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技術 カラーマッチング装置およびカラーマッチング方法並びにそのプログラム

出願人 凸版印刷株式会社
発明者 山本和由金森一樹
出願日 2008年3月3日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2008-052388
公開日 2009年9月17日 (11年5ヶ月経過) 公開番号 2009-212708
状態 未査定
技術分野 画像処理 FAX画像信号回路 カラー画像通信方式
主要キーワード 中心軸付近 目視比較 色味補正 シャドウ領域 カラーマッチング装置 変換後画像 モニタ表示画像 モニタ側
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (16)

課題

色器を必要とせず、任意の機種モニタ印刷装置の出力する色のカラーマッチングを容易に行うことのできるカラーマッチング装置を提供する。

解決手段

円柱状の色空間の中心軸付近グレーに近い色の軸が、モニタの出力とプリンタの出力で一致するように補正し、さらに、それらモニタの出力とプリンタの出力の色について、円柱状の色空間における縦方向の明るさ方向のずれを補正する。

概要

背景

カラーマッチングとは、異なるデバイススキャナモニタプリンタ)の出力する色を合わせる技術であり、通常、デバイス毎に記憶しているデバイス値RGB値CMYK値)と色彩値XYZ値Lab値)の関係を補正することにより、カラーマッチングを行う。ここで、本願発明に関連する技術として特許文献1が開示されている。
米国特許第4500919号明細書

概要

色器を必要とせず、任意の機種のモニタと印刷装置の出力する色のカラーマッチングを容易に行うことのできるカラーマッチング装置を提供する。円柱状の色空間の中心軸付近グレーに近い色の軸が、モニタの出力とプリンタの出力で一致するように補正し、さらに、それらモニタの出力とプリンタの出力の色について、円柱状の色空間における縦方向の明るさ方向のずれを補正する。

目的

そこでこの発明は、測色器を必要とせず、任意の機種のモニタと印刷装置の出力する色のカラーマッチングを容易に行うことのできるカラーマッチング装置およびカラーマッチング方法並びにそのプログラムを提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

R(赤),G(緑),B(青)の色の三原色の強度がそれぞれ同値RGB値に対応するモニタパッチ色を、異なる強度により複数モニタ表示するモニタパッチ色出力手段と、前記複数のモニタパッチ色のモニタ表示に利用した各RGB値を記憶するモニタパッチ色出力値記憶手段と、R,G,Bの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色であって当該RGB値の強度を変えた複数の色と、それらRGB値に対応する色から色相彩度を変化させた複数の色とからなるプリンタパッチ色印刷装置で複数印刷する制御を行うプリンタパッチ色印刷制御手段と、前記複数のプリンタパッチ色の前記印刷に利用した各RGB値を記憶するプリンタパッチ色出力値記憶手段と、前記モニタ表示された複数のモニタパッチ色のうちの1つの指定入力受け付けるモニタパッチ色指定受付手段と、前記印刷装置により出力された複数のプリンタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付けるプリンタパッチ色指定受付手段と、前記モニタ表示される色の表色値と前記印刷装置で印刷される色の表色値が同一となるRGB値の対応関係を示すプロファイルのデータを記憶するプロファイル記憶手段と、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値を、前記モニタパッチ色出力値記憶手段に記録されている前記モニタパッチ色のモニタ表示に利用したRGB値と、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係と、に基づいて算出するRGB値予測手段と、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値を、前記プリンタパッチ色出力値記憶手段から読み取るRGB値読取手段と、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値と、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値と、の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正する色味補正手段と、を備えることを特徴とするカラーマッチング装置

請求項2

前記モニタパッチ色出力手段は、前記RGB値による色空間において予め定められた、明度の高いハイライト領域、明度の低いシャドウ領域、明度の中程度の中間領域、の各領域におけるモニタパッチ色を複数モニタ表示し、前記プリンタパッチ色印刷制御手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の各領域におけるプリンタパッチ色の前記印刷装置における印刷の制御を行い、前記モニタパッチ色指定受付手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のモニタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記プリンタパッチ色指定受付手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のプリンタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記色味補正手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎に、前記RGB値の差分を算出し、予め定められた、前記ハイライト領域と前記中間領域の境界領域においては、前記ハイライト領域と前記中間領域のうち、どちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記ハイライト領域における前記RGB値の差分と、前記中間領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、予め定められた、前記中間領域と前記シャドウ領域の境界領域においては、前記中間領域と前記シャドウ領域のうちのどちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記中間領域における前記RGB値の差分と、前記シャドウ領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、その他の領域については、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域のうち対応する領域について算出された前記RGB値の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正することを特徴とする請求項1に記載のカラーマッチング装置。

請求項3

画像情報をモニタ表示する画像情報表示手段と、前記色味補正手段によって補正された、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係に基づいて、前記画像情報の各画素のRGB値を変換した変換後画像による印刷を前記印刷装置へ指示する変換後画像印刷制御手段と、前記モニタ表示している画像情報の明るさを入力指示に基づいて変更する明るさ変更手段と、前記入力指示に基づいて前記モニタ表示している画像情報の明るさが、前記印刷装置で印刷した変換後画像の明るさと一致する際の、当該明るさ変化量パラメータを検出するパラメータ検出手段と、前記検出した明るさ変化量パラメータと前記モニタに表示している画像情報の明るさを変換した変換式とは逆の変換式とに基づいて、前記色味補正手段によって補正された前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係をさらに補正する明るさ補正手段と、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラーマッチング装置。

請求項4

カラーマッチング装置におけるカラーマッチング方法であって、モニタパッチ色出力手段が、R(赤),G(緑),B(青)の色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値に対応するモニタパッチ色を、異なる強度により複数モニタ表示し、モニタパッチ色出力値記憶手段が、前記複数のモニタパッチ色のモニタ表示に利用した各RGB値を記憶し、プリンタパッチ色印刷制御手段が、R,G,Bの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色であって当該RGB値の強度を変えた複数の色と、それらRGB値に対応する色から色相と彩度を変化させた複数の色とからなるプリンタパッチ色を印刷装置で複数印刷し、プリンタパッチ色出力値記憶手段が、前記複数のプリンタパッチ色の前記印刷に利用した各RGB値を記憶し、モニタパッチ色指定受付手段が、前記モニタ表示された複数のモニタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付け、プリンタパッチ色指定受付手段が、前記印刷装置により出力された複数のプリンタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付け、プロファイル記憶手段が、前記モニタ表示される色の表色値と前記印刷装置で印刷される色の表色値が同一となるRGB値の対応関係を示すプロファイルのデータを記憶し、RGB値予測手段が、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値を、前記モニタパッチ色出力値記憶手段に記録されている前記モニタパッチ色のモニタ表示に利用したRGB値と、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係と、に基づいて算出し、RGB値読取手段が、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値を、前記プリンタパッチ色出力値記憶手段から読み取り、色味補正手段が、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値と、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値と、の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正することを特徴とするカラーマッチング方法。

