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技術 3−アシルチオ−2−アルカノン及び当該化合物を含有する香料組成物

出願人 小川香料株式会社
発明者 畑野公輔和田善行
出願日 2008年10月24日 (12年2ヶ月経過) 出願番号 2008-273979
公開日 2010年5月6日 (10年7ヶ月経過) 公開番号 2010-100570
状態 特許登録済
技術分野 脂肪類、香料 有機低分子化合物及びその製造 調味料 化粧料
主要キーワード 強調剤 香粧品香料 シャンプー類 洗剤類 バラエティー 原料素材 ロースト感 トロピカル
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課題

フレッシュ感ロースト感の付与に極めて有効な新規硫黄化合物、当該化合物を含有し自然で天然感のある香気香味を付与できる香料組成物、および当該香料化合物を配合した飲食品香粧品を提供することである。

解決手段

3−アシチオ−2−アルカノン及び当該化合物を含有する香料組成物である。

概要

背景

近年、消費者嗜好性多様化してきていることに伴い、各種各様の商品の開発が望まれている。特に、飲食品香粧品業界はこの傾向が強く、消費者の嗜好に合うバラエティーに富んだ飲食品、香粧品の開発が強く要求されている。これらの要求に対して、飲食品、香粧品のひとつの原料素材である香料においても、従来にない新しい要望が高まっている。香料物質に対しては、特に、特徴があること、嗜好性の高いユニークな香気香味を有すること、より自然で天然感のある香気香味の表現に優れた効果を有することなどが要求されている。
そのため、それらの要件を併せ持った新規香料素材を開発することが香料産業において極めて重要な課題となっている。

硫黄化合物には、閾値が低く、特徴あるにおいを有するものがあるため香料素材として使用上の制約が多いという難点がある一方、フルーツやその他の食品などの重要な香味成分として知られているものもある。
例えば、3−メルカプト−3−メチルブチルアセテートについては、極微量使用することで、軽やかで広がりのある深炒りコーヒー豆の焙煎香が得られることが報告されている(特許文献1)。
また、4−メチル−4−メルカプト−2−ペンタノングレープフルーツ果汁の重要成分として(非特許文献1)、3−アセチルチオ2−ブタノンおよび3−アセチルチオ−2−ペンタノンは肉様香気を有する香味成分として知られている(非特許文献2)。

しかしながら、消費者の嗜好性は急速に多様化しており、従来から知られている香料物質だけでは、消費者のニーズに対応できるようなバラエティーに富んだ飲食品および香粧品を提供し、さらに、消費者の天然志向マッチした、自然で天然感のある香気香味が付与された飲食品および香粧品の要望に十分に対応できるものではなかった。
従って、使用上の制約から香料資源として関心の低かった硫黄化合物の中から上記以外の有用な香料物質の探索が必要になった。
特開2004−222511号公報
J. Agric. Food Chem. 1999, 47, 5189.
精細化工▼(Fine Chemicals),2001,18(8), 456.

概要

フレッシュ感ロースト感の付与に極めて有効な新規な硫黄化合物、当該化合物を含有し自然で天然感のある香気香味を付与できる香料組成物、および当該香料化合物を配合した飲食品、香粧品を提供することである。3−アシチオ−2−アルカノン及び当該化合物を含有する香料組成物である。なし

目的

本発明の課題は、多様化する消費者のニーズに対応できるようなバラエティーに富んだ香料を提供することである。すなわち、消費者の天然志向にマッチすることを目的として、特有香気を有しフレッシュ感やロースト感の付与に極めて有効な新規硫黄化合物、つまり飲食品や香粧品が本来有する自然で天然感のある芳香をより一層強調、増幅させることができる硫黄化合物の香料素材を提供することである。
また、当該化合物を含有し自然で天然感のある各種各様の香気香味を付与できる香料組成物、および当該香料化合物を配合した飲食品、香粧品を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

下記一般式(1):(式中、R1は炭素数1〜9の直鎖状又は分枝状のアルキル基であり、R2は炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基である)で表される3−アシチオ−2−アルカノン(ただし、3−アセチルチオ2−ブタノン、3−n−ブチリルチオ−2−ブタノン、3−アセチルチオ−2−ペンタノンを除く)。

請求項2

請求項1に記載の一般式(1)(式中、R1は炭素数1〜9の直鎖状又は分枝状のアルキル基であり、R2は炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基である)で表される3−アシルチオ−2−アルカノンの1種または2種以上を含有することを特徴とする香料組成物(ただし、3−アセチルチオ−2−ブタノン、3−アセチルチオ−2−ペンタノンを除く)。

請求項3

請求項2記載の香料組成物を配合したことを特徴とする飲食品

請求項4

請求項2記載の香料組成物を配合したことを特徴とする香粧品

請求項5

芳香が強調された飲食品または香粧品の製造における、3−ピバロイルチオ−2−ブタノン、3−イソバレリルチオ−2−ペンタノン、3−アセチルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、3−イソブチリルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、3−アセチルチオ−2−ヘキサノン、3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノン、(4S)−3−アセチルチオ−4−メチル−2−ヘキサノン、(4S)−4−メチル−3−イソバレリルチオ−2−ヘキサノン、3−アセチルチオ−5−メチル−2−ヘキサノン、5−メチル−3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノン、3−アセチルチオ−2−ヘプタノン、3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノン、3−n−ブチリルチオ−2−ヘプタノン、3−イソブチリルチオ−2−ヘプタノン、3−n−バレリルチオ−2−ヘプタノン、3−イソバレリルチオ−2−ヘプタノン、3−ピバロイルチオ−2−ヘプタノン、3−アセチルチオ−6−メチル−2−ヘプタノン、6−メチル−3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノン、3−アセチルチオ−2−オクタノン、3−イソブチリルチオ−2−オクタノン、3−アセチルチオ−2−ノナノン、3−イソブチリルチオ−2−ノナノン、3−アセチルチオ−2−デカノン、3−プロピオニルチオ−2−デカノン、3−アセチルチオ−2−ウンデカノン、3−プロピオニルチオ−2−ウンデカノン、3−アセチルチオ−2−ドデカノン、および3−プロピオニルチオ−2−ドデカノンから選ばれる化合物の使用。

