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技術 車輌用前照灯

出願人 株式会社小糸製作所
発明者 望月清隆杉本篤大塩洋彦
出願日 2008年8月8日 (12年9ヶ月経過) 出願番号 2008-205565
公開日 2010年2月18日 (11年3ヶ月経過) 公開番号 2010-040483
状態 特許登録済
技術分野 車両の外部照明装置、信号 非携帯用の照明装置またはそのシステム
主要キーワード 遮蔽範囲 最大回動角度 パターン切替 略半円柱状 遮蔽量 被支持軸 回転可動 配置孔
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

製造コストの低減等を図る。

解決手段

ランプユニット7を左右方向へ回動させる駆動部20と、駆動部を制御する駆動制御部21と、ランプユニットが左右方向へ回動され可動シェード12の当接部12aが当接されることにより可動シェードを移動させるシェード駆動部17とを設け、可動シェードが移動されることにより光源11から出射され投影レンズ9を介して投影される光の配光パターン切り替えられ、駆動制御部が配光切替信号に応じて駆動部を制御してランプユニットを左右方向へ回動させることにより配光パターンを切り替えるようにした。

概要

背景

車輌用前照灯には、例えば、カバーランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に、光源を有するランプユニットが配置されたものがある。

車輌用前照灯のランプユニットには、例えば、光源から出射された光を前方へ向けて投影する投影レンズと、光源から出射された光を投影レンズ側反射するリフレクターと、該リフレクターで反射された光の一部を遮蔽する可動シェードとが設けられ、投影レンズやリフレクター等によってプロジェクター型のランプユニットとして構成されているものがある。

車輌用前照灯におけるプロジェクター型のランプユニットには、可動シェードとして、例えば、車輌幅方向(左右方向)に延びる軸を支点として回転可能な回転可動シェードが用いられているものがある(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1に記載された車輌用前照灯のランプユニットにあっては、回転可動シェードが遮光位置遮光緩和位置の間でモーターによって回転される。

また、車輌用前照灯におけるプロジェクター型のランプユニットには、車輌の走行方向に追従するように左右方向へ回動されるタイプが存在するが、このようなタイプの車輌用前照灯においては、ランプユニットが駆動モーター駆動力によって左右方向へ回動される。

特開2003−100121号公報

概要

製造コストの低減等をる。ランプユニット7を左右方向へ回動させる駆動部20と、駆動部を制御する駆動制御部21と、ランプユニットが左右方向へ回動され可動シェード12の当接部12aが当接されることにより可動シェードを移動させるシェード駆動部17とを設け、可動シェードが移動されることにより光源11から出射され投影レンズ9を介して投影される光の配光パターン切り替えられ、駆動制御部が配光切替信号に応じて駆動部を制御してランプユニットを左右方向へ回動させることにより配光パターンを切り替えるようにした。

目的

そこで、本発明車輌用前照灯は、上記した問題点を克服し、製造コストの低減等を図ることを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

光を前方へ向けて投影する投影レンズと、光を出射する光源と、前記光源から出射された光を前記投影レンズ側へ向けて反射するリフレクターと、前記光源から出射され前記リフレクターで反射された光の一部を遮蔽すると共に所定の方向へ移動可能とされ当接部が設けられた可動シェードとを有するランプユニットを備えた車輌用前照灯であって、前記ランプユニットを左右方向へ回動させる駆動部と、前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記ランプユニットが左右方向へ回動され前記可動シェードの当接部が当接されることにより前記可動シェードを移動させるシェード駆動部とを備え、前記可動シェードが移動されることにより前記光源から出射され前記投影レンズを介して投影される光の配光パターン切り替えられ、前記駆動制御部が配光切替信号に応じて駆動部を制御して前記ランプユニットを左右方向へ回動させることにより前記配光パターンを切り替えるようにしたことを特徴とする車輌用前照灯。

請求項2

前記ランプユニットの一方の回動端において前記可動シェードの当接部が前記シェード駆動部に当接されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。

請求項3

前記ランプユニットの左方へ最大回動角度右方への最大回動角度とが前後方向を基準として異なる角度とされ、左方又は右方のうち前記最大回動角度が小さい側の回動端において前記可動シェードの当接部が前記シェード駆動部に当接されるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の車輌用前照灯。

請求項4

前記可動シェードを左右方向に延びる支軸支点として回動可能としたことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。

請求項5

前記光源から出射され前記リフレクターで反射された光の一部を遮蔽すると共に所定の方向へ移動可能とされ所定の配光パターンを形成するためのパターン形成用シェードを設けたことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。

