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技術 移動通信方法、無線基地局及び移動局

出願人 株式会社NTTドコモ
発明者 岩村幹生イヴァンコソヴィッチ
出願日 2009年1月13日 (11年10ヶ月経過) 出願番号 2009-005090
公開日 2010年7月29日 (10年3ヶ月経過) 公開番号 2010-166163
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード 勢力圏 許容伝送速度 調整指示 送信タイミング調整 フェムト無線基地局 マクロ無線基地局 CFI 無線基地局配下
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

マクロ無線基地局BS(第1無線基地局)とフェムト無線基地局FBS(第2無線基地局)との間で下りリンクの同期を取る。

解決手段

本発明に係る移動通信方法は、第2無線基地局FBSが、第1無線基地局MBS配下の第1セルからの下り信号の受信タイミング測定結果に基づいて、第2無線基地局FBS配下の第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整する工程Aを有する。

概要

背景

図7に示すように、マクロ無線基地局BS(Macro Base Station、「eNodeB」や「eNB」とも呼ばれる)と、フェムト無線基地局FBS(Femto Base Station、「HeNB」や「HNB」とも呼ばれる)とが混在する移動通信システム運用が検討されている。

ここで、マクロ無線基地局MBSと通信を行う移動局を「マクロ移動局MUE(Macro User Equipment)」と呼び、フェムト無線基地局FBSと通信を行う移動局を「フェムト移動局FUE(Femto User Equipment)」と呼ぶ。

また、フェムト無線基地局FBS配下のセルは、「CSG(Closed Subscriber Group)セル」と呼ばれてもよい。CSGセルでは、CSGに属する特定の移動局にのみ接続が許容される。例えば、家族毎にCSGが設定され、家族のみが家庭に設置したCSGセルに接続可能となる、といった具合である。CSGセルでは、接続許可される移動局がCSGメンバーに限定されるため、CSGセルへのアクセス権のない移動局がCSGセルの近傍に居て、他のセル、例えば、マクロ無線基地局MBS配下のセルに接続して通信を行っている場合が容易に想定される。

このように、フェムト無線基地局FBS及びマクロ無線基地局MBSが混在する環境下では、フェムト無線基地局FBSの勢力圏内にマクロ移動局MUEが存在する場合がある。

概要

マクロ無線基地局MBS(第1無線基地局)とフェムト無線基地局FBS(第2無線基地局)との間で下りリンクの同期を取る。本発明に係る移動通信方法は、第2無線基地局FBSが、第1無線基地局MBS配下の第1セルからの下り信号の受信タイミング測定結果に基づいて、第2無線基地局FBS配下の第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整する工程Aを有する。

目的

本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、マクロ無線基地局MBS(第1無線基地局)とフェムト無線基地局FBS(第2無線基地局)との間で下りリンクの同期を取ることができる移動通信方法、無線基地局及び移動局を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

第2無線基地局が、第1無線基地局配下の第1セルからの下り信号の受信タイミング測定結果に基づいて、該第2無線基地局配下の第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整する工程Aを有することを特徴とする移動通信方法

請求項2

前記第2無線基地局が、前記第1セルからの下り信号の受信タイミングを測定する工程Bを有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。

請求項3

前記第2セルにおいて通信中の移動局が、前記第1セルからの下り信号の受信タイミングを測定する工程Cと、前記移動局が、前記第2無線基地局に対して、前記第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を通知する工程Dとを有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。

請求項4

前記工程Aにおいて、前記第2無線基地局は、前記第1セルにおいて下り信号を送信する第1サブフレーム開始タイミングとを揃えるように、前記第2セルにおいて下り信号を送信する第2サブフレームの開始タイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。

請求項5

前記工程Aにおいて、前記第2無線基地局は、前記第1セルにおいて下り信号を送信する第1サブフレーム内先頭OFDMシンボルと、前記第2セルにおいて下り信号を送信する第2サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルとが重ならないように、該第2サブフレームの開始タイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。

請求項6

前記第2無線基地局は、前記工程Bにおいて、複数の第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、前記工程Aにおいて、最も受信レベルの強い下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、前記第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整することを特徴とする請求項2に記載の移動通信方法。

