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技術 遊技機用施錠装置

出願人 株式会社森創
発明者 今仁將嗣林孝政
出願日 2008年5月1日 (12年6ヶ月経過) 出願番号 2008-119630
公開日 2009年11月19日 (11年0ヶ月経過) 公開番号 2009-268575
状態 特許登録済
技術分野 スロットマシン、カードゲーム、盤上ゲーム 錠;そのための付属具 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 上下スライド移動 常時ロック位置 フック装置 螺子部材 ロック係止 開閉側 スライド移動方向 軸支部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年11月19日)のものです。
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図面 (11)

課題

遊技機に取り付けられる遊技機用施錠装置において、部材点数を削減することにより、製造コストを削減するとともに故障のし難いものとする。

解決手段

前枠側には、シリンダ錠42の開錠操作にしたがってスライド移動する連結杆45と、雄側部52,56をそれぞれ備え連結杆45の上部および下部のそれぞれに取り付けられ且つシリンダ錠42の開錠操作にしたがった連結杆45のスライド移動に連動してそれぞれスライド移動する上雄側施錠杆51および下雄側施錠杆55とが設けられている。外枠側には、雄側鉤部52,56のそれぞれと係合して施錠状態とする雄側鉤部52,56のそれぞれに対応した雌側鉤部22,23を備える雌側施錠杆21が設けられている。雌側施錠杆21には、雄側鉤部52,56と雌側鉤部22,23とが係合している場合に、この係合の解除規制するロック装置本体30が設けられている。

概要

背景

従来、スロットマシンに代表される遊技機にあっては、基枠となる外枠に、適宜のヒンジ構造を有した取付部材を介して前枠が取り付けられ、各種の機器が装置される筐体が構成される。この筐体の一部を構成する前枠は、外枠に対して、取付部材によって片側開き可能となっている。この片側開き側には、外枠に対する前枠の閉じ状態を施錠する、遊技機用施錠装置が設置される。

この片側開き側に設置される遊技機用施錠装置は、雄と雌の対に構成された部を備え、これら雄雌の鉤部同士が係合することによって施錠状態となるように構成されている。これら雄雌の鉤部同士の係合は、前枠に取り付けられたシリンダ錠開錠操作することによって解除するようになっており、この鉤部同士の係合が解除した場合には、施錠状態から片側開き可能な開錠状態となる。

一方、遊技者の中には、セルロイドピアノ線等を用いて、不正に上記した雄雌の鉤部同士の係合を解除し開錠状態とする者がいる。従来においては、このような不正な開錠を防止するため、上記の鉤部同士が係合している場合に、この係合の解除を規制するようにしたロック機構を増置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。

この開示されるロック機構は、ロック位置とロック解除位置との間を移動するロック部材を備え、ロック部材がロック位置に位置している場合に、上記した雄雌の鉤部同士の係合の解除を規制する。また逆に、ロック部材がロック解除位置に位置している場合には、雄雌の鉤部同士の係合を解除することが可能な状態となる。

この開示されるロック機構にあっては、ロック部材のロック位置からロック解除位置への移動が、シリンダ錠の開錠操作に応じてなされるようになっているので、シリンダ錠が開錠操作されていない場合においては、ロック部材は常時ロック位置に位置するようになっており、雄雌の鉤部同士の係合の解除を規制する状態となっている。
特開2007−301289公報

概要

遊技機に取り付けられる遊技機用施錠装置において、部材点数を削減することにより、製造コストを削減するとともに故障のし難いものとする。前枠側には、シリンダ錠42の開錠操作にしたがってスライド移動する連結杆45と、雄側鉤部52,56をそれぞれ備え連結杆45の上部および下部のそれぞれに取り付けられ且つシリンダ錠42の開錠操作にしたがった連結杆45のスライド移動に連動してそれぞれスライド移動する上雄側施錠杆51および下雄側施錠杆55とが設けられている。外枠側には、雄側鉤部52,56のそれぞれと係合して施錠状態とする雄側鉤部52,56のそれぞれに対応した雌側鉤部22,23を備える雌側施錠杆21が設けられている。雌側施錠杆21には、雄側鉤部52,56と雌側鉤部22,23とが係合している場合に、この係合の解除を規制するロック装置本体30が設けられている。

