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課題・解決手段

粘膜炎、特に化学療法剤または放射線療法と組み合わせた前記薬剤投与後の粘膜炎を治療および予防する方法が本明細書で開示されている。より具体的には、本明細書で開示されているものは、アントシアノサイドプロアントシアニジンまたはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含有する抽出物の少なくとも1つの治療有効量を粘膜炎の治療または予防のために投与することである。治療有効量のアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物は、単独で、または抗炎症剤免疫調節剤鎮痛剤抗菌剤もしくは抗真菌剤の少なくとも1つの治療有効量と組み合わせて投与し得る。また本明細書で開示されるものは、粘膜炎を治療および予防するための医薬組成物でもある。

概要

背景

腫瘍学の第一の目的は、たとえ重篤副作用を起こしてもあらゆる手段による腫瘍の完全な撲滅であり、primum non nocere(「害がないことが第一」)というモットーは腫瘍の治療ガイドラインとして用いられておらず、primum succerrere(「急いで助けることが第一」)に置き換えられなければならない。腫瘍学的治療には、患者が重篤な副作用を有する場合、通常、根治手術光線力学的治療を含む標的放射線療法、高用量の化学療法剤放射線治療最大耐量サイトカインが含まれる。これらの治療に加えて、化学療法と組み合わせて、特定の腫瘍に対するモノクローナル抗体投与することが既定の実施であるが、化学療法および放射線療法の併用に対して報告されたものと同様の副作用を生じる。したがって医療専門家が直面する難題は、治療結果を最大にするためにあらゆる利用可能な手段を使用することである。

しかし現在の治療は、腫瘍細胞単独を標的にするのに十分選択的ではない。化学療法もすべての活性増殖組織を標的にし、放射線療法が引き起こす問題同様の問題を組織に引き起こす。これらの治療は、負の免疫反応を起こすネクローシス過程誘導し、重篤な炎症過程を誘導する。

放射線療法、とりわけ化学療法の副作用の1つは、通常、胃腸管、特に、口、食道、腸、女性を冒す粘膜炎である。大腸は、他のアクセスしやすい粘膜と同様に多くの場合に関与する。さらに、粘膜炎の治療は、用いた化学療法または抗増殖剤の各タイプに合わせて調整しなければならない。粘膜炎は性器を冒す恐れもある。

主に粘膜炎を起こす薬剤は、アントラサイクリンフルオロウラシルパクリタキセルアクチノマイシンミトラマイシンエトポシドトポテカンアムサクリンメトトレキサートヒドロキシウレア、および腫瘍学的治療で用いられるもっとも一般的な薬剤である、白金錯体等の他の化学療法剤とそれらとの組合せである。

粘膜炎は、摂食を困難にするなどの患者の生活の質に悪影響を及ぼし、化学療法の中断、またはその混合物の有効成分の取り換えを必要とする結果、治療の効果を低下させる感染症を起こす、重篤な症状である。化学療法と放射線療法との併用は、患者の90%に粘膜炎を引き起こす。粘膜炎は、活発な増殖組織に対する化学療法の直接の作用と共に、なお研究中である免疫反応により引き起こされる。粘膜は活発な増殖組織であるので、粘膜層が薄くなることにより化学療法中に形成される病変続き、細菌、真菌およびウイルス起源の感染が通常起こる。粘膜炎の起源を考慮すると、完全な治療には、創傷治癒を調節し、感染を予防する化合物を含む局所治療薬と組み合わせた、抗生物質抗真菌剤、または免疫賦活特性のある抗炎症剤全身投与が一般に必要である。

概要

粘膜炎、特に化学療法剤または放射線療法と組み合わせた前記薬剤の投与後の粘膜炎を治療および予防する方法が本明細書で開示されている。より具体的には、本明細書で開示されているものは、アントシアノサイドプロアントシアニジンまたはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含有する抽出物の少なくとも1つの治療有効量を粘膜炎の治療または予防のために投与することである。治療有効量のアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物は、単独で、または抗炎症剤、免疫調節剤鎮痛剤抗菌剤もしくは抗真菌剤の少なくとも1つの治療有効量と組み合わせて投与し得る。また本明細書で開示されるものは、粘膜炎を治療および予防するための医薬組成物でもある。

目的

より具体的には、本明細書で開示されるものは、粘膜炎の治療および予防のために、アントシアノサイド、プロアントシアニジンまたはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含有する抽出物の少なくとも1つの治療有効量を投与することである

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
3件

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請求項1

患者における粘膜炎治療するための方法であって、アントシアノサイドプロアントシアニジンまたはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含む抽出物の少なくとも1つの治療有効量を粘膜炎の治療のために患者に投与することを含む方法。

請求項2

アントシアノサイドが、シアニジンデルフィニジン、もしくはペラルゴニジン配糖体、またはシアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体のアグリコンを含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

抽出物が、シアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体、またはシアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体のアグリコンを含む植物抽出物を含む、請求項1に記載の方法。

請求項4

プロアントシアニジンがプロアントシアニジンA2またはプロアントシアニジンB2を含む、請求項1に記載の方法。

請求項5

抽出物がプロアントシアニジンA2またはプロアントシアニジンB2を含む植物抽出物を含む、請求項1に記載の方法。

請求項6

抽出物がVaccinium myrtillusまたはVitis vinifera由来である、請求項1に記載の方法。

請求項7

抗炎症剤免疫調節剤鎮痛剤抗菌剤または抗真菌剤の少なくとも1つの治療有効量の投与をさらに含む、請求項1に記載の方法。

請求項8

抗炎症剤、免疫調節剤または鎮痛剤が、アンドログラフォリドまたは天然もしくは合成のその類似物ラクトンセスキテルペンまたは天然もしくは合成のその類似物、パルテノライドまたは天然もしくは合成のその類似物、シナロピクリンまたは天然もしくは合成のその類似物、多価不飽和脂肪酸イソブチルアミド、あるいはZanthoxylum bungeanumまたはEchinacea angustifoliaの抽出物を含む、請求項7に記載の方法。

請求項9

抗菌剤または抗真菌剤が天然または合成である、請求項7に記載の方法。

請求項10

抗菌剤または抗真菌剤が、ミコナゾール抗生物質ベンゾフランイソキノリンアルカロイドまたはミコナゾール、ベンゾフランもしくはイソキノリンアルカロイドを含む抽出物を含む、請求項7に記載の方法。

