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技術 輪転印刷機および操作装置の操作制御方法

出願人 三菱重工印刷紙工機械株式会社
発明者 新田秀雄年藤孝英水野彰彦
出願日 2008年2月14日 (11年5ヶ月経過) 出願番号 2008-033128
公開日 2009年8月27日 (9年10ヶ月経過) 公開番号 2009-190258
状態 特許登録済
技術分野 印刷機の着肉、制御、洗浄 輪転機
主要キーワード 運転条件データ 横裁断 オペレータ識別 画面切替ボタン 折ユニット 印刷物毎 切換時間 インフィード装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

従来の構成を大幅に変更することなく、オペレータ誤操作を低減することが可能な輪転印刷機および操作装置操作制御方法を提供する。

解決手段

印刷後のウェブWから、複数種の異なる印刷物を同時にそれぞれ作成可能な複数の折ユニットF1,F2と、印刷物毎各折ユニットF1,F2を制御可能な折機コントローラ70と、印刷物毎に各折ユニットF1,F2を制御するための操作信号を、折機コントローラ70へ向けて出力可能折機操作パネル50と、を備え、折機コントローラ70は、折機操作パネル50による操作を印刷物毎に操作可能とするか否かを関連付けた刷物操作設定データを記憶可能な設定データ記憶部95と、設定データ記憶部95に記憶された刷物操作設定データに基づいて、折機操作パネル50を制御可能な折機表示制御部75とを有する。

概要

背景

従来、特許文献1に示すように、一般的な新聞用オフセット輪転印刷機は、給紙装置印刷ユニットウェブパス装置、および折機等から構成されている。そして、給紙装置から印刷ユニットにウェブが供給されると、ウェブに対して印刷が施され、ウェブパス装置で多数のウェブの走行ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされる。この後、折機にて、重ね合わされたウェブが縦折りされてから所定の長さで横裁断され、横折されることで折帳、すなわち新聞印刷物)が作成され、排紙される。

特開2006−159802号公報

概要

従来の構成を大幅に変更することなく、オペレータ誤操作を低減することが可能な輪転印刷機および操作装置操作制御方法を提供する。印刷後のウェブWから、複数種の異なる印刷物を同時にそれぞれ作成可能な複数の折ユニットF1,F2と、印刷物毎各折ユニットF1,F2を制御可能な折機コントローラ70と、印刷物毎に各折ユニットF1,F2を制御するための操作信号を、折機コントローラ70へ向けて出力可能な折機操作パネル50と、を備え、折機コントローラ70は、折機操作パネル50による操作を印刷物毎に操作可能とするか否かを関連付けた刷物操作設定データを記憶可能な設定データ記憶部95と、設定データ記憶部95に記憶された刷物操作設定データに基づいて、折機操作パネル50を制御可能な折機表示制御部75とを有する。

目的

そこで、本発明は、従来の構成を大幅に変更することなく、オペレータによる誤操作を抑制することが可能な輪転印刷機および操作装置の操作制御方法を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

搬送されるウェブ印刷を行うと共に、印刷後の前記ウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機本体と、前記印刷物毎に前記輪転印刷機本体を制御可能な制御装置と、前記印刷物毎に前記輪転印刷機本体を制御するための操作信号を、前記制御装置へ向けて出力可能操作装置と、を備え、前記制御装置は、前記印刷物毎の操作の可否に関する可否情報に基づいて、前記操作装置による操作が前記印刷物毎に操作可能または操作不能となるように、前記操作装置を制御可能な操作制御部を有することを特徴とする輪転印刷機。

請求項2

前記操作装置は、前記操作装置による操作が前記印刷物毎に操作可能または操作不能となるように設定可能な操作設定手段を有し、前記操作設定手段により、前記操作装置による操作が前記印刷物毎に操作可能または操作不能と設定されると、前記操作装置は、前記操作設定手段による設定を、前記印刷物毎の操作の可否に関する可否情報として、前記制御装置へ向けて出力し、前記操作制御部は、前記可否情報に基づいて、前記操作装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の輪転印刷機。

請求項3

前記操作装置を操作するオペレータ識別し、識別した前記オペレータの識別情報を、前記制御装置へ向けて送信可能なオペレータ識別装置をさらに備え、前記制御装置は、前記識別情報を受信する前記識別データ受信部と、受信した前記識別情報に応じて、前記印刷物毎の操作の可否に関する可否情報を設定する可否情報設定部と、をさらに有し、前記オペレータ識別装置から送信された前記識別情報を受信すると、前記可否情報設定部は、前記識別情報に応じて前記可否情報を設定し、前記操作制御部は、前記可否情報に基づいて、前記操作装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の輪転印刷機。

請求項4

前記輪転印刷機本体は、搬送される前記ウェブに印刷可能な印刷装置と、印刷後の前記ウェブから、複数種の異なる前記印刷物を同時に作成可能な折機と、を有し、前記制御装置は、前記折機を制御可能な折機制御部であり、前記操作装置は、前記折機制御部に接続された折機操作部であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の輪転印刷機。

請求項5

搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後の前記ウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機本体を、制御装置を介して操作する操作装置の操作制御方法において、前記印刷物毎の操作の可否に関する可否情報に基づいて、前記操作装置による操作が前記印刷物毎に操作可能または操作不能となるように、前記操作装置を制御する操作制御工程を備えたことを特徴とする操作装置の操作制御方法。

