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技術 パイプ孔塞ぎプラグ

出願人 三菱ふそうトラック・バス株式会社
発明者 羽嶋謙一郎
出願日 2008年12月26日 (11年4ヶ月経過) 出願番号 2008-333177
公開日 2010年7月8日 (9年9ヶ月経過) 公開番号 2010-150891
状態 未査定
技術分野 建築物の階段 乗客設備
主要キーワード サービスボックス グリップバー 幅広側 客席用 屈曲内側 乗降用通路 断面略楕円形 手摺りバー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年7月8日)のものです。
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図面 (16)

課題

この発明は、パイプ取付部の構造に自由度を持たせることができ、取り付けが容易で、見栄えを良くすることができるパイプ孔塞ぎプラグを提供することを課題とする。

解決手段

支持部(パイプ)の端部を扁平に潰した固定端フレームに固定し、その固定端覆う筐体カバー部材)の挿通孔に支持部を通したとき、支持部と挿通孔との間に形成される隙間を塞ぐプラグ1は、筐体の表面側に対向する略円環状の鍔部2、この鍔部2の筐体に対向する裏面から挿通孔を通って筐体の裏面側まで延びた略円筒形の筒部4、および筐体の裏面側まで延びた筒部4の外周面から外側に突出した爪部6を一体に有する。筒部4および爪部6には、2つの対向するスリット8が形成され、支持部にプラグ1を装着する際、支持部の扁平にされた固体端および断面略楕円形肩部受け入れる。

概要

背景

従来、グリップバーとして、バー本体を樹脂カバー被覆した手摺りバーが知られている(例えば、特許文献1参照。)。バー本体を円筒形にした場合、樹脂カバーがバー本体に対して回転すると、手摺を掴んだ手が回転してしまい、不安定になる。このため、特許文献1の手摺りバーには、樹脂カバーのバー本体に対する回転を防止するための係止部材が取り付けられている。

この係止部材は、バー本体と樹脂カバーそれぞれに同軸に重なる形状で形成された取付孔挿入配置され、バー本体と樹脂カバーの相対的な回転を禁止する。これにより、樹脂カバーがバー本体に対して回転することを防止でき、手摺りバーを安心して掴むことができる。
実開平4−23739号公報

概要

この発明は、パイプ取付部の構造に自由度を持たせることができ、取り付けが容易で、見栄えを良くすることができるパイプ孔塞ぎプラグを提供することを課題とする。支持部(パイプ)の端部を扁平に潰した固定端フレームに固定し、その固定端覆う筐体カバー部材)の挿通孔に支持部を通したとき、支持部と挿通孔との間に形成される隙間を塞ぐプラグ1は、筐体の表面側に対向する略円環状の鍔部2、この鍔部2の筐体に対向する裏面から挿通孔を通って筐体の裏面側まで延びた略円筒形の筒部4、および筐体の裏面側まで延びた筒部4の外周面から外側に突出した爪部6を一体に有する。筒部4および爪部6には、2つの対向するスリット8が形成され、支持部にプラグ1を装着する際、支持部の扁平にされた固体端および断面略楕円形肩部受け入れる。

目的

この発明の目的は、パイプ取付部の構造に自由度を持たせることができ、取り付けが容易で、見栄えを良くすることができるパイプ孔塞ぎプラグを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

パイプを扁平に潰した固定端を覆うカバー部材に形成した該固定端を挿通可能な大きさの略円形挿通孔と、この挿通孔を通る上記パイプの潰されていない円筒部分の外周面と、の間の隙間を塞ぐための弾性を有するパイプ孔塞ぎプラグであって、上記パイプを挿通するための上記円筒部分と略同径の第1孔を有するとともに、上記カバー部材の上記固定端と反対側の表面に対向して配置され、上記隙間を上記カバー部材の上記表面側から塞ぐ略円環状の鍔部と、上記カバー部材の表面に対向した上記鍔部の裏面から上記挿通孔を通って上記カバー部材の裏面側まで延設され、上記パイプを挿通する第2孔を有するとともに、この第2孔が上記パイプの上記円筒部分から上記固定端に向けて徐々に扁平に広がる肩部に対向する、略円筒形の筒部と、上記カバー部材の裏面側に延びた上記筒部の外周面から外側に突出し、上記カバー部材の裏面に係合することで、当該パイプ孔塞ぎプラグを上記カバー部材に係合せしめる爪部と、を一体に有し、上記筒部は、上記パイプを上記固定端側から上記第2孔に挿通するとき、当該筒部が外側に広がる方向に大きく変形しないように上記固定端を受け入れるとともに上記肩部を受け入れるスリットを有し、このスリットに上記肩部を受け入れた状態から、当該パイプ孔塞ぎプラグを上記パイプに対して相対的に回転させたときに、上記スリットから外れた上記肩部によって押し広げられて上記爪部を外側に広げるように変形することを特徴とするパイプ孔塞ぎプラグ。

