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技術 抗菌組成物

出願人 住化エンビロサイエンス株式会社
発明者 加藤義晃
出願日 2008年3月7日 (12年1ヶ月経過) 出願番号 2008-058161
公開日 2009年9月24日 (10年7ヶ月経過) 公開番号 2009-215185
状態 拒絶査定
技術分野 農薬・動植物の保存
主要キーワード バイオセルロース ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル 日本住友製薬社製 機能性油脂 食品用包材 和光純薬工業社 エコーガム 紙用塗工液
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この項目の情報は公開日時点(2009年9月24日)のものです。
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目的

各種工業製品や材料用途だけでなく食品用包装材料などにも使用可能な、安全性と製剤安定性に優れた抗菌組成物を提供することを目的とする。

解決手段

2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを、食品添加物として認可のあるモノラウリンヘキサグリセリルなどに代表されるグリセリン脂肪酸エステルを用いて分散させることによって、安全性と製剤安定性に優れた水分散型の抗菌組成物を提供することが可能である。

概要

背景

2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールは、微生物とくに真菌に対してすぐれた効果を有する抗菌剤として公知であり、かんきつ類の収穫後かびによる変敗劣化を防ぐために使用できる食品添加物として認可のある安全性の認められた化合物である。

2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールは常温では固体であり実際に対象物に使用する際には液剤の形に製剤化することが使用の点から好適である。2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールは酸性にすることで水に対する溶解度が上昇することから、適当な酸塩として水やアルコールグリコールグリコール誘導体などの適当な溶媒に混合して液剤として使用される事例が一般的である。一方、この化合物は中性の水に対しては難溶性であるため適当な分散剤を配合した水分散製剤として液剤化される事例も一般的には行われている。例えば(特許文献1)には、バイオセルロースを分散剤として2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールなどを分散させる水分散製剤が、(特許文献2)には、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを含む化合物をポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル(n=10)を用いて分散させる防かび製剤が、(特許文献3)には、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを含む化合物をアルキルフェノールエトキシレートなど特定の界面活性剤を用いて分散させる組成物が開示されている。

グリセリン脂肪酸エステルは食品添加物として認可のある乳化剤であり、ホイップクリームコーヒーホワイトナーマーガリンショートニングチョコレート乳飲料機能性油脂などの乳化剤として公知である。例えば(特許文献4)には、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含む界面活性剤により1,1´-イミニオジ(オクタメチレン)ジグアニジニウム=トリス(アルキルベンゼンスルホナート)を分散させる水性懸濁型農薬製剤が、(特許文献5)には、ポリグリセリン脂肪酸エステルと無機顔料を含有する浴用剤組成物が、(特許文献6)には、ポリグリセリン脂肪酸エステルと着色剤香料、水を含有する筆記具用水性インキ組成物が開示されている。

特開平10−231466号
特開平6−247809号
特開平2−59501号
特開平8−225402号
特開平11−193227号
特開2001−342416号

概要

各種工業製品や材料用途だけでなく食品用包装材料などにも使用可能な、安全性と製剤安定性に優れた抗菌組成物を提供することを目的とする。2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを、食品添加物として認可のあるモノラウリンヘキサグリセリルなどに代表されるグリセリン脂肪酸エステルを用いて分散させることによって、安全性と製剤安定性に優れた水分散型の抗菌組成物を提供することが可能である。なし

目的

公知の組成物においては、有効成分である防かび剤の他、乳化剤まで食品添加物の認可のあるものを用いることについては提供されておらず、より安全性にすぐれた組成物が所望されている。従って、本発明は、食品添加物として認可のある有効成分を、食品添加物として認可のあるグリセリン脂肪酸エステルにより分散させる安全性と製剤安定性に優れる抗菌組成物を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを、グリセリン脂肪酸エステルを用いて分散させることを特徴とする安全性と製剤安定性にすぐれた抗菌組成物

請求項2

グリセリン脂肪酸エステルが、グリセリンが4〜10のポリグリセリンであり炭素数が8〜16のモノ脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1に記載の抗菌組成物。

請求項3

さらに1−[2−(アリルオキシ)−2−(2,4−ジクロロフェニルエチル]−1H−イミダゾールおよび/またはo−フェニルフェノールを配合することを特徴とする請求項1および2に記載の抗菌組成物。

請求項4

さらに20℃での1重量%の粘度が500mPa・s以上である増粘剤を配合することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の抗菌組成物。

請求項5

増粘剤がキサンタンガムであることを特徴とする請求項4に記載の抗菌組成物。

技術分野

0001

本発明は、抗菌組成物に関するものであり、詳しくは特定の化合物を、食品添加物として認可のある乳化剤を用いて分散させることを特徴とする安全性と製剤安定性にすぐれる組成物に関する技術である。

