図面 (/)

技術 作業記録装置、作業記録システムおよび作業記録プログラム

出願人 富士通株式会社
発明者 関口英紀藤井彰浅井雅文
出願日 2009年1月16日 (10年8ヶ月経過) 出願番号 2009-008208
公開日 2010年7月29日 (9年1ヶ月経過) 公開番号 2010-161991
状態 特許登録済
技術分野 植物の栽培 特定用途計算機
主要キーワード 各基本動作 加速度ピーク 動作候補 データ取得プロセス 拡大領域内 作業判定 横歩き 特徴量抽出プログラム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年7月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

煩雑な操作をすることなく作業記録を自動で記録するとともに、どの農場で何の作業が行われたか精度良く記録することを課題とする。

解決手段

作業記録装置20は、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得し、取得された作業者の位置に応じて、作業者が作業を行っている農場候補を選択し、取得された作業者の動きデータから特徴量を抽出する。そして、作業記録装置20は、抽出された特徴量を用いて、作業者が行った作業種別を特定し、特定された作業種別に基づいて、選択された農場候補のなかから作業者が作業を行った農場を特定し、特定された作業種別と、特定された農場とを作業記録として記録する。

概要

背景

近年、農業分野において、農作物原価計算や農作物のトレーサビィリティのために、どの農場で誰がいつどのような農作業を実施したかを記録する作業記録システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。

このような作業記録システムとして、作業記録手動で入力して作業記録を記録する技術が知られている。例えば、農作業終了後に自宅でPCに入力したり、農場に携帯PCや携帯電話持ち込み現場で作業記録の入力を行ったりしている。

また、作業記録を自動で入力して作業記録を記録する技術として、トラクタなどの農業機械農作業者GPS受信機を付け、トラクタや作業者の位置から農場を特定し、いつ、誰がどの農場で作業している自動記録するシステムがある。

このような自動記録システムでは、例えば、図31に示すように、農作業者や農業機械の移動軌跡が分かり、A農場で必要な作業がa、B農場で必要な作業がbと決まっている場合には、A農場移動中は作業a、B農場移動中は作業bと記録する。

概要

煩雑な操作をすることなく作業記録を自動で記録するとともに、どの農場で何の作業が行われたか精度良く記録することを課題とする。作業記録装置20は、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得し、取得された作業者の位置に応じて、作業者が作業を行っている農場候補を選択し、取得された作業者の動きデータから特徴量を抽出する。そして、作業記録装置20は、抽出された特徴量を用いて、作業者が行った作業種別を特定し、特定された作業種別に基づいて、選択された農場候補のなかから作業者が作業を行った農場を特定し、特定された作業種別と、特定された農場とを作業記録として記録する。

目的

この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、煩雑な操作をすることなく作業記録を自動で記録するとともに、どの農場で何の作業が行われたか精度良く記録することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
8件
牽制数
8件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得する行動記録データ取得部と、前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置に応じて、前記作業者が作業を行っている圃場候補を選択する圃場候補選択部と、前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の動きデータから特徴量を抽出する特徴量抽出部と、前記特徴量抽出部によって抽出された特徴量を用いて、前記作業者が行った作業種別を特定する作業種別特定部と、前記作業種別特定部によって特定された前記作業種別に基づいて、前記圃場候補選択部によって選択された前記圃場候補のなかから前記作業者が作業を行った圃場を特定する圃場特定部と、前記作業種別特定部によって特定された前記作業種別と、前記圃場特定部によって特定された圃場とを対応付け作業記録として記録する作業記録部と、を備えることを特徴とする作業記録装置

請求項2

各圃場で耕作されている作物を記憶する圃場作物リスト記憶部と、前記作物に必要な作業種別と、当該作業種別ごとの動きの特徴量とを対応付けて記憶する作業動き特徴量リスト記憶部と、前記圃場選択部によって選択された前記圃場候補に対応付けて記憶された当該圃場で耕作されている作物の候補を前記圃場作物リスト記憶部から選択する作物候補選択部と、前記作物候補選択部によって選択された前記作物の候補に対応付けて記憶された当該作物に必要な作業を作業候補として前記作業動き特徴量リスト記憶部から選択する作業候補選択部と、をさらに備え、前記作業種別特定部は、前記特徴量抽出部によって抽出された特徴量に最も近い特徴量が対応付けられた作業種別を前記作業候補選択部によって選択された前記作業候補のなかから検出し、当該作業候補を前記作業者が行った作業種別として特定することを特徴とする請求項1に記載の作業記録装置。

請求項3

前記圃場の領域を含む拡大された拡大領域を記憶する圃場位置リスト記憶部をさらに備え、前記圃場選択部は、前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置が前記圃場位置リスト記憶部によって記憶された前記拡大領域内である場合には、当該拡大領域に含まれる圃場を圃場候補として選択することを特徴とする請求項1または2に記載の作業記録装置。

請求項4

前記行動記録データ取得部は、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得し、当該作業者の位置および作業者の動きを所定の時間ごとにグループ化し、前記特徴量抽出部は、前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の動きデータから特徴量をグループごとに抽出し、前記作業候補選択部は、前記特徴量抽出部によって抽出されたグループごとの特徴量を用いて、前記作業候補を前記作業動き特徴量リスト記憶部からグループごとに選択し、前記作業種別特定部は、前記作業候補選択部によって選択された前記作業候補のうち、グループ間で作業候補が連続している場合には、当該グループ間で連続している作業候補を作業種別として特定することを特徴とする請求項2または3に記載の作業記録装置。

請求項5

前記作業種別特定部は、前記特徴量抽出部によって抽出された特徴量とともに、作業種別の順序および作業種別の持続時間を用いて、作業種別を特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の作業記録装置。

請求項6

作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを検知する行動記録装置と、作業が行われた圃場と作業者が行った作業種別とを作業記録として記録する作業記録装置とを有する作業記録システムであって、前記作業記録装置が、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを前記行動記録装置から取得する行動記録データ取得部と、前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置に応じて、前記作業者が作業を行っている圃場候補を選択する圃場候補選択部と、前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の動きデータから特徴量を抽出する特徴量抽出部と、前記特徴量抽出部によって抽出された特徴量を用いて、前記作業者が行った作業種別を特定する作業種別特定部と、前記作業種別特定部によって特定された前記作業種別に基づいて、前記圃場候補選択部によって選択された前記圃場候補のなかから前記作業者が作業を行った圃場を特定する圃場特定部と、前記作業種別特定部によって特定された前記作業種別と、前記圃場特定部によって特定された圃場とを対応付けて作業記録として記録する作業記録部と、を備えることを特徴とする作業記録システム。

請求項7

作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得する行動記録データ取得手順と、前記行動記録データ取得手順によって取得された前記作業者の位置に応じて、前記作業者が作業を行っている圃場候補を選択する圃場候補選択手順と、前記行動記録データ取得手順によって取得された前記作業者の動きデータから特徴量を抽出する特徴量抽出手順と、前記特徴量抽出手順によって抽出された特徴量を用いて、前記作業者が行った作業種別を特定する作業種別特定手順と、前記作業種別特定手順によって特定された前記作業種別に基づいて、前記圃場候補選択手順によって選択された前記圃場候補のなかから前記作業者が作業を行った圃場を特定する圃場特定手順と、前記作業種別特定手順によって特定された前記作業種別と、前記圃場特定手順によって特定された圃場とを対応付けて作業記録として記録する作業記録手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする作業記録プログラム

