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技術 時計用文字板、時計用文字板の製造方法および時計

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 川上淳
出願日 2008年12月9日 (10年11ヶ月経過) 出願番号 2008-313711
公開日 2010年6月24日 (9年4ヶ月経過) 公開番号 2010-139277
状態 未査定
技術分野 機械時計
主要キーワード ケイ素炭化物 腕時計用 熱CVD 傾斜材料 梨地加工 浸漬めっき 噴霧塗装 傾斜的
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年6月24日)のものです。
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図面 (5)

課題

耐久性に優れるとともに、マット調黒色で高級感に溢れ美的外観に優れた時計用文字板を提供すること、前記時計用文字板を好適に製造することができる製造方法を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供すること。

解決手段

本発明の時計用文字板1は、主としてポリカーボネートで構成された基材11と、ケイ素酸化物チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜12と、炭素で構成され、スパッタ法により形成された第2の膜13と、酸化アルミニウムで構成された第3の膜14と、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜15と、酸化アルミニウムで構成された第5の膜16と、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜17と、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜18とを有する。第2の膜13の平均厚さは、50〜400nmであるのが好ましい。また、第1の膜12の平均厚さは、10〜100nmであるのが好ましい。

概要

背景

時計用文字板には、実用品としての優れた視認性とともに、装飾品としての優れた美的外観が要求される。従来、このような目的を達成するために、一般に、時計用文字板の構成材料として、Au、Ag等の金属材料を用いてきた。
また、一方で、生産コストの低減や、時計用文字板の成形の自由度を向上させる等の目的で、基材としてプラスチックを用い、その表面に、金属材料で構成された被膜を形成する試みがある(例えば、特許文献1参照)。

しかしながら、プラスチックは、一般に、金属材料との密着性に劣っている。このため、基材と被膜との間での剥離が生じ易く、時計用文字板の耐久性に劣るという問題点があった。
また、一方で、時計用文字板には、多様な要望があり、特に、暗色の色調(特に、マット調黒色)で高級感のある外観を呈する時計用文字板への要望も大きいが、従来の時計用文字板は、このような要求を十分に満足させるものではなかった。

特開2003−239083号公報(第4頁左欄第37〜42行目

概要

耐久性に優れるとともに、マット調の黒色で高級感に溢れ美的外観に優れた時計用文字板を提供すること、前記時計用文字板を好適に製造することができる製造方法を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供すること。本発明の時計用文字板1は、主としてポリカーボネートで構成された基材11と、ケイ素酸化物チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜12と、炭素で構成され、スパッタ法により形成された第2の膜13と、酸化アルミニウムで構成された第3の膜14と、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜15と、酸化アルミニウムで構成された第5の膜16と、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜17と、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜18とを有する。第2の膜13の平均厚さは、50〜400nmであるのが好ましい。また、第1の膜12の平均厚さは、10〜100nmであるのが好ましい。

目的

本発明の目的は、耐久性に優れるとともに、マット調の黒色で高級感に溢れ美的外観に優れた時計用文字板を提供すること、前記時計用文字板を好適に製造することができる製造方法を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

主としてポリカーボネートで構成された基材と、前記基材の表面に設けられ、ケイ素酸化物チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜と、前記第1の膜の前記基材に接触するのとは反対側の表面に設けられ、炭素で構成され、スパッタ法により形成された第2の膜と、前記第2の膜の前記第1の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、酸化アルミニウムで構成された第3の膜と、前記第3の膜の前記第2の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜と、前記第4の膜の前記第3の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、酸化アルミニウムで構成された第5の膜と、前記第5の膜の前記第4の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜と、前記第6の膜の前記第5の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜とを有することを特徴とする時計用文字板

請求項2

前記第2の膜の平均厚さは、50〜400nmである請求項1に記載の時計用文字板。

請求項3

前記第1の膜の平均厚さは、10〜100nmである請求項1または2に記載の時計用文字板。

請求項4

主としてポリカーボネートで構成された基材を準備する基材準備工程と、前記基材上に、ケイ素酸化物、チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜を形成する第1の膜形成工程と、前記第1の膜上に、スパッタ法により、炭素で構成された第2の膜を形成する第2の膜形成工程と、前記第2の膜上に、酸化アルミニウムで構成された第3の膜を形成する第3の膜形成工程と、前記第3の膜上に、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜を形成する第4の膜形成工程と、前記第4の膜上に、酸化アルミニウムで構成された第5の膜を形成する第5の膜形成工程と、前記第5の膜上に、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜を形成する第6の膜形成工程と、前記第6の膜上に、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜を形成する第7の膜形成工程とを有することを特徴とする時計用文字板の製造方法。

請求項5

前記第2の膜形成工程は、真空度:0.1〜10Pa、成膜速度:3.0〜20.0nm/分、使用ガス:Ar、電源電力:800〜1500Wという条件で行うものである請求項4に記載の時計用文字板の製造方法。

請求項6

請求項1ないし3のいずれかに記載の時計用文字板を備えたことを特徴とする時計

技術分野

0001

本発明は、時計用文字板、時計用文字板の製造方法および時計に関する。

背景技術

0002

時計用文字板には、実用品としての優れた視認性とともに、装飾品としての優れた美的外観が要求される。従来、このような目的を達成するために、一般に、時計用文字板の構成材料として、Au、Ag等の金属材料を用いてきた。
また、一方で、生産コストの低減や、時計用文字板の成形の自由度を向上させる等の目的で、基材としてプラスチックを用い、その表面に、金属材料で構成された被膜を形成する試みがある(例えば、特許文献1参照)。

