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技術 電気泳動表示装置およびその製造方法

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 武居芳樹
出願日 2008年7月4日 (11年8ヶ月経過) 出願番号 2008-176024
公開日 2010年1月21日 (10年2ヶ月経過) 公開番号 2010-015046
状態 未査定
技術分野 光の可変吸収、エレクトロクロミック表示素子 エレクロ、電気泳動、可変反射吸収素子
主要キーワード 防湿特性 封止内 封止厚み 各保護シート 駆動層 板状素材 封止幅 耐湿特性
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

防湿特性に優れ、性能劣化を長期的に防止できる電気泳動表示装置およびその製造方法を提供する。

解決手段

本発明の電気泳動表示装置100は、表示領域を有する素子基板2と、透明基板2上に電気泳動層を有し素子基板2の表示領域に貼り合わされた電気泳動シート3とを備えた電気泳動表示パネル1と、電気泳動表示パネル1あるいは電気泳動シート3の外周部に設けられる封止体50と、封止体50とともに電気泳動表示パネル1を封止する保護シート60とを備える。

概要

背景

近年、電子ペーパーなどの表示部として、電気泳動表示装置(EPD)が用いられるようになった。電気泳動表示装置は、液相分散媒に複数の電気泳動粒子が分散された電気泳動分散液を有する構成になっている。電気泳動表示装置は、電界印加することで該電気泳動粒子の分布状態が変化し、該電気泳動分散液の光学特性が変化することを表示に利用した装置である。

電気泳動表示装置の代表的なものとして、マイクロカプセル型電気泳動表示装置がある。マイクロカプセル型電気泳動表示装置は、外部から水分等がマイクロカプセル表示層内に侵入すると表示層内の電気伝導率が高くなり、表示機能劣化するという欠点もある。

そこで、電気泳動表示装置の耐湿性向上の手段として、従来から、単層あるいは多層タイプの防水フィルム保護シート)を用いる方法が広く利用されている。
しかしながら、保護シートによって封止を行う場合、加熱・加圧することによって、保護シートに塗布した可逆硬化性封止材ホットメルト)で端部を絞り込むため、封止時に、電気泳動表示部に局部ストレスが加えられてマイクロカプセル破壊してしまうことがあった。特に、電気泳動層周縁部において局部ストレスの負荷が顕著であった。

この対策として、例えば、電気泳動層を有した透明基板の上面側の外周部が所定の角度で面取りしておくことにより、電気泳動層の外周部への局部ストレスの負荷を低減する構造が開示されている(特許文献1)。
特開2005−319371号公報

概要

防湿特性に優れ、性能劣化を長期的に防止できる電気泳動表示装置およびその製造方法を提供する。本発明の電気泳動表示装置100は、表示領域を有する素子基板2と、透明基板2上に電気泳動層を有し素子基板2の表示領域に貼り合わされた電気泳動シート3とを備えた電気泳動表示パネル1と、電気泳動表示パネル1あるいは電気泳動シート3の外周部に設けられる封止体50と、封止体50とともに電気泳動表示パネル1を封止する保護シート60とを備える。

目的

本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、防湿性に優れ、高性能を長期的に維持可能とする電気泳動表示装置およびその製造方法を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

表示領域を有する素子基板と、透明基板上に電気泳動層を有し前記素子基板の前記表示領域に貼り合わされた電気泳動シートとを備えた電気泳動表示パネルと、前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートの外周部に設けられる封止体と、前記封止体とともに前記電気泳動表示パネルを封止する保護シートと、を備えることを特徴とする電気泳動表示装置

請求項2

対向して配置された一対の前記保護シートを有し、前記封止体は、前記一対の保護シートの間に配置され、前記電気泳動表示パネルは、前記封止体と、前記一対の保護シートとによって封止されていることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。

請求項3

前記封止体が、前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートの厚さdに対してd±20%の範囲の厚さであることを特徴とする請求項1または2記載の電気泳動表示装置。

請求項4

前記封止体が枠形状であり、内周面突起状の位置決め部を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。

請求項5

前記位置決め部が、前記電気泳動表示パネルの2箇所以上の角部または前記角部近傍の端面に接していることを特徴とする請求項4記載の電気泳動表示装置。

請求項6

前記封止体が、金属、ゴム類ガス封止性を有する樹脂のいずれかからなる構造体であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。

請求項7

前記封止体の表面に、ガス封止性を有する樹脂が蒸着あるいは塗布されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。

請求項8

前記ガス封止性を有する樹脂が、ポリエチレンポリプロピレンPVC、ポリカーボネートエポキシ樹脂、フッ化樹脂、ポリアミドおよびABSのいずれかであることを特徴とする請求項6または7記載の電気泳動表示装置。

