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技術 画像読み取り装置

出願人 株式会社リコー
発明者 梅澤寛朗
出願日 2008年3月17日 (12年9ヶ月経過) 出願番号 2008-068437
公開日 2009年10月1日 (11年2ヶ月経過) 公開番号 2009-223691
状態 特許登録済
技術分野 イメージ入力 FAX画像情報の記憶
主要キーワード タイミング調停 エンドーサ 定量画像 両面原稿画像 通常読み取り 本体操作パネル 入力パス 画像読み取り条件
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年10月1日)のものです。
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図面 (5)

課題

容量の小さい安価なメモリを用いても、長尺原稿読み取りを可能にする。

解決手段

メモリ23を第1及び第2の読み取りセンサ6,15によって読み取られた表面側の画像データと裏面側の画像データとをそれぞれ記憶する第1及び第2バッファ23−1,2に分けて記憶する通常読み取りモードと、前記第1及び第2バッファ23−1,2を1つのバッファに設定し、第1の読み取りセンサ6によって読み取られた表面側の画像データのみ記憶しつつ、出力パス23aから画像処理部31に出力するリングバッファモードとが設定され、原稿が長尺原稿であったときに前記リングバッファモードで原稿を読み取り、前記メモリ23に記憶する。

概要

背景

この種の技術として例えば特許文献1ないし3に記載された発明が公知である。このうち特許文献1には、読み取った原稿の画像データを格納する読み取り用ページメモリ領域と、出力する原稿の画像データを格納する出力用ページメモリ領域とを使用する画像読み取り方法であって、原稿の両面の画像データを読み取る場合に、前記読み取り用ページメモリ領域を原稿の一方の面の画像データの格納に割り当て、前記出力用ページメモリ領域を原稿の他方の面の画像データの格納に割り当てる発明が記載されている。

また、特許文献2には、外部装置と接続し、両面原稿画像読み取りを一度で行うことのできる画像読み取り装置において、読み取った原稿画像電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、前記イメージセンサによって変換された電気的画像信号を、ディジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段によってディジタル信号に変換されたディジタル画像データディジタル信号処理を施す画像処理手段と、ユーザが両面原稿表裏各々の原稿種類に応じて、読み取り解像度など画像読み取り条件を表裏各々で設定するための設定手段と、前記画像処理手段によってディジタル信号処理が施された後のディジタル画像データを外部装置に転送する通信手段とを有し、前記ユーザ設定手段によって設定された表裏各々異なる読み取り設定によって、両面原稿を一度に読み取る発明が記載されている。

さらに、特許文献3には、少なくとも1つ以上の画像データを記憶するための1次記憶部と、前記1次記憶部に記憶した画像データを保存するための2次記憶部とを有する記憶装置を備えた画像形成装置において、両面原稿の表面及び裏面の画像データを同時に読み取り可能な両面原稿読み取り装置接続可能に構成されており、前記両面原稿読み取り装置で読み取られた両面原稿の表面及び裏面の2つの画像データを前記記憶装置に略同時に任意のタイミングで転送可能なデータ転送手段と、前記データ転送手段で前記両面原稿読み取り装置で読み取られた両面原稿の表面及び裏面の2つの画像データを前記記憶装置に転送する場合に、表面及び裏面の画像データの転送速度を設定するデータ転送速度設定手段と、を備えた発明が記載されている。
特開2006−295546号公報
特開2007−081687号公報
特開2005−242917号公報

概要

容量の小さい安価なメモリを用いても、長尺原稿の読み取りを可能にする。メモリ23を第1及び第2の読み取りセンサ6,15によって読み取られた表面側の画像データと裏面側の画像データとをそれぞれ記憶する第1及び第2バッファ23−1,2に分けて記憶する通常読み取りモードと、前記第1及び第2バッファ23−1,2を1つのバッファに設定し、第1の読み取りセンサ6によって読み取られた表面側の画像データのみ記憶しつつ、出力パス23aから画像処理部31に出力するリングバッファモードとが設定され、原稿が長尺原稿であったときに前記リングバッファモードで原稿を読み取り、前記メモリ23に記憶する。

目的

そこで、本発明が解決しようとする課題は、容量の小さい安価なメモリを用いても、長尺原稿の読み取りを可能にすることにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

