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技術 画像形成装置および画像情報保存方法

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 林京一郎
出願日 2008年1月29日 (12年9ヶ月経過) 出願番号 2008-017885
公開日 2009年8月13日 (11年3ヶ月経過) 公開番号 2009-182429
状態 特許登録済
技術分野 FAX原画の編集 ファクシミリ一般 タイプライター等へのデジタル出力 FAX画像情報の記憶
主要キーワード 各条件項目 ボックス出力 選択肢リスト トリミング量 出力条件設定 編集回数 基本画像データ トリミング位置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年8月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集制約を軽減する。

解決手段

画像読取部1は、原稿から画像を読み取り基本画像データ21を生成する。制御部7は、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定する。情報格納部5は、基本画像データ21、および読取条件設定(編集情報22)を関連付けて保存画像情報31として格納する。そして、制御部7は、基本画像データ21の出力時にユーザにより指定される画像出力時の出力条件設定を特定する。また、制御部7は、その基本画像データ21の読取条件設定および出力条件設定から編集内容を決定する。画像編集部6は、決定された編集内容でその基本画像データ21を編集し出力画像データを生成する。制御部7は、印刷部2または通信部3へ出力画像データを出力する。

概要

背景

複合機には、文書から画像読み取りにより得られた画像データをハードディスクドライブなどにおける文書ボックスに格納して保存しておき、後で、文書ボックスから画像データを読み出して文書の印刷などを行うことができるボックス機能を有しているものがある(例えば特許文献1参照)。

特開2006−202197号公報

概要

ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集制約を軽減する。画像読取部1は、原稿から画像を読み取り基本画像データ21を生成する。制御部7は、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定する。情報格納部5は、基本画像データ21、および読取条件設定(編集情報22)を関連付けて保存画像情報31として格納する。そして、制御部7は、基本画像データ21の出力時にユーザにより指定される画像出力時の出力条件設定を特定する。また、制御部7は、その基本画像データ21の読取条件設定および出力条件設定から編集内容を決定する。画像編集部6は、決定された編集内容でその基本画像データ21を編集し出力画像データを生成する。制御部7は、印刷部2または通信部3へ出力画像データを出力する。

目的

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することが可能な画像形成装置および画像情報保存方法を得ることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

原稿から画像を読み取り所定のデフォルト読取条件に適合した基本画像データを生成する画像読取手段と、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定する読取条件特定手段と、前記基本画像データ、および前記読取条件特定手段により特定された読取条件設定を関連付けて保存画像情報として格納する情報格納手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置

請求項2

前記情報格納手段に格納されている前記基本画像データに対して、その基本画像データに関連付けられている前記読取条件設定を適用して、プレビュー画像データを生成する画像編集手段と、前記画像編集手段により生成された前記プレビュー画像データに基づきプレビュー画像を所定の表示装置に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項3

前記情報格納手段に格納されている前記基本画像データを出力するときにユーザにより指定される画像出力時の出力条件設定を特定する出力条件特定手段と、その基本画像データに関連付けられている前記読取条件設定、および前記出力条件特定手段により特定された前記出力条件設定から、その基本画像データの編集内容を決定する編集内容決定手段と、前記編集内容決定手段により決定された編集内容でその基本画像データを編集出力画像データを生成する画像編集手段と、前記出力画像データを出力する出力手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項4

前記情報格納手段に格納されている1または複数の前記保存画像情報のリストを所定の表示装置に表示させる場合に、前記保存画像情報ごとに、その保存画像情報の基本画像データに前記読取条件設定を適用して生成されたサムネイル画像を表示させる制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項5

前記読取条件設定は、カラー設定解像度設定および画質設定のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項6

前記デフォルト読取条件のうち、カラー設定についてはカラーが指定されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項7

前記デフォルト読取条件のうち、解像度設定については、原稿サイズに拘わらず一定の標準解像度が指定されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項8

