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技術 通信システム、携帯通信端末、及び通信方法

出願人 日本電気株式会社
発明者 河田宏貴
出願日 2008年9月30日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2008-255214
公開日 2010年4月15日 (11年4ヶ月経過) 公開番号 2010-087876
状態 拒絶査定
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード 携帯電話送受信機 呼び出し要求信号 モード切替要求 近距離無線伝送 WLANアンテナ 携帯電話交換網 WLAN基地局 携帯電話交換局
関連する未来課題
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図面 (6)

課題

発呼側で使用した通信手段が着呼側携帯通信端末で無効設定されている場合でも、該通信手段による通信を極力可能にする。

解決手段

携帯電話交換局4からの携帯電話着信に対して携帯電話機能とWLAN機能を備えたデュアル携帯通信端末1が応答しないとき、呼び出し要求部5から、WLAN経由で携帯通信端末1に対して携帯電話呼び出し要求を行って、携帯通信端末1の携帯電話機能を有効にするための制御を行う。その後、携帯電話交換局4からの携帯電話着信を再送信して携帯通信端末1と通信を確立することにより、携帯電話機能が無効に設定されている携帯通信端末1に対する携帯電話着信であっても、携帯電話通信手段で通信を行うことを可能にする。

概要

背景

従来の携帯通信端末での無線通信システムは、携帯通信端末と無線基地局との間の電波による無線通信において、第三世代ではCDMA方式が採用されている。また最近では、パソコンでのインターネット用に公衆無線LAN環境(以下、WLAN(Wireless Local Area Network))が整備されてきたのに伴い、携帯通信端末にもWLANに対応可能な構成を付加することにより、CDMA方式の携帯電話機能と、WLAN通信機能を有するデュアルモードの携帯通信端末が実現されている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1に記載の、携帯電話通信手段とWLAN通信手段とが実装された携帯通信端末を含むデュアル通信システムでは、携帯通信端末にWLAN通信手段の電話番号を携帯電話交換網登録する機能と、携帯電話通信手段の電話番号をIP(Internet Protocol)電話交換網に登録する機能とを備えることにより、一方の通信手段による通信が不可であるときに、他方の通信手段へ着信を自動的に転送することによって、通信ができないといった事態を回避することができるようにしている。

特開2006−080706号公報

概要

発呼側で使用した通信手段が着呼側携帯通信端末で無効設定されている場合でも、該通信手段による通信を極力可能にする。携帯電話交換局4からの携帯電話着信に対して携帯電話機能とWLAN機能を備えたデュアル携帯通信端末1が応答しないとき、呼び出し要求部5から、WLAN経由で携帯通信端末1に対して携帯電話呼び出し要求を行って、携帯通信端末1の携帯電話機能を有効にするための制御を行う。その後、携帯電話交換局4からの携帯電話着信を再送信して携帯通信端末1と通信を確立することにより、携帯電話機能が無効に設定されている携帯通信端末1に対する携帯電話着信であっても、携帯電話通信手段で通信を行うことを可能にする。

目的

本発明の目的は、上記の問題点を解消し、発呼側で使用した通信手段が着信側携帯通信端末で無効設定されている場合においても、該通信手段による通信を極力可能にするデュアル通信システムを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

通信方式の異なる複数の無線通信システムと、該複数の無線通信システムで各々通信が可能な複数の無線通信手段を実装した携帯通信端末とを備えた通信システムにおいて、前記複数の無線通信システム内の一無線通信システムから送信された前記携帯通信端末宛の着呼に対して前記携帯通信端末からの応答がないときに、前記複数の無線通信システム内の他の無線通信システム経由で前記携帯通信端末に実装された前記一無線通信システム用無線通信手段を有効化するための呼び出し要求信号を送信する呼び出し要求手段を備えたことを特徴とする通信システム。

請求項2

前記複数の無線通信システムは、携帯電話通信システムと、WLAN通信システムによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。

請求項3

前記一無線通信システムは、前記呼び出し要求信号に対する前記携帯通信端末からの応答信号があったとき、該携帯通信端末に対して前記着呼を再送信して該帯通信端末と通信を確立する機能を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。

