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技術 コンピュータ装置、及びメモリ用途設定プログラム

出願人 富士通株式会社
発明者 菱沼武夫目崎義憲石橋修
出願日 2008年10月3日 (11年1ヶ月経過) 出願番号 2008-258975
公開日 2010年4月22日 (9年6ヶ月経過) 公開番号 2010-092126
状態 特許登録済
技術分野 メモリシステム
主要キーワード メモリ診断 メモリブロック単位 品質レベル データ欠落 BIOSプログラム マルチビット グラフィックメモリ サウンドコントローラ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

メインメモリに含まれる各メモリブロックを有効利用すること。

解決手段

種情報を記憶するメモリと、メモリの領域を所定長区画したメモリブロック毎の使用用途を示す用途設定情報が記憶される用途設定情報記憶手段と、メモリを診断することにより、各メモリブロック内の不良領域を検出するメモリ診断手段と、メモリ診断手段による各メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、用途設定情報記憶手段に記憶される各メモリブロックの用途設定情報を設定するメモリ用途設定手段と、を有する。

概要

背景

従来より、コンピュータ装置として、メインメモリ診断し、当該メインメモリの領域を所定長区画した各メモリブロック内の不良領域を検出して、この不良領域の検出されたメモリブロックを、不良ブロックとして特定するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。

この種のコンピュータ装置では、特定した不良ブロックを使用不可とし、メインメモリのうち、不良ブロック以外の正常なメモリブロックのみを利用するようにしている。

特開平5−37969号公報
特開平5−20207号公報

概要

メインメモリに含まれる各メモリブロックを有効利用すること。各種情報を記憶するメモリと、メモリの領域を所定長で区画したメモリブロック毎の使用用途を示す用途設定情報が記憶される用途設定情報記憶手段と、メモリを診断することにより、各メモリブロック内の不良領域を検出するメモリ診断手段と、メモリ診断手段による各メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、用途設定情報記憶手段に記憶される各メモリブロックの用途設定情報を設定するメモリ用途設定手段と、を有する。

目的

開示の技術は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、メインメモリに含まれる各メモリブロックを有効利用できるコンピュータ装置、及びメモリ用途設定プログラムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

種情報を記憶するメモリと、前記メモリの領域を所定長区画したメモリブロック毎の使用用途を示す用途設定情報が記憶される用途設定情報記憶手段と、前記メモリを診断することにより、各前記メモリブロック内の不良領域を検出するメモリ診断手段と、前記メモリ診断手段による各前記メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、前記用途設定情報記憶手段に記憶される各前記メモリブロックの前記用途設定情報を設定するメモリ用途設定手段と、を有することを特徴とするコンピュータ装置

請求項2

前記メモリ用途設定手段は、前記用途設定情報記憶手段内の、前記メモリ診断手段により不良領域が検出されたメモリブロックに対応する前記用途設定情報を、グラフィックデータを記憶するためのグラフィック用のメモリブロックとして使用する事を示す用途設定情報に設定することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。

請求項3

前記メモリ用途設定手段は、前記メモリ診断手段により不良領域を有するメモリブロックが複数検出された場合であって、かつ、当該不良領域を有する複数のメモリブロックが互いに隣接していないアドレスに配置されている場合、前記不良領域を有するメモリブロック間の他のメモリブロックに対応する前記用途設定情報を、前記グラフィック用のメモリブロックとして使用する事を示す用途設定情報に設定することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ装置。

請求項4

前記メモリ用途設定手段は、前記用途設定情報記憶手段内の、前記メモリ診断手段により不良領域が検出されたメモリブロックに対応する用途設定情報を、音声データを記憶するための音声用のメモリブロックとして使用する事を示す用途設定情報に設定することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。

請求項5

前記メモリ用途設定手段は、前記用途設定情報記憶手段内の、前記メモリ診断手段により不良領域が検出されなかったメモリブロックに対応する前記用途設定情報を、プログラム展開するためのメモリブロックとして使用する事を示す用途設定情報に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のコンピュータ装置。