請求項9

前記保護シートは、無機膜が形成された複数のフィルムが積層されてなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。

請求項10

前記素子基板が、前記電気泳動シートの外側に張り出した張出領域を有しており、該張出領域上に前記封止体の少なくとも一部が配置されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。

請求項11

表示領域を有する素子基板上に、透明基板上に電気泳動層を有した電気泳動シートを貼り合わせて電気泳動表示パネルを形成する工程と、前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートの外周部に封止体を設ける工程と、前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートと、前記封止体とを保護シートにより被覆する工程と、前記保護シートによって被覆された前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートと、前記封止体とを加熱加圧する工程と、前記保護シートの端部を所定の幅に切断する工程と、を備えることを特徴とする電気泳動表示装置の製造方法。

請求項12

前記保護シートの端部を所定の幅に切断する工程において、前記保護シートを前記封止体の外側で切断することを特徴とする請求項11記載の電気泳動表示装置の製造方法。

請求項13

前記保護シートの端部を所定の幅に切断する工程において、前記保護シートとともに前記封止体を所定の幅に切断することを特徴とする請求項11記載の電気泳動表示装置の製造方法。

請求項14

前記保護シートの端部を所定の幅に切断する工程において、前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートの側方で、加工機刃部を噛み合わせて切断することを特徴とする請求項11ないし13のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置の製造方法。

請求項15

請求項1から10のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器

技術分野

0001

本発明は、電気泳動表示装置およびその製造方法に関するものである。

背景技術

0002

近年、電子ペーパーなどの表示部として、電気泳動表示装置(EPD)が用いられるようになった。電気泳動表示装置は、液相分散媒に複数の電気泳動粒子が分散された電気泳動分散液を有する構成になっている。電気泳動表示装置は、電界印加することで該電気泳動粒子の分布状態が変化し、該電気泳動分散液の光学特性が変化することを表示に利用した装置である。

0003

電気泳動表示装置の代表的なものとして、マイクロカプセル型電気泳動表示装置がある。マイクロカプセル型電気泳動表示装置は、外部から水分等がマイクロカプセル表示層内に侵入すると表示層内の電気伝導率が高くなり、表示機能劣化するという欠点もある。

0004

そこで、電気泳動表示装置の耐湿性向上の手段として、従来から、単層あるいは多層タイプの防水フィルム保護シート)を用いる方法が広く利用されている。
しかしながら、保護シートによって封止を行う場合、加熱・加圧することによって、保護シートに塗布した可逆硬化性封止材ホットメルト)で端部を絞り込むため、封止時に、電気泳動表示部に局部ストレスが加えられてマイクロカプセル破壊してしまうことがあった。特に、電気泳動層周縁部において局部ストレスの負荷が顕著であった。

0005

この対策として、例えば、電気泳動層を有した透明基板の上面側の外周部が所定の角度で面取りしておくことにより、電気泳動層の外周部への局部ストレスの負荷を低減する構造が開示されている(特許文献1)。
特開2005−319371号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、可逆硬化性封止材を用いた場合、水分(水蒸気)が侵入しにくい材質優先的に選択することができない。そのため、時間の経過に伴い水分が浸入してしまうという問題があった。

0007

本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、防湿性に優れ、高性能を長期的に維持可能とする電気泳動表示装置およびその製造方法を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

本発明の電気泳動表示装置は、上記課題を解決するために、表示領域を有する素子基板と、透明基板上に電気泳動層を有し前記素子基板の前記表示領域に貼り合わされた電気泳動シートとを備えた電気泳動表示パネルと、前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートの外周部に設けられる封止体と、前記封止体とともに前記電気泳動表示パネルを封止する保護シートと、を備えることを特徴とする。

0009

本発明によれば、電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートの外周部に封止体が設けられており、さらに該封止体とともに電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートを保護シートによって封止した構成とされている。すなわち、本実施形態の電気泳動シートは、保護シートおよび封止体によって完全に封止された状態となっている。したがって、従来のように防水シートと可逆硬化性封止材とにより封止した構造よりもガスレジスト性が格段に向上したものとなる。これにより、耐湿性に優れた電気泳動表示装置を得ることができる。

0010

また、対向して配置された一対の前記保護シートを有し、前記封止体は、前記一対の保護シートの間に配置され、前記電気泳動表示パネルは、前記封止体と、前記一対の保護シートとによって封止されていることが好ましい。
本発明によれば、対向して配置された一対の保護シートを有し、封止体は一対の保護シートの間に配置され、電気泳動表示パネルは封止体と一対の保護シートとによって封止されていることから、電気泳動表示パネルの封止性がより一層向上し、耐湿性に優れた電気泳動表示装置が得られる。

