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技術 移動局装置およびハンドオーバ方法

出願人 京セラ株式会社
発明者 中島靖雄
出願日 2008年11月17日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2008-292962
公開日 2010年6月3日 (11年4ヶ月経過) 公開番号 2010-124021
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード ソフトウェアスイッチ 相対速 ハードウェアスイッチ 周辺基地局装置 移動モード 初期パラメータ 相対移動速度 基地局検索
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

移動局ハンドオーバ頻度を低減する。

解決手段

移動局12は、ハンドオーバを行う第1のタイミング(ハンドオーバタイミング)とその第1のタイミングより早い第2のタイミング(予備サーチタイミング)とのそれぞれで、周辺基地局を検索する基地局検索部30と、基地局検索部30により第1のタイミングで検索されかつ第2のタイミングで検索されない基地局のいずれかをハンドオーバ先として選択するハンドオーバ先選択部32と、を含む。

概要

背景

移動通信システムでは、通信品質劣化を防ぐため、ハンドオーバ頻度の低減が望まれている。そのためには、移動局がその進行方向に対して前方にある基地局をハンドオーバ先として選択することが好ましい。移動局が基地局にハンドオーバしてからそのカバーエリアを出るまでの時間が長くなるからである。

この点、特許文献1には、周辺基地局検索したとき各基地局の電波強度を記憶しておき、前回検索したときよりも電波強度が増加している基地局が進行方向に対して前方にあると推定する移動局が開示されている。この移動局は、前方にあると推定された基地局のうち最も電波強度が高い基地局をハンドオーバ先として選択する。
特開2002−27518号公報

概要

移動局のハンドオーバ頻度を低減する。移動局12は、ハンドオーバを行う第1のタイミング(ハンドオーバタイミング)とその第1のタイミングより早い第2のタイミング(予備サーチタイミング)とのそれぞれで、周辺の基地局を検索する基地局検索部30と、基地局検索部30により第1のタイミングで検索されかつ第2のタイミングで検索されない基地局のいずれかをハンドオーバ先として選択するハンドオーバ先選択部32と、を含む。

目的

本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、ハンドオーバ頻度を低減することができる移動局装置およびハンドオーバ方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

ハンドオーバを行う第1のタイミングと該第1のタイミングより早い第2のタイミングとのそれぞれで、周辺基地局装置検索する基地局検索手段と、前記基地局検索手段により前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択するハンドオーバ先選択手段と、を含むことを特徴とする移動局装置

請求項2

請求項1に記載の移動局装置において、前記基地局検索手段は、前記周辺の基地局装置から送信される報知信号に基づいて、前記周辺の基地局装置を検索し、前記ハンドオーバ先選択手段は、前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のうち、当該移動局装置における受信レベル所定値以上である報知信号を送信した基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択する、ことを特徴とする移動局装置。

請求項3

請求項2に記載の移動局装置において、前記ハンドオーバ先選択手段は、当該移動局装置における受信レベルが所定値以上である報知信号のうち該受信レベルが最も低い報知信号を送信した基地局装置をハンドオーバ先として選択する、ことを特徴とする移動局装置。

請求項4

請求項1から3のいずれかに記載の移動局装置において、ハンドオーバの実行間隔を取得する手段をさらに含み、前記基地局検索手段は、前記ハンドオーバの実行間隔に基づいて、前記第2のタイミングを決定する、ことを特徴とする移動局装置。

請求項5

請求項4に記載の移動局装置において、前記ハンドオーバ先選択手段は、前記ハンドオーバの実行間隔が所定時間未満である場合に、前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択し、前記ハンドオーバの実行間隔が前記所定時間以上である場合に、当該移動局装置における受信レベルが最大である報知信号を送信した基地局装置をハンドオーバ先として選択する、ことを特徴とする移動局装置。

請求項6

請求項1から3のいずれかに記載の移動局装置において、周辺基地局装置配置間隔に対する当該移動局装置の相対移動速度推定する相対移動速度推定手段をさらに含み、前記基地局検索手段は、前記相対移動速度推定手段により推定される相対移動速度に基づいて、前記第2のタイミングを決定する、ことを特徴とする移動局装置。

