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技術 複数の凝縮器を有する冷凍空調装置およびそれに用いる凝縮器

出願人 山内典之
発明者 山内典之
出願日 2006年12月15日 (13年11ヶ月経過) 出願番号 2006-357275
公開日 2010年3月4日 (10年8ヶ月経過) 公開番号 2010-048422
状態 未査定
技術分野 不可逆サイクルによる圧縮式冷凍機械 圧縮機、蒸発器、凝縮器、流体循環装置
主要キーワード ネジ式接続 配管通路 スパナー 両凝縮器 シールプラグ 凝縮システム 到達所要 レトロフィット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年3月4日)のものです。
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課題

分割、分離される複数の凝縮器を有する冷凍空調装置で、その中の特定の凝縮器を入れ替える場合、従来、冷媒通路から冷媒抜き取り、入れ替える凝縮器を取り外した後に新しい凝縮器を取り付け、次に真空引きを行なって、冷媒を注入する作業を行なっていた。そのため機材および数時間の作業時間が必要であった。

解決手段

凝縮器の各々の入口、出口バルブおよび継手を設けて、特定の凝縮器を取り外す場合、冷媒が冷媒通路から洩れないように取り外しができる構成とする。継手にユニオン接続を用いると、通常のスパナーなどの工具を使用して約30分の短時間で凝縮器の入れ替えができるので、工事コストの低減および冷凍空調装置の休止時間の短縮ができる。 また、本発明を冷凍空調装置の新製品に最初から組み込ことによりレトロフィットが促進される。冷凍空調装置の休止時間が短縮され、装置の延命省エネ、省資源環境改善などに貢献する。

概要

背景

通常、冷凍作用に用いる凝縮器は、非特許文献1を参照して、圧縮機から出る高温高圧ガスを冷却・放熱して気液二相の状態に状態変化させる機能を有する過熱除去部、次に、気液二相の状態の冷媒飽和液の状態に冷却・放熱する凝縮部、更に、飽和液状の冷媒を冷却・放熱する過冷却部に区分されるが、従来の凝縮器はこれら各部を一体化した構造となっている。
最近、環境汚染により汚染物質を含んだ大気を凝縮器の冷却媒体に使用する空冷凝縮器の場合、大気に含有される汚染物質、特に金属を侵食する腐食性物質などが凝縮器を構成する冷媒通路冷却フィン配管などに付着する。この状態は貨物運送トラックなどの排気ガスの影響を被る冷凍車冷凍装置および繁華街などに設置される冷凍空調装置に顕著に見受けられる。
これ等の腐食性物質の付着は冷媒通路の配管、冷却フィンなどの冷却、凝縮作用阻害し、更に金属を腐食するため、凝縮器の冷却・放熱機能劣化し、結果として冷凍空調装置の冷凍能力は低下する。

従って、上記の冷却・放熱機能が劣化した凝縮器の機能を回復させるために、特許文献1を参照して、既設の凝縮器に別途追設凝縮器を追設するレトロフィット、更に、新規製品に最初から追設凝縮器を組み込んだ冷凍空調装置のニーズが増加してきた。

なお、劣化した凝縮器と入れ替えた追設凝縮器は、数年使用すると汚染されて機能が劣化し冷凍空調装置の冷凍能力の低下を招くので、凝縮器の入れ替えを行なう手段として、凝縮器を構成する過熱除去部、凝縮部、過冷却部および追設凝縮器をそれぞれ分割、分離可能な構造にして、入れ替えが容易にできるように構成する必要がある。