請求項2

上記鍔部の上記第1孔の径は、上記パイプの上記円筒部分の外径より僅かに小さいことを特徴とする請求項1に記載のパイプ孔塞ぎプラグ。

請求項3

上記筒部の上記第2孔の径は、上記パイプの上記円筒部分の外径より大きいことを特徴とする請求項1に記載のパイプ孔塞ぎプラグ。

請求項4

上記爪部の突出高さは、上記パイプを挿通した状態の当該パイプ孔塞ぎプラグを上記カバー部材の上記挿通孔に挿通する際に、当該爪部が上記挿通孔の縁に押されて変形しない程度の高さにされていることを特徴とする請求項1に記載のパイプ孔塞ぎプラグ。

技術分野

0001

この発明は、パイプを扁平に潰した固定端を覆うカバー部材に形成した挿通孔とこの挿通孔を通るパイプの外周面との間の隙間を塞ぐパイプ孔塞ぎプラグ係り、特に、バス昇降口に沿って取り付けられるグリップバーの取り付けに使用するパイプ孔塞ぎプラグに関する。

背景技術

0002

従来、グリップバーとして、バー本体を樹脂カバー被覆した手摺りバーが知られている(例えば、特許文献1参照。)。バー本体を円筒形にした場合、樹脂カバーがバー本体に対して回転すると、手摺を掴んだ手が回転してしまい、不安定になる。このため、特許文献1の手摺りバーには、樹脂カバーのバー本体に対する回転を防止するための係止部材が取り付けられている。

0003

この係止部材は、バー本体と樹脂カバーそれぞれに同軸に重なる形状で形成された取付孔挿入配置され、バー本体と樹脂カバーの相対的な回転を禁止する。これにより、樹脂カバーがバー本体に対して回転することを防止でき、手摺りバーを安心して掴むことができる。
実開平4−23739号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上述した手摺りバーは、例えば、浴室の壁などに固設されて使用される。つまり、この種の手摺りバーは、人が直接手で触れて使うものであるため、掴み易くする必要があり、十分な取付強度を有する必要があり、見栄えも良くする必要がある。

0005

このため、手摺りバーの取り付け部の構造にも、この種の配慮が必要であり、その分、設計の自由度も低くなる。

0006

この発明の目的は、パイプ取付部の構造に自由度を持たせることができ、取り付けが容易で、見栄えを良くすることができるパイプ孔塞ぎプラグを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、この発明のパイプ孔塞ぎプラグは、パイプを扁平に潰した固定端を覆うカバー部材に形成した該固定端を挿通可能な大きさの略円形の挿通孔と、この挿通孔を通る上記パイプの潰されていない円筒部分の外周面と、の間の隙間を塞ぐための弾性を有するパイプ孔塞ぎプラグであって、上記パイプを挿通するための上記円筒部分と略同径の第1孔を有するとともに、上記カバー部材の上記固定端と反対側の表面に対向して配置され、上記隙間を上記カバー部材の上記表面側から塞ぐ略円環状の鍔部と、上記カバー部材の表面に対向した上記鍔部の裏面から上記挿通孔を通って上記カバー部材の裏面側まで延設され、上記パイプを挿通する第2孔を有するとともに、この第2孔が上記パイプの上記円筒部分から上記固定端に向けて徐々に扁平に広がる肩部に対向する、略円筒形の筒部と、上記カバー部材の裏面側に延びた上記筒部の外周面から外側に突出し、上記カバー部材の裏面に係合することで、当該パイプ孔塞ぎプラグを上記カバー部材に係合せしめる爪部と、を一体に有し、上記筒部は、上記パイプを上記固定端側から上記第2孔に挿通するとき、当該筒部が外側に広がる方向に大きく変形しないように上記固定端を受け入れるとともに上記肩部を受け入れるスリットを有し、このスリットに上記肩部を受け入れた状態から、当該パイプ孔塞ぎプラグを上記パイプに対して相対的に回転させたときに、上記スリットから外れた上記肩部によって押し広げられて上記爪部を外側に広げるように変形する。

