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技術 収納装置、表示装置、表示装置収納システム、制御信号送信方法及び表示方法

出願人 ソニー株式会社
発明者 立平靖近藤哲二郎
出願日 2008年6月11日 (11年6ヶ月経過) 出願番号 2008-153183
公開日 2009年12月24日 (9年11ヶ月経過) 公開番号 2009-302765
状態 未査定
技術分野 電気信号の光信号への変換 テレビジョン受像機の構造の細部
主要キーワード 摺動支持部材 保持部移動機構 縮小パラメータ コントラストパラメータ ネット部材 リンク片 左側面板 ベルト送り
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年12月24日)のものです。
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図面 (11)

課題

収納装置収納部に表示装置を収納し、収納部に対する表示装置の位置に応じて表示面の表示状態を変更させて快適な視聴環境を提供すること。

解決手段

表示装置3は、収納装置2の収納部に収納される。収納装置2の位置検出部42は、収納部の開口端に対する表示装置3の位置を検出し、制御部43は、表示装置3が表示部52の表示状態を変更するために用いる制御信号を検出された表示装置3の位置に基づいて生成する。制御部43で生成された制御信号は、制御信号送信部44によって表示装置3の制御信号受信部57に送信される。表示装置3の映像信号縮小部58及び画質コントラスト調整部59は、制御信号受信部57を介して供給された制御信号に基づいて映像信号を処理し、表示部52に表示される映像の大きさ及び画質やコントラストを変更する。

概要

背景

近年、テレビジョン受像機等の表示装置薄型化され、このような表示装置が収納される収納部を有する収納棚が普及している。テレビジョン受像機等の表示装置は、リビングルームに配置される場合が多い。リビングルームは、通常、側の日当たりの良い一角を占めるため、日光が表示装置の表示面まで到達してしまうことがある。その場合、映像コントラストが著しく低下し、映像の視認に支障をきたす。

日光が表示装置の表示面まで到達することを避ける方法としては、例えば、カーテンなどで日光を遮ることが挙げられる。ところが、カーテンなどで日光を遮ると、部屋の日当たりを遮断することになるため、快適な居住空間を確保することができなかった。

日光が表示装置の表示面まで到達することを避ける他の方法としては、収納棚に設けられた収納部の奥側に表示装置を設置することが考えられる。つまり、収納部の奥側に表示装置を設置することにより、収納部を形成する壁板が日光を遮り日照が表示装置の表示面に到達することを避けることができる。

また、日光が表示装置の表示面まで到達することを避ける他の方法としては、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、ディスプレイ装置表示画面に外光(日光)が入り込むことを防止するディスプレイ装置用の遮光フードに関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたディスプレイ装置用の遮光フードは、ディスプレイ装置に連結され、折り畳みが可能な構造となっている。これにより、外光を遮りたいときには、遮光フードを開いて使用し、必要のないときは閉じておくことができる。
特開2006−173725号公報

概要

収納装置の収納部に表示装置を収納し、収納部に対する表示装置の位置に応じて表示面の表示状態を変更させて快適な視聴環境を提供すること。表示装置3は、収納装置2の収納部に収納される。収納装置2の位置検出部42は、収納部の開口端に対する表示装置3の位置を検出し、制御部43は、表示装置3が表示部52の表示状態を変更するために用いる制御信号を検出された表示装置3の位置に基づいて生成する。制御部43で生成された制御信号は、制御信号送信部44によって表示装置3の制御信号受信部57に送信される。表示装置3の映像信号縮小部58及び画質コントラスト調整部59は、制御信号受信部57を介して供給された制御信号に基づいて映像信号を処理し、表示部52に表示される映像の大きさ及び画質やコントラストを変更する。

目的

本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、収納装置の収納部に表示装置を収納し、収納部に対する表示装置の位置に応じて表示部の表示状態を変更させて快適な視聴環境を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

前面に開口され、表示装置収納される収納部を有する筐体と、前記収納部の開口端に対する前記表示装置の位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部によって検出した前記表示装置の位置に基づいて、前記表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成する制御部と、前記制御部によって生成された前記制御信号を前記表示装置に送信する送信部と、を備える収納装置

請求項2

前記制御部は、前記表示装置の表示部に表示される映像の大きさを変更するための前記制御信号を生成する請求項1記載の収納装置。

請求項3

前記収納部に配置され、前記表示装置を保持する保持台と、前記保持部を前記収納部の奥行き方向へ移動させる保持台移動部と、を備える請求項2記載の収納装置。

請求項4

前記収納部の開口端の照度を検出する照度検出部を備え、前記制御部は、前記照度検出部によって検出した照度に基づいて前記表示装置の適正な位置を算出し、前記保持部移動機構を介して前記表示装置を移動させる請求項3記載の収納装置。

請求項5

前記制御部は、前記位置検出部によって検出した前記表示装置の位置と、前記照度検出部によって検出した照度に基づいて、前記表示装置の表示部に表示される映像の画質及びコントラストを調整するための前記制御信号を生成する請求項4記載の収納装置。

請求項6

前記筐体の前記収納部は、開口部を有する壁板から形成され、前記壁板の前記開口部を覆い、前記表示装置から出力される音を通過させるネット部材を備える請求項1記載の収納装置。

請求項7

収納装置に設けられた収納部に収納される表示装置本体と、前記表示装置本体の前面に設けられ、映像信号に基づいた映像が表示される表示部と、前記収納装置が前記収納部の開口端に対する前記表示装置本体の位置に基づいて生成した制御信号を受信する受信部と、前記制御信号に基づいて前記映像信号を処理して前記表示部の表示状態を変更する映像信号処理部と、を備える表示装置。

請求項8

前記映像信号処理部は、前記制御信号に基づいて前記表示部に表示する映像の大きさを変更する映像信号縮小処理部を有する請求項7記載の表示装置。

請求項9

前記映像信号処理部は、前記制御信号に基づいて前記表示部に表示する映像の画質及びコントラストを調整する画質・コントラスト調整部を有する請求項7記載の表示装置。

請求項10

表示装置本体の前面に設けられ、映像信号に基づいた映像が表示される表示部と、前記表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を外部から受信する受信部と、前記制御信号に基づいて前記映像信号を処理して前記表示部の表示状態を変更する映像信号処理部と、を有する表示装置と、前面に開口され、前記表示装置が収納される収納部が設けられた筐体と、前記収納部の開口端に対する前記表示装置の位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部によって検出した前記表示装置の位置に基づいて前記制御信号を生成する制御部と、前記制御部によって生成された前記制御信号を前記表示装置に送信する送信部と、を有する収納装置と、を備える表示装置収納システム