機械工学全集 「機械工学全書19冷凍工学第8章凝縮器」、コロナ社 特許第3218289号空調装置およびそれに用いる凝縮器

概要

分割、分離される複数の凝縮器を有する冷凍空調装置で、その中の特定の凝縮器を入れ替える場合、従来、冷媒通路から冷媒を抜き取り、入れ替える凝縮器を取り外した後に新しい凝縮器を取り付け、次に真空引きを行なって、冷媒を注入する作業を行なっていた。そのため機材および数時間の作業時間が必要であった。凝縮器の各々の入口、出口バルブおよび継手を設けて、特定の凝縮器を取り外す場合、冷媒が冷媒通路から洩れないように取り外しができる構成とする。継手にユニオン接続を用いると、通常のスパナーなどの工具を使用して約30分の短時間で凝縮器の入れ替えができるので、工事コストの低減および冷凍空調装置の休止時間の短縮ができる。 また、本発明を冷凍空調装置の新製品に最初から組み込ことによりレトロフィットが促進される。冷凍空調装置の休止時間が短縮され、装置の延命省エネ、省資源環境改善などに貢献する。

目的

以上のように、特定の凝縮器を入れ替える場合、冷凍空調装置の休止を余儀なくされ、冷媒回収装置真空ポンプなど各種の機材、冷媒回収容器などの副資材が必要であり、また、作業時間の増加および工費の増加を招くことになるので、これらの複雑な作業を行なわないで該凝縮器を入れ替える手段が課題となる。
なお、入れ替え時に冷媒を大気に漏洩させない手段および入れ替え工事の費用、また、作業時間の短縮を図り冷凍空調装置の休止時間を短縮する方法の改善、特に、凝縮器の入れ替える前と入れ替えた後の冷凍空調能力を維持すること、または、それらの改善・改良が課題となる。
また、この発明の課題は新規製品を製作する場合、最初の設計段階で上記の課題を解決する最適設計および最適な凝縮システム製品を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

冷媒蒸発圧縮凝縮減圧→蒸発と状態変化させて循環させ、冷凍作用を行わせる冷凍空調装置であって、冷媒の凝縮作用を行う凝縮器を複数に分割し、冷媒が最初に進入する第1凝縮器、その後に接続される第2、3−−−−n凝縮器の入口および出口、ならびに、第1凝縮器の入口側および第n凝縮器の出口側に接続される配管に、冷媒の流れの開閉を行なうバルブおよび継手を設ける複数の凝縮器より構成される冷凍空調装置。

請求項2

第1、2、3−−−−n凝縮器のうち特定の凝縮器を入れ替える場合、冷媒が該凝縮器から漏洩しないように該凝縮器の入口および出口のバルブを閉鎖し、また、該凝縮器前後の凝縮器のバルブ、または、冷媒通路に設けているバルブを閉鎖し冷媒が冷媒通路から漏洩しないようにして、該凝縮器の両側の継手を外し、該凝縮器を冷媒通路から取り外すように構成する冷凍空調装置。

請求項3

上記請求項2の入れ替える凝縮器の後に新設する凝縮器は、該凝縮器の内部に予め冷媒を封入し、該凝縮器の入口および出口に設けているバルブは該凝縮器内の内部に封入した冷媒が漏洩しないように閉鎖されて、冷媒が該凝縮器内に密封される凝縮器。

請求項4

上記請求項2の入れ替える凝縮器の後に新設する凝縮器を設置して、該凝縮器の両側の継手および配管通路の継手を接続した後に、上記請求項2で閉鎖したバルブを開放して、冷媒が複数の凝縮器および冷媒通路を通過するように構成する複数の凝縮器よりなる冷凍空調装置。

技術分野

0001

本発明は冷凍空調装置およびそれに用いる凝縮器に関するものであり、特に、環境に優しく該装置のレトロフィットが容易にできるように改良された、複数の凝縮器を有する冷凍空調装置。