請求項7

請求項6に記載の移動局装置において、前記ハンドオーバ先選択手段は、前記相対移動速度推定手段により推定される相対移動速度が所定速度を超える場合に、前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択し、前記相対移動速度推定手段により推定される相対移動速度が前記所定速度以下である場合に、当該移動局装置における受信レベルが最大である報知信号を送信した基地局装置をハンドオーバ先として選択する、ことを特徴とする移動局装置。

請求項8

移動局装置のハンドオーバ方法であって、ハンドオーバを行う第1のタイミングと該第1のタイミングより早い第2のタイミングとのそれぞれで、周辺の基地局装置を検索するステップと、前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択するステップと、を含むことを特徴とするハンドオーバ方法。

技術分野

0001

本発明は、移動局装置およびハンドオーバ方法に関し、特に、ハンドオーバ先を選択する技術に関する。

背景技術

0002

移動通信システムでは、通信品質劣化を防ぐため、ハンドオーバ頻度の低減が望まれている。そのためには、移動局がその進行方向に対して前方にある基地局をハンドオーバ先として選択することが好ましい。移動局が基地局にハンドオーバしてからそのカバーエリアを出るまでの時間が長くなるからである。

0003

この点、特許文献1には、周辺基地局検索したとき各基地局の電波強度を記憶しておき、前回検索したときよりも電波強度が増加している基地局が進行方向に対して前方にあると推定する移動局が開示されている。この移動局は、前方にあると推定された基地局のうち最も電波強度が高い基地局をハンドオーバ先として選択する。
特開2002−27518号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に記載の移動局では、その進行方向に対して前方にある基地局をハンドオーバ先として選択することができない場合がある。

0005

たとえば、特許文献1に記載の移動局では、たとえその進行方向に対して前方にある基地局から送信される報知信号を受信したとしても、その基地局から送信される報知信号を前回の検索でも検出していなければ、その基地局をハンドオーバ先として選択しない。このため、特許文献1に記載の移動局では、ハンドオーバ頻度を十分に低減させることができない。

0006

本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、ハンドオーバ頻度を低減することができる移動局装置およびハンドオーバ方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明に係る移動局装置は、ハンドオーバを行う第1のタイミングと該第1のタイミングより早い第2のタイミングとのそれぞれで、周辺基地局装置を検索する基地局検索手段と、前記基地局検索手段により前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択するハンドオーバ先選択手段と、を含むことを特徴とする。

0008

本発明によれば、移動局装置の進行方向に対して前方にある基地局装置がハンドオーバ先として選択されやすくなるため、移動局装置のハンドオーバ頻度を低減することができる。

0009

また、本発明の一態様では、前記基地局検索手段は、前記周辺の基地局装置から送信される報知信号に基づいて、前記周辺の基地局装置を検索し、前記ハンドオーバ先選択手段は、前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のうち、当該移動局装置における受信レベル所定値以上である報知信号を送信した基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択する。

0010

この態様によれば、受信レベルが所定値未満である報知信号を送信した基地局装置がハンドオーバ先の候補から除外される。

0011

また、本発明の一態様では、前記ハンドオーバ先選択手段は、当該移動局装置における受信レベルが所定値以上である報知信号のうち該受信レベルが最も低い報知信号を送信した基地局装置をハンドオーバ先として選択する。

0012

この態様によれば、移動局装置の進行方向に対して前方にある基地局装置のうち、移動局装置から最も離れた基地局装置がハンドオーバ先として選択されるため、移動局装置のハンドオーバ頻度をさらに低減することができる。

0013

また、本発明の一態様では、ハンドオーバの実行間隔を取得する手段をさらに含み、前記基地局検索手段は、前記ハンドオーバの実行間隔に基づいて、前記第2のタイミングを決定する。