技術分野

0001

本発明は、搬送されるウェブ印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機および操作装置操作制御方法に関するものである。

背景技術

0002

従来、特許文献1に示すように、一般的な新聞用オフセット輪転印刷機は、給紙装置印刷ユニットウェブパス装置、および折機等から構成されている。そして、給紙装置から印刷ユニットにウェブが供給されると、ウェブに対して印刷が施され、ウェブパス装置で多数のウェブの走行ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされる。この後、折機にて、重ね合わされたウェブが縦折りされてから所定の長さで横裁断され、横折されることで折帳、すなわち新聞(印刷物)が作成され、排紙される。

0003

特開2006−159802号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来の新聞用オフセット輪転印刷機において、折機には、単一の操作パネルが設けられており、オペレータは、排紙された印刷物を確認しながら、この操作パネルを操作して運転中の折機を制御することにより、印刷物の作成不良等を抑制している。

0005

ところで、新聞用オフセット輪転印刷機では、新聞以外に広告などの別刷りを行っている。このような別刷りを従来の新聞用オフセット輪転印刷機により行う場合、新聞用オフセット輪転印刷機は一種類ずつ印刷を行うように構成されているため、新聞を印刷していない空き時間を利用して別刷りを行っている。このため、新聞用オフセット輪転印刷機による別刷りの印刷作業は、印刷準備時間や作業切換時間などを考慮すると、新聞の印刷作業の前後に行われることとなり、作業効率が良くない。

0006

このため、作業効率を向上させるべく、新聞と同時に別刷りを行うことが可能な新聞用オフセット輪転印刷機が考えられている。つまり、この新聞用オフセット輪転印刷機によれば、異なる複数種の印刷物を同時に作成することができる。このとき、新聞用オフセット輪転印刷機により二種類の印刷物を同時に作成する場合、折機の単一の操作パネルを用いて、一方の印刷物に関する折機の制御操作を行おうとすると、オペレータの誤操作により、他方の印刷物に関する折機の制御操作を行ってしまう場合がある。このため、折機には、オペレータの誤操作を低減すべく、複数種の印刷物に対応させて、複数の操作パネルを設けることが好ましい。

0007

しかしながら、操作パネルを増加させてしまうと装置コストが増大してしまう虞がある。

0008

そこで、本発明は、従来の構成を大幅に変更することなく、オペレータによる誤操作を抑制することが可能な輪転印刷機および操作装置の操作制御方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の輪転印刷機は、搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機本体と、印刷物毎に輪転印刷機本体を制御可能な制御装置と、印刷物毎に輪転印刷機本体を制御するための操作信号を、制御装置へ向けて出力可能な操作装置と、を備え、制御装置は、印刷物毎の操作の可否に関する可否情報に基づいて、操作装置による操作が印刷物毎に操作可能または操作不能となるように、操作装置を制御可能な操作制御部を有することを特徴とする。

0010

この場合、操作装置は、操作装置による操作が印刷物毎に操作可能または操作不能となるように設定可能な操作設定手段を有し、操作設定手段により、操作装置による操作が印刷物毎に操作可能または操作不能と設定されると、操作装置は、操作設定手段による設定を、印刷物毎の操作の可否に関する可否情報として、制御装置へ向けて出力し、操作制御部は、可否情報に基づいて、操作装置を制御することが、好ましい。

0011

一方、この場合、操作装置を操作するオペレータを識別し、識別したオペレータの識別情報を、制御装置へ向けて送信可能なオペレータ識別装置をさらに備え、制御装置は、識別情報を受信する識別データ受信部と、受信した識別情報に応じて、印刷物毎の操作の可否に関する可否情報を設定する可否情報設定部と、をさらに有し、オペレータ識別装置から送信された識別情報を受信すると、可否情報設定部は、識別情報に応じて可否情報を設定し、操作制御部は、可否情報に基づいて、操作装置を制御しても良い。

0012

また、これらの場合、輪転印刷機本体は、搬送されるウェブに印刷可能な印刷装置と、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な折機と、を有し、制御装置は、折機を制御可能な折機制御部であり、操作装置は、折機制御部に接続された折機操作部であることが、好ましい。

0013

本発明の操作装置の操作制御方法は、搬送されるウェブに印刷を行うと共に、印刷後のウェブから、複数種の異なる印刷物を同時に作成可能な輪転印刷機本体を、制御装置を介して操作する操作装置の操作制御方法において、印刷物毎の操作の可否に関する可否情報に基づいて、操作装置による操作が印刷物毎に操作可能または操作不能となるように、操作装置を制御する操作制御工程を備えたことを特徴とする。

発明の効果

0014

請求項1の輪転印刷機および請求項5の操作装置の操作制御方法によれば、例えば、所望の印刷物(例えば、「刷物1」)に関する操作装置の操作を可能とすることができる一方、所望の印刷物以外(例えば、「刷物2」)に関する操作を不能とすることができる。このため、操作装置を操作するオペレータが、「刷物2」に関する操作を行ったとしても、操作不能となっているため、オペレータによる誤操作を引き起こすことがない。

0015

請求項2の輪転印刷機によれば、オペレータは、操作装置の操作設定手段を操作することにより、所望の印刷物(例えば、「刷物1」)に関する操作装置の操作を可能とすることができる一方、所望の印刷物以外(例えば、「刷物2」)に関する操作を不能とすることができる。これにより、オペレータは、自身の操作により、操作装置による操作を印刷物毎に操作可能または操作不能となるように設定することができる。なお、操作設定手段としては、操作装置に設けられた各種ボタンにより構成することが好ましい。

