図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2010年6月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

植物性または動物性材料から得られる脂肪酸アルキルエステルであって、その少なくとも5質量%がC16〜C22飽和脂肪酸から得られる脂肪酸アルキルエステルを含む油の低温特性を改善する方法を提供すること。

解決手段

この方法は、油の少なくとも一部を、ポリアルキレンイミン置換基および少なくとも1つの第一級アミン基の両方を持つポリアルキレンポリアミン化合物またはイミダゾリン化合物と反応させることを含む。

概要

背景

植物性または動物性材料から得られる油脂は、燃料として、特に、ディーゼルなどの石油由来中間留分燃料のための部分的または完全な代替物としてますます用途が見出されている。一般に、そのような燃料は、「バイオ燃料」または「バイオディーゼル」として知られている。バイオ燃料は、多くの資源から得ることができる。最も一般的なものは、ナタネヒマワリなどの植物から抽出される脂肪酸アルキルエステル、多くの場合はメチルエステルである。これらのタイプの燃料は、FAME(脂肪酸メチルエステル)と称されることが多い。

そのような燃料は再生可能資源から得られるため、その使用を促進する環境的動因が存在する。また、バイオ燃料は、同等の石油由来燃料に比べて、燃焼の際に生じる汚染が少ないことが示されている。

植物性または動物性材料から得られる燃料油は、メチルn−アルカノエートなどの成分を含み、燃料の流動能を失わせるゲル構造を形成するようなやり方で、低温においてワックスの大きな板状結晶または球晶として沈殿する傾向がある。燃料がなお流動し得る最低温度は、流動点として知られている。

燃料の温度が下がり、流動点に近づくにつれ、燃料がラインおよびポンプを通過するのが困難になる。さらに、ワックス結晶は、流動点を超える温度において燃料ラインスクリーン、およびフィルタを詰まらせる傾向がある。これらの問題は当該技術分野ではよく認識されており、燃料油、つまり石油資源から得られるものおよび植物性または動物性材料から得られるものの両方の流動点を下げるための種々の添加剤が提案されており、その多くは工業的に使用されている。同様に、形成するワックス結晶のサイズを減少させ、形状を変化させるための他の添加剤が提案されており、工業的に使用されている。より小さいサイズの結晶が、フィルタを目詰まりさせる可能性が低いため望ましい。ある種の添加剤は、形成されるワックスがプレートレット(platelet)として結晶化する傾向を抑制し、代わりにワックスに針状の晶癖をとらせる。得られた針状物は、プレートレットよりもフィルタを通過しやすく、またはフィルタ上に結晶の多孔層を形成しやすい。また、この添加剤は、燃料中の懸濁物においてワックス結晶を維持する効果も有し得、沈殿分離を減らし、したがって閉塞の防止にも役立つ。

植物性または動物性材料から得られる油の低温特性は、油の飽和脂肪酸含量によって、特に、存在し得るC16〜C22飽和脂肪酸の割合によっておおむね決定される。これらの酸のメチルおよびエチルエステルは、特に問題がある場合がある。これらの種が脂肪酸エステルの混合物から結晶化する温度以下では、このような油の移送および取り扱いが困難である。飽和脂肪酸を殆ど含まない油は、従来の添加剤によって成功裏に処理してその低温特性を改善することができる場合がある。しかし、比較的低量であっても特にパルミチン酸およびステアリン酸から得られるエステルを含む油は、従来の添加剤に無反応であることが見出されている。

概要

植物性または動物性材料から得られる脂肪酸アルキルエステルであって、その少なくとも5質量%がC16〜C22飽和脂肪酸から得られる脂肪酸アルキルエステルを含む油の低温特性を改善する方法を提供すること。この方法は、油の少なくとも一部を、ポリアルキレンイミン置換基および少なくとも1つの第一級アミン基の両方を持つポリアルキレンポリアミン化合物またはイミダゾリン化合物と反応させることを含む。なし

