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技術 ドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置

出願人 小野寺正治
発明者 小野寺正治
出願日 2008年4月3日 (12年7ヶ月経過) 出願番号 2008-097616
公開日 2009年10月29日 (11年0ヶ月経過) 公開番号 2009-247504
状態 特許登録済
技術分野 洗濯一般 濾過材
主要キーワード 密閉閉鎖 接続端間 密閉筒 コアパイプ 強制ファン 外側配置 不経済性 周辺スペース
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年10月29日)のものです。
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図面 (6)

課題

収容個数内で廃フィルターの数を自由に変更可能であり、しかもクリーニング工場内で使用する蒸気の廃ドレンの熱を再利用し、溶剤凝縮回収エネルギーの大幅な削減を可能とする新たな廃フィルター用浄化技術を提供する。

解決手段

強制ファン20、溶剤用凝縮回収器22、加熱器23内蔵の送風回路2を外装し、圧力タンク1の一端壁13に臨む送風回路2端にn個以内の互いに連通状接続した廃フィルターHFコアパイプCPを連通状に接続し、圧力タンク1他端壁15に1個、ないし互いのコアパイプCP同士を直列状に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルターDFを接続し、中央付近対峙する廃フィルターHF、ダミーフィルターDFのコアパイプCP同士は不連通接続可能としたドライクリーニング機廃フィルター浄化装置である。

概要

背景

着目点
ドライクリーニングによる洗浄効果を高める様々な溶剤の開発が進められてきた結果、現在のクリーニング機器では、引火点の低い石油系溶剤に代わって、パークロールエチレン不燃性合成溶剤弗素系溶剤であるバルクレン(商品名)などを採用したものが主流となってきており、これら溶剤を使用するドライクリーニングでは、水洗いの場合の水と違って、溶剤自体が高価であるため、一度使用して汚れた溶剤は、その度毎に機器内に組み込まれている濾過装置を経由させて不溶性塵埃等を取り除いて清浄した上、ワッシャー環流され、さらに、溶剤中に可溶性の汚れがある限度以上に蓄積するような状態になると、蒸溜して遠心分離機脱脂する等して何度でも繰り返し使用するようにしている。こうしたクリーニング機器内の浄化手段に組み込まれた不溶性塵埃、除去用フィルターの繰り返し使用限度は、機器当たり1回の洗濯量が30kg程度とした場合、通常7〜800回程度であって、それ以上になるとフィルター自体に目詰りを起こしてクリーニング効果に支障を来してしまう虞がでるため、フィルターの交換が必要になる。

(従来の技術)
このフィルターは、コアパイプ周辺スペース活性炭等の吸着材装填され、外周面を和紙や不織布のような透水性シートで覆った円筒形のものであって、クリーニング機に出し入れ自在となるカートリッジタイプのものに形成されている。
目詰りを起こして交換の必要となった所謂廃フィルターには、洗濯ものから落ちた不溶性の塵埃が許容以上に蓄積してしまっていると同時に溶剤も含浸残留しており、通常、未使用のフィルター(洗濯量30kg/回用の場合)の重量が15kg程度であるのに対し、使用後の廃フィルターでは、その重量が約45kg程にも達し、廃フィルター内には30kgもの不溶性塵埃と溶剤とが詰まった形となっていることになる。

この上記の例の30kgにも上る残留物内訳を見てみると、約5kg程度が不溶性塵埃であって、残る25kg前後が溶剤であることが判明しており、このように多くの溶剤を残留したままの廃フィルターは、単に溶剤を捨ててしまうことの不経済性よりも、溶剤であるパークロールエチレンやバルクレン(商品名)が、有害物質に指定されているため、勝手に処分することが禁じられていて、必ず専門業者による運搬焼却廃棄とが義務付けられている。
ところが、地方によっては、これら特種物を処理する回収業者がおらず、例えば山形県の場合で言えば、わざわざ新県の特定専門業者に依存せざるを得ない状況という不便さを伴い、しかも、その回収費用が、180円/kg(先の例で言えば、45×180=8100円/個)にも付くことから、特に使用数の多い大規模クリーニング店では、取り扱いの煩わしさに加え、経費の点でもその負担は無視できないものとなっている。

このような実情から、これら廃フィルターを少しでも取り扱いがし易く、専門回収業者に支払経済的負担をできるだけ軽く済ますことができるようにするため、廃フィルター内に残留する溶剤を完全に回収して有害物質による弊害を取り除き、なお且つ結果として廃フィルター全体の重量を可能なかぎり軽量化できる装置であって、特に難しい操作を必要としない装置の開発に取り組み、本願出願人において特許文献1(1)や特許文献1(2)などの「ドライクリーニング機廃フィルター浄化装置」発明の実現化に成功した。
(1)特開平4−132594号公報 (2)特開平5−96088号公報

概要

収容個数内で廃フィルターの数を自由に変更可能であり、しかもクリーニング工場内で使用する蒸気の廃ドレンの熱を再利用し、溶剤の凝縮回収エネルギーの大幅な削減を可能とする新たな廃フィルター用浄化技術を提供する。強制ファン20、溶剤用凝縮回収器22、加熱器23内蔵の送風回路2を外装し、圧力タンク1の一端壁13に臨む送風回路2端にn個以内の互いに連通状接続した廃フィルターHFコアパイプCPを連通状に接続し、圧力タンク1他端壁15に1個、ないし互いのコアパイプCP同士を直列状に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルターDFを接続し、中央付近対峙する廃フィルターHF、ダミーフィルターDFのコアパイプCP同士は不連通接続可能としたドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置である。

目的

この発明は、ドライクリーニング機において使用済みとなった廃フィルターの残留溶剤を回収する浄化装置に関するものであり、その浄化装置を製造する分野は勿論のこと、その輸送保管、組み立ておよび設置に必要となる設備器具類を提供、販売する分野から、それら資材機械装置部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類プラスチック、各種金属材料等を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ドライクリーニング機において使用済みとなった廃フィルター所定数n個を直列状に収容可能な密閉筒型であり、適所密閉蓋を有する廃フィルター用装填口の形成された圧力タンクを設けると共に、該圧力タンク一端壁適所と、これとは反対がわとなる同圧力タンク他端寄り周壁適所とを迂回風洞路状をなして接続し、何れか一方の風上に設定されたがわから順次、強制ファン溶剤用凝縮回収器加熱器を配設、内蔵してある送風回路外装した上、当該圧力タンク内壁の、前記一端壁適所と、フィルター収容空間を挟み、これに対峙する圧力タンク内壁の他端壁適所との間には、前記圧力タンク一端壁適所に臨む送風回路対応端に1個、ないし互いのコアパイプ同士を直列で連通管状に接続したn個以内の廃フィルター、コアパイプ対応端を連通するよう接続し、または、廃フィルター数がn個に満たない場合には、前記圧力タンク他端壁適所に1個、ないし互いのコアパイプ同士を直列状に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルター、コアパイプ対応端を接続し、フィルター収容空間中央付近で互いに隣接、対峙状となる廃フィルターとダミーフィルターとの互いのコアパイプ同士が直列で不連通、閉塞管状に接続されてなるものとしたことを特徴とするドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置

