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技術 薬剤投与量確認システム及び薬剤投与量確認方法

出願人 テルモ株式会社
発明者 藤井俊弘明城啓行
出願日 2008年9月29日 (12年4ヶ月経過) 出願番号 2008-250087
公開日 2010年4月8日 (10年10ヶ月経過) 公開番号 2010-075606
状態 未査定
技術分野 生体の呼吸・聴力・形態・血液特性等の測定 注入、注射、留置装置
主要キーワード 外レバー 補助値 計測チップ 使用者特定情報 実施図 負担感 演算テーブル ワンチップ型
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年4月8日)のものです。
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図面 (10)

課題

生体計測情報に基づく薬剤投与量について、使用者自身による確認判断手法を生かしつつ、確認判断の利便性及び確実性を向上させる。

解決手段

薬剤投与量確認システム10は、携帯可能な処方箋12と、携帯可能な血糖計14とを有する。処方箋12は、血糖値と薬剤投与量48との関係を文字情報24及び血糖計14で読取可能なコード情報26で記録する。血糖計14は、血糖値を計測するセンサ部30と、血糖値を表示する表示部31と、処方箋12のコード情報26を読み取る無線読取部32と、血糖値と処方箋12のコード情報26から薬剤投与量48を規定するCPU33と、規定された薬剤投与量48を報知する報知部35とを有する。

概要

背景

現在糖尿病医療現場において、インスリン投与の有無、投与する場合の投与量は、血糖計測計(生体計測装置)での血糖値計測情報生体計測情報)を基に、医師によって決定されている。その医師によってもたらされた医療処方情報を基に、医師もしくは看護師等の使用者がインスリンの投与を行っているが、計測された生体計測情報と医療処方情報の確認は、使用者自身の確認判断に依拠している。これら使用者自身の判断及び確認手段に加えて、自動的な確認手段として、生体計測情報及び医療処方情報を使用者に提示するシステムが提案されるようになってきた。

このような背景から、血糖値とインスリン量との対応関係を示した演算テーブルを記憶し、計測した患者の血糖値からインスリン投与量を求めて表示する血糖計測計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。演算テーブルは、外部から入力記憶させておく。

一方、携帯電話及びバーコードを利用した薬剤の投与、投薬管理のシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。

特開2004−555号公報
特開2003−245328号公報

概要

生体計測情報に基づく薬剤投与量について、使用者自身による確認判断手法を生かしつつ、確認判断の利便性及び確実性を向上させる。薬剤投与量確認システム10は、携帯可能な処方箋12と、携帯可能な血糖計14とを有する。処方箋12は、血糖値と薬剤投与量48との関係を文字情報24及び血糖計14で読取可能なコード情報26で記録する。血糖計14は、血糖値を計測するセンサ部30と、血糖値を表示する表示部31と、処方箋12のコード情報26を読み取る無線読取部32と、血糖値と処方箋12のコード情報26から薬剤投与量48を規定するCPU33と、規定された薬剤投与量48を報知する報知部35とを有する。

目的

本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、既存の使用者自身による判断及び確認手段を生かしつつ、確認作業の利便性及び確実性を一層向上させることができ、特に、医療施設内で好適に運用可能な薬剤投与量確認システム及び薬剤投与量確認方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

特定の患者に関する携帯可能な処方箋と、携帯可能な生体計測装置とを有する計測ステムであって、前記処方箋は、前記生体計測装置で計測される生体計測情報と前記患者に対する薬剤投与量との関係を示す医療処方情報文字情報及びコード情報で記録され、前記生体計測装置は、前記生体計測情報を計測するセンサ部と、前記生体計測情報を表示する表示部と、前記医療処方情報を読み取る読取部と、前記医療処方情報及び前記生体計測情報から薬剤投与量を規定する規定部と、規定された薬剤投与量を報知する報知部と、を有することを特徴とする薬剤投与量確認システム

請求項2

請求項1記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記医療処方情報を記録して、所定操作により該医療処方情報を前記処方箋に出力する医療施設コンピュータを有することを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項3

請求項1又は2に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記医療処方情報は、患者特定情報使用者特定情報投与薬剤種類情報処置実施期間及び(又は)指示日を含むことを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記医療処方情報は、患者特定情報を含み、前記生体計測装置は、前記患者が保持する患者識別情報を読み取る患者識別機能を有し、前記患者識別情報が前記患者特定情報と異なる場合に、警告を発し、もしくは前記生体計測情報の計測を禁止することを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記医療処方情報は、使用者特定情報を含み、前記生体計測装置は、使用者が保持する使用者識別情報を読み取る使用者識別機能を有し、前記使用者識別情報が前記使用者特定情報と異なる場合に、警告を発し、もしくは前記生体計測情報の計測を禁止することを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項6

請求項1〜5のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記医療処方情報は、処置実施期間を含み、前記生体計測装置は時計機能を有し、該時計機能から得られる現在時刻が前記コード情報から得られる前記処置実施期間と異なる場合に、警告を発し、もしくは前記生体計測情報の計測を禁止することを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項7

請求項1〜6のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記処方箋は、前記医療処方情報のコード情報を無線ICチップに記録していることを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項8

