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技術 照明システム

出願人 東芝ライテック株式会社
発明者 北村紀之佐々木淳高橋健治西垣英則鳥海麻記孫彦斌
出願日 2009年1月14日 (11年2ヶ月経過) 出願番号 2009-005996
公開日 2010年7月29日 (9年7ヶ月経過) 公開番号 2010-165522
状態 未査定
技術分野 光源の回路一般
主要キーワード 据え置き形 照明ブロック 照明装置毎 照明場所 電力線搬送方式 調光下限値 真下位置 調光データ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年7月29日)のものです。
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図面 (7)

課題

システム構成を簡素化でき、使い勝手のよい照明ステムを提供する。

解決手段

照明装置11から所定の領域内へ可視光通信方式で送信するアドレスデータをリモコン12で受信する。リモコン12からアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号制御装置13に送信する。制御装置13からアドレスデータを含む制御信号PWM信号重畳させて信号線21にて照明装置11に送信する。照明装置11では自己のアドレスデータのPWM信号に基づき調光する。

概要

背景

従来、照明ステムでは、例えば、複数の照明装置を壁面などに設置されている操作盤で操作するのが一般的である。しかし、特定の照明装置のみを操作しようとすると、その照明装置の位置を把握し、操作盤で照明装置を選択して操作しなければならず、照明の操作に手間がかかる問題がある。特に、照明装置が設置された部屋以外の部屋に操作盤が設置されている場合もあるため、操作盤を操作する操作者にとって、実際の照明場所での照明効果を確認しながら照明装置を操作することは難しい。

また、携帯可能なリモコンによる遠隔操作では、実際の照明場所で照明効果を確認しながら照明装置を操作できるものの、複数の照明装置の中から、その照明場所を照明する照明装置を例えば配置図などから把握し、照明装置を選択して操作する必要があり、照明の設定に手間がかかる問題がある。

また、携帯可能なリモコンによって照明装置を遠隔操作できれば、実際の照明場所で照明効果を確認しながら操作することが可能となる。この場合、複数台の照明装置が設置されているため、リモコンで特定の照明装置のみを操作しようとしても、リモコンと照明装置とが1対1で対応していなければ制御対象でない照明装置まで操作してしまうことになる。そのため、照明装置毎に、アドレスを設定するとともに、アドレスデータをリモコンに送信する送信機能と、リモコンからのリモコン信号を受信する受信機能を設ける必要がある。この照明装置からリモコンへのアドレスデータの送信には、例えば照明光にアドレスデータを重畳させて送信する可視光通信の技術を利用することができる(例えば、特許文献1参照。)。

概要

システム構成を簡素化でき、使い勝手のよい照明システムを提供する。照明装置11から所定の領域内へ可視光通信方式で送信するアドレスデータをリモコン12で受信する。リモコン12からアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号を制御装置13に送信する。制御装置13からアドレスデータを含む制御信号PWM信号に重畳させて信号線21にて照明装置11に送信する。照明装置11では自己のアドレスデータのPWM信号に基づき調光する。

目的

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、システム構成を簡素化でき、使い勝手のよい照明システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

自己アドレスを有し、有線にて自己のアドレスデータを含む制御信号およびこの制御信号が重畳されたPWM信号を受信し、制御信号に基づき自己のアドレスデータを可視光にて所定の領域内へ送信可能とし、PWM信号に基づき調光する複数の照明装置と;照明装置から可視光にて所定の領域内へ送信するアドレスデータを受信可能とし、受信したアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号を送信するリモコンと;リモコンからのリモコン信号を受信するとともに複数の照明装置に有線にて接続され、リモコン信号に基づき照明装置のアドレスデータを含む制御信号をPWM信号に重畳させて有線にて送信する制御装置と;を具備していることを特徴とする照明ステム

請求項2

制御装置は、PWM信号に重畳させる制御信号を、PWM信号の1周期の5%以下の幅のパルス信号とすることを特徴とする請求項1に記載の照明システム。

請求項3

制御装置は、制御信号を重畳させたときのPWM信号の平均電圧を、制御信号を重畳させないときのPWM信号の平均電圧と同一とすることを特徴とする請求項1または2に記載の照明システム。

請求項4

制御装置は、PWM信号のオン期間の割合が5%〜95%までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%〜95%の範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容することを特徴とする請求項1ないし3いずれか一に記載の照明システム。

請求項5

制御装置は、PWM信号のオン期間の割合が5%から所定の調光下限値までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%から所定の調光下限値までの範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容することを特徴とする請求項4に記載の照明システム。