請求項5

前記モニタパッチ色出力手段は、前記RGB値による色空間において予め定められた、明度の高いハイライト領域、明度の低いシャドウ領域、明度の中程度の中間領域、の各領域におけるモニタパッチ色を複数モニタ表示し、前記プリンタパッチ色印刷制御手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の各領域におけるプリンタパッチ色の前記印刷装置における印刷の制御を行い、前記モニタパッチ色指定受付手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のモニタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記プリンタパッチ色指定受付手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のプリンタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記色味補正手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎に、前記RGB値の差分を算出し、予め定められた、前記ハイライト領域と前記中間領域の境界領域においては、前記ハイライト領域と前記中間領域のうち、どちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記ハイライト領域における前記RGB値の差分と、前記中間領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、予め定められた、前記中間領域と前記シャドウ領域の境界領域においては、前記中間領域と前記シャドウ領域のうちのどちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記中間領域における前記RGB値の差分と、前記シャドウ領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、その他の領域については、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域のうち対応する領域について算出された前記RGB値の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正することを特徴とする請求項4に記載のカラーマッチング方法。

請求項6

画像情報表示手段が、画像情報をモニタ表示し、変換後画像印刷制御手段が、前記色味補正手段によって補正された、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係に基づいて、前記画像情報の各画素のRGB値を変換した変換後画像による印刷を前記印刷装置へ指示し、明るさ変更手段が、前記モニタ表示している画像情報の明るさを入力指示に基づいて変更し、パラメータ検出手段が、前記入力指示に基づいて前記モニタ表示している画像情報の明るさが、前記印刷装置で印刷した変換後画像の明るさと一致する際の、当該明るさ変化量パラメータを検出し、明るさ補正手段が、前記検出した明るさ変化量パラメータと前記モニタに表示している画像情報の明るさを変換した変換式とは逆の変換式とに基づいて、前記色味補正手段によって補正された前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係をさらに補正することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のカラーマッチング方法。

請求項7

カラーマッチング装置のコンピュータを、R(赤),G(緑),B(青)の色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値に対応するモニタパッチ色を、異なる強度により複数モニタ表示するモニタパッチ色出力手段、前記複数のモニタパッチ色のモニタ表示に利用した各RGB値をモニタパッチ色出力値記憶手段に記録するモニタパッチ色出力値記憶手段、R,G,Bの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色であって当該RGB値の強度を変えた複数の色と、それらRGB値に対応する色から色相と彩度を変化させた複数の色とからなるプリンタパッチ色を印刷装置で複数印刷する制御を行うプリンタパッチ色印刷制御手段、前記複数のプリンタパッチ色の前記印刷に利用した各RGB値をプリンタパッチ色出力値記憶手段に記録するプリンタパッチ色出力値記憶手段、前記モニタ表示された複数のモニタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付けるモニタパッチ色指定受付手段、前記印刷装置により出力された複数のプリンタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付けるプリンタパッチ色指定受付手段、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値を、前記モニタパッチ色出力値記憶手段に記録されている前記モニタパッチ色のモニタ表示に利用したRGB値と、プロファイル記憶手段に記録されている前記モニタ表示される色の表色値と前記印刷装置で印刷される色の表色値が同一となるRGB値の対応関係と、に基づいて算出するRGB値予測手段、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値を、前記プリンタパッチ色出力値記憶手段から読み取るRGB値読取手段、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値と、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値と、の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正する色味補正手段、として機能させるためのプログラム

請求項8

前記モニタパッチ色出力手段として機能させるプログラムは、前記RGB値による色空間において予め定められた、明度の高いハイライト領域、明度の低いシャドウ領域、明度の中程度の中間領域、の各領域におけるモニタパッチ色を複数モニタ表示し、前記プリンタパッチ色印刷制御手段として機能させるプログラムは、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の各領域におけるプリンタパッチ色の前記印刷装置における印刷の制御を行い、前記モニタパッチ色指定受付手段として機能させるプログラムは、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のモニタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記プリンタパッチ色指定受付手段として機能させるプログラムは、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のプリンタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記色味補正手段として機能させるプログラムは、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎に、前記RGB値の差分を算出し、予め定められた、前記ハイライト領域と前記中間領域の境界領域においては、前記ハイライト領域と前記中間領域のうち、どちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記ハイライト領域における前記RGB値の差分と、前記中間領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、予め定められた、前記中間領域と前記シャドウ領域の境界領域においては、前記中間領域と前記シャドウ領域のうちのどちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記中間領域における前記RGB値の差分と、前記シャドウ領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、その他の領域については、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域のうち対応する領域について算出された前記RGB値の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。

請求項9

請求項7または請求項8に記載の前記コンピュータを、さらに、画像情報をモニタ表示する画像情報表示手段、前記色味補正手段によって補正された、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係に基づいて、前記画像情報の各画素のRGB値を変換した変換後画像による印刷を前記印刷装置へ指示する変換後画像印刷制御手段、前記モニタ表示している画像情報の明るさを入力指示に基づいて変更する明るさ変更手段、前記入力指示に基づいて前記モニタ表示している画像情報の明るさが、前記印刷装置で印刷した変換後画像の明るさと一致する際の、当該明るさ変化量パラメータを検出するパラメータ検出手段、前記検出した明るさ変化量パラメータと前記モニタに表示している画像情報の明るさを変換した変換式とは逆の変換式とに基づいて、前記色味補正手段によって補正された前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係をさらに補正する明るさ補正手段、として機能させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、モニタに表示される色と、印刷装置印刷する色のカラーマッチングを行うカラーマッチング装置およびカラーマッチング方法並びにそのプログラムに関する。