請求項11

前記収納装置の前記制御部は、前記表示装置の表示部に表示される映像の大きさを変更するための前記制御信号を生成し、前記表示装置の前記映像信号処理部は、前記制御信号に基づいて前記表示部に表示する映像の大きさを変更する映像信号縮小処理部を有する請求項10記載の表示装置収納システム。

請求項12

前記収納装置は、前記収納部に配置されて前記表示装置を保持する保持台と、前記保持部を前記収納部の奥行き方向へ移動させる保持台移動部と、を備える請求項10記載の表示装置収納システム。

請求項13

前面に開口された収納部に収納した表示装置の前記収納部の開口端に対する位置を検出するステップと、前記表示装置の前記収納部の開口端に対する位置に基づいて、前記表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成するステップと、前記制御信号を前記表示装置に送信するステップと、を有する制御信号送信方法

請求項14

前面に開口された収納部に収納した表示装置の前記収納部の開口端に対する位置に基づいて生成された制御信号を受信するステップと、前記制御信号に基づいて映像信号を処理して表示部の表示状態を変更するステップと、処理された映像信号に基づいて表示部に映像を表示するステップと、を有する表示方法

請求項15

前面に開口された収納部に収納した表示装置の前記収納部の開口端に対する位置を検出するステップと、前記表示装置の前記収納部の開口端に対する位置に基づいて、前記表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成するステップと、前記制御信号を前記表示装置に送信するステップと、前記表示装置によって前記制御信号を受信するステップと、前記制御信号に基づいて映像信号を処理して表示部の表示状態を変更するステップと、処理された映像信号に基づいて表示部に映像を表示するステップと、を有する表示方法。

技術分野

0001

本発明は、収納装置表示装置表示装置収納システム制御信号送信方法及び表示方法に関し、特に収納装置に収納される表示装置の位置に基づいて表示装置による表示を変更するのに好適な技術に関する。

背景技術

0002

近年、テレビジョン受像機等の表示装置が薄型化され、このような表示装置が収納される収納部を有する収納棚が普及している。テレビジョン受像機等の表示装置は、リビングルームに配置される場合が多い。リビングルームは、通常、側の日当たりの良い一角を占めるため、日光が表示装置の表示面まで到達してしまうことがある。その場合、映像コントラストが著しく低下し、映像の視認に支障をきたす。

0003

日光が表示装置の表示面まで到達することを避ける方法としては、例えば、カーテンなどで日光を遮ることが挙げられる。ところが、カーテンなどで日光を遮ると、部屋の日当たりを遮断することになるため、快適な居住空間を確保することができなかった。

0004

日光が表示装置の表示面まで到達することを避ける他の方法としては、収納棚に設けられた収納部の奥側に表示装置を設置することが考えられる。つまり、収納部の奥側に表示装置を設置することにより、収納部を形成する壁板が日光を遮り日照が表示装置の表示面に到達することを避けることができる。

0005

また、日光が表示装置の表示面まで到達することを避ける他の方法としては、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、ディスプレイ装置表示画面に外光(日光)が入り込むことを防止するディスプレイ装置用の遮光フードに関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたディスプレイ装置用の遮光フードは、ディスプレイ装置に連結され、折り畳みが可能な構造となっている。これにより、外光を遮りたいときには、遮光フードを開いて使用し、必要のないときは閉じておくことができる。
特開2006−173725号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1に記載されたディスプレイ装置用の遮光フードや、収納部を形成する壁板によって表示装置の表示面に到達する外光を遮ると、例えば、斜め前方から表示面を見る場合に、表示面に表示された映像の一部が遮光フードや壁板で隠れてしまう。そのため、表示された映像の全体を視認することができなくなり、快適な視聴環境を確保できないという問題があった。

0007

また、収納棚の収納部に表示装置を設置する場合、画質やコントラスト等が常に一定であると、収納部に対する表示装置の位置によっては、表示される映像が見え難くなるという問題があった。

0008

本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、収納装置の収納部に表示装置を収納し、収納部に対する表示装置の位置に応じて表示部の表示状態を変更させて快適な視聴環境を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の収納装置は、筐体と、位置検出部と、制御部と、送信部を備えている。筐体は、前面に開口され、表示装置が収納される収納部を有する。位置検出部は、収納部の開口端に対する表示装置の位置を検出する。制御部は、位置検出部によって検出した表示装置の位置に基づいて、表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成する。送信部は、制御部によって生成された制御信号を表示装置に送信する。

0010

この収納装置によれば、収納部の開口端に対する表示装置の位置に基づいて、表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成し、表示装置に送信する。これにより、表示装置は、受信した制御信号に基づいて映像信号を処理し、収納部の開口端に対する位置に応じた表示状態で映像を表示することができる。例えば、収納部を形成する壁板によって映像の一部が隠れてしまう位置に表示装置がある場合、表示装置は、制御信号に基づいて映像信号を処理することで表示する映像を縮小することができる。

0011

本発明の表示装置は、表示装置本体と、表示部と、受信部と、映像信号処理部を備えている。表示装置本体は、収納装置に設けられた収納部に収納される。表示部は、表示装置本体の前面に設けられ、映像信号に基づいた映像を表示する。受信部は、収納装置が収納部の開口端に対する表示装置本体の位置に基づいて生成した制御信号を受信する。映像信号処理部は、制御信号に基づいて映像信号を処理して表示部の表示状態を変更する。

0012

この表示装置によれば、収納装置によって送信された制御信号を受信部によって受信する。そして、受信した制御信号に基づいて映像信号を処理することにより、収納部の開口端に対する位置に応じた表示状態で映像を表示することができる。

0013

本発明の表示装置収納システムは、表示装置と、収納装置を備える。
この表示装置収納システムの表示装置は、表示部と、受信部と、映像信号処理部を有する。表示部は、表示装置本体の前面に設けられ、映像信号に基づいた映像を表示する。受信部は、表示部の表示状態を変更するための制御信号を収納装置から受信する。映像信号処理部は、制御信号に基づいて映像信号を処理して表示部の表示状態を変更する。
収納装置は、筐体と、位置検出部と、制御部と、送信部を有する。筐体には、前面に開口され、表示装置が収納される収納部が設けられている。位置検出部は、収納部の開口端に対する表示装置の位置を検出する。制御部は、位置検出部によって検出した表示装置の位置に基づいて表示部の表示状態を変更するための制御信号を生成する。送信部は、制御部によって生成された制御信号を表示装置に送信する。

0014

この表示装置収納システムによれば、収納装置が、収納部の開口端に対する表示装置の位置に基づいて、表示装置が表示部の表示を変更するための制御信号を生成し、表示装置に送信する。そして、表示装置が、収納装置から送信された制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて映像信号を処理する。これにより、表示装置は、収納部の開口端に対する位置に応じた表示状態で映像を表示することができる。