技術分野

0001

本発明は、作業が行われた圃場作業者が行った作業種別とを記録する作業記録装置作業記録システムおよび作業記録プログラムに関する。

背景技術

0002

近年、農業分野において、農作物原価計算や農作物のトレーサビィリティのために、どの農場で誰がいつどのような農作業を実施したかを記録する作業記録システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

このような作業記録システムとして、作業記録を手動で入力して作業記録を記録する技術が知られている。例えば、農作業終了後に自宅でPCに入力したり、農場に携帯PCや携帯電話持ち込み現場で作業記録の入力を行ったりしている。

0004

また、作業記録を自動で入力して作業記録を記録する技術として、トラクタなどの農業機械農作業者GPS受信機を付け、トラクタや作業者の位置から農場を特定し、いつ、誰がどの農場で作業している自動記録するシステムがある。

0005

このような自動記録システムでは、例えば、図31に示すように、農作業者や農業機械の移動軌跡が分かり、A農場で必要な作業がa、B農場で必要な作業がbと決まっている場合には、A農場移動中は作業a、B農場移動中は作業bと記録する。

先行技術

0006

特開2008−148565号公報

発明が解決しようとする課題

0007

ところで、上記した作業記録を手動で入力して作業記録を記録する技術では、PCや携帯電話から作業記録を入力するので、作業PCや携帯電話操作が煩雑であるという課題があった。

0008

また、GPS受信機を付けて、作業記録を自動で入力して作業記録を記録する技術では、GPSでは、誤差が発生する場合があるので、図32に示すように、A農場やB農場から外れ軌跡が発生する。このような場合に、A農場中で作業をした場合でも、位置誤差のため、B農場と認識される場合があり、いずれの農場か判断できず、正しく農場を判定して作業記録を記録できないという課題があった。

0009

そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、煩雑な操作をすることなく作業記録を自動で記録するとともに、どの農場で何の作業が行われたか精度良く記録することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上述した課題を解決し、目的を達成するため、この装置は、作業者の動き特徴量から作業を特定し、特定された作業に基づいて農場候補から農場を特定して、どの農場でどの作業を行ったか自動で作業記録を記録する。

発明の効果

0011

開示の装置は、煩雑な操作をすることなく作業記録を自動で記録するとともに、どの農場で何の作業が行われたか精度良く記録することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0012

図1は、実施例1に係る行動記録装置の構成を示すブロック図である。
図2は、行動記録装置の装着例を示す図である。
図3は、実施例1に係る作業記録装置の構成を示すブロック図である。
図4は、農場位置作物リストの一例を示す図である。
図5は、作業動き特徴量リストの一例を示す図である。
図6は、作業者ID管理情報の一例を示す図である。
図7は、農場候補を選択する処理を説明するための図である。
図8は、農作業を判断する処理を説明するための図である。
図9は、記録された作業記録の一例を示す図である。
図10は、実施例1に係る作業記録装置の全体の処理動作を示すフローチャートである。
図11は、実施例1に係る作業記録装置の特徴量抽出処理の動作を示すフローチャートである。
図12は、実施例1に係る行動記録装置のデータ転送処理の動作を示すフローチャートである。
図13は、グループ化された農作業の軌跡を示す図である。
図14は、各グループ一連の農作業として決定する処理を説明するための図である。
図15は、実施例2に係る作業記録装置の全体の処理動作を示すフローチャートである。
図16は、基本動作を含む作業動き特徴量リストの一例を示す図である。
図17は、実施例3に係る作業記録装置の全体の処理動作を示すフローチャートである。
図18は、順番を考慮した作業動き特徴量リストの一例を示す図である。
図19は、実施例4に係る作業記録装置の全体の処理動作を示すフローチャートである。
図20は、歩き方や体の向きを入れた作業動き特徴量リストの一例を示す図である。
図21は、体の向きと移動方向から歩き方を判定する処理を説明するための図である。
図22は、うねと体の向きから姿勢を判定する処理を説明するための図である。
図23は、うねの方向を判定する処理を説明するための図である。
図24は、実施例5に係る作業記録装置のうねの方向を判定する処理動作を示すフローチャートである。
図25は、作業員作業機械の軌跡の一例を示す図である。
図26は、グループ化された作業員と作業機械の軌跡の一例を示す図である。
図27は、各グループを一連の農作業として決定する処理を説明するための図である。
図28は、実施例6に係る作業記録装置の処理動作を示すフローチャートである。
図29は、実施例6に係る作業機械に付けた行記録装置のデータ転送処理の動作を示すフローチャートである。
図30は、作業記録プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図31は、従来技術を説明するための図である。
図32は、従来技術を説明するための図である。

0013

以下に添付図面を参照して、この発明に係る作業記録装置、作業記録システムおよび作業記録プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。

0014

以下の実施例では、実施例1に係る行動記録装置および作業記録装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。

0015

[行動記録装置の構成]
まず最初に、図1を用いて、行動記録装置10の構成を説明する。図1は、実施例1に係る行動記録装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、行動記録装置10は、位置検知部11、動き検知部12、時計13、記録部14、通信部15を有し、農作業者によって装着され、作業記録装置20と通信可能になった場合に記録データを転送する。以下にこれらの各部の処理を説明する。

0016

ここで、図2を用いて、行動記録装置10の装着例について説明する。図2は、行動記録装置10の装着例を示す図である。図2に示すように、腰用行動記録装置10Aは、農作業者がに装着されるものであり、腕用行動記録装置10Bは、農作業者の腕に装着されるものである。

0017

位置検知部11は、GPS受信機等で農作業者の位置を検知し、検知された農作業者の位置を記憶部14に通知して記録させる。動き検知部12は、加速度センサ等で農作業者の動きを検知し、検知されたデータに行動記録装置10の所有者のIDを付加したデータを動きデータとして記憶部14に通知し、記録させる。例えば、動き検知部12として、腕と腰に3軸加速度センサを使用する。

0018

時計13は、時刻情報を記録部14に通知して記録させる。記録部14は、位置検知部11、動き検知部12、時計13からそれぞれ農作業者の位置、動きデータ、時刻情報を受信し、記録データとして記録する。

0019

通信部15は、無線LAN等であり、作業記録装置20と通信可能な距離となった場合に、記録部14が記録した記録データを作業記録装置20に転送する。例えば、通信部15は、作業者に付けた行動記録装置10が農場での作業後に自宅や事務所戻り、作業記録装置20と無線通信可能な距離となった場合に、記録データを作業記録装置20に転送する。

0020

[作業記録装置の構成]
次に、図3を用いて、作業記録装置20の構成を説明する。図3は、実施例1に係る作業記録装置20の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この作業記録装置20は、通信部21、農作業データベース22、制御部23、作業記録部24を有する。以下にこれらの各部の処理を説明する。

0021

通信部21は、無線LAN等であり、行動記録装置10と通信可能な距離となった場合に、行動記録装置10から記録データを受信する。具体的には、通信部21は、行動記録装置10から記録データとして、農作業者の位置、動きデータ、時刻情報をそれぞれ受信し、制御部23に通知する。

0022

農作業データベース22は、制御部23による各種処理に必要な農作業に関するデータを事前に格納するが、特に、農場位置作物リスト記憶部22a、作業動き特徴量リスト記憶部(圃場作物リスト記憶部)22b、作業者ID管理情報22cを有する。