背景技術

0002

カラーマッチングとは、異なるデバイススキャナ、モニタ、プリンタ)の出力する色を合わせる技術であり、通常、デバイス毎に記憶しているデバイス値RGB値CMYK値)と色彩値XYZ値Lab値)の関係を補正することにより、カラーマッチングを行う。ここで、本願発明に関連する技術として特許文献1が開示されている。
米国特許第4500919号明細書

発明が解決しようとする課題

0003

ここで、従来のカラーマッチングにおいては、カラーマッチングの対象である各デバイスの出力色を測色する測色器が必要であり、また、任意の機種のモニタと印刷装置との出力色のカラーマッチングが難しいという問題があった。

0004

そこでこの発明は、測色器を必要とせず、任意の機種のモニタと印刷装置の出力する色のカラーマッチングを容易に行うことのできるカラーマッチング装置およびカラーマッチング方法並びにそのプログラムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、本発明は、R(赤),G(緑),B(青)の色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値に対応するモニタパッチ色を、異なる強度により複数モニタ表示するモニタパッチ色出力手段と、前記複数のモニタパッチ色のモニタ表示に利用した各RGB値を記憶するモニタパッチ色出力値記憶手段と、R,G,Bの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色であって当該RGB値の強度を変えた複数の色と、それらRGB値に対応する色から色相彩度を変化させた複数の色とからなるプリンタパッチ色を印刷装置で複数印刷する制御を行うプリンタパッチ色印刷制御手段と、前記複数のプリンタパッチ色の前記印刷に利用した各RGB値を記憶するプリンタパッチ色出力値記憶手段と、前記モニタ表示された複数のモニタパッチ色のうちの1つの指定入力受け付けるモニタパッチ色指定受付手段と、前記印刷装置により出力された複数のプリンタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付けるプリンタパッチ色指定受付手段と、前記モニタ表示される色の表色値と前記印刷装置で印刷される色の表色値が同一となるRGB値の対応関係を示すプロファイルのデータを記憶するプロファイル記憶手段と、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値を、前記モニタパッチ色出力値記憶手段に記録されている前記モニタパッチ色のモニタ表示に利用したRGB値と、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係と、に基づいて算出するRGB値予測手段と、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値を、前記プリンタパッチ色出力値記憶手段から読み取るRGB値読取手段と、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値と、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値と、の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正する色味補正手段と、を備えることを特徴とするカラーマッチング装置である。

0006

また本発明は、上述のカラーマッチング装置において、前記モニタパッチ色出力手段は、前記RGB値による色空間において予め定められた、明度の高いハイライト領域、明度の低いシャドウ領域、明度の中程度の中間領域、の各領域におけるモニタパッチ色を複数モニタ表示し、前記プリンタパッチ色印刷制御手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の各領域におけるプリンタパッチ色の前記印刷装置における印刷の制御を行い、前記モニタパッチ色指定受付手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のモニタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記プリンタパッチ色指定受付手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のプリンタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記色味補正手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎に、前記RGB値の差分を算出し、予め定められた、前記ハイライト領域と前記中間領域の境界領域においては、前記ハイライト領域と前記中間領域のうち、どちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記ハイライト領域における前記RGB値の差分と、前記中間領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、予め定められた、前記中間領域と前記シャドウ領域の境界領域においては、前記中間領域と前記シャドウ領域のうちのどちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記中間領域における前記RGB値の差分と、前記シャドウ領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、その他の領域については、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域のうち対応する領域について算出された前記RGB値の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正することを特徴とする。

0007

また本発明は、上述のカラーマッチング装置において、画像情報をモニタ表示する画像情報表示手段と、前記色味補正手段によって補正された、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係に基づいて、前記画像情報の各画素のRGB値を変換した変換後画像による印刷を前記印刷装置へ指示する変換後画像印刷制御手段と、前記モニタ表示している画像情報の明るさを入力指示に基づいて変更する明るさ変更手段と、前記入力指示に基づいて前記モニタ表示している画像情報の明るさが、前記印刷装置で印刷した変換後画像の明るさと一致する際の、当該明るさ変化量パラメータを検出するパラメータ検出手段と、前記検出した明るさ変化量パラメータと前記モニタに表示している画像情報の明るさを変換した変換式とは逆の変換式とに基づいて、前記色味補正手段によって補正された前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係をさらに補正する明るさ補正手段と、を備えることを特徴とする。

0008

また本発明は、カラーマッチング装置におけるカラーマッチング方法であって、モニタパッチ色出力手段が、R(赤),G(緑),B(青)の色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値に対応するモニタパッチ色を、異なる強度により複数モニタ表示し、モニタパッチ色出力値記憶手段が、前記複数のモニタパッチ色のモニタ表示に利用した各RGB値を記憶し、プリンタパッチ色印刷制御手段が、R,G,Bの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色であって当該RGB値の強度を変えた複数の色と、それらRGB値に対応する色から色相と彩度を変化させた複数の色とからなるプリンタパッチ色を印刷装置で複数印刷し、プリンタパッチ色出力値記憶手段が、前記複数のプリンタパッチ色の前記印刷に利用した各RGB値を記憶し、モニタパッチ色指定受付手段が、前記モニタ表示された複数のモニタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付け、プリンタパッチ色指定受付手段が、前記印刷装置により出力された複数のプリンタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付け、プロファイル記憶手段が、前記モニタ表示される色の表色値と前記印刷装置で印刷される色の表色値が同一となるRGB値の対応関係を示すプロファイルのデータを記憶し、RGB値予測手段が、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値を、前記モニタパッチ色出力値記憶手段に記録されている前記モニタパッチ色のモニタ表示に利用したRGB値と、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係と、に基づいて算出し、RGB値読取手段が、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値を、前記プリンタパッチ色出力値記憶手段から読み取り、色味補正手段が、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値と、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値と、の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正することを特徴とするカラーマッチング方法である。

