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技術 タンク通気弁の機能性の検査方法および装置

出願人 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
発明者 エルンスト・ウィルド
出願日 2008年12月24日 (11年2ヶ月経過) 出願番号 2008-327703
公開日 2009年10月8日 (10年5ヶ月経過) 公開番号 2009-228669
状態 特許登録済
技術分野 燃料・空気・混合気への2次燃料等の供給 燃料・空気・混合気への2次燃料等の供給
主要キーワード 空気調節器 AND要素 結合配管 機能性検査 低域フィルタ回路 空気需要 弁配管 通気配管
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この項目の情報は公開日時点(2009年10月8日)のものです。
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図面 (4)

課題

タンク通気弁の能動的操作を行うことなく、消費機器投入および遮断の影響を受けないタンク通気弁の診断を可能にする。自動車用タンク通気装置のタンク通気弁の機能性の検査方法および装置を提供する。

解決手段

燃料タンク(70)と、フィルタ配管(75)を介して燃料タンク(70)に結合され且つ通気配管(62)を有する吸着フィルタ(65)と、弁配管(55)を介して、アイドリング空気用調節器(25)を有する内燃機関(10)の吸気管(20)に結合されているタンク通気弁(50)とを備えた自動車用のタンク通気装置のタンク通気弁(50)の機能性の検査方法において、内燃機関(10)のアイドリング時に、タンク通気弁(50)内を流れる質量流量およびアイドリング空気用調節器(25)内を流れる質量流量が測定され、アイドリング空気用調節器(25)の変化からタンク通気弁(50)の機能性が推測される。

概要

背景

タンクから流出する燃料蒸気は周囲に放出されてはならない。この理由から、タンクからの燃料蒸気は、好ましくは活性炭フィルタを有する吸着容器内に導かれ、活性炭は燃料蒸気を捕集し、これにより、通気配管を介して周囲には空気のみが流出可能である。吸着容器内の活性炭を再生するために、吸着容器と内燃機関吸気管との間に結合配管が設けられている。再生のために、内燃機関の運転中に、操作可能なタンク通気弁開放され且つ活性炭内に吸蔵されている燃料質量吸気管内に吸い込まれ、内燃機関による燃焼のために供給される。このとき、タンク通気装置の機能性がモニタリングされる。タンク通気弁の開放において顕著な混合物流出が発生したとき、これは、燃料蒸気が活性炭から吸い込まれ且つ活性炭フィルタが洗浄されたことを示す。

これに対して、活性炭フィルタに蓄積がないときには空気のみが吸い込まれる。この場合、手間のかかる「空気検査」が実行される。このために、アイドリング時において、タンク通気弁が診断の目的のためにのみ能動的に操作され、空気装置応答が検出され且つ「観察される」。しかしながら、この診断の間に投入または遮断された消費機器によって、場合により診断結果が使用不可能となることがあるので、この診断がしばしば破棄されなければならないことがある。

ドイツ特許公開第10335902号から、タンク通気弁内燃料質量流量特性曲線から求められ、圧力センサの測定データにより決定された燃料質量流量と比較され、特性曲線から求められた燃料質量流量が圧力センサ・データにより決定された燃料質量流量の関数として補正される、内燃機関におけるタンク通気方法が開示されている。これは、タンク通気弁の公差を検出することを可能にする。これにより、公差によって低減または増大されて内燃機関に供給された燃料部分は、より少ないかまたはより多い蓄積として誤って解釈されることが排除可能である。この方法においては、燃料質量流量の決定が圧力センサにより行われることが問題である。さらに、この場合もまた、タンク通気弁の能動的な操作によってのみ診断が可能である。