請求項2

ドライクリーニング機において使用済みとなった廃フィルターの所定数n個を直列状に収容可能な密閉筒型であり、適所に密閉蓋を有する廃フィルター用装填口の形成された圧力タンクを設けると共に、該圧力タンク一端壁適所と、これとは反対がわとなる同圧力タンク他端寄りの周壁適所とを迂回風洞路状をなして接続し、何れか一方の風上に設定されたがわから順次、強制ファン、溶剤用凝縮回収器、加熱器を配設、内蔵してある送風回路を外装した上、当該圧力タンク内壁の、前記一端壁適所に臨む送風回路対応端に連通管状に接続可能な連通型ホルダーパッキングを、また、フィルター収容空間を挟み、これに対峙する圧力タンク内壁の他端壁適所に閉塞型ホルダーパッキングを、夫々互いに同心状配置となるよう装着し、それら連通型ホルダーパッキングと閉塞型ホルダーパッキングとの間には、前記圧力タンク一端壁適所の当該送風回路に接続した連通型ホルダーパッキングに1個、ないし互いのコアパイプ同士を夫々連通型ジョイントパッキングを介して直列で連通管状に接続したn個以内の廃フィルター、コアパイプ対応端を連通するよう接続し、または、廃フィルター数がn個に満たない場合には、前記圧力タンク他端壁適所の当該閉塞型ホルダーパッキングに1個、ないし互いのコアパイプ同士を夫々連通型ジョイントパッキングもしくは閉塞型ジョイントパッキングの何れか一方を介して直列状に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルター、コアパイプ対応端を接続し、フィルター収容空間中央付近で互いに隣接、対峙状となる廃フィルターとダミーフィルターとの互いのコアパイプ同士が、閉塞型ジョイントパッキングを介して直列で不連通、閉塞管状に接続されてなるものとしたことを特徴とするドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置。

請求項3

加熱器は、その供給口に110℃ないし60℃の他用途、使用済み蒸気または湯の供給が可能な廃ドレン三方弁を介して接続する一方、圧力タンクは、その周壁適所にタンク内、フィルター収容空間の再加熱用ヒーターを一体化し、同再加熱用ヒーターの供給口に、該加熱器の排出口配管、接続してなるものとした、請求項1または2何れか一項記載のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置。

請求項4

送風回路は、溶剤用凝縮回収器と加熱器との間適所に温度センサーを設け、該温度センサーから送風回路内気が20℃超えの検出信号を受けた場合に、加熱器への熱源供給を自動停止し、同温度センサーから送風回路内気が20℃に満たない検出信号を受けた場合に、該加熱器への熱源供給を自動開始するよう制御可能とする自動制御部を設けてなるものとした、請求項1ないし3何れか一項記載のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置。

技術分野

0001

この発明は、ドライクリーニング機において使用済みとなった廃フィルター残留溶剤回収する浄化装置に関するものであり、その浄化装置を製造する分野は勿論のこと、その輸送保管、組み立ておよび設置に必要となる設備器具類を提供、販売する分野から、それら資材機械装置部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力エネルギー源である電気オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミの回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。

背景技術

0002

着目点
ドライクリーニングによる洗浄効果を高める様々な溶剤の開発が進められてきた結果、現在のクリーニング機器では、引火点の低い石油系溶剤に代わって、パークロールエチレン不燃性合成溶剤弗素系溶剤であるバルクレン(商品名)などを採用したものが主流となってきており、これら溶剤を使用するドライクリーニングでは、水洗いの場合の水と違って、溶剤自体が高価であるため、一度使用して汚れた溶剤は、その度毎に機器内に組み込まれている濾過装置を経由させて不溶性塵埃等を取り除いて清浄した上、ワッシャー環流され、さらに、溶剤中に可溶性の汚れがある限度以上に蓄積するような状態になると、蒸溜して遠心分離機脱脂する等して何度でも繰り返し使用するようにしている。こうしたクリーニング機器内の浄化手段に組み込まれた不溶性塵埃、除去用フィルターの繰り返し使用限度は、機器当たり1回の洗濯量が30kg程度とした場合、通常7〜800回程度であって、それ以上になるとフィルター自体に目詰りを起こしてクリーニング効果に支障を来してしまう虞がでるため、フィルターの交換が必要になる。

0003

(従来の技術)
このフィルターは、コアパイプ周辺スペース活性炭等の吸着材装填され、外周面を和紙や不織布のような透水性シートで覆った円筒形のものであって、クリーニング機に出し入れ自在となるカートリッジタイプのものに形成されている。
目詰りを起こして交換の必要となった所謂廃フィルターには、洗濯ものから落ちた不溶性の塵埃が許容以上に蓄積してしまっていると同時に溶剤も含浸残留しており、通常、未使用のフィルター(洗濯量30kg/回用の場合)の重量が15kg程度であるのに対し、使用後の廃フィルターでは、その重量が約45kg程にも達し、廃フィルター内には30kgもの不溶性塵埃と溶剤とが詰まった形となっていることになる。

0004

この上記の例の30kgにも上る残留物内訳を見てみると、約5kg程度が不溶性塵埃であって、残る25kg前後が溶剤であることが判明しており、このように多くの溶剤を残留したままの廃フィルターは、単に溶剤を捨ててしまうことの不経済性よりも、溶剤であるパークロールエチレンやバルクレン(商品名)が、有害物質に指定されているため、勝手に処分することが禁じられていて、必ず専門業者による運搬と焼却廃棄とが義務付けられている。
ところが、地方によっては、これら特種物を処理する回収業者がおらず、例えば山形県の場合で言えば、わざわざ新県の特定専門業者に依存せざるを得ない状況という不便さを伴い、しかも、その回収費用が、180円/kg(先の例で言えば、45×180=8100円/個)にも付くことから、特に使用数の多い大規模クリーニング店では、取り扱いの煩わしさに加え、経費の点でもその負担は無視できないものとなっている。

0005

このような実情から、これら廃フィルターを少しでも取り扱いがし易く、専門回収業者に支払経済的負担をできるだけ軽く済ますことができるようにするため、廃フィルター内に残留する溶剤を完全に回収して有害物質による弊害を取り除き、なお且つ結果として廃フィルター全体の重量を可能なかぎり軽量化できる装置であって、特に難しい操作を必要としない装置の開発に取り組み、本願出願人において特許文献1(1)や特許文献1(2)などの「ドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置」発明の実現化に成功した。
(1)特開平4−132594号公報 (2)特開平5−96088号公報

発明が解決しようとする課題

0006

問題意識
上述したとおり、従前までに本願出願人が開発してきたドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置は何れも、廃フィルター中に残留する溶剤を効果的に除去することができ、回収した溶剤を再利用することによって溶剤の歩留まりを高めると共に、溶剤を除去した廃フィルターはその重量が大幅に減少し、廃棄処理費用を格段に削減できるという高い効果を上げることができるものであった。
しかしながら、こうした従来型の廃フィルター浄化装置は、何れも廃フィルターの収容個数が限定されており、必ず同一の個数を収容、装着しなければならず、例えば、1個の廃フィルターのみから溶剤を回収しようとする場合にも、かならず、所定個数の廃フィルターを装着しなければ正常に機能しないという致命的な欠点を有するものであり、しかも溶剤を揮発させる熱量は、20℃前後で充分であるのに対し、その熱源を専用のボイラーから得るものとした場合には、無駄が多く経費の削減効果が低下してしまい、溶剤を凝縮、回収する冷却エネルギーも相当、浪費してしまうものであったため、経済的負担ならびに二酸化炭素排出量のより一層の削減が望まれるものであった。

0007

(発明の目的)
そこで、この発明は、収容個数内で廃フィルターの数を自由に変更可能であり、しかもクリーニング工場内で使用する蒸気の廃ドレンの熱を再利用することにより、溶剤の凝縮、回収エネルギーの大幅な削減を可能とする新たな廃フィルター用浄化技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。

