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技術 接着機能を有するレース材とこれを用いたレース付き生地

出願人 日本ハイモ工業株式会社
発明者 木村浩
出願日 2008年3月11日 (12年8ヶ月経過) 出願番号 2008-060983
公開日 2009年9月24日 (11年2ヶ月経過) 公開番号 2009-215677
状態 拒絶査定
技術分野 積層体(2) 繊維製品への有機化合物の付着処理
主要キーワード 装飾用素材 押え金 合成樹脂液 模様シート 空縫い スプレー機 産業用素材 布生地
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年9月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

優れた意匠性を発揮し、また生産性および生産コスト的にも優れている接着機能を有するレース材とこれを用いたレース付き生地を提供すること。

解決手段

レース地1の片側表面熱可塑性樹脂からなる接着剤4が塗布されている接着機能を有するレース材6と、この接着機能を有するレース材5が布生地2の表面に接着剤を介して積層され接着一体化してあるレース付き生地。なお、前記接着剤4は、要求される接着強度に応じて、1〜100g/m2の割合で塗布されていることが好ましい。

概要

背景

従来から、高級感のあるレース地衣料用素材装飾用素材として、単体で広く使用されている。一方、最近ではこのレース地を他の布生地などと縫い合わせてレース付き生地とし、これを衣料用素材や装飾用素材やその他の産業用素材として使用するケースが多くなってきた。

ところが、レース地と布生地との縫製は、煩雑かつ難度が高く多大な労力と時間を要するものであった。即ち、レース組織が均一でないため、合成ミシン押え金抵抗によりレース組織が容易に動いて外れてしまうという現象や、レース組織の空間が多いためにレース地を構成する糸と布生地にミシン糸がかからない現象(いわゆる、空縫い)が生じるため、レース地の縫製の難度を上げていた。一方、手縫いはこのような問題は避けられるものの多大な時間と労力を要し、生産コストが高くなるという問題点があった。
この結果、デザイン性に富み、かつ衣料用素材や装飾用素材等のあらゆる素材にも適用することができる安価なレース付き生地の生産はできなかった。更には、レース地と布生地との縫製の多くは、工賃の比較的安価な海外縫製にシフトする傾向が生じ、国内縫製産業空洞化を助長する一因にもなっていた。

なお、レース地と布生地との組み合わせ生地については、例えば特許文献1に示されるように、合成樹脂により一体成形されたレース地に塩化ビニル樹脂よりなる模様シート裏打ちシートを積層し溶着したものや、特許文献2に示されるように、シートの表面にレース地を接着し、その上に合成樹脂液塗着して保護層を一体に形成したもの等が提案されている。
しかしながら、特許文献のものはいずれも表面を合成樹脂でコーティングしたものであり、風合いに乏しく、また感触がゴワゴワで使用感に劣るため、高級な衣料用素材や装飾用素材に適用することはできないものであった。
実開平4−30934号公報
特開昭62−32041号公報

概要

優れた意匠性を発揮し、また生産性および生産コスト的にも優れている接着機能を有するレース材とこれを用いたレース付き生地を提供すること。レース地1の片側表面熱可塑性樹脂からなる接着剤4が塗布されている接着機能を有するレース材6と、この接着機能を有するレース材5が布生地2の表面に接着剤を介して積層され接着一体化してあるレース付き生地。なお、前記接着剤4は、要求される接着強度に応じて、1〜100g/m2の割合で塗布されていることが好ましい。

目的

本発明は上記のような問題点を解決して、優れた意匠性および使用感を発揮して高級な衣料用素材や装飾用素材にも適用することができ、また簡単かつ安定した品質で生産することができ、更には生産コストも安価なものとすることができる接着機能を有するレース材とこれを用いたレース付き生地を提供することを目的として完成されたものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

