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技術 扉固定具の位置決め型部材および該位置決め型部材を使用した扉固定具の取付方法

出願人 株式会社ノダ
発明者 松井雄一
出願日 2008年6月27日 (12年4ヶ月経過) 出願番号 2008-168754
公開日 2010年1月14日 (10年10ヶ月経過) 公開番号 2010-007373
状態 特許登録済
技術分野 ウイング開閉機構;ウイング用付属品 戸または窓の固定装置
主要キーワード 位置出し面 位置決め線 方向指示線 扉閉止状態 スプリング作用 固定作用 片開き扉 両開き扉
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (16)

課題

家具等の扉を固定する扉固定具における床側固定具を床に固定するに際して扉側固定具との間に適正な位置関係を与えることを現場作業において容易に実現させ、本来の扉固定作用を確実に発揮させる。

解決手段

起伏片21の位置出し面211を扉表面に当接させると共に位置出し線(112)を扉木口面に合わせた状態にして位置決め型部材20を床面2に両面テープ233で仮固定し、起伏片21を第2の位置決め片23上に折り重ねた状態にして扉を開き、第1の位置決め片22の床側固定具収容開口221に床側固定具(4)を収容して位置決めする。このようにして床側固定具を床に固定した後、位置決め型部材を取り外して回収する。厚さの異なる扉に対しては第2の位置決め片23の床側固定具収容開口231を用いて床側固定具を位置決めする。

概要

背景

家具等の扉を固定する扉固定具としてマグネットキャッチと呼ばれるものが知られている。たとえば、下記特許文献1には、家具等の本体側に予め形成した穴にマグネットキャッチの足片嵌入して固定し、該マグネットキャッチを扉に固定したマグネット吸着させることにより扉を閉止状態に保持する。
実願昭61−59487号(実開昭62−175174号)に係るマイクロフィルム

また、下記特許文献2には収納開閉扉の下部戸当たり装置において、床面と略同一面に設けられる下枠における所定箇所戸当たりスプリング作用で出没可能に埋設することが記載されている。
特開2001−173308

概要

家具等の扉を固定する扉固定具における床側固定具を床に固定するに際して扉側固定具との間に適正な位置関係を与えることを現場作業において容易に実現させ、本来の扉固定作用を確実に発揮させる。起伏片21の位置出し面211を扉表面に当接させると共に位置出し線(112)を扉木口面に合わせた状態にして位置決め型部材20を床面2に両面テープ233で仮固定し、起伏片21を第2の位置決め片23上に折り重ねた状態にして扉を開き、第1の位置決め片22の床側固定具収容開口221に床側固定具(4)を収容して位置決めする。このようにして床側固定具を床に固定した後、位置決め型部材を取り外して回収する。厚さの異なる扉に対しては第2の位置決め片23の床側固定具収容開口231を用いて床側固定具を位置決めする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

少なくとも上枠および左右縦枠を有する扉枠と床とで形成される開口部に設けられる扉の下部に取り付けられる扉側固定具と、閉止状態の扉における扉側固定具に対応する位置において床に固定される床側固定具とから構成される扉固定具の床側固定具の床に対する固定位置を決定するために用いられる型部材であって、(1)扉の表面に当接して前後方向の位置出しを行う位置出し面と、扉の表面に直交する木口面に合わせて横方向の位置出しを行う位置出し線とを備えた第1片と、(2)第1片の位置出し面側の下端から延長して床面に当接可能であり、閉止状態の扉に対して前記位置出し面を扉の表面に当接させると共に前記位置出し線を扉の前記木口面に合わせて第1片を配置したときに前記床側固定具の固定位置に応じた箇所に床側固定具を配置するための床側固定具収容開口を備えた第2片と、(3)第1片の下端から第2片と反対方向に延長して床面に固定される第3片と、を有してなり、第1片は第2片および第3片と略直角に起立する位置と第3片に重なる位置との間を起伏可能に設けられることを特徴とする扉固定具の位置決め型部材