請求項6

前記メモリの領域を所定長で区画したメモリブロック毎の使用用途が予め設定されているデフォルト用途設定情報を記憶するデフォルト用途記憶手段を有し、前記メモリ用途設定手段は、前記メモリ診断手段によって前記メモリ内の全てのメモリブロックに不良領域が検出されなかった場合、前記デフォルト用途設定情報記憶手段に記憶されたデフォルト用途設定情報に基づいて、前記用途設定情報記憶手段内の用途設定情報を設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のコンピュータ装置。

請求項7

前記メモリ用途設定手段は、このコンピュータ装置が起動する際に処理を開始すると共に、当該処理の開始時点で、前記メモリブロック毎に前記用途設定情報が設定されている場合には、前記メモリ診断手段による各前記メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じた前記用途設定情報の設定を実行しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のコンピュータ装置。

請求項8

各種情報を記憶するメモリと、前記メモリの領域を所定長で区画したメモリブロック毎の使用用途を示す用途設定情報が記憶される用途設定情報記憶手段とを有するコンピュータ装置を、前記メモリを診断することにより、各前記メモリブロック内の不良領域を検出するメモリ診断手段と、前記メモリ診断手段による各前記メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、前記用途設定情報記憶手段に記憶される各前記メモリブロックの前記用途設定情報を設定するメモリ用途設定手段と、して機能させることを特徴とするメモリ用途設定プログラム

技術分野

0001

この発明は、コンピュータ装置、及びメモリ用途設定プログラムに関し、特に、メインメモリに含まれる各メモリブロックを有効利用できるコンピュータ装置、及びメモリ用途設定プログラムに関する。

背景技術

0002

従来より、コンピュータ装置として、メインメモリを診断し、当該メインメモリの領域を所定長区画した各メモリブロック内の不良領域を検出して、この不良領域の検出されたメモリブロックを、不良ブロックとして特定するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。

0003

この種のコンピュータ装置では、特定した不良ブロックを使用不可とし、メインメモリのうち、不良ブロック以外の正常なメモリブロックのみを利用するようにしている。

0004

特開平5−37969号公報
特開平5−20207号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、従来は、不良ブロックを一切利用しないため、メインメモリ全体の有効利用が図られていなかった。

0006

開示の技術は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、メインメモリに含まれる各メモリブロックを有効利用できるコンピュータ装置、及びメモリ用途設定プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願の開示するコンピュータ装置は、一つの態様において、各種情報を記憶するメモリと、前記メモリの領域を所定長で区画したメモリブロック毎の使用用途を示す用途設定情報が記憶される用途設定情報記憶手段と、前記メモリを診断することにより、各前記メモリブロック内の不良領域を検出するメモリ診断手段と、前記メモリ診断手段による各前記メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、前記用途設定情報記憶手段に記憶される各前記メモリブロックの前記用途設定情報を設定するメモリ用途設定手段と、を有する。

発明の効果

0008

本願の開示するコンピュータ装置、及びメモリ用途設定プログラムの一つの態様によれば、メモリに含まれるメモリブロックを有効利用することができるという効果を奏する。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下に添付図面を参照して、本願の開示するコンピュータ装置、及びメモリ用途設定プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。

0010

まず、本実施例に係るコンピュータ装置の概要について説明する。本実施例に係るコンピュータ装置は、各種情報を記憶するメモリと、前記メモリの領域を所定長で区画したメモリブロック毎の使用用途を示す用途設定情報が記憶される用途設定情報記憶手段と、前記メモリを診断することにより、各前記メモリブロック内の不良領域を検出するメモリ診断手段と、前記メモリ診断手段による各前記メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、前記用途設定情報記憶手段に記憶される各前記メモリブロックの前記用途設定情報を設定するメモリ用途設定手段と、を有するものである。

0011

すなわち、本実施例では、コンピュータ装置の有するDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメインメモリの領域を所定長で区画したメモリブロック毎に、適切な使用用途を割り当てる。

0012

具体的には、コンピュータ装置内部のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである用途設定情報記憶手段に、メインメモリに含まれるメモリブロック毎の使用用途を示す用途設定情報が記憶される。