請求項11

抗菌剤または抗真菌剤がベンゾフェナントリジンアルカロイドまたはベンゾフェナントリジンアルカロイドを含む抽出物を含む、請求項7に記載の方法。

請求項12

抗菌剤または抗真菌剤が、サンギナリンまたは天然もしくは合成のその類似物、ケレリスリンまたは天然もしくは合成のその類似物、ケリドニンまたは天然もしくは合成のその類似物、ユポマテノイドまたは天然もしくは合成のその類似物、あるいはSanguinaria canadensis、Macleaya cordataまたはMacleaya microcarpaの抽出物を含む、請求項7に記載の方法。

請求項13

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が、単位用量当たり約50mg〜約500mgである、請求項1に記載の方法。

請求項14

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が、1日当たり約3000mg以下である、請求項1に記載の方法。

請求項15

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が全身性投与により患者に投与される、請求項1に記載の方法。

請求項16

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が経口または局所投与により患者に投与される、請求項1に記載の方法。

請求項17

抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量が全身性投与により患者に投与される、請求項7に記載の方法。

請求項18

抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量が経口または局所投与により患者に投与される、請求項7に記載の方法。

請求項19

(1)少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量、および(2)医薬として許容できる賦形剤を含む医薬組成物を投与することを含む、請求項1に記載の方法。

請求項20

医薬組成物が錠剤カプセル剤チューインガム液剤ジェルまたは粒状の形状である、請求項19に記載の方法。

請求項21

医薬組成物が錠剤の形状をしており、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が、錠剤当たり約10mg〜約200mgの量で錠剤中に含有される、請求項19に記載の方法。

請求項22

医薬組成物が錠剤の形状をしており、錠剤は抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量を錠剤当たり約2mg〜約10mgの量でさらに含む、請求項19に記載の方法。

請求項23

医薬組成物が徐々に溶解する錠剤の形をしており、抽出物がVaccinium myrtillusの抽出物を含み、医薬組成物が、Sanguinaria canadensis、Macleaya cordataまたはMacleaya microcarpaから抽出されたイソキノリンアルカロイドおよびZanthoxylum bungeanumの脂溶性抽出物をさらに含む、請求項19に記載の方法。

請求項24

粘膜炎が患者の胃腸管の一部に生じる、請求項1に記載の方法。

請求項25

粘膜炎が患者の口、食道、腸、大腸性器または皮膚に生じる、請求項1に記載の方法。

請求項26

粘膜炎が患者の口に生じる、請求項1に記載の方法。

請求項27

患者が癌を患っている、請求項1に記載の方法。

請求項28

粘膜炎が患者に化学療法薬または放射線療法薬を投与することに関与して生じる、請求項1に記載の方法。

請求項29

粘膜炎が、アントラサイクリンフルオロウラシルパクリタキセルアクチノマイシンミトラマイシンエトポシドトポテカンアムサクリンメトトレキサートヒドロキシウレアまたは白金錯体の投与を含む化学療法薬の投与に関与して生じる、請求項1に記載の方法。

請求項30

患者が化学療法薬を摂取する前に、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量を患者に投与する、請求項1に記載の方法。

請求項31

患者が化学療法薬を摂取する間に、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量を患者に投与する、請求項1に記載の方法。

請求項32

患者が化学療法薬を摂取した後に、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量を患者に投与する、請求項1に記載の方法。

請求項33

粘膜炎が患者の性器に起こり、治療有効量のベンゾフェナントリジンアルカロイド、ベンゾフラン、ハイパフォリンもしくはその類似物、またはフルオログルシノールもしくはその類似物の投与をさらに含む、請求項1に記載の方法。

請求項34

アントシアノサイド、プロアントシアニジンまたはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含む抽出物の少なくとも1つの治療有効量を粘膜炎の予防のために患者に投与することを含む、患者における粘膜炎を予防するための方法。

請求項35

アントシアノサイドが、シアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体、またはシアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体のアグリコンを含む、請求項34に記載の方法。

請求項36

抽出物が、シアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体、またはシアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体のアグリコンを含む植物抽出物を含む、請求項34に記載の方法。

請求項37

プロアントシアニジンが、プロアントシアニジンA2またはプロアントシアニジンB2を含む、請求項34に記載の方法。

請求項38

抽出物が、プロアントシアニジンA2またはプロアントシアニジンB2を含む植物抽出物を含む、請求項34に記載の方法。

請求項39

抽出物が、Vaccinium myrtillusまたはVitis vinifera由来である、請求項34に記載の方法。

請求項40

抗炎症剤、免疫調節剤、鎮痛剤、抗菌剤または抗真菌剤の少なくとも1つの治療有効量の投与をさらに含む、請求項34に記載の方法。

請求項41

抗炎症剤、免疫調節剤または鎮痛剤が、アンドログラフォリドまたは天然もしくは合成のその類似物、ラクトンセスキテルペンまたは天然もしくは合成のその類似物、パルテノライドまたは天然もしくは合成のその類似物、シナロピクリンまたは天然もしくは合成のその類似物、多価不飽和脂肪酸のイソブチルアミド、あるいはZanthoxylum bungeanumまたはEchinacea angustifoliaの抽出物を含む、請求項40に記載の方法。

請求項42

抗菌剤または抗真菌剤が天然または合成である、請求項40に記載の方法。

請求項43

抗菌剤または抗真菌剤が、ミコナゾール、抗生物質、ベンゾフラン、イソキノリンアルカロイドまたはミコナゾール、ベンゾフランもしくはイソキノリンアルカロイドを含む抽出物を含む、請求項40に記載の方法。

請求項44

抗菌剤または抗真菌剤がベンゾフェナントリジンアルカロイドまたはベンゾフェナントリジンアルカロイドを含む抽出物を含む、請求項40に記載の方法。

請求項45

抗菌剤または抗真菌剤が、サンギナリンまたは天然もしくは合成のその類似物、ケレリスリンまたは天然もしくは合成のその類似物、ケリドニンまたは天然もしくは合成のその類似物、ユポマテノイドまたは天然もしくは合成のその類似物、あるいはSanguinaria canadensis、Macleaya cordataまたはMacleaya microcarpaの抽出物を含む、請求項40に記載の方法。

請求項46

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が、単位用量当たり約50mg〜約500mgである、請求項34に記載の方法。

請求項47

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が1日当たり約3000mg以下である、請求項34に記載の方法。

請求項48

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が全身性投与により患者に投与される、請求項34に記載の方法。