請求項6

3−ピバロイルチオ−2−ブタノン、3−イソバレリルチオ−2−ペンタノン、3−アセチルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、3−イソブチリルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、3−アセチルチオ−2−ヘキサノン、3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノン、(4S)−3−アセチルチオ−4−メチル−2−ヘキサノン、(4S)−4−メチル−3−イソバレリルチオ−2−ヘキサノン、3−アセチルチオ−5−メチル−2−ヘキサノン、5−メチル−3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノン、3−アセチルチオ−2−ヘプタノン、3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノン、3−n−ブチリルチオ−2−ヘプタノン、3−イソブチリルチオ−2−ヘプタノン、3−n−バレリルチオ−2−ヘプタノン、3−イソバレリルチオ−2−ヘプタノン、3−ピバロイルチオ−2−ヘプタノン、3−アセチルチオ−6−メチル−2−ヘプタノン、6−メチル−3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノン、3−アセチルチオ−2−オクタノン、3−イソブチリルチオ−2−オクタノン、3−アセチルチオ−2−ノナノン、3−イソブチリルチオ−2−ノナノン、3−アセチルチオ−2−デカノン、3−プロピオニルチオ−2−デカノン、3−アセチルチオ−2−ウンデカノン、3−プロピオニルチオ−2−ウンデカノン、3−アセチルチオ−2−ドデカノン、および3−プロピオニルチオ−2−ドデカノンから選ばれる飲食品または香粧品の芳香強調剤

技術分野

0001

本発明は、食品香料香粧品香料等の原材料として使用可能な新規硫黄化合物、及び当該化合物を含有する香料組成物に関し、詳しくは特有香気を有する3−アシチオ−2−アルカノン、当該化合物を含有し天然感のある香気香味を付与することができる香料組成物に関する。

背景技術

0002

近年、消費者嗜好性多様化してきていることに伴い、各種各様の商品の開発が望まれている。特に、飲食品香粧品業界はこの傾向が強く、消費者の嗜好に合うバラエティーに富んだ飲食品、香粧品の開発が強く要求されている。これらの要求に対して、飲食品、香粧品のひとつの原料素材である香料においても、従来にない新しい要望が高まっている。香料物質に対しては、特に、特徴があること、嗜好性の高いユニークな香気香味を有すること、より自然で天然感のある香気香味の表現に優れた効果を有することなどが要求されている。
そのため、それらの要件を併せ持った新規な香料素材を開発することが香料産業において極めて重要な課題となっている。

0003

硫黄化合物には、閾値が低く、特徴あるにおいを有するものがあるため香料素材として使用上の制約が多いという難点がある一方、フルーツやその他の食品などの重要な香味成分として知られているものもある。
例えば、3−メルカプト−3−メチルブチルアセテートについては、極微量使用することで、軽やかで広がりのある深炒りコーヒー豆の焙煎香が得られることが報告されている(特許文献1)。
また、4−メチル−4−メルカプト−2−ペンタノングレープフルーツ果汁の重要成分として(非特許文献1)、3−アセチルチオ2−ブタノンおよび3−アセチルチオ−2−ペンタノンは肉様香気を有する香味成分として知られている(非特許文献2)。

0004

しかしながら、消費者の嗜好性は急速に多様化しており、従来から知られている香料物質だけでは、消費者のニーズに対応できるようなバラエティーに富んだ飲食品および香粧品を提供し、さらに、消費者の天然志向マッチした、自然で天然感のある香気香味が付与された飲食品および香粧品の要望に十分に対応できるものではなかった。
従って、使用上の制約から香料資源として関心の低かった硫黄化合物の中から上記以外の有用な香料物質の探索が必要になった。
特開2004−222511号公報
J. Agric. Food Chem. 1999, 47, 5189.
精細化工▼(Fine Chemicals),2001,18(8), 456.

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の課題は、多様化する消費者のニーズに対応できるようなバラエティーに富んだ香料を提供することである。すなわち、消費者の天然志向にマッチすることを目的として、特有の香気を有しフレッシュ感ロースト感の付与に極めて有効な新規硫黄化合物、つまり飲食品や香粧品が本来有する自然で天然感のある芳香をより一層強調、増幅させることができる硫黄化合物の香料素材を提供することである。
また、当該化合物を含有し自然で天然感のある各種各様の香気香味を付与できる香料組成物、および当該香料化合物を配合した飲食品、香粧品を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討を行った結果、今回、新規な化学構造を有する硫黄化合物である3−アシルチオ−2−アルカノンに着目して合成し、その香気香味特性について検討したところ、シトラス様、ミート様、果物様、様、コーヒー様、野菜様等の香気香味特性を有することを見出し、さらに本発明者らは本発明化合物3−アシルチオ−2−アルカノンを調合香料中に含有させることにより、自然で天然感のある各種各様の香気香味が強調された香料組成物の提供が可能になるという新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。

0007

すなわち、本発明は、下記一般式(1):



(式中、R1は炭素数1〜9の直鎖状又は分枝状のアルキル基であり、R2は炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基である)で表される3−アシルチオ−2−アルカノン(ただし、3−アセチルチオ−2−ブタノン、3−n−ブチリルチオ−2−ブタノン、3−アセチルチオ−2−ペンタノンを除く)である。

0008

さらに本発明は、上記一般式(1)(式中、R1は炭素数1〜9の直鎖状又は分枝状のアルキル基であり、R2は炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基である)で表される3−アシルチオ−2−アルカノンの1種または2種以上を含有することを特徴とする香料組成物(ただし、3−アセチルチオ−2−ブタノン、3−アセチルチオ−2−ペンタノンを除く)であり、さらに、当該香料組成物を配合したことを特徴とする飲食品、香粧品である。