0013

ここで、メモリブロック毎の使用用途には、所定のプログラム展開するための用途、グラフィックス用データや音声データを記憶するための用途等の種々の用途が含まれる。

0014

また、本実施例では、メモリブロック毎に使用用途を割り当てる前段階として、メモリ診断手段が、メインメモリを診断することにより、各メモリブロック内の不良領域を検出する。なお、不良領域とは、各メモリブロック内で、データの読み書き機能などのメモリ機能が正常に機能しないビットである不良ビットを含む領域を言う。

0015

一般に、不良領域を含むメモリブロック(以下、「不良ブロック」と言う。)には、不良ビット数が比較的に少ない軽度の不良ブロックから、不良ビット数が比較的に多い重度の不良ブロックまで、不良ビット数が互いに異なる複数の不良ブロックが含まれる。不良ブロックが軽度の不良ブロックである場合であっても、この軽度の不良ブロックを、プログラム等を展開する領域として使用することは、プログラムの正常な動作を担保する観点から、好ましくない。

0016

しかし、軽度の不良ブロックを、グラフィック用データや音声データを記憶する領域として使用することは可能である。これは、グラフィック用データや音声データを記憶するメモリブロック内に不良ブロックが存在しても、その不良ブロックに含まれる不良ビット数が少なければ、実際にそのグラフィック用データや音声データを各種機器を用いて再生した場合にも画質劣化音質劣化に至らないことが経験的に知られているからである。

0017

そこで、本実施例に係るメモリ用途設定手段は、メモリ診断手段による各メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、用途設定情報記憶手段に記憶される各メモリブロックの用途設定情報を設定するようにしている。これによって、メインメモリにおける各メモリブロックに、不良ブロックが存在する場合であっても、その不良ブロックを使用不可とすることなく、不良ブロックを含む各メモリブロックに対して、適切な使用用途が割り当てられる。

0018

このように、本実施例では、メモリの領域を所定長で区画したメモリブロック毎の使用用途を示す用途設定情報が不揮発性メモリに記憶され、メモリを診断することにより、各メモリブロック内の不良領域が検出される。そして、各メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、不揮発性メモリに記憶される各メモリブロックの用途設定情報が設定される。このように構成したので、メインメモリのうち、正常なメモリブロックだけでなく、不良ビット数が比較的に少ない軽度の不良ブロックにも適切な用途を割り当てて、メインメモリに含まれる各メモリブロックを有効利用することができる。

0019

なお、前記メモリ診断手段、及び前記メモリ用途設定手段としては、例えば、CPUが、コンピュータ装置の起動時にROMから読み出して実行するBIOSプログラムなどにその機能を担わせることができる。

0020

次に、図1を参照して、本実施例に係るコンピュータ装置の構成について説明する。図1は、本実施例に係るコンピュータ装置1の構成を示す機能ブロック図であり、図2は、図1に示すDRAMの詳細を示す説明図である。

0021

図1に示すように、コンピュータ装置1は、CPU(Central Processing Unit)10と、DRAM20と、不揮発性メモリ30と、ROM40と、グラフィックコントローラ50と、サウンドコントローラ60と、それらを互いに接続するバス70と、を有する。

0022

CPU10は、各種処理を実行する演算装置である。具体的には、CPU10は、コンピュータ装置1の起動時に、後述するBIOS(Basic Input Output System)プログラム41をROM40から読み出して実行し、DRAM20等の各種デバイスに異常が有るか否かを検査する。また、CPU10は、BIOSプログラム41を実行することにより、OS(Operating System)の起動や各種デバイスの制御を実行する。また、CPU10は、BIOSプログラム41を実行することにより、DRAM20におけるメモリブロック201〜210(図2参照)に使用用途を設定するメモリ用途設定処理を実行する。

0023

DRAM20は、コンピュータ装置1のメインメモリ(主記憶装置)である。具体的には、DRAM20は、CPU10の実行対象となるプログラム(BIOSプログラム41を含む)が展開されたり、グラフィック用データや音声データ等の各種情報などが一時的に記憶されるワーキングメモリとして用いられる。また、DRAM20は、図2に示すように、CPU10のワーキングメモリとして使用されるために、DRAM20の領域を所定長で区画したメモリブロック201〜210に区分されて管理されている。

