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技術 口腔用組成物

出願人 花王株式会社
発明者 村上義徳外村学若林良孝
出願日 2008年8月7日 (11年10ヶ月経過) 出願番号 2008-204071
公開日 2010年2月18日 (10年4ヶ月経過) 公開番号 2010-037297
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 評価平均 切り替え効果 ハミガキ ブラッシング動作 モノステアリン酸デカグリセリン ハブラシ リフレッシュ効果 フッ素イオン供給化合物
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年2月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

メントールを含有する口腔用組成物において、メントールの清涼感刺激を生かし、疲労感低減効果を十分に発揮させるとともに、これらの効果の持続性に優れた口腔用組成物を提供する。

解決手段

次の成分(A)及び(B):(A)メントール0.1〜3質量%(B)カフェインテオフィリンテオブロミン及びこれらの塩からなる群から選択されるキサンチン誘導体0.2〜4質量%を含有し、成分(B)と成分(A)の合計量が1.2質量%以上であって、成分(B)と成分(A)の質量比(B/A)が0.2〜20である口腔用組成物。

概要

背景

メントールは、特許文献1に記載のように覚醒用の香料組成物として知られ、マッサージ用の化粧料等に用いられている(例えば、特許文献2)。一方、口腔用組成物においては、後味の改善や、清涼感などを与える観点からメントールを含有する歯磨き用組成物洗口用組成物等が知られている。
しかし、メントールによる清涼感や爽快感持続性に劣る課題が知られており、この課題に対して特許文献3は、分子量が10,000以下のシリコーン油沸点が150℃以下の溶剤を含有させることで清涼感の持続性を得ようとするものがある。

また、特許文献4、5には、甘味料甘みマスキングする観点から、0.0002から0.001質量%の少量のカフェインを含有した口腔用組成物が開示されている。さらに、特許文献6には、メントールの刺激を抑制する観点から、カフェインを含有する官能改善剤が提案され、メントール0.001〜0.05重量%とカフェインを含有した点眼剤が開示されている。
特公平7—57733号公報
特開2002—205932号公報
特開平11−181471号公報
特開平8—245350号公報
特開平9—238641号公報
特開2001—302518号公報

概要

メントールを含有する口腔用組成物において、メントールの清涼感と刺激を生かし、疲労感低減効果を十分に発揮させるとともに、これらの効果の持続性に優れた口腔用組成物を提供する。次の成分(A)及び(B):(A)メントール 0.1〜3質量%(B)カフェイン、テオフィリンテオブロミン及びこれらの塩からなる群から選択されるキサンチン誘導体0.2〜4質量%を含有し、成分(B)と成分(A)の合計量が1.2質量%以上であって、成分(B)と成分(A)の質量比(B/A)が0.2〜20である口腔用組成物。なし

目的

しかし、口腔用組成物においては、点眼剤と異なりメントールの刺激を抑制する必要性が低く、むしろ、刺激を持続することが望まれるが、特許文献2に記載された香料組成物や眠気防止剤は、口腔用組成物として使用すると、シリコーン油を含有するため泡立ちが低下したり、べたつき感が高くなったり、粘度が下がる等の問題を生じる。
本発明は、メントールを含有する口腔用組成物において、メントールの清涼感と刺激を向上し、かつ、これらの効果の持続性に優れた口腔用組成物を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

次の成分(A)及び(B):(A)メントール0.1〜3質量%(B)カフェインテオフィリンテオブロミン及びこれらの塩からなる群から選択されるキサンチン誘導体0.2〜4質量%を含有し、成分(B)と成分(A)の合計量が1.2質量%以上で、かつ、成分(B)と成分(A)の質量比(B/A)が0.2〜20である口腔用組成物

請求項2

疲労感低減用の口腔用組成物である請求項1記載の口腔用組成物。

請求項3

さらにリモネン、1,8−シネオール及びリナロールからなる群から選択されるモノテルペン類を含有する請求項1又は2に記載の口腔用組成物。

請求項4

キサンチン誘導体がカフェインである請求項1〜3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。

請求項5

さらに発泡剤を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の口腔用組成物。

請求項6

ブラシを用いて歯に適用する請求項1〜5のいずれか1項に記載の口腔用組成物。

技術分野

0001

本発明は、メントールを含有する口腔用組成物に関する。

背景技術

0002

メントールは、特許文献1に記載のように覚醒用の香料組成物として知られ、マッサージ用の化粧料等に用いられている(例えば、特許文献2)。一方、口腔用組成物においては、後味の改善や、清涼感などを与える観点からメントールを含有する歯磨き用組成物洗口用組成物等が知られている。
しかし、メントールによる清涼感や爽快感持続性に劣る課題が知られており、この課題に対して特許文献3は、分子量が10,000以下のシリコーン油沸点が150℃以下の溶剤を含有させることで清涼感の持続性を得ようとするものがある。

