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技術 木質ペレット燃焼装置

出願人 株式会社山本製作所
発明者 轟克久
出願日 2008年5月14日 (13年6ヶ月経過) 出願番号 2008-127696
公開日 2009年11月26日 (11年11ヶ月経過) 公開番号 2009-275985
状態 特許登録済
技術分野 固体燃料の燃焼
主要キーワード 熱風排気口 エアカーテン状 加工燃料 略方形枠状 縦断面形 段差寸法 寸法取り 幅方向他端側
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年11月26日)のものです。
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図面 (6)

課題

低コストな構成で、窓の内側表面がけることを抑制する。

解決手段

ペレットストーブ10では、耐熱ガラス114を備えた扉52が設けられている。耐熱ガラス114と扉枠110との間には下縁側が開放されたコ字状のシール部材118が介在されている。さらに、前壁12Aに形成された開口部50の下縁側にはノズル板120が取り付けられている。これにより、耐熱ガラス114の下縁側に隙間124が形成され、燃焼室16内に作用する負圧によって隙間124から外気が導入される。導入された外気はノズル板120によって耐熱ガラス114の内側表面に沿って流れる。

概要

背景

従来の木質ペレット燃焼装置(例えば、特許文献1参照)では、燃焼室の下部に木質ペレット燃焼する燃焼部が設けられており、更にその正面壁に透明又は半透明耐熱ガラスでできた窓が嵌めこまれている。また、燃焼室の上端熱風排気口には排風部が設けられており、吸引ファン吸引作用によって燃焼風吸引排気ダクトから機外排気するようになっている。さらに、排風部には集塵装置が設けられており、集塵後の燃料風を吸引ファンによって吸引し、その一部を循環経路送り込んで窓の下縁側に配設された吹出部から窓の内側表面に吹き付けるようになっている。これにより、窓の内側表面にや灰が付着することを防止する、というものである。
特開2007−2322241号公報
特開2007−255747号公報

概要

低コストな構成で、窓の内側表面が煤けることを抑制する。本ペレットストーブ10では、耐熱ガラス114を備えた扉52が設けられている。耐熱ガラス114と扉枠110との間には下縁側が開放されたコ字状のシール部材118が介在されている。さらに、前壁12Aに形成された開口部50の下縁側にはノズル板120が取り付けられている。これにより、耐熱ガラス114の下縁側に隙間124が形成され、燃焼室16内に作用する負圧によって隙間124から外気が導入される。導入された外気はノズル板120によって耐熱ガラス114の内側表面に沿って流れる。

目的

本発明は上記事実を考慮し、低コストな構成で、窓の内側表面が煤けることを抑制することができる木質ペレット燃焼装置を得ることが目的である。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

側壁で隔成された燃焼室内に設けられ、燃料である木質ペレット燃焼する燃焼部と、給気口及び排気口を備え、前記給気口から外気吸引して前記燃焼部で発生した燃焼ガスを排気口から排気する吸引排気手段と、外気導入口及び温風吹出口を備え、前記外気導入口から導入された外気を燃焼室に設けられた熱交換器で燃焼ガスと熱交換して温風吹出口から温風を吹出す温風吹出手段と、前記側壁において前記燃焼部を外部から見える位置に設けられた窓開口開閉可能に設けられ、扉枠と、この扉枠の内側に配置されると共に当該扉枠の開口を閉塞可能な大きさを有しかつ透明又は半透明とされた耐熱ガラスと、この耐熱ガラスの下縁を除く周縁部と窓枠開口周縁部との間をシールするシール部材と、耐熱ガラスの下縁と扉枠の内側面との間に形成された外気導入用の隙間と、を含んで構成された扉と、を備えた木質ペレット燃焼装置

請求項2

前記窓開口の下縁側には、前記隙間を通って吸引された外気が前記耐熱ガラスの内側表面を下縁から上縁へ向けて上昇して流れるように、当該吸引された外気の吹出方向規制するノズル手段が設けられている、ことを特徴とする請求項1記載の木質ペレット燃焼装置。