0016

請求項3の輪転印刷機によれば、オペレータ識別装置によりオペレータを識別し、そのオペレータの識別情報に応じて可否情報を設定することができる。これにより、オペレータは、自身で可否情報を設定する必要がない。つまり、オペレータ識別装置によりオペレータが識別されることで、操作装置を操作するオペレータは、所定の印刷物に関する操作のみが可能となる。これにより、例えば、オペレータの熟練度に応じて、刷物操作設定データを設定することができる。なお、オペレータ識別装置として、例えば、オペレータが所有するID情報等を認識するID情報認識装置や、オペレータの指紋を認識する指紋認証装置等がある。

0017

請求項4の輪転印刷機によれば、印刷物毎に輪転印刷機本体の折機の操作を行うことができる。このとき、折機操作部を操作するオペレータが、所望の印刷物以外に関する折機の操作を行ったとしても、操作不能となっているため、オペレータによる誤操作を引き起こすことがない。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、添付した図面を参照して、本発明にかかる輪転印刷機について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。

0019

ここで、図1は、実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図であり、図2は、操作パネルに表示されるコンペン作画面の初期画面の説明図である。また、図3は、「刷物1」に関する運転条件データを受信した場合のコンペン操作画面の説明図であり、図4は、「刷物2」に関する運転条件データを受信した場合のコンペン操作画面の説明図である。さらに、図5は、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データを受信した場合のコンペン操作画面の説明図である。

0020

本実施例において、図1に示すように、輪転印刷機として適用された新聞用オフセット輪転印刷機10は、輪転印刷機本体11と、輪転印刷機本体11を制御可能な制御装置13とから構成されている。輪転印刷機本体11は、複数(本実施例では、5台)の給紙ユニットR1〜R5を有する給紙装置Rと、複数(本実施例では、5台)の印刷ユニットU1〜U5を有する印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、複数(本実施例では、2個)の折ユニットF1,F2を有する折機Fと、から構成されている。制御装置13は、各印刷ユニットU1〜U5を制御可能な複数(本実施例では、5台)の印刷ユニットコントローラ60と、折機Fおよびウェブパス装置Dを制御可能な折機コントローラ70(折機制御部)と、これら全てのコントローラ60,70を統括して制御可能な2つの運転管理制御装置12と、で構成されている。このとき、2つの運転管理制御装置12は、主として、輪転印刷機本体11の初期印刷設定プリセット)を行うために用いられる。従って、新聞用オフセット輪転印刷機10では、2つの運転管理制御装置12により印刷ユニットコントローラ60および折機コントローラ70を介して輪転印刷機本体11の初期印刷設定を行うと共に、印刷ユニットコントローラ60および折機コントローラ70により、各印刷ユニットU1〜U5、ウェブパス装置Dおよび折機Fを制御している。

0021

次に、輪転印刷機本体11について説明する。各給紙ユニットR1〜R5には、それぞれウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙Pを保持する保持アーム15が設けられ、この保持アーム15を回動させることで、巻取紙Pを給紙位置に臨ませることができる。また、この各給紙ユニットR1〜R5には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Pが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Pに対して、待機位置にある巻取紙Pを紙継することができる。

0022

各印刷ユニットU1〜U5において、印刷ユニットU1,U5は、両面4色印刷を行う多色刷印刷ユニットであり、印刷ユニットU2〜U4は、両面2色印刷を行う2色刷印刷ユニットとなっている。また、各給紙ユニットR1〜R5と各印刷ユニットU1〜U5との間には、複数のインフィード装置I1〜I5が設けられている。そして、これら各印刷ユニットU1〜U5および各インフィード装置I1〜I5は、それぞれ独立して駆動することが可能となっており、各給紙ユニットR1〜R5から各インフィード装置I1〜I5を介して各印刷ユニットU1〜U5にウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U5では、各ウェブWに対して所定の印刷を行うことができる。

0023

なお、本実施例では、各印刷ユニットU1〜U5を、多色刷印刷ユニットU1,U5と2色刷印刷ユニットU2〜U4により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面4色または2色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。

0024

ウェブパス装置Dは、ウェブWの搬送方向(縦方向)に沿ってその幅方向(横方向)の中央部で2つに裁断する複数のカッタ(図示省略)と、裁断したウェブWの搬送経路を設定する多数のターンバー30と、後述する折機FによりウェブWの幅方向に横断裁される断裁位置を調整する複数(本実施例では、10個)のコンペンセータローラ31と、が設けられている。そして、ウェブパス装置Dは、折機コントローラ70により制御されており、例えば、折機コントローラ70は、各コンペンセータローラ31を径方向(例えば、水平方向)に前後移動させて位置を調整することにより、幅方向に横断裁されるウェブWの断裁位置を調整している。従って、各印刷ユニットU1〜U5で印刷が施された5つのウェブWは、ウェブパス装置Dにて、カッタにより縦裁断されて10のウェブになると共に、ターンバー30により搬送経路が変更され、さらにコンペンセータローラ31により断裁位置が調整された後、所定の順番に重ね合わせられる。