0011

また、前記封止体が、前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートの厚さdに対してd±20%の範囲の厚さであることが好ましい。
本発明によれば、保護シートによって封止体および電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートを封止する際、保護シートの撓みが封止体によって防止されるため、電気泳動層の外周部に負荷されるストレスを低減することができる。これにより、電気泳動層にダメージが及ぶことが防止され、良好な表示を確保できる。

0012

また、前記封止体が枠形状であり、内周面突起状の位置決め部を有していることが好ましい。
本発明によれば、封止体の内周面に設けられた突起状の位置決め部が電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートに接することによって、封止体に対する電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートの位置決めが容易になされる。

0013

また、前記位置決め部が、前記電気泳動表示パネルの2箇所以上の角部または前記角部近傍の端面に接していることが好ましい。
本発明によれば、封止体に対する電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートの片寄りをなくすことができる。これにより、封止時における保護シートの撓みが効果的に防止され、電気泳動層に負荷されるストレスをより低減することが可能となる。

0014

また、前記封止体が、金属、ゴム類ガス封止性を有する樹脂のいずれかからなる構造体であることが好ましい。
本発明によれば、封止体の耐湿性が長期的に確保され、高品位な電気泳動表示装置が得られる。

0015

また、前記封止体の表面に、ガス封止性を有する樹脂が蒸着あるいは塗布されていることが好ましい。
本発明によれば、封止体を構成する材料の選択自由度が向上するとともに、このような封止体を電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートの外周部に設けることによって、封止性の耐湿性を長期的に確保することができるので、高品位な電気泳動表示装置が得られる。

0016

また、前記ガス封止性を有する樹脂が、ポリエチレンポリプロピレンPVC、ポリカーボネートエポキシ樹脂、フッ化樹脂、ポリアミドおよびABSのいずれかであることが好ましい。
本発明によれば、電気泳動表示装置の耐湿特性を確実に得ることが可能である。

0017

また、前記保護シートは、無機膜が形成された複数のフィルムが積層されてなることが好ましい。
本発明によれば、フィルムを単層で用いる場合よりもガス封止性の高い保護シートとすることができる。

0018

また、前記素子基板が、前記電気泳動シートの外側に張り出した張出領域を有しており、該張出領域上に前記封止体の少なくとも一部が配置されていることが好ましい。
本発明によれば、素子基板上の張出領域、すなわち電気泳動シートの外周部に封止体を設けることによって、保護シートのラミネート時における撓みを防止することができるので、電気泳動シートにかかる負荷を低減することができる。また、封止体を素子基板上に収まる大きさに形成すれば、電気泳動表示装置の小型化を実現することができる。

0019

本発明の電気泳動表示装置の製造方法は、表示領域を有する素子基板上に、透明基板上に電気泳動層を有した電気泳動シートを貼り合わせて電気泳動表示パネルを形成する工程と、前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートの外周部に封止体を設ける工程と、前記電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートと、前記封止体とを保護シートにより被覆する工程と、前記保護シートによって被覆された前記電気泳動表示パネルあるいは前記電気泳動シートと、前記封止体とを加熱加圧する工程と、前記保護シートの端部を所定の幅に切断する工程と、を備えることを特徴とする。

0020

本発明によれば、電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートの外周部に封止体を設けているので、保護シートによって被覆された電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートと封止体とを加熱加圧する際に、保護シートの撓みを封止体によって抑えることができる。これにより、電気泳動層に対して局部的に負荷がかかるのを抑えることができ、その結果、高品位な表示を確保することができる。また、本発明の製造方法によれば、電気泳動シートを、保護シートおよび封止体によって完全に封止することができるので、従来の防水シートと可逆硬化性封止材とにより封止した構造よりもガスレジスト性が格段に向上する。これにより、耐湿性に優れた電気泳動表示装置を得ることができる。

0021

また、前記保護シートの端部を所定の幅に切断する工程において、前記保護シートを前記封止体の外側で切断することが好ましい。
本発明によれば、例えば保護シートの切断時における撓みを抑えることができる。これにより、封止体に対する保護シートの密着性が確保されるので、保護シートが剥離してしまうのを防止することができる。したがって、封止部分における気密性が高まり、耐湿性が向上する。

0022

また、前記保護シートの端部を所定の幅に切断する工程において、前記保護シートとともに前記封止体を所定の幅に切断することが好ましい。
本発明によれば、保護シートを封止体とともに切断することによって、保護シートの剥離を防止できる他、切断位置の設定や加工機の位置決めが容易になされる。

0023

また、前記保護シートの端部を所定の幅に切断する工程において、前記電気泳動表示パネルあるいは電気泳動シートの側方で、加工機の刃部を噛み合わせて切断することが好ましい。
本発明によれば、保護シートに対するダメージを減らすことができるので、保護シートによる封止性が確保される。