請求項4

前記一無線通信システムは、前記呼び出し要求信号に対する前記携帯通信端末からの応答信号がなかったとき、前記着呼を前記他の無線通信システムへ接続する機能を有しており、前記他の無線通信システムは、前記一無線通信システムから受信した着呼を前記他の無線通信システム経由で前記携帯通信端末へ送信して該帯通信端末と通信を確立する機能を有していることを特徴とする請求項3に記載の通信システム。

請求項5

請求項1〜4の何れかに記載の通信システムで用いられる携帯通信端末であって、前記複数の無線通信システムで各々通信が可能な複数の無線通信手段と、前記呼び出し要求信号を受信する手段と、該受信した呼び出し要求信号で指定された前記無線通信手段を有効状態に設定する通信モード切替制御手段を備えていることを特徴とする携帯通信端末。

請求項6

通信方式の異なる複数の無線通信システムと、該複数の無線通信システムで各々通信が可能な複数の無線通信手段を実装した携帯通信端末とを備えた通信システムにおける通信方法であって、前記複数の無線通信システム内の一無線通信システムから送信された前記携帯通信端末宛の着呼に対して前記携帯通信端末からの応答がないときに、前記複数の無線通信システム内の他の無線通信システム経由で前記携帯通信端末に実装された前記一無線通信システム用無線通信手段を有効化するための呼び出し要求信号を送信することを特徴とする通信方法。

請求項7

前記呼び出し要求信号に対する前記携帯通信端末からの応答信号があったとき、前記一無線通信システムから該携帯通信端末に対して前記着呼を再送信して該帯通信端末と通信を確立することを特徴とする請求項6に記載の通信方法。

請求項8

前記呼び出し要求信号に対する前記携帯通信端末からの応答信号がなかったとき、前記着呼を前記一無線通信システムから前記他の無線通信システムへ転送し、前記他の無線通信システム経由で前記着呼を前記携帯通信端末へ送信して該帯通信端末と通信を確立することを特徴とする請求項7に記載の通信方法。

技術分野

0001

本発明は、携帯電話、WLAN等の通信方式の異なる複数の無線通信システムと、該複数の無線通信システムで各々通信が可能な複数の無線通信手段を実装した携帯通信端末とを備えた通信システムに関する。

背景技術

0002

従来の携帯通信端末での無線通信システムは、携帯通信端末と無線基地局との間の電波による無線通信において、第三世代ではCDMA方式が採用されている。また最近では、パソコンでのインターネット用に公衆無線LAN環境(以下、WLAN(Wireless Local Area Network))が整備されてきたのに伴い、携帯通信端末にもWLANに対応可能な構成を付加することにより、CDMA方式の携帯電話機能と、WLAN通信機能を有するデュアルモードの携帯通信端末が実現されている(例えば、特許文献1参照)。

0003

特許文献1に記載の、携帯電話通信手段とWLAN通信手段とが実装された携帯通信端末を含むデュアル通信システムでは、携帯通信端末にWLAN通信手段の電話番号を携帯電話交換網登録する機能と、携帯電話通信手段の電話番号をIP(Internet Protocol)電話交換網に登録する機能とを備えることにより、一方の通信手段による通信が不可であるときに、他方の通信手段へ着信を自動的に転送することによって、通信ができないといった事態を回避することができるようにしている。

0004

特開2006−080706号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1に記載の携帯電話機能とWLAN通信機能を有するデュアルモードの携帯通信端末によれば、片方通信不可でも、もう片方で通信可能にする機能を実現できるが、一方、デュアルモードの携帯通信端末では、複数の無線機能を同時に稼動するため消費電力が大きいという問題がある。そこで、消費電力を低減させるためにユーザ側の通信モード設定により、携帯電話通信手段及びWLAN通信手段のうち、一方の通信手段にのみ電源を供給して一方の通信手段による通信を有効に設定し、他方の通信手段に対する電源供給を断にして他方の通信手段による通信を無効に設定可能にする機能が備わっているのが一般的である。

