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技術 設計検証装置、設計検証方法、プログラムおよび記録媒体

出願人 シャープ株式会社
発明者 上垣俊平
出願日 2008年6月24日 (12年5ヶ月経過) 出願番号 2008-165093
公開日 2010年1月14日 (10年10ヶ月経過) 公開番号 2010-009148
状態 特許登録済
技術分野 CAD
主要キーワード 組付け順 取付順序 記号リスト 依頼先情報 工程識別情報 検証内容 試作段階 検証結果情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2010年1月14日)のものです。
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図面 (12)

課題

生産工程の設計を行う担当者が各生産工程で取扱われる部品設計検証を行うとき、生産工程ごとの検証項目を出力することができ、さらに、部品の設計変更が必要であると判定されたとき、部品の設計変更が必要であることを部品の設計担当者に容易に通知することができる設計検証装置設計検証方法プログラムおよび記録媒体を提供する。

解決手段

検証リスト表示部24は、各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報から、ユーザが指定する検証時期および生産工程に合致する検証項目を抽出し、抽出した検証項目を表示する。設計修正依頼部26は、表示した検証項目について、ユーザが検証した検証結果が、設計変更が必要であると判定されたことを示していると、設計変更が必要であると判定された部品の設計変更を依頼する依頼先に、部品の設計変更を依頼する。

概要

背景

製品開発に必要なチェック項目のみを抽出し、レビュー効率および品質を向上することができる従来の技術として、設計レビュー支援装置がある。この設計レビュー支援装置は、使用部品などの設計仕様とチェック項目とを対応付けて記憶しておき、レビュー対象製品の設計仕様に対応するチェック項目を抽出して、必要なチェック項目のみからなるチェックリストを作成する。ユーザは、このチェックリストに従って設計レビューを実施することができる。CAD(Computer Aided Design)ツールおよびCAE(Computer
Aided Engineering)ツールによってチェックされるチェック項目をCADツールおよびCAEツールと関連付けて記憶しておき、記憶されたチェック項目を前記抽出したチェック項目から除外して、チェックリストを作成することによって、ユーザがチェックすべきチェックリストの項目数を減らしている(たとえば特許文献1参照)。

特開2003−22287号公報

概要

生産工程の設計を行う担当者が各生産工程で取扱われる部品設計検証を行うとき、生産工程ごとの検証項目を出力することができ、さらに、部品の設計変更が必要であると判定されたとき、部品の設計変更が必要であることを部品の設計担当者に容易に通知することができる設計検証装置設計検証方法プログラムおよび記録媒体を提供する。検証リスト表示部24は、各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報から、ユーザが指定する検証時期および生産工程に合致する検証項目を抽出し、抽出した検証項目を表示する。設計修正依頼部26は、表示した検証項目について、ユーザが検証した検証結果が、設計変更が必要であると判定されたことを示していると、設計変更が必要であると判定された部品の設計変更を依頼する依頼先に、部品の設計変更を依頼する。

目的

本発明の目的は、生産工程の設計を行う担当者が各生産工程で取扱われる部品の設計検証を行うとき、生産工程ごとの検証項目を出力することができ、さらに、部品の設計変更が必要であると判定されたとき、部品の設計変更が必要であることを部品の設計担当者に容易に通知することができる設計検証装置、設計検証方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

設計された部品設計変更依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報製品生産する生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する選択手段と、前記記憶手段に記憶される検証項目情報の中から、前記選択手段によって選択された生産工程の検証項目情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された検証項目情報を出力する出力手段と、前記出力手段によって出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品があるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された検証結果情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品であると判定された検証結果があるとき、前記記憶手段に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する設計変依頼手段とを含むことを特徴とする設計検証装置

請求項2

前記記憶手段は、前記生産工程情報が示す生産工程のうち、引き続いて生産が行われる生産工程である後の生産工程がある先の生産工程を、前記後の生産工程の1つ前の生産工程であることを表す親工程として、前記後の生産工程に対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の設計検証装置。

請求項3

前記記憶手段は、前記生産工程情報が示す生産工程で取扱われる部品をその部品が用いられる生産工程と対応付けて記憶し、さらに前記生産工程情報が示す生産工程で取扱われる部品のうち、その部品が用いられる生産工程である先の生産工程に引き続いて生産が行われる後の生産工程で取扱われる部品があるとき、前記先の生産工程で取扱われる部品を、前記後の生産工程で取扱われる部品の1つ前の生産工程で取扱われる部品であることを表す親部品として、前記後の生産工程で取扱われる部品に対応付けて記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の設計検証装置。

請求項4

前記生産工程情報が示す生産工程は、少なくとも2つの生産工程がそれぞれ引き続く生産工程で1つの生産工程に合流し得るツリー構造によって構成され、前記生産工程は、引き続いて生産が行われる生産工程との関係を前記ツリー構造によって生産工程間の親子関係が表され、前記生産工程で取扱われる部品は、前記ツリー構造によって表される生産工程間の親子関係に基づいて、各生産工程で取扱われる部品間の親子関係が表されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の設計検証装置。

請求項5

前記検証項目情報は、検証項目ごとに、設計検証の対象となる部品を識別するための部品識別情報検証時期を表す検証時期情報、およびその検証項目に対して過去に行われた対策内容を表す対策内容情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項1に記載の設計検証装置。

請求項6

前記選択手段は、前記記憶手段に記憶される検証項目情報に含まれる検証時期情報が示す検証時期の中から、設計検証を行うべき検証時期を選択し、前記抽出手段は、前記記憶手段に記憶される検証項目情報の中から、前記選択手段によって選択された検証時期に対応付けられた検証項目の検証項目情報を抽出することを特徴とする請求項5に記載の設計検証装置。

請求項7

前記選択手段は、前記記憶手段に記憶される検証項目情報に含まれる検証時期情報が示す検証時期の中から、設計検証を行うべき検証時期を、前記生産工程とともに選択し、前記抽出手段は、前記記憶手段に記憶される検証項目情報の中から、前記選択手段によって選択された生産工程および検証時期に対応付けられた検証項目の検証項目情報を抽出することを特徴とする請求項5に記載の設計検証装置。

請求項8

前記検証結果情報は、設計変更が必要であるまたは設計変更が必要でないと判定した理由を表す判定理由情報、設計変更が必要であると判定された部品の部分のうち修正が必要な箇所を表す修正箇所情報、設計検証を行った検証者を表す検証者情報、および検証した日を表す検証日情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項1に記載の設計検証装置。

請求項9

前記記憶手段に記憶される検証項目情報に、新たな検証項目情報の追加、および前記記憶手段に記憶される検証項目情報の編集を可能とする検証項目編集手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の設計検証装置。

請求項10

前記記憶手段は、前記設計された部品を表す部品情報を記憶し、前記記憶手段に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から、前記部品情報を表示すべき部品が用いられる生産工程を選択する第2の選択手段を含み、前記出力手段は、前記第2の選択手段によって生産工程が選択されると、前記記憶手段に記憶される部品情報のうち、前記第2の選択手段によって選択された生産工程で取扱われる部品の部品情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の設計検証装置。

