図面 (/)

技術 通信装置および変調方式決定方法

出願人 京セラ株式会社
発明者 森田英毅
出願日 2008年11月26日 (11年7ヶ月経過) 出願番号 2008-301768
公開日 2010年6月10日 (10年0ヶ月経過) 公開番号 2010-130261
状態 拒絶査定
技術分野 交流方式デジタル伝送 エラーの検出、防止 伝送一般の監視、試験 移動無線通信システム
主要キーワード 参照期間 FFT演算器 ターゲット値 所定期間前 段シフト 所定量未満 通信品質値 並直列変換器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年6月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

適応変調による通信を行う通信装置において、通信品質値の変化の状況も考慮した、通信品質値に適した変調方式による通信を実行する。

解決手段

基地局装置101は、通信相手との間で実行される通信の品質を示す通信品質値を取得して記憶する通信品質値記憶部105と、所定期間前から現在までの間に含まれる期間における通信品質値に基づいて参照期間を決定する参照期間決定部106と、参照期間前から現在までの期間における通信品質値に基づいて、通信で適用される変調方式を決定する変調方式決定部107と、を含む。

概要

背景

適応変調による通信を行う通信装置は、通信の際のデータの変調方式を、通信品質に応じて決定している。適応変調方式は、例えば特許文献1に記載されている。

このような通信装置は、変調方式を、通信品質を示す通信品質値の、直近の所定期間における値の平均に基づいて決定している。

例えば、通信装置は、過去の所定期間に取得されたSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)値の平均値に基づいて、変調方式を決定する。図3は、SINR値と、当該SNR値で決定される変調方式や送信データレートが規定されている各変調クラスCMC:Current Modulation Class)の関係を示す図である。図3において、各変調クラスに対して規定されるSINR値は、各変調クラスで行われる通信における所要品質を示すSINR値であり、この値以上のSINR値が得られる場合には当該変調方式が選択される。
特開2006−14205号公報

概要

適応変調による通信を行う通信装置において、通信品質値の変化の状況も考慮した、通信品質値に適した変調方式による通信を実行する。基地局装置101は、通信相手との間で実行される通信の品質を示す通信品質値を取得して記憶する通信品質値記憶部105と、所定期間前から現在までの間に含まれる期間における通信品質値に基づいて参照期間を決定する参照期間決定部106と、参照期間前から現在までの期間における通信品質値に基づいて、通信で適用される変調方式を決定する変調方式決定部107と、を含む。

目的

本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、適応変調による通信を行う通信装置において、通信品質値の変化の状況も考慮した、通信品質値に適した変調方式による通信を実行することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

通信相手との間で実行される通信品質を示す通信品質値を取得する通信品質値取得手段と、所定期間前から現在までの間に含まれる期間における前記通信品質値に基づいて参照期間を決定する参照期間決定手段と、前記参照期間前から現在までの期間における前記通信品質値に基づいて、前記通信で適用される変調方式を決定する変調方式決定手段と、を含むことを特徴とする通信装置

請求項2

請求項1に記載の通信装置であって、前記参照期間決定手段は、前記所定期間前から現在までの間に含まれる期間における前記通信品質値の変化量が所定量未満である場合、前記参照期間を第1の期間に決定し、前記所定期間前から現在までの間に含まれる期間における前記通信品質値の変化量が前記所定量以上である場合、前記参照期間を前記第1の期間より短い第2の期間に決定する、ことを特徴とする通信装置。

請求項3

請求項2に記載の通信装置であって、前記第1の期間は、前記所定期間と等しい、ことを特徴とする通信装置。

請求項4

請求項3に記載の通信装置であって、前記第2の期間は、前記所定期間に含まれる、前記通信品質値の変化が前記所定量以上となった時点以降の期間である、ことを特徴とする通信装置。