発明の効果

0008

(請求項1)この発明によると、パイプ取付部の構造に自由度を持たせることができ、取り付けが容易で、見栄えを良くすることができる。

0009

(請求項2)この発明によると、鍔部がパイプに密着して隙間を塞ぐことができる。

0010

(請求項3)この発明によると、パイプの挿通を容易にできる。

0011

(請求項4)この発明によると、爪部の挿通を容易にできる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。
図1には、本実施の形態の車両の一例として、バス10を左斜め前方から見た斜視図を示してある。以下の説明では、バス10の進行方向を前方とし、それを基準としてバス10の左右を定め、更に重力の方向を下方とし、バス10の中心に向かう方向を内側方向、その逆を外側方向とする。

0013

このバス10は、前方に運転席12を備え、運転席12の左側に乗降口14を有する。乗降口14には、スイングドア15が取り付けられている。このスイングドア15は、バス10の側面とほぼ平行を保ったまま後方開扉される。

0014

また、このバス10は、いわゆるハイデッカーと呼ばれる観光用バスで、客席用座席18が標準車と比較して高い位置に設置されている。客席用座席18は、図2に示すように客席用床面20上に左右に2席ずつ並べてバス10の後部まで取り付けられており、客席用床面20の中央には前後方向に沿って、車室内通路22がバス10の後部まで設けられている。図2は、乗降口14付近を上方より見た図である。

0015

乗降口14から車室内通路22までは、乗降用通路23が設けられている。乗降用通路23はステップ24を備え、乗降口14から車室内通路22の高さまで上昇しながらなだらかに湾曲する通路となっている。ステップ24は、中段踊り場を備え、各踏み板は、乗降用通路23の屈曲に合わせて、その向きと形状が適宜形成されている。かかる乗降用通路23の屈曲内側、すなわちバス10の後方側には、サービスボックス30が設置してある。

0016

サービスボックス30は、図3に示すように、縦長の箱体で、内部に設けられたフレーム32と、壁体を構成する筐体34と、外表面に取り付けられたグリップバー(手摺り)36などを備えている。図3は、サービスボックス30の正面を示し、図7は、乗降口14側から見たサービスボックス30を示す。

0017

フレーム32は金属製で、図4に示すように台座部37と、台座部37上に立ち上げられた支柱38などから構成してあり、図3点線で示すように客席用床面20上に設置されている。台座部37は、前方に屈曲部28を備え、客席用床面20上にボルトなどで固定される。支柱38は、台座部37上に車幅方向に2本設けられており、筐体34を固定するボルト用の取付孔を備えている。2本の支柱38はサービスボックス30の上部まで延びており、車幅方向内側の支柱38には、ブラケット39がほぼ高さ方向の中間位置に設けられている。ブラケット39は、後述するようにグリップバー36の上部が支持部53を介して取り付けられる部材である。

0018

筐体34は、例えば射出成形による合成樹脂製で、フレーム32に設けられたボルト孔などを用いて固定、支持されている。筐体34は、図3に示す正面、すなわちバス10の前方側に向いた面から、側面、つまりバス10の内側に向いた面(図6)にかけて図2、及び図7に示すようにほぼ円弧状に湾曲している。かかる筐体34の正面から側面にかけての湾曲は、乗降用通路23の湾曲とほぼ同一の形状に形成されている。

0019

筐体34の正面から側面にかけての乗降用通路23に面した側(以下、「通路側側面」とする)には、上部蓋体40、下部蓋体41、右横蓋体42が設けられている。上部蓋体40は、2箇所の角に丸みを有するほぼ三角形状で、左上部から下縁にかけて、グリップバー36に沿って、上部蓋体40を開閉させた際グリップバー36に干渉しないように形成されている。上部蓋体40は、左上方にノブ43を具え、ノブ43を引くと手前に開き、図5に示す上部収納室44が開放されるようになっている。上部収納室44は、筐体34の内部に、点線で示すように矩形に形成されている。