0014

ハンドオーバの実行間隔は、周辺基地局装置配置間隔に対する移動局装置の相対移動速度に応じて変化する。すなわち、移動局装置の相対移動速度が高いほどハンドオーバの実行間隔は短くなり、逆に移動局装置の相対移動速度が低いほどハンドオーバの実行間隔は長くなる。本態様によれば、ハンドオーバの実行間隔に基づいて、ハンドオーバ時(第1のタイミング)より前に基地局検索を行う第2のタイミングが決定されるため、移動局装置の進行方向に対して前方にある基地局装置がハンドオーバ先としてさらに選択されやすくなる。また、移動局装置の消費電力を低減することもできる。

0015

なお、この態様では、前記ハンドオーバ先選択手段は、前記ハンドオーバの実行間隔が所定時間未満である場合に、前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択し、前記ハンドオーバの実行間隔が前記所定時間以上である場合に、当該移動局装置における受信レベルが最大である報知信号を送信した基地局装置をハンドオーバ先として選択してもよい。

0016

こうすれば、周辺基地局装置の配置間隔に対する移動局装置の相対移動速度が高い場合には、移動局装置の進行方向に対して前方にある基地局装置がハンドオーバ先として選択され、移動局装置の相対移動速度が低い場合には、移動局装置に近い基地局装置がハンドオーバ先として選択されるようになる。

0017

また、本発明の一態様では、周辺基地局装置の配置間隔に対する当該移動局装置の相対移動速度を推定する相対移動速度推定手段をさらに含み、前記基地局検索手段は、前記相対移動速度推定手段により推定される相対移動速度に基づいて、前記第2のタイミングを決定する。

0018

この態様によれば、周辺基地局装置の配置間隔に対する移動局装置の相対移動速度に基づいて、ハンドオーバ時(第1のタイミング)より前に基地局検索を行う第2のタイミングが決定される。このため、移動局装置の進行方向に対して前方にある基地局装置がハンドオーバ先としてさらに選択されやすくなる。また、移動局装置の消費電力を低減することもできる。

0019

なお、この態様では、前記ハンドオーバ先選択手段は、前記相対移動速度推定手段により推定される相対移動速度が所定速度を超える場合に、前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択し、前記相対移動速度推定手段により推定される相対移動速度が前記所定速度以下である場合に、当該移動局装置における受信レベルが最大である報知信号を送信した基地局装置をハンドオーバ先として選択してもよい。

0020

こうすれば、周辺基地局装置の配置間隔に対する移動局装置の相対移動速度が高い場合には、移動局装置の進行方向に対して前方にある基地局装置がハンドオーバ先として選択され、移動局装置の相対移動速度が低い場合には、移動局装置に近い基地局装置がハンドオーバ先として選択されるようになる。

0021

また、本発明に係るハンドオーバ方法は、移動局装置のハンドオーバ方法であって、ハンドオーバを行う第1のタイミングと該第1のタイミングより早い第2のタイミングとのそれぞれで、周辺の基地局装置を検索するステップと、前記第1のタイミングで検索されかつ前記第2のタイミングで検索されない基地局装置のいずれかをハンドオーバ先として選択するステップと、を含むことを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0022

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。

0023

図1は、本発明の一実施形態に係る移動通信システム10の構成図である。同図に示すように、移動通信システム10は、移動局12と、複数の基地局14(ここでは、移動局12の周辺に位置する7つの基地局14−1〜14−7のみを示す)と、を含んで構成される。ここでは、移動局12と基地局14−1とが無線接続している様子が示されているが、移動局12は、基地局14−1のカバーエリアを出る際、基地局14−1以外の基地局14にハンドオーバを行う。

0024

本実施形態に係る移動局12には、ハンドオーバ先の選択方法として2つのモードが用意されている。1つは「通常モード」であり、もう1つは「移動モード」である。「通常モード」とは、移動局12に近い基地局14をハンドオーバ先として選択する標準的なモードである。一方、「移動モード」とは、移動局12の進行方向に対して前方にある基地局14をハンドオーバ先として選択するモードである。これら2つのモードは、手動または自動で切り替えられる。