請求項7

前記第2無線基地局は、前記工程Bにおいて、複数の第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、前記工程Aにおいて、最もQoSが厳しい下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、前記第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整することを特徴とする請求項2に記載の移動通信方法。

請求項8

第1無線基地局及び第2無線基地局が混在する移動通信システムにおいて該第2無線基地局として機能する無線基地局であって、前記第1無線基地局配下の第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、配下の第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されている送信タイミング調整部を具備することを特徴とする無線基地局。

請求項9

前記第1セルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されている測定部を具備することを特徴とする請求項8に記載の無線基地局。

請求項10

前記第2セルにおいて通信中の移動局から、前記第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得するように構成されている取得部を具備することを特徴とする請求項8に記載の無線基地局。

請求項11

前記送信タイミング調整部は、前記第1セルにおいて下り信号を送信する第1サブフレームの開始タイミングとを揃えるように、前記第2セルにおいて下り信号を送信する第2サブフレームの開始タイミングを調整するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の無線基地局。

請求項12

前記送信タイミング調整部は、前記第1セルにおいて下り信号を送信する第1サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルと、前記第2セルにおいて下り信号を送信する第2サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルとが重ならないように、該第2サブフレームの開始タイミングを調整するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の無線基地局。

請求項13

前記取得部が、複数の第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、前記送信タイミング調整部は、最も受信レベルの強い下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、前記第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の無線基地局。

請求項14

前記取得部が、複数の第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、前記送信タイミング調整部は、最もQoSが厳しい下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、前記第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の無線基地局。

請求項15

第2無線基地局配下の第2セルにおいて通信中に、第1無線基地局配下の第1セルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されている測定部と、前記第2無線基地局に対して、前記第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を通知するように構成されている報告部とを具備することを特徴とする移動局。

請求項16

前記報告部は、前記第2無線基地局に対して、前記第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を含む測定報告を送信するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載の移動局。

技術分野

0001

本発明は、移動通信方法無線基地局及び移動局に関する。

背景技術

0002

図7に示すように、マクロ無線基地局BS(Macro Base Station、「eNodeB」や「eNB」とも呼ばれる)と、フェムト無線基地局FBS(Femto Base Station、「HeNB」や「HNB」とも呼ばれる)とが混在する移動通信システム運用が検討されている。

0003

ここで、マクロ無線基地局MBSと通信を行う移動局を「マクロ移動局MUE(Macro User Equipment)」と呼び、フェムト無線基地局FBSと通信を行う移動局を「フェムト移動局FUE(Femto User Equipment)」と呼ぶ。

0004

また、フェムト無線基地局FBS配下のセルは、「CSG(Closed Subscriber Group)セル」と呼ばれてもよい。CSGセルでは、CSGに属する特定の移動局にのみ接続が許容される。例えば、家族毎にCSGが設定され、家族のみが家庭に設置したCSGセルに接続可能となる、といった具合である。CSGセルでは、接続許可される移動局がCSGメンバーに限定されるため、CSGセルへのアクセス権のない移動局がCSGセルの近傍に居て、他のセル、例えば、マクロ無線基地局MBS配下のセルに接続して通信を行っている場合が容易に想定される。

0005

このように、フェムト無線基地局FBS及びマクロ無線基地局MBSが混在する環境下では、フェムト無線基地局FBSの勢力圏内にマクロ移動局MUEが存在する場合がある。

先行技術

0006

3GPP TS36.300 v8.7.0

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、上述の移動通信システムにおいて、マクロ無線基地局MBS及びフェムト無線基地局FBSが同一の周波数帯域において運用された場合には、著しい品質劣化や容量低下を招く可能性があるという問題点があった。

0008

特に、マクロ移動局MUEが、フェムト無線基地局FBSの近傍に存在する場合、マクロ移動局MUEとフェムト無線基地局FBSとの干渉が問題となる。

0009

特に、マクロ移動局MUEが、フェムト無線基地局FBS配下のCSGセルへのアクセス権がなく、フェムト無線基地局FBSの直近通知を行おうとする場合、マクロ移動局MUEとフェムト無線基地局FBSとの干渉が深刻な問題となる。