0024

本発明の電子機器は、上記した電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする。
この電子機器によれば、耐湿性に優れた電気泳動表示装置を備えているので、信頼性に優れた電子機器とすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0025

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る電気泳動表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、電気泳動表示装置100は、電気泳動表示パネル1と、電気泳動表示パネル1の外周部に設けられた封止体50と、電気泳動表示パネル1および封止体50を封止する一対の保護シート60,60とを有している。ここで、「電気泳動表示パネル1の外周部」とは、電気泳動表示パネル1の側面を囲む周状の領域をいう。

0026

図2は本実施形態に係る電気泳動表示装置の概略構成を示す平面図であって、図3図2におけるA−A断面に沿った構成を示す図である。
図2及び図3に示すように、電気泳動表示パネル1は、素子基板2および電気泳動シート3を有してなり、素子基板2の表面2aにおける表示領域5に電気泳動シート3が貼り付けられている。また、電気泳動表示パネル1は接続基板Fを備えており、接続基板Fが素子基板2の表面2aに接続された構成になっている。

0027

電気泳動表示パネル1には、静止画動画等の画像を表示する表示領域5が設けられている。表示領域5内には、マトリクス状に配列された複数の画素が設けられており、画素ごとに表示が行われるようになっている。表示領域5の周囲の領域は、画像が表示されない非表示領域6となっている。この非表示領域6には画素が設けられておらず、駆動回路素子22及び23、端子24などが設けられている。

0028

素子基板2は、例えば0.5mm程度の厚さの基板20と、基板20上に形成された画素電極25及びスイッチング素子26などを含む駆動層21を有している。基板20としては、例えばガラス基板石英基板シリコン基板ガリウム砒素基板などの無機基板や、ポリイミドポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリメチルメタクリレートPMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルホン(PES)、芳香族ポリエステル液晶ポリマー)等で構成されるプラスチック基板樹脂基板)などを用いることができる。

0029

駆動層21は、基板20のうち表示領域5に対応する領域に形成されている。この駆動層21には各画素に設けられる画素電極25やスイッチング素子26、スイッチング素子26に接続される不図示のデータ線及び走査線などが形成されている。また、各画素電極25にはそれぞれ不図示の保持容量が接続されていてもよい。

0030

駆動層21の平面領域は、表示領域5と略一致しており、駆動回路素子22及び23はこの駆動層21の周縁部(非表示領域6)に設けられている。駆動回路素子22及び23はデータ線や走査線に電気的に接続されており、駆動層21に信号を供給するようになっている。端子24は素子基板2の4辺のうち一辺(図中では右端)に沿って複数設けられており、これらの端子24の一部は素子基板2上に形成されている図示しない配線によって駆動回路素子22及び23に接続されている。また、これらの端子24は接続基板Fに接続されている。接続基板Fには制御回路40が設けられている。

0031

素子基板2上のうち平面視で接続基板Fが設けられた辺の2つの角部には、それぞれ上下導通材9が配置されている。上下導通材9は、配線9a及び上記の端子24の一部を介して接続基板Fの制御回路40に接続されている。

0032

なお、ここでは上下導通材9が2つ配置されている例を示しているが、これに限られることは無く、例えば上下導通材9が1つあるいは3つ以上設けられている構成であっても構わない。

0033

電気泳動シート3は、透明基板30、共通電極35、電気泳動層31及び接着層33を有している。
透明基板30は、例えば0.2mm程度の厚さを有し電気泳動層31を保持する基板であり、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)など光透過性の高い材料からなる矩形の基板である。透明基板30の表面30a側は電気泳動表示パネル1の表示面側になっている。

0034

共通電極35は、透明基板30の内面30cのほぼ全面に形成されている。この共通電極35は例えばITOなどの光透過性の高い導電材料で構成されており、上下導通材9によって素子基板2に接続されている。

0035

電気泳動層31は、複数のマイクロカプセル32を有している。
マイクロカプセル32は電気泳動分散液が封入された略球状のカプセルであり、各カプセルの直径はほぼ同一(50μm〜100μm)になっている。マイクロカプセル32のカプセル壁膜を形成する材料としては、アラビアガムゼラチン複合膜ウレタン樹脂ウレア樹脂尿素樹脂などの化合物が挙げられる。マイクロカプセル32に封入された電気泳動分散液は、複数の電気泳動粒子と、当該電気泳動粒子を分散させるための分散媒とからなる。

0036

分散媒としては、水やアルコール系溶媒、各種エステル類ケトン類脂肪族炭化水素脂環式炭化水素芳香族炭化水素ハロゲン化炭化水素カルボン酸塩又はその他の種々の油類等の単独、またはこれらの混合物界面活性剤等を配合したものを用いることができる。