0009

また、本発明は、芳香が強調された飲食品または香粧品の製造における、
3−ピバロイルチオ−2−ブタノン、
3−イソバレリルチオ−2−ペンタノン、
3−アセチルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、
3−イソブチリルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、
3−アセチルチオ−2−ヘキサノン
3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノン、
(4S)−3−アセチルチオ−4−メチル−2−ヘキサノン、
(4S)−4−メチル−3−イソバレリルチオ−2−ヘキサノン、
3−アセチルチオ−5−メチル−2−ヘキサノン、
5−メチル−3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノン、
3−アセチルチオ−2−ヘプタノン
3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノン、
3−n−ブチリルチオ−2−ヘプタノン、
3−イソブチリルチオ−2−ヘプタノン、
3−n−バレリルチオ−2−ヘプタノン、
3−イソバレリルチオ−2−ヘプタノン、
3−ピバロイルチオ−2−ヘプタノン、
3−アセチルチオ−6−メチル−2−ヘプタノン、
6−メチル−3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノン、
3−アセチルチオ−2−オクタノン
3−イソブチリルチオ−2−オクタノン、
3−アセチルチオ−2−ノナノン、
3−イソブチリルチオ−2−ノナノン、
3−アセチルチオ−2−デカノン
3−プロピオニルチオ−2−デカノン、
3−アセチルチオ−2−ウンデカノン
3−プロピオニルチオ−2−ウンデカノン、
3−アセチルチオ−2−ドデカノン、および
3−プロピオニルチオ−2−ドデカノン
から選ばれる化合物の使用、であり、そして、上記29種の化合物から選ばれる飲食品または香粧品の芳香強調剤である。

発明の効果

0010

本発明の3−アシルチオ−2−アルカノンは、シトラス様、ミート様、果物様、茶様、コーヒー様、野菜様等の香気香味特性を有する。従って、当該化合物を含有する香料組成物を飲食品あるいは香粧品に使用すると、飲食品や香粧品の芳香がより一層強調、増幅されるので、フレッシュ感やロースト感、天然感を付与することができ、商品価値を一層高めることができる。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下に、本発明を実施の形態に即して詳細に説明する。
〔1〕3−アシルチオ−2−アルカノン
本発明の3−アシルチオ−2−アルカノンは、下記一般式(1):



で表される3−アシルチオ−2−アルカノンであり、式中、R1は炭素数1〜9の直鎖状又は分枝状のアルキル基であり、R2は炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基である。

0012

アルキル基R1として、メチル、エチルイソプロピル、n−プロピル、s−ブチルイソブチルn−ブチルイソペンチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチルn−オクチル、n−ノニルが好適である。また、アルキル基R2として、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチルが好適である。

0013

3−アシルチオ−2−アルカノンの中でも、3−ピバロイルチオ−2−ブタノン、3−イソバレリルチオ−2−ペンタノン、3−アセチルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、3−イソブチリルチオ−4−メチル−2−ペンタノン、3−アセチルチオ−2−ヘキサノン、3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノン、(4S)−3−アセチルチオ−4−メチル−2−ヘキサノン、(4S)−4−メチル−3−イソバレリルチオ−2−ヘキサノン、3−アセチルチオ−5−メチル−2−ヘキサノン、5−メチル−3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノン、3−アセチルチオ−2−ヘプタノン、3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノン、3−n−ブチリルチオ−2−ヘプタノン、3−イソブチリルチオ−2−ヘプタノン、3−n−バレリルチオ−2−ヘプタノン、3−イソバレリルチオ−2−ヘプタノン、3−ピバロイルチオ−2−ヘプタノン、3−アセチルチオ−6−メチル−2−ヘプタノン、6−メチル−3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノン、3−アセチルチオ−2−オクタノン、3−イソブチリルチオ−2−オクタノン、3−アセチルチオ−2−ノナノン、3−イソブチリルチオ−2−ノナノン、3−アセチルチオ−2−デカノン、3−プロピオニルチオ−2−デカノン、3−アセチルチオ−2−ウンデカノン、3−プロピオニルチオ−2−ウンデカノン、3−アセチルチオ−2−ドデカノン、および3−プロピオニルチオ−2−ドデカノンは、飲食品や香粧品の芳香をより一層強調、増幅できるので好適である。

0014

3−アシルチオ−2−アルカノンは、下記の反応式に示すように、3−メルカプト−2−アルカノンを酸塩化物酸無水物カルボン酸との脱水縮合などによりアシル化することで得ることができる(化3)(式中、R1、R2はアルキル鎖を表す)。また、3位にハロゲン原子トリフルオロメタンスルホン酸エステルなどの脱離基を有する2−アルカノンをチオカルボン酸金属塩などによりチオエステル化することによっても得ることができる(化4)(式中、R1、R2はアルキル鎖を、Xはハロゲン原子やトリフルオロメタンスルホン酸エステルなどの脱離基を表す)。さらに、光学活性な3−メルカプト−2−アルカノンあるいは3位にハロゲン原子やトリフルオロメタンスルホン酸エステルなどの脱離基を有する2−アルカノンをを用いることで、光学活性な3−アシルチオ−2−アルカノンを得ることができる。但し、3−アシルチオ−2−アルカノンの合成法はこれらの方法に限定されるものではない。

0015

本発明の化合物3−アシルチオ−2−アルカノンは単独で香料として用いることもできる他、以下に詳述するように他の香料素材と任意の割合の混合物として用いることもできる。

0016

〔2〕香料組成物
3−アシルチオ−2−アルカノンを香料組成物に用いる場合、その添加量は、その目的あるいは香料組成物の種類によって異なるものの、一般的には、香料組成物全体量の0.000000001(10ppt)〜10質量%、好ましくは0.000001(10ppb)〜0.1質量%の範囲内を例示することができる。
本発明の香料組成物に配合される他の成分としては、特に制限は無く、用途や目的に応じて従来から使用されていた種々の香料素材を使用することができ、具体的にはアルデヒド類アルコール類エステル類等の従来公知の香料素材があげられる。

0017

本発明の香味料組成物は、(a)緑茶紅茶ウーロン茶などの茶飲料果実飲料酒類乳飲料類炭酸飲料類のごとき飲料類;(b)アイスクリーム類シャーベット類、アイスキャンディー類のごとき冷菓類;(c)ヨーグルト類チーズ類のごとき発酵乳製品;(d)和洋菓子類、焼菓子類ジャム類チューインガム類パン類ココア、コーヒー、茶、タバコのごとき嗜好品類;(e)プリン類ゼリー類、ババロア類、ムース類のごときデザート類;(f)和風スープ類洋風スープ類のごときスープ類;(g)風味調味料;(h)各種インスタント飲料乃至食品類、各種スナック食品類、などに添加することにより、そのユニークかつ天然感のある香気香味が付与された飲食品を提供することができる。