請求項7に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記生体計測装置は、前記生体計測情報を計測した後に、前記無線ICチップの内容を更新する情報更新機能を有することを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項9

請求項1〜6のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記処方箋は、前記医療処方情報のコード情報を2次元コードに記録していることを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項10

請求項1〜9のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記生体計測装置は、前記生体計測情報を記録する計測記録部を有することを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項11

請求項1〜10のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記生体計測装置は、複数の前記医療処方情報を記録し、所定操作により、患者、使用者及び(又は)現在時刻に対応する前記医療処方情報を読み出し可能な処方記録部を有することを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項12

請求項1〜11のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記生体計測装置は、前記生体計測情報又は複数の前記医療処方情報を前記医療施設内コンピュータへ転送する転送部を有することを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項13

請求項1〜12のいずれか1項に記載の薬剤投与量確認システムにおいて、前記生体計測装置は、血液成分測定器であることを特徴とする薬剤投与量確認システム。

請求項14

医療施設内コンピュータから、生体計測装置で計測される生体計測情報と特定の患者に対する薬剤投与量との関係を示す医療処方情報を文字情報及びコード情報として処方箋に出力し記録させる工程と、前記生体計測装置が備える読取部により、前記処方箋から前記生体計測情報を読み取る工程と、前記生体計測装置が備えるセンサ部により、前記患者の前記生体計測情報を計測する工程と、前記生体計測装置が備える規定部により、前記医療処方情報及び前記生体計測情報から薬剤投与量を規定して報知する工程と、を有することを特徴とする薬剤投与量確認方法

技術分野

0001

本発明は、特定の患者に関する携帯可能な処方箋と、携帯可能な生体計測装置とを有する薬剤投与量確認システム及び薬剤投与量確認方法に関する。

背景技術

0002

現在糖尿病医療現場において、インスリン投与の有無、投与する場合の投与量は、血糖計測計(生体計測装置)での血糖値計測情報生体計測情報)を基に、医師によって決定されている。その医師によってもたらされた医療処方情報を基に、医師もしくは看護師等の使用者がインスリンの投与を行っているが、計測された生体計測情報と医療処方情報の確認は、使用者自身の確認判断に依拠している。これら使用者自身の判断及び確認手段に加えて、自動的な確認手段として、生体計測情報及び医療処方情報を使用者に提示するシステムが提案されるようになってきた。

0003

このような背景から、血糖値とインスリン量との対応関係を示した演算テーブルを記憶し、計測した患者の血糖値からインスリン投与量を求めて表示する血糖計測計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。演算テーブルは、外部から入力記憶させておく。

0004

一方、携帯電話及びバーコードを利用した薬剤の投与、投薬管理のシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。

0005

特開2004−555号公報
特開2003−245328号公報

発明が解決しようとする課題

0006

生体計測情報及び医療処方情報を使用者に提示するシステムの多くは、医療施設内のコンピュータに記録した該生体計測情報及び医療処方情報を、該医療施設内コンピュータの固定端末閲覧後、印刷等による方法で該計測情報及び医療処方情報を出力させている。印刷物等を利用したこの方法では、該システムの情報を直接使うことにはならず、結局は使用者による確認判断に頼らざるを得ないため、利便性に劣る。前記の特許文献1記載の血糖計測計は薬剤の自動的な算出が可能になるが、いわゆるパーソナルユース前提としており、医療施設内で運用するには課題がある。すなわち、該医療施設内においては、血糖計測計は複数台使用され、患者も複数名存在していることから、どの血糖計測計がどの患者に対応するのかの管理及び確認が困難となる状況が予想される。また、患者の数だけ血糖計測計を用意する必要が生じ、血糖計測計の運用効率が悪い。

0007

本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、既存の使用者自身による判断及び確認手段を生かしつつ、確認作業の利便性及び確実性を一層向上させることができ、特に、医療施設内で好適に運用可能な薬剤投与量確認システム及び薬剤投与量確認方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る薬剤投与量確認システムは、特定の患者に関する携帯可能な処方箋と、携帯可能な生体計測装置とを有する計測システムであって、前記処方箋は、前記生体計測装置で計測される生体計測情報と前記患者に対する薬剤投与量との関係を示す医療処方情報が文字情報及びコード情報で記録され、前記生体計測装置は、前記生体計測情報を計測するセンサ部と、前記生体計測情報を表示する表示部と、前記医療処方情報を読み取る読取部と、前記医療処方情報及び前記生体計測情報から薬剤投与量を規定する規定部と、規定された薬剤投与量を報知する報知部とを有することを特徴とする。

0009

本発明に係る薬剤投与量確認方法は、医療施設内コンピュータから、生体計測装置で計測される生体計測情報と特定の患者に対する薬剤投与量との関係を示す医療処方情報を文字情報及びコード情報として処方箋に出力し記録させる工程と、前記生体計測装置が備える読取部により、前記処方箋から前記生体計測情報を読み取る工程と、前記生体計測装置が備えるセンサ部により、前記患者の前記生体計測情報を計測する工程と、前記生体計測装置が備える規定部により、前記医療処方情報及び前記生体計測情報から薬剤投与量を規定して報知する工程とを有することを特徴とする。