原稿の一側の面と他側の面の両面を同時に読み取るための第1及び第2の光学的読み取り素子と、前記第1及び第2の光学的読み取り素子によって読み取られた画像データを一時的に記憶する記憶手段と、前記光学的読み取り素子から前記記憶手段に読み取った画像データをそれぞれ転送する第1及び第2の入力パスと、前記記憶手段が画像処理手段側に出力する1本の出力パスと、を備えた画像読み取り装置において、前記記憶手段を第1及び第2の光学的読み取り素子によって読み取られた一側の面の画像データと他側の面の画像データとをそれぞれ記憶する第1及び第2の記憶領域に分けて記憶する通常読み取りモードと、前記第1及び第2の記憶領域を1つの記憶領域に設定し、前記第1の光学的読み取り素子によって読み取られた一側の面の画像データのみ記憶しつつ、前記出力パスから画像処理手段側に出力するリングバッファモードと、が設定され、前記原稿が長尺原稿であったときに前記リングバッファモードで原稿を読み取り、前記記憶手段に記憶することを特徴とする画像読み取り装置。

請求項2

請求項1記載の画像読み取り装置において、前記原稿が長尺原稿であり、前記リングバッファモードで長尺原稿の一側の面を読み取る場合は、他側の面の読み取りは禁止することを特徴とする画像読み取り装置。

請求項3

請求項1または2記載の画像読み取り装置において、前記長尺原稿の読み取りを指定する指定手段を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。

請求項4

請求項2の画像読み取り装置において、前記記憶手段への書き込み速度よりも読み出し速度が速く、前記記憶手段にデータが蓄積されていない状況で前記記憶手段からデータを読み出したとき、異常と判断し、その旨、通知することを特徴とする画像読み取り装置。

請求項5

請求項2の画像読み取り装置において、前記記憶手段からの読み出し速度よりも書き込み速度が速く、データを読み出していない記憶領域にデータを書き込んだとき、異常と判断し、その旨、通知することを特徴とする画像読み取り装置。

技術分野

0001

本発明は、一時的に画像データを保管するためのメモリを有し、原稿の両面の同時読み取りが可能な画像読み取り装置に関する。

背景技術

0002

この種の技術として例えば特許文献1ないし3に記載された発明が公知である。このうち特許文献1には、読み取った原稿の画像データを格納する読み取り用ページメモリ領域と、出力する原稿の画像データを格納する出力用ページメモリ領域とを使用する画像読み取り方法であって、原稿の両面の画像データを読み取る場合に、前記読み取り用ページメモリ領域を原稿の一方の面の画像データの格納に割り当て、前記出力用ページメモリ領域を原稿の他方の面の画像データの格納に割り当てる発明が記載されている。

0003

また、特許文献2には、外部装置と接続し、両面原稿画像の読み取りを一度で行うことのできる画像読み取り装置において、読み取った原稿画像電気的な画像信号に変換するイメージセンサと、前記イメージセンサによって変換された電気的画像信号を、ディジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段によってディジタル信号に変換されたディジタル画像データディジタル信号処理を施す画像処理手段と、ユーザが両面原稿表裏各々の原稿種類に応じて、読み取り解像度など画像読み取り条件を表裏各々で設定するための設定手段と、前記画像処理手段によってディジタル信号処理が施された後のディジタル画像データを外部装置に転送する通信手段とを有し、前記ユーザ設定手段によって設定された表裏各々異なる読み取り設定によって、両面原稿を一度に読み取る発明が記載されている。

0004

さらに、特許文献3には、少なくとも1つ以上の画像データを記憶するための1次記憶部と、前記1次記憶部に記憶した画像データを保存するための2次記憶部とを有する記憶装置を備えた画像形成装置において、両面原稿の表面及び裏面の画像データを同時に読み取り可能な両面原稿読み取り装置接続可能に構成されており、前記両面原稿読み取り装置で読み取られた両面原稿の表面及び裏面の2つの画像データを前記記憶装置に略同時に任意のタイミングで転送可能なデータ転送手段と、前記データ転送手段で前記両面原稿読み取り装置で読み取られた両面原稿の表面及び裏面の2つの画像データを前記記憶装置に転送する場合に、表面及び裏面の画像データの転送速度を設定するデータ転送速度設定手段と、を備えた発明が記載されている。
特開2006−295546号公報
特開2007−081687号公報
特開2005−242917号公報

