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技術 差圧インジケータ

出願人 CKD株式会社
発明者 國崎雄嗣
出願日 2008年10月22日 (12年2ヶ月経過) 出願番号 2008-272238
公開日 2010年5月6日 (10年7ヶ月経過) 公開番号 2010-101702
状態 特許登録済
技術分野 流体圧力測定 ガス中の分散粒子の濾過
主要キーワード フィルターケース内 二次圧力室 一次圧力室 空気供給孔 弾性材料製 次側流体 フィルターケース 空気清浄用
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (3)

課題

作業者が、一次圧二次圧との圧力差最大値に達するまで目詰まりしたフィルターエレメント交換時期を見落とすことのない差圧インジケータを提供する。

解決手段

一次圧が供給される一次圧領域と二次圧が供給される二次圧領域とを区画するダイヤフラム25が、ハウジングH内に配設されるとともに、ダイヤフラム25は、一次圧と二次圧との圧力差によって変位する。また、カバー22内には、カバー22を通して目視可能なリング30が移動可能に配設されるとともに、リング30とダイヤフラム25との間には、ダイヤフラム25の二次圧領域側への変位に伴いリング30を押圧するピストン26が配設されている。さらに、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達して、リング30がピストン26によってストッパ29と当接したとき、リング30をストッパ29と当接した位置に保持するパッキン31が、リング30の外周面に取着されている。

概要

背景

空気清浄用エアフィルターは、使用する場所に応じて、例えばオイルミストを除去するもの、あるいは微細な塵、埃等を除去するもの等、種々の構成が提案されている。このようなエアフィルターでは、フィルターケース内フィルターエレメントが収容されるとともに、空気供給孔に流入される空気がフィルターケース内でフィルターエレメントを通過した後、吐出孔から吐出される。このとき、オイルミストを除去するためのエアフィルターでは、空気が筒状のフィルターエレメントの内側から外側に向かって通過するときオイルミストがフィルターエレメントで濾過される。また、塵や埃を除去するためのエアフィルターでは、空気が筒状のフィルターエレメントの外側から内側に向かって通過するとき塵や埃がフィルターエレメントで濾過される。

このようなエアフィルターは、フィルターエレメントの目詰まりを検出する差圧インジケータを備える。この差圧インジケータとしては、フィルターケース内におけるフィルターエレメント通過前の気圧一次圧)と、通過後の気圧(二次圧)との圧力差に基づいてフィルターエレメントの目詰まりを検出する構成としたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。

特許文献1の差圧インジケータ(差圧表示器)は、本体と内部が目視できるカバーとの間にダイヤフラム周縁を挟持させ、ダイヤフラムによって、差圧インジケータ内を本体側の一次圧(一次側流体圧)が作用する一次圧力室と、カバー側の二次圧(二次側流体圧)が作用する二次圧力室とに区画している。そして、フィルターエレメントが目詰まりを起こし、一次圧と二次圧との圧力差が大きくなると、ダイヤフラムがカバー側に変位し、このダイヤフラムの変位によって差圧の概略が表示されるようになっている。よって、差圧インジケータにより差圧の概略が表示されることによりフィルターエレメントの目詰まりを検出できる。
実開平7−5039号公報

概要

作業者が、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達するまで目詰まりしたフィルターエレメントの交換時期を見落とすことのない差圧インジケータを提供する。一次圧が供給される一次圧領域と二次圧が供給される二次圧領域とを区画するダイヤフラム25が、ハウジングH内に配設されるとともに、ダイヤフラム25は、一次圧と二次圧との圧力差によって変位する。また、カバー22内には、カバー22を通して目視可能なリング30が移動可能に配設されるとともに、リング30とダイヤフラム25との間には、ダイヤフラム25の二次圧領域側への変位に伴いリング30を押圧するピストン26が配設されている。さらに、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達して、リング30がピストン26によってストッパ29と当接したとき、リング30をストッパ29と当接した位置に保持するパッキン31が、リング30の外周面に取着されている。

目的

本発明の目的は、作業者が、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達するまで目詰まりしたフィルターエレメントの交換時期を見落とすことのない差圧インジケータを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