0003

また、特許文献4、5には、甘味料甘みマスキングする観点から、0.0002から0.001質量%の少量のカフェインを含有した口腔用組成物が開示されている。さらに、特許文献6には、メントールの刺激を抑制する観点から、カフェインを含有する官能改善剤が提案され、メントール0.001〜0.05重量%とカフェインを含有した点眼剤が開示されている。
特公平7—57733号公報
特開2002—205932号公報
特開平11−181471号公報
特開平8—245350号公報
特開平9—238641号公報
特開2001—302518号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、口腔用組成物においては、点眼剤と異なりメントールの刺激を抑制する必要性が低く、むしろ、刺激を持続することが望まれるが、特許文献2に記載された香料組成物や眠気防止剤は、口腔用組成物として使用すると、シリコーン油を含有するため泡立ちが低下したり、べたつき感が高くなったり、粘度が下がる等の問題を生じる。
本発明は、メントールを含有する口腔用組成物において、メントールの清涼感と刺激を向上し、かつ、これらの効果の持続性に優れた口腔用組成物を提供するものである。

課題を解決するための手段

0005

そこで本発明者は、メントールを含有する組成物を口腔内に適用した場合の刺激と清涼感の持続性について検討したところ、カフェインに代表されるキサンチン誘導体をメントールとともに一定量以上になるように配合すると、清涼感の持続性を向上するのみならず、疲労感低減効果を奏し、かつ、その効果が持続することを見出した。

0006

すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)メントール0.1〜3質量%、
(B)カフェイン、テオフィリンテオブロミン及びこれらの塩からなる群から選択されるキサンチン誘導体0.2〜4質量%
を含有し、成分(B)と成分(A)の合計が1.2質量%以上であって、成分(B)と成分(A)の質量比(B/A)が0.2〜20である口腔用組成物を提供するものである。

発明の効果

0007

本発明の口腔用組成物は、口腔用組成物の使用後に、優れた疲労感低減効果を発揮し、かつ、これらの効果の持続性に優れる。

発明を実施するための最良の形態

0008

本発明の口腔用組成物は、上記の成分(A)メントール、及び成分(B)カフェイン、テオフィリン、テオブロミン及びこれらの塩からなる群から選択されたキサンチン誘導体を含有する。
本発明の口腔用組成物における成分(A)メントールとしては、合成されたl−メントールdl−メントール、又はメントールを含有するペパーミント油スペアミント油ハッカ油等の天然精油を用いることができる。合成されたl−メントールは、例えば高砂香料工業株式会社から販売されたものを用いることができる。
成分(A)のメントールの含有量は、疲労感低減効果を十分に発揮する観点から0.1〜3質量%であり、好ましくは0.3〜2.5質量%である。尚、成分(A)のメントールの含有量は、天然精油を用いる場合には、当該天然精油に含まれるメントールの含有量を意味する。

0009

本発明の口腔用組成物における成分(B)キサンチン誘導体は、カフェイン、テオフィリン、テオブロミン又はこれらの塩であって、このうちカフェインが好ましい。尚、カフェインには無水カフェインも含まれる。
カフェインは、化学名は3,7−ジヒドロ−1,3,7−トリメチル−1H−プリン−2,6−ジオン(1,3,7−トリメチルキサンチン)であって、例えば、白鳥製薬株式会社から無水カフェインの商品名で販売されている。
本発明の口腔用組成物における成分(B)のキサンチン誘導体の含有量は、メントールの清涼感や刺激だけでなく、疲労感低減効果を促進させ、かつそれを維持させるため、0.2〜4質量%であり、さらに0.3〜3質量%が好ましい。そして、本発明の口腔用組成物における成分(B)と成分(A)の合計量は、1.2質量%以上であり、さらに1.25質量%以上が好ましい。また、成分(B)と成分(A)の質量比(B/A)は、0.2〜20であり、好ましくは0.25〜10である。尚、成分(B)の含有量は、キサンチン誘導体が塩の場合には、塩部分を含まない遊離のキサンチン誘導体の含有量を意味する。