0025

ここでは、「移動モード」に設定された移動局12が接続中の基地局14−1から基地局14−6および基地局14−7の方向に移動する場合の動作を、図2に基づいて説明する。図2は、移動局12の移動経路を示す図である。同図に示すように、移動局12は、基地局14−1と接続している地点Aから、地点B、地点C、地点Dを経由して、基地局14−6および基地局14−7に近い地点Eに移動する。

0026

地点Bに移動した移動局12は、周辺の基地局14から送信される報知信号に基づいて、周辺の基地局14を検索する。報知信号には、その報知信号を送信した基地局14のBSID(Base Station Identification:基地局識別情報)が含まれている。地点Bでは、基地局14−1,14−2,14−3の報知信号が移動局12により受信される。

0027

次に、基地局14−1のカバーエリアの端(セルエッジ付近である地点Cに移動すると、移動局12は、基地局14−1のカバーエリアから出る前に、ハンドオーバ先の候補となる周辺の基地局14を検索する。地点Cでは、基地局14−1,14−2,14−3,14−4の報知信号が移動局12により受信される。

0028

ここで、移動局12は、地点C(今回基地局検索を行った地点)で検索された基地局14のうち地点B(前回基地局検索を行った地点)で検索された基地局14のいずれとも異なる基地局14−4、すなわち地点Cで検索されかつ地点Bで検索されなかった基地局14−4をハンドオーバ先として選択する。このように、移動局12は、地点Cに近いが移動局12の進行方向(図2波線参照)に対して前方にない基地局14−2および基地局14−3のいずれでもなく、移動局12の進行方向に対して前方にある基地局14−4をハンドオーバ先として選択する。移動局12が基地局14−4にハンドオーバしてからそのカバーエリアを出るまでの時間は、移動局12が基地局14−2または基地局14−3にハンドオーバしてからそのカバーエリアを出るまでの時間よりも長いからである。

0029

基地局14−4に接続した移動局12は、次に基地局14−4のカバーエリア内である地点Dで、周辺の基地局14を検索する。地点Dでは、基地局14−4,14−5の報知信号が移動局12により受信される。

0030

さらに、基地局14−4のカバーエリアの端付近である地点Eに移動すると、移動局12は、基地局14−4のカバーエリアから出る前に、ハンドオーバ先の候補となる周辺の基地局14を検索する。地点Eでは、基地局14−4,14−6,14−7の報知信号が移動局12により受信される。

0031

ここで、移動局12は、地点E(今回基地局検索を行った地点)で検索されかつ地点D(前回基地局検索を行った地点)で検索されなかった基地局14−6,14−7をハンドオーバ先の候補として選択する。このようにハンドオーバ先の候補が2つ存在する場合、移動局12は、移動局12における受信レベルが所定値以上である報知信号のうちその受信レベルが最も低い報知信号を送信した基地局14(ここでは基地局14−6よりも地点Eから遠い基地局14−7)をハンドオーバ先として選択する。移動局12が基地局14−7にハンドオーバしてからそのカバーエリアを出るまでの時間は、移動局12が基地局14−6にハンドオーバしてからそのカバーエリアを出るまでの時間よりも長いからである。

0032

このように、「移動モード」に設定された移動局12は、その進行方向に対して前方にある基地局14をハンドオーバ先として選択する。また、ハンドオーバ先の候補(その進行方向に対して前方にある基地局14)が複数存在する場合、移動局12は、移動局12から最も離れた基地局14をハンドオーバ先として選択する。このため、移動局12は、そのハンドオーバ頻度を低減することができる。

0033

以下では、上記処理を実現するために移動局12が備える構成について説明する。

0034

図3は、移動局12の機能ブロック図である。同図に示すように、移動局12は、アンテナ20、無線部22、記憶部24、制御部26(ハンドオーバ時刻管理部28、基地局検索部30、ハンドオーバ先選択部32)、タイマ部34、およびモード切替スイッチ36を含んで構成される。

0035

アンテナ20は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線部22に出力する。また、アンテナ20は、無線部22から供給される無線信号を基地局14に対して送信する。