0037

電気泳動粒子としては、分散媒中で電位差による電気泳動により移動する性質を有する有機あるいは無機粒子高分子あるいはコロイド)を用いることができる。具体的には、カーボンブラックアニリンブラック等の黒色顔料二酸化チタン等の白色顔料モノアゾのアゾ系顔料イソインドリノン等の黄色顔料、モノアゾのアゾ系顔料、キナクリドンレッド等の赤色顔料フタロシアニンブルー等の青色顔料フタロシアニングリーン等の緑色顔料等の1種又は2種以上を用いることができる。これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニスコンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤チタン系カップリング剤アルミニウム系カップリング剤シラン系カップリング剤等の分散剤潤滑剤、安定化剤等を添加することができる。

0038

マイクロカプセル32には、例えば白色顔料である二酸化チタンと黒色顔料であるカーボンブラックとの二種類の電気泳動粒子が封入されており、一方が負に、他方が正に帯電されている。勿論他の電気泳動粒子を用いても構わないし、電気泳動粒子を一種類のみ用い、これを共通電極側、あるいは画素電極側に泳動させることで表示可能となるように構成しても構わない。

0039

接着層33は、バインダを兼ねた熱硬化タイプの接着剤である。接着層33としては、マイクロカプセル32のカプセル壁膜に対する親和性が良好で、共通電極および画素電極に対する接着性に優れ、かつ絶縁性の良い接着剤であることが好ましい。また、熱硬化タイプではあるが、硬化後も弾性がある接着剤が好ましい。
このようにして本実施形態の電気泳動表示パネル1が構成されている。

0040

本実施形態では、電気泳動表示パネル1の外周部に封止体50が設けられている。図4は、封止体50の概略構成を示す平面図である。
封止体50は、図4に示すように、電気泳動表示パネル1の外周部に沿った大きさで枠形状に形成されており、開口部50A内に電気泳動表示パネル1が配置される構成となっている。封止体50は、金属(真鍮、鋼)、ゴム類、ガス封止性を有する樹脂のいずれかからなる構造体であって、射出成形板状素材抜き加工によって作製されている。

0041

ここで、ガス封止性を有する樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、フッ化樹脂、ポリアミドおよびABSのいずれかが挙げられる。
なお、表面にガス封止性を有する樹脂が蒸着あるいは塗布された構造体を封止体50として用いてもよい。

0042

封止体50の内周面には、開口部50A内に突出する位置決め部51が複数設けられている。位置決め部51は、封止体50の各角部の近傍に2つずつ設けられている。具体的には、各内面51a,51b,51c,51dの延在方向両側に位置決め部52がそれぞれ設けられており、各位置決め部52が電気泳動表示パネル1の角部近傍の端面、すなわち素子基板2の側面2bに接している。位置決め部52の平面視形状は、図4に示す台形以外にも、矩形状、三角状、半円状など様々な形状を適用できる。

0043

本実施形態においては、封止体50の全ての角部近傍に位置決め部52を設けることとしたが、2箇所以上の角部近傍に設けておけば、封止体50の全ての角部に対応して設けなくてもよい。ここで、位置決め部52を2箇所の角部近傍に設ける場合には、封止体50の対角の角部にそれぞれ設けるようにする。これにより、封止体50に対する電気泳動表示パネル1の位置決めを正確に行うことができる。

0044

また、図3に示すように、封止体50の厚さD1は、電気泳動表示パネル1の厚さd1に対してd1±20%の範囲に設定されている。封止体50と電気泳動表示パネル1との段差を小さくするために、封止体50の厚さD1を電気泳動表示パネル1の厚さd1に対してd1±15%の範囲とすることがより好ましい。

0045

なお、図2に示すように、封止体50の接続基板Fに対応する箇所には、凹部54が設けられていることが好ましい。これにより、接続基板Fの屈曲状態緩和することができ、素子基板2に対する接続基板Fの接続状態を確保することができる。

0046

図5は、位置決め部の変形例を示す平面図である。
図5に示すように、封止体50の角部を構成する2つの内面(例えば内面51a,51b)に沿ったL型の位置決め部53を設けてもよい。位置決め部53は、2箇所以上の角部に設けられていればよい。

0047

そして、図1〜3に示したように、本実施形態では封止体50とともに電気泳動表示パネル1が一対の保護シート60,60によって被覆され、封止されている。
保護シート60,60は、平面視矩形状を呈し、封止体50および電気泳動表示パネル1を合わせた表面積と略等しい面積を有する。各保護シート60は、無機膜が形成された複数のフィルムが接着層を介して積層されてなる多層タイプの防水シートであって、例えば、無機膜の材料としてはSiO2などの酸化膜が用いられ、フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネートなどが用いられる。無機膜は、高いガス封止性を有するがピンホールが存在するため、上述のように複数のフィルム(無機膜)を積層することで封止性の高い保護シート60を得ることができる。