技術分野

0001

本発明は、間伐材などを粉砕圧縮加工して作った木質ペレット燃焼させる木質ペレット燃焼装置に関する。

背景技術

0002

従来の木質ペレット燃焼装置(例えば、特許文献1参照)では、燃焼室の下部に木質ペレットを燃焼する燃焼部が設けられており、更にその正面壁に透明又は半透明耐熱ガラスでできた窓が嵌めこまれている。また、燃焼室の上端熱風排気口には排風部が設けられており、吸引ファン吸引作用によって燃焼風吸引排気ダクトから機外排気するようになっている。さらに、排風部には集塵装置が設けられており、集塵後の燃料風を吸引ファンによって吸引し、その一部を循環経路送り込んで窓の下縁側に配設された吹出部から窓の内側表面に吹き付けるようになっている。これにより、窓の内側表面にや灰が付着することを防止する、というものである。
特開2007−2322241号公報
特開2007−255747号公報

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、上記先行技術による場合、窓の内側表面に集塵後の燃焼風の一部を強制的に吹き付ける構成であるため、循環経路及び吹出部等の部品を追加しなければならず、コストがかかるという課題がある。

0004

本発明は上記事実を考慮し、低コストな構成で、窓の内側表面が煤けることを抑制することができる木質ペレット燃焼装置を得ることが目的である。

課題を解決するための手段

0005

請求項1に記載の発明に係る木質ペレット燃焼装置は、側壁で隔成された燃焼室内に設けられ、燃料である木質ペレットを燃焼する燃焼部と、給気口及び排気口を備え、前記給気口から外気を吸引して前記燃焼部で発生した燃焼ガスを排気口から排気する吸引排気手段と、外気導入口及び温風吹出口を備え、前記外気導入口から導入された外気を燃焼室に設けられた熱交換器で燃焼ガスと熱交換して温風吹出口から温風を吹出す温風吹出手段と、前記側壁において前記燃焼部を外部から見える位置に設けられた窓開口開閉可能に設けられ、扉枠と、この扉枠の内側に配置されると共に当該扉枠の開口を閉塞可能な大きさを有しかつ透明又は半透明とされた耐熱ガラスと、この耐熱ガラスの下縁を除く周縁部と窓枠開口周縁部との間をシールするシール部材と、耐熱ガラスの下縁と扉枠の内側面との間に形成された外気導入用の隙間と、を含んで構成された扉と、を備えたことを特徴としている。

0006

請求項1に記載の木質ペレット燃焼装置では、側壁で隔成された燃焼室内に設けられた燃焼部で、燃料である木質ペレットが燃焼される。これにより(木質ペレットが燃焼する際に立ち上る炎により)、燃料室内の空気が温められる。また、温風吹出手段が作動することにより、外気導入口から外気が導入される。導入された外気は、燃焼室内に設けられた熱交換器で燃焼ガスと熱交換を行い、温風となって温風吹出口から吹出される。さらに、吸引排気手段が作動することにより、給気口から外気が吸引される。吸引された外気は、木質ペレットが燃焼することにより生じた燃焼ガスと共に排気口から排気される。

0007

ところで、上述した木質ペレット燃焼装置では、炎の鑑賞清掃時に燃焼室内部(特に燃焼部を中心とした周囲)の状況を外部から確認する等のため、側壁の一部に窓開口が形成されると共に耐熱ガラスを備えた扉で当該窓開口が閉止されている。

0008

ここで、従来の木質ペレット燃焼装置では、燃焼運転を継続すると、耐熱ガラスの内側表面が煤けてってくる。この場合、炎を鑑賞し難くなると共に、耐熱ガラスを通して燃焼部の周囲を視認することができなくなり、清掃面での不便が生じる。