発明が解決しようとする課題

0005

前記特許文献1に記載されているように、通常、原稿の両面を同時に読み取ることが可能な画像読み取り装置は、読み取り機構スキャナ)に画像データを一時保存するメモリが搭載されている。コントローラへ画像を転送し、あるいは画像処理を行う際は、原稿の両面を同時に読み取っても片面ずつ行う必要があり、このタイミングを調停するためにこのメモリに一時保存する等の制御を行っている。特許文献1記載の発明では、画像データが大きくなる長尺原稿読み取りの場合も全ての画像データを一度スキャナ側のメモリに保存し終わった後にこのメモリから画像データを出力させ、コントローラへ転送することになる。そのため、画像データがメモリにおさまらない場合、正常な画像であることを保証することができない。また、いかなる長尺原稿の画像データも保存できるようなメモリ容量を用意するのではコストの増加につながってしまう。

0006

そこで、本発明が解決しようとする課題は、容量の小さい安価なメモリを用いても、長尺原稿の読み取りを可能にすることにある。

課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決するため、本発明は、原稿の一側の面と他側の面の両面を同時に読み取るための第1及び第2の光学的読み取り素子と、前記第1及び第2の光学的読み取り素子によって読み取られた画像データを一時的に記憶する記憶手段と、前記光学的読み取り素子から前記記憶手段に読み取った画像データをそれぞれ転送する第1及び第2の入力パスと、前記記憶手段が画像処理手段側に出力する1本の出力パスとを備えた画像読み取り装置において、前記記憶手段を第1及び第2の光学的読み取り素子によって読み取られた一側の面の画像データと他側の面の画像データとをそれぞれ記憶する第1及び第2の記憶領域に分けて記憶する通常読み取りモードと、前記第1及び第2の記憶領域を1つの記憶領域に設定し、前記第1の光学的読み取り素子によって読み取られた一側の面の画像データのみ記憶しつつ、前記出力パスから画像処理手段側に出力するリングバッファモードとが設定され、前記原稿が長尺原稿であったときに前記リングバッファモードで原稿を読み取り、前記記憶手段に記憶することを特徴とする。

0008

この場合、前記原稿が長尺原稿であり、前記リングバッファモードで長尺原稿の一側の面を読み取る場合は、他側の面の読み取りは禁止する。また、前記長尺原稿の読み取りを指定する指定手段を設けると良い。

0009

なお、前記記憶手段への書き込み速度よりも読み出し速度が速く、前記記憶手段にデータが蓄積されていない状況で前記記憶手段からデータを読み出したとき
あるいは、前記記憶手段からの読み出し速度よりも書き込み速度が速く、データを読み出していない記憶領域にデータを書き込んだとき、それぞれ異常と判断し、その旨、通知する。前記指定及び前記通知は、例えば操作表示部から、あるいは操作表示部に行われる。

0010

後述の実施形態では、第1の光学的読み取り素子は表面読み取りセンサ20に、第2の光学的読み取り素子は裏面読み取りセンサ15に、記憶手段はメモリ23に、第1の入力パスは入力パス20aに、第2の入力パスは入力パス15aに、出力パスは符号23aに、第1の記憶領域は第1バッファ23−1、第2の記憶領域は第2バッファ23−2に、それぞれ対応する。

発明の効果

0011

本発明によれば、長尺原稿のときにリングバッファモードで原稿を読み取り、記憶手段に記憶するので、容量の小さい安価なメモリでも、長尺原稿の読み取りが可能になる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

0013

図1は、本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の概略構成を示す図である。図1において、画像読み取り装置は、読み取り対象原稿を固定するフラットベッドタイプ、原稿を搬送しながら読み取る原稿移動タイプの両方で原稿の読み取りが可能な構成を採っている。原稿固定の場合、原稿台ガラス1上に置かれた原稿は、第1ミラー2と一体に構成された照明ランプ3により照射され、その反射光は、第1ミラー2、第2ミラー4、及び第2ミラー4と一体に構成された第3ミラー5で走査される。そのため、第1ミラー2と照明ランプ3並びに第2ミラー4と第3ミラー5は、走行体モータ7を駆動源として、a方向に移動可能となっている。その後、反射光は、レンズ31により集束され、CCD6に照射され光電変換される。