背景技術

0002

2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールは、微生物とくに真菌に対してすぐれた効果を有する抗菌剤として公知であり、かんきつ類の収穫後かびによる変敗劣化を防ぐために使用できる食品添加物として認可のある安全性の認められた化合物である。

0003

2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールは常温では固体であり実際に対象物に使用する際には液剤の形に製剤化することが使用の点から好適である。2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールは酸性にすることで水に対する溶解度が上昇することから、適当な酸塩として水やアルコールグリコールグリコール誘導体などの適当な溶媒に混合して液剤として使用される事例が一般的である。一方、この化合物は中性の水に対しては難溶性であるため適当な分散剤を配合した水分散製剤として液剤化される事例も一般的には行われている。例えば(特許文献1)には、バイオセルロースを分散剤として2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールなどを分散させる水分散製剤が、(特許文献2)には、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを含む化合物をポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル(n=10)を用いて分散させる防かび製剤が、(特許文献3)には、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを含む化合物をアルキルフェノールエトキシレートなど特定の界面活性剤を用いて分散させる組成物が開示されている。

0004

グリセリン脂肪酸エステルは食品添加物として認可のある乳化剤であり、ホイップクリームコーヒーホワイトナーマーガリンショートニングチョコレート乳飲料機能性油脂などの乳化剤として公知である。例えば(特許文献4)には、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含む界面活性剤により1,1´-イミニオジ(オクタメチレン)ジグアニジニウム=トリス(アルキルベンゼンスルホナート)を分散させる水性懸濁型農薬製剤が、(特許文献5)には、ポリグリセリン脂肪酸エステルと無機顔料を含有する浴用剤組成物が、(特許文献6)には、ポリグリセリン脂肪酸エステルと着色剤香料、水を含有する筆記具用水性インキ組成物が開示されている。

0005

特開平10−231466号
特開平6−247809号
特開平2−59501号
特開平8−225402号
特開平11−193227号
特開2001−342416号

発明が解決しようとする課題

0006

公知の組成物においては、有効成分である防かび剤の他、乳化剤まで食品添加物の認可のあるものを用いることについては提供されておらず、より安全性にすぐれた組成物が所望されている。従って、本発明は、食品添加物として認可のある有効成分を、食品添加物として認可のあるグリセリン脂肪酸エステルにより分散させる安全性と製剤安定性に優れる抗菌組成物を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明者は、このような課題を解決するために、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを、食品添加物である乳化剤を用いて分散させることにより安全性と製剤安定性に優れた抗菌組成物が得られることを見出し本発明に至った。すなわち本発明は(1)2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを、グリセリン脂肪酸エステルを用いて分散させることを特徴とする安全性と製剤安定性にすぐれた抗菌組成物に関する。また、本発明は、(2)グリセリン脂肪酸エステルが、グリセリンが4〜10のポリグリセリンであり炭素数が8〜16のモノ脂肪酸エステルであることを特徴とする前記(1)に記載の抗菌組成物に関する。また、本発明は、(3)さらに1−[2−(アリルオキシ)−2−(2,4−ジクロロフェニルエチル]−1H−イミダゾールおよび/またはo−フェニルフェノールを配合することを特徴とする前記(1)および(2)に記載の抗菌組成物に関する。また、本発明は、(4)さらに20℃での1重量%の粘度が500mPa・s以上である増粘剤を配合することを特徴とする前記(1)〜(3)に記載の抗菌組成物に関する。また、本発明は、(5)増粘剤がキサンタンガムであることを特徴とする前記(5)に記載の抗菌組成物に関する。

発明の効果

0008

上記の組成物を用いることにより、安全性と製剤安定性に優れた抗菌組成物を得ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0009

本発明の抗菌組成物は2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールと、食品添加物である乳化剤により分散させたものであり、さらに、分散媒である水の他、キサンタンガムのような20℃での1重量%の粘度が500mPa・s以上である増粘剤、消泡剤保存剤凍結防止剤pH調整剤などを配合することが可能である。

0010

本発明に必須の構成成分であるグリセリン脂肪酸エステルを構成するグリセリンは単量体であってもオリゴマーポリマーであっても差し支えなく、脂肪酸についても飽和脂肪酸不飽和脂肪酸、直鎖の脂肪酸や分岐脂肪酸であっても差し支えない。具体的には、モノオレイン酸グリセリルモノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノステアリン酸ジグリセリルモノラウリンテトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリルなどが挙げられ、好ましくはモノラウリン酸ヘキサグリセリルである。

