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技術 内視鏡カバー装着用冶具と、この内視鏡カバー装着用冶具を用いた分離型内視鏡の内視鏡カバー装着補助方法。

出願人 オリンパス株式会社
発明者 岡田武
出願日 2008年6月9日 (12年5ヶ月経過) 出願番号 2008-150833
公開日 2009年12月17日 (10年11ヶ月経過) 公開番号 2009-291550
状態 未査定
技術分野 内視鏡 内視鏡
主要キーワード チューブ溝 フッ素系樹脂材 ガイド挿通孔 装着用治具 利用部分 ワイヤ溝 挿入補助 樹脂材製
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年12月17日)のものです。
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図面 (18)

課題

分離型内視鏡において、被挿入部を被挿入部カバー部に容易に挿入することを補助でき、被挿入部カバー部に対する被挿入部の挿入性を向上できる内視鏡カバー装着用冶具と、この内視鏡カバー装着用冶具を用いた分離型内視鏡の内視鏡カバー装着補助方法と、を提供すること。

解決手段

被挿入部カバー部110に対する被挿入部20の挿入を補助する内視鏡カバー装着用冶具70は、ガイド溝80,81,82,83と、ケーブル挿通孔86と、送気溝87と、送水溝88と、吸引溝89と、を有する棒状部材である。内視鏡カバー装着用冶具70は被挿入部カバー部110に対する被挿入部20の挿入を補助する際、内視鏡カバー装着用冶具70の先端は、最も基端側に配置されている節輪30に当接する。内視鏡カバー装着用冶具70は、この節輪30を被挿入部カバー部110の内部にて被挿入部カバー部110の長手方向に沿って先端硬質部112に向かって押圧する。

概要

背景

近年医療用分野において、内視鏡の挿入部は、例えばや腸などの体腔内に挿入され、体腔内の組織表面の観察や、鉗子等による病変部の診断処置等に利用される。挿入部は、使用後、洗浄消毒等の処理を施される。これにより感染症などが確実に防止される。

一般的に広く用いられる洗浄・消毒等の処理は、時間がかかる。そのため挿入部を例えばカバー等のカバー部で覆って使用する内視鏡が提案されている。この場合に挿入部は、カバー部で覆われる被挿入部となる。またカバー部は、被挿入部をカバーする被挿入部カバー部となる。

例えば特許文献1には、着脱性が良好なカバー式内視鏡が開示されている。

また特許文献2には、挿入管カバーに伸張力を加えることなく、カバー被覆時の挿入管カバーと内視鏡挿入管との間の摩擦力を低減させ、挿入管カバー被覆作業を容易に行えるようにする内視鏡が開示されている。
特開平7−299024号公報
特開平8−19510号公報

概要

分離型内視鏡において、被挿入部を被挿入部カバー部に容易に挿入することを補助でき、被挿入部カバー部に対する被挿入部の挿入性を向上できる内視鏡カバー装着用冶具と、この内視鏡カバー装着用冶具を用いた分離型内視鏡の内視鏡カバー装着補助方法と、を提供すること。被挿入部カバー部110に対する被挿入部20の挿入を補助する内視鏡カバー装着用冶具70は、ガイド溝80,81,82,83と、ケーブル挿通孔86と、送気溝87と、送水溝88と、吸引溝89と、を有する棒状部材である。内視鏡カバー装着用冶具70は被挿入部カバー部110に対する被挿入部20の挿入を補助する際、内視鏡カバー装着用冶具70の先端は、最も基端側に配置されている節輪30に当接する。内視鏡カバー装着用冶具70は、この節輪30を被挿入部カバー部110の内部にて被挿入部カバー部110の長手方向に沿って先端硬質部112に向かって押圧する。 B

目的

そこで本発明は、上記課題を鑑みて、分離型内視鏡において、被挿入部を被挿入部カバー部に容易に挿入することを補助でき、被挿入部カバー部に対する被挿入部の挿入性を向上できる内視鏡カバー装着用冶具と、この内視鏡カバー装着用冶具を用いた分離型内視鏡の内視鏡カバー装着補助方法と、を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

内側に少なくとも1つのチューブが配設された筒状の内視鏡カバー部と、前記チューブを収納する溝が設けられ、軸方向に互いに回動自在に連結されている複数の節輪を有し、前記内視鏡カバー部に挿入される湾曲部と、前記湾曲部の基端部に設けられ、操作ワイヤを介して前記湾曲部を湾曲操作する操作部と、を有する内視鏡の本体部と、を具備する分離型内視鏡において、前記内視鏡カバー部に対する前記湾曲部の挿入を補助する内視鏡カバー装着用冶具であって、内視鏡カバー装着用冶具は、前記チューブが挿通する挿通溝と、前記操作ワイヤが挿通するワイヤ溝とを、外周部に有しており、前記内視鏡カバー装着用冶具の先端が前記湾曲部の最も基端側に配置されている前記節輪に当接し、前記挿通溝を前記チューブに摺動させつつ、前記内視鏡カバー装着用冶具が前記節輪を前記内視鏡カバー部の内部にて前記内視鏡カバー部の長手方向に沿って前記内視鏡カバー部の先端に向かって押圧することで、前記内視鏡カバー装着用冶具は前記内視鏡カバー部に対する前記湾曲部の挿入を補助することを特徴とする内視鏡カバー装着用冶具。

請求項2

前記内視鏡カバー装着用冶具は、長手方向に互いに平行で互いに連結または分離可能な複数の棒状部材組品からなることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡カバー装着用冶具。

請求項3

前記棒状部材は、互いに連結するための連結部を有することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡カバー装着用冶具。

請求項4

前記連結部は、互いに連結する前記棒状部材の長手方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡カバー装着用冶具。