0003

しかしながら、プラスチックは、一般に、金属材料との密着性に劣っている。このため、基材と被膜との間での剥離が生じ易く、時計用文字板の耐久性に劣るという問題点があった。
また、一方で、時計用文字板には、多様な要望があり、特に、暗色の色調(特に、マット調黒色)で高級感のある外観を呈する時計用文字板への要望も大きいが、従来の時計用文字板は、このような要求を十分に満足させるものではなかった。

0004

特開2003−239083号公報(第4頁左欄第37〜42行目

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的は、耐久性に優れるとともに、マット調の黒色で高級感に溢れ美的外観に優れた時計用文字板を提供すること、前記時計用文字板を好適に製造することができる製造方法を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の時計用文字板は、主としてポリカーボネートで構成された基材と、
前記基材の表面に設けられ、ケイ素酸化物チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜と、
前記第1の膜の前記基材に接触するのとは反対側の表面に設けられ、炭素で構成され、スパッタ法により形成された第2の膜と、
前記第2の膜の前記第1の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、酸化アルミニウムで構成された第3の膜と、
前記第3の膜の前記第2の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜と、
前記第4の膜の前記第3の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、酸化アルミニウムで構成された第5の膜と、
前記第5の膜の前記第4の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜と、
前記第6の膜の前記第5の膜に接触するのとは反対側の表面に設けられ、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜とを有することを特徴とする。
これにより、耐久性に優れるとともに、マット調の黒色で高級感に溢れ美的外観に優れた時計用文字板を提供することができる。

0007

本発明の時計用文字板では、前記第2の膜の平均厚さは、50〜400nmであることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板の耐久性を特に優れたものとすることができる。また、時計用文字板全体としての光透過性を確保することができ、例えば、時計用文字板をソーラー時計に好適に適用することができる。
本発明の時計用文字板では、前記第1の膜の平均厚さは、10〜100nmであることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板の耐久性を特に優れたものとすることができる。

0008

本発明の時計用文字板の製造方法は、主としてポリカーボネートで構成された基材を準備する基材準備工程と、
前記基材上に、ケイ素酸化物、チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜を形成する第1の膜形成工程と、
前記第1の膜上に、スパッタ法により、炭素で構成された第2の膜を形成する第2の膜形成工程と、
前記第2の膜上に、酸化アルミニウムで構成された第3の膜を形成する第3の膜形成工程と、
前記第3の膜上に、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜を形成する第4の膜形成工程と、
前記第4の膜上に、酸化アルミニウムで構成された第5の膜を形成する第5の膜形成工程と、
前記第5の膜上に、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜を形成する第6の膜形成工程と、
前記第6の膜上に、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜を形成する第7の膜形成工程とを有することを特徴とする。
これにより、耐久性に優れるとともに、マット調の黒色で高級感に溢れ美的外観に優れた時計用文字板を好適に製造することができる時計用文字板の製造方法を提供することができる。
本発明の時計用文字板の製造方法では、前記第2の膜形成工程は、真空度:0.1〜10Pa、成膜速度:3.0〜20.0nm/分、使用ガス:Ar、電源電力:800〜1500Wという条件で行うものであることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観、耐久性を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板の生産性を優れたものとすることができる。
本発明の時計は、本発明の時計用文字板を備えたことを特徴とする。
これにより、耐久性に優れるとともに、マット調の黒色で高級感に溢れ美的外観に優れた時計用文字板を備えた時計を提供することができる。

発明の効果

0009

本発明によれば、耐久性に優れるとともに、マット調の黒色で高級感に溢れ美的外観に優れた時計用文字板を提供すること、前記時計用文字板を好適に製造することができる製造方法を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の時計用文字板の好適な実施形態について説明する。
<時計用文字板>
図1は、本発明の時計用文字板の好適な実施形態を示す断面図である。なお、本明細書で参照する図面は、構成の一部を強調して示したものであり、実際の寸法等を正確に反映したものではない。また、以下の説明では、図中の上側を、「上」、図中の下側を、「下」として説明する。

0011

図1に示すように、本実施形態の時計用文字板1は、主としてポリカーボネートで構成された基材11と、ケイ素酸化物、チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜12と、炭素で構成され、スパッタ法により形成された第2の膜13と、酸化アルミニウムで構成された第3の膜14と、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜15と、酸化アルミニウムで構成された第5の膜16と、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜17と、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜18とを有している。本発明では、「主として」とは、対象としている部位を構成する材料のうち最も含有量の多い成分を指し、その含有量は特に限定されないが、対象としている部位を構成する材料の60wt%以上であることが好ましく、80wt%以上であることがより好ましく、90wt%以上であることがさらに好ましい。
このような時計用文字板1は、通常、第7の膜18が設けられた面が外表面側、すなわち、観察者側を向くようにして用いられるものである。以下の説明では、特に断りのない限り、時計用文字板1は、図中上側が外表面側を向くようにして用いられるものとして説明する。

0012

[基材]
基材(基板)11は、主としてポリカーボネート(PC)で構成されたものである。基材11がポリカーボネート(PC)で構成されたものであることにより、基材11の製造時(加工時)においては、良好な加工性を確保しつつ、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。また、第1の膜12、第2の膜13が、後述するような厚さのものである場合、外部(図1中の上側)から時計用文字板1に入射した光の一部を、好適に基材11まで到達させることができるが、このような場合において、入射した光を好適に反射屈折させることができ、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、ポリカーボネートは、各種プラスチック材料の中でも、特に透明性が高く、かつ優れた電磁波の透過性を有しているため、第1の膜12、第2の膜13が、後述するような厚さのものである場合において、時計用文字板1全体としての電磁波(電波、光)の透過性を十分に優れたものとすることができる。これにより、時計用文字板1を、太陽電池を備えたソーラー時計や電波時計等に好適に適用することができる。また、時計用文字板1の製造時においては、基材11の成形の自由度が増す(成形のし易さが向上する)ため、より複雑な形状の時計用文字板1であっても、容易かつ確実に製造することができる。また、ポリカーボネートは、各種プラスチック材料の中でも比較的安価で、時計用文字板1の生産コストの低減に寄与することができる。

