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技術 スリーブ印刷版用版胴及び缶の印刷装置

出願人 ユニバーサル製缶株式会社
発明者 橋本浩明
出願日 2008年3月26日 (12年8ヶ月経過) 出願番号 2008-080562
公開日 2009年10月15日 (11年2ヶ月経過) 公開番号 2009-233928
状態 未査定
技術分野 輪転機 特殊印刷
主要キーワード ダクティング エア供給孔 スリーブ支持体 周方向相対位置 エア孔 円筒物 テーパ軸 バリ状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年10月15日)のものです。
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図面 (11)

課題

スリーブ印刷版切断工具等で切断して取り外す場合でも、版胴円筒面に傷が生じてスリーブ印刷版の着脱が困難になったり印刷品質劣化したりすることがないスリーブ印刷版用版胴、及び、このスリーブ印刷版用版胴を備えた印刷装置を提供する。

解決手段

軸線Lに沿って延びる円筒面62を有し、この円筒面62に円筒状をなすスリーブ印刷版30が着脱可能に取り付けられるスリーブ印刷版用版胴60であって、円筒面62の一部には、径方向内方に凹むとともにスリーブ印刷版30を切断する際に用いられる切断工具の刃が挿入される刃受け凹部67が設けられていることを特徴とする。

概要

背景

スリーブ印刷版は、通常、繊維強化プラスチックFRP)製のスリーブ支持体と、このスリーブ支持体の外周面に配設され、例えばレーザー光による彫刻が可能な感光性樹脂からなり画像パターンが形成された版本体と、で構成されている。
このようなスリーブ印刷版は、例えば特許文献1に記載されているように、フレキソ印刷凸版印刷の分野において広く使用されている。また、特許文献2に記載されているように、等の円筒物に対するオフセット印刷の分野においても、このスリーブ印刷版が適用されている。

このスリーブ印刷版においては、画像パターンの周方向位置がスリーブ支持体上で予め設定されているので、スリーブ支持体と版胴との位置合わせを行うことで画像パターンの見当合わせを行うことができ、画像パターンの交換作業に掛かる時間と労力を大幅に削減することが可能となる。
特開2006−326938号公報
特開2006−272682号公報

概要

スリーブ印刷版を切断工具等で切断して取り外す場合でも、版胴の円筒面に傷が生じてスリーブ印刷版の着脱が困難になったり印刷品質劣化したりすることがないスリーブ印刷版用版胴、及び、このスリーブ印刷版用版胴を備えた缶の印刷装置を提供する。軸線Lに沿って延びる円筒面62を有し、この円筒面62に円筒状をなすスリーブ印刷版30が着脱可能に取り付けられるスリーブ印刷版用版胴60であって、円筒面62の一部には、径方向内方に凹むとともにスリーブ印刷版30を切断する際に用いられる切断工具の刃が挿入される刃受け凹部67が設けられていることを特徴とする。

目的

本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであって、スリーブ印刷版を切断工具等で切断して取り外す場合でも、版胴の円筒面に傷が生じてスリーブ印刷版の着脱が困難になったり印刷品質が劣化したりすることがないスリーブ印刷版用版胴、及び、このスリーブ印刷版用版胴を備えた缶の印刷装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

軸線に沿って延びる円筒面を有し、この円筒面に円筒状をなすスリーブ印刷版着脱可能に取り付けられるスリーブ印刷版用版胴であって、前記円筒面の一部には、径方向内方に凹むとともに前記スリーブ印刷版を切断する際に用いられる切断工具の刃が挿入される刃受け凹部が設けられていることを特徴とするスリーブ印刷版用版胴。

請求項2

前記刃受け凹部は、前記円筒面の前記軸線方向端部から離間した位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスリーブ印刷版用版胴。

請求項3

前記刃受け凹部には、前記円筒面よりも硬度の低い軟質材埋設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスリーブ印刷版用版胴。

請求項4

前記刃受け凹部は、線状に延在する凹溝とされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のスリーブ印刷版用版胴。

請求項5

前記円筒面には、前記スリーブ印刷版の軸線方向位置及び周方向位置を案内するガイドピンが設けられており、このガイドピンと同一の周方向位置に前記刃受け凹部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスリーブ印刷版用版胴。