0025

折機Fは、2個の折ユニットF1,F2を有している。この各折ユニットF1,F2は、図示しない複数の駆動モータにより、各種の搬送ローラおよび各種の胴が駆動可能となっており、各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっている。また、折機Fは、2個の折ユニットF1,F2をそれぞれ制御する折機コントローラ70と、折機コントローラ70に接続されたタッチパネル式の単一の折機操作パネル50(折機操作部)とを有しており、オペレータが折機操作パネル50を操作することで、折機コントローラ70を介して各折ユニットF1,F2に対し様々な制御を行うことが可能となっている。例えば、折機コントローラ70は、各折ユニットF1,F2に設けられた図示しないニッピングローラニップ圧の調整等を制御することができる。また、折機コントローラ70は、上述したようにウェブパス装置Dを制御可能に構成されており、オペレータが折機操作パネル50を操作することで、折機コントローラ70を介してウェブパス装置Dに対し様々な制御を行うことが可能となっている。従って、ウェブパス装置Dから複数のウェブWが重ねられて導入されると、各折ユニットF1,F2にて、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして所望の折帳(新聞:印刷物)を形成することができ、この折帳を排紙することができる。

0026

ここで、新聞用オフセット輪転印刷機10による一連印刷動作について説明する。なお、この新聞用オフセット輪転印刷機10では、各印刷ユニットU1〜U5、各インフィード装置I1〜I5および各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっているため、一種類の印刷物を作成することはもちろん、二種類の異なる印刷物を同時に作成することが可能となっている。つまり、二種類の印刷物のうち、一方の印刷物は、複数の印刷ユニットU1〜U5の中の一部の印刷ユニットを用いて印刷が行われた後、一方の折ユニットF1から排紙され、他方の印刷物は、残りの印刷ユニット用いて印刷が行われた後、他方の折ユニットF2から排紙される。以下、二種類の異なる印刷物を同時に作成する場合について説明する。

0027

先ず、各給紙ユニットR1〜R5から各インフィード装置I1〜I5を介して各印刷ユニットU1〜U5に各ウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U5では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が両面に行われる。次に、各印刷ユニットU1〜U5で印刷が施された複数のウェブWは、ウェブパス装置Dにおいて、カッタにより縦裁断されると共に、走行ルートが変更され、この後、作成される二種類の印刷物に応じて、折ユニットF1に導入されるウェブ群と、折ユニットF2に導入されるウェブ群とに分けられて、それぞれ所定の順番に重ね合わせられる。そして、ウェブパス装置Dにより重ね合わされた2つのウェブ群が、折機Fに導入されると、各折ユニットF1,F2のそれぞれにおいて、重ね合わされた各ウェブ群は、縦折りされた後、所定の長さで横裁断され、横折りされて所望の折帳が作成され、この後、この折帳は排紙される。これにより、二種類の異なる印刷物を同時に作成することができる。なお、本実施例では、2個の折ユニットF1,F2から成る折機Fを用いているため、同時に作成可能な印刷物は二種類となるが、折ユニットを2つ以上設けることにより、同時に作成可能な印刷物を二種以上とすることができる。また、本実施例において、折機は、複数の折ユニットを有する構成となっているが、単一の折ユニットを有する折機を複数設けてもよい。

0028

ところで、新聞用オフセット輪転印刷機10では、上述したように、各印刷ユニットU1〜U5、各インフィード装置I1〜I5および各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっている。そして、各印刷ユニットU1〜U5および各インフィード装置I1〜I5は、各印刷ユニットコントローラ60により駆動制御可能であり、ウェブパス装置Dおよび折機Fは、折機コントローラ70により駆動制御可能となっている。

0029

また、全てのコントローラ60,70は、2つの運転管理制御装置12に接続されており、2つの運転管理制御装置12は、各印刷ユニットU1〜U5、各インフィード装置I1〜I5、ウェブパス装置Dおよび各折ユニットF1,F2の初期印刷設定を行うことが可能となっている。

0030

ところで、上記の新聞用オフセット輪転印刷機10において、二種類の印刷物を同時に作成する場合、複数の印刷ユニットU1〜U5の中から、その一方の印刷物(以下、「刷物1」と言う)を作成するための印刷ユニットU1〜U5を選択すると共に、その他方の印刷物(以下、「刷物2」と言う)を作成するための印刷ユニットU1〜U5を選択する必要がある。このとき、各インフィード装置I1〜I5、ウェブパス装置Dの各コンペンセータローラ31や、各折ユニットF1,F2等についても同様に選択する必要がある。この場合、オペレータは、2つの運転管理制御装置12のうち、一方の運転管理制御装置12を操作して、「刷物1」に使用する印刷ユニットU1〜U5、インフィード装置I1〜I5、各コンペンセータローラ31および各折ユニットF1,F2等を適宜組み合わせて選択すると共に、他方の運転管理制御装置12を操作して、「刷物2」に使用する印刷ユニットU1〜U5、インフィード装置I1〜I5、各コンペンセータローラ31および各折ユニットF1,F2等を適宜組み合わせて選択することにより、新聞用オフセット輪転印刷機10における「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件を設定している。