0013

なお、基材11は、上記ポリカーボネート以外の成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、可塑剤酸化防止剤着色剤(各種発色剤蛍光物質りん光物質等を含む)、光沢剤フィラーや、ポリカーボネート以外の樹脂成分等が挙げられる。例えば、基材11が着色剤を含む材料で構成されたものであると、時計用文字板1の色のバリエーションを広げることができる。

0014

基材11の厚さは、特に限定されないが、150〜700μmであるのが好ましく、200〜600μmであるのがより好ましく、300〜500μmであるのがさらに好ましい。基材11の厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1が適用される時計が、厚型化するのを効果的に防止しつつ、時計用文字板1の機械的強度、形状の安定性等を十分に優れたものとすることができる。
また、基材11は、いかなる方法で成形されたものであってもよいが、基材11の成形方法としては、例えば、圧縮成形押出成形射出成形等が挙げられる。

0015

[第1の膜]
基材11の表面には、ケイ素酸化物、チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜12が設けられている。
このような第1の膜12を有することにより、基材11と第2の膜13との密着性を優れたものとすることができ、時計用文字板1の耐久性を優れたものとすることができる。

0016

また、第1の膜12を有することにより、時計用文字板1の美的外観を優れたものとすることができる。これに対し、第1の膜を備えていない場合には、後述するような炭素で構成され、スパッタ法により形成された第2の膜を備えていたとしても、時計用文字板の美的外観を十分に優れたものとすることができない。これは、以下のような理由によるものであると考えられる。すなわち、本発明の時計用文字板1において、後に詳述する第2の膜13は、黒色を呈するものであるが、(特に、後述するような厚さのものである場合、)照射された光の一部を透過する機能を有している。そして、第2の膜13を透過した光が、第2の膜13と第1の膜12との界面で、好適に反射・屈折し、さらには、第1の膜12を透過した光が、第1の膜12と基材11との界面で好適に反射・屈折することにより、時計用文字板1は、観察者に、優れた美的外観を有するものとして認識される。これに対し、時計用文字板が第1の膜を有していない場合には、上記のような好適な光の反射・屈折が起こらず、美的外観を十分に優れたものとすることができない。
また、ケイ素酸化物、チタン酸化物およびケイ素炭化物は、いずれも、電波の透過性に優れているため、このような材料で構成された時計用文字板1は、電波時計に好適に適用することができる。

0017

第1の膜12の平均厚さは、特に限定されないが、10〜100nmであるのが好ましく、15〜80nmであるのがより好ましい。第1の膜12の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。
特に、第1の膜12がケイ素酸化物で構成されたものである場合、第1の膜12の平均厚さは、15〜100nmであるのが好ましく、20〜80nmであるのがより好ましい。

0018

また、第1の膜12がチタン酸化物で構成されたものである場合、第1の膜12の平均厚さは、15〜100nmであるのが好ましく、20〜80nmであるのがより好ましい。
また、第1の膜12がケイ素炭化物で構成されたものである場合、第1の膜12の平均厚さは、10〜80nmであるのが好ましく、15〜60nmであるのがより好ましい。
第1の膜12は、その全体にわたって均一な組成を有するものであってもよいし、各部位で組成の異なるものであってもよい。例えば、第1の膜12は、厚さ方向に異なる組成を有する複数の層を備えた積層体で構成されたものであってもよいし、厚さ方向に組成が傾斜的に変化する傾斜材料で構成されたものであってもよい。

0019

[第2の膜]
第1の膜12の基材11に対向する面とは反対側の表面には、炭素で構成され、スパッタ法により形成された第2の膜13が設けられている。
第2の膜13は、それ自体が、黒色を呈するものであり、当該第2の膜13を、前述した基材11、第1の膜12、後述する第3の膜14、第4の膜15、第5の膜16、第6の膜17、第7の膜18とともに備えることにより、時計用文字板1は、マット調の黒色で高級感に溢れ美的外観に優れたものとなる。また、優れた美的外観を長期間にわたって安定的に発揮できる。また、第2の膜13は、前述した第1の膜12および後述する第3の膜14との密着性にも優れているため、時計用文字板1全体としての耐久性を優れたものとすることができ、長期間にわたって安定的に優れた美的外観を発揮できる。

0020

第2の膜13を構成する材料は、黒色を呈するものであるが、本発明では、所定の配置で、前述したような基材、第1の膜、後述する第3の膜、第4の膜、第5の膜、第6の膜、第7の膜とともに第2の膜を有することにより、時計用文字板は、優れた美的外観を有するもの、特に、マット調の黒色で高級感に溢れた外観を呈するものとなるのであって、単に、第2の膜を備えているだけでは、上記のような優れた効果は得られない。すなわち、前述したような基材、第1の膜、後述する第3の膜、第4の膜、第5の膜、第6の膜、第7の膜のうち少なくとも一つの構成が欠けている場合や、これらのうち少なくとも一つを他の構成で置き換えたような場合、これらの配置を入れ替えた場合には、上記のような優れた効果は得られない。

0021

第2の膜13はスパッタ法により形成されたものであるが、第2の膜13の形成方法については、後に詳述する。
第2の膜13の平均厚さは、特に限定されないが、50〜400nmであるのが好ましく、80〜300nmであるのがより好ましい。第2の膜13の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。また、時計用文字板1全体としての光透過性を確保することができ、例えば、時計用文字板1をソーラー時計に好適に適用することができる。

0022

[第3の膜]
第2の膜13の表面には、酸化アルミニウムで構成された第3の膜14が設けられている。
このような第3の膜14を有することにより、第2の膜13と第4の膜15との密着性を優れたものとすることができ、時計用文字板1全体としての耐久性を優れたものとすることができる。