目的

上記で強調した問題にもかかわらず、C16〜C22飽和脂肪酸を含む植物性または動物性材料から得られる油を利用することが望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

植物性または動物性材料から得られる脂肪酸アルキルエステルであって、その少なくとも5質量%がC16〜C22飽和脂肪酸から得られる脂肪酸アルキルエステルを含む油の低温特性を改善する方法であって、油の少なくとも一部を、その少なくとも1つの窒素原子第一級アミン基の形態で存在する3つ以上の窒素原子を有する少なくとも1種の化合物と反応させることを含み、3つ以上の窒素原子を有する少なくとも1種の化合物が、ポリアルキレンイミン置換基および少なくとも1つの第一級アミン基の両方を持つポリアルキレンポリアミン化合物またはイミダゾリン化合物を含む方法。

請求項2

ポリアルキレンポリアミンが、5つ以上の窒素原子を有する、請求項1に記載の方法。

請求項3

イミダゾリン化合物を、脂肪酸または脂肪酸のメチルエステルとポリアルキレンポリアミンとの反応によって生成する、請求項1に記載の方法。

請求項4

3つ以上の窒素原子を有する化合物と反応する油の部が、油の0.05〜10質量%である、請求項1から3までのいずれかに記載の方法。

請求項5

植物性または動物性材料から得られる脂肪酸アルキルエステルを含む油が、メチルまたはエチルエステル、好ましくはメチルエステルから実質的になる、請求項1から4までのいずれかに記載の方法。

請求項6

C16〜C22飽和脂肪酸から得られる脂肪酸アルキルエステルの少なくとも5質量%が、パルミチン酸メチルステアリン酸メチルまたはその混合物を含む、請求項1から5までのいずれかに記載の方法。

請求項7

少なくとも1種の脂肪酸を、油および3つ以上の窒素原子を有する少なくとも1種の化合物と共反応させるか、または油に添加する、請求項1から6までのいずれかに記載の方法。

請求項8

少なくとも1種の脂肪酸が、植物性または動物性材料から得られる脂肪酸の混合物、好ましくは50質量%を超えるC18不飽和脂肪酸を有する混合物を含む、請求項6に記載の方法。

請求項9

エチレンポリマーを油に添加することをさらに含む、請求項1から8までのいずれかに記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、植物性または動物性材料から得られる油の低温特性を改善する方法に関する。

背景技術

0002

植物性または動物性材料から得られる油脂は、燃料として、特に、ディーゼルなどの石油由来中間留分燃料のための部分的または完全な代替物としてますます用途が見出されている。一般に、そのような燃料は、「バイオ燃料」または「バイオディーゼル」として知られている。バイオ燃料は、多くの資源から得ることができる。最も一般的なものは、ナタネヒマワリなどの植物から抽出される脂肪酸アルキルエステル、多くの場合はメチルエステルである。これらのタイプの燃料は、FAME(脂肪酸メチルエステル)と称されることが多い。

0003

そのような燃料は再生可能資源から得られるため、その使用を促進する環境的動因が存在する。また、バイオ燃料は、同等の石油由来燃料に比べて、燃焼の際に生じる汚染が少ないことが示されている。

0004

植物性または動物性材料から得られる燃料油は、メチルn−アルカノエートなどの成分を含み、燃料の流動能を失わせるゲル構造を形成するようなやり方で、低温においてワックスの大きな板状結晶または球晶として沈殿する傾向がある。燃料がなお流動し得る最低温度は、流動点として知られている。