原稿から画像を読み取り所定のデフォルト読取条件に適合した基本画像データを生成するステップと、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定するステップと、前記基本画像データ、および前記読取条件特定手段により特定された読取条件設定を関連付けて保存画像情報として所定の記録媒体に格納するステップと、を備えることを特徴とする画像情報保存方法

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置および画像情報保存方法に関するものである。

背景技術

0002

複合機には、文書から画像読み取りにより得られた画像データをハードディスクドライブなどにおける文書ボックスに格納して保存しておき、後で、文書ボックスから画像データを読み出して文書の印刷などを行うことができるボックス機能を有しているものがある(例えば特許文献1参照)。

0003

特開2006−202197号公報

発明が解決しようとする課題

0004

このようなボックス機能では、画像読み取り時にユーザにより設定された読取条件に適合した画像データが生成され、文書ボックスに保存される。そして、文書ボックスに格納された画像データが、文書の印刷などの出力時にはそのまま使用される。

0005

また、文書の印刷などの出力時にも、ユーザにより条件設定が可能である。したがって、文書ボックスからの画像データ出力時にユーザにより設定された出力条件が読取条件と異なる場合には、文書ボックスに保存されている画像データは、出力条件に適合するように編集された後に出力される。

0006

このため、文書ボックスへの保存時に適用される読取条件に適合させるための編集と、文書ボックスからの出力時に適用される出力条件に適合させるための編集という、2回の編集が画像データに対して行われることが多い。

0007

このように、画像データに対して編集が複数回行われると、その都度、画像が劣化してしまう。また、読取条件に適合した画像データで保存されるため、例えば、読み取られたカラー画像モノクロ画像へ編集してから画像データが保存されている場合には、その画像データに基づきカラー画像を出力することはできない。このように、文書ボックスからの出力時に再編集が制約されることもある。

0008

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することが可能な画像形成装置および画像情報保存方法を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。

0010

本発明に係る画像形成装置は、原稿から画像を読み取り所定のデフォルト読取条件に適合した基本画像データを生成する画像読取手段と、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定する読取条件特定手段と、基本画像データ、および読取条件特定手段により特定された読取条件設定を関連付けて保存画像情報として格納する情報格納手段とを備える。

0011

これにより、画像データがデフォルト読取条件で格納されるため、出力時の編集の際に、読取条件に適用させるための編集を行っていない画像データを使用することができる。このため、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。

0012

また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、画像形成装置は、情報格納手段に格納されている基本画像データに対して、その基本画像データに関連付けられている読取条件設定を適用して、プレビュー画像データを生成する画像編集手段と、画像編集手段により生成されたプレビュー画像データに基づきプレビュー画像を所定の表示装置に表示させる制御手段とをさらに備える。

0013

これにより、基本画像データを保存していても、画像データ出力前のプレビュー画像として、基本画像データによる画像ではなく、読取条件を適用した画像データの画像が表示される。このため、ユーザは、そのプレビュー画像に対して適切に出力条件を設定することができる。

0014

また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、画像形成装置は、情報格納手段に格納されている基本画像データを出力するときにユーザにより指定される画像出力時の出力条件設定を特定する出力条件特定手段と、その基本画像データに関連付けられている読取条件設定、および出力条件特定手段により特定された出力条件設定から、その基本画像データの編集内容を決定する編集内容決定手段と、編集内容決定手段により決定された編集内容でその基本画像データを編集し出力画像データを生成する画像編集手段と、出力画像データを出力する出力手段とをさらに備える。

0015

これにより、画像データ出力時に、読取条件と出力条件を考慮した条件で編集がまとめて1回で行われるため、画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。

0016

また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、画像形成装置は、情報格納手段に格納されている1または複数の保存画像情報のリストを所定の表示装置に表示させる場合に、保存画像情報ごとに、その保存画像情報の基本画像データに読取条件設定を適用して生成されたサムネイル画像を表示させる制御手段をさらに備える。

0017

これにより、読取条件に適合したサムネイル画像がリスト表示されるため、基本画像データを保存していても、ユーザは、画像の保存状態を正しく把握することができる。

0018

また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、読取条件設定には、カラー設定解像度設定、および画質設定のうちの少なくとも1つが含まれる。

