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技術 エンジン発電機の運転方法

出願人 日本車輌製造株式会社
発明者 田中克明
出願日 2008年10月30日 (12年1ヶ月経過) 出願番号 2008-279134
公開日 2010年5月13日 (10年7ヶ月経過) 公開番号 2010-106745
状態 特許登録済
技術分野 車両用機関または特定用途機関の制御
主要キーワード 待機運転状態 各接触器 制御用信号線 投入作動 定格回転状態 機器停止 排水場所 住宅地域
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

始動と停止とを切り換えポンプのような機器運転状態に合わせてエンジン発電機の運転状態を制御することにより、燃料消費量の削減を図りながら、機器やエンジン発電機を安定して運転することができるエンジン発電機の運転方法を提供する。

解決手段

あらかじめ設定された条件に基づくフロートスイッチの判定結果により始動と停止とを切り換えるポンプのような機器の動力源となる電力を、エンジンにより発電機を駆動して発電するエンジン発電機から供給する際の前記エンジン発電機の運転方法において、前記判定結果が機器停止になったときには、前記機器への電力供給遮断して機器を停止させるとともに前記エンジンをアイドリングに切り換え、前記判定結果が機器始動になったときには、前記エンジンを定格回転に切り換え、該エンジンが定格回転に達した後に前記機器への電力供給を開始する。

概要

背景

あらかじめ設定された条件に基づく判定結果により始動と停止とを切り換え機器、例えば、水位が変動に応じて始動と停止とを切り換えるポンプでは、水位の変動を検出するフロートスイッチを設け、該フロートスイッチで検出した水位の変動に応じてポンプの始動と停止とを切り換えることにより、渇水時のポンプのカラ運転空運転)を防止するとともに、消費電力の削減を図っている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−283739号公報

概要

始動と停止とを切り換えるポンプのような機器の運転状態に合わせてエンジン発電機の運転状態を制御することにより、燃料消費量の削減をりながら、機器やエンジン発電機を安定して運転することができるエンジン発電機の運転方法を提供する。あらかじめ設定された条件に基づくフロートスイッチの判定結果により始動と停止とを切り換えるポンプのような機器の動力源となる電力を、エンジンにより発電機を駆動して発電するエンジン発電機から供給する際の前記エンジン発電機の運転方法において、前記判定結果が機器停止になったときには、前記機器への電力供給遮断して機器を停止させるとともに前記エンジンをアイドリングに切り換え、前記判定結果が機器始動になったときには、前記エンジンを定格回転に切り換え、該エンジンが定格回転に達した後に前記機器への電力供給を開始する。

目的

そこで本発明は、始動と停止とを切り換えるポンプのような機器の運転状態に合わせてエンジン発電機の運転状態を制御することにより、燃料消費量の削減を図りながら、機器やエンジン発電機を安定して運転することができるエンジン発電機の運転方法を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

あらかじめ設定された条件に基づく判定結果により始動と停止とを切り換え機器動力源となる電力を、エンジンにより発電機を駆動して発電するエンジン発電機から供給する際の前記エンジン発電機の運転方法において、前記判定結果が機器停止になったときには、前記機器への電力供給遮断して機器を停止させるとともに前記エンジンをアイドリングに切り換え、前記判定結果が機器始動になったときには、前記エンジンを定格回転に切り換え、該エンジンが定格回転に達した後に前記機器への電力供給を開始することを特徴とするエンジン発電機の運転方法。

請求項2

あらかじめ設定された開始時刻からあらかじめ設定された終了時刻までの間を待機時間とし、該待機時間中は、前記判定結果が機器始動になったときでも、前記エンジンのアイドリングを継続することを特徴とする請求項1記載のエンジン発電機の運転方法。

請求項3

あらかじめ設定された開始時刻からあらかじめ設定された終了時刻までの間を連続運転時間とし、該連続運転時間中は、前記判定結果が機器停止になったときでも、前記エンジンの定格運転と前記機器への電力供給とを継続することを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン発電機の運転方法。