請求項5

請求項1から4のいずれかに記載の通信装置において、前記変調方式決定手段は、前記参照期間前から現在における前記通信品質値の平均値に基づいて前記変調方式を決定する、ことを特徴とする通信装置。

請求項6

請求項1から5のいずれかに記載の通信装置において、前記通信品質値は、当該通信装置から送信され前記通信相手により受信される信号に基づいて得られる値であり、前記変調方式は、当該通信装置から前記通信相手へ送信される信号の変調方式である、ことを特徴とする通信装置。

請求項7

請求項1から5のいずれかに記載の通信装置において、前記通信品質値は、前記通信相手から送信され当該通信装置により受信される信号に基づいて得られる値であり、前記変調方式は、前記通信相手から当該通信装置へ送信される信号の変調方式である、ことを特徴とする通信装置。

請求項8

通信相手との間で実行される通信の品質を示す通信品質値を取得するステップと、所定期間前から現在までの間に含まれる期間における前記通信品質値に基づいて参照期間を決定するステップと、前記参照期間前から現在までの期間における前記通信品質値に基づいて、前記通信で適用される変調方式を決定するステップと、を含むことを特徴とする変調方式決定方法。

技術分野

0001

本発明は、通信装置および変調方式決定方法に関し、特に、適応変調による通信を行う通信装置および変調方式決定方法に関する。

背景技術

0002

適応変調による通信を行う通信装置は、通信の際のデータの変調方式を、通信品質に応じて決定している。適応変調方式は、例えば特許文献1に記載されている。

0003

このような通信装置は、変調方式を、通信品質を示す通信品質値の、直近の所定期間における値の平均に基づいて決定している。

0004

例えば、通信装置は、過去の所定期間に取得されたSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)値の平均値に基づいて、変調方式を決定する。図3は、SINR値と、当該SNR値で決定される変調方式や送信データレートが規定されている各変調クラスCMC:Current Modulation Class)の関係を示す図である。図3において、各変調クラスに対して規定されるSINR値は、各変調クラスで行われる通信における所要品質を示すSINR値であり、この値以上のSINR値が得られる場合には当該変調方式が選択される。
特開2006−14205号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、移動体通信においては、障害物通信相手となる通信装置の移動などによる、通信環境の急激な変化に伴い、通信品質も急激に変化している。そのため、前述した通信品質値の平均値に基づいて変調方式を決定する通信装置は、通信品質が急激に変化する場合、変調方式を通信環境に適したものに決定できないことがある。

0006

例えば、通信品質が一時的に非常に低い状態となり、その後通信品質が非常に高い状態に急激に復旧する場合、実際には高い通信品質に適した、例えば変調多値数の高い変調方式による通信が可能であるにも関わらず、通信品質値の平均値は、過去の低い通信品質値の影響で低くなるため、決定される変調方式も、変調多値数の低い変調方式になってしまう。

0007

また、通信品質が一時的に非常に高い状態となり、その後通信品質が非常に低い状態に急激に復旧する場合、実際には低い通信品質に適した、変調多値数の低い変調方式による通信でなければ実行できないにも関わらず、通信品質値の平均値は、過去の高い通信品質値の影響で高くなるため、決定される変調方式は変調多値数の高い変調方式になり、通信エラーが頻発してしまう。

0008

本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、適応変調による通信を行う通信装置において、通信品質値の変化の状況も考慮した、通信品質値に適した変調方式による通信を実行することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記の課題を解決するために、本発明に係る通信装置は、通信相手との間で実行される通信の品質を示す通信品質値を取得する通信品質値取得手段と、所定期間前から現在までの間に含まれる期間における前記通信品質値に基づいて参照期間を決定する参照期間決定手段と、前記参照期間前から現在までの期間における前記通信品質値に基づいて、前記通信で適用される変調方式を決定する変調方式決定手段と、を含む。

