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技術 障害者用会話補助装置

出願人 株式会社ヨシミエレクトロニクス
発明者 中川郁夫
出願日 2009年1月19日 (11年10ヶ月経過) 出願番号 2009-009340
公開日 2010年7月29日 (10年3ヶ月経過) 公開番号 2010-164921
状態 未査定
技術分野 盲人、聾者、聾唖者の教習、意志伝達
主要キーワード 断続パターン 入力判定ステップ モールス符号 言語障害者 モールス信号 ジョグスイッチ 音声合成信号 信号認識
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年7月29日)のものです。
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図面 (4)

課題

情報伝達の正確性、信頼性に優れ、特別な訓練等を行うことなく、言語障害者視覚障害者聴覚障害者等の障害者同士或いは障害者と健常者との間でその場でスムーズに会話をすることができ、汎用性、使用性に優れ、小型で携帯性、量産性に優れた障害者用会話補助装置の提供。

解決手段

モールス信号入力部と、MP3方式やWAV方式等の各種方式で符号化された音声ファイルが記憶される記憶媒体着脱自在に装着される記憶媒体装着部と、モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを記憶媒体装着部に装着される記憶媒体から読み取って再生する音声再生回路と、音声再生回路で再生される音声を出力する音声出力部と、音声再生回路で再生される音声ファイルの音声データを文字データに変換するデータ変換部と、データ変換部で変換された文字データを表示する表示部と、を備えている。

概要

背景

従来、聴覚障害者同士或いは聴覚障害者と健常者会話をするためには手話が用いられているが、手話の習得が必要であるため、会話のできる相手が限定され、聴覚障害者の日常生活に不便があった。
また、視覚障害者と聴覚障害者が会話をすることは困難であり、交流の場が限定されていた。
一方、ワードプロセッサパーソナルコンピュータ等の電子装置が、日常生活の中に浸透しているが、これらの電子装置は、通常、ユーザが文字記号に対応する情報を入力する手段としてキーボードを備え、またユーザに対して文字や図形等の情報を出力する手段としてディスプレイプリンタ等を備えている。このようなキーボード及びディスプレイによって情報を入出力する作業では、情報の大部分が視覚的な情報としてユーザによって認識されるため、視覚障害者や視力の弱い老人は、このような入出力装置の使用が困難であった。このような問題点を解決するために、音声による情報の入出力が可能な入出力装置も開発されてきているが、情報の入出力の正確さや速度の点などで問題があり、一般に普及していない。
視覚障害者や視力が低下した老人等のための視覚障害者用入力装置及び視覚障害者用出力装置として、例えば、(特許文献1)には、「情報の入力操作時に入力する情報の内容をユーザが非視覚的に認識することが可能に構成された情報入力手段と、この情報入力手段から入力され電子装置に出力される情報の内容を非視覚的な情報伝達形式で出力する入力情報確認手段とを備えたことを特徴とする視覚障害者用入力装置。」及び「電子装置から出力された情報の内容を非視覚的な情報伝達形式で出力する情報出力手段を備えたことを特徴とする視覚障害者用出力装置。」が開示されている。
また、聴覚障害者、視聴覚障害者電話器携帯端末等の利用を可能とする信号変換装置として、例えば、(特許文献2)には、「音声信号モールス符号に変換し該モールス符号信号を表示手段もしくは振動手段を介して出力する手段と、入力手段から入力されたモールス符号信号を音声信号に変換して送信する手段と、を備えたことを特徴とする信号変換装置。」が開示されている。

概要

情報伝達の正確性、信頼性に優れ、特別な訓練等を行うことなく、言語障害者、視覚障害者、聴覚障害者等の障害者同士或いは障害者と健常者との間でその場でスムーズに会話をすることができ、汎用性、使用性に優れ、小型で携帯性、量産性に優れた障害者用会話補助装置の提供。モールス信号入力部と、MP3方式やWAV方式等の各種方式で符号化された音声ファイルが記憶される記憶媒体着脱自在に装着される記憶媒体装着部と、モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを記憶媒体装着部に装着される記憶媒体から読み取って再生する音声再生回路と、音声再生回路で再生される音声を出力する音声出力部と、音声再生回路で再生される音声ファイルの音声データを文字データに変換するデータ変換部と、データ変換部で変換された文字データを表示する表示部と、を備えている。