0009

しかし、上記構成の木質ペレット燃焼装置では、耐熱ガラスの下縁を除く周縁部と扉枠の開口周縁部との間にシール部材を介装させると共に、耐熱ガラスの下縁と扉枠の内側面との間に外気導入用の隙間を形成したので、当該隙間から外気が取込まれる。すなわち、吸引排気手段の作動により給気口から吸引された外気が燃焼部で発生した燃焼ガスと一緒に排気口から排気される一連気流によって扉の内側には負圧が作用している。このため、この負圧によって隙間から外気が吸引されて燃焼室内に取り込まれ、その外気は気流によって耐熱ガラスの内側表面に沿って流れていく。従って、耐熱ガラスの内側表面に煤や灰が付着することを抑制することができ、更には耐熱ガラスの内側表面が曇ることを抑制することができる。

0010

しかも、本発明に係る木質ペレット燃焼装置では、耐熱ガラスが煤けることを防止するために強制的に空気を圧送させるのではなく、元々燃焼室内に作用している負圧を利用して自然に外気が耐熱ガラスの下縁側に取り込まれるようにしたので、コストを抑制することができる。

0011

請求項2に記載の発明に係る木質ペレット燃焼装置は、請求項1記載の木質ペレット燃焼装置において、前記窓開口の下縁側には、前記隙間を通って吸引された外気が前記耐熱ガラスの内側表面を下縁から上縁へ向けて上昇して流れるように、当該吸引された外気の吹出方向規制するノズル手段が設けられている、ことを特徴としている。

0012

請求項2に記載の木質ペレット燃焼装置では、窓開口の下縁側にノズル手段が設けられており、このノズル手段によって耐熱ガラスの下縁側の隙間を通って負圧により吸引された外気の吹出方向が規制される。その結果、負圧により吸引された外気は、耐熱ガラスの内側表面を下縁から上縁へ向けて上昇して流れる。

0013

このように本発明では、ノズル手段を設置することにより、負圧により吸引された外気を耐熱ガラスの内側表面に沿って効率良く流すことができる。

発明の効果

0014

以上説明したように、本発明に係る木質ペレット燃焼装置は、低コストな構成で、窓の内側表面が煤けることを抑制することができるという優れた効果を有する。

発明を実施するための最良の形態

0015

図1及び図2には、本発明の実施形態に係る木質ペレット燃焼装置としてのペレットストーブ10の斜視図が示されている。また、図3には、このペレットストーブ10の縦断面図が示されている。なお、図1及び図2では、後述する灰受皿48が筐体12から引き出された状態が図示されている。また、図2では、説明の都合上、筐体12の側壁の一部が除去された状態が図示されている。

0016

本実施形態に係るペレットストーブ10は、中空直方体状に形成された筐体12を備えている。筐体12の内部は、区画壁14によって区画されており、区画壁14の装置前方側(図3では左側)が燃焼室16とされ、区画壁14の装置後方側(図3では右側)が機械室18とされている。機械室18の内部には、燃料タンクとされるホッパ20が設けられている。このホッパ20の内部には、間伐材を粉砕圧縮加工して作った加工燃料である木質ペレット22が貯蔵されている。なお、本実施形態では、木質ペレット22は、直径が4ミリ〜7ミリ程度、長さが5ミリ〜20ミリ程度とされている。

0017

ホッパ20の下側には、燃料搬送装置24が設けられている。燃料搬送装置24は、上下2段の段違いに配置された上スクリュー26と下スクリュー28とを有している。これらの上スクリュー26及び下スクリュー28は、それぞれモータ30、32の駆動力によって回転されるようになっている。

0018

また、ホッパ20の下端部には、燃料降下口34が形成されており、ホッパ20内に投入された木質ペレット22は、この燃料降下口34から上スクリュー26によってかき出され、シュート36へ搬送されて落下する。シュート36から落下した木質ペレット22は、燃料搬送装置24の下段に配設された下スクリュー28によって、燃焼室16側へ押し出される。燃焼室16には、上部に平板状のロストル38(燃焼棚)が取り付けられた箱状の燃焼部40が設けられており、燃焼室16側へ押し出された木質ペレット22は、ロストル38の上面に供給されるようになっている。