0010

本発明によれば、本発明に係る通信装置は、通信品質値の変化の状況も考慮した、通信品質値に適した変調方式による通信を実行することができる。

0011

また、本発明に係る通信装置において、前記参照期間決定手段は、前記所定期間前から現在までの間に含まれる期間における前記通信品質値の変化量が所定量未満である場合、前記参照期間を第1の期間に決定し、前記所定期間から現在までの間に含まれる期間における前記通信品質値の変化量が前記所定量以上である場合、前記参照期間を前記第1の期間より短い第2の期間に決定する。

0012

また、本発明に係る通信装置において、前記第1の期間は、前記所定期間と等しい。

0013

さらに、本発明に係る通信装置において、前記第2の期間は、前記所定期間に含まれる、前記通信品質値の変化が前記所定量以上となった時点以降の期間である。

0014

本発明によれば、本発明に係る通信装置は、通信品質値が急激に変化する場合にも、通信品質値に対し適切な変調方式による通信を実行することができる。

0015

また、本発明に係る通信装置において、前記変調方式決定手段は、前記参照期間前から現在における前記通信品質値の平均値に基づいて前記変調方式を決定する。

0016

また、本発明に係る通信装置において、前記通信品質値は、当該通信装置から送信され前記通信相手により受信される信号に基づいて得られる値であり、前記変調方式は、当該通信装置から前記通信相手へ送信される信号の変調方式である。

0017

また、本発明に係る通信装置において、前記通信品質値は、前記通信相手から送信され当該通信装置により受信される信号に基づいて得られる値であり、前記変調方式は、前記通信相手から当該通信装置へ送信される信号の変調方式である。

0018

また、本発明に係る変調方式決定方法は、通信相手との間で実行される通信の品質を示す通信品質値を取得するステップと、所定期間前から現在までの間に含まれる期間における前記通信品質値に基づいて参照期間を決定するステップと、前記参照期間前から現在までの期間における前記通信品質値に基づいて、前記通信で適用される変調方式を決定するステップと、を含む。

発明を実施するための最良の形態

0019

本実施の形態では、直近の所定期間における通信品質値の変化の状況を参照し、変化の状況に基づいて決定される期間におけるSINR値の平均に基づいて、変調方式が決定される基地局装置の構成を示す。

0020

図1は、本発明に係る基地局装置101の構成を示す図である。基地局装置101は、移動局装置と通信を行う。

0021

図7は、本実施の形態に係る基地局装置101および通信相手である移動局装置により行われる通信を示す図である。移動局装置と基地局装置101は、各フレームにおいて交互に、上り信号701,703,705,707および下り信号702,704,706,708を送信している。

0022

移動局装置は、フレームin(in=奇数)において、前々フレームで基地局装置101から受信された下り信号の通信品質を表すSINRエラーレポートを、上り信号701で基地局装置101に通知する。

0023

基地局装置101は、通知されたSINRエラーレポートを基に下り信号の変調方式を決定し、フレームin+1(in+1=偶数)において、下り信号704で移動局装置に通知する。なお、下り信号704は、下り信号702と同じ変調方式により変調されて送信される。

0024

基地局装置101は、下り信号706の変調処理から、上記で決定された変調方式による変調を実施する。

0025

さらに、移動局装置は、下り信号702の通信品質を算出し、得られるSINRエラーレポートをフレームin+2(in+2=奇数)において、上り信号705で基地局装置101に通知する。

0026

基地局装置101は、通知されたSINRエラーレポートを基に下り信号の変調方式を決定し、フレームin+3(in+3=偶数)において、下り信号708で移動局装置に通知する。なお、下り信号708は、下り信号706と同じ変調方式により変調されて送信される。