0009

また本発明は、上述のカラーマッチング方法において、前記モニタパッチ色出力手段は、前記RGB値による色空間において予め定められた、明度の高いハイライト領域、明度の低いシャドウ領域、明度の中程度の中間領域、の各領域におけるモニタパッチ色を複数モニタ表示し、前記プリンタパッチ色印刷制御手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の各領域におけるプリンタパッチ色の前記印刷装置における印刷の制御を行い、前記モニタパッチ色指定受付手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のモニタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記プリンタパッチ色指定受付手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のプリンタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記色味補正手段は、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎に、前記RGB値の差分を算出し、予め定められた、前記ハイライト領域と前記中間領域の境界領域においては、前記ハイライト領域と前記中間領域のうち、どちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記ハイライト領域における前記RGB値の差分と、前記中間領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、予め定められた、前記中間領域と前記シャドウ領域の境界領域においては、前記中間領域と前記シャドウ領域のうちのどちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記中間領域における前記RGB値の差分と、前記シャドウ領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、その他の領域については、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域のうち対応する領域について算出された前記RGB値の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正することを特徴とする。

0010

また本発明は、上述のカラーマッチング方法において、画像情報表示手段が、画像情報をモニタ表示し、変換後画像印刷制御手段が、前記色味補正手段によって補正された、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係に基づいて、前記画像情報の各画素のRGB値を変換した変換後画像による印刷を前記印刷装置へ指示し、明るさ変更手段が、前記モニタ表示している画像情報の明るさを入力指示に基づいて変更し、パラメータ検出手段が、前記入力指示に基づいて前記モニタ表示している画像情報の明るさが、前記印刷装置で印刷した変換後画像の明るさと一致する際の、当該明るさ変化量パラメータを検出し、明るさ補正手段が、前記検出した明るさ変化量パラメータと前記モニタに表示している画像情報の明るさを変換した変換式とは逆の変換式とに基づいて、前記色味補正手段によって補正された前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係をさらに補正することを特徴とする。

0011

また本発明は、カラーマッチング装置のコンピュータを、R(赤),G(緑),B(青)の色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値に対応するモニタパッチ色を、異なる強度により複数モニタ表示するモニタパッチ色出力手段、前記複数のモニタパッチ色のモニタ表示に利用した各RGB値をモニタパッチ色出力値記憶手段に記録するモニタパッチ色出力値記憶手段、R,G,Bの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色であって当該RGB値の強度を変えた複数の色と、それらRGB値に対応する色から色相と彩度を変化させた複数の色とからなるプリンタパッチ色を印刷装置で複数印刷する制御を行うプリンタパッチ色印刷制御手段、前記複数のプリンタパッチ色の前記印刷に利用した各RGB値をプリンタパッチ色出力値記憶手段に記録するプリンタパッチ色出力値記憶手段、前記モニタ表示された複数のモニタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付けるモニタパッチ色指定受付手段、前記印刷装置により出力された複数のプリンタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付けるプリンタパッチ色指定受付手段、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値を、前記モニタパッチ色出力値記憶手段に記録されている前記モニタパッチ色のモニタ表示に利用したRGB値と、プロファイル記憶手段に記録されている前記モニタ表示される色の表色値と前記印刷装置で印刷される色の表色値が同一となるRGB値の対応関係と、に基づいて算出するRGB値予測手段、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値を、前記プリンタパッチ色出力値記憶手段から読み取るRGB値読取手段、前記指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色を前記印刷装置で出力するRGB値と、前記指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値と、の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正する色味補正手段、として機能させるためのプログラムである。

0012

また本発明は、上述のコンピュータを、前記モニタパッチ色出力手段として機能させるプログラムは、前記RGB値による色空間において予め定められた、明度の高いハイライト領域、明度の低いシャドウ領域、明度の中程度の中間領域、の各領域におけるモニタパッチ色を複数モニタ表示し、前記プリンタパッチ色印刷制御手段として機能させるプログラムは、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の各領域におけるプリンタパッチ色の前記印刷装置における印刷の制御を行い、前記モニタパッチ色指定受付手段として機能させるプログラムは、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のモニタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記プリンタパッチ色指定受付手段として機能させるプログラムは、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎の複数のプリンタパッチ色のうち、前記領域毎に1つの指定入力を受け付け、前記色味補正手段として機能させるプログラムは、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域の領域毎に、前記RGB値の差分を算出し、予め定められた、前記ハイライト領域と前記中間領域の境界領域においては、前記ハイライト領域と前記中間領域のうち、どちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記ハイライト領域における前記RGB値の差分と、前記中間領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、予め定められた、前記中間領域と前記シャドウ領域の境界領域においては、前記中間領域と前記シャドウ領域のうちのどちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを行った、前記中間領域における前記RGB値の差分と、前記シャドウ領域における前記RGB値の差分とに基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正し、その他の領域については、前記ハイライト領域、前記シャドウ領域、前記中間領域のうち対応する領域について算出された前記RGB値の差分に基づいて、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係を補正することを特徴とする。

0013

また本発明は、上述のコンピュータを、さらに、請求項7または請求項8に記載の前記コンピュータを、さらに、画像情報をモニタ表示する画像情報表示手段、前記色味補正手段によって補正された、前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係に基づいて、前記画像情報の各画素のRGB値を変換した変換後画像による印刷を前記印刷装置へ指示する変換後画像印刷制御手段、前記モニタ表示している画像情報の明るさを入力指示に基づいて変更する明るさ変更手段、前記入力指示に基づいて前記モニタ表示している画像情報の明るさが、前記印刷装置で印刷した変換後画像の明るさと一致する際の、当該明るさ変化量パラメータを検出するパラメータ検出手段、前記検出した明るさ変化量パラメータと前記モニタに表示している画像情報の明るさを変換した変換式とは逆の変換式とに基づいて、前記色味補正手段によって補正された前記プロファイル記憶手段に記録されているRGB値の対応関係をさらに補正する明るさ補正手段、として機能させるためのプログラムである。