請求項6

制御装置は、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の幅より短く設定することを特徴とする請求項1ないし5いずれか一に記載の照明システム。

請求項7

制御信号は、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の波高値と異ならせることを特徴とする請求項1ないし6いずれか一に記載の照明システム。

技術分野

0001

本発明は、複数の照明装置の中から特定の照明装置の調光リモコンで制御する照明ステムに関する。

背景技術

0002

従来、照明システムでは、例えば、複数の照明装置を壁面などに設置されている操作盤で操作するのが一般的である。しかし、特定の照明装置のみを操作しようとすると、その照明装置の位置を把握し、操作盤で照明装置を選択して操作しなければならず、照明の操作に手間がかかる問題がある。特に、照明装置が設置された部屋以外の部屋に操作盤が設置されている場合もあるため、操作盤を操作する操作者にとって、実際の照明場所での照明効果を確認しながら照明装置を操作することは難しい。

0003

また、携帯可能なリモコンによる遠隔操作では、実際の照明場所で照明効果を確認しながら照明装置を操作できるものの、複数の照明装置の中から、その照明場所を照明する照明装置を例えば配置図などから把握し、照明装置を選択して操作する必要があり、照明の設定に手間がかかる問題がある。

0004

また、携帯可能なリモコンによって照明装置を遠隔操作できれば、実際の照明場所で照明効果を確認しながら操作することが可能となる。この場合、複数台の照明装置が設置されているため、リモコンで特定の照明装置のみを操作しようとしても、リモコンと照明装置とが1対1で対応していなければ制御対象でない照明装置まで操作してしまうことになる。そのため、照明装置毎に、アドレスを設定するとともに、アドレスデータをリモコンに送信する送信機能と、リモコンからのリモコン信号を受信する受信機能を設ける必要がある。この照明装置からリモコンへのアドレスデータの送信には、例えば照明光にアドレスデータを重畳させて送信する可視光通信の技術を利用することができる(例えば、特許文献1参照。)。

先行技術

0005

特開2005−174877号公報(第10−12頁、図9)

発明が解決しようとする課題

0006

上述のように、携帯可能なリモコンによって、複数の照明装置の中から特定の照明装置だけを遠隔操作するには、照明装置毎に、アドレスデータをリモコンに送信する送信機能と、リモコンからのリモコン信号を受信する受信機能を設ける必要がある。しかしながら、送信機能については可視光通信などの技術を利用することで容易に付加できるが、受信機能については必ず受信器が必要となり、照明装置毎に受信器を付加するのは各照明装置コストアップになるばかりか、システム構成が複雑になる問題がある。

0007

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、システム構成を簡素化でき、使い勝手のよい照明システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

請求項1に記載の照明システムは、自己のアドレスを有し、有線にて自己のアドレスデータを含む制御信号およびこの制御信号が重畳されたPWM信号を受信し、制御信号に基づき自己のアドレスデータを可視光にて所定の領域内へ送信可能とし、PWM信号に基づき調光する複数の照明装置と;照明装置から可視光にて所定の領域内へ送信するアドレスデータを受信可能とし、受信したアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号を送信するリモコンと;リモコンからのリモコン信号を受信するとともに複数の照明装置に有線にて接続され、リモコン信号に基づき照明装置のアドレスデータを含む制御信号をPWM信号に重畳させて有線にて送信する制御装置と;を具備しているものである。

0009

照明装置には、例えば、有線にて信号を受信する受信機能、ランプLEDなどの光源、およびPWM信号に基づいて光源を調光する機能を有する点灯装置などが含まれる。アドレスデータをリモコンへ送信する可視光には、他の照明装置からの可視光の送信領域干渉しない所定の領域内へ送信可能である構成が好ましく、例えば光源からの光にアドレスデータを重畳させて送信する可視光通信方式を採用することができる。また、点灯装置は、PWM信号のオン期間において光源を消灯させ、オフ期間において光源を点灯させて調光する。

0010

リモコンは、据え置き形ではなく、自由に持ち運び可能で、例えば、バッテリ電源とするリモコンであって、次のような機能を付加していればノートパソコンなどでも構わない。このリモコンには、照明装置の所定の送信領域内で照明装置から可視光にて送信されてくるアドレスデータを受信する受信部機能、受信したアドレスデータを記憶する記憶部機能、照明装置の調光などを操作する操作部機能、操作する照明装置のアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号を制御装置へ送信する送信部機能などが含まれる。