0005

燃料の温度が下がり、流動点に近づくにつれ、燃料がラインおよびポンプを通過するのが困難になる。さらに、ワックス結晶は、流動点を超える温度において燃料ラインスクリーン、およびフィルタを詰まらせる傾向がある。これらの問題は当該技術分野ではよく認識されており、燃料油、つまり石油資源から得られるものおよび植物性または動物性材料から得られるものの両方の流動点を下げるための種々の添加剤が提案されており、その多くは工業的に使用されている。同様に、形成するワックス結晶のサイズを減少させ、形状を変化させるための他の添加剤が提案されており、工業的に使用されている。より小さいサイズの結晶が、フィルタを目詰まりさせる可能性が低いため望ましい。ある種の添加剤は、形成されるワックスがプレートレット(platelet)として結晶化する傾向を抑制し、代わりにワックスに針状の晶癖をとらせる。得られた針状物は、プレートレットよりもフィルタを通過しやすく、またはフィルタ上に結晶の多孔層を形成しやすい。また、この添加剤は、燃料中の懸濁物においてワックス結晶を維持する効果も有し得、沈殿分離を減らし、したがって閉塞の防止にも役立つ。

0006

植物性または動物性材料から得られる油の低温特性は、油の飽和脂肪酸含量によって、特に、存在し得るC16〜C22飽和脂肪酸の割合によっておおむね決定される。これらの酸のメチルおよびエチルエステルは、特に問題がある場合がある。これらの種が脂肪酸エステルの混合物から結晶化する温度以下では、このような油の移送および取り扱いが困難である。飽和脂肪酸を殆ど含まない油は、従来の添加剤によって成功裏に処理してその低温特性を改善することができる場合がある。しかし、比較的低量であっても特にパルミチン酸およびステアリン酸から得られるエステルを含む油は、従来の添加剤に無反応であることが見出されている。

発明が解決しようとする課題

0007

上記で強調した問題にもかかわらず、C16〜C22飽和脂肪酸を含む植物性または動物性材料から得られる油を利用することが望まれている。その理由は、これらが比較的安価で豊富な資源から得られるからである。本発明は、これらの油に関連した低温移送および取り扱いの問題に対する解決策を提供する。

課題を解決するための手段

0008

本発明により、植物性または動物性材料から得られる脂肪酸アルキルエステルであって、その少なくとも5質量%がC16〜C22飽和脂肪酸から得られる脂肪酸アルキルエステルを含む油の低温特性を改善する方法であって、油の少なくとも一部を、その少なくとも1つの窒素原子第一級アミン基の形態で存在する3つ以上の窒素原子を有する少なくとも1種の化合物と反応させることを含み、3つ以上の窒素原子を有する少なくとも1種の化合物が、ポリアルキレンイミン置換基および少なくとも1つの第一級アミン基の両方を持つポリアルキレンポリアミン化合物またはイミダゾリン化合物を含む方法が提供される。

0009

本発明に関連して、油に関する低温特性の改善は、流動点、曇り点、低温フィルタ目詰まり点(CFPP)または他の操作性試験のいずれかまたは複数において改善を構成し得る。適切な試験は当業者に知られているだろう。好ましくは、低温特性の改善は、流動点の改善および/またはCFPPの改善を構成し得る。

0010

理論に束縛されることを望まないが、劣った低温特性を引き起こすタイプの脂肪酸エステルの混合物をアミド化することが、これらのエステルが相当量で存在する油の低温特性を改善するのに効果的である「添加剤」を提供することであると考えられる。「添加剤」は、3つ以上の窒素原子を有する化合物を、問題となる飽和脂肪酸由来エステルを含む油と直接インサイチュ(in situ)で反応させることによって生成される。当該技術分野で知られているように、例えばメチルエステルをアミンと反応させてアミドを形成することは容易である。

0011

3つ以上の窒素原子を有する化合物と反応する油の部は、油の好ましくは0.05〜10質量%、より好ましくは0.05〜2質量%、例えば、0.05〜1質量%である。

0012

油は、3つ以上の窒素原子を有する化合物と反応したら、そのまま、例えば純粋なバイオ燃料として使用してもよく、または石油由来の油と任意の割合で組み合わせてもよい。

0013

好ましい実施形態において、少なくとも1種の脂肪酸を付加的に使用する。好ましくは、脂肪酸の混合物、例えば植物性または動物性材料から得られる脂肪酸の混合物を使用する。少なくとも1種の脂肪酸を、油および3つ以上の窒素原子を有する少なくとも1種の化合物と共反応させるか、または油に添加する。少なくとも1種の脂肪酸および3つ以上の窒素原子を有する少なくとも1種の化合物は、任意の順序で油に添加してよい。