0010

このように、医療処方情報を処方箋に対して文字情報とコード情報で記録しておくと、生体計測装置で得られた生体計測情報に基づいて、使用者自身が文字情報によって薬剤投与量を確認判断することができるとともに、生体計測装置でも薬剤投与量を求めて報知できることから、確認判断の利便性及び確実性を向上させることができる。ここで、薬剤とは、広義であって栄養剤等を含む。文字情報とは、広義であって使用者が目視で十分に判断できる情報であればよく、例えばシンボルマーク等を含む。この場合、表示部は報知部を兼ねていてもよい。

0011

なお、本発明に係る薬剤投与量確認方法は、人間に対して治療又は診断する方法ではなく、使用者又は医療施設全体としての業務の効率向上、負担軽減及び確実性の向上を図るものであることから、産業利用可能な発明であることはもちろんである。

0012

前記医療処方情報を記録して、所定操作により該医療処方情報を前記処方箋に出力する医療施設内コンピュータを有することを特徴とする。

0013

前記医療処方情報は、患者特定情報使用者特定情報投与薬剤種類情報処置実施期間及び(又は)指示日を含むことを特徴とする。

0014

前記医療処方情報は、患者特定情報を含み、前記生体計測装置は、前記患者が保持する患者識別情報を読み取る患者識別機能を有し、前記患者識別情報が前記患者特定情報と異なる場合に、警告を発し、もしくは前記生体計測情報の計測を禁止することを特徴とする。

0015

前記医療処方情報は、使用者特定情報を含み、前記生体計測装置は、使用者が保持する使用者識別情報を読み取る使用者識別機能を有し、前記使用者識別情報が前記使用者特定情報と異なる場合に、警告を発し、もしくは前記生体計測情報の計測を禁止することを特徴とする。

0016

前記医療処方情報は、処置実施期間を含み、前記生体計測装置は時計機能を有し、該時計機能から得られる現在時刻が前記コード情報から得られる前記処置実施期間と異なる場合に、警告を発し、もしくは前記生体計測情報の計測を禁止することを特徴とする。

0017

前記処方箋は、前記医療処方情報のコード情報を無線ICチップに記録していることを特徴とする。

0018

前記生体計測装置は、前記生体計測情報を計測した後に、前記無線ICチップの内容を更新する情報更新機能を有することを特徴とする。

0019

前記処方箋は、前記医療処方情報のコード情報を2次元コードに記録していることを特徴とする。

0020

前記生体計測装置は、前記生体計測情報を記録する計測記録部を有することを特徴とする。

0021

前記生体計測装置は、複数の前記医療処方情報を記録し、所定操作により、患者、使用者及び(又は)現在時刻に対応する前記医療処方情報を読み出し可能な処方記録部を有することを特徴とする。

0022

前記生体計測装置は、前記生体計測情報又は複数の前記医療処方情報を前記医療施設内コンピュータへ転送する転送部を有することを特徴とする。

0023

前記生体計測装置は、血液成分測定器であることを特徴とする。

発明の効果

0024

本発明に係る薬剤投与量確認システム及び薬剤投与量確認方法によれば、生体計測情報に基づく薬剤投与量について、使用者自身による確認判断手法を生かしつつ、確認判断の利便性及び確実性を向上させることができ、特に、医療施設内で好適に運用可能な薬剤投与量確認システムを提供することを可能になる、という効果を達成することができる。

発明を実施するための最良の形態

0025

以下、本発明に係る薬剤投与量確認システム及び薬剤投与量確認方法について、実施の形態を挙げ、添付の図1図9を参照しながら説明する。

0026

図1に示すように、薬剤投与量確認システム10は、基本構成として紙媒体の処方箋12と、血糖計(生体計測装置、血液成分測定装置)14と、医療施設内コンピュータ16とによって構成されている。処方箋12及び血糖計14は十分に小型軽量であって、医療施設内又は患者宅等に携行可能である。

0027

図2に示すように、処方箋12は、例えばB5サイズであり、所定の箇所にICチップ26aが設けられている。処方箋12は、例えば表面印刷を更新可能なICカード等でもよい。処方箋12には医療処方情報22が、印刷された文字情報24及びICチップ26a内のコード情報26で記録されている。このように、2つの記録方法を並立して設けることによって、確認作業の確実性を向上させることができる。処方箋12とは広義であって、図2及び図9のように、文字情報24が読み取り可能なものであればよい。

0028

ICチップ26aはISO/IEC18092、ISO/IEC 14443等の非接触無線式規格によって定められたキャリア周波数が13.56MHzの電磁誘導方式近距離通信が実現される。後述するICチップ26aに対応する無線読取部32、転送部40及びICチップリーダライタ装置72も同じ規格に準拠している。ICチップ26aは、無線タグRFIDとも呼ばれる。