0011

リモコンから制御装置への信号の送信には、例えば、電波赤外線などの無線でもよいし、リモコンが自由に移動可能であれば有線でもよい。

0012

制御装置には、例えば、電波や赤外線などの無線あるいは有線にて、リモコンから送信されてくるリモコン信号を受信する受信機能、リモコン信号に基づき照明装置のアドレスデータを含む制御信号をPWM信号に重畳させて送信する機能などが含まれる。なお、制御装置は、壁面などに設置される操作盤などの設定装置による設定でも照明装置を制御可能とする。

0013

制御装置から照明装置への信号の送信に用いる有線には、信号線を用いてもよいし、各照明装置に接続された電力線を通じて信号を送信する電力線搬送方式を用いてもよい。

0014

請求項2に記載の照明システムは、請求項1に記載の照明システムにおいて、制御装置は、PWM信号に重畳させる制御信号を、PWM信号の1周期の5%以下の幅のパルス信号とするものである。

0015

PWM信号の1周期の5%以下の幅のパルス信号であれば、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置の照明光への影響が少ない。

0016

請求項3に記載の照明システムは、請求項1または2に記載の照明システムにおいて、制御装置は、制御信号を重畳させたときのPWM信号の平均電圧を、制御信号を重畳させないときのPWM信号の平均電圧と同一とするものである。

0017

PWM信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧が同一であれば、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置の照明光への影響が少ない。

0018

請求項4に記載の照明システムは、請求項1ないし3いずれか一に記載の照明システムにおいて、制御装置は、PWM信号のオン期間の割合が5%〜95%までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%〜95%の範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容するものである。

0019

PWM信号のオン期間の割合が5%以下は照明装置の100%点灯、95%以上は照明装置の消灯となる。PWM信号のオン期間の割合が5%〜95%までの範囲内において制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させなれば、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置の照明光への影響が少ない。

0020

請求項5に記載の照明システムは、請求項4に記載の照明システムにおいて、制御装置は、PWM信号のオン期間の割合が5%から所定の調光下限値までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%から所定の調光下限値までの範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容するものである。

0021

所定の調光下限値は、照明装置からの光を暗くしていった場合に明るさが変わらなくなる値を示す。PWM信号のオン期間の割合が5%から所定の調光下限値までの範囲内において制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させれば、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置の照明光への影響が少ない。

0022

請求項6に記載の照明システムは、請求項1ないし5いずれか一に記載の照明システムにおいて、制御装置は、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の幅より短く設定するものである。

0023

幅を短くしたPWM信号の部分に制御信号を重畳してもよい。

0024

他の照明装置が反応する前に、リモコン信号に応じた制御信号を重畳したPWM信号の送信が完了し、PWM信号への制御信号の重畳による他の照明装置の照明光への影響が防止される。

0025

請求項7に記載の照明システムは、請求項1ないし6いずれか一に記載の照明システムにおいて、制御信号は、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の波高値と異ならせるものである。

0026

制御信号が重畳されたPWM信号を識別しやすくなる。

発明の効果

0027

請求項1に記載の照明システムによれば、照明装置から所定の領域内へ可視光で送信するアドレスデータをリモコンで受信し、このリモコンからアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号を制御装置に送信し、制御装置から照明装置のアドレスデータを含む制御信号をPWM信号に重畳させて有線にて照明装置に送信し、照明装置にて自己のアドレスデータのPWM信号に基づき調光するため、照明装置毎に受信器を設ける必要がなく、システム構成を簡素化でき、使い勝手のよい照明システムを提供できる。

0028

請求項2に記載の照明システムによれば、請求項1に記載の照明システムの効果に加えて、PWM信号に重畳させる制御信号を、PWM信号の1周期の5%以下の幅のパルス信号とするため、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置の照明光への影響を少なくできる。

0029

請求項3に記載の照明システムによれば、請求項1または2に記載の照明システムの効果に加えて、制御信号を重畳させたときのPWM信号の平均電圧を、制御信号を重畳させないときのPWM信号の平均電圧と同一とするため、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置の照明光への影響を少なくできる。

0030

請求項4に記載の照明システムによれば、請求項1ないし3いずれか一に記載の照明システムの効果に加えて、PWM信号のオン期間の割合が5%〜95%までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%〜95%の範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容するため、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置の照明光への影響を少なくできる。

0031

請求項5に記載の照明システムによれば、請求項4に記載の照明システムの効果に加えて、PWM信号のオン期間の割合が5%から所定の調光下限値までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%から所定の調光下限値までの範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容するため、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置の照明光への影響をより少なくできる。