0031

具体的に、オペレータが、一方の運転管理制御装置12を操作して、「刷物1」に関する運転条件を設定すると、一方の運転管理制御装置12は、設定された運転条件に基づいて、「刷物1」に関する運転条件データを生成する。すなわち、「刷物1」に関する運転条件データは、「刷物1」を印刷する際に駆動させる各印刷ユニットU1〜U5を設定するものであり、同様に、「刷物1」を印刷する際に駆動させる各インフィード装置I1〜I5、各コンペンセータローラ31、各折ユニットF1,F2をそれぞれ設定する。この後、一方の運転管理制御装置12は、生成した「刷物1」の運転条件データを、各コントローラ60,70に送信することにより、「刷物1」に用いられる各印刷ユニットU1〜U5、「刷物1」に用いられる各インフィード装置I1〜I5、「刷物1」に用いられる各コンペンセータローラ31、「刷物1」に用いられる各折ユニットF1,F2を駆動させることが可能となる。また、「刷物2」に関する運転条件データの生成は、他方の運転管理制御装置12により同様の手順で行われる。なお、本実施例では、2台の運転管理制御装置を用いて、「刷物1」に関する運転条件データおよび「刷物2」に関する運転条件データをそれぞれ生成したが、これに限らず、1台の運転管理制御装置を用いて、「刷物1」に関する運転条件データおよび「刷物2」に関する運転条件データを生成してもよい。

0032

ここで、折機コントローラ70は、運転条件データを受信する折機側データ受信部74と、運転条件データに基づいて折機操作パネル50に各種制御画面を表示させる折機表示制御部75(操作制御部)とを有している。また、詳細は後述するが、折機表示制御部75は、折機操作パネル50による各種操作を制御している。なお、折機表示制御部75により表示される各種制御画面としては、例えば、ウェブパス装置Dの複数のコンペンセータローラ31を調整するためのコンペン操作画面G1があり、以下、コンペン操作画面G1を例にして説明する。

0033

図2に示すように、コンペン操作画面G1は、ウェブパス装置Dの各コンペンセータローラ31の位置を調整するものであり、折機操作パネル50を操作して、各コンペンセータローラ31の位置を径方向(水平方向)に調整することにより、ウェブWの搬送方向における断裁位置を調整することが可能となっている。なお、図2に示すコンペン操作画面G1は初期画面となっている。ここで、コンペン操作画面G1の図示中央には、複数のコンペンセータローラ31に関する複数のコンペン情報78が表示されており、各コンペン情報78は、「張」ボタン80および「弛」ボタン81から成る2つの調整ボタン80,81と、2つの調整ボタン80,81の間に表示されると共に2つの調整ボタン80,81により設定される設定値79と、から構成されている。そして、オペレータは、「張」ボタン80を操作することにより各コンペンセータローラ31をウェブWの張り方向に移動させる一方、「弛」ボタン81を操作することによりコンペンセータローラ31をウェブWの弛み方向に移動させることができる。これにより、複数のコンペンセータローラ31を適宜調整して、ウェブWの搬送方向における断裁位置を調整することが可能となっている。また、コンペン操作画面G1の図示下側には、他の各種制御画面に切り替えるための複数の画面切替ボタン84が配置されており、任意の画面切替ボタン84を押すことにより、他の各種制御画面に切り替えることができる。

0034

ところで、「刷物1」に用いられるコンペンセータローラ31を調整すべく、コンペン操作画面G1上を視認しながら、折機操作パネル50を操作すると、オペレータによる誤操作により、調整の必要のない「刷物2」に用いられるコンペンセータローラ31を移動させてしまう虞がある。このような、オペレータの誤操作を低減すべく、折機表示制御部75は、コンペン操作画面G1上において、印刷物毎に複数のコンペン情報78を識別可能に表示させている。以下、図3ないし図5を参照して、コンペン操作画面G1について具体的に説明する。

0035

図3に示すように、受信した運転条件データが「刷物1」に関するものである場合、折機表示制御部75は、「刷物1」に関する運転条件データに基づいて、「刷物1」に関する複数のコンペン情報78をグルーピングして表示させると共に、グルーピングした複数のコンペン情報78を「刷物1」の頁順整列させて表示させている。具体的に、10個のコンペンセータローラ31のうち、6個のコンペンセータローラ31を「刷物1」の印刷に使用するように設定した場合、折機表示制御部75は、「刷物1」の印刷に使用される6個のコンペンセータローラ31に関する6個のコンペン情報78の背景を、例えば、緑色となるように色付けして表示する。

0036

一方、図4に示すように、受信した運転条件データが「刷物2」に関するものである場合、折機表示制御部75は、「刷物2」に関する運転条件データに基づいて、「刷物2」に関する複数のコンペン情報78をグルーピングして表示させると共に、グルーピングした複数のコンペン情報78を「刷物2」の頁順に整列させて表示させている。具体的に、10個のコンペンセータローラ31のうち、4個のコンペンセータローラ31を「刷物2」の印刷に使用するように設定した場合、折機表示制御部75は、「刷物2」の印刷に使用される4個のコンペンセータローラ31に関する4個のコンペン情報78の背景を、例えば、赤色となるように色付けして表示する。

0037

また、図5に示すように、受信した運転条件データが「刷物1」および「刷物2」に関するものである場合、折機表示制御部75は、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データに基づいて、「刷物1」に関する複数のコンペン情報78をグルーピングして表示させると共に、「刷物2」に関する複数のコンペン情報78をグルーピングして表示させている。