概要

タンク通気弁の能動的操作を行うことなく、消費機器の投入および遮断の影響を受けないタンク通気弁の診断を可能にする。自動車用のタンク通気装置のタンク通気弁の機能性の検査方法および装置を提供する。燃料タンク(70)と、フィルタ配管(75)を介して燃料タンク(70)に結合され且つ通気配管(62)を有する吸着フィルタ(65)と、弁配管(55)を介して、アイドリング空気用調節器(25)を有する内燃機関(10)の吸気管(20)に結合されているタンク通気弁(50)とを備えた自動車用のタンク通気装置のタンク通気弁(50)の機能性の検査方法において、内燃機関(10)のアイドリング時に、タンク通気弁(50)内を流れる質量流量およびアイドリング空気用調節器(25)内を流れる質量流量が測定され、アイドリング空気用調節器(25)の変化からタンク通気弁(50)の機能性が推測される。

目的

タンク通気弁の能動的操作を行うことなく、さらに消費機器の投入および遮断の影響を受けないタンク通気弁の診断を可能にすることが本発明の課題である。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

燃料タンク(70)と、フィルタ配管(75)を介して前記燃料タンク(70)に結合され且つ通気配管(62)を有する吸着フィルタ(65)と、弁配管(55)を介して、アイドリング空気用調節器(25)を有する内燃機関(10)の吸気管(20)に結合されているタンク通気弁(50)とを備えた、自動車用タンク通気装置のタンク通気弁(50)の機能性の検査方法において、内燃機関(10)のアイドリング時に、タンク通気弁(50)内を流れる質量流量およびアイドリング空気用調節器(25)内を流れる質量流量が測定され、アイドリング空気用調節器(25)の変化からタンク通気弁(50)の機能性が推測されること、を特徴とするタンク通気弁の機能性の検査方法。

請求項2

タンク通気弁(50)内を流れる質量流量の変化とアイドリング空気用調節器(25)内を流れる質量流量の変化との間の相関係数(rkor)が決定され、相関係数(rkor)からタンク通気弁(50)の機能性が推測されることを特徴とする請求項1に記載の検査方法。

請求項3

相関係数(rkor)は、タンク通気弁(50)内を流れる質量流量およびアイドリング調節器(25)内を流れる質量流量の、それぞれ関連の平均値からの偏差の積の和が、前記タンク通気弁内を流れる質量流量および前記アイドリング調節器内を流れる質量流量の、それぞれ関連の平均値からの偏差の二乗和の積の平方根により除算されることから形成されること、および相関係数(rkor)が、値−1をとったときに機能性を有するタンク通気弁(50)が推測され、相関係数(rkor)が値0をとったときにタンク通気弁(50)の固着が推測されること、を特徴とする請求項2に記載の検査方法。

請求項4

移動平均値が形成されることを特徴とする請求項3に記載の検査方法。

請求項5

前記移動平均値が、低域フィルタ(210、220、230、240、280)を用いて決定されることを特徴とする請求項4に記載の検査方法。

請求項6

設定可能な数の測定点により算術平均値が形成されることを特徴とする請求項3に記載の検査方法。

請求項7

前記算術平均値が、積分器(310、321、331)を用いて決定されることを特徴とする請求項6に記載の検査方法。

請求項8

測定値が、設定可能な時間区間内において得られることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の検査方法。

請求項9

記相係数が、設定可能な時間区間内において決定されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の検査方法。

請求項10

前記時間区間が、100ミリ秒の値であることを特徴とする請求項8または9に記載の検査方法。

請求項11

請求項1ないし10のいずれかに記載の検査方法を実行するために用意された少なくとも1つの制御装置が設けられていることを特徴とする自動車用タンク通気装置のタンク通気弁(50)の機能性の検査装置

請求項12

制御装置(40)で実行されるとき、請求項1ないし10のいずれかに記載の検査方法の全てのステップを実行するコンピュータプログラム

請求項13

前記プログラムがコンピュータまたは制御装置(40)で実行されるとき、請求項1ないし10のいずれかに記載の検査方法を実行するために、マシン読取り可能な媒体に記憶されているプログラム・コードを有するコンピュータ・プログラム製品