課題を解決するための手段

0008

(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、ドライクリーニング機において使用済みとなった廃フィルターの所定数n個を直列状に収容可能な密閉筒型であり、適所密閉蓋を有する廃フィルター用装填口の形成された圧力タンクを設けると共に、該圧力タンク一端壁適所と、これとは反対がわとなる同圧力タンク他端寄り周壁適所とを迂回風洞路状をなして接続し、何れか一方の風上に設定されたがわから順次、強制ファン溶剤用凝縮回収器加熱器を配設、内蔵してある送風回路外装した上、当該圧力タンク内壁の、前記一端壁適所と、フィルター収容空間を挟み、これに対峙する圧力タンク内壁の他端壁適所との間には、前記圧力タンク一端壁適所に臨む送風回路対応端に1個、ないし、互いのコアパイプ同士を直列で連通管状に接続したn個以内の廃フィルター、コアパイプ対応端を連通するよう接続し、または、廃フィルター数がn個に満たない場合には、前記圧力タンク他端壁適所に1個、ないし互いのコアパイプ同士を直列状に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルター、コアパイプ対応端を接続し、フィルター収容空間中央付近で互いに隣接、対峙状となる廃フィルターとダミーフィルターとの互いのコアパイプ同士が直列で不連通、閉塞管状に接続されてなるものとした構成を要旨とするドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置である。

0009

これをより具体的なものとして示すと、ドライクリーニング機において使用済みとなった廃フィルターの所定数n個を直列状に収容可能な密閉筒型であり、適所に密閉蓋を有する廃フィルター用装填口の形成された圧力タンクを設けると共に、該圧力タンク一端壁適所と、これとは反対がわとなる同圧力タンク他端寄りの周壁適所とを迂回風洞路状をなして接続し、何れか一方の風上に設定されたがわから順次、強制ファン、溶剤用凝縮回収器、加熱器を配設、内蔵してある送風回路を外装した上、当該圧力タンク内壁の、前記一端壁適所に臨む送風回路対応端に連通管状に接続可能な連通型ホルダーパッキングを、また、フィルター収容空間を挟み、これに対峙する圧力タンク内壁の他端壁適所に閉塞型ホルダーパッキングを夫々互いに同心状配置となるよう装着し、それら連通型ホルダーパッキングと閉塞型ホルダーパッキングとの間には、前記圧力タンク一端壁適所の当該送風回路に接続した連通型ホルダーパッキングに1個、ないし互いのコアパイプ同士を夫々連通型ジョイントパッキングを介して直列で連通管状に接続したn個以内の廃フィルター、コアパイプ対応端を連通するよう接続し、または、廃フィルター数がn個に満たない場合には、前記圧力タンク他端壁適所の当該閉塞型ホルダーパッキングに1個、ないし互いのコアパイプ同士を夫々連通型ジョイントパッキングもしくは閉塞型ジョイントパッキングの何れか一方を介して直列状に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルター、コアパイプ対応端を接続し、フィルター収容空間中央付近で互いに隣接、対峙状となる廃フィルターとダミーフィルターとの互いのコアパイプ同士が、閉塞型ジョイントパッキングを介して直列で不連通、閉塞管状に接続されてなるものとしたドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置となる。

発明の効果

0010

以上のとおり、この発明のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置によれば、従前までは、廃フィルターの収容個数が限定されており、必ず同一の個数を収容、装着しなければならず、利用者都合により、例えば1個の廃フィルターのみから溶剤を回収するというようなことは全く不可能であり、必ず装置毎に定められた数の廃フィルターが装着されていなければ正常な作動を得ることができず、甚だ不経済であったが、所定数n個の廃フィルターを直列状に収容可能とした圧力タンク、フィルター収容空間内壁の一端適所と、同他端寄りの周壁適所とを迂回風洞路状に接続し、その迂回路中に強制ファン、溶剤用凝縮回収器、加熱器などを順次内蔵した送風回路を外装すると共に、該圧力タンク一端適所に臨む送風回路対応端に連通するよう1個、ないし互いのコアパイプ同士を直列の連通管状に接続したn個以内の廃フィルター、コアパイプ対応端を連通状に接続し、または、廃フィルターがn個に満たない場合は、前記圧力タンク、他端適所に1個、ないし互いのコアパイプ同士を直列状に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルター、コアパイプ対応端を接続し、フィルター収容空間中央付近で互いに隣接、対峙状となる廃フィルターとダミーフィルターとの互いのコアパイプ同士は直列で不連通、閉塞状に接続するようにし、収容可能な廃フィルター数を1個ないし最大n個までの何れかに、利用者の都合に応じて自由に変更することが可能となり、廃フィルターの浄化作業の効率を格段に高めることができる上、加熱、凝縮に要する熱エネルギーを大幅に削減して自然環境に優しく、しかも非常に経済的に浄化処理できるという秀れた特徴を発揮するものである。

0011

加えて、ダミーフィルターは、廃フィルター重量の大部分を占めるフィルター要素を廃して軽量化するものとし、圧力タンクへの装填や取り外し作業などの労働負担を大幅に軽減できる上、強制ファンへの空気抵抗を大幅に低減して圧力タンク内および送風回路中の循環効率を高め、浄化処理時間の短縮と消費エネルギーの削減とを高水準で達成できるようになるという、従前までの構造では全く得ることのできなかった秀れた効果を得ることができる

0012

そして、圧力タンク内壁、一端壁適所に臨む送風回路対応端に連通状、接続可能な連通型ホルダーパッキングを、またフィルター収容空間を挟み、これに対峙する圧力タンク内壁の他端壁適所に閉塞型ホルダーパッキングを夫々互いに同心状配置となるよう装着し、それら連通型ホルダーパッキングと閉塞型ホルダーパッキングとの間には、前記連通型ホルダーパッキングにコアパイプ対応端が連通状に接続された状態に、1個ないし最大n個までの廃フィルターを収容し、それら2個以上の廃フィルター、コアパイプ対応端同士は夫々、連通型ホルダーパッキングによって直列で連通状に接続するようにし、または、廃フィルター数がn個に満たない場合には、前記圧力タンク他端壁適所の当該閉塞型ホルダーパッキングに1個、ないし互いのコアパイプ対応端同士を夫々連通型ジョイントパッキングもしくは閉塞型ジョイントパッキングの何れか一方を介して直列に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルター、コアパイプ対応端を接続し、フィルター収容空間中央付近で互いに隣接、対峙状となる廃フィルターとダミーフィルターとの互いのコアパイプ対峙端同士は、閉塞型ジョイントパッキングを介して直列で不閉塞状に接続するようにしてあり、送風回路に連通状、接続した1個ないしn個以内の廃フィルター、コアパイプ同士を互いに連通状とし、加温された空気が、各廃フィルターのコアパイプおよびフィルター要素に円滑に行き渡り、残留溶剤の浄化を促進するものとなり、しかもダミーフィルターを収容する場合には、廃フィルターとダミーフィルターとのコアパイプ同士間に、閉塞型ジョイントパッキングを介在して不連続状に閉塞し、ダミーフィルターへの温風供給を規制して無駄な送風抵抗熱損失の発生を防止し、消費エネルギーを一段と削減することができるという秀れた効果が得られるものとなる。

0013

さらに、加熱器の熱源にクリーニング工場内などで使用済みとなった蒸気または湯である廃ドレンを利用するものとし、三方弁を介して接続したものは、廃フィルター浄化処理専用のボイラーや、その燃料消費が一切不要となり、二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができる上、圧力タンクの周壁適所にタンク内、フィルター収容空間の再加熱用ヒーターを一体化し、同再加熱用ヒーターの供給口に、当該加熱器の排出口配管、接続してあり、消費エネルギーを増大させることなく、フィルター収容空間の加熱、保温効率を一段と高めて、より短時間の中に溶剤の浄化処理を完了できるものとすることができ、廃フィルター浄化作業を格段に効率化すると共に、より自然環境に優しいものとすることができるという効果を奏するものとなる。