0023

また、第3の膜14は、時計用文字板1の美的外観の向上にも寄与するものであり、第3の膜を備えていない場合には、時計用文字板の美的外観を十分に優れたものとすることができない。
また、酸化アルミニウムは、電波の透過性に優れているため、時計用文字板1は、電波時計に好適に適用することができる。
第3の膜14の平均厚さは、特に限定されないが、80〜180nmであるのが好ましく、100〜160nmであるのがより好ましい。第3の膜14の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。

0024

[第4の膜]
第3の膜14の表面には、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜15が設けられている。
このような第4の膜15を有することにより、第3の膜14と第5の膜16との密着性を優れたものとすることができ、時計用文字板1全体としての耐久性を優れたものとすることができる。

0025

また、第4の膜15は、時計用文字板1の美的外観の向上にも寄与するものであり、第4の膜を備えていない場合には、時計用文字板の美的外観を十分に優れたものとすることができない。
また、酸化ジルコニウムは、電波の透過性に優れているため、時計用文字板1は、電波時計に好適に適用することができる。
第4の膜15の平均厚さは、特に限定されないが、30〜100nmであるのが好ましく、50〜80nmであるのがより好ましい。第4の膜15の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。

0026

[第5の膜]
第4の膜15の表面には、酸化アルミニウムで構成された第5の膜16が設けられている。
このような第5の膜16を有することにより、第4の膜15と第6の膜17との密着性を優れたものとすることができ、時計用文字板1全体としての耐久性を優れたものとすることができる。

0027

また、第5の膜16は、時計用文字板1の美的外観の向上にも寄与するものであり、第5の膜を備えていない場合には、時計用文字板の美的外観を十分に優れたものとすることができない。
第5の膜16の平均厚さは、特に限定されないが、10〜70nmであるのが好ましく、15〜40nmであるのがより好ましい。第5の膜16の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。

0028

[第6の膜]
第5の膜16の表面には、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜17が設けられている。
このような第6の膜17を有することにより、第5の膜16と第7の膜18との密着性を優れたものとすることができ、時計用文字板1全体としての耐久性を優れたものとすることができる。

0029

また、第6の膜17は、時計用文字板1の美的外観の向上にも寄与するものであり、第6の膜を備えていない場合には、時計用文字板の美的外観を十分に優れたものとすることができない。
第6の膜17の平均厚さは、特に限定されないが、10〜80nmであるのが好ましく、20〜60nmであるのがより好ましい。第6の膜17の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。

0030

[第7の膜]
第6の膜17の表面には、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜18が設けられている。
このような第7の膜18は、第6の膜17との密着性を優れている。また、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜18は、高硬度で、擦傷性(傷のつき難さ)に優れている。したがって、時計用文字板1全体としての耐久性を優れたものとすることができる。

0031

また、第7の膜18は、時計用文字板1の美的外観の向上にも寄与するものであり、第7の膜を備えていない場合には、時計用文字板の美的外観を十分に優れたものとすることができない。
第7の膜18の平均厚さは、特に限定されないが、80〜180nmであるのが好ましく、100〜150nmであるのがより好ましい。第7の膜18の平均厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。

0032

<時計用文字板の製造方法>
次に、本発明の時計用文字板の製造方法の好適な実施形態について説明する。
図2図3は、本発明の時計用文字板の製造方法の好適な実施形態を示す断面図である。
図2図3に示すように、本実施形態の時計用文字板の製造方法は、主としてポリカーボネートで構成された基材11を準備する基材準備工程(1a)と、基材11上に、ケイ素酸化物、チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜12を形成する第1の膜形成工程(1b)と、第1の膜12上に、スパッタ法により、炭素で構成された第2の膜13を形成する第2の膜形成工程(1c)と、第2の膜13上に、酸化アルミニウムで構成された第3の膜14を形成する第3の膜形成工程(1d)と、第3の膜14上に、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜15を形成する第4の膜形成工程(1e)と、第4の膜15上に、酸化アルミニウムで構成された第5の膜16を形成する第5の膜形成工程(1f)と、第5の膜16上に、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜17を形成する第6の膜形成工程(1g)と、第6の膜17上に、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜18を形成する第7の膜形成工程(1h)とを有している。

0033

[基材準備工程]
基材11としては、前述したようなものを用いることができる。
基材11は、圧縮成形、射出成形等、いかなる方法で成形されたものであってもよい。また、基材11の表面に対しては、例えば、鏡面加工スジ目加工、梨地加工等の表面加工が施されてもよい。これにより、得られる時計用文字板1の質感にバリエーションを持たせることが可能となり、時計用文字板1の美的外観の更なる向上を図ることができる。
また、基材11の表面に対しては、後述する工程に先立ち、各種洗浄処理を施してもよい。これにより、例えば、基材11と第1の膜12との密着性を特に優れたものとすることができる。

0034

[第1の膜形成工程]
次に、基材11の表面に、ケイ素酸化物、チタン酸化物またはケイ素炭化物で構成された第1の膜12を形成する。
第1の膜12の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコートディッピング刷毛塗り噴霧塗装静電塗装電着塗装等の塗装電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVDプラズマCVDレーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着スパッタリングイオンプレーティング等の乾式めっき法気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、乾式めっき法(気相成膜法)が好ましい。第1の膜12の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、均一な膜厚を有し、均質で、かつ、基材11や第2の膜13との密着性が特に優れた第1の膜12を確実に形成することができる。その結果、最終的に得られる時計用文字板1の美的外観、耐久性を特に優れたものとすることができる。また、第1の膜12の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、形成すべき第1の膜12が比較的薄いものであっても、膜厚のばらつきを十分に小さいものとすることができる。このため、例えば、得られる時計用文字板1の耐久性を十分に高いものとしつつ、時計用文字板1の電磁波の透過性を向上させることができる。したがって、得られる時計用文字板1を電波時計、ソーラー時計等に、より好適に適用することができる。
また、上記のような乾式めっき法(気相成膜法)の中でも、スパッタリングを適用することにより、上記のような効果はより顕著なものとなる。

