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技術 シート状緩衝材のカット装置

出願人 株式会社クレール
発明者 山本祐司
出願日 2008年3月21日 (12年0ヶ月経過) 出願番号 2008-072903
公開日 2009年9月17日 (10年6ヶ月経過) 公開番号 2009-208219
状態 未査定
技術分野 切断装置の細部
主要キーワード 上下方向溝 水平方向溝 中央スリット 押え側 支持角 押え杆 面押え 気泡緩衝材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年9月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

厚みのあるシート状緩衝材であっても緩衝機能を損なうことなく適切に固定してカットすることができる装置を提供すること。

解決手段

上面に溝を有する支持杆と、該支持杆と共に緩衝材を挟持する緩衝材押え杆とを具備し、上記緩衝材押え杆は、2本の押え板並列することにより中央スリットを形成し、これら押え板の両端部を相互に固定し、前方の押え板の下面に上記前面押え側面に対向する前面押え板を設け、後方の押え板の下面に上記後面押え側面に対向する後面押え板を設け、上記前方の押え板の前縁と、上記後方の押え板の後縁とを把持した状態で、上記緩衝材押え杆に沿ってスライド可能に切断刃筐体を設け、該筐体内の切断刃を上記中央スリットの下面側に臨出させ、上記支持杆と上記緩衝材押え杆との間にシート状緩衝材を挟持した状態で上記切断刃筐体を上記押え杆に沿ってスライドさせることにより上記シート状緩衝材を切断するように構成する。

概要

背景

従来、樹脂フィルムシート、紙等を固定した上でカットするシート材カット装置が各種提案されている。

この種のカット装置は、基台上に置かれたシートの上面に、板状の押え部材を載置押圧することでシートを固定し、かかる固定状態カッターを上記板状押え部材に沿って移動させることによって上記シートをカットする構成である(特許文献1〜3)。

実開昭51−161689号
特開昭63−127894号
特開2004−42191号

概要

厚みのあるシート状緩衝材であっても緩衝機能を損なうことなく適切に固定してカットすることができる装置を提供すること。 上面に溝を有する支持杆と、該支持杆と共に緩衝材を挟持する緩衝材押え杆とを具備し、上記緩衝材押え杆は、2本の押え板並列することにより中央スリットを形成し、これら押え板の両端部を相互に固定し、前方の押え板の下面に上記前面押え側面に対向する前面押え板を設け、後方の押え板の下面に上記後面押え側面に対向する後面押え板を設け、上記前方の押え板の前縁と、上記後方の押え板の後縁とを把持した状態で、上記緩衝材押え杆に沿ってスライド可能に切断刃筐体を設け、該筐体内の切断刃を上記中央スリットの下面側に臨出させ、上記支持杆と上記緩衝材押え杆との間にシート状緩衝材を挟持した状態で上記切断刃筐体を上記押え杆に沿ってスライドさせることにより上記シート状緩衝材を切断するように構成する。

目的

本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、シート状の緩衝材を確実に固定した状態で適切にカットすることのできるシート状緩衝材のカット装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

上面に溝を有すると共に前面側に前面押え側面、後面側に後面押え側面を有する左右方向の支持杆と、上記支持杆の上方に位置し該支持杆と共にシート状緩衝材を挟持する緩衝材押え杆とを具備し、上記緩衝材押え杆は、上記支持杆に平行な2本の押え板を前後に並列することにより両押え板の対向側縁により上記支持杆に平行な中央スリットを形成すると共に、これら押え板の両端部を相互に固定し、かつ前方の押え板の下面に上記前面押え側面に対向し得る前面押え板を設け、後方の押え板の下面に上記後面押え側面に対向し得る後面押え板を設け、上記前方の押え板の前縁と、上記後方の押え板の後縁とを把持部にて把持した状態で、上記緩衝材押え杆に沿ってスライド可能に切断刃筐体を設け、該筐体内に切断刃を設けて当該切断刃を上記筐体下面から上記緩衝材押え杆の中央スリットの下面側に臨出させ、上記支持杆と上記緩衝材押え杆との間にシート状緩衝材を介在させた状態で、上記支持杆に緩衝材押え杆を嵌合することにより、両の間にシート状緩衝材を挟持すると共に上記切断刃を上記溝上に位置する上記緩衝材刺入し、かかる状態で上記切断刃筐体を上記緩衝材押え杆に沿ってスライドさせることにより、上記切断刃を以って上記シート状緩衝材を上記中央スリットに沿って切断するものであることを特徴とするシート状緩衝材のカット装置