請求項5

内側に少なくとも1つのチューブが配設された筒状の内視鏡カバー部に対して、内視鏡カバー装着用冶具を用いて分離型内視鏡の本体部における湾曲部の挿入を補助する内視鏡カバー挿入補助方法であって、前記内視鏡カバー装着用冶具の外周部に設けられているワイヤ溝に、軸方向に互いに回動自在に連結されている複数の節輪からなる前記湾曲部を湾曲させるための操作ワイヤを挿通する第1の工程と、前記内視鏡カバー装着用冶具の先端を前記湾曲部の最も基端側に配置されている前記節輪に当接する第2の工程と、前記内視鏡カバー装着用冶具の外周部に設けられているチューブ溝を前記チューブに摺動させつつ、前記節輪を前記内視鏡カバー部の内部にて前記内視鏡カバー部の長手方向に沿って前記内視鏡カバー部の先端に向かって押圧し、前記内視鏡カバー装着用冶具の先端を前記内視鏡カバー部内に挿入し、前記内視鏡カバー装着用冶具を前記内視鏡カバー部の長手方向に沿って前記内視鏡カバー部の先端に向かって摺動させる第3の工程と、前記内視鏡カバー部の先端に前記本体部の先端が突き当たった際に、前記内視鏡カバー装着用冶具を前記内視鏡カバー部から引き抜く第4の工程と、を具備することを特徴とする内視鏡カバー装着補助方法

請求項6

前記内視鏡カバー装着用冶具は、長手方向に互いに平行で互いに連結または分離可能な複数の棒状部材の組品からなり、前記第4の工程にて、前記内視鏡カバー装着用冶具を互いに分離した棒状部材の状態で引き抜くことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡カバー装着補助方法。

請求項7

前記内視鏡カバー装着用冶具は、請求項1から4のいずれかに記載の前記内視鏡カバー装着用冶具であることを特徴とする請求項5、または請求項6に記載の内視鏡カバー装着補助方法。

技術分野

0001

本発明は、使い捨て側となる筒状の被挿入部カバー部で、再利用側の被挿入部を有する本体部を被覆して用いる分離型の分離型内視鏡において、被挿入部カバー部に被挿入部を挿入することを補助する内視鏡カバー装着用冶具と、内視鏡カバー装着用冶具を用いた分離型内視鏡の内視鏡カバー装着補助方法に関する。

背景技術

0002

近年医療用分野において、内視鏡の挿入部は、例えばや腸などの体腔内に挿入され、体腔内の組織表面の観察や、鉗子等による病変部の診断処置等に利用される。挿入部は、使用後、洗浄消毒等の処理を施される。これにより感染症などが確実に防止される。

0003

一般的に広く用いられる洗浄・消毒等の処理は、時間がかかる。そのため挿入部を例えばカバー等のカバー部で覆って使用する内視鏡が提案されている。この場合に挿入部は、カバー部で覆われる被挿入部となる。またカバー部は、被挿入部をカバーする被挿入部カバー部となる。

0004

例えば特許文献1には、着脱性が良好なカバー式内視鏡が開示されている。

0005

また特許文献2には、挿入管カバーに伸張力を加えることなく、カバー被覆時の挿入管カバーと内視鏡挿入管との間の摩擦力を低減させ、挿入管カバー被覆作業を容易に行えるようにする内視鏡が開示されている。
特開平7−299024号公報
特開平8−19510号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら被挿入部は、長尺である。そのため被挿入部全体を被挿入部カバー部に挿通させる作業は、容易ではない。また被挿入部が被挿入部カバー部に挿入される際に、被挿入部カバー部がじれると、被挿入部カバー部にしわが発生し、被挿入部カバー部に対する被挿入部の挿入性が低下してしまう虞が生じる。

0007

そこで本発明は、上記課題を鑑みて、分離型内視鏡において、被挿入部を被挿入部カバー部に容易に挿入することを補助でき、被挿入部カバー部に対する被挿入部の挿入性を向上できる内視鏡カバー装着用冶具と、この内視鏡カバー装着用冶具を用いた分離型内視鏡の内視鏡カバー装着補助方法と、を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、上記目的を達成するために、内側に少なくとも1つのチューブが配設された筒状の内視鏡カバー部と、前記チューブを収納する溝が設けられ、軸方向に互いに回動自在に連結されている複数の節輪を有し、前記内視鏡カバー部に挿入される湾曲部と、前記湾曲部の基端部に設けられ、操作ワイヤを介して前記湾曲部を湾曲操作する操作部と、を有する内視鏡の本体部と、を具備する分離型内視鏡において、前記内視鏡カバー部に対する前記湾曲部の挿入を補助する内視鏡カバー装着用冶具であって、内視鏡カバー装着用冶具は、前記チューブが挿通する挿通溝と、前記操作ワイヤが挿通するワイヤ溝とを、外周部に有しており、前記内視鏡カバー装着用冶具の先端が前記湾曲部の最も基端側に配置されている前記節輪に当接し、前記挿通溝を前記チューブに摺動させつつ、前記内視鏡カバー装着用冶具が前記節輪を前記内視鏡カバー部の内部にて前記内視鏡カバー部の長手方向に沿って前記内視鏡カバー部の先端に向かって押圧することで、前記内視鏡カバー装着用冶具は前記内視鏡カバー部に対する前記湾曲部の挿入を補助することを特徴とする内視鏡カバー装着用冶具を提供する。

0009

また本発明は、上記目的を達成するために、内側に少なくとも1つのチューブが配設された筒状の内視鏡カバー部に対して、内視鏡カバー装着用冶具を用いて分離型内視鏡の本体部における湾曲部の挿入を補助する内視鏡カバー挿入補助方法であって、前記内視鏡カバー装着用冶具の外周部に設けられているワイヤ溝に、軸方向に互いに回動自在に連結されている複数の節輪からなる前記湾曲部を湾曲させるための操作ワイヤを挿通する第1の工程と、前記内視鏡カバー装着用冶具の先端を前記湾曲部の最も基端側に配置されている前記節輪に当接する第2の工程と、前記内視鏡カバー装着用冶具の外周部に設けられているチューブ溝を前記チューブに摺動させつつ、前記節輪を前記内視鏡カバー部の内部にて前記内視鏡カバー部の長手方向に沿って前記内視鏡カバー部の先端に向かって押圧し、前記内視鏡カバー装着用冶具の先端を前記内視鏡カバー部内に挿入し、前記内視鏡カバー装着用冶具を前記内視鏡カバー部の長手方向に沿って前記内視鏡カバー部の先端に向かって摺動させる第3の工程と、前記内視鏡カバー部の先端に前記本体部の先端が突き当たった際に、前記内視鏡カバー装着用冶具を前記内視鏡カバー部から引き抜く第4の工程と、を具備することを特徴とする内視鏡カバー装着補助方法を提供する。