0014

少なくとも1種の脂肪酸を使用することによって、C16〜C22飽和脂肪酸から得られる脂肪酸アルキルエステルを少なくとも5質量%含む植物性または動物性材料から得られる油の低温特性をさらに改善することができる。

0015

3つ以上の窒素原子を有する化合物の1つ(または存在すれば複数)の第一級アミン基が脂肪酸アルキルエステルと反応してアミドを形成するであろうことが予測される。上述のように、この反応は好ましく、穏やかな加熱によって促進することができる。化合物の他の窒素原子は、例えば、第二級または第三級アミンであってもよい。そのようなアミン基からのアミド形成は、まして好都合ではなく、したがって、脂肪酸アルキルエステルの存在下で未反応のままであろうことが予測される。脂肪酸の添加により、1つまたは複数の他の窒素原子との塩の形成を促進し得ると現在考えられている。

0016

本発明の種々の特徴をここでより詳細に記載する。

0017

脂肪酸アルキルエステルの混合物
脂肪酸アルキルエステルの混合物の少なくとも5質量%が、C16〜C22飽和脂肪酸から得られる。脂肪酸アルキルエステルの混合物の好ましくは少なくとも10%、より好ましくは少なくとも20%、なおより好ましくは少なくとも30%が、C16〜C22飽和脂肪酸から得られる。メチルまたはエチルエステル、特にメチルエステルが好ましい。

0018

好ましい実施形態において、C16〜C22飽和脂肪酸から得られる脂肪酸アルキルエステルは、パルミチン酸メチルステアリン酸メチルまたはその混合物を含む。

0019

好ましくは、C16〜C22飽和脂肪酸から得られる脂肪酸アルキルエステルの混合物の量は、60質量%以下であり得る。脂肪酸エステルの混合物の残りの大部分は、不飽和脂肪酸から得られるものを好ましくは含む。

0020

適切な材料の非限定例として、パーム油メチルエステル(PME)、ダイズ油メチルエステル(SME)およびナタネ油メチルエステル(RME)が挙げられる。また、異なる供給源から得られる材料の混合物、例えば、PMEおよびナタネ油メチルエステル(RME)または他の同様の混合物も適切である。

0021

3つ以上の窒素原子を有する化合物
油と反応する化合物は、少なくとも3つの窒素原子を有する。これらの窒素原子のうち少なくとも1つは第一級アミンの形態である。

0022

一実施形態において、少なくとも3つの窒素原子を有する化合物は、(i)ポリアルキレンポリアミンである。

0023

アルキレン橋で連結されるアミノ窒素を含むこれらの種は適切であり、アミノ窒素は本来、第一級、第二級および/または第三級であってよいが、ただし少なくとも1つのアミノ窒素が第一級アミン基であることとする。ポリアミンは直鎖であってよく、全てのアミノ基は、第一級または第二級基であり得るか、あるいは環式もしくは分枝状領域または両方を含んでよく、この場合、第三級アミノ基が存在してもよく、ただし、同じく少なくとも1つのアミノ窒素が第一級アミン基であることとする。アルキレン基は同一であってもよく、一分子内で異なっていてもよい。エチレンまたはプロピレン基が好ましく、エチレンが最も好ましい。

0024

適切なポリアルキレンポリアミンの非限定例として、ジ(エチレン)トリアミン(DETA)、トリ(エチレン)テトラミン(TETA)、テトラ(エチレン)ペンタミン(TEPA)、ペンタ(エチレン)ヘキサミン(PEHA)および同様の類縁体が挙げられる。5つ以上の窒素原子を有するポリアルキレンポリアミンは、4つ以下の窒素原子を有するものよりも一般に好ましい。