0038

以上のように、「刷物1」に関する6個のコンペン情報78と、「刷物2」に関する4個のコンペン情報78と、を色分けしてグルーピングすることができため、オペレータの誤操作を低減することができる。なお、印刷物毎にグルーピングする方法としては、上記のように色分けすることが考えられるが、これに限らず、印刷物毎に複数のコンペン情報78を枠等により囲むことでグルーピングしてもよい。

0039

このとき、図5に示すコンペン操作画面G1上において、複数のコンペン情報78の図示左下には、「刷物1」マーク82および「刷物2」マーク83が表示されており、「刷物1」マーク82は緑色に、「刷物2」マーク83は赤色に色付けされている。つまり、「刷物1」マーク82および「刷物2」マーク83は、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データを受信した場合に表示される。例えば、「刷物1」に関する運転条件データのみを受信した場合は「刷物1」マーク82のみが表示され(図3参照)、一方、「刷物2」に関する運転条件データのみを受信した場合は「刷物2」マーク83のみが表示される(図4参照)。

0040

また、図5に示すコンペン操作画面G1上において、複数のコンペン情報78の図示右下には、「刷物1」に関する複数のコンペン情報78の全てを一括して操作可能な「刷物1」コンペン操作ボタン85と、「刷物2」に関する複数のコンペン情報78の全てを一括して操作可能な「刷物2」コンペン操作ボタン86と、が設けられている。この「刷物1」コンペン操作ボタン85および「刷物2」コンペン操作ボタン86も、上記と同様に、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データを受信した場合に表示される。例えば、「刷物1」に関する運転条件データのみを受信した場合は「刷物1」コンペン操作ボタン85のみが表示され(図3参照)、一方、「刷物2」に関する運転条件データのみを受信した場合は「刷物2」コンペン操作ボタン86のみが表示される(図4参照)。

0041

ところで、上記のコンペン操作画面G1では、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データを受信することにより、印刷物毎に複数のコンペン情報78を識別することができる。この場合、折機操作パネル50を操作するオペレータは、コンペン操作画面G1を視認することにより所望の印刷物を認識しながら、所望の印刷物に関するコンペン情報78を操作することができるため、オペレータによる誤操作を低減することができる。しかしながら、コンペン操作画面G1上において、「刷物1」および「刷物2」に関する複数のコンペン情報78は操作可能となっているため、オペレータは、所望の印刷物以外に関するコンペン情報78を操作してしまう虞がある。このため、本実施例では、オペレータが所望の印刷物以外に関するコンペン情報78を操作しても、所望の印刷物以外に関するコンペン情報78の操作が不能となるように構成されている。以下、本発明の特徴部分について、具体的に説明する。

0042

図2ないし図5に示すように、コンペン操作画面G1の図示右下には、印刷物毎にコンペン情報78の操作を可能とするか否かを設定する複数(本実施例では、2つ)の操作設定ボタン90,91(操作設定手段)が設けられており、具体的に、2つの操作設定ボタン90,91は、「刷物1」操作設定ボタン90と、「刷物2」操作設定ボタン91と、で構成されている。「刷物1」操作設定ボタン90を押して、例えば、背景を緑色に点灯させると、「刷物1」に関するコンペン情報78の操作が可能となる一方、再び、「刷物1」操作設定ボタン90を押して、背景を色付けされていない状態に戻す(消灯させる)と、「刷物1」に関するコンペン情報78の操作が不能となる。同様に、「刷物2」操作設定ボタン91を押して、例えば、背景を赤色に点灯させると、「刷物2」に関するコンペン情報78の操作が可能となる一方、再び、「刷物2」操作設定ボタン91を押して、背景を色付けされていない状態に戻す(消灯させる)と、「刷物2」に関するコンペン情報78の操作が不能となる。

0043

上記コンペン操作画面G1において、「刷物1」操作設定ボタン90および「刷物2」操作設定ボタン91を操作すると、この操作信号は、「刷物1」および「刷物2」に関する刷物操作設定データ(可否情報)として、折機コントローラ70に送信される。つまり、「刷物1」操作設定ボタン90を操作することにより、「刷物1」に関する操作は可能である、または「刷物1」に関する操作は不能であるという刷物操作設定データを折機コントローラ70に送信する。同様に、「刷物2」操作設定ボタンを操作することにより、「刷物2」に関する操作は可能である、または「刷物2」に関する操作は不能であるという刷物操作設定データを折機コントローラ70に送信する。

0044

ここで、図1に示すように、折機コントローラ70には、上記した刷物操作設定データを記憶可能な設定データ記憶部95と、記憶された刷物操作設定データに基づいて折機操作パネル50を制御する上記の折機表示制御部75と、が設けられている。

0045

ここで、図2ないし図5を参照して、コンペン操作画面G1に表示されたコンペン情報78のオペレータによる一連の操作について説明する。

0046

図2に示すコンペン操作画面G1において、折機コントローラ70には、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データが受信されていない。このため、図2に示すコンペン操作画面G1において、「刷物1」操作設定ボタン90および「刷物2」操作設定ボタン91を操作することができず、オペレータは、全てのコンペン情報78を操作することが可能となっている。