請求項2

上記支持杆と上記緩衝材押え杆との嵌合状態において、上記前面押え側面と上記前面押え板との間、上記後面押え側面と上記後面押え板との間には、所定の間隔を有しているものであることを特徴とする請求項1記載のシート状緩衝材のカット装置。

請求項3

上記切断刃筐体が上記緩衝材押え杆の端部に位置している状態において、該切断刃筐体の上記把持部の内面と上記前後の押え板の前後縁との間には所定の空間を有しているものであることを特徴とする請求項1又は2記載のシート状緩衝材のカット装置。

請求項4

上記支持杆と上記緩衝材押え杆との嵌合状態において、上記前面押え側面と上記前面押え板との間、上記支持杆上面と上記押え杆下面との間、及び上記後面押え側面と上記後面押え板との間で上記シート状緩衝材を挟持するように構成したものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシート状緩衝材のカット装置。

請求項5

上記支持杆と上記緩衝材押え杆との嵌合状態において、上記前面押え側面と上記前面押え板との間、上記支持杆上面と上記押え杆下面との間、及び上記後面押え側面と上記後面押え板との間で上記シート状緩衝材を挟持するように構成し、かかる挟持状態において、上記両押え板は、上記シート状緩衝材の弾性により水平方向に湾曲するように構成されたものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシート状緩衝材のカット装置。

請求項6

上記支持杆の両端に案内板を設けると共に両案内板における上記支持杆の上方位置に載置部としての溝部を設け、上記緩衝材押え杆の両端部を上記溝部に係合することにより、該緩衝材押え杆を上記支持杆上方に載置可能としたものであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のシート状緩衝材のカット装置。

技術分野

0001

本発明は各種物包装緩衝材として用いられている気泡緩衝材等のシート状緩衝材を適切に固定しつつ切断することができるシート状緩衝材のカット装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、樹脂フィルムシート、紙等を固定した上でカットするシート材のカット装置が各種提案されている。

0003

この種のカット装置は、基台上に置かれたシートの上面に、板状の押え部材を載置押圧することでシートを固定し、かかる固定状態カッターを上記板状押え部材に沿って移動させることによって上記シートをカットする構成である(特許文献1〜3)。

0004

実開昭51−161689号
特開昭63−127894号
特開2004−42191号

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、上記従来のカット装置は、極めて薄い樹脂シートコピー用紙等をカットするものであるため、カット時には上記シートを平面的な基台と同じく平面的な押さえ部材との間において上下方向に押圧挟持することで固定するものであった。

0006

しかしながら、この種の従来のカット装置は、シート状の気泡緩衝材のようにある程度の厚みがあり、しかも厚み方向にクッション性のあるシートをカットする場合は、基台と押さえ部材で上下方向に押圧挟持するだけでは、シートそのものの緩衝作用により十分に固定することができず、適切にカットすることができないという課題があった。

0007

本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、シート状の緩衝材を確実に固定した状態で適切にカットすることのできるシート状緩衝材のカット装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、上面に溝を有すると共に前面側に前面押え側面、後面側に後面押え側面を有する左右方向の支持杆と、上記支持杆の上方に位置し該支持杆と共にシート状緩衝材を挟持する緩衝材押え杆とを具備し、上記緩衝材押え杆は、上記支持杆に平行な2本の押え板を前後に並列することにより両押え板の対向側縁により上記支持杆に平行な中央スリットを形成すると共に、これら押え板の両端部を相互に固定し、かつ前方の押え板の下面に上記前面押え側面に対向し得る前面押え板を設け、後方の押え板の下面に上記後面押え側面に対向し得る後面押え板を設け、上記前方の押え板の前縁と、上記後方の押え板の後縁とを把持部にて把持した状態で、上記緩衝材押え杆に沿ってスライド可能に切断刃筐体を設け、該筐体内に切断刃を設けて当該切断刃を上記筐体下面から上記緩衝材押え杆の中央スリットの下面側に臨出させ、上記支持杆と上記緩衝材押え杆との間にシート状緩衝材を介在させた状態で、上記支持杆に緩衝材押え杆を嵌合することにより、両の間にシート状緩衝材を挟持すると共に上記切断刃を上記溝上に位置する上記緩衝材に刺入し、かかる状態で上記切断刃筐体を上記緩衝材押え杆に沿ってスライドさせることにより、上記切断刃を以って上記シート状緩衝材を上記中央スリットに沿って切断するものであることを特徴とするシート状緩衝材のカット装置により構成される。

