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技術 物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物

出願人 ビーエーエスエフコーティングスゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
発明者 ベルンハルトシュタインメッツフランクヤンジングインゴリュアノルベルトレーヴ
出願日 2006年10月25日 (14年11ヶ月経過) 出願番号 2008-536989
公開日 2009年4月2日 (12年6ヶ月経過) 公開番号 2009-513755
状態 特許登録済
技術分野 ポリウレタン,ポリ尿素 高分子組成物 塗料、除去剤 流動性材料の適用方法、塗布方法
主要キーワード 空中移動 熱気球 機械的部材 屋内領域 軌道車 水上船舶 屋外領域 キュア硬化
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題・解決手段

(A)バインダーとしての、少なくとも1種の、飽和、不飽和及び/又はオレフィン系不飽和化合物グラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタン、(B)少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料、及び(C)一般式(R1ORO)3P=O[式中、置換基は以下の意味を有する:Rは2〜10個の炭素原子を有するアルカンジイル基を表し、かつR1は2〜10個の炭素原子を有するアルキル基を表す]の少なくとも1種のリン酸エステルを含有することを特徴とする、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物;その製造法及びその使用。

概要

背景

概要

(A)バインダーとしての、少なくとも1種の、飽和、不飽和及び/又はオレフィン系不飽和化合物グラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタン、(B)少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料、及び(C)一般式(R1ORO)3P=O[式中、置換基は以下の意味を有する:Rは2〜10個の炭素原子を有するアルカンジイル基を表し、かつR1は2〜10個の炭素原子を有するアルキル基を表す]の少なくとも1種のリン酸エステルを含有することを特徴とする、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物;その製造法及びその使用。

目的

本発明の課題は、バインダーとしての、少なくとも1種の、飽和、不飽和及び/又はオレフィン系不飽和化合物でグラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタン及び少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料を含有する、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な新規の水性混合物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物において、以下(A)バインダーとしての、少なくとも1種の、飽和、不飽和及び/又はオレフィン系不飽和化合物グラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタン、(B)少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料、及び(C)一般式I:(R1ORO)3P=O(I)[式中、置換基は以下の意味を有する:Rは2〜10個の炭素原子を有するアルカンジイル基を表し、かつR1は2〜10個の炭素原子を有するアルキル基を表す]の少なくとも1種のリン酸エステルを含有することを特徴とする、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物。

請求項2

アルカンジイル基Rが、エチレントリメチレンテトラメチレンペンタメチレンヘキサメチレンヘプタン−1,7−ジイルオクタン−1,8−ジイル、ノナン−1,9−ジイル及びデカン−1,10−ジイルからなる群から選択されている、請求項1記載の混合物

請求項3

アルカンジイル基Rがエチレン、トリメチレン及びテトラメチレンからなる群から選択されている、請求項3記載の混合物。

請求項4

アルカンジイル基Rがエチレンである、請求項4記載の混合物。

請求項5

アルキル基R1が、エチルプロピルn−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチルn−オクチル、n−ノニル及びn−デシルからなる群から選択されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の混合物。

請求項6

アルキル基R1が、エチル、プロピル、n−ブチル、n−ペンチル及びn−ヘキシルからなる群から選択されている、請求項5記載の混合物。

請求項7

アルキル基R1がn−ブチルである、請求項6記載の混合物。

請求項8

リン酸エステル(C)がトリス(2−ブトキシエチル)ホスファートTBEPである、請求項4又は7記載の混合物。

請求項9

リン酸エステル(C)を混合物に対して0.1〜5質量%の量で含有する、請求項1から8までのいずれか1項記載の混合物。

請求項10

少なくとも1種の添加物(D)を含有する、請求項1から9までのいずれか1項記載の混合物。

請求項11

添加物(D)が、バインダー(A)とは異なるバインダー、架橋剤、中和剤、架橋のための触媒接着助剤下地湿潤の改善のための添加剤、表面平滑の改善のための添加剤、艶消し剤光保護剤重合阻害剤腐食防止剤殺生剤難燃剤熱架橋のための開始剤光開始剤、顔料(B)とは異なる蛍光性導電性及び/又は磁気遮閉性の顔料及び金属粉末有機及び無機の、透明又は半透明充填剤及びナノ粒子有機着色剤レオロジー助剤レベリング剤湿潤剤乳化剤消泡剤及びリン酸エステル(C)とは異なる有機溶剤からなる群から選択されている、請求項10記載の混合物。