0048

保護シート60の内面60a(電気泳動表示パネル1側の表面)には、ホットメルト接着剤UV接着剤などの可逆硬化性封止材59が予め塗布されている。保護シート60,60は、このような可逆硬化性封止材59を介して、封止体50および電気泳動表示パネル1の表面に密着して被覆し、これらを封止している。

0049

保護シート60,60の端部は封止体50の外周部に沿って切断されており、保護シート60,60の外周面60fと封止体50の外周面50fとが平面視で一致している。

0050

次に、上記のように構成された電気泳動表示パネル1の動作を簡単に説明する。
画素電極25と共通電極35との間に共通電極35の電圧が相対的に高くなるように電圧を印加すると、正に帯電された黒色の電気泳動粒子はクーロン力によってマイクロカプセル32内のうち画素電極25側に引き寄せられる。一方、負に帯電された白色の電気泳動粒子はクーロン力によってマイクロカプセル32内の共通電極35側に引き寄せられる。この結果、マイクロカプセル32内の透明基板30側には白色の電気泳動粒子が集まることになり、電気泳動表示パネル1の表示領域5にはこの白色の電気泳動粒子の色(白色)が表示されることとなる。

0051

逆に、画素電極25と共通電極35との間に画素電極25の電位が相対的に高くなるように電圧を印加すると、負に帯電された白色の電気泳動粒子はクーロン力によって画素電極25側に引き寄せられる。一方、正に帯電された黒色の電気泳動粒子はクーロン力によって共通電極35側に引き寄せられる。この結果、マイクロカプセル32内の透明基板30側には黒色の電気泳動粒子が集まることになり、電気泳動表示パネル1の表示領域5には黒色の電気泳動粒子の色(黒色)が表示されることとなる。

0052

以下、上記のように構成された電気泳動表示装置100の製造方法を説明する。図6は、電気泳動表示装置100の製造過程を示す工程図である。
まず、基板20上に配線や駆動層などを配置して素子基板2を形成する。
次に、図6(a)に示すように、素子基板2の表示領域5に接着層33を介して電気泳動シート3を貼り合わせ、電気泳動表示パネル1を形成する(パネル形成工程)。

0053

次に、図6(b)に示すように、電気泳動表示パネル1の外周部に封止体50を配置する(封止体配置工程)。予め用意しておいた封止体50の開口部50A内に電気泳動表示パネル1を挿入させるようにして設ける。このとき、封止体50に設けられた複数の位置決め部51が電気泳動表示パネル1の角部近傍の端面、すなわち素子基板2の側面2bに接することで、封止体50に対する電気泳動表示パネル1の位置決めがなされる。

0054

なお、表面にガス封止性を有する樹脂を蒸着あるいは塗布する構成の封止体を用いる場合には、予め処理を施しておく。

0055

次に、図6(c)に示すように、封止体50及び電気泳動表示パネル1の表裏に、内面60aにホットメルト接着剤やUV接着剤などの可逆硬化性封止材59が予め塗布された一対の保護シート60,60を貼り合わせて、これらを被覆する。保護シート60,60には、封止体50および電気泳動表示パネル1の双方を被覆可能とする大きさを有したものを用いる。

0056

保護シート60,60によって封止体50および電気泳動表示パネル1を被覆した後、真空下において熱やUVを印加する。まず、減圧雰囲気下で加熱することによって、軟化した可逆硬化性封止材59が封止体50と電気泳動表示パネル1との間の隙間に浸透し、隙間に存在していた空気が除去されて可逆硬化性封止材59内の気泡が減る。
その後、UVを照射して可逆硬化性封止材59を硬化させる。これにより、保護シート60,60が可逆硬化性封止材59を介して電気泳動表示パネル1および封止体50に密着してラミネートされる。

0057

次に、図7(a)に示すように、保護シート60,60の外周部を封止体50の外周部に沿って切断する。ここでは、加工機の一対の刃部82,83を封止体50の外周面50fに沿うように噛み合わせることで、保護シート60,60の端部を切り落とし、所定の封止幅にする。

0058

保護シート60,60を切断する際、電気泳動表示パネル1の側方で加工機の刃部82,83を噛み合せることによって、保護シート60,60や可逆硬化性封止材59に対するダメージを減らすことができる。