請求項6

前記スリーブ印刷版には、画像パターンが形成された版本体が周方向に間隔を開けて複数配設されており、複数の版本体同士の間の部分に、前記刃受け凹部が位置させられる構成とされていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のスリーブ印刷版用版胴。

請求項7

円筒状をなすスリーブ印刷版の外周面に形成された版本体の画像パターンを、缶胴印刷する印刷装置であって、前記スリーブ印刷版が請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のスリーブ印刷版用版胴に装着されていることを特徴とする缶の印刷装置。

技術分野

0001

本発明は、円筒状をなすスリーブ印刷版が装着されるスリーブ印刷版用版胴及びこのスリーブ印刷版用版胴を備えた印刷装置に関するものである。

背景技術

0002

スリーブ印刷版は、通常、繊維強化プラスチックFRP)製のスリーブ支持体と、このスリーブ支持体の外周面に配設され、例えばレーザー光による彫刻が可能な感光性樹脂からなり画像パターンが形成された版本体と、で構成されている。
このようなスリーブ印刷版は、例えば特許文献1に記載されているように、フレキソ印刷凸版印刷の分野において広く使用されている。また、特許文献2に記載されているように、缶等の円筒物に対するオフセット印刷の分野においても、このスリーブ印刷版が適用されている。

0003

このスリーブ印刷版においては、画像パターンの周方向位置がスリーブ支持体上で予め設定されているので、スリーブ支持体と版胴との位置合わせを行うことで画像パターンの見当合わせを行うことができ、画像パターンの交換作業に掛かる時間と労力を大幅に削減することが可能となる。
特開2006−326938号公報
特開2006−272682号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、スリーブ印刷版においては、スリーブ印刷版の内径が版胴の外径よりも僅かに小さくされており、版胴の円筒面に設けられたエア孔からエアを噴出してスリーブ印刷版を拡径させて版胴に嵌着している。つまり、スリーブ印刷版と版胴とが嵌合することで強固に固定されているのである。ここで、印刷終了後にスリーブ印刷版をエアによって拡径して取り外すことになるが、スリーブ印刷版と版胴との間に異物混入した場合や印刷時の版圧の影響等によってスリーブ印刷版と版胴とが強固に密着した場合には、エアを噴出しても版胴からスリーブ印刷版が取り外せなくなることがある。

0005

このような状況においては、使用後のスリーブ印刷版を例えばカッター等の切断工具を用いて切断して取り外すことになるが、カッターの刃がスリーブ印刷版を貫通して版胴の表面を傷つけてしまうおそれがあった。このように版胴の表面を傷つけた場合には、傷によって円筒面の面粗さが粗くなり、スリーブ印刷版を軸線方向に移動させる際の抵抗となって、スリーブ印刷版の着脱が困難になるといった問題があった。また、この傷によってバリ状突起部が形成された場合、版本体以外の部分が径方向外方に突出してインク転写されるおそれがある。また、傷が発生した部分に版本体が配設されると傷の部分のみ版圧が変化して印刷品質劣化するおそれがあった。

0006

本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであって、スリーブ印刷版を切断工具等で切断して取り外す場合でも、版胴の円筒面に傷が生じてスリーブ印刷版の着脱が困難になったり印刷品質が劣化したりすることがないスリーブ印刷版用版胴、及び、このスリーブ印刷版用版胴を備えた缶の印刷装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前述の課題を解決するために、本発明に係るスリーブ印刷版用版胴は、軸線に沿って延びる円筒面を有し、この円筒面に円筒状をなすスリーブ印刷版が着脱可能に取り付けられるスリーブ印刷版用版胴であって、前記円筒面の一部には、径方向内方に凹むとともに前記スリーブ印刷版を切断する際に用いられる切断工具の刃が挿入される刃受け凹部が設けられていることを特徴としている。

0008

この構成のスリーブ印刷版用版胴によれば、スリーブ印刷版が装着される円筒面の一部に、前記スリーブ印刷版を切断する際に用いられる切断工具の刃が挿入される刃受け凹部が設けられているので、スリーブ印刷版を切断して取り外す際に、切断工具の刃が刃受け凹部の内面以外に接触することがなくなり、カッタ等の切断工具による円筒面の傷つきを防止できる。また、刃受け凹部が径方向内方に凹むように構成されているので、刃受け凹部の内面に傷が生じてバリ状の突起部が生成しても、この突起部が円筒面よりも径方向外方に突出することを抑制できる。