0024

各メモリブロック201〜210には、後述するように、CPU10の実行するBIOSプログラム41によって、種々の使用用途が割り当てられる。ここで、メモリブロック201〜210の使用用途には、所定のプログラムを展開するための用途、グラフィック用データや音声データを展開するための用途等の各種用途が含まれる。

0025

不揮発性メモリ30は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性記憶媒体である。この不揮発性メモリ30は、DRAM20の領域を所定長で区画したメモリブロック201〜210毎の使用用途を示す用途設定情報31が記憶されるものであり、用途設定情報記憶手段として機能する。なお、用途設定情報31については、別途詳細に説明する。

0026

ROM40は、CPU10が実行する各種プログラムやプログラム実行時に用いられるデータ等を記憶している。具体的には、ROM40は、CPU10がコンピュータ装置の起動時に読み出して実行するBIOSプログラム41等を記憶している。また、ROM40は、BIOSプログラム41の実行時にCPU10によって用いられる用途設定テーブル42を記憶している。また、ROM40は、メモリブロック201〜210毎の使用用途が予め設定されているデフォルト用途設定情報43等を記憶しており、デフォルト用途記憶手段として機能するものである。なお、用途設定テーブル42、及びデフォルト用途設定情報43については、別途詳細に説明する。

0027

BIOSプログラム41は、基本入出力システムのことである。具体的には、BIOSプログラム41は、コンピュータ装置1の電源投入時に起動して、OSやアプリケーションプログラムと、DRAM20や周辺機器ディスプレイキーボード等)に対するデータの入出力を制御する制御プログラムである。また、BIOSプログラム41は、CPU10により実行されて、DRAM20における各メモリブロック201〜210に使用用途を設定するメモリ用途設定処理を行う。

0028

グラフィックコントローラ50は、CPU10の指示により作成したグラフィック用データを、DRAM20におけるグラフィック用のメモリブロックに記憶する。また、グラフィックコントローラ50は、DRAM20におけるグラフィック用のメモリブロックに記憶されたグラフィックデータを読み出し、ディスプレイ(図示せず)へと表示出力する。

0029

サウンドコントローラ60は、CPU10の指示により作成した音声データを、DRAM20における音声用のメモリブロックに記憶する。また、サウンドコントローラ60は、DRAM20における音声用のメモリブロックに記憶された音声データを読み出し、スピーカ(図示せず)へと音声出力する。

0030

次に、図3図5を参照して、図1に示すBIOSプログラム41がDRAM20における各メモリブロック201〜210に使用用途を設定するメモリ用途設定処理を行う具体的な構成について詳細に説明する。図3は、図1に示すBIOSプログラム41の詳細を示す機能ブロック図である。なお、図3では、ROM40に記憶されたBIOSプログラム41がCPU10によって実行されることにより実現される機能を機能ブロックとして示している。

0031

図3に示すように、BIOSプログラム41は、メモリ診断部411と、メモリ用途設定部412と、を機能部として有している。これら各機能部411、412は、BIOSプログラム41の起動時(実行時)にその処理を開始する。

0032

メモリ診断部411は、DRAM20を診断することにより、各メモリブロック201〜210内の不良領域を検出する。なお、不良領域とは、各メモリブロック内で、データの読み書き機能などのメモリ機能が正常に機能しないビットである不良ビットを含む領域を意味する。また、メモリ診断部411による各メモリブロック単位の不良領域の検出には、不良領域に含まれる不良ビット数の検出が含まれる。

0033

メモリ用途設定部412は、メモリ診断部411による各メモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じて、不揮発性メモリ30に記憶される各メモリブロック201〜210の用途設定情報31を設定する。より具体的には、メモリ用途設定部412は、ROM40に記憶された用途設定テーブル42を用いて、不揮発性メモリ30に記憶される用途設定情報31を設定する。