0029

図2に示すように、文字情報24として記録された医療処方情報22は、少なくとも使用者には理解可能な形式で表されている。図3に示すように、コード情報26として記録された医療処方情報22は、コンピュータによって参照可能な形式で、記憶部における所定のアドレスに記録されている。記憶部は、医療処方情報22の情報量が増えた場合にも対応可能な十分な記憶容量を有し、記憶するアドレスをずらして記録が可能である。医療処方情報22の情報量が増減する場合、コンピュータは図示しないアドレス参照テーブルによって特定の情報のアドレスを認識し、又はいわゆる間接アドレッシングによりアクセスが可能である。なお、コード情報26は、実際は記憶部に記録されるバイナリデータであるが、図3では理解が可能なように一部に文字を付加し、テーブル形式で示している。

0030

図2及び図3に示すように、医療処方情報22は、処方箋識別番号22a、指示日22b、患者特定情報22c、使用者特定情報22d、投与薬剤種類情報22e、薬剤投与量情報22f、処置実施期間22g及び実施時刻情報22hを含む。このように、医療処方情報22には、所定の患者に対するインスリン投与手技に確認すべき情報が含まれている。

0031

処方箋識別番号22aは、その処方箋12を識別する個別番号である。指示日22bは、医師等によって処方箋12の内容が指示され、医療施設内コンピュータ16に入力された日である。この指示日22bとは別に処方箋12がプリンタ70によって出力された日を併記してもよい。

0032

患者特定情報22cは、処方箋12が適用される一人の患者を特定する情報である。使用者特定情報22dは、処方箋12に基づいて特定の患者にインスリン投与の手技を行うべき看護師(又は他の医療従事者)19を特定する情報であり、手技のトレーサビリティに利用可能である。

0033

投与薬剤種類情報22eは、特定された患者18に対して適用可能な薬剤の種類が規定されている情報であり、ある患者に対しては、薬剤識別番号0001の薬剤Aと、薬剤識別番号0002の薬剤Bが選定されている。薬剤Aはインスリンに相当する。処置実施期間22gは、基本的には指示日22bを基準としており、処方箋12が有効な1日以上の期間を規定した情報である。実施時刻情報22hは、1日のうちインスリン投与を行うべき時刻を規定した情報であり、例えば、(例えば、6時〜10時)、昼(例えば、11時〜13時)、夜(例えば、17時〜22時)の3回が規定されている。

0034

薬剤投与量情報22fは、血糖計14で計測される血糖値(生体計測情報)と患者に対する薬剤投与量48との関係を示すものであり、例えば、テーブル形式により血糖値を4段階程度(例えば、100mg/dL以下、101〜300mg/dL、301〜600mg/dL及び600mg/dL以上)に区分し、段階毎に薬剤投与量が記録されている。血糖値と薬剤投与量48との関係を記録する形態はテーブル形式に限らず、例えば所定の演算式であってもよい。

0035

薬剤投与量情報22fでは、ある患者に対しては血糖値の段階によって薬剤A及び薬剤Bが適用可能となっており、所定の段階では薬剤A又は薬剤Bのいずれか一方が適用可能であるという情報が記録されている。

0036

薬剤投与量情報22fは、医師の判断によってはさらに詳細な情報とすることができ、例えば、血糖値に基づく区分を5段階以上とする等、血糖値以外のパラメータ(例えば、患者の体温、患者の血圧、現在時刻、併用する薬剤情報等)によってさらに細分化した情報としてもよい。

0037

処方箋12(図2参照)には、医療処方情報22の他に使用者19の便宜のためのチェック欄23が設けられている。チェック欄23は、処置実施期間22g及び実施時刻情報22hに応じてインスリン投与の処置をしたことをチェックしておく欄である。

0038

コード情報26(図3参照)にも、チェック欄23が設けられており、実施済みの箇所には1,未実施の箇所には0が記録されている。コード情報26におけるチェック欄23には、計測結果としての血糖値を記録してもよい。

0039

図1及び図4に示すように、血糖計14は、先端に交換可能に設けられる試薬付の計測チップ28と、計測チップ28に採取された血液から血糖値を計測するセンサ部30と、種々の情報を表示する表示部31と、ICチップ26aから無線を介して医療処方情報22を読み取る無線読取部32と、印刷形式のコードを読み取る光学読取部46と、コンピュータ34と、種々の情報を音声(又は音響)で報知する報知部35と、時計36と、複数の医療処方情報22を医療施設内コンピュータ16へ転送する転送部40とを有している。報知部35は、例えば小型スピーカである。光学読取部46は、CCDカメラCMOSカメラ等を用いることができる。転送部40は、所定操作によりICチップ26aに対して、データを更新(削除、変更等を含む)する機能を有し、例えば、血糖値の計測及びインスリンの投与後に、チェック欄23の対応箇所に対して手技が終了したことを示すフラグ「1」を記録し、又は計測結果の血糖値を書き込むことができる。血糖計14は、さらに、履歴データとしての血糖値の呼び出しボタン42と、電源オン及び計測開始用のメインスイッチ43と、計測チップ28の取外レバー44と、無線及び光学情報の読み取り、転送等の指示を行う操作ボタン群45とを有する。

0040

コンピュータ34は、例えばワンチップ型マイクロコンピュータであって、CPU(規定部、Central Processing Unit)33と、フラッシュメモリ38と、図示しないROM,RAM及びインターフェース等を有する。CPU33は、血糖計14の各部に対する入出力の制御や、所定の判断処理等、統括的な制御を行う。CPU33は、血糖値の計測をした後、該血糖値及び医療処方情報22から薬剤投与量と投与薬剤種類を規定し、表示部31及び報知部35を介して使用者に認識可能なように出力することができる。