0009

ここで、前記刃受け凹部を、前記円筒面の前記軸線方向端部から離間した位置に形成することが好ましい。
この場合、スリーブ印刷版を装着した状態では、円筒面の軸線方向端部においてスリーブ印刷版との間に隙間が生じることがなく、外部からの異物の混入を防止することが可能となる。なお、スリーブ印刷版はその幅方向全長にわたって切断しなくても一部を切断することによって取り外すことができる。

0010

また、前記刃受け凹部に、前記円筒面よりも硬度の低い軟質材埋設してもよい。
この場合、刃受け凹部に軟質材を埋設することによって、刃受け凹部の部分も含めて、円筒面を平滑な面とすることが可能となる。また、刃受け凹部に軟質材が埋設されているので、切断工具の刃を挿入することができるとともに刃受け凹部の内面の傷つきも抑制することができる。なお、軟質材としては、プラスチック樹脂ゴム材等を適用することができる。

0011

さらに、前記刃受け凹部を線状に延在する凹溝としてもよい。
この場合、刃受け凹部に切断工具の刃を挿入した状態で凹溝に沿って切断工具の刃を移動させることによってスリーブ印刷版の切断作業を容易に行うことができる。また、円筒面に対して切断工具の刃を複数回挿入する必要がなく、円筒面の傷つきをさらに確実に抑制することができる。

0012

また、前記円筒面に、前記スリーブ印刷版の軸線方向位置及び周方向位置を案内するガイドピンを設け、このガイドピンと同一の周方向位置に前記刃受け凹部を設けた構成することが好ましい。
この場合、ガイドピンによって刃受け凹部の周方向位置を確実に把握することができ、スリーブ印刷版によって刃受け凹部が全く視認できない場合であっても、刃受け凹部に切断工具の刃の先端を挿入することができ、円筒面の刃受け凹部以外の部分に切断工具の刃を接触させることなく、スリーブ印刷版の切断を行うことができる。

0013

さらに、前記スリーブ印刷版には、画像パターンが形成された版本体が周方向に間隔を開けて複数配設されており、複数の版本体同士の間の部分に、前記刃受け凹部が位置させられる構成とすることが好ましい。
この場合、刃受け凹部の上(径方向外方)に版本体が配設されることがなくなり、印刷時において版本体における版圧を均一にすることができ、印刷品質を向上を図ることが可能となる。

0014

本発明の缶の印刷装置は、円筒状をなすスリーブ印刷版の外周面に形成された版本体の画像パターンを缶胴に印刷する缶の印刷装置であって、前記スリーブ印刷版が前述のスリーブ印刷版用版胴に装着されていることを特徴としている。
この構成の缶の印刷装置によれば、スリーブ印刷版を切断して除去する際に、スリーブ印刷用版胴の円筒面に傷が生じることが抑えられ、スリーブ印刷用版胴の寿命延長を図ることができる。

発明の効果

0015

本発明によれば、スリーブ印刷版を切断工具で切断して取り外す場合でも、版胴の円筒面に傷が生じてスリーブ印刷版の着脱が困難になったり印刷品質が劣化したりすることがないスリーブ印刷版用版胴、及び、このスリーブ印刷版用版胴を備えた缶の印刷装置を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下に、本発明の実施の形態について添付した図面を参照して説明する。
まず、本実施形態である缶の印刷装置Aについて説明する。缶の印刷装置Aの概略を図1に示す。
本実施形態である缶の印刷装置Aは、複数配置されたインク付着機構Bと、缶移動機構Cとで概略構成されている。

0017

インク付着機構Bは、インクを供給するインカーユニット1と、このインカーユニット1に接触してインクを写し取った後、缶胴20の外周面に接触して該インクを印刷する(付着させる)ブランケット9を複数枚備えるブランケットホイール8とから構成されている。

0018

インカーユニット1は、インク源2と、インク源2に接触してインクを受けるダクティングロール3と、このダクティングロール3に接続して複数のローラからなる中間ローラ4と、この中間ローラ4に接続するゴムローラ5と、このゴムローラ5に接続する版胴60とからなり、版胴60の外周面(円筒面62)には、缶胴20に転写する画像パターンを有する凸版33を備えたスリーブ印刷版30が配設されている。また、この版胴60は、駆動軸71に片持ち状態で回転自在に軸支されている。