0035

[第2の膜形成工程]
次に、第1の膜12の表面に、炭素で構成された第2の膜13を、スパッタ法により形成する。
本工程での処理条件は、特に限定されないが、真空度:0.1〜10Pa、成膜速度:3.0〜20.0nm/分、使用ガス:Ar、電源電力(投入電力):800〜1500Wという条件で行うのが好ましい。これにより、得られる時計用文字板1の美的外観、耐久性を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1の生産性を優れたものとすることができる。

0036

本工程での真空度は、上記のように、0.1〜10Paであるのが好ましいが、0.3〜8.0Paであるのがより好ましい。
また、本工程での成膜速度は、上記のように、3.0〜20.0nm/分であるのが好ましいが、5.0〜15.0nm/分であるのがより好ましい。
また、本工程で用いるスパッタ装置の電源電力は、上記のように、800〜1500Wであるのが好ましいが、900〜1300Wであるのがより好ましい。

0037

[第3の膜形成工程]
次に、第2の膜13の表面に、酸化アルミニウムで構成された第3の膜14を形成する。
第3の膜14の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式めっき法(気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、乾式めっき法(気相成膜法)が好ましい。第3の膜14の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、均一な膜厚を有し、均質で、かつ、第2の膜13や第4の膜15との密着性が特に優れた第3の膜14を確実に形成することができる。その結果、最終的に得られる時計用文字板1の美的外観、耐久性を特に優れたものとすることができる。また、第3の膜14の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、形成すべき第3の膜14が比較的薄いものであっても、膜厚のばらつきを十分に小さいものとすることができる。
また、上記のような乾式めっき法(気相成膜法)の中でも、真空蒸着を適用することにより、上記のような効果はより顕著なものとなる。

0038

[第4の膜形成工程]
次に、第3の膜14の表面に、酸化ジルコニウムで構成された第4の膜15を形成する。
第4の膜15の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式めっき法(気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、乾式めっき法(気相成膜法)が好ましい。第4の膜15の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、均一な膜厚を有し、均質で、かつ、第3の膜14や第5の膜16との密着性が特に優れた第4の膜15を確実に形成することができる。その結果、最終的に得られる時計用文字板1の美的外観、耐久性を特に優れたものとすることができる。また、第4の膜15の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、形成すべき第4の膜15が比較的薄いものであっても、膜厚のばらつきを十分に小さいものとすることができる。
また、上記のような乾式めっき法(気相成膜法)の中でも、真空蒸着を適用することにより、上記のような効果はより顕著なものとなる。

0039

[第5の膜形成工程]
次に、第4の膜15の表面に、酸化アルミニウムで構成された第5の膜16を形成する。
第5の膜16の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式めっき法(気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、乾式めっき法(気相成膜法)が好ましい。第5の膜16の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、均一な膜厚を有し、均質で、かつ、第4の膜15や第6の膜17との密着性が特に優れた第5の膜16を確実に形成することができる。その結果、最終的に得られる時計用文字板1の美的外観、耐久性を特に優れたものとすることができる。また、第5の膜16の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、形成すべき第5の膜16が比較的薄いものであっても、膜厚のばらつきを十分に小さいものとすることができる。
また、上記のような乾式めっき法(気相成膜法)の中でも、真空蒸着を適用することにより、上記のような効果はより顕著なものとなる。

0040

[第6の膜形成工程]
次に、第5の膜16の表面に、酸化ジルコニウムで構成された第6の膜17を形成する。
第6の膜17の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式めっき法(気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、乾式めっき法(気相成膜法)が好ましい。第6の膜17の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、均一な膜厚を有し、均質で、かつ、第5の膜16や第7の膜18との密着性が特に優れた第6の膜17を確実に形成することができる。その結果、最終的に得られる時計用文字板1の美的外観、耐久性を特に優れたものとすることができる。また、第6の膜17の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、形成すべき第6の膜17が比較的薄いものであっても、膜厚のばらつきを十分に小さいものとすることができる。
また、上記のような乾式めっき法(気相成膜法)の中でも、真空蒸着を適用することにより、上記のような効果はより顕著なものとなる。

0041

[第7の膜形成工程]
次に、第6の膜17の表面に、フッ化マグネシウムで構成された第7の膜18を形成する。
第7の膜18の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式めっき法(気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、乾式めっき法(気相成膜法)が好ましい。第7の膜18の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、均一な膜厚を有し、均質で、高密度、高硬度、かつ、第6の膜17との密着性が特に優れた第7の膜18を確実に形成することができる。その結果、最終的に得られる時計用文字板1の美的外観、耐久性を特に優れたものとすることができる。また、第7の膜18の形成方法として乾式めっき法(気相成膜法)を適用することにより、形成すべき第7の膜18が比較的薄いものであっても、膜厚のばらつきを十分に小さいものとすることができる。
また、上記のような乾式めっき法(気相成膜法)の中でも、真空蒸着を適用することにより、上記のような効果はより顕著なものとなる。

0042

<時計>
次に、上述したような本発明の時計用文字板を備えた本発明の時計について説明する。
本発明の時計は、上述したような本発明の時計用文字板を有するものである。上述したように、本発明の時計用文字板は、装飾性(美的外観)に優れたものである。そして、時計用文字板は、時計全体の外観に大きな影響を与える部材である。したがって、本発明の時計用文字板を備えた時計は、時計全体としての美的外観に優れたものである。