技術分野

0001

本発明は、独立請求項に記載の自動車用タンク通気装置タンク通気弁の機能性の検査方法に関するものである。

0002

本発明による方法を実行するために形成されている装置、並びにコンピュータプログラム、および本方法を実行するために、マシン読取り可能な媒体に記憶されているプログラム・コードを有するコンピュータ・プログラム製品もまた本発明の対象である。

背景技術

0003

タンクから流出する燃料蒸気は周囲に放出されてはならない。この理由から、タンクからの燃料蒸気は、好ましくは活性炭フィルタを有する吸着容器内に導かれ、活性炭は燃料蒸気を捕集し、これにより、通気配管を介して周囲には空気のみが流出可能である。吸着容器内の活性炭を再生するために、吸着容器と内燃機関吸気管との間に結合配管が設けられている。再生のために、内燃機関の運転中に、操作可能なタンク通気弁が開放され且つ活性炭内に吸蔵されている燃料質量吸気管内に吸い込まれ、内燃機関による燃焼のために供給される。このとき、タンク通気装置の機能性がモニタリングされる。タンク通気弁の開放において顕著な混合物流出が発生したとき、これは、燃料蒸気が活性炭から吸い込まれ且つ活性炭フィルタが洗浄されたことを示す。

0004

これに対して、活性炭フィルタに蓄積がないときには空気のみが吸い込まれる。この場合、手間のかかる「空気検査」が実行される。このために、アイドリング時において、タンク通気弁が診断の目的のためにのみ能動的に操作され、空気装置応答が検出され且つ「観察される」。しかしながら、この診断の間に投入または遮断された消費機器によって、場合により診断結果が使用不可能となることがあるので、この診断がしばしば破棄されなければならないことがある。

0005

ドイツ特許公開第10335902号から、タンク通気弁内燃料質量流量特性曲線から求められ、圧力センサの測定データにより決定された燃料質量流量と比較され、特性曲線から求められた燃料質量流量が圧力センサ・データにより決定された燃料質量流量の関数として補正される、内燃機関におけるタンク通気方法が開示されている。これは、タンク通気弁の公差を検出することを可能にする。これにより、公差によって低減または増大されて内燃機関に供給された燃料部分は、より少ないかまたはより多い蓄積として誤って解釈されることが排除可能である。この方法においては、燃料質量流量の決定が圧力センサにより行われることが問題である。さらに、この場合もまた、タンク通気弁の能動的な操作によってのみ診断が可能である。

発明が解決しようとする課題

0006

タンク通気弁の能動的操作を行うことなく、さらに消費機器の投入および遮断の影響を受けないタンク通気弁の診断を可能にすることが本発明の課題である。

課題を解決するための手段

0007

この課題は、独立請求項の特徴を有する方法により解決される。本発明の本質的な考え方は、内燃機関のアイドリング時に、タンク通気弁内を流れる質量流量およびアイドリング空気用調節器内を流れる質量流量の間の相関を評価することである。空気調節器の応答に基づき、タンク通気弁の機能性が推測可能である。

0008

従属請求項に記載の手段により、独立請求項に記載の方法の有利な改良および改善が可能である。

0009

即ち、きわめて有利な変更態様により、タンク通気弁内を流れる質量流量の変化とアイドリング空気用調節器内を流れる質量流量の変化との間の相関係数が決定され、この相関係数からタンク通気弁の機能性が推測される。例えばタンク通気弁が固着している場合、以下において簡単に空気調節器と呼ばれるアイドリング空気用調節器の「反対応答」を特定することはできない。この場合には相関が存在しないので、相関係数は0の方向に移動する。この方法の大きな利点は、タンク通気弁の能動的操作が行われないので、消費機器の投入および遮断の影響を受けないことにある。これは、資源を使用することなく且つ適用が容易な実行を可能にする。