0032

請求項6に記載の照明システムによれば、請求項1ないし5いずれか一に記載の照明システムの効果に加えて、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の幅より短く設定するため、他の照明装置が反応する前に、リモコン信号に応じた制御信号を重畳したPWM信号の送信が完了し、PWM信号への制御信号の重畳による他の照明装置の照明光への影響を防止できる。

0033

請求項7に記載の照明システムによれば、請求項1ないし6いずれか一に記載の照明システムの効果に加えて、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の波高値と異ならせるため、制御信号が重畳されたPWM信号を識別しやすくできる。

図面の簡単な説明

0034

本発明の一実施の形態を示す照明システムの説明図である。
同上照明システムの制御装置から送信するPWM信号の波形図である。
同上PWM信号の平均電圧が同一であることを示し、(a)は制御信号を重畳した波形図、(b)は制御信号を重畳していない波形図である。
同上PWM信号のオン期間の割合と調光度との関係を示すグラフである。
同上リモコン信号に応じて送信するPWM信号が、リモコン信号に関係なく送信する制御信号を受信する照明装置が反応する幅より短く設定することを示し、(a)はリモコン信号に関係ない制御信号が重畳するPWM信号の波形図、(b)はリモコン信号に応じた制御信号が重畳するPWM信号の波形図である。
同上リモコン信号に応じた制御信号が重畳するPWM信号の波高値が異なることを示す波形図である。

実施例

0035

以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。

0036

図1は照明システムの説明図であり、図2は照明システムの制御装置から送信するPWM信号の波形図であり、図3はPWM信号の平均電圧が同一であることを示し、(a)は制御信号を重畳した波形図、(b)は制御信号を重畳していない波形図であり、図4はPWM信号のオン期間の割合と調光度との関係を示すグラフであり、図5はリモコン信号に応じて送信するPWM信号が、リモコン信号に関係なく送信する制御信号を受信する照明装置が反応する幅より短く設定することを示し、(a)はリモコン信号に関係ない制御信号が重畳するPWM信号の波形図、(b)はリモコン信号に応じた制御信号が重畳するPWM信号の波形図であり、図6はリモコン信号に応じた制御信号が重畳するPWM信号の波高値が異なることを示す波形図である。

0037

図1において、照明システムは、照明空間に設置される複数の照明装置11、特定の照明装置11を選択して操作するリモコン12、および複数の照明装置11を制御する制御装置13を備えている。

0038

照明装置11は、天井面などの設置場所に設置される器具本体、反射体ルーバなどを有する照明器具、ランプやLEDなどの光源、およびPWM(Pulse Width Modulation)信号に基づいて光源を調光する機能を有する点灯装置などを有している。

0039

照明装置11の点灯装置は、照明装置11毎に自己の固有のアドレスを具備し、有線としての信号線21にて自己のアドレスデータを含む制御信号およびこの制御信号が重畳されたPWM信号を受信する受信機能、光源からの光にアドレスデータを重畳させて送信する可視光通信方式にてリモコン12へ送信する送信機能を有している。点灯装置は、PWM信号のオン期間において光源を消灯させ、オフ期間において光源を点灯させて調光する。

0040

照明装置11からリモコン12へアドレスデータを送信可能とする領域22は、照明装置11からの光の届く領域であるが、隣り合う他の照明装置11からの光との干渉しない領域がよく、例えば、照明装置11の真下位置を中心とする所定の領域が好ましい。

0041

また、リモコン12は、据え置き形ではなく、自由に持ち運び可能で、例えば、バッテリを電源とするリモコンである。

0042

リモコン12には、照明装置11の所定の送信領域内で照明装置11から可視光通信方式にて光に重畳されて送信されてくるアドレスデータを受信する受信部機能(受光部機能)、受信したアドレスデータを記憶する記憶部機能、照明装置11の調光や設定モードなどを操作するボタンキーを含む操作部機能、操作する照明装置11のアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号を制御装置13へ送信する送信部機能などが含まれている。

0043

リモコン12から制御装置13への信号の送信には、例えば、電波や赤外線などの無線が用いられるが、リモコン12が自由に移動可能であれば有線でもよい。

0044

また、制御装置13は、複数の照明装置11を制御する制御部25、リモコン12から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部26、および複数の照明装置11が接続された制御端末器27を備え、これら制御部25とリモコン受信部26と制御端末器27とが信号線21を用いるとともに一般の通信方式を用いて互いに通信可能に接続されている。なお、制御端末器27は、照明ブロック毎やフロア毎などに複数設置され、それら複数の制御端末器27が信号線21を介して制御部25と互いに通信可能に接続されていてもよい。