発明の効果

0014

本発明によれば、円柱状の色空間の中心付近グレーに近い色の軸が、モニタの出力とプリンタの出力で一致するように補正している。そして、このような色味方向の補正を、モニタパッチプリンタパッチとを用いて色選択することだけで、容易に行うことができる。
また、本発明によれば、円柱状の色空間の明るさ方向で示されるずれを補正している。そして、このような明るさの補正を、モニタパッチとプリンタパッチとを用いて色選択することだけで、容易に行うことができる。
また、本発明によれば、利用しているモニタに特化したモニタプロファイルテーブルと、利用しているプリンタに特化したプリンタプロファイルテーブルを用いて、カラーマッチング(色補正)処理を行っているため、任意の機種のモニタとプリンタの出力する色のカラーマッチングを容易に行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明の一実施形態によるカラーマッチング装置を図面を参照して説明する。
図1は同実施形態によるカラーマッチング装置の構成を示すブロック図である。
この図において、符号1はカラーマッチング装置である。そしてカラーマッチング装置1は、モニタやプリンタ(印刷装置)、キーボードマウス等の通信を行う入出力部101、モニタパッチ色出力部102(モニタパッチ色出力手段)、プリンタパッチ色印刷制御部103(プリンタパッチ色印刷制御手段)、RGB値予測部104(モニタパッチ色指定受付手段、プリンタパッチ色指定受付手段、RGB値予測手段)、色味補正部105(RGB値読取手段、色味補正手段)、画像情報表示部106(画像情報表示手段)、変換後画像印刷制御部107(変換後画像印刷制御手段)、明るさ変更部108(明るさ変更手段)、パラメータ検出部109(パラメータ検出手段)、明るさ補正部110(明るさ補正手段)、データベース111(モニタパッチ色出力値記憶手段、プリンタパッチ色出力値記憶手段、プロファイル記憶手段)の各処理部と記憶部を備えている。

0016

図2は色味補正の処理概要を示す図である。
図3は明るさ補正の処理概要を示す図である。
本実施形態によるカラーマッチング装置1は、まず、色味補正において、ユーザの操作に基づいて、R(赤),G(緑),B(青)の色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値に対応するモニタパッチ色を、異なる強度により複数モニタ表示し(処理1)、また、複数のモニタパッチ色のモニタ表示に利用したRGB値をデータベース111で記憶する。また、カラーマッチング装置は、ユーザの操作に基づいて、R,G,B三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色であって当該RGB値の強度を変えた複数の色と、それらRGB値に対応する色から色相と彩度を変化させた複数の色とからなるプリンタパッチ色をプリンタで複数印刷する制御を行い(処理2)、複数のプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値をデータベース111で記憶する。またカラーマッチング装置1は、ユーザがモニタに表示されたモニタパッチ色とプリンタで印刷されたプリンタパッチ色とを目視比較することに基づいて(処理3)、モニタ表示された複数のモニタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付け、当該モニタパッチ色に対応するRGB値を取得し(処理4)、プリンタにより出力された複数のプリンタパッチ色のうちの1つの指定入力を受け付け、当該プリンタパッチ色に対応するRGB値を取得する(処理5)。ここで、カラーマッチング装置1は、モニタ表示される色の表色値とプリンタで印刷される色の表色値が同一となるRGB値の対応関係を示すプロファイルのデータを記憶しており、指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色をプリンタで出力するRGB値を、データベース111に記録されているモニタパッチ色のモニタ表示に利用したRGB値と、プロファイルに記録されているRGB値の対応関係と、に基づいて算出する(処理6)。さらに、指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値を、データベース111から読み取り、指定入力を受け付けたモニタパッチ色の表色値の色をプリンタで出力するRGB値と、指定入力を受け付けたプリンタパッチ色の印刷に利用したRGB値との差分を算出し(処理7)、当該差分に重みを付けを行い(処理8)、その結果得られた補正値に基づいて、プロファイルに記録されているRGB値の対応関係を補正する(処理9)。

0017

また、図3より、カラーマッチング装置1は、明るさ補正において、予め記憶する画像情報をモニタ表示し(処理10)、既に補正(色味補正)された、プロファイルに記録されているRGB値の対応関係に基づいて、画像情報の各画素のRGB値を変換した変換後画像による印刷をプリンタへ指示する(処理11,処理12)。そして、モニタ表示している画像情報の明るさを入力指示に基づいて変更し(処理13)、入力指示に基づいてモニタ表示している画像情報の明るさが、プリンタで印刷した変換後画像の明るさと一致する際の、当該明るさ変化量パラメータを検出し(処理14)、当該検出した明るさ変化量パラメータとモニタに表示している画像情報の明るさを変換した変換式とは逆の変換式とに基づいて、色味補正処理によって既に補正されたプロファイルに記録されているRGB値の対応関係を更に補正する(処理15)。これにより、カラーマッチング装置1は、同一画像を出力するモニタとプリンタにおいて、色味(色相、彩度)と明るさとが一致するよう補正するカラーマッチングの処理を行う。

0018

(本発明の概要)
図4は、本発明の実施形態による補正概要を示す図である。
図4で示すように、本実施形態においては円柱状に表されたR(赤),G(緑),B(青)値に対応するHSV(Hue;色相、Saturation;彩度、Value;明度)色空間において、水平軸方向の色味(色相、彩度)の補正と、縦軸方向の明るさの補正と、の2段階の補正を行っている。

0019

図5はプリンタによって印刷されたプリンタパッチを示す図である。
図6はプリンタパッチに印刷される色の選択概要を示す図である。
図5で示すプリンタパッチは、RGB値に対応するHSV色空間において予め定められた、明度の高いハイライト領域、明度の低いシャドウ領域、明度の中程度の中間領域、の各領域それぞれにおいて、RGBの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色に対応する色を、当該RGB値の強度を変えて複数印刷し、さらに、それらRGB値に対応する色から色相と彩度を変化させた色を複数印刷したものである。具体的には、図6で示すように、HSV色空間において一定の明度V=Vn,彩度S=S0〜SMax(但し、SMaxはグレーと認識できる範囲の彩度を上限とする)の色範囲において、色相と彩度を均等分割した各領域のある点に対応するHSV値をHSV値→RGB値変換して得た色と、RGBの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値の色複数の構成される印刷物である。つまり、プリンタパッチは、図4で示した柱状のRGB値に対応するHSV色空間の中心軸付近(グレーに近い色)における、ハイライト領域、中間領域、シャドウ領域の各領域の複数の色を印刷したものとなる。なおプリンタパッチに印刷される各色のRGB値は、予めデータベース11のプリンタパッチデータファイルに記録されているものとする。