請求項49

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が経口または局所投与により患者に投与される、請求項34に記載の方法。

請求項50

抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量が全身性投与により患者に投与される、請求項40に記載の方法。

請求項51

抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量が経口または局所投与により患者に投与される、請求項40に記載の方法。

請求項52

(1)少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量、および(2)医薬として許容できる賦形剤を含む医薬組成物を投与することを含む、請求項34に記載の方法。

請求項53

医薬組成物が錠剤、カプセル剤、チューインガム、液剤、膣用ジェルまたは粒状の形状である、請求項52に記載の方法。

請求項54

医薬組成物が錠剤の形状をしており、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が、錠剤当たり約10mg〜約200mgの量で錠剤中に含む、請求項52に記載の方法。

請求項55

医薬組成物が錠剤の形状をしており、錠剤は抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量を錠剤当たり約2mg〜約10mgの量でさらに含む、請求項52に記載の方法。

請求項56

医薬組成物が徐々に溶解する錠剤の形をしており、抽出物がVaccinium myrtillusの抽出物を含み、医薬組成物がSanguinaria canadensis、Macleaya cordataまたはMacleaya microcarpaから抽出されたイソキノリンアルカロイドおよびZanthoxylum bungeanumの脂溶性抽出物をさらに含む、請求項52に記載の方法。

請求項57

粘膜炎が患者の胃腸管の一部に生じる、請求項34に記載の方法。

請求項58

粘膜炎が患者の口、食道、胃、腸、大腸、性器または皮膚に生じる、請求項34に記載の方法。

請求項59

粘膜炎が患者の口に生じる、請求項34に記載の方法。

請求項60

患者が癌を患っている、請求項34に記載の方法。

請求項61

粘膜炎が患者に化学療法薬または放射線療法薬を投与することに関与して生じる、請求項34に記載の方法。

請求項62

粘膜炎が、アントラサイクリン、フルオロウラシル、パクリタキセル、アクチノマイシン、ミトラマイシン、エトポシド、トポテカン、アムサクリン、メトトレキサート、ヒドロキシウレアまたは白金錯体の投与を含む化学療法薬の投与に関与して生じる、請求項34に記載の方法。

請求項63

患者が化学療法薬を摂取する前に、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量を患者に投与する、請求項34に記載の方法。

請求項64

患者が化学療法薬を摂取する間に、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量を患者に投与する、請求項34に記載の方法。

請求項65

患者が化学療法薬を摂取した後に、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量を患者に投与する、請求項34に記載の方法。

請求項66

粘膜炎が患者の性器に起こり、治療有効量のベンゾフェナントリジンアルカロイド、ベンゾフラン、ハイパフォリンもしくはその類似物、またはフルオログルシノールもしくはその類似物の投与をさらに含む、請求項34に記載の方法。

請求項67

(1)アントシアノサイド、プロアントシアニジンまたはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含む抽出物の少なくとも1つの治療有効量、および(2)医薬として許容できる賦形剤を含む、粘膜炎を治療または予防するための医薬組成物。

請求項68

アントシアノサイドが、シアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体、またはシアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体のアグリコンを含む、請求項67に記載の組成物

請求項69

抽出物が、シアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体、またはシアニジン、デルフィニジン、もしくはペラルゴニジンの配糖体のアグリコンを含む植物抽出物を含む、請求項67に記載の組成物。

請求項70

プロアントシアニジンが、プロアントシアニジンA2またはプロアントシアニジンB2を含む、請求項67に記載の組成物。

請求項71

抽出物が、プロアントシアニジンA2またはプロアントシアニジンB2を含む植物抽出物を含む、請求項67に記載の組成物。

請求項72

抽出物が、Vaccinium myrtillusまたはVitis vinifera由来である、請求項67に記載の組成物。

請求項73

抗炎症剤、免疫調節剤、鎮痛剤、抗菌剤または抗真菌剤の少なくとも1つの治療有効量をさらに含む、請求項67に記載の組成物。

請求項74

抗炎症剤、免疫調節剤または鎮痛剤が、アンドログラフォリドまたは天然もしくは合成のその類似物、ラクトンセスキテルペンまたは天然もしくは合成のその類似物、パルテノライドまたは天然もしくは合成のその類似物、シナロピクリンまたは天然もしくは合成のその類似物、多価不飽和脂肪酸のイソブチルアミド、あるいはZanthoxylum bungeanumまたはEchinacea angustifoliaの抽出物を含む、請求項73に記載の組成物。

請求項75

抗菌剤または抗真菌剤が天然または合成である、請求項73に記載の組成物。

請求項76

抗菌剤または抗真菌剤が、ミコナゾール、抗生物質、ベンゾフラン、イソキノリンアルカロイドまたはミコナゾール、ベンゾフランもしくはイソキノリンアルカロイドを含む抽出物を含む、請求項73に記載の組成物。

請求項77

抗菌剤または抗真菌剤がベンゾフェナントリジンアルカロイドまたはベンゾフェナントリジンアルカロイドを含む抽出物を含む、請求項73に記載の組成物。

請求項78

抗菌剤または抗真菌剤が、サンギナリンまたは天然もしくは合成のその類似物、ケレリスリンまたは天然もしくは合成のその類似物、ケリドニンまたは天然もしくは合成のその類似物、ユポマテノイドまたは天然もしくは合成のその類似物、あるいはSanguinaria canadensis、Macleaya cordataまたはMacleaya microcarpaの抽出物を含む、請求項73に記載の組成物。

請求項79

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が、単位用量当たり約50mg〜約500mgである、請求項67に記載の組成物。

請求項80

少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が1日当たり約3000mg以下である、請求項67に記載の組成物。

請求項81

全身投与に適している、請求項67に記載の組成物。

請求項82

経口または局所投与に適している、請求項67に記載の組成物。

請求項83

錠剤、カプセル剤、チューインガム、液剤、膣用ジェルまたは粒状の形状である、請求項67に記載の組成物。

請求項84

非経口組成物であり、医薬的に許容できる賦形剤が非経口投与に適している、請求項67に記載の組成物。

請求項85

組成物が錠剤の形状をしており、少なくとも1つのアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物の治療有効量が、錠剤当たり約10mg〜約200mgの量で錠剤中に含有される、請求項67に記載の組成物。

請求項86

組成物が錠剤の形状をしており、錠剤は抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量を錠剤当たり約2mg〜約10mgの量でさらに含む、請求項67に記載の組成物。