0015

本発明の制御信号送信方法は、収納部に収納した表示装置の収納部の開口端に対する位置を検出するステップと、検出した表示装置の位置に基づいて、表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成するステップと、制御信号を表示装置に送信するステップを有するものである。

0016

この制御信号送信方法によれば、収納部の開口端に対する表示装置の位置を検出し、検出した表示装置の位置に基づいて、表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成する。そして、生成した制御信号を表示装置に送信する。これにより、収納部の開口端に対する位置に応じた表示状態に変更するため制御信号を、表示装置に送信することができる。

0017

本発明の表示方法は、映像信号を受信するステップと、収納部に収納した表示装置の収納部の開口端に対する位置に基づいて生成された制御信号を受信するステップと、制御信号に基づいて映像信号を処理して表示部の表示状態を変更するステップと、処理された映像信号に基づいて表示部に映像を表示するステップを有するものである。

0018

この表示方法によれば、映像信号を受信すると共に、収納部の開口端に対する表示装置の位置に基づいて生成された制御信号を受信し、制御信号に基づいて映像信号を処理して表示部の表示状態を変更する。そして、処理された映像信号に基づいて表示部に映像を表示する。これにより、収納部の開口端に対する表示装置の位置に応じた表示状態で映像を表示することができる。

0019

また、本発明の表示方法は、収納部に収納した表示装置の前記収納部の開口端に対する位置を検出するステップと、表示装置の位置に基づいて、表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成するステップと、制御信号を表示装置に送信するステップと、送信された制御信号を受信するステップと、映像信号を受信するステップと、制御信号に基づいて映像信号を処理して表示部の表示状態を変更するステップと、処理された映像信号に基づいて表示部に映像を表示するステップを有するものである。

0020

この表示方法によれば、収納部の開口端に対する表示装置の位置を検出し、検出した表示装置の位置に基づいて、表示装置が表示部の表示状態を変更するために用いる制御信号を生成する。そして、生成した制御信号を表示装置に送信する。表示装置は、制御信号と映像信号をそれぞれ受信し、制御信号に基づいて映像信号を処理して表示部の表示状態を変更する。その後、処理された映像信号に基づいて表示部に映像を表示する。これにより、表示装置は、収納部の開口端に対する位置に応じた表示状態で映像を表示することができる。

発明の効果

0021

本発明の収納装置、表示装置、表示装置収納システム、制御信号送信方法及び表示方法によれば、収納装置の収納部に対する表示装置の位置に応じてその表示装置の表示状態を変更することができ、快適な視聴環境を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0022

以下、本発明の一実施の形態について説明する。図1は、本発明の表示装置収納システムの第1の実施の形態を示す説明図である。

0023

図1に示すように、本発明の表示装置収納システム1は、収納装置2と、表示装置3とを備えている。まず、収納装置2について説明する。収納装置2は、前面を正面から見た形状が横長の長方形となる筐体11を備えている。この筐体11は、前面に開口され、表示装置3が収納される収納部12を有している。

0024

収納部12は、長方形の凹部であり、上面を形成する上面板12aと、底面を形成する底面板12bと、前面を正面から見て左側面を形成する左側面板12cと、右側面を形成する右側面板12dと、背面を形成する背面板12e(図2を参照)によって形成されている。底面板12bには、照度検出部の一具体例を示す照度センサ14が取り付けられている。

0025

照度センサ14は、収納部12の開口部側の中央部に配置されており、収納部12の開口部側の照度を検出するようになっている。この照度センサ14としては、例えば、フォトIC(IntegratedCircuit)モジュールを挙げることができる。本実施の形態では、照度センサ14を1つ設ける構成としたが、照度センサを2つ以上設ける構成としてもよい。照度センサを2つ以上設ける場合には、収納部12の開口部側であって、表示装置3の視聴の妨げにならない位置に配置する。

0026

図2は、図1に示すA−A線部分の断面図である。左右の側面板12c,12dは、壁板の一具体例を示すものである。これら左右の側面板12c,12dの前面側の部位には、水平方向に貫通する開口部(図示せず)がそれぞれ設けられており、各開口部は、ネット部材15によって覆われている。

0027

このように左右の側面板12c,12dを形成することにより、表示装置3から出力される音は、左右の側面板12c,12dを通り抜けることができる。したがって、表示装置3から出力された音が、左右の側面板12c,12dによって反射することを防止或いは軽減することができ、快適な視聴環境を提供することができる。

0028

本実施の形態では、左右の側面板12c,12dの前面側の部位に開口部を設ける構成としたが、開口部を設ける位置及びその大きさは、適宜設定することがきる。例えば、本発明に係る左右の側面板としては、枠状に形成された部材と、その部材の開口部を覆うネット部材によって構成してもよい。

0029

図2に示すように、収納装置2の収納部12には、表示装置3を保持する保持台16と、この保持台16を収納部12の奥行き方向に移動させる2つの保持台移動部21が設けられている。

0030

本実施の形態では、保持台移動部21を2つ設ける構成とした(図2を参照)。しかしながら、本発明に係る保持台移動部21の数としては、1つであってもよく、また、3つ以上としてもよい。

0031

次に、保持台16及び保持台移動部21について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、収納部12内において保持台16を最も前側(以下、「最前部」という。)に移動させた状態を示す説明図である。図4は、収納部12内において保持台16を最も奥側(以下、「最奥部」という。)に移動させた状態を示す説明図である。

0032

保持台16は、側面形状がL字状に形成されている。この保持台16は、収納部12の底面板12bに対向されるベース部17と、このベース部17に連続して略垂直に延在される取付部18を備えている。表示装置3は、固定ねじ(図示せず)によって保持台16の取付部18に取り付けられる。本実施の形態では、表示装置3が保持台16のベース部17に載置されない構成としているが、表示装置3をベース部17に載置して取付部18に取り付ける構成としてもよい。

0033

ベース部17の下部には、保持台16を収納部12の底面板12b上で移動させるための複数のローラ19が設けられている。各ローラ19の回転軸は、左右の側面板12c,12d(図2を参照)が対向する方向に延在されている。そのため、保持台16は、収納部12の奥行き方向に移動可能となっている。

0034

保持台移動部21は、保持台16の後方に設けられている。この保持台移動部21は、X型のリンク機構22と、このX型のリンク機構22を駆動させる駆動部23を備えている。リンク機構22は、第1のリンク片25と、第2のリンク片26と、これらリンク片25,26を中間部で回転可能に連結する連結軸27と、2つの摺動支持部材28,29と、2つの送りナット31,32から構成されている。