目的

本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、遊技機用施錠装置において、開錠後にあってもロックの解除状態を保持させることができながら、部材点数を削減することにより、製造コストを削減するとともに故障のし難いものとすることにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

外枠と、前記外枠に対して一側をヒンジ結合させ他側を開閉可能に取り付けられる前枠とを備えた遊技機において取り付けられ、その閉じ位置にて施錠する遊技機用施錠装置であって、前記前枠側には、シリンダ錠開錠操作にしたがってスライド移動する連結杆と、雄側部をそれぞれ備え前記連結杆の上部および下部のそれぞれに取り付けられ且つ前記シリンダ錠の開錠操作にしたがった前記連結杆のスライド移動に連動してそれぞれスライド移動する上雄側施錠杆および下雄側施錠杆とが設けられ、前記外枠側には、前記雄側鉤部のそれぞれと係合して施錠状態とする前記雄側鉤部のそれぞれに対応した雌側鉤部を備える雌側施錠杆が設けられ、前記雌側施錠杆には、前記雄側鉤部と前記雌側鉤部とが係合している場合に、この係合の解除規制するロック装置が設けられていることを特徴とする遊技機用施錠装置。

技術分野

0001

本発明は、スロットマシンに代表される遊技機に取り付けられる遊技機用施錠装置に関する。

背景技術

0002

従来、スロットマシンに代表される遊技機にあっては、基枠となる外枠に、適宜のヒンジ構造を有した取付部材を介して前枠が取り付けられ、各種の機器が装置される筐体が構成される。この筐体の一部を構成する前枠は、外枠に対して、取付部材によって片側開き可能となっている。この片側開き側には、外枠に対する前枠の閉じ状態を施錠する、遊技機用施錠装置が設置される。

0003

この片側開き側に設置される遊技機用施錠装置は、雄と雌の対に構成された部を備え、これら雄雌の鉤部同士が係合することによって施錠状態となるように構成されている。これら雄雌の鉤部同士の係合は、前枠に取り付けられたシリンダ錠開錠操作することによって解除するようになっており、この鉤部同士の係合が解除した場合には、施錠状態から片側開き可能な開錠状態となる。

0004

一方、遊技者の中には、セルロイドピアノ線等を用いて、不正に上記した雄雌の鉤部同士の係合を解除し開錠状態とする者がいる。従来においては、このような不正な開錠を防止するため、上記の鉤部同士が係合している場合に、この係合の解除を規制するようにしたロック機構を増置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。

0005

この開示されるロック機構は、ロック位置とロック解除位置との間を移動するロック部材を備え、ロック部材がロック位置に位置している場合に、上記した雄雌の鉤部同士の係合の解除を規制する。また逆に、ロック部材がロック解除位置に位置している場合には、雄雌の鉤部同士の係合を解除することが可能な状態となる。

0006

この開示されるロック機構にあっては、ロック部材のロック位置からロック解除位置への移動が、シリンダ錠の開錠操作に応じてなされるようになっているので、シリンダ錠が開錠操作されていない場合においては、ロック部材は常時ロック位置に位置するようになっており、雄雌の鉤部同士の係合の解除を規制する状態となっている。
特開2007−301289公報

発明が解決しようとする課題

0007

ところで、上記開示される遊技機用施錠装置にあっては、開錠状態から施錠状態としようとするには、上記したように、雄雌の鉤部同士の係合の解除が規制されていることを、解除しなければならない。そこで、シリンダ錠の開錠操作時に、ロック部材をロック解除位置に保持させるようにした機構を増置する案もあるが、このような保持させる機構を増置することとなると、部材点数が増えてしまって、製造コストが高価なものとなってしまう問題が発生する。また同時に、部材点数が増えてしまうことによって、不具合発生率を高めてしまう問題も発生する。

