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技術 メダル遊技機

出願人 サミー株式会社
発明者 石綱淳泰峰岳広
出願日 2008年2月18日 (12年10ヶ月経過) 出願番号 2008-036146
公開日 2009年8月27日 (11年4ヶ月経過) 公開番号 2009-189721
状態 特許登録済
技術分野 スロットマシン、カードゲーム、盤上ゲーム
主要キーワード 形突片 重力荷重 二重底構造 ラッチ棒 デジタルシーケンス 貯留位置 起動指令信号 被係止部材
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

メダル受け皿から搬送用メダル収納箱メダル移し替ええる際に、遊技者の便宜を充分に図ることができるメダル遊技機の提供。

解決手段

底板部33及び前部35を一体化した可動皿部31を、底板部33が水平な貯留位置αと、底板部33が傾斜した取出位置βとの二位置間について揺動可能とし、傾斜させることで、メダル受け皿6Aからメダル収納箱へのメダルの移し替えを容易にする。ここで、底板部33の傾斜させると、底板部33の先端縁に設けたシール部材38が前進して、底板部33と後堰部37との間に生じる隙間を塞ぐ。このため、底板部33を傾斜しても、底板部33の裏側にメダルが落ちなくなり、底板部33の傾斜により、メダルの移し替えを容易にしても、何ら問題が生じることがなく、遊技者の便宜を充分に図ることができる。

概要

背景

従来より、遊技媒体としてメダルが採用されたスロットマシン等のメダル遊技機が利用されている。このようなメダル遊技機では、メダルを投入することにより、遊技者は、遊技を開始することができ、そして、遊技で入賞すると、入賞した役に応じた枚数のメダルの払い出しを受けることができるようになっている。
例えば、回転リールの図柄を揃える遊技を行うスロットマシンでは、メダルを投入しなければ、スタートレバーを操作しても、回転リールは回転せず、メダルの投入後、スタートレバーを操作すると、複数の回転リールが一斉に回転を開始するようになっている。この後、押しボタン型スイッチ装置押圧すると、押しボタン型スイッチ装置に対応した回転リールが停止するようになっている。

そして、すべての回転リールが停止した際に、リール窓内に表示された複数の図柄が特定の組合せに揃っていれば、入賞となり、入賞すると、入賞した役に応じた数のメダルがスロットマシンから遊技者に払い出されることとなる。
このようなメダル遊技機には、入賞により払い出されるメダルや、これから遊技者が投入しようとするメダル等を貯留するためのメダル受け皿が設けられている。
メダル遊技機に採用されるメダル受け皿としては、内部に貯留されたメダルを、搬送用メダル収納箱に容易に移し替えできるようにしたものが知られている。
すなわち、メダル受け皿は、その前面を形成する前部の上端縁部分を下方に向かって切り欠くようにして形成されたメダル排出口と、メダル排出口の内部において昇降可能に設けられた扉体と、この扉体を上方に付勢する弾性体と、前述の扉体の前面に設けられるとともに、搬送用のメダル収納箱に形成された鍔部を掛止するために、形に形成された突片とを有するものとなっている。

このようなメダル受け皿によれば、前堰部の扉体に形成された突片にメダル収納箱を引っ掛け、メダル収納箱の内部にメダルを入れる、メダル収納箱又はメダルの重量で扉体が下降し、扉体の上端縁が前堰部の上端縁よりも下方に移動するので、メダル受け皿の内部からメダル収納箱の内部へメダルの移し替えが容易に行え、遊技者の便宜が図られるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−211156号(図3)

概要

メダル受け皿から搬送用のメダル収納箱へメダルを移し替ええる際に、遊技者の便宜を充分にることができるメダル遊技機の提供。底板部33及び前堰部35を一体化した可動皿部31を、底板部33が水平な貯留位置αと、底板部33が傾斜した取出位置βとの二位置間について揺動可能とし、傾斜させることで、メダル受け皿6Aからメダル収納箱へのメダルの移し替えを容易にする。ここで、底板部33の傾斜させると、底板部33の先端縁に設けたシール部材38が前進して、底板部33と後堰部37との間に生じる隙間を塞ぐ。このため、底板部33を傾斜しても、底板部33の裏側にメダルが落ちなくなり、底板部33の傾斜により、メダルの移し替えを容易にしても、何ら問題が生じることがなく、遊技者の便宜を充分にることができる。

目的

そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メダル受け皿から搬送用のメダル収納箱へメダルを移し替える際に、遊技者の便宜を充分に図ることができるメダル遊技機を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

遊技者に対向する前面部分に、メダル投入されるメダル投入口と、メダルを貯留させるためのメダル受け皿とが設けられ、前記メダル投入口に所定枚数のメダルが投入されると、遊技が開始できるようになるとともに、遊技で入賞すると、前記メダル受け皿の内部にメダルが払い出されるように形成されているメダル遊技機であって、前記メダル受け皿は、その底面を形成する底板部と、この底板部におけるメダル遊技機の前方側端縁に沿って立設された前部と、前記底板部におけるメダル遊技機の左右両方の端縁に沿って立設された側堰部と、前記底板部におけるメダル遊技機の後方側の端縁に沿って立設された後堰部とを備え、前記底板部及び前記前堰部は、断面がL字形となるように一体化されるとともに、メダルを貯留するために前記底板部の上面が水平となる貯留位置と、メダルの取り出しが容易となるように、前記底板部の上面が前記貯留位置から前方に所定の角度だけ傾斜した取出位置との二位置間を揺動可能に設けられ、前記底板部における前記後堰部側に向けられた先端縁には、前記後堰部との間に隙間が形成されないように、当該先端縁に沿って延びるとともに、前記後堰部に対して進退可能に設けられたシール部材と、このシール部材を前記後堰部に向かって付勢する弾性部材とが備えられていることを特徴とするメダル遊技機。

請求項2

前記シール部材における前記後堰部に当接する先端縁には、前記後堰部の表面に接触するとともに、前記底板部の揺動に伴って回転するローラが回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載のメダル遊技機。

請求項3

前記底板部を前記取出位置に向かって付勢する付勢力を発揮する付勢手段と、前記貯留位置に配置された前記底板部と係合して、前記付勢手段の付勢力に抗して当該底板部を当該貯留位置に停留させる停留手段と、遊技者による所定の操作によって作動し、前記底板部と前記停留手段との係合を解除する係合解除手段とが設けられ、前記底板部が前記貯留位置に配置されるとともに、当該底板部が前記停留手段と係合している状態で、前記係合解除手段が前記底板部と前記停留手段との係合を解除すると、前記付勢手段の付勢力で前記底板部が前記取出位置に向かって移動を開始するように形成されていることを特徴とする請求項2記載のメダル遊技機。

請求項4

前記付勢手段は、前記底板部を前記取出位置に向かって付勢する付勢力を発生する弾性体を含んで構成され、前記係合解除手段が作動すると、前記底板部に貯留されたメダルの量に応じた傾斜角度まで当該底板部を移動させるとともに当該傾斜角度で当該底板部を支持するものとされ、前記シール部材は、前記底板部の先端縁から前進した寸法である前進量が、当該底板部の傾斜角度に応じて増減するものであり、このシール部材には、前記底板部の先端縁から前進した前進量を示す指標が設けられていることを特徴とする請求項3記載のメダル遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技者に対向する前面部分に、メダル投入されるメダル投入口と、メダルを貯留させるためのメダル受け皿とが設けられ、前記メダル投入口に所定枚数のメダルが投入されると、遊技が開始できるようになるとともに、遊技で入賞すると、前記メダル受け皿の内部にメダルが払い出されるように形成されているメダル遊技機に関する。