0018

また、本発明の香料組成物は、シャンプー類ヘアクリーム類、ポマード類、その他の毛髪用化粧品白粉口紅、その他の化粧品洗濯用洗剤消毒用洗剤類、室内芳香剤その他各種の保健衛生材料類、医薬品などの香粧品全般に広く使用して、フレッシュ感に富んだ香気を付与することができる。

0019

本発明の香料組成物の飲食品又は香粧品への添加量は、飲食品、香粧品の種類によっても異なるが、一般的には飲食品又は香粧品中の3−アシルチオ−2−アルカノンの濃度が0.000000000001質量%(0.01ppt)〜0.01質量%となるように添加すると、飲食品、香粧品に自然で天然感のある香気香味を付与することができる。

0020

次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕 3−ピバロイルチオ−2−ブタノンの合成
ジクロロメタン26ml、ピバロイルクロライド2.8g、3−メルカプト−2−ブタノン2gを混合した後、氷冷下、ピリジン1.9ml、N−ジメチルアミノピリジン触媒量加え、10分間攪拌後、室温にて4時間攪拌反応させた。反応液を1%塩酸水溶液100mlに加入し、ジクロロメタン40mlにて抽出分液後、さらに水層部をジクロロメタン40mlにて抽出した。ジクロロメタン層をあわせた後、飽和重曹水食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。ロータリーエバポレーターにてジクロロメタンを留去し、粗油2.2gを得た。粗油をシリカゲルカラムn−ヘキサン酢酸エチル=95/5)によって精製した後、蒸留を行い、3−ピバロイルチオ−2−ブタノン700mg(13%)を得た。

0021

合成された3−ピバロイルチオ−2−ブタノンの理化学的性質は以下のとおりである。[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)16.0;27.4;27.6;46.7;46.7;205.5;205.9
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)1.23(s, 9H); 1.36(d, 3H) ;2.20(s, 3H) ;4.19(dd, 1H)
[2]赤外線吸収スペクトル2971,2935,1717(C=O),1680(チオエステル),1356,1159,936,808,625 cm-1

0022

[3] MS(EI):m/z(%)=188(2), 131(4), 104(3), 87(4), 85(34), 61(6), 60(5), 59(3), 58(5), 57(100), 56(3), 55(2), 43(20), 42(2), 41(17), 39(5)

0023

〔実施例2〕 3−イソバレリルチオ−2−ペンタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ペンタノンを、酸ハロゲン化物としてイソバレリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−イソバレリルチオ−2−ペンタノンを合成した。

0024

合成された3−イソバレリルチオ−2−ペンタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)11.7;22.4;23.5;26.8;28.4;52.7;53.7;197.8;205.3
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.93(t, 3H); 0.95(d, 6H) ;1.66(m, 1H) ;1.91(m, 1H) ;2.14(m, 1H) ;2.21(s, 3H) ;2.45(d, 2H) ;4.17(dd, 1H)

0025

[2]赤外線吸収スペクトル2962,2935,2874,1717(C=O),1690(チオエステル),1355,1133,1011,750,595 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=202(1), 160(4), 159(9), 86(21),
85(100), 75(4), 74(4), 69(3), 58(4), 57(72), 55(3), 45(2), 43(30), 42(3), 41(19), 39(6)

0026

〔実施例3〕 3−アセチルチオ−4−メチル−2−ペンタノン
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−4−メチル−2ペンタノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−4−メチル−2−ペンタノンを合成した。

0027

合成された3−アセチルチオ−4−メチル−2−ペンタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)19.5;21.0;28.9;29.3;30.5;59.6;194.7;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.95(dd, 6H); 2.22(s, 3H) ;2.24(m, 1H) ;2.36(s, 3H) ;4.13(d,
1H)

0028

[2]赤外線吸収スペクトル2964,2932,2875,1714(C=O),1692(チオエステル),1355,1131,1105,953,625 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=174(8), 133(6), 132(32), 131(85), 117(7), 99(43), 91(6), 90(15), 89(100), 88(8), 55(32), 45(7), 43(100), 41(9), 39(9)

0029

〔実施例4〕 3−イソブチリルチオ−4−メチル−2−ペンタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−4−メチル−2−ペンタノンを、酸ハロゲン化物としてイソブチリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−イソブチリルチオ−4−メチル−2−ペンタノンを合成した。

0030

合成された3−イソブチリルチオ−4−メチル−2−ペンタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)19.4;19.5;19.6;21.0;28.9;29.3;43.3;58.9;203.0;205.7
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.94(dd, 6H); 1.18(dd, 6H) ;2.21(s, 3H) ;2.22(m, 1H) ;2.77(m, 1H) ;4.11(d, 1H)

0031

[2]赤外線吸収スペクトル2969,2935,2875,1714(C=O),1688(チオエステル),1462,1355,1156,970,860,701,596 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=202(2), 161(5), 160(18), 159(84), 127(5), 99(37), 89(20), 88(5), 72(7), 71(100), 69(5), 55(18), 45(5), 43(100), 41(24), 39(11)

0032

〔実施例5〕 3−アセチルチオ−2−ヘキサノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘキサノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−2−ヘキサノンを合成した。

0033

合成された3−アセチルチオ−2−ヘキサノンの理化学的性質は以下のとおりである。[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)13.9;20.4;28.4;30.4;32.2;52.2;194.6;205.3
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.88(t, 3H); 1.25−1.45(m, 2H) ;1.58(m, 1H) ;1.83(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.35(s, 3H) ;4.23(dd, 1H)

0034

[2]赤外線吸収スペクトル2961,2935,2875,1716(C=O),1694(チオエステル),1355,1104,952,624 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=174(5), 133(4), 132(42), 131(35), 90(8), 89(41), 55(16), 47(4), 45(4), 43(100)

0035

〔実施例6〕 3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘキサノンを、酸ハロゲン化物としてバレリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノンを合成した。

0036

合成された3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)13.8;13.9;20.4;22.2;27.8;28.4;32.2;43.7;51.8;198.4;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.90(t, 3H); 0.90(t, 3H) ;1.28−1.43(m, 4H) ;1.55−1.68(m, 3H) ;1.84(m, 1H) ;2.21(s, 3H) ;2.58(t, 2H) ;4.23(dd, 1H)

