介して受け取り、受け取った端末10の位置を検索情報管理部33へ出力する。検索情報管理部33は、検索情報保持部34を参照して、検索情報保持部34に位置情報と関連付けられて保持されている検索情報の中から、端末10の位置から所定の距離に位置する検索情報及び特徴点パターンを抽出し、該抽出した検索情報及び特徴点パターンを検索情報送信部35へ出力する。検索情報送信部35は、検索情報管理部33が抽出した検索情報及び特徴点パターンを、データ通信部31を介して端末10へ送信する(ステップS102)。

0075

端末10の検索情報取得部14は、検索情報提供装置30が送信した検索情報及び特徴点パターンを、端末データ通信部11を介して受信して、該受信した検索情報を検索情報キャッシュ部15に出力する。検索情報キャッシュ部15は検索情報取得部14が出力した検索情報及び特徴点パターンをキャッシュする(ステップS103)。

0076

端末姿勢算出部17は、センサ情報取得部16を介して得た情報を利用して端末の姿勢を算出し、当該算出した端末の姿勢を検索情報表示選択部18へ出力する(ステップS104)。

0077

検索情報表示選択部18は、端末姿勢算出部17から得た端末10の姿勢から、画面表示部20の長手方向が垂直方向であるか、或いは水平方向であるかを判断し、当該判断の結果、及び端末方向算出部19が算出した端末10の方向に基づいて検索情報キャッシュ部15がキャッシュしている検索情報の中から画面表示部20が表示すべき検索情報を選択する(ステップS105)。

0078

検索情報表示選択部18は、選択した検索情報を画面表示部20に表示する(ステップS106)。

0079

端末10は、ユーザからのサービス終了の指示があるまで上記ステップS104からステップS107を繰り返す(ステップS107)。

0080

次に、端末10の姿勢に応じた検索情報の選択(ステップS105)について図9を用いて説明する。

0081

検索情報表示選択部18は、端末姿勢算出部17から入力した端末10の姿勢と、予め保持している端末10の姿勢に応じた画面表示部20の長手方向の情報から、画面表示部20の長手方向が垂直方向か、或いは水平方向かを判断する(ステップS501)。

0082

長手方向が水平であると判断した場合(ステップS501において“長手方向が水平”)、検索情報表示選択部18は、端末方向算出部19が算出した端末10の画面表示部20に基づいて定められた方向に対して近距離且つ広範囲に位置する検索対象に関する検索情報を抽出する(ステップS502)。ここで、画面表示部20に基づいて定められた方向とは、端末10に備えられている画面表示部20の面と反対の面が向いている方向を指す。これにより、ユーザが画面表示部20を目視しながら、ユーザが向いている方向に端末10越しに位置する検索対象についての検索情報を得ることが可能となる。

0083

長手方向が垂直であると判断した場合(ステップS501において“長手方向が垂直”)、検索情報表示選択部18は、端末方向算出部19が算出した端末10の画面表示部20に基づいて定められた方向に対して遠距離且つ狭範囲に位置する検索対象に関する検索情報を抽出する(ステップS503)。

0084

検索情報表示選択部18は、抽出された検索情報に対応する検索対象が可視であるか否かを判断する(ステップS504)。これにより、実際に画面表示部20に表示されている検索対象に関する検索情報のみを選択することが可能となる。なお、ステップS504は、必ずしも必要というわけではない。すなわち、実際に画面表示部20に含まれている全ての検索対象についての検索情報を選択しなければならないことを意図しているわけではない。同時に、実際には画面表示部20に含まれていない検索対象についての検索情報を選択しても良い。この場合も二つの意味があり、一つには手前にある遮蔽物によって不可視となっている検索対象に関する検索情報を表示しても良い。二つ目には実際に画面表示部20に映し出されている範囲の外に位置する検索対象に関する検索情報を選択しても良い。

0085

検索情報表示選択部18は、ステップS502或いはS503において抽出された検索情報のなかから、可視である検索対象に関する検索情報を選択する(ステップS505)。なお、ステップS504を省略した場合、検索情報表示選択部18は、ステップS502或いはステップS503において抽出された検索情報を選択する。

0086

[抽出された検索対象が可視であるか否かの判断について]
次に、抽出された検索対象が可視であるか否かの判断(ステップS504)について、図10及び図11を用いて説明する。

