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技術 車両用広告表示装置、移動体用広告表示装置、車両用広告表示装置の制御方法およびそのプログラム

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 箕輪政寛
出願日 2008年6月17日 (12年5ヶ月経過) 出願番号 2008-157544
公開日 2009年12月24日 (10年10ヶ月経過) 公開番号 2009-300910
状態 未査定
技術分野 照明広告以外の広告
主要キーワード 左右判定 前後判定 広告表示データ 広告視聴者 左側表示 右側表示 ドライブレコーダ装置 液晶タイプ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年12月24日)のものです。
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図面 (6)

課題

車両の進行方向に応じて効果的な広告を行うこと。

解決手段

車両50の左右両側に、少なくとも1個ずつ設けられた複数の表示パネル11R,11Lと、車両50の走行位置や進行方向を特定するためのGPS受信機31およびジャイロセンサ32と、広告対象として指定された指定場所の地図上における位置を示す位置情報と、当該指定場所の広告表示データと、を含む広告関連情報を記憶するHDD35と、を備え、特定した走行位置および進行方向と、指定場所の位置情報と、に基づいて、指定場所が車両50の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定し、判定した側の表示パネル11に、当該指定場所の広告表示データを表示する車両用広告表示装置10である。

概要

背景

従来、車両本体に表示パネルディスプレイ)や看板などの広告媒体を取り付けた広告車両が知られている。また、GPS(Global Positioning System)情報から車両の走行位置を特定し、走行位置に即した広告表示データを表示する情報提供システムも既に提案されている(例えば、特許文献1)。この情報提供システムは、車両の走行位置が広告対象となる店舗の近傍にある場合に、その店舗の広告表示データを表示するため、走行位置に関係なく広告表示データを表示する場合と比較して、高い広告効果を得ることができるといった利点がある。
特開2003−122266号公報

概要

車両の進行方向に応じて効果的な広告を行うこと。車両50の左右両側に、少なくとも1個ずつ設けられた複数の表示パネル11R,11Lと、車両50の走行位置や進行方向を特定するためのGPS受信機31およびジャイロセンサ32と、広告対象として指定された指定場所の地上における位置を示す位置情報と、当該指定場所の広告表示データと、を含む広告関連情報を記憶するHDD35と、を備え、特定した走行位置および進行方向と、指定場所の位置情報と、に基づいて、指定場所が車両50の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定し、判定した側の表示パネル11に、当該指定場所の広告表示データを表示する車両用広告表示装置10である。

目的

本発明は、このような問題点に鑑み、車両の進行方向に応じて効果的な広告を行うことができる車両用広告表示装置、移動体用広告表示装置、車両用広告表示装置の制御方法およびそのプログラムを提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両の左右両側に、少なくとも1個ずつ設けられた複数の表示部と、前記車両の地図上における走行位置を特定するための走行位置特定部と、前記車両の進行方向を特定するための進行方向特定部と、広告対象として指定された指定場所の地図上における位置を示す位置情報と、当該指定場所の広告表示データと、を含む広告関連情報を記憶する広告関連情報記憶部と、前記走行位置特定部および前記進行方向特定部による特定結果と、前記指定場所の位置情報と、に基づいて、前記指定場所が前記車両の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定する左右判定部と、前記左右判定部の判定結果に基づいて、前記複数の表示部の表示制御を行う表示制御部と、を備えたことを特徴とする車両用広告表示装置

請求項2

前記表示制御部は、前記複数の表示部のうち、前記左右判定部により判定した側の表示部に、前記指定場所の広告表示データを表示することを特徴とする請求項1に記載の車両用広告表示装置。

請求項3

前記広告関連情報記憶部は、前記広告関連情報として、前記広告表示データの表示を、前記車両の進行方向に対する前記指定場所側の表示部に限定する表示方向属性をさらに記憶可能であり、前記左右判定部は、前記広告関連情報記憶部に、前記表示方向属性が含まれている場合に判定を行い、前記表示制御部は、前記広告関連情報記憶部に、前記表示方向属性が含まれていない場合、前記車両の左右両側の表示部に、前記広告表示データを表示することを特徴とする請求項2に記載の車両用広告表示装置。