0006

そのため、無効に設定されている通信手段に対して着信があった場合、該通信手段が有効に設定されていれば応答が可能であるにも拘らず、該通信手段の通信経路とは異なる通信手段の通信経路へ自動転送されるため、発呼者からみると、希望する通信品質、あるいは通信料金とは異なる状況での通信を強いられるという問題がある。

0007

本発明の目的は、上記の問題点を解消し、発呼側で使用した通信手段が着信側携帯通信端末で無効設定されている場合においても、該通信手段による通信を極力可能にするデュアル通信システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明の通信システムは、通信方式の異なる複数の無線通信システムと、該複数の無線通信システムで各々通信が可能な複数の無線通信手段を実装した携帯通信端末とを備えた通信システムにおいて、前記複数の無線通信システム内の一無線通信システムから送信された前記携帯通信端末に対する着呼に対して前記携帯通信端末からの応答がないときに、前記複数の無線通信システム内の他の無線通信システム経由で前記携帯通信端末に実装された前記一無線通信システム用無線通信手段を有効化するための呼び出し要求信号を送信する呼び出し要求手段を備えたことを特徴とする。

0009

本発明の携帯通信端末は、前記複数の無線通信システムで各々通信が可能な複数の無線通信手段と、前記呼び出し要求信号を受信する手段と、該受信した呼び出し要求信号で指定された前記無線通信手段を有効状態に設定する通信モード切替制御手段を備えていることを特徴とする。

0010

本発明の通信方法は、通信方式の異なる複数の無線通信システムと、該複数の無線通信システムで各々通信が可能な複数の無線通信手段を実装した携帯通信端末とを備えた通信システムにおける通信方法であって、前記複数の無線通信システム内の一無線通信システムから送信された前記携帯通信端末宛の着呼に対して前記携帯通信端末からの応答がないときに、前記複数の無線通信システム内の他の無線通信システム経由で前記携帯通信端末に実装された前記一無線通信システム用無線通信手段を有効化するための呼び出し要求信号を送信することを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明によれば、携帯電話機能とWLAN通信機能を有するデュアルモードの携帯通信端末において、携帯電話通信手段を無効とする通信モード設定がなされた状態で着信があった場合、WLAN経由で携帯電話呼び出し要求を行って携帯電話通信手段を有効にする通信モード設定変更要求を行うことにより携帯電話通信手段を有効にすることで着信が可能となり、携帯電話による通信不可を回避することができる。

0012

また、WLAN通信手段を無効とする通信モード設定がなされた状態で着信があった場合、携帯電話経由でWLAN呼び出し要求を行ってWLAN通信手段を有効にする通信モード設定変更要求を行うことによりWLAN通信手段を有効にすることで着信が可能となり、WLANによる通信不可を回避することができる。

0013

また本発明では、消費電力削減に有効な通信モード設定の機能を削減することなく、無効に設定されている通信手段による通信不可を回避することができる。

発明を実施するための最良の形態

0014

図1は、本発明の実施形態を示すデュアル通信システムのブロック図である。

0015

本実施形態のデュアル通信システムは、携帯通信端末1と、無線基地局2と、携帯電話交換局4を含む携帯電話交換網40と、WLAN基地局3と、IP交換局6を含むIP交換網60と、携帯電話交換局4及びIP交換局6から呼び出し要求をうけて、携帯通信端末1へ呼び出し要求を行う呼び出し要求部5と、異種のネットワーク(本実施例では、携帯電話交換網40とIP交換網60)を相互接続するゲートウェイ70と、通信ネットワーク網50とから構成されている。呼び出し要求部5、携帯電話交換局4、IP交換局6、無線基地局2、WLAN基地局3は、それぞれ有線網で接続されている。

0016

携帯通信端末1は、それぞれが異なる電話番号を持つ携帯電話通信手段とWLAN通信手段との複数の通信手段を持ち、いずれかの通信手段を用いて音声通話等の通信を行う。また、携帯通信端末1は携帯電話交換網40に対してWLAN通信手段の電話番号を登録する機能と、IP電話交換網60に対して携帯電話通信手段の電話番号を登録する機能とを有している。