0036

無線部22は、低雑音増幅器電力増幅器周波数変換器帯域通過フィルタ、A/D変換器、D/A変換器、復調回路、および変調回路を含んで構成される。無線部22は、アンテナ20から入力される無線信号に、増幅ダウンコンバート、A/D変換、ディジタル復調などを施し、得られた受信データを制御部26に出力する。また、無線部22は、制御部26から入力される送信データに、ディジタル変調、D/A変換、アップコンバート、増幅などを施し、得られた無線信号をアンテナ20に供給する。

0037

記憶部24は、たとえば半導体メモリ素子で構成され、制御部26により使用される各種の制御プログラムパラメータ、テーブルなどを記憶する。

0038

制御部26は、たとえばCPU(Central Processing Unit)およびCPUの動作を制御するプログラムで構成され、移動局12の各部を制御する。特に、制御部26は、ハンドオーバ時刻管理部28、基地局検索部30、およびハンドオーバ先選択部32を機能的に含み、設定されたハンドオーバ先の選択方法(「通常モード」または「移動モード」)に従って移動局12のハンドオーバを制御する。

0039

ハンドオーバ時刻管理部28は、移動局12がハンドオーバを行うタイミングでタイマ部34から現在時刻を取得し、取得した時刻をハンドオーバ時刻として記憶部24に記録する(図4参照)。

0040

また、ハンドオーバ時刻管理部28は、記憶部24に記憶される少なくとも2つのハンドオーバ時刻に基づいて、ハンドオーバの実行間隔を取得する。なお、ハンドオーバ時刻管理部28は、記憶部24に記憶される直近2つのハンドオーバ時刻の差をハンドオーバの実行間隔として取得してもよいし、記憶部24に記憶される直近複数のハンドオーバ時刻間の差の平均値をハンドオーバの実行間隔として取得してもよい。

0041

基地局検索部30は、移動局12がハンドオーバを行うタイミング(第1のタイミング、以下「ハンドオーバタイミング」という)で、ハンドオーバ先の候補となる周辺の基地局14を検索し、検索結果を記憶部24に記録する。すなわち、基地局検索部30はまず、ハンドオーバタイミングで、周辺の基地局14から送信される報知信号を受信するとともに、タイマ部34から現在時刻を取得する。そして、基地局検索部30は、受信された報知信号に含まれるBSIDおよびその報知信号の受信レベル(基地局検索結果)と、タイマ部34から取得した時刻(基地局検索時刻)と、を記憶部24に記録する(図5参照)。

0042

また「移動モード」では、基地局検索部30は、移動局12がハンドオーバを行うタイミングより早いタイミング(第2のタイミング、以下「予備サーチタイミング」という)でも、周辺の基地局14を検索し、検索結果を記憶部24に記録する。ここで、基地局検索部30は、前回ハンドオーバを行ったタイミング(前回のハンドオーバタイミング)より後かつ次回ハンドオーバを行うタイミング(次回のハンドオーバタイミング)より前のタイミングを予備サーチタイミングとして基地局検索を行ってもよいし、前回ハンドオーバを行ったタイミング(前回のハンドオーバタイミング)を予備サーチタイミングとみなすことにより、ハンドオーバタイミング以外での基地局検索を省略してもよい。

0043

なお、基地局検索部30は、過去のハンドオーバ実績(たとえば、周辺の基地局14の配置間隔に対する移動局12の相対移動速度に応じて変化するハンドオーバの実行間隔)に基づいて、予備サーチタイミングを決定してもよい。

0044

たとえば、基地局検索部30は、ハンドオーバを行った後に、前回のハンドオーバ時刻と今回のハンドオーバ時刻との差をハンドオーバの実行間隔としてハンドオーバ時刻管理部28から取得し、直近の基地局検索時刻にハンドオーバの実行間隔の1/2を加えたタイミングを予備サーチタイミングとしてもよい。

0045

また、基地局検索部30は、ハンドオーバ時刻管理部28から取得したハンドオーバの実行間隔がT1(記憶部24に記憶される初期パラメータの1つ)未満であるか否かを判定し、ハンドオーバの間隔がT1未満であれば、直近の基地局検索時刻からT2(記憶部24に記憶される初期パラメータの1つであってT1より小さい値)後を予備サーチタイミングとし、ハンドオーバの実行間隔がT1以上であれば、直近の基地局検索時刻からT1後を予備サーチタイミングとしてもよい。