0010

図7の例では、同じマクロ無線基地局MBSに接続するマクロ移動局MUE1及びMUE2であっても、マクロ移動局MUE2とフェムト無線基地局FBSとの間の干渉は両者の距離が遠いため大きな問題とならないが、マクロ移動局MUE1とフェムト無線基地局FBSとの間の干渉は両者の距離が近いため大きな問題となる。

0011

例えば、マクロ移動局MUE1が、上り信号を送信する際に、フェムト移動局FUEが、同時に同じ無線リソースを使って上り信号を送信すると、フェムト無線基地局FBSが、マクロ移動局MUE1からの干渉を受け、フェムト移動局FUEからの上り信号を正しく受信できない可能性がある。

0012

同様に、マクロ移動局MUE1が、マクロ無線基地局MBSからの下り信号を受信する際に、フェムト無線基地局FBS、同時に同じ無線リソースを使ってフェムト移動局FUEに下り信号を送信すると、マクロ移動局MUE1が、マクロ無線基地局MBSからの下り信号を正しく受信できない可能性がある。

0013

このような状況において、マクロ移動局MUE1とフェムト無線基地局FBSとの間の干渉を低減させる制御が検討されているが、マクロ無線基地局MBSとフェムト無線基地局FBSとの間で下りリンクの同期が取れていない場合には、かかる制御は不可能である。

0014

そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、マクロ無線基地局MBS(第1無線基地局)とフェムト無線基地局FBS(第2無線基地局)との間で下りリンクの同期を取ることができる移動通信方法、無線基地局及び移動局を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0015

本発明の第1の特徴は、移動通信方法であって、第2無線基地局が、第1無線基地局配下の第1セルからの下り信号の受信タイミング測定結果に基づいて、該第2無線基地局配下の第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整する工程Aを有することを要旨とする。

0016

本発明の第2の特徴は、第1無線基地局及び第2無線基地局が混在する移動通信システムにおいて該第2無線基地局として機能する無線基地局であって、前記第1無線基地局配下の第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、配下の第2セルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されている送信タイミング調整部を具備することを要旨とする。

0017

本発明の第3の特徴は、移動局であって、第2無線基地局配下の第2セルにおいて通信中に、第1無線基地局配下の第1セルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されている測定部と、前記第2無線基地局に対して、前記第1セルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を通知するように構成されている報告部とを具備することを要旨とする。

発明の効果

0018

以上説明したように、本発明によれば、マクロ無線基地局MBS(第1無線基地局)とフェムト無線基地局FBS(第2無線基地局)との間で下りリンクの同期を取ることができる移動通信方法、無線基地局及び移動局を提供することができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。
本発明の第1の実施形態に係るフェムト無線基地局の機能ブロック図である。
本発明の第1の実施形態に係るマクロ無線基地局及びフェムト無線基地局によって送信される報知情報の一例について説明するための図である。
本発明の第1の実施形態に係るフェムト無線基地局によって調整される報知情報の送信タイミングの一例について説明するための図である。
本発明の第1の実施形態に係るフェムト移動局の機能ブロック図である。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。
従来の移動通信システムの問題点を説明するための図である。

実施例

0020

(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1乃至図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。

0021

図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、マクロ無線基地局MBS1乃至MBS3(第1無線基地局)と、フェムト無線基地局FBS1乃至FBS3(第1無線基地局)と、フェムト無線基地局FBS1乃至FBS3を集約するゲートウェイ装置HGW(Home eNB Gateway)と、マクロ無線基地局MBS1乃至MBS3を集約し、ゲートウェイ装置HGWに接続されている交換局MME(Mobility Management Equipment)とを具備している。

0022

フェムト無線基地局FBS1乃至FBS3とゲートウェイ装置HGWとがS1インターフェイスで接続されており、ゲートウェイ装置HGWと交換局MMEとがS1インターフェイスで接続されており、マクロ無線基地局MBS1乃至MBS3と交換局MMEとがS1インターフェイスで接続されており、マクロ無線基地局MBS1乃至MBS3同士がX2インターフェイスで接続されている。