0017

携帯通信端末1は、携帯電話通信の際には無線基地局2を介して携帯電話交換局4と通信を行う。本実施形態の機能として、携帯電話交換局4が携帯通信端末1と通信が確立できない場合、携帯電話交換局4は、呼び出し要求を呼び出し要求部5に対して行う。呼び出し要求部5は、携帯電話交換局4からの呼び出し要求を受けると、WLAN基地局3を介して、携帯通信端末1に対してWLAN通信手段の電話番号による携帯呼び出し要求を行う。

0018

この呼び出し要求を受信した携帯通信端末1は、WLAN通信手段で呼び出し要求部5に対して応答するとともに、自端末の通信モード設定がWLANシングルモードに設定されている場合には、自端末の通信モード設定をDualモード(WLAN優先)に変更する。携帯通信端末1で設定される通信モードの内容については後述する。

0019

呼び出し要求に対する応答を携帯通信端末1から受信した呼び出し要求部5は、携帯電話交換局4に対して、携帯通信端末1との間の携帯電話通信の再確立を指示する。携帯電話交換局4は呼び出し要求部5からの再確立指示に従って、無線基地局2経由で携帯通信端末1に対して着信信号再送信する。

0020

この着信信号の再送信に対して携帯通信端末1が応答した場合には、携帯電話通信手段により携帯通信端末1と通信を確立する。この着信信号の再送信に対して携帯通信端末1が応答しない場合には、携帯通信端末1の携帯電話通信は圏外と判断して、WLAN通信手段への切り替えを行い、ゲートウェイ70を介してWLAN通信手段で携帯通信端末1と通信を確立する。

0021

また携帯通信端末1は、WLAN通信の際には、WLAN基地局3を介してIP交換局6とWLAN通信を行う。本実施形態の機能として、IP交換局6が携帯通信端末1とWLAN通信が確立できない場合、IP交換局6は、呼び出し要求を呼び出し要求部5に対して行う。呼び出し要求部5は、IP交換局6からの呼び出し要求を受けると、無線基地局2を介して、携帯通信端末1に対して携帯呼び出し要求を行う。

0022

この呼び出し要求を受信した携帯通信端末1は、携帯電話通信手段で呼び出し要求部5に対して応答するとともに、自端末の通信モード設定が携帯電話シングルモードに設定されている場合には、自端末の通信モード設定をDualモード(携帯電話優先)に変更する。

0023

呼び出し要求に対する応答を携帯通信端末1から受信した呼び出し要求部5は、IP交換局6に対して、携帯通信端末1との間のWLAN通信の再確立を指示する。IP交換局6は呼び出し要求部5からの再確立指示に従って、WLAN基地局2経由で携帯通信端末1に対して着信信号を再送信する。

0024

この着信信号の再送信に対して携帯通信端末1が応答した場合には、WLAN通信手段により携帯通信端末1と通信を確立する。この着信信号の再送信に対して携帯通信端末1が応答しない場合には、携帯通信端末1のWLAN通信は圏外と判断して、携帯電話通信手段への切り替えを行い、ゲートウェイ70を介して携帯電話通信手段で携帯通信端末1と通信を確立する。

0025

なお、図1において、携帯通信端末1と無線基地局2との間では、CDMA方式等の無線通信システムが用いられ、携帯通信端末とIP基地局との間では、WLANなどの近距離無線伝送システムが用いられるが、これらの方式、および交換網、ネットワーク網は、当業者にとってよく知られており、また本発明と直接関係しないので、その詳細な構成および説明は省略する。

0026

図2は、本実施形態の携帯通信端末の内部構成を示すブロック図である。

0027

本実施形態の携帯通信端末1は、携帯電話通信用の送受信機能として、携帯通信端末外部の無線基地局2と電波で無線通信する携帯アンテナ101と、携帯アンテナ101からの信号を送受信する携帯電話無線部103と、携帯電話無線部103からの受信信号を処理してCPU111および呼出信号処理部109へ送信する携帯電話受信処理部106と、CPU111からの信号を処理して携帯電話無線部103へ送信する携帯電話送信処理部105からなる構成を備えている。