0041

センサ部30は、計測チップ28で採取されて試薬に反応した患者の血液から光学的又は電気的に血糖値を計測し、CPU33へ送る。

0042

表示部31は、例えば液晶モニタであって、センサ部30によって計測された血糖値を表示する血糖値表示部31aと、CPU33にて規定された薬剤投与量を表示する投与量指示部31bと、投与薬剤種類情報22eを表示する薬剤指定部31cと、時刻表示部31dとを有する。表示部31は、これら以外にも所定のエラー情報操作確認表示、記録呼び出し表示機能等を有する。

0043

無線読取部32は、処方箋12のICチップ26aにコード情報26として記録された医療処方情報22を無線を介して読み取り、その情報をCPU33へ送る。その後、医療処方情報22はフラッシュメモリ38の処方記録部39に記録される。

0044

CPU33は、センサ部30より送られた血糖値及び無線読取部32より送られて記録されている医療処方情報22を基に医師によって規定された薬剤投与量及び投与薬剤種類を求める。

0045

報知部35は、CPU33の作用下に、求められた薬剤投与量及び投与薬剤種類を音声によって報知する機能を有し、例えば、薬剤Aを200mL投与する場合に、「インスリンを200mL投与してください。」という音声を出力する。報知部35は、血糖値の報告や、所定のエラー報告等の用途に用いて音声出力させてもよい。

0046

図1及び図5に示されるように、医療施設内コンピュータ16は、生体計測情報20や医療処方情報22等を記録しているコンピュータ本体69と、処方箋12に医療処方情報22を文字情報24として出力するプリンタ70と、ICチップ26aに医療処方情報22をコード情報26として出力するICチップリーダ・ライタ装置72と、医療処方情報22の入力手段としての入力部74と、医療処方情報22を確認及び編集するためのモニタ75とを有する。医療施設内コンピュータ16の血糖値や医療処方情報22は、医師又は看護師(使用者)19によって入力部74を介して更新可能である。医療施設内コンピュータ16は、単独コンピュータや、LAN等を用いたコンピュータシステムの固定端末であってもよい。医療施設内コンピュータ16のプリンタ70及びICチップリーダ・ライタ装置72は、例えば、複数の血糖計14とともにナースステーションに配置するとよい。

0047

医療処方情報22は、医師によって行われる患者に対する事前診察によって決定され、該医師又は医療施設内で選定された有資格者が医療施設内コンピュータ16の入力部74を介して記録、更新される。

0048

薬剤投与量確認システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、該薬剤投与量確認システム10が適用される本実施の形態に係る薬剤投与量確認方法について、糖尿病患者に対する血糖値計測並びに薬剤投与を例に説明する。

0049

以下の生体計測方法では、患者18、看護師19の手元に携帯可能な処方箋12及び携帯可能な血糖計14を準備した後、生体計測情報20を計測し、医療処置を行う。本実施例では、理解を容易にするため、医療処置はインスリンの投与に限定し、投与薬剤種類情報22eはインスリンの1種類にする。

0050

図6のステップS1において、医師又は看護師19の操作により、医療施設内コンピュータ16から処方箋12に、薬剤投与量情報22fを含む医療処方情報22を文字情報24及びコード情報26で記録・出力する。医療処方情報22の文字情報24は、プリンタ70を介して印刷され、医療処方情報22のコード情報26は、ICチップリーダ・ライタ装置72を介してICチップ26aへ書き込まれる。

0051

看護師19は、処方箋12の患者特定情報22cにて患者18を確認する(S2)。患者特定情報22cと患者18とが異なる場合は、その処方箋12は別の患者のものであることから、患者特定情報22cで特定される別の患者に対して処置をし、又は患者18用の処方箋12を用意する。

0052

医療施設内コンピュータ16による処方箋12の出力は、その医療施設で決めた手順や、担当する看護師19の便宜により適宜行えばよく、例えば毎日の院内巡回開始前や、毎週の所定曜日所定時間に複数の患者18に対する処方箋12をまとめて出力しておくとよい(図5参照)。

0053

看護師19は、自らが担当をする患者18に対応した処方箋12と血糖計14を1台携帯して、該患者18の病室へ向かう。血糖計14は複数台用意されており(図5参照)、担当する患者18は複数人存在し得るが、看護師19が使うのはいずれの1台の血糖計14だけで済み、しかも複数台のうちいずれを用いてもよい。

0054

処方箋12の患者特定情報22cと患者18が一致した場合は、図7に示すように、血糖計14の無線読取部32を用いて、処方箋12のICチップ26aからコード情報26としての生体計測情報20を読み取る。血糖計14は、生体計測情報20の読み込みに成功すると所定のビープ音を発し、失敗した場合には表示部31にその旨のエラーを表示する。