0019

また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、デフォルト読取条件のうち、カラー設定についてはカラーが指定される。

0020

これにより、ユーザにより設定された読取条件がモノクロであっても、出力条件におけるカラー設定にカラーを設定することができ、カラーの画像データを出力することができる。

0021

また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、デフォルト読取条件のうち、解像度設定については、原稿サイズに拘わらず一定の標準解像度が指定される。

0022

これにより、ユーザにより設定された読取条件が標準解像度より低い低解像度であっても、出力条件における解像度設定に高解像度を設定することができ、高解像度の画像データを出力することができる。

0023

本発明に係る画像情報保存方法は、原稿から画像を読み取り所定のデフォルト読取条件に適合した基本画像データを生成するステップと、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定するステップと、基本画像データ、および読取条件特定手段により特定された読取条件設定を関連付けて保存画像情報として所定の記録媒体に格納するステップとを備える。

0024

これにより、画像データがデフォルト読取条件で格納されるため、出力時の編集の際に、読取条件に適用させるための編集を行っていない画像データを使用することができる。このため、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。

発明の効果

0025

本発明によれば、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。

発明を実施するための最良の形態

0026

以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。

0027

図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1において、画像読取部1は、自動原稿給紙装置により給紙されてきた原稿またはユーザにより載置された原稿の片面または両面に対して光を照射しその反射光等を受光して原稿の画像を読み取り画像データとして出力する装置である。

0028

また、印刷部2は、画像読取部1により生成された画像データおよび文書ボックス11に格納されている画像データに基づき文書画像を印刷する装置である。

0029

また、通信部3は、電話回線コンピュータネットワークなどを介して画像データを送信する装置である。通信部3は、例えばネットワークインタフェースカードモデムなどを有する。

0030

また、操作パネル部4は、図示せぬ表示装置および入力装置を備え、ユーザインタフェースを実現する装置である。表示装置としては、液晶ディスプレイなどのディスプレイなどが使用される。入力装置としては、キースイッチ、表示装置の画面上に配置された透明なタッチパネルなどが使用される。例えば、ボタンなどの操作部の画像が表示装置により表示され、その操作部に対する操作がタッチパネルにより検出される。この操作パネル部4の入力装置により、画像読み取り時の読取条件の設定操作が検出される。

0031

また、情報格納部5は、画像読取部1により生成された画像データなどを格納する装置である。情報格納部5では、記憶領域が文書ボックス11として確保され、文書ボックス11内に画像データが格納される。情報格納部5としては、ハードディスクドライブなどといった、読み書き可能な記録媒体を駆動する装置が使用される。

0032

情報格納部5は、ボックス保存機能により生成された、基本画像データ21、編集情報22、およびサムネイル画像データ23を1組の保存画像情報として格納する。

0033

基本画像データ21は、画像読取部1により生成された画像データであって、デフォルト読取条件に適合した画像データである。デフォルト読取条件は、例えば、カラー設定、解像度設定および画質設定についてのデフォルト値の組み合わせである。具体的には、例えば、カラー設定のデフォルト値は「カラー」とされ、解像度設定のデフォルト値は600dpi(dot per inch)とされ、画質設定のデフォルト値は「高」とされる。

0034

編集情報22は、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定である。読み取り条件設定は、ユーザにより指定された、例えばカラー設定、解像度設定および画質設定の組み合わせである。

0035

サムネイル画像データ23は、基本画像データ21に編集情報22を適用し所定の低解像度に縮小することで生成された画像データである。

0036

また、画像編集部6は、画像データの色数解像度画質データフォーマットなどを変更することで新たな画像データを生成する処理部である。画像編集部6は、基本画像データ21から、サムネイル画像データ23、プレビュー画像データ、出力画像データなどを生成する。