請求項2

少なくとも上枠および左右縦枠を有する扉枠と床とで形成される開口部に設けられる扉の下部に取り付けられる扉側固定具と、閉止状態の扉における扉側固定具に対応する位置において床に固定される床側固定具とから構成される扉固定具の床側固定具の床に対する固定位置を決定するために用いられる型部材であって、(1)扉の表面に当接して前後方向の位置出しを行う2つの位置出し面が両面に設けられると共に、扉の表面に直交する木口面に合わせて横方向の位置出しを行う2つの位置出し線を備えた第1片と、(2)第1片の一方の位置出し面の下端から延長して床面に当接可能であり、閉止状態の扉に対して前記一方の位置出し面を扉の表面に当接させると共に一方の位置出し線を扉の前記木口面に合わせて第1片を配置したときに前記床側固定具の固定位置に応じた箇所に床側固定具を配置するための床側固定具収容開口を備えた第2片と、(3)第1片の他方の位置出し面の下端から延長して床面に当接可能であり、閉止状態の扉に対して前記他方の位置出し面を扉の表面に当接させると共に他方の位置出し線を扉の前記木口面に合わせて第1片を配置したときに前記床側固定具の固定位置に応じた箇所に床側固定具を配置するための床側固定具収容開口を備えた第3片と、を有してなり、第2片における床側固定具収容開口と第3片における床側固定具収容開口は異なる2種類の扉厚に対応して第1片の前記一方の位置出し面および前記他方の位置出し面から異なる寸法で形成され、また、第1片は第2片および第3片と略直角に起立する位置と第2片に重なる位置と第3片に重なる位置との間を起伏可能に設けられることを特徴とする扉固定具の位置決め型部材。

請求項3

請求項1記載の位置決め型部材を用いて床側固定具を床に取り付ける方法であって、(1)あらかじめ下部に扉側固定具が固定された扉を扉枠に取り付け、(2)扉を閉めた状態にして、(3)位置決め型部材の第1片の前記位置出し面を扉の表面に当接させると共に第2片を扉と床面との間に差し込んで扉の反対側に突出させて床に当接させ、且つ、第3片を扉の手前側で床に当接させた状態にして位置決め型部材を配置し、(4)第1片の位置出し線を扉の表面に直交する木口面に合わせて位置決めし、(5)この状態で第3片を床に固定し、(6)床に固定した第3片に重ね合わせるように第1片を折り曲げ、(7)扉を開け、(8)第2片の床側固定具収容開口に床側固定具を配置して固定した後、(9)床に固定した第3片を取り外して位置決め型部材を取り除く、ことを特徴とする扉固定具の取付方法

請求項4

請求項2記載の位置決め型部材を用いて床側固定具を床に取り付ける方法であって、(1)あらかじめ下部に扉側固定具が固定された扉を扉枠に取り付け、(2)扉を閉めた状態にして、(3)位置決め型部材の第1片のいずれか一方の位置出し面を扉の表面に当接させると共に第2片または第3片のいずれかを扉と床面との間に差し込んで扉の反対側に突出させて床に当接させ、且つ、残る第2片または第3片を扉の手前側で床に当接させた状態にして位置決め型部材を配置し、(4)第1片のいずれか一方の位置出し線を扉の表面に直交する木口面に合わせて位置決めし、(5)この状態で扉の手前側で床に当接させた第2片または第3片を床に固定し、(6)床に固定した第2片または第3片に重ね合わせるように第1片を折り曲げ、(7)扉を開け、(8)扉の反対側で床に当接している第2片または第3片の床側固定具収容開口に床側固定具を配置して固定した後、(9)床に固定した第2片または第3片を取り外して位置決め型部材を取り除く、ことを特徴とする扉固定具の取付方法。

技術分野

0001

本発明は、家具等の扉を固定する扉固定具を床に正確且つ容易に位置決めするために用いる位置決め型部材に関する。本発明はまた、該位置決め型部材を使用して扉を床に正確且つ容易に位置決めしつつ取り付ける取付方法に関する。

背景技術

0002

家具等の扉を固定する扉固定具としてマグネットキャッチと呼ばれるものが知られている。たとえば、下記特許文献1には、家具等の本体側に予め形成した穴にマグネットキャッチの足片嵌入して固定し、該マグネットキャッチを扉に固定したマグネット吸着させることにより扉を閉止状態に保持する。
実願昭61−59487号(実開昭62−175174号)に係るマイクロフィルム

0003

また、下記特許文献2には収納開閉扉の下部戸当たり装置において、床面と略同一面に設けられる下枠における所定箇所戸当たりスプリング作用で出没可能に埋設することが記載されている。
特開2001−173308

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に記載されるマグネットキャッチのような扉固定具は、扉の裏面下部に固定される扉側固定具と、床に固定される床側固定具とから構成され、扉を閉めたときに床側固定具が扉側固定具に確実に吸着されるような位置関係で固定しなければならない。