0035

2つの摺動支持部材28,29は、それぞれ保持台16の取付部18に摺動可能に係合されている。これら摺動支持部材28,29は、上下方向にのみ摺動可能となっており、水平方向への移動が禁止されている。2つの送りナット31,32は、それぞれ収納部12の背面板12eに摺動可能に係合されている。これら送りナット31,32は、上下方向にのみ摺動可能となっており、水平方向への移動が禁止されている。

0036

第1のリンク片25の一端25a(下端)は、上述した摺動支持部材29に回動可能に支持され、他端25b(上端)は、上述した送りナット31に回動可能に支持されている。また、第2のリンク片26の一端26a(上端)は、上述した摺動支持部材28に回動可能に支持され、他端26b(下端)は、上述した送りナット32に回動可能に支持されている。

0037

駆動部23は、制御室41内に配設された駆動モータ(図示せず)と、この駆動モータの回転軸として設けられた送りねじ軸34から構成されている。制御室41には、駆動モータの他に、後述する位置検出部42、制御部43及び制御信号送信部44等が設けられている。

0038

送りねじ軸34は、収納部12の上面板12aと底面板12bが対向する方向に延在されている。この送りねじ軸34は、駆動モータ側である半分から下側に設けられたねじ山と、先端側である半分から上側に設けられたねじ山が互いに逆方向に延在されるように構成されている。この送りねじ軸34の上側に設けられたねじ山には、上述した送りナット31が螺合され、下側のねじ山には、上述した送りナット32が螺合されている。

0039

駆動モータによって送りねじ軸34を一方に回転させると、送りナット31,32は、互いに接近するように上下方向へ移動する。また、送りねじ軸34を他方に回転させると、送りナット31,32は、互いに離反するように上下方向に移動する。これにより、第1及び第2のリンク片25,26が開閉するように回転し、保持台16が収納部12の奥行き方向に移動される。

0040

例えば、図3に示すように、保持台16を収納部12の前側(開口側)に移動させるには、駆動モータによって送りねじ軸34を一方に回転させる。これにより、送りナット31,32が互いに接近するように上下方向へ移動し、第1及び第2のリンク片25,26が開くように回転する。第1及び第2のリンク片25,26が開くように回転すると、摺動支持部材28,29が互いに接近するように上下方向へ移動すると共に、第1及び第2のリンク片25,26が摺動支持部材28,29を介して保持台16を収納部12の前側に押圧する。その結果、保持台16及び保持台16に取り付けられた表示装置3が収納部12の前側に移動される。

0041

また、図4に示すように、保持台16を収納部12の奥側に移動させるには、駆動モータによって送りねじ軸34を他方に回転させる。これにより、送りナット31,32が互いに離反するように上下方向へ移動し、第1及び第2のリンク片25,26が閉じるように回転する。第1及び第2のリンク片25,26が閉じるように回転すると、摺動支持部材28,29が互いに離反するように上下方向へ移動すると共に、第1及び第2のリンク片25,26が摺動支持部材28,29を介して保持台16を収納部12の奥側に引っ張る。その結果、保持台16及び保持台16に取り付けられた表示装置3が収納部12の奥側に移動される。

0042

上述したように、保持台移動部21は、保持台16の後方に設けられている。そのため、図4に示すように、保持台16を収納部12内の最奥部に移動させても、保持台移動部21が収納部12の開口部から露出することはない。これにより、収納装置2を美観デザイン性に優れたものにすることができる。また、収納部12内を簡単に掃除することができ、収納装置2をメンテナンス性に優れたものにすることができる。

0043

本実施の形態では、表示装置3(及び保持台16)が収納部12内の最前部に配置される位置(図3に示す位置)を表示装置3の初期位置としている。

0044

次に、制御室41内に設けられた位置検出部42、制御部43及び制御信号送信部44について、図5を参照して説明する。図5は、収納装置2及び表示装置3の構成例を示すブロック図である。

0045

まず、位置検出部42について説明する。位置検出部42は、送りねじ軸34の回転数を検出する検出器と、検出された送りねじ軸34の回転数とその回転方向に基づいて保持台16の位置を算出する計算部を有している。位置検出部42の検出器としては、例えば、エンコーダを挙げることができる。

0046

位置検出部42の計算部は、保持台16の位置を算出することにより、収納部12の開口端に対する表示装置3の位置を得る。これは、保持台16に表示装置3が取り付けられることにより、保持台16に対する表示装置3の位置が決定されるためである。なお、本例では、位置検出部42によって、収納部12の開口端に対する表示装置3の後述する表示部52の位置を検出する。

0047

本実施の形態では、送りねじ軸34の回転数を検出することにより、収納部12の開口端に対する表示装置3の位置を得る構成としたが、第1のリンク片25或いは第2のリンク片26の回転角を検出して収納部12の開口端に対する表示装置3の位置を得る構成としてもよい。また、本発明に係る位置検出部としては、マグネット磁気センサを用いて保持台16或いは表示装置3の位置を直接検出してもよく、移動する物体の位置を検出するその他の位置検出センサを適用することもできる。

0048

制御部43は、表示装置位置制御部46と、映像信号縮小パラメータ計算部47と、画質・コントラストパラメータ計算部48と、コントロールコマンド解釈部49を有している。

0049

表示装置位置制御部46には、照度センサ14によって検出された照度と、位置検出部42によって算出された収納部12の開口端に対する表示装置3の位置が入力される。また、表示装置位置制御部46には、コントロールコマンド解釈部49を介してユーザによる表示装置3の移動命令が入力される。

0050

表示装置位置制御部46は、入力された情報に基づいて、保持台移動部21を駆動制御し、保持台16を介して表示装置3を移動させる。また、表示装置位置制御部46は、収納部12の開口端に対する表示装置3の位置の情報を映像信号縮小パラメータ計算部47と画質・コントラストパラメータ計算部48に出力する。さらに、表示装置位置制御部46は、照度センサ14によって検出された照度の情報を画質・コントラストパラメータ計算部48に出力する。

0051

映像信号縮小パラメータ計算部47は、表示装置位置制御部46から出力された収納部12の開口端に対する表示装置3の位置に基づいて、映像の縮小を行うためのパラメータを計算する。そして、映像信号縮小パラメータ計算部47は、計算したパラメータを表す映像縮小制御信号を生成し、制御信号送信部44に出力する。この映像縮小制御信号に基づいて映像信号を処理することにより、表示装置3に表示される映像の縮小が行われる。映像信号は、表示装置3の後述する映像信号受信部56によって受信される。