請求項87

組成物が徐々に溶解する錠剤の形をしており、抽出物がVaccinium myrtillusの抽出物を含み、組成物がSanguinaria canadensis、Macleaya cordataまたはMacleaya microcarpaから抽出されたイソキノリンアルカロイドおよびZanthoxylum bungeanumの脂溶性抽出物をさらに含む、請求項67に記載の組成物。

技術分野

0001

粘膜炎、特に化学療法剤または放射線療法と組み合わせた前記薬剤投与後の粘膜炎を治療および予防するための方法を本明細書で開示する。より具体的には、本明細書で開示されるものは、粘膜炎の治療および予防のために、アントシアノサイドプロアントシアニジンまたはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含有する抽出物の少なくとも1つの治療有効量を投与することである。治療有効量のアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたは抽出物は単独で、または抗炎症剤免疫調節剤鎮痛剤抗菌剤もしくは抗真菌剤の少なくとも1つの治療有効量と組み合わせて投与され得る。また本明細書で開示されるものは、粘膜炎を治療および予防するための医薬組成物でもある。

背景技術

0002

腫瘍学の第一の目的は、たとえ重篤副作用を起こしてもあらゆる手段による腫瘍の完全な撲滅であり、primum non nocere(「害がないことが第一」)というモットーは腫瘍の治療のガイドラインとして用いられておらず、primum succerrere(「急いで助けることが第一」)に置き換えられなければならない。腫瘍学的治療には、患者が重篤な副作用を有する場合、通常、根治手術光線力学的治療を含む標的放射線療法、高用量の化学療法剤、放射線治療最大耐量サイトカインが含まれる。これらの治療に加えて、化学療法と組み合わせて、特定の腫瘍に対するモノクローナル抗体を投与することが既定の実施であるが、化学療法および放射線療法の併用に対して報告されたものと同様の副作用を生じる。したがって医療専門家が直面する難題は、治療結果を最大にするためにあらゆる利用可能な手段を使用することである。

0003

しかし現在の治療は、腫瘍細胞単独を標的にするのに十分選択的ではない。化学療法もすべての活性増殖組織を標的にし、放射線療法が引き起こす問題同様の問題を組織に引き起こす。これらの治療は、負の免疫反応を起こすネクローシス過程誘導し、重篤な炎症過程を誘導する。

0004

放射線療法、とりわけ化学療法の副作用の1つは、通常、胃腸管、特に、口、食道、腸、女性を冒す粘膜炎である。大腸は、他のアクセスしやすい粘膜と同様に多くの場合に関与する。さらに、粘膜炎の治療は、用いた化学療法または抗増殖剤の各タイプに合わせて調整しなければならない。粘膜炎は性器を冒す恐れもある。

0005

主に粘膜炎を起こす薬剤は、アントラサイクリンフルオロウラシルパクリタキセルアクチノマイシンミトラマイシンエトポシドトポテカンアムサクリンメトトレキサートヒドロキシウレア、および腫瘍学的治療で用いられるもっとも一般的な薬剤である、白金錯体等の他の化学療法剤とそれらとの組合せである。

0006

粘膜炎は、摂食を困難にするなどの患者の生活の質に悪影響を及ぼし、化学療法の中断、またはその混合物の有効成分の取り換えを必要とする結果、治療の効果を低下させる感染症を起こす、重篤な症状である。化学療法と放射線療法との併用は、患者の90%に粘膜炎を引き起こす。粘膜炎は、活発な増殖組織に対する化学療法の直接の作用と共に、なお研究中である免疫反応により引き起こされる。粘膜は活発な増殖組織であるので、粘膜層が薄くなることにより化学療法中に形成される病変続き、細菌、真菌およびウイルス起源の感染が通常起こる。粘膜炎の起源を考慮すると、完全な治療には、創傷治癒を調節し、感染を予防する化合物を含む局所治療薬と組み合わせた、抗生物質、抗真菌剤、または免疫賦活特性のある抗炎症剤の全身投与が一般に必要である。

先行技術

0007

国際公開第2006/063716A1

課題を解決するための手段

0008

本明細書に記述されていることは、ある患者、例えば粘膜炎の治療または予防を必要とする患者において、それを治療または予防する方法であって、アントシアノサイド、プロアントシアニジン、またはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含む植物抽出物等の抽出物の少なくとも1つの治療有効量を患者に投与することを含む方法である。例えば、その方法は、1つまたは複数のアントシアノサイド、プロアントシアニジンまたはそのような抽出物、あるいはそのような化合物および抽出物の様々な組合せの治療有効量を投与することを含み得る。本明細書で用いる場合、用語「アントシアノサイド」はアントシアノサイド、およびアントシアノサイドのアグリコン、すなわちアントシアニジン、ならびにそれらの塩および誘導体を含む。さらに、本明細書で用いる場合、用語「アントシアノサイド」は、用語「アントシアン」と互換可能で同義である。また、本明細書で用いる場合、用語「アグリコン(aglycone)」は用語「アグリコン(aglycon)」と互換可能で同義である。その上、本明細書で用いる場合、用語「プロアントシアニジン」は、用語「プロシアニジン」と互換可能で同義である。

0009

本明細書には、粘膜炎を治療または予防するための医薬組成物も記載されており、その組成物は(1)アントシアノサイド、プロアントシアニジン、またはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含む植物抽出物等の抽出物の少なくとも1つの治療有効量、および(2)医薬として許容可能な賦形剤を含む。例えば、組成物は1つまたは複数のアントシアノサイド、プロアントシアニジン、もしくはそのような抽出物、またはそのような化合物および抽出物の様々な組合せの治療有効量を含み得る。

0010

アントシアノサイドの例には、限定しないが、シアニジンデルフィニジン、もしくはペラルゴニジン配糖体、またはそのような配糖体のアグリコンが含まれる。プロアントシアニジンの例には、限定しないが、プロアントシアニジンA2またはプロアントシアニジンB2が含まれる。アントシアノサイドまたはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含む植物抽出物の例には、限定しないが、Vaccinium myrtillus、Vitis viniferaまたはそのような化合物を含む他の植物由来の抽出物が挙げられる。いくつかの実施形態では、アントシアノサイド、プロアントシアニジン、または少なくとも1つのアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンを含む抽出物の治療有効量は、単位用量当たり約50mg〜約500mgとなり得る。他の実施形態では、アントシアノサイド、プロアントシアニジン、または少なくとも1つのアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンを含む抽出物の治療有効量は、1日当たり約3000mg以下となり得る。また、アントシアノサイド、プロアントシアニジン、または少なくとも1つのアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンを含む抽出物の治療有効量は、経口投与のような全身投与により、または局所投与により患者に投与することができる。