目的

(4)先天性の視覚障害者や聴覚障害者は、点字や手話などを身に付けており、限られた範囲内では会話をすることができ、また、(特許文献1)、(特許文献2)のような機器も検討されているが、脳梗塞等による後天性の言語障害者には、適正な会話手段がなく、その開発が望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

モールス信号入力部と、MP3方式やWAV方式等の各種方式で符号化された音声ファイルが記憶される記憶媒体着脱自在に装着される記憶媒体装着部と、前記モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを前記記憶媒体装着部に装着される前記記憶媒体から読み取って再生する音声再生回路と、前記音声再生回路で再生される音声を出力する音声出力部と、前記音声再生回路で再生される音声ファイルの音声データを文字データに変換するデータ変換部と、前記データ変換部で変換された文字データを表示する表示部と、を備えていることを特徴とする障害者用会話補助装置

請求項2

前記モールス信号入力部から入力されるモールス信号によって、前記記憶媒体から読み取る音声ファイルの種類を文字又は単語若しくは文章のいずれかに切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載の障害者用会話補助装置。

請求項3

前記モールス信号入力部から入力されるモールス信号によって、前記音声出力部から出力される音量可変であることを特徴とする請求項1又は2に記載の障害者用会話補助装置。

請求項4

外部から音声が入力される外部音声入力部と、前記外部音声入力部から入力された音声を文字データに変換する外部音声変換部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の障害者用会話補助装置。

技術分野

0001

本発明は、言語障害者視覚障害者聴覚障害者等の障害者同士或いは障害者と健常者が簡便に会話をすることが可能な障害者用会話補助装置に関し、特に、後天性の言語障害者に好適な障害者用会話補助装置に関する。

背景技術

0002

従来、聴覚障害者同士或いは聴覚障害者と健常者が会話をするためには手話が用いられているが、手話の習得が必要であるため、会話のできる相手が限定され、聴覚障害者の日常生活に不便があった。
また、視覚障害者と聴覚障害者が会話をすることは困難であり、交流の場が限定されていた。
一方、ワードプロセッサパーソナルコンピュータ等の電子装置が、日常生活の中に浸透しているが、これらの電子装置は、通常、ユーザが文字記号に対応する情報を入力する手段としてキーボードを備え、またユーザに対して文字や図形等の情報を出力する手段としてディスプレイプリンタ等を備えている。このようなキーボード及びディスプレイによって情報を入出力する作業では、情報の大部分が視覚的な情報としてユーザによって認識されるため、視覚障害者や視力の弱い老人は、このような入出力装置の使用が困難であった。このような問題点を解決するために、音声による情報の入出力が可能な入出力装置も開発されてきているが、情報の入出力の正確さや速度の点などで問題があり、一般に普及していない。
視覚障害者や視力が低下した老人等のための視覚障害者用入力装置及び視覚障害者用出力装置として、例えば、(特許文献1)には、「情報の入力操作時に入力する情報の内容をユーザが非視覚的に認識することが可能に構成された情報入力手段と、この情報入力手段から入力され電子装置に出力される情報の内容を非視覚的な情報伝達形式で出力する入力情報確認手段とを備えたことを特徴とする視覚障害者用入力装置。」及び「電子装置から出力された情報の内容を非視覚的な情報伝達形式で出力する情報出力手段を備えたことを特徴とする視覚障害者用出力装置。」が開示されている。
また、聴覚障害者、視聴覚障害者に電話器携帯端末等の利用を可能とする信号変換装置として、例えば、(特許文献2)には、「音声信号モールス符号に変換し該モールス符号信号を表示手段もしくは振動手段を介して出力する手段と、入力手段から入力されたモールス符号信号を音声信号に変換して送信する手段と、を備えたことを特徴とする信号変換装置。」が開示されている。