背景技術

0002

従来より、遊技媒体としてメダルが採用されたスロットマシン等のメダル遊技機が利用されている。このようなメダル遊技機では、メダルを投入することにより、遊技者は、遊技を開始することができ、そして、遊技で入賞すると、入賞した役に応じた枚数のメダルの払い出しを受けることができるようになっている。
例えば、回転リールの図柄を揃える遊技を行うスロットマシンでは、メダルを投入しなければ、スタートレバーを操作しても、回転リールは回転せず、メダルの投入後、スタートレバーを操作すると、複数の回転リールが一斉に回転を開始するようになっている。この後、押しボタン型スイッチ装置押圧すると、押しボタン型スイッチ装置に対応した回転リールが停止するようになっている。

0003

そして、すべての回転リールが停止した際に、リール窓内に表示された複数の図柄が特定の組合せに揃っていれば、入賞となり、入賞すると、入賞した役に応じた数のメダルがスロットマシンから遊技者に払い出されることとなる。
このようなメダル遊技機には、入賞により払い出されるメダルや、これから遊技者が投入しようとするメダル等を貯留するためのメダル受け皿が設けられている。
メダル遊技機に採用されるメダル受け皿としては、内部に貯留されたメダルを、搬送用メダル収納箱に容易に移し替えできるようにしたものが知られている。
すなわち、メダル受け皿は、その前面を形成する前部の上端縁部分を下方に向かって切り欠くようにして形成されたメダル排出口と、メダル排出口の内部において昇降可能に設けられた扉体と、この扉体を上方に付勢する弾性体と、前述の扉体の前面に設けられるとともに、搬送用のメダル収納箱に形成された鍔部を掛止するために、形に形成された突片とを有するものとなっている。

0004

このようなメダル受け皿によれば、前堰部の扉体に形成された突片にメダル収納箱を引っ掛け、メダル収納箱の内部にメダルを入れる、メダル収納箱又はメダルの重量で扉体が下降し、扉体の上端縁が前堰部の上端縁よりも下方に移動するので、メダル受け皿の内部からメダル収納箱の内部へメダルの移し替えが容易に行え、遊技者の便宜が図られるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−211156号(図3

発明が解決しようとする課題

0005

前述のようなメダル受け皿では、前堰部に昇降可能に設けられている扉体を最下位置まで降下させても、扉体の上端縁がメダル受け皿の底面よりも上方の高さレベルにあるので、メダル排出口を全開にしても、メダル受け皿に貯留されているメダルのうち、最下位置に配置された扉体の上端縁よりも下方にあるメダルは、手で掴んで持ち上げなければ、メダル収納箱の内部へ移し替えることができない。このため、移し替えの面倒が改善されず、遊技者の便宜を充分に図ることができない、という問題がある。
また、前堰部に昇降可能に設けられている扉体に、メダル収納箱を引っ掛けるための鉤形突片を設けたので、メダル収納箱の内部に大量のメダルが入ると、扉体の鉤形突片にメダル収納箱の鍔部が食い込み、メダル収納箱を扉体から取り外す際に、扉体も動いてしまい、メダル収納箱を扉体から取り外すことが困難となり、この点からも、移し替えが面倒となって、遊技者の便宜を充分に図ることができない、という問題がある。

0006

ここで、メダル受け皿の底板部及び前堰部を一体化するとともにメダル遊技機の前面に揺動可能に設置し、メダルの移し替えを行う際に、底板部を遊技者側へ傾斜させ、これにより、メダル受け皿の内部に貯留されているメダルを自重で遊技者側へ移動させて、メダルの移し替えを容易にすることが考えられる。
しかしながら、このように、底板部及び前堰部が揺動可能にすると、底板部を遊技者側へ傾斜させた際に、底板部におけるメダル遊技機の後方側の先端縁と、メダル受け皿におけるメダル遊技機の後方側に設けられている後堰部との間に隙間が形成され、この隙間から底板部の裏側の空間へメダルが落ち込むおそれがあり、底板部の裏側にメダルが入り込むと、当該メダルを外部に取り出すのが困難となるうえ、底板部の裏側にメダルが入り込んだ状態では、メダル受け皿の底板部を水平状態に戻すことができないので、底板部及び前堰部が揺動可能にしただけでは、遊技者の便宜を充分に図ることができない。

0007

そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メダル受け皿から搬送用のメダル収納箱へメダルを移し替える際に、遊技者の便宜を充分に図ることができるメダル遊技機を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、遊技者に対向する前面部分に、メダルが投入されるメダル投入口(7B)と、メダルを貯留させるためのメダル受け皿(6A)とが設けられ、前記メダル投入口(7B)に所定枚数のメダルが投入されると、遊技が開始できるようになるとともに、遊技で入賞すると、前記メダル受け皿(6A)の内部にメダルが払い出されるように形成されているメダル遊技機(1)であって、前記メダル受け皿(6A)は、その底面を形成する底板部(33)と、この底板部(33)におけるメダル遊技機(1)の前方側端縁に沿って立設された前堰部(35)と、前記底板部(33)におけるメダル遊技機の左右両方の端縁に沿って立設された側堰部(36)と、前記底板部(33)におけるメダル遊技機の後方側の端縁に沿って立設された後堰部(37)とを備え、前記底板部(33)及び前記前堰部(35)は、断面がL字形となるように一体化されるとともに、メダルを貯留するために前記底板部(33)の上面が水平となる貯留位置(α)と、メダルの取り出しが容易となるように、前記底板部(33)の上面が前記貯留位置(α)から前方に所定の角度だけ傾斜した取出位置(β)との二位置間を揺動可能に設けられ、前記底板部(33)における前記後堰部(37)側に向けられた先端縁には、前記後堰部(37)との間に隙間が形成されないように、当該先端縁に沿って延びるとともに、前記後堰部(37)に対して進退可能に設けられたシール部材(38)と、このシール部材(38)を前記後堰部(37)に向かって付勢する弾性部材(39)とが備えられていることを特徴とする。

0009

(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2に記載された発明は、前記シール部材(38)における前記後堰部(37)に当接する先端縁に、前記後堰部(37)の表面に接触するとともに、前記底板部(33)の揺動に伴って回転するローラ(40)が回転自在に設けられていることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項2に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。

0010

すなわち、請求項3に記載された発明は、前記底板部(33)を前記取出位置(β)に向かって付勢する付勢力を発揮する付勢手段(41)と、前記貯留位置(α)に配置された前記底板部(33)と係合して、前記付勢手段(41)の付勢力に抗して当該底板部(33)を当該貯留位置(α)に停留させる停留手段(42)と、遊技者による所定の操作によって作動し、前記底板部(33)と前記停留手段(42)との係合を解除する係合解除手段(44)とが設けられ、前記底板部(33)が前記貯留位置(α)に配置されるとともに、当該底板部(33)が前記停留手段(42)と係合している状態で、前記係合解除手段(44)が前記底板部(33)と前記停留手段(42)との係合を解除すると、前記付勢手段(41)の付勢力で前記底板部(33)が前記取出位置(β)に向かって移動を開始するように形成されていることを特徴とする。