0011

ある種の実施形態では、本明細書に記載の方法は、抗炎症剤、免疫調節剤、鎮痛剤、抗菌剤または抗真菌剤の少なくとも1つの治療有効量の投与を含み得る。また、本明細書に記載の組成物は、治療有効量のそのような薬剤の少なくとも1つをさらに含むことができる。抗炎症剤、免疫調節剤または鎮痛剤は、アンドログラフォリドまたは天然もしくは合成のその類似物ラクトンセスキテルペンまたは天然もしくは合成のその類似物、パルテノライドまたは天然もしくは合成のその類似物、シナロピクリンまたは天然もしくは合成のその類似物、多価不飽和脂肪酸イソブチルアミド、Zanthoxylum bungeanumの親油性抽出物、あるいはEchinacea angustifoliaの抽出物を含み得る。ある方法および組成物において、Zanthoxylum bungeanumの親油性抽出物、あるいはEchinacea angustifoliaの抽出物は、単位用量当たり約0.02mg〜0.05mgの量で存在する。

0012

抗菌剤および抗真菌剤は、天然または合成でもよい。例えば抗菌剤または抗真菌剤は、ミコナゾール、抗生物質、ベンゾフランベンゾフェナントリジンアルカロイドもしくはフェナントリジンアルカロイド等のイソキノリンアルカロイドサンギナリンまたは天然もしくは合成のその類似物、ケレリスリンまたは天然もしくは合成のその類似物、ケリドニンまたは天然もしくは合成のその類似物、ユポマテノイド(eupomatenoid)または天然もしくは合成のその類似物、あるいは任意のそのような化合物を含む植物抽出物等の抽出物を含むことができる。抗菌剤または抗真菌剤はまた、Sanguinaria canadensis、Macleaya cordataまたはMacleaya microcarpaの抽出物を含むことができる。抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量は、経口投与等の全身投与により、または局所投与により患者に投与することができる。

0013

例えば、該方法は投与を含み、組成物は徐々に溶解する錠剤などの錠剤または他の医薬組成物を構成することができる。医薬組成物は、Vaccinium myrtillusの抽出物およびSanguinaria canadensis、Macleaya cordataまたはMacleaya microcarpaから抽出したイソキノリンアルカロイドを含むことができる。医薬組成物はZanthoxylum bungeanumの親油性抽出物をさらに含むことができる。

0014

医薬組成物は様々な形をとることができる。例えば錠剤、カプセルチューインガム液剤、膣内ジェル、または粒状の形である。いくつかの実施形態では、医薬組成物は徐々に溶解する錠剤などの錠剤の形をしており、アントシアノサイド、プロアントシアニジン、または少なくとも1つのアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンを含む抽出物の治療有効量は、錠剤当たり約10mg〜約200mgの量を錠剤に含んでいる。別の実施形態では、医薬組成物は錠剤の形をしており、抗菌剤または抗真菌剤の治療有効量を錠剤当たり約2mg〜約10mgの量を錠剤に含んでいる。

0015

患者の身体の様々な部位の粘膜炎は、本明細書に記載の方法および組成物を用いて治療または予防することができる。例えば、粘膜炎は、患者の口、食道、胃、腸、または大腸等の患者の胃腸管部位に発生し得る。他の実施形態では、粘膜炎は、膣などの性器または皮膚に発生し得る。性器が関与するある種の例では、治療有効量のベンゾフェナントリジンアルカロイド、ベンゾフランもしくはその類似物、ハイパフォリンもしくはその類似物、またはフルオログルシノールもしくはその類似物が患者に投与され、または組成物中に含まれ得る。

0016

いくつかの実施形態では、患者は癌を有している。その上、粘膜炎は、アントラサイクリン、フルオロウラシル、パクリタキセル、アクチノマイシン、ミトラマイシン、エトポシド、トポテカン、アムサクリン、メトトレキサート、ヒドロキシウレア、または白金錯体の投与等の患者に対する化学療法薬または放射線療法薬の投与に関連して発生し得る。治療有効量のアントシアノサイド、プロアントシアニジン、またはアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンの少なくとも1つを含む抽出物は、患者が化学療法を受ける前、後、または最中に投与することができる。

0017

アントシアノサイドおよびプロアントシアニジンは、それらの化学的性質に部分的に関連した異なる作用機序物質である。これらの物質は、強力な抗酸化剤線維芽細胞増殖および胃のレベルにおける粘膜生成の刺激剤プロテアーゼ(特に、β—グルクロニダーゼヒアルロニダーゼコラゲナーゼ)の強力な阻害剤、ならびに強力な創傷治療剤である。特殊機能は、毛細血管脆弱性浸透性に対するそれらの作用であり、かなりの局所抗炎症活性をしばしば示す。アントシアノサイドおよびプロアントシアニジン、ならびにそのような化合物を含む組成物は、あらゆる目的で全体が本明細書に組み込まれている国際公開番号WO2006/063716A1(特許文献1)(PCT出願番号PCT/EP2005/013047)に記載されている。粘膜炎に冒された領域に応じて、もっとも適切なポリフェノール剤が選択されよう。アントシアノサイドおよびアントシアニジンは、その化学的性質によって強い赤に着色能を有しているので、胃腸管の治療に用いられよう。性器または露出した皮膚領域の治療のためには、アントシアノサイドは、着色がなく、こうした目的には同等の活性があるプロアントシアニジンに置き換えられよう。

0018

アントシアノサイド、特にシアニジンもしくはデルフィニジンの配糖体、またはそのような配糖体のアグリコンは、例えばVaccinium myrtillusおよび他の植物種の抽出物中に豊富に存在しているが、実験胃潰瘍の様々なモデル幽門結紮レセルピンフェニルブタゾン拘束、および酢酸)のラットにおいて経口投与した場合に、胃液分泌には影響せず、組織検査で示し得るように粘膜層を増大させて、相当な予防的および治療的抗潰瘍活性をこれまで示した。やはりラットにおいて、これらの化合物は、アスピリンが誘発する病変から胃粘膜を保護するが、この知見は、糞便中潜血の測定によってヒトでも確認されている。