先行技術

0003

特開平8−44473号公報
特開平11−331407号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記従来の技術は以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)の視覚障害者用入力装置には、情報入力手段を、モールス符号によって情報を入力するモールス符号入力部によって構成したものが記載されているが、入力情報確認手段が、情報入力手段から入力された情報をモールス符号音信号に変換して、モールス符号音信号に対応するモールス符号音を出力するものや情報入力手段から入力された情報を音声合成信号に変換して、音声合成信号に対応する合成音を出力するものであるため、聴覚障害者が使用することは困難で、汎用性に欠けるという課題を有していた。
(2)(特許文献1)の視覚障害者用出力装置において、情報出力手段が、電子装置から出力された情報を音声合成信号に変換して、音声合成信号に対応する合成音を出力するものである場合、情報の出力の正確性、迅速性に欠けると共に、装置が大型化し易く、設置自在性携帯性取扱い性に欠けるという課題を有していた。また、情報出力手段が、電子装置から出力された情報を情報内容に対応する振動数または断続パターン低周波振動に変換して、低周波振動をユーザに伝達するものである場合、伝達可能な情報が制限され、十分な会話をすることができず、汎用性、使用性に欠けるという課題を有していた。さらに、情報出力手段が、電子装置から出力された情報を点字符号パターン信号に変換して、点字符号パターン信号に対応させて点字符号を形成するものや電子装置から出力された情報をモールス符号音信号に変換して、モールス符号音信号に対応するモールス符号音を出力するものである場合、点字やモールス信号を知らない健常者等とは会話をすることができず汎用性、使用性に欠けるという課題を有していた。
(3)(特許文献2)の信号変換装置は、視覚聴覚障害者等の電話器及び携帯端末の利用に好適であるが、入力手段から入力されたモールス符号信号を音声信号に変換して送信するので、受信側が専用の受信機携帯していなければ会話をすることができず、同時に多人数と会話することも困難で、汎用性に欠けるという課題を有していた。また、モールス符号信号を音声信号に変換する際に、イントネーションアクセントの違い或いは同音異義語を正確に伝達することが困難で、情報伝達の正確性、信頼性に欠けるという課題を有していた。
(4)先天性の視覚障害者や聴覚障害者は、点字や手話などを身に付けており、限られた範囲内では会話をすることができ、また、(特許文献1)、(特許文献2)のような機器も検討されているが、脳梗塞等による後天性の言語障害者には、適正な会話手段がなく、その開発が望まれていた。

0005

本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、情報伝達の正確性、信頼性に優れ、特別な訓練等を行うことなく、その場にいる言語障害者、視覚障害者、聴覚障害者等の障害者同士或いは障害者と健常者との間でスムーズに会話をすることができ、汎用性、使用性に優れ、小型で携帯性、量産性に優れた障害者用会話補助装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために本発明の障害者用会話補助装置は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の障害者用会話補助装置は、モールス信号入力部と、MP3方式やWAV方式等の各種方式で符号化された音声ファイルが記憶される記憶媒体着脱自在に装着される記憶媒体装着部と、前記モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを前記記憶媒体装着部に装着される前記記憶媒体から読み取って再生する音声再生回路と、前記音声再生回路で再生される音声を出力する音声出力部と、前記音声再生回路で再生される音声ファイルの音声データを文字データに変換するデータ変換部と、前記データ変換部で変換された文字データを表示する表示部と、を備えている構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを記憶媒体装着部に装着される記憶媒体から読み取って再生する音声再生回路を有するので、記憶媒体に予め必要な数字五十音アルファベット等の文字や単語、文章等を記憶させておくことにより、モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字等を音声に変換することなく、即座に音声として出力することができ、誤変換が発生せず、情報伝達の正確性、迅速性に優れると共に、音声合成装置などが不要で部品点数が少なく、装置を小型化することができ、携帯性、取扱い性、量産性に優れる。
(2)モールス信号を入力するだけで、自分の発言したい言葉を簡便に音声や文字で出力して会話することができるので、手話などに比べて習得が容易で、特に、後天性の言語障害者の不満苦痛緩和することができ、使用性に優れる。
(3)記憶媒体装着部に記憶媒体を着脱自在に装着することができるので、複数の記憶媒体に用途や使用状況に応じた単語や文章などを予め記憶させて使い分けることができ、汎用性、使用性に優れる。
(4)音声再生回路で再生される音声を出力する音声出力部を有するので、手話を使えない言語障害者などが、他の障害者や健常者と簡便に会話をすることができるだけでなく、言語障害者や視覚障害者がモールス信号入力部から入力したモールス信号に対応する文字等の音声を自分で確認してから正確に伝達することができ、情報伝達の信頼性、汎用性、使用性に優れる。
(5)音声再生回路で再生される音声ファイルの音声データを文字データに変換するデータ変換部と、データ変換部で変換された文字データを表示する表示部を有するので、聴覚障害者とも簡便に会話をすることができるだけでなく、言語障害者や聴覚障害者がモールス信号入力部から入力したモールス信号に対応する文字等を自分で確認してから正確に伝達することができ、情報伝達の信頼性、汎用性、使用性に優れる。