0010

本方法の好ましい形態により、相関係数は、タンク通気弁内を流れる質量流量およびアイドリング調節器内を流れる質量流量の、それぞれ付属平均値からの偏差の積の和が、タンク通気弁内を流れる質量流量およびアイドリング調節器内を流れる質量流量の、それぞれ関連の平均値からの偏差の二乗和の積の平方根により除算されることから形成され、この場合、相関係数が値−1をとったときに機能性を有するタンク通気弁が推測され、相関係数が値0をとったときにタンク通気弁の固着即ち機能性を有していないタンク通気弁が推測される。この場合、「関連の」平均値とは、それぞれ、タンク通気弁内の質量流量の場合にはタンク通気弁内の質量流量の平均値を、またアイドリング空気用調節器内の質量流量の場合にはアイドリング空気用調節器内の質量流量の平均値を意味する。

0011

本方法の第1の形態においては、この場合、好ましくは低域フィルタを用いて決定される移動平均値が形成される。他の形態においては、好ましくは積分器を用いて決定される、設定可能な数の測定点により算術平均値が形成される。測定値は設定可能な時間区間内において得られる。

0012

相関係数もまた設定可能な時間区間内において決定されることが好ましい。

0013

測定値を得るための時間区間ないしは補正係数を決定するための時間区間は、例えば100ミリ秒の値である。これは、100ミリ秒の区間内に測定値が得られ、および/または相関係数が決定されることを意味する。

0014

本発明の課題は、さらに、本方法を実行するために特に用意された、本方法を実行するための手段を含む少なくとも1つの制御装置を有するタンク通気弁の機能性の検査装置により解決される。この装置は、例えば回路装置であってもよい。この場合、方法ステップは、回路部分により、例えば低域フィルタ回路積分回路等により実行される。

0015

しかしながら、装置はコンピュータにより形成されていてもよい。この場合、この方法は、コンピュータ上でコンピュータ・プログラムとして実行される。プログラムは、例えば読取りのようなコンピュータとの通信を可能にするコンピュータ・プログラム製品上に記憶されていてもよい。本方法を実行するために、例えば追加センサ等の追加ハードウェアが必要ではないので、本方法は既存の制御装置においても「実行可能」である。

0016

本発明の実施例および形態が図面に示され且つ以下の記載において詳細に説明される。

発明を実施するための最良の形態

0017

図1に、自動車タンク通気装置の一実施例が概略図で示されている。吸気管20を介して内燃機関10に空気が供給される。吸気管20内に操作可能な調節器25が設けられている。この調節器25は、例えばエンジン制御装置40により操作される。内燃機関10の排気ガスは、排気管30内に流入する。内燃機関10の運転特性は、例えば回転速度センサ負荷検出センサ温度センサ等の複数のセンサにより測定される。これらのセンサを代表して図1にセンサ11が示され、センサ11の出力信号はエンジン制御装置40に供給される。これらの信号の関数として、空気供給量を変化させるために調節器25が操作される。吸気管20内に燃料配量手段27が設けられ、燃料配量手段27は、内燃機関10のタンク70から燃料を供給する。このようにして、内燃機関に希望空燃比が供給される。

0018

タンク70は、配管75を介して活性炭(吸着フィルタ65に結合されている。一方、活性炭フィルタ65は通気配管62を有し、通気配管62は、操作可能な弁60により閉鎖可能である。

0019

活性炭フィルタ65は、配管55を介して内燃機関10の吸気管20に結合されている。配管55内にタンク通気弁50が配置され、タンク通気弁50は、同様にエンジン制御装置40により操作可能である。

0020

タンク70内において蒸発した燃料は、活性炭フィルタ65内に吸蔵される。その後、活性炭フィルタ65がその蓄積限界を超えたとき、内燃機関10の運転中に、タンク通気弁50は制御装置40により開放操作される。同時に、遮断弁60が開放操作され、即ち開放される。このようにして、活性炭に吸着されている燃料蒸気は、配管55を介して吸気管20に供給され且つ内燃機関10内において燃焼される。同時に、設定された圧力比に基づき、活性炭フィルタ65はフレッシュ・エアにより洗浄される。