請求項4

前記走行位置特定部および前記進行方向特定部による特定結果と、前記指定場所の位置情報と、に基づいて、前記指定場所が前記車両の進行方向に対して前後どちら側に位置するかを判定する前後判定部をさらに備え、前記表示制御部は、前記左右判定部の判定結果と共に、前記前後判定部の判定結果に基づいて、前記複数の表示部の表示制御を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用広告表示装置。

請求項5

前記表示制御部は、前記走行位置が前記指定場所から所定の距離範囲内にある場合に、当該指定場所の広告表示データを表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用広告表示装置。

請求項6

動体の進行方向に対して左側、または右側に、少なくとも1個設けられた表示部と、前記移動体の地図上における移動位置を特定するための移動位置特定部と、前記移動体の進行方向を特定するための進行方向特定部と、広告対象として指定された指定場所の地図上における位置を示す位置情報と、当該指定場所の広告表示データと、を含む広告関連情報を記憶する広告関連情報記憶部と、前記移動位置特定部および前記進行方向特定部による特定結果と、前記指定場所の位置情報と、に基づいて、前記指定場所が前記移動体の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定する左右判定部と、前記左右判定部の判定結果に基づいて、前記表示部の表示制御を行う表示制御部と、を備えたことを特徴とする移動体用広告表示装置

請求項7

前記移動体は、車両であることを特徴とする請求項6に記載の移動体用広告表示装置。

請求項8

車両の左右両側に、少なくとも1個ずつ設けられた複数の表示部と、広告対象として指定された指定場所の地図上における位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、を有する車両用広告表示装置の制御方法であって、前記車両用広告表示装置が、前記車両の地図上における走行位置および進行方向を特定する特定ステップ、特定した前記走行位置および前記進行方向と、前記記憶部から読み出した前記指定場所の位置情報と、に基づいて、前記指定場所が前記車両の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定する判定ステップ、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記複数の表示部の表示制御を行う表示制御ステップ、を実行することを特徴とする車両用広告表示装置の制御方法。

請求項9

コンピュータに、請求項8に記載の車両用広告表示装置の制御方法における各ステップを実行させるためのプログラム

技術分野

0001

車両等の移動体に搭載されて用いられる車両用広告表示装置移動体用広告表示装置、車両用広告表示装置の制御方法およびそのプログラムに関するものである。

背景技術

0002

従来、車両本体に表示パネルディスプレイ)や看板などの広告媒体を取り付けた広告車両が知られている。また、GPS(Global Positioning System)情報から車両の走行位置を特定し、走行位置に即した広告表示データを表示する情報提供システムも既に提案されている(例えば、特許文献1)。この情報提供システムは、車両の走行位置が広告対象となる店舗の近傍にある場合に、その店舗の広告表示データを表示するため、走行位置に関係なく広告表示データを表示する場合と比較して、高い広告効果を得ることができるといった利点がある。
特開2003−122266号公報

発明が解決しようとする課題

0003

ところが、例えば車両の進行方向に対して左側に位置する店舗の広告を行う場合、左側に面している広告媒体は、歩行者がその広告を確認してすぐに店舗に赴くことができるため広告効果が高いが、車両の右側に面している広告媒体は、店舗が道路の反対側に位置するため、店舗まで足を運ぶ歩行者が少なく、期待した広告効果が得られないといった問題があった。

0004

一方、車両の外側に広告媒体を設けるのではなく、車両の内側に表示パネルを設けた車内広告も、電車等で一般化しつつある。例えば、電車やバスの場合、立っている乗客は進行方向に対して左右どちらか一方向を向いていることが多いが、車両の進行方向に対して左側に位置する店舗の広告を行う場合、左側にあるディスプレイは、乗客がその広告対象となる店舗をすぐに確認できるため広告効果が高い。これに対し、右側にあるディスプレイは、広告対象となる店舗を確認するために乗客が振り返らなければならず、混雑した車中においてはそれが不可能な場合も多いことから、広告効果が低いといった問題があった。