0009

上記左右方向の支持杆は例えば支持角棒(5)により構成することができる。上記2本の押え板は例えば2本の水平の上面押え板(8a’,8b’)により構成することができる。上記切断刃筐体の把持部は例えば案内溝部(11d,11d)により構成することができる。このように構成すると、シート状緩衝材を適切な圧力で挟持固定した状態で、容易に切断することができる。

0010

第2に、上記支持杆と上記緩衝材押え杆との嵌合状態において、上記前面押え側面と上記前面押え板との間、上記後面押え側面と上記後面押え板との間には、所定の間隔を有しているものであることを特徴とする上記第1記載のシート状緩衝材のカット装置により構成される。

0011

このように構成すると、上記間隔内において、上記支持杆と上記緩衝材押え杆とによりシート状緩衝材を適切な圧力で挟持することができる。

0012

第3に、上記切断刃筐体が上記緩衝材押え杆の端部に位置している状態において、該切断刃筐体の上記把持部の内面と上記前後の押え板の前後縁との間には所定の空間を有しているものであることを特徴とする上記第1又は2記載のシート状緩衝材のカット装置により構成される。

0013

このように構成すると、シート状緩衝材の挟持状態において、上記両押え板は、上記シート状緩衝材の弾性により水平方向に湾曲し得るので、シート状緩衝材の緩衝機能を損なうことなく当該緩衝材を適切な圧力で保持することができる。

0014

第4に、上記支持杆と上記緩衝材押え杆との嵌合状態において、上記前面押え側面と上記前面押え板との間、上記支持杆上面と上記押え杆下面との間、及び上記後面押え側面と上記後面押え板との間で上記シート状緩衝材を挟持するように構成したものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載のシート状緩衝材のカット装置により構成される。

0015

第5に、上記支持杆と上記緩衝材押え杆との嵌合状態において、上記前面押え側面と上記前面押え板との間、上記支持杆上面と上記押え杆下面との間、及び上記後面押え側面と上記後面押え板との間で上記シート状緩衝材を挟持するように構成し、かかる挟持状態において、上記両押え板は、上記シート状緩衝材の弾性により水平方向に湾曲するように構成されたものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載のシート状緩衝材のカット装置により構成される。

0016

このように構成すると、シート状緩衝材の緩衝機能を損なうことなく、当該緩衝材を適切な圧力にて保持することができる。

0017

第6に、上記支持杆の両端に案内板を設けると共に両案内板における上記支持杆の上方位置に載置部としての溝部を設け、上記緩衝材押え杆の両端部を上記溝部に係合することにより、該緩衝材押え杆を上記支持杆上方に載置可能としたものであることを特徴とする上記第1〜5の何れかに記載のシート状緩衝材のカット装置により構成される。

0018

上記溝部は例えば下方向溝部(6c,6c’)により構成することができる。上記両端部は例えば支持短杆(10,10’)により構成することができる。このように構成すると、シート状緩衝材をカットしない場合は、緩衝材押え杆を支持杆上方に載置しておくことができる。

発明の効果

0019

本発明は上述のように構成したので、厚みのあるシート状緩衝材をその緩衝機能を損なうことのないように適切に固定した状態で、例えばシート状緩衝材の長手方向と直交する方向に適切かつ正確にカットすることができる。

0020

よって、シート状の気泡緩衝材のような空気を封印した突起のある緩衝材であっても、緩衝機能を損なうことなく、適切に固定して円滑にカットすることができるものである。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下、添付図面に従って、本発明に係るシート状緩衝材のカット装置の実施形態を詳細に説明する。