0023

農場位置作物リスト記憶部22aは、各農場の位置と、その農場で耕作している作物とを対応付けて記憶する。図4は、農場位置作物リストの一例を示す図である。具体的には、農作業データベース22は、図4に例示するように、農場の名前である「農場名」と、各農場の領域を頂点位置座標で示した「位置」と、その農場で耕作している「作物」とを対応付けて記憶する。

0024

ここで、各農場の領域を頂点位置の座標で示した「位置」は、本来の農場の領域よりも大きいものとする。つまり、農場位置作物リスト記憶部22aは、行動記録装置10の位置測定誤差に応じて、図7に示すように、農場の範囲をAからA1、BからB1に拡大したものとする。

0025

作業動き特徴量リスト記憶部22bは、その作物に必要な農作業と、その農作業を行う作業時期と、農作業ごとの動きの特徴量とを対応付けて記憶する。図5は、作業動き特徴量リストの一例を示す図である。具体的には、作業動き特徴量リスト記憶部22bは、図5に例示するように、「作物」と、その作物に必要な農作業の名前を示す「作業名」と、その農作業を行う作業の「時期」と、農作業ごとの動きの特徴量である「動き特徴量」とを対応付けて記憶する。

0026

作業者ID管理情報22cは、作業者のIDと、その作業者の名前とを対応付けて記憶する。図6は、作業者ID管理情報の一例を示す図である。具体的には、作業者ID管理情報22cは、作業者または作業機械の「ID」と、行動記録装置10を装着した作業者または作業機械の名前を示す「所有者」とを対応付けて記憶する。

0027

制御部23は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に、行動記録データ取得部23a、農場候補選択部23b、農作物候補選択部23c、農作業候補選択部23d、特徴量抽出部23e、作業特定部23f、農場特定部23gを有する。

0028

行動記録データ取得部23aは、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得する。具体的には、行動記録データ取得部23aは、農作業者の位置、動きデータ、時刻情報を通信部21から取得し、農場候補選択部23bに通知する。

0029

農場候補選択部23bは、取得された農作業者の位置に応じて、農作業者が作業を行っている農場候補を選択する。具体的には、農場候補選択部23bは、農作業者が装着していた行動記録装置10の位置データを用いて、農作業者が作業を行っていると考えられる農場候補を農場位置作物リスト記憶部22aから選択する。

0030

ここで、農場候補を選択する処理について説明する。図7は、農場候補を選択する処理を説明するための図である。図7に示すように、農場候補選択部23bは、農作業者の位置データがA農場の領域内にある場合には、A農場を農場候補として選択し、農作業者の位置データがB農場の領域内にある場合には、B農場を農場候補として選択する。また、農場候補選択部23bは、農作業者の位置データがA農場の領域およびB農場の領域の両方に該当する場合には、A農場およびB農場を農場候補として選択する。

0031

農作物候補選択部23cは、農場候補を用いて農作物候補を選択する。具体的には、農作物候補選択部23cは、農場候補選択部23bによって選択された各農場候補に対応する農作物候補を農場位置作物リスト記憶部22aから選択する。

0032

農作業候補選択部23dは、農作物候補および時刻情報を用いて、作業動き特徴量リスト記憶部22bから農作業候補を選択する。具体的には、農作業候補選択部23dは、農作物候補選択部23cによって選択された農作物候補および行動記録データ取得部23aによって取得された時刻情報に該当する「時期」に対応する「作業名」を作業動き特徴量リスト記憶部22bから選択する。

0033

特徴量抽出部23eは、取得された作業者の動きデータから特徴量を抽出する。ここで、特徴量抽出部23eの特徴量抽出処理について詳しく説明する。以下では、農作業者の腕と腰に3軸加速度センサを使用して、動きデータを検知した場合について説明する。特徴量抽出部23eは、腕のXYZ加速度から上下、左右、前後加速度座標変換し、上下、左右、前後加速度に対して、フーリエ変換FFT:Fast Fourier transform)処理を行う。

0034

そして、特徴量抽出部23eは、腰のXYZ加速度に対して、フーリエ変換処理を行う。続いて、特徴量抽出部23eは、腕と腰の加速度ピーク所定値Ap以上のピーク周波数を探索する。その結果、特徴量抽出部23eは、探索されたピーク周波数の大きい順に、「腕の前後、左右、上下方向の動きの周波数と大きさ」、「腰の上下方向の動きの周波数と大きさ」を内部メモリに格納する。その後、特徴量抽出部23eは、腰のXとZ加速度の0.1Hz以下の成分の比から「腰の角度」を算出し、内部メモリに追加して格納する。

0035

作業特定部23fは、特徴量抽出部23eによって抽出された特徴量を用いて、農作業者が行った作業種別を特定する。具体的には、作業特定部23fは、特徴量抽出部23eが動き特徴量として、内部のメモリに格納した「腕の前後、左右、上下方向の動きの周波数と大きさ」、「腰の上下方向の動きの周波数と大きさ」および「腰の角度」を用いて、農作業候補選択部23dによって選択された各農作業候補の特徴量に最も合致するものを農作業として特定する。

0036

例えば、作業特定部23fは、農作業として、「手で元肥散布」、「耕運機深耕」、「手で種まき」、「手で間引き」、「散布機除草剤散布」、「手で除草」、「手で追肥」、「竿立て」、「手で実の収穫」があった場合について説明する。作業特定部23fは、手が水平方向に0.5〜1Hzの遅い運動であって、腰に付けた加速度センサで歩行の2Hz周辺が検知された場合には、「手で元肥散布」と特定する。

0037

また、作業特定部23fは、手に付けた加速度センサが耕運機の10Hz以上の振動周波数を検出し、腰に付けた加速度センサで歩行の2Hz周辺を検知した場合には、「耕運機で深耕」と特定する。また、作業特定部23fは、手に付けた加速度センサが1Hz付近の上下方向を検知し、腰に付けた加速度センサが腰の曲がっていることを検知した場合には、「手で種まき」と特定する。

0038

また、作業特定部23fは、手に付けた加速度センサが0.5Hz以下のゆっくりとした上下動を検知し、腰が曲がっていた場合には、「手で間引き」と特定する。また、作業特定部23fは、手に付けた加速度センサが0.5Hz以下のゆっくりとした水平移動を検知し、腰に付けた加速度センサが2Hz周辺の歩行を検知した場合には、「散布機で除草剤散布」と特定する。また、作業特定部23fは、手に付けた加速度センサが1Hz付近の上下方向を検知し、腰に付けた加速度センサが曲がっていることを検知し、種まきから収穫期の中間時期である場合には、「手で除草」と特定する。

0039

また、作業特定部23fは、手に付けた加速度センサが水平方向に0.5〜1Hzの遅い運動を検知し、腰に付けた加速度センサが歩行の2Hz周辺を検知し、種まきから収穫期の中間時期である場合には、「手で追肥作業」と特定する。

0040

また、作業特定部23fは、腰に付けた加速度センサが屈む動作を検知し、手に付けた加速度センサが2Hz以上の速い水平動を検知した場合には、「竿立て」と特定する。また、作業特定部23fは、腰に付けた加速度センサが立ったまま0.5Hz以下でゆっくり歩く動作を検知し、手に付けた加速度センサが0.5Hz以下のゆっくりとした前後動を検知した場合には、「手で実の収穫」と特定する。