0008

本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、遊技機用施錠装置において、開錠後にあってもロックの解除状態を保持させることができながら、部材点数を削減することにより、製造コストを削減するとともに故障のし難いものとすることにある。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するため本発明に係る遊技機用施錠装置は、次の手段を採用する。
すなわち、請求項1に係る遊技機用施錠装置は、外枠と、前記外枠に対して一側をヒンジ結合させ他側を開閉可能に取り付けられる前枠とを備えた遊技機において取り付けられ、その閉じ位置にて施錠する遊技機用施錠装置であって、前記前枠側には、シリンダ錠の開錠操作にしたがってスライド移動する連結杆と、雄側鉤部をそれぞれ備え前記連結杆の上部および下部のそれぞれに取り付けられ且つ前記シリンダ錠の開錠操作にしたがった前記連結杆のスライド移動に連動してそれぞれスライド移動する上雄側施錠杆および下雄側施錠杆とが設けられ、前記外枠側には、前記雄側鉤部のそれぞれと係合して施錠状態とする前記雄側鉤部のそれぞれに対応した雌側鉤部を備える雌側施錠杆が設けられ、前記雌側施錠杆には、前記雄側鉤部と前記雌側鉤部とが係合している場合に、この係合の解除を規制するロック装置が設けられていることを特徴とする。

0010

この遊技機用施錠装置によれば、雌側施錠杆には、雄側鉤部と雌側鉤部とが係合している場合に、この係合の解除を規制するロック装置が設けられているので、前枠が外枠に対して閉じ位置となっている場合には、ロック装置にて雄側鉤部と雌側鉤部との係合の解除を規制することとなるが、前枠が外枠に対して開き位置となっている場合には、雄側鉤部と雌側鉤部とは互いに係合せず、ロック装置も係合の解除を規制するようには機能しないこととなる。
これによって、前枠が外枠に対して開き位置となっている場合において、ロック装置をロック解除位置に保持するような部材を省略することができることとなり、部材点数を削減することに繋げることができる。

発明の効果

0011

本発明に係る遊技機用施錠装置によれば、開錠後にあってもロックの解除状態を保持させることができながら、部材点数を削減することにより、製造コストを削減するとともに故障のし難いものとすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態となる遊技機用施錠装置が取り付けられたスロットマシンの筐体構造を示す斜視図である。
図1に示すスロットマシン1は、遊技機用施錠装置10が取り付けられる遊技機の一例であり、外枠2と前枠3とによって筐体構造をなすものである。
外枠2と前枠3とは、ヒンジ構造を有した取付部材4を介して互いは連結されている。
つまり、前枠3は、外枠2に対して一側をヒンジ結合させて他側を開閉可能に取り付けられ、片側開閉可能な状態となっている。なお、外枠2と前枠3とによってなされた筐体の内部には、スロットマシンとして機能させるための各種の機器が装置される。

0013

次に、遊技機用施錠装置10の具体的な構成について説明する。
遊技機用施錠装置10は、外枠2に対して前枠3が閉じ位置となった場合に、外枠2に対して前枠3を施錠するものであり、スロットマシン1の外枠2および前枠3のうち、取付部材4の取付け側(一側)とは反対側の開閉側(他側)に取り付けられる。
遊技機用施錠装置10は、図1に示すように、大略、外枠2に取り付けられる雌側施錠具20と、前枠3に取り付けられる雄側施錠具40とを具備して構成される。

0014

図2は、遊技機用施錠装置10を外枠2および前枠3から取外した斜視図である。図2(A)は施錠状態の斜視図であり、図2(B)は開錠状態の斜視図である。また、図3は雌側施錠具20の分解斜視図であり、図4は雄側施錠具40の分解斜視図である。また、図5はロック装置本体とロック係止部に関しての分解斜視図であり、図6はロック装置本体とロック係止部に関しての組付け斜視図である。

0015

雌側施錠具20は、図2図3図5に示すように、外枠2に取り付けられる雌側施錠杆21と、この雌側施錠杆21の略中央個所に設置されるロック装置本体30とを備えて構成される。
雌側施錠杆21は、開口した外枠2の他側の内周縁に亘るように延びて形成されており、その上部と下部に、後に説明する上下の雄側鉤部52,56に対応した上雌側鉤部22および下雌側鉤部23が1つずつの合計2つ設けられている。この上下の雌側鉤部22,23は、外枠2に取り付けられた際に、取付部材4の設置側に向かって突出する片状で形成されている。