請求項4

1台の前記エンジン発電機に複数台の機器が接続され、複数台の機器における前記判定結果が同時に機器始動になったときには、該複数台の機器への電力供給を同時に行わずに、あらかじめ設定された順番で電力供給を開始することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のエンジン発電機の運転方法。

請求項5

1台の前記エンジン発電機に複数台の機器が接続され、複数台の機器の中の1台の機器における前記判定結果が機器始動になり、該1台の機器に対して電力供給開始動作中に、他の機器における前記判定結果が機器始動になったときには、前記1台の機器に対する電力供給開始動作が終了してから他の機器の電力供給開始動作を開始することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載のエンジン発電機の運転方法。

請求項6

前記判定結果が機器始動になったときの機器への電力供給を開始する動作を、前記エンジン発電機に設けられているバッテリーの電力を駆動源として行うことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載のエンジン発電機の運転方法。

技術分野

0001

本発明は、エンジン発電機運転方法に関し、詳しくは、水位の変動に応じて始動と停止とを切り換え運転される水中ポンプのような機器電力を供給するエンジン発電機の運転方法に関する。

背景技術

0002

あらかじめ設定された条件に基づく判定結果により始動と停止とを切り換える機器、例えば、水位が変動に応じて始動と停止とを切り換えるポンプでは、水位の変動を検出するフロートスイッチを設け、該フロートスイッチで検出した水位の変動に応じてポンプの始動と停止とを切り換えることにより、渇水時のポンプのカラ運転(空運転)を防止するとともに、消費電力の削減を図っている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−283739号公報

発明が解決しようとする課題

0003

前記ポンプの電源として商用電力の確保が困難な場合、その近傍にエンジンにより発電機を駆動して発電するエンジン発電機を設置し、このエンジン発電機からポンプに電力を供給することが行われている。この場合、前記フロートスイッチからの信号でポンプが停止したときでも、エンジン発電機のエンジンを定格回転連続運転させたのでは、燃料を無駄に消費することになる。

0004

さらに、ポンプが停止した無負荷状態低負荷状態でエンジンを長時間運転すると、いわゆる空ぶかしと同じような状態になって排気系統から未燃焼ガス漏れ出したりすることがある。また、2台のポンプを1台のエンジン発電機に接続する場合、2台のポンプが同時に始動する場合の始動電流に対応するため、大きな発電機を使用しなければならず、小型のエンジン発電機を2台使用する場合に比べてかえって不経済になることもある。

0005

そこで本発明は、始動と停止とを切り換えるポンプのような機器の運転状態に合わせてエンジン発電機の運転状態を制御することにより、燃料消費量の削減を図りながら、機器やエンジン発電機を安定して運転することができるエンジン発電機の運転方法を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するため、本発明のエンジン発電機の運転方法は、あらかじめ設定された条件に基づく判定結果により始動と停止とを切り換える機器の動力源となる電力を、エンジンにより発電機を駆動して発電するエンジン発電機から供給する際の前記エンジン発電機の運転方法において、前記判定結果が機器停止になったときには、前記機器への電力供給遮断して機器を停止させるとともに前記エンジンをアイドリングに切り換え、前記判定結果が機器始動になったときには、前記エンジンを定格回転に切り換え、該エンジンが定格回転に達した後に前記機器への電力供給を開始することを特徴としている。

0007

さらに、本発明のエンジン発電機の運転方法は、あらかじめ設定された開始時刻からあらかじめ設定された終了時刻までの間を待機時間とし、該待機時間中は、前記判定結果が機器始動になったときでも、前記エンジンのアイドリングを継続すること、また、あらかじめ設定された開始時刻からあらかじめ設定された終了時刻までの間を連続運転時間とし、該連続運転時間中は、前記判定結果が機器停止になったときでも、前記エンジンの定格運転と前記機器への電力供給とを継続することを特徴としている。

0008

加えて、1台の前記エンジン発電機に複数台の機器が接続され、複数台の機器における前記判定結果が同時に機器始動になったときには、該複数台の機器への電力供給を同時に行わずに、あらかじめ設定された順番で電力供給を開始すること、また、1台の前記エンジン発電機に複数台の機器が接続され、複数台の機器の中の1台の機器における前記判定結果が機器始動になり、該1台の機器に対して電力供給開始動作中に、他の機器における前記判定結果が機器始動になったときには、前記1台の機器に対する電力供給開始動作が終了してから他の機器の電力供給開始動作を開始することを特徴としている。