0022

図1に本発明に係るシート状緩衝材のカット装置の全体構成を示す。尚、本実施形態では、シート状緩衝材として、シート状のいわゆる気泡緩衝材1をカットする場合について説明する。

0023

このシート状気泡緩衝材は、図1,2等に示すように、2枚のポリエチレンシートからなり、一方のシート面に空気を封じ込めた多数の円柱状の突起1aを形成し、当該複数の突起1aの空気圧で緩衝機能を実現するものである。一例として、上記シート状気泡緩衝材1は、厚さが約4mm〜5mm、1個の円柱状の突起1aの直径が約8mm、突起1aは50mm×50mmの範囲に約20個〜25個有するものを使用する。

0024

同図において、2は機枠であり、床面に水平に載置される足部2a,2aと、これら足部2a,2aの中央から上方に直立し、左右方向に所定間隔を以って設けられた支柱2b,2b’と、これら支柱2b,2b’の下端部を左右方向に連結する下部連結杆2cと、上記支柱2b,2b’の上端部を左右方向に連結する上部連結杆2dと、上記上部連結杆2dの後方側に向けて設けられた緩衝材カット部3とから構成されている。

0025

上記左右の支柱2b,2b’の上下方向の中間位置の各々には、凹状の軸支部2e,2e’が同一高さに対向して設けられており、図1に示すように、シート状気泡緩衝材1のロール1’の中心軸1”の両端部を上記軸支部2e,2e’に載置することにより、当該ロール1’を回転自在に支持することができるように構成されている。尚、図1において、上記緩衝材1の載置された手前方向を前方、緩衝材カット部3の設けられた側を後方、上部連結杆2dの方向を左右方向とする。

0026

上記支柱2b,2bの左右間隔は、図1に示すようにシート状気泡緩衝材1の横幅より広く形成し、上記ロール1’の支持状態において上記シート1を矢印a方向に引き出したとき、当該ロール1’が上記支持状態において容易に回転し得るように構成されている。

0027

次に、上記緩衝材カット部3について説明する。この緩衝材カット部3は、上記上部連結杆2dの両端部に各々後方に向けて水平に設けられた支持棒4a,4a’に取付管4b,4b’を連結することにより、上記上部連結杆2dの後方に、上記連結杆2dと該カット部3との水平方向距離T1を調整可能に設けられている。

0028

上記カット部3において、5は、上記支柱2b,2b’の左右横幅と略同一の左右方向長さを有し、その上面に全長に亙って溝5aの形成された横断四角形状の支持角棒(支持杆)である。この支持角棒5の左右両端部には、上記取付管4b,4b’(図3)の凹状の取付部4c,4c’が上記支持角棒5の下面側にボルトBにより固定されており、上記取付管4b,4b’内に上記支持棒4a,4a’を挿入嵌合することにより、上記支持角棒5は上記上部連結杆2dと距離T1を以って、上記連結杆2dと平行となるように固定されている。尚、上記距離T1は、上記支持棒4a,4a’に対する上記取付管4b,4b’の伸縮により変更可能である。

0029

この支持角棒5の前面側と後面側には、垂直の前面及び後面押え側面5b,5b’が形成されており(図2参照)、後述の緩衝材押え杆8の上記前面押え側面5bに対向し得る前面押え板8a”と、上記後面押え側面5b’に対向し得る後面押え板8b”との協働により、気泡緩衝材1を挟持する作用を行うものである(図6参照)。

0030

6,6’は、上記支持角棒5の両端部に垂直に立設固定された両端案内板であり、各下端部6d,6d’を以って上記取付部4c,4c’に溶接により固着されている。この案内板6、6’の板面には、図3に示すように、下端部は上記支持角棒5の上記溝5aの位置に至り、上端部は当該案内板6,6’の上端近傍にいたる直線状の上下方向案内溝6a,6a’が設けられており、当該案内溝6a,6a’はその上端部からさらに後方に向けて水平方向溝部6b,6b’と緩衝材押え杆8の載置部としての下方向溝部6c,6c’が連続的に形成され、これにより全体として逆「L」字型の切断刃載置部7,7’が形成されている。尚、上記上下方向案内溝6a,6a’は、その上下方向の中心線mが、上記溝5aの左右方向の中心線nに一致し、交差するような位置に設けられている(図3参照)。