背景技術

0002

通常、冷凍作用に用いる凝縮器は、非特許文献1を参照して、圧縮機から出る高温高圧ガスを冷却・放熱して気液二相の状態に状態変化させる機能を有する過熱除去部、次に、気液二相の状態の冷媒飽和液の状態に冷却・放熱する凝縮部、更に、飽和液状の冷媒を冷却・放熱する過冷却部に区分されるが、従来の凝縮器はこれら各部を一体化した構造となっている。
最近、環境汚染により汚染物質を含んだ大気を凝縮器の冷却媒体に使用する空冷凝縮器の場合、大気に含有される汚染物質、特に金属を侵食する腐食性物質などが凝縮器を構成する冷媒通路冷却フィン配管などに付着する。この状態は貨物運送トラックなどの排気ガスの影響を被る冷凍車冷凍装置および繁華街などに設置される冷凍空調装置に顕著に見受けられる。
これ等の腐食性物質の付着は冷媒通路の配管、冷却フィンなどの冷却、凝縮作用阻害し、更に金属を腐食するため、凝縮器の冷却・放熱機能劣化し、結果として冷凍空調装置の冷凍能力は低下する。

0003

従って、上記の冷却・放熱機能が劣化した凝縮器の機能を回復させるために、特許文献1を参照して、既設の凝縮器に別途追設凝縮器を追設するレトロフィット、更に、新規製品に最初から追設凝縮器を組み込んだ冷凍空調装置のニーズが増加してきた。

0004

なお、劣化した凝縮器と入れ替えた追設凝縮器は、数年使用すると汚染されて機能が劣化し冷凍空調装置の冷凍能力の低下を招くので、凝縮器の入れ替えを行なう手段として、凝縮器を構成する過熱除去部、凝縮部、過冷却部および追設凝縮器をそれぞれ分割、分離可能な構造にして、入れ替えが容易にできるように構成する必要がある。

0005

機械工学全集 「機械工学全書19冷凍工学第8章凝縮器」、コロナ社 特許第3218289号空調装置およびそれに用いる凝縮器

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記の分割、分離可能な特定の凝縮器を入れ替える場合、蒸発→圧縮→凝縮→膨脹→蒸発の作用を行なう各機器を含む冷媒通路から、使用している冷媒を抜いた後に冷媒が大気に洩れないように取り外すことが必要である。次に、新設する凝縮器を接続し冷凍サイクルの冷媒通路を構成して、新設する凝縮器を含む冷媒通路に存在する空気を排除するために真空引きを行ない、冷媒通路の真空度を確認した後に冷媒を注入する作業が必要不可欠である。

0007

上記の作業手順は先ず、冷凍空調装置の各構成機器、冷媒通路から冷媒のポンプダウンを行い、また、サービスポートから冷媒を容器回収する。
次に、入れ替える凝縮器を取り外して、その後に新設する凝縮器を接続した後、真空ポンプを用い、高圧および低圧側から冷媒通路の真空度が例えば−758mmHg以下になるまで真空引きを行なう。この真空引きの作業は最低夏季で約1時間、冬季で約1時間30分必要となる。更に、その真空度を保持して適当な時間、例えば30分の間に冷媒通路に漏洩箇所がないことを確認する必要がある。
その後、冷媒を注入するので冷媒注入完了までに工事開始から数時間が必要となる。
なお、冷媒を注入する段階で冷媒容器内の冷媒が減少している場合、また、冬季の低温時には、容器内の冷媒の圧力が低下して、冷媒容器から冷凍空調装置の冷媒通路への冷媒の注入が困難になる事がある。その解決手段として電熱器バーナーなどで容器内の冷媒の温度を上げ圧力を上昇させて、冷媒の注入を容易にする作業が必要になる。

0008

以上のように、特定の凝縮器を入れ替える場合、冷凍空調装置の休止を余儀なくされ、冷媒回収装置、真空ポンプなど各種の機材、冷媒回収容器などの副資材が必要であり、また、作業時間の増加および工費の増加を招くことになるので、これらの複雑な作業を行なわないで該凝縮器を入れ替える手段が課題となる。
なお、入れ替え時に冷媒を大気に漏洩させない手段および入れ替え工事費用、また、作業時間の短縮を図り冷凍空調装置の休止時間を短縮する方法の改善、特に、凝縮器の入れ替える前と入れ替えた後の冷凍空調能力を維持すること、または、それらの改善・改良が課題となる。
また、この発明の課題は新規製品を製作する場合、最初の設計段階で上記の課題を解決する最適設計および最適な凝縮システム製品を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