0052

画質・コントラストパラメータ計算部48は、表示装置位置制御部46から出力された照度及び表示装置3の位置に応じて、画質やコントラストを最適な状態にするためのパラメータを計算する。そして、画質・コントラストパラメータ計算部48は、計算したパラメータを表す画質・コントラスト制御信号を生成し、制御信号送信部44に出力する。この画質・コントラスト制御信号に基づいて映像信号を処理することにより、表示装置3に表示される映像の画質やコントラストが最適な状態に調整される。

0053

例えば、照度センサ14で検出された照度の値が予め設定された閾値よりも高い場合、画質・コントラストパラメータ計算部48は、その照度の値に応じてコントラストが高くなるようなパラメータを算出する。逆に、検出された照度の値が予め設定された閾値よりも低い場合、画質・コントラストパラメータ計算部48は、その照度の値に応じてコントラストが低くなるようなパラメータを算出する。

0054

画質を変更する要素としては、ブライトネス輝度)、解像度画素数)、シャープネス(映像の輪郭などを強調する処理)及びノイズ除去処理等を挙げることができる。例えば、照度センサ14で検出された照度の値が予め設定された閾値よりも高い場合、画質・コントラストパラメータ計算部48は、ブライトネス、解像度及びシャープネスが高く(多く)なるようなパラメータを算出する。

0055

また、画質・コントラストパラメータ計算部48は、表示装置3が収納部12の前側に配置されるほど、コントラスト、ブライトネス、解像度及びシャープネスが高く(多く)なるようなパラメータを算出する。これは、表示装置3が収納部12の前側に配置されるほど、表示部52の近傍の照度が高くなるからである。さらに、画質・コントラストパラメータ計算部48は、表示装置3が収納部12の奥側に配置されるほど、ノイズ除去処理の強度を弱めるようなパラメータを算出する。これは、表示装置3が収納部12の奥側に配置されるほど、表示部52の近傍の照度が低くなり、映像信号に含まれるノイズによる映像への影響が目立たなくなるからである。

0056

コントロールコマンド解釈部49は、ユーザがリモートコントローラや収納装置2に設けられた操作部(図示せず)によって保持台16(表示装置3)の移動量を命令する入力を行った場合に、その内容を解釈する。リモートコントローラとしては、収納装置2に対して専用のものを用意してもよく、また、表示装置3のリモートコントローラと一体に構成してもよい。コントロールコマンド解釈部49は、ユーザによる表示装置3の移動命令を解釈した後、その内容を表示装置位置制御部46に出力する。

0057

制御信号送信部44は、映像信号縮小パラメータ計算部47から出力された映像縮小制御信号と、画質・コントラストパラメータ計算部48から出力された画質・コントラスト制御信号を、表示装置3の後述する制御信号受信部57に送信する。

0058

次に、収納装置2による制御信号送信方法について説明する。

0059

まず、位置検出部42が、収納部12の開口端に対する表示装置3の位置を検出する。上述したように、本実施の形態では、送りねじ軸34の回転角を検出して保持台16の位置を算出することにより、保持台16に取り付けられた表示装置3の位置を得る。

0060

次に、制御部43の映像信号縮小パラメータ計算部47が、収納部12の開口端に対する表示装置3の位置に基づいて、映像の縮小を行うためのパラメータを計算し、映像縮小制御信号を生成する。

0061

また、制御部43の画質・コントラストパラメータ計算部48が、表示装置3の位置と照度センサ14によって検出された照度の値に基づいて、画質やコントラストを最適な状態にするためのパラメータを計算し、画質・コントラスト制御信号を生成する。これら画質・コントラスト制御信号及び映像縮小制御信号は、表示装置3が後述する表示部52の表示状態を変更するために用いる制御信号である。

0062

次に、制御信号送信部44が、映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を表示装置3の制御信号受信部57に送信する。これにより、表示装置3は、映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を得ることができる。

0063

次に、制御部43による保持台移動部21の駆動処理について、図6を参照して説明する。図6は、保持台移動部21の駆動処理の例を示すフローチャートである。

0064

初めに、制御部43は、選択されたモードが自動モードであるか否かを判別する(ステップS1)。本実施の形態では、ユーザがリモートコントローラや収納装置2に設けられた操作部(図示せず)によって自動モードと手動モードが選択できるようになっている。自動モードは、保持台16に取り付けられた表示装置3を適正な位置に自動的に移動させるときに選択される。また、手動モードは、ユーザが保持台16(表示装置3)の移動量を命令するときに選択される。

0065

選択されたモードが自動モードではないと判別したとき、制御部43は、ユーザによるコマンド入力に基づいて命令解釈を行う(ステップS2)。制御部43は、所定の時間を経過しても、ユーザによるコマンド入力がない場合に、ユーザによる命令はないという解釈を行う。その後、制御部43は、命令内容と現在の表示装置3の位置に基づいて、表示装置3の移動量を算出し(ステップS3)、ステップS7の処理に移行する。上述したように、制御部43がユーザによる命令はないという解釈を行った場合には、表示装置3の移動量として「0」が算出される。

0066

ステップS1の処理において、選択されたモードが自動モードである判別したとき、制御部43は、照度センサ14によって検出された照度の値が予め設定された閾値よりも大きいか否かを判別する(ステップS4)。保持台移動部21の駆動処理に係る閾値は、画質やコントラストを最適な状態にするためのパラメータを算出する際に用いる閾値と同じであってもよく、また、それぞれ異なる閾値を設定してもよい。

0067

検出された照度の値が予め設定された閾値よりも大きくない、つまり、小さいと判別したとき、制御部43は、表示装置3を初期位置に配置するための移動量を算出し(ステップS5)、ステップS7の処理に移行する。照度の値が予め設定された閾値よりも小さい場合は、表示装置3が初期位置(収納部12内の最前部)にあっても、表示される映像の視認に支障はない。そのため、制御部43は、表示装置3を初期位置に配置するための移動量を算出する。

0068

ステップS4の処理において、検出された照度の値が予め設定された閾値よりも大きいと判別したとき、制御部43は、検出された照度の値に基づいて、表示装置3の移動量を算出し(ステップS6)、ステップS7の処理に移行する。

0069

制御部43の表示装置位置制御部46には、図示しないROM(Read Only Memory)が設けられており、このROMに、照度の値に対応する表示装置3の適正な位置が規定されたテーブル(ルックアップテーブル)が記憶されている。つまり、表示装置位置制御部46は、検出された照度の値に対応する表示装置3の適正な位置をルックアップテーブルによって読み出し、その位置と現在の表示装置3の位置に基づいて、表示装置3の移動量を算出する。