発明の効果

0010

本発明によれば、分離型内視鏡において、被挿入部を被挿入部カバー部に容易に挿入することを補助でき、被挿入部カバー部に対する被挿入部の挿入性を向上できる内視鏡カバー装着用冶具と、この内視鏡カバー装着用冶具を用いた分離型内視鏡の内視鏡カバー装着補助方法と、を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1から図7を参照し、第1の実施形態について説明する。
図1から図3を参照し、分離型内視鏡1について説明する。分離型内視鏡1は、繰り返し使用される再利用部分である本体部10と、使い捨て部分である分離部100とを有している。本体部10と、分離部100とは、互いに連結(装着)または分離可能である。本体部10は分離部100に装着され、本体部10と分離部100とが互いに組み合わさった状態で、分離型内視鏡1として使用される。

0012

本体部10は、細長く可撓性を有する被挿入部20と、被挿入部20の手元側に配設された操作部50と、操作部50の側部から延出されるユニバーサルコード52とを備えている。操作部50は、分離型内視鏡1の基端側となる。

0013

被挿入部20は、分離部100の後述する被挿入部カバー部110内に挿入される。
被挿入部20は、観察ユニット21と、観察ユニット21とユニバーサルコード52の後述するコネクタ54とを接続する電気ケーブル21aと、観察ユニット21の基端側に連設されている湾曲部(湾曲管)23と、湾曲部23と操作部50とを連結する操作ワイヤ25と、操作部50から湾曲部23に操作ワイヤ25をガイドし、操作ワイヤ25を例えば電気ケーブル21aから保護する管状のワイヤガイド26とを備えている。

0014

観察ユニット21は、被挿入部20(本体部10)の先端に設けられている。
観察ユニット21は、観察対象照明する照明ユニットと、観察像撮像する撮像ユニットとを有している。観察ユニット21には、電気ケーブル21aの先端が接続している。電気ケーブル21aの基端は、本体部10の基端側へと延び、操作部50とユニバーサルコード52とを挿通し、後述するコネクタ54と接続している。コネクタ54は、図示しないコントロールユニットと接続している。電気ケーブル21aは、各種信号線から構成されている。電気ケーブル21aは、観察ユニット21を駆動する駆動信号を、コントロールユニットから観察ユニット21に送信する。また電気ケーブル21aは、観察ユニット21で得られた画像信号を、観察ユニット21からコントロールユニットに送信する。

0015

観察ユニット21の基端側には、後述する被挿入部カバー部110に挿入される湾曲部23が連設されている。湾曲部23は、複数の節輪30を有している。各節輪30は、短円柱状を有している。節輪30は、軸方向に隣接して整列され、且つ互いに回動自在に連結されている。図3に示す各節輪30は、例えば中実で軸方向に薄い円柱円盤)状に形成されている。複数の節輪30において、最も基端側に配置されている節輪を節輪30aとする。節輪30aの形状は、節輪30の形状と同一である。

0016

図3に示すように各節輪30は、中実部分からなる本体31と、隣接する節輪30同士を連結するために外周側に等配して4ヶ所設けられた関節(コマ接続部)32と、本体部10側に取り付けられた電気ケーブル21aが配設される環状の穿孔撮像ケーブル配設部)33と、分離部100側に取り付けられた後述する送気チューブ114a、送水チューブ114bおよび吸引チューブ116が配設される溝部(送気チューブ溝部35、送水チューブ溝部36および吸引チューブ溝部37)とを備えている。

0017

ここで、節輪30の外周を円形仮定し、その節輪30の中心軸に対して適宜の位置を0度と規定する。この場合、関節32は節輪30の中心軸に対して遠位の一側および他側の位置に、節輪30の中心軸に対して対向する位置に形成されている。なお、関節32は、節輪30の一側で、中心軸に対して0度および180度の位置に形成されているとすると、他側では90度および270度の位置に形成されている。そして、隣接する節輪30の各関節32の孔(図示せず)同士にピン等を入れることにより、節輪30同士が連結される。このようにして、複数の節輪30が整列されて連結されることにより1つの中心軸を有する湾曲部23が形成されている。

0018

溝部(チューブ溝に相当する)35,36および37は、環状ではなく、節輪30の外周側に向かって開口した開口部35a,36aおよび37aを有している。この各開口部35a,36a,37aは、閉じられていない。分離部100側に取り付けられた送気チューブ114a、送水チューブ114bおよび吸引チューブ116を節輪30の中心軸に対して各開口部35a,36a,37aを介して接離することにより、送気チューブ114a、送水チューブ114bおよび吸引チューブ116は、それぞれ各溝部35,36,37に配設または離脱させることが可能である。

0019

各溝部35,36,37の外径寸法は、それぞれに対応する各チューブ114a,114b,116の外径寸法よりも大きい。また溝部35,36,37の底面35b,36b,37bは、各チューブ114a,114b,116の形状に合わせて、滑らかな円弧状などの曲面である。

0020

また、溝部35および溝部36は、節輪30の中心軸に対して略対称の位置に形成されている。また穿孔33と吸引チューブ溝部37とは、節輪30の中心軸に対して略対称の位置に形成されている。また、穿孔33の断面積と吸引チューブ溝部37の断面積は、略同一であり、溝部35および溝部36の断面積や後述するガイド挿通孔40,41,42,43等の断面積に比べて大きい。このため、特に送気チューブ114aおよび送水チューブ114bが節輪30に配設された状態で湾曲部23を湾曲させる際に必要な力(操作ワイヤの牽引力)の差を少なくすることができる。