0019

経路により投与した場合、該化合物は、粘膜電位差の減少を阻害し、サリチル酸塩により誘導されるH+後方散乱を増大させる。以上のパラメータから、胃保護活性は粘膜関門の効率と関連していることが示唆される。志願者において、シアニジンの投与は、対照と比べてPGE2の分泌を有意に増大させたが、これはアントシアノサイドの胃保護効果を説明するのに役立つ。RNA/DNA比およびタンパク合成も、粘液分泌同様に増加する。もっとも顕著な現象は、ヒアルロニダーゼ、コラゲナーゼ、グルクロニダーゼ等のメタロプロテアーゼに対する阻害作用による、粘液生成、および形成後のその貯蔵に関する。これらの作用は、直接の局所および全身作用によって実証することができる。本明細書で開示されるアントシアノサイドおよびプロアントシアニジンの双方は、組織損傷から保護するために有用な顕著な創傷治癒活性を有している。

0020

それゆえに、粘膜炎を起こすことがよく知られている薬剤を用いた化学療法を受けている患者を治療するために、これらの製品を使うことは非常に重要である。

0021

細菌および/または真菌感染が粘膜炎において特に頻発するので、細菌および真菌の両方の成長を阻害する物質で行う局所治療などの治療は特に重要である。抗菌剤または抗真菌剤あるいはその目的で選択された物質には、ベンゾフェナントリジンアルカロイドもしくはフェナントリジンアルカロイド等のイソキノリンアルカロイド、サンギナリン、ケレリスリン、ケリドニンが挙げられ、こうした物質は、グラム陽性およびグラム陰性細菌、ならびにカンジタおよび他の病原性真菌の多くの菌株の成長をナノモル濃度で阻害する。ミコナゾールなどの合成抗真菌剤または抗真菌性抗生物質、およびユポマテノイドおよびその天然または合成類似物等のベンゾフランは、組み合わせて相異なる方法で用いることができる。ベンゾフェナントリジンアルカロイドまたはフェナントリジンアルカロイド等のイソキノリンアルカロイドの利点は、これらの化合物が経口投与により狭い範囲でしか吸収されず、非常に強力な抗菌剤であり、強力な局所鎮痛作用を有していることである。化学療法剤により誘発される粘膜炎を治療するためのいくつかの製剤においては、カンナビノイドCB1およびCB2受容体に対するアゴニスト作用、ならびに抗炎症作用および鎮痛作用を有する多価不飽和脂肪酸のイソブチルアミドと組み合わせることはいくつかの形態にとって有用となり得る。

0022

本明細書で開示される製剤を用いた治療は、経口投与した際、混合物のすべての成分が無視できる範囲でしか吸収されないという異常な特徴を有しており、そのため化学療法を始める前、またはそれと同時に予防的に投与し、粘膜炎の危険性を減少させるために、療法サイクル間に治療を続けることができる。これらの成分が吸収された場合、それらには、Free Radical Research, 36, 1023-31, 2002に報告されているようなVEGF発現を阻害する血管新生活性がある。抗炎症性免疫賦活剤を用いた全身治療は、アンドログラフォリドおよび天然もしくは合成のその類似物の使用、あるいは、パルテノライド、シナロピクリンまたはそれら天然もしくは合成類似物等のラクトンセスキテルペンの使用を伴う。これらの化合物はTNF−αおよびNF−κBに作用することにより炎症過程を阻害し、免疫反応を刺激する。

0023

アルカロイド抗菌剤に加えて、これらの薬剤とは相補的な活性を示し、異なる機序で作用する天然または合成ベンゾフランが選択された。

0024

本明細書で開示される組成物は、抗生物質の使用を避け、同時に感染の期間を減らしながら、腐生菌により様々に感染する口腔内化膿性プラークの形成を阻害する。用いられる医薬組成物は、口腔内で徐々に溶解する錠剤として、または有効成分が徐々に放出されるチューインガムとして主に製剤化される。これらの組成物は、予防的処置において主に用いられるが、治療薬としても、また口腔衛生のために用いられる。好ましい態様によれば、本明細書に開示された組成物は、口腔のさわやかさに関するそれらの認可等級を上げるためにエッセンシャルオイルも含むことになろう。

0025

人間の薬理治療において、適切な製剤として投与した場合、効果的と証明された用量は、アントシアノサイド、プロアントシアニジン、または少なくとも1つのアントシアノサイドもしくはプロアントシアニジンを含む抽出物に対して錠剤当たり10および200mgの間の範囲である。ベンゾフェナントリジンアルカロイドもしくはフェナントリジンアルカロイド等のイソキノリンアルカロイドの濃度が、錠剤当たり2および10mgの範囲であり、うがい用等の液剤で投与される場合0.05および0.2%の間の範囲である。また、該方法は投与を含み得、または該組成物は、単位用量当たり約20mg〜約80mgの量のアントシアノサイドまたはプロアントシアニジンを含有する抽出物を含み得る。いくつかの実施形態では、該方法は投与を含み、または該組成物は、用量当たり約2mg〜約20mgの量のイソキノリンアルカロイドを含有する抽出物を含む。

0026

特に本明細書に開示される組成物は予防的効果のみならず、特に、病理学的形態の期間に関しては治療的効果も発揮する。

0027

組成物にはまた、活性成分の安定性適合した徐々に溶解するガムまたはキャンディの形等の小児用製剤も含まれる。有効成分と胃腸管の壁が密に接触するのを促進する錠剤、カプセル、および分散粒または経口液剤は、胃および結腸直腸の粘膜炎に用いられ得る。この特異的な適応用の製剤は、抗菌剤を含むことができないが、抗炎症剤および免疫調節剤を常に含むことが好ましいであろう。治療は、単位用量当たり50および500mgの範囲の用量で、Vaccinium myrtillusもしくはVitis viniferaのアントシアノサイドを用いて、またはシアニジン、デルフィニジンもしくはペラルゴニジンを同じような用量で、最大3000mgの毎日の治療を用いて行われるのが好ましいであろう。

0028

プロアントシアニジンA2またはB2等のプロアントシアニジンは、ベンゾフェナントリジンアルカロイドもしくはフェナントリジンアルカロイド等のイソキノリンアルカロイド、またはユポマテノイドおよびその類似物等のベンソフランと好ましくは組み合わせて、あるいはハイパフォリンおよびその類似物等のテルペン、ならびにMyrtus communisまたはHumulus luppulusから抽出されたフルオログルシノールと組み合わせて、性器、特に膣の粘膜炎の治療に用いられるであろう。これらの製剤には、損傷を受けた粘膜に対する調剤耐性により、膣のペッサリー、泡、ジェルまたはクリームが挙げられる。したがって、これらの組成物は、適切な賦形剤と共に、"Remington's Pharmaceutical Handbook", Mack Publishing Co., N.Y., USAに記載されたような従来の方法に従って調製される。