請求項12

請求項1から11までのいずれか1項記載の物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物の製造法において、少なくとも1種のバインダー(A)、少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料(B)及び少なくとも1種のリン酸エステル(C)を水の存在で相互に混合し、生じる混合物を均質化することを特徴とする方法。

請求項13

少なくとも1種の添加物(D)を添加する、請求項12記載の方法。

請求項14

色付与及び/又は効果付与する熱硬化性又は熱可塑性材料の製造のための、請求項1から11までのいずれか1項記載の物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物、及び、請求項12又は13記載の方法により製造された、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物の使用。

請求項15

色付与及び/又は効果付与する熱硬化性又は熱可塑性材料が、被覆接着層及びシール並びに成形品及びシートである、請求項14記載の使用。

請求項16

請求項17

ベースコートを、色付与及び/又は効果付与する多層塗膜の範囲内の単層又は多層のベースコート塗膜の製造に用いる、請求項16記載の使用。

請求項18

色付与及び/又は効果付与する多層塗膜を、ウェットオンウェット法を用いて製造する、請求項17記載の使用。

技術分野

0001

技術分野
本発明は、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な新規水性混合物に関する。更に、本発明は、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物の新規の製造法に関する。更に、本発明は、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な新規の水性混合物、及び新規の方法により製造された物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な水性混合物の使用に関する。

0002

背景技術
公知のように、トリス(2−ブトキシエチルホスファート(簡略化のために、以下でTBEPと呼称する)は合成ゴムのための可塑剤として使用される(Roempp Online 2005,≫Weichmacher≪を参照のこと)。

0003

TBEP及びトリス(2−ヘキソキシエチル)ホスファート(簡略化のために、以下でTHEPと呼称する)は、消泡剤分散助剤凍結融解安定剤、レベリング剤、及び、アクリルラテックスポリビニルアセテートラテックスビニルアクリルラテックス、ビニルエチレンラテックス、スチレンブタジエンコポリマーラテックス及びポリビニルクロリドアクリルラテックスをベースとするラテックス塗料における迅速過ぎる乾燥を防ぐための薬剤として使用される(ドイツ連邦共和国公開公報DE1794245)。

0004

ドイツ連邦共和国特許DE10043405C1の記載から、バインダーとしての、少なくとも1種の飽和、不飽和及び/又はオレフィン系不飽和化合物グラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタン、少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料並びに少なくとも1種のトリオルガノホスファート、例えばトリブチルホスファートを含有する熱硬化性水性ベースコート又はソリッドカラートップコートは公知である。トリオルガノホスファートは公知の水性ベースコート又はソリッドカラートップコートから製造されたベースコート塗膜又はソリッドカラートップコート塗膜水蒸気透過性の調節に用いられる。前記塗膜ワキ限界乾燥膜厚27〜28μmである。しかしながら、前記塗膜のピンホール限界、即ち、ここまでであればピンホールが生じないという乾燥膜厚は、更に高められねばならない。

0005

発明の課題
本発明の課題は、バインダーとしての、少なくとも1種の、飽和、不飽和及び/又はオレフィン系不飽和化合物でグラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタン及び少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料を含有する、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な新規の水性混合物を提供することであった。

0006

物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な新規の水性混合物は、簡単に非常に再現性良く製造でき、貯蔵安定性であり、輸送可能でありかつ剪断安定性であることが望ましい。該水性混合物は、簡単に問題なく加工、特に塗布でき、かつ迅速に硬化し得ることが望ましい。

0007

該水性混合物は、高い膜厚であっても材料障害のない、特にワキ及びピンホールのない、色付与及び/又は効果付与する新規の熱硬化性又は熱可塑性材料の製造に極めて好適であるのが望ましい。