0021

さらに、各節輪30には、ワイヤガイド26がそれぞれ進退自在に挿通される4つ(2対)のガイド挿通孔40,41,42,43が形成されている。各ガイド挿通孔40,41,42,43は、各関節32の内側であって、関節32に隣接する位置に形成されている。しかし、各ガイド挿通孔40,41,42,43は、節輪30の中心軸に対して0度、90度、180度および270度の位置に必ずしも形成されている必要はない。ガイド挿通孔40の位置は、例えば、0度の位置に対して、5度から10度程度の範囲のズレ許容される。また、ガイド挿通孔41の位置は、ガイド挿通孔40の0度の位置に対向する180度の位置にあることが好適であるが、同様に、5度から10度程度の範囲のズレは許容される。また、90度および270度のような対向する位置のガイド挿通孔42,43に対する同様の範囲のズレも許容される。なお、この実施の形態では、ガイド挿通孔43は、270度の位置にある。
このようなガイド挿通孔40,41,42,43のズレが許容されるのは、例えば節輪30同士が0度および180度の位置にある関節32を用いて隣接する節輪30に対して回動する際、ガイド挿通孔40,41の位置が0度、180度の位置に対してズレがあったとしても、90度および270度の位置にある関節32に与える影響が無視できるほど小さいからである。

0022

上述したようにガイド挿通孔40,41,42,43には、節輪30にて、ワイヤガイド26をそれぞれ挿通している。またワイヤガイド26は、操作ワイヤ25を挿通させている。つまり操作ワイヤ25は、ワイヤガイド26を介してガイド挿通孔40,41,42,43に挿通している。

0023

ワイヤガイド26は、操作ワイヤ25を操作部50から湾曲部23へとガイドしている。このワイヤガイド26は、例えば電気ケーブル21aや、操作ワイヤ25が本体31内を摺動する際に、磨耗によって傷つくことから操作ワイヤ25を保護する。つまり操作ワイヤ25は、ワイヤガイド26によって操作部50から湾曲部23にわたってガイドされている。

0024

なお、操作ワイヤ25の先端は、湾曲部23の最も先端側に配置されている節輪に固定されている。また、操作ワイヤ25の基端は、湾曲部23の最も基端側に配置されている節輪30aを通してさらに基端側に延出され、操作部50の図示しないノブに連結されている。つまり操作ワイヤ25と、ワイヤガイド26とは、湾曲部23を通って延び、被挿入部カバー部110の長手方向に沿って湾曲部23の基端部から操作部50側へと延出している。操作ワイヤ25の長手方向と、ワイヤガイド26の長手方向とは、被挿入部カバー部110の長手方向と略同様である。

0025

このように、本実施形態では、観察ユニット21と、多数の節輪30と、電気ケーブル21aと、操作ワイヤ25と、ワイヤガイド26と、によって、後述する被挿入部カバー部110に内蔵される内蔵部38が形成されている。

0026

操作部50は、分離型内視鏡1としての使用時に把持部を兼ねる。操作部50は、湾曲部23の基端部側に設けられ、操作ワイヤ25と連結し、操作ワイヤ25を介して湾曲部23を湾曲操作する。

0027

この操作部50には、湾曲部23を湾曲させるために操作されるノブ(図示せず)が配設されている。ノブには、操作ワイヤ25の基端が連結されている。ノブを回転操作することで、操作ワイヤ25が進退されて、湾曲部23が湾曲作動される。

0028

なお、図2に示すように、分離部100側に配設される後述する送気・送水チューブ114(送気チューブ114a、送水チューブ114b)と、吸引チューブ116とは、本体部10と分離部100とが互いに組み合わさり、分離型内視鏡1として使用される際に、操作部50の外側に沿って配設され、且つユニバーサルコード52の外側に沿って配設される。

0029

ユニバーサルコード52の延出された端部には、コントロールユニット(図示せず)に着脱可能に接続されるコネクタ54が配設されている。コネクタ54には、電気ケーブル21aの基端が接続している。コントロールユニットには、送気、送水吸引用の各装置が接続されている。そして、送気、送水、吸引用の各装置は、コントロールユニットにより制御される。

0030

次に分離部100の概略構成について説明する。分離部100は、使い捨てにされるディスポ部である。

0031

図1に示すように、分離部100は、シースであり内視鏡カバー部である被挿入部カバー部110と、操作部カバー部130と、ユニバーサルコードカバー部140とを備えている。被挿入部カバー部110は、被挿入部カバー部110内に挿入される被挿入部20(内蔵部38)を覆う。操作部カバー部130は、操作部50を覆う。ユニバーサルコードカバー部140は、ユニバーサルコード52を覆う。

0032

操作部カバー部130およびユニバーサルコードカバー部140は、薄肉で軟らかい例えばフッ素系樹脂材等の高分子材料で形成されている。操作部カバー部130は、操作部50を覆うように、シート状に形成されている。またユニバーサルコードカバー部140は、ユニバーサルコード52を覆うように、シート状に形成されている。なお、操作部カバー部130およびユニバーサルコードカバー部140は、一体的に形成されていることも好適である。

0033

図1に示すように被挿入部カバー部110には、被挿入部カバー部110の内側に、送気・送水チューブ114と吸引チューブ116といった少なくとも1つのチューブが配設されている。被挿入部カバー部110は、筒状に形成されている。

0034

図1及び図2に示すように、被挿入部カバー部110は、先端硬質部112と、送気・送水チューブ114と、吸引チューブ116と、湾曲部外皮118と、可撓部(硬質外皮)120と、接続口金122とを備えている。