0016

ロック装置としてのロック装置本体30は、雄側鉤部52,56と雌側鉤部22,23との係合をより強固なものとするために設けられるものであり、後に説明する雄側施錠具40のロック係止部45cに係止することによって、その係合の解除を規制するようにロックする。
ロック装置本体30は、図5に示すように、大略、上記したロック係止部45cを係止させるロック部材31と、ロック部材31をスライド移動可能に保持する保持部35と、このロック部材31を付勢する付勢ばね38とを備えて構成される。なお、ロック部材31は、保持部35に対して、螺子部材39にて雌側施錠杆21の延びる方向と交差する方向にスライド移動可能に取り付けられている。

0017

ロック部材31は、図5に示すように、金属片を適宜に折り曲げ加工されて形成されるものである。ロック部材31は、折り曲げ加工にて適宜の隙間が設けられて平行配置された挟み込み部32と、この挟み込み部32の端縁に設けられたカム当接部33と、カム当接部33とは反対側に位置するばね係止部34とを備えて構成される。
挟み込み部32は、施錠時において、後に説明する連結杆45を挟み込むように位置するものであり、連結杆45が入り込むことが可能な程度の隙間間隔を有して2つの板状部分が平行配置されて形成される。この挟み込み部32には、螺子部材39が挿通される長穴32aが設けられている。また、挟み込み部32の上縁が、ロック係止部45cの下縁に当接する規制用当接部32bとして機能するようになっている。

0018

カム当接部33は、後に説明するシリンダ錠42に取り付けられるカム43の押出し当接部43dが当接する個所である。具体的には、カム当接部33は、押出し当接部43dが当接する上方に位置した傾斜面部33aと、その傾斜面部33aの下端に接続されたリブ部33bとにより形成されている。傾斜面部33aは、連結杆45側に向かうにしたがって下方に傾斜した面で形成されている。リブ部33bは、上端が傾斜面部33aの下端と接続されて鉛直方向に延びる形状を有して形成されている。
ばね係止部34は、上記した付勢ばね38の一端が係止される個所であり、適宜の突起形状を有して形成される。

0019

保持部35は、ロック部材31のスライド移動を案内するスライド案内部35aを備える。スライド案内部35aは、ロック部材31の設置側に突出してスライド移動方向に延びるように形成される。スライド案内部35aは、挟み込み部32の上下の端縁と摺接する個所となっている。なお、この保持部35には、付勢ばね38の他端が係止されるばね係止部35bと、螺子部材39を受ける螺子孔35cが設けられている。また、付勢ばね38は、適宜のコイルばねで構成されており、ばね係止部34,35bに両端が係止されてロック部材31を、連結杆45(前枠3)側に付勢している。

0020

雄側施錠具40は、図2図4図5に示すように、大略、開口した前枠3の他側の内周縁に亘るように延びて形成され収納保持部材41と、収納保持部材41にて保持されるシリンダ錠42と、シリンダ錠42の開錠操作に連動して回転するカム43と、カム43の回転に連動して上下スライド移動する連結杆45と、連結杆45の上部および下部に連結される2つの雄側施錠杆51,55とを備えて構成される。

0021

収納保持部材41は、上面視コ字状の収納凹部41aを有して形成され。この収納凹部41aには、上記したカム43、連結杆45、2つの雄側施錠杆51,55が収納保持される。また、収納保持部材41の略中央個所には、シリンダ錠42を設置するための錠取付口41bが設けられており、適宜の螺子部材41cを介してシリンダ錠42が取り付けられる。

0022

シリンダ錠42は、シリンダ状外観を有し、挿し込んだ鍵にて開錠もしくは施錠操作を行うものである。この開錠操作にしたがって開錠軸部42aは回転するようになっている。なお、シリンダ錠42には、螺子部材41cを介して取り付けるにあたっての取付用フランジ部42bが設けられている。

0023

カム43は、シリンダ錠42の開錠操作に沿って回転する開錠軸部42aに、この回転にしたがって回転するように取り付けられるものであって、図5に示すように、開錠軸部42aの外周形状と合致する取付孔43aを有する。この取付孔43aには、開錠軸部42aが嵌合され、適宜の螺子部材43eにて固定される。
カム43には、連結杆45に設けられた差込孔45a,45bに適宜の遊びを有しながら嵌合される2つの嵌合突出部43b,43cが設けられている。これら2つの嵌合突出部43b,43cのうち、上方に位置する1つの嵌合突出部43bの先端には、折り曲げにより形成された押出し当接部43dが設けられている。