0005

一般に、このような扉固定具は、あらかじめ扉側固定具が固定された扉を扉枠に取り付けた後、現場にて床側固定具を床に固定することによって施工されるが、床に対する床側固定具の固定位置は目測によって行われていたのが実情である。このため、扉側固定具と床側固定具との間の相対的位置関係にずれが生じ、扉を固定する作用が十分に発揮されなかったり、あるいは扉が完全に閉止しきっていない状態で固定されてしまうと言った不具合が生ずることがあった。

0006

特許文献2に示される戸当たりは扉固定具を構成するものではなく、また床に固定されるものでもないが、扉閉止状態において扉との関係で適正な位置に固定しなければならない点においては、扉固定具における床側固定具と共通の事情を抱えている。しかしながら、特許文献2に示されるような両開き扉の場合は、片側の扉を開けた状態にして他方の扉を閉めておいて、該閉止状態の扉を基準として床側固定具を位置決めすることができるので、目測であっても正確な位置決めを行うことが比較的容易である。ところが、片開き扉の場合には、床側固定具を取り付ける際に基準とすべき閉止状態の扉が存在しないので、目測での位置決めが不正確になりがちである。

0007

図15は従来公知のマグネットキャッチが取り付けられた状態を示す。このマグネットキャッチは、扉枠6に設けられる扉1の下部に取り付けられる扉側固定具3がマグネット収容部3aとツメ部3bとを有してなり、床側固定具4が閉めた状態の扉面1bから所定距離離れた位置において床2にネジ5で取り付けられる台座4aとこの台座4aに出没自在に埋設される金属プレート4bとを有してなる。扉1が閉止位置に近づくと、扉側固定具3のマグネット収容部3aに収容されるマグネットに吸着されて床側固定具4の金属プレート4bが起立し、扉側固定具3のツメ部3bに噛み合って扉1を閉止位置に保持する。このような構成のマグネットキャッチにおいては、床側固定具4の取付位置を現場で正確に把握することは困難であり、特に片開き扉を開いた状態にして目視にて正確な位置決めを行うことは至難である。

0008

このような場合であっても、たとえば設計図上で任意に設定した基準点に対して床側固定具を取り付けるべき位置の座標計測しておいて、施工時に該基準点および座標に基づいて位置出しを行うことは可能であるが、時間と手間を要し、実際に現場作業でこのようなことが行われることはほとんど期待できない。

0009

したがって、本発明が解決しようとする課題は、家具等の扉を固定する扉固定具における床側固定具を床に固定するに際して扉側固定具との間に適正な位置関係を与えることを現場作業において容易に実現させ、本来の扉固定作用を確実に発揮させることである。

課題を解決するための手段

0010

上記の課題を達成するため、請求項1に係る本発明は、少なくとも上枠および左右縦枠を有する扉枠と床とで形成される開口部に設けられる扉の下部に取り付けられる扉側固定具と、閉止状態の扉における扉側固定具に対応する位置において床に固定される床側固定具とから構成される扉固定具の床側固定具の床に対する固定位置を決定するために用いられる型部材であって、(1)扉の表面に当接して前後方向の位置出しを行う位置出し面と、扉の表面に直交する木口面に合わせて横方向の位置出しを行う位置出し線とを備えた第1片と、(2)第1片の位置出し面側の下端から延長して床面に当接可能であり、閉止状態の扉に対して前記位置出し面を扉の表面に当接させると共に前記位置出し線を扉の前記木口面に合わせて第1片を配置したときに前記床側固定具の固定位置に応じた箇所に床側固定具を配置するための床側固定具収容開口を備えた第2片と、(3)第1片の下端から第2片と反対方向に延長して床面に固定される第3片と、を有してなり、第1片は第2片および第3片と略直角に起立する位置と第3片に重なる位置との間を起伏可能に設けられることを特徴とする扉固定具の位置決め型部材である。