0014

原稿移動の場合、原稿トレイ8に積載された原稿は、ピックアップローラ9、レジストローラ対10、搬送ドラム11、搬送ローラ12により読み取り位置Bを経て、搬送ローラ対13及び排紙ローラ対14へ送り込まれ、排紙トレイ32上に排出される。原稿は、読み取り位置Bを通過する際に、読み取り位置B近傍に移動され定置されている照明ランプ3により照射され、その反射光は、第1ミラー2、第2ミラー4、及び第2ミラー4と一体に構成された第3ミラー5で走査される。その後反射光は、レンズ31により集束され、CCD6に照射され光電変換される。ピックアップローラ9、レジストローラ対10は、給紙モータ(図示せず)により駆動され、搬送ドラム11、搬送ローラ12、搬送ローラ対13、排紙ローラ対14は、搬送モータ(図示せず)により駆動される。

0015

原稿移動タイプの動作において、読み取り位置Cには密着イメージセンサ15が設置されている。密着イメージセンサ15は、光源であるLED等のランプ(図示せず)、レンズ(図示せず)、センサ素子(図示せず)で構成されている。原稿は、読み取り位置Cを通過する際に、読み取り位置Bで読み取られた反対の面(裏面)を読み取り位置Cに設置されている密着イメージセンサ15内のLEDにより照射され、その反射光は密着イメージセンサ15上のレンズにより集束され、密着イメージセンサ15上のセンサ素子を照射し、光電変換される。密着イメージセンサ15の原稿を挟んだ対向部には白色ローラ17が設置されていて、密着イメージセンサ15による読み取り時のシェーディング補正用白基準部材として使用される。さらに、搬送ローラ対13と排紙ローラ対14の間には、エンドーサユニット18とエンドーサプラテン19が設置されている。エンドーサユニット18はインクを染み込ませたアルファベット文字数字の印からなる印字部と、印字部をエンドーサプラテン方向に加圧する加圧ソレノイド(図示せず)から構成されている。原稿をエンドーサユニット18上に停止させ、エンドーサプラテン19で加圧方向に固定し、エンドーサユニット18印字部への加圧により原稿面にアルファベット文字や数字を印字することができる。

0016

SBU(センサボードユニット)20上のCCD6に入光した原稿の反射光は、CCD6内で光の強度に応じた電圧値を持つアナログ信号に変換される。アナログ信号は、奇数ビット偶数ビットに分かれて出力される。上記アナログ画像信号は、SBU20上でアナログ処理回路(図示せず)暗電位部分が取り除かれ、奇数ビットと偶数ビットが合成され、所定の振幅ゲイン調整された後にA/Dコンバータに入力されディジタル信号化される。

0017

ディジタル化された画像信号は、SCU(スキャナコントロールユニット)21上のNIPUで、シェーディング補正ガンマ補正MTF補正等が行われた後、2値化され、ページ同期信号、ライン同期信号、画像クロックとともにビデオ信号として出力される。NIPUから出力さビデオ信号は、コネクタを介してオプションIPUへ出力されている。オプションIPUへ出力されたビデオ信号は、オプションIPU内で所定の画像処理が行われ、再びSCU21へ入力される。再びSCU21へ入力されたビデオ信号は、セレクタ(図示せず)に入力される。前記セレクタのもう一方の入力はNIPUから出力されたビデオ信号となっていて、オプションIPU26で画像処理するかしないかを選択できる構成となっている。前記セレクタから出力されたビデオ信号は、画像データ記憶手段(DRAM)を管理するSiBCに入力され、DRAMで構成される画像メモリに蓄えられる。画像メモリに蓄えられた画像データは、SCSIコントローラに送られ、パソコン等の外部装置へ転送される。

0018

密着イメージセンサ15で光電変換されたアナログ画像信号は、RSBU16上でディジタル変換される。ディジタル化された画像信号は、RSBU上でシェーディング補正が施された後に、RCU23へ送られる。RCU23は、DRAMで構成される画像メモリと画像データメモリを制御するSiBCで構成され、画像データをいったん画像メモリに蓄積した後にSCU21へ転送する。RCU23からSCU21へ送られた画像データと、SCU21上のSiBCから出力される画像データは切り替え可能となっており、いずれかの画像データを選択してSCSIコントローラに転送される。SCU21上には、CPU、ROM、RAMが実装されており、CPUは、SCSIコントローラを制御してパソコン等の外部装置との通信を行う。また、CPUは、ステッピングモータである走行体モータ7、給紙モータ、搬送モータのタイミング制御も行っている。ADUは、自動原稿搬送機構(ADF)部に用いる電装部品電力供給中継する機能を有する。SCU21上のCPUに接続されている入力ポートは、IOBを介して本体操作パネルに接続されている。本体操作パネル上にはスタートスイッチ(図示せず)とアボートスイッチ(図示せず)が実装されている。それぞれのスイッチが押下されると入力ポートを介してCPU37はスイッチがONされたことを検出する。