0037

[2]赤外線吸収スペクトル2960,2934,2875,1716(C=O),1693(チオエステル),1355,1017,958,754,598 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=216(7), 175(4), 174(32), 173(24), 132(4), 100(6), 89(4), 86(8), 85(100), 58(4), 57(73), 55(14), 43(32), 41(17), 39(5)

0038

〔実施例7〕 (4S)−3−アセチルチオ−4−メチル−2−ヘキサノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとしてジアステレオ混合物である(4S)−3−メルカプト−4−メチル−2−ヘキサノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で(4S)−3−アセチルチオ−4−メチル−2−ヘキサノンをジアステレオ混合物として合成した。

0039

合成された(4S)−3−アセチルチオ−4−メチル−2−ヘキサノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]MS (EI):ジアステレオ混合物であるため、二種類のマスパターンが検出された。
[1]−a MS(EI):m/z(%)=188(1), 146(6), 145(36), 132(39), 117(4), 113(6), 103(53), 90(14), 70(7), 69(47), 61(13), 45(4), 43(100), 41(11), 39(5)

0040

[1]−b MS(EI):m/z(%)=188(1), 146(5), 145(31), 132(38), 117(4), 113(5), 103(51), 90(12), 70(7), 69(47), 61(12), 45(4), 43(100), 41(11), 39(5)

0041

〔実施例8〕 (4S)−4−メチル−3−イソバレリルチオ−2−ヘキサノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとしてジアステレオ混合物である(4S)−3−メルカプト−4−メチル−2−ヘキサノンを、酸ハロゲン化物としてイソバレリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で(4S)−4−メチル−3−イソバレリルチオ−2−ヘキサノンをジアステレオ混合物として合成した。

0042

合成された(4S)−4−メチル−3−イソバレリルチオ−2−ヘキサノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]MS (EI):ジアステレオ混合物であるため、二種類のマスパターンが検出された。
[1]−a MS(EI):m/z(%)=230(0.2), 188(3), 187(17), 174(17), 114(3), 113(4), 103(4), 86(6), 85(100), 69(7), 58(3), 57(58), 55(2), 43(25), 41(15), 39(4)

0043

[1]−b MS(EI):m/z(%)=230(0.3), 188(4), 187(21), 174(19), 114(3), 113(5), 103(4), 86(5), 85(100), 69(6), 58(3), 57(54), 55(2), 43(22), 41(13), 39(4)

0044

〔実施例9〕 3−アセチルチオ−5−メチル−2−ヘキサノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−5−メチル−2−ヘキサノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−5−メチル−2−ヘキサノンを合成した。

0045

合成された3−アセチルチオ−5−メチル−2−ヘキサノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)22.1;22.8;26.1;28.3;30.4;38.7;50.6;194.6;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.89(dd, 6H); 1.47(m, 1H) ;1.59−1.78(m, 2H) ;2.22(s, 3H) ;2.35(s, 3H) ;4.27(dd, 1H)

0046

[2]赤外線吸収スペクトル2958,2932,2872,1716(C=O),1694(チオエステル),1355,1122,953,625 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=188(0.1), 146(5), 145(22), 132(59), 111(5), 103(28), 90(16), 86(4), 70(6), 69(48), 61(9), 55(4), 43(100), 41(9), 39(4)

0047

〔実施例10〕 5−メチル−3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−5−メチル−2−ヘキサノンを、酸ハロゲン化物としてバレリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で5−メチル−3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノンを合成した。

0048

合成された5−メチル−3−n−バレリルチオ−2−ヘキサノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)13.8;22.1;22.2;22.9;26.1;27.8;28.3;38.8;43.6;50.2;198.4;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.89(dd, 6H);0.90(t, 3H);1.30−1.39(m, 2H) ;1.47(m, 1H);1.58−1.76(m, 4H) ;2.22(s, 3H) ;2.57(t, 2H);4.28(dd, 1H)

0049

[2]赤外線吸収スペクトル2959,2933,2873,1717(C=O),1693(チオエステル),1355,1117,1016,964,600 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=230(0.1), 188(2), 187(10), 175(3), 174(28), 90(2), 86(6), 85(100), 71(2), 69(5), 58(2), 57(39), 55(5), 43(17), 41(11), 39(2)

0050

〔実施例11〕 3−アセチルチオ−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘプタノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−2−ヘプタノンを合成した。

0051

合成された3−アセチルチオ−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)13.9;22.5;28.4;29.3;29.9;30.4;52.5;194.6;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.86(t, 3H); 1.20−1.40(m, 4H) ;1.53−1.65(m, 1H) ;1.80−1.91(m, 1H) ;2.22(s, 3H);2.35(s, 3H) ;4.21(dd,1H)

0052

[2]赤外線吸収スペクトル2958,2931,2862,1716(C=O),1694(チオエステル),1355,1111,952,624 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=188(6), 146(7), 145(29), 132(36), 103(59), 90(6), 69(28), 55(5), 43(100), 41(8)

0053

〔実施例12〕 3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘプタノンを、酸ハロゲン化物としてプロピオニルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノンを合成した。

0054

合成された3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)9.7;14.0;22.5;28.4;29.3;29.9;37.3;52.0;199.1;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.87(t, 3H); 1.18(t, 3H) ;1.22−1.38(m, 4H) ;1.61(m, 1H) ;1.86(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.60(q, 2H) ;4.21(dd, 1H)

0055

[2]赤外線吸収スペクトル2958,2933,2874,2862,1716(C=O),1695(チオエステル),1355,1015,930,712,600 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=202(8), 160(9), 159(43), 146(54), 145(7), 103(24), 71(6), 69(15), 60(6), 58(8), 57(100), 55(8), 43(48), 41(10), 39(5)

0056

〔実施例13〕 3−n−ブチリルチオ−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘプタノンを、酸ハロゲン化物としてブチリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−n−ブチリルチオ−2−ヘプタノンを合成した。