0037

また、制御部7は、操作パネル部4の入力装置に対するユーザ操作などに従って、画像読取部1、印刷部2、通信部3、操作パネル部4、情報格納部5および画像編集部6を制御する処理部である。制御部7は、原稿読み取り時に、操作パネル部4の入力装置により検出された設定操作に基づき読取条件設定を特定する。また、制御部7は、基本画像データ21の出力時に、操作パネル部4の入力装置により検出された設定操作に基づき出力条件設定を特定する。また、制御部7は、出力対象の基本画像データ21に関連付けられている読取条件設定、および出力条件設定に基づいて、その基本画像データ21から出力画像データを生成するための編集内容を決定する。

0038

なお、画像編集部6および制御部7は、例えば、コンピュータプログラムを実行するコンピュータデジタルシグナルプロセッサなどにより実現される。

0039

この画像形成装置において、画像読取部1は画像読取手段の一例であり、情報格納部5は情報格納手段の一例であり、画像編集部6は画像編集手段の一例であり、制御部7は読取条件特定手段、制御手段、出力条件特定手段、編集内容決定手段および出力手段の一例である。

0040

次に、上記装置の動作について説明する。

0041

図2は、図1に示す画像形成装置によるボックス機能における各種処理を示す図である。ボックス機能には、主に、(1)ボックス保存、(2)ボックスプレビュー、(3)ボックス出力という3つの処理がある。

0042

以下、各処理について説明する。

0043

(1)ボックス保存

0044

ボックス保存は、画像読取部1により読み取られた画像を、ユーザにより指定された読取条件設定とともに、保存画像情報31として文書ボックス11に保存する処理である。操作パネル部4に対するユーザ操作により、ボックス保存が選択されると、ボックス保存処理が実行される。

0045

図3は、図1に示す画像形成装置によるボックス保存処理を説明するフローチャートである。以下、図3を参照して、ボックス保存処理について説明する。

0046

ボックス保存では、まず、ユーザにより読取条件が指定される。読取条件には、カラー、解像度、画質などの条件が含まれる。例えば、操作パネル部4の表示装置に各条件項目について選択肢リストが表示され、その中から、ユーザは、操作パネル部4の入力装置を操作し、所望の値を選択する。この選択操作は、操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。そして、制御部7は、その選択操作に基づき、ユーザによる読取条件設定を特定する(ステップS1)。この読取条件設定は、図示せぬRAMなどに一時的に編集情報22として記憶される。

0047

ユーザにより読取条件が指定された後、画像読み取りのための操作が操作パネル部4に対して行われる。この操作は、操作パネル部4の入力装置により検出され、制御部7に通知される。制御部7は、その操作に対応して、画像読取部1を制御し、原稿の画像を読み取らせる(ステップS2)。これにより、画像読取部1は、原稿の画像を読み取り、デフォルト読取条件で基本画像データ21を生成する(ステップS3)。この基本画像データ21は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。

0048

そして、制御部7は、その基本画像データ21および編集情報22からサムネイル画像データ23を生成し、その基本画像データ21、編集情報22およびサムネイル画像データ23を1組の保存画像情報31として、ユーザにより指定された文書ボックス11に格納する(ステップS4)。

0049

つまり、この実施の形態のボックス保存では、ユーザにより指定された読取条件が反映されていない画像データ(つまり、基本画像データ21)と、ユーザにより指定された読取条件(つまり、編集情報22)とが関連付けられて、1つの保存画像情報31として文書ボックス11に格納される。これにより、ユーザの意図した読み取り画像は、1つの保存画像情報31として保存されている。

0050

(2)ボックスプレビュー

0051

ボックスプレビューは、文書ボックス11内の保存画像情報31からプレビュー画像データを生成しそのプレビュー画像データに基づく画像を表示する処理である。操作パネル部4に対するユーザ操作により、ボックスプレビューが選択されると、ボックスプレビュー処理が実行される。