0020

下部蓋体41は、右上縁がグリップバー36に沿って形成してあり、下縁は、乗降用通路23に形成されたステップ24の傾斜に沿わせて形成してある。下部蓋体41は、左側にノブ45を備え、ノブ45を引くと手前に開き、図5に示す下部収納室46が開放される。下部収納室46は、筐体34の内部に、点線で示すように矩形で底面に段差を有して形成されている。

0021

右横蓋体42は、ほぼ四角形で、ノブ47を具え、ノブ47を引くと手前に開き、図5に示す右横収納室48が開放される。

0022

グリップバー36は、全体がS字状の金属製のパイプからなり、図3、及び図7に示すようにサービスボックス30の通路側側面に沿って取り付けられている。具体的には、グリップバー36は、乗降口14の近傍に位置した下端からほぼ垂直に立ち上がり、バス10の内方に向かうと共にバス10の後方側に湾曲し、グリップバー36の中央付近から徐々に再び上方に向き、車室内通路22の近傍に位置するように形成されている。

0023

グリップバー36は、図6に示すように上部においてグリップバー36から側方に分岐するように形成された支持部53を介してフレーム32のブラケット39に取り付けてある。また、下部においては、グリップバー36から側方に分岐するように形成された支持部54を介して取付金具50にボルト60で取り付けてある。

0024

取付金具50は、図3に示すようにドア15の上下アーム17の間に位置し、図8に示すようにドア駆動機構16の駆動軸19を避けるように湾曲して乗降用通路23の車両後方側の壁体52にボルト61で固定されている。図8は、図3のF8−F8線における断面図である。

0025

更に、筐体34は、図7に示すようにグリップバー36の下方では、グリップバー36の外側縁とほぼ同一面となるように形成してあり、かつグリップバー36の外表面から所定の間隔があくように内側に凹ませて形成されている。すなわち、境界線56の下側では、グリップバー36と同一面となるよう筐体34は前方に膨出し、境界線56の上側では、所定の間隔分内方に下がって厚みが薄く形成されている。したがってグリップバー36は、筐体34の下部の外表面から突出することなく、グリップバー36の長さ方向にわたってグリップバー36の周囲に所定の間隙を有して設けられている。

0026

グリップバー36は、ブラケット39を介してフレーム32に上部が固定してあり、取付金具50を介して乗降用通路23の壁体52に下部が固定してあるので、乗降客昇降に関してこれを保持するに十分な強度を備えている。筐体34は合成樹脂製で、フレーム32に取り付ける構成としたため、任意な形状に形成でき、乗降用通路23をなだらかに湾曲させることができる。これにより、乗降客の昇降を円滑にできる。また、筐体34は、グリップバー36を固定する2本の支持部53、54の固定端(後述する)を覆うカバー部材として機能する。

0027

グリップバー36が、乗降用通路23の全体にわたり、乗降用通路23に沿って連続して設けられているので、グリップバー36を用いて乗降客は安全に乗降用通路23を昇降できる。グリップバー36の下部の筐体34を、グリップバー36と同一面に形成したので、グリップバー36が筐体34から突出して設けられることがない。更に膨出させた部分をサービスボックス30の収納室として利用したので、サービスボックス30の収納容量を拡大できる。

0028

図9には、グリップバー36の下部を取付金具50に取り付けるための支持部54の部分拡大斜視図を示してある。また、図10には、支持部54にプラグ1を装着した状態の部分拡大斜視図を示してある。本発明のこのプラグ1は、支持部54を挿通する筐体34の挿通孔34aと支持部54との間の隙間S(図8)を塞ぐ目的で設けられる。この隙間Sは、支持部54と挿通孔34aの軸心が一致しない場合などにおける両者の接触を防止する。なお、図8では、プラグ1の図示を省略してある。

0029

ここでは、グリップバー36の下部を固定する支持部54のためのプラグ1について代表して説明するが、上部の支持部53に装着するプラグも同様の構造を有するとともに同様に機能するものである。なお、支持部54は本発明の実施の形態に係るパイプであり、プラグ1は本発明の実施の形態に係るパイプ孔塞ぎプラグとして機能する。

0030

つまり、このプラグ1は、支持部54が通る筐体34の略円形の挿通孔34aと、支持部54の後述する円筒部分54aの外周面と、の間の隙間Sを塞ぐために設けられる。なお、このプラグ1は、支持部54の端部を扁平に潰した比較的幅広の固定端54cを通して図10に示すように支持部54に装着する必要があるため、例えばゴムなどの弾性を有する材料によって形成されている。当然のことながら、筐体34の挿通孔34aも、支持部54の固定端54cを挿通可能な大きさに形成されている。このため、図8に示すように、挿通孔34aと円筒部分54aの外周面との間には、上述した隙間Sが必然的に形成されることになる。