技術分野

0001

本発明は車輌用前照灯に関する。詳しくは、ランプユニットを左右方向へ回動させて配光パターン切り替えることにより製造コストの低減等を図る技術分野に関する。

背景技術

0002

車輌用前照灯には、例えば、カバーランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に、光源を有するランプユニットが配置されたものがある。

0003

車輌用前照灯のランプユニットには、例えば、光源から出射された光を前方へ向けて投影する投影レンズと、光源から出射された光を投影レンズ側反射するリフレクターと、該リフレクターで反射された光の一部を遮蔽する可動シェードとが設けられ、投影レンズやリフレクター等によってプロジェクター型のランプユニットとして構成されているものがある。

0004

車輌用前照灯におけるプロジェクター型のランプユニットには、可動シェードとして、例えば、車輌幅方向(左右方向)に延びる軸を支点として回転可能な回転可動シェードが用いられているものがある(例えば、特許文献1参照)。

0005

特許文献1に記載された車輌用前照灯のランプユニットにあっては、回転可動シェードが遮光位置遮光緩和位置の間でモーターによって回転される。

0006

また、車輌用前照灯におけるプロジェクター型のランプユニットには、車輌の走行方向に追従するように左右方向へ回動されるタイプが存在するが、このようなタイプの車輌用前照灯においては、ランプユニットが駆動モーター駆動力によって左右方向へ回動される。

0007

特開2003−100121号公報

発明が解決しようとする課題

0008

ところが、上記した従来の車輌用前照灯にあっては、回転可動シェードの回転動作とランプユニットの回動動作とをそれぞれ各別のモーターの駆動力を用いて行っているため、その分、製造コストが高く重量も大きくなってしまうと言う問題がある。

0009

また、複数のモーターを配置するために、大きな配置スペースが必要となり、車輌用前照灯が大型になってしまうと言う問題もある。

0010

そこで、本発明車輌用前照灯は、上記した問題点を克服し、製造コストの低減等を図ることを課題とする。

課題を解決するための手段

0011

車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、ランプユニットを左右方向へ回動させる駆動部と、前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記ランプユニットが左右方向へ回動され前記可動シェードの当接部が当接されることにより前記可動シェードを移動させるシェード駆動部とを設け、前記可動シェードが移動されることにより前記光源から出射され前記投影レンズを介して投影される光の配光パターンが切り替えられ、前記駆動制御部が配光切替信号に応じて駆動部を制御して前記ランプユニットを左右方向へ回動させることにより前記配光パターンを切り替えるようにしたものである。

0012

従って、車輌用前照灯にあっては、駆動部によってランプユニットが左右方向へ回動されて可動シェードの当接部がシェード駆動部に当接されることにより配光パターンが切り替えられる。

発明の効果

0013

本発明車輌用前照灯は、光を前方へ向けて投影する投影レンズと、光を出射する光源と、前記光源から出射された光を前記投影レンズ側へ向けて反射するリフレクターと、前記光源から出射され前記リフレクターで反射された光の一部を遮蔽すると共に所定の方向へ移動可能とされ当接部が設けられた可動シェードとを有するランプユニットを備えた車輌用前照灯であって、前記ランプユニットを左右方向へ回動させる駆動部と、前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記ランプユニットが左右方向へ回動され前記可動シェードの当接部が当接されることにより前記可動シェードを移動させるシェード駆動部とを備え、前記可動シェードが移動されることにより前記光源から出射され前記投影レンズを介して投影される光の配光パターンが切り替えられ、前記駆動制御部が配光切替信号に応じて駆動部を制御して前記ランプユニットを左右方向へ回動させることにより前記配光パターンを切り替えるようにしたことを特徴とする。

0014

従って、ランプユニットを回動させる駆動部の駆動力によって可動シェードが移動されて配光パターンが切り替えられるため、ランプユニットの回動動作と可動シェードの移動動作を一つの駆動部によって行うことができ、車輌用前照灯の製造コストの低減、重量の低減及び配置スペースの低減による小型化を図ることができる。

0015

請求項2に記載した発明にあっては、前記ランプユニットの一方の回動端において前記可動シェードの当接部が前記シェード駆動部に当接されるようにしたので、ランプユニットの最大回動範囲より小さい回動範囲では可動シェードが移動されてしまうことがなく、ランプユニットの回動動作時における不必要な配光パターンの切替を防止することができる。

0016

請求項3に記載した発明にあっては、前記ランプユニットの左方へ最大回動角度右方への最大回動角度とが前後方向を基準として異なる角度とされ、左方又は右方のうち前記最大回動角度が小さい側の回動端において前記可動シェードの当接部が前記シェード駆動部に当接されるようにしたので、可動シェードによる配光パターンの切替を迅速かつ少ない消費電力で行うことができる。