0005

本発明は、このような問題点に鑑み、車両の進行方向に応じて効果的な広告を行うことができる車両用広告表示装置、移動体用広告表示装置、車両用広告表示装置の制御方法およびそのプログラムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の車両用広告表示装置は、車両の左右両側に、少なくとも1個ずつ設けられた複数の表示部と、車両の地図上における走行位置を特定するための走行位置特定部と、車両の進行方向を特定するための進行方向特定部と、広告対象として指定された指定場所の地図上における位置を示す位置情報と、当該指定場所の広告表示データと、を含む広告関連情報を記憶する広告関連情報記憶部と、走行位置特定部および進行方向特定部による特定結果と、指定場所の位置情報と、に基づいて、指定場所が車両の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定する左右判定部と、左右判定部の判定結果に基づいて、複数の表示部の表示制御を行う表示制御部と、を備えたことを特徴とする。

0007

本発明の移動体用広告表示装置は、移動体の進行方向に対して左側、または右側に、少なくとも1個設けられた表示部と、移動体の地図上における移動位置を特定するための移動位置特定部と、移動体の進行方向を特定するための進行方向特定部と、広告対象として指定された指定場所の地図上における位置を示す位置情報と、当該指定場所の広告表示データと、を含む広告関連情報を記憶する広告関連情報記憶部と、移動位置特定部および進行方向特定部による特定結果と、指定場所の位置情報と、に基づいて、指定場所が移動体の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定する左右判定部と、左右判定部の判定結果に基づいて、表示部の表示制御を行う表示制御部と、を備えたことを特徴とする。

0008

上記に記載の移動体用広告表示装置において、移動体は、車両であることが好ましい。

0009

本発明の車両用広告表示装置の制御方法は、車両の左右両側に、少なくとも1個ずつ設けられた複数の表示部と、広告対象として指定された指定場所の地図上における位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、を有する車両用広告表示装置の制御方法であって、車両用広告表示装置が、車両の地図上における走行位置および進行方向を特定する特定ステップ、特定した走行位置および進行方向と、記憶部から読み出した指定場所の位置情報と、に基づいて、指定場所が車両の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定する判定ステップ、判定ステップの判定結果に基づいて、複数の表示部の表示制御を行う表示制御ステップ、を実行することを特徴とする。

0010

これらの構成によれば、広告対象として指定された指定場所が、車両(移動体)の進行方向に対して左右どちら側に位置するかの判定結果に応じて、車両の左右に設けられた複数の表示部の表示制御を行うため、効果的な広告を行うことができる。例えば、車両の左右に設けられた複数の表示部で、表示内容表示タイミングを変えても良いし、片側だけ(例えば指定場所側だけ)の表示部を用いて広告表示を行うこともできる。また、車両の左右に設けられた複数の表示部で、同時に異なる広告表示データを表示することも可能である。つまり、車両の進行方向に応じて、複数の表示部を有効利用し、効果的な広告を実現することができる。
なお、「車両」とは、列車、電車および自動車など、貨客を輸送するための車を指す。また、各表示部は、車両の外側と内側のいずれに設けられていても良い。さらに、各表示部は、車両の側面に限らず、車両前方の右側および左側など、位置的に左右が判断できる場所であれば、設置場所を問わない。

0011

上記に記載の車両用広告表示装置において、表示制御部は、複数の表示部のうち、左右判定部により判定した側の表示部に、指定場所の広告表示データを表示することが好ましい。

0012

この構成によれば、左右両側に設けられた複数の表示部のうち、車両の進行方向に対して指定場所が位置する側の表示部に、当該指定場所の広告表示データを表示するため、逆側の表示部に表示する場合と比較して、高い広告効果を得ることができる。

0013

上記に記載の車両用広告表示装置において、広告関連情報記憶部は、広告関連情報として、広告表示データの表示を、車両の進行方向に対する指定場所側の表示部に限定する表示方向属性をさらに記憶可能であり、左右判定部は、広告関連情報記憶部に、表示方向属性が含まれている場合に判定を行い、表示制御部は、広告関連情報記憶部に、表示方向属性が含まれていない場合、車両の左右両側の表示部に、広告表示データを表示することが好ましい。

0014

この構成によれば、広告主広告内容によっては、指定場所が車両の進行方向に対して左右どちら側に位置するかに関係なく、左右両方の表示部で広告を行いたい場合も考えられるが、そのような場合は、広告関連情報に表示方向属性を含めないことで対応できる。また、より少ない広告費用で効果的な広告を行いたい広告主は、広告関連情報に表示方向属性を含めることで、広告費用を抑えることができる。なお、このように広告関連情報に表示方向属性を含める場合は、他方の表示部を有効に利用できる(別の広告表示データを表示できる)ため、広告媒体の提供者にとっても不利益はない。