0020

図7はモニタに表示されたモニタパッチを示す図である。
図7において(a)はモニタに表示されたモニタパッチであり、RGBの色の三原色の強度がそれぞれ同値のRGB値となる複数の異なる色であって、(b)で示すようなR,G,Bの各強度が同値の複数の色であって、ハイライト領域、中間領域、シャドウ領域の各領域で特定された色が表示されたものである。ユーザは(c)で示すプリンタパッチと(a)で示すモニタパッチにおいて、同色であると感じる色を、ハイライト領域、中間領域、シャドウ領域のそれぞれにおいて1つずつ選択する。なおモニタパッチは、プリンタパッチと同様、柱状の色空間の中央軸付近(グレーに近い色)における、ハイライト領域、中間領域、シャドウ領域の各領域の複数の色を表示したものとなる。なおモニタパッチで表示される各色のRGB値は、予めデータベース11のモニタパッチデータファイルに記録されているものとする。

0021

図8はカラーマッチング装置の処理フローを示す図である。
次に、カラーマッチング装置の処理の詳細について説明する。
<色味の補正の処理>
まず、カラーマッチング装置1の入出力部101が、カラーマッチング処理の開始の指示を受け付けると(ステップS1)、モニタパッチ色出力部102が、データベース11のモニタパッチデータファイルから各モニタパッチ色の情報を読み取ってモニタパッチ色を自装置に接続されたモニタに表示し(ステップS2)、またプリンタパッチ色印刷制御部103が、データベース11のプリンタパッチデータファイルから各プリンタパッチ色の情報を読み取って、自装置に接続されたプリンタにプリンタパッチ色を印刷させる制御を行う(ステップS3)。するとユーザは、図7で示したように、プリンタパッチとモニタパッチにおいて、同じと見える色を、ハイライト領域、中間領域、シャドウ領域のそれぞれにおいて1つずつ選択しカラーマッチング装置1に入力し、その情報をRGB値予測部104が受け付ける(ステップS4)。

0022

なお、例えば、モニタがタッチパネルとなっていれば、入出力部101は、その指定された色を検出して、当該色に対応するRGB値をモニタパッチデータファイルから読み取り、そのRGB値をRGB値予測部104が受け付ける。またプリンタパッチにおいて選択された色については、プリンタパッチの色の脇に記されている番号の入力を受け付けて、その番号に対応付けられてプリンタパッチデータファイルに記録されているRGB値をRGB値予測部104が受け付ける。図7のプリンタパッチにおいて、1つの番号対し2つのプリンタパッチ色が印刷されているが、これら2つのプリンタパッチ色は異なるが、同じ色味(色相、彩度)として扱うため、同番号を付与している。ここで、モニタパッチにおいて選択されたハイライト領域、中間領域、シャドウ領域の各領域のRGB値を、ハイライト領域(R1h,G1h,B1h)、中間領域(R1m,G1m,B1m)、シャドウ領域(R1s,G1s,B1s)であるとする。また、プリンタパッチにおいて選択されたハイライト領域、中間領域、シャドウ領域の各領域のRGB値を、ハイライト領域(R2h,G2h,B2h)、中間領域(R2m,G2m,B2m)、シャドウ領域(R2s,G2s,B2s)であるとする。

0023

次にRGB値予測部104は、モニタパッチにおいて選択された色のRGB値によってモニタが表示する表色値(Lab値等)をプリンタが出力するために必要なRGB値を、予めデータベースに記録されているプロファイルデータを用いて予測する(ステップS5)。ここでプロファイルデータは、モニタプロファイルデータプリンタプロファイルデータとがあり、モニタプロファイルデータは、RGB値とそのRGB値によってモニタが出力する色の表色値(Lab値等)を対応付けて記憶したデータである。またプリンタプロファイルデータは、RGB値とそのRGB値によってプリンタが印刷する色の表色値(Lab値等)を対応付けて記憶したデータである。RGB値予測部104は、まずモニタプロファイルデータを用いてモニタパッチにおいて選択された色のRGB値によってモニタが表示する表色値(Lab値等)を補間計算により算出し、またその表色値とプリンタプロファイルデータとを用いて、当該表色値をプリンタが印刷するためのRGB値を補間計算により算出する。これにより、モニタパッチにおいて選択された色のRGB値によってモニタが表示する表色値(Lab値等)をプリンタが出力するために必要なRGB値が予測できる。このRGB値の予測はハイライト領域、中間領域、シャドウ領域のそれぞれについて選択されたモニタパッチの色ごとに行う。そして、予測結果として得られたRGB値は、それぞれ、ハイライト領域(R3h,G3h,B3h)、中間領域(R3m,G3m,B3m)、シャドウ領域(R3s,G3s,B3s)であるとする。

0024

次に色味補正部105が、モニタパッチにおいて選択された色のRGB値によってモニタが表示する表色値(Lab値等)をプリンタが出力するために必要なRGB値と、プリンタパッチにおいて選択された色のRGB値との差分を、ハイライト領域、中間領域、シャドウ領域のそれぞれについて算出する(ステップS6)。各領域の差分をハイライト領域(R4h,G4h,B4h)、中間領域(R4m,G4m,B4m)、シャドウ領域(R4s,G4s,B4s)とすると、
(R4h,G4h,B4h)=(R2h−R3h,G2h−G3h,B2h−B3h)
(R4m,G4m,B4m)=(R2m−R3m,G2m−G3m,B2m−B3m)
(R4s,G4s,B4s)=(R2s−R3s,G2s−G3s,B2s−B3s)
により算出することができる。

0025

この差分は、カラーマッチング装置1が記憶している画像のRGB値によりモニタが表示している色と、そのカラーマッチング装置1が画像の印刷をプリンタで制御した場合に印刷される色の差である。しかしながら、この差は、ハイライト領域、中間領域、シャドウ領域それぞれにおけるある一定の明度に対する色の差である。従って、各領域の境界付近については、それぞれの領域について算出した差分を用いて重み付けを行う必要がある。つまり、プリンタプロファイルデータに記録されている補正対象であるRGB値の明度が、ハイライト領域と中間領域の境界領域に位置する場合には、その補正対象であるRGB値の明度が、ハイライト領域と中間領域のうち、どちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを、ハイライト領域におけるRGB値の差分と、中間領域におけるRGB値の差分とに対して行う。また、プリンタプロファイルデータに記録されている補正対象であるRGB値の明度が、中間領域とシャドウ領域の境界領域に位置する場合には、その補正対象であるRGB値の明度が、中間領域とシャドウ領域のうちのどちらの領域に近接するかの比率に応じた重み付けを、中間領域におけるRGB値の差分と、シャドウ領域におけるRGB値の差分とに対して行う。