0047

図3に示すコンペン操作画面G1において、折機コントローラ70には、「刷物1」に関する運転条件データが受信されている。このため、図3に示すコンペン操作画面G1において、オペレータは、「刷物1」操作設定ボタン90を操作することができる一方、「刷物2」操作設定ボタン91を操作することができない。このとき、オペレータが、「刷物1」操作設定ボタン90を操作して、背景を緑色に点灯させると、「刷物1」に関するコンペン情報78のみ操作が可能となる。一方、オペレータが、「刷物1」操作設定ボタン90を操作して、背景を消灯させると、「刷物1」に関するコンペン情報78の操作が不可能となる。なお、「刷物1」以外のコンペン情報78は操作可能としてもよいし、操作不能としてもよい。

0048

図4に示すコンペン操作画面G1において、折機コントローラ70には、「刷物2」に関する運転条件データが受信されている。このため、図4に示すコンペン操作画面G1において、オペレータは、「刷物2」操作設定ボタン91を操作することができる一方、「刷物1」操作設定ボタン90を操作することができない。このとき、オペレータが、「刷物2」操作設定ボタン91を操作して、背景を赤色に点灯させると、「刷物2」に関するコンペン情報78のみ操作が可能となる。一方、オペレータが、「刷物2」操作設定ボタン91を操作して、背景を消灯させると、「刷物2」に関するコンペン情報78の操作が不可能となる。なお、「刷物2」以外のコンペン情報78は操作可能としてもよいし、操作不能としてもよい。

0049

図5に示すコンペン操作画面G1において、折機コントローラ70には、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データが受信されている。このため、図5に示すコンペン操作画面G1において、オペレータは、「刷物1」操作設定ボタン90および「刷物2」操作設定ボタン91を操作することができる。このとき、オペレータが、「刷物1」操作設定ボタン90を操作して、背景を緑色に点灯させると共に、「刷物2」操作設定ボタン91を操作して、背景を赤色に点灯させると、「刷物1」および「刷物2」に関するコンペン情報78のみ操作が可能となる。次に、オペレータが、「刷物1」操作設定ボタン90を操作して、背景を緑色に点灯させると共に、「刷物2」操作設定ボタン91を操作して、背景を消灯させると、「刷物1」に関するコンペン情報78のみ操作が可能となり、「刷物2」に関するコンペン情報78の操作は不能となる。一方、オペレータが、「刷物2」操作設定ボタン91を操作して、背景を赤色に点灯させると共に、「刷物1」操作設定ボタン90を操作して、背景を消灯させると、「刷物2」に関するコンペン情報78のみ操作が可能となり、「刷物1」に関するコンペン情報78の操作は不能となる。最後に、オペレータが、「刷物1」操作設定ボタン90を操作して、背景を消灯させると共に、「刷物2」操作設定ボタン91を操作して、背景を消灯させると、全てのコンペン情報78を操作することが不可能となる。

0050

従って、図5に示すコンペン操作画面G1において、例えば、「刷物1」操作設定ボタン90の背景を緑色に点灯させると共に、「刷物2」操作設定ボタン91の背景を消灯させると、折機コントローラ70には、「刷物1」に関する操作は可能であると共に、「刷物2」に関する操作は不能であるという刷物操作設定データが設定データ記憶部95に記憶される。そして、この刷物操作設定データに基づいて、折機表示制御部75により折機操作パネル50を制御することにより、コンペン操作画面G1において、「刷物1」に関するコンペン情報78は操作可能となり、「刷物2」に関するコンペン情報78は操作不能となる。同様に、「刷物2」操作設定ボタン91の背景を赤色に点灯させると共に、「刷物1」操作設定ボタン90の背景を消灯させると、折機コントローラ70には、「刷物2」に関する操作は可能であると共に、「刷物1」に関する操作は不能であるという刷物操作設定データが設定データ記憶部95に記憶される。そして、この刷物操作設定データに基づいて、折機表示制御部75により折機操作パネル50を制御することにより、コンペン操作画面G1において、「刷物2」に関するコンペン情報78は操作可能となり、「刷物1」に関するコンペン情報78は操作不能となる。

0051

以上の構成によれば、刷物操作設定データに基づいて、折機表示制御部75により折機操作パネル50を制御することにより、折機操作パネル50を操作するオペレータは、所望の印刷物に関する各種操作を可能とすることができる一方、所望の印刷物以外に関する各種操作を不能とすることができる。このため、オペレータが、所望の印刷物以外に関する操作を行ったとしても、操作不能となっているため、オペレータによる誤操作を引き起こすことがない。

0052

次に、図6を参照して、実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機100について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図6は、実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機10では、「刷物1」操作設定ボタン90および「刷物2」操作設定ボタン91を操作することにより、刷物操作設定データを設定データ記憶部95に記憶させたが、実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機100では、ID情報認識装置101(オペレータ識別装置)により識別したID情報(識別情報)に応じて刷物操作設定データを設定し、設定した刷物操作設定データを設定データ記憶部95に記憶させている。

0053

具体的に、折機は、ID情報認識装置101を有しており、ID情報認識装置101は、折機コントローラ70に接続されている。一方、オペレータは、それぞれ自己のID情報を、例えば、IDタグ等に記憶させた状態で所有している。そして、オペレータが、自己のID情報を、ID情報認識装置101に認識させると、ID情報認識装置101は、読み取ったID情報を折機コントローラ70へ送信する。このとき、折機コントローラ70には、受信したID情報に応じた刷物操作設定データを設定する刷物操作設定データ設定部105が設けられている。そして、刷物操作設定データ設定部105により刷物操作設定データを設定すると、設定された刷物操作設定データは設定データ記憶部95に記憶される。なお、刷物操作設定データ設定部105は、ID情報に応じた刷物操作設定データを設定するが、このとき、ID情報認識装置101によりID情報を認識した時間等をパラメータとして、設定される刷物操作設定データを適宜変更するように構成しても良い。