0010

本発明の口腔用組成物は、メントールの清涼感、刺激の増強だけでなく、疲労感低減効果を促進し、かつこれらの効果を持続する観点から、さらにメントール以外の特定のモノテルペン類を含有することが好ましい。モノテルペン類としては、リモネン、1,8−シネオールリナロールメントンシトラール、α−ピネンミルセン酢酸リナリルヒノキチオール等が挙げられ、特に、リモネン、1,8−シネオール、リナロールが好ましい。また、これらのモノテルペン類を含有する、オレンジ油ユーカリ油ローズウッドローズマリー油セージ油等の天然精油を用いることもできる。モノテルペン類の含有量は、質量比でメントールに対して0.1〜2.0倍、さらに0.2〜1.0倍含有することが好ましい。尚、本発明の口腔要組成物におけるモノテルペン類の含有量は、天然精油を用いる場合には、当該天然精油に含まれるモノテルペン類の含有量を意味する。

0011

本発明の口腔用組成物は、その用途に応じて歯磨き組成物、洗口用組成物、チューインガム等とすることができるが、口腔内に適用してから口から吐出する、すなわち、服用する目的で用いることのない歯磨き組成物や、洗口用組成物として用いることが好ましく、特に、ブラシを用いて歯に適用する口腔用組成物、すなわちブラッシング動作を伴う歯磨き組成物が好ましい。歯磨き組成物は、常法に従って練歯磨き組成物、ゲル状歯磨き組成物などとすることができる。

0012

口腔用組成物は、発泡剤を含有することが好ましい。発泡剤によって口腔用組成物の使用感が良好となり、泡によってメントールの清涼感を増強し、本発明の口腔用組成物の疲労感低減効果を促進し、その低減効果が持続する。発泡剤としては、陰イオン非イオン陽イオン、及び両性界面活性剤が挙げられ、これらの界面活性剤の1又は2以上を用いることが可能であるが、より優れた泡立ちを得る観点からは、陰イオン界面活性剤非イオン界面活性剤、及びこれらの界面活性剤の併用が好ましく、特に陰イオン界面活性剤を含有することが好ましい。口腔用組成物における発泡剤の含有量は0〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%含有することが好ましく、さらに0.5〜2.5質量%含有することが好ましい。尚、洗口剤の発泡剤の含有量は、0.001〜1.2質量%が好ましい。また、発泡剤による泡立ちを十分に得る観点からシリコーン油は口腔用組成物中に0.1質量%より少ないことが好ましく、0.05質量%以下が好ましく、さらに実質的に含まれていないことが好ましい。

0013

陰イオン界面活性剤としては、例えば、アシルグルタミン酸ナトリウムアシルサルコシンナトリウム等のアシルアミノ酸塩アルキルリン酸ナトリウム等のアルキルリン酸塩アルキル硫酸エステル塩高級脂肪酸スルホン化モノグリセリド塩、イセチオン酸脂肪酸エステル塩、N−メチル長鎖アシルタウリンナトリウム塩ポリオキシエチレンモノアルキルリン酸塩が挙げられる。これらの陰イオン界面活性剤における疎水基アルキル基アシル基炭素数6〜18、特に10〜14のものが好ましい。また、その塩としてはナトリウム塩が好ましい。陰イオン界面活性剤としては、発泡性が良く、また、安価に入手可能な点からアルキル硫酸エステル塩が特に好ましい。陰イオン界面活性剤は、本発明の口腔用組成物中に0〜5質量%含有することが好ましく、さらに、0.5〜2質量%含有することが好ましく、洗口剤では0.001〜0.2質量%含有することが好ましい。

0014

非イオン界面活性剤としては、例えばポリオキシアルキレン付加系界面活性剤、アミンオキサイド系界面活性剤モノ又はジエタノールアミド系界面活性剤ソルビタン脂肪酸エステルグリセリン脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルを挙げることができる。この中でもソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルが好ましく、モノステアリン酸デカグリセリン、モノミリスチン酸ペンタグリセリン等のポリグリセリン脂肪酸エステルが特に好ましい。本発明ではこれらを1種以上用いることができる。
非イオン界面活性剤の含有量は、本発明の口腔用組成物中に0〜5質量%が好ましく、さらに好ましくは0.5〜2質量%である。洗口剤では、0〜1質量%が好ましい。