0031

支持部54は、図9に示すように、グリップバー36から分岐するように溶接された潰されていない円筒部分54a、グリップバー36から離れた支持部54の先端を扁平に潰した固定端54c、および円筒部分54aから固定端54cに向けて徐々に扁平に広がる肩部54bを有する。プラグ1は、図10に示すように、肩部54bの部位で支持部54に装着されて使用される。また、支持部54の固定端54cには、上述した取付金具50に支持部54を締結固定するためのボルト60を挿通する2つのボルト孔62が形成されている。

0032

以下、本実施の形態のプラグ1の構造について、図11乃至図13を参照して詳細に説明する。図11には、プラグ1の拡大斜視図を示してあり、図12には、プラグ1を支持部54の固定端54c(ここでは図示せず)側から見た外観図を示してある。また、図13には、プラグ1を図12の線XIII-XIIIで切断した断面図を示してある。なお、図13では、筐体34の挿通孔34a近傍破線で示すとともに、支持部54を破線で示し、プラグ1を取り付けた際の変形したプラグ1の外縁を破線で示してある。

0033

プラグ1は、筐体34の表面34f側に対向して配置される略円環板状の鍔部2、筐体34の挿通孔34aに挿通配置される略円筒形の筒部4、および筒部4の外周面から外側に突出して筐体34の裏面34rに係合する爪部6を一体に有する。プラグ1は、例えば、弾性を有するゴムにより形成される。

0034

より詳細には、鍔部2は、この発明の第1孔として機能する略円形の嵌入孔2aを有する。嵌入孔2aは、支持部54の円筒部分54aの外径と略同径、好ましくは円筒部分54aの外径より僅かに小さい径を有する。嵌入孔2aの径を円筒部分54aの外径より僅かに小さくすることで、プラグ1を支持部54に装着したとき、嵌入孔2aの内縁が円筒部分54aの外周面に密着する。これにより、鍔部2を筐体34の表面34a側、すなわちグリップバー36側に配置した状態で、上述した隙間Sを確実に塞ぐことができ、この部分の見栄えを良くすることができる。

0035

しかしながら、この嵌入孔2aには、支持部54を比較的幅広の固定端54cから円筒部分54aまで挿通しなければならないため、嵌入孔2aは、外側に広がるように比較的大きく弾性変形する必要がある。このため、鍔部2を弾性変形し易くする目的で、嵌入孔2aの部位における鍔部2の軸方向に沿った厚さt(図13参照)は、必要最小限の厚さにされている。

0036

筒部4は、後述するように筐体34の挿通孔34aに挿通される。つまり、筒部4は、筐体34の表面34fに対向した鍔部2の裏面から一体に延び、挿通孔34aを通って筐体34の裏面34r側まで延設されている。また、筒部4は、上述した鍔部2の嵌入孔2aと同軸で且つ上述した支持部54の円筒部分54aの外径より僅かに大きい径を有する長孔4aを有する。この長孔4aは、支持部54を挿通するこの発明の第2孔として機能する。そして、この筒部4の長孔4aが支持部54の肩部54bに対向するように、プラグ1の支持部54に対する軸方向に沿った位置が決められている。

0037

爪部6は、筐体34の裏面34r側で、筒部4の外周面から外側に突出した状に形成されている。この爪部6は、プラグ1を挿通孔34aに挿通する際の案内面として機能するテーパー面6aを有する。このテーパー面6aは、筒部4の鍔部2から離間した端部4bから筐体34の裏面34rに向けて外側に広がるように傾斜している。この爪部6は、後述する方法で、プラグ1を挿通孔34aと支持部54との間に装着して筒部4を変形させた状態(図13に破線で示す状態)で、筐体34の挿通孔34aの周辺部近くで筐体34の裏面34rに係合し、プラグ1を筐体34の挿通孔34aに固定するよう機能する。