上記に述べた課題を解決するための第1の手段は、凝縮器を過熱除去部、凝縮部、過冷却部、追設凝縮器などの機能別に分割、分離し、各凝縮器の入口および出口バルブおよび継手を設ける。継手は、ユニオン接続ネジ式接続、または、機械的切断の後に溶接蝋付けなどの接続を行なう。
バルブを凝縮器の両側の側近に設け、更に、その両側に継手を設ける。なお、圧縮機から最初の第1凝縮器に入る手前に設けた継手の上流側の配管にバルブを設け、また、第n凝縮器の下流に設ける継手の下流側の配管にバルブを設ける。
なお、バルブとバルブの冷媒通路の長さが最短になるようにバルブおよび継手を配置する。

0010

第2の手段は、入れ替える凝縮器を取り外す場合、該凝縮器の両側のバルブを閉鎖して冷媒を該凝縮器に封入し、更に該凝縮器の両側に設けた継手の両外側のバルブを閉鎖して冷媒通路を密閉する。
なお、圧縮機に近い第1凝縮器を取り外す場合は、圧縮機側の配管から冷媒が漏洩しないように第1凝縮器に入る手前に設けた継手の上流側のバルブを閉鎖する、また、第n凝縮器を取り外す場合は、第n凝縮器の下流に設ける継手の下流側のバルブを閉鎖して第n凝縮器を取り外す場合に膨脹弁側の配管から冷媒が漏洩しないようにする。

0011

第3の手段は、入れ替える凝縮器の後に新設する凝縮器に予め冷媒を封入する。封入する冷媒は該冷凍空調装置に使用されている冷媒と同じ冷媒、または、異なる冷媒でも使用できる。なお、凝縮器の両端に設けているバルブを閉鎖して封入した冷媒が漏洩しないように密閉する。

0012

第4の手段は、入れ替える凝縮器を取り外すときに冷媒が漏洩しないように閉鎖すべきバルブの閉鎖を確認して、継手を緩めて該凝縮器を冷媒通路の配管から取り外し、新設する凝縮器をその後に取り付ける。
新設する凝縮器を取り付けた後に継手を締めて、冷媒が該冷凍空調装置の全ての凝縮器および冷媒通路に流れるように閉鎖されているバルブを開く。
冷媒は蒸発器→圧縮機→第1、2、−−−−n凝縮器→膨張弁→蒸発器と循環して冷凍作用が可能となる。

発明の効果

0013

以上に述べた手段により、冷凍空調装置に存在する冷媒を漏洩させないで、既存の特定の凝縮器を新設する凝縮器と入れ替えることができるので環境改善に貢献する。

0014

また、冷媒回収装置、真空ポンプなどの各種機材、冷媒回収容器、電熱器、バーナーなどの副資材が不要となるのでコストダウンに貢献する。

0015

なお、ポンプダウン、冷媒回収、真空引きの作業時間が不要になるので冷凍空調装置の休止時間の短縮に貢献する。

0016

更に、新設する凝縮器に予め封入する冷媒の種類は、該冷凍空調装置に使用している冷媒と同じ冷媒の使用を原則とするが、異なる種類の冷媒を封入することにより、新設後に既存の冷媒と混合させることもできる。その結果、封入する冷媒の種類および量を加減することにより、冷媒の構成比率を変えて冷凍空調効果を上げることができる。

0017

以上を総括すると、冷凍空調装置の新製品にこの発明を最初から組み込むことにより、凝縮器のレトロフィットの作業が簡易化される。また、既存の冷凍空調装置にこの発明を適用し該装置の寿命延長するので、省エネ、省資源に貢献する。更に、従来の凝縮器一式取り替える場合の工事と比較すると、凝縮器の一部を取り替えることになるので廃棄物の低減および環境の改善に貢献する。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、本発明の実施の形態を説明する。実施例1は冷凍車に設けた既存の冷凍装置の性能が低下したので、上記に説明した追設凝縮器を追設して追設前と追設後の冷凍性能を比較した実施例である。
次にその翌日に、本発明の効果を実証するために追設凝縮器を新追設凝縮器と入れ替えた実証試験の実施例を説明する。