請求項11

設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報、生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶部に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する選択ステップと、前記記憶部に記憶される検証項目情報の中から、前記選択ステップで選択された生産工程の検証項目情報を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された検証項目情報を出力する出力ステップと、前記出力ステップで出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品であるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップで入力された検証結果の中に、設計変更が必要な部品があると判定された検証結果があるとき、前記記憶部に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する設計変依頼ステップとを含むことを特徴とする設計検証方法

請求項12

設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報、製品を生産する生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する選択手段と、前記記憶手段に記憶される検証項目情報の中から、前記選択手段によって選択された生産工程の検証項目情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された検証項目情報を出力する出力手段と、前記出力手段によって出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品があるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された検証結果情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品であると判定された検証結果があるとき、前記記憶手段に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する設計変依頼手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム

請求項13

請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、製品設計における設計検証支援する設計検証装置設計検証方法プログラムおよび記録媒体に関し、より詳細には、製品設計から量産に至るまでの各段階で生産性向上および品質向上のために実施する設計検証において、必要な検証項目に対して検証を行うことができる設計検証装置、設計検証方法、プログラムおよび記録媒体に関する。

背景技術

0002

製品開発に必要なチェック項目のみを抽出し、レビュー効率および品質を向上することができる従来の技術として、設計レビュー支援装置がある。この設計レビュー支援装置は、使用部品などの設計仕様とチェック項目とを対応付けて記憶しておき、レビュー対象製品の設計仕様に対応するチェック項目を抽出して、必要なチェック項目のみからなるチェックリストを作成する。ユーザは、このチェックリストに従って設計レビューを実施することができる。CAD(Computer Aided Design)ツールおよびCAE(Computer
Aided Engineering)ツールによってチェックされるチェック項目をCADツールおよびCAEツールと関連付けて記憶しておき、記憶されたチェック項目を前記抽出したチェック項目から除外して、チェックリストを作成することによって、ユーザがチェックすべきチェックリストの項目数を減らしている(たとえば特許文献1参照)。

0003

特開2003−22287号公報

発明が解決しようとする課題

0004

通常、製品の設計作業が完了すると、設計された製品を生産するための手順および方法を検討して決定する作業、すなわち生産工程設計が行なわれる。生産工程設計においては、製品設計で設計された製品を表す設計データに基づいて、生産する際の生産工程と、その生産工程で取扱われる部品組付け順序とを表す工程フローを作成する。生産工程設計では、期待通りの生産が可能であるかどうかをチェックするためのレビュー作業が必要である。生産工程設計におけるレビュー作業は、通常、工程フローに基づいて生産工程ごとに行なわれる。

0005

しかしながら、上述した従来の技術である設計レビュー支援装置では、使用部品の設計仕様とチェックリストつまり検証項目とを対応付けているだけで、生産工程ごとのチェックリストを出力することができないために、生産工程ごとに設計検証を行うことができない。

0006

さらに、生産工程設計におけるレビュー作業において不具合発見され、発見された不具合を解消するために製品の一部を変更する場合、設計データを変更しなければならない。通常、生産工程設計でチェックを行なうレビュー実施者と、製品そのものの設計を行なう設計者とは別人ないし別組織であることが多いため、レビュー実施者から設計者に連絡しなければならないことが多い。1つの製品を複数人の設計者が部品ごとに分業して設計している場合、適切な設計者を選択して連絡することは容易な作業ではない。

0007

本発明の目的は、生産工程の設計を行う担当者が各生産工程で取扱われる部品の設計検証を行うとき、生産工程ごとの検証項目を出力することができ、さらに、部品の設計変更が必要であると判定されたとき、部品の設計変更が必要であることを部品の設計担当者に容易に通知することができる設計検証装置、設計検証方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報、製品を生産する生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する選択手段と、
前記記憶手段に記憶される検証項目情報の中から、前記選択手段によって選択された生産工程の検証項目情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された検証項目情報を出力する出力手段と、
前記出力手段によって出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品があるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する入力手段と、
記入力手段によって入力された検証結果情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品であると判定された検証結果があるとき、前記記憶手段に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する設計変依頼手段とを含むことを特徴とする設計検証装置である。

0009

また本発明は、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報、生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶部に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する選択ステップと、
前記記憶部に記憶される検証項目情報の中から、前記選択ステップで選択された生産工程の検証項目情報を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された検証項目情報を出力する出力ステップと、
前記出力ステップで出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品であるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する入力ステップと、
前記入力ステップで入力された検証結果の中に、設計変更が必要な部品があると判定された検証結果があるとき、前記記憶部に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する設計変依頼ステップとを含むことを特徴とする設計検証方法である。

0010

また本発明は、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報、製品を生産する生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する選択手段と、
前記記憶手段に記憶される検証項目情報の中から、前記選択手段によって選択された生産工程の検証項目情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された検証項目情報を出力する出力手段と、
前記出力手段によって出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品があるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された検証結果情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品であると判定された検証結果があるとき、前記記憶手段に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する設計変依頼手段として、コンピュータを機能させるためのプログラムである。

0011

また本発明は、前記記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。

発明の効果

0012

本発明によれば、記憶手段によって、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報、製品を生産する生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報が記憶される。選択手段によって、前記記憶手段に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程が選択され、抽出手段によって、前記記憶手段に記憶される検証項目情報の中から、前記選択手段によって選択された生産工程の検証項目情報が抽出され、出力手段によって、前記抽出手段によって抽出された検証項目情報が出力される。

0013

そして、入力手段によって、前記出力手段によって出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品があるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報が入力され、設計変依頼手段によって、前記入力手段によって入力された検証結果情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品であると判定された検証結果があるとき、前記記憶手段に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報が送信される。

0014

したがって、生産工程の設計を行う担当者が各生産工程で取扱われる部品の設計検証を行うとき、生産工程ごとの検証項目を出力することができ、さらに、部品の設計変更が必要であると判定されたとき、部品の設計変更が必要であることを部品の設計担当者に容易に通知することができる。すなわち、各生産工程について、最適な要件が設定された検証項目リストによる設計検証と、生産工程順による設計検証が可能となり、業務の効率化に加えて検証漏れの削減を図ることができる。さらに、検証項目に対応する部品の設計変更を依頼する依頼先を容易に特定し、通知することができる。

0015

また本発明によれば、選択ステップでは、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報、生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶部に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する。抽出ステップでは、前記記憶部に記憶される検証項目情報の中から、前記選択ステップで選択された生産工程の検証項目情報を抽出する。出力ステップでは、前記抽出ステップで抽出された検証項目情報を出力する。

0016

入力ステップでは、前記出力ステップで出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品であるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する。そして、設計変依頼ステップでは、前記入力ステップで入力された検証項目情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品があると判定された検証結果があるとき、前記記憶部に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する。