0031

8は、アルミニウム等の金属により形成された緩衝材押え杆であり、上記支持角棒5と略同じ長さを有し前後方向に平行配置された直線状の一対(2本)の押え杆8a,8bから構成されている。これらの押え杆8a,8bは、2本の水平の上面押え板8a’、8b’と該上面押え板8a’,8b’の下面側より下方に垂直に設けられた前面押え板8a”、後面押え板8b”から構成されている。そして、上記前面押え板8a”、後面押え板8b”は、上記上面押え板8a’,8b’と同じ左右方向長さを有し、上記上面押え板8a’,8b’下面の全長に亘って設けられており、よってこれらの押え杆8a,8bは全体として横断面略「T」字形状をなしている。上記前面押え板8a”は上記上面押え板8a’の下面の前方よりの位置に設けられており、上記後面押え板8b”は上記上面押え板8b’の下面の後方よりの位置に設けられており、これにより、これら押え板8a”,8b”と上記支持角棒5との間に図6に示すように、気泡緩衝材1を挟持し得るように構成されている。

0032

これら一対の押え杆8a,8bはそれらの両端部8c,8c’において、両押え杆8a,8bの前後方向に亘る連結小板9,9’を宛がい、その上面側から上記両押え杆8a,8bの上面押え板8a’,8b’にボルトB,Bをねじ込むことにより、当該両端部8c,8c’において連結されており(図3参照)、かつ上記連結小板9,9’の上面に各々左右方向の支持短杆10,10’を溶接固定して、これら支持短杆10,10’の端部を上記緩衝材押え杆8の両端部よりさらに左右方向に突出させ、その先端部を上記案内板6,6’の下方向溝部6c,6c’に挿入することで、上記溝部6c,6c’内に当該緩衝材押え杆8を上記支持角棒5と平行に載置保持しておくことができるように構成している(図2図4図5の状態)。

0033

このように上記押え杆8a,8bは両端部においてボルトB,Bにて互いに固定されており、互いに平行に配置されているので、上記上面押え板8a’,8b’の近接した対向側縁により、その中央部に直線状の切断刃案内用スリット(中央スリット)Sが左右方向の全長に亘り形成されている。そして、この押え杆8a,8bは、それらの両端部においてボルトB,Bにて互いに固定されているのみであるから、その中央部分を矢印b,c方向(前後の水平方向)に引っ張ると、それ自体の弾性により各々矢印b,c方向に多少湾曲し得るように構成されている(図1図7(a)一点鎖線参照)。即ち、上記押え杆8a,8bは、両端部より中央部に向けて水平方向に湾曲し、全体として線対称形状に湾曲し得るように構成されている。

0034

11は切断刃筐体であり、略「L」字状の一対の筐体11a,11aを背中合わせに結合することにより形成されるものであり、直立状態の把持部11bと、該把持部11b下部から前後方向に略直角に延出形成され、上記上面押え板8a’,8b’の前後縁E,E’を把持する基部11cとから構成されている。

0035

この基部11cの前方縁部及び後方縁部は、互いに内向きに「コ」字状に屈曲形成し、上記押え板8a’,8b’に沿う方向の互いに対向する案内溝部(把持部)11d,11dを有しており、これら案内溝部11d,11d内に上記押え板8a’,8b’の前後縁E,E’を係合させることで、即ち、前方の押え板8a’の前縁Eと後方の押え板8b’の後縁E’を案内溝部11d,11dにて把持した状態で、当該切断刃筐体11は上記緩衝材押え杆8の左端部から右端部まで、該押え杆8に沿って左右方向に自由に移動可能に構成されている。