0015

上記に記載の車両用広告表示装置において、走行位置特定部および進行方向特定部による特定結果と、指定場所の位置情報と、に基づいて、指定場所が車両の進行方向に対して前後どちら側に位置するかを判定する前後判定部をさらに備え、表示制御部は、左右判定部の判定結果と共に、前後判定部の判定結果に基づいて、複数の表示部の表示制御を行うことが好ましい。

0016

この構成によれば、指定場所が車両の進行方向に対して前後どちら側に位置するかの判定結果に応じて、車両の左右両側に設けられた複数の表示部の表示制御を行うため、効果的な広告を行うことができる。例えば、指定場所が車両の進行方向に対して前後どちら側に位置するかに応じて表示内容を変更しても良いし、車両が指定場所に近づくときだけ広告を行ったり、車両が指定場所から遠ざかるときだけ広告を行ったりなどの制御が可能である。

0017

上記に記載の車両用広告表示装置において、表示制御部は、走行位置が指定場所から所定の距離範囲内にある場合に、当該指定場所の広告表示データを表示することが好ましい。

0018

この構成によれば、車両の走行位置が指定場所の近傍にある場合に、その指定場所の広告表示データを表示するため、走行位置に関係なく広告表示データを表示する場合と比較して、高い広告効果を得ることができる。

0019

本発明のプログラムは、コンピュータに、上記に記載の車両用広告表示装置の制御方法における各ステップを実行させるためのものであることを特徴とする。

0020

このプログラムを用いることにより、車両の進行方向に応じて効果的な広告を行うことができる車両用広告表示装置の制御方法を実現できる。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係る車両用広告表示装置、移動体用広告表示装置、車両用広告表示装置の制御方法およびそのプログラムについて説明する。図1は、車両用広告表示装置10の制御ブロック図である。同図に示すように、車両用広告表示装置10は、車両50(自動車)の外側且つ左右両側に取り付けられた一対の表示パネル11R,11Lと、その付属装置12と、から成る。表示パネル11R,11Lは、液晶タイプフラットディスプレイであり、車両本体に対して着脱可能に構成されている。

0022

付属装置12は、中央制御部20、GPS(Global Positioning System)受信機31、ジャイロセンサ32、操作キー33、電源ユニット34およびHDD(Hard disk drive)35を有している。

0023

GPS受信機31は、複数の衛星の軌道と、衛星に搭載された原子時計からの時刻のデータを含む電波信号を受け取るためのものである。当該電波信号の時間差に基づき、中央制御部20は、それぞれの衛星との相対的な距離差を算出し、その算出結果に基づいて車両50の走行位置を特定する。ジャイロセンサ32は、角速度センサであり、GPS受信機31と協働して、車両50の進行方向を特定する。つまり、走行開始時は、ジャイロセンサ32だけでは進行方向を特定できないため、GPS受信機31の受信結果から進行方向を学習し、その後は学習した進行方向と、ジャイロセンサ32により検出した各速度と、に基づいて進行方向を特定する。

0024

操作キー33は、表示パネル11の表示設定やGPS受信機31の受信設定など各種設定・操作を行なうために用いられる。電源ユニット34は、車両50のバッテリーと接続され、当該バッテリーからの電力供給を受けて充電される充電池(図示省略)を有している。これにより、停車時など車両用広告表示装置10が車両50からの電力供給が受けられない状況でも、表示パネル11への表示を行い得るようになっている。HDD(Hard disk drive)35は、表示パネル11R,11Lに広告を表示するための広告表示データなど、各種情報を記憶するために用いられる。

0025

中央制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22およびRAM(Random Access Memory)23を有し、車両用広告表示装置10全体を制御する。ROM22は、CPU21が各種処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶する。また、RAM23は、CPU21が各種処理を実行する際の作業領域として利用される。中央制御部20は、GPS受信機31の受信結果などから、車両50の走行位置が広告対象となる店舗(指定場所)から所定距離(数百m〜数km)の範囲内にあると判断すると、その広告表示データをHDD35から読み出し、表示パネル11に表示する。この際、広告表示データに関連付けて記憶された属性情報(表示方向属性および表示タイミング属性図3参照)にしたがって、表示制御を行う。詳細については、後述する。