0038

なお、爪部6の筒部4からの突出高さ、すなわちテーパー面6aの端部4bから最も離れた大径部分の外径は、筐体34の挿通孔34aの径と略同じ大きさにされている。つまり、爪部6の突出高さは、例えば、図13実線で示すようにプラグ1だけを挿通孔34aに挿通する際には、爪部6が挿通孔34aを容易に通過可能な程度の突出高さに設計されている。このため、支持部54をプラグの長孔4aに挿通した状態でプラグ1を筐体34の挿通孔34aに挿通せしめる場合にも、爪部6が挿通孔34aの縁に引っ掛かってプラグ1が大きく変形することはない。

0039

また、上述した筒部4には、支持部54を長孔4aに挿通する際に固定端54cおよび肩部54bを順次受け入れる2つのスリット8が形成されている。これら2つのスリット8は、プラグ1の中心軸に対して対象な位置に形成されており、筒部4の端部4bから鍔部2の少し手前まで延びている。なお、これらスリット8は、筒部4とともに、上述した爪部6を2分割するように爪部6の軸方向に沿った全長にわたって延びている。

0040

これら2つのスリット8は、支持部54を固定端54c側から鍔部2の嵌入孔2aを介して筒部4の長孔4aに挿通するとき、当該筒部4が外側に広がる方向に大きく変形しないよう、固体端54cおよび肩部54bを順に受け入れる。そして、これらスリット8に肩部54bを受け入れた状態から、プラグ1を支持部54に対して相対的に略90度回転させて、肩部54bをスリット8から外れた位置に配置する。これにより、筒部4が長孔4aの内面側から肩部54bによって押し広げられて、爪部6が外側に広げられる。

0041

以下、上述した構造のプラグ1を隙間Sに装着する方法について、主に、図14および図15を参照して説明する。
図14には、支持部54に装着したプラグ1を筐体34の挿通孔34aに挿通した状態を筐体34の裏面34r側からみた部分断面図を示してあり、図15には、図14の状態からプラグ1を支持部54を中心に略90度回転させた状態を筐体34の裏面34r側からみた部分断面図を示してある。つまり、図14、15では、支持部54を肩部54bで切断した断面として図示してある。肩部54bは、断面略円形の円筒部分54aから扁平な固定端54cに至る中途部に位置するため、その断面形状は、略楕円形となっている。

0042

プラグ1を隙間Sに装着する場合、まず、図10に示すように、支持部54にプラグ1を取り付ける。この場合、プラグ1の2つのスリット8の位置に固定端54cの幅広側が位置するようにプラグ1の支持部54に対する回転方向位置を決め、固定端54cを鍔部2の表面側から嵌入孔2aに押し込む。上述したように、鍔部2の嵌入孔2aの厚さtが薄くされているため、このとき嵌入孔2aは容易に押し広げられる。

0043

そして、固定端54cが2つのスリット8に受け入れられて、さらに、固定端54cが筒部4の端部4bを超えたとき、支持部54の肩部54bがスリット8に受け入れられる。このように、スリット8を利用してプラグ1を支持部54に装着することで、プラグ1の装着時における変形を殆ど無くすことができ、プラグ1の装着を容易にできるとともに、プラグ1の破損を防止できる。また、プラグ1を支持部54に装着した状態で、肩部54bがスリット8に受け入れられるため、プラグ1の軸方向位置を概ね位置決めすることができ、プラグ1の回転方向位置も位置決めできる。この状態を図10に示す。

0044

図10の状態では、略楕円形断面を有する肩部54bの長軸が2つのスリット8に嵌入する方向に延びているため、プラグ1の筒部4の変形が殆どなく、爪部6も外側に広がる方向に変形していない。むしろ、この状態で、筒部4が肩部54bによって外側に押し広げられると、爪部6は、図14に示すように内側に変形する。

0045

さらに、この状態から、支持部54の固定端54cを筐体34の表面34f側から挿通孔34aに挿通し、筐体34の裏面34r側にある上述した取付金具50に2本のボルト60を用いて固定端54cを締結固定する。このとき、固定端54cの幅が挿通孔34aの径より小さく、プラグ1の爪部6の外径も挿通孔34aと同程度であるため、支持部54に装着したプラグ1の爪部6までが挿通孔34aにスムーズに挿通される。この状態を図14に示す。