0011

請求項2に係る本発明は、少なくとも上枠および左右縦枠を有する扉枠と床とで形成される開口部に設けられる扉の下部に取り付けられる扉側固定具と、閉止状態の扉における扉側固定具に対応する位置において床に固定される床側固定具とから構成される扉固定具の床側固定具の床に対する固定位置を決定するために用いられる型部材であって、(1)扉の表面に当接して前後方向の位置出しを行う2つの位置出し面が両面に設けられると共に、扉の表面に直交する木口面に合わせて横方向の位置出しを行う2つの位置出し線を備えた第1片と、(2)第1片の一方の位置出し面の下端から延長して床面に当接可能であり、閉止状態の扉に対して前記一方の位置出し面を扉の表面に当接させると共に一方の位置出し線を扉の前記木口面に合わせて第1片を配置したときに前記床側固定具の固定位置に応じた箇所に床側固定具を配置するための床側固定具収容開口を備えた第2片と、(3)第1片の他方の位置出し面の下端から延長して床面に当接可能であり、閉止状態の扉に対して前記他方の位置出し面を扉の表面に当接させると共に他方の位置出し線を扉の前記木口面に合わせて第1片を配置したときに前記床側固定具の固定位置に応じた箇所に床側固定具を配置するための床側固定具収容開口を備えた第3片と、を有してなり、第2片における床側固定具収容開口と第3片における床側固定具収容開口は異なる2種類の扉厚に対応して第1片の前記一方の位置出し面および前記他方の位置出し面から異なる寸法で形成され、また、第1片は第2片および第3片と略直角に起立する位置と第2片に重なる位置と第3片に重なる位置との間を起伏可能に設けられることを特徴とする扉固定具の位置決め型部材である。

0012

請求項3に係る本発明は、請求項1記載の位置決め型部材を用いて床側固定具を床に取り付ける方法であって、(1)あらかじめ下部に扉側固定具が固定された扉を扉枠に取り付け、(2)扉を閉めた状態にして、(3)位置決め型部材の第1片の前記位置出し面を扉の表面に当接させると共に第2片を扉と床面との間に差し込んで扉の裏面側に突出させて床に当接させ、且つ、第3片を扉の手前側で床に当接させた状態にして位置決め型部材を配置し、(4)第1片の位置出し線を扉の表面に直交する木口面に合わせて位置決めし、(5)この状態で第3片を床に固定し、(6)床に固定した第3片に重ね合わせるように第1片を折り曲げ、(7)扉を開け、(8)第2片の床側固定具収容開口に床側固定具を配置して固定した後、(9)床に固定した第3片を取り外して位置決め型部材を取り除く、ことを特徴とする。

0013

請求項4に係る本発明は、請求項2記載の位置決め型部材を用いて床側固定具を床に取り付ける方法であって、(1)あらかじめ下部に扉側固定具が固定された扉を扉枠に取り付け、(2)扉を閉めた状態にして、(3)位置決め型部材の第1片のいずれか一方の位置出し面を扉の表面に当接させると共に第2片または第3片のいずれかを扉と床面との間に差し込んで扉の裏面側に突出させて床に当接させ、且つ、残る第2片または第3片を扉の手前側で床に当接させた状態にして位置決め型部材を配置し、(4)第1片のいずれか一方の位置出し線を扉の表面に直交する木口面に合わせて位置決めし、(5)この状態で扉の手前側で床に当接させた第2片または第3片を床に固定し、(6)床に固定した第2片または第3片に重ね合わせるように第1片を折り曲げ、(7)扉を開け、(8)扉の反対側で床に当接している第2片または第3片の床側固定具収容開口に床側固定具を配置して固定した後、(9)床に固定した第2片または第3片を取り外して位置決め型部材を取り除く、ことを特徴とする。

発明の効果

0014

請求項1および請求項3に係る本発明によれば、扉を閉めた状態にして、第1片の位置決め面扉表面に当てると共に位置決め線を扉表面に直交する木口に合わせた状態にして第3片を床に固定するだけで、型部材の位置決めを容易に行うことができる。

0015

このようにして位置決めされた型部材の第1片を第3片に重ね合わせるように折り曲げることにより扉を開くことができるので、扉を開けた状態にして、第2片に形成された床側固定具収容開口に床側固定具を収容・固定することができ、床側固定具を適正位置に正確且つ容易に固定することができる。床側固定具収容開口は床側固定具の平面形状に合致した寸法および形状に形成されるので、床側固定具を適正位置に安定して配置することができる。

0016

また、請求項2および請求項4に係る本発明によれば、上記と同様の効果が得られることに加えて、一つの型部材で2種類の異なる厚さの扉に対して床側固定具を適正位置に正確且つ容易に位置決め固定することができ、汎用性が高い。

発明を実施するための最良の形態

0017

図1図3は本発明の一実施例による扉固定具の位置決め型部材を示す。この位置決め型部材10は、起伏片11と、位置決め片12と、固定片13とを有する。

0018

この位置決め型部材10は、図4に示すような横長方形状の厚紙10’に3本の折り曲げ線14a〜14cを設け、中央の折り曲げ線14aで山折りしてその両側の領域11a,11bを接着剤で貼り合わせて起伏片11とすると共に、折り曲げ線14b,14cで谷折りして位置決め片12および固定片13とすることにより形成される。厚紙10’の厚さtは、扉下端と床面との間の隙間sとの間で3t≦sとなるような寸法関係に設定される。

