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技術 歯磨剤組成物

出願人 ライオン株式会社
発明者 川口尚子山本幸夫森口純
出願日 2008年12月18日 (11年11ヶ月経過) 出願番号 2008-321788
公開日 2010年7月1日 (10年4ヶ月経過) 公開番号 2010-143846
状態 未査定
技術分野 化粧料
主要キーワード 水溶成分 B型粘度計 列ヘッド ハブラシ タバコヤニ 低温保存後 非イオン性抗菌剤 ラウロイルサルコシン塩
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解決手段

(A)ペンチレングリコールを含有する歯磨剤組成物に、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムを0.1〜2.0質量%と、(C)トリメチルグリシンを0.1〜15質量%とを配合してなり、(C)/(B)が質量比で0.1〜8.0であることを特徴とする歯磨剤組成物。

効果

本発明のペンチレングリコール含有の歯磨剤組成物は、異味がほとんどなく、使用中及び使用後に異味を感じることが少なく使用感が良好であり、かつ、保型性が良好で、低温保存後練り肌の経時安定性にも優れる。

概要

背景

従来、ペンチレングリコール防腐などの目的で口腔用組成物に配合すると、組成中でペンチレングリコールは苦味を呈し、しかもその苦味は香料等で十分にマスキングできないため、異味商品上の欠点になる。そのため、商品価値の点からペンチレングリコール由来の異味を改善する必要があるが、従来の技術では満足に改善し難く、このためペンチレングリコールを配合した口腔用組成物はあまり利用されていないのが現状であった。

ペンチレングリコールを配合した口腔用組成物にポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体を配合し苦味を低減する技術(特許文献1)、更には、ペンチレングリコール等の多価アルコールパラオキシ安息香酸アルキルエステルとを併用することで、殺菌剤を配合しなくても優れた防腐性使用感を有する洗口剤(特許文献2)が提案されているが、より有効な苦味改善技術が望まれる。

一方、カルボキシメチルセルロースナトリウムは、安価で歯磨剤組成物粘結剤として汎用され、歯磨剤組成物の配合成分として広く使用されているが、ペンチレングリコールを配合した歯磨剤組成物にカルボキシメチルセルロースナトリウムを配合すると、低温保存における練り肌劣化するという問題が生じることがわかった。

従って、ペンチレングリコール含有の歯磨剤組成物において、上記課題を解決し、ペンチレングリコール由来の苦味を有効に改善でき、更に良好な低温保存安定性をも同時に満足させ得る技術が求められる。

特開2000−169351号公報
特開2000−53546号公報
特開平9−25221号公報
特表2001−508423号公報
Acta Odontol Scan(2002)、60(5)、p306−310
J Contemp Dent Pract(2003)、4(2)、p11−23

概要

(A)ペンチレングリコールを含有する歯磨剤組成物に、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムを0.1〜2.0質量%と、(C)トリメチルグリシンを0.1〜15質量%とを配合してなり、(C)/(B)が質量比で0.1〜8.0であることを特徴とする歯磨剤組成物。本発明のペンチレングリコール含有の歯磨剤組成物は、異味がほとんどなく、使用中及び使用後に異味を感じることが少なく使用感が良好であり、かつ、保型性が良好で、低温保存後の練り肌の経時安定性にも優れる。なし

目的

本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ペンチレングリコール由来の異味がほとんどなく、しかも、保型性が良好で、低温保存後の練り肌劣化抑制効果に優れた歯磨剤組成物を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

(A)ペンチレングリコールを含有する歯磨剤組成物に、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムを0.1〜2.0質量%と、(C)トリメチルグリシンを0.1〜15質量%とを配合してなり、(C)/(B)が質量比で0.1〜8.0であることを特徴とする歯磨剤組成物。

技術分野

0001

本発明は、ペンチレングリコール配合による苦味が低減され、異味が少なく、保型性が良好で、低温保存後練り肌劣化抑制効果に優れた、ペンチレングリコール含有の歯磨剤組成物に関する。