0026

次に、図2を参照し、車両用広告表示装置10の機能構成について説明する。同図は、車両用広告表示装置10の機能ブロック図である。車両用広告表示装置10は、主な機能構成として、特定部110、記憶部120、判定部130、表示制御部140および表示部150を備えている。

0027

特定部110は、走行位置特定部111および進行方向特定部112を有している。走行位置特定部111は、車両50の地図上における走行位置を特定するものであり、GPS受信機31によりその主要部が構成される。また、進行方向特定部112は、車両50の進行方向を特定するものであり、GPS受信機31およびジャイロセンサ32によりその主要部が構成される。

0028

記憶部120は、地図データ記憶部121および広告関連情報記憶部122を有している。地図データ記憶部121は、道路や建造物に関する情報が組み込まれた地図データを記憶するものであり、HDD35によりその主要部が構成される。本実施形態では、走行位置特定部111により車両の走行位置を特定したり、後述する判定部130により、広告対象として指定された指定場所が走行位置に対して右側または左側のいずれに位置するのか、またその指定場所が進行方向に対して前方または後方のいずれに位置するのかを判定したりするために用いられる。

0029

また、広告関連情報記憶部122は、広告表示を行うための広告関連情報を記憶するものであり、HDD35によりその主要部が構成される。図3に示すように、広告関連情報としては、指定場所の「位置情報」、「広告表示データ」、「表示方向属性」および「表示タイミング属性」を記憶する。「位置情報」は、広告対象として指定された指定場所の地図上における位置を示すものであり、マップコード住所等が登録される。

0030

「広告表示データ」は、静止画動画など、広告表示を行うための表示ファイルを指す。「表示方向属性」は、広告表示データの表示を、車両50の進行方向に対する指定場所側の表示パネル11に限定することを示す情報である。例えば、「表示方向属性:あり」の場合は、左右の表示パネル11R,11Lのうち、いずれか指定場所側の表示パネル11のみ広告表示データが表示される。また、「表示方向属性:なし」の場合は、左右両方の表示パネル11R,11Lに同内容の広告表示データが表示される。したがって、広告主は、「表示方向属性:なし」の場合、「表示方向属性:あり」の場合と比較して、高い広告費用を支払う必要がある。言い換えれば、「表示方向属性:あり」とすることで、広告費用を抑えることができる。

0031

一方、「表示タイミング属性」は、広告表示データの表示を、指定場所の前方または後方のいずれかに車両50が位置する場合に限定することを示す情報である。例えば、「表示タイミング属性:あり(前方のみ)」の場合は、車両50が指定場所に近づいていくときのみ広告表示データが表示され、車両50が指定場所を通り過ぎると、表示終了となる。逆に、「表示タイミング属性:あり(後方のみ)」の場合は、車両50が指定場所を通り過ぎてから、所定距離の範囲内のみ広告表示データが表示され、車両50が指定場所に近づいていくときは、所定距離の範囲内であっても表示されない。また、「表示タイミング属性:なし」の場合は、車両50が指定場所を通り過ぎるか否かに関わらず、指定場所から所定距離の範囲内であれば広告表示データが表示される。したがって、「表示方向属性」と同様に、広告主は、「表示タイミング属性:なし」の場合、「表示タイミング属性:あり」の場合と比較して、高い広告費用を支払う必要がある。言い換えれば、「表示タイミング属性:あり」とすることで、広告費用を抑えることができる。また、同じ指定場所に対して、「表示タイミング属性:あり(前方のみ)」と「表示タイミング属性:あり(後方のみ)」とを用意しておけば、指定場所に近づくときと、指定場所から遠ざかるときとで異なる広告表示データを表示することができ、歩行者(広告視聴者)の高い関心を惹きつけることができる。