0008

特に、該水性混合物は、新規の被覆材料接着剤及びシール材料並びに成形品及びシートの前駆体として、特に、新規の色付与及び/又は効果付与する被覆接着層及びシール並びに成形品及びシートの製造、特に新規の色付与及び/又は効果付与する被覆の製造のための新規の被覆材料として適しているのが望ましい。

0009

得られた新規の色付与及び/又は効果付与する被覆、特に新規のプライマー塗膜腐食防止塗膜サーフェーサー塗膜耐チッピング性プライマー塗膜、機能塗膜、ベースコート塗膜及びソリッドカラートップコート塗膜は、高いワキ限界で高いピンホール限界を有するのが望ましい。

0010

この場合、新規の色付与及び/又は効果付与する被覆は、公知の被覆の優れた応用技術的特性プロフィールにまさるとは言わないまでも、これを引き続き有するのが望ましい。特に、該被覆は明暗色むら曇り)がなく、かつ優れた視覚的な全体の印象外観)を有するのが望ましい。

0011

本発明による解決法
これに応じて、以下
(A)バインダーとしての、少なくとも1種の、飽和、不飽和及び/又はオレフィン系不飽和化合物でグラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタン、
(B)少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料、及び
(C)一般式I:
(R1ORO)3P=O (I)
[式中、
置換基は以下の意味を有する:
Rは2〜10個の炭素原子を有するアルカンジイル基を表し、かつ
R1は2〜10個の炭素原子を有するアルキル基を表す]
の少なくとも1種のリン酸エステル
を含有し、かつ、以下で「本発明による混合物」と呼称される、物理的に、熱的に、又は熱と化学線とにより硬化可能な新規の水性混合物が見出された。

0012

更に、成分(A)、(B)及び(C)を水の存在で相互に混合し、かつ生じる混合物を均質化することを特徴とし、以下で「本発明による方法」と呼称される、本発明による混合物の新規の製造法が見出された。

0013

とりわけ、色付与及び/又は効果付与する新規の熱硬化性及び熱可塑性材料の製造のための、本発明による混合物の、及び、本発明による方法により製造された本発明による混合物の新規の使用が見出され、該使用は以下で「本発明による使用」と呼称される。

0014

他の本発明の対象は発明の詳細な説明から明らかである。

0015

発明の利点
公知先行技術に照らし合わせると、本発明の根底を成す課題が、本発明による混合物、本発明による方法及び本発明による使用によって解決され得たことは意想外であり、かつ当業者にとっては予期し得なかったことである。

0016

特に、本発明による混合物が簡単に非常に再現性良く製造でき、貯蔵安定性であり、輸送可能でありかつ剪断安定性であることは意想外であった。本発明による混合物は、簡単に問題なく加工、特に塗布でき、かつ迅速な硬化が可能であった。

0017

本発明による混合物は、本発明による使用の範囲内で、高い膜厚であっても材料障害のない、特にワキ及びピンホールのない、色付与及び/又は効果付与する新規の熱硬化性又は熱可塑性の、特に熱硬化性の材料の製造に極めて好適であった。

0018

特に、本発明による混合物は、本発明による被覆材料、接着剤及びシール材料並びに成形品及びシートの前駆体として、特に、色付与及び/又は効果付与する新規の被覆、接着層及びシール並びに成形品及びシートの製造、特に色付与及び/又は効果付与する新規の被覆の製造のための本発明による被覆材料として適している。

0019

得られた本発明による被覆、特に本発明によるプライマー塗膜、腐食防止塗膜、サーフェーサー塗膜、耐チッピング性プライマー塗膜、機能塗膜、ベースコート塗膜及びソリッドカラートップコート塗膜は、特に高いワキ限界で高いピンホール限界を有していた。

0020

この場合、本発明による被覆は、公知の被覆の優れた応用技術的特性プロフィールを引き続き有しており、それどころか多くの場合にこの公知の被覆の優れた応用技術的特性プロフィールよりも優れていた。特に、本発明による被覆は明暗の色むら(曇り)がなく、かつ優れた視覚的な全体の印象(外観)を示していた。

