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技術 ライトストラテジ決定方法

出願人 三星電子株式会社
発明者 中城幸久
出願日 2008年8月4日 (11年2ヶ月経過) 出願番号 2008-201088
公開日 2010年2月18日 (9年8ヶ月経過) 公開番号 2010-040094
状態 未査定
技術分野 光学的記録再生1 光ヘッド
主要キーワード ミドルパワー 付加パルス リファレンスパルス エッジポジション 要素成分 中間速度 内挿計算 デビエーション
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年2月18日)のものです。
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図面 (8)

課題

光ディスク装置にとってライトストラテジ未知なる光ディスクに対し、記録速度の変化に対応した最適なライトストラテジを簡単に、且つ正確に決定することができるライトストラテジ決定方法を提供する。

解決手段

未知の光ディスクの内、外周テストエリアにおいて、ベースWSTの各値を変えた異なるWSTでOPC処理が行われて決定された最適記録パワーを基にD2Cジッター構成要素ジッターを評価し、最適な低、高速用ベースWSTを決定し、更にこの低、高速用ベースWSTを基にエッジポジションの調整を行うことにより、ライトストラテジの最適化を行い、この低、高速用最適WSTを基に内挿法により中速用ライトストラテジを設定する。

概要

背景

光ディスク実記録時において、光ディスク装置にとってライトストラテジ(WST)が未知なる光ディスクに対し、最適なWSTを、簡単に、且つ正確に決定する必要がある。DVD±R系の光ディスクのライトストラテジ・パラメータ(WSTパラメータ)として代表的なものとして、(n−k)T等のパルス削減率、PoPm比エッジポジション、および付加パルス幅がある。図1は、この代表的なWSTパラメータを示したパルスパターンである。図1aは、(n−k)T等のパルス削減率を示し、書き込みパルスは、リファレンスパルスの後エッジに対し、後エッジを1Tだけ削減したパルス列になっている。

図1bは、PoPm比を示し、トップパワーが100に対しミドルパワーが80であると、PoPm比は1.25となる。図1cは、エッジポジションを示し、着目するエッジを挟むマークスペースの種類により、エッジ位置を最適化するものである。図1dは、付加パルス幅を示し、書き込みパルスの前、後端に付加的に加えられるパルス幅であって、第1パルス幅、および第2パルス幅で示される。

これらのWSTパラメータのうち、エッジポジション以外は、明確な設定方法確立していない。このため、多くの場合、複数の(n−k)Tのパルス削減率、およびPoPm比の値をマトリクスで変えたものをベースWSTとしてエッジポジションの最適化を行い、このWSTでパワーマージン評価をして、マージンジッターボトムが良好となるWSTをベストWSTと決定してきた。この方法では、全ての(n−k)Tのパルス削減率、およびPoPm比の組み合わせについてエッジポジション調整を行う必要があり、更に決定したWSTでパワーを振って評価を行う必要もあり、膨大な手間がかかった。従って、未知の光ディスクに対し、ベストWSTの設定を実記録時に行うことは非常に困難であった。

次に、上記ベースWSTの内、エッジポジション調整以外の各パラメータを内周テストエリアを用いて決定し、記録速度の上昇とともにエッジポジションを調整する場合について説明する。この場合、内周テストエリアにより決定されたベースWSTの各パラメータ自体は、外周の高速領域においても同じ値が用いられる。

図2は、未知のDVD−R_Mediaに対し、記録速度X4において付加パルス幅を固定し、PoPm比を1.3とした状態で、パルス削減率を(n−1.0)T、(n−1.25)T、および(n−1.5)Tの3種類に対し、エッジポジションの調整を行って、それぞれWSTの最適化を行った上でのパワーマージンを示す。図2a、bは、記録速度X4およびX16に対するパワーマージンを示している。X4については若干わかり難いが、ジッターボトムの値などから、敢えて選択するならば、(n−1.0)TのWSTがベストになる。これに対しX16では、明らかに(n−1.5)Tがベストであり、X4で最適と判断したベストWSTが、X16で最適になるとは限らないといえる。

特許文献1には、WSTパラメータをマトリクスで振って記録し、その記録品位から最適WSTを決定する旨の記載がある。ところがこの方法は、全てのWSTパラメータをマトリクスで変化させて評価を行うため、膨大な手間が掛かる。また、WSTパラメータを振って記録し、特定のパワーだけのジッターを評価するだけでは、ピンポイントでのジッターの小さいWSTは決定できるが、パワーマージンが狭い危険性がある。この対策としてパワーマージンまで評価するとなると、更に手間が増大することになる。特許文献2には、光ディスクに記録された推奨WSTを起点にして最適WSTを求める旨の記載がある。この方法は、ディスクに記録されたWSTが必ずしも信用できるものでない場合、推奨WSTから離れたWSTについては設定できない問題がある。