0019

ブランケットホイール8の外周面には、ブランケット9が複数枚備えられており、このブランケット9は、版胴60の外周面に配設されたスリーブ印刷版30の凸版33に接触するとともに、缶胴20に接触する構成とされている。

0020

缶移動機構Cは、缶胴20を取り入れる缶シュータ10と、この缶シュータ10から供給された缶胴20を回転自在に保持するマンドレル11と、このマンドレル11に装着された缶胴20を、順次、インク付着機構B方向に回転移動させるマンドレルターレット12とで構成されている。

0021

次に、版胴60の外周面(円筒面62)に配設されるスリーブ印刷版30について説明する。本実施形態で使用されるスリーブ印刷版30は、図2に示すように、軸線Lに沿って延びる円筒状をなすスリーブ版材31を有している。このスリーブ版材31の肉厚は、軸線L方向及び周方向で一定とされ、1mm〜3mmの範囲内に設定されており、本実施形態では2mmとされている。

0022

このスリーブ版材31は、ショア(A)硬度が30〜100のプラスチック樹脂又はゴム材、本実施形態では、レーザー光による彫刻が可能な感光性樹脂で構成されている。なお、ショア(A)硬度が30〜100とされたスリーブ版材31を構成するプラスチック樹脂又はゴム材としては、例えばポリウレタンメタクリレート等が挙げられる。このスリーブ版材31の材質は、盛られるインキの特性、被印刷物性状等を考慮して選択することが好ましい。

0023

このスリーブ版材31の外周面には、エッチングレーザー加工によって画像パターンを有する凸版33(版本体)が刻設される。本実施形態では、図2に示すように、2つの凸版33、33が軸線Lを挟んで対向する位置に刻設されている。
そして、スリーブ印刷版の軸線L方向後端側(図2において右側)には、版胴60との周方向相対位置、軸線L方向相対位置を案内するためのガイド切欠部34が形成されている。

0024

次に、版胴60について説明する。版胴60は、図2に示すように、円筒状をなしており、内周孔61と、外周側を向く円筒面62と、軸線L方向端面63と、を備えている。
版胴60には、一方の軸線L方向端面63に開口するとともに軸線Lに沿って延びるエア供給路64と、このエア供給路64に連通されるとともに円筒面62に開口するエア孔65とを備えており、このエア孔65から噴出したエアによってスリーブ印刷版30を拡径して着脱する構成とされている。

0025

内周孔61には、版胴60を回転駆動する駆動軸71の先端が着脱可能に挿入される構成とされている。本実施形態では、内周孔61は軸線L方向先端側(図2において左側)に向かうに従い漸次縮径するテーパ孔とされており、駆動軸71の先端も軸線L方向先端側(図2において左側)に向かうに従い漸次縮径するテーパ軸とされている。ここで、内周孔61と駆動軸71とは、前述のように、テーパ嵌合されており、軸線L方向の相対位置が決定される構成とされている。

0026

円筒面62には、軸線L方向後端側(図2において右側)端に、凸版33を備えたスリーブ印刷版30との周方向相対位置、軸線L方向相対位置とを案内するガイドピン66が突設されている。
そして、円筒面62には、径方向内方に凹むとともにカッター等の切断工具の刃が挿入される刃受け凹部67が設けられている。この刃受け凹部67は、図2に示すように、ガイドピン66が突設された周方向位置において軸線Lに平行に延びて円筒面62の軸線L方向両端部から離間した位置まで延在されている。つまり、刃受け凹部67は、版胴60の軸線L方向端面63にまで達しないように形成されているのである。また、本実施形態では、刃受け凹部67は、図3に示すように、延在方向に直交する断面において半円弧状をなしている。

0027

次に、この版胴60にスリーブ印刷版30を装着する方法について説明する。
まず、スリーブ印刷版30の一端を版胴60の外周面に嵌め込む。この状態で、エアポンプ等を版胴60の一方の軸線L方向端面63に開口したエア供給路64に接続してエアを供給する。供給されたエアは、軸線Lに平行に延びるエア供給孔64を介して円筒面62に開口するエア孔65から噴出される。このようにして噴出されたエアによってスリーブ印刷版30が拡径され、版胴60にスリーブ印刷版30が装着される。