0007

ここで、モールス信号入力部は、1つのスイッチで短符と長符を入力できるものが好適に用いられる。スイッチは押しボタン式でもジョグスイッチでもよい。1つのスイッチだけで各種文字や単語、文章を入力することができるので、キーボードのようにキーの配置を覚える必要がなく、視覚障害者でも容易に使用することができ、汎用性、使用性に優れると共に、装置を小型化することができ、携帯性に優れるためである。また、モールス信号入力部からの入力により、既に入力したモールス信号の確定取り消しの操作をできるようにすることにより、別途、操作ボタンなどを設ける必要がなく、操作性に優れる。
音声再生回路は、音声ファイルを再生できるものであればよいが、特に、MP3(MPEG(Moving Picture Experts Group)−1 Audio Layer 3)やWAV(RIFFwaveform Audio Format)などの方式に準拠して符号化(圧縮)された音声ファイルを再生できるものが好適に用いられる。
音声出力部は、音量増幅するためのアンプと、音声を出力するスピーカーを有する。
記憶媒体には、モールス信号と、それに対応した各種文字や単語、文章などの音声をMP3方式やWAV方式等で符号化した音声ファイル(データ)が一組ずつ記憶されている。モールス信号入力部からモールス信号が入力されることにより、そのモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを記憶媒体から読み取って音声再生回路で再生することができる。尚、記憶媒体としては、薄肉小型で容量の大きなSDカードが好適に用いられる。
データ変換部は、モールス信号入力部から入力されるモールス信号を、それに対応した1バイトまたは2バイトの文字データに変換し、表示部に転送する。
表示部としては、文字を表示できるものであればよいが、構造が簡易表示品位も比較的高い液晶ディスプレイが好適に用いられる。
モールス信号入力部から一定時間入力がない時に、自動的に電源切れるようにすることにより、省エネルギー性に優れる。

0008

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の障害者用会話補助装置であって、前記モールス信号入力部から入力されるモールス信号によって、前記記憶媒体から読み取る音声ファイルの種類を文字又は単語若しくは文章のいずれかに切り替え可能である構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)モールス信号入力部から入力されるモールス信号によって、記憶媒体から読み取る音声ファイルの種類を文字又は単語若しくは文章のいずれかに切り替え可能であることにより、記憶媒体に記憶させていない単語や文章を1文字ずつ入力することができ、汎用性に優れると共に、記憶媒体に予め記憶させた単語や文章は、短い入力時間で呼び出して出力することができ、操作の迅速性に優れる。

0009

ここで、文字や予め登録した単語若しくは文章に対応するモールス信号(入力用モールス信号)以外のモールス信号を出力単位切り替え用モールス信号としてモールス信号入力部から入力することにより、出力単位を文字又は単語若しくは文章のいずれかに切り替えることができる。出力単位を切り替えるためのスイッチなどを別途、設ける必要がなく、モールス信号入力部からの入力だけで切り替え可能なので、視覚障害者でも簡便に操作することができ、操作性に優れる。