0055

引き続き血糖計14の光学読取部46を用いて、患者18が保持するリストバンド80やカードから患者18のIDを読み取る(S4)。読み込まれたIDとコード情報26の患者特定情報22cとの一致をもって、一連の患者18の確認作業は終了する(S5でYES)。この時点では、基本的に患者18のIDとコード情報26の患者特定情報22cは一致するはずであるが、ステップS4の確認が不正確であった場合は両者が異なり、血糖計14では所定の警告を発し、もしくは血糖値の計測を中断する。これによって、利便性が高く、確実な患者18の確認作業が可能となる。

0056

同じく、看護師19は、処方箋12の文字情報24としての使用者特定情報22dが自分自身を特定していることを確認する(S6)。処方箋12の使用者特定情報22dが自分と異なる場合は、該使用者特定情報22dで特定される他の看護師に処置を依頼する。

0057

処方箋12の文字情報24としての使用者特定情報22dが自分自身を特定している場合は血糖計14の光学読取部46を用いて、看護師19が保持するリストバンド82やカードから自らのIDを読み取る(S7)。読み込まれたIDとコード情報26の使用者特定情報22dとの一致をもって、一連の看護師19の確認作業は終了する(S8でYES)。この時点では、基本的に使用者19のIDとコード情報26の使用者特定情報22dは一致するはずであるが、ステップS7の確認が不正確であった場合は両者が異なり、血糖計14では所定の警告を発し、もしくは血糖値の計測を中断する。これによって、利便性が高く、確実な使用者19の確認作業が可能となる。同時に、看護師19が医療処置に適した資格を保有しているかの確認に利用してもよい。なお、使用者特定情報22dの確認に先立って行ってもよく、すなわち、ステップS6〜ステップS8は、ステップS4以前に実行することも可能である。

0058

次に、看護師19は、現在日時と処方箋12の文字情報24にて処置実施期間22g及び実施時刻情報22hを確認する(S9)。現在日時と処方箋12の文字情報24における処置実施期間22gが異なる場合には、その処方箋12は有効期限が過ぎているので、新たな処方箋12を入手、又は医師に報告する。現在日時と処方箋12の文字情報24における実施時刻情報22hが異なるとき、例えば、朝及び昼だけの処置が求められている場合で夕刻に処置をしようとした場合には、処置自体が不要である。

0059

次に、血糖計14は、所定操作により、時計36における現在時刻と処置実施期間22g及び実施時刻情報22hとを比較し、両者が符号するときには一連の処置実施期間22gの確認作業は終了する(S10でYES)。この時点では、両者は一致するはずであるが、例えば看護師19が時刻を違いした場合には両者は異なり、血糖計14は所定の警告を発し、もしくは所定の対応処置をとる。これによって、利便性が高く、確実な処置実施期間及び時刻の確認作業が可能となる。

0060

患者18、看護師19、処置実施期間及び時刻すべての確認が終わった後、血糖値の計測を、血糖計14を用いて行う(S11、図8参照)。看護師19は患者18の指先消毒した後、所定の穿刺装置を用いて該指先を穿刺し、血液が約2.5mmの球状になるまで穿刺した指先を軽く押す。なお、穿刺する部位は、指先でなくてもよい。穿刺装置に装着される針及び計測チップ28は、いわゆるディスポーザブル品である。

0061

球状になった血液に血糖計14の計測チップ28の先端を押し当てることで、血糖値の計測が行われる。センサ部30で得られた血糖値の情報は、CPU33を介して、計測結果としての表示部31の血糖値表示部31aにて表示される。血糖値の計測に失敗した場合には、表示部31にその旨が表示される。

0062

次に、ステップS12では、CPU33において、得られた血糖値と、薬剤投与量情報22fに基づいて患者18に投与すべき薬剤投与量を求める。すなわち、得られた血糖値が、コード情報26として読み込んだテーブル形式の薬剤投与量情報22fのいずれの区分に属するか比較、検索を行う。例えば、得られた血糖値が150mg/dLである場合には、101〜300mg/dLの区分に相当することから、薬剤投与量は12単位、つまり120mLであることが求められる。

0063

ステップS13において、CPU33にて規定された薬剤投与量の情報は、投与量指示部31bに表示されるとともに(すなわち、表示部31aは、薬剤投与量48を報知する報知部35を兼ね備えている。)、報知部35で音声出力され、看護師19は視覚及び聴覚で薬剤投与量を確認することができる。報知されない場合は、計測された血糖値が、事前に医療施設内コンピュータ16で設定された医療処方情報22のいずれにも該当しないことが考えられるので、血糖値の計測結果と処方箋12記載の医療処方情報22とを手作業で確認する。それでも整合性が取れない場合は、一旦作業を中止し、医療処方情報22を医師と確認するのがよい。薬剤投与量48を報知する手段としては、例えば、血糖値表示部31aを用いて血糖値と薬剤投与量48を交互に表示してもよい。薬剤投与量48を報知するタイミングとしては、所定のスイッチ操作に基づいて行ってもよい。

0064

血糖計14より薬剤投与量48が報知された場合は、ステップS13において、報知された薬剤投与量48と、処方箋12に文字情報24で記載された薬剤投与量48とを手作業で確認する(S14)。報知された薬剤投与量48と、記載された薬剤投与量48とが一致した場合は、一連の薬剤投与量48の確認作業は終了し、次のステップS15へ移行する。報知された薬剤投与量48と、記載された薬剤投与量48とが異なる場合は、作業を中止し、医療処方情報22を医師と確認する。