0009

さらに、前記判定結果が機器始動になったときの機器への電力供給を開始する動作を、前記エンジン発電機に設けられているバッテリーの電力を駆動源として行うことを特徴としている。

発明の効果

0010

本発明のエンジン発電機の運転方法によれば、機器の停止中にはエンジンをアイドリング状態にしておくので、燃料消費量の削減が図れるとともに、排気系統から未燃焼ガスが漏れ出すことを防止できる。また、機器の始動時には、エンジンが定格回転になってから電力供給を開始して機器を始動させるので、エンジン発電機に大きな負荷が掛からず、機器を確実に始動させることができる。

0011

また、エンジンのアイドリング状態を継続する待機時間を設定することにより、周囲への騒音問題を回避することができる。逆に、騒音発生を抑えたい時間帯の前に連続運転時間を設定することにより、騒音発生を抑えたい時間帯における騒音発生率を小さくすることができる。

0012

さらに、複数台の機器を接続しているときに、同時に電力供給を開始せずに所定時間間隔で順次に電力供給を開始するように設定したり、1台の機器に対して電力供給開始動作を行っているときには他の機器への電力供給開始動作を開始しないように設定したりすることにより、大きな始動電流への対応が容易となり、小型のエンジン発電機を使用することが可能となり、大幅なコスト削減を図れる。また、機器への電力供給を開始する動作を、発電した電力ではなくバッテリーの電力を電源として行うことにより、電力供給開始動作をより確実に行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

図1は本発明のエンジン発電機の運転方法をポンプの運転に適用した一形態例を示すフローチャート図2はポンプの始動及び停止を判定するためのフロートスイッチの作動例を示す説明図である。

0014

まず、図2に示すフロートスイッチ11は、筒状のフロート12の内部に、可動ウエイトマグネットリードスイッチを収容したものであって、フロート12の長手方向一端信号線13を介してポンプ14に接続され、信号線13の長さによって上昇限及び下降限がそれぞれ設定されている。

0015

このフロートスイッチ11は、排水場所、例えば槽内の水位が設定水位H以上の場合には、信号線13がフロート12の下方に位置したON状態図2における符号12a)となっており、この状態で槽内の水位が低下していくと、内部の可動ウエイトの作用によって前記ON状態を保ったまま水位の低下とともにフロート12が下降していく(図2における符号12b)。そして、設定水位L以下になってフロート12が下降限に到達すると、信号線13に引っ張られるようにしてフロート12が反転し、信号線13がフロート12の上方に位置したOFF状態図2における符号12c)となる。

0016

このOFF状態で槽内の水位が上昇していくと、内部の可動ウエイトの作用によって前記OFF状態を保ったまま水位とともにフロート12も上昇し(図2における符号12d)、水位が設定水位H以上になってフロート12が上昇限に達すると、信号線13に引っ張られてフロート12が反転することにより、前述のON状態(図2における符号12a)となる。

0017

このように、槽内の水位の検出してON・OFF信号を発生するフロートスイッチ11からの信号によって始動と停止とを繰り返す1台のポンプ14を駆動するための電力を、エンジンにより発電機を駆動して発電するエンジン発電機から供給する場合、前述のようなフロートスイッチ11からの信号をエンジン発電機に入力し、図1に示すような制御手順でエンジン発電機を運転するとともに、ポンプの始動と停止とを切り換える。

0018

まず、エンジン発電機の運転をスタートし、エンジンを定格回転で運転するとともに(ステップ101)、該エンジン発電機に接続されているポンプを手動運転ではなく自動運転する設定を行う(ステップ102)。このスタート時の状態では、ポンプへの電力供給は行われておらず、ポンプは停止している。