0014

また、送風回路中の溶剤用凝縮回収器と加熱器との間適所に温度センサーを設けると共に、該温度センサーから送風回路内気が20℃超えの検出信号を受けた場合に、加熱器への熱源供給を自動停止し、同温度センサーから送風回路内気が20℃に満たない検出信号を受けた場合に、当該加熱器への熱源供給を自動開始するよう制御可能とした自動制御部を設けたものとしてあり、加熱器による異常過熱をより確実に阻止して圧力タンクおよび送風回路内の溶剤ガスの過剰充満を自動的に防止可能とすることができる上、略常温である20℃超で停止する設定によって、仮令不具合による凝縮回収器冷却水停止などの緊急事態にも自動的に対応して異常過熱を防止することができるようになり、当該廃フィルター浄化装置の安全性を、大幅に向上することができる。

発明を実施するための最良の形態

0015

上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
廃フィルターは、ドライクリーニング機内の濾過装置内に装着されてクリーニングによって汚れた溶剤が該濾過装置を経由して、ワッシャーに環流される過程で、溶剤中に混在する不溶性の塵埃などを除去、清浄化可能とする機能を果たすものであり、コアパイプの周辺スペースに活性炭等の吸着材が装填され、外周面を和紙や不織布のような透水性のシートで覆った筒形のものであって、クリーニング機に出し入れ自在となるカートリッジタイプのものに形成されており、コアパイプ中を軸方向に溶剤やその他の液体気体などが流通可能であり、しかもコアパイプ周壁を通じて直径方向にも溶剤やその他の液体、気体などが流通可能なもとしなければならず、コアパイプの両端には、夫々連通型ホルダーパッキング、閉塞型ホルダーパッキング、連通型ジョイントパッキング、閉塞型ジョイントパッキングの何れかを適宜選択的に接続可能なものとするのが望ましい。

0016

圧力タンクは、所定数n個の廃フィルターを各コアパイプ同士を直列に接続した状態に装填ならびに取り出し自在であり、コアパイプの対応端が送風回路の風上端または風下端の何れか一方に連通状となるよう接続された状態で収容可能とする機能を果たし、廃フィルターの所定数n個を直列状に収容可能な密閉筒型であって、適所に密閉蓋を有する廃フィルター用装填口が形成されたものであり、しかも一端壁適所と、これとは反対がわとなる同圧力タンク他端寄りの周壁適所とを迂回風洞路状をなして接続し、何れか一方の風上に設定されたがわから、順次強制ファン、溶剤用凝縮回収器、加熱器を配設、内蔵してある送風回路を装着したものとし、浄化処理中の溶剤ガスや溶剤液が外部に漏出しないよう、確実に密閉可能なものとしなければならず、前記装填口は、送風回路の配設箇所以外の適所であって、筒型圧力タンクの送風回路の端部が接続された一端壁とは反対がわとなる他端壁に開口されたものとし、密閉閉鎖可能な密閉蓋を開閉自在に装着したものとするのが望ましい。

0017

送風回路は、同回路中の空気を強制的に送風すると共に、その風下がわの空気を加温し、圧力タンク、フィルター収容空間に収容された所定数n個以内の廃フィルターの各フィルター要素(コアパイプ周辺スペースに装填された活性炭等の吸着材や、その外周面を覆う和紙や不織布のような透水性のシートなど)、および、各コアパイプ同士を通じて、圧力タンク内の空気を強制的に循環させると共に、加温空気との接触によって該フィルター要素から蒸発した溶剤ガスを、その回路風上がわより吸引した上、冷却、凝縮して溶剤ガスを液化、回収し、溶剤を除去されて風下がわに達した冷却空気を、再加温して圧力タンクがわに環流、可能とする機能を果たし、該圧力タンク一端壁適所と、これとは反対がわとなる同圧力タンク他端寄りの周壁適所とを迂回風洞路状をなして接続し、何れか一方の風上に設定されたがわから、順次強制ファン、溶剤用凝縮回収器、加熱器を配設、内蔵してあり、該圧力タンク一端壁適所に装填される廃フィルター、コアパイプに連通状に接続可能なものとしなければならず、圧力タンク、フィルター収容空間内の空気を充分に循環、送風可能な管路断面積を確保したものとし、該圧力タンク一端壁適所に装填される廃フィルター、コアパイプに連通型ホルダーパッキングを介して連通管状に接続可能なものとするのが望ましい。

0018

強制ファンは、圧力タンク、フィルター収容空間内および送風回路中の空気を、設定された風上がわから風下がわに強制的に循環、可能とするものであり、充分な送風、循環を可能とする出力を有するものを用いる必要があり、例えば遠心ファンシロッコファンなどの多翼ファンターボファンなどの後向きファンサイレントファンリミットファン、エアホイルファンなどの翼型ファン、軸流ファン斜流ファン横流れファンなど様々な形式のものを採用することが可能であって、電動モーター駆動源とするものが望ましが、その外の駆動源を用いたものとすることも可能であり、遠心ブロワ軸流ブロワ容積ブロワなどのブロワ類やコンプレッサー類など、同等の機能を発揮可能なその他の流体機械に置き換えることが可能である。

0019

集塵器は、強制ファンによって強制循環される送風回路内の空気中に含まれた不溶性の塵埃類を除去、可能とするものであり、風下がわに配置された凝縮回収器や加熱器、送風回路自体などに塵埃が付着したり、目詰まりを起こしたりするのを防止、可能とする機能を果たすものであり、凝縮回収器および加熱器よりも風上がわの配置としなければならず、強制ファンの前後何れか、またはその双方かの何れか一方に設置し、できるだけ空気抵抗を軽減可能なものを選択すべきであり、複数設置する場合には、風上がわから風下に向けて目が細かくなるよう設定したものとするのが望ましく、より具体的には、通気性発泡樹脂製多層ネット製、不織布製、紙製、または活性炭などを用いた交換可能なフィルターや静電集塵型など、必要にして充分な集塵機能を有するものであれば何れも採用可能である外、それらを適宜組み合わせて用いたものとすることが可能である。

0020

溶剤用凝縮回収器は、加熱器によって加温された空気が、強制ファンによる強制的誘導によって圧力タンク、フィルター収容空間に収容された廃フィルターを通過し、気化した溶剤を含む空気が、送風回路を通過する過程中に冷却、凝縮、液化されて自動的に回収可能とするものであり、送風回路を通過する溶剤ガスを速やかに液化するに充分な冷却性能を有するものとし、凝縮、流下または落下する溶剤を回収可能な漏斗部分トレー部分またはドレン部分などを有し、最終的に送風回路外に設置した水分分離器を経由するなどして溶剤回収用のタンクに回収できるものとしなければならず、送風回路中を通過する風に対して大きな接触面積を確保可能な熱交換器中に液体や気体などの冷媒を循環させるものとすべきであり、例えば空気調和機蒸発器室内機)とし、送風回路外がわに同空気調和機凝縮器およびコンプレッサー(室外機)を配して配管、接続したものとすることができる外、吸熱器として送風回路外がわに放熱器ラジエータ型やヒートシンク型)および循環ポンプを配して配管、接続して浄水不凍液を循環させるものとすることが可能であり、冷媒の温度を溶剤の融点より高く、沸点よりも低い温度としなければならず、−20℃ないし100℃の範囲内に設定可能とするが、浄化効率などを考慮すると−10℃以上、20℃未満に設定したものとすべきであり、地下水水道水などを冷媒とする場合には、10℃ないし16℃程度に設定するのが望ましい。