0015

歯磨き組成物の場合には、さらに、粘結剤を含有することが好ましい。粘結剤によって歯磨き組成物の泡立ちがさらに良好となり、さらに疲労感低減効果の促進及びその効果の持続が可能となる。粘結剤としては、特に限定はないが、例えば、アルギン酸ナトリウムカルボキシメチルセルロースナトリウムカラギーナンキサンタンガムポリアクリル酸ナトリウムヒドロキシエチルセルロースヒドロキプロピルセルロースペクチントラガントガムアラビアガムグアーガムカラヤガムローカストビーンガムジェランガムタマリンドガムサイリウムシードガムポリビニルアルコールコンドロイチン硫酸ナトリウム及びメトキシエチレン無水マレイン酸共重合体が挙げられる。このうち、特にカルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン及びキサンタンガムがこのましい。粘結剤は、1種もしくは2種以上を組合せて使用してもよい。歯磨き組成物における粘結剤の含有量は、保存安定性、より高い泡質及び疲労低減効果の促進及びその効果の持続性を得る観点から、0.1〜3質量%が好ましく、0.2〜2.5質量%がより好ましく、0.5〜2質量%がさらに好ましい。

0016

本発明の口腔用組成物では、本発明の成分(A)のメントール及び成分(B)の効果を阻害しない範囲で、メントール及びモノテルペン類以外の香味量、キサンチン誘導体以外の矯味剤、その他各種の薬効成分、殺菌剤保存剤研磨剤湿潤剤フッ素イオン供給化合物甘味剤pH調整剤を適宜配合しても良い。

0017

本発明に用いられる薬効成分、香味量としては、特に限定はないが、メントールの清涼感、及び疲労度低減効果を十分に発揮する観点から重曹食塩等のエン味のある物質の含有量は0〜3質量%とすることが好ましく、さらに0〜2質量%が好ましく、さらに実質的に含有しないことが好ましい。

0018

本発明の口腔用組成物による疲労感低減効果には、疲労感の低減による作業効率向上効果が含まれる。例えば、疲労感低減効果の継続により、口腔用組成物の適用後に作業に前向きに取り掛かれるという作業効率向上効果が得られる。また、本発明の口腔用組成物は、これらの効果の他、活気向上効果、リフレッシュ効果、及び気分切り替え効果を得ることもできる。

0019

例中の%は、特記しない限り質量%である。
表1に示す組成に従って、実施例1〜7、比較例1〜4の歯磨き組成物を調製した。

0020

0021

(1)疲労感等の気分の評価
表1に示す実施例1〜7、比較例1〜4の歯磨き組成物について健常な被験者5〜18名により歯磨きを行った(被験者数:実施例1、2、比較例1、2は18名、その他の実施例、比較例は5名)。具体的には、1gの歯磨き組成物をハブラシに取り、歯や歯ぐきを30秒以上ブラッシング後吐き出し水で口を漱いだ。そして、歯磨き前、歯磨き直後(3分以内)と歯磨き後1時間後の表2に示す気分回答票に従った回答により、歯磨き組成物使用前後の気分の変化を評価した。

0022

表2に示す気分回答票の評価項目は8つの気分因子分類され、0〜4からなる5段階で気分を評価した。表2に示す気分回答票の評価項目は、表3に示すように8つの気分因子に分類される(鈴木武史、引地聰、鈴木直人:AROMA RESEARCH No.15(Vol.4/No.3)233(2003))。

0023

図1に、気分回答票にある評価項目の8つの気分因子のうち、疲労感について被験者18名(又は5名)の評価結果を平均値によってグラフに示す。図1には、実施例1〜7、比較例1〜4の歯磨き前、歯磨き直後(3分以内)と歯磨き1時間後の評価項目の平均値を各々示している。図1に示された歯磨き前の疲労感の評価平均値が一定でないのは、被験者が全ての実施例、比較例を同時に評価することはできず、また、疲労感を常に一定にすることは困難なためである。表4には、これらの気分回答票による評価の平均値に基づき、歯磨き前の疲労感を100%としたときの、歯磨き直後、歯磨き1時間後の疲労感低減度を示す。