0019

ステップ103でフロートスイッチ11からのON・OFF信号により、槽内の水位が設定水位H以上であるか否かを判断する。フロートスイッチ11からの信号がOFFで、槽内の水位が設定水位H以上ではないと判断した場合は(No)、ステップ104に進み、運転スタート時でエンジンが定格回転で運転しているときにはアイドリング状態に切り換え、エンジンがアイドリング状態の場合はアイドリングを継続し、ステップ103で槽内の水位が設定水位H以上であると判断されるまで、ステップ103,104を繰り返す。

0020

ステップ103でフロートスイッチ11からの信号がONで槽内の水位が設定水位H以上であると判断した場合は(Yes)、ステップ105に進んでエンジンをアイドリング状態から定格回転状態とし、あるいは、運転スタート時でエンジンが定格回転で運転しているときには定格回転状態を維持し、該エンジンにより回転駆動されている発電機を定格回転(周波数)状態として所定の電圧及び周波数の電力が出力される状態とする。発電機で発電した電力が所定の状態になったらステップ106に進み、接触器投入してON状態とする電力供給開始動作を行い、ポンプへの電力供給を開始してポンプを始動し、槽内からの排水を開始する。

0021

ステップ107でポンプの自動運転がOFFになっているかを判断し、自動運転OFFになっているときには(Yes)、ステップ108に進んで接触器をOFFとし、ステップ109にてポンプの自動運転を終了する。ステップ107でポンプの自動運転がOFFになっていない場合は(No)、ステップ110に進んでフロートスイッチ11からのON・OFF信号により、槽内の水位が設定水位L以下であるか否かを判断する。

0022

ステップ110で槽内の水位が設定水位L以下になっていないと判断した場合は(No)、ステップ107に戻り、ポンプの自動運転がOFFになった場合を除いてポンプの運転を継続し、槽内からの排水を続ける。ステップ110で槽内の水位が設定水位L以下になったと判断した場合は(Yes)、ステップ111に進み、接触器をOFFにしてポンプへの電力供給を遮断することによりポンプを停止させるとともに、エンジンをアイドリング状態にしてステップ103に戻る。

0023

このように、ステップ110での判断でポンプを停止する際に、接触器をOFFにしてポンプへの電力供給を遮断するだけではなく、エンジンをアイドリングで運転するように制御することにより、定格回転のままエンジンの運転を継続する場合に比べて燃料消費量を削減できるだけでなく、エンジンが空ぶかし状態になって排気系統から未燃焼ガスが漏れ出すことを防止できるとともに、エンジンや発電機の作動音を低減することができる。

0024

このとき、ポンプを停止させるとともに、エンジンも停止させることで、燃料消費量を更に削減することは可能であるが、エンジンを停止させた場合は、ポンプを始動する前にエンジンを始動させる必要があり、制御が複雑になったり、何らかの原因でエンジンが始動できないおそれがあるなど信頼性が低下することがあるため好ましくない。したがって、エンジンが安定した運転状態を維持できるように、ポンプへの給電中断しているときにもエンジンを停止させずにアイドリング状態としておくことにより、ポンプの始動を安定して確実に行うことができる。

0025

さらに、ステップ103での判断でポンプを始動する際には、接触器を直ちに投入せずに、エンジンが定格回転になり、発電機が安定した定格運転状態になってから接触器を投入することにより、ポンプの大きな始動電流による大きな負荷によってエンジンが止まってしまったり、電圧降下によって接触器の投入を行えなかったりするといった事故を未然に防止することができ、ポンプへの電力供給開始、すなわちポンプの始動を確実に行うことができる。

0026

また、接触器として電磁接触器を使用する場合、その作動電源に発電機で発電した交流電力を電磁接触器の開閉駆動用電源として使用すると、ポンプ始動時の電圧降下で接触器の投入状態を維持できなくなるおそれがあるため、ある程度余裕をもった大型の発電機を必要とするが、エンジン発電機が内蔵しているバッテリーの直流電力(例えばDC24V)を電磁接触器の開閉駆動用電源として使用することにより、ポンプ始動時に一時的に交流電力の電圧降下が生じても、接触器を投入する電力供給開始動作を確実に行うことができるので、小型の発電機を使用することが可能となる。