0019

起伏片11は、折り曲げ線14a,14cを介して、図1図3に示すように位置決め片12および固定片13に対して直立する起立状態を取り得ると共に、固定片13に重ね合わさるように折り曲げ可能である。

0020

起伏片11の寸法や形状は扉表面1aに対する位置決め作業を行うのに支障のないものであれば良い。たとえば方形状であれば縦辺30.0mm×横辺30.0mm程度以上の大きさがあれば良く、好適な一例として縦辺75.5mm×横辺70.0mmの方形状である。

0021

後述するように、起伏片11の一側面は扉表面1aに当接して前後方向の位置出しを行うための位置出し面111として働き、その一側縁は扉表面1aに直交する木口面に合わせて横方向の位置出しを行うための位置出し線112として働く。

0022

位置決め片12は、起伏片11の位置出し面111側の下端から折り曲げ線14bで折り曲げられて水平に延長する。位置決め片12には、この位置決め型部材10を用いて位置決めしようとする扉固定具の床側固定具を収容固定するための床側固定具収容開口121が切り抜き形成されている。この床側固定具収容開口121の大きさおよび形状は該床側固定具の平面形状と略同一に形成されており、たとえば直径33mmの円形状の床側固定具であれば、これと同一の直径33mmの円形状に切り抜くことにより床側固定具収容開口121が形成される。位置決め片12の寸法や形状は任意であるが、床側固定具収容開口121を形成しても必要な強度を確保できることが必要であり、好適な一例として縦辺75.5mm×横辺70.0mmの方形状である。

0023

位置決め片12における床側固定具収容開口121の形成位置について図5を参照して説明する。まず、図15を参照して既述したような適正位置に直径Dの円形状の床側固定具4を床2に固定するときの扉裏面1bから床側固定具4の中心までの距離dと、扉側固定具3が固定される側の扉1の木口面1cから床側固定具4の中心までの距離Wをあらかじめ計測しておく。扉1の木口面1cが面取り1dされているときは、面取り1dを無視して本来の木口面1cを基準として距離Wを計測する。そして、起伏片11の位置出し面111から床側固定具収容開口121の中心までの距離L1から扉1の厚さt1を減じた寸法(L1−t1)が扉裏面1bから床側固定具4の中心までの距離dと等しくなり、且つ、起伏片11の位置出し線112から床側固定具収容開口121の中心までの距離が木口面1cから床側固定具4の中心までの距離Wと等しくなるように、床側固定具4と同一の直径Dの円形状に切り抜くことにより、床側固定具収容開口121を形成する。

0024

なお、図15に関する既述から明らかなように、床側固定具4の固定に際しては金属プレート4bが扉側固定具3のツメ部3bと噛み合うように所定の向きで固定しなければならないので、この所定の向きを示す床側固定具設置方向指示線を位置決め片12に表示しておくことが好ましい。たとえば、図1および図2に示すように、金属プレート4bの幅(ないし金属プレート4bを嵌め込むために台座4aの表面に形成される凹部の両縁)に沿って床側固定具設置方向指示線122が表示される。

0025

位置決め片12の形状や寸法は限定的ではないが、上記の所定位置に所定形状・寸法の床側固定具収容開口121を形成することを可能にする形状・寸法を有することが必要である。

0026

固定片13は、起伏片11の位置出し面111とは反対側の下端から折り曲げ線14cで折り曲げられて水平に延長する。固定片13の形状や寸法は限定的ではなく、床2に対する位置決めおよび固定を確実に行うことができる程度のものであれば良い。一例として、縦辺30.0mm×横辺70.0mmの方形状であって良い。

0027

固定片13の裏面には任意に両面テープ131が設けられる。図1図4には示されていないが、図5に示されるように、位置決め片12の裏面にも任意に両面テープ123が設けられて良い。

0028

なお、この実施例では起伏片11の一側縁を位置出し線112として扉の一側縁の木口面1cに合わせるようにしているが、他側縁113を扉の他側縁の木口面に合わせる位置出し線として用いても良い。このようにすると、扉1の開き方向に応じて位置出し線112,113のいずれか一方を用いることにより位置決め型部材10を両方向の片開き扉に共用することが可能となる。この場合は、少なくとも位置決め片12を長手方向中心線Xに対して左右対称に構成する必要があり、したがってその幅寸法を木口面1cから床側固定具4の中心までの距離Wの2倍の寸法として、その幅中心に床側固定具収容開口121の中心が位置するように該床側固定具収容開口121を形成する。