0021

本発明の詳細な説明
本発明による混合物は水性である。このことは、本発明による混合物の下記成分(A)、(B)及び(C)並びに場合により(C)が水中に溶解及び/又は分散されていることを意味する。

0022

本発明による混合物は物理的に硬化可能であってよい。

0023

本発明の範囲内で、「物理的な硬化」という概念は、混合物からの溶剤損失による皮膜形成による、混合物、特に被覆材料の硬化を意味し、その際、得られる熱可塑性材料、特に被覆の内部での結合は、バインダーのポリマー分子ループ形成を介して行われる(概念に関してはRoempp Lexikon Lacke und Druckfarben, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, New York, 1998, ≫Bindemittel≪, 第73頁及び第74頁を参照のこと)。さもなくば、皮膜形成はバインダー粒子の融合を介して行われる(Roempp Lexikon Lacke und Druckfarben, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, New York, 1998, ≫Haertung≪,第274頁及び第275頁を参照のこと)。

0024

本発明による混合物は熱的に硬化可能であってよい。

0025

熱硬化は、本発明による混合物の成分のいわゆる自己架橋により行われてよい。

0026

前記特性を設定するために、本発明による混合物は、存在するヒドロキシル基と、及び/又はこのヒドロキシル基とは異なる相補的反応性官能基と、熱より開始されかつ保持される反応をする相補的な反応性官能基、及び/又は「それ自体と」反応し得る自己反応性官能基を含有する。

0027

しかしながら、熱硬化は、本発明による混合物の成分のいわゆる異種架橋により行われてもよい。

0028

前記特性を設定するために、本発明による混合物は、相互に熱より開始されかつ保持される反応をし得る相補的な反応性官能基をそれぞれ1種含有する少なくとも2種の成分を含有する。

0029

本発明による混合物は、熱と化学線とにより硬化可能であってよく、これはデュアルキュア硬化とも呼称される。

0030

化学線で硬化可能となるように、本発明による混合物は、化学線で活性化され得る結合を含有し、該結合は、照射により活性化され、かつこの種の別の活性化された結合と、ラジカル及び/又はイオン機構により進行する重合反応及び/又は架橋反応する。

0031

この場合、化学線とは、以下で電磁線、例えば近赤外線(NIR)、可視光線UV線X線又はガンマ線、特にUV線又は粒子線、例えば電子線、ベータ線アルファ線陽子線又は中性子線、特に電子線であると解釈されてよい。

0032

特に、本発明による混合物は熱により硬化可能であり、その際、物理的な硬化は熱硬化を促進し得る。

0033

本発明による混合物の本発明にとって本質的な成分は、一般式I:
(R1ORO)3P=O (I)
[式中、
置換基は以下の意味を有する:
Rは2〜10個、有利に2〜7個、特に2〜4個の炭素原子を有するアルカンジイル基を表し、かつ
R1は2〜10個、有利に2〜7個、特に2〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表す]
の少なくとも1種の、特に1種のリン酸エステル(C)である。

0034

アルカンジイル基Rは直鎖又は分枝鎖であってよい。有利にアルカンジイル基Rは直鎖である。

0035

アルキル基R1は直鎖又は分枝鎖であってよい。有利にアルキル基R1は直鎖である。

0036

有利に、アルカンジイル基Rは、エチレントリメチレンテトラメチレンペンタメチレンヘキサメチレンヘプタン−1,7−ジイルオクタン−1,8−ジイル、ノナン−1,9−ジイル及びデカン−1,10−ジイルから、特に有利にエチレン、トリメチレン及びテトラメチレンからなる群から選択される。特にアルカンジイル基Rはエチレンである。

0037

有利に、アルキル基R1は、エチル、プロピルn−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチルn−オクチル、n−ノニル及びn−デシルから、特に有利にエチル、プロピル、n−ブチル、n−ペンチル及びn−ヘキシルからなる群から選択される。特にアルキル基R1はn−ブチルである。

0038

極めて特に有利に、リン酸エステル(C)はトリス(2−ブトキシエチル)ホスファートTBEP及びトリス(2−ヘキソキシエチル)ホスファート(THEP)からなる群から選択される。特にTBEPが使用される。