0035

先端硬質部112は、被挿入部カバー部110の先端にあり、例えば硬質の樹脂材ステンレス鋼材などにより略円柱状に形成されている。図1および図2に示すように、この先端硬質部112には、上述した観察ユニット21、送気・送水チューブ114および吸引チューブ116のそれぞれが配設される開口部112a,112b,112cが形成されている。開口部112aには、観察ユニット21と対向した位置に配設される観察窓112dが固定されている。この観察窓112dは、観察ユニット21から出射される照明光照明窓を兼ねている。観察ユニット21による観察は、観察窓112dを介して行われる。また、開口部112b,112cには、送気・送水チューブ114および吸引チューブ116の先端部がそれぞれ固定されている。
なお、送気・送水チューブ114は、開口部112bに1つのチューブとして固定されているが、その基端側で送気チューブ114aと送水チューブ114bとに分岐されている。

0036

吸引チューブ116は、処置具挿通チャンネルとしても用いられる。そして、図1および図2に示すように、吸引チューブ116には、接続部124と操作部50との間に対応する位置に、側枝116aが形成され、その端部に鉗子栓(図示せず)を有する。

0037

湾曲部外皮118は、湾曲部23と略同じ長さを有するゴムなどの高分子材により略円筒状に形成されている。そして、この湾曲部外皮118の先端部は先端硬質部112の基端側に固定され、基端部は筒状の接続口金122の先端側に固定されている(図2参照)。湾曲部外皮118内には、送気・送水チューブ114と吸引チューブ116とが配設されている。

0038

可撓部120は、可撓部120の内部に操作ワイヤ25および電気ケーブル21aが配設されるように、湾曲部23と操作部50との間の長さと略同じ長さかそれよりも長く形成されている。この可撓部120は、図示しないフレックス螺旋管)と、このフレックスの外側に配設された図示しないブレードと、このブレードの外側に配設された樹脂材製の図示しない樹脂チューブとを備えている。この可撓部120は、略円筒状に形成されている。可撓部120には、送気・送水チューブ114と吸引チューブ116とが配設されている。

0039

可撓部120の先端部は、筒状の接続口金122の基端側に固定されている。可撓部120の基端部は、可撓部120が操作部50に着脱可能に接続されるための接続部124を備えている。図2に示すように、この接続部124は、例えばネジ止めや係合などの種々の手段により操作部50の先端側に固定可能である。そして、この接続部124は、可撓部120の内部に配設された送気チューブ114a、送水チューブ114bおよび吸引チューブ116を接続部124から操作部50の外側に沿って延出させるとともに、本体部10と分離部100とを連結した際の分離型内視鏡1の内部を密封するための適宜の手段を備えている。

0040

なお送気チューブ114a及び送水チューブ114bは図示しない送気送水装置に接続され、吸引チューブ116は図示しない吸引装置に接続される。

0041

次に図4Aから図4D図5Aおよび図5Bを参照し、被挿入部20を被挿入部カバー部110に挿入して、被挿入部カバー部110に対して被挿入部20を装着する際の、被挿入部カバー部110に対する被挿入部20の挿入(装着)を補助する内視鏡カバー装着用冶具70について説明する。

0042

図4A図5Aに示すように内視鏡カバー装着用冶具70は、ワイヤガイド26がそれぞれ進退自在に挿通される4つのガイド溝80,81,82,83と、電気ケーブル21aが挿通されるケーブル挿通孔86と、送気チューブ114aが挿通される送気溝87と、送水チューブ114bが挿通される送水溝88と、吸引チューブ116が挿通される吸引溝89とを、各溝の開口が外周側に向くように形成した、すなわち各溝の開口を外周部70aに有する棒状部材である。

0043

内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向は、被挿入部カバー部110の長手方向と一致している。内視鏡カバー装着用冶具70において、ガイド溝80,81,82,83と、ケーブル挿通孔86と、送気溝87と、送水溝88と、吸引溝89は、内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に貫通形成されている。

0044

内視鏡カバー装着用冶具70の外径は、節輪30外径と略同一である。

0045

ケーブル挿通孔86は、電気ケーブル21aを保持する保持部である。送気溝87は、送気チューブ114aを保持する保持部である。送水溝88は、送水チューブ114bを保持する保持部である。吸引溝89は、吸引チューブ116を保持する保持部である。

0046

内視鏡カバー装着用冶具70の断面の形状(図4A参照)は、節輪30の断面の形状(図3参照)と略同様である。
そのため内視鏡カバー装着用冶具70の断面におけるガイド溝80,81,82,83とケーブル挿通孔86と送気溝87と送水溝88と吸引溝89との配置位置は、節輪30の断面におけるガイド挿通孔40,41,42,43と穿孔33と送気チューブ溝部35と送水チューブ溝部36と吸引チューブ溝部37との配置位置とそれぞれ対応している。つまり図5A図5Bに示すように内視鏡カバー装着用冶具70の先端が節輪30aに当接する際、内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向において、ガイド溝80,81,82,83はガイド挿通孔40,41,42,43にそれぞれ対向し、ケーブル挿通孔86は穿孔33に対向し、送気溝87は送気チューブ溝部35に対向し、送水溝88は送水チューブ溝部36に対向し、吸引溝89は吸引チューブ溝部37に対向する。

0047

またガイド溝80,81,82,83と送気溝87と送水溝88と吸引溝89は、環状ではなく、内視鏡カバー装着用冶具70の外周部70aから径方向内向きに凹設されており、外周側に向かって形成した開口を有している。送気チューブ114a、送水チューブ114bおよび吸引チューブ116は内視鏡カバー装着用冶具70の中心軸に対して外周側の開口を介して接離する。これにより送気チューブ114aは送気溝87に、送水チューブ114bは送水溝88に、吸引チューブ116は吸引溝89に、配設または離脱可能である。
また送気溝87は、送水溝88に対して、内視鏡カバー装着用冶具70の周方向に略180度離れている。ケーブル挿通孔86は、吸引溝89に対して、内視鏡カバー装着用冶具70の周方向に略180度離れている。送気溝87は、吸引溝89に対して、内視鏡カバー装着用冶具70の周方向に略90度離れている。