0024

図1のグラフより、メントールを含有するがカフェインを含有しない比較例1の歯磨き組成物は、疲労感は歯磨き直後に低減するが1時間後にはもとに戻っていることが認められた。一方、カフェインを含有するがメントールを含まない比較例2の歯磨き組成物では、疲労感の低減度が少ない。そして、図1及び表4が示すように、メントールとカフェインを含有する実施例1〜7と比較例3、4では、歯磨き直後に比較例1、2と比べて大きな疲労感低減効果が認められた。一方、歯磨き1時間後には、実施例1〜6には疲労感の低減効果の継続が認められたが、メントールに対してカフェインの少ない比較例3と、カフェインとメントールの合計量の少ない比較例4では疲労感が戻っていることが認められた。尚、発泡剤を含有しない実施例7は、歯磨き直後に高い疲労感の低減度を示し、歯磨き1時間後に疲労感が戻っているが、歯磨き前に対して47%の疲労感であり1時間後においても低い疲労感を示した。

0025

また、図1及び表4により、メントールを0.7%、カフェインを1%含有する実施例1と実施例6とを比較すると、リモネンを追加した実施例6において歯磨き直後と歯磨き1時間後において高い疲労感の低減度を示した。また、メントールを2.0%含有する実施例2と、メントールは0.7%で実施例2より少ないがリモネンを0.7%含有する実施例6とを比較すると、実施例6は実施例2と同程度の疲労感の低減度を示した。

0026

表5には、参考例として、15種類の香料について、健常な被験者20人の匂いを嗅ぐ前と嗅いだ後の気分回答票(表2)による評価の結果を示す。具体的には、香料を嗅ぐ前に気分回答票に回答し、その後下3cmに香料が位置するように、香料を収容し上部が開口した容器を固定し、香料を嗅いだ直後(3分以内)に気分回答票に回答して行った。表5には、香料を嗅ぐ前と嗅いだ後の疲労感の評価の差、及び活気の評価の差を平均により示し、この結果から、香料を嗅ぐ前の疲労感を100%としたときの香料を嗅いだ後の疲労感の低減度を示す。この香料の評価において、リモネン、リナロール、1,8−シネオールは、香料を嗅ぐ前後の疲労感と活気の差が、清涼化成分として用いられるスペアミントミッドウェスト)よりも高い結果を得た。

0027

尚、表5に示すようにメントールを嗅ぐ前に対して、メントールを嗅いだ直後の疲労感は93%と低いが、表4に示すように歯磨き組成物として用いた場合には、メントールとカフェインを含有する実施例1〜7、及び比較例3、4では歯磨き直後の疲労感が70%以下示し、実施例1〜7は歯磨き1時間後においても56%以下の疲労感を示し、高い疲労感低減度を示した。

0028

0029

0030

0031

0032

以下に示す組成に従って、各種の歯磨き組成物を調整することができる。尚、香料成分は特記したものを除き、メントール、及びリモネン、リナロール、1,8−シネオールから選ばれる特定のモノテルペン類を含まないものとする。

0033

実施例8
[練歯磨き組成物]
グリセリン30%
キサンタンガム1%
炭酸カルシウム30%
ラウリル硫酸ナトリウム1%
カフェイン0.5%
l−メントール1.5%
香料*1 0.5%
精製水残部
全量 100%
*1 香料中リナロールを30%含有する。

0034

実施例9
[練歯磨き組成物]
ソルビット液 30%
キサンタンガム1%
無水ケイ酸20%
ラウリル硫酸ナトリウム1.5%
モノミリスチン酸ペンタグリセリン1.0
カフェイン2%
l-メントール0.3%
香料*2 0.5%
精製水残部
全量 100%
*2 香料中1,8−シネオールを22%含有する。

0035

実施例10
[練歯磨き組成物]
ソルビット液 30%
カルボキシメチルセルロースナトリウム2%
無水ケイ酸20%
ラウリル硫酸ナトリウム0.5%
ラウロイルメチルタウリンナトリウム1.0%
テオフィリン0.8%
テオブロミン0.8%
カフェイン0.01%
l-メントール1%
香料0.5%
精製水残部
全量 100%

0036

実施例11
[水ハミガキ
グリセリン30%
フッ化ナトリウム0.2%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油1%
ラウリル硫酸ナトリウム0.2%
カフェイン0.6%
l-メントール0.6%
香料0.2%
精製水残部
全量 100%

0037

実施例12
[粉歯磨き]
炭酸カルシウム76%
リン酸水素カルシウム20%
サッカリンナトリウム0.3%
ラウリル硫酸ナトリウム0.2%
カフェイン0.75%
l-メントール2.5%
香料0.2%
全量 100%

図面の簡単な説明

0038

疲労感に関する評価結果を示す図である。

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