0011

(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、前述した請求項3に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4に記載された発明は、前記付勢手段(41)として、前記底板部(33)を前記取出位置(β)に向かって付勢する付勢力を発生する弾性体を含んで構成され、前記係合解除手段(44)が作動すると、前記底板部(33)に貯留されたメダルの量に応じた傾斜角度まで当該底板部(33)を移動させるとともに当該傾斜角度で当該底板部(33)を支持するものが採用され、前記シール部材(38)は、前記底板部(33)の先端縁から前進した寸法である前進量が、当該底板部(33)の傾斜角度に応じて増減するものであり、このシール部材(38)には、前記底板部(33)の先端縁から前進した前進量を示す指標(45)が設けられていることを特徴とする。

発明の効果

0012

(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、断面がL字形となるように、メダル受け皿の底板部及び前堰部を一体化し、且つ、底板部が水平な貯留位置と、底板部が傾斜した取出位置との二位置間について、一体化した底板部及び前堰部を揺動可能としたので、メダル受け皿の内部に貯留されているメダルを搬送用のメダル収納箱へ移し替えるにあたり、一体化した底板部及び前堰部を揺動させることにより、底板部を傾斜させれば、メダル受け皿の内部に貯留されているメダルが自重で遊技者側に移動するうえ、前堰部の内側面も傾斜するので、前堰部の内側面に沿わせてメダルを移動させれば、片手でもメダル受け皿内からメダル収納箱の内部へとメダルを容易に移動させることができ、もう片方の手でメダル収納箱を持ちながらでも、メダルの移し替えが容易に行え、これにより、遊技者の便宜を充分に図ることができる。

0013

ここで、底板部における後堰部側に向けられた先端縁には、当該先端縁に沿って延びるとともに、後堰部に対して進退可能に設けられたシール部材と、このシール部材を後堰部に向かって付勢する弾性部材とが設けられているので、底板部の先端縁が後堰部の内側面から離れようとすると、当該底板部の先端縁に設けられたシール部材が弾性部材に付勢されて後堰部の内側面に向かって前進し、後堰部の内側面との接触状態を維持するようになっている。
このため、底板部を遊技者側へ傾斜させる際に、底板部の先端縁が後堰部の内側面から離れたとしても、弾性部材に付勢されたシール部材が前進して後堰部の内側面に接触し続け、底板部の先端縁と後堰部の内側面との間に隙間が形成されるのを未然に防止するようになっている。

0014

従って、メダルの移し替えを容易にするために、一体化した底板部及び前堰部を揺動させるようにしても、底板部の先端縁と後堰部の内側面との間に隙間が形成されず、ひいては、底板部の裏側の空間にメダルが落ち込むことがなくなり、底板部の裏側にメダルが入り込んだために、メダル受け皿の底板部を水平状態に戻すことができない等の不具合も未然に防止することができ、これにより、一体化した底板部及び前堰部を揺動可能にすることで、メダルの移し替えを容易にしても、何ら問題が生じることがなく、遊技者の便宜を充分に図ることができる。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。

0015

すなわち、請求項2記載の発明によれば、シール部材の後堰部に当接する先端縁にローラを回転自在に設けたので、シール部材を後堰部に向かって付勢する弾性部材の付勢力を充分確保する、換言すると、充分強力にすることにより、シール部材が後堰部の内側面に常に接触するようにしても、一体化した底板部及び前堰部を円滑且つ確実に揺動させることができ、且つ、底板部の裏側の空間にメダルが落ち込むことも確実に防止できる。
これにより、底板部を取出位置まで容易且つ確実に移動できるようになり、ひいては、メダルのメダル受け皿からメダル収納箱への移替作業の容易化を確実に実現でき、従って、遊技者の便宜を充分且つ確実に図ることができる。

0016

(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、底板部を取出位置に向かって付勢する付勢力を発揮する付勢手段と、底板部を貯留位置に停留させる停留手段と、底板部と停留手段との係合を解除させる係合解除手段とを設け、遊技者によって所定の操作がなされると、係合解除手段が底板部と停留手段との係合を解除するようにしたので、付勢手段の付勢力を充分確保しておけば、係合解除手段の作動により、底板部が自動的に傾斜するようになる。これにより、メダルが載って重たくなった底板部を遊技者が手で傾斜させる手間が省け、この点からも、遊技者の便宜を充分に図ることができる。

0017

(請求項4の効果)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項3記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、付勢手段として、底板部を取出位置に向かって付勢する付勢力を発生する弾性体を含んで構成され、且つ、係合解除手段が作動すると、底板部に貯留されたメダルの量に応じた傾斜角度まで当該底板部を移動させるとともに当該傾斜角度で当該底板部を支持するものを採用し、また、シール部材として、底板部の先端縁から前進した寸法である前進量が、当該底板部の傾斜角度に応じて増減するものを採用し、さらに、底板部の先端縁から前進した前進量を示す指標をシール部材に設け、シール部材の指標を視認することにより、底板部に貯留されたメダルの量を遊技者が認識できるようにしたので、底板部が自動的に傾斜するのにともない、メダル受け皿に貯留されたメダルの量がシール部材の指標によって自動的に示され、これにより、遊技者は、メダルの枚数等を数えなくとも、メダルのおおよその量を知ることができ、この点からも、遊技者の便宜を充分に図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下に、本発明を実施するための最良の形態である実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(図面の説明)
図1図6は、本発明の一実施形態を示すものであり、図1は、本実施形態に係るメダル遊技機であるスロットマシンの全体を示す正面図、図2は、本実施形態に係るスロットマシンの内部を示す正面図、図3は、本実施形態に係るメダル受け皿を示す縦断面図、図4は、本実施形態に係るメダル受け皿を示す平断面図、図5は、本実施形態に係る底板部の先端縁近傍を示す拡大平面図、図6は、本実施形態に係るスロットマシンの制御系を示すブロック図である。

0019

(スロットマシン1の概略構成
図1において、本実施形態に係る遊技機としてのスロットマシン1は、三個の回転リール11の各々に記された複数種類の図柄が所定の組合せとなるように、回転している回転リール11を停止させる遊技を行うものである。このスロットマシン1には、図1に示すように、当該スロットマシン1の各種装置を収納するとともに、正面形状長方形となった筐体2が備えられている。
筐体2は、前面全体が開口された箱状の部材である。そして、筐体2の前面開口は、当該筐体2に回動可能に取り付けられた前扉3で塞がれるようになっている。なお、前扉3は、閉じられると、自動的に施錠されるようになっている。

0020

前扉3は、その前面をほぼ二分する上部パネル部4及び下部パネル部5を備えたものとなっている。そして、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダルを貯留するメダル受け皿6Aが一体成形された受皿ユニット6が設けられている。また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技に係る操作を行うための操作卓7が遊技者側に突出するように形成されている。
ここで、上部パネル部4及び下部パネル部5は、意匠的に優れた外観を確保するために、合成樹脂製の化粧板が表面に張り付けられたものとなっている。
(上部パネル部4)
上部パネル部4には、図1中、操作卓7の上方且つ幅方向の中央部分において長方形状に形成された表示窓4Aが設けられている。