0036

上記切断刃筐体11の中央接合部内には切断刃12がその半円形刃部12aを下向きの状態で設置され、図6に示すように上記筐体11の外部から上記切断刃12にボルトBを貫通し、対向端部をナットNで固定することで、上記切断刃12を上記中央接合部内に固定している。そして、この切断刃12はかかる固定状態において、図6に示すように、上記緩衝材押え杆8を上記支持角棒5に嵌合させたとき、その下端の刃部12aが切断刃筐体11の下面から下方に延出し、当該延出した刃部12aはさらに上記緩衝材押え杆8のスリットSの下方位置に位置し、上記支持角棒5の溝5a内に位置するように構成する。よって、緩衝材押え杆8と上記支持角棒5とでシート状緩衝材1を挟持した状態においては、上記刃部12aは上記溝5a上に位置する上記緩衝材1に刺入する(図6参照)。

0037

この切断刃筐体11は、図1に示すように通常は緩衝材押え杆8の左端に位置しており、この位置では上記押え杆8a,8bは互いに対向する内側縁を近接或いは接触させた近接状態を維持している。よって、上記切断刃筐体11の案内溝部11d,11dの前後方向の間隔T3は、上記上面押え板8a’,8b’の前後縁E,E’の間隔T2より若干広くなるように形成されている(図6参照)。即ち、図6に示すように、緩衝材押え杆8を上記支持角棒5に嵌合し、上記支持角棒5の押え側面5b,5b’と上記緩衝材押え杆8の側面押え板8a”,8b”間にシート状気泡緩衝材1を挟持した状態においても、上記押え杆8a,8bの前後縁E,E’と上記切断刃筐体11の案内溝部11d,11dの上記前後縁E,E’との対向面との間には、空間S1,S2が形成されるように構成されている。

0038

また、図6に示す上記支持角棒5と上記緩衝材押え杆8との嵌合状態において、上記前面押え側面5bと上記前面押え板8a”との間、上記後面押え側面5b’と上記後面押え板8b”との間には、所定の間隔が形成されるように構成しており、当該間隔に上記シート状緩衝材1を挟持し得るように構成している。

0039

本発明のシート状緩衝材のカット装置は上述のように構成されるものであるから、次にその動作について説明する。

0040

まず、シート状気泡緩衝材1のロール1’の中心軸1”を上記機枠2の軸支部2e,2e’に載置し、当該ロール1’を図1のようにセットする。そして、該ロール1’の後方側からシート状気泡緩衝材1を矢印a方向に引き出し、上段連結部2dと支持角棒5を介して後方に引き出して、上記上段連結部2dと上記支持角棒5の間に上記緩衝材1を位置させる。尚、このとき気泡緩衝材1の突起1aを上面側に位置させているが(図1図2参照)、突起1aを裏面側に位置させても良い。

0041

その後、切断刃載置部7の後方の下方向溝部6c,6c’に支持短杆10,10’を以って載置されている緩衝材押え杆8を該溝部6c,6c’に沿って上方に持ち上げ、次に水平方向溝部6b,6b’に沿って前方に移動させ、さらに上下方向溝部6a,6a’に沿ってその溝部6a,6a’の下端まで下降させ、緩衝材押え杆8の押え杆8a,8bを上記支持角棒5の上面に左右方向の全長に亙って嵌合させる(嵌合状態を図6に示す)。

0042

このとき、上記溝部6a,6a’の中心線mは上記溝5aの中心線nと一致しているので、上記押え杆8の中央スリットSが上記支持角棒5の溝5aの中心に位置した状態で、上記押え杆8と上記支持角棒5とが左右方向全長に亘り嵌合状態となる。そして上記支持角棒5の上面に位置するシート状気泡緩衝材1の前方側は、支持角棒5の前方の押え側面5bと前方の押え杆8aの前面押え板8a”との間で当該緩衝材1の左右方向幅全長に亙って縦方向の状態で挟持され(図6のX部)、かつシート状気泡緩衝材1の後方側は、支持角棒5の後方の押え側面5b’と後方の押え杆8bの後面押え板8b”との間で当該緩衝材1がその左右方向幅全長に亙って縦方向の状態で挟持され(同図X’部)、かつその上面が溝5aの上面に水平に位置し(同図X”部)、上面押え板8a’,8b’裏面で押えられて、これら押え板8a’,8b’と上記支持角棒5の上面との間に水平に挟持され、結果として、緩衝材1の左右方向全長に亙って横断面略凸の状態で、上記支持角棒5と上記押え杆8との間に挟持される(図6参照)。