0041

農場特定部23gは、作業特定部23fによって特定された農作業に基づいて、農場候補選択部23cによって選択された農場候補から、農作業者が作業を行った農場を特定する。具体的には、農場特定部23gは、図8に例示するように、作業特定部23fによってA農場で行われる作業aと、B農場で行われる作業bとがそれぞれ特定された場合に、A農場での作業からB農場での作業に切り替わったことを判定する。この結果、農作業者が作業aを行った農場が農場Aであり、農作業者が作業bを行った農場が農場Bであることを特定する。

0042

作業記録部24は、作業特定部23fによって特定された農作業と、農場特定部23gによって特定された農場とを対応付けて作業記録として記録する。具体的には、作業記録部24は、図9に例示するように、農場の名前を示す「農場名」、その農場で耕作されている「作物」、その作物に対して行われた作業の名前を示す「作業名」、その作業を行った「作業者」、作業を開始した時刻を示す「開始時」、作業を終了した時刻を示す「終了時」をそれぞれ対応付けて記憶する。

0043

[作業記録装置による処理]
次に、図10を用いて、実施例1に係る作業記録装置20による処理を説明する。図10は、実施例1に係る作業記録装置の全体の処理動作を示すフローチャートである。

0044

同図に示すように、作業記録装置20の行動記録データ取得部23aは、農作業者の位置、動きデータ、時刻情報を通信部21から取得する(ステップS101)。そして、農場候補選択部23bは、行動記録装置10の位置データと農場位置作物リストに基づいて、農場候補を選択する(ステップS102)。具体的には、農場候補選択部23bは、農作業者が装着していた行動記録装置10の位置データを用いて、農作業者が作業を行っていると考えられる農場候補を農場位置作物リスト記憶部22aから選択する。

0045

そして、農作物候補選択部23cは、農場候補選択部23bによって選択された各農場候補に対応する農作物候補を農場位置作物リスト記憶部22aから選択する(ステップS103)。続いて、農作物候補、作業動き特徴量リスト、時刻情報を用いて、作業動き特徴量リスト記憶部22bから農作業候補を選択する(ステップS104)。具体的には、農作業候補選択部23dは、農作物候補選択部23cによって選択された農作物候補および行動記録データ取得部23aによって取得された時刻情報に該当する「時期」に対応する「作業名」を作業動き特徴量リスト記憶部22bから選択する。

0046

その後、特徴量抽出部23eは、取得された作業者の動きデータから特徴量抽出処理(後に、図11を用いて詳述)を行う(ステップS105)。そして、作業特定部23fは、農作業候補選択部23dによって選択された農作業候補の特徴量が、特徴量抽出部23eによって抽出された特徴量に今までで最も合致するか判定し(ステップS106)、最も合致する場合には(ステップS106肯定)、その農作業候補を農作業として決定する(ステップS107)。

0047

作業特定部23fは、農作業候補選択部23dによって選択された農作業候補の特徴量が、特徴量抽出部23eによって抽出された特徴量に今までで最も合致するわけでは無い場合には(ステップS106否定)、その農作業候補を農作業として決定せずに、他に農作業候補があるか判定する(ステップS108)。

0048

その結果、作業特定部23fは、他に農作業候補があると判定した場合には(ステップS108肯定)、ステップS106に戻り、全ての農作業候補についてステップS106〜S108の処理を繰り返し、複数の農作業候補から特徴量が最も近い農作業を特定する。

0049

また、作業特定部23fは、他に農作業候補がないと判定した場合には(ステップS108否定)、特定された農作業に基づいて、農場を特定する(ステップS109)。その後、作業特定部23fは、業特定部23fによって特定された農作業と、農場特定部23gによって特定された農場とを対応付けて作業記録として記録する(ステップS110)。

0050

具体的には、作業記録部24は、図9に例示するように、農場の名前を示す「農場名」、その農場で耕作されている「作物」、その作物に対して行われた作業の名前を示す「作業名」、その作業を行った「作業者」、作業を開始した時刻を示す「開始時」、作業を終了した時刻を示す「終了時」をそれぞれ対応付けて記憶する。

0051

次に、図11を用いて、実施例1に係る作業記録装置20による特徴量抽出処理を説明する。図11は、実施例1に係る作業記録装置20の特徴量抽出処理の動作を示すフローチャートである。なお、以下では、農作業者の腕と腰に3軸加速度センサを使用して、動きデータを検知した場合について説明する。

0052

同図に示すように、作業記録装置20の特徴量抽出部23eは、腕のXYZ加速度から上下、左右、前後加速度に座標変換し(ステップS201)、上下、左右、前後加速度に対して、フーリエ変換(FFT:Fast Fourier transform)処理を行う(ステップS202)。

0053

そして、特徴量抽出部23eは、腰のXYZ加速度に対して、フーリエ変換処理を行う(ステップS203)。続いて、特徴量抽出部23eは、腕と腰の加速度ピークが所定値Ap以上のピーク周波数を探索する(ステップS204)。

0054

その結果、特徴量抽出部23eは、探索されたピーク周波数の大きい順に、「腕の前後、左右、上下方向の動きの周波数と大きさ」、「腰の上下方向の動きの周波数と大きさ」を内部メモリに格納する(ステップS205)。その後、特徴量抽出部23eは、腰のXとZ加速度の0.1Hz以下の成分の比から「腰の角度」を算出し、内部メモリに追加して格納する(ステップS206)。

0055

次に、図12を用いて、実施例1に係る行動記録装置10のデータ転送処理を説明する。図12は、実施例1に係る行動記録装置10のデータ転送処理の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、行動記録装置10は、動きを検出すると(ステップS301)、農作業者の位置、動きデータ、時刻情報を記録データとして記録する(ステップS302)。

0056

そして、行動記録装置10は、作業記録装置20と通信可能か判定し(ステップS303)、通信可能である場合には(ステップS303肯定)、記録していた農作業者の位置、動きデータ、時刻情報を作業記録装置20に転送して(ステップS304)、S301に戻る。

0057

[実施例1の効果]
上述してきたように、作業記録装置20は、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得し、取得された作業者の位置に応じて、作業者が作業を行っている農場候補を選択し、取得された作業者の動きデータから特徴量を抽出する。そして、作業記録装置20は、抽出された特徴量を用いて、作業者が行った作業種別を特定し、特定された作業種別に基づいて、選択された農場候補のなかから作業者が作業を行った農場を特定し、特定された作業種別と、特定された農場とを対応付けて作業記録として記録する。このため、煩雑な操作をすることなく作業記録を自動で記録するとともに、どの農場で何の作業が行われたか精度良く記録することが可能である。

0058

また、実施例1によれば、作業記録装置20は、各農場で耕作されている作物を農場位置作物リスト記憶部22aに記憶し、作物に必要な作業種別と、作業種別ごとの動きの特徴量とを対応付けて作業動き特徴量リスト記憶部22bに記憶する。そして、作業記録装置20は、選択された農場候補に対応付けて記憶された農場で耕作されている作物の候補を農場位置作物リスト記憶部22aから選択し、選択された作物の候補に対応付けて記憶された当該作物に必要な作業を作業候補として作業動き特徴量リスト記憶部22bから選択する。続いて、作業記録装置20は、抽出された特徴量に最も近い特徴量が対応付けられた作業種別を作業候補のなかから検出し、作業候補を作業者が行った作業種別として特定する。このため、煩雑な操作をすることなく作業記録を自動で記録するとともに、どの農場で何の作業が行われたか精度良く記録することが可能である。