0045

リモコン受信部26は、例えば、電波や赤外線などの無線にて、リモコン12から送信されてくるリモコン信号を受信し、信号線21での通信方式に対応した信号に変換して制御部25に送信する。このリモコン受信部26は、例えば、リモコン12から送信されてくるリモコン信号を受信可能な照明ブロック毎やフロア毎など、複数の照明装置11に対して1つ配置される。

0046

制御端末器27は、複数の照明装置11の点灯装置と信号線21aで接続され、制御部25から信号線21を通じて送信されてくる信号を受信するとともに信号線21aでの通信方式に対応した信号に変換して各照明装置11に送信する。

0047

制御部25は、次のような各機能を有している。なお、各機能は一緒に働くものと、択一的に働くものとがある。

0048

リモコン12からの設定モード信号に基づき、設定モードに移行し、各照明装置11からアドレスデータを可視光通信方式にて送信させる機能。

0049

リモコン12からのアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号に基づき、照明装置11のアドレスデータを含む制御信号をPWM信号に重畳させて照明装置11へ送信する機能。

0050

PWM信号に重畳させる制御信号を、PWM信号の1周期の5%以下の幅のパルス信号とする機能。

0051

制御信号を重畳させたときのPWM信号の平均電圧を、制御信号を重畳させないときのPWM信号の平均電圧と同一とする機能。

0052

PWM信号のオン期間の割合が5%〜95%までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%〜95%の範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容する機能。より好ましくは、PWM信号のオン期間の割合が5%から所定の調光下限値までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%から所定の調光下限値までの範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容する機能。

0053

リモコン信号に応じて送信する制御信号を重畳させるPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号を重畳するPWM信号の幅より短く設定する機能。

0054

リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の波高値と異ならせる機能。

0055

また、制御部25は、壁面などに設置される操作盤などの設定装置による設定でも照明装置11を制御可能とする。

0056

次に、照明システムの動作を説明する。

0057

制御部25には、複数の照明装置11の調光度や、照明装置11の調光度を切り換えタイムスケジュールなどが予め設定されている。複数の照明装置11では、制御部25から送信されてくるPWM信号を受信し、PWM信号に応じた調光度で照明する。

0058

そして、特定の照明装置11の調光をリモコン12で操作する場合について説明する。

0059

操作者がリモコン12を持ち、操作したい特定の照明装置11の真下位置を中心とする所定の送信範囲において、リモコン12にて設定モードを操作することにより、リモコン12から設定モード信号を含むリモコン信号を送信する。

0060

リモコン12からの設定モード信号を含むリモコン信号をリモコン受信部26を介して制御部25が受信し、この制御部25により照明システムを通常モードから設定モードに移行させる。

0061

設定モードに移行すると、制御部25は、各照明装置11のアドレスデータを含む制御信号をPWM信号に重畳させて照明装置11へ送信し、各照明装置11からアドレスデータを可視光通信方式で送信させる。

0062

これにより、特定の照明装置11の真下位置を中心とする所定の送信範囲にあるリモコン12が、可視光通信方式で送信されてくるアドレスデータを受信し、認識して記憶する。

0063

操作者がリモコン12で調光レベルを操作することにより、リモコン12からアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号を送信する。

0064

リモコン12からのアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号をリモコン受信部26を介して制御部25が受信する。この制御部25は、アドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号に基づき、照明装置11のアドレスデータを含む制御信号を、調光データに応じて調整したPWM信号に重畳させて照明装置11へ送信する。

0065

該当するアドレスの照明装置11では、アドレスデータを含む制御信号およびPWM信号を受信し、PWM信号に応じて調光を変更する。該当するアドレス以外の照明装置11では、アドレスデータを含む制御信号およびPWM信号を受信することはなく、調光を変更することはない。

0066

このリモコン12を用いた照明装置11の調光の操作では、例えば、照明ブロックやフロア全体の照明装置11が点灯する状態で、必要のない照明装置11を消灯させたり、逆に、照明ブロックやフロア全体の照明装置11が消灯する状態で、必要な照明装置11を点灯させることができる。なお、照明装置11が消灯する状態では、照明装置11からリモコン12へのアドレスデータの送信に可視光通信方式を用いているため、アドレスデータを送信するために照明装置11が一旦点灯することになる。