エアフィルター内に収容されるフィルターエレメントの通過前の気圧である一次圧と、通過後の気圧である二次圧との圧力差に基づいて、前記フィルターエレメントの目詰まりを検出するため前記エアフィルターに取着される差圧インジケータであって、前記エアフィルターに取着される本体と、該本体に一体化され内部が目視可能なカバーとからなるハウジングを備え、該ハウジング内には、前記一次圧が供給される一次圧領域と前記二次圧が供給される二次圧領域とに前記ハウジング内を区画するとともに前記圧力差に基づいて変位する感圧部材が配設され、前記カバー内には、該カバーを通して目視可能な表示部材が移動可能に配設されるとともに、前記表示部材と前記感圧部材との間には、前記感圧部材の前記二次圧領域側への変位に伴い前記表示部材を押圧する押圧部材が配設され、さらに、前記一次圧と前記二次圧との圧力差が最大値に達して、前記表示部材が前記押圧部材によって所定位置にまで押圧されたとき、前記表示部材を前記所定位置に保持する保持手段を備えることを特徴とする差圧インジケータ。

請求項2

前記表示部材はリングよりなるとともに、前記保持手段は、前記リングの外周面に取着され、前記カバーの内周面摺動抵抗を付与する弾性材料製パッキンである請求項1に記載の差圧インジケータ。

請求項3

前記カバーには、前記所定位置を表示する表示手段が設けられている請求項1又は請求項2に記載の差圧インジケータ。

技術分野

0001

本発明は、エアフィルターにおけるフィルターエレメント目詰まりを検出するためエアフィルターに取着される差圧インジケータに関する。

背景技術

0002

空気清浄用のエアフィルターは、使用する場所に応じて、例えばオイルミストを除去するもの、あるいは微細な塵、埃等を除去するもの等、種々の構成が提案されている。このようなエアフィルターでは、フィルターケース内にフィルターエレメントが収容されるとともに、空気供給孔に流入される空気がフィルターケース内でフィルターエレメントを通過した後、吐出孔から吐出される。このとき、オイルミストを除去するためのエアフィルターでは、空気が筒状のフィルターエレメントの内側から外側に向かって通過するときオイルミストがフィルターエレメントで濾過される。また、塵や埃を除去するためのエアフィルターでは、空気が筒状のフィルターエレメントの外側から内側に向かって通過するとき塵や埃がフィルターエレメントで濾過される。

0003

このようなエアフィルターは、フィルターエレメントの目詰まりを検出する差圧インジケータを備える。この差圧インジケータとしては、フィルターケース内におけるフィルターエレメント通過前の気圧一次圧)と、通過後の気圧(二次圧)との圧力差に基づいてフィルターエレメントの目詰まりを検出する構成としたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。

0004

特許文献1の差圧インジケータ(差圧表示器)は、本体と内部が目視できるカバーとの間にダイヤフラム周縁を挟持させ、ダイヤフラムによって、差圧インジケータ内を本体側の一次圧(一次側流体圧)が作用する一次圧力室と、カバー側の二次圧(二次側流体圧)が作用する二次圧力室とに区画している。そして、フィルターエレメントが目詰まりを起こし、一次圧と二次圧との圧力差が大きくなると、ダイヤフラムがカバー側に変位し、このダイヤフラムの変位によって差圧の概略が表示されるようになっている。よって、差圧インジケータにより差圧の概略が表示されることによりフィルターエレメントの目詰まりを検出できる。
実開平7−5039号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、空気供給孔からフィルターケース内に流れる空気の量が最大流量であり、フィルターエレメントが交換を必要とするような目詰まり状態にあると、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達する。そして、この一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達したときがフィルターエレメントを交換する時期であり、作業者は、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達したことを見落とすことなく知る必要がある。

0006

しかしながら、特許文献1の差圧インジケータでは、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達したときは、ダイヤフラムがカバー側に変位するが、その後に圧力差が小さくなると、ダイヤフラムは本体側へ変位し、元の位置へ戻る。このため、もし作業者が、ダイヤフラムがカバー側へ変位したときを見落としてしまった場合、作業者は一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達していたことがあったことに気づかず、フィルターエレメントの交換時期遅れてしまうという虞があった。