0021

ここで、筐体2内部に設けられた三個の回転リール11の各々は、その外周面に複数種類の図柄に記されている。そして、各回転リール11の図柄は、筐体2の外部から表示窓4Aを通して目視可能となっている。なお、回転リール11の内部には、回転リール11を内側から照射する図示しないリール照明部11C が設けられている。
上部パネル部4の上端縁部分には、正面形状が左右に細長逆台形状に形成された演出用照明装置4Bが設けられている。この演出用照明装置4Bは、上部パネル部4の上端縁部分のほぼ中央に配置され、その両端部は、演出用照明装置4Bの角隅部分まで達することなく、その手前の位置で途切れたものとなっている。

0022

また、上部パネル部4の上側における両角近傍には、正面形状が湾曲した帯状に形成されるとともに、漢数字の「八」を描く一対の演出用照明装置4Cが設けられている。これらの演出用照明装置4Cの各々は、その上端部が演出用照明装置4Bの端部近傍に配置されるとともに、その下端側の部分が上部パネル部4の側縁へ向かって斜め下方に延びたものとなっている。
さらに、上部パネル部4の両方の側縁には、その間に表示窓4Aを挟むようにして配置された一対の演出用照明装置4Dが設けられている。
これらの演出用照明装置4B〜4Dの各々は、赤色のレンズの内部に配置された高輝度発光ダイオード等の光源を備え、遊技の進行に応じて、その光源の点灯又は点滅により、遊技における視覚的な演出効果を高めるものである。

0023

表示窓4A及び演出用照明装置4Bの間には、遊技の演出用画像を表示する液晶表示装置4Eが設けられている。この液晶表示装置4Eは、動画を含む様々な画像を、遊技の進行に応じて表示するものである。
液晶表示装置4Eの下側における両角近傍には、遊技に係る効果音を発生するスピーカを備えた音声出力部4Fがそれぞれ設けられている。
(操作卓7)
操作卓7は、遊技者に対向するスロットマシン1の前面部分に形成されたものであり、スロットマシン1の操作に必要な各種のスイッチ類が設置されている。

0024

すなわち、操作卓7における図1中右端の部分には、前扉3の施錠を解除するための鍵が挿入される鍵穴7Aが設けられている。この鍵穴7Aの左斜め上方には、メダルを投入するためのメダル投入口7Bが開口されたメダル投入部7Cが設けられている。
メダル投入口7Bの左斜め下方には、三個の回転リール11のそれぞれを停止させる際に操作される三個のストップタン7Dが設けられている。これら三個のストップボタン7Dのうち、左端に配置されているストップボタン7Dの左斜め上方には、一度の操作で最大枚数のメダルを賭けることができるマックスベットボタン7Eが設けられている。
また、左端のストップボタン7Dの左方であって、マックスベットボタン7Eの左斜め下方の位置には、三個の回転リール11を一斉に回転させる際に操作されるスタートレバー7Fが設けられている。このスタートレバー7Fの左斜め上方には、1回の操作で留されている1枚のメダルを賭けることができる、換言すると、メダルを1枚ずつ賭ける際に操作される1ベットボタン7Gが設けられている。

0025

さらに、1ベットボタン7Gの左斜め下方には、メダル受け皿6Aに形成されている後述する可動皿部31を傾斜させるための解除ボタン32と、この解除ボタン32の下方に配置されているとともに、精算時に貯留されているメダルを払い出させる精算ボタン7Hとが設けられている。
ここにおいて、スロットマシン1は、遊技者に対向する前面部分に形成されたメダル投入口7Bに所定枚数のメダルが投入されると、遊技が開始できるようになるとともに、遊技で入賞すると、メダル受け皿6Aの内部にメダルが払い出されるように形成されたメダル遊技機である。

0026

なお、図1に示されていないが、操作卓7及び表示窓4Aの間には、7セグメントLEDを含んで構成された中央表示装置が設けられ、さらに、前扉3の裏側には、中央表示装置の動作を制御するための電子回路が形成された中央表示基板8Aが設けられている。
(下部パネル部5及び受皿ユニット6)
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを表す象徴するキャラクター等が描かれたパネル5Aが設けられている。
受皿ユニット6は、スロットマシン1における遊技者に対向する前面部分の下端近傍に形成されたものである。この受皿ユニット6には、メダルを貯留する前述のメダル受け皿6Aに加えて、入賞時にメダル受け皿6Aへ向かって払い出されるメダルを排出させるメダル払出口6Bと、遊技に係る効果音を発生するスピーカを備えた音声出力部6Cとが設けられている。このような受皿ユニット6については、後で更に詳しく説明する。

0027

(筐体2内蔵の遊技用装置
次いで、筐体2の内部に設けられている遊技用装置について簡単に説明する。
筐体2の内部には、図2に示すように、メダル投入口7Bから投入されたメダルの適否判別するためのメダルセレクタ8、スロットマシン1の遊技動作を制御するマイクロコンピュータからなるCPUを備えたメイン制御基板2A、三個の回転リール11が回転自在に支持するとともに、これらの回転リール11のそれぞれを駆動する図2には示されていないステッピングモータ11A を有する回胴装置10、内部に多数のメダルを貯留させる容器部9Aを備えるとともにメダル受け皿6Aに向かってメダルを排出するホッパ装置9、スロットマシン1に備えられている各装置に電力を供給する電源装置2B、及び、遊技の演出を行うための演出用装置(例えば、液晶表示装置4E)を制御するサブ制御基板2D等の遊技用装置が設けられている。

0028

(受皿ユニット6)
次に、メダルを貯留するためのメダル受け皿6Aが形成されている受皿ユニット6について説明する。
受皿ユニット6は、多数のメダルが載置される可動皿部31を傾斜させることにより、メダル受け皿6Aから図示しないメダル収納箱へのメダルの移替作業が容易に行えるようになったメダル受け皿6Aを備えたものである。
すなわち、メダル受け皿6Aは、図3に示すように、その底面を形成するとともに、受皿ユニット6に対して揺動可能となった底板部33と、この底板部33のさらに下方に形成されるとともに、受皿ユニット6に対して移動不可能に固定された固定底部34とを備えた二重底構造のものである。

0029

このようなメダル受け皿6Aには、図3及び図4に示すように、底板部33及び固定底部34に加えて、底板部33におけるスロットマシン1の前方側の端縁に沿って立設された前堰部35と、底板部33におけるスロットマシン1の左右両方の端縁に沿って立設された側堰部36と、底板部33におけるスロットマシン1の後方側の端縁に沿って立設された後堰部37とが備えられている。
ここで、底板部33及び前堰部35は、図3の如く、断面がL字形となるように一体化されて、前述した可動皿部31を形成している。
この可動皿部31は、両側に配置された側堰部36に臨むL字形の端面の角部から各側堰部36に向かって突出する一対の揺動軸31A を有し、これらの揺動軸31A が対応する側堰部36に回転可能に支持されている。