0043

また、時計用文字板1を構成する基材11、第1の膜12および第2の膜13が上記のような厚みを有するものである場合、時計用文字板1は、電磁波の透過性に優れている。このため、このような時計用文字板を備えた本発明の時計は、ソーラー時計や電波時計としての求められる要件を十分に満足することができる。なお、本発明の時計を構成する時計用文字板(本発明の時計用文字板)以外の部品としては、公知のものを用いることができるが、以下に、本発明の時計の構成の一例について説明する。

0044

図4は、本発明の時計(携帯時計)の好適な実施形態を示す断面図である。
図4に示すように、本実施形態の腕時計(携帯時計)100は、胴(ケース)82と、裏蓋83と、ベゼル(縁)84と、ガラス板カバーガラス)85とを備えている。また、ケース82内には、前述したような本発明の時計用文字板1と、太陽電池94と、ムーブメント81とが収納されており、さらに、図示しない針(指針)等が収納されている。
ガラス板85は、通常、透明性の高い透明ガラスサファイア等で構成されている。これにより、本発明の時計用文字板1の審美性を十分に発揮させることができるとともに、太陽電池94に十分な光量の光を入射させることができる。
ムーブメント81は、太陽電池94の起電力を利用して、指針を駆動する。

0045

図4中では省略しているが、ムーブメント81内には、例えば、太陽電池94の起電力を貯蔵する電気二重層コンデンサーリチウムイオン二次電池や、時間基準源として水晶振動子や、水晶振動子の発振周波数をもとに時計を駆動する駆動パルスを発生する半導体集積回路や、この駆動パルスを受けて1秒毎に指針を駆動するステップモーターや、ステップモーターの動きを指針に伝達する輪列機構等を備えている。
また、ムーブメント81は、図示しない電波受信用のアンテナを備えている。そして、受信した電波を用いて時刻調整等を行う機能を有している。

0046

太陽電池94は、光エネルギー電気エネルギーに変換する機能を有する。そして、太陽電池94で変換された電気エネルギーは、ムーブメントの駆動等に利用される。
太陽電池94は、例えば、非単結晶シリコン薄膜にp型の不純物とn型の不純物とが選択的に導入され、さらにp型の非単結晶シリコン薄膜とn型の非単結晶シリコン薄膜との間に不純物濃度の低いi型の非単結晶シリコン薄膜を備えたpin構造を有している。

0047

胴82には巻真パイプ86が嵌入・固定され、この巻真パイプ86内にはりゅうず87の軸部871が回転可能に挿入されている。
胴82とベゼル84とは、プラスチックパッキン88により固定され、ベゼル84とガラス板85とはプラスチックパッキン89により固定されている。
また、胴82に対し裏蓋83が嵌合(または螺合)されており、これらの接合部(シール部)93には、リング状のゴムパッキン(裏蓋パッキン)92が圧縮状態で介挿されている。この構成によりシール部93が液密封止され、防水機能が得られる。

0048

りゅうず87の軸部871の途中の外周には溝872が形成され、この溝872内にはリング状のゴムパッキン(りゅうずパッキン)91が嵌合されている。ゴムパッキン91は巻真パイプ86の内周面密着し、該内周面と溝872の内面との間で圧縮される。この構成により、りゅうず87と巻真パイプ86との間が液密に封止され防水機能が得られる。なお、りゅうず87を回転操作したとき、ゴムパッキン91は軸部871と共に回転し、巻真パイプ86の内周面に密着しながら周方向摺動する。

0049

上記のような携帯時計(腕時計)は、各種時計の中でも特に優れた耐久性(例えば、耐衝撃性等)が求められるものであるため、優れた美的外観とともに、優れた耐久性が得られる本発明を、より好適に適用することができる。
なお、上記の説明では、時計の一例として、ソーラー電波時計としての腕時計(携帯時計)を挙げて説明したが、本発明は、腕時計以外の携帯時計、置時計掛け時計等の他の種類の時計にも同様に適用することができる。また、本発明は、ソーラー電波時計を除くソーラー時計や、ソーラー電波時計を除く電波時計等、いかなる時計にも適用することができる。

0050

以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記のようなものに限定されるものではない。
例えば、本発明の時計用文字板、時計では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。例えば、本発明の時計用文字板は、各種印刷法により形成された印刷部を有するものであってもよい。また、本発明の時計用文字板は、例えば、基材の第1の膜に対向する面とは反対側の表面等に、コート層を有していてもよい。これにより、例えば、色調等を調整し、時計用文字板の美的外観をさらに優れたものにしたり、時計用文字板全体としての、耐食性耐候性耐水性耐油性耐擦傷性耐摩耗性耐変色性等の各種特性を向上させたりすることができる。なお、このようなコート層は、例えば、時計用文字板の使用時等において除去されるものであってもよい。

0051

また、前述した実施形態では、第1の膜、第2の膜、第3の膜、第4の膜、第5の膜、第6の膜および第7の膜(以下、これらを総称して「被膜」ともいう)を基材の一方の面上のほぼ全体に形成する場合について代表的に説明したが、上記被膜のうち少なくとも一つは、基材の面上の一部にのみ選択的に形成されるものであってもよい。また、基材の両面側に、上記被膜を設けてもよい。
また、本発明の時計用文字板は、上述したような方法により製造されたものに限定されるものではなく、いかなる方法で製造されたものであってもよい。

0052

次に、本発明の具体的実施例について説明する。
1.時計用文字板の製造
(実施例1)
以下に示すような方法により、時計用文字板を製造した。
まず、ポリカーボネート(PC)を用いて、圧縮成形により、時計用文字板の形状を有する基材を作製し、その後、必要箇所を切削研磨した。得られた基材は、略円盤状をなし、直径:27mm×厚さ:500μmであった。
次に、この基材を洗浄した。基材の洗浄としては、中性洗剤中での超音波洗浄を10分間、水洗を10秒間、純水洗浄を10秒間行った。