0027

以上の処理を繰り返して、基地局装置101は、移動局装置から通知されるSINRエラーレポートに基づいて、下り信号の変調方式を決定している。

0028

次に、基地局装置101の構成を以下に説明する。基地局装置101は、無線通信部102、復調部103、復号部104、通信品質値記憶部105、参照期間決定部106、変調方式決定部107、符号化部108、変調部109、メモリー110、アンテナ111を含む。このうち、復調部103、復号部104、通信品質値記憶部105、参照期間決定部106、変調方式決定部107、符号化部108、変調部109は、たとえばCPUまたはDSPで構成される。

0029

アンテナ111は、基地局装置101の通信相手である移動局装置から送信される信号を受信して、無線通信部102へ出力する。また、アンテナ111は、無線通信部102から入力される信号を電波として送信する。

0030

無線通信部102は、ローノイズアンプパワーアンプ局部発振器ミキサフィルタなどを含む。無線通信部102は、アンテナ111から入力される信号に対しダウンコンバート増幅などの処理を行って、得られる信号を復調部103に出力する。また、無線通信部102は、変調部109から入力される信号に対しアップコンバートなどの処理を行って、得られる信号をアンテナ111に出力する。

0031

復調部103は、A/D変換器直並列変換器FFT演算器並直列変換器などを含む。復調部103は、無線通信部102から入力される信号に対し、A/D変換、直並列変換離散フーリエ変換並直列変換などの処置を行って、得られる信号を復号部104へ出力する。

0032

復号部104は、復調部103から入力される信号から受信データを生成し、得られる受信データを通信品質値記憶部105および図示しない上位層へ出力する。

0033

通信品質値記憶部105は、SINRターゲット値を取得し、直近の5つ(直近の10フレーム)のSINRターゲット値を記憶する。SINRターゲット値とは、通信相手である移動局装置において受信された、基地局装置101から送信された信号のSINR値であり、移動局装置から送信され基地局装置101により受信される信号(受信データ)から得られる。

0034

図3に示されるように、基地局装置101が実行している適応変調による通信では、変調クラスごと、すなわち変調クラスに対応する変調方式ごとに必要とされるSINR値(所要SINR値)が規定されている。移動局装置は、基地局装置101から送信された信号を受信すると、受信された信号に基づいて、該信号のSINR値と該信号が変調された変調方式(変調クラス)における所要SINR値との差分である、SINRエラーレポートを2フレームに一度算出し、基地局装置101に送信する。通信品質値記憶部105は、式(1)を用いて、受信されたSINRエラーレポートからSINRターゲット値を算出する。

0035

SINRターゲット値=所要SINR値−SINRエラーレポート…(1)

0036

通信品質値記憶部105は、こうして得られるSINRターゲット値の、直近の5つの値、すなわち直近の10フレームの値を記憶する。通信品質値記憶部105の動作の詳細は後述する。

0037

参照期間決定部106は、通信品質値記憶部105に記憶される通信品質値に基づいて、変調方式の決定する際のパラメータである参照期間を決定する。参照期間決定部106の動作の詳細は後述する。

0038

変調方式決定部107は、通信品質値記憶部105に記憶される通信品質値に基づいて、基地局装置101が送信する下り信号の変調で適用される変調方式(変調クラス)を決定する。この変調方式の決定は、参照期間決定部106で決定される参照期間を用いて行われる。決定された変調方式は変調部109へ通知されるとともに、下り信号を介して移動局装置に通知される。変調方式決定部107の動作の詳細は後述する。

0039

符号化部108は、基地局装置101が送信する送信データに対し符号化処理を行い、得られる信号を変調部109に出力する。

0040

変調部109は、符号化部108から入力されるデータに対し、変調方式決定部107から通知される変調方式に基づく変調を行い、得られるデータを無線通信部102へ出力する。

0041

メモリー110は、半導体メモリーハードディスクなどからなり、基地局装置101で処理されるデータや、使用されるパラメータなどを記憶する。例えば、メモリー110は、図3に示される変調クラスとSINR値の関係を記憶している。