背景技術

0002

従来、ペンチレングリコールを防腐などの目的で口腔用組成物に配合すると、組成中でペンチレングリコールは苦味を呈し、しかもその苦味は香料等で十分にマスキングできないため、異味が商品上の欠点になる。そのため、商品価値の点からペンチレングリコール由来の異味を改善する必要があるが、従来の技術では満足に改善し難く、このためペンチレングリコールを配合した口腔用組成物はあまり利用されていないのが現状であった。

0003

ペンチレングリコールを配合した口腔用組成物にポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体を配合し苦味を低減する技術(特許文献1)、更には、ペンチレングリコール等の多価アルコールパラオキシ安息香酸アルキルエステルとを併用することで、殺菌剤を配合しなくても優れた防腐性使用感を有する洗口剤(特許文献2)が提案されているが、より有効な苦味改善技術が望まれる。

0004

一方、カルボキシメチルセルロースナトリウムは、安価で歯磨剤組成物に粘結剤として汎用され、歯磨剤組成物の配合成分として広く使用されているが、ペンチレングリコールを配合した歯磨剤組成物にカルボキシメチルセルロースナトリウムを配合すると、低温保存における練り肌劣化するという問題が生じることがわかった。

0005

従って、ペンチレングリコール含有の歯磨剤組成物において、上記課題を解決し、ペンチレングリコール由来の苦味を有効に改善でき、更に良好な低温保存安定性をも同時に満足させ得る技術が求められる。

0006

特開2000−169351号公報
特開2000−53546号公報
特開平9−25221号公報
特表2001−508423号公報
Acta Odontol Scan(2002)、60(5)、p306−310
J Contemp Dent Pract(2003)、4(2)、p11−23

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ペンチレングリコール由来の異味がほとんどなく、しかも、保型性が良好で、低温保存後の練り肌劣化の抑制効果に優れた歯磨剤組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、ペンチレングリコールを含有する歯磨剤組成物に、カルボキシメチルセルロースナトリウムとトリメチルグリシンとを特定割合で配合することにより、ペンチレングリコール由来の苦味が低減され、歯磨剤組成物を使用中及び使用後に使用者が異味を感じることがほとんどないこと、更に保型性に優れ、かつ低温保存後に練り肌の劣化がなく、低温保存安定性も良好となることを知見し、本発明をなすに至った。

0009

本発明によれば、ペンチレングリコールに、カルボキシメチルセルロースナトリウムとトリメチルグリシンとを適当割合で併用することによって、後述の実施例から明らかなように、これら成分が相乗的に作用して、ペンチレングリコール由来の苦味が、特別な香料等を配合するなどして特別にマスキングしなくても低減され、歯磨剤組成物を使用中及び使用後に異味が発現することがほとんどなく、優れた使用感が得られる。更に、ペンチレングリコールを配合した歯磨剤組成物にカルボキシメチルセルロースナトリウムを配合すると、低温保存における練り肌が劣化するという問題が生じるが、ペンチレングリコールにカルボキシメチルセルロースナトリウムとトリメチルグリシンとを適当割合で併用することによって、かかる練り肌劣化等の問題も解消され、異味がほとんどない上、低温保存後の練り肌劣化が抑制され、保型性に優れるものを得ることができる。
このような本発明の作用効果は、ペンチレングリコールに、カルボキシメチルセルロースナトリウム又はトリメチルグリシンを配合した場合、あるいはカルボキシメチルセルロースナトリウム及びトリメチルグリシンが併用されていても各成分の配合量や配合比不適切な場合には達成できず、本発明の必須構成要件のいずれをも満たすことによってなし得る。

0010

なお、トリメチルグリシンは、トリメチルグリシン以外にもグリシンベタインベタインという名称で呼ばれており、アミノ酸系保湿剤として広く皮膚化粧料毛髪化粧料などに用いられている公知物質である。口腔用組成物への配合成分としても公知であり、口腔内への応用例としては、各種酵素と併用することによる舌垢除去効果報告されている(特許文献3参照)。また、非特許文献1には、口腔内粘膜に対する活性剤刺激抑制効果が報告され、更に皮膚に対するのと同様に口腔内粘膜の保湿効果が報告されている(特許文献4、非特許文献2参照)。このように、トリメチルグリシンの皮膚や口腔粘膜への保湿効果は公知であるが、歯磨剤組成物に応用し特定成分と組み合わせたときに特定成分由来の異味の低減効果を発揮すること、更には低温保存後の練り肌や保型性も良好となることは知られていない。