0046

こうすれば、基地局検索部30は、移動局12と周辺の基地局14との位置関係の変化に応じた好適なタイミングで、周辺の基地局14を検索することができる。また、移動局12と周辺の基地局14との位置関係があまり変化していないときには基地局検索の実行が抑制されるため、移動局12の消費電力を低減することもできる。

0047

ハンドオーバ先選択部32は、記憶部24に記憶される基地局検索結果に基づいて、移動局12のハンドオーバ先を決定する。以下、ハンドオーバ先選択部32の処理を、「通常モード」と「移動モード」とに分けて説明する。

0048

「通常モード」では、ハンドオーバ先選択部32は、記憶部24に記憶される今回(最新)の基地局検索結果のうち、報知信号の受信レベルが最大であるBSIDで識別される基地局14をハンドオーバ先として選択する。通常、移動局12に最も近い基地局14がハンドオーバ先として選択される。

0049

「移動モード」では、ハンドオーバ先選択部32は、記憶部24から今回の基地局検索結果(今回のハンドオーバタイミングで取得された基地局検索結果)と前回の基地局検索結果(予備サーチタイミングで取得された基地局検索結果)とを読み出す。そして、ハンドオーバ先選択部32は、今回の基地局検索結果に含まれかつ前回の基地局検索結果に含まれないBSIDのうち、報知信号の受信レベルが所定値以上であるBSIDで識別される基地局14をハンドオーバ先として選択する。ここで、ハンドオーバ先の候補が複数存在する場合、ハンドオーバ先選択部32は、そのうち報知信号の受信レベルが最も低いBSIDで識別される基地局14をハンドオーバ先として選択する。

0050

なお、ハンドオーバ先選択部32は、たとえば前回のハンドオーバ時刻と今回のハンドオーバ時刻との差をハンドオーバの実行間隔としてハンドオーバ時刻管理部28から取得し、このハンドオーバの実行間隔が所定時間以上であるか否かに基づいて、ハンドオーバ先の選択方法を自動的に切り替えてもよい。すなわち、ハンドオーバ先選択部32は、ハンドオーバの実行間隔が所定時間未満である場合に、ハンドオーバ先の選択方法を「移動モード」にし、ハンドオーバの実行間隔が所定時間以上である場合に、ハンドオーバ先の選択方法を「通常モード」にしてもよい。こうすれば、周辺の基地局14の配置間隔に対する移動局12の相対移動速度が高い場合には、移動局12の進行方向に対して前方にある基地局14がハンドオーバ先として選択され、移動局12の相対移動速度が低い場合には、移動局12に近い基地局14がハンドオーバ先として選択されるようになる。

0051

モード切替スイッチ36は、ハンドオーバ先の選択方法(「通常モード」または「移動モード」)を移動局12のユーザが手動で切り替えるためのハードウェアスイッチまたはソフトウェアスイッチである。

0052

ここで、移動局12の動作について説明する。

0053

図6は、「通常モード」に設定された移動局12の動作の一例を示すフロー図である。同図に示すように、「通常モード」に従って選択されたハンドオーバ先へのハンドオーバを実行すると(S100:Y)、移動局12は、ハンドオーバ時刻を記憶部24に記録する(S102)。さらに、移動局12は、ハンドオーバタイミングで実行された基地局検索の結果(受信された報知信号に含まれるBSIDと受信された報知信号の受信レベル)とその時刻(基地局検索時刻)とを記憶部24に記録する(S104)。

0054

次に、移動局12は、記憶部24に前回のハンドオーバに係る記録があるか否かを判定する(S106)。ここで、前回のハンドオーバに係る記録があれば(S106:Y)、すなわち記憶部24に少なくとも2つのハンドオーバ時刻が記憶されていれば、移動局12は、前回のハンドオーバ時刻と今回のハンドオーバ時刻との差をハンドオーバの実行間隔として取得する(S108)。そして、取得したハンドオーバの実行間隔が所定時間未満であれば(S110:Y)、移動局12は、ハンドオーバ先の選択方法を「移動モード」に変更する(S112)。一方、取得したハンドオーバの実行間隔が所定時間以上であれば(S110:N)、移動局12は、ハンドオーバが実行されるまでS100の判定処理を実行する。