特許文献3、4には、CAV方式(Constant Angular Velocity)等でディスク内の記録速度が変化する場合、内周の低速領域で最適化したWSTを、逐次調整して外周の高速領域に対応させる旨の記載がある。この方法は、図2において説明したとおり、ベストWSTの観点からすれば必ずしも低速で最適であるとして選択したベストWSTが、高速でも最適とは言い切れず、高速記録において、パワーマージンが狭くなる等の問題が発生する危険性がある。
特開2007−287229号公報
特開2008−016164号公報
特開2007−200435号公報
特開2007−200389号公報

概要

光ディスク装置にとってライトストラテジが未知なる光ディスクに対し、記録速度の変化に対応した最適なライトストラテジを簡単に、且つ正確に決定することができるライトストラテジ決定方法を提供する。未知の光ディスクの内、外周テストエリアにおいて、ベースWSTの各値を変えた異なるWSTでOPC処理が行われて決定された最適記録パワーを基にD2Cジッターの構成要素ジッターを評価し、最適な低、高速用ベースWSTを決定し、更にこの低、高速用ベースWSTを基にエッジポジションの調整を行うことにより、ライトストラテジの最適化を行い、この低、高速用最適WSTを基に内挿法により中速用ライトストラテジを設定する。

目的

本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、光ディスク装置にとってライトストラテジが未知なる光ディスクに対し、実記録時において、記録速度の変化に対応した最適なライトストラテジを簡単に、且つ正確に決定することができるライトストラテジ決定方法を提供することにある。

効果

実績

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請求項1

光ディスクマークおよびスペースを形成して情報記録あるいは再生を行う光ディスク装置において、前記未知の光ディスクの内周および外周テストエリアにおいて、前記内周および外周テストエリアにおける記録速度に対応して、ベースライトストラテジとなるパルス削減率、PoPm比、および付加パルス幅を変えた異なるライトストラテジOPC処理を行い、最適記録パワーを決定し、決定された前記最適記録パワーを所定の値だけ増減させた記録パワーにおいて、所定のデータを前記未知の光ディスクの内周および外周テストエリアに書き込み、書き込まれた前記所定のデータを読み出して、D2Cジッター構成要素ジッターパワーマージンもしくは構成要素ジッターの平均値を求め、前記パワーマージンもしくは前記構成要素ジッターの平均値を基に、前記内周テストエリアにおける最低速度対する低速用ベースライトストラテジ、および前記外周テストエリアにおける最高速度に対する高速用ベースライトストラテジを決定し、この前記低速用および高速用ベースライトストラテジを基に、それぞれの前記記録速度に対するエッジポジション自動調整を行うことにより、前記低速用および高速用のライトストラテジを最適化し、前記最低速度と前記最高速度との中間速度である中速最適ライトストラテジを、前記低速用最適ライトストラテジおよび前記高速用最適ライトストラテジから内挿計算により求めることを特徴とするライトストラテジ決定方法

請求項2

前記構成要素ジッターは、3TM−3TSで挟まれるエッジコンポーネントジッター、またはこの平均値であることを特徴とする請求項1に記載のライトストラテジ決定方法。

請求項3

前記構成要素ジッターは、3TM−3TSおよび3TS−3TM間のユニットデビエーションであることを特徴とする請求項1に記載のライトストラテジ決定方法。

請求項4

前記構成要素ジッターは、総エレメントデビエーションであることを特徴とする請求項1に記載のライトストラテジ決定方法。

請求項5

前記外周テストエリアで前記高速用ベースライトストラテジの決定時に、熱干渉歪等によりベースライトストラテジの設定が困難となった場合、書き込み記録条件の選択として、最高記録速度を当初の目標速度から落として設定するか、もしくは、ターゲットβマイナス側に変更して記録パワーを下げることを特徴とする請求項1に記載のライトストラテジ決定方法。

技術分野

0001

本発明は、光ディスクに情報を記録するための記録品位係り、詳しくは、光ディスク装置にとってライトストラテジ未知なる光ディスクに対し、記録速度に対応した最適なライトストラテジを簡単に、且つ正確に決定することができるライトストラテジ決定方法に関する。