0054

そして、刷物操作設定データ設定部105により刷物操作設定データが設定されたオペレータは、具体的に、「刷物1」および「刷物2」に関する操作が不可能な第1オペレータと、「刷物1」に関する操作が可能な第2オペレータと、「刷物2」に関する操作が可能な第3オペレータと、「刷物1」および「刷物2」に関する操作が可能な第4オペレータと、に分類される。

0055

ここで、図2ないし図5を参照して、コンペン操作画面G1に表示されたコンペン情報78のオペレータによる一連の操作について説明する。

0056

図2に示すコンペン操作画面G1において、折機コントローラ70には、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データが受信されていない。このため、第1オペレータ、第2オペレータ、第3オペレータおよび第4オペレータは、全てのコンペン情報78を操作することが可能となっている。

0057

図3に示すコンペン操作画面G1において、折機コントローラ70には、「刷物1」に関する運転条件データが受信されている。このとき、「刷物1」に関するコンペン情報78の操作が可能なオペレータは、第2オペレータおよび第4オペレータであるため、第2オペレータおよび第4オペレータは、全てのコンペン情報78を操作することが可能となっている。一方、第1オペレータおよび第3オペレータは、「刷物1」に関するコンペン情報78以外のコンペン情報78を操作することが可能となっている。

0058

図4に示すコンペン操作画面G1において、折機コントローラ70には、「刷物2」に関する運転条件データが受信されている。このとき、「刷物2」に関するコンペン情報78の操作が可能なオペレータは、第3オペレータおよび第4オペレータであるため、第3オペレータおよび第4オペレータは、全てのコンペン情報78を操作することが可能となっている。一方、第1オペレータおよび第2オペレータは、「刷物2」に関するコンペン情報78以外のコンペン情報78を操作することが可能となっている。

0059

図5に示すコンペン操作画面G1において、折機コントローラ70には、「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データが受信されている。このとき、「刷物1」に関するコンペン情報78の操作が可能なオペレータは、第2オペレータおよび第4オペレータであり、「刷物2」に関するコンペン情報78の操作が可能なオペレータは、第3オペレータおよび第4オペレータである。このため、第4オペレータは、全てのコンペン情報78を操作することが可能となっており、第3オペレータは、「刷物2」に関するコンペン情報78のみ操作することが可能となっており、第2オペレータは、「刷物1」に関するコンペン情報78のみ操作することが可能となっている。そして、第1オペレータは、全てのコンペン情報78を操作することが不可能となっている。

0060

以上の構成によれば、ID情報認識装置101によりオペレータを識別し、そのオペレータに応じた刷物操作設定データを設定することができる。これにより、オペレータは、自身で刷物操作設定データを設定する必要がない。つまり、ID情報認識装置101によりオペレータが識別されることで、折機操作パネル50を操作するオペレータは、所定の印刷物に関する操作のみが可能となる。これにより、オペレータの熟練度に応じて、刷物操作設定データを設定することができる。なお、本実施例では、ID情報認識装置101を用いたが、オペレータの指紋を認識する指紋認証装置等を用いてもよい。

0061

また、実施例1および実施例2では、コンペン操作画面G1を例にして説明したが、これに限らず、印刷物毎に制御を行う制御画面であれば、本発明をいずれの制御画面に適用してもよい。また、本実施例では、折機Fの折機操作パネル50に適用して説明したが、これに限らず、各印刷ユニットU1〜U5に設けられた印刷操作パネルに適用してもよい。

0062

以上のように、本発明にかかる輪転印刷機および操作装置の操作制御方法は、異なる複数種の印刷物を同時に作成する場合に適している。

図面の簡単な説明

0063

実施例1に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。
操作パネルに表示されるコンペン操作画面における初期画面の説明図である。
「刷物1」に関する運転条件データを受信した場合のコンペン操作画面の説明図である。
「刷物2」に関する運転条件データを受信した場合のコンペン操作画面の説明図である。
「刷物1」および「刷物2」に関する運転条件データを受信した場合のコンペン操作画面の説明図である。
実施例2に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。

符号の説明

0064

10新聞用オフセット輪転印刷機(実施例1)
11輪転印刷機本体
12運転管理制御装置
13 制御装置
30ターンバー
31コンペンセータローラ
50折機操作パネル
60印刷ユニットコントローラ
70折機コントローラ
74 折機側データ受信部
75 折機表示制御部
78コンペン情報
79設定値
80 「張」ボタン
81 「弛」ボタン
82 「刷物1」マーク
83 「刷物2」マーク
84画面切替ボタン
85 「刷物1」コンペン操作ボタン
86 「刷物2」コンペン操作ボタン
90 「刷物1」操作設定ボタン
91 「刷物2」操作設定ボタン
95設定データ記憶部
100 新聞用オフセット輪転印刷機(実施例2)
101ID情報認識装置
105刷物操作設定データ設定部
R1〜R5 複数の給紙ユニット
U1〜U5 複数の印刷ユニット
Dウェブパス装置
F1,F2 複数の折ユニット
F 折機
I1〜I5 複数のインフィード装置
G1 コンペン操作画面

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