0028

このとき、スリーブ印刷版30の軸線L方向後端側に設けられたガイド切欠部34が、版胴60の円筒面62の軸線L方向後端側に突設されたガイドピン66に係合され、スリーブ印刷版30と版胴60との周方向相対位置、軸線L方向相対位置が決定される。こうして決定されたスリーブ印刷版30と版胴60との周方向相対位置においては、スリーブ印刷版30の外周面に設けられた凸版33,33の間の部分に、刃受け凹部67及びガイドピン66が位置するように位置決めされる。

0029

このようにしてスリーブ印刷版30が版胴60に装着された缶の印刷装置Aにおいては、各々のインカーユニット1のインク源2から各々異なった色のインクが、ダクティングロール3、中間ローラ4、ゴムローラ5を介して、版胴60の外周面(円筒面62)に配設された凸版33に付着させられ、これら各色のインクが、回転するブランケットホイール8上のブランケット9にパターンとして乗せられ、このパターンがマンドレル11に保持された缶胴20に接触しながら印刷される。

0030

印刷後にスリーブ印刷版30を除去する際には、エアポンプ等を版胴60の一方の軸線L方向端面63に開口したエア供給路64に接続してエアを供給し、円筒面62に開口するエア孔65からエアを噴出してスリーブ印刷版30を拡径する。
このとき、印刷時の版圧によって円筒面62にスリーブ印刷版30が強く密着させられた場合や、スリーブ印刷版30と円筒面62との間に異物が混入した場合には、前述のようにエア孔65からエアを噴出しても版胴60からスリーブ印刷版30を取り外せなくなることがある。

0031

このようにスリーブ印刷版30が取り外せなくなった場合には、スリーブ印刷版30をカッター等の切断工具によって切断して除去することになる。本実施形態では、スリーブ印刷版30の外側から切断工具の刃を入れて、版胴60の円筒面62に設けられた刃受け凹部67の内部に切断工具の刃を挿入する。そして、刃受け凹部67に沿って刃を軸線L方向に移動させてスリーブ印刷版30の一部を切断し、スリーブ印刷版30を大きく拡径させて版胴60から取り外す。

0032

このような構成とされた本実施形態である版胴60によれば、スリーブ印刷版30が装着される円筒面62に、径方向内方に向けて凹む刃受け凹部67が形成されているので、スリーブ印刷版30を切断するためのカッター等の切断工具の刃を刃受け凹部67に挿入することができ、切断工具の刃が刃受け凹部67の内面以外に接触することがなくなり、版胴60の円筒面62に傷が発生することを防止できる。また、刃受け凹部67の内面に傷が生じてバリ状の突起部が生成しても、この突起部が円筒面62よりも径方向外方に突出することがなく、円筒面を滑らかな面とすることが可能となり、印刷の高品質化を図ることができる。

0033

また、本実施形態では、刃受け凹部67が軸線Lに平行に延びるように形成されているので、切断工具の刃を挿入した状態で刃受け凹部67に沿って刃を移動させることにより、スリーブ印刷版30の切断作業を容易に行うことができる。また、版胴60の円筒面62に対して切断工具の刃を複数回挿入する必要がなくなり、円筒面62の傷つきを確実に防止することができる

0034

さらに、刃受け凹部67が、円筒面62の軸線L方向両端部から離間した位置まで延在され、版胴60の軸線L方向端面63にまで達しないように形成されているので、円筒面62にスリーブ印刷版30を装着した状態では、円筒面62の軸線方向L端部においてスリーブ印刷版30との間に隙間が生じることがなく、外部からの異物の混入を防止することが可能となる。

0035

また、本実施形態では、円筒面62の軸線L方向後端側端に、スリーブ印刷版30との周方向相対位置、軸線L方向相対位置を案内するガイドピン66が突設されており、刃受け凹部67が、ガイドピン66が突設された周方向位置において軸線Lに平行に延びるように形成されているので、スリーブ印刷版30を装着した状態でもガイドピン66によって刃受け凹部67の周方向位置を確実に把握することができ、刃受け凹部67に切断工具の刃を挿入することが可能となる。これにより、円筒面62の刃受け凹部67以外の部分に切断工具の刃を接触させることなく、スリーブ印刷版30の切断を確実に行うことができる。