0067

設定モードの終了は、設定後にリモコン12の操作にて、終了を示す信号を制御部25に送信するか、リモコン12から送信されるアドレスデータおよび操作データを含むリモコン信号を制御部25が受信することにより、制御部25にて設定モードを終了する。

0068

このように、照明装置11から所定の領域内へ送信するアドレスデータをリモコン12で受信し、このリモコン12からアドレスデータおよび調光データを含むリモコン信号を制御装置13に送信し、制御装置13から照明装置11のアドレスデータを含む制御信号をPWM信号に重畳させて有線にて照明装置11に送信し、照明装置11にて自己のアドレスデータのPWM信号に基づき調光するため、照明装置11毎に受信器を設ける必要がなく、システム構成を簡素化でき、使い勝手のよい照明システムを提供できる。

0069

次に、制御部25から特定の照明装置11へ送信するPWM信号への制御信号の重畳について説明する。

0070

図2に示すように、例えば100〜1000kHzのPWM信号に、照明装置11のアドレスデータを含む制御信号を重畳させる。制御信号はPWM信号のオン期間およびオフ期間のいずれに重畳させてもよい。PWM信号へ制御信号の重畳することにより照明装置11の照明光への影響が生じやすくなるが、PWM信号に重畳させる制御信号を、PWM信号の1周期の5%以下の幅のパルス信号とする。これにより、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置11の照明光への影響を少なくできる。

0071

また、図3に示すように、制御信号を重畳させたときのPWM信号の平均電圧を、制御信号を重畳させないときのPWM信号の平均電圧と同一とする。例えば、図3(a)に示すように、PWM信号のオン期間に制御信号を重畳させた場合、1周期でのオン期間の平均電圧は、図3(b)に示すように、制御信号を重畳させないときのPWM信号の1周期でのオン期間の平均電圧と同一とする。これにより、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置11の照明光への影響を少なくできる。

0072

また、図4に示すように、PWM信号のオン期間の割合が5%〜95%までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%〜95%の範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容する。これは、5%〜95%の範囲内ではPWM信号の平均電圧が変化すると明るさが変化してしまうが、0%〜5%の範囲では100%点灯で明るさが変化せず、95%〜100%の範囲では消灯して明るさが変化しないため、PWM信号の平均電圧が変化しても問題がないためである。

0073

さらに、PWM信号のオン期間の割合が5%から実質的な所定の調光下限値までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させず、5%から所定の調光下限値までの範囲外では制御信号の重畳によりPWM信号の平均電圧が変化するのを許容する。これは、PWM信号のオン期間の割合を多くしていっても、実質的な所定の調光下限値からは明るさが下がらないため、PWM信号のオン期間の割合が所定の調光下限値以上ではPWM信号の平均電圧が変化しても問題がないためである。

0074

そのため、PWM信号のオン期間の割合が5%〜95%までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させないこと、より好ましくは、PWM信号のオン期間の割合が5%から所定の調光下限値までの範囲内では制御信号の重畳の有無に関係なくPWM信号の平均電圧を変化させないことにより、PWM信号への制御信号の重畳による照明装置11の照明光への影響を少なくできる。

0075

また、図5(b)に示すように、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、図5(a)に示すように、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の幅より短く設定する。すなわち、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を1周期分あるいは数周期分カットする。そして、そのカットして幅を短くしたPWM信号の部分に制御信号を重畳する。これにより、操作しようとする特定の照明装置11以外の他の照明装置11が反応する前に、リモコン信号に応じた制御信号が重畳されたPWM信号の送信が完了し、PWM信号への制御信号の重畳による他の照明装置11の照明光への影響を防止できる。

0076

また、図6に示すように、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の波高値と異ならせる。例えば、リモコン信号に応じて送信する制御信号が重畳されたPWM信号の波高値を、リモコン信号に関係なく送信する制御信号が重畳されたPWM信号の波高値より小さくする。これにより、照明装置11において、制御信号が重畳されたPWM信号を識別しやすくできる。

0077

なお、照明装置11からアドレスデータをリモコン12へ送信する方式としては、アドレスデータを照明光以外の赤外線など光でアドレスデータを送信する光通信方式、アドレスデータを電波で送信する電波方式なども採用可能であるが、光源からの光にアドレスデータを重畳させて送信する可視光通信方式では、赤外線発振器や無線発振器などが必要がなく、構成を簡単にできる。

0078

11照明装置
12リモコン
13制御装置
21有線としての信号線

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