0059

また、実施例1によれば、作業記録装置20は、農場の領域を含む拡大された拡大領域を記憶する農場位置作物リスト記憶部(圃場位置リスト記憶部)22aを有し、取得された作業者の位置が農場位置作物リスト記憶部22aによって記憶された拡大領域内である場合には、当該拡大領域に含まれる農場を農場候補として選択する。このため、GPSの誤差があっても正しく農場を判定して作業記録を行うことが可能である。

0060

ところで、本実施例では、行動記録装置からの時刻、位置、動きデータは、適当な時間単位(例えば、10分単位)でグループ化し、グループごとに特徴量を抽出してもよい。

0061

そこで、以下の実施例2では、行動記録装置からの時刻、位置、動きデータは、適当な時間単位(例えば、10分単位)でグループ化し、グループごとに特徴量を抽出する場合として、図13図15を用いて、実施例2における作業記録装置20aの処理について説明する。図13は、グループ化された農作業の軌跡を示す図である。図14は、各グループを一連の農作業として決定する処理を説明するための図である。

0062

実施例2における作業記録装置20aは、図13に示すように、農作業の軌跡がG1〜G12にそれぞれグループ化される。作業記録装置20aは、グループごとに特徴量を抽出し、選択された農作業の特徴量の中から、所定量以内に近い作業候補を選択する。

0063

例えば、グループG1では、a1の作業が所定内であるが、G2ではa2の作業とa1の作業が所定内であったとする。その場合、作業記録装置20aは、作業候補の中から最も近い作業を選択するのでなく、最も連続した作業を選択するようにしてもよい。例えば、作作業記録装置20aは、G1〜G7の各グループには、作業a1があるため、図14に示すように、G1〜G7までは一連の農作業として、まとめて作業a1と判定する。同様に、作作業記録装置20aは、G10〜G12では、作業b1と判定する。G8、G9は連続した作業候補が無いため、農作業として記録しない。

0064

次に、図15を用いて実施例2に係る作業記録装置20aの処理動作について説明する。実施例2に係る作業記録装置20aは、図10に示した実施例1に係る作業記録装置20の処理と同様に、作業記録データを取得し、農場候補、農作物候補、農作業候補を選択する(ステップS401〜ステップS404)。

0065

そして、実施例2に係る作業記録装置20aでは、行動記録装置10のデータを所定の時間ごとにグループ化し(ステップS405)、グループごとに特徴量を抽出する(ステップS406)。続いて、実施例2に係る作業記録装置20aは、選択された農作業候補の特徴量が抽出された特徴量に所定の範囲内で合致するか判定し(ステップS407)、所定の範囲内で合致する場合には(ステップS407肯定)、グループの農作業候補に農作業を追加する(ステップS408)。

0066

そして、作業記録装置20aは、全グループについて行ったか判定し(ステップS409)、全グループについて行っていない場合には(ステップS409否定)、ステップS407に戻って、選択された農作業候補の特徴量が抽出された特徴量に所定の範囲内で合致するか判定し、グループの農作業候補に農作業を追加する処理を全てのグループについて繰り返す(ステップS407〜409)。

0067

その後、作業記録装置20aは、全グループについて行った場合には(ステップS409肯定)、作業候補の中からグループ間で最も連続した作業を農作業として決定し(ステップS410)、グループ間で連続した作業候補があるか判定する(ステップS411)。この結果、作業記録装置20aは、グループ間で連続した作業候補がある場合には(ステップS411肯定)、連続した作業として決定する処理を繰り返す(ステップS410〜S411)。

0068

そして、作業記録装置20aは、連続した作業候補のグループが規定数以上(例えば、3つ)のグループ数以上であるか判定する(ステップS412)。この結果、作業記録装置20aは、連続した作業候補のグループが規定数のグループ数である場合には(ステップS412肯定)、一連の農作業として記録する(ステップS413)。また、作業記録装置20aは、連続した作業候補のグループが規定数未満のグループ数である場合には(ステップS412否定)、農作業として記録せずに処理を終了する。

0069

このように、上記の実施例2では、作業記録装置20aは、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得し、作業者の位置および作業者の動きを所定の時間ごとにグループ化し、取得された作業者の動きデータから特徴量をグループごとに抽出する。そして、作業記録装置20aは、抽出されたグループごとの特徴量を用いて、作業候補を作業動き特徴量リスト記憶部からグループごとに選択し、選択された作業候補のうち、グループ間で作業候補が連続している場合には、グループ間で連続している作業候補を作業種別として特定する。このため、グループごとに、どの農場で何の作業が行われたか精度良く記録することが可能である。

0070

ところで、上記の実施例1、2では、農作業者の動きの特徴量から農作業を特定する場合を説明したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、農作業者の動きの特徴量から農作業よりも細かい基本動作候補を選択した後に、農作業を特定してもよい。例えば、農作業「除草」をさらに細かく分解した動作である基本動作「草取り」、「草出し」等を作業動き特徴量リストに記憶させ、農作業者の動きの特徴量に近い基本動作候補を作業動き特徴量リストから選択した後に、農作業を特定する。

0071

そこで、以下の実施例3では、基本動作候補を作業動き特徴量リストから選択した後に、農作業を特定する場合として、図16図17を用いて、実施例3における作業記録装置20bの処理について説明する。図16は、基本動作を含む作業動き特徴量リストの一例を示す図である。

0072

実施例3における作業記録装置20bは、図16に例示するように、農作業の名前を示す「作業名」と、農作業よりも細かい動作である「基本動作」と、基本動作ごとの動きの特徴量である「動き特徴量」とが対応付けられた作業動き特徴量リストを記憶する。例えば、「除草」という作業は、かがみながら手で草を取る「草取り」作業と取った草を農場の外に運び出す「草出し」作業からなる。それぞれ、全く異なる動きであるので、「草取り」の作業判断と「草出し」の作業判断を個別に行い、「草取り」作業と「草出し」作業が近い時間にあれば、まとめて「除草」としてよい。

0073

次に、図17を用いて実施例3に係る作業記録装置20bの処理動作について説明する。実施例3に係る作業記録装置20bは、図15に示した実施例2に係る作業記録装置20bの処理と同様に、作業記録データを取得し、農場候補、農作物候補、農作業候補を選択する(ステップS501〜ステップS504)。

0074

そして、実施例3に係る作業記録装置20bでは、選択された農作業候補から基本動作候補を選択し(ステップS505)、取得された作業者の動きデータから特徴量抽出処理を行う(ステップS506)。続いて、作業記録装置20bは、基本動作候補の特徴量の中から特徴量に所定範囲内で合致する基本動作候補を作業動き特徴量リストから選択する(ステップS507)。

0075

そして、作業記録装置20bは、選択された基本動作候補の中で同じ農作業に含まれるものがあるか判定し(ステップS508)、その結果、同じ農作業に含まれるものがある場合には(ステップS508肯定)、同じ農作業に含まれる各基本動作候補間の時間差が所定時間内であるか判定する(ステップS509)。

0076

この結果、作業記録装置20bは、時間差が所定時間内であると判定された場合には(ステップS509肯定)、同じ農作業に含まれる各基本動作候補をひとつの農作業として決定して(ステップS510)、S508に戻る。また、作業記録装置20bは、時間差が所定時間内でないと判定された場合には(ステップS509否定)、各基本動作候補をひとつの農作業として決定せずに、S508に戻る。