0028

また、WLAN通信用の送受信機能として、携帯通信端末外部のIP基地局3とWLAN通信するWLANアンテナ102と、WLANアンテナ102からの信号を送受信するWLAN無線部104と、WLAN無線部104からの受信信号を処理してCPU111および呼出信号処理部109へ送信するWLAN受信処理部107と、CPU111からの信号を処理してWLAN無線部104へ送信するWLAN送信処理部108からなる構成を備えている。

0029

また、携帯電話受信処理部106およびWLAN受信処理部107からの呼出信号を受信し、CPU111へ要求を出す呼出信号処理部109と、CPU111からのモード切替要求を受けて、モード切り替えを行い、且つ携帯電話送信処理部105と携帯電話受信処理部106とWLAN受信処理部107とWLAN送信処理部108への制御を行うモード切替制御部110と、CPU111、メモリ部112、キー操作部113、LCD表示部114を備えている。

0030

携帯アンテナ101は、無線基地局2との間で電波による無線信号の送受信を行う。無線基地局2から携帯アンテナ101で受信された受信信号(下り)は携帯電話無線部103を介して、携帯電話受信処理部106に送信される。携帯電話受信処理部106は、通常の通話及びデータ信号か、WLAN呼び出し要求信号かを判別し、通話及びデータ信号の場合はCPU111へ信号を送信し、WLAN呼び出し要求信号の場合は、呼出信号処理部109へ信号を送信する。

0031

WLANアンテナ102は、WLAN基地局3との間でWLAN信号の送受信を行う。WLAN基地局3からWLANアンテナ102で受信された受信信号(下り)はWLAN無線部104を介して、WLAN受信処理部107に送信される。WLAN受信処理部107は、通常のVoIP通話及びデータ信号か、携帯電話呼び出し要求信号かを判別し、VoIP通話及びデータ信号の場合はCPU111へ信号を送信し、携帯電話呼び出し要求信号の場合は、呼出信号処理部109へ信号を送信する。

0032

呼出信号処理部109は、携帯電話受信処理部106からWLAN呼び出し要求信号を受信すると、CPU111にWLAN停止状態解除要求を行う。また、呼出信号処理部109は、WLAN受信処理部107から携帯電話呼び出し要求信号を受信すると、CPU111に携帯電話停止状態の解除要求を行う。

0033

CPU111は、呼出信号処理部109から、携帯電話停止状態の解除要求を受信し、携帯電話送受信機能が停止していた場合は、モード切替制御部110に、携帯電話送受信開始の要求を行う。また、CPU111は、呼出信号処理部109から、WLAN停止状態の解除要求を受信し、WLAN送受信機能が停止していた場合は、モード切替制御部110に、WLAN送受信開始の要求を行う。

0034

モード切替制御部110は、CPU111から携帯電話送受信開始の要求を受けると、通信モード設定をWLANシングルモードからDualモード(WLAN優先)に変更し、携帯電話通信を有効にする。その際、スリープ状態の携帯電話無線部103、携帯電話送信処理部105及び携帯電話受信処理部106に動作電源を供給することにより起動させ、携帯電話送受信を可能にする。

0035

また、モード切替制御部110は、CPU111からWLAN送受信開始の要求を受けると、通信モード設定を携帯電話シングルモードからDualモード(携帯電話優先)に変更し、WLAN通信を有効にする。その際、スリープ状態のWLAN無線部104、WLAN送信処理部108及びWLAN受信処理部107に動作電源を供給することにより起動させ、WLAN送受信を可能にする。

0036

図3は、本実施形態の携帯通信端末で設定可能な通信モードを示す通信モード設定画面である。

0037

携帯通信端末1が、携帯電話機能とWLAN通信機能を有するデュアルモード端末の場合、Dualモード(携帯電話優先)、Dualモード(WLAN優先)、携帯電話シングルモード、WLANシングルモードの、4つの通信モード設定が規定される。ユーザーは、この設定画面から携帯通信端末1に設定するモードを指定することができる。