0070

次に、制御部43は、ステップS3,ステップS5,ステップS6の処理で算出された表示装置3の移動量に基づいて駆動命令信号を生成し、保持台移動部21の駆動モータに出力し(ステップS7)、保持台移動部21の駆動処理を終了する。これにより、保持台移動部21の駆動モータが回転駆動され、X型のリンク機構22によって保持台16及び表示装置3が適正な位置に移動される。

0071

本実施の形態では、手動モードが選択され、所定の時間を経過しても、ユーザによるコマンド入力がない場合に、制御部43がユーザによる命令はないという解釈を行う構成とした。しかしながら、本発明に係る収納装置としては、手動モードが選択され、所定の時間を経過しても、ユーザによるコマンド入力がない場合に、自動モードに移行する構成としてもよい。

0072

また、本実施の形態では、リモートコントローラや収納装置2に設けられた操作部(図示せず)によって自動モードと手動モードを選択できる構成としたが、ユーザによるコマンド入力があった場合にのみ、手動モードに移行する構成としてもよい。

0073

以上説明したように、収納装置2によれば、収納部12の開口端に対する表示装置3の位置に基づいて、表示装置3が表示状態を変更するために用いる映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を生成する。そして、これら映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を制御信号送信部44によって表示装置3に送信する。

0074

映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を受信した表示装置3は、これら制御信号に基づいて映像信号を処理することにより、収納部12の開口端に対する位置に応じた表示状態で映像を表示することができる。例えば、映像縮小制御信号に基づいて映像信号を処理することにより、表示される映像を縮小することができ、収納部12を形成する左右の側面板12c,12dによって映像の一部が隠れないようにすることができる。

0075

次に、表示装置3について、図1及び図5を参照して説明する。

0076

表示装置3は、映像信号を受信して、その映像信号に基づいた映像を表示するものであり、いわゆる、テレビジョン受像機である。図1に示すように、表示装置3は、表示装置本体51と、この表示装置本体51の前面に設けられた表示部52を備えている。

0077

表示装置本体51の左右には、スピーカ54L,54Rが設けられている。表示部52は、スピーカ54L,54Rの間に配置されており、横長の長方形に形成されている。この表示部52としては、例えば、液晶パネルプラズマディスプレイパネル有機EL(electroluminescence)パネル等を適用することができる。

0078

図5に示すように、表示装置本体51には、映像信号受信部56と、制御信号受信部57と、映像信号縮小処理部58と、画質・コントラスト調整部59が設けられている。

0079

映像信号受信部56は、映像信号が入力される端子等で構成されている。映像信号受信部56によって受信された映像信号は、映像信号縮小処理部58に出力される。制御信号受信部57は、収納装置2の制御信号送信部44によって送信された映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を受信する。そして、制御信号受信部57は、受信した映像縮小制御信号を映像信号縮小処理部58に出力し、画質・コントラスト制御信号を画質・コントラスト調整部59に出力する。

0080

映像信号縮小処理部58は、制御信号受信部57を介して供給された映像縮小制御信号に基づいて映像信号を処理し、表示される映像を表示装置3の位置に応じた大きさにする。映像信号縮小処理部58は、処理した映像信号を画質・コントラスト調整部59に出力する。

0081

画質・コントラスト調整部59は、制御信号受信部57を介して供給された画質・コントラスト制御信号に基づいて映像信号を処理し、表示される映像の画質やコントラストを調整する。この画質・コントラスト調整部59は、処理した映像信号を表示部52に出力する。そして、表示部52は、供給された映像信号に基づいて映像を表示する。

0082

ここで、表示装置3による表示方法について説明する。

0083

まず、映像信号受信部56が、外部から送られてくる映像信号を受信し、制御信号受信部57が収納装置2の制御信号送信部44によって送信された映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を受信する。次に、映像信号縮小処理部58が、映像縮小制御信号に基づいて映像信号を処理し、映像が表示装置3の位置に応じた大きさで表示されるようにする。

0084

次に、画質・コントラスト調整部59が、映像信号縮小処理部58から出力された映像信号を画質・コントラスト制御信号に基づいて処理する。これにより、映像の画質やコントラストが、表示装置3の位置と収納部12の開口端における照度の値に応じて調整される。その後、表示部52が、画質・コントラスト調整部59から出力された映像信号に基づいて映像を表示する。

0085

このように、表示装置3によれば、収納装置2によって送信された映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を制御信号受信部57によって受信し、これら制御信号に基づいて映像信号を処理する。その結果、収納部12の開口端に対する位置に対応して、映像の縮小や、画質、コントラストの調整を行うことができる。

0086

図7は、表示装置3の位置と表示部52に表示される映像の大きさとの関係を示す説明図である。

0087

表示装置3が収納部12内の最前部にあるとき、収納装置2の映像信号縮小パラメータ計算部47は、映像の大きさを縮小しないような映像縮小制御信号を生成し、表示装置3に送信する。これにより、表示装置3の映像信号縮小処理部58は、映像信号受信部56で受信した映像信号L1に対して映像を縮小するような処理を行わない。そのため、図7に示すように、映像信号縮小処理部58から出力された映像信号L2に基づく映像は、表示部52の表示可能領域Tの全体に表示される。

0088

表示装置3が収納部12内の最前部から奥側に移動されると、収納装置2の映像信号縮小パラメータ計算部47は、表示装置3の位置に応じて映像の大きさを縮小するような映像縮小制御信号を生成する。そして、映像縮小制御信号は、制御信号送信部44によって表示装置3の映像信号受信部56に送信される。これにより、表示装置3の映像信号縮小処理部58は、映像信号受信部56で受信した映像信号L1に対して映像を縮小するような処理を行う。

0089

例えば、表示装置3が収納部12内の中間部にあるとき、映像信号縮小処理部58から出力された映像信号L2に基づく映像は、表示部52の表示可能領域Tよりも小さい表示領域S1内に表示される。また、表示装置3が収納部12内の最奥部にあるとき、映像信号縮小処理部58から出力された映像信号L2に基づく映像は、上述した表示領域S1よりも小さい表示領域S2内に表示される。

0090

このように、本発明の表示装置収納システム1によれば、表示装置3が収納部12内の最奥部に至るにつれて表示部52に表示される映像が縮小される。そのため、斜め前方から表示部52を見ても、表示される映像の一部が左右の側面板12c,12dによって隠れることはない。したがって、表示された映像の全体をユーザに視認させることができ、快適な視聴環境を確保することができる。

0091

なお、表示される映像の一部が左右の側面板12c,12dによって隠れないような斜め前方の範囲は、表示装置3の位置に応じた映像の縮小の比率を変えることにより変更可能となる。つまり、表示された映像の全体を視認可能な斜め前方の範囲を広く確保したい場合には、表示装置3の位置に応じた映像の縮小の比率を高くする。