背景技術

0002

光ディスク実記録時において、光ディスク装置にとってライトストラテジ(WST)が未知なる光ディスクに対し、最適なWSTを、簡単に、且つ正確に決定する必要がある。DVD±R系の光ディスクのライトストラテジ・パラメータ(WSTパラメータ)として代表的なものとして、(n−k)T等のパルス削減率、PoPm比エッジポジション、および付加パルス幅がある。図1は、この代表的なWSTパラメータを示したパルスパターンである。図1aは、(n−k)T等のパルス削減率を示し、書き込みパルスは、リファレンスパルスの後エッジに対し、後エッジを1Tだけ削減したパルス列になっている。

0003

図1bは、PoPm比を示し、トップパワーが100に対しミドルパワーが80であると、PoPm比は1.25となる。図1cは、エッジポジションを示し、着目するエッジを挟むマークスペースの種類により、エッジ位置を最適化するものである。図1dは、付加パルス幅を示し、書き込みパルスの前、後端に付加的に加えられるパルス幅であって、第1パルス幅、および第2パルス幅で示される。

0004

これらのWSTパラメータのうち、エッジポジション以外は、明確な設定方法確立していない。このため、多くの場合、複数の(n−k)Tのパルス削減率、およびPoPm比の値をマトリクスで変えたものをベースWSTとしてエッジポジションの最適化を行い、このWSTでパワーマージン評価をして、マージンジッターボトムが良好となるWSTをベストWSTと決定してきた。この方法では、全ての(n−k)Tのパルス削減率、およびPoPm比の組み合わせについてエッジポジション調整を行う必要があり、更に決定したWSTでパワーを振って評価を行う必要もあり、膨大な手間がかかった。従って、未知の光ディスクに対し、ベストWSTの設定を実記録時に行うことは非常に困難であった。

0005

次に、上記ベースWSTの内、エッジポジション調整以外の各パラメータを内周テストエリアを用いて決定し、記録速度の上昇とともにエッジポジションを調整する場合について説明する。この場合、内周テストエリアにより決定されたベースWSTの各パラメータ自体は、外周の高速領域においても同じ値が用いられる。

0006

図2は、未知のDVD−R_Mediaに対し、記録速度X4において付加パルス幅を固定し、PoPm比を1.3とした状態で、パルス削減率を(n−1.0)T、(n−1.25)T、および(n−1.5)Tの3種類に対し、エッジポジションの調整を行って、それぞれWSTの最適化を行った上でのパワーマージンを示す。図2a、bは、記録速度X4およびX16に対するパワーマージンを示している。X4については若干わかり難いが、ジッターボトムの値などから、敢えて選択するならば、(n−1.0)TのWSTがベストになる。これに対しX16では、明らかに(n−1.5)Tがベストであり、X4で最適と判断したベストWSTが、X16で最適になるとは限らないといえる。

0007

特許文献1には、WSTパラメータをマトリクスで振って記録し、その記録品位から最適WSTを決定する旨の記載がある。ところがこの方法は、全てのWSTパラメータをマトリクスで変化させて評価を行うため、膨大な手間が掛かる。また、WSTパラメータを振って記録し、特定のパワーだけのジッターを評価するだけでは、ピンポイントでのジッターの小さいWSTは決定できるが、パワーマージンが狭い危険性がある。この対策としてパワーマージンまで評価するとなると、更に手間が増大することになる。特許文献2には、光ディスクに記録された推奨WSTを起点にして最適WSTを求める旨の記載がある。この方法は、ディスクに記録されたWSTが必ずしも信用できるものでない場合、推奨WSTから離れたWSTについては設定できない問題がある。

0008

特許文献3、4には、CAV方式(Constant Angular Velocity)等でディスク内の記録速度が変化する場合、内周の低速領域で最適化したWSTを、逐次調整して外周の高速領域に対応させる旨の記載がある。この方法は、図2において説明したとおり、ベストWSTの観点からすれば必ずしも低速で最適であるとして選択したベストWSTが、高速でも最適とは言い切れず、高速記録において、パワーマージンが狭くなる等の問題が発生する危険性がある。
特開2007−287229号公報
特開2008−016164号公報
特開2007−200435号公報
特開2007−200389号公報