0026

図9は明度(L)における3つの領域の境界領域における重み付けの概要を示す図である。
ここで、プリンタプロファイルデータに記録されている補正対象であるRGB値に対応する明度をL、シャドウ領域と中間領域の境界領域をL1(シャドウ領域側境界の明度)〜L2(中間領域側境界の明度)とし、中間領域とハイライト領域の境界領域をL3(中間領域側境界の明度)〜L4(ハイライト領域側境界の明度)とする。またシャドウ領域における差分に対する重みをws、中間領域における差分に対する重みをwm、ハイライト領域における差分に対する重みをwhとする。図9においては、補正対象であるRGB値に対応する明度Lがどの領域にあるかに応じて、重みws、wm、whの値が変化する様子を示している。シャドウ領域と中間領域の境界領域L1〜L2においては、ws+wm=1であり、中間領域とハイライト領域の境界領域L3〜L4においては、wm+wh=1である。

0027

そして補正対象であるRGB値に対応する明度Lのシャドウ領域における重みwsは、その領域を、境界領域を除くシャドウ領域「0.0≦L≦L1」,シャドウ領域に含まれる境界領域「L1≦L≦L2」,シャドウ領域外の領域「L2≦L≦100.0」で場合分けすると、

0028

0029

0030

0031

で算出される値とする。また、補正対象であるRGB値に対応する明度Lの中間領域における重みwmは、その領域を、中間領域外のシャドウ領域側の領域「0.0≦L≦L1」、中間領域に含まれるシャドウ領域側の境界領域「L1≦L≦L2」、境界領域を除く中間領域「L2≦L≦L3」,中間領域に含まれるハイライト領域側の境界領域「L3≦L≦L4」,中間領域外のハイライト領域側の領域「L4≦L≦100.0」で場合分けすると、

0032

0033

0034

0035

0036

0037

で算出される値とする。また、補正対象であるRGB値に対応する明度Lのハイライト領域における重みwhは、その領域を、ハイライト領域外の領域「0.0≦L≦L3」、ハイライト領域に含まれる境界領域「L3≦L≦L4」、境界領域を除くハイライト領域「L4≦L≦100.0」で場合分けすると、

0038

0039

0040

0041

で算出される値とする。なお、明度の境界を規定するL1,L2,L3,L4の値は予め色味補正部105がメモリ等に記憶している。そして、色味補正部105は、プリンタプロファイルデータに記録されている補正対象であるRGB値に対応する明度Lがどの領域にあるかをプリンタプロファイルデータから読み取って判定したのち、その明度の領域に対応する重みws,wm,whを上述のいずれかの重み算出式により算出し(ステップS7)、また、次の補正値(R5,G5,B5)を算出する式(12)により、プリンタプロファイルデータに記録されている補正対象であるRGB値のうちRGB値=(0,0,0),(100,100,100)以外の全てのRGB値を補正する(ステップS8)。

0042

0043

図10は色味補正時のプリンタプロファイルデータの遷移を示す図である。
この図が示すようにプリンタプロファイルデータに記録されている補正対象であるRGB値に対して、明度の領域に応じて、重み付けする前の差分、重み付けした差分を加えることにより、補正を行う。なお、この補正によるプリンタプロファイルデータによってプリンタで画像を印刷した場合には、その画像をモニタに表示した場合の映像と比べて、色味が補正により一致し、明度が補正されずに異なったものとなる。

0044

以上の処理により、色味の補正の処理が完了する。つまり、上述の処理によれば、図4の色味方向の補正の図において、円柱状の色空間の中心軸付近のグレーに近い色の軸が、モニタの出力とプリンタの出力で一致するように補正している。そして、このような色味方向の補正を、モニタパッチとプリンタパッチとを用いて色選択することだけで、容易に行うことができる。

0045

図11デバイスリンクプロファイルデータを示す図である。
図12は明度(V)における3つの領域の境界領域における重み付けの概要を示す図である。
図11で示すデバイスリンクプロファイルデータは、モニタ表示される色の表色値(Lab値)とプリンタで印刷される色の表色値(Lab値)が同一となるRGB値の対応関係を、1つの対応表で保持するものである。上述の処理においては、図2で示すように、モニタ表示される色の表色値(Lab値)とプリンタで印刷される色の表色値(Lab値)が同一となるRGB値の対応関係が計算できる、2つのプロファイルデータ(モニタプロファイルデータとプリンタプロファイルデータ)を用いたが、図12で示すようなデバイスリンクプロファイルデータを利用する場合には、モニタパッチにおいて選択された色のRGB値によってモニタが表示する表色値(Lab値等)をプリンタが出力するために必要なRGB値と、プリンタパッチにおいて選択された色のRGB値との差分、に対する重み付けの処理において、補正対象のRGB値が表す明度Lを利用して重みを算出する代わりに、HSV色空間のV(Value;明度)を用いて重みを算出する。この場合、デバイスリンクプロファイルデータのモニタ側のRGB値をHSV変換し、その明度成分Vによる重みを算出する。そしてこの重みの算出においては、図12で示すように、デバイスリンクプロファイルデータに記録されている補正対象であるRGB値に対応する明度V、シャドウ領域と中間領域の境界領域をV1(シャドウ領域側境界の明度)〜V2(中間領域側境界の明度)とし、中間領域とハイライト領域の境界領域をV3(中間領域側境界の明度)〜V4(ハイライト領域側境界の明度)として、図9を用いて説明した重みの算出手法と同様に、処理を行う。