0027

図3乃至図5は、1台のエンジン発電機から2台のポンプに電力を供給する例を示すもので、図3に示すように、1台のエンジン発電機21から二つの槽22a、22b(以下、A槽,B槽という)にそれぞれ設置された2台のポンプ23a、23b(以下、ポンプA,ポンプBという)に電力を供給する場合、エンジン発電機21の制御部21a及び電源出力端子21bにポンプの始動、停止を制御するための制御装置24a、24bを接続し、該制御装置24a、24bの信号入力部25a,25bに対応するフロートスイッチ26a、26bをそれぞれ接続するとともに、接触器27a,27b(以下、接触器A,接触器Bという)を有する給電部に前記ポンプA,ポンプBをそれぞれ接続する。

0028

なお、2台のポンプA,ポンプBの制御関係は、ポンプA側の制御装置を親機、ポンプB側の制御装置を子機に設定している。また、基本的には前記形態例と同じ機器を使用し、同様の制御を行うので、詳細な説明は一部を省略する。

0029

図4(a)に示すように、A槽に設置されたポンプAのフロートスイッチ26aは、水位が設定水位Ha以上になったときにONとなり、水位が設定水位La以下になったときにOFFとなる。B槽に設置されたポンプBのフロートスイッチ26bは、図4(b)に示すように、水位が設定水位Hb以上になったときにONとなり、水位が設定水位Lb以下になったときにOFFとなる。

0030

図5に示すフローチャートにおいて、まず、エンジン発電機の運転をスタートし、エンジンを定格回転で運転するとともに(ステップ201)、ポンプA及びポンプBを自動運転状態にする(ステップ202,203)。なお、一方のみを自動運転としたときには、図1に示した手順で運転すればよい。

0031

親機となるポンプA側では、ステップ211でA槽に設置したフロートスイッチ26aからの信号により、A槽内の水位が設定水位Ha以上であるか否かを判断し、設定水位Ha以上にない場合(No)は、ステップ212でポンプBが運転中であるかを判断し、ポンプBが運転中ではない場合は(No)、ステップ213に進み、エンジンをアイドリング状態にしてステップ211に戻る。また、ステップ212でポンプBが運転中である場合は(Yes)、ポンプBに所定の電力を継続して供給しなければならないため、ステップ214に進んでエンジンを定格回転状態に維持したまま、ステップ211に戻り、A槽が設定水位Ha以上になるまでこれらを繰り返す。

0032

ステップ211で設定水位Ha以上であると判断した場合は(Yes)、ステップ215に進む。ステップ215では、ポンプBが運転中であるかを判断し、ポンプBが運転中ではない場合(No)、すなわち、ポンプA,Bが共に停止している状態のときには、ステップ216に進んでエンジンを定格回転状態にしてから、ステップ217に進む。一方、ステップ215でポンプBが運転中であるということは(Yes)、エンジン発電機からポンプBに所定の電力が供給されているということであるから、ステップ212を通らずにステップ217に進む。ステップ217で接触器Aを投入してONとすることにより、ポンプAへの電力供給が始まってポンプAが始動する。

0033

ステップ218でポンプAの自動運転がOFFになっているときには(Yes)、ステップ219に進んで接触器AをOFFにしてからステップ220でポンプAの自動運転を終了する。ステップ218でポンプAの自動運転がOFFになっていない場合は(No)、ステップ221に進んでフロートスイッチ26aからの信号でA槽内の水位が設定水位La以下であるか否かを判断する。ステップ221でA槽が設定水位La以下になっていないと判断した場合は(No)、ポンプAの運転を継続してステップ218に戻る。

0034

ステップ221でA槽が設定水位La以下になったと判断した場合は(Yes)、ステップ222でポンプBが運転中であるかを判断し、ポンプBが運転中ではない場合は(No)、ステップ223に進み、接触器AをOFFにしてポンプAへの電力供給を遮断することによりポンプAを停止させるとともに、エンジンをアイドリング状態にしてステップ211に戻る。また、ステップ222でポンプBが運転中である場合は(Yes)、ポンプBへの電力供給を継続しなければならないため、エンジンをアイドリング状態にすることなく、ステップ224で接触器AをOFFにしてポンプAを停止させた後、最初のステップ211に戻る。