0052

図4は、図1に示す画像形成装置によるボックスプレビュー処理を説明するフローチャートである。以下、図4を参照して、ボックスプレビュー処理について説明する。

0053

ボックスプレビューでは、まず、文書ボックス11内の保存画像情報31のリストが操作パネル部4に表示され、操作パネル部4に対するユーザ操作によりプレビュー対象の保存画像情報31が選択される。その際、リストにおける各保存画像情報31として、サムネイル画像データ23に基づくサムネイル画像、編集情報22などが表示される。ユーザによる選択操作は、操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。そして、制御部7は、その選択操作に基づき、プレビュー対象である保存画像情報31を特定する(ステップS11)。

0054

プレビュー対象を特定すると、制御部7は、その保存画像情報31の基本画像データ21および編集情報22を文書ボックス11から読み出す(ステップS12)。この基本画像データ21および編集情報22は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。

0055

次に、制御部7は、プレビュー画像データの生成を画像編集部6に実行させる(ステップS13)。画像編集部6は、その基本画像データ21に対して編集情報22を適用して所定の解像度でプレビュー画像データを生成する。例えば、基本画像データ21のカラー設定が「カラー」であり、編集情報22におけるカラー設定が「モノクロ」である場合には、画像編集部6は、基本画像データ21内のカラー情報破棄して、モノクロのプレビュー画像データを生成する。生成されたプレビュー画像データは、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。

0056

そして、制御部7は、操作パネル部4を制御して、プレビュー画像データに基づき、ユーザにより指定された保存画像情報31のプレビュー画像を操作パネル部4の表示装置に表示させる(ステップS14)。

0057

つまり、この実施の形態のボックスプレビューでは、プレビュー時に、画像読み取り時にユーザにより指定された読取条件が基本画像データ21に適用される。このように、プレビュー時にはユーザにより指定された読取条件が適用されたプレビュー画像が表示されるため、ユーザにより指定された読取条件が適用されていない基本画像データ21が文書ボックス11に格納されていることがユーザに意識されずに済む。

0058

(3)ボックス出力

0059

ボックス出力は、文書ボックス11内の保存画像情報31から出力画像データを生成し出力する処理である。操作パネル部4に対するユーザ操作により、ボックス出力が選択されると、ボックス出力処理が実行される。ボックス出力としては、ボックス印刷ボックス送信などがある。ボックス印刷では、出力先が印刷部2となり、出力画像データに基づき原稿画像が印刷される。ボックス送信では、出力先が通信部3となり、出力画像データが電子メール、FTP(File Transfer Protocol)、ファクシミリ送信などの所定の通信プロトコルに基づいて外部へ送信される。

0060

図5は、図1に示す画像形成装置によるボックス出力処理を説明するフローチャートである。以下、図5を参照して、ボックス出力処理について説明する。

0061

ボックス出力では、まず、文書ボックス11内の保存画像情報31のリストが操作パネル部4に表示され、操作パネル部4に対するユーザ操作により出力対象の保存画像情報31が選択される。その際、リストにおける各保存画像情報31として、サムネイル画像データ23に基づくサムネイル画像、編集情報22などが表示される。ユーザによる選択操作は、操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。そして、制御部7は、その選択操作に基づき、出力対象である保存画像情報31を特定する(ステップS21)。

0062

出力対象を特定すると、制御部7は、その保存画像情報31の編集情報22を文書ボックス11から読み出し、操作パネル部4に表示させる(ステップS22)。

0063

ここで、ユーザにより出力条件が指定される。出力条件には、カラー、解像度、画質などの条件が含まれる。例えば、操作パネル部4の表示装置に各条件項目について選択肢リストが表示され、その中から、ユーザは、操作パネル部4の入力装置を操作し、所望の値を選択する。この選択操作は、操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。そして、制御部7は、その選択操作に基づき、ユーザによる出力条件設定を特定する(ステップS24)。この出力条件設定は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。

0064

次に、制御部7は、編集情報22および出力条件設定から、基本画像データ21から出力画像データを生成する際の、変更すべき条件項目とその変更量(以下、出力編集情報という)を特定する(ステップS25)。この出力編集情報は、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。