0065

ステップS11及びS12における判断及び表示処理は、一見簡単なようにも思われるが、CPU33で自動的且つ重複的に判断することにより、看護師19は自らの確認判断した数値と照らし合わせることで、確実性が向上するとともに、一層の安心感が得られる。

0066

また、インスリン投与以外の医療処置に適用する場合で、薬剤投与量を求めることがより複雑な場合で、例えば、血糖値に相当する生体計測情報(体温、血圧等)が複数あり、時刻によっても薬剤の種類、薬剤投与量が異なる場合には、処方箋12に表示される医療処方情報22の情報量が多く、その確認判断作業が煩雑となり、看護師19の負担感が増す。このような場合には、本実施の形態に係る薬剤投与量確認システム10を適用すると、薬剤の種類、薬剤投与量等を血糖計14に相当する生体計測装置で瞬時に求めて報知することができ、処方箋12の文字情報24から確認した結果を、さらに重複的に確認することができ、看護師19が文字情報24から薬剤投与量を求めることは同じであっても、いわゆるダブルチェックが行われ、確実が向上するとともに看護師19の負担感が軽減する。

0067

なお、薬剤投与量確認システム10では、文字情報24に基づく薬剤投与量と、コード情報26に基づく薬剤投与量が並存することになるが、両者は同値であって相互にサポートし合う関係にあるが、医療施設内の規則方針、システムの実績、運用に対する習熟度等の諸事情を勘案し、医師の指示の元で一方を主たる規定値とし、他方を補助値として運用してもよい。

0068

この後、ステップS15において、得られた薬剤投与量だけインスリンを所定の注射器により患者18に投与する。

0069

図示を省略するが、インスリンは所定の薬剤情報を示すコード付の専用プレフィルドシリンジ充填しておき、血糖計14の光学読取部46によって該薬剤情報を読み込み、投与薬剤種類情報22eと対比して確認表示させるとよい。

0070

ステップS16において、看護師19は処方箋12のチェック欄23の対応する日時の箇所にレ点を記入するとともに、血糖計14の所定操作によって、ICチップ26aのコード情報26を更新する。すなわち、コード情報26中のチェック欄23にフラグ「1」を記入し、又は処置実施期間22gに記録されている期間が経過している場合には、所定の無効情報を記録してその処方箋12の再利用防止を図る。

0071

血糖値の計測結果や、計測実施の有無の情報等、ICチップ26aの内容を更新してもよい。その結果、看護師19の手作業による作業記録と並立して、作業内容を記録することができる。

0072

薬剤投与量確認システム10の変形例としては、処方箋12に代えて図9に示す処方箋12aに基づいたシステムとしてもよい。

0073

この変形例では、処方箋12のコード情報26をICチップ26aではなく、図9に示すように、2次元コード26bとして記録されている。2次元コード26bは、QRコードCODE1等の英数字表現可能なコードで実現してもよい。2次元コード26bを利用することによって、ICチップ26aと比較して、より安価なシステム及び手法を構築できる。2次元コード26bは、血糖計14の光学読取部46によって読取可能である。

0074

この処方箋12aを適用する場合、前記のICチップリーダ・ライタ装置72は不要であって、医療施設内コンピュータ16からプリンタ70を用いて2次元コード26bを含めて処方箋12aを印刷する。文字情報24については前記の処方箋12と同様に印刷し、コード情報26については2次元コード26bに含める。

0075

処方箋12aの処置実施期間22gが過ぎたときには、2次元コード26bを横断するミシン目100を切り、又は2次元コード26bに所定のスタンプを押すことによって処方箋12aを無効化するとよい。スタンプは血糖計14に設けておくとよい。その他、抜き打ちパンチマーカー等コード無効手段を血糖計14に設けるとよい。

0076

上述したように、本実施の形態に係る薬剤投与量確認システム10及び薬剤投与量確認方法によれば、医療処方情報22を処方箋12に対して文字情報24とコード情報26で記録しておくことにより、血糖計14で得られた血糖値に基づいて、看護師19自身が文字情報24によって薬剤投与量を確認判断することができるとともに、血糖計14でも薬剤投与量を求めて報知できることから、確認判断の利便性及び確実性を向上させることができる。

0077

また、一人の看護師19が担当をする患者18が複数いる場合でも、各医療処方情報22はそれぞれの処方箋12にコード情報26として記録されていることから、携行する血糖計14は1台で済み、しかも複数台のうちいずれの血糖計14を用いてもよいので、医療施設全体としての生体計測手順が簡便化されるとともに、血糖計14の管理が極めて簡便である。つまり、血糖計14毎に対応する患者18を特定して管理する必要がなく、血糖計14の数は、全ての患者18の数よりも少なくてよい。例えば、同時にインスリン投与処置をするために院内を循環する看護師19の数が3人であれば、患者数にかかわらず血糖計14は3台で足り、運用効率が高い。また、1処置1葉の処方箋12として、処置実施期間22gを1〜2時間に設定すれば、一人の看護師19が対処できる等自由度が高く、確実な処置を行うことができる。