0057

合成された3−n−ブチリルチオ−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)13.6;14.0;19.3;22.5;28.4;29.3;29.9;45.8;52.0;198.3;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.86(t, 3H); 0.94(t, 3H) ;1.20−1.48(m, 4H) ;1.60(m, 1H) ;1.65−1.73(m, 2H);1.87(m, 1H) ;2.21(s, 3H);2.56(t, 3H) ;4.22(dd, 1H)

0058

[2]赤外線吸収スペクトル2961,2933,2875,1716(C=O),1693(チオエステル),1355,1113,982,600 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=216(8), 174(9), 173(41), 160(46), 145(4), 113(4), 103(10), 72(10), 71(100), 69(10), 60(6), 55(8), 43(100), 41(22), 39(7)

0059

〔実施例14〕 3−イソブチリルチオ−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘプタノンを、酸ハロゲン化物としてイソブチリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−イソブチリルチオ−2−ヘプタノンを合成した。

0060

合成された3−イソブチリルチオ−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)13.9;19.4;19.4;22.5;28.4;29.3;29.9;43.1;51.8;202.9;205.6
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.86(t, 3H); 1.18(dd, 6H) ;1.21−1.37(m, 4H) ;1.57(m, 1H) ;1.87(m, 1H) ;2.20(s, 3H) ;2.77(dq, 1H);4.18(dd, 1H)

0061

[2]赤外線吸収スペクトル2960,2933,2874,1716(C=O),1688(チオエステル),1466,1355,970,859,702 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=216(4), 174(7), 173(38), 160(41), 113(4), 103(9), 72(7), 71(100), 69(16), 60(5), 55(7), 44(4), 43(100), 41(22), 39(7)

0062

〔実施例15〕 3−n−バレリルチオ−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘプタノンを、酸ハロゲン化物としてバレリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−n−バレリルチオ−2−ヘプタノンを合成した。

0063

合成された3−n−バレリルチオ−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)13.8;13.9;22.2;22.5;27.8;28.4;29.3;29.9;43.7;52.1;198.4;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.88(t, 3H); 0.89(t, 3H) ;1.21−1.38(m, 6H) ;1.53−1.68(m, 3H) ;1.87(m, 1H) ;2.21(s, 3H) ;2.57(t, 2H) ;4.21(dd, 1H)

0064

[2]赤外線吸収スペクトル2958,2932,2873,2863,1716(C=O),1692(チオエステル),1355,1116,1017,960,755,601 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=230(7), 188(8), 187(29), 174(30), 103(6), 86(11), 85(100), 69(7), 60(5), 58(5), 57(84), 55(11), 43(37), 41(25), 39(6)

0065

〔実施例16〕 3−イソバレリルチオ−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘプタノンを、酸ハロゲン化物としてイソバレリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−イソバレリルチオ−2−ヘプタノンを合成した。

0066

合成された3−イソバレリルチオ−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)13.9;22.4;22.5;26.8;28.4;29.3;29.8;52.1;52.7;197.8;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.87(t, 3H); 0.93(d, 6H) ;1.20−1.37(m, 4H) ;1.58(m, 1H) ;1.87(m, 1H) ;2.14(m, 1H) ;2.21(s, 3H) ;2.45(d, 2H);4.21(dd, 1H)

0067

[2]赤外線吸収スペクトル2959,2932,2873,1717(C=O),1690(チオエステル),1355,1133,1011,940,751 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=230(8), 188(6), 187(25), 174(34), 114(12), 86(13), 85(100), 69(10), 60(6), 58(7), 57(100), 55(9), 43(50), 41(30), 39(9)

0068

〔実施例17〕 3−ピバロイルチオ−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ヘプタノンを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−ピバロイルチオ−2−ヘプタノンを合成した。

0069

合成された3−ピバロイルチオ−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)14.0;22.5;27.5;28.4;29.4;29.9;46.7;51.9;205.8;205.9
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.86(t, 3H); 1.23(s, 9H) ;1.18−1.39(m, 4H) ;1.57(m, 1H) ;1.87(m, 1H) ;2.20(s, 3H) ;4.14(t, 1H)

0070

[2]赤外線吸収スペクトル2961,2933,2873,1717(C=O),1682(チオエステル),1356,1036,934,807,625 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=230(1), 187(25), 174(39), 173(7), 129(6), 103(22), 90(6), 85(47), 71(7), 69(18), 58(12), 57(100), 55(8), 43(41), 41(32), 39(9)

0071

〔実施例18〕 3−アセチルチオ−6−メチル−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−6−メチル−2−ヘプタノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−6−メチル−2−ヘプタノンを合成した。

0072

合成された3−アセチルチオ−6−メチル−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)22.4;22.6;28.0;28.1;28.5;30.4;36.2;52.7;194.6;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(dd, 6H); 1.10−1.27(m, 2H) ;1.51(m, 1H) ;1.59(m, 1H) ;1.87(m, 1H) ;2.22(s, 3H);2.36(s, 3H);4.21(dd, 1H)

0073

[2]赤外線吸収スペクトル2956,2930,2871,1716(C=O),1694(チオエステル),1355,1121,952,625 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=202(2), 160(5), 159(7), 132(32), 127(4), 118(7), 117(91), 90(8), 83(34), 71(6), 69(5), 55(12), 43(100), 41(11), 39(4)

0074

〔実施例19〕 6−メチル−3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−6−メチル−2−ヘプタノンを、酸ハロゲン化物としてプロピオニルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で6−メチル−3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノンを合成した。

0075

合成された6−メチル−3−プロピオニルチオ−2−ヘプタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)9.7;22.4;22.6;28.0;28.2;28.5;36.2;37.3;52.3;199.1;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(dd, 4H);1.15−1.30(m, 5H) ;1.45−1.68(m, 2H) ;1.87(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.60(q, 2H) ;4.19(dd,1H)

0076

[2]赤外線吸収スペクトル2956,2872,1716(C=O),1695(チオエステル),1461,1356,1015,930,713 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=216(1), 160(3), 159(4), 146(21), 142(3), 127(3), 118(3), 117(43), 83(8), 71(4), 69(4), 58(4), 57(100), 55(5), 43(23), 41(7)

0077

〔実施例20〕 3−アセチルチオ−2−オクタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−オクタノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−2−オクタノンを合成した。