0017

したがって、本発明に係る設計検証方法を適用すれば、生産工程の設計を行う担当者が各生産工程で取扱われる部品の設計検証を行うとき、生産工程ごとの検証項目を出力することができ、さらに、部品の設計変更が必要であると判定されたとき、部品の設計変更が必要であることを部品の設計担当者に容易に通知することができる。すなわち、各生産工程について、最適な要件が設定された検証項目リストによる設計検証と、生産工程順による設計検証が可能となり、業務の効率化に加えて検証漏れの削減を図ることができる。さらに、検証項目に対応する部品の設計変更を依頼する依頼先を容易に特定し、通知することができる。

0018

また本発明によれば、コンピュータを、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す設計変更依頼先情報、製品を生産する生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す生産工程情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶される生産工程情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する選択手段、前記記憶手段に記憶される検証項目情報の中から、前記選択手段によって選択された生産工程の検証項目情報を抽出する抽出手段、前記抽出手段によって抽出された検証項目情報を出力する出力手段、前記出力手段によって出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品があるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する入力手段、および前記入力手段によって入力された検証結果情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品であると判定された検証結果があるとき、前記記憶手段に記憶される設計変更依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する設計変依頼手段として、機能せるためのプログラムとして提供することができる。

0019

また本発明によれば、前記プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体として提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0020

図1は、本発明の実施の一形態である設計検証装置1の機能の構成を示すブロック図である。本発明に係る設計検証方法は、設計検証装置1によって処理される。設計検証装置1は、たとえばコンピュータシステムによって構成され、製品設計における設計検証を支援する。

0021

設計検証装置1を構成するコンピュータシステムは、たとえばパーソナルコンピュータ、大型のコンピュータ、あるいはクライアントサーバシステムなどによって構成される。設計検証装置1を構成するコンピュータシステムは、一般的に用いられるコンピュータシステムであり、概略のみを説明し、詳細な説明は省略する。このコンピュータシステムは、少なくとも中央処理装置(Central Processing Unit;以下「CPU」という)、記憶装置入力装置および出力装置を含んで構成される。

0022

CPUは、記憶装置に記憶されるプログラムを実行することによって、後述する機能を実現する。記憶手段および記憶部である記憶装置は、たとえばROM(Read Only Memory
)およびRAM(Random Access Memory)などの半導体メモリあるいは磁気ディスク装置によって構成され、CPUによって実行されるプログラムおよびCPUによって用いられる情報を記憶する。

0023

入力装置は、少なくともキーボードおよびマウスなどのいずれか、および画像を取込むカメラを含んで構成され、後述する検証結果登録情報などの情報を入力するための装置である。入力装置は、入力された情報をCPUに送る。出力装置は、たとえば液晶ディスプレイなどのディスプレイ、あるいはプリンタなどの印刷装置によって構成され、CPUから受け取る情報、たとえば後述する検証項目情報を表示する。

0024

図2は、サーバ2および端末装置3から構成される設計検証装置1の構成例を示す図である。図2に示した設計検証装置1は、サーバ2および端末装置3から構成されるクライアントサーバシステムの例である。クライアントである端末装置3は、ネットワーク4を介してサーバ2に接続されている。サーバ2は、CPUおよび記憶装置の相当し、各端末装置3は、入力装置および出力装置に相当する。検索項目情報記憶部13などの記憶部は、サーバ2の記憶装置に含まれる。

0025

設計検証装置1は、設計データ記憶部11、工程フロー情報記憶部12、検証項目情報記憶部13、検証結果情報記憶部14、構成表情報記憶部15、設計データ読込部21、工程フロー作成部22、工程部品表示部23、検証リスト表示部24、検証結果登録部25、設計修正依頼部26および検証項目編集部27を含んで構成される。

0026

設計データ記憶部11、工程フロー情報記憶部12、検証項目情報記憶部13、検証結果情報記憶部14および構成表情報記憶部15は、前記記憶装置に含まれ、設計データ読込部21、工程フロー作成部22、工程部品表示部23、検証リスト表示部24、検証結果登録部25、設計修正依頼部26および検証項目編集部27は、前記記憶装置に記憶されるプログラムに実装され、CPUがそのプログラムを実行することによって実現される機能である。

0027

図3は、設計検証装置1が用いるデータおよび情報の構成を示す図である。図3に示した構成には、設計データ記憶部11に記憶される設計データ110、工程フロー情報記憶部12に記憶される工程フロー情報120、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報130、検証結果情報記憶部14に記憶される検証項目情報140、および構成表情報記憶部15に記憶される構成表情報150のそれぞれの構成と情報間の関係とが示されている。

0028

設計データ記憶部11は、設計データ110を記憶する。設計データ110は、3DCAD(3-Dimensions Computer Aided Design)情報と修正依頼先情報とから構成される。3DCAD情報は、CAD(Computer Aided Design)システムを用いて設計された製品を表すデータであり、製品に含まれる要素である部品を表す部品情報、たとえば部品の形状を表す形状情報と、各部品を識別するための部品識別情報、たとえば部品名と、部品を設計した設計者に関する設計者情報、たとえば設計者の部門およびメールアドレスなどの情報とを含むデータである。設計変更依頼先情報である修正依頼先情報は、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を表す情報、たとえば部品の設計変更を担当する部門あるいは担当者のメールアドレスであり、3DCAD情報の設計者情報に基づいて生成される。設計データ記憶部11は、修正依頼先情報と部品名と対応付けて記憶する。

0029

工程フロー情報記憶部12は、工程フロー情報120を記憶する。生産工程情報である工程フロー情報120は、製品を生産する生産工程と、各生産工程で取扱われる部品と、部品を取付け取付順序とを表す情報である。具体的には、すべての生産工程名および部品名、基準となる生産工程名および部品名、ならびに生産工程および部品の親子関係を示す親生産工程名および親部品名などの情報を含む。これらの情報は、後述する構成表情報記憶部15に記憶される構成表情報に基づいて生成される。以下、生産工程を「工程」ともいい、生産工程名を「工程名」ともいう。

0030

図4は、工程フロー情報120が示す工程フローで用いられる生産工程記号記号リスト31を示す図である。三角印の生産工程記号(以下「記号」ともいう)は、部品を供給する生産工程であることを示し、二重の三角印の記号は、複数の部品からなる組品を供給する生産工程であることを示し、丸印の記号は、組立てを行う組立工程の生産工程であることを示し、菱形印の記号は、検査を行う検査工程の生産工程であることを示す。

0031

図5は、工程フロー情報120が示す工程フローの一例を示す図である。工程フローは、図4に示した記号を用いたツリー構造で示され、ツリー構造によって、生産工程の順序および部品を取付ける順序を表している。ツリー構造は、少なくとも2つの生産工程がそれぞれ引き続く工程で1つの生産工程に合流し得る構造である。工程フローの最後の生産工程には、必ず最終的に組立てられる組品が配置される。基準となる生産工程名および部品名は、たとえば最終の生産工程名および部品名である。部品には、組品を含み、部品名というときは、組品名を含む。部品を供給する工程では、部品名を工程名として用いる。