0042

ここで、通信品質値記憶部105、参照期間決定部106、変調方式決定部107の動作を詳細に説明する。

0043

通信品質値記憶部105は、移動局装置から送信されるデータに含まれるSINRエラーレポートからSINRターゲット値を算出し、記憶する。通信品質値記憶部105は、例えばFIFOの構造を有する。図2は、通信品質値記憶部105の、SINRターゲット値を記憶する構造を示す模式図である。SINRターゲット値が算出されると、変数VAR[0]〜VAR[4]は右方向(引数が増加する方向)に1段シフトして、算出されたSINRターゲット値が新たにVAR[0]として記憶される。こうして、常に直近の所定期間(本実施の形態では、5つ、すなわち10フレームに相当)のSINRターゲット値がVAR[0]〜VAR[4]として記憶される。

0044

参照期間決定部106は、通信品質値記憶部105に記憶されるSINRターゲット値を参照する。このとき、参照期間決定部106は、直近の所定期間に含まれる特定のフレームにおけるSINRターゲット値と、同様に直近の所定期間に含まれる、その直後に取得したSINRターゲット値との変化量を参照している。そして、この2つのSINRターゲット値の変化量が所定量(本実施の形態では10dB)以上か判定する。

0045

そして、参照期間決定部106は、SINRターゲット値の変化量が10dB未満である場合、参照期間を、所定期間(5つのSINRターゲット値、すなわち10フレーム)と等しい期間(第1の期間)に決定する。一方、SINRターゲット値の変化量が10dB以上である場合、参照期間決定部106は、参照期間を所定量の変化が終わった時点から現在までの期間(第2の期間)に決定する。

0046

変調方式決定部107は、通信品質値記憶部105に記憶されているSINRターゲット値のうち、参照期間決定部106で決定された期間の値の平均値を算出し、この平均値に基づいて変調方式を決定する。

0047

図4は、SINRターゲット値の変化の一例を示す図である。図4において、フレーム番号i1,i3,i5,i7,…は、2ずつ加算される奇数とする。SINRエラーレポートは奇数フレームにおいて送信されるため、図4も奇数フレームについてのみ示す。図4に示すSINRターゲット値が得られる通信が行われた場合について説明する。

0048

フレームi9のデータが受信されると、通信品質値記憶部105は、フレームi1からフレームi9のSINRターゲット値をVAR[4]〜VAR[0]として記憶している。

0049

参照期間決定部106は、通信品質値記憶部105に記憶されているこれらの値を参照し、10dB以上の変化が起きているか判定する。この場合、10dB以上の変化は起きていないので、参照期間決定部106は、参照期間を5つのSINRターゲット値に相当する期間、すなわち10フレームとし、変調方式決定部107に通知する。

0050

変調方式決定部107は、参照期間決定部106から通知された期間、すなわち10フレーム(5つ)のSINR値ターゲット値の平均値を算出し、この平均値に基づいて変調方式を決定する。平均値は、(6.2+5.7+6.0+6.2+6.4)/5=6.1dBであるため、図3に示される関係により変調方式は、変調クラス3に対応する変調方式となる。

0051

次に、フレームi11のデータが受信されると、通信品質値記憶部105は、フレームi3からフレームi11のSINRターゲット値をVAR[4]〜VAR[0]として記憶する。

0052

フレームi3からフレームi11においては、SINRターゲット値に10dB以上の変化が起きているため、参照期間決定部106は、参照期間を、変化が終わった時点からの期間である1つのSINRターゲット値に相当する期間、すなわち2フレームと決定し、変調方式決定部107に通知する。

0053

変調方式決定部107は、参照期間決定部106から通知された期間の平均値を算出し、この平均値に基づいて変調方式を決定する。ここでは参照期間が2フレームであるため、変調方式決定部107は、VAR[0]に記憶されているフレームi11の値20.2dBに基づいて、変調方式を決定する。決定される変調方式は、図3に示される関係により変調クラス8に対応する変調方式となる。