0065

このとき、絶対値が指定される条件項目については、デフォルト読取条件と出力条件設定での値との差違が変更量として特定される。例えば、デフォルト読取条件の解像度が600dpiであり、読取条件設定(編集情報22)の解像度が300dpiであり、出力条件設定の解像度が600dpiである場合には、解像度は変更されない(つまり、変更量はゼロとされる)。また、例えば、デフォルト読取条件のカラー設定がカラーであり、読取条件設定(編集情報22)のカラー設定がカラーであり、出力条件設定のカラー設定がモノクロである場合には、画像データのカラーは変更される。

0066

また、このとき、相対値が指定される条件項目については、編集情報22での値と出力条件設定での値とを合成して変更量が特定される。例えば、デフォルト読取条件での拡大/縮小設定が100パーセントであり、読取条件設定(編集情報22)での拡大/縮小設定が50パーセントであり、出力条件設定での拡大/縮小設定が200パーセントである場合には、基本画像データ21から出力画像データを生成する際の拡大/縮小設定は100パーセント(=50パーセント×200パーセント)とされる。このため、出力画像データ生成時に、拡大/縮小は行われない。また、例えば、デフォルト読取条件での拡大/縮小設定が100パーセントであり、読取条件設定(編集情報22)での拡大/縮小設定が50パーセントであり、出力条件設定での拡大/縮小設定が100パーセントである場合には、基本画像データ21から出力画像データを生成する際の拡大/縮小設定は50パーセント(=50パーセント×100パーセント)とされる。このため、出力画像データ生成時に、50パーセントの縮小処理が行われる。なお、縮小処理では、画像データの画素間引くことで新たな画像データが生成される。また、拡大処理では、画像データの画素を補完して挿入することで新たな画像データが生成される。

0067

制御部7は、上述のようにして出力編集情報を特定すると、出力画像データの生成を画像編集部6に実行させる(ステップS26)。画像編集部6は、その基本画像データ21に対して、出力編集情報を適用して出力画像データを生成する。この出力画像データは、図示せぬRAMなどに一時的に記憶される。

0068

そして、制御部7は、生成された出力画像データを出力する(ステップS27)。このとき、ボックス印刷の場合、出力画像データが印刷部2に出力され、印刷部2により原稿画像が印刷される。また、ボックス送信の場合、出力画像データが通信部3に出力され、通信部3により出力画像データが外部へ送信される。

0069

つまり、この実施の形態のボックス出力では、出力時に、画像読み取り時にユーザにより指定された読取条件および出力条件が考慮された出力編集情報が生成され基本画像データ21に適用される。すなわち、出力時に読取条件および出力条件が一括して適用される。このように、読取条件および出力条件が適用された画像データが出力されるため、ユーザにより指定された読取条件が適用されていない基本画像データ21が文書ボックス11に格納されていることがユーザに意識されずに済む。

0070

以上のように、上記実施の形態によれば、画像読取部1は、原稿から画像を読み取りデフォルト読取条件に適合した基本画像データ21を生成する。制御部7は、ユーザにより指定される画像読み取り時の読取条件設定を特定する。情報格納部5は、基本画像データ21、および読取条件設定(編集情報22)を関連付けて保存画像情報31として格納する。

0071

これにより、画像データがデフォルト読取条件で格納されるため、出力時の編集の際に、読取条件に適用させるための編集を行っていない基本画像データ21を使用することができる。このため、ボックス機能を使用する際の画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。

0072

また、上記実施の形態によれば、画像編集部6は、情報格納部5に格納されている基本画像データ21に対して、その基本画像データ21に関連付けられている読取条件設定を適用してプレビュー画像データを生成する。制御部7は、そのプレビュー画像データに基づきプレビュー画像を所定の表示装置に表示させる。

0073

これにより、基本画像データ21が保存されていても、画像データ出力前のプレビュー画像として、基本画像データ21による画像ではなく、読取条件を適用した画像データの画像が表示される。このため、ユーザは、そのプレビュー画像に対して適切に出力条件を設定することができる。