0078

このように、本実施の形態に係る薬剤投与量確認システム10は、特に医療施設内で好適に運用可能であるが、いわゆるパーソナルユースに適用可能であることはもちろんであり、例えば、医療施設で受け取った処方箋12に基づいて、血糖計14を用い、自宅で薬剤投与量を患者18が自ら文字情報24とコード情報26に基づいて求めることができ、その確実性が向上する。

0079

医療処方情報22を処方箋12にコード情報26として記録する媒体としては、ICチップ26aや2次元コード26bの代わりに、磁気媒体を用いてもよい。

0080

別の変形例としては、血糖計14に血糖値を記録する計測記録部37を有してもよい。計測記録部37を有することで、血糖計14の呼び出しボタン42を押すことによって、血糖値の計測結果を再確認することが可能となり、血糖値を記録する際の利便性及び確実性を向上させることができる。

0081

計測記録部はフラッシュメモリ38によって実現してもよい。フラッシュメモリ38に限らず、不揮発性メモリであればよい。

0082

計測記録部37はCPU33に集積されてもよい。

0083

また、別の変形例としては、血糖計14に、複数の医療処方情報22を記録し、血糖計14の呼び出しボタン42を押すことによって、患者18、看護師19及び(又は)現在時刻に対応する医療処方情報22を読み出し可能な処方記録部39を有してもよい。読み出された医療処方情報22は、表示部31に表示される。この結果、同じ日付でも時間帯により医療処方情報22の内容が異なる患者18でも、医療施設内コンピュータ16から再度医療処方情報22を出力する手間をかけることなく、血糖計14の運用効率を向上させることができる。

0084

処方記録部39はフラッシュメモリ38によって実現してもよい。フラッシュメモリ38に限らず、不揮発性メモリであればよい。

0085

処方記録部39はCPU33に集積されてもよい。

0086

さらに別の変形例としては、計測又は処方後、血糖計14の計測記録部37又は、処方記録部39にて一旦記録された新規の生体計測情報20又は医療処方情報22を、血糖計14の転送部40から医療施設内コンピュータ16のICチップリーダ・ライタ装置72を介して、医療施設内コンピュータ16へ転送することによって、生体計測情報20や医療処方情報22の更新が可能となる。転送部40を有することによって、看護師19の作業記録に則した、看護師19又は医師による医療施設内コンピュータ16の生体計測情報20や医療処方情報22の更新を、手作業による更新と並立して行えることで、次の血糖計14の使用準備に向けての生体計測情報20や医療処方情報22更新の利便性及び確実性を向上させることができる。

0087

また、試料として血液を例として用いたが、これに限られるものではなく、尿や唾液等を試料として用いてもよい。

0088

さらに、試料の特性として血糖値を例として用いたが、これに限られるものではなく、ホルモン濃度コレステロール濃度等を試料の特性として用いてもよい。

0089

さらにまた、医療施設内コンピュータの医療処方情報は、医師又は使用者(看護師)によって更新可能であることを前提に説明を行ったが、法的に問題がなければこれらに限られるものではなく、薬剤師保健師等が更新してもよい。

0090

さらにまた、血糖値、インスリンの投与量、等の履歴を患者の体調健康管理に役立てることができる。

0091

本発明に係る薬剤投与量確認システム及び薬剤投与量確認方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成乃至工程を採り得ることはもちろんである。

図面の簡単な説明

0092

実施の形態に係る薬剤投与量確認システムの基本構成図である。
ICチップを使用した処方箋の一例である。
文字情報並びにコード情報で記載された医療処方情報の一例である。
血糖計の平面図である。
医療施設内コンピュータの構成図である。
使用者(看護師)の作業フローチャートである。
使用者(看護師)による処方箋のコード情報読み取り実施図である。
血糖計により血糖値を計測する様子を示す図である。
2次元コードを使用した変形例における処方箋の一例である。

符号の説明

0093

10…薬剤投与量確認システム12…処方箋
14…血糖計 16…医療施設内コンピュータ
18…患者19…看護師(使用者)
20…生体計測情報22…医療処方情報
22a…処方箋識別番号 22b…指示日
22c…患者特定情報22d…使用者特定情報
22e…投与薬剤種類情報22f…薬剤投与量情報
22g…処置実施期間22h…実施時刻情報
23…チェック欄24…文字情報
26…コード情報26a…ICチップ
26b…2次元コード28…計測チップ
30…センサ部 31…表示部
31a…血糖値表示部 31b…投与量指示部
31c…薬剤指定部 31d…時刻表示部
32…無線読取部 33…CPU
34…コンピュータ 35…報知部
36…時計37…計測記録部
38…フラッシュメモリ39…処方記録部
40…転送部 42…呼び出しボタン
43…メインスイッチ 44…取外レバー
45…操作ボタン群46…光学読取部
48…薬剤投与量 69…コンピュータ本体
70…プリンタ72…ICチップリーダ・ライタ装置
74…入力部 75…モニタ
80…リストバンド(患者) 82…リストバンド(看護師)
100…ミシン目

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