0019

図1は、2トン積載冷凍車に設けられている冷凍装置の主回路を示す。冷媒はR404Aを1.7kg使用していた。
図1を参照して、購入時の主回路は圧縮機a−1、凝縮器c−2、膨脹弁v−3および蒸発器c−4から構成されていたが、凝縮器c−2が腐食されて冷凍能力が低下したので追設凝縮器c−5を追設した。
なお、凝縮器c−2は過熱除去部、凝縮部および過冷却部が一体化されて分離できな構造であったので、冷却空気(以下大気という)が最初、追設凝縮器c−5を通過し、次に凝縮器c−2を通過して両凝縮器を冷却するように追設凝縮器c−5を配置した。
また同時に翌日に行なう本発明の実証試験のために、冷媒通路にバルブv−1−1、継手t−2−1−1、バルブv−2−1、バルブv−2−2、継手t−2−2−1、継手t−5−1−1、バルブv−5−1、バルブv−5−2、継手t−5−2−1およびバルブv−3−1を追設した。

0020

冷媒通路に使用されるバルブは、冷凍空調装置の冷媒通路を開閉するために通常使用されているバルブを使用した。
継手には冷凍空調工事に通常使用する、周知のフレアープラグに銅フレアーガスケットを挟みフレアーシールキャップを締めて配管を接続する、ユニオン接続方式を採用した。

0021

追設工事前に冷凍装置から冷媒R404A、1.7kgを冷媒容器に抜き取って真空引きを行なった。冷媒通路の真空度を確認の後、抜き取った冷媒R404A、1.7kgを冷凍装置に戻し、更に、追設凝縮器c−5にR404A、の飽和液0.5kgを封入して追設工事を行った。
追設工事に要した時間は、実証試験のためのバルブおよび継手の追設作業を除いて約3時間であった。

0022

追設凝縮器c−5の追設前と追設後の冷凍効果は、通常、冷凍庫を空にして行なう予冷運転を行い確認するので、比較試験冷凍庫内の温度を大気温度にしたあと冷凍庫を密閉して、冷凍庫内に設ける蒸発器の吹出温度が−5℃に到達する所要時間および冷凍作用に必要な燃料消費量の比較を行い、追設前と追設後の評価を行なった。

0023

追設前の大気温度は32.5℃で、追設前に冷凍庫内の温度が32.5℃から−5℃に到達する所要時間は63.4分および燃料消費量は1496.24CCであった。
また、追設後の大気温度は34℃であった。冷凍庫内の温度が34℃になるまで冷凍庫を開放した後、冷凍庫を密封して冷凍装置の運転を行なった。冷凍庫内の蒸発器の吹出温度が−5℃に到達する所要時間は26.7分、燃料消費量は614.1CCであった。
追設凝縮器c−5の追設による冷凍効果は充分認められた。

0024

次に、翌日の気象は前日と同様であった。冷凍庫の温度が大気と同じ34.5℃になるまで冷凍庫を開放した後、追設凝縮器c−5を新追設凝縮器c−55(図示なし)と入れ替える実証試験を行った。新追設凝縮器c−55は追設凝縮器c−5と同じ仕様の凝縮器を使用した。
図1を参照して、バルブv−2−2、v−5−1、v−5−2およびv−3−1を閉鎖し、継手t−5−1−1およびt−5−2−1を構成するフレアーシールキャップをスパナーなどの工具を使用して冷媒が洩れないように緩め、それぞれのフレアープラグと分離した後、追設凝縮器c−5を取り外した。

0025

追設凝縮器c−5の後に設ける新追設凝縮器c−55の入口および出口にバルブを設け、バルブの両側の配管にフレアープラグを設けた。また、予め冷媒R404Aの飽和液を0.7kg封入して両側のバルブを閉鎖して冷媒を密閉した。