0053

その後、上記のようにして洗浄を行った基材の一方の表面(主面)に、ケイ素酸化物で構成された第1の膜を形成した。第1の膜の形成は、以下のようにして行った。
まず、洗浄済みの基材を成膜装置内取付け、その後、装置内を3×10−3Paまで排気減圧)し、その後、アルゴンガス流量:35ml/分でアルゴンガスを導入し、装置内の圧力(真空度)を1.2Paとした。このような状態で、ターゲットとしてケイ素酸化物(SiO2)を用い、投入電力(電源電力):1000W、処理時間:10分間という条件で放電を行うことにより、ケイ素酸化物(SiO2)で構成される第1の膜を形成した。このようにして形成された第1の膜の平均厚さは、50nmであった。

0054

引き続き、第1の膜の表面に、以下のようにして、第2の膜を形成した。まず、装置内を3×10−3Paまで排気(減圧)し、その後、アルゴンガス流量:35ml/分でアルゴンガスを導入し、装置内の圧力(真空度)を1.2Paとした。このような状態で、ターゲットとして炭素(C)を用い、投入電力(電源電力):1000W、成膜速度:8.3nm/分、処理時間:30分間という条件で放電を行うことにより、炭素(C)で構成される第2の膜を形成した。このようにして形成された第2の膜の平均厚さは、250nmであった。

0055

引き続き、第2の膜が設けられた側の面に、以下のようにして、第3の膜、第4の膜、第5の膜、第6の膜、第7の膜を順次形成することにより、時計用文字板を得た。まず、装置内を予熱しながら、装置内を1.3×10−4Paまで排気(減圧)した。このような状態で、蒸発源として純度99%以上のAl2O3で構成された薄膜にレーザーを照射し、処理時間:2分間という条件で99wt%以上のAl2O3で構成された第3の膜を形成した。このようにして形成された第3の膜の厚さは、158nmであった。その後、蒸発源の種類を、純度99%以上のZrO2で構成された薄膜、純度99%以上のAl2O3で構成された薄膜、純度99%以上のZrO2で構成された薄膜、純度99%以上のMgF2で構成された薄膜と変更することにより、ZrO2で構成された第4の膜、Al2O3で構成された第5の膜、ZrO2で構成された第6の膜、MgF2で構成された第7の膜を、順次形成した。第4の膜の厚さは、78nm、第5の膜の厚さは、40nm、第6の膜の厚さは、22nm、第7の膜の厚さは、120nmであった。
なお、基材、各被膜(第1の膜〜第7の膜)の厚さは、JIS H 5821で規定される顕微鏡断面試験方法に従い測定した。

0056

(実施例2〜4)
第2の膜形成工程での処理条件を表1に示すように変更するとともに、各工程(第1の膜形成工程〜第7の膜形成工程)の処理時間、基材の厚さを変更することにより、表1に示すような構成となるようにした以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(実施例5)
第1の膜形成工程において、ターゲットとして、純度99%以上のTiO2で構成された薄膜を用いた以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。

0057

(実施例6〜8)
第2の膜形成工程での処理条件を表1に示すように変更するとともに、各工程(第1の膜形成工程〜第7の膜形成工程)の処理時間、基材の厚さを変更することにより、表1に示すような構成となるようにした以外は、前記実施例5と同様にして時計用文字板を製造した。

0058

(実施例9)
第1の膜形成工程において、ターゲットとして、純度99%以上のSiCで構成された薄膜を用いた以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(実施例10〜12)
第2の膜形成工程での処理条件を表1に示すように変更するとともに、各工程(第1の膜形成工程〜第7の膜形成工程)の処理時間、基材の厚さを変更することにより、表1に示すような構成となるようにした以外は、前記実施例9と同様にして時計用文字板を製造した。

0059

(比較例1)
第1の膜形成工程を省略し、基材の表面に、直接第2の膜を形成した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(比較例2)
第3の膜形成工程を省略し、第2の膜の表面に、直接第4の膜を形成した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。

0060

(比較例3)
第4の膜形成工程を省略し、第3の膜の表面に、直接第5の膜を形成した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(比較例4)
第5の膜形成工程を省略し、第4の膜の表面に、直接第6の膜を形成した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(比較例5)
第6の膜形成工程を省略し、第5の膜の表面に、直接第7の膜を形成した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。

0061

(比較例6)
第7の膜形成工程を省略した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(比較例7〜9)
第3の膜形成工程〜第7の膜形成工程で用いる蒸発源の種類を変更することにより、表1に示すような構成となるようにした以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。

0062

(比較例10)
基材の構成材料をポリエチレンテレフタレート(PET)に変更した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(比較例11)
スパッタ法により第2の膜を形成する代わりに、刷毛塗りにより黒色の塗膜を形成した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。塗膜の形成には、カーボンブラックポリウレタン系樹脂およびシクロヘキサンからなる塗料を用いた。

0063

各実施例および各比較例の時計用文字板の構成等を表1にまとめて示す。なお、表1中、ポリカーボネートをPC、またポリエチレンテレフタレートをPETで、それぞれ示した。また、比較例11については、塗料を用いて形成された塗膜の条件を、第2の膜についての欄に示した。また、前記各実施例および各比較例の時計用文字板の各部位における表1中に示す材料の含有率は、いずれも、99.9wt%以上であった。

0064

0065

2.目視による外観評価
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、基材の被膜が設けられた面側から、目視による観察を行い、これらの外観を以下の6段階の基準に従い、評価した。
A:マット調の黒色で高級感があり、きわめて優良な外観を呈している。
B:マット調の黒色で高級感があり、優良な外観を呈している。
C:マット調の黒色で高級感があり、良好な外観を呈している。
D:マット調の黒色が得られていない。または、外観がやや不良である。
E:外観が不良である。
F:外観がきわめて不良である。