0046

そして、図14の状態から、支持部54の肩部54bの長軸方向とスリット8の並び方向が略直交する姿勢までプラグ1を支持部54に対して略90度回転させる。このとき、筐体34の表面34f側に配置された鍔部2を手でつまむことでプラグ1を容易に回転させることができる。そして、プラグ1の回転により、スリット8から外れた肩部54bの長軸方向両端がプラグ1の筒部4を外側に押し広げ、図15に示す状態にプラグ1が変形される。

0047

これにより、筒部4の外周から外側に突出した爪部6がプラグ1の径方向外側に大きく膨出し、図示のように、爪部6が筐体34の挿通孔34aの縁に裏面34r側から係合する。このときのプラグ1の変形状態図13に破線で示してある。以上のように、プラグ1を装着することで、隙間Sを容易に塞ぐことができ、且つ、プラグ1が簡単に外れてしまうことも無い。

0048

以上のように、本実施の形態によると、パイプ材からなる支持部54の端部を潰して幅広の固定端54cを形成し、この固定端54cをフレームに締結固定する構造において、支持部54の固定端54cからこの固定端54cを覆う筐体34までの距離を短くできる。つまり、本実施の形態のプラグ1を用いると、支持部54と筐体34の挿通孔34aとの間の隙間Sを塞ぐプラグ1を支持部54の肩部54bに配置できるため、プラグ1を固定端54cにより近づけて配置でき、その結果、固定端54cと筐体34との間の距離を短くできる。

0049

言い換えると、本実施の形態のプラグ1は、支持部54の肩部54bを受け入れるスリット8を設け、プラグ1を90度回転させる取付方法を採用したことにより、支持部54の肩部54bの断面形状を利用したプラグ1の固定が可能となり、従来のように支持部54の円筒部分54aにプラグ1を装着する必要がなくなる。このため、従来と比較して、プラグ1の取付位置を固定端54cに近づけることができる。

0050

このように、支持部54の固定端54cと筐体34との間の距離を短くできることにより、筐体34の表面34fからグリップバー36までの距離を長くすることができ、グリップバー36を握り易くすることができる。また、固定端54cと筐体34との間の距離を短くすることで、グリップバー36をサービスボックス30の壁体52により近付けることもでき、乗降用通路23を広くすることもできる。さらに、この場合、グリップバー36を取り付けるための支持部54の長さを短くすることもでき、その分、グリップバー36の取り付け強度を高めることができる。

0051

なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。

0052

例えば、上述した実施の形態では、バス10の乗降用通路23に沿って取り付けたグリップバー36の支持部54と筐体34の挿通孔34aとの間の隙間Sを塞ぐプラグ1について説明したが、これに限らず、本発明は、種々の用途に供するパイプの扁平に潰した固定端を隠すためのプラグに適用することができる。

図面の簡単な説明

0053

図1は、この発明の実施の形態に係るバスを示す斜視図である。
図2は、図1のバスの昇降口付近の構造を上方から見た平面図である。
図3は、図1のバスに搭載されたサービスボックスを車両前方から見た外観図である。
図4は、図3のサービスボックス内に組み込まれたフレームを示す斜視図である。
図5は、図3のサービスボックスを前方から見た外観図である。
図6は、図3のサービスボックスを運転席側から見た側面図である。
図7は、図3のサービスボックスを昇降口側から見上げた斜視図である。
図8は、図3のサービスボックスに取り付けられたグリップバーの下部を取り付けるための取付金具を示す概略断面図である。
図9は、図3のグリップバーの下部をフレームに取り付けるための支持部を拡大して示す斜視図である。
図10は、図9の支持部に本発明の実施の形態に係るプラグを装着した状態を示す斜視図である。
図11は、図10のプラグを拡大した斜視図である。
図12は、図11のプラグを裏面側から見た外観図である。
図13は、図12のプラグを線XIII-XIIIで切断した断面図である。
図14は、図11のプラグを装着した支持部を筐体の挿通孔に通した状態を筐体の裏面側から見た部分断面図である。
図15は、図14の状態からプラグを略90度回転させて変形させ、プラグの爪部を挿通孔の縁に係合した状態を示す部分断面図である。

符号の説明

0054

1…プラグ、2…鍔部、2a…嵌入孔、4…筒部、4a…長孔、6…爪部、8…スリット、10…バス、30…サービスボックス、34…筐体、34a…挿通孔、34f…表面、34r…裏面、36…グリップバー、50…取付金具、54…支持部、54a…円筒部分、54b…肩部、54c…固定端、60…ボルト、S…隙間。

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