0021

ここで、タンク通気弁50は、排ガス規制関連部品として機能性に関する診断を受けなければならない。このために、本発明は、内燃機関10のアイドリング時に、タンク通気弁50内を流れる質量流量および調節器25内を流れる質量流量を測定し、且つアイドリング時にアイドリング空気用調節器として機能する調節器25の変化からタンク通気弁50の機能性を推測することを行う。このために、本発明により、タンク通気弁50内を流れる質量流量の変化とアイドリング空気用調節器25内を流れる質量流量の変化との間の相関係数を決定し、この相関係数からタンク通気弁50の機能性を推測することが行われる。言い換えると、アイドリング時に、タンク通気弁50内の変化する質量流量と、アイドリング空気用調節器の流量変化、例えば電子式加速ペダルの流量変化または吸気管20のバイパス内に配置されている機械式絞り弁におけるアイドリング調節器の流量変化との相関を求めることが行われる。この場合、相関は、アイドリング制御器を介して設定され、アイドリング制御器は、タンク通気弁50内の空気流が上昇したとき、空気需要量を一定にするように空気調節器25を閉鎖しなければならない。この閉鎖過程は、タンク通気弁50が機能性を有している場合に行われる。しかしながら、例えばタンク通気弁50が固着している場合、空気調節器25の「反対応答」は観察されない。この場合、相関係数は0の方向に移動するかまたは値0をとるであろう。

0022

この方法の利点は、調節器25の能動的操作が行われないことにある。したがって、本方法は消費機器の投入および遮断の影響を受けることはない。これは資源を使用することなく且つ適用が容易な実行をも示している。

0023

相関係数rkorは、相関が求められるべき2つの変数xおよびyの、それぞれその平均値 ̄x、 ̄yからの偏差の積の和が、相関が求められるべき変数の平均値からの偏差の二乗和の積の平方根によって除算されたものである。

0024

0025

ここで、xはタンク通気弁50内の質量流量を意味し、yはアイドリング空気用調節器25内の質量流量、即ちこの場合、操作可能な調節器25内の質量流量を意味する。ここで、機能性を有するタンク通気弁50においては、相関係数rkor=−1が得られる。固着しているタンク通気弁50においては、値rkor=0が得られ、ここで、「固着している」とは、各位置において固着していることを意味する。上記の相関係数は2つの方法で決定可能である。

0026

このために、本発明による方法の第1の形態は、低域フィルタにより形成される移動平均値を使用する。このような方法が図2ブロック線図の形に概略図で示されている。値xおよびyは、低域フィルタ210および220に供給される。これらの低域フィルタは、実際測定値xiないしはyiの和の形成を実行する。ここで、これらの平均値は、それぞれ、減算点212、222において、実際測定値xi、yiから減算される。次に、ステップ(乗算点)260において積が形成され、この場合、低域フィルタ280は同様に、この積の和の形成を実行する。これと同時に、ステップ(乗算点)231において、平均値からの偏差の二乗(xi− ̄x)2が形成され、ステップ(乗算点)241において(yi− ̄y)2が形成される。これらの二乗値加算され、この場合、同様に、値xiの平均値 ̄xからの偏差の二乗和を形成するために、低域フィルタ230が使用され、yiの平均値 ̄yからの偏差の二乗和を形成するために低域フィルタ240が使用される。このように形成された和は、ステップ(乗算点)250において乗算され且つステップ(平方根形成器)270においてこの積の平方根が形成される。このように決定された結果は、ステップ(除算点)290において、予め決定された、相関が求められるべき2つの変数xおよびyの関連の平均値からの偏差の積の和から除算される。この結果が相関係数rkorである。

0027

上記の方法は、低域フィルタ210、220、230、240、280により形成される移動平均値を使用する。

0028

この場合、測定値の平均値は、測定値の和を測定値の数で除算することにより形成される。制御装置40において、診断は常に新たな測定値を用いて行われる。したがって、低域フィルタにより形成される移動平均値を使用することは有利である。