0077

また、作業記録装置20bは、選択された基本動作候補の中で同じ農作業に含まれるものがない場合には(ステップS508否定)、基本動作候補の中に農作業として決定されていない基本動作があるか判定する(ステップS511)。その結果、作業記録装置20bは、基本動作候補の中に農作業として決定されていない基本動作がある場合には(ステップS511肯定)、基本動作候補の中から動き特徴量が最も近い基本動作を決定し(ステップS512)、決定された基本動作から農作業を決定する(ステップS513)。

0078

このように実施例3によれば、作業記録装置20bは、農作業者の動きの特徴量を用いて、農作業よりも細かい基本動作候補を選択した後に、農作業を特定するので、より精度良く作業記録を行うことが可能となる。

0079

ところで、上記の実施例1〜3では、農作業者の動きの特徴量を用いて、農作業を特定する場合を説明したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、農作業者の動きの特徴量とともに、農作業の基本的動作の時間的な順序および基本的動作の持続時間を用いて、農作業を特定してもよい。

0080

そこで、以下の実施例4では、農作業の基本的動作の時間的な順序および基本的動作の持続時間を用いて、農作業を特定する場合として、図18図19を用いて、実施例4における作業記録装置20cの処理について説明する。図18は、順番を考慮した作業動き特徴量リストの一例を示す図である。

0081

実施例4における作業記録装置20cは、図18に例示するように、順番を考慮した作業動き特徴量リストを記憶する。具体的には、作業動き特徴量リストは、図18に例示するように、各作業名ごとに、基本動作の順番を示す「順」と、基本動作の名前を示す「動作名」と、基本動作の「持続時間」と、基本動作の「動き特徴量」とを対応付けて記憶する。

0082

例えば、キャベツの「収穫」という作業は、かがみながら手を前後に動かしてキャベツを「切り取る」動作と、手をゆっくり前後に動かして取ったキャベツを「かごに入れる」動作と次のキャベツの位置に「歩いていく」動作からなり、この3つの動作が順番に行われる時、キャベツの「収穫」作業と判定する。また、「切り取る」動作と「かごに入れる」動作の持続時間が、いずれも1s〜5sであり、「歩いていく」動作が1s〜60sである。そこで、持続時間がこの範囲であれば、その動作と判定することができる。

0083

次に、図19を用いて実施例4に係る作業記録装置20cの処理動作について説明する。実施例4に係る作業記録装置20cは、図17に示した実施例3に係る作業記録装置20cの処理と同様に、作業記録データを取得し、農場候補、農作物候補、農作業候補、第一基動作候補を選択し、動きデータから特徴量を抽出する(ステップS601〜ステップS606)。

0084

その後、実施例4に係る作業記録装置20cは、基本動作候補の特徴の中から持続時間が条件に合うか判定する(ステップS607)。この結果、作業記録装置20cは、基本動作候補の特徴量の中から持続時間が条件に合う場合には(ステップS607肯定)、基本動作候補の特徴量と抽出された特徴量とが所定範囲内で合致するか判定する(ステップS608)。

0085

その結果、作業記録装置20cは、基本動作候補の特徴量と抽出された特徴量とが所定範囲内で合致する場合には(ステップS608肯定)、合致する基本動作候補を第二基本動作候補として選択する(ステップS609)。その後、作業記録装置20cは、全グループについて第二基本動作候補を選択する処理を行ったかを判定し(ステップS610)、全グループについて上記処理を行うまでステップS606〜S609の処理を繰り返す。

0086

そして、作業記録装置20cは、第二基本動作候補の中で同じ農作業に含まれるものがあるか判定し(ステップS611)、その結果、第二基本動作候補の中で同じ農作業に含まれるものがある場合には(ステップS611肯定)、同じ農作業が含まれる第二基本動作候補間の順番が作業動き特徴量リストの条件に合うか判定する(ステップS612)。

0087

この結果、作業記録装置20cは、同じ農作業が含まれる第二基本動作候補間の順番が作業動き特徴量リストの条件に合う場合には(ステップ612肯定)、条件に合う第二基本動作候補をひとつの農作業として決定し(ステップS613)、作業記録として記録して、ステップS611に戻る。

0088

そして、作業記録装置20cは、第二基本動作候補の中で同じ農作業に含まれるものがない場合には(ステップS611否定)、農作業でないものと判断して、作業記録として記録せずに処理を終了する。

0089

このように実施例4によれば、作業記録装置20は、抽出された特徴量とともに、作業種別の順序および作業種別の持続時間を用いて、農作業を特定するので、より精度良く作業記録を行うことが可能となる。

0090

ところで、上記の実施例1〜4では、農作業者の動きの特徴量を用いて、農作業を特定する場合を説明したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、農作業者の動きの特徴量とともに、農作業者の体の向きを考慮して、農作業を特定してもよい。

0091

そこで、以下の実施例5では、農作業者の体の向きを考慮して、農作業を特定する場合として、図20図24を用いて、実施例5における作業記録装置20dの処理について説明する。実施例5における行動記録装置では、農作業者の腰に地磁気センサを装着させてもよい。実施例5における作業記録装置20dは、地磁気センサを有する行動記録装置から、体の向きに関する情報を取得することができる。

0092

ここで、作業記録装置20dが記憶する歩き方や体の向きを入れた作業動き特徴量リストについて説明する。図20は、歩き方や体の向きを入れた作業動き特徴量リストの一例を示す図である。実施例5における作業記録装置20dは、図20に例示するように、歩き方や体の向きを入れた作業動き特徴量リストを記憶する。この作業動き特徴量リストでは、「動き特徴量」として、農作業者の歩き方や体の向きに関する情報が含まれている。

0093

ここで、実施例5における作業記録装置20dが体の向きと移動方向から歩き方を判定する処理を説明する。図21は、体の向きと移動方向から歩き方を判定する処理を説明するための図である。図21に例示するように、作業記録装置20dは、行動記録装置から体の向きに関する情報と、位置情報を取得し、農作業者の移動方向と体の向きを判別する。

0094

そして、作業記録装置20dは、判別された移動方向と体の向きから、農作業者が横歩きか前歩きかを判定する。例えば、キュウリのような竿が高い作物の収穫では横歩きするため、横歩きによって収穫作業と判定してもよい。

0095

また、作業記録装置20dは、図22に示すように、体の向きとうねの方向から作物に対面しているか、横向きしているかを特徴量として、判定してもよい。図22は、うねと体の向きから姿勢を判定する処理を説明するための図である。うねの方向は、前もってデータベースに登録しておいてもよいし、図23に示すように行動記録装置から取得した位置の軌跡から判定してもよい。図23は、うねの方向を判定する処理を説明するための図である。

0096

ここで、うねの方向を判定する処理を説明する。図24は、実施例5に係る作業記録装置20dのうねの方向を判定する処理動作を示すフローチャートである。同図に示すように、作業記録装置20dは、移動軌跡の移動平均を計算する(ステップS701)。具体的には、作業記録装置20dは、図23に示すように、農作業者の移動した軌跡を示す作業員軌跡を測定する。

0097

そして、作業記録装置20dは、所定時間内の平均移動方向を計算し(ステップS702)、すべての平均移動方向を計数し、計数値ピークとなる方向をうねの方向とする(ステップS703)。

0098

このように実施例5によれば、作業記録装置20は、作業者の動きの特徴量とともに、農作業者の体の向きに関する情報を用いて、農作業を特定するので、農作業者の体の向きを考慮できる結果、より精度良く作業記録を行うことが可能となる。