0055

図7は、「移動モード」に設定された移動局12の動作の一例を示すフロー図である。同図に示すように、「移動モード」に従って選択されたハンドオーバ先へのハンドオーバを実行すると(S120:Y)、移動局12は、ハンドオーバ時刻を記憶部24に記録する(S122)。さらに、移動局12は、ハンドオーバタイミングで実行された基地局検索の結果と基地局検索時刻とを記憶部24に記録する(S124)。

0056

次に、移動局12は、記憶部24に前回のハンドオーバに係る記録があるか否かを判定する(S126)。ここで、前回のハンドオーバに係る記録があれば(S126:Y)、すなわち記憶部24に少なくとも2つのハンドオーバ時刻が記憶されていれば、移動局12は、前回のハンドオーバ時刻と今回のハンドオーバ時刻との差をハンドオーバの実行間隔として取得する(S128)。そして、取得したハンドオーバの実行間隔が所定時間以上であれば(S130:Y)、移動局12は、ハンドオーバ先の選択方法を「通常モード」に変更する(S132)。一方、取得したハンドオーバの実行間隔が所定時間未満であれば(S130:N)、移動局12は、S128で取得したハンドオーバの実行間隔に基づいて予備サーチタイミングを決定し(S134)、ハンドオーバが実行されたか否かを監視する処理(S120)を行う。

0057

なお、S120においてハンドオーバが実行されていない場合(S120:N)、移動局12は、S134で決定された予備サーチタイミングが到来したか否かを判定する(S136)。ここで、予備サーチタイミングが到来していれば(S136:Y)、移動局12は、周辺の基地局14を検索し(S138)、予備サーチタイミングで実行された基地局検索の結果と基地局検索時刻とを記憶部24に記録する(S124)。一方、予備サーチタイミングが到来していなければ(S136:N)、移動局12は、ハンドオーバが実行されたか否かを監視する処理(S120)を行う。

0058

以上説明した実施形態によれば、移動局12の進行方向に対して前方にある基地局14がハンドオーバ先として選択されやすくなるため、移動局12のハンドオーバ頻度を低減することができる。

0059

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。

0060

たとえば、上記実施形態では、周辺の基地局12の配置間隔に対する移動局12の相対移動速度を間接的に示すハンドオーバの実行間隔に基づいて、予備サーチタイミングの決定やハンドオーバ先選択方法の切り換えを行う例を示したが、移動局12は、周辺の基地局12の配置間隔に対する移動局12の相対移動速度を直接推定する相対速度推定手段を備えてもよく、推定された移動局12の相対移動速度に基づいて、予備サーチタイミングの決定やハンドオーバ先選択方法の切り換えを行ってもよい。なお、相対速度推定手段の一例として、上位装置から配信される周辺の基地局14の位置情報と、GPS機能などを用いて取得される移動局12の位置情報と、に基づいて、周辺の基地局14の配置間隔に対する移動局12の相対移動速度を推定する手段がある。

図面の簡単な説明

0061

本発明の実施形態に係る移動通信システムの構成図である。
本発明の実施形態に係る移動局の移動経路を示す図である。
本発明の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。
記憶部に記憶されるハンドオーバ時刻の一例を示す図である。
記憶部に記憶される基地局検索結果の一例を示す図である。
「通常モード」に設定された移動局の動作の一例を示すフロー図である。
「移動モード」に設定された移動局の動作の一例を示すフロー図である。

符号の説明

0062

10移動通信システム、12移動局、14基地局、20アンテナ、22無線部、24 記憶部、26 制御部、28ハンドオーバ時刻管理部、 30基地局検索部、32ハンドオーバ先選択部、34タイマ部、36モード切替スイッチ。

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