0023

ここで、フェムト無線基地局FBS1乃至FBS3同士がX2インターフェイスで接続されていてもよい。また、ゲートウェイ装置HGWを介することなく、フェムト無線基地局FBS1乃至FBS3と交換局MMEとがS1インターフェイスで接続されていてもよい。

0024

以下、図2を参照して、フェムト無線基地局FBS1乃至FBS3の構成について説明する。ここで、フェムト無線基地局FBS1乃至FBS3の構成は、基本的に同一であるため、以下、これらを代表して、フェムト無線基地局FBSとして説明する。

0025

図2に示すように、フェムト無線基地局FBSは、MBS受信タイミング取得部11と、MBS受信タイミング測定部12と、送信タイミング調整部13とを具備している。ここで、フェムト無線基地局FBSは、MBS受信タイミング取得部11及び、MBS受信タイミング測定部12の少なくとも一方を具備していればよい。

0026

MBS受信タイミング取得部11は、フェムト無線基地局FBS(第2無線基地局)配下のフェムトセル(第2セル)において通信中のフェムト移動局FUEから、マクロ無線基地局MBS(第1無線基地局)配下のマクロセル(第1セル)からの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得するように構成されている。

0027

例えば、MBS受信タイミング取得部11は、上述のフェムト移動局FUEから受信した測定報告(Measurement Report)に含まれている当該マクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得するように構成されていてもよい。

0028

また、フェムト無線基地局FBSにおいて、MBS受信タイミング取得部11が、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得する代わりに、MBS受信タイミング測定部12が、当該マクロセルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されていてもよい。

0029

例えば、MBS受信タイミング測定部12は、上述のマクロセルにおいて送信されている報知情報を構成するMIB(Master Information Block)を受信し、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果として、かかるMIBに含まれているSFN(System Frame Number)を取得するように構成されていてもよい。

0030

また、MBS受信タイミング測定部12は、上述のマクロセルにおいて送信されている参照信号(RS:Reference Signal)を参照して、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されていてもよい。

0031

図3に、マクロ無線基地局MBS及びフェムト無線基地局FBSによって送信される報知情報の一例を示す。

0032

図3の例では、かかる報知情報には、上述したMIBの他、80ms周期で送信されるSIB1(System Information Block 1)や、SI-1(System Information-1)〜SI-4が含まれている。SI-1〜SI-4は、それぞれSI-1ウィンドウ〜SI-4ウィンドウ内で送信されるように構成されている。

0033

送信タイミング調整部13は、MBS受信タイミング取得部11によって取得された当該マクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果、或いは、MBS受信タイミング測定部12によって測定された当該マクロセルからの下り信号の受信タイミングに基づいて、上述のフェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されている。

0034

例えば、送信タイミング調整部13は、上述のマクロセルにおいて下り信号を送信する第1サブフレーム開始タイミングとを揃えるように、上述のフェムトセルにおいて下り信号を送信する第2サブフレームの開始タイミングを調整するように構成されていてもよい。

0035

また、送信タイミング調整部13は、上述のマクロセルにおいて下り信号を送信する第1サブフレーム内先頭OFDMシンボルと、上述のフェムトセルにおいて下り信号を送信する第2サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルとが重ならないように、第2サブフレームの開始タイミングを調整するように構成されていてもよい。

0036

各サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルにおいて、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)やPHICH(Physical Hybrid ARQIndicator Channel)やPDCCH(Physical Downlink Control Channel)用の無線リソースが割り当てられている。

0037

したがって、フェムト移動局FUEにおいて、上述のマクロセルと上述のフェムトセルとの間で、PCFICH信号やPHICH信号やPDCCH信号同士が衝突するという事態を回避することができる。

0038

PCFICH信号やPHICH信号やPDCCH信号には、HARQのような再送制御が適用されないため、これらの信号の品質を確保することは重要となる。

0039

一方、残りのOFDMシンボルでは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)信号が送信され、PDSCH信号に対してはHARQによる再送制御が適用される。