0059

このように、封止体50とともに電気泳動表示パネル1を保護シート60,60によって封止して(図7(b))、電気泳動表示装置100を製造する。

0060

上述した通り、本実施形態の電気泳動表示装置100は、電気泳動表示パネル1の外周部にガスレジスト性を有した封止体50が設けられており、さらに該封止体50とともに電気泳動表示パネル1を保護シート60,60によって封止した構成とされている。すなわち、本実施形態の電気泳動シート3は、保護シート60,60および封止体50によって完全に封止された状態となっている。したがって、従来の可逆硬化性封止材のみを用いた封止構造よりもガスレジスト性を格段に向上させることができた。これにより、電気泳動表示装置100の劣化を長期的に防止することが可能である。

0061

電気泳動表示装置100に対する水分の内部浸透を決定する要因は、保護シート60,60が封止体50に対して十分なガスレジスト性を有する場合であり、雰囲気への放置時間により封止体50の拡散係数封止厚みとによって封止内部の湿度が決まってくる。可逆硬化性封止材59は封止体50よりも拡散係数が高いが、封止厚みの多くを封止体50が占めるので、封止体50を設けない場合に比べてガスレジスト性を高めることができる。

0062

また、封止体50を設けることによって、保護シート60,60をラミネートする際に、保護シート60,60が封止体50に度当たりして保護シート60,60の撓みが防止される。そのため、電気泳動層31の外周部に負荷されるストレスを低減することができる。これにより、マイクロカプセルが潰れることで表示が劣化してしまうのを防止できる。

0063

本実施形態では、封止体50の厚さD1が電気泳動表示パネル1の厚さd1に対してd±20%の範囲とされている。そのため、保護シート60,60のラミネート時に加熱加圧する際、電気泳動表示パネル1および封止体50との間の隙間を可逆硬化性封止材59によって完全に埋めることができ、可逆硬化性封止材59内に気泡を混入させることなく電気泳動表示パネル1を封止することができる。これにより、封止体50および電気泳動表示パネル1に対して保護シート60,60を密着させることができるので、封止性が高まり耐湿性が向上する。

0064

また、封止体50には、電気泳動表示パネル1の2箇所以上の角部およびその近傍に対応して位置決め部51が設けられており、これによって、封止体50に対する電気泳動表示パネル1の位置決めを正確に行うことができる。さらに、封止体50における位置決め部51の寸法精度を部分的に管理することによって、他の部分の寸法精度の管理を簡略化することができるので、製造が容易になる。

0065

また、封止体50の外周面50fに沿って噛み合うように調整された加工機によって、ラミネートされた保護シート60,60の外周部をカットすることにより、保護シート60,60の撓みを抑えることができる。これにより、封止体50に対する保護シート60,60の密着状態が確保されるので、保護シート60,60の端部が剥離するのを防止することができる。

0066

上記した本実施形態の構成および製造方法を採用することにより、電気泳動層31への水分の浸入を確実に防止することができ、耐湿性に優れたものとなる。したがって、防湿特性に優れ、性能の劣化を長期的に防止することができるので信頼性の高い電気泳動表示装置100を得ることができる。

0067

なお、本実施形態では保護シート60,60を封止体50の外周部に沿ってカットしたが、保護シート60,60とともに封止体50を所定の幅にカットしてもよい。図8は、保護シート60,60および封止体50のカット位置の一例を示す断面図である。このとき、封止体50としての強度およびガスレジスト性を確保可能な封止幅となるようにする。また、保護シート60,60とともに封止体50をカットすることによって、カット位置の制御が容易になるとともに、封止体50からの保護シート60の剥離をより抑えることができる。

0068

[第2実施形態]
次に、第2実施形態について述べる。本実施形態では、第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。図9は、第2実施形態の電気泳動表示装置の概略構成を示す斜視図、図10(a)は電気泳動表示装置の概略構成を示す平面図、(b)は断面図である。

0069

以下に示す第2実施形態の電気泳動表示装置200の基本構成は、上記第1実施形態とほぼ同一構成であるが、封止体70が電気泳動シート3の外周部に設けられている点において、上記第1実施形態と異なっている。ここで、「電気泳動シート3の外周部」とは、電気泳動シート3の側面を囲む周状の領域をいう。

0070

図9および図10(a),(b)に示すように、本実施形態の電気泳動表示装置200は、素子基板2上に、電気泳動シート3、封止体70を備えて構成されている。素子基板2は、表示領域5と非表示領域6とを有しており、表示領域5に電気泳動シート3が貼り付けられている。本実施形態の素子基板2は、電気泳動シート3の外側に張り出した張出領域7(非表示領域6内に含まれる)を有しており、この張出領域7に封止体70が設けられている。
封止体70は、電気泳動シート3の外形に沿った大きさの開口部70Aを有しており、開口部70A内に電気泳動シート3を挿入させた状態で電気泳動シート3の外周部、すなわち上述した張出領域7に設けられることになる。