0087

図10は、検索対象が可視であるか否かを判断する処理の流れを示す図である。図11も参照しつつ説明する。

0088

ここでは、ある検索対象(ここでは、図11(A)においてBで示した位置にあるたとえばビルの30階にある喫茶店(以後、検索対象Bとする)、或いは図11(B)においてCで示した位置にある例えばビルの5階にあるレストラン(以後、検索対象Cとする)を用いて説明する)が、他の建物(ここでは、図11(A)、及び図11(B)のAで示す建物(以後、他の建物Aと言う)によって遮断され不可視でないか判断する方法について説明する。

0089

検索情報表示選択部18は、図11における距離y2、及び高さx2を抽出する(ステップS601)。y2は、検索情報保持部34或いは検索情報キャッシュ部15が保持する検索対象Bまたは検索対象Cの位置情報及び端末位置算出部12が算出した端末10の位置情報から求めることが可能であり、x2は検索情報保持部34或いは検索情報キャッシュ部15が保持する検索対象B又は検索対象Cの高さから端末10の高さを引くことで求めることが可能である。なお、GPSを用いる場合は標高計測精度経度緯度の計測精度よりも低いことが知られている。その為、一般的に人間が端末10を操作する場合の端末10の平均的な高さ(例えば1メートル60センチ)を検索情報保持部34或いは検索情報キャッシュ部15が保持する検索対象Bの高さから引いても良い。

0090

同様に検索情報表示選択部18は、距離y1、及び高さx1を抽出する(ステップS602)。具体的には、自端末10の位置と方向から向いている方向に存在する建物Aを特定し、上記と同様の手順でx1、y1を算出する。また、建物の特徴点を解析し、どの方向及び位置から建物Aを見ているかを特定し、自端末の位置を補正することもできる。

0091

検索情報表示選択部18は、検索対象が他の建物より奥(すなわち、平面で考えた時に、端末10の位置から検索対象が他の建物に隠れている)に存在するかを判断する(ステップS603)。

0092

検索対象が、他の建物の奥ではないと判断した場合(ステップS603において“NO”)、検索対象は他の建物との関係で可視であると判断する(ステップS604)。

0093

検索対象が、他の建物の奥であると判断した場合(ステップS603において“YES”)、図11に示すθ1及びθ2の大小関係により視認可能であるか否かを判断する(ステップS605)。図11(A)では、検索対象Bは、その手前にある他の建物A越しに、端末10の位置から視認可能である。

0094

図11(A)で示すように、端末10の高さと他の建物Aの高さとの差分x1、端末10から検索対象Aまでの距離y1、とするとtanθ1は式1によって求めることができる。

0095

同様に、検索対象Bの高さと端末10の高さの差分x2、端末10から検索対象Bまでの距離y2、とするとtanθ2は式2によって求めることができる。

0096

以下の式3を満たす場合に、検索対象Bは、端末10から視認可能であると判断できる。

0097

図11(B)は検索対象Cが検索対象Aの陰に隠れて、端末10から視認不可能である状態を模式的に示している。

0098

図11(B)に模式的に示すように式4を満たす場合には検索対象Cは端末10から視認不可能であると判断できる。

0099

上記の方法により端末10の位置から検索対象が視認不可能であると判断した場合(ステップS605において“NO”)、検索情報表示選択部18は、検索対象が不可視であると判断する(ステップS606)。

0100

上記の方法により端末10の位置から検索対象が視認可能であると判断した場合(ステップS605において“YES”)、検索情報表示選択部18は、検索対象が可視であると判断する(ステップS607)。

0101

検索情報表示選択部18は、上記方法によって検索対象が端末10から可視か否かについて判断をし、不可視である検索対象に関する検索情報を選択しないとしても良い。

0102

[選択された検索情報の表示について]
次に、選択された検索情報の表示(ステップS106)について、図12を用いて説明する。検索情報表示選択部18は、画像取得部21から画像を取得する(ステップS700)。

0103

検索情報表示選択部18は、取得した画像から建物の特徴点を検出する(ステップS701)。なお、ステップS701の処理は、検索情報表示選択部18が行うとしているが、ネットワーク上で行っても良い。これにより端末10のハードウェア資源負荷を減らすことが可能となる。