0099

ところで、本実施例では、農作業員と作業機械に別々に行動記録装置を付ける場合には、各時刻での作業員と作業機械の距離が所定の範囲以内であれば、作業員がその作業機械を使用していると判定するようにしてもよい。

0100

そこで、以下の実施例6では、各時刻での作業員と作業機械の距離が所定の範囲内であるか判定し、所定の範囲内であれば、作業員がその作業機械を使用していると判定する場合として、図25図29を用いて、実施例6における作業記録装置20eの処理について説明する。図25は、作業員と作業機械の軌跡の一例を示す図である。図26は、グループ化された作業員と作業機械の軌跡の一例を示す図である。図27は、各グループを一連の農作業として決定する処理を説明するための図である。

0101

図25図27の例を用いて、各時刻での作業員と作業機械の距離が所定の範囲内であるか判定する処理と、作業員がその作業機械を使用していると判定する処理について説明する。実施例6に係る作業記録装置20eは、図25に示すように、作業員の位置p1、p2、p3と作業機械の位置q1、q2、q3の各距離は所定の範囲内であるため、この間は、作業員は作業機械を使用していると判定する。

0102

一方、作業記録装置20eは、p11とq11、p12とq12については、所定の距離以上離れているため、作業員と作業機械が別行動をしていると判定する。そして、作業記録装置20eは、各軌跡を所定の時間単位でグループ化した際に、作業員が作業機械を使用していると判定されたグループをひとつのグループとし、作業員の動きから得られた作業候補と作業機械の動きから得られた作業候補のいずれかを用いて作業判定する。

0103

例えば、図26に示すように、作業員のグループG1が所定の範囲内に近い特徴量を持つ作業候補が無いが作業機械のグループG1について作業a1が候補となっている。この場合には、グループG2が逆に作業員のグループG2はa1の作業が候補となっているが、作業機械のグループG2は作業候補が無い。この時、図27に示すように、G1−G2を、作業記録装置20eは、まとめて作業a1と判定する。

0104

ここで、図28を用いて、実施例6に係る作業記録装置20eの処理動作を説明する。図28は、実施例6に係る作業記録装置の処理動作を示すフローチャートである。同図に示すように、作業記録装置20eは、グループごとに作業員の特徴量を抽出し、作業員の作業候補を選択し(ステップS801)、グループごとに作業機械の特徴量を抽出し、作業機械の作業候補を選択する(ステップS802)。

0105

続いて、作業記録装置20eは、グループごとに作業員と作業機械の距離が所定以内であるか判定する(ステップS803)。その結果、作業記録装置20eは、グループごとに作業員と作業機械の距離が所定以内であると判定された場合には(ステップS803肯定)、作業員と作業機械を同じグループとする(ステップS804)。

0106

作業記録装置20eは、作業員の作業候補と作業機械の作業候補の中からグループ間で最も連続した作業を農作業と決定し(ステップS805)、グループ間で連続した作業候補があるか判定し(ステップS806)、グループ間で連続した作業候補がある場合には(ステップS806肯定)、ステップS805に戻って、上記の処理を繰り返す。

0107

また、作業記録装置20eは、連続した作業候補のグループが規定数以上(例えば、3つ)のグループ数以上であるか判定する(ステップS807)。この結果、作業記録装置20eは、連続した作業候補のグループが規定数のグループ数である場合には(ステップS807肯定)、一連の農作業として記録する(ステップS808)。また、作業記録装置20eは、連続した作業候補のグループが規定数未満のグループ数である場合には(ステップS807否定)、農作業として記録せずに処理を終了する。

0108

なお、図28を用いて説明した処理では、作業判定に動きデータしか使用していないが、作業者が作業機械を使用していることを利用して作業判定してもよい。例えば、作業機械が「農薬散布機」であれば、作業者が農薬散布機を使用していることが判定されれば、その作業者の作業を「農薬散布」と判定してもよい。

0109

また、作業員と作業機械の共同作業の判定と同様に、作業員同士の共同作業を判定してもよい。複数の作業員が所定の距離以内であれば共同作業として、同じグループとして判定してもよい。さらに、作業員同士の距離を使用するかわりに、同じ農場にいることで、共同作業としてもよい。すなわち、同じ農場に同時に複数の作業員がいる場合には同じ作業をしている可能性が高いからである。

0110

また、トラクタや農薬散布機等の作業機械は、作業終了後、農場や作業小屋放置される場合がある。このため、作業者に付けた行動記録装置は、農場での作業後、自宅や事務所に戻った際に、作業記録装置20eと無線通信可能なエリアに戻って来るが、作業機械は無線通信可能なエリアに戻ってこない場合が多い。

0111

そこで、作業者に付けた行動記録装置10eは、実施例1で図12を用いて説明したように、動きが検出された時のみ時刻、位置、動きデータを記録し、作業記録装置と通信可能になったならば、記録データを転送するが(ステップS301〜S304)、作業機械に付けた行動記録装置10eは、図29に示すように、作業記録装置に直接データを送信する代りに、一度、作業者用行動記録装置10eにデータを転送してもよい。

0112

ここで、図29を用いて実施例6に係る作業機械に付けた行動記録装置10eのデータ転送処理を説明する。図29は、実施例6に係る作業機械に付けた行動記録装置10eのデータ転送処理の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、作業機械に付けた行動記録装置10eは、動きを検出すると(ステップS901)、作業機械の位置、動きデータ、時刻情報を記録データとして記録する(ステップS902)。

0113

そして、行動記録装置10eは、作業者用行動記録装置と通信可能か判定し(ステップS903)、通信可能である場合には(ステップS903肯定)、記録していた作業機械の位置、動きデータ、時刻情報を作業者用行動記録装置に転送して(ステップS904)、S901に戻る。

0114

このように実施例6によれば、作業記録装置20eは、各時刻での作業員と作業機械の距離が所定の範囲以内であれば、作業員がその作業機械を使用していると判定し、作業員と作業機械とを同一のグループにするので、作業員と作業機械の両方の動き、あるいは、作業者が作業機械を使用している事実から作業内容を判定するため、より確実に作業判定することが可能となる。

0115

さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本実施例では、上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例7として本発明に含まれる他の実施例を説明する。

0116

(1)システム構成
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、農場候補選択部23bと、農作物候補選択部23cと、農作業候補選択部23dとを統合してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。

0117

また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

0118

(2)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図30を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図30は、作業記録プログラムを実行するコンピュータを示す図である。

0119

同図に示すように、作業記録装置としてのコンピュータ600は、HDD610、RAM620、ROM630およびCPU640をバス650で接続して構成される。

0120

そして、ROM630には、上記の実施例と同様の機能を発揮する作業記録プログラム、つまり、図30に示すように、行動記録データ取得プログラム631、農場候補選択プログラム632、特徴量抽出プログラム633、作業特定プログラム634および農場特定プログラム635が予め記憶されている。なお、プログラム631〜635については、図3に示した作業記録装置の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。

0121

そして、CPU640が、これらのプログラム631〜635をROM630から読み出して実行することで、図30に示すように、各プログラム631〜635は、行動記録データ取得プロセス641、農場候補選択プロセス642、特徴量抽出プロセス643、作業特定プロセス644および農場特定プロセス645として機能するようになる。各プロセス641〜645は、図3に示した行動記録データ取得部23a、農場候補選択部23b、特徴量抽出部23e、作業特定部23f、農場特定部23gにそれぞれ対応する。