0078

合成された3−アセチルチオ−2−オクタノンの理化学的性質は以下のとおりである。[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)14.1;22.5;26.8;28.4;30.1;30.4;31.6;52.5;194.6;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.87(t, 3H); 1.19−1.41(m, 6H) ;1.59(m, 1H) ;1.86(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.35(s, 3H) ;4.21(dd, 1H)

0079

[2]赤外線吸収スペクトル2957,2929,2860,1716(C=O),1694(チオエステル),1355,1113,951,624 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=202(6), 159(12), 132(38), 118(7), 117(94), 90(8), 83(22), 55(14), 43(100), 41(8)

0080

〔実施例21〕 3−イソブチリルチオ−2−オクタノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−オクタノンを、酸ハロゲン化物としてイソブチリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−イソブチリルチオ−2−オクタノンを合成した。

0081

合成された3−イソブチリルチオ−2−オクタノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)14.1;19.4;19.5;22.5;26.8;28.4;30.2;31.6;43.1;51.9;203.0;205.6
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(t, 3H); 1.19(dd, 6H) ;1.22−1.40(m, 6H) ;1.59(m, 1H) ;1.85(m, 1H) ;2.21(s, 3H) ;2.76(dq, 1H) ;4.19(dd, 1H)

0082

[2]赤外線吸収スペクトル2959,2932,2874,2860,1717(C=O),1689(チオエステル),1355,969,858,702 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=230(3), 188(4), 187(19), 161(3), 160(35), 127(3), 117(10), 83(8), 72(7), 71(100), 60(4), 55(11), 44(3), 43(100), 41(17), 39(5)

0083

〔実施例22〕 3−アセチルチオ−2−ノナノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ノナノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−2−ノナノンを合成した。

0084

合成された3−アセチルチオ−2−ノナノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)14.2;22.6;27.1;28.4;29.1;30.1;30.4;31.7;52.5;194.6;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.87(t, 3H); 1.18−1.91(m, 8H) ;1.60(m, 1H) ;1.77(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.35(s, 3H) ;4.21(dd, 1H)

0085

[2]赤外線吸収スペクトル2927,2858,1716(C=O),1694(チオエステル),1355,1128,952,624 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=216(5), 173(8), 133(7), 132(39), 131(100), 97(15), 90(8), 55(17), 43(86), 41(7)

0086

〔実施例23〕 3−イソブチリルチオ−2−ノナノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ノナノンを、酸ハロゲン化物としてイソブチリルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−イソブチリルチオ−2−ノナノンを合成した。

0087

合成された3−イソブチリルチオ−2−ノナノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)14.2;19.4;19.5;22.7;27.2;28.4;29.1;30.2;31.7;43.1;51.9;203.0;205.6
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(t, 3H); 1.19(dd, 6H) ;1.22−1.38(m, 8H) ;1.59(m, 1H) ;1.87(m, 1H) ;2.21(s, 3H) ;2.76(dt, 1H) ;4.19(dd, 1H)

0088

[2]赤外線吸収スペクトル2958,2928,2858,1717(C=O),1689(チオエステル),1355,969,859,702 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=244(2), 202(3), 201(12), 174(2), 160(24), 141(3), 131(12), 97(4), 72(6), 71(100), 60(3), 55(11), 44(3), 43(85), 41(13), 39(4)

0089

〔実施例24〕 3−アセチルチオ−2−デカノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−デカノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−2−デカノンを合成した。

0090

合成された3−アセチルチオ−2−デカノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)14.2;22.7;27.2;28.4;29.1;29.4;30.1;30.4;31.8;52.5;194.6;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(t, 3H); 1.20−1.40(m, 10H) ;1.57(m, 1H) ;1.82(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.35(s, 3H) ;4.21(dd, 1H)

0091

[2]赤外線吸収スペクトル2926,2856,1716(C=O),1695(チオエステル),1355,1128,953,624 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=230(4), 188(4), 187(6), 147(5),
146(10), 145(100), 132(27), 90(7), 71(4), 69(19), 55(10), 43(81), 41(8)

0092

〔実施例25〕 3−プロピオニルチオ−2−デカノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−デカノンを、酸ハロゲン化物としてプロピオニルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−プロピオニルチオ−2−デカノンを合成した。

0093

合成された3−プロピオニルチオ−2−デカノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)9.7;14.2;22.7;27.2;28.4;29.1;29.4;30.2;31.9;37.3;52.1;199.1;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(t, 3H);1.18(t, 3H);1.20−1.40(m, 10H) ;1.58(m, 1H) ;1.85(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.60(q, 2H) ;4.21(dd, 1H)

0094

[2]赤外線吸収スペクトル2956,2926,2857,1717(C=O),1696(チオエステル),1460,1355,1015,930,712 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=244(2), 201(4), 188(3), 147(4),
146(26), 145(52), 90(3), 71(3), 69(7), 60(3), 58(4), 57(100), 55(7), 43(24), 41(6)

0095

〔実施例26〕 3−アセチルチオ−2−ウンデカノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ウンデカノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−2−ウンデカノンを合成した。

0096

合成された3−アセチルチオ−2−ウンデカノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)14.2;22.8;27.2;28.4;29.3;29.4;29.4;30.1;30.4;32.0;52.5;194.6;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(t, 3H); 1.19−1.38(m, 12H) ;1.60(m, 1H) ;1.86(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.35(s, 3H) ;4.21(dd, 1H)

0097

[2]赤外線吸収スペクトル2955,2925,2855,1717(C=O),1696(チオエステル),1355,1129,1112,952,624 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=244(3), 202(4), 201(5), 161(5),
160(11), 159(100), 132(24), 90(6), 83(8), 71(4), 69(13), 55(7), 43(67), 41(7)

0098

〔実施例27〕 3−プロピオニルチオ−2−ウンデカノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ウンデカノンを、酸ハロゲン化物としてプロピオニルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−プロピオニルチオ−2−ウンデカノンを合成した。

0099

合成された3−プロピオニルチオ−2−ウンデカノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)9.7;14.2;22.8;27.2;28.4;29.3;29.4;29.4;30.2;32.0;37.3;52.1;199.1;205.5
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(t, 3H);1.18(t, 3H);1.20−1.40(m, 12H) ;1.58(m, 1H) ;1.86(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.60(q, 2H) ;4.21(dd, 1H)