0029

図6図8は本発明の別の実施例による扉固定具の位置決め型部材を示す。この位置決め型部材20は、起伏片21と、第1の位置決め片22と、第2の位置決め片23とを有する。この位置決め型部材20も、既述実施例による位置決め型部材10と略同様にして厚紙を折り曲げ・貼り合わせて形成可能である。

0030

起伏片21は、図6図8に示すように第1および第2の位置決め片22,23に対して直立する起立状態を取り得ると共に、これら位置決め片22,23に重ね合わさるように両方向に折り曲げ可能である。

0031

起伏片21の寸法や形状は扉表面1aに対する位置決め作業を行うのに支障のないものであれば良い。たとえば方形状であれば縦辺30.0mm×横辺30.0mm程度以上の大きさがあれば良く、好適な一例として縦辺75.5mm×横辺70.0mmの方形状である。

0032

後述するように、起伏片21の両側面は扉表面1aに当接して前後方向の位置出しを行うための位置出し面211,212として働き、その一側縁は位置出し面211を扉表面1aに当接させたときに扉表面1aに直交する一側縁木口面に合わせて横方向の位置出しを行うための位置出し線213として働き、他側縁は位置出し面212を扉表面1aに当接させたときに扉表面1aに直交する他側縁木口面に合わせて横方向の位置出しを行うための位置出し線214として働く。

0033

第1の位置決め片22は、起伏片21の位置出し面211側の下端から折り曲げられて水平に延長する。第1の位置決め片22には、この位置決め型部材20を用いて位置決めしようとする扉固定具の床側固定具を収容固定するための床側固定具収容開口221が切り抜き形成されている。この床側固定具収容開口221の大きさおよび形状は該床側固定具の平面形状と略同一に形成されており、たとえば直径33mmの円形状の床側固定具であれば、これと同一の直径33mmの円形状に切り抜くことにより床側固定具収容開口221が形成される。また、床側固定具を所定の向きで固定する作業を容易にするための床側固定具設置方向指示線222が表示されている。裏面には第1の位置決め片22を床面に固定するための両面テープ223が設けられている。

0034

第2の位置決め片23は、起伏片21の位置出し面212側の下端から折り曲げられて水平に延長する。第2の位置決め片23には、この位置決め型部材20を用いて位置決めしようとする扉固定具の床側固定具を収容固定するための床側固定具収容開口231が切り抜き形成されている。この床側固定具収容開口231の大きさおよび形状は該床側固定具の平面形状と略同一に形成されており、たとえば直径33mmの円形状の床側固定具であれば、これと同一の直径33mmの円形状に切り抜くことにより床側固定具収容開口231が形成される。また、床側固定具を所定の向きで固定する作業を容易にするための床側固定具設置方向指示線232が表示されている。裏面には第1の位置決め片23を床面に固定するための両面テープ233が設けられている。

0035

第1および第2の位置決め片22,23の寸法や形状は任意であるが、床側固定具収容開口221,231を形成しても必要な強度を確保できることが必要であり、好適な一例としていずれも縦辺75.5mm×横辺70.0mmの方形状である
このように第1の位置決め片22と第2の位置決め片23は略同一の構成を有しているが、床側固定具収容開口221,231の形成位置が異なっており、より詳しくは起伏片21から床側固定具収容開口221,231の中心までの距離が扉1の厚さに応じて異なるような位置に形成している。

0036

この点について図9を参照して説明する。第1の位置決め片22に形成される床側固定具収容開口221は、t1の厚さを有する扉1の裏面1bに取り付けた扉側固定具に対して図15を参照して既述したような適正位置に直径Dの円形状の床側固定具4を床2に固定するために用いるものであり、扉裏面1bから床側固定具4の中心までの距離dと、扉側固定具3が固定される側の扉1の木口面1cから床側固定具4の中心までの距離Wをあらかじめ計測しておく。扉1の木口面1cが面取り1dされているときは、面取り1dを無視して本来の木口面1cを基準として距離Wを計測する。