0011

従って、本発明は、(A)ペンチレングリコールを含有する歯磨剤組成物に、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムを0.1〜2.0質量%と、(C)トリメチルグリシンを0.1〜15質量%とを配合してなり、(C)/(B)が質量比で0.1〜8.0であることを特徴とする歯磨剤組成物を提供する。

発明の効果

0012

本発明のペンチレングリコール含有の歯磨剤組成物は、香料等で特別にマスキングしなくても異味がほとんどなく、使用中及び使用後に異味を感じることが少なく使用感が良好であり、かつ、保型性が良好で、低温保存後の練り肌の経時安定性にも優れ、各種剤型に調製して幅広く使用できる。

発明を実施するための最良の形態

0013

以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明の歯磨剤組成物は、ペースト状、ジェル状、液状等の形状に調製され、練歯磨、液状歯磨液体歯磨等の歯磨剤、特にペースト状の練歯磨として調製できるもので、(A)ペンチレングリコール、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウム、(C)トリメチルグリシンを含有する。

0014

(A)ペンチレングリコールは、脂肪族二価アルコールの1種であって、炭化水素水酸基が2つ結合した構造をもつもので、2個の水酸基の結合位置によりα型、β型などがあるが、中でもα型といわれる隣接した炭素に水酸基がついたものが、水分保持の目的で化粧品などに一般に用いられている。
本発明の歯磨剤組成物には、ペンチレングリコールであればいずれの構造のものも使用できるが、特にα型のペンチレングリコールが好ましく、とりわけ1,2−ペンタンジオールが好ましい。ペンチレングリコールとしては、市販品を使用でき、例えば東京化成工業社製の試薬高級アルコール工業(株)から販売されているジオールPD(商品名)などを使用できる。

0015

ペンチレングリコールの含有量は、組成物全体の0.2〜15%(質量%、以下同様。)、特に0.2〜10%、とりわけ0.5〜5%が好ましい。含有量が0.2%に満たないと防腐効果が得られないことがあり、15%を超えると使用中や使用後に異味が発現したり、保型性が劣化する場合がある。

0016

(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムとしては、カルボキシメチル基平均置換度(DS化度)が0.5〜1.5のものが入手容易で、好適に使用できる。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとしては、保型性を保つために粘度が15〜3,000mPa・s(2%水溶液、20℃におけるB型粘度計による測定値。以下、同様。)、特に750〜1,050mPa・sのものが好適である。粘度が15mPa・sより低いと保型性に劣り、歯ブラシから歯磨剤組成物が垂れ落ちる場合があり、3,000mPa・sを超えると、製剤の粘度が高くなり過ぎて練り肌がかえって低下する場合がある。

0017

なお、上記粘度は、B8H型粘度計(例えば(株)東京計器製)を用い、粘度域に合わせて1〜4番のロータを用いて測定した値である。粘度が100mPa・s未満のときは、1番のロータを用いて50rpmで3分後の粘度を、粘度が100mPa・s以上のときは、1〜4番のロータを用いて20rpmで3分後の粘度を測定した。

0018

このようなカルボキシメチルセルロースナトリウムとしては、ダイセル化学工業(株)から販売されているCMCダイセル(商品名)などの市販品を挙げることができる。

0019

カルボキシメチルセルロースナトリウムの配合量は、組成全体の0.1〜2.0%、好ましくは0.5〜1.5%であり、0.1%未満では保型性に劣り、歯ブラシから歯磨剤組成物が垂れ落ちることがあり、2.0%を超えると高分子絡み合いにより経時で練り肌が劣化する。