0032

図5に示した工程フローは、工程名「a」の工程で部品「a」が供給され、工程名「b」の工程で部品「b」が供給され、工程名「A1」の組立工程で、工程名「a」の工程で供給された部品「a」に、工程名「b」の工程で供給された部品「b」が取付けられる。さらに、工程名「c」〜「e」の工程でそれぞれ部品「c」〜「e」が供給され、工程名「A2」の組立工程で、工程名「A1」の組立工程で組立てられた組品に、工程名「c」〜「e」の工程でそれぞれ供給された部品「c」〜「e」が順に取付けられる。そして、工程名「B」の検査工程で検査が行われて、工程名「abcde」の最終工程で組品「abcde」が完成する。図5に示した例では、基準となる生産工程名および部品名は、最終の生産工程名および部品名である「abcde」である。

0033

図6は、工程フロー情報120が示す工程フローの他の例を示す図である。図6に示した工程フローは、工程名「a」の工程で部品「a」が供給され、工程名「b」の工程で部品「b」が供給され、工程名「A1」の組立工程で、工程名「a」の工程で供給された部品「a」に、工程名「b」の工程で供給された部品「b」が取付けられる。そして、工程名「c」の工程で部品「c」が供給され、工程名「d」,「e」の工程でそれぞれ部品「d」,「e」が供給され、工程名「A2」の組立工程で、工程名「c」の工程で供給された部品「c」に、工程名「d」,「e」の工程でそれぞれ供給された部品「d」,「e」が順に取付けられ、工程名「cde」の工程で組品「cde」が完成する。

0034

さらに、工程名「A3」の組立工程で、工程名「A1」の組立工程で組立てられた組品に、工程名「cde」の工程で完成した組品「cde」が取付けられる。そして、工程名「B」の検査工程で検査が行われて、工程名「abcde」の最終工程で組品「abcde」が完成する。図6に示した例でも、基準となる生産工程名および部品名は、最終の生産工程名および部品名である「abcde」である。

0035

このように、工程フロー情報120が示す工程フローは、ツリー構造を用いることによって、部品の組立順序、生産工程の順序、および生産工程で行われる作業内容を表している。

0036

検証項目情報記憶部13は、検証項目情報130を記憶する。検証項目情報130は、各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す情報である。

0037

図7は、検証項目情報130の構成の一例を示す図である。検証項目情報130は、「検証項目名」、「検証項目内容」、「対策内容」、「工程名」、「部品名」および「検証時期」の項目を含んで構成され、「検証項目内容」、「対策内容」、「工程名」、「部品名」および「検証時期」は、「検証項目名」ごとに表される。

0038

「検証項目名」の項目は、各検証項目を識別するための検証項目識別情報、たとえば「1」から始まる上昇順整数によって表される番号を示す。「検証項目内容(以下、「検証内容」ともいう)」の項目は、各検証項目の検証内容を表す検証内容情報を示す。「対策内容」の項目は、各検証項目の検証内容に対して過去に行われた対策の内容を表す対策内容情報を示す。「工程名」の項目は、各検証項目の検証を行う生産工程を識別するための生産工程識別情報、たとえば生産工程名を示す。「部品名」の項目は、各検証項目での検証対象の部品、すなわち各検証項目の工程名で示される生産工程で取扱われる部品を識別するための部品識別情報、たとえば部品名を示す。「検証時期」の項目は、試作から量産までの間のどの時期を想定して検証を行うかを示す検証時期を表す検証時期情報を示す。検証時期は、たとえば実物の製品を用いないで設計データのみを使用して設計検証を行う0次試作段階、実物を試作した製品を用いて設計検証を行う1次試作段階などがある。

0039

このように、記憶装置によって、工程フロー情報が示す生産工程のうち、引き続いて生産が行われる生産工程である後の生産工程がある先の生産工程が、前記後の生産工程の1つ前の生産工程であることを表す親工程として、前記後の生産工程に対応付けて記憶されるので、1つ前の生産工程をすぐに特定することができ、設計検証の作業効率を向上することができる。

0040

さらに、記憶装置によって、工程フロー情報が示す生産工程で取扱われる部品がその部品が用いられる生産工程と対応付けて記憶され、さらに工程フロー情報が示す生産工程で取扱われる部品のうち、その部品が用いられる生産工程である先の生産工程に引き続いて生産が行われる後の生産工程で取扱われる部品があるとき、前記先の生産工程で取扱われる部品が、前記後の生産工程で取扱われる部品の1つ前の生産工程で取扱われる部品であることを表す親部品として、前記後の生産工程で取扱われる部品に対応付けて記憶される。したがって、1つ前の生産工程で組み立てられた部品との依存関係を把握することができ、よりよい設計検証を行うことができる。

0041

さらに、工程フロー情報が示す生産工程は、少なくとも2つの生産工程がそれぞれ引き続く生産工程で1つの生産工程に合流し得るツリー構造によって構成され、前記生産工程は、引き続いて生産が行われる生産工程との関係を前記ツリー構造によって生産工程間の親子関係が表され、前記生産工程で取扱われる部品は、前記ツリー構造によって表される生産工程間の親子関係に基づいて、各生産工程で取扱われる部品間の親子関係が表される。したがって、生産工程全体の中での各生産工程の位置付けを知ることができ、設計変更の必要な部品が発見されたとき、影響範囲を容易に把握することができる。

0042

図7に示した検証項目情報130には、検証時期が「0次試作段階」では、工程名が「A1」の工程に検証項目名「1」〜「4」の検証項目があり、工程名が「A2」の工程に検証項目名「5」〜「7」の検証項目があり、検証時期が「1次試作段階」では、工程名が「A1」の工程に検証項目名「8」〜「11」の検証項目があり、工程名が「A2」の工程に検証項目名「12」〜「15」の検証項目がある。

0043

各検証項目の「検証項目内容」、「対策内容」および「部品名」は、それぞれ、検証項目名「1」が「ピンセットでつまむスペースはあるか」、「スペースを確保」および「a」であり、検証項目名「2」が「固定するためのビス穴はあるか」、「ビス穴数を確保」および「a」であり、検証項目名「3」が「線噛みがないか」、「配線経路を確保」および「b」であり、検証項目名「4」が「不良時に取り出せるスペースはあるか」、「スペースを確保」および「b」であり、検証項目名「5」が「ボタン高さは十分か」、「高さを高くする」および「c」であり、検証項目名「6」が「組立時に隙間はないか」、「形状を変更」および「d」であり、検証項目名「7」が「角のRあるか」、「角にラウンドを設置」および「e」であり、検証項目名「8」が「ピンセットでつまめるか」、「スペースを確保」および「a」であり、検証項目名「9」が「ビス穴にバリはないか」、「工作方法を検討」および「a」であり、検証項目名「10」が「線の長さは足りているか」、「線を延長」および「b」であり、検証項目名「11」が「取り出すことは可能か」、「取り出すための凹みを作成」および「b」であり、検証項目名「12」が「傷はつかないか」、「材質を変更」および「c」であり、検証項目名「13」が「ボタンは押しやすいか」、「配置を変更」および「c」であり、検証項目名「14」が「隙間による光の漏れはないか」、「光漏れ防止の部品を追加」および「d」であり、検証項目名「15」が「感触は良いか」、「材質を変更」および「e」である。