0019

ロストル38の下側には、棒状の点火ヒータ点火装置)42が設けられている。点火ヒータ42は、本実施形態では所謂「セラミックヒータ」とされており、ロストル38の板面に対して所定角度傾斜した状態でロストル38の下面に固定されている。なお、ロストル38、燃焼部40、及び点火ヒータ42が本発明における「燃焼部」に相当する。

0020

点火ヒータ42の先端部は、ロストル38に形成された貫通孔挿通されて、ロストル38の上面から所定量突出している。このため、上述の如くロストル38の上面に木質ペレット22が供給されると、点火ヒータ42の先端部が木質ペレット22によって覆われるようになっている。なお、ロストル38には、複数の空気噴孔44が形成されており、これらの空気噴孔44を介して燃焼部40の内側と燃焼室16とが連通している。

0021

また、燃料搬送装置24の下側には、燃焼室16の給気口を構成する円筒状の給気管46が設けられている。給気管46の軸線方向一端部46Aは、区画壁14に接続されて燃焼部40の内側に連通しており、給気管46の軸線方向他端部46Bは、筐体12の後壁12Bに接続されて装置の外側に連通している。

0022

一方、ロストル38(燃焼部40)の下方で、燃焼室16の下部には、木質ペレット22の燃えカス(灰)を収容するための灰受皿48が配設されている。この灰受皿48は、図1に示されるように、筐体12から引き出せるようになっており、灰受皿48内に溜まった灰を廃棄できるようになっている。

0023

また一方、ロストル38の上方で、燃焼室16の上部には、熱交換器としての熱交換部58が設けられている。熱交換部58は、燃焼室16を上下に仕切上下一対仕切板60、62と、これらの仕切板60、62の間に設けられて両者を接続された複数の角筒状の放熱管64とを備えている。これらの放熱管64は、軸線方向が上下方向に沿う状態で配置されており、熱交換部58の上側における燃焼室16の空間と、熱交換部58の下側における燃焼室16の空間とが、各放熱管64の内側を介して連通している。

0024

また、一対の仕切板60、62の間の空間(複数の放熱管64が配置された空間、以下「熱交換室66」という)は、筐体12の側壁としての前壁12Aに形成された温風吹出口68を介して装置外部に連通すると共に、区画壁14に形成された空気供給口70を介して空気供給管72内に連通している。この空気供給管72は、機械室18内で区画壁14に取り付けられて上下方向に延在している。この空気供給管72の下端部には、筐体12の下部に設置された送風機74(本実施形態ではシロッコファン)が接続されている。

0025

この送風機74は、モータ76(図2参照)によって回転される羽根車78(図3参照)と、装置外部の空気を取り入れるための空気取入口80(図2参照)とを備えており、羽根車78を回転させることで装置外部の空気を空気供給管72内へ送風するようになっている。空気供給管72内へ送風された空気は、熱交換室66を通って温風吹出口68から装置外部へ排出される。

0026

また、機械室18には、前述したホッパ20と区画壁14との間において、燃焼室16の排気口を構成する排気管82が設けられている。排気管82は、上下方向に延在しており、上端部が熱交換部58の上方で区画壁14の上部に接続されている。また、排気管82の上端部は、区画壁14の上部に形成された図示しない貫通孔を介して燃焼室16の内部に連通している。

0027

図2に示されるように、排気管82の下端側は、ホッパ20の下側へ延出されており、排気管82の下端部には、排風機84(本実施形態ではシロッコファン)が接続されている。この排風機84は、図4に示されるように、ハウジング86を備えており、このハウジング86の内部は、排気管82の内部に連通している。

0028

ハウジング86の一端部(図4では左側の端部)には、円筒状に形成された排気ガス排出口88が設けられている。この排気ガス排出口88は、筐体12の後壁12Bを貫通して装置外部へ突出しており、ハウジング86の内部を装置外部に連通させている。

0029

また、ハウジング86の内部には、羽根車90(シロッコファン羽根車)が設けられている。この羽根車90は、ハウジング86の下側に固定されたモータ92の出力軸94に連結されており、モータ92が作動することで回転される。羽根車90が回転されると、排気管82内の空気がハウジング86内に吸引され、排気ガス排出口88から装置外部へ排出されるようになっている。なお、モータ92は、次述する制御装置100に接続されており、その作動が制御されている。