レース地片側表面熱可塑性樹脂からなる接着剤が塗布されていることを特徴とする接着機能を有するレース材

請求項2

接着剤が、1〜100g/m2の割合で塗布されている請求項1に記載の接着レース材。

請求項3

請求項1または2に記載の接着機能を有するレース材が、布生地の表面に接着剤を介して積層され一体化してあることを特徴とするレース付き生地

技術分野

0001

本発明は、優れた意匠性を発揮し、また生産性および生産コスト的にも優れている接着機能を有するレース材とこれを用いたレース付き生地に関するものである。

背景技術

0002

従来から、高級感のあるレース地衣料用素材装飾用素材として、単体で広く使用されている。一方、最近ではこのレース地を他の布生地などと縫い合わせてレース付き生地とし、これを衣料用素材や装飾用素材やその他の産業用素材として使用するケースが多くなってきた。

0003

ところが、レース地と布生地との縫製は、煩雑かつ難度が高く多大な労力と時間を要するものであった。即ち、レース組織が均一でないため、合成ミシン押え金抵抗によりレース組織が容易に動いて外れてしまうという現象や、レース組織の空間が多いためにレース地を構成する糸と布生地にミシン糸がかからない現象(いわゆる、空縫い)が生じるため、レース地の縫製の難度を上げていた。一方、手縫いはこのような問題は避けられるものの多大な時間と労力を要し、生産コストが高くなるという問題点があった。
この結果、デザイン性に富み、かつ衣料用素材や装飾用素材等のあらゆる素材にも適用することができる安価なレース付き生地の生産はできなかった。更には、レース地と布生地との縫製の多くは、工賃の比較的安価な海外縫製にシフトする傾向が生じ、国内縫製産業空洞化を助長する一因にもなっていた。

0004

なお、レース地と布生地との組み合わせ生地については、例えば特許文献1に示されるように、合成樹脂により一体成形されたレース地に塩化ビニル樹脂よりなる模様シート裏打ちシートを積層し溶着したものや、特許文献2に示されるように、シートの表面にレース地を接着し、その上に合成樹脂液塗着して保護層を一体に形成したもの等が提案されている。
しかしながら、特許文献のものはいずれも表面を合成樹脂でコーティングしたものであり、風合いに乏しく、また感触がゴワゴワで使用感に劣るため、高級な衣料用素材や装飾用素材に適用することはできないものであった。
実開平4−30934号公報
特開昭62−32041号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は上記のような問題点を解決して、優れた意匠性および使用感を発揮して高級な衣料用素材や装飾用素材にも適用することができ、また簡単かつ安定した品質で生産することができ、更には生産コストも安価なものとすることができる接着機能を有するレース材とこれを用いたレース付き生地を提供することを目的として完成されたものである。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するためになされた本発明は、レース地の片側表面熱可塑性樹脂からなる接着剤が塗布されていることを特徴とする接着機能を有するレース材である。

0007

前記接着剤は、1〜100g/m2の割合で塗布されていることが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。

0008

また、このような接着機能を有するレース材が、布生地の表面に接着剤を介して積層され一体化してあることを特徴とするレース付き生地である。

発明の効果

0009

本発明の接着機能を有するレース材は、レース地の片側表面に熱可塑性樹脂からなる接着剤が塗布されているので、従来のように縫製によらなくても、接着剤を介して布生地の表面に簡単かつしっかりと一体化でき、あらゆる用途の衣料用素材や装飾用素材等に適用することが可能となる。

0010

また、前記接着剤は、1〜100g/m2の割合で塗布されているので、レース材を他の布生地にゆったりとした状態で接着一体化したり、きちっとした状態で接着一体化したり、あるいは特定の部分のみ接着一体化する等、要求される接着強度や態様等に応じて、また高級素材から安価なものまで、あらゆるニーズに応じるように接着一体化することが可能となる。

0011

また、本発明のレース付き生地はこのような接着機能を有するレース材が、布生地の表面に接着剤を介して積層され一体化したものであり、意匠性および高級感に優れた衣料用素材や装飾用素材等を高品質で安価に提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は、本発明のレース付き生地の一部剥離状態を示す斜視図であり、図中、1はレース地、2は布生地、3はこれらレース材1と布生地2を接着一体化したレース付き生地である。