0020

本発明の歯磨剤組成物では、更にトリメチルグリシンを配合する。カルボキシメチルセルロースナトリウムとトリメチルグリシンとの併用により、異味(苦み)及び低温保存後の練り肌劣化、保型性を改善できる。
トリメチルグリシン(N,N,N−トリメチルグリシン)は、砂糖大根から抽出され、天然に存在する第四級アンモニウム化合物であり、天然のアミノ酸系湿潤剤として公知である。分子内に安定な正負電荷をもつ双極性構造を有し、トリメチルグリシン以外にもグリシンベタイン、ベタインという名称で呼ばれている。トリメチルグリシンは、ベタイン型界面活性剤としても公知である。
トリメチルグリシンは、味の素(株)よりアクデュウ AN−100や、旭化成ケミカルズ(株)よりアミノコートという商品名で販売されており、これら市販品を使用できる。

0021

トリメチルグリシンの配合量は、組成全体の0.1〜15.0%、好ましくは0.5〜10.0%、より好ましくは1.0〜6.0%である。配合量が0.1%未満では異味の改善効果、低温保存後の練り肌劣化の抑制効果が十分発揮されず、15%を超えるとかえって練り肌が劣化したり、トリメチルグリシン由来の異味が生じる。

0022

更に、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムに対する(C)トリメチルグリシンの質量比[(C)/(B)]は0.1〜8.0、好ましくは0.3〜4.0である。上記比率が0.1未満では、使用後の異味が改善できず、8.0を超えると低温保存後の経時の練り肌劣化を改善する効果が十分発揮されず、また、異味抑制効果が十分に発揮されない。

0023

本発明の歯磨剤組成物は、上記必須成分に加えて本発明の効果を損なわない範囲で任意成分としてその他の公知の添加剤を配合でき、各成分を配合して剤型に応じた常法により調製することができる。例えば練歯磨剤の場合は、研磨剤粘稠剤(保水剤)、粘結剤、界面活性剤、甘味剤防腐剤、有効成分、着色剤色素)、香料等を配合でき、これら成分と水とを混合し、製造できる。

0024

研磨剤としては、第2リン酸カルシウム水和物、第2リン酸カルシウム無水和物ピロリン酸カルシウム水酸化アルミニウムアルミナ、2酸化チタン結晶性ジルコニウムシリケートポリメチルメタアクリレート不溶性メタリン酸カルシウム軽質炭酸カルシウム重質炭酸カルシウム炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウムゼオライトケイ酸ジルコニウム、第3リン酸カルシウム、ハイドロキシアパタイトフルオロアパタイトカルシウム欠損アパタイト、第3リン酸カルシウム、第4リン酸カルシウム、第8リン酸カルシウム、合成樹脂系研磨剤、沈降性シリカシリカゲルアルミノシリケートジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤などが挙げられる。これらの研磨剤の中ではデキストラナーゼの安定性の観点からシリカ系研磨剤及び水酸化アルミニウムを研磨剤として用いることが好ましい。通常これら研磨剤の配合量の合計は、約10〜50%である。

0025

また、清掃助剤として、重曹炭酸ナトリウム等のアルカリ剤クエン酸リンゴ酸酒石酸アスコルビン酸乳酸酢酸等の有機酸及びその塩も配合できる。

0026

粘稠剤としては、ソルビットグリセリンプロピレングリコール、分子量200〜6000のポリエチレングリコールエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール還元でんぷん糖化物等のペンチレングリコール以外の多価アルコールなどの1種又は2種以上を組み合わせて配合することができる。配合量は通常、組成物全量に対して5〜70%が好適である。

0027

粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウムに加えてその他の粘結剤を添加してもよい。他の粘結剤としては、例えばアルギン酸ナトリウムアルギン酸プロピレングリコールエステルポリビニルアルコールヒドロキシエチルセルロースポリアクリル酸ナトリウムキサンタンガムカーボポールグアガムゼラチンアビセル、それにモンモリロナイトカオリンベントナイト等の無機粘結剤等が挙げられる。
なお、他の粘結剤は配合しなくてもよいが、配合する場合、粘結剤の配合量の合計((B)カルボキシメチルセルロースナトリウムと他の粘結剤との合計配合量)は、組成全体の0.1〜3%、特に0.5〜3%が好ましい。