0026

新追設凝縮器c−55を取り外した追設凝縮器c−5の後に取り付け、該凝縮器の両側のフレアープラブに銅フレアーガスケットを挟み配管側のフレアーシールキャップを締めて冷媒が洩れないように接続した後、閉鎖したバルブv−2−2、v−5−1、v−5−2およびv−3−1を開いて、冷媒が冷媒通路を循環できるようにした。
なお、それに必要な作業時間は約30分であった。
新追設凝縮器c−55に入れ替えて冷凍装置を運転したときの大気の温度は34.5℃であった。

0027

冷凍効果の確認試験では、冷凍庫内の温度34.5℃から−5℃までの到達所要時間が25分、燃料消費量は575CCであった。

0028

実証試験の結果として、追設凝縮器c−5を新追設凝縮器c−55と入れ替える工事を、通常のスパナーなどの工具を使用して、短時間で入れ替えることができ、また、冷凍効果が向上、維持できることを確認した。

0029

実施例2では従来の空調装置、特許文献1の図9に使用した空調装置と同じ仕様の空調装置を用いて、本発明を適用して行なった実証試験を説明する。
先ず、空調装置に追設凝縮器を追設する作業と平行して、図2のようにバルブおよび継手を追設して主回路を構成した。
図2を参照して、主回路を圧縮機a−10、四方弁v−80、バルブv−10−1、継手t−20−1−1、バルブv−20−1、凝縮器c−20、バルブv−20−2、継手t−20−2−2、継手t−50−1−1、バルブv−50−1、追設凝縮器c−50、バルブv−50−2、継手t−50−2−1、バルブv−60−1、膨脹弁v−60、蒸発器c−70の構成とした。
冷媒R22をHFC−134aに入れ替えて全負荷運転を行なった。
その時の大気温度は33℃、空調装置の蒸発器の吸い込み温度は27℃、蒸発器の吹出温度は13℃、使用電力は3.6kwであった。

0030

次に、本発明を適用して、空調装置の追設凝縮器c−50を新追設凝縮器c−55(図示なし)と入れ替える実証試験を行った。
先ず、バルブv−20−2、v−50−1、v−50−2およびv−60−1を閉鎖して、継手t−50−1−1、t−50−2−1のフレアーシールキャップを緩めてそれぞれのフレアープラグと分離し、追設凝縮器c−50を取り外した。
その後に、追設凝縮器c−50と同じ仕様の新追設凝縮器c−55に予めHFC−134aの飽和液を封入して、追設凝縮器c−50の後に接続してフレアーシールプラグに銅フレアーガスケットを挟みフレアーシールキャップを締め、閉鎖していたバルブを開いて空調装置を全負荷運転した。その入れ替え作業に要した時間は35分であった。
その時の大気温度は35℃、空調装置の蒸発器の吸い込み温度は28℃、蒸発器の吹出温度は11℃であった。使用電力は3.6kwであった。

0031

実証試験では、追設凝縮器c−5を新凝縮器c−55と入れ替える工事を通常のスパナーなどの工具を使用して短時間で入れ替えることができ、また、空調効果の向上を確認した。

0032

次に、本発明を適用して、新追設凝縮器c−55にHFC−134aの代わりに、HFC−32とHFC−125を同量混合した飽和液を予め封入して、追設凝縮器c−50と入れ替えて運転した。
その時の、大気温度38℃、空調装置の蒸発器の吸い込み温度は29℃、蒸発器の吹出温度は10℃であった。使用電力は3.7kwであった。