0021

加熱器は、強制ファンの強制的誘導によって送風回路を通過する空気が、圧力タンク、フィルター収容空間に収容された各廃フィルターに達して、それらのフィルター要素を通過するときに、該廃フィルター中に含まれる残留溶剤を気化するに充分な程度の温度を有するよう、過熱可能とする機能をは果たすものであり、送風回路の前記溶剤用凝縮回収器よりも風下がわに配したものとし、溶剤を気化可能であると共に、該凝縮回収器の冷却温度よりも送風回路中の空気温度を高くするに充分な熱量を放出可能なものとし、しかも圧力タンク、送風回路内、溶剤ガスの過剰充満を生じない程度の放熱量に留めたものとしなければならず、専用ボイラーからの熱源を利用するものや、電力による熱源を利用するものなど、様々な熱源を利用可能であり、例えばクリーニング工場内で使用済みの廃ドレンの廃熱を利用したものとすることが可能であり、さらに、その排出口が、圧力タンクの周壁適所に設けれた再加熱用ヒーターの供給口に接続されたものとし、廃熱を再三に亘って利用可能なものとすることができる。

0022

また、廃フィルターの浄化処理時間を一定にするには、120℃、2気圧に調節された専用ボイラからの蒸気を加熱器に供給するように設定するのが最も望ましいといえるが、低コスト化や二酸化炭素排出量の削減などに配慮すると、クリーニング工場内で使用済みの蒸気や湯(110℃〜60℃、0.5気圧〜0気圧)の廃ドレンを加熱器に接続、利用することができ、その場合には、後述する実施例に示すように三方弁を介して接続したものとし、工場内廃ドレンの排出を停止せずに、加熱器への熱源供給をストップ可能なものとしなければならない。

0023

ダミーフィルターは、浄化処理する廃フィルターの数が、圧力タンクの収容限度であるn個に満たない場合に、不足分の廃フィルターの代わりにフィルター収容空間に収容して、廃フィルターとの合計数がn個となり、廃フィルターを正常に浄化処理、可能とする機能を果たすものであり、廃フィルターにおけるフィルター要素を廃し、コアパイプを有するものとしなければならず、より具体的には、後述する実施例に示すように、通常のフィルターであればコアパイプの周辺スペースに充填された活性炭等の吸着材や、外周面を覆う和紙や不織布のような透水性のシートなどのフィルター要素の一切を排除したもので、全く新しく設計、製造したダミーフィルターを用いてもいいが、廃フィルターを中途分解したものを再生、利用することなども勿論可能であり、コアパイプの両端には、夫々閉塞型ホルダーパッキング、閉塞型ジョイントパッキング、連通型ジョイントパッキングの何れかを適宜、選択的に接続可能なものとするのが望ましい。

0024

連通型ホルダーパッキングは、圧力タンク内壁の一端壁適所に臨む送風回路対応端に連通状に接続可能であり、廃フィルター、コアパイプの各端部に連通状に接続、支持可能とする機能を果たし、圧力タンク、一端内壁適所に臨ませた送風回路対応端に対して着脱自在か、または固定状かの何れか一方のものとして設けることが可能であり、後述する実施例に示すように、一端が送風回路対応端に連通管状に接続可能であり、他端が廃フィルターのコアパイプに連通管状に接続可能な接続パイプ部分を有し、その中央付近外周壁突設されたフランジ部分の少なくとも廃フィルターがわに面する側面にシリコンゴム天然ゴム、その他の弾性板が積層、一体化されたものとするのが望ましい。

0025

閉塞型ホルダーパッキングは、圧力タンク内のフィルター収容空間を挟み、一端内壁適所に対峙する同圧力タンク内の他端内壁適所に、廃フィルターかまたはダミーフィルターかの何れか一方のコアパイプ対応端を、閉塞状に連結、支持可能とする機能を果たし、一端が他端内壁適所に対して着脱自在か、または固定状かの何れか一方のものとして設けることが可能であり、後述する実施例に示すように、一端が圧力タンク内の他端内壁適所に接続可能であり、他端が廃フィルターか、またはダミーフィルターかの何れか一方の各コアパイプ対応端に接続可能であって、内部に通気不能とする隔壁を設けた接続パイプ部分を有し、その中央付近外周壁に突設されたフランジ部分の少なくとも廃フィルターか、またはダミーフィルターか何れかに面する側面にシリコンゴム、天然ゴム、その他の弾性板が積層、一体化されたものとするのが望ましい。

0026

連通型ジョイントパッキングは、圧力タンクのフィルター収容空間内に収容されたn個以内の直列状配列の各廃フィルター、コアパイプ同士を連通状に接続可能として互いを一直線上に支持可能とする機能を果たし、両端を各コアパイプに離脱可能、且つ連通状に接続可能なものとしなければならず、例えば後述する実施例に示すように、圧力タンクのフィルター収容空間内に直列状に収容した2個以上、n個以内の各廃フィルター、コアパイプ同士の隣接、対峙端同士の夫々に嵌合、連通管状に接続、支持可能なものとしなければならず、各廃フィルターコアパイプ同士間の各端部に接続可能な接続パイプ部分を有し、その中央外周壁に突設されたフランジ部分の両側面にシリコンゴム、天然ゴム、その他の弾性板が積層、一体化されたものとするのが望ましく、圧力タンクのフィルター収容空間内に直列状に収容された2個以上、n−1個以内の各ダミーフィルター、コアパイプ同士の隣接、対峙端同士の夫々に嵌合、連通管状に接続、支持可能なものとすることが可能である。

0027

閉塞型ジョイントパッキングは、圧力タンクのフィルター収容空間内に収容する各廃フィルターが所定数n個に満たない場合に、収容するn−1個以内のダミーフィルター、コアパイプと、各廃フィルター、コアパイプとを不連通状に接続、且つ離脱可能とすると共に、各廃フィルターおよび各ダミーフィルターの各コアパイプ同士を一直線上に連結、支持可能とする機能を果たし、隣接する廃フィルターとダミーフィルターとの互いのコアパイプ同士が、両者間の空気の流通がなされないよう閉塞した状態に接続可能なものとしなければならず、廃フィルターおよびダミーフィルターの各コアパイプ接続可能であって、内部に隔壁を設けた接続パイプ部分を有し、その中央外周壁に突設されたフランジ部分の両側面にシリコンゴム、天然ゴム、その他の弾性板が積層、一体化されたものとするのが望ましく、また、各ダミーフィルター、コアパイプ同士の隣接、対峙端同士を不連通状に接続、支持可能とするもとして利用することが可能である。

0028

自動制御部は、送風回路中を通過する空気の温度を測定し、その測定値に基づき、加熱器への熱源供給を適正に自動制御可能とする機能を果たし、リレー回路マイコン、その他の制御機器類を用いたものとすることが可能であり、後述する実施例に示すように、熱電対測温抵抗体サーミスタ赤外線温度センサー、その他の温度センサーを溶剤用凝縮回収器と加熱器との間適所に配し、該温度センサーから送風回路内気が20℃超えの検出信号を受けた場合に、加熱器への熱源供給を自動停止し、同温度センサーから送風回路内気が20℃に満たない検出信号を受けた場合に、該加熱器への熱源供給を自動開始するよう、制御可能としたものとすることが可能であり、これはクリーニング工場内などで使用済みとなった廃ドレンを、加熱器用の熱源とした場合に最も効率的な浄化処理を実現可能とするものであって、廃ドレン温度外気温などの変化に応じて制御基準となる20℃を、15ないし40℃の範囲で適宜調節、変更設定可能なものとし、さらに安定的な浄化処理制御を実現可能なものとすることができ、また、溶剤用凝縮回収器への冷媒の供給が停止した場合に、加熱器への熱源供給を自動停止するよう制御可能にしたものとすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。