0029

以下の説明に役立つ実施例は、本明細書に記載された方法および組成物を理解する一助のために説明され、特許請求される方法および組成物を限定するものではない。

0030

実施例1−錠剤−錠剤当たりの組成
1.Vaccinium myrtillus抽出物100.0mg
2.Sanguinaria canadensisアルカロイド6.0mg
3.マンニトール688.0mg
4.キシリトール600.0mg
5.グリセリルベヘネート30.0mg
6.無水クエン酸20.0mg
7.二酸化ケイ素15.0mg
8.甘草香味料15.0mg
9.ミント香味料 10.0mg
10.ステアリン酸マグネシウム7.0mg
11.メントール結晶5.0mg
12.アセサルフェームカリウム4.0mg
メントール結晶は粉砕して微細粉末にし、適切な混合機(例えばV−ミキサー)を用い
て、製剤の他のすべての構成成分を混合した。次いで、粉末の混合物を適切な寸法の穴あけ器を備えている錠剤プレス機圧縮し、1500mgの錠剤を得た。

0031

実施例2−錠剤−錠剤当たりの組成
1.塩化シアニジン100.00mg
2.Sanguinaria canadensisアルカロイド4.00mg
3.Zanthoxylum bungeanumの脂溶性抽出物0.25mg
4.マンニトール442.75mg
5.キシリトール300.00mg
6.乳糖100.00mg
7.グリセリルパルミトステアレート50.00mg
8.メチルセルロース40.00mg
9.ソフトフルーツ香味料 30.00mg
10.野菜硬化油10.00mg
11.甘草香味料10.00mg
12.ミント香味料 6.00mg
13.無水クエン酸5.00mg
14.アセサルフェームカリウム2.00mg
少量のマンニトールに吸収されたキシメンオイル(ximenoil)イソブチルアミドを塩化シアニジン、Sanguinaria canadensisアルカロイド、残りのマンニトール、キシリトール、乳糖、香味料および無水クエン酸と混合した。次いで粉末の混合物をメチルセルロースの含水アルコール溶液と混合した(湿式造粒法)。得られた混合物を10メッシュスクリーンに通し、ストーブで乾燥させ、20メッシュスクリーンでふるいにかけ、最終的に適切な混合機を用いて製剤の他の成分と混合した。粉末の混合物を適切な寸法の穴あけ器を備えている錠剤プレス機で圧縮し、1100mgの錠剤を得た。

0032

実施例3−1000mg錠剤
1.Vaccinium myrtillusアルコール抽出物40.0mg
2.サングリトリナム(sanguiritrinum) 2.0mg

4.グリセリルビハネート 30.0mg
5.無水クエン酸20.0mg
6.粉末甘草ジュース80.0mg
7.キシリトール628.975mg
8.マンニトール700.0mg
9.二酸化ケイ素15.0mg
10.ペパーミント香味料10.0mg
11.ステアリン酸マグネシウム7.5mg
12.アセサルフェームカリウム4.0mg
13.メントール5.0mg
14.ヒドロキシプロピルセルロース0.004mg
メントール結晶は粉砕して、微細な粉末を得た。Zanthoxylum bungeanum抽出物を少量のマンニトールに吸収させて、マンニトールの残りの部分および粉末のメントールと共に製剤の残りの成分と混合した。混合物を20メッシュスクリーンに通して、適切な寸法の穴あけ器で圧縮して1000mgの錠剤を得た。ヒドロキシプロピルセルロースを精製水に溶解させて錠剤に噴霧した。

0033

実施例4−1000mg錠剤
1.Vaccinium myrtillusアルコール抽出物40.0mg
2.Sanguinaria canadensisアルコール抽出物 2.0mg
3.Zanthoxylum bungeanum抽出精製物0.025mg
4.大豆レシチン30.0mg
5.無水クエン酸5.0mg
6.L−システイン5.0mg
7.乳糖200.0mg
8.マンニトール552.475mg
9.メチルセルロース40.0mg
10.グリセリルパルミトステアレート50.0mg
11.ベリー香味料40.0mg
12.アセサルフェームカリウム0.5mg
13.タルク10.0mg
14.重炭酸ナトリウム25.0mg
Zanthoxylum bungeanum抽出物を少量のマンニトールに吸収させて、マンニトールの残りの部分と共に製剤の残りの成分と混合した。混合物を20メッシュスクリーンに通して、適切な寸法の穴あけ器で圧縮して1000mgの錠剤を得た。

0034

実施例5−1000mg錠剤
1.Vitis viniferaアルコール抽出物80.0mg
2.Sanguinaria canadensisアルコール抽出物 2.0mg
3.Zanthoxylum bungeanum抽出精製物0.025mg
4.大豆レシチン30.0mg
5.無水クエン酸5.0mg
6.L−システイン5.0mg
7.乳糖200.0mg
8.マンニトール512.475mg
9.メチルセルロース40.0mg
10.グリセリルパルミトステアレート50.0mg
11.ベリー香味料40.0mg
12.アセサルフェームカリウム0.5mg
13.タルク10.0mg
14.重炭酸ナトリウム25.0mg
Zanthoxylum bungeanum抽出物を少量のマンニトールに吸収させて、マンニトールの残りの部分と共に製剤の残りの成分と混合した。混合物を20メッシュスクリーンに通して、適切な寸法の穴あけ器で圧縮して1000mgの錠剤を得た。

0035

実施例6−1000mg錠剤
1.Vaccinium myrtillusアルコール抽出物40.0mg
2.Sanguinaria canadensisアルコール抽出物 2.0mg
3.Echinacea angustifolia脂溶性抽出物5.0mg
4.大豆レシチン30.0mg
5.無水クエン酸5.0mg
6.L−システイン5.0mg
7.乳糖200.0mg
8.マンニトール547.5mg
9.メチルセルロース40.0mg
10.グリセリルパルミトステアレート50.0mg
11.ベリー香味料40.0mg
12.アセサルフェームカリウム0.5mg
13.タルク10.0mg
14.重炭酸ナトリウム25.0mg
Echinaceaangustifolia抽出物を少量のマンニトールに吸収させて、マンニトールの残りの部分と共に製剤の残りの成分と混合した。混合物を20メッシュスクリーンに通して、適切な寸法の穴あけ器で圧縮して1000mgの錠剤を得た。