0039

本発明による混合物中のリン酸エステル(C)含分広範囲可変であるため、個々のケースの要求に極めてよく適合させることができる。有利に、本発明による混合物は、リン酸エステル(C)を、それぞれ本発明による混合物に対して0.1〜5質量%、有利に0.5〜4質量%、特に1〜3質量%の量で含有する。

0040

本発明による混合物の第二の本質的な成分は、バインダー(Roempp Online 2005, ≫Bindemittel≪を参照のこと)として使用される、少なくとも1種の、飽和、不飽和及び/又はオレフィン系不飽和化合物でグラフトされたイオン性及び/又は非イオン性に安定化されたポリウレタン(A)である。

0041

ポリウレタン(A)は慣用かつ公知であり、例えば以下のドイツ連邦共和国特許出願
− DE19914896A1、第1欄、第9行〜第56行に関連して第4欄、第23行〜第11欄、第5行及び第19欄、第12行〜第20欄、第6行、
− DE4437535A1、第2頁、第24行〜第6頁、第22行及び第7頁、第20行〜第8頁、第49行、
− DE10043405C1、第11欄、第24行〜第12欄、第11行、
− DE10004494A1、第1欄、第10行〜第24行に関連して第5欄、第16行〜第11欄、第50行及び第18欄、第15行〜第31行、及び
− DE4009858A1、第6欄、第17行〜第10欄、第23行及び第16欄、第10行〜第35行、
又は以下の国際特許出願
− WO92/15405、第2頁、第35行〜第3頁、第22行、第3頁、第33行〜第10頁、第33行、第14頁、第13行〜第15頁、第13行
に詳細に記載されている。

0042

本発明による混合物中のポリウレタン(A)含分は極めて広範囲に可変であるため、個々のケースの要求に極めてよく適合させることができる。有利に、ポリウレタン(A)は、上記の特許出願に記載されているような量で使用される。有利に、該含分は、それぞれ本発明による混合物の皮膜形成性固体に対して10〜80質量%、特に有利に15〜70質量%、特に20〜60質量%である。

0043

以下で、「皮膜形成性固体」とは、ここから製造される本発明による熱硬化性及び熱可塑性材料を構成する本発明による混合物の全ての成分であると解釈されるべきである。

0044

本発明による混合物の第三の本質的な成分は、少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料(B)である。

0045

本発明による混合物中に含まれている種々の色付与及び/又は効果付与する顔料(B)の数は広範囲に可変であり、かつ特に調整されるべき視覚的な効果及び/又は色調に従う。

0046

適当な色付与及び/又は効果付与する顔料(B)の例は、以下のドイツ連邦共和国特許出願
− DE10306358A1、第6頁、段落[0055]〜段落[0058]、又は
− DE10004494A1、第11欄、第51行〜第12欄、第34行、
の記載から公知である。

0047

本発明による混合物中の色付与及び/又は効果付与する顔料(B)の含分は極めて広範囲に可変である。該含分は特に調整されるべき視覚的な効果及び色調の強度に従う。

0048

当業者であれば、所望の視覚的な効果及び/又は色調のために適当な顔料及びその量を、自身の一般的な専門知識に基づいて、場合により情報収集色彩試験を用いて容易に選択することができる。

0049

本発明による混合物は更に少なくとも1種の添加物(D)を含有してよい。有利に、添加物(D)は被覆材料の分野で慣用かつ公知の通りに使用される。有利に、添加物(D)は、バインダー(A)とは異なるバインダー、架橋剤、中和剤、架橋のための触媒接着助剤下地湿潤の改善のための添加剤表面平滑性の改善のための添加剤、艶消し剤光保護剤重合阻害剤腐食防止剤殺生剤難燃剤熱架橋のための開始剤光開始剤、顔料(B)とは異なる蛍光性導電性及び/又は磁気遮閉性の顔料及び金属粉末有機及び無機の、透明又は半透明充填剤及びナノ粒子有機着色剤レオロジー助剤、レベリング剤、湿潤剤乳化剤、消泡剤及びリン酸エステル(C)とは異なる有機溶剤からなる群から選択される。