0024

押出し当接部43dは、上記したようにロック部材31のカム当接部33に当接する個所である。押出し当接部43dは、図6に示すように上記した嵌合突出部43bを差込孔45aに挿し込んで組み付けた場合には、連結杆45に対して取付孔43aの位置する側とは反対側において位置するようになっている。
この押出し当接部43dは、後に詳しく説明するが、開錠操作前の施錠状態にあってはロック部材31のカム当接部33(傾斜面部33a)の上方に位置するようになっており、開錠操作にしたがったカム43の回転(右回りの回転)に応じてカム当接部33の傾斜面部33aに当接し、開錠完了時にはリブ部33bに当接した位置に位置するようになっている。

0025

連結杆45は、図5に示すように、上下方向に延びる長尺板状に形成され、略中央部位に上記したカム43の嵌合突出部43b,43cが嵌合する差込孔45a,45bが2つ設けられている。さらに、この略中央部位には、上下方向に対して交差する方向に突出したロック係止部45cが設けられている。このロック係止部45cは、上記したようにロック装置本体30のロック部材31と当接して係止する個所である。

0026

連結杆45の上端近傍および下端近傍には、上雄側施錠杆51および下雄側施錠杆55が取り付けられる長穴45d,45eが設けられている。この長穴45d,45eは、上下方向に延びた形状を有しており、適宜の螺子部材54,59(図4参照)を介して、これら上下の雄側施錠杆51,55が上下スライド移動可能に取り付けられる。
なお、連結杆45に上雄側施錠杆51および下雄側施錠杆55が取り付けられるにあたっては、それぞれの長穴45d,45eの上端に螺子部材54,59が位置するように、上雄側施錠杆51および下雄側施錠杆55が連結杆45に取り付けられる。また、通常状態では、連結杆45、上雄側施錠杆51、下雄側施錠杆55は、この位置関係を維持するようになっている。

0027

上雄側施錠杆51は、図4に示すように、上下方向に延びた長尺杆状に形成されるものであって、上下方向にスライド移動可能に、適宜の螺子部材54を介して連結杆45の上部に連結されている。この螺子部材54の端部は、収納保持部材41に設けられた長穴41d内にスライド移動可能に挿通されており、この上雄側施錠杆51の上下方向のスライド移動を案内するようになっている。また、この上雄側施錠杆51は、その上部に上雄側鉤部52が設けられている。上雄側鉤部52は、上記した雌側施錠杆21の上雌側鉤部22に下方から係合する鉤状に形成され、雌側施錠具20に向かうにしたがって下方に傾斜した傾斜部52aが設けられている。

0028

また、この上雄側施錠杆51は、一端が上雄側施錠杆51に係止され且つ他端が収納保持部材41に係止された2つの付勢ばね53a,53bにて、上方に付勢されている。この2つの付勢ばね53a,53bの上方への付勢により、上雄側鉤部52は、上記した雌側施錠杆21の上雌側鉤部22に、その下方から係合するようになっている。
このように構成された上雄側施錠杆51は、上記した連結杆45の下方のスライド移動に連動して、付勢ばね53a,53bの付勢力に抗して、下方にスライド移動するようになっており、この下方へのスライド移動によって上雄側鉤部52の上雌側鉤部22に対する係合は解除されるようになっている。

0029

下雄側施錠杆55は、図4に示すように、上下方向に延びた長尺杆状に形成されるものであって、上下方向にスライド移動可能に、適宜の螺子部材59を介して連結杆45の下部に連結されている。この螺子部材59の端部は、収納保持部材41に設けられた長穴41e内にスライド移動可能に挿通されており、この下雄側施錠杆55の上下方向のスライド移動を案内するようになっている。また、この下雄側施錠杆55は、その略中央部位に下雄側鉤部56が設けられている。下雄側鉤部56は、上記した雌側施錠杆21の下雌側鉤部23に下方から係合する鉤状に形成され、雌側施錠具20に向かうにしたがって下方に傾斜した傾斜部56aが設けられている。