0029

相関係数rkorの計算が100ミリ秒の区間内で行われることは、図2に示されてなく、さらにアイドリング運転が行われているときにのみ計算が行われることも示されていない。したがって、アイドリングを推測可能にする制御信号がさらに設けられていなければならない。

0030

図3に、ブロック線図により示されている代替実施形態は、積分により形成されている算術平均値を使用している。図3において、測定値決定は、同様に100ミリ秒の区間内において行われ、この場合、条件L=1はアイドリング運転を推測させる。このブロック線図においては、他の簡単化が示されている。平均値との差 xi− ̄x および yi− ̄y を形成する代わりに、図3においては、前の(区間内において時間的に前の)値および新しい(実際の)値の間の差(xi−xi-1;yi−yi-1)のみが示されている。この差は、値xiが設定可能なしきい値Sより大きいときにのみ形成され、このことがステップ(比較ステップ)304において決定される。上記の差はステップ(差形成ステップ)301および302において形成される。これらの差はステップ(乗算点)360において乗算され且つ積分器310に供給される。図3に示されているブロック線図のこの上部部分は、平均値からの偏差ないしは時間区間内に相前後して発生する測定値の偏差の積の和の形成、したがって上記の式の分子の形成に対応する。

0031

これと同時に、ステップ(乗算点)320、330において偏差の二乗が形成され、且つそれぞれが同様に加算され、このことは積分器321、331により行われる。このように形成された和がステップ(乗算点)340において乗算され、およびステップ(平方根形成器)350において、この積の平方根が形成される。次に、この結果が平均値からの偏差の積の和から除算され、これにより、同様に相関係数rkorが得られる。同様に積分器により示されているカウンタ370は評価された差の数をカウントし、その数が100に到達したとき、相関係数rkorの計算を開始させる。この場合、積分器310、321、331並びに370は、リセット信号によりリセットされ、このことが鎖線371により表わされている。リセットされたのち、AND要素(回路部分)305により開始されて新たな積分が行われ、このことが鎖線306により表わされている。

0032

上記の方法により、タンク通気弁が能動的に操作される必要なしに、タンク通気弁50の機能性が検査可能である。上記の方法は、さらに、消費機器の投入および遮断の影響をほとんど受けることなく行われるので、タンク通気弁50の機能性検査のこの実行は資源を使用することなく且つ適用が容易な実行とみなされる。

0033

本方法は、方法を実行するために用意された特定の制御装置40において実行可能であり、制御装置40は方法を実行するための手段を含む。本方法は内燃機関の制御装置40においてコンピュータ・プログラムとして実行可能であり且つそこで実行される。プログラム・コードはマシンが読取り可能な媒体に記憶されてもよく、このプログラム・コードを制御装置40は読取り可能である。このようにして、本方法は、既存のタンク通気装置においてもある程度「実行可能」である。これは、例えば追加センサ等のような追加ハードウェアが必要ではないという理由からも明らかである。

図面の簡単な説明

0034

本発明による方法が使用される車両タンク通気装置の略示図である。
ブロック回路図の形で示した本方法の一形態の略示図である。
ブロック回路図の形で示した本方法の他の形態の略示図である。

符号の説明

0035

10内燃機関
11センサ
20吸気管
25調節器
27燃料配量手段
30排気管
40エンジン制御装置
50タンク通気弁
55配管
60遮断弁
62通気配管
65吸着フィルタ(活性炭フィルタ)
70燃料タンク
75フィルタ配管
210、220、230、240、280低域フィルタ
212、222 減算点
231、241、250、260、320、330、340、360乗算点
270、350平方根形成器
290、361除算点
301、302 差形成ステップ
304 比較ステップ
305 要素(回路部分)
306開始信号
310、321、331、370積分器
371リセット信号
Lアイドリング運転条件
rkor相関係数
S しきい値
x、y相関が求められるべき変数
& AND要素

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