0029

アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸塩ミリスチル硫酸塩、N−ラウロイルサルコシン塩、ミリスチルサルコシン塩、N−ラウロイルタウリン塩等が挙げられ、これらの塩としてはナトリウム塩などが使用できる。ノニオン性界面活性剤としては、例えばアルキル鎖長炭素数が8〜16であるアルキルグリコシドショ糖モノ及びジラウレート等の脂肪酸基の炭素数が12〜18であるショ糖脂肪酸エステルラクトース脂肪酸エステルラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグリセライドポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ラウロイルジエタノールアミド等のアルキロイルエタノールアミドポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールラウリン酸デカグリセリル等が挙げられる。両性界面活性剤としては、例えばヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン脂肪酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のトリメチルグリシン以外のベタイン系界面活性剤が挙げられる。
これら界面活性剤は1種又は2種以上を配合できる。上記任意成分の界面活性剤の配合量は通常、組成物全量に対して0.1〜5.0%である。

0031

防腐剤としては、ペンチレングリコールに加えて、他の公知の防腐剤を配合してもよい。例えばブチルパラベンエチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、更には、安息香酸ナトリウム等の安息香酸塩トリクロサン等の非イオン性抗菌剤塩化ベンゼトニウム塩化ベンザルコニウム塩化セチルピリジニウム等のカチオン性抗菌剤精油成分等が配合可能である。他の防腐剤は配合しなくてもよいが、配合する場合は本発明の効果を妨げない範囲で有効量配合することができる。

0032

香料は、ペパーミント油スペアミント油アニス油ユーカリ油ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油セージ油レモン油オレンジ油ハッカ油カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油ライム油ラベンダー油ローズマリー油ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油レモングラス油オリガナム油、パイニードル油、ネロリ油ローズ油ジャスミン油イリスコクリートアブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料及び、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留液液抽出エッセンス化、粉末香料化等)した香料、 及び、メントールカルボンアネトールシネオールサリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモールリナロール、リナリールアセテート、リモネンメントンメンチルアセテート、N−置換パラメンタン−3−カルボキサミドピネンオクチルアルデヒドシトラールプレゴンカルビールアセテートアニスアルデヒドエチルアセテートエチルブチレートアリルシクロヘキサンプロピオネートメチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリデートバニリンウンデカラクトンヘキサナールエチルアルコールプロピルアルコールブタノールイソアミルアルコールヘキセノールジメチルサルファイドシクロテン、フルフラールトリメチルピラジンエチルラクテートメチルラクテートエチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバーアップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバーグレープフレーバーマンゴーフレーバー、バターフレーバーミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、歯磨剤組成物に用いられる公知の香料素材を使用することができ、実施例の香料に限定されない。

0033

また、香料の配合量は特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1%使用するのが好ましい。また、上記香料素材を使用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2.0%使用するのが好ましい。

0034

着色剤としては赤色2号、赤色3号、赤色225号、赤色226号、黄色4号、黄色5号、黄色205号、青色1号、青色2号、青色201号、青色204号、緑色3号が例示される。

0036

また、歯磨剤組成物を収容する容器材質は特に制限されず、通常、歯磨剤組成物に使用される容器を使用できる。具体的には、ポリエチレンポリプロピレンポリエチレンテレフタレートナイロン等のプラスチック容器ラミネート(AL(アルミニウム)−プラスチック)容器、金属容器等が使用できる。

0037

以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において配合量はいずれも質量%である。

0038

〔実施例、比較例〕
表1〜5に示す組成の練歯磨剤組成物を下記製造法により調製した。
歯磨剤組成物の製造法;
(1)精製水中にペンチレングリコール、トリメチルグリシン及び水溶成分(カルボキシメチルセルロースナトリウム、プロピレングリコールを除く)を常温で混合溶解させたA相を調製した。
(2)プロピレングリコール中にカルボキシメチルセルロースナトリウムを常温で分散させたB相を調製した。
(3)撹拌中のA相の中にB相を添加混合し、C相を調製した。
(4)C相中に、香料、研磨剤、アニオン性界面活性剤等の水溶性成分以外の成分を1.5Lのニーダー(石山工作所製)を用い常温で混合し、減圧による脱泡を行い、歯磨剤組成物1.2kgを得た。
得られた歯磨剤組成物50gを、最内層直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30、厚み257μm(大日本印刷(株)製))に充填した。