0044

図7に示した検証項目情報130では、検証項目として、代表的な検証項目、すなわち検証項目名、検証内容、対策内容、工程名、部品名および検証時期を示したが、他にも設計検証対象機種検証者検証日コメント等の情報を含めてもよい。設計検証対象機種は、設計検証を行う部品が含まれる製品の機種を識別するための機種識別情報、たとえば機種名を表す情報である。検証者は、設計検証を行う担当者を識別するための検証者識別情報、たとえば検証者名を表す情報である。検証日は、検証者が設計検証を行った年月日を表す情報である。コメントは、項目としてあげられていない項目に属する情報を表す情報である。

0045

設計検証装置1を構成するコンピュータシステムが図2に示したクライアントサーバシステムである場合、検証項目情報を記憶する検証項目情報記憶部13は、サーバ2に設けられる。設計データは、CADシステムを用いて設計された製品を表すデータであり、サーバ2に記憶されている。したがって、検証項目情報は、設計データの修正もしくは生産工程の変更に対応するために、同じサーバ2に記憶されていることが望ましい。各端末装置16から検証項目情報を更新することによって、検証項目編集部27による検証項目の編集内容共有することができるので、常に最新の検証項目情報を使用して設計検証を行うことが可能となる。

0046

このように、前記検証項目情報は、検証項目ごとに、設計検証の対象となる部品を識別するための部品識別情報、検証時期を表す検証時期情報、およびその検証項目に対して過去に行われた対策内容を表す対策内容情報を少なくとも含むので、その生産工程での検証項目で検証を行うべき部品について、関係する検証時期、および過去に行われた対策内容を知ることができ、適切な時期に、過去の経験を踏まえて設計検証を行うことができる。

0047

検証結果情報記憶部14は、検証結果登録情報140を記憶する。検証結果登録情報140は、設計検証で設計変更が必要であると判定されたか必要でないと判定されたかの検証結果を表す検証結果情報、設計変更が必要であるまたは設計変更が必要でないと判定した理由を表す判定理由情報、設計変更が必要であると判定された部品の部品名、その部品の検証項目の検証項目名、その部品の部分のうち修正が必要な箇所を表す修正箇所情報、および設計検証を行った検証者を表す検証者情報、および検証した日を表す検証日情報を含む。

0048

このように、前記検証結果情報は、設計変更が必要であるまたは設計変更が必要でないと判定した理由を表す判定理由情報、設計変更が必要であると判定された部品の部分のうち修正が必要な箇所を表す修正箇所情報、設計検証を行った検証者を表す検証者情報、および検証した日を表す検証日情報を少なくとも含むので、部品の設計変更を行う担当者は、設計変更を行うべき理由、修正箇所および検証日を知ることができるので、対策日程も含めて適切に対策することができる。さらに、不明な点があれば、検証者と連絡することも可能である。

0049

構成表情報記憶部15は、構成表情報150を記憶する。構成表情報150は、各生産工程で取扱われる部品を表す情報であり、部品を識別するための部品識別情報、たとえば部品名と、各生産工程を識別するための生産工程識別情報、たとえば生産工程名と、生産工程で完成した組品からなる部品が取扱われる生産工程を示す生産工程名つまり親工程名とを含む。

0050

図3に示した構成では、構成表情報記憶部15に記憶される構成表情報150に含まれる工程名および親行程名は、工程フロー情報記憶部12に記憶される工程フロー情報120の工程名および親行程名に反映され、設計データ記憶部11に記憶される3DCAD情報に含まれる部品名は、工程フロー情報記憶部12に記憶される工程フロー情報120の部品名に反映される。工程フロー情報記憶部12に記憶される工程フロー情報120の工程名は、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報130の工程名に反映され、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報130の検証項目名は、検証結果情報記憶部14に記憶される検証結果登録情報140の検証項目名に反映される。

0051

設計データ読込部21は、設計データ記憶部11から設計データを読み込み、読み込んだ設計データを工程フロー作成部22に送る。設計データ読込部21は、読み込んだ設計データを出力装置、たとえばディスプレイに表示することもできる。工程フロー作成部22は、設計データ読込部21から受け取った設計データに含まれる部品名に対応する工程名および親行程名を、構成表情報記憶部15に記憶される構成表情報に含まれる工程名および親行程名から抽出して、工程フロー情報を生成する。そして、生成した工程フロー情報を、工程フロー情報記憶部12に記憶するとともに、生成した工程フロー情報が示す工程フローを出力装置、たとえばディスプレイに表示する。

0052

ユーザは、ディスプレイに表示された工程フローを編集可能である、具体的には、ユーザが入力装置によって、表示された工程フローの記号を移動、または記号の追加もしくは削除などの編集を行うこと、および表示された工程フローの生産工程名および部品名の編集を行うことが可能である。ユーザが入力装置によって編集を行うと、設計データ読込部21は、その編集を工程フロー情報記憶部12に記憶される工程フロー情報に反映する。設計データ読込部21によって、工程フロー情報記憶部12に記憶される工程フロー情報が変更されても、構成表情報記憶部15に記憶される構成表情報は、変更されない。

0053

工程部品表示部23は、設計検証を効率よく行うために、ユーザによって選択された生産工程に対応付けられた部品のみを出力装置、たとえばディスプレイに表示することができる。具体的には、ユーザは、入力装置によって、ディスプレイに表示された工程フローの生産工程の中から生産工程を、たとえば記号あるいは行で選択すると、工程部品表示部23は、選択された生産工程で取扱われる部品の部品名を、工程フロー情報記憶部12に記憶される工程フロー情報から抽出する。そして、抽出した部品名に対応する設計データを設計データ記憶部11から読み込み、読み込んだ設計データをディスプレイに表示する。すべての部品を表示したい場合は、工程フローの中の最終工程の記号もしくは行を選択する。工程部品表示部23および入力装置は、第2の選択手段であるである。工程部品表示部23および出力装置は、出力手段である。

0054

このように、記憶装置によって、前記設計された部品を表す部品情報が記憶され、工程部品表示部23および入力装置によって、前記記憶装置に記憶される工程フロー情報が示す生産工程の中から、前記部品情報を表示すべき部品が用いられる生産工程が選択され、工程部品表示部23および出力装置によって、工程部品表示部23および入力装置によって生産工程が選択されると、前記記憶装置に記憶される部品情報のうち、工程部品表示部23および入力装置によって選択された生産工程で取扱われる部品の部品情報が出力される。したがって、検証したい生産工程で取扱われる部品の部品情報のみを表示して確認することができる。