0092

また、本発明の表示装置収納システム1によれば、照度センサ14によって検出した照度の値に応じて画質やコントラストを調整するため、表示される映像が見え難くなることを防止或いは抑制することができ、快適な視聴環境を確保することができる。

0093

図8は、本発明に係る収納装置の第2の実施の形態を示す説明図である。この収納装置62は、上述した収納装置2と同様の構成を有しており、異なるところは、保持台66と保持台移動部71である。そのため、ここでは、保持台66及び保持台移動部71について説明し、収納装置2と共通する部分には同一符号を付して重複した説明を省略する。

0094

収納装置62の保持台66は、側面形状がL字状に形成されている。この保持台66は、収納部12の底面板12bに対向されるベース部67と、このベース部67に連続して略垂直に延在される取付部68を備えている。表示装置3は、固定ねじ(図示せず)によって保持台66の取付部68に取り付けられる。

0095

ベース部67の下部には、保持台66を収納部12の底面板12b上で移動させるための複数のローラ19が取り付けられている。各ローラ19は、収納部12の底面板12b上に設けられたガイド溝(図示せず)に係合されており、このガイド溝は、収納部12の奥行き方向に延在されている。そのため、保持台16は、収納部12の奥行き方向にのみ移動可能となっている。また、ベース部67には、収納部12の奥行き方向に貫通するねじ孔67aが設けられている。このねじ孔67aは、後述する送りねじ軸74に螺合される。

0096

保持台移動部71は、制御室41内に配設された駆動モータ(図示せず)と、この駆動モータの回転軸として設けられた送りねじ軸74から構成されている。送りねじ軸74は、収納部12の奥行き方向に延在されており、先端部が収納部12の底面板12bに設けられた軸支持部12fに回転可能に支持されている。

0097

上述したように、送りねじ軸74には、保持台66のねじ孔67aが螺合される。したがって、駆動モータによって送りねじ軸74を一方に回転させると、保持台66は、収納部12の前側(開口側)に移動する。これとは逆に、送りねじ軸74を他方に回転させると、保持台66は、収納部12の奥側に移動する。

0098

本実施の形態では、表示装置3が取り付けられた保持台66の姿勢を安定させるために、X型のリンク機構72によって保持台66を支持する構成としている。このリンク機構72は、第1のリンク片75と、第2のリンク片76と、これらリンク片75,76を中間部で回転可能に連結する連結軸77と、4つの摺動支持部材78a,78b,78c,78dから構成されている。

0099

摺動支持部材78a,78bは、それぞれ保持台16の取付部18に摺動可能に係合されている。これら摺動支持部材78a,78bは、上下方向にのみ摺動可能となっており、水平方向への移動が禁止されている。摺動支持部材78c,78dは、それぞれ収納部12の背面板12eに摺動可能に係合されている。これら摺動支持部材78c,78dは、上下方向にのみ摺動可能となっており、水平方向への移動が禁止されている。

0100

第1のリンク片75の一端75a(下端)は、摺動支持部材78bに回動可能に支持され、他端75b(上端)は、摺動支持部材78cに回動可能に支持されている。また、第2のリンク片76の一端76a(上端)は、摺動支持部材78aに回動可能に支持され、他端76b(下端)は、摺動支持部材78dに回動可能に支持されている。

0101

X型のリンク機構72は、保持台66の移動に追従して動作する。つまり、保持台移動部71によって保持台66が収納部12の前側に移動すると、第1及び第2のリンク片75,76が開くように回動し、摺動支持部材78a,78b(78c,78d)が互いに接近するように上下方向へ移動する。一方、保持台66が収納部12の奥側に移動すると、第1及び第2のリンク片75,76が閉じるように回動し、摺動支持部材78a,78b(78c,78d)が互いに離反するように上下方向へ移動する。

0102

収納装置62では、送りねじ機構によって保持台66を直接移動させるため、保持台66の移動を安定させることができる。

0103

上述した収納装置2及び収納装置62では、送りねじ機構を用いて保持台移動部21及び保持台移動部71を構成したが、本発明に係る保持台移動部としては、ラック・ピニオン機構ベルト送り機構等のその他の移動機構を用いる構成としてもよい。

0104

図9は、本発明に係る収納装置の第3の実施の形態を示すブロック図である。この収納装置82は、上述した収納装置2(図5を参照)と同様の構成を有しており、異なるところは、照度センサ14によって検出された照度の値の情報が画質・コントラストパラメータ計算部88に直接入力されることである。そのため、ここでは、画質・コントラストパラメータ計算部88について説明し、収納装置2と共通する部分には同一符号を付して重複した説明を省略する。

0105

収納装置82の画質・コントラストパラメータ計算部88は、照度センサ14から出力された照度の情報に応じて、画質やコントラストを最適な状態にするためのパラメータを計算する。そして、画質・コントラストパラメータ計算部88は、計算したパラメータを表す画質・コントラスト制御信号を生成し、制御信号送信部44に出力する。この画質・コントラスト制御信号に基づいて映像信号を処理することにより、表示装置3に表示される映像の画質やコントラストが最適な状態に調整される。

0106

例えば、照度センサ14で検出された照度の値が予め設定された閾値よりも高い場合、画質・コントラストパラメータ計算部88は、その照度の値に応じてコントラストが高くなるようなパラメータを算出する。逆に、検出された照度の値が予め設定された閾値よりも低い場合、画質・コントラストパラメータ計算部88は、その照度の値に応じてコントラストが低くなるようなパラメータを算出する。

0107

画質を変更する要素としては、ブライトネス(輝度)、解像度(画素数)及びシャープネス(映像の輪郭などを強調する処理)を挙げることができる。例えば、照度センサ14で検出された照度の値が予め設定された閾値よりも高い場合、画質・コントラストパラメータ計算部88は、その照度の値に応じてブライトネス、解像度及びシャープネスが高く(多く)なるようなパラメータを算出する。

0108

このように、収納装置82では、表示装置3の位置を考慮せず、照度センサ14で検出された照度の値のみによって、表示装置3に表示される映像の画質やコントラストを最適な状態にするためのパラメータを計算する。そのため、画質・コントラストパラメータ計算部88で行う処理を、表示装置3の位置を考慮してパラメータを計算する第1の実施の形態の画質・コントラストパラメータ計算部48で行う処理よりも簡単にすることができる。

0109

図10は、本発明に係る表示装置の第3の実施の形態を示すブロック図である。この表示装置93は、映像信号を処理する信号処理ユニット94と、この信号処理ユニット94とは別体に設けられ、信号処理ユニット94で処理された映像信号に基づいて映像を表示するディスプレイユニット95を備えている。