0104

検索情報表示選択部18は、検出した建物の特徴点と、検索情報キャッシュ部15が保持している特徴点パターンと、を照合する(ステップS702)。

0105

具体的には、例えば検出した建物の特徴点のラスターデータと検索情報キャッシュ部15が保持する特徴点パターンのラスターデータとをパターンマッチング手法を用いて照合し、最もマッチしている特徴点パターンを算出する。

0106

検索情報表示選択部18は、照合の結果、映像に写っている建物について判別する(ステップS703)。

0107

判別する結果、検索情報表示選択部18は、検索対象が実際に画面表示部20のどの部位に表示されているかを正確に把握することが可能となる。検索情報表示選択部18は、当該把握した部位に基づいて、検索情報を画面表示部20に表示する表示位置を決定する(ステップS704)。

0108

画面表示部20は、検索情報表示選択部18が決定した表示位置に検索情報を、表示する(ステップS705)。画像取得部21が取得した画像から、パターンマッチングを用いて実際に画像に写っている建物を判別するため、遮蔽物の有無をより正確に特定することも可能となる。検索情報表示選択部18は、当該パターンマッチンクの結果を利用して見えない検索対象に関する検索情報については表示しないとしてもよい。

0109

次に、本発明の作用及び効果について説明する。

0110

本発明における情報検索システム1は、検索対象に関する検索情報を表示する画面表示部20を有する端末10を備える情報検索システム1であって、検索情報を対応する該検索対象の位置情報と関連付けて保持する検索情報保持部34と、端末10の位置を算出する端末位置算出部12と、端末10の画面表示部20に基づいて定められた方向を算出する端末方向算出部19と、端末10の姿勢を算出する端末姿勢算出部17と、端末位置算出部12が算出した端末10の位置、端末方向算出部19が算出した端末10の画面表示部20に基づいて定めされた方向、及び、端末姿勢算出部17が算出した端末10の姿勢に基づいて検索情報保持部34が保持している検索情報から端末10が表示すべき検索情報を選択する検索情報表示選択部18と、を備え、画面表示部20は、検索情報表示選択部18によって選択された検索情報を表示することを特徴とする。

0111

これにより、ユーザは端末10の姿勢を変えることによって、所望の検索情報を画面表示部20に表示することができるようになり、設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

0112

また、検索情報表示選択部18は、端末姿勢算出部17が算出した端末10の姿勢に基づいて画面表示部20の長手方向は垂直方向であるか或いは水平方向であるかを判断し、長手方向が垂直方向であると判断した場合には、端末10の位置から相対的に遠い場所に位置する検索対象に関する検索情報を選択し、長手方向が水平方向であると判断した場合には、端末10の位置から相対的に近い場所に位置する検索対象に関する検索情報を選択している。

0113

これにより、近くの情報を広範囲に検索する、或いは、遠くの情報を狭範囲に検索する、切り替えを行いたい場合に、端末10の姿勢を変えることによって行うことができることとなる。また、画面の長手方向が垂直方向である場合に相対的に遠くにある検索対象に関する検索情報を表示し、画面表示部20の長手方向が水平方向である場合に相対的に近くにある検索対象に関する検索情報を表示することとなり切り替えが直感的である。そのため、ユーザは設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

0114

また、検索情報表示選択部18は、画面表示部20の長手方向が垂直方向であると判断した場合には、検索情報を階数内部情報とが対応付けられており、該対応する階数に表示される。なお、建物内部の情報を高さ(階層)毎に表示してもよい。

0115

これにより、建物などの背の高い検索対象の内部に位置する検索対象に関する検索情報を表示したい場合に、端末10の姿勢を変えることによって表示を変更することとなる。また、画面表示部20の長手方向が垂直方向である場合に背の高い検索対象の内部に位置する検索対象に関する検索情報を表示することとなり、変更が直感的である。そのため、ユーザは設定を変更せず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

0116

また、端末10は、画像を取得する画像取得部21を備え、検索情報表示選択部18は、画像取得部21が撮影した画像の中に含まれている検索対象の中から端末10が表示すべき検索情報を選択している。

0117

これにより、画像取得部21で実際に撮影された画像の中に含まれている検索対象の中から表示させるべき検索情報が選択されることとなり、ユーザは更に簡易に検索対象を選択することが可能となる。

0118

また、検索情報表示選択部18は、画像取得部21が撮影した画像から、被写体の特徴点を検出し、該検出した特徴点と、検索情報保持部34が保持している特徴点パターンの情報と、に基づいて検索対象の表示位置を決定している。