0071

封止体70の厚さD2は、電気泳動シート3の厚さd2に対してd2±20%程度に設定されている。ここで、厚さD2を、電気泳動シート3の厚さd2に対してd2±15%程度とすることがより好ましい。

0072

保護シート60,60は、電気泳動表示パネル1および封止体70を被覆し、これらを封止している。保護シート60,60の端部同士は、電気泳動表示パネル1の側方で重ね合わされて封止部61とされている。このように、本実施形態では、保護シート60,60をカットすることなく用いている。
このようにして、電気泳動シート3は、封止体50および保護シート60,60によって完全に封止されている。

0073

本実施形態の電気泳動表示装置200の製造方法は、まず、上記第1実施形態と同様に、素子基板2の表示領域5に電気泳動シート3を貼り合せて電気泳動表示パネル1を構成する。その後、素子基板2上の電気泳動シート3の外周部となる位置に封止体70を設ける。

0074

次に、保護シート60,60を封止体70および電気泳動シート3に貼着した後、加熱加圧することによりラミネートする。保護シート60,60には、予め可逆硬化性封止材59が塗布されたものを用いる。
このように、電気泳動表示パネル1および封止体70を一対の保護シート60,60によって被覆することでこれらを封止する。
上述のようにして、第2実施形態の電気泳動表示装置200が構成される。

0075

本実施形態の電気泳動表示装置200では、素子基板2上に封止体70を設けて、電気泳動シート3の外周部に封止体70を配置した。封止体70は、電気泳動シート3の厚さd2に対してd2±20%の範囲内で設定された厚さD2を有している。そのため、少なくとも電気泳動シート3の外周部に封止体70を設けることによって、ラミネート時における保護シート60,60の撓みが防止され、電気泳動シート3の外周部に負荷がかかるのを避けることができる。これにより、電気泳動層31内のカプセル潰れを低減でき、表示が劣化するのを防止することができる。

0076

また、本実施形態の電気泳動表示装置200によれば、封止体70を素子基板2上に設けることによって、電気泳動表示パネル1の平面視形状と略等しくすることができる。また、第1実施形態に比べて、電気泳動表示装置200を小型化することも可能になる。

0077

[電子機器]
次に、本発明の電気泳動表示装置を備えた電子機器について説明する。
500(電子機器)を示す斜視図である。
電子ペーパー500は、本発明の電気泳動表示装置を表示手段501として備えている。電子ペーパー500は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体502を備えて構成されている。

0078

図12は、電子ノート600(電子機器)を示す斜視図である。
電子ノート600は、図11に示した電子ペーパー500が複数枚束ねられ、カバー601に挟まれているものである。カバー601は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力する図示は省略の表示データ入力手段を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。

0079

電子ペーパー500、及び電子ノート600は、本発明の電気泳動表示装置を備えたことで、低消費電力であり、かつ信頼性に優れた表示手段を備えたものとなっている。
なお、本発明の電気泳動表示装置は、上記に例示した電子機器に限らず、例えば携帯電話携帯用オーディオ機器などの表示手段として用いることができ、いずれの電子機器においても、低消費電力で信頼性に優れた表示手段として機能する。

0080

以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもなく、上記各実施形態を組み合わせても良い。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

0081

例えば、第2実施形態では、封止体70を素子基板2からはみ出さない大きさで形成するとしたが、これに限ったものではなく、素子基板2の電気泳動シート3の外側に張り出した張出領域(非表示領域6)上に封止体70の少なくとも一部が配置されていればよい。

図面の簡単な説明

0082

第1実施形態の電気泳動表示装置の概略構成を示す分解斜視図。
第1実施形態の電気泳動表示装置の概略構成を示す平面図。
図2のA−A断面図。
封止体の概略構成を示す平面図
位置決め部の変形例を示す平面図。
第1実施形態の電気泳動表示装置の製造工程図。
第1実施形態の電気泳動表示装置の製造工程図。
保護シートおよび封止体のカット位置の一例を示す断面図。
第2実施形態の電気泳動表示装置の概略構成を示す分解斜視図。
第2実施形態の電気泳動表示装置の概略構成を示す(a)平面図、(b)断面図。
電子ペーパーの斜視図。
電子ノートの斜視図。

符号の説明

0083

100…電気泳動表示装置、1…電気泳動表示パネル、2…素子基板、3…電気泳動シート、5…表示領域、6…非表示領域、7…張出領域、30…透明基板、31…電気泳動層、50,70…封止体、51,52…位置決め部、60…保護シート、81,82…加工機の刃部、d1、d2…電気泳動シートの厚さ、D1,D2…封止体の厚さ、500…電子ペーパー(電子機器)、600…電子ノート(電子機器)

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