0010

請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の障害者用会話補助装置であって、前記モールス信号入力部から入力されるモールス信号によって、前記音声出力部から出力される音量が可変である構成を有している。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)モールス信号入力部から入力されるモールス信号によって、音声出力部から出力される音量が可変であるので、音量を調整するためのつまみやスイッチなどを別途、設ける必要がなく、構造を簡素化して装置を小型化でき、携帯性、量産性に優れると共に、モールス信号入力部からの入力だけで音量を調整できるので、視覚障害者でも簡便に操作することができ、操作性に優れる。

0011

ここで、文字や予め登録した単語若しくは文章に対応するモールス信号(入力用モールス信号)や出力単位を切り替えるために使用するモールス信号(出力単位切り替え用モールス信号)以外のモールス信号を音量調整用モールス信号としてモールス信号入力部から入力することにより、音声出力部から出力される音量を調整することができる。

0012

請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の障害者用会話補助装置であって、外部から音声が入力される外部音声入力部と、前記外部音声入力部から入力された音声を文字データに変換する外部音声変換部を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)外部から音声が入力される外部音声入力部と、外部音声入力部から入力された音声を文字データに変換する外部音声変換部を備えているので、その場で発した音声(言葉)を直ちに文字データに変換して表示部で表示させることができ、会話に必要な音声データを予め記憶媒体に記憶させる必要がなく、聴覚障害者にも簡便かつ確実に情報を伝達することができ、汎用性、使用性に優れる。

0013

ここで、外部音声入力部としては、ICレコーダテープレコーダ等で用いられる小型の内蔵型マイクと同様のものが好適に用いられる。
また、記憶媒体装着部に装着される記憶媒体或いはHDDやRAM等の内部記憶部に、外部音声入力部から入力される音声を音声ファイル(データ)として記憶させた場合、一度入力した音声のデータを繰り返し使用することができ、使用性に優れる。

発明の効果

0014

請求項1に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)記憶媒体に予め必要な数字,五十音,アルファベット等の文字や単語、文章等を記憶させておくことにより、モールス信号入力部から所定のモールス信号を入力するだけで、入力されるモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを記憶媒体装着部に装着される記憶媒体から読み取って音声再生回路で簡便かつ確実に再生することができ、モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字等を音声に変換する必要がなく、即座に音声として出力することができ、誤変換が発生せず、情報伝達の正確性、迅速性に優れると共に、音声合成装置などが不要で部品点数が少なく、装置を小型化することができ、携帯性、取扱い性、量産性に優れた障害者用会話補助装置を提供することができる。

0015

請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)モールス信号入力部から所定のモールス信号を入力するだけで、記憶媒体から読み取る音声ファイルの種類を文字又は単語若しくは文章のいずれかに切り替えることができ、記憶媒体に記憶させていない単語や文章を1文字ずつ入力することや記憶媒体に予め記憶させた単語や文章は、短い入力時間で呼び出して出力することが可能で、操作の汎用性、迅速性に優れた障害者用会話補助装置を提供することができる。

0016

請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)モールス信号入力部から所定のモールス信号を入力するだけで、音声出力部から出力される音量を調整することができ、音量を調整するためのつまみやスイッチなどを別途、設ける必要がなく、構造を簡素化して装置を小型化でき、携帯性、量産性に優れると共に、モールス信号入力部からの入力だけで音量を調整でき、視覚障害者でも簡便に操作することができる操作性に優れた障害者用会話補助装置を提供することができる。

0017

請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の内いずれか1項の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)その場で外部音声入力部から入力された音声(言葉)を外部音声変換部で直ちに文字データに変換して表示部で表示させることができ、予め記憶媒体に記憶させていない言葉でも会話をすることが可能で、汎用性、使用性に優れた障害者用会話補助装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0018

実施の形態1の障害者用会話補助装置の構成を示す模式図
実施の形態1の障害者用会話補助装置の動作を示すフローチャート
実施の形態2の障害者用会話補助装置の構成を示す模式図