0030

制御装置100は、CPU及びドライバを含んで構成されている。この制御装置100には、上述した燃料搬送装置24のモータ30、32、点火ヒータ42、送風機74のモータ76、及び排風機84のモータ92が図示しない配線を介して電気的に接続されている。さらに、制御装置100は、図1に示される運転スイッチ102とも図示しない配線を介して電気的に接続されている。

0031

なお、上記構成中、給気管46が本発明における給気口に相当し、排気ガス排出口88が本発明における排気口に相当し、給気管46、排気管82、排風機84、モータ92、及び排気ガス排出口88が本発明における吸引排気手段に相当する。また、空気取入口80が本発明における外気導入口に相当し、空気取入口80、送風機74、モータ76、空気供給管72、及び温風吹出口68が本発明における温風吹出手段に相当する。

0032

ここで、図1及び図3に示されるように、灰受皿48の上側で筐体12の前壁12Aには、略方形状の凹部49が形成されており、更に凹部49の底壁部には方形の窓開口としての開口部50が形成されている。この開口部50は、扉52によって塞がれている。

0033

図3及び図5に示されるように、扉52は、凹部49より一回り小さい略方形枠状に形成された扉枠110と、この扉枠110の内側に配置されると共に扉枠110の窓枠開口112よりも一回り大きい方形板状の耐熱ガラス114と、この耐熱ガラス114の上縁及び両側縁に配置された複数のガラス支え116と、耐熱ガラス114の下縁を除く周縁部と扉枠110との間に介装されたシール部材(パッキン)118と、耐熱ガラス114の下縁側に配置された帯板状のノズル板120と、によって構成されている。

0034

各部の構成について更に説明すると、扉枠110は、前壁12A側から見て方形枠状に形成された扉枠正面壁110Aと、その外周縁から凹部49側へ直角に屈曲された扉枠周壁110Bと、を備えている。扉枠周壁110Bの屈曲方向の長さは凹部49の深さに略一致している。扉52を閉止した状態では、扉枠周壁110Bの端部が凹部49の底面に当接しており、この状態では扉枠正面壁110Aの表面と筐体12の前壁12Aの表面とが面一になるように寸法取りがなされている。

0035

シール部材118は弾性材料によって構成されており、前壁12A側から見て下向きに開放されたコ字状に形成されている。このシール部材118が、耐熱ガラス114の下縁を除く周縁部と扉枠正面壁110Aとの間に挟持されており、これにより耐熱ガラス114の下縁を除く周縁部と扉枠110の扉枠正面壁110Aとの間が気密シールされている。

0036

さらに、ガラス支え116は帯板状に形成されており、又縦断面形状は略Z形状とされている。ガラス支え116は互いに離間する方向へ平行に延出された固定部116A及び押さえ部116Bと、固定部116Aと押さえ部116Bとを繋ぐ段差部116Cと、によって構成されている。固定部116Aはビス122で扉枠正面壁110Aに固定されている。また、押さえ部116Bは、耐熱ガラス114の周縁部に面接触状態で当接係止されるようになっている。さらに、段差部116Cの段差寸法は耐熱ガラス114の厚さとシール部材118の厚さとを足した長さより若干小さく設定されており、固定部116Aがビス122で固定された状態では、シール部材118を若干弾性変形させた状態で耐熱ガラス114の周縁部が扉枠正面壁110A側へ押圧保持されている。

0037

また、上記構成により、耐熱ガラス114の下縁の外側表面と扉枠正面壁110Aの下縁の内側表面との間には、シール部材118の厚さに相当する間隙寸法の隙間124が形成されている。この隙間124はペレットストーブ10の外部と連通されている。

0038

さらに、筐体12の前壁12Aに形成された凹部49の底壁部における下縁には、その内側表面にノズル板120がビス126で固定されている。ノズル板120は矩形平板状に形成されており、その上縁部120Aは耐熱ガラス114の下縁よりも所定長さ上方側まで延出されている。従って、燃焼室16側から見た場合、耐熱ガラス114の下縁はノズル板120によって隠蔽されている。