0046

なお、RGB→HSV変換において、R,G,Bの各値が0.0を最小、1.0を最大値とする範囲にある場合、与えられたRGB値に相当するHSV値は、

0047

0048

0049

0050

により算出することができる。なお、この式において、MAXは(R,G,B)値の最大値、MINは(R,G,B)値の最大値とする。

0051

<明るさの補正の処理>
次に、明るさの補正の処理について説明する。
図13モニタ表示画像プリンタ印刷画像とを示す図である。
色味補正部105による色味補正が終了すると、次に、図13で示すように、画像情報表示部106が人物画像やグレー背景を含んだ画像をモニタ表示し(ステップS9)、また変換後画像印刷制御部107が、その画像情報の各画素のRGB値を、モニタプロファイルデータおよび色味補正の処理後のプリンタプロファイルデータを用いて変換し(ステップS10)、当該変換後画像をプリンタに出力する制御を行う(ステップS11)。これは通常のプリンタに対する画像の出力制御と同様である。ここで、モニタ表示した画像は、その画像の脇に表示された明るさ変更インジケータを操作することにより、モニタ上において明るさを変換させて表示させることができるようになっている。

0052

モニタ上における明るさを変換処理は、具体的には、画像情報表示部106が、表示している画像の各画素のRGB値をHSV変換し、HSV色空間における明るさ成分Vに、変換式V’=f(V,p)を適用して変換後の明るさ成分V’を算出して、そのHSV’値を、HSV→RGB変換により再度RGB値に変換して、明るさが変換した画像を生成しモニタ表示する。なお、変換式におけるpは明るさ変化量パラメータであり、モニタ表示画像の脇の明るさ変更インジケータの操作量に応じた明るさ変化量パラメータが予めメモリ等に記録されている。画像情報表示部106は、インジケータの操作量に応じた明るさ変化量パラメータをメモリから読み取り、そのパラメータを用いて変換式により変換後の明るさ成分V’を算出している。

0053

図14は明るさ調整カーブを示す図である。
上記変換式V’=f(V,p)は、具体的には、図13で示す明るさ調整カーブのように、変換前の明るさV(入力値)が「0.0≦V<0.5」の区間と、「0.5≦V≦1.0」の区間で分けて、式(),式()により算出するようにする。なおこの式は一例である。そして明るさ変化量パラメータの値によって、モニタ表示画像の明るさを明るくしたり暗くしたり変換制御する。

0054

また、HSV→RGB変換は、H(色相)が0.0から360.0の範囲にあり、S(彩度)およびV(明度)が0.0から1.0の範囲にあり、Sが0.0でない場合、与えられたHSV値に相当するRGB値は、

0055

0056

0057

0058

0059

0060

0061

0062

0063

0064

0065

0066

により算出することができる。なお、Sが0.0の場合、R,GおよびBはVと等しくなる。

0067

そして、ユーザが明るさ変更インジケータを操作して、モニタ表示画像とプリンタで印刷した画像の明るさが一致したときに、例えば、モニタ上に表示されている一致完了ボタンの押下などにより、一致したことを検出する(ステップS12)。そして、パラメータ検出部109は、モニタ表示画像とプリンタで印刷した画像の明るさが一致したときの、明るさ変化量パラメータを、画像情報表示制御部106から取得する(ステップS13)。この処理は、例えば画像情報表示部106がインジケータの操作に応じて、明るさ変化量パラメータをその都度メモリ等に上書き保存し、当該メモリから読み取るようにする。そして、その明るさ変化量パラメータを用いて、ユーザが明るさ変更インジケータを操作してモニタ表示画像の明るさを変換した処理とは逆の変換を、プリンタで印刷された画像の明るさに対して施すための変換式V’=f−1(V,p)を用いて、色味補正で補正されているプリンタプロファイルデータのRGB値を変換して(R5’,G5’,B5’)を算出し(ステップS14)、この変換後のRGB値(R5’,G5’,B5’)へ、プリンタプロファイルデータのRGB値を補正する。具体的にはプリンタプロファイルデータに記録されている補正対象のRGB値を、RGB→HSV変換し、その明るさ成分Vに変換式V’=f−1(V,p)を適用して、変換後の明るさ成分V’を算出して、そのHSV’値を、HSV→RGB変換により再度RGB値に変換して、補正を行う。

0068

図15は明るさ補正後のプリンタプロファイルデータの遷移を示す図である。
この図が示すようにプリンタプロファイルデータに記録されている補正対象であるRGB値に対して、明るさの補正を行う。この補正によるプリンタプロファイルデータによってプリンタで画像を印刷した場合には、その画像をモニタに表示した場合の映像と比べて、色味と明度が共に補正されたものとなる。

0069

以上の処理により、明るさの補正の処理が完了する。つまり、上述の処理によれば、図4の明るさ方向の補正の図において、円柱状の色空間の明るさ方向のずれを補正している。そして、このような明るさの補正を、モニタパッチとプリンタパッチとを用いて色選択することだけで、容易に行うことができる。

0070

また上述の処理によれば、利用しているモニタに特化したモニタプロファイルテーブルと、利用しているプリンタに特化したプリンタプロファイルテーブルを用いて、カラーマッチング(色補正)処理を行っているため、任意の機種のモニタとプリンタの出力する色のカラーマッチングを容易に行うことができる。

0071

なお、上述のカラーマッチング装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク光磁気ディスクCD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラム通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。

0072

また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル差分プログラム)であっても良い。

図面の簡単な説明

0073

カラーマッチング装置の構成を示すブロック図である。
色味補正の処理概要を示す図である。
明るさ補正の処理概要を示す図である。
補正概要を示す図である。
プリンタによって印刷されたプリンタパッチを示す図である。
プリンタパッチに印刷される色の選択概要を示す図である。
モニタに表示されたモニタパッチを示す図である。
カラーマッチング装置の処理フローを示す図である。
明度(L)における3つの領域の境界領域における重み付けの概要を示す図である。
色味補正時のプリンタプロファイルデータの遷移を示す図である。
デバイスリンクプロファイルデータを示す図である。
明度(V)における3つの領域の境界領域における重み付けの概要を示す図である。
モニタ表示画像とプリンタ印刷画像とを示す図である。
明るさ調整カーブを示す図である。
明るさ補正後のプリンタプロファイルデータの遷移を示す図である。

符号の説明

0074

101・・・入出力部
102・・・モニタパッチ色出力部
103・・・プリンタパッチ色印刷制御部
104・・・RGB値予測部
105・・・色味補正部
106・・・画像情報表示部
107・・・変換後画像印刷制御部
108・・・明るさ変更部
109・・・パラメータ検出部
110・・・明るさ補正部
111・・・データベース

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