0034

そして、メモリ用途設定部412により設定された用途設定情報31は、CPU10によって参照され、CPU10は、この用途設定情報31に基づいて、メモリブロック201〜210毎に使用用途を割り当てる。

0035

図4は、図1に示す用途設定情報31の詳細を示す説明図であり、図5は、図1に示す用途設定テーブル42の詳細を示す説明図である。

0036

図4に示すように、不揮発性メモリ30に記憶された用途設定情報31は、DRAM20におけるメモリブロック201〜210毎の使用用途を示す情報である。この用途設定情報31には、各メモリブロック201〜210のアドレス情報ごとにそのメモリブロックの使用用途が記載される。

0037

例えば、図4に示す用途設定情報31では、メモリブロック201の使用用途は、「プログラム用」であるので、メモリブロック201を、所定のプログラムを展開するためのプログラム用のメモリブロックとして使用することを示している。また、メモリブロック203〜205の使用用途は、「グラフィック用」であるので、メモリブロック203〜205を、グラフィックデータを記憶するためのグラフィックデータ用のメモリブロックとして使用することを示している。また、メモリブロック207の使用用途は、「音声データ用」であるので、メモリブロック207を、音声データを記憶するための音声データ用のメモリブロックとして使用することを示している。

0038

なお、図1に示すデフォルト用途設定情報43は、DRAM20におけるメモリブロック204毎の使用用途が予め設定されている情報であり、用途設定情報31の初期値デフォルト値)となる情報である。このデフォルト用途設定情報43には、用途設定情報31と同様に、各メモリブロック201〜210のアドレス情報ごとにそのメモリブロックの使用用途が記載されている。

0039

図5に示すように、ROM40に記憶された用途設定テーブル42は、DRAM20における各メモリブロックの品質を示すメモリ品質レベルと、そのメモリ品質レベルに対応する各メモリブロックの使用用途とを対応させたテーブルである。

0040

ここで、DRAM20における各メモリブロックのメモリ品質レベルとは、そのメモリブロックに含まれる不良ビットの数で規定される品質レベルであり、レベル1〜レベル3の3段階に区分されている。メモリ品質レベル「レベル1」は、メモリブロックに、マルチビットの不良ビットが含まれていることを示している。メモリ品質レベル「レベル2」は、メモリブロックに、1ビットの不良ビットが含まれていることを示している。メモリ品質レベル「レベル3」は、メモリブロックに、不良ビットが全く含まれていないこと、すなわち、そのメモリブロックが正常であることを示している。

0041

図5に示す用途設定テーブル42では、メモリブロックのメモリ品質レベルが「レベル1」である場合に、そのメモリブロックの使用用途を、音声データ用に設定(変更)することを示している。また、メモリブロックのメモリ品質レベルが「レベル2」である場合に、そのメモリブロックの使用用途をグラフィックデータ用に変更することを示している。また、メモリブロックのメモリ品質レベルが「レベル3」である場合に、そのメモリブロックの使用用途をプログラム用に変更することを示している。

0042

なお、音声データ用のメモリブロックのメモリ品質レベルを、グラフィック用のメモリブロックのメモリ品質レベルよりも低くしたのは、メモリブロックの不良ビットに起因したノイズがデータ内で発生しても、グラフィック(画像)のノイズよりも音声のノイズの方が人に認識され難いからである。

0043

メモリ診断部411により、メモリブロック内でマルチビットの不良ビットを含む不良領域が検出された場合(すなわち、メモリ品質レベル「レベル1」の場合)に、上記のメモリ用途設定部412は、そのマルチビットの不良ビットを含む不良領域が検出されたメモリブロック(以下、「マルチビット不良ブロック」と言う。)に対応する用途設定情報31を、音声データを記憶するための音声用のメモリブロックとして使用する事を示す用途設定情報に設定する。すなわち、メモリ用途設定部412は、用途設定テーブル42を参照して、マルチビット不良ブロックの使用用途を、音声データ用に変更する。