0019

図2は本実施形態に係る画像読み取り装置の読み取り制御機能構成を示すブロック図である。同図において、画像読み取り装置は、読み取りセンサ(表面読み取りセンサ6、裏面読み取りセンサ15、メモリ(バッファ)23、画像処理部31、及びコントローラ32を備え、表面読み取りセンサ6と裏面読み取りセンサ15からメモリ(バッファ)23へはそれぞれ専用の第1及び第2入力パス6a,15aによって読み取りデータが転送される。メモリ(バッファ)23から画像処理部31へは出力パス23aによって記憶していた読み取りデータが転送され、画像処理部31からコントローラ32へは画像処理された画像データが転送パス31aによって転送される。すなわち、読み取りセンサ6,15(スキャナ側)からメモリ23への画像データ入力パスは2つあるのに対し、画像データの出力パスは1つしか存在していない。

0020

図3は、このような構成の画像読み取り装置において長尺原稿ではない通常の定型サイズ両面同時読み取り時の動作を示す動作説明図である。
両面を同時に読み取る際は、図3(a)に示すように1つのメモリ23を表面用裏面用の第1及び第2バッファ23−1、2に分け使用する。まず、画像データ23−1g,2gが一定量保存されたら(図3(b)→(c)、表面画像データ23−1gから後段の画像処理部31へ出力する(図3(c)、(d))。表面画像データ23−1gの出力が終わり次第、裏面画像データ23−2gを後段へ出力する(図3(e))。これは、後段の画像処理部31及びコントローラ32が1つしかないため、両面同時に読み取った際、スキャナ側のメモリ23でタイミング調停を行う必要があるからである。

0021

図3の右側に左側に示したメモリ転送の手順を示す。まず、初期状態では(図3(a))、全てのデバイスが未使用(ステップS1)である。この状態から表、裏それぞれの第1及び第2入力パス6a,15aからメモリ23の別々の領域である第1及び第2バッファ23−1,23−2に画像データ23−1g,23-2gを蓄積する(ステップS2−図3(b))。第1及び第2バッファ23−1,23−2に画像データが一定量蓄積したら、出力パス23aを経由して一方のバッファ、例えば表面読み取りセンサ20で読み取った第1バッファ23−1の画像の画像データを画像処理部31に放出する(ステップS3−図3(c))。

0022

他方の第2バッファ23−2については、画像データ23−2gの蓄積は終了しているが、出力パス23aが前記画像データ23−1gの放出で占有されているため放出不能である。そこで、画像データ23−1gの放出完了を待つ(ステップS4−図3(d))。第1バッファ23−1からの画像データ23−1gの放出が完了すると、第2バッファ23−2から画像データ23−2gを、画像パス23aを介して放出する(ステップS5−図3(e))。第2バッファ23−2から所定量画像データを放出したら、第1及び第2バッファ23−1,2に対して次の画像データの蓄積を開始する(ステップS6−図3(f))。

0023

このようなメモリの使用法は、いわばトグル的な使用法である。これに対し、長尺原稿の場合は、メモリ23をリングバッファとして使用する。図4は長尺原稿を読み取りリングバッファとしてメモリ23を使用して画像処理部に出力する例である。本発明では、このような処理方法をリングバッファモードと称する。リングバッファモードでの読み取りはメモリ23に画像データが一定量貯まったら順次出力し、出力している最中にも画像データを入力し続けることができる。また、長尺原稿の読み取りか否かは読み取る前に予めユーザが設定する。画像読み取り装置としては、長尺原稿の読み取りか否かはその設定を参照することで判断する。長尺読み取りが指定された場合、メモリ23は第1及び第2の2つのバッファ23−1,2を1つのバッファとして全メモリ領域をリングバッファモードで使用する。