0030

これにより、可動皿部31は、メダルを貯留するために底板部33の上面が水平となる貯留位置αと、メダルの取り出しが容易となるように、底板部33の上面が貯留位置α(水平位置)から前方に所定の角度だけ傾斜した取出位置βとの二位置の間を揺動可能に形成されている。
また、底板部33における後堰部37側に向けられた先端縁には、後堰部37との間に隙間が形成されないように、当該先端縁に沿って延びるとともに、後堰部37に対して進退可能に設けられたシール部材38と、このシール部材38を後堰部37に向かって付勢する弾性部材である板バネ39とが備えられている。

0031

換言すると、底板部33は、その後堰部37に臨む端面全体に渡って形成された凹部33A を有するものとなっている。この凹部33A の内には、底板部33における後堰部37に臨む端面に対して突没可能となったシール部材38と、このシール部材38を突出方向に付勢する板バネ39とが設けられている。
このうち、シール部材38における後堰部37に当接する先端縁には、複数のローラ40が回転自在に設けられている。これらのローラ40は、後堰部37の表面に接触するとともに、底板部33の揺動に伴って回転し、底板部33の揺動を円滑にするものとなっている。
このような底板部33は、付勢手段として複数のコイルバネ41によって取出位置βに向かって付勢されている。換言すると、固定底部34及び底板部33の間には、底板部33を取出位置βに向かって付勢する付勢力を発揮する付勢手段として、複数のコイルバネ41が設けられている。

0032

ここで、複数のコイルバネ41は、図4の如く、スロットマシン1の幅方向に延びる直線上に沿って所定の間隔をおいて配列されている。
すなわち、図3の如く、固定底部34及び底板部33の互いに対応し合う位置に、それぞれコイルバネ41の端部を嵌合させるための嵌合凹部34B, 33Bが形成されている。各コイルバネ41は、その端部が嵌合凹部34B, 33Bに嵌合された状態で、固定底部34及び底板部33の間に配置されている。これにより、各コイルバネ41は、底板部33が揺動しても、固定底部34及び底板部33の間から外れないようになっている。
そして、複数のコイルバネ41によって取出位置βに向かって付勢されている底板部33は、底板部33と係合する棒状のラッチ棒42によって貯留位置αに停留されるようになっている。

0033

すなわち、底板部33の下面における後堰部37側の先端縁近傍には、鉤状に折れ曲がった被係止部材43が設けられている。
また、後堰部37の下端縁近傍には、当該後堰部37を貫通する挿通孔37A が形成されている。挿通孔37A の位置は、貯留位置αに配置された底板部33の被係止部材43に対向する位置となっている。
ラッチ棒42の先端部分は、底板部33が配置されている空間の反対側から挿通孔37A に挿通されている。これにより、ラッチ棒42は、その先端部分が貯留位置αに配置された底板部33に対して進退可能となっている。換言すれば、ラッチ棒42の先端部分は、筐体2の内部から挿通孔37A を通って貯留位置αに配置された底板部33の被係止部材43に到達可能となっている。

0034

ここにおいて、ラッチ棒42は、貯留位置αに配置された底板部33の被係止部材43と係合して、付勢手段であるコイルバネ41の付勢力に抗して当該底板部33を当該貯留位置αに停留させる停留手段となっている。
後堰部37の図3中右側、換言すると、筐体2の内部には、遊技者によって前述の解除ボタン32が操作されることを契機に、底板部33とラッチ棒42との係合を解除するソレノイド44が設けられている。
すなわち、ラッチ棒42は、図3及び図4の如く、その基端部分がソレノイド44の電磁力で当該ソレノイド44の内部に吸引されるプランジャー部となっている。

0035

このようなラッチ棒42の途中部分には、外周面から径方向に突出する鍔部42A が形成されている。ラッチ棒42の鍔部42A とソレノイド44との間には、ラッチ棒42を、貯留位置αに配置された底板部33の被係止部材43に向かって付勢するコイルバネ42B が設けられている。
ここで、ソレノイド44の電磁コイル電流が流れていない状態では、コイルバネ42B がラッチ棒42を付勢し、ラッチ棒42の先端部分を、貯留位置αに配置された底板部33の被係止部材43まで移動させて、被係止部材43と係合させるようになっている。
一方、ラッチ棒42が底板部33の被係止部材43と係合している状態で、解除ボタン32が操作されると、ソレノイド44の電磁コイルに電流が流れ、ラッチ棒42の基端部分がソレノイド44の電磁力で当該ソレノイド44の内部に吸引され、これにより、底板部33とラッチ棒42との係合が解除されるようになっている。

0036

以上において、ソレノイド44は、遊技者による所定の操作によって作動し、底板部33とラッチ棒42との係合を解除する係合解除手段となっている。
また、底板部33は、当該底板部33が貯留位置αに配置されるとともに、当該底板部33がラッチ棒42と係合している状態で、ソレノイド44が底板部33の被係止部材43とラッチ棒42との係合を解除すると、コイルバネ41の付勢力で取出位置βに向かって揺動を開始するように形成されている。
このようにして、取出位置βに向かって揺動し、貯留位置αから離れてしまった底板部33を元の貯留位置αに戻すために、筐体2の内部には、復帰手段50が設けられている。

0037

復帰手段50は、図3及び図4の如く、細長いリンケージ51を介して前堰部35に連結された揺動アーム52を電動式モータ53で駆動することで、底板部33を元の貯留位置αに戻すものとなっている。
更に詳しく説明すると、前堰部35の両側に配置された端面には、当該端面の長手方向における中央から前述の揺動軸31A に若干ずれた位置から突出する連結軸35A が設けられている。この連結軸35A には、リンケージ51の一端が回動自在に連結されている。このリンケージ51の他端は、前述の揺動アーム52の先端に回動自在に連結されている。
ここで、筐体2の底面を形成する底板部54には、底板部33に応じた間隔を開けて一対の基台54A が立設されている。これら一対の基台54A の間には、端部に揺動アーム52が結合された連動軸55が架け渡されている。この連動軸55は、一対の基台54A によって回転自在に支持されている。これにより、二つの揺動アーム52が揺動軸31A を介して一対の基台54A に揺動可能に支持されている。

0038

一方、モータ53の出力軸53A は、図4に示すように、ギアボックス56及び電磁クラッチ57を介して連動軸55に連結されている。
ギアボックス56は、モータ53が発生する駆動力減速して出力軸56A から出力するものである。換言すると、ギアボックス56で減速されたモータ53の駆動力は、ギアボックス56の出力軸56A を通じて電磁クラッチ57に伝達されている。
電磁クラッチ57は、内部に設けられている電磁コイル(図史略)に電流が流れているときのみ、入力軸57A で受けたトルクを出力軸57B へ伝達するものとなっている。換言すると、電磁クラッチ57は、内部に設けられている電磁コイル(図史略)に電流が流れていない場合には、入力軸57A で受けたトルクを受けても、出力軸57B へは伝達せず、その入力軸57A を空転させるものとなっている。