0044

また、メモリ診断部411により、メモリブロック内で1ビットの不良ビットを含む不良領域が検出された場合(すなわち、メモリ品質レベル「レベル2」の場合)に、メモリ用途設定部412は、DRAM20のうち、その1ビットの不良ブロックを含む不良領域が検出されたメモリブロック(以下、「1ビット不良ブロック」と言う。)に対応する用途設定情報31を、画像データを記憶するための画像データ用のメモリブロックとして使用する事を示す用途設定情報に設定する。すなわち、メモリ用途設定部412は、用途設定テーブル42を参照して、1ビット不良ブロックの使用用途を、画像データ用に変更する。

0045

また、メモリ診断部411により、不良領域が全く検出されなかった場合(すなわち、メモリ品質レベル「レベル3」の場合)に、メモリ用途設定部412は、DRAM20のうち、その不良領域が全く検出されなかったメモリブロック(正常ブロック)に対応する用途設定情報31を、所定のプログラムを展開するためのプログラム用のメモリブロックとして使用する事を示す用途設定情報に設定する。すなわち、メモリ用途設定部412は、用途設定テーブル42を参照して、正常ブロックの使用用途を、プログラム用に変更する。

0046

なお、上記各機能部411、412は、上述した通り、このコンピュータ装置1の起動時、より具体的には、BIOSプログラム41の起動時に処理を開始する。ここで、メモリ用途設定部412は、処理の開始時点で、メモリブロック201〜210毎に用途設定情報31が既に設定されている場合には、メモリ診断部411によるメモリブロック単位の不良領域の検出結果に応じた用途設定情報31の設定を実行しないこととしても良い。言い換えると、BIOSプログラム41は、前回の起動時に、メモリ用途設定部413により各メモリブロック201〜210に使用用途を設定した場合には、次回の起動時に、メモリ診断部411及びメモリ用途設定部412の実行を省略可能としても良い。

0047

次に、メモリ用途設定部412が用途設定情報31を設定する処理手順を、図6及び図7を参照して、さらに詳細に説明する。図6は、メモリ用途設定部412が用途設定情報31を設定する処理手順の一例を示す図である。なお、図6は、図4に示す用途設定情報31を変更する場合を示しており、図4に示す用途設定情報31では、3つのメモリブロック203〜205の使用用途が、プログラム用に、1つのメモリブロック207の使用用途が、音声データ用に予め設定されていたものとする。

0048

図6に示すように、メモリブロック210は、メモリ診断部411により、メモリ品質レベル「レベル1」と診断されたので、メモリ用途設定部412は、図5に示す用途設定テーブル42を参照し、その使用用途を、「プログラム用」から「音声データ用」に設定(変更)する。また、メモリブロック202は、メモリ診断部411により、メモリ品質レベル「レベル2」と診断されたので、メモリ用途設定部412は、その使用用途を、「プログラム用」から「グラフィック用」に変更する。その結果、「音声データ用」のメモリブロック及び「グラフィック用」のメモリブロックがそれぞれ1つずつ増加する一方、「プログラム用」のメモリブロックが2つ減少することになる。そこで、メモリ用途設定部412は、メモリ診断部411により、メモリ品質レベル「レベル3」と診断された2つのメモリブロック205及び207の使用用途を、「グラフィック用」及び「音声データ用」からそれぞれ「プログラム用」に変更する。これにより、プログラム用のメモリブロックの減少分を補填することができ、DRAM20に含まれる各メモリブロックを有効利用できる。

0049

図7は、メモリ用途設定部412が用途設定情報31を設定する処理手順の他の一例を示す図である。なお、図7は、図4に示す用途設定情報31を変更する場合を示している。

0050

図7に示すように、メモリブロック202は、メモリ診断部411により、メモリ品質レベル「レベル2」と診断されたので、メモリ用途設定部412は、図5に示す用途設定テーブル42を参照し、その使用用途を、「プログラム用」から「グラフィック用」に変更する。また、メモリブロック204は、メモリ診断部411により、メモリ品質レベル「レベル2」と診断されたので、メモリ用途設定部412は、図5に示す用途設定テーブル42を参照し、その使用用途を、「グラフィック用」に保持している。ここで、メモリブロック203は、メモリ診断部411により、メモリ品質レベル「レベル3」と診断されたので、メモリブロック203の使用用途は、メモリ用途設定部412によって、「グラフィック用」から「プログラム用」に変更されるはずである。