0029

図1のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置の断面図、図2動作状態を示したドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置の断面図、図3の2個の廃フィルターを収容した廃フィルター浄化装置の断面図、および、図4の3個の廃フィルターを収容した廃フィルター浄化装置の断面図に示す事例は、所定数n個の廃フィルターHF,HF,HFを直列状に収容可能な密閉筒型であり、その一端壁13適所と、これとは反対がわとなる同他端寄りの周壁14適所とを迂回風洞路状をなして接続し、その風洞状回路中に、強制ファン20、溶剤用凝縮回収器22、加熱器23などを配した送風回路2を外装してあなる圧力タンク1を設け、該圧力タンク1中のフィルター収容空間12を挟む内壁一端壁13適所と、同内壁他端壁15適所との間に、該一端壁13適所に臨む送風回路2対応端に連通するよう、1個、ないし互いのコアパイプCP,CP同士を直列で連通管状に接続したn個以内の廃フィルターHF,HF,HF、コアパイプCP対応端を接続し、廃フィルターHFがn個に満たない場合は、前記圧力タンク1他端壁15適所に1個、ないし互いのコアパイプCP,CP同士を直列状に接続したn−1個以内の、フィルター要素を廃したダミーフィルターDF,DF、コアパイプCP対応端を接続し、フィルター収容空間12中央付近で互いに隣接、対峙状となる廃フィルターHFとダミーフィルターDFとの互いのコアパイプCP,CP同士は不連続、閉塞管状に直列、接続するものとした、この発明のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置における代表的な一実施例を示すものである。

0030

それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置は、その本体が水平状の密閉筒型に形成された圧力タンク1からなり、図1中に示すように、該圧力タンク1には同図1中の左側端に、ドライクリーニング機(図示せず)において使用済みとなった廃フィルターHF用の装填口10が開口されており、該装填口10を開閉自在に閉鎖可能な密閉蓋11を、同装填口10および密閉蓋11双方の外周フランジ部分同士に装着した複数のボルトで仮固定可能なものか、ハッチ扉型のものかの何れかからなるものとして装着したものとし、同圧力タンク1内筒形のフィルター収容空間12には、該装填口10を通じて合計3個(所定数n個)の廃フィルターHF,HF,HFを、それらコアパイプCP,CP,CPが互いに水平、直列状に接続された状態に収容可能な寸法、形状に設定したものとしている。

0031

該圧力タンク1の一端壁13中央と、これとは反対がわとなる同圧力タンク1他端寄りの上がわ周壁14とには、夫々双方を迂回風洞路状をなして接続する送風回路2の対応する両端が接続されたものとし、該送風回路2中の風上がわから風下がわ(図2中に二点鎖線矢印で示す送風方向)に沿って、図1中に示すように、強制ファン20、集塵器21、溶剤用凝縮回収器22、加熱器23を順次配設したものとし、該強制ファン20より僅かに風上がわとなる位置に温度計26を設け、また、凝縮回収器22と加熱器23との間には、圧力タンク1および送風回路2外の適所に設けた図示しない自動制御部に検出信号を自動送信可能な温度センサー5を配設したものとする。

0032

強制ファン20は、同図1および図2中に示すように、送風回路2外に設置されたモーターによって送風回路2中の遠心型送風翼回転駆動するものであり、当該廃フィルター浄化装置の起動操作と共に、回転翼回転起動し、図2中の二点鎖線矢印に示すように、送風回路2中の空気を圧力タンク1、フィルター収容空間12中に、そして圧力タンク1、フィルター収容空間12中の空気を送風回路2中に強制的に循環、送風するものであり、廃フィルター浄化装置の停止操作連動して自動停止するよう電力供給用の回路が配線、接続されたものとしている。
また、集塵器21は、送風回路2の風洞断面形状に略一致するブロック状に成型された発泡樹脂製、乾式または湿式のフィルターからなり、図1中に示すように、送風回路2上部に設けたハッチ扉を通じて装着、取り外し可能なものとする。

0033

図1中に示す凝縮回収器22は、自然放熱可能な外部タンク(図示せず)に貯留した13℃ないし15℃の浄水または地下水を、水中ポンプ(図示せず)によって強制的に循環、供給するものとしており、該水中ポンプが当該廃フィルター浄化装置の起動操作に伴い自動起動し、同当該廃フィルター浄化装置の停止操作に応じて自動停止するようにし、その底部に対応する送風回路2床面は、漏斗状に形成して凝縮、回収した残留溶剤が、下方に設置された溶剤回収タンク4に、水分分離器(図示せず)などを介して流下、貯留するようにしたものとする。

0034

加熱器23は、その供給口24にクリーニング工場内に配管された既存ボイラの廃ドレン3(105℃〜60℃、0.5気圧〜0気圧)が、三方弁30を介して接続されたものとし、同排出口25には、圧力タンク1外周壁に添って一体化された再加熱用ヒーター6の供給口60に接続し、該再加熱用ヒーター6の排出口61を新たな廃ドレンとするよう設置したものとする。

0035

当該圧力タンク1内壁の、図1中に示す一端壁13中央に臨む送風回路2対応端には、連通型ホルダーパッキングP1の対応端を連通管状に着脱可能に接続したものとし、該連通型ホルダーパッキングP1は、一端が送風回路2対応端に連通管状且つ着脱可能に接続可能であり、他端が廃フィルターHFのコアパイプCP対応端に連通管状に接続可能な接続パイプ部分を有し、その中央付近外周壁に突設したフランジ部分の廃フィルターHFがわに面する側面にシリコンゴム、天然ゴム、その他の弾性板が積層、一体化されるようしてある。

0036

図1中に示すように、圧力タンク1内のフィルター収容空間12を挟み、前記一端内壁13に対峙する同圧力タンク1内壁の他端壁15に相当する密閉蓋11内壁中央には、該連通型ホルダーパッキングP1に同心状に対峙する配置となるよう、閉塞型ホルダーパッキングP2を着脱可能に装着したものとし、該閉塞型ホルダーパッキングP2は、一端が圧力タンク1内の密閉蓋11(他端内壁15)中央に着脱自在に嵌合、接続可能であり、他端が廃フィルターHFか、またはダミーフィルターDFかの何れか一方のコアパイプCP対応端に、嵌脱自在に接続可能であって、その筒型内部に不連通管状とする隔壁を有した接続パイプ部分を有し、その中央付近外周壁に突設されたフランジ部分の廃フィルターHFか、またはダミーフィルターDFか何れかに面する側面にシリコンゴム、天然ゴム、その他の弾性板が積層、一体化されたものとする。
該ダミーフィルターDFは、廃フィルターHF、コアパイプCPの周辺スペースに充填されている活性炭等の吸着材や、外周面を覆う和紙や不織布のような透水性のシートなどのフィルター要素の一切を排除した中途分解品を再生、利用するものとする。