0017

請求項4に記載した発明にあっては、前記可動シェードを左右方向に延びる支軸を支点として回動可能としたので、簡素な構成によって可動シェードによる配光パターンの切替を行うことができる。

0018

請求項5に記載した発明にあっては、前記光源から出射され前記リフレクターで反射された光の一部を遮蔽すると共に所定の方向へ移動可能とされ所定の配光パターンを形成するためのパターン形成用シェードを設けたので、パターン形成用シェードの動作不良時においても可動シェードによって配光パターンの切替を容易に行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0019

以下に、本発明車輌用前照灯を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。

0020

車輌用前照灯1、1は、それぞれ車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。

0021

車輌用前照灯1は、図1に示すように、前方に開口された凹部を有するランプハウジング2と該ランプハウジング2の開口面を閉塞するカバー3とを備えている。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、該灯具外筐4の内部空間は灯室5として形成されている。

0022

ランプハウジング2の後端部には前後に貫通された取付孔2aが形成されている。取付孔2aにはバックカバー6が取り付けられている。

0023

灯室5にはランプユニット7が配置されている(図1及び図2参照)。ランプユニット7はレンズホルダー8と該レンズホルダー8の前端部に取り付けられた投影レンズ9とレンズホルダー8の後面に取り付けられたリフレクター10と該リフレクター10の後端部に取り付けられた光源11とを有している。

0024

ランプユニット7はランプハウジング2に図示しない光軸調整機構を介して支持されている。従って、光軸調整機構を動作させることによりランプユニット7をランプハウジング2に対して上下方向又は左右方向へ移動させて光源11から出射される光の光軸調整エイミング調整又はレベリング調整)を行うことが可能とされている。

0025

レンズホルダー8は前後方向に貫通された略円筒状に形成されている。レンズホルダー8の一方の側部には左右に貫通された挿通孔8aが形成されている。レンズホルダー8には、上端部に上方へ突出された被支持軸8bが設けられ、下端部に下方へ突出された連結軸8cが設けられている。

0026

投影レンズ9は前方側の表面が凸面に形成され後方側の表面が後方を向く平面に形成されている。投影レンズ9は後側焦点を含む焦点面上の像を反転して前方へ投影する機能を有する。

0027

リフレクター10は内面が反射面10aとして形成され、該反射面10aは前端部を除き、例えば、略楕円球面に形成されている。反射面10aは、光源11の後述する発光部に第1焦点が一致され投影レンズ9の後側焦点に第2焦点が一致されるように形成されている。

0028

光源11は、例えば、放電バルブであり、外管11aの内部に設けられた発光部11bから光を出射する。発光部11bから出射された光は前方へ向かうか又はリフレクター10の反射面10aで反射され、投影レンズ9の後側焦点を含む焦点面上に集光され、投影レンズ9によって前方へ照明光として投影される。

0029

ランプユニット7の内部には、投影レンズ9と光源11の間に可動シェード12が配置されている。可動シェード12は支軸13を支点としてレンズホルダー8に対して回動可能とされている。支軸13は左右方向へ延びるように設けられ、両端部がレンズホルダー8に支持されている。

0030

可動シェード12の下端部には側方へ突出された当接部12aが設けられている。当接部12aはレンズホルダー8の挿通孔8aから外方へ突出されている。

0031

可動シェード12とレンズホルダー8の下端部との間には、例えば、引張コイルバネである付勢バネ14が支持されている。従って、可動シェード12は付勢バネ14によって上端部が略前方へ移動する方向へ付勢されている。可動シェード12は付勢バネ14に対する反力が付与されない状態においては前側に傾斜された状態で保持されており、可動シェード12のこの位置が退避位置とされる(図1及び図2参照)。

0032

ランプユニット7の内部には、可動シェード12の直ぐ後側にパターン形成用シェード15が配置されている。パターン形成用シェード15は車輌の幅方向に長い形状に形成され、車輌の幅方向に延びる軸を支点として回転可能とされている。

0033

パターン形成用シェード15は略半円柱状に形成され、図3に示すように、外周面周方向に離隔して、例えば、第1のパターン形成部15aと第2のパターン形成部15bと第3のパターン形成部15cと第4のパターン形成部15dが設けられている。パターン形成用シェード15の左右に延びる略平面状に形成された部分は第5のパターン形成部15eとして設けられている。パターン形成用シェード15が回転されることにより、走行状態に応じて配光パターンが切り替えられる。