0007

本発明の目的は、作業者が、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達するまで目詰まりしたフィルターエレメントの交換時期を見落とすことのない差圧インジケータを提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、エアフィルター内に収容されるフィルターエレメントの通過前の気圧である一次圧と、通過後の気圧である二次圧との圧力差に基づいて、前記フィルターエレメントの目詰まりを検出するため前記エアフィルターに取着される差圧インジケータであって、前記エアフィルターに取着される本体と、該本体に一体化され内部が目視可能なカバーとからなるハウジングを備え、該ハウジング内には、前記一次圧が供給される一次圧領域と前記二次圧が供給される二次圧領域とに前記ハウジング内を区画するとともに前記圧力差に基づいて変位する感圧部材が配設され、前記カバー内には、該カバーを通して目視可能な表示部材が移動可能に配設されるとともに、前記表示部材と前記感圧部材との間には、前記感圧部材の前記二次圧領域側への変位に伴い前記表示部材を押圧する押圧部材が配設され、さらに、前記一次圧と前記二次圧との圧力差が最大値に達して、前記表示部材が前記押圧部材によって所定位置にまで押圧されたとき、前記表示部材を前記所定位置に保持する保持手段を備えることを要旨とする。

0009

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記表示部材はリングよりなるとともに、前記保持手段は、前記リングの外周面に取着され、前記カバーの内周面摺動抵抗を付与する弾性材料製パッキンであることを要旨とする。

0010

請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記カバーには、前記所定位置を表示する表示手段が設けられていることを要旨とする。

発明の効果

0011

この発明によれば、作業者が、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達するまで目詰まりしたフィルターエレメントの交換時期を見落とすことがない。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明をエアフィルターが備える差圧インジケータに具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。なお、エアフィルターは、空気供給源から複数のアクチュエータに供給される空気からオイルミストを除去するために使用される。

0013

図1に示すように、エアフィルター10は、ボディ11の下部にフィルターケース12が取着されるとともに、フィルターケース12内において筒状のフィルターエレメント13がボディ11に支持されている。なお、このフィルターエレメント13は、オイルミストを除去するためのエレメントである。

0014

ボディ11の一側面には空気供給孔14が設けられるとともに、他側面には吐出孔15が設けられている。空気供給孔14は、フィルターケース12内のフィルターエレメント13の内周側に連通されるとともに、吐出孔15はフィルターエレメント13の外周側に連通されている。ボディ11の上面中央部には取付凹部11aが形成されるとともに、取付凹部11aの内側面には雌ネジ(図示せず)が形成されている。そして、この取付凹部11aを利用して、エアフィルター10に差圧インジケータ16が取着されている。

0015

ボディ11には一次圧供給孔32が形成されるとともに、この一次圧供給孔32はフィルターエレメント13の内周側と取付凹部11aとを連通している。また、ボディ11には二次圧供給孔35が形成されるとともに、この二次圧供給孔35はフィルターエレメント13の外周側と取付凹部11aとを連通している。

0016

図2に示すように、差圧インジケータ16のハウジングHは、上方を開口した有底筒状の本体21と、透明な合成樹脂製であるとともに下方が開口した円筒状のカバー22とから構成されている。本体21は、差圧インジケータ16がボディ11の上面中央部に取着される際に、取付凹部11aに取付けられる第1本体21aと、第1本体21aの上部に取着される第2本体21bとから構成されている。第1本体21aの外側面には取付凹部11aの雌ネジと螺合可能な雄ネジ(図示せず)が形成されている。そして、差圧インジケータ16は、第1本体21aの底面が取付凹部11aの底面に当接するまで取付凹部11aの雌ネジに第1本体21aの雄ネジを螺合することで、エアフィルター10に取り付けられる。

0017

カバー22は、本体21における上方から第2本体21b内へ挿入されることで本体21と組み付けられるとともに、カバー22内は目視可能となっている。なお、カバー22と第2本体21bとの間にはシール23が介在されるとともに、第1本体21aと第2本体21bとの間にはシール24が介在され、ハウジングH内外密封されている。また、カバー22の上部には挿入孔22aが形成されている。