0035

一方、子機となるポンプB側では、ステップ231で、B槽に設置したフロートスイッチ26bからの信号により、B槽内の水位が設定水位Hb以上ではないと判断した場合は(No)、ステップ232でポンプAが運転中であるかを判断し、ポンプAが運転中ではない場合は(No)、ステップ233に進み、エンジンをアイドリング状態にしてステップ231に戻る。また、ステップ232でポンプAが運転中である場合は(Yes)、ポンプAへの電力供給を継続するため、ステップ234に進んでエンジンを定格回転状態に維持したまま、ステップ231に戻り、A槽が設定水位Ha以上になるまでこれらを繰り返す。

0036

ステップ231で設定水位Hb以上であると判断した場合は(Yes)、ステップ235に進み、ポンプAが運転中であるか否かを判断する。ポンプAが運転中ではない場合は(No)、ステップ236に進んでエンジン発電機を定格回転状態にしてからステップ237に進み、ポンプAが運転中である場合は(Yes)、ステップ235からステップ237に進む。

0037

ステップ237では、ポンプA側の接触器Aが投入動作中(電力供給開始動作中)であるか否かを判断する。すなわち、ポンプA側で前記ステップ217を実行中か否かを判断し、ポンプA側の接触器Aが投入動作中である場合は(Yes)、接触器Aの投入動作が終了するまでステップ237を繰り返して待機する。接触器Aの投入動作が行われていない場合や接触器Aの投入が終了した場合は(No)、ステップ238に進み、接触器Bを投入してポンプBを始動する。

0038

ステップ239でポンプBの自動運転がOFFになっているときには(Yes)、ステップ240に進んで接触器BをOFFにしてからステップ241でポンプAの自動運転を終了する。ステップ239でポンプBの自動運転がOFFになっていない場合は(No)、ステップ242に進んでフロートスイッチ26bからの信号でB槽内の水位が設定水位Lb以下であるか否かを判断し、設定水位Lb以下になっていない場合は(No)、ポンプBの運転を継続してステップ239に戻る。

0039

ステップ242でB槽が設定水位Lb以下であると判断した場合は(Yes)、ステップ243でポンプAが運転中であるかを判断し、ポンプAが運転中ではない場合は(No)、ステップ244に進み、接触器BをOFFにしてポンプBを停止させるとともに、エンジンをアイドリング状態にしてステップ231に戻る。また、ステップ243でポンプAが運転中である場合は(Yes)、ステップ245で接触器BをOFFとし、ポンプBを停止させてステップ231に戻る。

0040

このように、複数のポンプに電力を供給する場合、すべてのポンプのフロートスイッチの判定結果がOFFになっていると判断したときには、エンジンをアイドリングでの待機運転状態とすることにより、前記同様に、燃料消費量の削減、排気系統からの未燃焼ガスの漏出、作動音の低減を図ることができる。また、接触器を投入する際に、前述のように2台のポンプの場合には、あらかじめ一方を親機、他方を子機に設定しておき、子機の接触器を投入する際に、親機の接触器が投入作動中であるときには、子機の接触器の投入を遅らせて2台のポンプを同時に始動しないように設定することにより、2台分の始動電流を考慮する必要がなくなるため、大型のエンジン発電機を用意する必要がなく、小型のエンジン発電機で十分に対応することが可能となり、これによっても燃料消費量の削減等を図ることができる。

0041

また、親機、子機に関係なく、自機が電力供給開始動作を行う前に他機の状態を検出し、他機が電力供給開始動作中である場合には、電力供給開始動作を行わずに待機し、他機の電力供給開始動作が終了してから自機の電力供給開始動作を開始するように設定することもできる。

0042

3台以上のポンプに電力を供給する場合も同様であり、各接触器優先順位を付し、上位の接触器が投入動作中は、下位の接触器の投入動作を遅らせるように設定したり、1台の接触器が電力供給開始動作中である場合には、他の接触器が電力供給開始動作を行わないように設定したりすればよい。また、接触器の投入開始から投入完了までの時間に対応したタイマを設け、親機又は他機の接触器が投入作動中の場合には、タイマに設定した時間だけ子機又は自機の接触器の投入を遅らせるように構成することもできる。さらに、一つの接触器が投入動作を開始したときに、他の接触器の投入動作を制限するような構成とすることもできる。