0048

また図4Bに示すように内視鏡カバー装着用冶具70は、第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75とに分離(分割)可能である。言い換えると、図4A図4Bに示すように内視鏡カバー装着用冶具70は、第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75とを有し、これらの組品組立品)である。

0049

図5Bに示すように第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75との長手方向は、内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向と一致しており、また被挿入部カバー部110の長手方向と一致している。つまり内視鏡カバー装着用冶具70は、長手方向に互いに平行で互いに連結または分離可能な複数の棒状部材の組品から構成されている。

0050

内視鏡カバー装着用冶具70(第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75)は、撓むことが可能な例えばポリアセタール樹脂等の樹脂等で形成される。

0051

内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向の長さは、被挿入部カバー部110の長さと略同一、またはそれ以上であることが好適である。なお少なくとも
内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向の長さ≧被挿入部カバー部110の長手方向の長さ−湾曲部23の長手方向の長さ、である必要がある。つまり内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向の長さは、被挿入部カバー部110の長手方向の長さと、湾曲部23の長手方向の長さと、の差と略同一、または差よりも大きい必要がある。

0052

第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75とは、内視鏡カバー装着用冶具70の軸方向を中心に周方向に配置されている。

0053

第1の棒状部材71は、第1の棒状部材71が第5の棒状部材75と連結するための連結部71aと、ケーブル挿通孔86を形成する円弧部71bと、ガイド溝80を形成する挿通溝形成部71cと、第1の棒状部材71が第2の棒状部材72と連結するための連結部71dとを有している。

0054

第2の棒状部材72は、第2の棒状部材72が第1の棒状部材71と連結するための連結部72aと、ケーブル挿通孔86を形成する円弧部72bと、ガイド溝80を形成する挿通溝形成部72cと、送気溝87と、第2の棒状部材72が第3の棒状部材73と連結するための連結部72dと、ガイド溝81を形成する挿通溝形成部72eとを有している。
なお挿通溝形成部72cは挿通溝形成部71cと対向している。

0055

第3の棒状部材73は、第3の棒状部材73が第2の棒状部材72と連結するための連結部73aと、ガイド溝81を形成する挿通溝形成部73cと、吸引溝89と、第3の棒状部材73が第4の棒状部材74と連結するための連結部73dと、ガイド溝82を形成する挿通溝形成部73eとを有している。
なお挿通溝形成部73cは挿通溝形成部72eと対向している。

0056

第4の棒状部材74は、第4の棒状部材74が第3の棒状部材73と連結するための連結部74aと、ケーブル挿通孔86を形成する円弧部74bと、ガイド溝82を形成する挿通溝形成部74cと、送水溝88と、第4の棒状部材74が第5の棒状部材75と連結するための連結部74dと、ガイド溝83を形成する挿通溝形成部74eとを有している。

0057

なお挿通溝形成部74cは挿通溝形成部73eと対向している。

0058

第5の棒状部材75は、第5の棒状部材75が第4の棒状部材74と連結するための連結部75aと、ケーブル挿通孔86を形成する円弧部75bと、ガイド溝83を形成する挿通溝形成部75cと、第5の棒状部材75が第1の棒状部材71と連結するための連結部75dとを有している。

0059

なお挿通溝形成部75cは挿通溝形成部74eと対向している。

0060

このように第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75とは、互いに連結するための連結部71a,71d,72a,72d,73a,73d,74a,74d,75a,75dを有している。

0061

連結部71a,71d,72a,72d,73a,73d,74a,74d,75a,75dと、円弧部71b,72b,74b,75bと、挿通溝形成部71c,72c,72e,73c,73e,74c,74e,75cと、ガイド溝80,81,82,83と、ケーブル挿通孔86と、送気溝87と、送水溝88と、吸引溝89とは、互いに連結する棒状部材である内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って配置されている。

0062

連結部71a,71d,72a,72d,73a,73d,74a,74d,75a,75dは、例えば凸部と、この凸部に対して内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って摺動し、係合する凹部の組み合わせである。

0063

連結部71dが連結部72aに対して摺動し、連結部71dが連結部72aと連結することで、第1の棒状部材71と第2の棒状部材72は互いに連結する。このとき挿通溝形成部71cと挿通溝形成部72cによって、ガイド溝80が形成される。
また連結部72dが連結部73aに対して摺動し、連結部72dが連結部73aと連結することで、第2の棒状部材72と第3の棒状部材73は互いに連結する。このとき挿通溝形成部72eと挿通溝形成部73cによって、ガイド溝81が形成される。
また連結部73dが連結部74aに対して摺動し、連結部73dが連結部74aと連結することで、第3の棒状部材73と第4の棒状部材74は互いに連結する。このとき挿通溝形成部73eと挿通溝形成部74cによって、ガイド溝82が形成される。
また連結部74dが連結部75aに対して摺動し、連結部74dが連結部75aと連結することで、第4の棒状部材74と第5の棒状部材75は互いに連結する。このとき挿通溝形成部74eと挿通溝形成部75cによって、ガイド溝83が形成される。
また連結部75dが連結部71aに対して摺動し、連結部75dが連結部71aと連結することで、第5の棒状部材75と第1の棒状部材71は互いに連結する。

0064

第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75とが組み合わさり、内視鏡カバー装着用冶具70が形成される。このとき円弧部71bと円弧部72bと円弧部74bと円弧部75bによってケーブル挿通孔86が形成される。

0065

次に本実施形態における、内視鏡カバー装着用冶具70による被挿入部カバー部110に対する湾曲部23の装着補助方法について説明する。
図4Bに示す状態において、連結部74aは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部73dに対して摺動し、連結部74aは連結部73dと連結し、第4の棒状部材74は第3の棒状部材73と連結する。このとき挿通溝形成部74cと挿通溝形成部73eによって、ガイド溝82が形成される。ガイド溝82には、ワイヤガイド26が挿通する。