0054

次に、フレームi13のデータが受信されると、通信品質値記憶部105は、フレームi5からフレームi13のSINRターゲット値をVAR[4]〜VAR[0]として記憶する。

0055

フレームi5からフレームi13において、SINRターゲット値に10dB以上の変化が起きているため、参照期間決定部106は、参照期間を、変化が終わった時点からの期間である2つのSINRターゲット値に相当する期間、すなわち4フレームと決定し、変調方式決定部107に通知する。

0056

変調方式決定部107は、参照期間決定部106から通知された期間、すなわち4フレームのSINRターゲット値の平均値を算出し、この平均値に基づいて変調方式を決定する。平均値は、(VAR[0]+VAR[1])/2=(20.2+21.0)/2=20.6dBであるため、図3に示される関係により変調方式は変調クラス8に対応する変調方式になる。

0057

以上の処理を繰り返し、10dB以上の変化が直近の所定期間(10フレーム)よりも前になると参照期間決定部106は、再び参照期間を10フレームとする。

0058

図5Aは、以上で述べた、本実施の形態に係る基地局装置101によって行われる変調方式の決定処理を示す図である。図5Bは、従来技術に係る基地局装置によって行われる変調方式の決定処理を示す図である。本実施の形態に係る基地局装置101の変調方式は、従来技術の場合に比べ、SINR値の変化への対応が早いことが分かる。

0059

次に、本実施の形態に係る基地局装置101で行われる変調方式の決定処理をフローチャートを用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る基地局装置101で行われる変調方式の決定処理を示すフローチャートである。

0060

基地局装置101が移動局装置からフレームinのデータを受信すると(S601)、通信品質値記憶部105は、受信されたデータのフレーム番号が奇数か確認する(S602)。奇数であれば(S602でYesに相当)、通信品質値記憶部105は、受信されたデータに含まれるSINRレポートからSINRターゲット値を算出して、VAR[0]〜VAR[4]として記憶されているSINRターゲット値を更新する(S603)。受信したデータのフレーム番号が奇数でなければ(S602でNoに相当)、通信品質値記憶部105は、次のデータの受信を待つ。

0061

参照期間決定部106は、通信品質値記憶部105に記憶されているSINRターゲット値が更新されると、これらの値で10dB以上の変化が起きているか確認する(S604)。

0062

10dB以上の変化が起きていなければ(S604でNoに相当)、参照期間決定部106は、参照期間を10フレームと決定する(S606)。一方、10dB以上の変化が起きていれば(S604でYesに相当)、参照期間決定部106は、参照期間を10dB以上の変化が終わった時点からの期間と決定する(S605)。

0063

変調方式決定部107は、参照期間決定部106により決定された参照期間における、VAR[j](jは参照期間内の値)の平均値、すなわち、SINRターゲット値の平均値を算出して(S607)変調クラスを決定し、変調方式を変調クラスに対応するものに決定する(S608)。

0064

基地局装置101は、受信したフレームデータが最後のデータか確認し(S609)、最後であれば処理を終了し、最後でなければ次のデータの受信を待つ。

0065

以上の構成により、基地局装置101は、通信品質値の変化の状況も考慮した、通信状況に適した変調方式による通信を実行することができる。

0066

例えば、SINRターゲット値が急激に変化する場合にも、基地局装置101は、SINRターゲット値に対し適切な変調多値数の変調方式による通信を実行することができる。

0067

なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

0068

例えば、本実施の形態では、直近の5つのSINRターゲット値において、10dB以上の変化が起きているか判定する構成を示したが、参照するSINRターゲット値の個数および基準とする変化量はこの値に限定されない。

0069

また、本実施の形態では、所定期間と第1の期間とを同一のフレーム数にしていたが、本発明はそれに限定されず、所定期間は第1の期間に設定されている期間(フレーム数)以下であってもよい。この場合は、第1の期間は、予め定められている期間(フレーム数)となり、第2の期間は、SINRターゲット値の変化が所定量以上となった時点以降の期間になる。