0036

実施例7−1000mg錠剤
1.Vitis viniferaアルコール抽出物80.0mg
2.Sanguinaria canadensisアルコール抽出物 2.0mg
3.Echinacea angustifolia脂溶性抽出物5.0mg
4.大豆レシチン30.0mg
5.無水クエン酸5.0mg
6.L−システイン5.0mg
7.乳糖200.0mg
8.マンニトール507.5mg
9.メチルセルロース40.0mg
10.グリセリルパルミトステアレート50.0mg
11.ベリー香味料40.0mg
12.アセサルフェームカリウム0.5mg
13.タルク10.0mg
14.重炭酸ナトリウム25.0mg
Echinaceaangustifolia抽出物を少量のマンニトールに吸収させて、マンニトールの残りの部分と共に製剤の残りの成分と混合した。混合物を20メッシュスクリーンに通して、適切な寸法の穴あけ器で圧縮して1000mgの錠剤を得た。

0037

実施例8−硬質ゼラチンカプセル−カプセル当たりの組成
シアニジン250mg
乳糖100mg
微晶質セルロース100mg
架橋カルボキシルメチルセルロースナトリウム45mg
コロイド状二酸化ケイ素5mg
粉末を適切な混合機で混合し、得られた混合物を用いて、500mg/カプセルの量で硬質ゼラチンカプセルを満たした。

0038

実施例9−硬質ゼラチンカプセル−カプセル当たりの組成
1.シアニジン200mg
2.アンドログラフォリド70mg
3.乳糖100mg
4.微晶質セルロース100mg
5.架橋カルボキシルメチルセルロースナトリウム40mg
6.コロイド状二酸化ケイ素5mg
7.ステアリン酸マグネシウム5mg
実施例9の調製方法は、実施例8に記載した調製方法と同様である。

0039

実施例10−水分散粒
1.Vaccinium myrtillusのアルコール抽出物100.0mg
2.ケリドニン3.0mg
3.マンニトール1200.0mg
4.マルトデキストリン913.0mg
5.グアーガム120.0mg
6.ヒドロキシプロピルセルロース20.0mg
7.イチゴ香味料15.0mg
8.無水クエン酸15.0mg
9.アスパルテーム10.0mg
10.ネオヘスペリジン4.0mg
Vaccinium myrtillusのアルコール抽出物、ケリドニン、マンニトール、マルトデキストリン、グアーガム、無水クエン酸、アスパルテームおよびネオヘスペリジンを適切な混合機(例えば、V−ミキサー)で混合した。こうして得られた粉末の混合物を、ヒドロキシプロピルセルロースのアルコール溶液と混合した(湿式造粒法)。得られた混合物を10メッシュスクリーン上で粒状にし、真空下でストーブで乾燥し、20メッシュスクリーンを通してふるいにかけて香味料と混合した。こうして得られた粒子を2400mg/小袋の量で小袋に満たした。

0040

実施例11−膣用ジェル
1.プロアントシアニジンA2 1.0g
2.Sanguinaria canadensisアルカロイド0.003g
3.プロピレングリコール10.0g
4.エトキシジグリコール10.0g
5.Softigen767 10.0g
6.ポリソルベート804.0g
7.カルボマー2.0g
8.トリエタノールアミン20%溶液2.0g
9.メチルパラベン0.2g
10.プロピルパラベン0.1g
11.精製水100.0gまで十分量
プロアントシアニジンA2およびSanguinaria canadensisアルカロイドをプロピレングリコールおよびエトキシジグリコールの混合物に加えた。その溶液を加熱し、Softigen767を攪拌下で加えた。溶液を放置して冷まし、ポリソルベート80、メチルパラベンおよびプロピルパラベンを加えた。精製水をその溶液に加え、カルボマーを強い攪拌下で分散させた。溶液を真空下で脱気し、攪拌下20%トリエタノールアミン溶液ゲル化した。

0041

実施例12−膣用ジェル
1.プロアントシアニジンA2 1.0g
2.サンギナリン0.002g
3.プロピレングリコール10.0g
4.エトキシジグリコール10.0g
5.Softigen767 10.0g
6.ポリソルベート804.0g
7.カルボマー2.0g
8.トリエタノールアミン20%溶液2.0g
9.メチルパラベン0.2g
10.プロピルパラベン0.1g
11.精製水100.0gまで十分量
プロアントシアニジンA2およびサンギナリンをプロピレングリコールおよびエトキシジグリコールの混合物に加えた。その溶液を加熱し、Softigen767を攪拌下で加えた。溶液を放置して冷まし、ポリソルベート80、メチルパラベンおよびプロピルパラベンを加えた。精製水をその溶液に加え、カルボマーを強い攪拌下で分散させた。溶液を真空下で脱気し、攪拌下20%トリエタノールアミン溶液でゲル化した。

0042

実施例13−膣用ジェル
1.プロアントシアニジンA2 1.0g
2.ユポマテノイド6 0.012g
3.プロピレングリコール10.0g
4.エトキシジグリコール10.0g
5.Softigen767 10.0g
6.ポリソルベート804.0g
7.カルボマー2.0g
8.トリエタノールアミン20%溶液2.0g
9.メチルパラベン0.2g
10.プロピルパラベン0.1g
11.精製水100.0gまで十分量
プロアントシアニジンA2およびユポマテノイド6をプロピレングリコールおよびエトキシジグリコールの混合物に加えた。その溶液を加熱し、Softigen767を攪拌下で加えた。溶液を放置して冷まし、ポリソルベート80、メチルパラベンおよびプロピルパラベンを加えた。精製水をその溶液に加え、カルボマーを強い攪拌下で分散させた。溶液を真空下で脱気し、攪拌下20%トリエタノールアミン溶液でゲル化した。

実施例

0043

本明細書に含まれる記述は、例示目的であり、限定目的ではない。本明細書に記載された方法および組成物は、単独または本明細書に記載された任意の他の特徴との組合せのいずれでも本明細書に記載されたあらゆる特徴を含む。変化および改変は、記述の実施形態に対してなされ得る。さらに、明らかな変化、改変または変更は、当業者であれば思いつくであろう。また、上記で引用したすべての参考文献は、本開示と関連するあらゆる目的で、全体が本明細書中に組み込まれる。

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