0037

そして、第1の位置決め片22において、起伏片21の位置出し面211から床側固定具収容開口221の中心までの距離L1から扉1の厚さt1を減じた寸法(L1−t1)が扉裏面1bから床側固定具4の中心までの距離dと等しくなり、且つ、起伏片21の位置出し線213から床側固定具収容開口221の中心までの距離が木口面1cから床側固定具4の中心までの距離Wと等しくなるように、床側固定具4と同一の直径Dの円形状に切り抜くことにより、床側固定具収容開口221を形成する(図9(a))。

0038

また、第2の位置決め片23に形成される床側固定具収容開口231は、t2(t2<t1)の厚さを有する扉1’の裏面1’bに取り付けた扉側固定具に対して図15を参照して既述したような適正位置に直径Dの円形状の床側固定具4を床2に固定するために用いるものであり、起伏片21の位置出し面212から床側固定具収容開口231の中心までの距離L2から扉1の厚さt2を減じた寸法(L2−t2)が扉裏面1’bから床側固定具4の中心までの距離dと等しくなり、且つ、起伏片21の位置出し線214から床側固定具収容開口231の中心までの距離が木口面1’cから床側固定具4の中心までの距離Wと等しくなるように、床側固定具4と同一の直径Dの円形状に切り抜くことにより、床側固定具収容開口231を形成する(図9(b))。

0039

したがって、この実施例における第1および第2の位置決め片22,23は長手方向中心線Xに対して左右対称に構成されており、その幅寸法は木口面1c,1’cから床側固定具4の中心までの距離Wの2倍の寸法とされ、その幅中心に床側固定具収容開口221,231の中心が位置するように該床側固定具収容開口221,231が形成される。

0040

次に、図10図14を参照して、実施例2の位置決め型部材20を用いて床側固定具4を床2に位置決め固定する取付方法について説明する。なお、この床側固定具4は図15を参照して既述した従来公知のものと実質的に同一であり、扉1の下部にあらかじめ取り付けられている扉側固定具3と共に用いられる。また、この取付方法では実施例2の位置決め型部材20を用いているが、実施例1の位置決め型部材10を用いた場合の取付方法も以下の説明から当業者には容易に理解することができるであろう。

0041

図10はこの取付方法において、あらかじめ扉側固定具3が扉1の裏面1b側に取り付けられており、この扉1が扉枠6に設けられているものに対して、扉1を閉めた状態にして、位置決め型部材20を第1の位置決め片22を扉1側にして床2上に配置した準備段階を示している。このとき、第1および第2の位置決め片22,23の裏面に設けられる両面テープ223,233はまだ剥離紙(図示せず)に被覆されていて粘着層露出していない状態に維持されている。

0042

この状態から位置決め型部材20を床面2上を滑らせるようにして図10矢印A方向に移動させ、扉1下端と床面2との間の隙間7に潜り込ませ、起伏片21の位置出し面211を扉表面1aに当接させると共に、位置出し線213を扉木口面1cと一直線上に並ぶように合わせる。この状態が図11および図12に示されている。この位置において、第2の位置決め片23の裏面に設けられる両面テープ233の剥離紙を剥がして床面2に位置決め型部材20を仮固定する。

0043

この状態から、図13に示すように、起伏片21を矢印B方向に折り曲げて第2の位置決め片23上に重ね合わせる。既述したように、扉下端から床面までの隙間7の寸法sは、位置決め型部材20を作製する厚紙10’(図4)の厚さtとの関係において3t≦sとなるように設定されており、したがって起伏片21(厚さ=2t)と第2の位置決め片23(厚さ=t)を重ね合わせた状態(合計厚さ=3t)にしても、扉1を開けることができる。このようにして扉1を開けた状態が図13に示されている。

0044

そして、この扉1を開けた状態にして、第1の位置決め片22の床側固定具収容開口221に床側固定具4を収容配置する(図14)。既述したように、床側固定具収容開口221は床側固定具4の平面形状および寸法と略同一の形状および寸法を有しており、且つ、起伏片21の位置出し面211を厚さt1の扉表面1aに当接させると共に位置出し線213を同扉1の開き側木口面1cに合わせたときに床側固定具収容開口221が床側固定具4を配置すべき位置に合致するように設定されているので、このようにして床側固定具4を配置することにより正確な位置決めが可能となる。そして、床側固定具収容開口221に収容配置した床側固定具4をネジ5で床2に固定する(図15参照)。この作業は扉1を開けた状態で行うことができるので、扉1が邪魔にならず、容易に行うことができる。なお、図14では起伏片21を起立させた状態が示されているが、この時点では両面テープ233により位置決め型部材20が床2に対して仮固定していて位置ずれを生ずることがないので、起伏片21は図13のように第2の位置決め片23上に重ね合わせた状態のままにしておいても良い。