0039

また、ノズル板120は途中で屈曲しない平板状に構成されており、その下縁部120Bが凹部49の底壁部に固定された状態では、ノズル板120の上縁部120Aの外側表面と耐熱ガラス114の下縁の内側表面との間に凹部49の底壁部の板厚に相当する間隙寸法の隙間128が形成されている。この隙間128は燃焼室16の内部空間と連通されている。

0040

さらに、扉52が閉止された状態では、耐熱ガラス114の下縁の下方側に、扉枠110の下端部の内側表面とノズル板120の外側表面とで囲まれた通気路130が形成されている。この通気路130は隙間124を介してペレットストーブ10の外部と連通されており、又隙間128を介して燃焼室16の内部空間と連通されている。

0041

なお、上記構成の扉52は、開口部50の幅方向一端側図1では左側)で、図示しないヒンジを介して筐体12に連結されており、幅方向他端側に取り付けられた取っ手54が引っ張られることで図1の矢印A方向へ回動される(開くことができる)。これにより、燃焼室16の内部が開口部50を介して装置外部に開放されるので、燃焼室16の内部(ロストル38の上面など)を清掃することができる。また、扉52が閉じた状態においても、耐熱ガラス114を介してペレットストーブ10の外部から燃焼室16内を視認できるようになっている。

0042

次に、本実施形態の作用について説明する。

0043

上記構成のペレットストーブ10では、図1に示される運転スイッチ102が「ON」にされると、制御装置100によって排風機84のモータ92が作動される。これにより、排気管82内の空気が排風機84の排気ガス排出口88から装置外部へ排出されると共に、装置外部の空気が給気管46から装置内部へ取り入れられ、給気管46→燃焼部40内→ロストル38の空気噴孔44→燃焼室16(複数の放熱管64の内側を含む)→排気管82の経路で流れる空気流Fが発生する。

0044

さらに、制御装置100によって、モータ30、32が作動される。これにより、上スクリュー26及び下スクリュー28が軸線回りに回転し、ホッパ20内の木質ペレット22がロストル38の上面に供給される。なおこのとき、制御装置100は、点火ヒータ42への通電を開始する。このため、ロストル38の上面に供給された木質ペレット22は、通電により発熱した点火ヒータ42によって点火着火)される。点火された木質ペレット22は、排風機84の作動によってロストル38の上面側に供給される空気(燃焼用の1次空気)によって燃焼する。なお、制御装置100は、点火ヒータ42への通電を開始してから所定時間経過すると(木質ペレット22が点火されてから暫くすると)、点火ヒータ42への通電を遮断するようになっている。

0045

そして、木質ペレット22の燃焼によって、燃焼室16上部の熱交換部58が加熱されると、制御装置100によって送風機74が作動される。排風機74が作動すると、熱交換室66内に装置外部の空気が供給され、当該空気と複数の放熱管64との間で熱交換が行われる。そして、複数の放熱管64の熱で加熱された空気(温風)が、筐体12の温風吹出口68から装置外部へと排出される。

0046

なお、ロストル38の上面で木質ペレット22が燃焼しているときには、制御装置100によってモータ30及びモータ32が断続的に作動されて、ホッパ20内の木質ペレット22を順次ロストル38の上面に搬送する。これにより、ロストル38の上面における木質ペレット22の燃焼状態が維持されるようになっている。

0047

また、木質ペレット22の燃焼によってロストル38(燃焼部40)の上面に発生した燃えカス(灰)は、下スクリュー28によって新たにロストル38の上面に補充される木質ペレット22によって押し出され、灰受皿48内に落下される。

0048

ところで、上述したペレットストーブ10では、炎の鑑賞と清掃時に燃焼室16の内部(特に、ロストル38を中心とした周囲)の状況を外部から確認する等のため、前壁12Aの下部に開口部50が形成されると共に耐熱ガラス114を備えた扉52で当該開口部50が閉止されている。