0034

配光パターンとしては、例えば、五つの配光パターンが形成される。五つの配光パターンは、例えば、左右切替用配光パターン、ロービーム用配光パターン、モーターウェイ用配光パターン、片側ハイビーム用配光パターン及びハイビーム用配光パターンである。

0035

左右切替用配光パターンは、左側車線走行時と右側車線走行時の切替を行うために用いられるパターンであり、ロービーム用配光パターンは、例えば、一般道等における走行時に用いられるパターンであり、モーターウェイ用配光パターンは、例えば、高速道等における高速走行時に用いられるパターンである。片側ハイビーム用配光パターンは、片側車線のみ遠方照射するときに用いられるパターンであり、ハイビーム用配光パターンは、遠方を照射するときに用いられるパターンである。これらの各パターンの切替は、例えば、運転者によるパターン切替スイッチに対する操作によって行われる。

0036

図4は、片側ハイビーム用配光パターンの状態を示す配光図であり、図5は、ハイビーム用配光パターンの状態を示す配光図である。

0037

ランプユニット7は灯室5に配置されたブラケット16に水平方向(左右方向)へ回動自在に支持されている。このようなランプユニット7の左右方向への回動は所謂スイブル動作と称され、運転者のステアリング操作連動し走行方向に追従するように行われる。

0038

ブラケット16は、図1及び図2に示すように、前後方向を向く平板状のベース部17と該ベース部17の上下両端寄りの位置からそれぞれ前方へ突出された支持突部18、19とを有している。

0039

ベース部17にはランプユニット7の外形より大きな配置孔17aが形成され、該配置孔17aにランプユニット7が挿通されている。ベース部17はランプハウジング2に取り付けられている。

0040

上側の支持突部18の先端部にはレンズホルダー8に設けられた被支持軸8bが回動自在に支持されている。

0041

下側の支持突部19の先端部にはレンズホルダー8に設けられた連結軸8cが回動自在に支持されている。

0042

ランプユニット7の下側には該ランプユニット7を水平方向へ回動させる駆動部として機能するアクチュエーター20が配置されている。アクチュエーター20には上方へ突出された駆動軸20aが設けられ、該駆動軸20aがランプユニット7の連結軸8cに連結されている。従って、アクチュエーター20の駆動力により駆動軸20aが回転されると、連結軸8cを介してアクチュエーター20の駆動力がランプユニット7に伝達され、該ランプユニット7が駆動軸20aの回転に伴って被支持軸8b及び連結軸8cを支点として左右方向へ回動される。

0043

アクチュエーター20は駆動制御部(電子制御装置)21によって制御される。従って、ランプユニット7のスイブル動作は、運転者のステアリング操作に応じて駆動制御部21がアクチュエーター20を制御することにより行われる。

0044

以上のように構成された車輌用前照灯1において、点灯時には運転者のステアリング操作による車輌の走行方向に応じてランプユニット7のスイブル動作が行われ、該ランプユニット7が左右方向へ回動される。運転者のステアリング操作に応じたランプユニット7のスイブル動作は、ランプユニット7の最大回動範囲の一部を除いた範囲において行われる。

0045

即ち、図6に示すように、ランプユニット7の最大回動範囲をAとすると、運転者のステアリング操作に応じたランプユニット7のスイブル動作は、回動方向における両側の一定の回動範囲B、Cを除いた回動範囲Dにおいて行われる。回動範囲Dは前後方向に延びる線分を線分Hとすると、線分Hを含む範囲とされ、線分Hを基準として範囲D1と範囲D2によって形成されている。範囲D1は車輌の内側、即ち、右側に位置する車輌用前照灯1の場合には左側、左側に位置する車輌用前照灯1の場合には右側であり、範囲D2は車輌の外側、即ち、右側に位置する車輌用前照灯1の場合には右側、左側に位置する車輌用前照灯1の場合には左側である。範囲D1は範囲D2より小さくされている。

0046

また、車輌の走行時には、上記したように、運転者によるパターン切替スイッチに対する操作によってパターン形成用シェード15による配光パターンの切替が行われるが、断線等による動作不良によりパターン形成用シェード15がパターン切替スイッチに対する操作によっても回転されず、配光パターンの切替が行われない可能性が生じ得る。このとき形成されている配光パターンが、片側ハイビーム用配光パターン(図4参照)又はハイビーム用配光パターン(図5参照)である場合には、対向車等の幻惑光の回避等のために、以下のような動作が行われる。