0050

適当な添加物(D)の例は、以下のドイツ連邦共和国特許出願
− DE10306358A1、第6頁、段落[0059]〜第7頁、段落[0068]、
− DE10004494A1、第3欄、第38行〜第5欄、第9行及び第12欄、第35行〜第15欄、第1行、及び
− DE19914896A1、第11欄、第6行〜第13欄、第52行及び第14欄、第16行〜第15欄、第63行、
の記載から公知である。

0051

本発明による混合物中の添加物(D)含分は極めて広範囲に可変であるため、それぞれの用途に最適に適合させることができる。有利に、添加物(D)は通常かつ公知の有効量で使用される。前記有効量は当業者にとって自身の一般的な専門知識に基づいて自明であり、その際、当業者は上記のドイツ連邦共和国特許出願の記載を指針として用いることができる。

0052

本発明による混合物中に含まれる皮膜形成性固体は広範囲に可変であるため、それぞれの用途の要求によく適合させることができる。本発明による混合物が皮膜形成性固体の高い含分を有することができることは、本発明による混合物の極めて特別な利点である。有利に、皮膜形成性固体はそれぞれ本発明による混合物に対して10〜60質量%、有利に15〜50質量%、特に15〜40質量%である。

0053

有利に、本発明による混合物は、本発明による製造法により、少なくとも1種のバインダー(A)、少なくとも1種の色付与及び/又は効果付与する顔料(B)及び少なくとも1種のリン酸エステル(C)を水の存在で相互に混合し、生じる混合物を均質化することによって製造される。有利に、さらに少なくとも1種の添加物(D)が添加される。

0054

この場合有利に、慣用かつ公知の混合方法及び装置、例えば超音波浴撹拌釜撹拌ミル押出機ニーダーウルトラチュラックスインラインディゾルバースタティックミキサーマイクロミキサー歯車型分散装置圧力開放ノズル及び/又はマイクロフルイダイザーが、場合により化学線の排除下で使用される。

0055

本発明による混合物は、本発明による使用の範囲内で、本発明による熱硬化性及び熱可塑性材料、特に熱硬化性材料の製造に用いられる。

0056

本発明による使用の範囲内で、本発明による混合物は、有利に、本発明による被覆材料、接着剤及びシール材料並びに成形品及びシートの本発明による前駆体、特に被覆材料として、本発明による被覆、接着層及びシール並びに成形品及びシート、特に被覆の製造に用いられる。

0057

特に有利に、本発明による被覆材料は、プライマー塗膜、腐食防止塗膜、機能塗膜、サーフェーサー塗膜、耐チッピング性プライマー塗膜、ベースコート塗膜及びソリッドカラートップコート塗膜の製造のための、プライマー腐食防止塗料機能塗料サーフェーサー又はプライマー塗料、水性ベースコート及びソリッドカラートップコート、特に水性ベースコートとして使用される。

0058

機能塗膜とは、複数の機能、例えばサーフェーサー塗膜及びベースコート塗膜の機能を担うことのできる被覆であると解釈すべきである。

0059

本発明による塗膜は、単層又は多層であってよい。特にとりわけ有利には、前記塗膜は多層であり、かつこの際少なくとも2つの塗膜、特に少なくとも1つの電着塗膜、少なくとも1つのサーフェーサー塗膜又は耐チッピング性プライマー塗膜並びに少なくとも1つのベースコート塗膜及び少なくとも1つのクリヤーコート塗膜又は少なくとも1つのソリッドカラートップコート塗膜を含んでよい。特に有利には、本発明による多層塗膜は、少なくとも1つのベースコート塗膜及び少なくとも1つのクリヤーコート塗膜を含む。

0060

本発明による多層塗膜のベースコート塗膜が、本発明による混合物から製造できることは特に有利である。従って、本発明によるベースコート塗膜は、本質的に視覚的な全体の印象(外観)を決定づける色付与及び/又は効果付与する多層塗膜の層である。