0055

抽出手段である検証リスト表示部24は、ユーザが指定する絞り込み条件合致する検証項目を、検証項目情報から抽出し、抽出した検証項目をディスプレイなどに表示する。指定する絞り込み条件は、たとえば検証時期および生産工程のうちの少なくともいずれか1つを含む条件である。具体的には、ユーザが入力装置、たとえばマウスあるいはキーボードなどによって絞り込み条件を入力すると、検証リスト表示部24は、入力された絞り込み条件に合致する検証項目、たとえば検証時期、生産工程、または検証時期および生産工程に合致する検証項目を、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報から抽出し、抽出した検証項目を、検証項目リストとしてディスプレイなどに表示する。検証リスト表示部24および出力装置、または出力装置は、出力手段である。検証リスト表示部24および入力装置は、選択手段である。

0056

図8は、選択された検証時期を絞り込み条件として抽出された検証項目の検証項目リスト35を示す図である。検証項目リスト35は、入力装置によって、絞り込み条件として検証時期「0次試作段階」が指定されたときに、検証リスト表示部24が、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報、たとえば図7に示した検証項目情報130から、絞り込み条件「0次試作段階」に合致する検証項目を抽出した検証項目リストの例である。図8に示した検証項目リスト35には、図7に示した検証項目情報130の検証項目のうち検証項目名「1」〜「7」の検証項目が示されている。

0057

絞り込み条件の指定は、入力装置によって、設計検証を行いたい検証時期を入力することによって指定してもよいし、あるいは検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報、たとえば図7に示した検証項目情報130をディスプレイに表示しておいて、表示されている検証項目情報130の検証時期の中から設計検証を行いたい検証時期の行を、入力装置によって選択することによって指定してもよい。選択する行は、設計検証を行いたい検証時期の行であればいずれの行であってもよいし、あるいはその検証時期の行のうちの最終行としてもよい。あるいは、検証を行いたい部品を選択することによって、その部品の検証時期を選択するようにしてもよい。検証時期に代えて生産工程を指定する場合も同様に指定することが可能である。

0058

図9は、選択された検証時期および生産工程を絞り込み条件として抽出された検証項目の検証項目リスト36を示す図である。検証項目リスト36は、入力装置によって、絞り込み条件として、工程名「A1」および検証時期「0次試作段階」が指定されたときに、検証リスト表示部24が、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報、たとえば図7に示した検証項目情報130から、絞り込み条件工程名「A1」および「0次試作段階」に合致する検証項目を抽出し、抽出した検証項目をリスト表示した例である。図9に示した検証項目リスト36には、図7に示した検証項目情報130の検証項目のうち検証項目名「1」〜「4」の検証項目がリスト表示されている。

0059

絞り込み条件の指定は、入力装置によって、設計検証を行いたい工程名および検証時期を入力することによって指定してもよいし、あるいはまず検証時期によって絞り込んで表示された検証項目リストの中から、工程名を指定してされに絞り込んでもよいし、あるいはまず工程名によって絞り込んで表示された検証項目リストの中から、検証時期を指定してさらに絞り込んでもよい。具体的には、たとえば検証時期によって絞り込んで表示された検証項目リストの中から、工程名を指定してされに絞り込む場合、図8に示した検証項目リスト35、すなわち検証時期「0次試作段階」で絞り込んだ検証項目リスト35で、工程名「A1」の行を選択してさらに絞り込む。

0060

検証結果登録部25は、検証リスト表示部24によって表示された検証項目について、ユーザによって検証された検証結果を登録する。具体的には、ユーザが、検証項目に従って検証を行った検証結果を表す検証結果情報を含む検証結果登録情報を、入力装置によって入力すると、検証結果登録部25は、入力装置によって入力された検証結果登録情報を検証結果情報記憶部14に記憶する。

0061

このように、検証リスト表示部24および入力装置によって、記憶装置に記憶される検証項目情報に含まれる検証時期情報が示す検証時期の中から、設計検証を行うべき検証時期が選択され、検証リスト表示部24によって、記憶装置に記憶される検証項目情報の中から、検証リスト表示部24および入力装置によって選択された検証時期に対応付けられた検証項目の検証項目情報が抽出されるので、検証時期だけで設計検証を行うべき検証項目を絞り込むことができる。

0062

さらに、検証リスト表示部24および入力装置によって、記憶装置に記憶される検証項目情報に含まれる検証時期情報が示す検証時期の中から、設計検証を行うべき検証時期が、前記生産工程とともに選択され、検証リスト表示部24によって、記憶装置に記憶される検証項目情報の中から、検証リスト表示部24および入力装置によって選択された生産工程および検証時期に対応付けられた検証項目の検証項目情報が抽出されるので、生産工程とともに検証時期によって設計検証を行うべき検証項目を絞り込むことができる。

0063

図10は、新規問題点入力ダイアログ40の一例を示す図である。新規問題点入力ダイアログ40は、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報が示す検証項目以外で問題が発見された場合に、発見された問題の部品の部品名と、問題内容と、問題箇所の画像とを入力するための操作画面である。

0064

新規問題点入力ダイアログ40は、「問題内容の入力」と表示されるタイトル欄41、問題部品入力欄42、画像キャプチャボタン43および問題内容入力欄44を含んで構成される。問題部品名入力欄42は、発見された問題の部品の部品名を入力するための入力欄である。画像キャプチャボタン43は、発見された問題の部品の問題箇所の画像を、入力装置のカメラで取り込むための操作ボタンである。画像キャプチャボタン43の操作は、たとえば画面の表示されるポインタを画像キャプチャボタン43の位置に移動し、マウスで左クリックすることによって操作する。問題内容入力欄44は、発見された問題の内容を入力するための入力欄である。

0065

検証結果登録部25は、画像キャプチャボタン43の操作によって取り込まれたキャプチャ画像、キャプチャ画像の有無を表すキャプチャ画像有無情報、および検証結果「NG」、つまり検証結果で設計変更が必要であると判定された検証結果などの情報を、検証結果情報記憶部14に記憶される検証結果登録情報に追加する。さらに、問題部品名入力欄42に入力された部品名、および問題内容入力欄44に入力された問題内容を、新たな検証項目として、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報に追加する。

0066

検証結果登録部25は、新たな検証項目を追加するとき、検証項目名である追い番を自動採番する。工程名は、新規問題点入力ダイアログ40を表示させたときに選択されていた工程の工程名、部品が選択されていた場合は、その部品が組付けられる工程の工程名が設定される。工程が選択されていない場合は、最後の生産工程の工程名もしくは部品名が設定される。対策内容および検証時期は、設定されない。対策内容および検証時期は、検証項目編集部27によって設定される。入力装置および検証結果登録部25は、入力手段である。