0110

信号処理ユニット94は、収納装置2の収納部12とは別の収納部や、収納装置2の外部などに設置される。一方、ディスプレイユニット95は、固定ねじによって収納装置2の保持台16に取り付けられる。そのため、収納装置2の位置検出部42は、送りねじ軸34(図3を参照)の回転数を検出して、収納部12の開口端に対するディスプレイユニット95の位置を算出する。

0111

信号処理ユニット94は、映像信号受信部96と、制御信号受信部97と、映像信号縮小処理部98を備えている。映像信号受信部96は、映像信号が入力される端子等で構成されている。映像信号受信部96によって受信された映像信号は、映像信号縮小処理部98に出力される。

0112

制御信号受信部97は、収納装置2の制御信号送信部44によって送信された映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を受信する。そして、制御信号受信部97は、受信した映像縮小制御信号を映像信号縮小処理部98に出力し、画質・コントラスト制御信号を図示しないインターフェース部を介してディスプレイユニット95に出力する。

0113

映像信号縮小処理部98は、制御信号受信部97を介して供給された映像縮小制御信号に基づいて映像信号を処理し、ディスプレイユニット95で表示される映像をディスプレイユニット95の位置に応じた大きさにする。映像信号縮小処理部98は、処理した映像信号を図示しないインターフェース部を介してディスプレイユニット95に出力する。

0114

ディスプレイユニット95は、画質・コントラスト調整部101と、表示部102を備えている。表示部102としては、第1の実施の形態に係る表示部52と同様に、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル、有機EL(electroluminescence)パネル等を適用することができる。

0115

画質・コントラスト調整部101は、映像信号縮小処理部98で処理された映像信号を、画質・コントラスト制御信号に基づいて処理し、表示される映像の画質やコントラストを調整する。この画質・コントラスト調整部101は、処理した映像信号を表示部102に出力する。そして、表示部102は、供給された映像信号に基づいて映像を表示する。

0116

表示装置93による表示方法については、第1の実施の形態に係る表示装置3による表示方法と同じであるため、説明を省略する。

0117

本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の形態では、制御部43によって映像縮小制御信号及び画質・コントラスト制御信号を生成する構成としたが、本発明に係る制御信号としては、表示装置の位置と照度センサで検出した照度の値を表す信号であってもよい。

0118

その場合、表示装置の映像信号縮小処理部は、表示装置の位置情報に基づいて映像の縮小を行うためのパラメータを算出し、算出したパラメータに基づいて映像信号を処理する。また、表示装置の画質・コントラスト調整部は、表示装置の位置及び照度センサで検出した照度の値に基づいて画質やコントラストを最適な状態にするためのパラメータを算出し、算出したパラメータに基づいて映像信号を処理する。

0119

また、第1の実施の形態に係る収納装置では、照度センサ14で検出した照度の値が予め設定された閾値よりも低い場合に、画質・コントラストパラメータ計算部48が、その照度の値に応じてコントラストが低くなるようなパラメータを算出する構成とした。しかしながら、本発明に係る画質・コントラストパラメータ計算部としては、照度センサ14により検出した照度の値が予め設定された閾値よりも低い場合に、常に一定のパラメータを算出する構成としてもよい。

0120

また、上述した実施の形態では、表示装置の映像信号受信部によって映像信号を受信する構成としたが、本発明に係る表示装置としては、映像信号が記録された記録媒体を読み出す読み出し部(再生部)を有する構成としてもよい。また、本発明に係る表示装置としては、予め映像信号が記憶された記憶部と、この記憶部に記憶された映像信号を読み出す読み出し部を有する構成としてもよい。これらの場合、読み出し部は、読み出した映像信号を映像信号縮小処理部に出力する。

図面の簡単な説明

0121

本発明の表示装置収納システムの第1の実施の形態を示す説明図である。
図1に示すA−A線部分の断面図である。
本発明の表示装置収納システムの第1の実施の形態に係る収納部内において保持台を最も前側に移動させた状態の説明図である。
本発明の表示装置収納システムの第1の実施の形態に係る収納部内において保持台を最も奥側に移動させた状態の説明図である。
本発明の表示装置収納システムの第1の実施の形態に係る収納装置及び表示装置の構成例を示すブロック図である。
本発明の表示装置収納システムの第1の実施の形態に係る制御部によって行われる保持台移動部の駆動処理の例を示すフローチャートである。
本発明の表示装置収納システムの第1の実施の形態に係る表示装置の位置と表示部に表示される映像の大きさとの関係を示す説明図である。
本発明の表示装置収納システムに係る収納装置の第2の実施の形態を示す説明図である。
本発明の表示装置収納システムに係る収納装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
本発明の表示装置収納システムに係る表示装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。

符号の説明

0122

1…表示装置収納システム、 2,62,82…収納装置、 3,93…表示装置、 11…筐体、 12…収納部、 12a…上面板、 12b…底面板、 12c…左側面板(壁板)、 12d…右側面板(壁板)、 14…照度センサ(照度検出部)、 15…ネット部材、 16…保持台、 17…ベース部、 18…取付部、 21,71…保持台移動部、 22,72…リンク機構、 23…駆動部、 41…制御室、 42…位置検出部、 43…制御部、 44…制御信号送信部(送信部)、 46…表示装置位置制御部、 47…映像信号縮小パラメータ計算部、 48,88…画質・コントラストパラメータ計算部、 49…コントロールコマンド解釈部、 51…表示装置本体、 52,102…表示部、 56,96…映像信号受信部、 57,97…制御信号受信部、 58,98…映像信号縮小処理部、 59,101…画質・コントラスト調整部

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  • キヤノン株式会社の「 映像表示装置および処理プログラム」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 無線通信が可能な映像表示装置において、外部装置から入力された映像信号に起因して無線通信に生じる障害を低減させた映像表示装置を提供すること。【解決手段】 第1の通信周波数帯域と第2の通信周... 詳細

  • セイコーエプソン株式会社の「 プロジェクター」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】冷却性能に優れ、かつ、小型で静粛性に優れた冷却装置を備えるプロジェクターを提供する。【解決手段】プロジェクター1は、冷媒Wが気体へ変化することで冷却対象を冷却する冷却装置を備える。冷却装置は、... 詳細

  • シャープ株式会社の「 設置スタンド」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 既存の設置スタンドに簡易に取付けられ、重量の大きな画像表示装置であっても、その昇降を速やかになし得る画像表示装置の昇降装置を提供する。【解決手段】 画像表示装置(2)を設置対象(3)に昇... 詳細

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