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、光ディスク装置にとってライトストラテジが未知なる光ディスクに対し、実記録時において、記録速度の変化に対応した最適なライトストラテジを簡単に、且つ正確に決定することができるライトストラテジ決定方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明のライトストラテジ決定方法は、実記録時に、光ディスク装置にとっては未知の光ディスクに対応した最適なライトストラテジを決定するライトストラテジ決定方法であって、未知の光ディスクの内周および外周テストエリアにおいて、内周および外周テストエリアにおける記録速度に対応して、ベースライトストラテジとなるパルス削減率、PoPm比、および付加パルス幅を変えた異なるライトストラテジでOPC処理を行い、最適記録パワーを決定し、決定された最適記録パワーを所定の値だけ増減させた記録パワーにおいて、所定のデータを未知の光ディスクの内周および外周テストエリアに書き込み、書き込まれた所定のデータを読み出して、D2Cジッターの構成要素ジッターのパワーマージンもしくは構成要素ジッターの平均値を求め、パワーマージンもしくは構成要素ジッターの平均値を基に、内周テストエリアにおける最低速度対する低速用、および外周テストエリアにおける最高速度に対する高速用ベースライトストラテジを決定し、低速用および高速用ベースライトストラテジを基に、それぞれの記録速度に対するエッジポジションの自動調整を行うことにより、ライトストラテジの最適化を図り、最低速度と最高速度との中間速度である中速用ベースライトストラテジを、低速用最適ライトストラテジおよび高速用最適ライトストラテジから内挿計算により求めることを特徴とする。これにより、ライトストラテジが未知の光ディスクに対し、記録速度の変化に対応した最適なライトストラテジを簡単に、且つ正確に決定することができる。

0011

本発明のライトストラテジ決定方法の構成要素ジッターは、3TM−3TSで挟まれるエッジのコンポーネントジッター、またはこの平均値であることを特徴とする。これにより、未知の光ディスクのWSTの潜在的な実力を、より正確に判断することが可能となる。

0012

本発明のライトストラテジ決定方法の構成要素ジッターは、3TM−3TSおよび3TS−3TM間のユニットデビエーションであることを特徴とする。これにより、未知の光ディスクのWSTの潜在的な実力を、より正確に判断することが可能となる。

0013

本発明のライトストラテジ決定方法の構成要素ジッターは、総エレメントデビエーションであることを特徴とする。これにより、未知の光ディスクのWSTの潜在的な実力を、より正確に判断することが可能となる。

0014

本発明のライトストラテジ決定方法の外周テストエリアで高速用ベースライトストラテジの決定時に、熱干渉歪等によりベースライトストラテジの設定が困難となった場合、書き込み記録条件の選択として、最高記録速度を当初の目標速度から落として設定するか、もしくは、ターゲットβマイナス側に変更して記録パワーを下げることを特徴とする。これにより、ベースライトストラテジの設定が困難となった場合、記録条件の選択としてこれらを使い分けることで、より高い記録品位を得ることが可能となる。

発明の効果

0015

本発明によれば、光ディスク装置にとってライトストラテジが未知なる光ディスクに対し、記録速度の変化に対応した最適なライトストラテジを簡単に、且つ正確に決定することができるライトストラテジ決定方法を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

ライトストラテジが未知の光ディスクに対し、記録速度の変化に対応した最適なライトストラテジを、簡単且つ正確に決定する方法を説明する。本発明による方法は、未知の光ディスクの内周および外周テストエリアにおける記録速度に対応して、OPC(Optimum Power Control)処理により最適記録パワーPoを決定し、決定された最適記録パワーPoを基に、WSTの各パラメータにおける要素ジッターのパワーマージンを評価し、最適の低速用および高速用のベースWSTを求めた後、エッジポジション調整を行ってWSTを最適化し、中速用の最適WSTは、低速用および高速用の最適WSTから内挿計算により求める方法を基本とする。つぎに、これについて説明する。

0017

図3は、本発明によるライトストラテジ決定方法の実施例を示すフローチャートである。図3において、ステップ100では、光ディスク装置に記憶するための、光ディスク装置にとっては未知の光ディスクの内周テストエリアにおいて、ベースWSTとなるパルス削減率、PoPm比、および付加パルス幅を変えた異なるWSTで、OPC処理を行い、最適記録パワーPoを決定する。つぎに、決定された最適記録パワーPoと、Poを所定の値だけ増減させた記録パワーPo±ΔPの3つのパワーにおいて、所定のデータを未知の光ディスクの書き込み領域に書き込み、書き込まれた所定のデータを読み出して、D2Cジッターの所定の構成要素におけるパワーマージンもしくは構成要素ジッターの平均値を求める。このパワーマージンもしくは構成要素ジッターの平均値を基に、内周テストエリアにおける最低速度に対する最適の低速用ベースWSTを決定し、引き続きエッジポジション調整を行ってWSTを最適化する。D2Cジッターの各構成要素については、以下で詳しく説明する。