0033

このように異種類の冷媒を既設の空調装置に混入して、冷房効果の向上を図ることが出来ることを確認した。

0034

次に、新規製品に本発明を適用した空調装置の実施設計の一例を説明する。
図3を参照して、従来の一体化した凝縮器を、過熱除去部c−200、凝縮部c−300、過冷却部c−400に分割して構成する。
冷房の場合、冷媒は圧縮機a−100→四方弁v−800(d−c)→バルブv−100−1→継手t−200−1−1→バルブv−200−1→過熱除去部c−200→バルブv−200−2→継手t−200−2−1→継手t−300−1−1→バルブv−300−1→凝縮部c−300→バルブv−300−2→継手t−300−2−1→継手t−400−1−1→バルブv−400−1→過冷却部c−400→バルブv−400−2→継手t−400−2−1→継手t−500−1−1→バルブv−500−1→追設凝縮器c−500→バルブv−500−2→継手t−500−2−1→バルブv−600−1、膨脹弁v−600→蒸発器c−700→四方弁v−800(a→b)→圧縮機a−100と循環する。
なお、暖房では冷媒の流れは図示の通り。(説明なし)

0035

本発明を適用する一例として、過冷却部c−400を入れ替える場合を説明する。
先ず、バルブv−300−2、v−400−1、v−400−2およびv−500−1を閉鎖し、継手t−400−1−1および継手t−400−2−1のフレアーシールキャップを緩めて、それぞれのフレアープラグと分離し過冷却部c−400を取り外し、その後に過冷却部c−400と同じ仕様の新過冷却部c−405(図示なし)に冷媒HFC−134aの飽和液を予め封入・密閉して取り付けた後、新過冷却部c−405の両側のフレアープラグに銅フレアーガスケットを挟みフレアーシールキャップを締めて、過冷却部c−400の入替えを完了する。

0036

以上の説明から、実施例1および実施例2と同じような効果を期待できることが理解できる。
更に、新過冷却部c−405に予め冷媒HFC−134aの代わりに、HFC−410Aまたは、HFC−125、または、HFC−32を封入して入れ替えると空調効果の向上が期待できる。

0037

実施例では一つの大気の流れで複数の凝縮器の冷却を行ったが、個別の大気の流れでそれぞれの凝縮器を冷却することもできる。

0038

実施例では冷却媒体に空冷凝縮器を使用したが、水冷凝縮器、または、各種の冷却媒体を使用する冷却方式が本発明に適用できる。

0039

また、本発明の適用例として、室内機の蒸発器(図示なし)についても、室外機の凝縮器と同様な分離、分割の構成、構造として、分割された蒸発器を個別に入れ替えることができる。

0040

今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて、特許請求の範囲によって示され、特許請求と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。

図面の簡単な説明

0041

冷凍装置に追設凝縮器を追設した主回路の概念図空調装置に追設凝縮器を追設した主回路の概念図 複数の凝縮器を有する空調装置の主回路の概念図

符号の説明

0042

a−1圧縮機、v−1−1バルブ、t−2−1−1継手、v−2−1 バルブ、c−2凝縮器、v−2−2 バルブ、t−2−2−1 継手、t−5−1−1 継手、v−5−1 バルブ c−5追設凝縮器、v−5−2 バルブ、t−5−2−1 継手、v−3−1 バルブ、v−3膨脹弁、c−4蒸発器、a−10 圧縮機、v−80四方弁、v−10−1 バルブ、t−20−1−1 継手、v−20−1 バルブ、c−20 凝縮器、v−20−2 バルブ、t−20−2−2 継手、t−50−1−1 継手、v−50−1 バルブ、c−50 追設凝縮器、v−50−2バルブ、t−50−2−1 継手、v−60−1 バルブ、v−60 膨脹弁、c−70 蒸発器、a−100 圧縮機、v−800 四方弁、v−100−1 バルブ、t−200−1−1 継手、v−200−1 バルブ、c−200過熱除去部、v−200−2 バルブ、t−200−2−1 継手、t−300−1−1 継手、v−300−1 バルブ、c−300凝縮部、v−300−2 バルブ、t−300−2−1 継手、t−400−1−1 継手、v−400−1 バルブ、c−400過冷却部、v−400−2 バルブ、t−400−2−1 継手、t−500−1−1 継手、v−500−1 バルブ、c−500 追設凝縮器、v−500−2 バルブ、t−500−2−1 継手、v−600−1 バルブ、v−600 膨脹弁、c−700 蒸発器

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