0061

本発明によるベースコート塗膜は、意想外にも、特に高いワキ限界で高いピンホール限界を有する。本発明によるベースコート塗膜は、他の塗装障害、例えば曇り、斑点膨れ、へこみ、ゆず肌及び割れを有しない。本発明によるベースコート塗膜は優れた中間層付着性を有する。本発明による水性ベースコート塗料は色付与及び/又は効果付与する顔料(B)を極めて特に良好に分散させるため、本発明によるベースコート塗料は比較的低い顔料−バインダー比であっても極めて特に高いカバー力を有し、かつ更に極めて再現性のある優れた視覚的効果を有する。

0062

用途に応じて、本発明による混合物は、慣用かつ公知の一時的又は永続的な基材施与される。

0063

有利に、本発明によるシート及び成形品の製造のために、慣用かつ公知の一時的な基材、例えば金属テープ及びプラスチックテープ又は金属、ガラスプラスチック、木材又はセラミックからなる中空体が使用され、これらは本発明によるシート及び成形品が損なわれること無しに容易に取り除かれることができる。

0064

本発明による混合物が被覆、接着層及びシールの製造に使用される場合には、永続的な基材が使用される。

0065

有利に、基材は以下のものである:
筋力熱気又は風により駆動する上、水中又は空中移動手段、例えば自転車軌道車漕艇帆艇熱気球気球又はグライダー並びにその一部、
原動機力により駆動する陸上、水中又は空中移動手段、例えばオートバイ輸送用車両又は自動車、特に乗用車水上船舶又は潜水艦又は航空機並びにその一部、
− 固定浮体、例えば浮標又は港湾設備の一部、
屋内領域及び屋外領域での建築物
ドア、窓及び家具、及び
−ガラス中空品
− 工業的な小部品、例えばナットボルトハブキャップ又はリム
容器、例えばコイルコンテナ又はパッケージ
電子工学部材、例えば電子巻線、例えばコイル、
光学部材
機械的部材及び
− 白物製品、例えば家庭用電化製品ボイラ及びラジエータ

0066

本発明によるシート及び成形品は、同様に基材として用いられてよい。

0067

特に、基材は自動車ボディ及びその一部である。この場合有利に、本発明による混合物ないしこれから製造された本発明による被覆は、自動車ボディの初期塗装OEM)、又は、本発明による、及び本発明によらない初期塗膜補修塗装に用いられる。本発明による初期塗膜、特に本発明によるベースコート塗膜を含む本発明による初期塗膜は、優れた上塗り可能性を有する。本発明による補修塗膜は、本発明による、及び本発明によらない初期塗膜に対して優れた付着を示す。

0068

方法上では、本発明による混合物の塗布は特徴を有さず、全ての慣用かつ公知の、それぞれの混合物に適した塗布法、例えば吹き付け塗布、噴霧塗布ブレード塗布、刷毛塗りフローコーティング、浸漬塗布散布又はローラー塗布によって行うことができる。有利には吹き付け塗布法が適用される。

0069

本発明による混合物が付加的に化学線で硬化可能である場合、塗布の際に、化学線の排除下で作業することが推奨される。

0070

本発明による多層塗膜の製造のために、特にウェットオンウェット法、及び例えば以下のドイツ連邦共和国特許出願:
− DE10043405C1、第2欄、段落[0009]〜第3欄、段落[0017]及び第8欄、段落[0052]〜第9欄、段落[0056]、
− DE1991498A1、第16欄、第54行〜第18欄、第54行、
− DE19930067A1、第15頁、第23行〜第16頁、第36行、又は
− DE19940855A1、第30欄、第39行〜第31欄、第48行及び第32欄、第15行〜第29行
の記載から公知である構造を適用することができる。

0071

根本的に、本発明による多層塗膜の、プライマー塗膜、腐食防止塗膜、機能塗膜、サーフェーサー塗膜、耐チッピング性プライマー塗膜、ベースコート塗膜及びソリッドカラートップコート塗膜、しかし特にベースコート塗膜を本発明による混合物から製造できることは、本発明による使用の極めて重要な利点である。