0039

復帰手段50は、底板部33が貯留位置αから離れてしまった状態で、電磁クラッチ57の電磁コイル及びモータ53のそれぞれに定格の電流を流すと、モータ53が所定方向に回転するとともに、電磁クラッチ57がモータ53のトルクを連動軸55に伝達し、これにより、コイルバネ41の付勢力に抗して底板部33を貯留位置αまで移動させるようになっている。
ここで、ソレノイド44の電磁コイルには電流が流れていないので、底板部33を取出位置βから貯留位置αまで復帰させる際に、揺動する底板部33の下面に取り付けられた被係止部材43がラッチ棒42と係合して、コイルバネ42B の付勢力に抗してラッチ棒42を後方へ一旦押し込んだ後、さらに底板部33が貯留位置αに接近すると、被係止部材43とラッチ棒42との係合が一旦が解除されて、コイルバネ42B がラッチ棒42の先端部分を、貯留位置αに配置された底板部33の被係止部材43まで前進させるようになっている。これにより、ラッチ棒42は、被係止部材43と再び係合し、このラッチ棒42によって被係止部材43が自動的に係止されるようになっている。

0040

この際、復帰手段50には、図3に示すように、底板部33が貯留位置αに配置されると、揺動アーム52によってOFF状態からON状態となるリミットスイッチ58と、底板部33が取出位置βに配置されると、揺動アーム52によってOFF状態からON状態となるリミットスイッチ59とが設けられている。
ここで、リミットスイッチ58, 59の各々としては、検出対象との接触で機械的に変位可能に設けられた可動片と、この可動片の変位により開閉する電気接点とを有する一般的な構造のものが採用できる。
このうち、リミットスイッチ58は、底板部33が貯留位置αに到着したことを検出するセンサとなっている。一方、リミットスイッチ59は、底板部33が取出位置βに到着したことを検出するセンサとなっている。

0041

ここにおいて、複数のコイルバネ41は、底板部33を取出位置βに向かって付勢する付勢力を発生する弾性体である。このため、複数のコイルバネ41は、ソレノイド44が作動して、底板部33の被係止部材43とラッチ棒42との係合を解除すると、底板部33の上に貯留されたメダルの量に応じた傾斜角度まで当該底板部33を揺動させるとともに、当該傾斜角度で当該底板部33を支持するようになっている。
そして、底板部33の先端縁に設けられているシール部材38は、底板部33が上方へ揺動するのに伴って、底板部33の先端縁から前進する一方、底板部33が下方へ揺動するのに伴って、底板部33の凹部33A 内へ後退するようになっている。

0042

換言すると、シール部材38は、底板部33から前進した寸法である前進量が、当該底板部33の傾斜角度、すなわち、底板部33の上に貯留されたメダルの量に応じて増減するようになっている。
この際、シール部材38は、図4に示すように、スロットマシン1の幅方向に沿って細長く形成された略長方形の平面形状を有する部材である。シール部材38の上面には、図5に示すように、略長方形の対角線に沿って階段状に傾斜配列された複数の指標45が設けられている。なお、図5は、スロットマシン1の前方から見たシール部材38を示す図である一方、図4は、スロットマシン1の後方から見たシール部材38を示す図であるので、両者は、互いに上下が逆向きとなっている。

0043

そして、階段状に形成された各指標45には、図5中上側にメダルの量を示す数字46が記されている。底板部33がコイルバネ41の付勢力で揺動した際に、底板部33の先端縁部分であるエッジ33C に最も近い指標45に付された数字46が、底板部33の上に貯留されたメダルのおおよその量を示すようになっている。なお、図5においては、底板部33の上に貯留されたメダルのおおよその量として、「280」が示されている。
このようなスロットマシン1では、コイルバネ41の付勢力で底板部33が揺動して傾斜すると、前述のような指標45によって、メダル受け皿6Aに貯留されたメダルのおおよその量が自動的に示される。従って、遊技者は、メダルの枚数等を数えなくとも、獲得したメダルのおおよその量を知ることができ、これにより、遊技者の便宜が充分に図られるようになっている。

0044

(スロットマシン1の制御系)
次に、スロットマシン1の動作を制御する制御系について簡単に説明する。
スロットマシン1は、図6に示すように、スロットマシン1で行われる遊技に係る動作を制御するメイン制御基板2Aと、主に遊技の演出に係る動作を制御するサブ制御基板2Dとを備えている。スロットマシン1に備えられている装置等は、これらのメイン制御基板2A及びサブ制御基板2Dで制御されるようになっている。
メイン制御基板2Aは、図6の如く、マイクロコンピュータを利用したCPU61、ROM62及びRAM63等の記憶手段、並びに、外部装置との信号の送受信を行うためのI/F回路64を含んで構成されたハードウェアに、遊技動作制御を行うためのソフトウェアインストールされたものである。

0045

換言すると、メイン制御基板2Aは、電源装置2Bから電力の供給を受け、メダルセレクタ8、1ベットボタン7G、マックスベットボタン7E、スタートレバー7F、三つのストップボタン7D及び精算ボタン7Hからの信号を受け、これらの信号に基づいて、回転リール11及びホッパ装置9の起動/停止を制御するものとなっている。
このようなメイン制御基板2Aには、回胴装置10に設けられている回胴装置基板11B を介して、三個のステッピングモータ11A が電気的に接続されている。ここで、回胴装置基板11B は、ステッピングモータ11A への電力を入り切りするスイッチ回路が形成されたものとなっている。メイン制御基板2Aは、回胴装置基板11B へ起動信号及び停止信号送出し、三つの回転リール11のそれぞれについて、その回転を開始させたり停止させたりするようになっている。

0046

また、メイン制御基板2Aには、前述した中央表示基板8Aを介して、メダルセレクタ8、1ベットボタン7G、マックスベットボタン7E、スタートレバー7F、三つのストップボタン7D及び精算ボタン7Hが電気的に接続されている。これにより、メイン制御基板2Aは、メダルセレクタ8、1ベットボタン7G、マックスベットボタン7E、スタートレバー7F、三つのストップボタン7D及び精算ボタン7Hのそれぞれから送出される信号を個別に受信できるようになっている。
さらに、メイン制御基板2Aには、電源装置2Bに設けられている電源制御基板2Eを介して、ホッパ装置9及び電源装置2Bが電気的に接続されている。ここで、電源制御基板2Eは、ホッパ装置9への電力を入り切りするスイッチ回路が形成されたものとなっている。メイン制御基板2Aは、電源制御基板2Eへ払出信号及び払出停止信号を送出し、ホッパ装置9にメダルの払い出しを開始させたり停止させたりするようになっている。

0047

なお、メイン制御基板2Aには、電源制御基板2Eを介して、電源装置2Bからの電力が供給されるようになっている。
サブ制御基板2Dは、図6の如く、マイクロコンピュータを利用したCPU65、ROM66及びRAM67等の記憶手段、メイン制御基板2Aとの通信を行うI/F回路68、並びに、外部装置へ信号を送信するためのI/F回路69を含んで構成されたハードウェアに、演出動作制御を行うためのソフトウェアがインストールされたものである。
換言すると、サブ制御基板2Dは、メイン制御基板2Aからの指令に基づいて、音声出力部4F, 6C及び液晶表示装置4E等による演出動作を制御するものとなっている。なお、メイン制御基板2A及びサブ制御基板2Dは、互いのI/F回路64及びI/F回路68を通じて通信を行うようになっている。