0066

3.時計用文字板の光透過性評価
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、以下のような方法により、光透過性を評価した。
まず、太陽電池と各時計用文字板とを暗室にいれた。その後、太陽電池単体でその受光面に対し、所定距離離間した蛍光灯光源)からの光を入射させた。この際、太陽電池の発電電流をA[mA]とした。次に、前記太陽電池の受光面の上面に、時計用文字板を重ね合わせた状態で、前記と同様に所定距離離間した蛍光灯(光源)からの光を入射させた。この状態での、太陽電池の発電電流をB[mA]とした。そして、(B/A)×100で表される時計用文字板の光透過率を算出し、以下の4段階の基準に従い、評価した。光透過率が大きいほど、時計用文字板の光透過性は優れたものであるといえる。なお、時計用文字板は、基材の被膜が形成された面側が蛍光灯(光源)側を向くように重ね合わせた。
A:22%以上。
B:17%以上22%未満。
C:12%以上17%未満。
D:12%未満。

0067

その後、前記各実施例および各比較例で製造した時計用文字板を用いて、図4に示すような腕時計を製造した。そして、製造された各腕時計を暗室にいれた。その後、時計の文字板側の面(ガラス板側の面)から、所定距離離間した蛍光灯(光源)からの光を入射させた。この際、光の照射強度が次第に大きくなるように照射強度を一定の速度で変化させた。その結果、本発明の時計および比較例の時計すべてが、比較的照射強度が小さい場合でもムーブメントが駆動した。

0068

4.電波透過性の評価
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、以下に示すような方法で電波透過性を評価した。
まず、時計ケースと、電波受信用のアンテナを備えた腕時計用内部モジュール(ムーブメント)とを用意した。
次に、時計ケース内に、腕時計用内部モジュール(ムーブメント)および、時計用文字板を組み込み、この状態での電波の受信感度を測定した。

0069

時計用文字板を組み込まない状態での受信感度を基準とし、時計用文字板を組み込んだ場合における受信感度の低下量(dB)を以下の4段階の基準に従い、評価した。電波の受信感度の低下が低いものほど、時計用文字板の電波透過性は優れたものであるといえる。なお、時計用文字板は、基材の被膜が形成された面側が蛍光灯(光源)側を向くように重ね合わせた。
A:感度の低下が認められない(検出限界以下)。
B:感度の低下が0.7dB未満で認められる。
C:感度の低下が0.7dB以上1.0dB未満。
D:感度の低下が1.0dB以上。

0070

5.時計用文字板の耐久性評価
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、以下に示すような2種の試験を行い、時計用文字板の耐久性を評価した。
5−1.折り曲げ試験
各時計用文字板について、直径3.5mmの鉄製の棒材支点とし、時計用文字板の中心を基準に35°の折り曲げを行った後、時計用文字板の外観を目視により観察し、これらの外観を以下の4段階の基準に従い、評価した。折り曲げは、圧縮/引っ張りの両方向について行った。
A:被膜の浮き、剥がれ等が全く認められない。
B:被膜の浮きがほとんど認められない。
C:被膜の浮きがはっきりと認められる。
D:被膜のひび割れ、剥離がはっきりと認められる。

0071

5−2.熱サイクル試験
各時計用文字板を、以下のような熱サイクル試験に供した。
まず、時計用文字板を、20℃の環境下に1.5時間、次いで、60℃の環境下に2時間、次いで、20℃の環境下に1.5時間、次いで、−25℃の環境下に3時間静置した。その後、再び、環境温度を20℃に戻し、これを1サイクル(8時間)とし、このサイクルを合計4回繰り返した(合計32時間)。

0072

その後、時計用文字板の外観を目視により観察し、これらの外観を以下の4段階の基準に従い、評価した。
A:被膜の浮き、剥がれ等が全く認められない。
B:被膜がほとんど認められない。
C:被膜の浮きがはっきりと認められる。
D:被膜のひび割れ、剥離がはっきりと認められる。
これらの結果を表2に示す。

0073

0074

表2から明らかなように、本発明の時計用文字板は、いずれも優れた美的外観(高級感に溢れたマット調の黒色を呈する美的外観)を有するとともに、耐久性に優れていた。また、本発明の時計用文字板は、電磁波(光、電波)の透過性にも優れていた。
これに対し、比較例では、満足な結果が得られなかった。すなわち、各比較例の時計用文字板では、優れた美的外観および時計用文字板としての耐久性を両立することができなかった。
また、各実施例および各比較例で得られた時計用文字板を用いて、図4に示すような時計を組み立てた。このようにして得られた各時計について、上記と同様の試験、評価を行ったところ、上記と同様の結果が得られた。

図面の簡単な説明

0075

本発明の時計用文字板の好適な実施形態を示す断面図である。
本発明の時計用文字板の製造方法の好適な実施形態を示す断面図である。
本発明の時計用文字板の製造方法の好適な実施形態を示す断面図である。
本発明の時計(携帯時計)の好適な実施形態を示す断面図である。

符号の説明

0076

1…時計用文字板11…基材(基板) 12…第1の膜 13…第2の膜 14…第3の膜 15…第4の膜 16…第5の膜 17…第6の膜 18…第7の膜 94…太陽電池81…ムーブメント82…胴(ケース) 83…裏蓋84…ベゼル(縁) 85…ガラス板(カバーガラス) 86…巻真パイプ87…りゅうず871…軸部 872…溝 88…プラスチックパッキン89…プラスチックパッキン 91…ゴムパッキン(りゅうずパッキン) 92…ゴムパッキン(裏蓋パッキン) 93…接合部(シール部) 100…腕時計(携帯時計)

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