0047

パターン形成用シェード15の動作不良時に、形成されている配光パターンが、片側ハイビーム用配光パターン又はハイビーム用配光パターンであることが図示しない検出部によって検出されると配光切替信号が駆動制御部21に送出され、配光切替信号に基づく駆動制御部21の制御によってアクチュエーター20が動作され、ランプユニット7が一方の回動端まで回動される。例として、配光パターンがハイビーム用配光パターンである場合を図7に示す。

0048

一方の回動端は、例えば、図6に示す範囲B側の回動端であり、線分Hを基準とすると、回動範囲が小さい側の移動端である。

0049

ランプユニット7が一方の回動端まで移動されると、可動シェード12の当接部12aがブラケット16のベース部17に当接される。可動シェード12の当接部12aがベース部17に当接されると、可動シェード12は下端部が略前方へ移動し上端部が略後方へ移動するように支軸13を支点として退避位置から配光パターンを切り替えるパターン切替位置まで付勢バネ14の付勢力に抗して回動される(図8参照)。従って、切替前の配光パターンが、例えば、ハイビーム用配光パターンであった場合に、図9に示すように、ハイビーム用配光パターンを形成している光の一部が可動シェード12によって遮蔽され、ロービーム用配光パターンに切り替えられる。

0050

上記のように、ブラケット16のベース部17は可動シェード12の当接部12aが当接されたときに可動シェード12を回動させるため、シェード駆動部として機能する。

0051

上記には、パターン形成用シェード15の動作不良時に、ランプユニット7を回動させることにより配光パターンを切り替える例を示したが、例えば、パターン形成用シェード15が存在しない場合においても、ランプユニット7を回動させることにより可動シェード12を回動させて該可動シェード12の位置に応じて光の遮蔽量及び遮蔽範囲を変更することにより配光パターンを切り替えることも可能である。

0052

以上に記載した通り、車輌用前照灯1にあっては、駆動制御部21が配光切替信号に応じてアクチュエーター20を制御してランプユニット7を左右方向へ回動させることにより配光パターンを切り替えるようにしている。

0053

従って、ランプユニット7を回動させるアクチュエーター20の駆動力によって可動シェード12が回動されて配光パターンが切り替えられるため、ランプユニット7の回動動作(スイブル動作)と可動シェード12の回動動作を一つのアクチュエーター20によって行うことができ、車輌用前照灯1の製造コストの低減、重量の低減及び配置スペースの低減による小型化を図ることができる。

0054

また、ランプユニット7の一方の回動端において可動シェード12の当接部12aがシェード駆動部として機能するブラケット16のベース部17に当接されるため、ランプユニット7の最大回動範囲より小さい回動範囲では可動シェード12が回動されてしまうことがなく、ランプユニット7のスイブル動作時における不必要な配光パターンの切替を防止することができる。

0055

さらに、最大回動角度が小さい側の回動端、即ち、図6に示すB側の回動端において可動シェード12の当接部12aがベース部17に当接されるため、可動シェード12による配光パターンの切替を迅速かつ少ない消費電力で行うことができる。

0056

さらにまた、可動シェード12を左右方向に延びる支軸を支点として回動可能としているため、簡素な構成によって可動シェード12による配光パターンの切替を行うことができる。

0057

加えて、ランプユニット7の内部に可動シェード12とパターン形成用シェード15を配置しているため、パターン形成用シェード15の動作不良時においても可動シェード12によって配光パターンの切替を容易に行うことができる。

0058

尚、上記には、配光パターンとして、走行状態に応じた五つのパターンを例として示したが、配光パターンは五つのパターンに限られることはなく、配光パターンの数は任意に設定することが可能である。

0059

上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。

図面の簡単な説明

0060

図2乃至図9と共に本発明車輌用前照灯の最良の形態を示すものであり、本図は、車輌用前照灯の概略縦断面図である。
ランプユニット等を示す概略斜視図である。
パターン形成用シェードの拡大側面図である。
片側ハイビーム用配光パターンを示す図である。
ハイビーム用配光パターンを示す図である。
ランプユニットの回動範囲を示す概念図である。
可動シェードが退避位置にある状態を示す概略縦断面図である。
可動シェードがパターン切替位置まで回動された状態を示す概略縦断面図である。
可動シェードによって配光パターンが切り替えられた状態を示す図である。

符号の説明

0061

1…車輌用前照灯、7…ランプユニット、8…レンズホルダー、9…投影レンズ、10…リフレクター、11…光源、12…可動シェード、12a…当接部、13…支軸、15…パターン形成用シェード、17…ベース部(シェード駆動部)、20…アクチュエーター(駆動部)、21…駆動制御部

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