0067

設計変依頼手段である設計修正依頼部26は、検証結果登録情報に含まれる検証結果情報が示す検証結果が、設計変更が必要であると判定されたことを示していると、設計変更が必要であると判定された部品の設計変更を依頼する依頼先の修正依頼先情報を、設計変更が必要であると判定された部品の部品名によって、設計データ記憶部11に記憶される設計データに含まれる修正依頼先情報から抽出する。

0068

そして、設計修正依頼部26は、抽出した修正依頼先情報が示す依頼先に、設計検証で設計変更が必要であると判定された部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を、電子メールなどの通信手段によって送信して、修正を依頼する。設計変更依頼情報は、たとえば、図7に示した検証項目名「1」の検証項目について、修正依頼をする場合、「ピンセットが入る隙間を確保して下さい」、あるいは「部品○○と部品△△との間を5mm空けて下さい」など、設計変更を依頼する情報である。

0069

検証項目編集手段である検証項目編集部27は、新たな検証項目情報の追加、および検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報の編集を可能とする。具体的には、たとえば図7に示した検証項目情報130を工程部品表示部23によって表示するとき、検証項目情報130の元データ、たとえば元データが表計算ソフトウエアで用いられる表形式の場合、その表形式のデータの項目のうち、修正対象の項目のデータを修正することによって、検証項目情報130の編集を行うことができる。

0070

このように、検証項目編集部27によって、記憶装置に記憶される検証項目情報に、新たな検証項目情報の追加、および記憶装置に記憶される検証項目情報の編集が可能とされるので、常に最適な検証項目に基づいて設計検証を行うことができ、設計品質をより向上することができる。

0071

図11は、設計検証装置1およびユーザが実行する設計検証処理を示すフローチャートである。たとえば、CPUによってディスプレイに表示されるメインメニューの中から設計検証が選択されると、ステップA1に移る。

0072

ステップA1では、設計データを読み込む。具体的には、設計データ読込部21は、設計データ記憶部11から設計データを読み込み、読み込んだ設計データを工程フロー作成部22に送る。ステップA2では、工程フローの作成を行う。具体的には、工程フロー作成部22は、設計データ読込部21から受け取った設計データに含まれる部品名に対応する工程名および親行程名を、構成表情報記憶部15に記憶される構成表情報に含まれる工程名および親行程名から抽出して、工程フロー情報を生成し、生成した工程フロー情報を出力装置、たとえばディスプレイに表示する。

0073

ステップA3では、検証時期を選択する。具体的には、検証リスト表示部24は、工程部品表示部23によって表示された検証項目情報の検証項目の中から、ユーザが入力装置、たとえばキーボードあるいはマウスによって検証時期を選択すると、選択された検証時期を取り込み、取り込んだ検証時期に合致する検証項目を、表示した検証項目情報から抽出する。このとき、抽出した検証項目は、検証項目リスト、たとえば図8に示した検証項目リスト35としてディスプレイに表示してもよい。

0074

選択ステップおよび抽出ステップであるステップA4では、生産工程を選択する。具体的には、検証リスト表示部24は、表示された工程フローの中から、ユーザが入力装置によって生産工程を、記号あるいは生産工程の行で選択すると、選択された記号あるいは生産工程の行を取り込み、取り込んだ記号あるいは生産工程の行の生産工程に合致する検証項目を、ステップA3で抽出した検証項目からさらに抽出する。

0075

出力ステップであるステップA5では、検証リスト表示部24は、ステップA4で抽出した検証項目を検証項目リスト、たとえば図9に示した検証項目リスト36としてディスプレイなどに表示する。このように、ステップA3で選択された検証時期と、ステップA4で選択された生産工程とによって絞り込んだ検証項目のみを表示することができるので、効率的な設計検証を行うことができる。

0076

ステップA6では、設計検証を実行する。具体的には、ユーザは、ステップA5で表示された検証項目リストの検証項目について、設計データ記憶部11に記憶される設計データを、たとえば図2に示した端末装置16によって参照しながら設計検証を行う。すべての部品が表示される場合、内部に含まれる部品に関する設計検証が困難なことが多い。設計検証を行う生産工程で組付けられる部品もしくは組品のみを表示したい場合は、工程フローで記号もしくはその生産工程の行を指示し、工程部品表示部9によってその生産工程に対応付けられている部品もしくは組品のみを表示することも可能である。

0077

入力ステップであるステップA7では、検証結果を登録する。具体的には、設計検証を行った検証結果を表す検証結果情報を含む検証結果登録情報を、ユーザが入力装置によって入力すると、検証結果登録部25は、入力された検証結果登録情報を取り込み、取り込んだ検証結果登録情報を検証結果情報記憶部14に記憶する。検証結果登録情報には、判定理由およびキャプチャ画像を表す情報を含む。判定理由は、設計変更が必要であるあるいは設計変更が必要でないと判定した理由である。キャプチャ画像は、判定理由の根拠となる部品の箇所の画像を、入力装置であるカメラによって取り込んだ画像である。検証結果の表記は、設計変更が必要でない場合は、たとえば「OK]あるいは「○」であり、設計変更が必要である場合は、たとえば「NG]あるいは「×」である。

0078

設計検証によって発見された問題を防止するための検証項目が、検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報にない検証項目である場合、図10に示した新規問題点入力ダイアログ40によって、その検証項目を検証項目情報記憶部13に記憶される検証項目情報に追加することができる。

0079

ステップA8では、修正が必要な部品があるか否かを判定する。具体的には、設計修正依頼部26は、検証結果情報記憶部14に記憶された検証結果登録情報が示す検証結果の中に設計変更が必要と判定された検証結果があるか否かを判定する。検証結果情報記憶部14に記憶された検証結果登録情報の中に設計変更が必要と判定された検証結果があると、修正が必要な部品があると判定し、ステップA9に進む。検証結果情報記憶部14に記憶された検証結果登録情報の中に設計変更が必要と判定された検証結果がないと、修正が必要な部品がないと判定し、設計検証処理を終了する。

0080

ステップA9では、修正依頼を出す。具体的には、設計修正依頼部26は、設計変更が必要であると判定された部品の設計変更を依頼する依頼先の修正依頼先情報を、設計変更が必要であると判定された部品の部品名によって、設計データ記憶部11に記憶される設計データに含まれる修正依頼先情報から抽出する。そして、抽出した修正依頼先情報が示す依頼先に、設計検証で設計変更が必要であると判定された部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を、電子メールなどの通信手段によって送信して、設計変更を依頼し、設計検証処理を終了する。ステップA8およびステップA9は、設計変依頼ステップである。