0030

また、この下雄側施錠杆55は、連結杆45を介した上雄側施錠杆51の上方の付勢力により上方に付勢されている。この上方への付勢により、下雄側鉤部56は、上記した下雌側鉤部23に下方から係合するようになっている。
このように構成された下雄側施錠杆55は、上記した連結杆45の下方のスライド移動に連動して、上記した付勢力に抗して、下方にスライド移動するようになっており、この下方へのスライド移動によって下雄側鉤部56の下雌側鉤部23に対する係合は解除されるようになっている。

0031

また、この下雄側施錠杆55の下部には、前枠3の閉じ位置に位置している際に、外枠2の下側内部に設けられたフック穴5(図1参照)に差し込まれるフック装置60が設けられている。このフック装置60は、上下にスライド移動するスライド基体61と、下雄側施錠杆55のスライド移動を変換するリンク部62と、フック穴5に差し込まれる差込部63と、差込部の移動を案内する案内部64と、スライド基体61を下方に付勢する付勢ばね65とを備える。なお、リンク部62は軸支部材66にて回転可能に軸支され、差込部63はスライド基体61に螺子部材67にて取り付けられ、案内部64は収納保持部材41に螺子部材68にて取り付けられている。

0032

以上のように構成された遊技機用施錠装置10は、次のように作動する。
まず、開錠操作時における遊技機用施錠装置10の作動に関して説明する。
図7は、開錠操作時におけるロック装置本体30等に関しての拡大作動側面図である。図8は、開錠操作時における遊技機用施錠装置10の全体作動側面図である。なお、図7および図8は、ロック装置本体30に関する作動を分かり易くするため、連結杆45の一部を省略して図示している(ロック係止部45cおよび連結個所に関しては図示している。)。

0033

図中の符号Kは、シリンダ錠42の開錠操作を行うためにシリンダ錠42に挿入される開錠鍵である。ここで、開錠操作は、開錠鍵Kを右回りに回転させることにより行われ、この回転にしたがってカム43も右回りに回転するようになっている。また、開錠鍵Kのシリンダ錠42への挿し抜きは、図7(A)の状態時のみしか行うことができないようになっている。

0034

図7(A)記載のロック装置本体30等、および図8(A)記載の遊技機用施錠装置10は、開錠操作前の施錠状態のものを示している。
すなわち、図7(A)および図8(A)に示すように、開錠操作前の施錠状態においては、カム43の押出し当接部43dは、ロック部材31のカム当接部33(傾斜面部33a)の上方に位置している。また、ロック装置本体30のロック部材31は、付勢ばね38の付勢力により(図5参照)、カム43側の接近方向にスライド移動された状態となっている。この状態においては、図6に示すように、ロック部材31の挟み込み部32は、連結杆45を挟み込んだ状態となっている。また、この状態においては、規制用当接部32bは、ロック係止部45cの下に位置することとなる。つまり、ロック係止部45cは、ロック部材31の規制用当接部32bに当接し、連結杆45の下方へのスライド移動を規制することとなる。

0035

これによって、連結杆45は、下方へスライド移動することができなくなって、上下の雄側施錠杆51,55が同時に下方にスライド移動してしまうのを規制することができる。したがって、不正に連結杆45をスライド移動させることはできなくなり、上雄側鉤部52と上雌側鉤部22との係合、および下雄側鉤部56と下雌側鉤部23との係合が、同時に解除してしまうこともなくなり、不正な開錠を防止することができる。
なお、2つの雄側施錠杆51,55は、連結杆45を介して連結されているので、上雄側鉤部52と上雌側鉤部22との係合、あるいは下雄側鉤部56と下雌側鉤部23との係合の何れか一方が、不正に解除されることがあったとしても、これらの係合の何れか他方は、これに連動して解除されることは無い。

0036

このような施錠状態となっている場合に、開錠鍵Kを用いて開錠操作を行うと、次のように作動する。
すなわち、開錠鍵Kを右回りに回転させて開錠操作を行うと、この回転にしたがってカム43も右回りに回転する。そうすると、カム43の押出し当接部43dは、カム当接部33の傾斜面部33aに当接する。この傾斜面部33aへの当接のまま、さらに開錠鍵Kを右回りに回転させて開錠操作を行うと、カム43もさらに右回りに回転して、押出し当接部43dは傾斜面部33aに当接したまま下方に移動する。つまり、押出し当接部43dの下方への移動は、傾斜面部33aに傾斜によって、ロック部材31を連結杆45から遠ざけるように、付勢ばね38の付勢力に抗してスライド移動させるものとなる(図5参照)。