0040

従って、フェムト無線基地局FBSのPCFICH信号やPHICH信号やPDCCH信号と、マクロ無線基地局MBSのPDSCH信号とが衝突し、マクロ無線基地局FBSのPCFICH信号やPHICH信号やPDCCH信号と、フェムト無線基地局MBSのPDSCH信号とが衝突するようにして、PDSCHの品質を落として送信し、PDSCH信号は、HARQ再送によって救うことが有効となる。

0041

また、送信タイミング調整部13は、図4に示すように、上述のフェムトセルにおける下りリンクの「SFN=0」及び「サブフレーム番号=0」のサブフレームの位置を、上述のマクロセルにおける下りリンクの「SFN=0」及び「サブフレーム番号=0」のサブフレームの位置から、「SIウィンドウ長」×「SI数」+「n(受信した調整指示に含まれるサブフレーム数)」だけずらすように調整してもよい。

0042

ここで、SI-1ウィンドウ長〜SI-1ウィンドウ長は、同一の長さ(SIウィンドウ長)である。また、「SIウィンドウ長」及び「SI数」は、SIB1内に含まれている。

0043

具体的には、送信タイミング調整部13は、当該フェムトセルにおいて通信中のフェムト移動局FUEが存在していない状態において、当該フェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されていてもよい。

0044

また、送信タイミング調整部13は、所定時間ずつ、当該フェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整していくように構成されていてもよい。

0045

ここで、送信タイミング調整部13は、当該フェムトセルにおいて通信中のフェムト移動局FUEが存在しているか否かに関係なく、所定時間ずつ、当該フェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整していくように構成されていてもよい。

0046

なお、所定時間は、「Cyclic Prefix」によって規定されている時間よりも短い時間であり、時間そのものであってもよいし、サブフレーム数であってもよい。

0047

このように、かかる送信タイミングを所定時間内で少しずつ調整することは、当該フェムト移動局FUEの下り同期を維持するために有益となる。すなわち、送信タイミング調整部13は、当該フェムトセル移動局FUEが下り同期を継続的に維持できる範囲で、少しずつ当該フェムトセルの送信タイミングを調整していく。

0048

また、送信タイミング調整部13は、周期的に、当該フェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整してもよいし、フェムト無線基地局FBSの起動時に、当該フェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整してもよいし、フェムト移動局FUEから当該測定結果を受信するたびに、当該フェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整してもよい。

0049

なお、フェムト無線基地局FBSは、送信タイミング調整部13が上述の調整を行っている期間中は、当該フェムトセルにおいて下り信号を送信しないように構成されていてもよい。

0050

また、MBS受信タイミング取得部11が、複数のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、送信タイミング調整部13は、最も受信レベル(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power)や、RSRQ(Reference Signal Rceived Quality))の強い下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、上述のフェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されていてもよい。

0051

或いは、MBS受信タイミング取得部11が、複数のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、送信タイミング調整部13は、最もQoS(Quality of Service)が厳しい下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、上述のフェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されていてもよい。ここで、QoSは、許容値遅延時間や許容伝送速度等によって規定される。

0052

図5に示すように、上述のフェムトセルにおいて通信可能な移動局(以下、移動局FUE)は、MBS受信タイミング測定部21と、MBS受信タイミング報告部22とを具備している。

0053

MBS受信タイミング測定部21は、フェムト無線基地局FBS配下のフェムトセルにおいて通信中に、マクロ無線基地局MBS配下のマクロセルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されている。

0054

例えば、MBS受信タイミング測定部21は、MBS受信タイミング測定部12と同様に、上述のマクロセルにおいて送信されている報知情報を構成するMIBを受信し、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果として、かかるMIBに含まれているSFNを取得するように構成されていてもよい。

0055

また、MBS受信タイミング測定部21は、MBS受信タイミング測定部12と同様に、上述のマクロセルにおいて送信されている参照信号を参照して、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されていてもよい。

0056

MBS受信タイミング報告部22は、フェムト無線基地局FBSに対して、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を通知するように構成されている。

0057

ここで、MBS受信タイミング報告部22は、フェムト無線基地局FBSに対して、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を含む測定報告を送信するように構成されていてもよい。

0058

なお、MBS受信タイミング報告部22は、かかる受信タイミングを測定する度に、測定報告を送信してもよいし、通常の測定報告の送信タイミングで、かかる受信タイミングを含む測定報告を送信してもよい。