0081

このように、記憶装置によって、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す修正依頼先情報、製品を生産する生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す工程フロー情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報が記憶される。検証リスト表示部24および入力装置によって、記憶装置に記憶される工程フロー情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程が選択され、検証リスト表示部24によって、記憶装置に記憶される検証項目情報の中から、検証リスト表示部24および入力装置によって選択された生産工程の検証項目情報が抽出され、検証リスト表示部24および出力装置によって、検証リスト表示部24によって抽出された検証項目情報が出力される。

0082

そして、入力装置および検証結果登録部25によって、検証リスト表示部24および出力装置によって出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品があるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報が入力され、設計修正依頼部26によって、入力装置および検証結果登録部25によって入力された検証結果情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品であると判定された検証結果があるとき、記憶装置に記憶される修正依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報が送信される。

0083

したがって、生産工程の設計を行う担当者が各生産工程で取扱われる部品の設計検証を行うとき、生産工程ごとの検証項目を出力することができ、さらに、部品の設計変更が必要であると判定されたとき、部品の設計変更が必要であることを部品の設計担当者に容易に通知することができる。すなわち、各生産工程について、最適な要件が設定された検証項目リストによる設計検証と、生産工程順による設計検証が可能となり、業務の効率化に加えて検証漏れの削減を図ることができる。さらに、検証項目に対応する部品の設計変更を依頼する依頼先を容易に特定し、通知することができる。

0084

さらに、図11に示したフローチャートにおいて、ステップA4では、設計された部品の設計変更を依頼する依頼先を部品ごとに表す修正依頼先情報、生産工程と各生産工程で取扱われる部品とを表す工程フロー情報、および各生産工程で取扱われる部品について設計検証を行うべき検証項目ごとの検証内容を、生産工程ごとに表す検証項目情報を記憶する記憶装置に記憶される工程フロー情報が示す生産工程の中から検証対象の生産工程を選択する。そして、記憶装置に記憶される検証項目情報の中から、選択された生産工程の検証項目情報を抽出する。ステップA5では、ステップA4で抽出された検証項目情報を出力する。

0085

ステップA7では、ステップA5で出力された検証項目情報が示す検証項目について、設計変更が必要な部品であるか否かが判定された検証結果を表す検証結果情報を入力する。そして、ステップA8およびステップA9ステップでは、ステップA7で入力された検証結果情報が示す検証結果の中に、設計変更が必要な部品があると判定された検証結果があるとき、記憶装置に記憶される修正依頼先情報が示す依頼先のうち、前記設計変更が必要であると判定された部品の設計変更の依頼先に、部品の設計変更を依頼する設計変更依頼情報を送信する。

0086

したがって、本発明に係る設計検証方法を適用すれば、生産工程の設計を行う担当者が各生産工程で取扱われる部品の設計検証を行うとき、生産工程ごとの検証項目を出力することができ、さらに、部品の設計変更が必要であると判定されたとき、部品の設計変更が必要であることを部品の設計担当者に容易に通知することができる。すなわち、各生産工程について、最適な要件が設定された検証項目リストによる設計検証と、生産工程順による設計検証が可能となり、業務の効率化に加えて検証漏れの削減を図ることができる。さらに、検証項目に対応する部品の設計変更を依頼する依頼先を容易に特定し、通知することができる。

0087

設計検証装置1の記憶装置に記憶されるプログラムは、コンピュータつまりコンピュータシステムを、設計検証装置1の各手段、たとえば記憶装置からなる記憶手段、検証リスト表示部24および入力装置からなる選択手段、検証リスト表示部24からなる抽出手段、検証リスト表示部24および出力装置、出力装置、または工程部品表示部23および出力装置からなる出力手段、入力装置および検証結果登録部25からなる入力手段、設計修正依頼部26からなる設計変依頼手段、検証項目編集部27からなる検証項目編集手段、および工程部品表示部23および入力装置からなる第2の選択手段などの手段として機能させるためのプログラムである。

0088

したがって、本発明は、コンピュータを設計検証装置1の各手段として機能させるためのプログラムとして提供することができる。

0089

上述した実施の形態では、プログラムは、設計検証装置1の記憶装置たとえば半導体メモリあるいは磁気ディスク装置などの記憶装置に記憶されているが、これらの記憶装置に限定されるものではなく、コンピュータで読取り可能な記録媒体記録されていてもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置を設け、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能な記録媒体であってもよいし、あるいは他の装置の記憶装置であってもよい。

0090

いずれの記録媒体であっても、記憶されているプログラムがコンピュータからアクセスされて実行される構成であればよい。あるいはいずれの記録媒体であっても、プログラムが読み出され、読み出されたプログラムが、記憶装置のプログラム記憶エリアに記憶されて、そのプログラムが実行される構成であってもよい。さらに通信ネットワークを介して他の装置からダウンロードされてプログラム記憶エリアに記憶させてもよい。ダウンロード用のプログラムは、予めコンピュータの記憶装置に記憶しておくか、あるいは別な記録媒体からプログラム記憶エリアにインストールしておく。

0091

本体と分離可能に構成される記録媒体は、たとえば磁気テープカセットテープなどのテープ系の記録媒体、フレキシブルディスクハードディスクなどの磁気ディスクもしくはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disk)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)/ブルーレイディスクなどの光ディスクディスク系の記録媒体、IC(IntegratedCircuit)カードメモリカードを含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、またはマスクROMEPROM
Erasable Programmable Read Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable
Programmable Read Only Memory)/フラッシュROMなどの半導体メモリを含む固定的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。

0092

したがって、本発明は、コンピュータを設計検証装置1の各手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。

図面の簡単な説明

0093

本発明の実施の一形態である設計検証装置1の機能の構成を示すブロック図である。
サーバ2および端末装置3から構成される設計検証装置1の構成例を示す図である。
設計検証装置1が用いるデータおよび情報の構成を示す図である。
工程フロー情報120が示す工程フローで用いられる生産工程記号の記号リスト31を示す図である。
工程フロー情報120が示す工程フローの一例を示す図である。
工程フロー情報120が示す工程フローの他の例を示す図である。
検証項目情報130の構成の一例を示す図である。
選択された検証時期を絞り込み条件として抽出された検証項目の検証項目リスト35を示す図である。
選択された検証時期および生産工程を絞り込み条件として抽出された検証項目の検証項目リスト36を示す図である。
新規問題点入力ダイアログ40の一例を示す図である。
設計検証装置1およびユーザが実行する設計検証処理を示すフローチャートである。

符号の説明

0094

1設計検証装置
2サーバ
3端末装置
4ネットワーク
11 設計データ記憶部
12工程フロー情報記憶部
13検証項目情報記憶部
14検証結果情報記憶部
15構成表情報記憶部
21 設計データ読込部
22工程フロー作成部
23工程部品表示部
24検証リスト表示部
25 検証結果登録部
26 設計修正依頼部
27検証項目編集部
31生産工程記号の記号リスト
35,36検証項目リスト
40新規問題点入力ダイアログ
110 設計データ
120 工程フロー情報
130 検証項目情報
140 検証結果登録情報
150 構成表情報

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