0011

増粘剤については食品に配合可能な水溶性高分子が本発明の趣旨からは好適であり、キサンタンガムのほか、カードランプルランカルボキシメチルセルロースなどの水溶性高分子を配合することが可能である。消泡剤も食品添加物の認可のあるものが本発明の趣旨からは好適であり、シリコーン樹脂やその乳化物を配合することが可能である。保存剤としても食品添加物の認可のあるものが本発明の趣旨からは好適であり、ソルビン酸またはそのカリウム塩安息香酸またはそのナトリウム塩パラオキシ安息香酸アルキルエステルなどを配合することが可能である。凍結防止剤としても食品添加物の認可のあるものが本発明の趣旨からは好適であり、例えばプロピレングリコールやグリセリンなどを配合することが可能である。pH調整剤としても食品添加物の認可のあるものが本発明の趣旨からは好適であり、例えば酢酸乳酸などの酸、水酸化ナトリウムなどのアルカリを配合することが可能である。

0012

さらにより高い効果を得るために、1−[2−(アリルオキシ)−2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−1H−イミダゾールおよび/またはo−フェニルフェノールを配合することが可能である。

0013

本発明の抗菌組成物における2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールの含有率は、とくに限定されるものではないが、好ましくは5〜40重量%である。食品添加物である乳化剤の含有率は組成物の安定性を損なわない限り限定されるものではない。

0014

本発明の抗菌組成物は、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールと食品添加物である乳化剤と水を混合し、サンドミルパールミルなど湿式粉砕機を通過させることにより粉砕・分散させることによって得ることが可能である。本発明の抗菌組成物は、塗料紙用塗工液インキ、接着剤糊材粘土などの各種工業製品や材料の他に、安全性の認められた化合物を配合していることから、食品用包材などのより安全性が求められる用途に好適に用いることが可能である。

0015

本発明を実施例、試験例により更に詳しく説明するが、本発明がこれらによって限定されるものではない。
(抗菌組成物実施例)
下記、表1に従って、分散・粉砕工程の各材料を混合し充分攪拌してビーズミルにより10分間分散・粉砕した後、あらかじめ混合した仕上げ工程の溶液と混合することにより実施例1〜5、比較例1〜4の抗菌組成物を得た。なお、表1に示す配合はすべて重量%であり、表中に表記した略号と、商品名、製造元を下記に示す。
チアベンダゾール;2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾール(ランクセス社製)
イマザリル;1−[2−(アリルオキシ)−2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−1H−イミダゾール(大和化学工業社製)
・Hexaglyn1−L;モノラウリン酸ヘキサグリセリル(日光ケミカルズ社製
・Decaglyn1−L;モノラウリン酸デカグリセリル(日光ケミカルズ社製)
・Decaglyn1−M;モノミリスチン酸デカグリセリル(日光ケミカルズ社製)
・Decaglyn1−SV;モノステアリン酸デカグリセリル(日光ケミカルズ社製)
・MG−80;グリセリンカプリル酸エステル(第一工業製薬社製)
・DKエステルF−160;ショ糖脂肪酸エステル(第一工業製薬社製)
・DKエステルF−140;ショ糖脂肪酸エステル(第一工業製薬社製)
ニューカルゲンCP−120;ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル本油脂社製)
シリコーンKM−72F;シリコーン系消泡剤(信越化学工業社製)
エコーガム;キサンタンガム(大日本住友製薬社製
安息香酸ナトリウム;(和光純薬工業社製)
エチルパラベン;(和光純薬工業社製)

0016

(安全性)
実施例1〜5、比較例1〜4の抗菌組成物に含まれる分散剤が食品添加物としての認可の有無により安全性を判定した。
○;食品添加物としての認可のあるもの
×;食品添加物としての認可のないもの

0017

(製剤)
実施例1〜5、比較例1〜4の抗菌組成物が良好な分散製剤として得られたかどうかについて評価した。
○;均一な分散製剤として得られた。
×;凝集物が存在し均一な分散製剤として得られなかった。

0018

(製剤安定性)
実施例1〜5、比較例1〜4の抗菌組成物を40℃に1ヶ月保管し、各組成物の製剤安定性を評価した。
○;分離が10%未満であり製剤安定性の良好なもの
×;分離が10%以上であり製剤安定性が十分ではないもの
−;実施せず

0019

0020

2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを、食品添加物として認可のあるグリセリン脂肪酸エステルを用いて分散させた実施例1〜5の抗菌組成物は、製剤安定性に問題ないものであった。一方、同じ食品添加物として認可のあるショ糖脂肪酸エステルを用いて分散させた比較例1〜2は製剤安定性が十分ではなかった。また、1−[2−(アリルオキシ)−2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−1H−イミダゾールのみをグリセリン脂肪酸エステルを用いて分散させた比較例4は均一な製剤が得られなかった。

0021

本発明により、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールを、食品添加物として認可のあるグリセリン脂肪酸エステルを用いて分散させることにより安全性と製剤安定性に優れた抗菌組成物として工業材料のほか食品用包材などに好適に用いることができるものである。

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