0049

ここで、従来の木質ペレット燃焼装置では、燃焼運転を継続すると、耐熱ガラスの内側表面が煤けて曇ってくる。この場合、炎を鑑賞し難くなると共に、耐熱ガラスを通して燃焼部の周囲を視認することができなくなり、清掃面での不便が生じる。

0050

しかし、本実施形態に係るペレットストーブ10では、耐熱ガラス114の下縁を除く周縁部と扉枠110との間にシール部材118を介装させると共に、耐熱ガラス114の下縁と扉枠110の内側面との間には外気導入用の隙間124を形成したので、当該隙間124から外気が取込まれる。すなわち、排風機84の作動により給気管46から吸引された外気がロストル38で発生した燃焼ガスと一緒に放熱管64、排気管82を通って排気ガス排出口88から排気される一連の気流Fによって扉52の内側には負圧が作用している。このため、この負圧によって隙間124から外気が吸引されて(図5(A)の矢印P1)、通気路130を通り(同矢印P2)、反対側の隙間128から燃焼室16内に取り込まれ、その外気は気流Fによって耐熱ガラス114の内側表面に沿って流れていく(同矢印P3、同矢印P4)。従って、耐熱ガラス114の内側表面に煤や灰が付着することを抑制することができ、更には耐熱ガラス114の内側表面が曇ることを抑制することができる。

0051

しかも、本実施形態に係るペレットストーブ10では、耐熱ガラス114が煤けることを防止するために強制的に空気を圧送させるのではなく、元々燃焼室16内に作用している負圧を利用して自然に外気が耐熱ガラス114の下縁側に取り込まれるようにしたので、コストを抑制することができる。

0052

以上を総括すると、本実施形態に係るペレットストーブ10によれば、低コストな構成で、窓(耐熱ガラス114)の内側表面が煤けることを抑制することができる。

0053

さらに、本実施形態に係るペレットストーブ10では、開口部50の下縁側にノズル板120が設けられており、このノズル板120によって耐熱ガラス114の下縁側の隙間124から負圧により吸引された外気はノズル板120の上縁部120A側の隙間128から耐熱ガラス114の内側表面(ガラス面)に沿って吹出される。つまり、隙間124から流入した外気の燃焼室16内への吹出方向を耐熱ガラス114の内側表面に沿った方向に規制することができる。その結果、負圧により吸引された外気は、耐熱ガラス114の内側表面を下縁から上縁へ向けて上昇してエアカーテン状に流れる。このようにノズル板120を設置することにより、負圧により吸引された外気を耐熱ガラス114の内側表面に沿って効率良く流すことができる。

0054

なお、上記実施形態では、ノズル板120を設けたが、請求項1記載の本発明にはノズル板120がない構成も含まれる。

図面の簡単な説明

0055

本発明の実施形態に係るペレットストーブを前側から見た斜視図である。
同装置を後側から見た斜視図である。
同装置を横側から見た縦断面図である。
同装置を構成する排風機周辺の構成を示す縦断面図である。
(A)は同装置の扉周辺の構成を拡大して示す拡大断面図であり、(B)は(A)のQ線矢視方向から見た拡大正面図である。

符号の説明

0056

10ペレットストーブ(木質ペレット燃焼装置)
12A側壁
16燃焼室
22木質ペレット
38ロストル(燃焼部)
40 燃焼部
42点火ヒータ(燃焼部)
46給気管(給気口、吸引排気手段)
50 開口部(窓開口)
52 扉
58熱交換部(熱交換器)
68温風吹出口(温風吹出手段)
72空気供給管(温風吹出手段)
74送風機(温風吹出手段)
76モータ(温風吹出手段)
80 空気取入口(外気導入口、温風吹出手段)
82排気管(吸引排気手段)
84排風機(吸引排気手段)
88排気ガス排出口(排気口、吸引排気手段)
92 モータ(吸引排気手段)
110扉枠
112窓枠開口
114耐熱ガラス
118シール部材
124 隙間
F 空気流

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