0051

ところが、メモリ品質レベル「レベル2」のメモリブロック202と、メモリ品質レベル「レベル2」のメモリブロック204とが、互いに隣接していない。これは、メモリ診断部411により不良領域を有するメモリブロック(ここでは、メモリブロック202及び204)が複数検出された場合であって、かつ、その不良領域を有する複数のメモリブロックが互いに隣接していないアドレスに配置されている場合に該当する。この場合、メモリ用途設定部412は、例外的に、これらメモリブロック間の他のメモリブロックに対応する用途設定情報31を、グラフィック用のメモリブロックとして使用する事を示す用途設定情報に設定する。図7に示す例では、メモリ用途設定部412は、メモリ品質レベル「レベル2」の2つのメモリブロック202,204、及びこれら2つのメモリブロック202,204により挟まれるメモリブロック203の使用用途を、共に「グラフィック用」に設定する。

0052

このように、メモリ用途設定部412は、メモリ診断部411によりメモリ品質レベル「レベル2」のメモリブロック(1ビット不良ブロック)が複数検出された場合であって、当該複数の1ビット不良ブロックが互いに隣接していない場合には、DRAM20のうち、複数の1ビット不良ブロック、及び複数の1ビット不良ブロックにより挟まれるメモリブロックを、グラフィック用のメモリブロックに変更する。これにより、比較的に大容量のグラフィックデータがDRAM20に記憶される場合であっても、複数のメモリブロックから成る1つのまとまった領域に当該グラフィックデータを記憶することができ、グラフィックデータの読み書き時間を短縮することができる。

0053

次に、図8を参照して、図1に示すコンピュータ装置1のメモリ用途設定処理について説明する。図8は、図1に示すコンピュータ装置1のメモリ用途設定処理を示すフローチャートである。なお、図8に示すメモリ用途設定処理は、コンピュータ装置1の電源投入された後、CPU10が、BIOSプログラム41をROM40から読み出して実行することにより、実行される処理である。

0054

図8に示すように、まず、BIOSプログラム41は、メモリ用途設定部412により設定(変更)された用途設定情報31が不揮発性メモリ30に記憶されているか否かを判定する(ステップS10)。

0055

この判定の結果、メモリ用途設定部412により変更された用途設定情報31が不揮発性メモリ30に記憶されていると判定すると(ステップS10:Yes)、すなわち、前回の起動時に、メモリ用途設定部413によりメモリブロック201〜210毎に使用用途が設定されていると判定すると、BIOSプログラム41は、処理をステップS16に移す。一方、この判定の結果、メモリ用途設定部412により設定された用途設定情報31が不揮発性メモリ30に記憶されていないと判定すると(ステップS10:No)、BIOSプログラム41は、処理をステップS11に移す。

0056

ステップS11において、BIOSプログラム41のメモリ診断部411は、DRAM20の全メモリブロック201〜210を1つのメモリブロックごとに診断し、各メモリブロック201〜210内の不良領域を検出する(ステップS11)。

0057

そして、メモリ診断部411は、各メモリブロック201〜210内の不良領域を検出したメモリ診断結果を、DRAM20における各メモリブロック201〜210のアドレス情報に関連付ける処理を行う(ステップS12)。

0058

続いて、メモリ診断部411は、DRAM20に、未診断のメモリブロックが有るか否かを判定する(ステップS13)。この判定は、DRAM20の各メモリブロック201〜210のアドレス情報に、メモリ診断結果が関連付けられているか否かを判定することにより行われる。そして、DRAM20に、未診断のメモリブロックが有ると判定すると(ステップS13:Yes)、メモリ診断部411は、DRAM20に、未診断のメモリブロックが無くなるまで、ステップS11〜ステップS13の処理を繰り返す。