0038

Dualモード(携帯電話優先)は、携帯電話通信手段とWLAN通信手段の両方を有効にした状態とし、携帯電話機通信の着信があると、携帯電話通信で応答し、WLAN通信の着信があると、WLAN通信で応答するが、発呼の際には、携帯電話通信手段を優先的に選択し、携帯電話通信が圏外で通信不可の場合は、WLAN通信で発呼を行うモードである。

0039

Dualモード(WLAN優先)は、携帯電話通信手段とWLAN通信手段の両方を有効にした状態とし、携帯電話機通信の着信があると、携帯電話通信で応答し、WLAN通信の着信があると、WLAN通信で応答するが、発呼の際には、WLAN通信手段を優先的に選択し、WLAN通信が圏外で通信不可の場合は、携帯電話通信で発呼を行うモードである。

0040

携帯電話シングルモードのときには、WLAN無線部104、WLAN受信処理部107、WLAN送信処理部108への電源供給は停止される。従って、携帯電話通信の着信があると携帯電話通信手段で応答可能であるが、WLAN通信の着信を受けても、WLAN通信はできない。また、携帯電話機通信手段による発信は可能であるが、WLAN通信手段による発信は不可能なモードである。

0041

WLANシングルモードのときには、携帯電話無線部103、携帯電話受信処理部106、携帯電話送信処理部105への電源供給は停止される。従って、WLAN通信の着信があるとWLAN通信手段で応答可能であるが、携帯電話通信の着信を受けても、携帯電話通信はできない。また、WLAN通信手段による発信は可能であるが、携帯電話通信手段による発信は不可能なモードである。

0042

図4は、本実施形態のデュアルモード通信システムにおいて、携帯電話通信手段により着信があった場合の動作を示すフローチャートであり、図5は、本実施形態のデュアルモード通信システムにおいて、WLAN通信手段に対して着信があった場合の動作を示すフローチャートである。以下、本実施形態の動作について、図1図5を参照して詳細に説明する。

0043

先ず、携帯電話通信手段で着信があった場合、携帯電話交換局4は、携帯電話通信手段で携帯通信端末1から応答があるかどうかを確認する(S51)。応答がある場合(S51,YES)は、携帯電話通信手段で携帯電話機1と通信を確立する(S57)。応答がなかった場合(S51,NO)は、携帯通信端末1の通信モード設定がWLANシングルモードに設定されている可能性があるため、携帯電話交換局4は、WLAN経由での呼び出し要求を呼び出し要求部5に要請する。呼び出し要求部5は、WLAN通信のオーバヘッドに携帯電話呼び出し要求の情報を付加してWLAN基地局3経由で携帯電話呼び出し要求を行う(S52)。

0044

この呼び出し要求に対しても、携帯通信端末1から応答がない場合(S53,NO)は、携帯通信端末1はいずれの通信手段でも通信不可と判断される(S58)。WLAN基地局3経由での呼び出し要求(S52)に対して応答がある場合(S53,YES)には、携帯通信端末1では、通信モード設定がDualモード(WLAN優先)に変更され(S54)、携帯電話送受信が可能な状態に設定されるので、携帯電話交換局4は、携帯電話通信手段に着信を再送信して、携帯通信端末1から応答があるかどうかを確認する(S55)。

0045

応答がある場合(S55,YES)は、携帯電話通信手段で携帯電話機1と通信を確立する(S59)。応答がなかった場合(S55,NO)は、携帯通信端末1の携帯電話通信は圏外と判断し、WLAN通信手段へ切り替えを行う(S56)。WLAN基地局3経由での呼び出し要求(S52)に対する応答はステップ(S53)で確認されているので、ゲートウェイ70を介してWLAN通信手段で携帯通信端末1と通信が確立される(S60)。