0025

ポリアルキレンポリアミンの混合物も適切である。当該技術分野で知られているように、これらの物質は容易に入手可能であり、種々のサイズのポリアルキレンポリアミンを含む。これらは、一般に、PAMと称される。これらは、成分の分子あたりの平均窒素原子数によって定義することができ、分子あたり好ましくは5〜8.5窒素、より好ましくは6.8〜8窒素、例えば6.8〜7.5窒素の範囲であってよい。また、分子あたり平均で7および8、任意選択的には9の窒素原子を有するポリアミンを含むアミン混合物などの、より重い物質、いわゆるHPAMも適切である。

0026

別の実施形態において、3つ以上の窒素原子を有する化合物は:
(ii)ポリ−アルキレンイミン置換基および少なくとも1つの第一級アミン基の両方を有するイミダゾリン化合物。そのような化合物は、例えば、脂肪酸または脂肪酸(例えば、ステアリンまたはパルミチン)のメチルエステルとポリアルキレンポリアミン、例えばTETA、TEPA、PEHA、PAMなどとの反応によって生成することができる。

0027

脂肪酸
好ましい脂肪酸は、16〜20の間の炭素原子を有する不飽和脂肪酸である。オレイン酸リノール酸およびリノレン酸などのC18不飽和脂肪酸が特に好ましい。これらは純粋な成分として使用することができるが、植物性または動物性材料から得られる脂肪酸の混合物を使用することが好ましい。例は、ナタネ油、トール油コエンドロ油(coriander oil)、ダイズ油、綿実油ヒマワリ油ヒマシ油オリーブ油落花生油トウモロコシ油アーモンド油、パームナッツ油ヤシ油カラシ油ヤトロファ油牛脂および魚油から得られる脂肪酸混合物である。さらなる例として、コーン油ジュート油(jute oil)、ゴマ油シアナッツ油、落花生油およびアマニ油が挙げられ、当該技術分野で知られている方法によってこれらから得てもよい。高い割合のC18不飽和脂肪酸、50質量%を超えるC18不飽和脂肪酸、好ましくは70質量%〜85質量%を有する油が適切である。トール油およびナタネ油から得られる脂肪酸が特に適切である。

0028

1種または複数の補助添加剤を本発明において使用することができる。適切な補助添加剤は、燃料油の低温特性を改善するのに効果的であるとして当該技術分野で知られているもの、ならびに油の他の特性を改善する添加剤、例えば潤滑添加剤抗酸化剤分散剤および同等物である。

0029

好ましい実施形態において、エチレンポリマーを補助添加剤として使用することができる。その例を以下に与える。

0030

エチレンポリマー
エチレンポリマーは、ホモポリマー、またはエチレンと別の不飽和モノマーとのコポリマーであってよい。

0031

好ましいコモノマーは、不飽和エステルまたはエーテルモノマーであり、エステルモノマーがより好ましい。好ましいエチレン不飽和エステルコポリマーは、エチレンから得られる単位に加えて、式:
−CR3R4−CHR5−
式中、R3は水素またはメチルを表し、R4はCOOR6を表し、ここで、R6は、1〜12、好ましくは1〜9の炭素原子を有するアルキル基を表し、直鎖であるか、または、3以上の炭素原子を含むときは分枝状であり、あるいは、R4はCOCR7を表し、ここで、R7は、R6またはHであり、また、R5は、HまたはCOOR6を表す;の単位を有する。

0032

これらは、エチレンとエチレン性不飽和エステルとのコポリマー、またはその誘導体を含み得る。例は、エチレンと、飽和アルコールおよび不飽和カルボン酸のエステルとのコポリマーであるが、エステルは不飽和アルコール飽和カルボン酸とのエステルである。エチレン−ビニルエステルコポリマーが有利であり;エチレン−ビニルアセテートコポリマー、エチレン−ビニルプロピオネートコポリマー、エチレン−ビニルヘキサノエートコポリマー、エチレン−ビニル2−エチルヘキサノエートコポリマー、エチレン−ビニルオクタノエートコポリマーまたはエチレン−ビニルバーサテート(vinyl versatate)コポリマーが好ましい。好ましくは、コポリマーは、5〜40質量%のビニルエステル、より好ましくは10〜35質量%のビニルエステルを含む。例えば、米国特許第3961916号に記載されているような、2つのコポリマーの混合物を使用することができる。コポリマーのMnは、有利には1000〜10000である。所望により、コポリマーは、追加のコモノマーから得られる単位、例えば、ターポリマーテトラポリマー、またはさらなるハイポリマーを含むことができ、例えば、ここで、追加のコモノマーは、イソブチレンまたはジイソプロピレンあるいは他の不飽和エステルである。