0043

このとき、押え杆8a,8bは、その両端部において連結小板9,9’により固定されているのみであるので、その両端部近傍では押え板8a’,8b’の前後方向の移動幅が狭く、従って上記緩衝材1を上記押え側面5b,5b’に押圧してその厚さ方向に多少圧縮した状態で強く挟持する(図7(a),図8(a)参照)。

0044

また、上記押え杆8a,8bは、その中央部付近においては、前後方向(水平方向)にある程度湾曲可能であるため、その中央部近傍では、上記前方側の押え杆8a(押え板8a’)は、挟持したシート状気泡緩衝材1の突起1a内の空気圧によるその厚さ方向(矢印b方向)の反発力によって、その両端部から水平の前方側(矢印b方向)に緩やかに湾曲した状態となり、上記後方側の押え杆8b(押え板8b’)は、同じく挟持したシート状気泡緩衝材1の突起1a内の空気圧によるその厚さ方向(矢印c方向)の反発力によって、その両端部から水平の後方側(矢印c方向)に緩やかに湾曲した状態となり、かかる中央部近傍では上記緩衝材1は両端部に比べると若干弱く挟持される(図7(b),図8(b)参照)。

0045

従って、上記押え杆8と上記支持角棒5との嵌合状態では、図7(b)に示すように、上記緩衝材押え杆8の上面押え杆8a,8bは全体としてそのスリットSの幅が両端部から中央部に至るにつれて徐々に大きくなり、水平方向(矢印b,c方向)に多少湾曲した状態となる。

0046

従って、上記緩衝材1は上記両端部では強く挟持され、中央部近傍では若干弱く挟持された状態となり、左右方向の全体として気泡緩衝材のような厚みのあるシート状緩衝材1を適切な圧力で、カットの際に動かないように適切な状態に保持することができる。しかも、本実施形態のように、空気の封入された多数の突起1aを有するシート状気泡緩衝材1はあまり強く保持すると突起1aが破裂して緩衝材としての機能が損なわれるおそれがあるが、本実施形態では、緩衝材押え杆8はその中央部近傍ではその弾性により、緩衝材1を若干弱く挟持することができるので、全体的に強く挟持し過ぎて突起1aを破損してしまうこともない。

0047

ところで、この押え杆8a,8bの湾曲は、上記挟持されたシート状気泡緩衝材1の突起1aの空気圧(弾性)によって生ずるものであるから、両押え杆8a,8b(押え板8a’,8b’)の湾曲の程度は、左右方向の中心線Pを中心として前後方向に均等に線対称に生ずる(図7(b)参照)。

0048

その後、上記緩衝材1をカットするには、切断刃筐体11を、上記押え杆8に沿って左端部位置から右端部位置までスライドさせればよい。

0049

すると、切断刃12の下端12aは上記支持角棒5の溝5aの中心に位置しており、かつ上記緩衝材1を貫通して該溝5aの下方に位置しているので、当該切断刃筐体11を右方向にスライドさせることにより、上記シート状気泡緩衝材1を上記中心線Pに沿って直線的に切断することができる。

0050

上記切断時の当初は、上記押え杆8の左端部に位置する上記切断刃筐体11の案内溝部11d,11d内面(把持部内面)と上記押え杆8a’,8b’の前後縁E,E’は、図6に示すように空間S1,S2が生じているが(図6図8(a)参照)、上記切断刃筐体11を右にスライドしていくにつれて、上記押え杆8a’,8b’が徐々に前後方向に湾曲しているので、上記前面押え板8a”は上記案内溝部11d内において、徐々に前方水平方向に、上記後面押え板8b”は上記案内溝部11d内において、徐々に後方水平方向に、互いに同じ量ずつ移動して行き、それに伴って上記空間S1,S2は徐々に狭くなってゆき、中央部近傍では、図8(b)に示すように空間S1,S2は殆ど無い状態となる。