0043

また、エンジン発電機やポンプの作動音が問題となるような場所、例えば閑静な住宅地域で使用する場合に備えて、エンジンをアイドリング状態に保持して待機させるタイマ機能を付加することもできる。例えば、就寝時間に対応させて開始時刻を午後10時、終了時刻を午前0時とした待機時間を設定するとともに、前記ステップ103,211,231の次のステップとして待機時間であるか否かを判断するステップを追加し、ステップ103,211,231でフロートスイッチの判定結果がONである(Yes)と判断しても、次のステップで待機時間中であると判断した場合には、エンジンを定格回転状態にするステップに進まず、待機時間中はエンジンのアイドリングを継続させることにより、作動音を低く抑えておくことができる。

0044

一方、特定の時間帯の騒音発生を抑えるため、例えば前述のように午後10時から午前0時までの騒音発生を抑えるため、開始時間を午後9時、終了時間を午後10時とした連続運転時間に設定し、午後9時から午後10時までの間は、槽内の水位に関係なくポンプを作動させて槽内の水位を十分に下げておくことにより、連続運転時間終了後に槽内の水位が設定水位以上になるまでの時間を長くすることができるので、午後10時から午前0時までの間にフロートスイッチがONとなってエンジンが定格回転する確立を減らすことができる。また、連続運転時間と前記待機時間とを併用することにより、待機時間中に槽内の水位が上がりすぎることを避けることができる。

0045

さらに、ステップ102のように、自動運転と手動運転とを選択できるステップを設けておくことにより、フロートスイッチのような判定手段の判定結果に関係なく、手動によって任意にポンプを運転することが可能となり、同じ制御装置からポンプ以外の機器、例えば照明などへの電力供給にも対応できる。

0046

なお、上記形態例では、あらかじめ設定された条件に基づく判定結果により始動と停止とを切り換える機器としてポンプを例示したが、例えば、冷凍サイクルを構成する冷媒圧縮機コンプレッサ)のように、温度センサからの信号によって始動と停止とを切り換えるものにも本発明を適用可能である。

0047

また、前記制御手順は、エンジン発電機の制御部にあらかじめ組み込んでおき、接触器もエンジン発電機のものを用いることもできるが、図3に例示したように、前述のような制御手順や接触器、フロートスイッチなどからの信号の受信部を備えた制御装置をエンジン発電機とは別に製作し、必要に応じてエンジン発電機に接続して使用することも可能である。このように別の制御装置を接続する場合、エンジン発電機に対しては、エンジンのアイドリングと定格回転とを切り換えるための制御用信号線電力線とを接続するだけでよく、エンジン発電機の接触器は常時投入状態としておくことができるので、一般的に使用されているエンジン発電機においても、制御用信号線の接続を可能とする僅かな改造で対応できる。さらに、複数の機器を接続する場合も、同じ構成の制御装置を順番に接続する回路を形成しておくことにより、容易に対応することができる。

図面の簡単な説明

0048

本発明のエンジン発電機の運転方法をポンプの運転に適用した一形態例を示すフローチャートである。
ポンプの始動及び停止を判定するためのフロートスイッチの作動例を示す説明図である。
1台のエンジン発電機に2台のポンプを接続した状態を示す説明図である。
フロートスイッチの作動例を示す説明図である。
1台のエンジン発電機から2台のポンプに電力を供給する場合の制御例を示すフローチャートである。

符号の説明

0049

11…フロートスイッチ、12…フロート、13…信号線、14…ポンプ、21…エンジン発電機、21a…制御部、21b…電源出力端子、22a、22b…槽(A槽,B槽)、23a、23b…ポンプ(ポンプA,ポンプB)、24a、24b…制御装置、25a,25b…信号入力部、26a、26b…フロートスイッチ、27a,27b…接触器

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