0032

図2の説明に戻る。判定部130は、左右判定部131および前後判定部132を有している。左右判定部131は、走行位置特定部111および進行方向特定部112による特定結果と、広告関連情報記憶部122に記憶された指定場所の位置情報と、に基づいて、当該指定場所が車両50の進行方向に対して左右どちら側に位置するかを判定するものであり、CPU21によりその主要部が構成される。但し、左右判定部131による判定が実行されるのは、広告関連情報記憶部122に表示方向属性が含まれている場合(「表示方向属性:あり」の場合)のみである。つまり、左右判定部131は、車両50の走行位置が、ある指定場所から所定距離の範囲内にある場合に、当該指定場所に関連付けられた表示方向属性を参照し、表示方向属性が含まれている場合に判定を行う。

0033

一方、前後判定部132は、走行位置特定部111および進行方向特定部112による特定結果と、広告関連情報記憶部122に記憶された指定場所の位置情報と、に基づいて、当該指定場所が車両50の進行方向に対して前後どちら側に位置するかを判定するものであり、CPU21によりその主要部が構成される。但し、前後判定部132による判定が実行されるのは、広告関連情報記憶部122に表示タイミング属性が含まれている場合(「表示タイミング属性:あり」の場合)のみである。つまり、前後判定部132は、車両50の走行位置が、ある指定場所から所定距離の範囲内にある場合に、当該指定場所に関連付けられた表示タイミング属性を参照し、表示タイミング属性が含まれている場合に判定を行う。

0034

表示制御部140は、上記判定部130の判定結果に応じて表示部150の表示制御を行うものであり、CPU21によりその主要部が構成される。また、表示部150は、本実施形態において、右側表示パネル11Rおよび左側表示パネル11Lから成る。表示制御部140は、広告関連情報記憶部122に表示方向属性が含まれている場合、これら一対の表示パネル11R,11Lのうち、左右判定部131により判定した側の表示パネル11に、広告表示データを表示する。また、表示制御部140は、広告関連情報記憶部122に表示タイミング属性が含まれている場合、その属性に対応するタイミングで(指定場所に近づくとき、または指定場所から遠ざかるときのいずれかに)、広告表示データを表示する。

0035

ここで、図4を参照し、図3の広告関連情報に基づく、表示制御部140による表示制御の具体例について説明する。図4は、車両50が、矢印40で示す進行方向に向かって、地図上の走行車線42を、<位置α>→<位置β>→<位置γ>の順に走行していく様子を示したものである。また、広告関連情報記憶部122には、「店舗A」および「店舗B」が指定場所として登録されており(図3参照)、「店舗A」は走行車線42の右側に位置し、「店舗B」は走行車線42の左側且つ「店舗A」よりも下流側(進行方向先方)に位置するものとする。また、「店舗A」および「店舗B」は、いずれも「表示方向属性:あり」、「表示タイミング属性:あり(前方のみ)」に登録されているものとする(図3参照)。なお、上記の通り、表示制御部140は、ある指定場所から所定距離の範囲内にあるときに、その指定場所に関連付けられた広告表示データを表示するが、<位置α>→<位置β>→<位置γ>は、いずれも「店舗A」および「店舗B」から所定距離の範囲内にあるものとする。

0036

例えば、車両50の走行位置が<位置α>の時点では、「店舗A」および「店舗B」から所定距離の範囲内であるため、各指定場所の表示方向属性にしたがって、右側表示パネル11Rには「店舗A」の広告表示データを表示し、左側表示パネル11Lには「店舗B」の広告表示データを表示する。続いて、車両50の走行位置が<位置β>の時点では、「店舗A」を通り過ぎているため、右側表示パネル11Rの「店舗A」の広告表示データを非表示とし、左側表示パネル11Lのみ「店舗B」の広告表示データを表示する。さらに、車両50の走行位置が<位置γ>の時点では、「店舗B」も通り過ぎているため、左側表示パネル11Lの「店舗B」の広告表示データも非表示となる。

0037

このように、表示パネル11が2個搭載されているため、同時に「店舗A」と「店舗B」の異なる2つの広告表示データを表示することが可能である。また、その表示は、走行車線42に対して各店舗が位置する側に限定されることから、歩行者が広告を確認してすぐにその店舗に赴くことができるため、結果的に高い集客効果が期待できる。さらに、表示タイミングを指定できるため、車両50の走行に応じたタイムリーな情報(店舗の入口案内やバス停案内など)を広告表示データに組み込むことができ、より歩行者の関心を惹きつけることができる。