実施例

0019

以下、本発明の実施の形態1における障害者用会話補助装置について、以下図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1の障害者用会話補助装置の構成を示す模式図である。
図1中、1は実施の形態1の障害者用会話補助装置、2は利用者がモールス信号を入力するための障害者用会話補助装置1のモールス信号入力部、3はMP3方式やWAV方式等の各種方式で符号化された音声ファイルが記憶されるSDカードを用いた記憶媒体が着脱自在に装着される障害者用会話補助装置1の記憶媒体装着部、4はモールス信号入力部2から入力されるモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを記憶媒体装着部3に装着される記憶媒体から読み取って再生する障害者用会話補助装置1の音声再生回路、5は音声再生回路4で再生される音声を出力する障害者用会話補助装置1の音声出力部、5aは音量を増幅するための音声出力部5のアンプ、5bは音声を出力する音声出力部5のスピーカー、6は音声再生回路4で再生される音声ファイルの音声データを文字データに変換する障害者用会話補助装置1のデータ変換部、7はデータ変換部6で変換された文字データを表示する液晶有機ELのディスプレイを用いた障害者用会話補助装置1の表示部、8は全体を制御する障害者用会話補助装置1のCPUである。

0020

モールス信号入力部2から入力されたモールス信号はCPU8に入力され、CPU8の信号認識部で入力されたモールス信号を認識し、各部を制御する。
モールス信号入力部2は、1つのスイッチで短符と長符を入力できるものを用いた。1つのスイッチだけで各種文字や単語、文章を入力することができるので、キーボードのようにキーの配置を覚える必要がなく、視覚障害者や年配者でも容易に使用することができ、汎用性、使用性に優れると共に、障害者用会話補助装置1を小型化することができ、携帯性に優れるためである。また、モールス信号入力部2から入力確定用モールス信号や入力取消用モールス信号を入力し、既に入力したモールス信号の確定や取り消しの操作をできるようにすることにより、別途、操作ボタンなどを設ける必要がなく、操作性に優れる。
記憶媒体装着部3に装着される記憶媒体には、モールス信号と、それに対応した各種文字や単語、文章などの音声をMP3方式やWAV方式等の各種方式で符号化した音声ファイルが一組ずつ記憶されている。モールス信号入力部2からモールス信号が入力されることにより、そのモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを記憶媒体から読み取って音声再生回路4で再生することができる。
データ変換部6は、モールス信号入力部2から入力されるモールス信号を、それに対応した1バイトまたは2バイトの文字データに変換し、表示部7に転送する。
尚、モールス信号入力部2から一定時間入力がない時に、自動的に電源が切れるようにすることにより、省エネルギー性に優れる。

0021

文字や予め登録した単語若しくは文章に対応するモールス信号(入力用モールス信号)以外のモールス信号を出力単位切り替え用モールス信号としてモールス信号入力部2から入力することにより、出力単位を文字又は単語若しくは文章のいずれかに切り替え可能とした。出力単位を切り替えるためのスイッチなどを別途、設ける必要がなく、モールス信号入力部2からの入力だけで切り替え可能なので、視覚障害者でも簡便に操作することができ、操作性に優れるためである。
また、文字や予め登録した単語若しくは文章に対応するモールス信号(入力用モールス信号)や出力単位を切り替えるために使用するモールス信号(出力単位切り替え用モールス信号)以外のモールス信号を音量調整用モールス信号としてモールス信号入力部2から入力することにより、音声出力部5から出力される音量を調整可能とした。音量を調整するためのつまみやスイッチなどを別途、設ける必要がなく、構造を簡素化して障害者用会話補助装置1を小型化でき、携帯性、量産性に優れるだけでなく、視覚障害者でも簡便に操作することができ、操作性に優れるためである。