0070

さらに、本実施の形態では、連続する2つのSINRターゲット値間で急激な変化が起きる場合に参照期間を変更する構成を示したが、本発明はこれに限定されず、3つ以上のSINRターゲット値における変化量の合計が所定量を超える場合に参照期間を変更する構成へも変更可能である。

0071

また、本実施の形態では、通信品質値としてSINR値およびSINRターゲット値を用いる構成を示したが、本発明はこれに限定されず、例えばSN比エラーレートなどを用いる構成にも適用可能である。

0072

また、本実施の形態では、通信品質値が急激に向上する場合を示したが、本発明はこれに限定されず、通信品質値が急激に低下する場合にも、同様に参照期間を決定することで、同様の効果を得ることができる。

0073

さらに、本実施の形態では、通信品質値が急激に変化する場合に対する構成を示したが、本発明はこれに限定されず、通信品質値の傾向に応じて参照期間を変化させる、さまざまな構成を含む。

0074

また、本実施の形態では、所定量以上の変化が起きた場合には参照期間を、変化が終わった時点からの期間とする構成を示したが、本発明はこれに限定されず、通常の参照期間よりも短い期間に変更する構成であれば、効果を得ることができる。

0075

また、本実施の形態では、SINRターゲット値は、基地局装置から送信され移動局装置により受信される信号に基づいて得られ、得られるSINRターゲット値に基づいて基地局装置から移動局装置へ送信される信号の変調方式を決定する構成を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、SINRターゲット値が移動局装置から送信され基地局装置により受信される信号に基づいて得られ、得られるSINRターゲット値に基づいて移動局装置から基地局装置へ送信される信号の変調方式を決定する構成としてもよい。

0076

さらに、本実施の形態では、本発明が移動体通信システムにおける基地局装置に適用される構成を示したが、本発明はこれに限定されず、無線有線に関わらず、通信状況に基づいて変調方式を決定するあらゆる通信装置に適用可能である。

図面の簡単な説明

0077

本発明に係る基地局装置の構成を示す図である。
通信品質値記憶部の、SINRターゲット値を記憶する構造を示す模式図である。
SINR値と変調クラスの関係を示す図である。
SINRターゲット値の変化の一例を示す図である。
本実施の形態に係る基地局装置によって行われる変調方式の決定処理を示す図である。
従来技術に係る基地局装置によって行われる変調方式の決定処理を示す図である。
本実施の形態に係る基地局装置で行われる変調方式の決定処理を示すフローチャートである。
本実施の形態に係る基地局装置および移動局装置により行われる通信を示す図である。

符号の説明

0078

101基地局装置、102無線通信部、103復調部、104復号部、105通信品質値記憶部、106参照期間決定部、107変調方式決定部、108 符号化部、109変調部、110メモリー、111アンテナ、701上り信号、702下り信号、703 上り信号、704 下り信号、705 上り信号、706 下り信号、707 上り信号、708 下り信号。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • NECプラットフォームズ株式会社の「 通信システム及び方法」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】電波干渉を起こすレーダ波が検出された場合に、実行中の無線通信が遮断されるのを抑制可能な通信システム、無線通信装置及びチャネル変更プログラムを提供する。【解決手段】本発明の通信システム100は、... 詳細

  • オムロン株式会社の「 無線受信装置、及び無線システム」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】同一周波数帯のノイズが存在する場合であっても、通信状態が良好か否かをユーザに対して適切に通知することができる技術を提供する。【解決手段】無線通信システム1において、第1無線受信装置10は、信号... 詳細

  • キヤノン株式会社の「 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】 通信装置が、Multi−AP ControllerやMulti−AP Agentと通信パラメータを共有する際に、複数のパラメータ共有方式から選択的に実行可能とする。【解決手段】 通信... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