0039

使用したラミネートチューブの層構成における略号と名称は以下の通りであり、略号に続く数字は各層の厚み(μm)を示したものである。
LDPE:低密度ポリエチレン白LDPE:白色低密度ポリエチレン
LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレンAL:アルミニウム
PET:ポリエチレンテレフタレート
EMAA:エチレンメタクリル酸の共重合体樹脂

0040

これらの歯磨剤組成物の調製には、ペンチレングリコールとして1,2−ペンタンジオール(東京化成工業社製)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(ダイセル化学工業(株)製、商品名:CMC1260、DS化度0.9、2%水溶液の粘度(20℃におけるB型粘度計による測定値):975mPa・s)、トリメチルグリシン(味の素(株)製、商品名:アクアデュウAN−100)を用いた。その他、無水ケイ酸ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビット、プロピレングリコール、サッカリンナトリウム、水は外原規規格品を用いた。
なお、カルボキシメチルセルロースナトリウムの粘度は、(株)東京計器製 B8H型粘度計で、2番のロータを用い、20rpmで3分後の測定値(20℃)である。

0041

歯磨剤組成物の(1)異味、(2)低温保存後の練り肌、(3)保型性について下記方法で評価した。結果を表1〜5に併記する。

0042

(1)異味の評価
被験者10名を用い、各組成の歯磨剤組成物約1gを歯ブラシ(ライオン株式会社製、クリニカハブラシ列ヘッドミディアム)に取り、3分間歯みがきを行った際の異味の程度(歯磨剤使用中及び使用後の異味の程度)について、比較例1を対照サンプルとし、これを基準として下記3段階の評点で評価した。10名の評価結果を平均し、以下の評価基準で異味の程度を判断した。

0043

異味の程度(評点);
3点:対照サンプルと比較して異味の程度が弱い
2点:対照サンプルと比較して異味の程度がやや弱い
1点:対照サンプルと比較して異味の程度が同等、又は強い
評価基準;
◎:2.5点以上3.0点以下
○:2.0点以上2.5点未満
△:1.5点以上2.0点未満
×:1.5点未満

0044

(2)低温保存後の練り肌の評価
各組成の歯磨剤組成物を口径8mmの上記ラミネートチューブに充填し、5℃恒温槽に4週間保存後、チューブから押し出したときの練り外観(表面のしわ及びつや)を、室温保存品と比較し、評価した。

0045

評価基準;
◎:表面にしわがなく、表面につやがある
○:表面にしわがないが、つやがわずかに劣化している
△:表面にややしわが認められ、つやが劣る
×:表面にしわが認められ、つやがない

0046

(3)保型性の評価
被験者10名を用い、各組成の歯磨剤組成物約1gを歯ブラシ(ライオン株式会社製、クリニカハブラシ4列ヘッド、ミディアム)に載せたときの歯ブラシ上での歯磨剤の形状と垂れ落ちの有無について、以下の基準で評価した。10名の評価結果を平均し、以下の評価基準で保型性の程度を判断した。

0047

保型性の程度(評点);
3点:歯ブラシ上でペースト形状が保垂れており、歯ブラシから垂れ落ちない。
2点:歯ブラシ上でのペースト形状はやや崩れているが、歯ブラシから垂れ落ちない。
1点:歯ブラシ上でペーストの形状が崩れ、歯ブラシから垂れ落ちる。
(評価基準)
◎:2.5点以上3.0点以下
○:2.0点以上2.5点未満
△:1.5点以上2.0点未満
×:1.5点未満

0048

0049

0050

0051

0052

0053

表1〜5の結果から、(A)ペンチレングリコールを含有する歯磨剤組成物に、(B)成分のカルボキシメチルセルロースナトリウム又は(C)成分のトリメチルグリシンを配合した場合、あるいは(B)及び(C)成分が配合されていても各成分の配合量や配合比が不適切な場合は、異味が生じ、低温保存後の練り肌や保型性に劣るのに対して、本発明のペンチレングリコールを含有する歯磨剤組成物は、歯磨剤使用中及び使用後に異味がほとんど感じられず使用感に優れ、かつ保型性が良好で、練り肌の低温保存安定性にも優れることを確認した。

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