0022

以上のように構成された実施の形態1の障害者用会話補助装置の動作について、図を用いて説明する。
図2は実施の形態1の障害者用会話補助装置の動作を示すフローチャートである。
図2において、まず、CPU8はモールス信号入力部2からのモールス信号の入力の有無を判定する(S1:モールス信号入力判定ステップ)。
CPU8の信号認識部は、モールス信号が入力されたと判定した場合、そのモールス信号が、文字や予め登録した単語若しくは文章に対応する入力用モールス信号か否かを判定する(S2:入力用モールス信号判定ステップ)。
CPU8は、入力されたモールス信号が、入力用モールス信号であると判定した場合、記憶媒体装着部3に装着された記憶媒体から、入力されたモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを読み取る(S3:音声ファイル読み取りステップ)。
そして、記憶媒体から読み取った音声ファイルを音声再生回路4で再生し(S4:音声ファイル再生ステップ)、音声出力部5からその音声を出力する(S5:音声出力ステップ)。
それと同時に、音声再生回路4で再生される音声ファイルの音声データをデータ変換部6で文字データに変換し(S6:データ変換ステップ)、表示部7にその文字を出力する(S7:文字表示ステップ)。
ステップ2において、入力されたモールス信号が、入力用モールス信号でないと判定した場合、出力単位切り替え用モールス信号か否か判定する(S8:出力単位切り替え用モールス信号判定ステップ)。
さらに、入力されたモールス信号が、出力単位切り替え用モールス信号でないと判定した場合、音量調整用モールス信号か否か判定する(S9:音量調整用モールス信号判定ステップ)。
そして、入力されたモールス信号が、音量調整用モールス信号であると判定した場合は、音量を調整(S10:音量調整ステップ)してからステップ1に戻り、音量調整用モールス信号でないと判定した場合は、入力ミスと判断して、そのままステップ1に戻る。
ステップ8において、入力されたモールス信号が、出力単位切り替え用モールス信号であると判定した場合、出力単位に応じた音声ファイルの参照領域を選択し(ステップ11:音声ファイル参照領域選択ステップ)、ステップ1に戻ってモールス信号の入力を待つ。これにより、次に、モールス信号入力部2から入力用モールス信号が入力された時に、出力単位に応じた音声ファイルが記憶された領域のみを無駄なく短時間で検索して、必要な音声ファイルを確実に読み出すことができ、音声出力の迅速性に優れる。また、出力単位に応じて音声ファイルの参照領域を選択できるので、1つのモールス信号を文字、単語、文章のそれぞれに割り当てて、使い分けることもでき、使用するモールス信号の種類や記憶容量を低減して、使用性を向上することができる。
ステップ1において、モールス信号が入力されていないと判定した場合、電源投入時又は前回のモールス信号の入力時からの経過時間をカウントし、入力待ち時間T1が経過したかどうかを判定する(S12:入力待ち時間判定ステップ)。
入力待ち時間T1が経過したと判定した時は、障害者用会話補助装置1の電源をOFFにし(S13:電源OFFステップ)、入力待ち時間T1が経過していないと判定した時は、ステップ1に戻ってモールス信号の入力を待つ。