0013

前記レース地1の片側表面には、熱可塑性樹脂からなる接着剤4が塗布されて接着機能を有するレース材5とされている。
前記接着剤4に使用される熱可塑性樹脂は、ポリアミド樹脂ポリエステル樹脂ポリウレタン樹脂ポリエチレン樹脂、反応型ウレタン、反応型アクリル等から選択される1種または2種以上を主成分とするものである。

0014

また接着剤4は、1〜100g/m2の割合で塗布されている。即ち、本発明の接着機能を有するレース材5は、衣料用素材や装飾用素材等のあらゆる素材に適用することを目的としており、また生産性や加工性を考慮し、更にはデザイン性や使用感や高級感等のあらゆる要求条件に対応するように、接着剤の塗布量で様々なニーズに応えるよう調整を図っている。従って、接着剤4は、1〜100g/m2の割合で塗布する。1g/m2未満では十分な接着強度を得ることができず、また100g/m2より多いと硬くなって布地の感触が悪くなるからである。

0015

接着剤の塗布態様としては、図1に示されるように、ランダムな点状とすることができる。この場合は、レース材1と布生地2とは少量の接着剤4で接着一体化されるので、素材の感触が失われずに素材感に優れたレース付き生地3が得られる。
図2に示されるように直線状に接着剤を塗布した場合は、レース材1が比較的強固な接着力でもって布生地2に接着一体化したレース付き生地3が得られる。
図3に示されるように破線状に接着剤を塗布した場合は、適度な接着力と素材感に優れたレース付き生地3が得られる。
図4に示されるようにレースの模様部分に対応させるように接着剤を塗布した場合は、レース材1の組織が密な模様部分の接着力は強く、組織が粗な部分の接着されていない等の塗布を行うことで、レース材1が的強固な接着力でもって布生地2に接着一体化しているとともに、風合いや素材感に優れた高級感に溢れたレース付き生地3が得られる。
これらの接着パターンに限定されるものでなく、その他の任意の状態で塗布することができることは勿論である。

0016

また、接着剤の塗布装置としては、例えば一般的なホットメルトコーティング機、ロータリースクリーンプリント機ロールコーター機、ドクターナイフコーター機、スプレー機等から、接着剤の塗布形態に応じて任意に選択することができる。

0017

このような接着機能を有するレース材5は、片側表面に塗布されている接着剤4の量が少ないため通常のレース材と概観上は全くかわらないものであり、レース材として単独で使用に供することもでき、販売の対象とすることができる。

0018

また、このような接着機能を有するレース材5が、布生地2の表面に接着剤4を介して積層され一体化してあるレース付き生地3は、例えば工場で一体化した生地を生産し販売に供することもできるが、使用者が接着機能を有するレース材5を購入し、任意の布生地2と組み合わせてレース付き生地3とすることもできる。この場合は、各家庭で接着機能を有するレース材5と布生地2の表面に接着剤を積層してアイロン等で加熱すれば容易に接着一体化することができ便利である。

0019

以上の説明からも明らかなように、本発明の接着機能を有するレース材は、レース地の片側表面に熱可塑性樹脂からなる接着剤が塗布されているものとしたので、従来のように縫製によらなくても、接着剤を介して布生地の表面に簡単かつしっかりと一体化でき、あらゆる用途の衣料用素材や装飾用素材等に適用することが可能となる。

図面の簡単な説明

0020

本発明の実施の形態を示す一部剥離状態の斜視図である。
その他の実施の形態を示す一部剥離状態の斜視図である。
その他の実施の形態を示す一部剥離状態の斜視図である。
その他の実施の形態を示す一部剥離状態の斜視図である。

符号の説明

0021

1レース材
2布生地
3レース付き生地
4接着剤
5接着機能を有するレース材

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