0100

[2]赤外線吸収スペクトル2956,2925,2856,1717(C=O),1696(チオエステル),1460,1355,1015,931,713 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=258(2), 215(4), 202(3), 161(3),
160(6), 159(58), 146(20), 90(3), 83(3), 71(3), 69(7),
60(3), 58(4), 57(100), 55(6), 43(23), 41(7)

0101

〔実施例28〕 3−アセチルチオ−2−ドデカノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ドデカノンを、酸ハロゲン化物としてアセチルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−アセチルチオ−2−ドデカノンを合成した。

0102

合成された3−アセチルチオ−2−ドデカノンの理化学的性質は以下のとおりである。[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)14.2;22.8;27.2;28.4;29.4;29.4;29.5;29.6;30.1;30.4;32.0;52.5;194.6;205.4
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.85(t, 3H); 1.18−1.40(m, 14H) ;1.60(m, 1H) ;1.84(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.35(s, 3H) ;4.21(dd, 1H)

0103

[2]赤外線吸収スペクトル2954,2924,2854,1716(C=O),1695(チオエステル),1354,1128,1115,952,624 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=258(3), 216(4), 215(5), 175(5),
174(12), 173(100), 132(23), 97(5), 90(6), 83(9), 71(4), 69(6), 55(7), 43(62), 41(7)

0104

〔実施例29〕 3−プロピオニルチオ−2−ドデカノンの合成
原料の3−メルカプト−2−アルカノンとして3−メルカプト−2−ドデカノンを、酸ハロゲン化物としてプロピオニルクロライドを使用し、それ以外は実施例1と同様の方法で3−プロピオニルチオ−2−ドデカノンを合成した。

0105

合成された3−プロピオニルチオ−2−ドデカノンの理化学的性質は以下のとおりである。
[1]核磁気共鳴スペクトル
1 3 C NMR(100MHz, CDCl3 δppm)9.7;14.2;22.8;27.2;28.4;29.4;29.4;29.5;29.6;30.2;32.0;37.3;52.1;199.1;205.6
1H NMR(400MHz,CDCl3 δppm)0.86(t, 3H);1.18(t, 3H);1.20−1.40(m, 14H) ;1.58(m, 1H) ;1.86(m, 1H) ;2.22(s, 3H) ;2.60(q, 2H) ;4.21(dd, 1H)

0106

[2]赤外線吸収スペクトル2955,2924,2855,1717(C=O),1697(チオエステル),1460,1355,1015,931,713 cm-1
[3] MS(EI):m/z(%)=272(3), 229(5), 216(4), 175(4),
174(8), 173(72), 146(22), 90(3), 83(5), 71(4), 69(4),
60(3), 58(4), 57(100), 55(7), 43(24), 41(7)

0107

本発明における代表的な3−アルキルチオ−2−アルカノン類の香気特性を以下に示す。

0108

0109

0110

0111

0112

0113

0114

〔実施例A〕
下記処方に従い、常法によって本発明の香料組成物(1A〜29A)を調製した。

0115

0116

0117

0118

0119

0120

0121

0122

0123

〔比較例A〕
実施例Aの香料組成物(1A〜29A)の処方成分である3−アシルチオ−2−アルカノンの代わりにエチルアルコールを配合した以外は同様の処方および方法にて香料組成物(30A)を調製した。

0124

〔実施例B〕
下記処方に従い、常法によって本発明の香料組成物(1B〜29B)を調製した。

0125

0126

0127

0128

0129

0130

0131

0132

0133

〔比較例B〕
実施例Bの香料組成物(1B〜29B)の処方成分である3−アシルチオ−2−アルカノンの代わりにエチルアルコールを配合した以外は同様の処方および方法にて香料組成物(30B)を調製した。

0134

〔実施例C〕
下記処方に従い、常法により本発明の香料組成物(1C)を調製した。

0135

0136

〔比較例C〕
実施例Cの3−ピバロイルチオ−2−ブタノンの代わりにエチルアルコールを配合した以外は同様の処方および方法にて香料組成物(2C)を調製した。

0137

〔実施例D〕
下記処方に従い、常法によって本発明の果汁飲料Aを調製した。

0138

0139

〔比較例D〕
実施例Dの香料組成物(1A)の代わりに香料組成物(30A)を配合した以外は同様の成分および方法にて果汁飲料Bを調製した。

0140

[実施例E]
下記処方に従い、常法によって本発明のコーヒー飲料Aを調製した。

0141

0142

[比較例E]
実施例Eの香料組成物(1B)の代わりに香料組成物(30B)を配合した以外は同様の成分および方法にてコーヒー飲料Bを調製した。

0143

〔実施例F〕
下記処方に従い、常法によってゲルベースを調製後、本発明のフルーツタイプゲル芳香剤Aを調製した。

0144

0145

0146

〔比較例F〕
実施例Fの香料組成物(1C)の代わりに香料組成物(2C)を配合した以外は同様の成分および方法にてフルーツタイプゲル芳香剤Bを調製した。

0147

試験例A〕
果汁飲料A、果汁飲料Bの2種類のジュースについて10名の専門パネラーにより香気香味を比較評価した。その結果、専門パネラーの全員が、本発明に係る3−ピバロイルチオ−2−ブタノンが添加された果汁飲料Aの方が果汁感が強調され、よりフレッシュ感や天然感が強く感じられると評価した。

0148

〔試験例B〕
コーヒー飲料A、コーヒー飲料Bの2種類のコーヒー飲料について10名の専門パネラーにより香気香味を比較評価した。その結果、専門パネラーの全員が、本発明に係る3−ピバロイルチオ−2−ブタノンが添加されたコーヒー飲料Aの方がロースト感やカラメル感、コーヒー豆感が強く感じられると評価した。

0149

〔試験例C〕
フルーツタイプゲル芳香剤A、フルーツタイプゲル芳香剤Bの2種類のフルーツタイプゲル芳香剤について5名の専門パネラーにより香気を評価した。その結果、専門パネラーの全員が、本発明に係る3−ピバロイルチオ−2−ブタノンが添加されたフルーツタイプゲル芳香剤Aの方が、よりトロピカル感やスィート感、天然感が強く感じられると評価した。

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