0119

これにより、画像取得部21が実際に取得した画像に基づいて検索対象の表示位置を定めるため、より正確な表示位置に検索情報を表示することが可能となる。

0120

また、検索情報表示選択部18は、画像取得部21が撮影した画像から、被写体の特徴点を検出し、該検出した特徴点と、検索情報保持部34が保持している特徴点パターンの情報と、に基づいて画像に写っている検索対象を判別し、検索対象が画像に写っていない場合には該検索対象に関する検索情報を表示しないとしている。

0121

これにより、画面に写っていない検索対象に関する検索情報は表示しないため、画面に写っている検索対象に関する検索情報のみを表示することが可能となる。

0122

また、本発明における端末10は、検索情報保持部34に保持されている情報の一部分をキャッシュする検索情報キャッシュ部15を備え、検索情報取得部14は、端末位置算出部12が算出した端末10の位置から所定の距離に存在する検索対象に関する検索情報を検索情報保持部34から受信し、検索情報キャッシュ部15は、検索情報取得部14が受信した検索情報をキャッシュしている。

0123

これにより、端末10は、自端末位置から所定の距離に位置する検索対象に関する検索情報のみをキャッシュすることとなり、記憶容量を有効に使用することが可能となる。

0124

次に、本実施形態の変形例を説明する。本実施形態においては、検索情報表示選択部18は、画面表示部20の長手方向が垂直方向であるか水平方向であるかによって、検索情報を選択したが、画像取得部21のズームによって検索対象を選択してもよい。この場合ズームの倍率を大きくするほど狭く且つ遠くに存在する検索対象に関する検索情報を選択し、ズームの倍率を低いほど広範囲且つ近くに存在する検索対象に関する検索情報を選択する。

0125

次に、本実施形態の別の変形例として端末10を奥行き方向(端末10が移動する方向であり、端末10が端末10を操作しているユーザから離れるように移動する方向)、或いは手前方向(端末10が移動する方向であり、端末10が端末10を操作しているユーザに近づくように移動する方向)へ移動させる(モーションジェスチャー)ことにより画面表示部20に表示すべき検索情報を選択する実施形態について説明する。

0126

この場合、端末10が奥行き方向へ移動した場合には、端末10の位置から相対的に遠くに存在する検索対象に関する検索情報を選択し、端末10が手前方向へ移動した場合には、端末10の位置から相対的に近くに存在する検索対象に関する検索情報を選択する。

0127

端末10のセンサ情報取得部16は、端末10が物理的に備える6軸センサ107から端末10の加速度を取得し、端末10が備える図示しない端末加速度算出部は、センサ情報取得部16が取得した端末10の加速度に基づいて端末10の奥行き方向或いは手前方向への移動を算出する。

0128

端末10の検索情報表示選択部18は、図示しない端末加速度算出部が算出した端末10の奥行き方向或いは手前方向の移動に基づいて画面表示部20が表示すべき検索情報を選択する。なお、それ以外の選択の処理の流れについては上記説明した方法と同様で良い。

0129

これにより、ズームの機能を使用する場合に比べて単純な操作で、ズームと同様に直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる。

0130

端末10の奥行き方向或いは手前方向への移動に基づいて検索情報の選択を制御する開始タイミングは、画面表示部20を指で触れる(画面タッチ)、ボタンの押下、或いは音声入力等によって端末10のユーザが指定できる構成とすることが好適である。

0131

これによりユーザは、端末10の奥行き方向、或いは手前方向への移動に基づいて検索情報の選択を制御する開始タイミングを指定することが可能となる。

0132

本発明により、ユーザは端末10の姿勢を変えることによって、所望の検索情報を画面表示部20に表示することができるようになり、設定を必要とせず、且つ、直感的に表示する検索情報を選択することが可能となる情報検索システム、情報検索方法、及び端末を提供することが可能となる。

0133

1…情報検索システム、11…端末データ通信部、12…端末位置算出部、13…端末位置送信部、14…検索情報取得部、15…検索情報キャッシュ部、16…センサ情報取得部、17…端末姿勢算出部、18…検索情報表示選択部、19…端末方向算出部、20…画面表示部、21…画像取得部、30…検索情報提供装置、31…データ通信部、32…端末位置管理部、33…検索情報管理部、34…検索情報保持部、35…検索情報送信部。

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