0059

一方、DRAM20に、未診断のメモリブロックが無いと判定すると(ステップS13:No)、メモリ診断部411は、DRAM20における各メモリブロック201〜210で、不良領域が検出されたか否かを判定する(ステップS14)。この判定の結果、DRAM20における各メモリブロック201〜210で、不良領域が検出されたと判定すると(ステップS14:Yes)、メモリ診断部411は、処理をステップS15へ移行する。

0060

そして、メモリ用途設定部412は、ROM40に記憶された用途設定テーブル42を参照し、不揮発性メモリ30に記憶された用途設定情報31を設定(変更)し(ステップS15)、処理をステップS17へ移行する。

0061

一方、DRAM20における各メモリブロック201〜210で、不良領域が検出されなかったと判定すると(ステップS14:No)、メモリ診断部411は、処理をステップS16へ移行する。そして、メモリ用途設定部413は、ROM40に記憶されたデフォルト用途設定情報43に基づいて、不揮発性メモリ30に記憶された用途設定情報31を設定(変更)し(ステップS16)、処理をステップS17へ移行する。すなわち、ステップS16では、デフォルト用途設定情報43が、デフォルト値として、用途設定情報31に複写される。

0062

ステップS17において、BIOSプログラム41は、ステップS15又はステップS16にて設定された用途設定情報31に基づいて、メモリブロック201〜210毎に使用用途を割り当て、メモリ用途設定処理を終了する。

0063

上述してきたように、本実施例では、DRAM20の領域を所定長で区画したメモリブロック201〜210毎の使用用途を示す用途設定情報31が不揮発性メモリ30に記憶され、DRAM20を診断することにより、各メモリブロック201〜210内の不良領域を検出し、各メモリブロック201〜210単位の不良領域の検出結果に応じて、不揮発性メモリ30に記憶される各メモリブロックの用途設定情報が設定される。

0064

一般に、グラフィックデータや音声データは完全性を求めなければ、多少のデータ欠落エラーがあったとしても再生は可能である。逆にプログラムは、多少のデータ欠落やエラーがあっても正常動作しない。本実施例は、この特性を応用したものである。すなわち、本実施例では、不良ブロックは、画像表示に用いられるグラフィックメモリ(画像データ用のメモリブロック)として設定し、正常ブロックはプログラムを配置するメインメモリ(プログラム用のメモリブロック)として設定するようにし、不良ブロックもメモリの一部として利用できるようにすることによりメモリの有効活用を可能としたものである。

0065

このように構成したので、メインメモリのうち、正常なメモリブロックだけでなく、不良ビット数が比較的に少ない軽度の不良ブロックにも適切な用途を割り当てて、メインメモリに含まれる各メモリブロックを有効利用することができる。

0066

なお、本実施例のBIOSプログラム41は、必ずしもROM40に記憶されている必要はなく、例えば、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性のメモリに記憶しておき、このプログラムを、CPU10が読み出して実行するようにしてもよい。また、本実施例のBIOSプログラム41は、例えば、ネットワークに接続されたサーバ等からフラッシュメモリにダウンロードされるようにしてもよく、さらには、CD−ROM等の記録媒体に記録されてから記録媒体のドライブを介して、フラッシュメモリに読み込まれるようにしてもよい。

図面の簡単な説明

0067

本実施例に係るコンピュータ装置の構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すDRAMの詳細を示す説明図である。
図1に示すBIOSプログラムの詳細を示す機能ブロック図である。
図1に示す用途設定情報の詳細を示す説明図である。
図1に示す用途設定テーブルの詳細を示す説明図である。
メモリ用途設定部により用途設定情報を設定する処理手順の一例を説明するための説明図である。
メモリ用途設定部により用途設定情報を設定する処理手順の他の一例を説明するための説明図である。
本実施形態に係るコンピュータ装置のメモリ用途設定処理の手順を示すフローチャートである。

符号の説明

0068

1コンピュータ装置
10 CPU
20DRAM(メモリ)
30不揮発性メモリ(用途設定情報記憶手段)
31 用途設定情報
40 ROM
41BIOSプログラム
42 用途設定テーブル
43デフォルト用途設定情報
201〜210メモリブロック
411メモリ診断部
412 メモリ用途設定部

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