0037

そして、それら連通型ホルダーパッキングP1と閉塞型ホルダーパッキングP2との間には、図3および図4中に示すように、圧力タンク1内、一端壁13中央に臨む送風回路2対応端に、対峙端を連通管状に接続した連通型ホルダーパッキングP1の密閉蓋11がわ向きとした開口端に2個、または、互いのコアパイプCP,CP同士を夫々連通型ジョイントパッキングP3を介して直列で連通管状に接続した3個(所定数n個)の廃フィルターHF、コアパイプCP対応端を着脱自在な連通管状に接続したものとする。
該連通型ジョイントパッキングP3は、同図3および図4中に示すように、圧力タンク1内に収容した複数の廃フィルターHF,HF,HF、各コアパイプCP,CP,CPの対峙端間に嵌脱自在且つ直線上で連通管状に接続可能な接続パイプ部分を有し、その中央外周壁に突設されたフランジ部分の両側面にシリコンゴム、天然ゴム、その他の弾性板が積層、一体化したものとする。

0038

また、図1ないし図3中に示すように、圧力タンク1内、密閉蓋11(他端壁15)に装着した閉塞型ホルダーパッキングP2には、同圧力タンク1内に収容する廃フィルターHFが3個(所定数n個)に満たない場合、同図1ないし図3中に示すように、同図中左端配置となるダミーフィルターDFのコアパイプCP対応端を着脱自在に接続、支持したものとし、図4中に示すよう同圧力タンク1内に収容する廃フィルターHFが3個(所定数n個)の場合には、同図中左端配置となる廃フィルターHFのコアパイプCP対応端を着脱自在に接続、支持したものとする。

0039

さらに、図1ないし図3中に示すように、圧力タンク1内に収容する廃フィルターHFの数が3個(n個)に満たない場合、フィルター収容空間12中央寄り配置の廃フィルターHFとダミーフィルターDFとの互いのコアパイプCP,CP接続端間には、閉塞型ジョイントパッキングP4を着脱自在に嵌合して不連通管状に接続したものとし、該閉塞型ジョイントパッキングP4は、隣接状配置となる廃フィルターHFおよびダミーフィルターDFの各コアパイプCP,CP接続端夫々に嵌合接続可能であって、筒型内部に隔壁を設けた接続パイプ部分を有し、その中央外周壁に突設されたフランジ部分の両側面にシリコンゴム、天然ゴム、その他の弾性板が積層、一体化されたものとする。

0040

図1および図2中に示すように、圧力タンク1内に2個のダミーフィルターDF,DFを収容する場合、それらのコアパイプCP,CP対峙端同士間には、通風の考慮が不要なことから、連通型ジョイントパッキングP3または閉塞型ジョイントパッキングP4の何れか一方を自由に選択して介在、接続することが可能である。

0041

(実施例1の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置は、図1および図2中に示すように、1個の廃フィルターHFのみを浄化処理する場合には、圧力タンク1の密閉蓋11を開き、フィルター収容空間12中に1個の廃フィルターHFを収容すると共に、同フィルター収容空間12奥がわとなる一端内壁13に臨む送風回路2開口端と、これに対峙する廃フィルターHF、コアパイプCP開口端との間に、連通型ホルダーパッキングP1を嵌合、接続して連通状に接続したものとした上、該連通型ホルダーパッキングP1が接続されたのとは反対がわとなる同コアパイプCP開口端に閉塞型ジョイントパッキングP4を接続し、該閉塞型ジョイントパッキングP4を介して1個目ダミーフィルターDF、コアパイプCP開口端が、不連通状に接続されたものとし、これに続き収容する2個目のダミーフィルターDF、コアパイプCP対峙端と、該1個目のダミーフィルターDF、コアパイプCP対応端とを連通型ジョイントパッキングP3によって接続した上、最外側配置とした2個目のダミーフィルターDF、コアパイプCPの装填口10に臨ませた端部と、これに対峙する密閉蓋11中央部分との間に閉塞型ホルダーパッキングP2を介在し、接続するようにした上、密閉蓋11を密閉、閉鎖したものとする。

0042

このような接続状態によって圧力タンク1、フィルター収容空間12に1個の廃フィルターHFと2個のダミーフィルターDF,DFとを収容するようにし、図2中の二点鎖線矢印に示すように、送風回路2中の強制ファン20が発生する送風は、加熱器23によって加温され、送風回路2風下がわより連通型ホルダーパッキングP1を通じて廃フィルターHF、コアパイプCP中に圧入されるが、これに接続された閉塞型ジョイントパッキングP4にき止められる。したがって、隣接、接続されているダミーフィルターDFコアパイプCP中には送り込まれず、送風の全量が廃フィルターHFコアパイプCP周囲のフィルター要素を通過し、同フィルター要素に残留する溶剤を気化させると共に、フィルター収容空間12内に流出し、送風回路2風上がわより集塵器21に圧送される。

0043

廃フィルターHFを通過した送風は、その溶剤ガス中にフィルター要素から離脱するなどして発生した不溶性塵埃が混在しており、該集塵器21を通過すると、それらの塵埃が除去されることとなり、こうして清浄化された溶剤ガスは、溶剤用凝縮回収器22に接触して冷却、凝縮して滴下、溶剤回収タンク4に貯留されることとなる。
溶剤用凝縮回収器22によって浄化された送風は、加熱器23を通過して再加温され、送風回路2風下がわから連通型ホルダーパッキングP1を通じ、再び廃フィルターHFコアパイプCPに供給され、フィルター要素を通過して溶剤を気化し、フィルター収容空間12から送風回路2風上がわより、集塵器21、溶剤用凝縮回収器22、加熱器23の順に還流を繰り返して廃フィルターHF残留溶剤の略全量を分離、浄化、回収するものとなる。

0044

また、図3中に示すように、ドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置に、2個の廃フィルターHF,HFを収容して浄化処理する場合には、フィルター収容空間12奥がわに直列状に隣接、収容した2個の廃フィルターHF,HFのコアパイプCP,CP間に連通型ジョイントパッキングP3を介在し、最も密閉蓋11(装填口10)がわ配置となるダミーフィルターDFコアパイプCPの奥がわ端と、これに対峙する(同図3中)中央配置となる廃フィルターHFコアパイプCPの対峙端との間に閉塞型ジョイントパッキングP4を介在するよう直列に接続したものとする。

0045

図3中に示すように、フィルター収容空間12奥がわから2個の廃フィルターHF,HFを直列状に収容した場合には、送風回路2風下がわから連通型ホルダーパッキングP1を通じて奥がわ配置の廃フィルターHF、コアパイプCPに流入した送風の一部が、同奥がわ配置の廃フィルターHFフィルター要素を通過し、残留溶剤をガス化除去するものとなり、同コアパイプCPに流入した送風の他の一部は、連通型ジョイントパッキングP3を通じて中央配置の廃フィルターHF、コアパイプCPに流入するが、ダミーフィルターDFコアパイプCPとの接続部分の閉塞型ジョイントパッキングP4に行く手を阻まれて送風の全量が中央配置の廃フィルターHFフィルター要素を通過し、それに含まれた残留溶剤をガス化除去するものとなる。