0038

次に、図5を参照し、車両用広告表示装置10の表示制御方法について説明する。同図は、表示制御方法の各工程を示すフローチャートである。まず、車両用広告表示装置10は、走行位置特定部111の特定結果から、現在の走行位置が指定場所から所定距離内にあるか否かを判別する(S01)。ここで、現在の走行位置が指定場所から所定距離内にあると判定した場合は(S01:Yes)、表示タイミング属性について判別を行う(S02)。また、現在の走行位置が指定場所から所定距離内にないと判定した場合は(S01:No)、リターンする(所定時間経過後または所定距離走行後、S01以降の処理を繰り返す)。

0039

S02では、広告関連情報記憶部122を参照し、その指定場所に関連付けられた表示タイミング属性が、指定場所と現在の車両50の走行位置との位置関係に該当するか否かを判別する。ここで、表示タイミング属性が、指定場所と現在の走行位置との位置関係に該当する(例えば、「表示タイミング属性:あり(前方のみ)」に登録されている場合は、車両50の走行位置が指定場所の前方(手前側)に位置することを指す)と判定した場合は(S02:Yes)、続いて表示方向属性について判別を行う(S03)。また、表示タイミング属性が、指定場所と現在の走行位置との位置関係に該当しないと判定した場合は(S02:No)、リターンする。

0040

S03では、広告関連情報記憶部122を参照し、その指定場所に表示方向属性が関連付けられているか否かを判別する。ここで、表示方向属性が関連付けられていると判定した場合は(S03:Yes)、指定場所側の表示パネル11に、当該指定場所に関連付けられた広告表示データを表示する(S04)。また、表示方向属性が関連付けられていないと判定した場合は(S03:No)、左右両側の表示パネル11R,11Lに、当該指定場所に関連付けられた広告表示データを表示する(S05)。

0041

以上説明したとおり、本実施形態の車両用広告表示装置10によれば、表示方向属性が含まれている場合、車両50の左右側に設けられた一対の表示パネル11R,11Lのうち、指定場所が位置する側の表示パネル11に、当該指定場所の広告表示データを表示するため、逆側の表示パネル11に表示する場合と比較して、歩行者の高い関心を惹くことができ、ひいては高い集客効果を得ることができる。

0042

つまり、より少ない広告費用で効果的な広告を行いたい広告主は、広告関連情報に表示方向属性を含めることで、広告費用を抑えることができる。なお、このように広告関連情報に表示方向属性を含める場合は、他方の表示パネル11を有効に利用できる(別の広告表示データを表示できる)ため、広告媒体の提供者にとっても不利益はない。また、広告主や広告内容によっては、指定場所が車両50の進行方向に対して左右どちら側に位置するかに関係なく、左右両方の表示パネル11で広告を行いたい場合も考えられるが、本実施形態によれば、そのような場合も、広告関連情報に表示方向属性を含めないことで対応できる。

0043

また、表示タイミング属性が含まれている場合、指定場所が車両50の進行方向に対して前後どちら側に位置するかの判定結果に応じて表示制御を行うため、さらに効果的な広告を行うことができる。

0044

また、より少ない広告費用で効果的な広告を行いたい広告主は、広告関連情報に表示タイミング属性を含めることで、広告費用をさらに抑えることができる。なお、このように広告関連情報に表示タイミング属性を含める場合は、その指定場所の広告表示時間が少なくなるため、その分別の広告表示データを表示でき、広告媒体の提供者にとっても不利益はない。また、広告主や広告内容によっては、車両50が指定場所の前後どちら側に位置するかに関係なく、前後両方で広告を行いたい場合も考えられるが、本実施形態によれば、そのような場合も、広告関連情報に表示タイミング属性を含めないことで対応できる。

0045

また、車両50の走行位置が指定場所から所定の距離範囲内にある場合(車両50の走行位置が指定場所の近傍にある場合)に、当該指定場所の広告表示データを表示するため、走行位置に関係なく広告表示データを表示する場合と比較して、歩行者のより高い関心を惹くことができる。