0059

(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。

0060

図6に示すように、フェムト無線基地局FBS配下のフェムトセルにおいて通信中のフェムト移動局FUEは、ステップS1001において、マクロ無線基地局MBS配下のマクロセルにおいて送信されている下り信号(例えば、RSやMIBやSIB1等)を受信する。

0061

ステップS1002において、フェムト移動局FUEは、当該マクロセルにおいて送信されている下り信号の受信タイミングを測定し、かかる測定結果を含む測定報告をマクロ無線基地局MBSに送信する。

0062

ここで、フェムト移動局FUEは、かかる測定結果を算出する度に、測定報告を送信してもよいし、通常の測定報告の送信タイミングで、かかる測定結果を含む測定報告を送信してもよい。

0063

ステップS1003において、フェムト無線基地局FBSは、受信した測定報告から上述の測定結果を取得し、取得した測定結果(例えば、時間やサブフレーム数等)を用いて、当該フェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整する。

0064

(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、フェムト無線基地局FBSが、マクロ無線基地局MBS配下のマクロセルにおいて送信されている下り信号の送信タイミング(すなわち、下りリンクのサブフレームの位置)に基づいて、フェムト無線基地局FBS配下のフェムトセルにおいて送信されている下り信号の送信タイミング(すなわち、下りリンクのサブフレームの位置)を調整することができるので、マクロ無線基地局MBS配下のマクロセルとフェムト無線基地局FBS配下のフェムトセルとの間で、下りリンクの同期を取ることができる。

0065

また、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、フェムト無線基地局FBSが、配下のフェムトセルにおける下りリンクの「SFN=0」及び「サブフレーム番号=0」のサブフレームの位置を、「SIウィンドウ長」×「SI数」+「n」だけ、マクロ無線基地局MBS配下のマクロセルにおける下りリンクの「SFN=0」及び「サブフレーム番号=0」のサブフレームの位置からずらすように調整することによって、当該マクロセルと当該フェムトセルとの間で、下りリンクのSIウィンドウ同士が重なる確率を減らすことができ、SIの相互干渉を回避し易くすることができる。

0066

また、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、フェムト無線基地局FBSが、上述の「n」を調整して、当該マクロセルと当該フェムトセルとの間で、MIBの送信タイミング同士が重ならないように、「SFN=0」及び「サブフレーム番号=0」のサブフレームの位置をずらすことで、MIBの相互干渉を回避し易くすることができる。

0067

一方、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、マクロ無線基地局MBS配下のマクロセルとフェムト無線基地局FBS配下のフェムトセルとの間で、各サブフレームの先頭位置を揃えることで、すなわち、サブフレーム単位で同期を取ることで、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)やPDCCH(Physical Downlink Control Channel)やPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)やPUCCH(Physical Uplink Control Channel)等の無線リソースの割り当て制御が容易になる。

0068

以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。

0069

本実施形態の第1の特徴は、移動通信方法であって、フェムト無線基地局FBS(第2無線基地局)が、マクロ無線基地局MBS(第1無線基地局)配下のマクロセル(第1セル)からの下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、フェムト無線基地局FBS配下のフェムトセル(第2セル)における下り信号の送信タイミングを調整する工程Aを有することを要旨とする。

0070

本実施形態の第1の特徴において、フェムト無線基地局FBSが、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングを測定する工程Bを有してもよい。

0071

本実施形態の第1の特徴において、上述のフェムトセルにおいて通信中のフェムト移動局FUEが、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングを測定する工程Cと、フェムト移動局FUEが、フェムト無線基地局FBSに対して、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を通知する工程Dとを有してもよい。

0072

本実施形態の第1の特徴において、工程Aにおいて、フェムト無線基地局FBSは、上述のマクロセルにおいて下り信号を送信する第1サブフレームの開始タイミングとを揃えるように、上述のフェムトセルにおいて下り信号を送信する第2サブフレームの開始タイミングを調整してもよい。