0037

なお、このロック部材31の連結杆45から遠ざかるスライド移動は、左右方向の揺れ曲がりを挟み込み部32にての連結杆45の挟み込みにより抑え、且つ上下方向の揺れ曲がりをスライド案内部35aにての挟み込み部32の上下の端縁の摺接により抑えているので、正しい姿勢を維持することができる。

0038

このようにしてロック部材31が、連結杆45から遠ざかるようにスライド移動して、押出し当接部43dの下方への移動して、カム当接部33のリブ部33bに当接した位置に位置すると、開錠完了となる。
図7(B)記載のロック装置本体30等、および図8(B)記載の遊技機用施錠装置10は、開錠完了時のものを示している。

0039

すなわち、図7(B)および図8(B)に示すように、開錠完了時においては、カム43の押出し当接部43dは、カム当接部33のリブ部33bに当接する位置に位置している。また、ロック装置本体30のロック部材31は、付勢ばね38の付勢力に抗して(図5参照)、カム43側の離間方向にスライド移動された状態となっている。この状態においては、上記した規制用当接部32bは、ロック係止部45cの下には位置していない。つまり、ロック係止部45cは、ロック部材31の規制用当接部32bに当接することがなくなり、連結杆45の下方へのスライド移動の規制もなくなった、すなわち下方へのスライド移動が許可された状態となる。これによって、連結杆45は、下方へスライド移動することができるようになる。

0040

加えて、この連結杆45の下方へのスライド移動が許可された状態の直後に、カム43の嵌合突出部43b,43cは、連結杆45の差込孔45a,45bに適宜の遊びを有しながら嵌合しているので、連結杆45は、カム43の回転にしたがって下方にスライド移動する(図6等参照)。これによって、上記したように連結杆45の下方へのスライド移動は、許可された状態にあり、同時に下方にスライド移動することとなるので、上下の雄側施錠杆51,55を同時に下方にスライド移動させることができる。したがって、開錠鍵Kを用いた開錠操作は、ロック装置本体30によるロックの解除と同時に、上雄側鉤部52と上雌側鉤部22との係合および下雄側鉤部56と下雌側鉤部23との係合も解除させることができ、瞬時に施錠状態から開錠状態とすることができる。
なお、施錠状態から開錠状態とした後に、シリンダ錠42から開錠鍵Kを抜くためには、図7(A)に示すような開錠操作前の位置に戻さなければならない。

0041

次に、施錠時における遊技機用施錠装置10の作動に関して説明する。
図9は、施錠時におけるロック装置本体30等に関しての拡大作動側面図である。図10は、施錠時における遊技機用施錠装置の全体作動側面図である。なお、図9および図10も、ロック装置本体30に関する作動を分かり易くするため、連結杆45の一部を省略して図示している(ロック係止部45cおよび連結個所に関しては図示している。)。

0042

また、施錠前の状態は、上記したようにシリンダ錠42から開錠鍵Kを抜いた状態となっており、図示するとすれば、図7(A)における雌側施錠具20と雄側施錠具40とが切り離された状態となった図となる。つまり、押出し当接部43dは、図9の(A)および(B)に示すようにカム当接部33(傾斜面部33a)の上方に位置するようになっており、ロック部材31は押出し当接部43dと接することなく、雌側施錠具20と雄側施錠具40とを容易に係合可能な状態となっている。

0043

図9(A)記載のロック装置本体30等、および図10(A)記載の遊技機用施錠装置10は、施錠状態寸前のものを示している。
すなわち、図9(A)および図10(A)に示すように、ロック装置本体30のロック部材31は、付勢ばね38の付勢力によりカム43側の接近方向にスライド移動した状態となっており、ロック部材31の挟み込み部32は連結杆45を挟み込みはじめた状態となっている。この場合には、上雄側鉤部52が上雌側鉤部22に対して傾斜部52aにて下方にスライド移動するようになっており、また下雄側鉤部56が下雌側鉤部23に対して傾斜部56aにて下方にスライド移動するようになっている。この状態においては、規制用当接部32bは、ロック係止部45cの下に位置している。なお、上記した長穴41d,41eにより、連結杆45は固定位置のまま、上雄側施錠杆51および下雄側施錠杆55は、それぞれ独自にスライド移動することができる。