0066

次に、連結部75aは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部74dに対して摺動し、連結部75aは連結部74dと連結し、第5の棒状部材75は第4の棒状部材74と連結する。このとき挿通溝形成部75cと挿通溝形成部74eによって、ガイド溝83が形成される。ガイド溝83には、ワイヤガイド26が挿通する。

0067

次に、連結部72dは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部73aに対して摺動し、連結部72dは連結部73aと連結し、第2の棒状部材72は第3の棒状部材73と連結する。このとき挿通溝形成部72eと挿通溝形成部73cによって、ガイド溝81が形成される。ガイド溝81には、ワイヤガイド26が挿通する。また円弧部72b,74b,75bには、電気ケーブル21aが載置される。

0068

次に、連結部71dは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部72aに対して摺動し、連結部71dは連結部72aと連結し、第1の棒状部材71は第2の棒状部材72と連結する。このとき挿通溝形成部71cと挿通溝形成部72cによって、ガイド溝80が形成される。ガイド溝80には、ワイヤガイド26が挿通する。

0069

このとき連結部71aは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部75dに対して摺動し、連結部71aは連結部75dと連結し、第1の棒状部材71は第5の棒状部材75と連結する。

0070

このとき円弧部71b,72b,74b,75bによってケーブル挿通孔86が形成される。ケーブル挿通孔86には、電気ケーブル21aが挿通する。

0071

このように第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75とが互いに組み合わさり、内視鏡カバー装着用冶具70は、図4Cに示すように4つのワイヤガイド26と電気ケーブル21aとが内視鏡カバー装着用冶具70に挿通する状態で形成される。

0072

次いで内視鏡カバー装着用冶具70の先端は、図5A図5Bに示すように節輪30aに当接する。

0073

このとき図4D図6Aに示すように、送気溝87は送気チューブ114aに摺動し、送水溝88は送水チューブ114bに摺動し、吸引溝89は吸引チューブ116に摺動する。この状態で、内視鏡カバー装着用冶具70は、図6Aに示すように、この節輪30aを被挿入部カバー部110の内部に案内して被挿入部カバー部110の長手方向に沿って被挿入部カバー部110の先端である先端硬質部112に向かって押圧する。内視鏡カバー装着用冶具70は、図6Bに示すように被挿入部カバー部110内に挿入される。これにより湾曲部23は、被挿入部カバー部110内を先端硬質部112に向かって摺動する。このとき被挿入部20(本体部10)の先端である観察ユニット21は、被挿入部カバー部110の先端の先端硬質部112に突き当たる。よって観察ユニット21は、先端硬質部112内に配置される。

0074

このようにして、被挿入部20(湾曲部23)は、内視鏡カバー装着用冶具70によって被挿入部カバー部110内に対する挿入を補助され、被挿入部カバー部110内に装着される。

0075

なお被挿入部カバー部110の長手方向の長さは、内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向の長さと湾曲部23の長手方向の長さとの和と、略同一である場合、図6Cに示すように内視鏡カバー装着用冶具70全体は、被挿入部カバー部110内に挿入される。
このようにして、内視鏡カバー装着用冶具70は、被挿入部カバー部110に対する湾曲部23の装着を補助する際に利用される。

0076

次いで内視鏡カバー装着用冶具70は、観察ユニット21が先端硬質部112に突き当たった後、被挿入部カバー部110から引き抜かれ、被挿入部カバー部110から抜去される。

0077

次に被挿入部カバー部110から内視鏡カバー装着用冶具70を抜去する抜去方法について図7Aから図7Eを参照して説明する。
抜去方法は、装着方法とは逆に第1の棒状部材71から抜去される。つまり図7Aに示すように連結部71dは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部72aに対して操作部50側に摺動させ、連結部71dを連結部72aから分離する。このとき連結部71aは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部75dに対して操作部50側に摺動し、連結部71aは連結部75dから分離する。これにより、第1の棒状部材71は、第2の棒状部材72と第5の棒状部材75から分離されつつ、被挿入部カバー部110の外周方向に撓りながら被挿入部カバー部110から抜去される。

0078

次に図7Bに示すように連結部72dは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部73aに対して操作部50側に摺動させ、連結部72dを連結部73aから分離する。これにより、第2の棒状部材72は、第3の棒状部材73から分離されつつ、被挿入部カバー部110の外周方向に撓りながら被挿入部カバー部110から抜去される。

0079

次に図7Cに示すように連結部75aは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部74dに対して操作部50側に摺動させ、連結部75aを連結部74dから分離する。これにより、第5の棒状部材75は、第4の棒状部材74から分離されつつ、被挿入部カバー部110の外周方向に撓りながら被挿入部カバー部110から抜去される。

0080

次に図7Dに示すように連結部74aは内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って連結部73dに対して操作部50側に摺動させ、連結部74aを連結部73dから分離する。これにより、第4の棒状部材74は、第5の棒状部材75から分離されつつ、被挿入部カバー部110の外周方向に撓りながら被挿入部カバー部110から抜去される。

0081

最後に図7Eに示すように第5の棒状部材75は、内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向に沿って被挿入部カバー部110内を操作部50側に摺動させ、被挿入部カバー部110の外周方向に撓りながら被挿入部カバー部110から抜去される。

0082

このように内視鏡カバー装着用冶具70は、棒状部材毎に被挿入部カバー部110から引き抜かれ、被挿入部カバー部110から抜去される。

0083

この後、可撓部120は、図2に示すように接続部124によって操作部50に接続する。また操作部カバー部130は、操作部50を覆う。ユニバーサルコードカバー部140は、ユニバーサルコード52を覆う。またコネクタ54は、コントロールユニット(図示せず)に接続される。また送気チューブ114a及び送水チューブ114bは図示しない送気送水装置に接続され、吸引チューブ116は図示しない吸引装置に接続される。これにより分離型内視鏡1は、使用可能となる。

0084

このように本実施形態は、内視鏡カバー装着用冶具70の使用によって、被挿入部20における観察ユニット21と湾曲部23を、被挿入部カバー部110内に容易に挿入することを補助できる。