0046

さらに、図4中に示すように、ドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置に、3個の廃フィルターHF,HF,HFを収容して浄化処理する場合には、連通型ホルダーパッキングP1と閉塞型ホルダーパッキングP2との間に直列状に接続する3個の廃フィルターHF,HF,HF、コアパイプCP,CP,CPの対峙端間夫々に、連通型ジョイントパッキングP3,P3を嵌合、装着したものにすると、送風回路2風下がわから連通型ホルダーパッキングP1を通じて奥がわ配置の廃フィルターHF、コアパイプCPに流入した送風の一部が、同奥がわ配置の廃フィルターHFフィルター要素を通過し、残留溶剤をガス化除去し、同コアパイプCPに流入した送風の他の一部は、連通型ジョイントパッキングP3を通じて中央配置の廃フィルターHF、コアパイプCPに流入し、送風の一部が、同中央配置の廃フィルターHFフィルター要素を通過し、残留溶剤をガス化除去するものとなり、同コアパイプCPに流入した送風の他の一部は、連通型ジョイントパッキングP3を通じて最も密閉蓋11がわ配置の廃フィルターHF、コアパイプCPに流入するが、閉塞型ホルダーパッキングP2に堰き止められ、送風の全量が、同密閉蓋11がわ配置の廃フィルターHFフィルター要素を通過し、残留溶剤をガス化除去するものとなる。

0047

そして、図5の廃フィルター浄化装置制御方法フローチャートに示すように、廃フィルターHF(およびダミーフィルターDF)を、図1ないし図4中の何れかに示す状態に収容したドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置は、その自動制御部(図示せず)が起動Aされると、強制ファン20が自動的に起動B(電源供給)、続いて溶剤用凝縮回収器22に冷却水を自動供給C(水中ポンプの起動)した後、温度センサー5の検出信号を受信し、その検出温度が20℃を超えているか否かを、演算処理して判断Dする。

0048

この演算処理D結果が、温度センサー5の検出温度が20℃未満の場合(NO)は、廃ドレン3三方弁30を自動的に供給に切り替えて加熱器23、およびこれに接続されている再加熱用ヒーター6への廃ドレン3蒸気または湯の供給を開始Eしてから停止操作の入力があるか否かを検知、判断Fし、停止操作が無(NO)ければ、再度温度センサー5の検出信号を受信し、その検出温度が20℃を超えているか否かを演算処理して判断Dし、回収ガス温度が20℃を超えた場合(YES)には、廃ドレン3三方弁30を自動的に排出に切り替えて加熱器23、およびこれに接続されている再加熱用ヒーター6への廃ドレン3蒸気または湯の供給を停止Gする。

0049

その後、停止操作の入力があるか否かを検知、判断Fし、停止操作が無(NO)ければ、再度再度温度センサー5の検出信号を受信し、その検出温度が20℃を超えているか否かを演算処理して判断Dし、廃ドレン3の自動供給Eか、廃ドレン自動停止Gかの何れか一方を実行した後、停止操作の入力があるか否かを検知、判断Fするという動作を連続的に繰り返すものとし、停止操作の入力がなされた場合(YES)には、強制ファン20への電力供給および溶剤用凝縮回収器22への冷却水の供給の自動停止H、加熱器23ならびに再加熱用ヒーター6への廃ドレン3、三方弁30の排出への切り替えなどの全てを自動的に実行Hするよう制御する。

0050

(実施例1の効果)
以上のような構成からなる実施例1のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置は、本願出願人のクリーニング工場内における平成19年度、1年間の使用によって合計421個の廃フィルターHFから、5,894リットル(14リットル/1個)の残留溶剤を回収することに成功しており、その浄化処理用熱源には、クリーニング工場内で使用済みの(従来まで廃棄されていた)廃ドレン3を再利用しているから、新たな燃料消費を殆ど生ずることなく、強制ファン20や凝縮回収器22用のモーターやポンプの僅かな電力消費によって効率的且つ経済的に運転可能であり、専用のボイラを使用する場合に比較して二酸化炭素の排出量を大幅に削減できるという秀れた効果を発揮するものである。

0051

加えて、ダミーフィルターDFとして廃棄処分する筈の廃フィルターHFを、中途分解する形でフィルター要素だけが取り除かれ、再生利用するようにしたものでは、ダミーフィルターDFの設計、製造という多額の予算を必要とする作業の一切を不要とする上、取り外したフィルター要素以外のコアパイプCP、およびそれに付属する円板状の部品など、ダミーフィルターDFとして利用する部分の廃棄処理費用分を削減することができ、経費の大幅な節減を実現可能とするものになる。

0052

また、溶剤用凝縮回収器22に供給する冷媒を13℃ないし15℃の浄水または地下水とし、放熱可能な外部タンク(図示せず)に貯留し、水中ポンプ(図示せず)によって強制的に循環、供給するようにしたものでは、経済的で故障が少なく信頼性に秀れたものとすることができ、さらに、加熱器23および再加熱用ヒーター6に廃ドレン3からの蒸気または湯を順次供給するようにしたものは、送風回路2から圧力タンク1、フィルター収容空間12に流入する空気を効果的に加温ならびに保温可能となり、廃フィルターHFの残留溶剤を一段と効率的に回収できるものとなり、特に、フィルター収容空間12に3個(所定数n個)未満(1個または2個)の廃フィルターHFを収容した場合には、浄化処理時間を大に短縮することができるという利点が得られる。

0053

さらに、図5中に示すように、回収ガスの温度センサー5(図1ないし図4中に示すもの。)による検出値が20℃を超えDたときに、加熱器23ならびに再加熱用ヒーター6への廃ドレン3、三方弁30の供給を自動的に排出に切り替え(G)、送風回路2中および圧力タンク、1フィルター収容空間12内の異常過熱を防止するよう制御可能な自動制御部(図示せず)を設けるようにし、溶剤ガスの過剰発生を防止して浄化処理作業の安全性を高めることができると共に、三方弁30が排出に切り替わった(G)ときに、残留溶剤の回収が終了したことを知ることができ、浄化処理時間の過不足を無くして作業効率を大幅に向上できる上、溶剤用凝縮回収器22の故障などにも三方弁30の排出への自動切り替え(G)によって対応可能となり、当該ドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置自体の安全性を一段と高める効果が期待できる。

0054

(結 び)
叙述の如く、この発明のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの廃フィルター浄化装置に比較して大幅に低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、消費エネルギーと二酸化炭素排出量とを大巾に削減し、浄化処理作業の安全性および作業効率を一段と改善し得るものとなることから、廃フィルター処理が問題となるドライクリーニング業界はもとより、公害問題に苦慮する国や地方自治体などの行政機関あるいは環境保護団体、将又クリーニング工場周辺住民を含む一般家庭などからも高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。

図面の簡単な説明

0055

図面は、この発明のドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置の技術的思想具現化した代表的な一実施例を示すものである。
ドライクリーニング機の廃フィルター浄化装置を示す断面図である。
浄化装置の作動状態を示す断面図である。
2個の廃フィルターを収容した浄化装置を示す断面図である。
3個の廃フィルターを収容した浄化装置を示す断面図である。
浄化装置の制御方法を示すフローチャートである。

符号の説明

0056

1圧力タンク
10 同装填口
11 同密閉蓋
12 同フィルター収容空間
13 同 一端壁
14 同 他端寄りの周壁
15 同 他端壁
2送風回路
20 同強制ファン
21 同集塵器
22 同溶剤用凝縮回収器
23 同加熱器
24 同 供給口
25 同 排出口
26 同温度計
3 廃ドレン
30 同三方弁
4溶剤回収タンク
5温度センサー(自動制御部)
6再加熱用ヒーター
60 同 供給口
61 同 排出口
HF廃フィルター
CP 同コアパイプ
DFダミーフィルター
CP 同 コアパイプ
P1連通型ホルダーパッキング
P2閉塞型ホルダーパッキング
P3 連通型ジョイントパッキング
P4 閉塞型ジョイントパッキング
A起動
B 強制ファン起動
C冷却水自動供給
D回収ガス20℃超か否か判断
E 廃ドレン自動供給
F停止操作有か否か判断
G 廃ドレン自動停止
H 自動全停止

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