0044

この図9(A)および図10(A)に示す状態から、さらに外枠2に対して前枠3を閉じる方向に押して、完全に閉じきった状態となると、図9(B)および図10(B)に示す状態となる。
図9(B)記載のロック装置本体30等、および図10(B)記載の遊技機用施錠装置10は、施錠状態のものを示している。
すなわち、図9(B)および図10(B)に示すように、上雄側鉤部52と上雌側鉤部22とは互いに係合し、下雄側鉤部56と下雌側鉤部23とは互いに係合した状態となり、これによって図7(A)および図8(A)に示すものと全く同一の開錠操作前の施錠状態となる。この施錠状態に関しては、図7(A)について説明したとおりとなっている。
このようにして、遊技機用施錠装置10の施錠は、シリンダ錠42から開錠鍵Kが抜かれた状態で、外枠2に対して前枠3を完全に閉じきることによって容易に行えるようになっている。

0045

この遊技機用施錠装置10によれば、雌側施錠杆21には、雄側鉤部52,56と雌側鉤部22,23とが係合している場合に、この係合の解除を規制するロック装置本体30が設けられているので、外枠2に対して前枠3が閉じ位置となっている場合には、ロック装置本体30にて雄側鉤部52,56と雌側鉤部22,23との係合の解除を規制することとなるが、外枠2に対して前枠3が開き位置となっている場合には、雄側鉤部52,56と雌側鉤部22,23とは互いに係合せず、ロック装置本体30も係合の解除を規制するようには機能しないこととなる。

0046

これによって、外枠2に対して前枠3が開き位置となっている場合において、ロック装置本体30をロック解除位置に保持するような部材を省略することができることとなり、部材点数を削減することに繋げることができる。
したがって、遊技機用施錠装置10によれば、部材点数を削減することにより、製造コストを削減するとともに故障のし難いものとすることができる。

0047

なお、本発明に係る遊技機用施錠装置にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に選択変更することができる。
例えば、上記実施の形態においては、遊技機の一例としてスロットマシンを挙げ、遊技機用施錠装置に関して説明するものであった。しかしながら、本発明に係る遊技機は、これに限定されることなく、例えば、パチンコ機等の遊技盤面を備えて構成されるものであってもよい。
また、上記実施の形態においては、雄側鉤部52,56は傾斜部52a,56aが設けられた鉤状に形成されるものであり、雌側鉤部22,23は突出する片状に形成されるものであったが、本発明に係る雄側鉤部および雌側鉤部は、これに限定されるものではなく、互いに係合可能な適宜な形状を選択することができる。

図面の簡単な説明

0048

実施の形態となる遊技機用施錠装置が取り付けられたスロットマシンの筐体構造を示す斜視図である。
遊技機用施錠装置を外枠および前枠から取外した斜視図である。
雌側施錠具の分解斜視図である。
雄側施錠具の分解斜視図である。
ロック装置本体とロック係止部に関しての分解斜視図である。
ロック装置本体とロック係止部に関しての組付け斜視図である。
開錠操作時におけるロック装置本体等に関しての拡大作動側面図である。
開錠操作時における遊技機用施錠装置の全体作動側面図である。
施錠時におけるロック装置本体等に関しての拡大作動側面図である。
施錠時における遊技機用施錠装置の全体作動側面図である。

符号の説明

0049

1スロットマシン(遊技機)
2外枠
3前枠
4取付部材
5フック穴
10遊技機用施錠装置
20雌側施錠具
21 雌側施錠杆
22 上雌側鉤部
23 下雌側鉤部
30ロック装置本体(ロック装置)
31ロック部材
32 挟み込み部
32b規制用当接部
33カム当接部
33a 傾斜面部
33bリブ部
35 保持部
35aスライド案内部
40雄側施錠具
41収納保持部材
42シリンダ錠
42a開錠軸部
43 カム
43a取付孔
43b,43c 嵌合突出部
43d押出し当接部
45連結杆
45a,45b差込孔
45cロック係止部
51 上雄側施錠杆
52 上雄側鉤部
52a 傾斜部
55 下雄側施錠杆
56 下雄側鉤部
56a 傾斜部
60フック装置
K 開錠鍵

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