0073

本実施形態の第1の特徴において、工程Aにおいて、フェムト無線基地局FBSは、上述のマクロセルにおいて下り信号を送信する第1サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルと、上述のフェムトセルにおいて下り信号を送信する第2サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルとが重ならないように、第2サブフレームの開始タイミングを調整してもよい。

0074

本実施形態の第1の特徴において、フェムト無線基地局FBSは、工程Bにおいて、複数のマクロセル(第1セル)からの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、工程Aにおいて、最も受信レベルの強い下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、上述のフェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整してもよい。

0075

本実施形態の第1の特徴において、フェムト無線基地局FBSは、工程Bにおいて、複数のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、工程Aにおいて、最もQoSが厳しい下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、上述のフェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整してもよい。

0076

本実施形態の第2の特徴は、マクロ無線基地局MBS及びフェムト無線基地局FBSが混在する移動通信システムにおいてフェムト無線基地局FBSとして機能する無線基地局であって、マクロ無線基地局MBS配下のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、配下のフェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されている送信タイミング調整部13を具備することを要旨とする。

0077

本実施形態の第2の特徴において、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されているMBS受信タイミング測定部12を具備してもよい。

0078

本実施形態の第2の特徴において、上述のフェムトセルにおいて通信中のフェムト移動局FUEから、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得するように構成されているMBS受信タイミング取得部11を具備してもよい。

0079

本実施形態の第2の特徴において、送信タイミング調整部13は、上述のマクロセルにおいて下り信号を送信する第1サブフレームの開始タイミングとを揃えるように、上述のフェムトセルにおいて下り信号を送信する第2サブフレームの開始タイミングを調整するように構成されていてもよい。

0080

本実施形態の第2の特徴において、送信タイミング調整部13は、上述のマクロセルにおいて下り信号を送信する第1サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルと、上述のフェムトセルにおいて下り信号を送信する第2サブフレーム内の先頭3OFDMシンボルとが重ならないように、第2サブフレームの開始タイミングを調整するように構成されていてもよい。

0081

本実施形態の第2の特徴において、MBS受信タイミング取得部11が、複数のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、送信タイミング調整部13は、最も受信レベルの強い下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、上述のフェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されていてもよい。

0082

本実施形態の第2の特徴において、MBS受信タイミング取得部11が、複数のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を取得した場合には、送信タイミング調整部13は、最もQoSが厳しい下り信号の受信タイミングの測定結果に基づいて、上述のフェムトセルにおける下り信号の送信タイミングを調整するように構成されていてもよい。

0083

本実施形態の第3の特徴は、移動局であって、フェムト無線基地局FBS配下のフェムトセルにおいて通信中に、マクロ無線基地局MBS配下のマクロセルからの下り信号の受信タイミングを測定するように構成されているMBS受信タイミング測定部21と、フェムト無線基地局FBSに対して、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を通知するように構成されているMBS受信タイミング報告部22とを具備することを要旨とする。

0084

本実施形態の第3の特徴において、MBS受信タイミング報告部22は、フェムト無線基地局FBSに対して、上述のマクロセルからの下り信号の受信タイミングの測定結果を含む測定報告を送信するように構成されていてもよい。

0085

なお、上述のマクロ無線基地局MBSやフェムト無線基地局FBSやマクロ移動局MUEやフェムト移動局FUEや交換局MMEやゲートウェイ装置HGWの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。

0086

ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式記憶媒体内に設けられていてもよい。

0087

かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、マクロ無線基地局MBSやフェムト無線基地局FBSやマクロ移動局MUEやフェムト移動局FUEや交換局MMEやゲートウェイ装置HGW内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとしてマクロ無線基地局MBSやフェムト無線基地局FBSやマクロ移動局MUEやフェムト移動局FUEや交換局MMEやゲートウェイ装置HGW内に設けられていてもよい。

0088

以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。

0089

MBS…マクロ無線基地局
MUE…マクロ移動局
FBS…フェムト無線基地局
FUE…フェムト移動局
MME…交換局
HGW…ゲートウェイ装置
11…MBS受信タイミング取得部
12…MBS受信タイミング測定部
13…送信タイミング調整部
21…MBS受信タイミング測定部
22…MBS受信タイミング報告部

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