0122

また、HDD610には、図30に示すように、農作業データ611および作業記録データ612が設けられる。なお、農作業データ611および作業記録データ612は、図3に示した農作業データベース22および作業記録部24に対応する。そして、CPU640は、農作業データベース22および作業記録部24に対してデータを登録するとともに、農作業データベース22および作業記録部24からデータを読み出してRAM620に格納し、RAM620に格納されたデータに基づいて処理を実行する。

0123

以上の実施例1〜7を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。

0124

(付記1)作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得する行動記録データ取得部と、
前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置に応じて、前記作業者が作業を行っている圃場候補を選択する圃場候補選択部と、
前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の動きデータから特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
前記特徴量抽出部によって抽出された特徴量を用いて、前記作業者が行った作業種別を特定する作業種別特定部と、
前記作業種別特定部によって特定された前記作業種別に基づいて、前記圃場候補選択部によって選択された前記圃場候補のなかから前記作業者が作業を行った圃場を特定する圃場特定部と、
前記作業種別特定部によって特定された前記作業種別と、前記圃場特定部によって特定された圃場とを対応付けて作業記録として記録する作業記録部と、
を備えることを特徴とする作業記録装置。

0125

(付記2)各圃場で耕作されている作物を記憶する圃場作物リスト記憶部と、
前記作物に必要な作業種別と、当該作業種別ごとの動きの特徴量とを対応付けて記憶する作業動き特徴量リスト記憶部と、
前記圃場選択部によって選択された前記圃場候補に対応付けて記憶された当該圃場で耕作されている作物の候補を前記圃場作物リスト記憶部から選択する作物候補選択部と、
前記作物候補選択部によって選択された前記作物の候補に対応付けて記憶された当該作物に必要な作業を作業候補として前記作業動き特徴量リスト記憶部から選択する作業候補選択部と、をさらに備え、
前記作業種別特定部は、前記特徴量抽出部によって抽出された特徴量に最も近い特徴量が対応付けられた作業種別を前記作業候補選択部によって選択された前記作業候補のなかから検出し、当該作業候補を前記作業者が行った作業種別として特定することを特徴とする付記1に記載の作業記録装置。

0126

(付記3)前記圃場の領域を含む拡大された拡大領域を記憶する圃場位置リスト記憶部をさらに備え、
前記圃場選択部は、前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置が前記圃場位置リスト記憶部によって記憶された前記拡大領域内である場合には、当該拡大領域に含まれる圃場を圃場候補として選択することを特徴とする付記1または2に記載の作業記録装置。

0127

(付記4)前記行動記録データ取得部は、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得し、当該作業者の位置および作業者の動きを所定の時間ごとにグループ化し、
前記特徴量抽出部は、前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の動きデータから特徴量をグループごとに抽出し、
前記作業候補選択部は、前記特徴量抽出部によって抽出されたグループごとの特徴量を用いて、前記作業候補を前記作業動き特徴量リスト記憶部からグループごとに選択し、
前記作業種別特定部は、前記作業候補選択部によって選択された前記作業候補のうち、グループ間で作業候補が連続している場合には、当該グループ間で連続している作業候補を作業種別として特定することを特徴とする付記2または3に記載の作業記録装置。

0128

(付記5)前記作業種別特定部は、前記特徴量抽出部によって抽出された特徴量とともに、作業種別の順序および作業種別の持続時間を用いて、作業種別を特定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の作業記録装置。

0129

(付記6)前記作業種別特定部は、作業者の動きの特徴量とともに、農作業者の体の向きに関する情報を用いて、作業種別を特定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の作業記録装置。

0130

(付記7)前記行動記録データ取得部は、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータとともに、作業機械の位置および作業機械の動きに関する動きデータを取得し、
前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置と前記作業機械の位置との距離が所定の範囲内であるか判定し、所定の範囲内であると判定された場合には、当該作業者が作業機械を使用していると判定する作業機械距離判定部をさらに備えることを特徴とする作業記録装置。

0131

(付記8)作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを検知する行動記録装置と、作業が行われた圃場と作業者が行った作業種別とを作業記録として記録する作業記録装置とを有する作業記録システムであって、
前記作業記録装置が、
作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを前記行動記録装置から取得する行動記録データ取得部と、
前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置に応じて、前記作業者が作業を行っている圃場候補を選択する圃場候補選択部と、
前記行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の動きデータから特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
前記特徴量抽出部によって抽出された特徴量を用いて、前記作業者が行った作業種別を特定する作業種別特定部と、
前記作業種別特定部によって特定された前記作業種別に基づいて、前記圃場候補選択部によって選択された前記圃場候補のなかから前記作業者が作業を行った圃場を特定する圃場特定部と、
前記作業種別特定部によって特定された前記作業種別と、前記圃場特定部によって特定された圃場とを対応付けて作業記録として記録する作業記録部と、
を備えることを特徴とする作業記録システム。

実施例

0132

(付記9)作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得する行動記録データ取得手順と、
前記行動記録データ取得手順によって取得された前記作業者の位置に応じて、前記作業者が作業を行っている圃場候補を選択する圃場候補選択手順と、
前記行動記録データ取得手順によって取得された前記作業者の動きデータから特徴量を抽出する特徴量抽出手順と、
前記特徴量抽出手順によって抽出された特徴量を用いて、前記作業者が行った作業種別を特定する作業種別特定手順と、
前記作業種別特定手順によって特定された前記作業種別に基づいて、前記圃場候補選択手順によって選択された前記圃場候補のなかから前記作業者が作業を行った圃場を特定する圃場特定手順と、
前記作業種別特定手順によって特定された前記作業種別と、前記圃場特定手順によって特定された圃場とを対応付けて作業記録として記録する作業記録手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする作業記録プログラム。

0133

10行動記録装置
11位置検知部
12動き検知部
13時計
14 記録部
15通信部
20作業記録装置
21 通信部
22農作業データベース
22a農場位置作物リスト記憶部
22b 作業動き特徴量リスト記憶部
22c作業者ID管理情報記憶
23 制御部
23a行動記録データ取得部
23b 農場候補選択部
23c農作物候補選択部
23d 農作業候補選択部
23e特徴量抽出部
23f 作業特定部
23g 農場特定部
24作業記録部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 近江バラス有限会社の「 ゴルフ場グリーン用芝育成材およびその製造方法」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題】瓦材粒子を主成分とするゴルフ場グリーン用芝育成材であって、グリーンに適した保水性と透水性を実現できるエアレーションに好適な芝育成材を提供する。【解決手段】ゴルフ場グリーン用芝育成材6は、瓦を破... 詳細

  • 株式会社伊藤園の「 茶の病害虫防除方法」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題・解決手段】農薬を使わずに、加熱した水を利用した茶の病害虫防除方法に関して、茶の病害虫をより効果的に防除することができる新たな茶の病害虫防除方法を提案する。茶葉の表面温度が45℃〜55℃になるよ... 詳細

  • 上毛緑産工業株式会社の「 法面緑化工事用緑化基盤材の製造方法」が 公開されました。( 2019/07/22)

    【課題】法面緑化工事用緑化基盤材の製造方法に関し、下水汚泥を発酵促進材に使用し、未利用の木材のチップと樹皮とを混錬し、好気性発酵処理して得た発酵肥料及び発酵肥料を法面緑化工事の植物生育基盤とする緑化基... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