0045

以上のようにして床側固定具4の取付作業が終了した後、両面テープ233を剥がして位置決め型部材20を回収する。

0046

以上においては第1の位置決め片22の床側固定具収容開口221を用いて厚さt1の扉1に対して床側固定具4を適正位置に位置決めする方法について説明したが、厚さt2の扉1’に対して床側固定具4を適正位置に位置決めする場合は、位置決め型部材20を第2の位置決め片23を扉1’側にして床2上に配置して、上記と同様にして作業を行えば良い。

0047

以上に本発明について図示実施例を参照して詳述したが、本発明はこれら実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において種々の変形態様を取り得るものである。たとえば、位置決め型部材の材質は図示実施例のように厚紙から形成することができるが、紙、合成樹脂板合成樹脂シート金属板金属シート、これらを任意に複合した複合板などを用いても良い。位置決め型部材の材質として要求されることは、位置決め型部材を用いて行う床側固定具の取付作業において容易には変形や位置ずれを生じない程度の強度を有することと、扉の開閉許容するために起伏片を一方向(第1実施例)または両方向(第2実施例)に折り曲げ可能であることである。位置決め型部材をPETなどの合成樹脂で作製する場合は、起伏片を折り曲げ可能にするために他の片との境界部(起伏片の下端部)に可撓性材料を配しても良い。また、位置決め型部材の使用方法などについての説明を各片の表面などに表示しても良い。

0048

また、本発明の位置決め型部材を用いて位置決めしようとする扉固定具は、扉に対して所定位置において床に固定される床側固定具であって、扉側固定具と共に用いることにより扉を閉止状態に保持する機能を有するものであるが、扉固定具自体の構成や材質などは本発明において限定的ではなく、木質製、合成樹脂製、金属製など任意の材質からなるものであって良く、また、マグネットの磁力で吸着する構成のもののほか、たとえば扉側固定具または床側固定具の一方に凸部、他方に凹部を設けてそれらを嵌合させることにより扉を閉止状態に保持する構成のものであっても良い。

0049

また、本発明の位置決め型部材は、上下枠および左右縦枠を有する四方枠で形成される開口部に扉を開閉可能に設けた家具などにおいて、床側固定具を下枠に固定する場合の位置決めに用いることもできる。すなわち、上記記載における「床」は「下枠」を含む概念として理解される。

図面の簡単な説明

0050

本発明の一実施例による位置決め型部材を示す斜視図である。
この型部材の断面図である。
この型部材の平面図である。
この型部材を作製するための厚紙の展開図である。
この型部材の位置決め片における床側固定具収容開口の形成位置を説明するための平面図である。
本発明の別の実施例による位置決め型部材を示す斜視図である。
この型部材の断面図である。
この型部材の平面図である。
この型部材の第1および第2の位置決め片における床側固定具収容開口の形成位置を説明するための平面図である。
図6図9に示す実施例による位置決め型部材を用いて床側固定具を床に位置決め固定する取付方法の準備段階を示す説明図である。
同取付方法において位置決め型部材を扉に対して位置決めした状態を示す扉表面側からの正面図(a)および平面図(b)である。
図11と同じ状態の側面図である。
図11および図12に示す状態から起伏片を第2の位置決め片に折り重ねて扉を開けた状態を示す側面図である。
図7の状態において床側固定具を配置した状態を示す側面図である。
従来公知のマグネットキャッチが取り付けられた状態を示す説明図である。

符号の説明

0051

1,1’ 扉
1a,1’a 扉の表面
1b,1’b 扉の裏面
1c,1’c 扉の木口面
2 床(床面)
3 扉側固定具
4床側固定具
5ネジ
6扉枠
7 隙間
10位置決め型部材
11起伏片(第1片)
111位置出し面
112,113 位置出し線
12位置決め片(第2片)
121床側固定具収容開口
122 床側固定具設置方向指示線
123両面テープ
13固定片(第3片)
131 両面テープ
20 位置決め型部材
21 起伏片(第1片)
211,212 位置出し面
213,214 位置出し線
22 第1の位置決め片(第2片)
221 床側固定具収容開口
222 床側固定具設置方向指示線
223 両面テープ
23 第2の位置決め片(第3片)
231 床側固定具収容開口
232 床側固定具設置方向指示線
233 両面テープ

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