0072

本発明による混合物の硬化は、一般には所定の休止時間又はフラッシュオフ時間後に行われる。これは30秒〜2時間、有利には1分〜1時間、特に1〜45分間の期間であってよい。この休止時間は例えば、塗布された本発明による混合物のレベリング及び脱ガスのために、及び揮発性成分、例えば場合により存在する溶媒蒸発のために用いられる。フラッシュオフは、硬化にはなお不十分な高められた温度によって、及び/又は減少させた空気湿分により促進させることができる。

0073

塗布された本発明による混合物の熱硬化は、例えばガス状、液状及び/又は固体の、高温媒体、例えば高温の空気、加熱油又は加熱ローラを用いて、又はマイクロ波放射線赤外光及び/又は近赤外光(NIR)を用いて行われる。有利には、加熱は、強制空気循環炉中で、又はIRランプ及び/又はNIRランプでの照射によって行われる。化学線での硬化の際と同様に、熱硬化もまた段階的に行われてよい。有利には、熱硬化は室温から200℃の温度で行われる。

0074

本発明による混合物の熱硬化は、酸素の十分な又は完全な排除下に実施することもできる。

0075

本発明の範囲内で、塗布された本発明による混合物の表面上での酸素濃度が<21体積%、有利に<18体積%、有利に<16体積%、特に有利に<14体積%、極めて特に有利に<10体積%、特に<6体積%である場合、酸素は十分に排除されているものと見なされる。

0076

本発明の範囲内で、表面上での酸素濃度が慣用かつ公知の検出法検出限界を下回る場合、酸素が完全に排除されているものと見なされる。

0077

有利に、酸素濃度は≧0.001体積%、特に有利に≧0.01体積%、極めて特に有利に≧0.1体積%、特に≧0.5体積%である。

0078

酸素の所望の濃度は、ドイツ連邦共和国特許DE10130972C1、第6頁、段落[0047]〜[0052]に記載の方法により、又はシートの載置により調節することができる。

0079

化学線での硬化は、例えばドイツ連邦共和国特許出願DE19818735A1、第10欄、第31行〜第61行、ドイツ連邦共和国特許出願DE10202565A1、第9頁、段落[0092]〜第10頁、段落[0106]、ドイツ連邦共和国特許出願DE10316890A1、第17頁、段落[0128]〜段落[0130]、国際特許出願WO94/11123、第2頁、第35行〜第3頁、第6行、第3頁、第10行〜第15頁、及び第8頁、第1行〜第14行、又は米国特許US6,743,466B2、第6欄、第53行〜第7欄、第14行に記載されている慣用かつ公知の装置及び方法を用いて実施することができる。

0080

本発明による熱硬化性及び熱可塑性材料、特に熱硬化性材料、特に本発明によるシート、成形品、被覆、接着層及びシールは、上記基材の被覆、接着、封止、包囲及び包装に極めて適している。

0081

本発明による被覆で被覆され、本発明による接着層で接着され、本発明によるシールで封止され、かつ/又は本発明によるシート及び/又は成形品で被覆又は包装されている、得られる本発明による基材は、特に長期の使用期間と関連した卓越した使用特性を示す。

0082

実施例及び比較試験
比較試験
水性ベースコートV1及び多層塗膜V1の製造
ドイツ連邦共和国特許DE10043405C1、第11欄、第26行〜第12欄、第31行に関連して第12欄、第57行〜第13欄、第1行に記載の実施例1を繰り返した。当該水性ベースコートV1はトリブチルホスファートを含有していた。くさび形に施与されたベースコート塗膜V1の目視評価により、ピンホール限界は20μmであり、かつワキ限界は26μmであることが判明した。

0083

実施例
水性ベースコート1及び多層塗膜1の製造
比較試験を繰り返したが、但し、トリブチルホスファートに代わり、等量のTBEPを用いた。くさび形に施与されたベースコート塗膜1の目視評価によって、ピンホール限界は23μmであり、かつワキ限界は43μmであることが判明した。その他には、多層塗膜1は多層塗膜V1と同一の有利な特性を有していた。

0084

この結果は、TBEPが、その他の本質的な応用技術的特性の悪化を招くことなくピンホール限界及び特にワキ限界を著しく高め得ることを根拠づける。

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