0048

このようなサブ制御基板2Dには、前述したリール照明部11C 、演出用照明装置4B,4C,4D、音声出力部4F, 6C及び液晶表示装置4E、並びに、メダル受け皿6Aの動作を制御するための受け皿駆動制御基板47が電気的に接続されている。
ここで、受け皿駆動制御基板47は、ミニチュアリレー等を含んで構成されたシーケンス回路、あるいは、4ビットのマイクロコンピュータ等を含んで構成されたデジタルシーケンス制御回路等により、メダル受け皿6Aの動作制御が行えるように形成されたものとなっている。
このような受け皿駆動制御基板47には、メダル受け皿6Aの動作に関与する、解除ボタン32、ソレノイド44、リミットスイッチ58、リミットスイッチ59、電磁クラッチ57及びモータ53が電気的に接続されている。これにより、受け皿駆動制御基板47は、メダル受け皿6Aの動作を制御することができるようになっている。

0049

また、受け皿駆動制御基板47は、サブ制御基板2Dから起動指令信号を受けると、メダル受け皿6Aの動作制御を開始し、サブ制御基板2Dから停止指令信号を受けると、メダル受け皿6Aの動作を停止させるように形成されたものである。
なお、本実施形態では、サブ制御基板2Dに電気的に接続され、サブ制御基板2Dから起動指令信号等の指令信号を受ける受け皿駆動制御基板47を採用しているが、これに替えて、メイン制御基板2Aに電気的に接続され、メイン制御基板2Aから起動指令信号等の指令信号を受ける受け皿駆動制御基板を採用することもできる。
さらに、受け皿駆動制御基板47は、一旦、サブ制御基板2Dから起動指令信号を受けると、サブ制御基板2Dから停止指令信号を受けるまでの間、メイン制御基板2Aやサブ制御基板2Dから独立して、メダル受け皿6Aの動作制御を行うものとなっている。

0050

なお、サブ制御基板2Dは、不正行為を検出した際にメイン制御基板2Aが発信する異常信号等を受信すると、受け皿駆動制御基板47へ停止指令信号を送出し、メダル受け皿6Aの動作を強制的に停止させるようになっている。
(メダル受け皿6Aの動作)
次いで、本実施形態に係るメダル受け皿6Aの動作及び受け皿駆動制御基板47の制御動作について、図7フローチャートを参照しながら説明する。
スロットマシン1に電源が入れられ、スロットマシン1が起動すると、不正行為等がない限り、サブ制御基板2Dは、受け皿駆動制御基板47へ起動指令信号を送出し、この起動指令信号を受け皿駆動制御基板47が受信すると、受け皿駆動制御基板47による制御処理、すなわち、メダル受け皿6Aの動作が開始される。

0051

まず、図7に示すように、ステップS1000において、サブ制御基板2Dから停止指令信号を受信したか否かが判定される。
このステップS1000で停止指令信号を受信したと判定された場合には、受け皿駆動制御基板47の制御処理は終了する。一方、ステップS1000で停止指令信号を受信したと判定されなかった場合には、次のステップS1100へ進む。
ステップS1100では、遊技者によって解除ボタン32が操作されたか否かが判定され、このステップS1100で解除ボタン32が操作されたと判定されなかった場合には、ステップS1000へ戻る。一方、ステップS1100で解除ボタン32が操作されたと判定された場合には、次のステップS1200へ進む。

0052

ステップS1200では、受け皿駆動制御基板47に内蔵されている図示しないタイマ装置計時値Tを「0」にリセットするリセット処理が行われる。このリセット処理が完了したら、次のステップS1300へ進む。
ステップS1300では、ソレノイド44の電磁コイルに電流を流すソレノイドの駆動処理を開始する。この駆動処理により、ラッチ棒42の基端部分がソレノイド44の電磁力で当該ソレノイド44の内部に吸引され、底板部33とラッチ棒42との係合が解除されたら、次のステップS1400へ進む。
ステップS1400では、コイルバネ41の付勢力によって押圧された底板部33が貯留位置αを離れたか否かが判定される。換言すると、ステップS1400では、貯留位置α側に配置されたリミットスイッチ58がON状態からOFF状態へ移行したか否かが判定される。

0053

このステップS1400で底板部33が貯留位置αを離れたと判定されなかった場合には、貯留位置αを離れるまで、ステップS1400を繰り返す待機処理がなされる。
一方、ステップS1400で底板部33が貯留位置αを離れたと判定された場合には、次のステップS1500へ進む。
ステップS1500では、ソレノイド44の電磁コイルに流してる電流を遮断して、ソレノイド44を停止させるソレノイドの停止処理を行う。この停止処理が完了したら、次のステップS1600へ進む。
ステップS1600では、コイルバネ41の付勢力によって押圧された底板部33が取出位置βに到着したか否かが判定される。換言すると、ステップS1600では、取出位置β側に配置されたリミットスイッチ59がOFF状態からON状態へ移行したか否かが判定される。

0054

このステップS1600で底板部33が取出位置βに到着したと判定されなかった場合、底板部33が取出位置βに到着するまで、ステップS1600を繰り返す待機処理がなされる。
一方、ステップS1600で底板部33が取出位置βに到着したと判定された場合には、次のステップS2000へ進む。
このステップS1600で底板部33が取出位置βに到着したか否かの判定を行うのは、以下の理由によるものである。
すなわち、底板部33の上面に多くのメダルが残っている場合、メダルの重みで底板部33が取出位置βに到達することがない。一方、メダル受け皿6Aの内に貯留されているメダルのほぼ全部を遊技者がメダル収納箱へ移し替え終えると、底板部33に加わるメダルの重力荷重が軽くなり、底板部33が取出位置βに到達するようになるので、底板部33が取出位置βに到着したか否かの判定を行えば、メダルの移し替え完了を判定できる。

0055

受け皿駆動制御基板47は、これを利用して、底板部33が取出位置βに到達したことを以て、メダルの移し替え完了を判定するようになっている。
ステップS2000では、受け皿駆動制御基板47に内蔵のタイマ装置を起動するタイマ(T)の起動処理を行い、当該タイマ装置に計時を開始させる。このタイマ装置の計時が開始されたら、次のステップS2100へ進む。
ステップS2100では、タイマ装置の計時値Tが所定時間N(例えば、3分間)に達したか否かが判定される。
このステップS2100で計時値Tが所定時間Nに達したと判定されなかった場合、計時値Tが所定時間Nに達するまで、ステップS2100を繰り返す待機処理がなされる。

0056

一方、ステップS2100で計時値Tが所定時間Nに達したと判定された場合には、次のステップS2200へ進む。
ステップS2200では、タイマ装置を停止するタイマ(T)の停止処理を行う。タイマ装置を停止したら、次のステップS2300へ進む。
ステップS2300では、底板部33を貯留位置αに戻すために、モータ53を起動するモータの起動処理を行う。このステップS2300でモータ53を起動したら、次のステップS2400へ進む。
ここで、ステップS2100で所定時間Nだけ待機するのは、以下の理由からである。