0074

また、上記実施の形態によれば、制御部7は、情報格納部5に格納されている基本画像データ21を出力するときにユーザにより指定される画像出力時の出力条件設定を特定する。また、制御部7は、その基本画像データ21に関連付けられている読取条件設定、および出力条件設定から、その基本画像データ21の編集内容を決定する。そして、画像編集部6は、決定された編集内容でその基本画像データ21を編集し出力画像データを生成する。制御部7は、ボックス出力の種別に応じて、印刷部2または通信部3へ出力画像データを出力する。

0075

これにより、画像データ出力時に、読取条件と出力条件を考慮した条件で編集がまとめて1回で行われるため、編集回数が減り、画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。

0076

また、上記実施の形態によれば、制御部7は、情報格納部5に格納されている1または複数の保存画像情報31のリストを所定の表示装置に表示させる場合に、保存画像情報31ごとに、その保存画像情報31の基本画像データに読取条件設定を適用して生成されたサムネイル画像を表示させる。

0077

これにより、読取条件に適合したサムネイル画像がリスト表示されるため、基本画像データ21が保存されていても、ユーザは、画像の保存状態を正しく把握することができる。

0078

なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。

0079

例えば、上記実施の形態において、保存画像情報31にサムネイル画像データ23を含めないようにしてもよい。

0080

また、上記実施の形態においてはプレビュー画像データをボックスプレビュー時に生成しているが、プレビュー画像データをサムネイル画像データ23と同様に生成し、保存画像情報31に予め含めておき、ボックスプレビュー時に使用するようにしてもよい。その場合、プレビュー画像データをサムネイル画像データ23として使用するようにしてもよい。

0081

また、上記実施の形態において、ユーザにより、文書ボックス11に保存されている画像(つまり、保存画像情報31による画像)を変更可能としてもよい。その場合、以下のような、保存画像編集処理が実行される。例えば、プレビュー画像が表示された後、変更後の条件設定(カラー設定、解像度設定など)がユーザにより入力される。その入力操作が操作パネル部4により検出され、制御部7に通知される。制御部7は、その条件設定で編集情報22を更新する。そして、画像編集部6は、更新後の編集情報22を使用してプレビュー画像データを再生成する。制御部7は、その再生成されたプレビュー画像を操作パネル部4の表示装置に表示させる。このように、保存画像編集処理では、文書ボックス11に格納されている画像が編集される。その際、ユーザによる設定変更に応じて、基本画像データ21は変更されずに編集情報22が変更される。このようにすることで、画像データ出力時になるまで何回保存画像編集処理が実行されても、保存されている基本画像データ21は編集されないため、画像データの編集回数が出力時の1回となり、画像劣化および再編集の制約を軽減することができる。

0082

また、上記実施の形態において、各条件設定において画像のトリミングを指定可能としてもよい。その場合、基本画像データ21はトリミングされずに、トリミング情報トリミング位置およびトリミング量)が編集情報22に含められる。そして、出力時およびプレビュー時に、そのトリミング情報が反映されたプレビュー画像データおよび出力画像データが生成される。この場合、例えば、読取条件設定においてトリミングが指定されていても、出力条件設定においてトリミングを解除することで、オリジナルのサイズの画像データを出力することができる。

0083

本発明は、例えば、コピー機能ファクシミリ機能などを備えた複合機に適用可能である。

図面の簡単な説明

0084

本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す画像形成装置によるボックス機能における各種処理を示す図である。
図1に示す画像形成装置によるボックス保存処理を説明するフローチャートである。
図1に示す画像形成装置によるボックスプレビュー処理を説明するフローチャートである。
図1に示す画像形成装置によるボックス出力処理を説明するフローチャートである。

符号の説明

0085

1画像読取部(画像読取手段)
5情報格納部(情報格納手段,所定の記録媒体)
6画像編集部(画像編集手段)
7 制御部(読取条件特定手段,制御手段,出力条件特定手段,編集内容決定手段,出力手段)
21 基本画像データ

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