0018

本体21内にはダイヤフラム25が配設されている。ダイヤフラム25は、ダイヤフラム25の周縁部が第1本体21aの上面と第2本体21bの底面との間に挟持されている。そして、このダイヤフラム25により、ハウジングHは、ダイヤフラム25より下側の一次圧空間34と、ダイヤフラム25より上側の二次圧空間39とに区画されている。

0019

カバー22内には、カバー22内を摺動可能(移動可能)な表示部材としての円環状をなすリング30が配設されている。リング30は、カバー22外から目視可能である。リング30の外周面には保持手段としての弾性材料製(本実施形態ではゴム製)のパッキン31が一体に設けられている。また、このパッキン31によって、リング30とカバー22の内周面との間に摺動抵抗が付与され、この摺動抵抗によってリング30が移動した位置に位置決め保持されるようになっている。

0020

また、カバー22内において、リング30より上側にはハウジングH内を上下方向へ移動可能な円板状のストッパ29が設けられている。ストッパ29の下面中央部には、嵌合凹部29aが凹設されている。ストッパ29の周面とカバー22の内周面との間にはシール38が介在されるとともに、このシール38によりストッパ29の周面とカバー22の内周面との間がシールされている。また、このシール38は、ストッパ29と一体的にハウジングH内を上下方向へ移動可能である。

0021

また、ハウジングH内において、リング30とダイヤフラム25との間には、ハウジングH内を上下方向へ移動可能な押圧部材としてのピストン26が収容されている。ピストン26の上面中央部には、嵌合凹部26aが凹設されている。この嵌合凹部26aにはコイルバネ27が配設されるとともに、このコイルバネ27には下方を開口したガイド筒28が被せられている。ガイド筒28の上部は、ストッパ29の嵌合凹部29aに嵌合している。そして、ピストン26は、このコイルバネ27によって、ハウジングH内における下方側、すなわち、ダイヤフラム25に向けて付勢されるとともに、ピストン26における下面はダイヤフラム25の上面と接している。また、ストッパ29は、このコイルバネ27によって、リング30より上側に向けて付勢されるとともに、カバー22の上部内面に当接している。

0022

そして、空気供給孔14からフィルターケース12内に流れる空気の量が最大流量であり、フィルターエレメント13が交換を必要とするような目詰まり状態にあると、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達し、リング30は、ダイヤフラム25の変位によってストッパ29の下面に当接するようになっている。ここで、「最大流量」とは、本実施形態におけるエアフィルター10の使用形態において、全てのアクチュエータに空気を供給するため空気供給源から供給される空気の量が最大となったときの空気の流量のことをいう。また、このリング30がストッパ29に当接する位置は、フィルターエレメント13が目詰まり状態であって、フィルターエレメント13の交換時期であることを示す所定位置とする。すなわち、ストッパ29は、所定位置を表示する表示手段として機能する。

0023

図2に示すように、第1本体21aには、一端が一次圧供給孔32と連通する連通孔33が形成されるとともに、連通孔33の他端は一次圧空間34と連通している。したがって、フィルターエレメント13の内周側、一次圧供給孔32、連通孔33及び一次圧空間34は一次圧領域となっている。

0024

また、第1本体21aには、一端が二次圧供給孔35と連通する連通孔36が形成されるとともに、連通孔36の他端は、ダイヤフラム25の周縁部における上方において、第2本体21bの側面に形成された連通孔37と連通している。連通孔37は二次圧空間39に連通している。したがって、フィルターエレメント13の外周側、二次圧供給孔35、連通孔36,37及び二次圧空間39は二次圧領域となっている。

0025

したがって、ダイヤフラム25は、一次圧領域と二次圧領域とを区画する感圧部材として機能する。
次に、差圧インジケータ16の動作について説明する。なお、差圧インジケータ16において、空気供給孔14からフィルターケース12内に空気が流入されておらず、フィルターエレメント13が目詰まり状態でない場合、ダイヤフラム25は変位せず、ピストン26はダイヤフラム25上に支持されるとともに、このピストン26の上面にリング30が支持されているとする。