0057

すなわち、底板部33が取出位置βに到着しても、メダル受け皿6Aの中に数枚のメダルが残っている場合もあるので、底板部33が取出位置βに到着した後、遊技者がメダル受け皿6Aの中のメダルをすべて取り出し終わるのに充分な時間を待てば、メダル受け皿6Aが空になり、メダル受け皿6Aが空の状態で、モータ53を起動することができるからである。
ステップS2400では、モータ53の駆動力で揺動する底板部33が貯留位置αに到着したか否かが判定される。換言すると、ステップS2400では、貯留位置α側に配置されたリミットスイッチ58がOFF状態からON状態へ移行したか否かが判定される。
このステップS2400で底板部33が貯留位置αに到着したと判定されなかった場合、底板部33が貯留位置αに到着するまで、ステップS2400を繰り返す待機処理がなされる。

0058

一方、ステップS2400で底板部33が貯留位置αに到着したと判定された場合には、次のステップS2500へ進む。
ステップS2500では、モータ53を停止するモータの停止処理を行う。モータを停止したら、最初のステップS1000へ戻り、停止指令信号を受信するまで、これら一連の処理を繰り返し行い、ステップS1000に到達した時点で停止指令信号を受信していると、受け皿駆動制御基板47の制御処理はすべて終了する。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、断面がL字形となるように、メダル受け皿6Aの底板部33及び前堰部35を一体化して可動皿部31を形成し、且つ、底板部33が水平な貯留位置αと、底板部33が傾斜した取出位置βとの二位置間について、可動皿部31を揺動可能としたので、メダル受け皿6Aの内部に貯留されているメダルを搬送用のメダル収納箱へ移し替えるにあたり、可動皿部31を揺動させることにより、底板部33を傾斜させれば、メダル受け皿6Aの内部に貯留されているメダルが自重で遊技者側に移動するうえ、前堰部35の内側面も傾斜するので、前堰部35の内側面に沿わせてメダルを移動させれば、片手でもメダル受け皿6Aの中からメダル収納箱の内部へとメダルを容易に移動させることができ、もう片方の手でメダル収納箱を持ちながらでも、メダルの移し替えが容易に行え、これにより、遊技者の便宜を充分に図ることができる。

0059

ここで、底板部33における後堰部37側に向けられた先端縁に、当該先端縁に沿って延びるとともに、後堰部37に対して進退可能に設けられたシール部材38と、このシール部材38を後堰部37に向かって付勢する板バネ39とを設けたので、底板部33の先端縁が後堰部37の内側面から離れようとすると、当該底板部33の先端縁に設けらたシール部材38が板バネ39に付勢されて後堰部37の内側面に向かって前進し、後堰部37の内側面との接触状態を維持するようになっている。
このため、底板部33を遊技者側へ傾斜させる際に、底板部33の先端縁が後堰部37の内側面から離れたとしても、板バネ39に付勢されたシール部材38が前進して後堰部37の内側面に接触し続け、底板部33の先端縁と後堰部37の内側面との間に隙間が形成されるのを未然に防止するようになっている。

0060

従って、メダルの移し替えを容易にするために、可動皿部31を揺動させるようにしても、底板部33の先端縁と後堰部37の内側面との間に隙間が形成されず、ひいては、底板部33の裏側の空間にメダルが落ち込むことがなくなり、底板部33の裏側にメダルが入り込んだために、メダル受け皿6Aの底板部33を水平状態に戻すことができない等の不具合も未然に防止することができる。従って、底板部33及び前堰部35を一体化した可動皿部31を揺動可能にすることで、メダルの移し替えを容易にしても、何ら問題が生じることがなく、遊技者の便宜を充分に図ることができる。
また、シール部材38の後堰部37に当接する先端縁にローラ40を回転自在に設けたので、シール部材38を後堰部37に向かって付勢する板バネ39の付勢力を充分確保する、換言すると、充分強力にすることにより、シール部材38が後堰部37の内側面に常に接触するようにしても、底板部33及び前堰部35を一体化した可動皿部31を円滑且つ確実に揺動させることができ、且つ、底板部33の裏側の空間にメダルが落ち込むことも確実に防止できる。

0061

これにより、底板部33を取出位置βまで容易且つ確実に移動できるようになり、ひいては、メダルのメダル受け皿6Aからメダル収納箱への移替作業の容易化を確実に実現でき、従って、遊技者の便宜を充分且つ確実に図ることができる。
さらに、底板部33を取出位置βに向かって付勢する付勢力を発揮するコイルバネ41と、底板部33を貯留位置αに停留させるラッチ棒42と、底板部33とラッチ棒42との係合を解除させるソレノイド44とを設け、遊技者が解除ボタン32を操作すると、ソレノイド44が底板部33とラッチ棒42との係合を解除するようにしたので、コイルバネ41の付勢力を充分確保しておけば、ソレノイド44の作動により、底板部33が自動的に傾斜するようになる。これにより、メダルが載って重たくなった底板部33を遊技者が手で傾斜させる手間が省け、この点からも、遊技者の便宜を充分に図ることができる。

0062

また、底板部33を取出位置βに向かって付勢する付勢力を発生するコイルバネ41を設け、且つ、ソレノイド44が作動すると、コイルバネ41が底板部33に貯留されたメダルの量に応じた傾斜角度まで当該底板部33を自動的に移動させるとともに、コイルバネ41が当該傾斜角度において当該底板部33を支持するようにし、また、板バネ39でシール部材38を付勢して、底板部33の先端縁からシール部材38が前進した寸法である前進量が、当該底板部33の傾斜角度に応じて増減するようにし、さらに、底板部33の先端縁から前進した前進量を示す指標45をシール部材38に設けたので、シール部材38の指標45を視認することにより、底板部33に貯留されたメダルのおおよその量を遊技者が認識することができる。

0063

これにより、底板部33が自動的に傾斜するのにともない、メダル受け皿6Aに貯留されたメダルのおおよそ量がシール部材38の指標45によって自動的に示され、これにより、遊技者は、メダルの枚数等を数えなくとも、解除ボタン32を操作すれば、メダルのおおよその量を知ることができ、この点からも、遊技者の便宜を充分に図ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、メダル遊技機としては、スロットマシンに限らず、遊技場ゲームセンター等に設置されるビデオゲームや、メダルの投入により遊技が開始できる雀球遊技機等でもよく、本発明は、遊技媒体としてメダルを利用するメダル遊技機全般に適用することができる。

図面の簡単な説明

0064

本発明の一実施形態に係る遊技機であるスロットマシンの全体を示す正面図である。
前記実施形態に係るスロットマシンの内部を示す正面図である。
前記実施形態に係るメダル受け皿を示す縦断面図である。
前記実施形態に係るメダル受け皿を示す平断面図である。
前記実施形態に係る底板部の先端縁近傍を示す拡大平面図である。
前記実施形態に係るスロットマシンの制御系を示すブロック図である。
前記実施形態に係るメダル受け皿の動作を説明するためのフローチャートである。

符号の説明

0065

1メダル遊技機としてのスロットマシン
6Aメダル受け皿
7Bメダル投入口
33底板部
35 前堰部
36側堰部
37 後堰部
38シール部材
39弾性部材としての板バネ
40ローラ
41付勢手段としてのコイルバネ
42停留手段としてのラッチ棒
44係合解除手段としてのソレノイド
45指標
α貯留位置
β 取出位置

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