0085

また本実施形態は、内視鏡カバー装着用冶具70の先端を節輪30aに当接させ、送気溝87を送気チューブ114aに摺動させ、送水溝88を送水チューブ114bに摺動させ、吸引溝89を吸引チューブ116に摺動させ、被挿入部カバー部110内に内視鏡カバー装着用冶具70にて湾曲部23を押圧することで、被挿入部カバー部110に対する被挿入部20(湾曲部23)の挿入性を向上することができる。また本実施形態は、送気溝87を送気チューブ114aに摺動させ、送水溝88を送水チューブ114bに摺動させ、吸引溝89を吸引チューブ116に摺動させることで、細長い被挿入部20を被挿入部カバー部110に容易に挿入することを補助できる。

0086

また内視鏡カバー装着用冶具70は、第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75とを有し、これらの組品である。また第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75との長手方向は、内視鏡カバー装着用冶具70の長手方向と一致しており、被挿入部カバー部110の長手方向と一致している。よって本実施形態は、内視鏡カバー装着用冶具70の組品を分解(分離)することによって、内視鏡カバー装着用冶具70を被挿入部カバー部110から容易に挿入することができる。

0087

また内視鏡カバー装着用冶具70は、ポリアセタール樹脂等の撓りやすい樹脂で形成される。よって内視鏡カバー装着用冶具70によって、被挿入部20における観察ユニット21と湾曲部23を、被挿入部カバー部110内に挿入させる際に、挿入操作の疲労を軽減でき、挿入性や抜去性を良好に維持することができる。

0088

また内視鏡カバー装着用冶具70は、ポリアセタール樹脂等の撓りやすい樹脂で形成される。よって本実施形態は、内視鏡カバー装着用冶具70を撓らせることができ、内視鏡カバー装着用冶具70を被挿入部カバー部110から容易に抜去することができる。

0089

なお第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75との連結の順番は、4つのワイヤガイド26と電気ケーブル21aとが内視鏡カバー装着用冶具70に挿通できれば、限定されない。

0090

また第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75との抜去の順番も、特に限定されない。例えば第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、を同時に内視鏡カバー装着用冶具70から抜去しても良い。抜去する棒状部材は、1本でも複数本同時でも良い。また複数本同時に抜去する際、その組み合わせは、限定されない。

0091

本実施形態での内視鏡カバー装着用冶具70は、第1の棒状部材71と、第2の棒状部材72と、第3の棒状部材73と、第4の棒状部材74と、第5の棒状部材75とを有し、これらの組品であるが、これらの数は複数であれば特に限定されない。

0092

なお内視鏡カバー装着用冶具70として、撓みやすいポリアセタール樹脂を用いて説明したが、例えばアルミニウムのような軽量で軟らかい金属を撓みやすいように薄くした多数の棒状部材からなる装着用治具を用いても良い。

0093

このように本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。

図面の簡単な説明

0094

図1は、第1の実施形態に係る分離型内視鏡を示す概略的な分解斜視図である。
図2は、分離型内視鏡の分離部と本体部とを組み合わせる途中、または、分離する途中の状態を示す概略的な斜視図である。
図3は、湾曲部の概略的な横断面図である。
図4Aは、内視鏡カバー装着用冶具の正面図である。
図4Bは、第1の棒状部材と、第2の棒状部材と、第3の棒状部材と、第4の棒状部材と、第5の棒状部材とに分離した内視鏡カバー装着用冶具の正面図である。
図4Cは、ワイヤガイドと、電気ケーブルとを挿通している内視鏡カバー装着用冶具の正面図である。
図4Dは、ワイヤガイドと、電気ケーブルと、送気チューブと、送水チューブと、吸引チューブとを挿通している内視鏡カバー装着用冶具の正面図である。
図5Aは、内視鏡カバー装着用冶具の先端が最も基端側に配置されている節輪に当接する状態を示す内視鏡カバー装着用冶具周辺の斜視図である。
図5Bは、内視鏡カバー装着用冶具の先端が最も基端側に配置されている節輪に当接する状態を示す斜視図である。
図6Aは、内視鏡カバー装着用冶具が被挿入部カバー部の長手方向に向かって湾曲部を押圧する状態を示す斜視図である。
図6Bは、内視鏡カバー装着用冶具が被挿入部カバー部内を被挿入部カバー部の長手方向に沿って先端硬質部に向かって摺動する状態を示す斜視図である。
図6Cは、内視鏡カバー装着用冶具全体が被挿入部カバー部に挿入された状態を示す斜視図である。
図7Aは、図6Cに示す状態から第1の棒状部材を被挿入部カバー部から抜去する状態を示す斜視図である。
図7Bは、図7Aに示す状態から第2の棒状部材を被挿入部カバー部から抜去する状態を示す斜視図である。
図7Cは、図7Bに示す状態から第5の棒状部材を被挿入部カバー部から抜去する状態を示す斜視図である。
図7Dは、図7Cに示す状態から第4の棒状部材を被挿入部カバー部から抜去する状態を示す斜視図である。
図7Eは、図7Dに示す状態から第3の棒状部材を被挿入部カバー部から抜去する状態を示す斜視図である。

符号の説明

0095

1…分離型内視鏡、10…本体部、20…被挿入部、21…観察ユニット、21a…電気ケーブル、23…湾曲部、25…操作ワイヤ、26…ワイヤガイド、30…節輪、31…本体、50…操作部、52…ユニバーサルコード、54…コネクタ、70…内視鏡カバー装着用冶具、71…第1の棒状部材、72…第2の棒状部材、73…第3の棒状部材、74…第4の棒状部材、75…第5の棒状部材、80,81,82,83…ガイド溝、86…ケーブル挿通孔、87…送気溝、88…送水溝、89…吸引溝、100…分離部、110…被挿入部カバー部、112…先端硬質部、114a…送気チューブ、114b…送水チューブ、114…送気・送水チューブ、116…吸引チューブ、120…可撓部。

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