0018

つぎにステップ110においては、未知の光ディスクの外周テストエリアにおいて、ベースWSTとなるパルス削減率、PoPm比、および付加パルス幅を変えた異なるWSTで、OPC処理を行い、最適記録パワーPoを決定する。つぎに、決定された最適記録パワーPoと、Poを所定の値だけ増減させた記録パワーPo±ΔPの3つのパワーにおいて、所定のデータを未知の光ディスクの書き込み領域に書き込み、書き込まれた所定のデータを読み出して、D2Cジッターの所定の構成要素におけるパワーマージンもしくは構成要素ジッターの平均値を求める。このパワーマージンもしくは構成要素ジッターの平均値を基に、外周テストエリアにおける最高速度に対する最適の高速用ベースWSTを決定し、引き続きエッジポジション調整を行ってWSTを最適化する。

0019

ステップ120においては、低速用最適WSTおよび高速用最適WSTから、内挿計算により、各記録速度に対する中速用の最適WSTを求める。内挿計算法については、以下で詳しく説明する。

0020

ステップ100、ステップ110において、求めた最適な低・高速用ベースWSTを基に、エッジポジションの調整を行い、最終的にWSTを最適化するが、この場合、OPCにより求められたPoとPo±ΔPの3つのパワーでの記録を行い、この3点の構成要素のパワーマージンを比較することで、最適なベースWSTを決定するところ、Po−ΔPとPo+ΔPによる2点の平均であっても良い。また、外周テストエリアで高速用ベースライトストラテジの決定時に、熱干渉歪等によりベースライトストラテジの設定が困難となった場合、書き込み記録条件の選択として、最高記録速度を当初の目標速度から落として設定するか、もしくは、ターゲットβをマイナス側に変更して記録パワーを下げても良い。

0021

図4は、記録速度に対する各ベースWSTの関係を示す内挿計算対応図である。図4において、光ディスクの内周テストエリアの記録速度X6における低速用最適WSTと外周テストエリアの記録速度X16における高速用最適WSTとに対し、内挿法により中速(X8〜X14)における各WSTパラメータの補正量を求め、中速用WSTの各パラメータを補正することにより、最適な中速用WSTをそれぞれ求めることができる。

0022

次に、D2Cジッターの構成要素を具体的に示すコンポーネントジッター、ユニットデビエーション、および総エレメントデビエーションについて説明する。D2Cジッターの構成要素としてこれらを使い分けることにより、より高い記録品位を得ることが可能となる。図5は、コンポーネントジッターを示すジッター構成図である。図5aに示される33SMコンポーネントジッターは、図5bにおいて、着目する3Tスペースと3Tマークとに挟まれたエッジと、クロックエッジとの偏差X33のジッターを示している。コンポーネントジッターの計算式図5cで表され、各パターンのエッジについて計算し、それぞれのコンポーネントジッターを求めることができる。

0023

図6は、ユニットデビエーションを示すジッター構成図である。図6aに示される33SMユニットデビエーションは、図6bにおいて、着目するエッジの両側を3Tスペースと3Tマークに固定して、更にその先の前後4種類のマーク、スペースの組み合わせによる分布の平均値が、着目するジッターに寄与する成分となっている。ユニットデビエーションの計算式は図6cで表され、各パターンについて計算し、それぞれのユニットデビエーションを求めることができる。

0024

図7は、総エレメントデビエーションを示すジッター構成図である。図7aに示される総エレメントデビエーションは、図7bにおいて、全てのエッジについて、その前後4種類のマーク、スペースの組み合わせにおける要素成分の平均値のバラツキを示す成分となっている。総エレメントデビエーションの計算式は図7cで表される。

0025

以上説明したように、本発明によると、光ディスク装置にとってライトストラテジが未知なる光ディスクに対し、記録速度の変化に対応した最適なライトストラテジを簡単に、且つ正確に決定することができるライトストラテジ決定方法を提供することができる。エッジポジションを調整することなく最適なベースWSTを設定できるため、光ディスクの使用量が大幅に減り、且つ調整時間も大幅に短縮することが可能となる。

図面の簡単な説明

0026

WSTの代表的なパラメータを示したパルスパターン。
記録速度X4によりそれぞれWSTの最適化を行ったパワーマージン評価図。
本発明によるライトストラテジ決定方法の実施例を示すフローチャート。
記録速度に対する各ベースWSTの関係を示す内挿計算対応図。
コンポーネントジッターを示すジッター構成図。
ユニットデビエーションを示すジッター構成図。
総エレメントデビエーションを示すジッター構成図。

符号の説明

0027

WSTライトストラテジ
OPC Optimum Power Control
Po最適記録パワー
ΔP Poの増加または減少分
PoPm比Top Power/Middle Power
D2C Data to Clock

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