0026

空気供給孔14からフィルターケース12内に空気が流入されると、空気はフィルターエレメント13の内側から外側に向かって通過するとともに、フィルターエレメント13によって濾過された空気が吐出孔15から吐出される。このとき、フィルターエレメント13を通過する前の一次圧が、一次圧供給孔32から連通孔33を介して、一次圧空間34内に供給される。また、フィルターエレメント13を通過した後の二次圧が、二次圧供給孔35から連通孔36,37を介して、二次圧空間39に供給される。また、フィルターエレメント13を空気が通過することによって、オイルミストがフィルターエレメント13で濾過され、フィルターエレメント13は徐々に目詰まり状態となっていく。フィルターエレメント13が目詰まり状態となるにつれて、一次圧と二次圧との圧力差が大きくなっていく。

0027

空気供給孔14からフィルターケース12内に流入される空気の量が少なく、フィルターエレメント13があまり目詰まり状態でない場合は、一次圧と二次圧との間の圧力差は小さいため、図2(a)に示すように、ダイヤフラム25は僅かにしか上方へ変位していない。

0028

そして、空気供給孔14からフィルターケース12内に流入される空気の量が多く、フィルターエレメント13が目詰まり状態となってくると、一次圧と二次圧との間の圧力差が大きくなっていくとともに二次圧空間39の気圧が低下していき、ダイヤフラム25が徐々に上方へと押し上げられる。すると、ピストン26がダイヤフラム25によって上方へと徐々に押し上げられるとともに、リング30がピストン26によってストッパ29側へと徐々に押し上げられる。このとき、リング30は、パッキン31の摺動抵抗により押し上げられた位置に位置決め保持される。

0029

そして、空気供給孔14からフィルターケース12内に流れる空気の量が最大流量であり、フィルターエレメント13が交換を必要とするような目詰まり状態となると、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達する。その結果、図2(b)に示すように、ピストン26はダイヤフラム25によってさらに上方に押し上げられるとともに、リング30はピストン26によってストッパ29の下面に当接する。このとき、リング30は、パッキン31の摺動抵抗によりストッパ29に当接した所定位置に位置決め保持される。その後、空気供給孔14からフィルターケース12内に流入される空気の量が減少すると、ダイヤフラム25は一次圧空間34側へ変位するとともに、ピストン26もダイヤフラム25とともに一次圧空間34側へ戻る。よって、図2(c)に示すように、空気供給孔14からフィルターケース12内に流入される空気の量が最大流量であり、フィルターエレメント13が交換を必要とするような目詰まり状態となると、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達し、リング30はストッパ29の下面に当接された状態で保持される。

0030

作業者は、リング30がストッパ29の下面に当接された状態で保持されていることを視認すると、それをフィルターエレメント13の交換時期と判断し、フィルターエレメント13を新たなフィルターエレメントに交換する。

0031

一方、ストッパ29に当接し、所定位置にまで移動したリング30を移動する前の元の位置に戻すためには、図2(d)に示すように、カバー22の挿入孔22aを介してストッパ29を下方(図2(d)に示す矢印Yの方向)へ押し込むことでリング30を元の位置に戻す。押し込まれたストッパ29は、コイルバネ27の付勢力によってカバー22の下面の位置まで戻される。すなわち、ストッパ29は、所定位置まで移動したリング30を、移動する前の元の位置に復帰させる復帰手段としても機能する。

0032

上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)空気供給孔14からフィルターケース12内に流れる空気の量が最大流量であり、フィルターエレメント13が交換を必要とするような目詰まり状態となると、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達し、ダイヤフラム25の変位によって、リング30はストッパ29に当接する。そして、ストッパ29に当接する位置まで移動したリング30は、パッキン31によってストッパ29の下面に当接された位置に保持される。よって、作業者は、位置決め保持されたリング30を視認することで、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達したことを見落とすことがない。したがって、フィルターエレメント13の交換時期の見落としを防止することができる。その結果、交換を必要とするような目詰まり状態であるフィルターエレメント13を新しいフィルターエレメントに交換することができるとともに、フィルターエレメント13を通過する空気によって、フィルターエレメント13にて捕獲したオイルミストが吐出孔15側へ流れ込んでしまうことを防止することができる。