0051

このように、上記押え杆8a,8b(上面押え板8a’,8b’)は互いに線対称状態で湾曲しており、上記切断刃筐体11の位置に対応して、上記押え板8a,8bの矢印b,c方向(前後方向)の移動量(湾曲量)が同じなので、上記切断刃12は常に上記押え板8a,8bのスリットSの中間、即ち上記中心線P上を右方向に移動することになり、よって上記シート状気泡緩衝材1を上記中心線Pに沿って直線的に切断することができる。

0052

さらに上記切断刃筐体11を押え杆8の中央部近傍から右端部までスライドさせて上記緩衝材1のカット動作を終了する。

0053

この切断の後半は、上記切断刃筐体11を右にスライドしていくにつれて、上記押え杆8a,8bの前後方向の湾曲が徐々に収束していくことになるが、上記前面押え板8a”は徐々に後方水平方向に、上記後面押え板8b”は徐々に前方水平方向に、互いに同じ量ずつ収束(復帰)して行き、それに伴って上記空間S1、S2は徐々に広がって行き、右端部では、図8(a)に示すように,左端部にあったときと略同じ広さの空間S1,S2が生じた状態となる。

0054

この場合においても、上記押え板8a’,8b’は互いに線対称状態で湾曲が収束していくので、上記切断刃筐体11の位置に対応して、上記押え板8a’,8b’の移動量(湾曲の収束量)が同じとなり、従って、上記切断刃12は常に上記押え板8a’,8b’のスリットSの中間、即ち上記中心線P上を右方向に移動することになり、結果として上記シート状気泡緩衝材1を上記中心線Pに沿って直線的に切断することができる。

0055

このように、上記切断刃筐体11を押え杆8の左端部から右端部に移動することにより、シート状気泡緩衝材1を適切な圧力で保持した状態で、上記中心線Pに沿って同緩衝材1を直線的(長手方向に直角)にカットすることができる。

0056

カットした後は、緩衝材押え杆8を上下方向溝6に沿って持ち上げ、その支持短杆10,10’を上記切断刃載置部7の下方向溝部6cに係合させておく。その後は、緩衝材1を所定量引き出して、上記と同じ動作を繰り返せばよい。

0057

本発明は上述のように、厚みのあるシート状緩衝材1をその緩衝機能を損なうことのないように適切に固定した状態で、例えばシート状緩衝材1をその長手方向と直交する方向に適切かつ正確にカットすることができる。

0058

よって、シート状の気泡緩衝材のような空気を封印した突起のある緩衝材であっても、押え杆8a,8bを緩衝材の弾性によって前後方向緩やかに湾曲させることにより、カット方向に沿って、押え杆8a,8bの両端部では比較的強く、中央部では比較的緩やかに緩衝材を保持することができ、突起の破裂等の緩衝機能を損なうことなく、適切な圧力で固定し得て円滑にカットすることができるものである。

0059

本発明のシート状緩衝材のカット装置は、上記のシート状気泡緩衝材に限らず、所定厚みのある弾性体からなるシート状緩衝材、例えば樹脂弾性マット段ボール等のカットにも利用することができ、シート状の緩衝材であれば、広く用いることができるものである。

図面の簡単な説明

0060

本発明に係るシート状緩衝材のカット装置の全体斜視図である。
同上装置の一部切断斜視図である。
同上装置の左側の両端案内板近傍の斜視図である。
同上装置の右側の案内板近傍の側面図である。
同上装置の縦断面図である。
同上装置の左側の案内板近傍の拡大縦断面図である。
(a)は同上装置の押え杆の平面図であり、(b)はシート状緩衝材を挟持した状態の押え杆の平面図であり、(b)は上記押え杆の側面図である。
(a)は切断刃後退が左端部近傍に位置する状態の切断刃筐体と緩衝材押え杆との関係を示す断面図、(b)は切断刃後退が中央部近傍に位置する状態の切断刃筐体と緩衝材押え杆との関係を示す断面図である。

符号の説明

0061

1シート状緩衝材
5支持角棒
5a 溝
5b 前面押え側面
5b’ 後面押え側面
8緩衝材押え杆
8a,8b押え杆
8a’,8b’ 上面押え杆
8a”前面押え板
8b” 後面押え板
9,9’ 連結小板
11d案内溝部
S1,S2 空間

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