0036

さらに、スリーブ印刷版30に、画像パターンが形成された2つの凸版33,33が軸線Lを挟んで対向する位置に刻設されており、スリーブ印刷版30を版胴60に装着した際に、凸版33、33同士の間に刃受け凹部67及びガイドピン66が位置するように位置決めされる構成とされているので、刃受け凹部67の上(径方向外方)に凸版33が配設されることがなくなり、凸版33によって印刷する際の版圧を均一とし、印刷品質の向上を図ることが可能となる。

0037

また、本実施形態である缶の印刷装置Aによれば、スリーブ印刷版30を切断して除去する際に、版胴60の円筒面62に傷が生じることが抑えられ、版胴60の寿命延長を図ることができる。

0038

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、図3に示すように、刃受け凹部67の断面が半円弧状を成すものとして説明したが、刃受け凹部67の断面形状に特に限定はなく、図4に示すように断面V字状をなしていてもよいし、図5に示すように断面矩形状をなしていてもよい。なお、図4のように断面V字状とすることで、切断工具の刃の先端がV字の谷部分に位置することになり、切断工具を確実に案内することが可能となる。

0039

また、図6に示すように、刃受け凹部67の内部に、円筒面62よりも硬度の低い軟質材68を埋設してもよい。この場合、刃受け凹部67に軟質材68を埋設することで、刃受け凹部67の部分も含めて円筒面62を平滑な面とすることができる。また、円筒面62よりも硬度の低い軟質材68を埋設しているので、刃受け凹部67に切断工具の刃の先端を挿入することができるとともに刃受け凹部67の内面の傷つきも抑制することができる。なお、刃受け凹部67の内部に埋設する軟質材68としては、プラスチック樹脂、ゴム材等を適用することが好ましい。ここで、軟質材の具体例としては、コーキング樹脂天然ゴム等が挙げられる。

0040

さらに、本実施形態では、刃受け凹部67を軸線Lに平行に延びる溝状とし、軸線L方向両端から離間した位置にまで延設されたものとして説明したが、刃受け凹部の形状はこれに限定されることはない。
例えば、図7に示すように、刃受け凹部167を軸線L方向両端にまで達するように延在して版胴160の軸線L方向端面163に開口する構成としてもよい。この場合、スリーブ印刷版30を確実に切断することが可能となるため、比較的肉厚が厚く剛性の高いスリーブ印刷版30であっても切断除去することができる。また、ガイドピン等が無くても刃受け凹部167の位置を軸線L方向端面163から確認することができる。

0041

また、図8に示すように、刃受け凹部267を軸線Lに平行ではなく、円周方向に傾斜するように延在させてもよい。
さらに、図9に示すように、刃受け凹部367を円周方向に一周するように延在させてもよい。この場合、スリーブ印刷版30が軸線L方向に分断されることになり、拡径変形が容易となってスリーブ印刷版30を取り外すことができる。
また、図10に示すように、刃受け凹部467を点状のものとし、この点状の刃受け凹部467を複数並設させてもよい。この場合、切断工具の刃の先端を刃受け凹部467に順次挿入することでスリーブ印刷版30に切り欠け部が生じ、この切り欠け部を起点としてリーブ印刷版30を切断除去することができる。

0042

また、スリーブ版材31を有し、このスリーブ版材31の外周面に凸版33が形成されたものとして説明したが、装着されるスリーブ印刷版は本実施形態に限定されることはなく、繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート樹脂PET樹脂)で構成されたスリーブ支持体を有し、このスリーブ支持体の外周面にスリーブ状の版材又はプレート状の版材が配設された構成のものであってもよい。

図面の簡単な説明

0043

本発明の一実施形態である缶の印刷装置の概略説明図である。
本実施形態である版胴とスリーブ印刷版とを示す斜視図である。
本実施形態である版胴に設けられた刃受け凹部の断面図である。
本発明の他の実施形態である版胴に設けられた刃受け凹部の断面図である。
本発明の他の実施形態である版胴に設けられた刃受け凹部の断面図である。
本発明の他の実施形態である版胴に設けられた刃受け凹部の断面図である。
本発明の他の実施形態である版胴の斜視図である。
本発明の他の実施形態である版胴の斜視図である。
本発明の他の実施形態である版胴の斜視図である。
本発明の他の実施形態である版胴の斜視図である。

符号の説明

0044

20缶胴
30スリーブ印刷版
33凸版(版本体)
60版胴(スリーブ印刷版用版胴)
62円筒面
66ガイドピン
67刃受け凹部
68 軟質材

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