0046

なお、上記の実施形態では、車両50の走行位置が指定場所から所定距離の範囲内にある場合に、広告表示データを表示するものとしたが、その限定をなくしても良い。また、指定された時間帯は指定された広告表示データを表示しておき、車両50の走行位置が指定場所から所定距離の範囲内にある場合だけ、特別な広告表示データを表示しても良い。例えば、車両50が指定場所前を通過する前後だけ、「こちらの店舗でご来店待ちしています」などの情報を表示するといった表示制御も可能である。

0047

また、上記の実施形態では、表示方向属性が含まれている場合、車両50の左右両側に設けられた一対の表示パネル11R,11Lのうち、指定場所が位置する側の表示パネル11に、当該指定場所の広告表示データを表示するものとしたが、表示対象となる表示パネル11を限定するのではなく、左右の表示パネル11R,11Lで、表示内容や表示タイミングを変化させるようにしても良い。例えば、指定場所が位置する側の表示パネル11には、指定場所前を通過する前後で、「ご案内中の店舗はこちらです」などの情報を表示し、他方の表示パネル11には、通常の店舗案内を表示する、などの表示制御も可能である。

0048

また、上記の実施形態では、表示方向属性として、「あり」と「なし」のいずれかを指定可能であるものとしたが、「あり」の場合、「指定場所側」と「逆指定場所側」とを指定可能としても良い。例えば、「表示方向属性:あり(逆指定場所側)」の場合は、車両50の左右両側に設けられた一対の表示パネル11R,11Lのうち、指定場所が位置しない側の表示パネル11に、当該指定場所の広告表示データを表示することとなる。

0049

また、上記の実施形態は、車両50の走行位置が指定場所から所定距離の範囲内にある場合に、広告表示データを表示する構成であるため、車両50の速度や信号待ちの有無によって、広告表示データの表示時間が変化してしまう。このため、実際の表示時間を計測して記憶しておき、その計測結果から広告費を算出する手段を設けても良い。また、広告表示データの表示時間の最低ラインを定めて記憶しておき、それ以下の表示時間となった場合には、車両50の走行位置が指定場所から所定距離の範囲を外れた場合でも、最低ラインの表示時間となるまで、広告表示データの表示を続行するようにしても良い。

0050

また、上記の実施形態では、車両50の左右側に一対の表示パネル11R,11Lを設けた場合を例示したが、左右側にそれぞれ2枚以上の表示パネル11を設けたり、左右いずれか一方のみ表示パネル11を設けたりするなど、その数は任意である。また、上記の実施形態では、車両50の外側に表示パネル11を設けた場合を例示したが、車両50の内側に表示パネル11を設けても良い。この場合は、乗客に対して広告を提供することとなる。また、各表示パネル11は、車両内外の側面に限らず、車両前方の右側および左側など、位置的に左右が判断できる場所であれば、設置場所を問わない。さらに、上記の実施形態では、車両50として自動車を例示したが、列車や電車など貨客を輸送するための他の車や、その他移動可能なもの(移動体)に本発明を適用しても良い。移動可能なものが球体形上の場合は、中心軸から進行方向に対して左右の方向を規定すれば良い。

0051

また、上記の実施形態では、記憶部120を車両用広告表示装置10内に設けるものとしたが、車両用広告表示装置10と無縁通信可能な外部装置に記憶部120を備え、車両用広告表示装置10から位置情報を外部装置に送信して、必要な情報(広告表示データ)のみを外部装置から随時取得する構成でも良い。

0052

また、上記の実施形態に示した、車両用広告表示装置10の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体CD−ROMフラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピュータを、車両用広告表示装置10の各手段として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。その他、車両用広告表示装置10の各構成要素をカーナビゲーション装置ドライブレコーダ装置など、各種車載装置に組み込むなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。

図面の簡単な説明

0053

本発明の一実施形態に係る車両用広告表示装置の制御ブロック図である。
車両用広告表示装置の機能ブロック図である。
広告関連情報の一例を示す図である。
車両用広告表示装置による表示制御の具体例を示す図である。
車両用広告表示装置による表示制御方法を示すフローチャートである。

符号の説明

0054

10…車両用広告表示装置11(11R,11L)…表示パネル12…付属装置20…中央制御部 21…CPU 22…ROM 23…RAM 31…GPS受信機32…ジャイロセンサ33…操作キー34…電源ユニット35…HDD40…進行方向 42…走行車線50…車両

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