0046

次に、WLAN通信手段で着信があった場合、IP交換局6は、WLAN通信手段で携帯通信端末1から応答あるかどうかを確認する(S71)。応答がある場合(S71,YES)は、WLAN通信手段で携帯電話機1と通信を確立する(S77)。応答がなかった場合(S71,NO)は、携帯通信端末1の通信モード設定が携帯電話シングルモード設定に設定されている可能性があるため、IP交換局6は、携帯電話経由での呼び出し要求を呼び出し要求部5に要請する。呼び出し要求部5は、携帯電話通信のオーバヘッドにWLAN呼び出し要求の情報を付加して無線基地局2経由でWLAN呼び出し要求を行う(S72)。

0047

この呼び出し要求に対しても、携帯通信端末1から応答がない場合(S73,NO)は、携帯通信端末1はいずれの通信手段でも通信不可と判断される(S78)。無線基地局2経由での呼び出し要求(S72)に対して応答がある場合(S73,YES)には、携帯通信端末1では、通信モード設定がDualモード(携帯電話優先)に変更され(S74)、WLAN送受信が可能な状態に設定されるので、IP交換局6は、WLAN通信手段に着信を再送信して、携帯通信端末1から応答があるかどうかを確認する(S75)。

0048

応答がある場合(S75,YES)は、WLAN通信手段で携帯電話機1と通信を確立する(S79)。応答がなかった場合(S75,NO)は、携帯通信端末1のWLAN通信は圏外と判断し、携帯電話通信手段へ切り替えを行う(S76)。無線基地局2経由での呼び出し要求(S72)に対する応答はステップ(S73)で確認されているので、ゲートウェイ70を介して携帯電話通信手段で携帯通信端末1と通信が確立される(S80)。

0049

本実施形態では、例えば、携帯電話交換局4からの携帯電話着信に対して携帯通信端末1が応答しないとき、直ちにWLAN経由の着信に切り替えずに、携帯通信端末1に対してWLAN経由で携帯電話呼び出し要求を行って、携帯通信端末1の携帯電話機能を有効にするための制御を行い、その後、携帯電話交換局4からの携帯電話着信を再送信して携帯通信端末1と通信を確立するようにしているので、携帯電話機能が無効に設定されている携帯通信端末1に対する携帯電話着信であっても、携帯電話機能を有効に切替えて携帯電話通信手段で通信を行うことが可能となる。

0050

同様に、IP交換局6からのWLAN着信に対して携帯通信端末1が応答しないとき、直ちに携帯電話経由の着信に切り替えずに、携帯通信端末1に対して携帯電話経由でWLAN呼び出し要求を行って、携帯通信端末1のWLAN機能を有効にするための制御を行い、その後、IP交換局6からのWLAN着信を再送信して携帯通信端末1と通信を確立するようにしているので、WLAN機能が無効に設定されている携帯通信端末1に対するWLAN着信であっても、WLAN機能を有効に切替えてWLAN通信手段で通信を行うことが可能となる。

0051

なお、上記実施形態では、デュアルモードとして、携帯電話機能とWLAN通信機能の2系統の通信手段を実装した場合について説明したが、3系統以上の複数の通信手段を実装する単一の携帯通信端末においても、各通信手段に対して呼び出し要求を行うことで無効に設定されている通信手段を有効にする制御を行う手段を設けることにより、同様の構成を実現することができる。

図面の簡単な説明

0052

本発明の実施形態を示すデュアル通信システムのブロック図である。
本実施形態の携帯通信端末の内部構成を示すブロック図である。
本実施形態の携帯通信端末で設定可能な通信モードを示す通信モード設定画面である。
本実施形態のデュアルモード通信システムの動作を示すフローチャートである。
本実施形態のデュアルモード通信システムの動作を示すフローチャートである。

符号の説明

0053

1携帯通信端末
2無線基地局
3WLAN基地局
4携帯電話交換局
5呼び出し要求部
6 IP交換局
40携帯電話交換網
50通信ネットワーク網
60IP交換網
70ゲートウェイ
101携帯アンテナ
102WLANアンテナ
103携帯電話無線部
104WLAN無線部
105 携帯電話送信処理部
106 携帯電話受信処理部
107 WLAN受信処理部
108 WLAN送信処理部
109呼び出し信号処理部
110モード切替制御部
111 CPU
112メモリ部
113キー操作部
114LCD表示部

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