0023

以上のように実施の形態1における障害者用会話補助装置によれば、以下の作用を有する。
(1)モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字、単語、文章のいずれかの音声ファイルを記憶媒体装着部に装着される記憶媒体から読み取って再生する音声再生回路を有するので、記憶媒体に予め必要な数字,五十音,アルファベット等の文字や単語、文章等を記憶させておくことにより、モールス信号入力部から入力されるモールス信号に対応する文字等を音声に変換することなく、即座に音声として出力することができ、誤変換が発生せず、情報伝達の正確性、迅速性に優れると共に、音声合成装置などが不要で部品点数が少なく、装置を小型化することができ、携帯性、取扱い性、量産性に優れる。
(2)モールス信号を入力するだけで、自分の発言したい言葉を簡便に音声や文字で出力して会話することができるので、手話などに比べて習得が容易で、特に、後天性の言語障害者の不満や苦痛を緩和することができ、使用性に優れる。
(3)記憶媒体装着部に記憶媒体を着脱自在に装着することができるので、複数の記憶媒体に用途や使用状況に応じた単語や文章などを予め記憶させて使い分けることができ、汎用性、使用性に優れる。
(4)音声再生回路で再生される音声を出力する音声出力部を有するので、手話を使えない言語障害者などが、他の障害者や健常者とその場で簡便に会話をすることができるだけでなく、言語障害者や視覚障害者がモールス信号入力部から入力したモールス信号に対応する文字等の音声を自分で確認してから正確に伝達することができ、情報伝達の信頼性、汎用性、使用性に優れる。
(5)音声再生回路で再生される音声ファイルの音声データを文字データに変換するデータ変換部と、データ変換部で変換された文字データを表示する表示部を有するので、聴覚障害者とも簡便に会話をすることができるだけでなく、言語障害者や聴覚障害者がモールス信号入力部から入力したモールス信号に対応する文字等を自分で確認してから正確に伝達することができ、情報伝達の信頼性、汎用性、使用性に優れる。
(6)モールス信号入力部から入力されるモールス信号によって、記憶媒体から読み取る音声ファイルの種類を文字又は単語若しくは文章のいずれかに切り替え可能であることにより、記憶媒体に記憶させていない単語や文章を1文字ずつ入力することができ、汎用性に優れると共に、記憶媒体に予め記憶させた単語や文章は、短い入力時間で呼び出して出力することができ、操作の迅速性に優れる。
(7)モールス信号入力部から入力されるモールス信号によって、音声出力部から出力される音量が可変であるので、音量を調整するためのつまみやスイッチなどを別途、設ける必要がなく、構造を簡素化して装置を小型化でき、携帯性、量産性に優れると共に、モールス信号入力部からの入力だけで音量を調整できるので、視覚障害者でも簡便に操作することができ、操作性に優れる。

0024

(実施の形態2)
図3は実施の形態2の障害者用会話補助装置の構成を示す模式図である。尚、実施の形態1と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態2における障害者用会話補助装置11が実施の形態1における障害者用会話補助装置1と異なる点は、外部から音声が入力される外部音声入力部12と外部音声入力部12から入力された音声を文字データに変換する外部音声変換部13を備えている点である。これにより、使用者がその場で発した音声(言葉)を直ちに文字データに変換して表示部7で表示させることができ、記憶媒体に記憶させていない言葉を使用して、短時間で臨機応変に会話することができ、汎用性、使用性に優れる。
外部音声入力部12としては、ICレコーダやテープレコーダ等で用いられる小型の内蔵型マイクと同様のものが好適に用いられる。
尚、障害者用会話補助装置11には、図示しないHDDやRAM等の内部記憶部を備えてもよい。
記憶媒体装着部3に装着される記憶媒体或いは内部記憶部に、外部音声入力部12から入力される音声を音声ファイル(データ)として記憶させた場合、一度入力した音声のデータを繰り返し使用することができ、使用性に優れる。

0025

以上のように実施の形態2の障害者用会話補助装置は構成されているので、実施の形態1と同様の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)外部から音声が入力される外部音声入力部と、外部音声入力部から入力された音声を文字データに変換する外部音声変換部を備えているので、使用者(自分)や相手がその場で発言した音声(言葉)を直ちに文字データに変換して表示部で表示させることができ、会話に必要な音声データを予め記憶媒体に記憶させる必要がなく、聴覚障害者にも簡便かつ確実に情報を伝達することができ、汎用性、使用性に優れる。

0026

本発明は、情報伝達の正確性、信頼性に優れ、特別な訓練等を行うことなく、言語障害者、視覚障害者、聴覚障害者等の障害者同士或いは障害者と健常者との間でスムーズに会話をすることができ、汎用性、使用性に優れ、小型で携帯性、量産性に優れた障害者用会話補助装置の提供を行うことができ、特に後天性の言語障害者の日常生活の改善に貢献することができる。

0027

1,11障害者用会話補助装置
2モールス信号入力部
3記憶媒体装着部
4音声再生回路
5音声出力部
5aアンプ
5bスピーカー
6データ変換部
7 表示部
8 CPU
12外部音声入力部
13 外部音声変換部

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