0024

図4において、長尺原稿読み取りが選択され、表面読み取りセンサ20から読み取った画像データが表面側の第1入力パス20aを介して第1バッファ23−1に転送される(図4(a)、(b))。画像データ23−3g1は第1バッファ23−1に蓄積される(図4(b))。リングバッファモードでは、通常読み取りの場合にメモリ23を2つの領域に分けて2つのバッファ23−1,23−2として使用したのを1つのバッファと使用することから、画像データ23−3g2は第2バッファ23−2にも連続的に蓄積される。ただし、予め設定された量、画像データ23−3g2が蓄積されると、メモリ23は出力パス23aを介して画像処理部31に画像データを転送する(図4(c))。その間、読み取りデータは表面読み取りセンサ20から入力パス20aを介して第1及び第2バッファ23−1,2に転送され、蓄積される。蓄積された画像データ23−3g3は並行して画像処理部31に転送される(図4(d))。

0025

読み取りが終了すると、読み取りデータのメモリ23への蓄積も終了し、メモリ(バッファ)23に蓄積された画像データ23−3g4が出力パス23aから画像処理部31まで転送され(図4(e))、全て転送された時点で表面の読み取りデータの転送は終了する。

0026

上記実施形態における動作を纏めると以下のようになる。
画像読み取り装置は、長尺原稿の読み取りか否かの設定を参照し、長尺原稿と判断した場合、リングバッファモードで動作するようデバイスを制御する。その際、通常読み取りでは表面用と裏面用のメモリ23に分け使用していたが、リングバッファモード時ではメモリ23の全てを表面(片面)用として使用する。これは、表面と裏面を同時にリングバッファモードで動作した際、画像データの出力のタイミング調停が困難となってしまうためである。このように調停が困難であるため、長尺原稿の両面を同時に読み取ることができない。そのため、長尺原稿の読み取りは表面(片面)のみに限定し読み取りを行う。読み取り原稿が長尺原稿か否かは、図示しない操作表示部からの入力によって判断され、設定される。

0027

本実施形態の構成では、長尺原稿の両面同時読み取りは不可能である。そこで、長尺原稿の両面同時読み取りを行わなければならない場合には、通常読み取り時と同様に1つのメモリを表面用と裏面用に分け使用する。ただし、表面用のみリングバッファモードで動作し、裏面用ではリングバッファモードでは動作せず、通常の読み取り同様、指定された領域のみの画像データを保存する。裏面に関しては全データを保存することができる。こうすることにより長尺原稿の裏面も指定領域分の読み取りを行うことができる。

0028

メモリ23への入力とメモリ23からの出力の処理速度が異なり(メモリ23からの出力の方が速い場合)、メモリ23に画像データが存在しないのに出力させてしまった場合には、画像処理部31に有効な画像データが入力されないことになる。図示しないメモリ制御部がこれを検知して異常と判断し、その旨、コントローラ32に通知する。コントローラ32は、その旨、操作表示パネルに表示し、ユーザに異常が発生したことを通知する。逆に、メモリ23への入力とメモリ23からの出力の処理速度が異なり(メモリ23への入力の方が速い場合)、メモリ23にまだ出力されていない画像データが入力されることになり、そのことを前記メモリ制御部が検知すると、異常と判断し、その旨、コントローラ32に通知する。コントローラ32は、その旨、操作表示パネルに表示し、ユーザに異常が発生したことを通知する。

0029

以上のように、本実施形態によれば、
1)長尺原稿である場合に、リングバッファモードでメモリを使用するので、容量の小さい安価なメモリを用いても、長尺原稿の読み取りが可能となる。
2)長尺原稿の読み取り時における異常を検知することが可能なので、その旨、ユーザに警告することにより、ユーザは読み取り異常が発生していることを認識することができる。
等の効果を奏する。

図面の簡単な説明

0030

本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る画像読み取り装置の読み取り制御の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像読み取り装置において長尺原稿ではない通常の定型サイズの両面同時読み取り時の動作を示す動作説明図である。
本実施形態に係る画像読み取り装置において長尺原稿の両面同時読み取り時の動作を示す動作説明図である。

符号の説明

0031

6 表面読み取りセンサ(CCD)
6a 第2入力パス
15裏面読み取りセンサ(密着イメージセンサ)
15a 第1入力パス
23メモリ
23−1 第1バッファ
23−2 第2バッファ
23a出力パス
31画像処理部
31a転送パス
32 コントローラ

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