0033

(2)空気供給孔14からフィルターケース12内に流れる空気の量が最大流量であり、フィルターエレメント13が交換を必要とするような目詰まり状態となると、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達し、リング30はパッキン31によってストッパ29の下面に当接された位置に保持される。よって、作業者は、エアフィルター10に最大流量の空気を流しているタイミングで差圧インジケータ16を視認していなくても、エアフィルター10に最大流量の空気が流れたタイミングでの圧力差を確認することができる。例えば、作業前の点検等のタイミングであったとしても、そのときに、リング30がストッパ29の下面に当接された位置に保持されているか否かを視認するだけで、エアフィルター10に最大流量の空気が流れたときの圧力差を知り、フィルターエレメント13の交換の要否を確認することができる。

0034

(3)上記構成の差圧インジケータ16においては、電源が必要でないため、例えば、電気信号を保持するためのシーケンサ等のソフトや複雑な配線等を必要としない。よって、差圧インジケータ16における構成が簡素化できる。さらには、上記構成の差圧インジケータ16であれば、電気使用不可である場所であっても使用することができる。

0035

(4)リング30を移動した位置に保持する保持手段として、弾性材料製(ゴム製)のパッキン31を設けた。このように、リング30とは別の部材を用いてリング30に摺動抵抗を付与することで、別の部材の材質を適宜選択して摺動抵抗の大きさを調節することができる。

0036

(5)リング30がストッパ29の下面に当接するとともに、その当接した位置に保持されたことで、圧力差が最大値に達したことを示すようにした。よって、作業者は、一次圧と二次圧との圧力差が最大値に達したことを容易に視認することができる。

0037

(6)ストッパ29は、コイルバネ27の付勢力によってカバー22の下面側に向けて付勢されている。よって、ストッパ29を押圧してリング30を元の位置に移動させた後、ストッパ29を自動でカバー22の下面の位置まで戻すことができる。

0038

なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○カバー22の側面に表示手段としてのラインを引くなどして所定位置を表示してもよい。

0039

○ 実施形態において、感圧部材としてダイヤフラムを用いたが、これに限らず、例えばベローズを用いてもよい。
○リング30をゴム材料で形成し、このリング30の外周面によって保持手段を構成するとともに、パッキン31を削除してもよい。

0040

○リング30の外周面に凹部を凹設するとともに、カバー22の内周面にリング30の凹部に係止可能な凸部を設け、リング30が所定位置に達したとき、リング30の凹部にカバー22の凸部が係止してリング30を所定位置に保持するようにしてもよい。このとき、リング30の凹部とカバー22の凸部とがリング30を所定位置のみに保持する保持手段として機能する。

0041

○ 本発明を塵や埃を除去するためのエアフィルターに適用してもよい。このエアフィルターでは、外部から供給される空気をフィルターエレメントの外周側から内周側に向かって通過させるため、ボディ11は上記実施形態と共通であるが、空気供給孔と吐出孔とを入れ替えて使用する。

0042

以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)前記表示部材が前記表示手段に当接することで、前記圧力差が最大値に達して前記フィルターエレメントの交換時期を示す請求項3に記載の差圧インジケータ。

0043

(2)前記表示手段は、前記所定位置に移動した前記表示部材を押圧して移動前の位置へ復帰させる復帰手段を兼ねている請求項3及び前記技術的思想(1)に記載の差圧インジケータ。

0044

(3)前記表示手段は、前記ハウジング内に設けられるコイルバネの付勢力によって、前記表示部材を押圧する前の位置に戻される前記技術的思想(2)に記載の差圧インジケータ。

図面の簡単な説明

0045

実施形態におけるエアフィルターの縦断面図。
(a)〜(d)は実施形態における差圧インジケータの縦断面図。

符号の説明

0046

10…エアフィルター、13…フィルターエレメント、16…差圧インジケータ、21…本体、22…カバー、25…感圧部材としてのダイヤフラム、26…押圧部材としてのピストン、29…表示手段としてのストッパ、30…表示部材としてのリング、31…保持手段としてのパッキン、32…一次圧領域を構成する一次圧供給孔、33…一次圧領域を構成する連通孔、34…一次圧領域を構成する一次圧空間、35…二次圧領域を構成する二次圧供給孔、36,37…二次圧領域を構成する連通孔、39…二次圧領域を構成する二次圧空間、H…ハウジング。

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