0033

他の適切なコモノマーとして、炭化水素モノマー、例えば、プロピレン、n−およびイソブチレン1−ヘキセン1−オクテン、メチル−1−ペンテンビニル−シクロヘキサン、ならびに当該技術分野で知られている種々のアルファオレフィン、例えば1−デセン、1−ドデセン1−テトラデセン、1−ヘキサデカンおよび1−オクタデセンならびにこれらの混合物が挙げられる。

0034

本発明をほんの一例としてここに記載する。

0035

実施例1
6.2質量%のC16〜C22飽和脂肪酸含量を有するナタネ油メチルエステル(RME)を0.125質量%の量のテトラエチレンペンタミン(TEPA)と反応させた。反応を140℃で4時間、窒素ガスシール下で実施した。未処理のRMEの流動点は−12℃であった。TEPAと反応した後、流動点は−42℃まで低下した。

0036

実施例2
1〜2モルジエチレントリアミン(DETA)を1モルのステアリン酸とキシレン中160℃での還流により反応させた。終了後、過剰のアミンを溶媒と共に真空蒸留により除去した。生成物として1−アミノエチル−2−ヘプタデシルイミダゾリンを得た。14.6質量%のC16〜C22飽和脂肪酸含量を有するダイズ油メチルエステル(SME)をイミダゾリンと0.5質量%の量で反応させた。反応を150℃で4時間、窒素ガスシール下で実施した。エチレンビニルアセテートEVA)コポリマーを0.6質量%の量でSMEに添加し、流動点を測定すると−42℃であった。比較して、0.6%のEVAを含む未反応のSMEの流動点を測定すると−6℃であった。

実施例

0037

実施例3
トリエチレンテトラミン(TETA)をステアリン酸と、実施例2での記載と同じ割合および同じ反応条件下で反応させた。生成物として1−(N−アミノエチル−アミノエチル)−2−ヘプタデシル−イミダゾリンを得た。14.6質量%のC16〜C22飽和脂肪酸含量を有するダイズ油メチルエステル(SME)をイミダゾリンと0.5質量%の量で反応させた。反応を150℃で4時間、窒素ガスシール下で実施した。エチレンビニルアセテート(EVA)コポリマーを0.6質量%の量でSMEに添加し、流動点を測定すると−51℃であった。比較して、0.6%のEVAコポリマーを含む未反応のSMEの流動点を測定すると−6℃であった。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • ビュータマックス・アドバンスド・バイオフューエルズ・エルエルシーの「 含酸素ガソリン用の腐食防止組成物」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】含酸素燃料の燃料流通インフラおよび内燃機関を保護し、エンジン中のバルブやインジェクターを固着せずに、長期間作用できる腐食防止剤または含酸素燃料組成物の提供。【解決手段】ガソリンブレンドストック... 詳細

  • カストロールリミテッドの「 工業用流体」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題・解決手段】工業用流体が開示される。流体は、油性成分、水性成分、及び水性成分中に分散された界面活性剤を含む。工業用流体は、消泡剤又は発泡防止化合物を含有しない。界面活性剤は、油性成分及び水性成分... 詳細

  • カストロールリミテッドの「 工業用流体」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題・解決手段】工業用流体が開示される。流体は、油性成分、水性成分、及び水性成分中に分散された界面活性剤を含む。ミセルの平均径は、平均μを有するガウス分布に従い、標準偏差σは、0.2μ以下である。工... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